何回味わった事
口の中の鉄の味
貴方につけられた
赤黒ひ花弁
涙を見せれば
貴方は笑む
光無き瞳
私を映し乍
綺麗だと云い
私の口の中を
貴方の其れで荒しく掻き回す
あぁ!
もっと私を
其の加虐の愛で
歪に
貴方の元へと
堕としてくれ
>>59の詩の別視点の詩ですよ。
乃公が君に付けた
赤と黒が混じった
印を見る度に
君が乃公の物だと云う事に
綺麗だと云う事に
何時も気付かされるよ
人は思うだろう
其れが愛なのか
おかしいと
だが其の事でしか
愛を確かめる
与える事しか出来ない
彼女もわかってくれている
それで良いじゃないか
リンドウの花が散る迄
加虐の愛を
第肆部
『竜胆女 加』
>>71
『竜胆男 虐』
>>61>>62>>63>>64
『御伽語 火茅兎』(かちかち山)
>>65>>66>>67
『災笛』(ハーメルンの笛吹き男)