>>12のつづき
『リーリエ、お前ん家ってここなのか?』
「…はい。博士の助手をしていて。」
『そうか、凄いな!』
「ピッカ!」
リーリエは照れて、頬を掻きながら「そんなことないですよ…///」と言った。
「よーし、飯にするぞ。」
「「はーい!」」「ピッカー!」
『ゲッコウガ、出て来い!』
「コウガ」
そして、ご飯の準備を終え、食べていた。
博士が作ったカレーをパクパクと食べていた俺と、笑顔で食べるピカチュウとゲッコウガと岩の首輪っぽいのをして犬のポケモンだった。
「お2人共、お口に合いますか?」
『そのポケモンフーズってリーリエがやってたのか!?』
「はい!」
『すっげー!きっとピカチュウもケッコウガも美味しそうに食べてると思うぜ!』
リーリエはピカチュウとゲッコウガの顔を見ていた。すると、リーリエは笑顔に微笑んでいた。そのとき、ピカチュウに触れようと思った瞬間…俺は期待していたが、ピカチュウが動いたからリーリエは叫んだ。
「やっぱり、触れません…!!」
『でも、自分から行ったのも1つの成長だ、これからも頑張ればその内、触れるから。俺、手伝うよ、だから頑張ろうぜ!』
「はい!」
このとき、リーリエと話していたときに、みんな食べ終えていてそれを見た博士は驚きを隠さなかった。
『あ、博士。このポケモンは?』
「こいつは、イワンコ。とっても懐きやすいポケモンだ。」
『イワンコ、こっちだ。』
「ワンワン!」
全速力で走ってきたイワンコを俺は受け止めた。そして首をこすりつけてきた。
『いててててて!』
「ピ、ピーカー!」
俺にやってきたイワンコはピカチュウにもやっていた。そのときのイワンコは笑顔でこすりつけていた。
「イワンコはそれくらい愛しているんですよ。だから、これくらいは我慢することがトレーナーに必要です。」
「そう。痛みは愛情表現だ!」
*
『ピカチュウ……じゅうまん…ボルトだ………』
「ピカチュー………」
俺とピカチュウは寝言を言いながら寝ていた。
楽しいことが待っていると思いぐっすり寝ている。そして俺たちが寝ているときに、カプ・コケコがジーッと見ていたのは誰も知らなかった。
-No side-
カプ・コケコが通り過ぎていたとき、ゲッコウガは目を覚ました。時間帯はまだAM3:00程度。ゲッコウガは綺麗な満月を見上げていた。
「コウガ…」
ゲッコウガは、外に出て行った。何かの気配を感じていたようだった。
「コウ…!?」
ゲッコウガは後ろを向いた。そこから謎の穴が出て来た。そこからポケモンが現れて来たが、見たこともない不思議なポケモンだった。そのポケモンは白く、クラゲのようにフワフワ浮いていて奇声をあげる。
「ぷるぷる……」
『ゲッコウガー!』
「ピカピカチュウ!」
「コウガ!」
「あのポケモンは…!?」
リーリエは驚いていた。しかも、そのポケモンの形はリーリエの髪に似ている。リーリエはこのことを知っているのだろうか。サトシは聞いてみることにした。
『リーリエ、あのポケモンは?』
「いえ、分かりません…」
「ぷるぷる…」
謎のポケモンは奇声をあげて攻撃をしようとした。サトシはゲッコウガに指示を出した。
『ケッコウガ、みずしゅりけん!』
「コウ…ガッ!」
みずしゅりけんは見事に命中した。しかし、そう簡単には倒せていない…。しかも、謎のポケモンからオーラを放っているからすぐに倒せるような相手じゃなかった。
『長期戦になりそうだな…』
「コウガ…」
「サトシ、どうするんですか…長期戦は流石に……」
リーリエは負けそうで不安になっていたが…
『大丈夫だ。俺を信じてくれ…』
サトシは、まだ余裕そうな表情を出していた。
「…分かりました。」
『ゲッコウガ、フルパワーで行くぞ!』
『うおおぉぉぉ〜!!』「コウガアアァァァ〜!!」
「な、何ですか…!?」
ゲッコウガに水の渦が起こり、次第に背中に巨大なみずしゅりけんになり、ゲッコウガは、サトシっぽくなった。
「コウガ…!」
「……凄い。」
>>19のつづき
『何だったんだろう……』
「ピーカ?」
『って、遅れるぞ!!急げー!』
「ピーカー!!」
「コウガ…;;」ダッ
*
全力で走って教室に入ると、みんなは誰かを待っているかのようにそわそわしていた。
『おーい!みん…な?どうしたんだ?』
「サトシ、遅いぞ。」
『え?』
俺はキョトンとした。
え?なんか約束したっけ?すっかり記憶がないな……。
「やっぱり、忘れてましたね。」
「まぁ、サトシらしいって言うか…」
「サトシがやりそうなことだったね。」
なんかみんなが呆れていた。そこまで、待ってたのか………。
『あはは、悪りぃ悪りぃ……』
「ピーカ……」
「でも、分からなくはないですよ。昨日散々でしたから。」
確かにリーリエの言う通りだ。>>13-19のときはとても大変だったと今でも思う。
リーリエの話でみんなは首を傾げる。
「そ・れ・よ・り……」
マオが場の空気を変えるようにしていた。それを聞いたみんなはわくわくしていた。それに対して俺はちんぷんかんぷん。
「サトシの凄いと言うところをみんなで言い合うよー!!」
「サトシと言ったら、電気タイプに強そうだよね!?」
「マルマル!」
『あはは、ある意味な。』