第1章 Eサイレン女王の秘密3
キューレボルンが居ないって、最高だわ。
私は、最上階で市民の幸福と不幸のグラフを見ていたりしているんです。
「まったく最近は、アバターのオンディーヌ達が観察してくれているけど……」
何かが変だってことに、気付く。
「オンディーヌが,少し最近異常な電波を送って来るから私は時々破損されそうになって困る……」
何なのよ!
この今まで無い感情を想うと胸が苦しくなったり,熱くなってきたりだからもう捨てるしか無いんだわ!
そう独り言を言っているとキューレボルンがモニターから、顔を映して話し出した。
《どうしましたか、我らが女王陛下(ハー・マジェスティ)?》
私はタメ息を吐き、何でも無いとキューレボルンに告げたけど分かっていると99.9%分かるんです。
>>59はサイレン女王sideでした。初音ではありません。
第1章 Eサイレン女王の秘密4
今日は土曜日で、昼からの授業なんだけど初音が無防備に机で伏せて寝ていた。
静かに机に向かい椅子に座りながら,初音の寝顔を見て起こしたらいけないけど皆が来ると思い優しく体を揺さぶってみた。
「スゥ〜スゥ〜」
寝息だけが聞こえてきただけで、揺さぶっても起きないからどうしようと思いつつ初音の片方のツインテールを触った。
「初音の髪は綺麗だ」
初音の髪にじゃれていると,僕は今見とれていたのか?
「ん〜〜,あれ漣君お早うっ……!?」
初音は僕が片方の髪にじゃれているから驚いていた。
「……れ,漣君?」
初音は離して欲しい様になっているから、僕は髪を離した。
第1章 F遥の初恋5
昨日のことは驚いたけど、漣が早くに初音と何かあったって聞き出してきそうだな!
日曜の朝に初音の家の前に集合した。
「お待たせ……」
素っ気無い表情では、初音に嫌われると感じた。
何故こんなことを思うんだ,俺。
おかしいぞ!!
>>59はサイレン女王sideです。
第1章 F遥の初恋6
消される前にやって置くことが,あるの。
私と初音(オンディーヌ)は、もう少しでってあれ噂をすれば…
初音(オンディーヌ)達がいるのが見えた。
でもって、不幸分子のはずなのに幸せに見えるのは……?
もしかして、遥かな?
私はヒトと恋をする,それは危険だって教わったけど―――
不幸分子がサイレン女王の敵っていうことは知ってる。
でも,遥は初音に恋心を持っていると思う。