時を駆けて、初恋*します。

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1:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/03(日) 16:18


*プロローグ*

出逢えたら良かった。
でも。

「私たちは出逢ったらいけなかった。すぐに、もとの世に戻れ」

私たちは逢ったらダメだった。
彼は、そう言った。

2:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/03(日) 16:21

ご挨拶

リリカです。
掛け持ちけっこうしてます!
切り詰めて(そこは言わない!by七瀬)
はい、頑張ります。

荒らしは厳禁です。と言うより、基本的無視です。
かまちょさんでしたら、他の板に行くことをお勧めします。
ここは、小説を書くところですので。

コメント、感想等は、してくださったら泣いて(!)喜びます、はい。

今回のジャンルは、ファンタジーとタイムスリップ物です。
ニガテな方は、ブラウザバック!

ではスタート!

3:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/03(日) 17:57

0,城里夏音からのご挨拶

初めまして。
城里夏音です!
ここで私のプロフを書きます。

好きな食べ物:ショートケーキ
嫌いな教科 :社会(日本史)

誕生日などは、別の所で紹介します。
とりあえず重要な所を切り抜きました!
そして問題なのが・・・。

お悩み:お母さんの実験のパートナーにされる

うちのお母さん、かなり有名な博士らしいそうです。
そのため、各地で実験するときパートナーにされるのだ!
これ以上嫌なこと、ないない!

物語は、またお母さんがヘンなモノを発明したところから始まります!

4:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/03(日) 18:08

1,タイムスリップマシーン??

「できたーーーー!」

朝の4時。
うるさく叫ぶのは、私────城里夏音の母、城里茜です。

「お母さんうるさいっ!また、ご近所さんに苦情言われるじゃん!謝るのは、私なんだよ!」

私は、フライパンに卵を流し込みながら、発明室にいるお母さんに言う。

「だって、夏音!スッゴい発明なんだよ!?」

「だってもなにも、ありません!」

はぁぁ、どっちが母親だか・・・。
私は精神的に疲れを感じた。
こんなお母さんを好きになるなんて、お父さんってどんな人だったんだろう。
お母さんは鼻をクンクンと、

「今日、玉子焼!?」

不機嫌な私は答えない。
ただでさえ、自分のことで忙しいのに、お母さんの言うことに耳を貸せないからだ。
どうして私が家事をしてるか?
答えは簡単。
お母さんが家事に向いてないからだ。

「お母さん、洗濯機から洋服取っといて」

お母さんはうなずいて、リビングを出る。
でも私は心配でならない。
だって・・・。

「夏音〜!洗濯機が〜」

お母さんが究極のドジだから。
私は朝ご飯を盛り付けて、お母さんの所に行く。

「もうっ!なんにも触らなくていいの!」

「はぁい」

全然反省してなさそうなお母さんにイライラ!でもある意味感謝してるかも。
こんなしっかり者になれたから。
ご飯を食べていると、お母さんは目をキラキラさせて、

「夏音、タイムスリップマシーンができたの!」 

5:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/03(日) 18:27

私が率直に思ったのは。

「どんだけお金使ったのよーーーーーー!」

無駄なお金は使わないで!
家計簿は見たくないくらい、ヤバいんだから!
火の車とはこの事よ!
お母さんは臆することなく、言う。

「えっと1000万円程度だよ?」

あぁ、頭が痛い、倒れそう。
頭を抱えながら、

「誰から、そのお金を?」

「父さんと母さんから」

そうだった。
お祖父ちゃんとお祖母ちゃん家は、金持ちだった。
しかもお母さんに甘いという・・・。
なんで孫の私が苦労しなきゃいけないのよ!

「分かった。私、お金貯めて、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんにお金返すから」

「ええっ!?そんな事、しなくて・・・」

「誰かさんのお陰で、私は大変なの!お金返すの、当たり前!」

箱入りお母さんめ!
お父さん・・・私、泣きたくなってきた。

「タイムスリップマシーンはね・・・」

お母さんは勇者だ。
とっても怒ってる私相手に、話しかけるなんて。
仕方ない、聞いてあげよう。
そうじゃないと、しつこい攻撃にあうから。

6:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/03(日) 20:56

「まあ、来て見てよ」

お母さんに招かれて、発明室へ。
発明室はいろんなモノが乱雑に置かれていて、超A型の私から見ると、許し難い状況。
そこにバーンと!
大きなカプセル型の乗り物らしきモノがあった。

「このボタンを押すと・・・」

カプセル型の屋根を開けて、お母さんは乗り込む。
そして私を見て、

「夏音も乗って!」

仕方ないけど・・・お母さんの発明品は、どこかぬけてる。
今回は無事だと良いけど・・・。
お母さんは、『幕末』のボタンを押した。

「ギャーーー!」

すんごい風圧。
ギュッと目を閉じると・・・。

7:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/03(日) 21:08

2,鈴ちゃん

「夏音!タイムスリップ出来たよ〜」

お母さんの呑気な声にイラァッとして、拳を固める。

「はやく!」

ブチッ!
怒りをこらえて、カプセル型の乗り物から降りる。
そこに広がっていた風景。
丁髷のお侍さん、商人がたくさんいた。
The江戸時代!

「あなたは、だーれ?」

可愛い女の子が私にトコトコ近付いてくる。

「私は・・・「その着物、どこで手に入れたの?」

ああっ!
洋服の事!

8:みぃ◆8Q:2017/09/03(日) 21:28

リリカの新作、楽しみ!
頑張って!

9:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/04(月) 19:05

>>8 ありがとう♪明スイも応援してま〜す!

なんて言おう・・・未来、なんて言えないよね。
と、お母さんが。

「私たち、未来から来たの」

「未来!?先の世!?」

女の子がフラフラと、歩く。
と・・・。

「どけっ、娘!」

刀を帯びた侍が!
どしどしと、お母さんに向かっていく。
お母さんーーーーーー!
でもよくよく見ると、お母さんの目がハート。

「イケメンじゃない!お母さん再婚しようかしら?」

やめろ!
冗談ぽいけど、目がマジだし!
女の子が目を丸くして、

「私は、鈴。こんなおかしな人、見たことない」

だよね!
私だって、親子関係じゃなかったら、見ないフリしてる。
お母さんと侍は、腕を組んで(!)どこかへ行き始める。

「ちょっと!どこ行くの!」

お母さんは振り返って、

「タイムスリップマシーンに、タイムトランシーバーがあるから、それで連絡するわ。大丈夫。夏音が他の時代のボタン押さなければ安心!」

と、手をヒラヒラさせて、本当にどこかへ行ってしまった。
私と鈴ちゃんは口をあんぐり。

「今、尊皇攘夷のお侍さんが多いのに、あの人・・・豪傑だぁ」

鈴ちゃんの言うとおり!
お母さんヘンなところで、肝が据わってるから。

10:ルナ◆3es 今年こそ優勝だー!:2017/09/04(月) 19:08

そう言えば、新作お祝いしてない!
改めて、リリカ新作おめでとう!

11:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/04(月) 20:15

>>10 ルナ、ありがとう!

12:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/04(月) 20:20

3,歴史上の有名人・・・らしい?

鈴ちゃんとお母さんのすごさを語っていたら。

「あの、ここらで美男子、見ませんでしたか?」

「ええっと、確か・・・キャー!」

鈴ちゃん!?
絶叫してどうしたの?
鈴ちゃんに話しかけた青年は、スッゴい繊細そうな綺麗な人!
イケメンって言う言葉じゃ収まらない!
と言うか、イケメンと言う言葉は不似合い!
鈴ちゃんは青ざめて、

「浪士・・・斬られる!助けて!」

私に抱きつく。
えっ、斬られる!?
こんな優しそうな人が!?

13: 薫+*Mio+*◆v. 受験合格*プロジェクト!:2017/09/05(火) 16:15

あ、私も新作お祝いしてなかったね。
新作、おめでとうございますっ!
応援してるからね!

14: アーヤ◆TQ:2017/09/05(火) 17:11

時代劇っぽくなってきた

15:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/05(火) 21:04

>>薫、ありがとう!こちらこそ、いつもありがとう(*^o^*)

>>14 うん、自分的にも時代劇っぽいなぁ。と思いますが・・・ありがとうございます!
何故、私は歴女なので・・・。
これからも読んでくださるとうれしいです!

16:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/05(火) 21:21

鈴ちゃんが、驚いたように私をみる。

「尊皇攘夷派のこと、わからないの?先の世の人間なのに!?」

「先の世の人間・・・?」

鈴ちゃん、静かにして!
さらにややこしい事になってるからっ!
私は溜め息を吐いてから、

「私は、城里夏音。発明バカのお母さんによって、先の世から来ました」

青年が、驚いたように見るけど、当たり前だよねぇ。
私だって、こんな事があったら驚くもん。
鈴ちゃんがキラキラした目で、

「ねえ夏音!私も、先の世に行きたい!」

げっ!
そ、れは・・・。
タイムスリップマシーンの屋根を開け、タイムトランシーバーらしき物を取り出す。
ここにしゃべりかければ良いのかな・・・?

「お母さん!この時代の人が、未来に来ても良いの!?」

『ザーッ・・・良いんじゃない?・・・より、お母さん再婚するわ!』

げげーっ!
頭が痛い・・・。
黙りこくってる私をよそに、お母さんは勝手に、

『じゃあねー』

トランシーバーを切りやがった!

「鈴ちゃんと・・・あなたの名前は?」

私は青年に聞いた。
そういや、聞いてないからね。
青年は、目をトランシーバーに向けながら、

「沖田総司・・・先の世で、私の名は、有名ですか?」

卒倒しそう。
鈴ちゃんが耳元で、

「夏音!どうしたの?」

だってだってさぁ・・・!

「日本史がニガテな私が唯一知ってる人なんだよ!?これで卒倒しないのがおかしいってば!」

しかも最近、クラスで新撰組ファンが多いからね。
花下蘭ちゃんとか!
花下蘭ちゃんは、クラスのリーダー。
蘭ちゃんが好きって言えば、みんなそれに乗っかるからね。
私もその一人。
残念ながら、取り巻きじゃないけど、話し掛けられたら話すって言う感じの。
キョトンとしている沖田さんと、私をよそに、鈴ちゃんが!

「これ、『現代』?面白そう」

ポチッ!
『現代』のボタンを押してしまった! 
 

17:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/05(火) 21:23

3,「信じられない!」

ピカッと光って、すんごい風圧。
これって毎回何!?

18: アーヤ◆TQ:2017/09/05(火) 21:36

この先どうなるの,現代に戻ったら…

わたしの小説『思春期シンデレラ』も読んで見て感想とか欲しいので見てください

19:みぃ◆8Q:2017/09/05(火) 21:58

現代行っちゃうの!?
お母さんも、再婚しないで〜!

20:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/06(水) 19:31

>>18 ありがとうございます!

>>19 みぃ、ありがとう!果たしてお母さんは再婚するのか・・・。

21:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/06(水) 19:41

目を開けたら、もとの発明室。
私はとりあえず、ホッとした。
でもすぐ後ろから、

「夏音がボタン押さなければ、良かったのにィ!」

お母さんの甘ったるい声がして、ギッと睨む。
よくよく見ると、お母さんと侍はまだ手を組んでいた。
お母さんの手には、お団子。
お母さんに問い詰めようとした、とき。

「夏音!この四角いの何!?人が映ってる!しかも美男子だし!」

鈴ちゃんの黄色い悲鳴が聞こえた。
もしかして、テレビつけた?
リビングに行くと、やっぱりその通り。
沖田さんと私は、肩をすくめた。

「それは、テレビって言って、つけたら見たい番組・・・内容の映像を観れるんだよ」

「そうなん!?・・・キャー!」

沖田さん見て、絶叫してたときと全然違う。
そういや、この番組のアイドル、蘭ちゃんが好きだったよね・・・。

「うわぁ・・・先の世では、こんな良いもの観れるなんて良いなぁ」

と、アイドルがカメラ目線でウィンク。
よって、鈴ちゃんは大興奮!
私と沖田さんは、鈴ちゃんの悲鳴から逃れるように、リビングをあとにした。

22:みぃ◆8Q:2017/09/06(水) 20:36

台風のような出来事の連続!
頑張って、夏音ちゃん!

23:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/06(水) 21:07

>>22 ありがとう!確かに、台風みたいだね(笑)でも夏音ならなんとかデキるはず(頼るな!by夏音)

24:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/06(水) 21:09

「信じられない!」

鈴ちゃんの悲鳴が、まだ聞こえる。
鈴ちゃんに言っておこう。
近所迷惑になって、また私が謝ることになるから、止めてって。
沖田さんに、近所の事や二十一世紀の事について話していると。

「夏音??」

25:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/06(水) 21:17

4,恋、なの!?

「あっ、廉」

声をかけられて振り向くと、そこには幼なじみの蓮井廉が。
いつものパンク(不良っぽい)な服着てるな〜。

「夏音、その隣の人・・・」

沖田さんの事だね。
私は、お母さんがタイムスリップマシーンを作ったところから、話し始めた。
聞いているうちに、廉の顔が険しくなってきた。
怖い。

「なぁ、夏音。まさかだけど。・・・沖田さんに、恋、してるのか?」

「・・・・えっ!?ほ、ひゃー!そんな事、ないよっ!」

廉、何を言うのっ!?

「そーですよねっ、沖田さんっ!」

沖田さんの顔が、僅かに陰ったような気がした。
けど、沖田さんはすぐ微笑んだ。

「そうですよ、会ったばかりに恋とか、ありませんから」

廉の顔が、柔らかくなった。
廉は、何を思ってたんだろう?
恋とか私には、わかんないよっ!
しかも相手が沖田さんなんてっ!
頬が熱を帯びる。

26:みぃ◆8Q:2017/09/06(水) 21:19

初恋相手って沖田さん!?
ドキドキワクワクウキウキ……
楽しみ!

27:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/07(木) 19:09

>>26 ありがとう!夏音は自覚するのか・・?

5,沖田さんの勘の鋭さ

廉がホッとしたように笑って、

「じゃーな。つか、夏音。明後日の予定、覚えてるよな?」

えーと、明後日!?
なんかあったっけ?

「町会の勉強会だよっ!」

あーっ、そうだった!
確か、5時くらいからだっけ!?
学校から帰ったら、すぐ準備しないと!

「ありがと、廉!」

廉は照れくさそうに鼻の下を掻いてから、歩いていった。
その様子を見ていた沖田さんが、

「廉くん、でしたっけ?きっと、夏音さんの事が好きですよ」

とんでもない事を言う!
そんなわけないよね・・・?

「そんなわけありますよ」

真顔で言わないで!
うっそ、廉って・・・。
蘭ちゃんの事が好きかと思ってたのに・・・。
ふと、沖田さんの横顔を見ると。
トクンッと胸がときめく。
だって・・・沖田さんの綺麗な目が、切なく光ってたから・・・。

28:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/07(木) 20:14

6,かつての想い人

きっと・・・沖田さんも、あの時代に想い人がいた、んだよね。
なんでだろう、胸がチクンッとする。
沖田さんが誰が好きでも、関係ないのに・・・。

「ねっ、買い出し行きましょうよ!」

わざとらしく明るい声を出して、沖田さんに話しかける。

「そうしましょう」

沖田さんがうなずいたので、私は財布を取りに行くことに。
でも、沖田さんの服装も変えないと。
着物に袴、なんて古くさいし。
お父さんのお古でいっか。
家に入って、沖田さんのための服を出す。
沖田さんが着替えてる間、私は買うものをチェック。

「夏音、どこ行くの?」

「買い物。鈴ちゃんも、来る?」

テレビではまだアイドルの、KIRURIとやらが、歌ってる。
鈴ちゃんはテレビに目を向けて、

「待ってるね」

そうだっ!
鈴ちゃんに伝言を伝えとかないと!

「お母さんが来たら、買い物に行ったって伝えといて」

「分かった」

鈴ちゃんがうなずいた。
ちょうど、沖田さんが着替え終わったので、2人で買い物に行くことに。

29: アーヤ◆TQ:2017/09/07(木) 23:10

まさかの初デート!?

でも兼は何を思ったのか知りたいって思うよ。

30: 薫+*Sena+*◆T.:2017/09/08(金) 16:17

リリカ!お願い!
あのね、ガールズトークで盛り上がっちゃお!を見てくれない?ガルト板の。お願い!心の底からのお願い!
ワガママごめんね!


リリカの小説、ずっと大好きだから!ずっとファンだから!!
詳しいはガルトを見てくれる?ごめんねっ!

31:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/08(金) 17:53

見たよ!
ウソーッ!?薫〜(泣)
ううん、待ってるよ!

32:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/08(金) 18:11

>>29 ありがとうございます!

7,蘭ちゃん!?

ヒソヒソヒソ・・・。
これは、近所の人たちが噂してる音。
だって・・・沖田さんがカッコ良すぎるから!

「夏音ちゃんの隣の人、チョーカッコ良くない!?」

「キャー♡♡♡」

沖田さんは気にすることなく、歩いてる。
でも私的には・・・スッゴく気になる!

「夏音さん?」

わあっ!
沖田さん、そんなに顔を近づけなくても!

「夏音ちゃん!?その人、恋人!?」

蘭ちゃん!?
視線をあげると、蘭ちゃんが。
蘭ちゃんの頬が赤くなって、そして。

「夏音ちゃんたら、やるじゃん!みんなに教えよー!」

「言わないでーーーーーー!」

私の絶叫もむなしく、蘭ちゃんはスキップしながら帰って行った。
明日、どうなるかなんて!考えたくない!

「夏音さん、此処ですか?」

沖田さんの声にハッとして、顔を上げる。
もうスーパーだ!
今日は何%引きなんだろっ!?
確か、牛乳と卵が少ないから。
買っとかないと。

33: アーヤ◆TQ:2017/09/08(金) 18:43

凄い感じに夏音どこからどう見ても大人だって思う。
苦労人なんだな頑張って苦労から解放して欲しい

34:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/08(金) 20:42

>>33 ありがとう!あのお母さんがマトモになるまで、苦労人かなぁ・・・?(急にタメになってすいません)

8,自覚

主婦の目になった私は、沖田さんを真っ直ぐ見る。
主婦の目じゃなかったら、直視できないけどね。

「沖田さん・・・行くよっ!」

いざっ、買い物戦へ!
スーパーに入ると、中はごった返していた。
主婦主婦主婦!
卵、卵!

「あったー!」

しかも5%引き!
お得!
牛乳はっと・・・。
あったー!
ニコニコ微笑んでいる沖田さんと、レジに向かう。

「182円です!夏音ちゃん、いつも買いに来てくれて、ありがとう」

いつものレジのおばちゃんじゃん!

「おばちゃんこそ!」

返事して、200円出して、お釣りをもらう。
さあてとっ!
卵と牛乳、バッグに入れよっ!

 

35:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/08(金) 21:09

「沖田さんっ、手伝ってください!」

「良いですよ」

沖田さんの微笑み、ヤバすぎ!
だってそこらにいた、主婦なりお姉さんなり、いろんな人が沖田さんを見てるんだもんっ!
牛乳をバッグに入れて、卵が割れないように気をつけてっと・・!

「夏音さん、持ちますよ」

「ええっ!?良いですよ、私が持ちま・・・」

グイッと、沖田さんが私からバッグを奪う。
ええっ!?沖田さん!?
一瞬、沖田さんの手が触れて、ドキドキ。
これって・・・!?
意外にも、沖田さんの手はがっしりとしていて、男らしい(失礼だけど)。

「夏音さん、手伝えることがあったら、手伝いますから何でも言ってください」

「は、はいぃ!」

沖田さんは優しいし、とっても綺麗な人。
もしかして・・・私、沖田さんが好き、なのかもしれない・・・。  

36: アーヤ◆TQ:2017/09/08(金) 21:15

タメでもOKだよ。

主婦のスイッチが入ったら何でか、安値のものを見つけたりするよ私は。
そんな夏音が羨ましく思うよ。

私はそのスイッチありませんから…( ;∀;)
でも今後が気になる展開いつ恋の方に行くかな?

37:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/08(金) 21:31

>>36 ありがとう!そろそろ夏音も自覚したし、沖田さんとの恋も進むかな。

38: アーヤ◆TQ:2017/09/08(金) 22:43

沖田さんはどう思っているのかも知りたいって思う。

あんなタイプは恋何て分かりにくいっていうより解りづらいって事だからね

39:岬◆8Q 元みぃです!:2017/09/09(土) 07:47

沖田さんに恋してるの気付いたんだ!
夏音ちゃん、さぞかし嬉しかっただろうに…。

40:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 11:26

>>38 うん、いちばん疎いと言うか、分からないタイプだよね。

>>39 岬、ありがとう♪夏音の喜びようはかなり(鈍感だから)なおさら!

41:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 11:33

9,失踪!?

沖田さんの背中を追いながら、家へ。
中に入ると。
鈴ちゃんが、

「どうしよう!?夏音のお母さんが!」

「ど、どうしたの?」

嫌な予感がスッゴいする。
お母さんの姿が見えないし、声も聞こえない。
まさか・・・失踪!?

「あのヘンな物に乗って、どっか行っちゃった!」

タイムスリップマシーンに!?
落ち着け、夏音。

「どこ行くか、言ってなかった?」

鈴ちゃんは考え込んでから、

「弥生時代に行くとか行かないとか・・」

弥生時代!?
あの侍と!?
ショック! 

42: アーヤ◆TQ:2017/09/09(土) 12:51

弥生時代ってもっとも古い時代じゃん

43:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 13:02

>>42 うん、いちばん古い時代(笑)

10,弥生時代と言えば・・・?

お母さんを追いかけないと。
何するか分かんないし、あわよくば歴史を変えそう!

「夏音さん、行きますか?」

沖田さんが聞く。
鈴ちゃんも興味津々という感じで、のぞき込む。

「行くしかないでしょ!」

私は、沖田さんと鈴ちゃんと発明室へ!
あれっ、タイムスリップマシーンがもう1つ!?
タイムスリップマシーンの屋根部分に、紙で『ぜひ使ってね♪』と嫌みったらしいメッセージ。
中は、広くて10人くらい入りそう。 

44: アーヤ◆TQ:2017/09/09(土) 13:33

なかなかの自由人だな、おいっ!!

45:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 14:33

>>44 お母さんは自由人すぎて、夏音はしっかり者。
どうやったら、こんな偉い子ができるのか・・・。(正反対)

46: アーヤ◆TQ:2017/09/09(土) 14:37

本当にその通り正反対親子が微笑ましい、なんていうかツッコミどこか多すぎだからかな?

47: 薫+*Mio+*◆v.:2017/09/09(土) 15:41

リリカ!ありがと!
家の外からは書き込めるんだけど、家の中からは見ることさえできないの…(泣)
でも、必ずもどってくるからねっ!

48:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 17:13

>>46 うん、ホントいろんな意味でツッコミどころが多い親子だよ!

>>47 うん、待ってまーす!解フル☆もパワーアップして復活しそうだから、楽しみだよ!

49:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 17:26

『弥生』と書かれた、ボタンを押す。
風圧はやっぱりスゴい。
眩しい光が差して・・・。
タイムスリップマシーンの屋根部分を開けて、最初に鈴ちゃんが出る。
沖田さんが出て、私も外に。

「うわぁ・・・」

教科書に載っていたまんまの、むらが広がっていた。

「ほんとの弥生時代ですね・・・」

沖田さんがつぶやく。
お母さん、スゴい物作ったなぁ。
と・・・。

「お前たち、何者だ!?怪しいから、卑弥呼様のもとへ連れて行く!」

兵士が槍を持って、私たちを引っ立てる。
何、こいつ!
腹が立つけど、もしかしたらお母さんたちの行方を知ってるかもしれないから、反論できない。
そして通せられたところは、不思議な部屋。
衝立みたいなものがあって、向こうの人のシルエットしか見えない。

「卑弥呼様、怪しい奴らを捕らえました」

「ほぉ・・・そこの女は、妾と似ておるな」

私と卑弥呼様が似てる!?
沖田さんも鈴ちゃんも目をぱちくり。 

50: アーヤ◆TQ:2017/09/09(土) 17:32

私の予想では、おかあさんがなっているから親子だから似ているとかかな?

面白いね続き気になる

51:岬◆8Q:2017/09/09(土) 18:50

弥生時代行っちゃったの!?
お母さん、そろそろ戻ってきて!
卑弥呼様出た〜!

52:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 19:41

>>50 ありがとう!

>>51 さてお母さんは・・・?

53:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 19:45

11,入れ替わり!?

「そこの者たち、こっちへ来い」

卑弥呼様の声に、私たちは従って、衝立みたいなものの内側へ。
卑弥呼様は、床まで付くくらいの髪を垂れ流していて、目元は私と似ている。
ちょっとつり目がち。
卑弥呼様は私を見て、

「そこの者、名は?」

「私は、夏音です」

卑弥呼様はニヤリと笑って、

「ならば夏音。妾と入れ替わってくれぬか?」

54:匿名:2017/09/09(土) 20:03

どんな入れ代わりって思ったけれど予想外れに,まさかの思ってもいなかった予想で出てビックリ👀

55:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 20:06

>>54 匿名さん、ありがとうございます!

56:岬◆8Q:2017/09/09(土) 20:23

ええええ!?
思わぬ展開。
続きが楽しみだな〜。


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