少年陰陽師 〜幻絵巻〜

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1:咲夜:2016/02/11(木) 12:11 ID:K9I

こんにちは!咲夜(さくや)です!
ここは、少年陰陽師が大好きな人が、それぞれの夢を小説にするところです。
少年陰陽師好きなら誰でも大歓迎!

ルール
・荒らしは無し!
・悪口も無し!
・タメ&呼び捨てOK!
以上!

どんどん来てください!

186:咲夜:2016/07/05(火) 22:58

>>185、い、いや、私はそんなに凄い神(ひと)じゃないぞ!?w
し、しかも、世界の理…!なんか、壮大なものになっている…!

ていうか、貴璃宮大御神さまには素敵で美麗で気高い名前を貰ったのに、私はこんな名前しか考えられなかった…。(涙)

187:貴璃:2016/07/05(火) 23:11

いえいえっ!

嬉しすぎて………瞳から華厳の滝が流れ出そうでしたよっ………!

しかも、《大御神》だしっ!

188:咲夜:2016/07/05(火) 23:23

さっき、あまりにも嬉しかったものだから、一人で呟いてたんだよ。〈月夜咲夜神〉って。
そしたら、そしたらぁ…っ!

「つくよの…」
あ、言えるかも。
「さくやの…」
言えるっ!
「……きゃみ。」
…………あぁっ!噛んでしまったっ!
名は一番短い呪なのにっ!がーん。

ーーーーーっていう話でした。
(結局何が言いたかったんだ。)

189:貴璃:2016/07/06(水) 06:07

仲間だね!

私もね、さっき起きてすぐに、嬉しくて呟いてたの。

「きりの…」
間違えるわけない!割と言いやすいもんね!

「みやにょっ…。………!?」
え!?私何故ここで噛んだのっ!?

「………………大御神」
とりあえず最後まで言う。


というお話がございました!

190:貴璃:2016/07/06(水) 16:07

久しぶりに続き書く気がする………。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

嗚呼、どうして俺はまだ半人前なんだろう。
もっと一人前になれたなら、紅蓮から、本当に完璧に俺の事を消せたはずなのに。
消しきれなかった、ほんのわずかに残る“昌浩”が、今の紅蓮を悩ませる。
全てを思い出してしまうかもしれない。
そうすれば、“紅蓮”が酷く傷ついてしまう。
嗚呼、本当に。

どうして俺は、こんなにも未熟なんだーーーー。
































ーーー心にずっと、消えない面影がある。
最初は気にしていなかった。でも、その“子供”の面影は、声は、心は、日に日に強く、俺の心へ響いてくる。
泣きそうに、悲しそうに、…辛そうに。あの子の顔が、歪んでいる。

油断するとすぐに揺れそうになる、声。

そして何よりも。俺に届いた、あの子の心の叫びーーーー。

いつもいつも、泣いている。
あの子の心がボロボロに傷ついて、泣いている。
実際には絶対泣かないのに、心の中では枯れない涙を流し続けている。
そして、心の中で、叫び続けている。

………俺を、呼んでいる。

何故だか振り払えない、声。
教えてないのに、知っている、俺の名前。
悲痛に叫んでいる。必死で叫んでいる。

でも、声には出さない。


思わず言いたくなってしまう。
「呼んでもいい」と。

あの声に呼ばれたら、どんな風に聞こえるのだろうと考えて。
今は悲痛な叫びしか聞こえないけれど。

面と向かって呼ばせたら、その声は明るく弾むだろうか。
嬉しそうに笑みの混じった声になるだろうか。

嗚呼、俺は一体いつから。



あの子の事が、頭から消えなくなったんだーーーー?




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いつから。
そんなの、わからない。

いつから俺は、こんなに心が弱くなったんだろう。
いつから俺は、あの瞳がこちらを向くのが当たり前になっていたんだろう。
いつから俺は、お前に頼りきっていたんだろうーーー

どれだけ甘えて、許されて。

だから、知らなかった。自分を一番許してほしい存在に何も言ってもらえないのがこんなにもつらいなんて。

心の中で、言ってはいけない思いを叫び続ける。

『記憶を取り戻してよ…!』
『俺を見てよ………!』
『それで、俺の名前を、呼んでよ………………!!』

自分で決めたから。
決して口に出してはいけない想い。

嗚呼、いつから俺は。
こんなにお前に甘えていたんだろうーーーー。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回は第三者視点のナレーターを消してみたよ!

昌浩と紅蓮、双方の今の心の中を覗いてみた結果。

紅蓮は、心の中で何度か昌浩に呼ばれているために、“忘れる”という戒めが解かれつつある。

逆にそれをほんの少し感じた昌浩は追い詰められるという………。

自分でどうなるのか把握していないけど、………どうなるんだろう??

だーれかー、今後のネタ提供求むーー!!

191:貴璃:2016/07/06(水) 22:40

誰かって言っても咲夜と私しかいなかったね…

じゃあ、月夜咲夜神にお願いして助言を頂こう!

貴璃》いでましませ、月夜咲夜神!

貴璃》貴女にっ…助言をして欲しいんですっ………!

192:咲夜:2016/07/07(木) 00:09

なんですとお!?(゚Д゚)
う、う〜ん。難しい…。
えっと、え〜っと…。

パターン其の壱。(日本語と英語が…)

・紅蓮が、昌浩を目で追っているうちに記憶を取り戻す。
・昌浩が記憶を消した事について悩んでいることに気付く。
・「傷つけたくない」の一心で、記憶がないふりをする。
・そんな時、見鬼の才を失った昌浩に、妖が襲いかかる。
・「昌浩っ!」誰も助けに行けない状況の中、ただ一人紅蓮が昌浩を救い出す。
・「ぐ、れん…?」昌浩と『紅蓮』の再会。

…なんじゃこりゃっ!其の壱とか言っておきながら、一つしか案無いしっ!
しかも、私の希望しか入ってないしっ!

はあ、こんなんですみません、貴璃宮大御神さま…。{(-_-)}

193:咲夜:2016/07/07(木) 00:10

ただの私の妄想だから、流して〜っ!

194:貴璃:2016/07/07(木) 00:10

よしっ、採用じゃー!

貴璃》やはりっ、月夜咲夜神にお願い申し上げてよかったです………っ!!

195:咲夜:2016/07/07(木) 00:11

さ、採用…っ!?
え、本当にいーんですか、そんなので!?

196:貴璃:2016/07/07(木) 00:22

勿論!

ありがたやー!

咲夜の考え(妄想とはあえて言わない)に応えられるよう頑張るねっ!

197:咲夜:2016/07/07(木) 00:52

そ、そうだね。私の『考え』がちゃんとした小説になったら、嬉しいことこの上ないよ!
うん。ははっ!w

(妄想とはあえて言わない。絶対言わない。)

198:貴璃:2016/07/07(木) 17:00

あっ、ねえ、あの…ね?

咲夜の螢の小説、Twitterに載せてもいい…?

スクショかなんかで、その、今、少陰ハッピーサマーって、いう企画に参加してて、螢だから夏でしょう?

私、あの小説好きだし、咲夜がもしいいなら、載せちゃダメかな…?

嫌だったらいいから!

急にごめんね………

199:咲夜:2016/07/07(木) 17:29

全然大丈夫です!
というかそんなのに載せて貰えるなんて、寧ろ嬉しい!
で、でも、いろいろおかしい所あるし、あんなのでいいのかな…?

企画って事は、誰かが見たりする…?

200:貴璃:2016/07/07(木) 21:24

見たりするけど………ほんとに素敵だもん!

私はほんとに大好きだよっ??

でも、見られるの嫌だったらいいから!

201:咲夜:2016/07/07(木) 22:09

え、あ、嫌じゃない!!です!
実は内心嬉しい!!です!
(≧∇≦)
是非是非っ!お願いしますっ!

それって、Twitter?に、載せる?の?
名前って、出たりする?の?
……質問ばっかりでごめん。ほんとーに私、Twitterとか知らないもので。(苦笑)

202:貴璃:2016/07/07(木) 22:12

んと…スクショしたの載せるつもりだから、“咲夜”って所は見えるかも。

嫌だったら隠すよ?

むしろ隠すか………うん。

203:貴璃:2016/07/07(木) 22:34

載せてきた!

早速いいねみたいのがついてたよ!

204:咲夜:2016/07/07(木) 22:51

おお!それは凄い…!し、なんか嬉しい…!

あ〜あ、私もTwitterとか出来たら良いのになあ〜。なんで駄目なんだろう…。(T_T)

205:咲夜:2016/07/07(木) 22:52

そしたら見られたのにね。

206:貴璃:2016/07/07(木) 22:56

ね。

話変わるけど、今日占いツクールで新しく短編書くところを使って、少年陰陽師で書いてきたよ!

みれたら、それは見られても平気だから、見てみて?

207:咲夜:2016/07/07(木) 23:05

お〜!分かった!
見てくるね!
貴璃の小説、楽しみだ〜っ!(*^o^*)

208:咲夜:2016/07/08(金) 00:59

今日は七夕だっ!と気付いた瞬間、脳内で激しい閃光が炸裂!

ということで、本編を再開してないくせに、また短編書きます!
(本編をどうにかしろよ!byもっくん。)
ちなみに現パロです。紅昌です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ねえ、紅蓮〜。紅蓮?どこにいるの?」


ぱたぱたと、広い邸の中を走り回る昌浩。


「紅蓮〜。ここかな?」


ごとごとと、洗濯機の中を覗き込む昌浩。

ーーーいや、其処は無いだろう。さすがに。

先程から昌浩の行動を見守っていた六合が、かなり物言いたげな顔をした。


「ねえ、六合。紅蓮がどこにいるか知ってる?」

「今は……異界だな」

いや、何故それを早く言わなかった。
ずっと、己の行動を見ていたというのに。

ものすごく突っ込みたくなったが、昌浩は冷静に受け流すことにする。
それにしても、紅蓮が異界にいるだなんて、珍しい。


「呼んで、こようか?」

「え、いいの!?じゃあ六合、よろしく!」


満面の笑みで頼まれ、六合は異界へと姿を消した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫くして。


「昌浩、どうした?」


紅蓮が、昌浩の隣に現れた。
呼ばれた理由が分かっていないため、首を傾げている。

そんな紅蓮に、昌浩は輝く笑顔で振り返る。


「ねえ、紅蓮。今日は何の日か知ってる?」

「何の日、と言われても…。七夕……か?」


そう、今日は7月7日、七夕である。
昔は乞巧奠だったのだが。時代は変わるものだ。

そんな年寄りくさい事をつらつらと考えていたら、昌浩が顔を覗き込んできた。


「だから、ね?」

「ん?」

「お願いごと、書こうよ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

短冊とこより、そしてペンを持った昌浩が、にこにこと紅蓮の横に座る。

暫く悩んでいた昌浩だったが、願い事を思いついたのか、すらすらと書き始めた。


「紅蓮は見ちゃダメだよ?」


後で飾りつけるまで秘密ね?と微笑む昌浩に一瞬見惚れた紅蓮だったが、はっと我に返る。

願い事、と言われても。
神の末席に名を連ねる十二神将が、一体どんな事をお願いしろと。


ひたすら悩んでいた紅蓮。隣を見れば、楽しそうに短冊に書き込んでいる昌浩がいる。

その姿をじっと見つめていた彼は、ふっと優しく微笑んで手を伸ばし、ペンを取った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ふう〜!出来た〜!」


満足気に立ち上がって、昌浩は太陰がとってきた笹の元へ向かった。
手ごろな枝を見つけ、こよりで結びつけていく。


「紅蓮も。ほら、つけて!」


言われた通り、昌浩を見習って 自分が書いた短冊を笹へと取り付けた。

ふと、昌浩が書いた短冊が目に入る。

この子は、一体何を望んだのだろう。





『紅蓮と、ずっと一緒にいられますように』




「………」


「え?ちょ、紅蓮!?何して…」


突然背後から抱きしめられ、昌浩は慌てて彼の腕から逃れようとする。


「なんで、急に…」

「願い事」

「あ…」


分かった。願い事を見られたのだ。
ずっと一緒にいたいと思ったからそのまま書いたのだが、相手に見られるとやはり、少し恥ずかしい。


「紅蓮は、願い事、何にしたの?」


照れ隠しのようにぶっきらぼうに訊かれ、紅蓮は無言で自分がつけた短冊を指差す。


「え…ぐ、れん…っ!」


そこには。
愛しい彼の、あの、綺麗で力強い字で。



『昌浩と、ずっと一緒にいられますように』



「思うことは一緒だな、昌浩」


囁けば、己の腕の中にいる少年はさっと顔を紅くする。

それが可愛くて、抱きしめる腕に力を込めた。


「ねえ、紅蓮……?」


身動きが取れない昌浩は、顔だけをこちらに向けた。


「なんだ?」





「ずっと、一緒だよ?」

「ああ、ずっと、一緒だ」



お前の、光り輝く、その命が尽きるまで。
たとえ、どんなことがあろうとも。


………ずっと、隣にーーーー。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

七夕の話なのに、もう日付けが変わっちゃった!残念。

七夕の、紅蓮と昌浩でしたー!

209:貴璃:2016/07/08(金) 05:43

はぅぅっ…!

素敵ですっ、月夜咲夜神様!!

流石ですね!

210:貴璃:2016/07/08(金) 23:48

自分で部屋を作ってしまった…。

よければ、咲夜も来てみて?

短編書くところなのですよ!

211:咲夜:2016/07/09(土) 00:45

行く行く!行きます!


あ、今日は中体連だから、多分一日来れなくなります!七夕の話をもう一つ思いついたんだけど(七夕過ぎたのに)、しばらく書けないかも…。
優穏(朱天)…に、なるかな?でもそんなに期待しないで!期待しちゃ駄目!
なんかめちゃくちゃだから!w

212:咲夜:2016/07/09(土) 18:25

あ、ただいま〜!
中体連は、負けました…(苦笑)

213:咲夜:2016/07/10(日) 22:56

やあ!どんどん下がってくから、取り敢えず上げるぞ!
(上げるだけ。小説は書かない。というか、いろいろ考えて〈妄想して〉たら、なんかごちゃごちゃになっちゃって、書けない。)

もっくん・おい、咲夜!早く小説を書け!

昌浩・そうだよ〜。更新が遅い!

咲夜・うう…。だっていろいろいそがし…

も&昌・煩い!さっさと書け!

咲夜・は、はいっ…!

214:貴璃:2016/07/12(火) 07:58

そういえば…中体連って、なぁに?

215:咲夜:2016/07/12(火) 16:34

えっとね…。なんか、1年で一番大きい大会…?て言えば良いのかな。
運動部は殆どあって、私はバスケなんだよ!
そう、私はバスケ部なのだ!

わかりにくい説明でごめんね…

216:貴璃:2016/07/12(火) 17:18

ううん!ありがとう!

そっかぁ、バスケ部なんだ!
私は運動神経悪いからさ〜…

217:咲夜 昌浩ーっ、怖気づくんじゃないっ!:2016/07/14(木) 00:40

いやいや、私も相当、運動神経悪いよー?
毎夜毎夜、元気よく走り回る昌浩が羨ましいよ……。

………………あ。
本編、書いてない。
しまった、忘れてた…っ!

218:貴璃:2016/07/14(木) 11:14

忘れちゃ駄目よっ!

貴璃さん、泣いちゃうよ!?


………そうだ、咲夜。
私の運動神経を舐めてはいけない。

50m10秒台。ノーマルではもっと遅い。

妹(小2)と全力でかけっこして、互角。
いとこ(小3)と鬼ごっこして、余裕で負ける。
いとこ(小6、上の子の兄)とは、最初から勝負を諦めている。
弟(中3)、………え、勝つ?何ソレオイシイノ?

レベルだから!

219:咲夜:2016/07/14(木) 18:35

お、おお…!………いや、大丈夫だ、貴璃!
私は長座体前屈が苦手で、体が硬過ぎて、なんと18cmしかいかない!
はっはっは!(←開き直った。)

だから、心配する事は何もないさ!きらーん

220:貴璃 約束したから、俺、行くよ:2016/07/14(木) 21:59

舐めるな、咲夜。

私は硬すぎて、足開いても90度すらいかないのだぞ!?
そしてそして、マット運動で唯一できるのが首倒立。(母親にしごかれた)

前転すらも先生に、
「………できてないから、ちゃんと練習しなさいよ?」(すごく冷たい目)
と言われるレベル………。

………ふっ、人生の役には立たないから問題はないけどねっ!(←開き直り)

球技は軽いボール恐怖症なのでとことん苦手だし、
水泳は最高13mだし(息継ぎできない)、結局は運動全て駄目。

………救いようのない、駄目な子なのですよ。

221:貴璃 だいじょぶく…ない………:2016/07/14(木) 22:56

ところで、咲夜。

優穏は書かないの??

これでも、ずっと待ってるの…(´・_・`)

222:咲夜:2016/07/15(金) 02:10

貴璃…っ!

安心してくれ、優穏はもう既に私の頭の中なのさっ!(つまり、大体は出来ている。)

ただ、ご覧の通り、時間がっ!もう2時を超えてしまったっ!(つまり、時間が無い。)

明日か明後日に書けるはずだから、待っててくれっ!(七夕なのに…もう15日(涙)。)

全然書かない私を、待っててくれてありがとうっ!

223:咲夜:2016/07/16(土) 01:49

遅くなりました、七夕で優穏です!
でも、ちゃんと優穏になるか、自信ないかも…。
現パロ、です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今宵は七夕。
先程から、昌浩と騰蛇が短冊を書いている。
二人で、仲良く。


………面白くない。

朱雀は、本日何十回目かの溜息をついた。
いつも隣にいるはずの、愛しい神将がいないからだ。
彼女は今、晴明と共に大企業の御曹司の元に赴いている。妖祓いに行ったらしい。

本当だったら、二人で夜空を見ながら仲睦まじい時間を過ごすはずだったのに。

考えれば考えるほど、朱雀の眉間に皺が寄る。


「朱雀。お前そのうち、あの青龍みたいになるぞ」

「勾陣、か」


歩み寄ってきた彼女は、朱雀のすぐ横に腰を下ろした。


「天一がいないからか?それは仕方がないだろう。晴明の命令だ」

「ああ、わかっている。だが…」


納得がいかない以上に、とてもこわいのだ。

あの、輝く黄金色の髪に、触れられない事が。
あの、冬の寒空にも似た瞳に、己を映してくれない事が。
あの、澄んだ声で、この名を呼んでくれない事が。

……この腕の中に、お前がいない事が。


「………」


無言になった朱雀を一瞥し、そっと嘆息する。
朱雀には、天一がいないと駄目なのだ。
自分では、どんな声をかけようとも、なんの慰めにもならない。
いても、意味がないだろう。

そう判断し、勾陣は隠形することにした。

再び一人になり、静寂に包まれて。
瞳を閉じた。

会いたくて堪らないひとの、名を紡ぐ。
呼ぶ事で、少しでも近くに感じられるように。


「ーーー穏燈……」


ふと、肩に温もりを感じ、目を見開く。


「穏、燈……?」

「……優燐」


愛しいひとが、そこにいた。
すぐ側に端座し、己の肩に頭を預けている。

待ちわびていたその温もりを認めた瞬間、衝動に任せるように、この腕で彼女を掻き抱いた。


「…どうしたの…?」

「恐かった…。お前がもう、戻って来ないかもしれないと…。頼む、行かないでくれ…」


ああ、このひとは。
天一は、目を伏せた。

失うこわさを、知っているのだ。
だから、伸ばした手が届かないことを、恐れる。


「私は、ここにいる」

「……」

「あなたの、側に。たとえ近くにいなくても、私の帰るべき場所は、ここだから」

「穏燈……」

「あなたを一人には、させない」


無言で抱き締める腕に、力が増す。
やがて離された天一は、空を見上げた。

「逢えたかしら…」

なんのことを言っているのかを理解した朱雀は、同じように空を見上げ、微笑む。

「逢えた、だろうな…」


年に一度、天の川を渡り逢瀬を果たす織姫と彦星。今宵も再び手を取りあって、別れを知りつつも、微笑みを交わしているのだろう。

だから自分達は、二度と離れることのないように。

「…穏燈」

「…優燐」

互いを繋ぎ止めるように。
想いをのせて、この名を呼ぶのだ。

224:咲夜:2016/07/16(土) 01:55

うわ、なんかぐちゃぐちゃだっ!

なんの話か、よくわからない…。
前半は、朱雀。後半からは、なんとなく天一目線で書いてみました!
ちょっと、無理矢理だったかな…。

あ、これ。七夕だから、季節のお話で、貴璃の方に載せたほうが良かったのかな…?

225:貴璃:2016/07/16(土) 19:43

いや、全然平気!

名前使ってくれてありがとう!
面白かった!

226:貴璃:2016/07/16(土) 19:45

………自分のせいなんだけどね。

Wi-Fiの関係で、暫く来れないかも…

今お父さん家のやつでやってるから…。
一時間後には通じないことになってるの。

だから、暫く来れません。ごめんなさい!!

227:咲夜:2016/07/16(土) 23:24

うん、了解!
貴璃のこと、待ってますっ!

228:咲夜:2016/07/20(水) 13:19

こっちも、貴璃がいないと成立しない…。
少年陰陽師好きな人が少なすぎると思う、
今日この頃。

229:貴璃:2016/07/20(水) 23:21

228》それな。少年陰陽師好き少なすぎでしょう…

230:咲夜:2016/07/21(木) 01:56

もっといろんな人に、少年陰陽師の、そして結城先生の素晴らしさを知ってほしいよ…!

…なんか、上から目線…?

231:貴璃:2016/07/21(木) 18:27

全然そんなことないよ!

私もそう思ってる!

232:咲夜:2016/07/21(木) 21:24

そういえば貴璃、少年陰陽師はアニメも見てたの?

233:咲夜:2016/07/22(金) 13:09

咲夜的には、ストーリーが風音編までっていうのが悲しい…。
だって、紅蓮が記憶を取り戻さずに終わっちゃうんだよ!?
切ない…。悲しい…。泣きたくなるよ…。
(>_<)

234:貴璃:2016/07/22(金) 21:28

アニメはね〜、見てないのですよ〜…。

ほら、ハマったのが去年だからさ………。

見たいなぁ〜………。

一時的になら来れるのがわかったから、返事はその日中には無理だけど、毎日来れるかも!

235:咲夜:2016/07/22(金) 23:50

お、そうなのかあ〜!じゃ、気長にのんびり待ってるよ〜

アニメはね〜。多分、YouTubeで調べたら出てくるよ〜
興味あったら、調べてみて!(^-^)/

236:貴璃:2016/07/23(土) 17:05

了解なり〜( ̄^ ̄)ゞ

237:咲夜:2016/07/25(月) 23:43

書くとか言っておきつつ、なかなか書かない咲夜です…。

まずい、そろそろ六合がキレる…!泣
昌浩に泣きつかれる…!泣
紅蓮にも泣きつかれる…!(?)

頑張って、書きます。

あ、明日は高校見学だよ〜!

238:貴璃:2016/07/26(火) 09:22

咲夜咲夜、一人忘れてるよ?

貴璃も泣きつくよ??


高校見学かぁ〜、懐かしい(^^)

239:貴璃:2016/07/26(火) 09:22

一つ歳が違うだけで、自分が凄くババアに思える…

240:咲夜:2016/07/26(火) 10:15

え、貴璃も泣きついてくれるの…?
じゃあ、尚更 頑張らなくては!

バ、ババアって…そんな事ないでしょっ!?
まだまだ青春さっ!
言うなら、『優しくて素敵なお姉さん』だと思うな、貴璃は。

241:貴璃:2016/07/27(水) 15:27

うーそーだぁー!!

私はババアだよ…?

肩が辛い、足が辛い、階段上がるだけで息絶え絶え。

………うん、もろにババアだねっ!

242:咲夜:2016/07/27(水) 22:43

いやいや。笑
大丈夫だって。安心して!?
どっかの物の怪さんだって、年寄りくさい事たまに言ってるし!
貴璃は、ババアなんかじゃないっ!(断言)

243:貴璃:2016/07/28(木) 21:39

咲夜ありがと〜!

………うん、若いと断言できるように頑張るね!
足が90度も開かない人だけど!階段軽く駆け上って頭痛がする人だけど!もはやうちの学校、皆一周回って「あー、もうジジイだからw」とか言っちゃってるけど!(女子校)

244:貴璃:2016/07/28(木) 21:41

私も続き書かねば…。

しかし、とりあえず短編の方を終わらせないと話にならんし…。

そもそもそんな脳味噌ないのに、あっちこっちで書いてるとか、なんて馬鹿なの、私………。

245:咲夜:2016/07/28(木) 23:06

ああ、私もそうだ…。
本編書いてないし、短編なのか長編なのか、はたまた季節ものなのか、なんかぐっちゃぐちゃにもなってるし…。

あ、待って、一つ訂正。
貴璃には、最上級の脳味噌(?)があるじゃあないか!笑

246:貴璃:2016/07/29(金) 20:26

無いよっ!無い無い!

絶対無いよぉっ!!

247:咲夜:2016/07/30(土) 23:33

むう…!
貴璃で無かったら、私は一体どうなるんだ!

ーーーえ?なになにもっくん。
…まいなす…?
え!マイナスなの!?まさかのマイナス!?

248:貴璃:2016/07/31(日) 07:01

さ、咲夜…!

もっくんに目ぇ逸らされた…!

青龍に鼻で笑われた………!!

249:咲夜:2016/07/31(日) 17:08

あらあら青龍。
人には優しく接してって、言ったでしょう?

(自分の事は、気にしない。)

250:貴璃:2016/08/01(月) 14:13

ふぇぇぇん…!

青龍がっ、青龍がいじめるぅぅぅぅうう!!

「はっ」って鼻で笑って、天后に私の悪口を言うぅ!

251:咲夜:2016/08/01(月) 14:26

だから青龍…………って!?

り、六合…!?な、なんでそんな冷たい目で見てるの!?
え、玄武まで……!
目を逸らして黙らないでぇぇ〜っ!!

252:貴璃:2016/08/01(月) 14:59

はぅぅっ、優しいのは天一だけだよ…!

え?何?あまりにもお二人が不憫だから………?

………えぇぇえっ!?

253:咲夜:2016/08/01(月) 15:25

そ、そんなぁぁぁああ〜〜っ!?
あ、朱雀だっ!朱雀は優しいもんね!?

え?天貴がそれを望むから?
そうだった…。朱雀は天一主義だった…。涙

もう、私達の見方は居ないのかしら…。

254:貴璃:2016/08/01(月) 16:19

………はっ!ま、昌浩はっ!?

「え?友達でしょ?冷たくする必要とか嫌う必要とか、馬鹿にする必要がどこにあるの?」←(天然)

255:咲夜:2016/08/01(月) 20:51

ああ、昌浩…。なんて優しい子なの……。
はっ!笑顔で無邪気な昌浩の隣に並ぶ、
あのお美しい華のかんばせはっ!

あ、彰子ぉぉおお〜〜〜っ!!!

なんだか、二人の姿が神様に見えるよ……。

256:貴璃:2016/08/02(火) 17:19

同じく………!

……あ、そろそろ小説進めないとやゔぁい気が…。

257:咲夜:2016/08/02(火) 18:41

う……。

た、確かに……!

258:貴璃:2016/08/05(金) 19:20

↑しかし、書かない私達((ヲイ

259:咲夜:2016/08/06(土) 09:34

さすがにちょっとまずいかなあ…。

と思い始め、久しぶりすぎる本編(?)を、ちょっとだけ書いてみる。笑

でも、自分自身、オチを覚えていないの…泣

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「貴様か……。昌浩を返せ」

剣呑な表情で、昌浩を奪った相手を睨みつける六合。
その視線は、もはや殺人光線だった。

人を殺すのか。神将の理はどうした、六合。

「悪いが、それは出来ないな」

六合を受け流し、涼しい顔で返すのは。

「こ、勾陣!?」

十二神将闘将において紅一点であり、その力は騰蛇に次ぐ、土将勾陣だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おお、短い!
本当に、短い!

えー、六合から昌浩を攫ったのは、勾陣姐さんでしたねー。
勾陣、好きです。(唐突!)

またまた紅蓮は忘れさられているんだけど、
えっと、どうしよう。笑

ギャグを狙うと、紅蓮はいつもいじられキャラになってしまう……。

260:貴璃:2016/08/06(土) 20:01

あー、わかる←

なんていうか、いじりやすいんだよね。いつも勾陣とかにも笑われたり、凄みがないとか言われてるし。

私も今夜あたりに書くかな〜。………もう夜だけどっ

261:咲夜:2016/08/06(土) 20:30

おお!やったね!
今夜を楽しみにしてるよ!………………もう夜だけどっ

262:貴璃:2016/08/06(土) 21:37

よーし、続きだよ〜!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昌浩が熱を出した日から数日後。

すっかり熱は下がり、まだ軽くだるさが残るくらいに回復した昌浩を見つめる影があった。



(………まさひろ。あの、子供の名………)

物の怪は、何故だかその名が懐かしい気がしていた。
理由はわからないのに、ただひたすらに懐かしく、愛おしかった。

(………何故だ?)

答えなどない。
いつもここで自問をやめる。
でも目は昌浩を捉えたまま離さない。

ふと、心に響くものがあった。

ーーー見ーつけた。もっくん、探したぞ

寒い場所にいた自分を救い上げてくれた声。

ーーーもっくんあったかいから、もう少しここにいてもいいかなぁ

優しく包み込むような、光に満ちた声。

ーーー 一緒に還ろうよ………

居場所を与えてくれた。
愛しい、ただひとりの人間。

知らないはずなのに。

なのに、懐かしい。

愛しい。


自分の中から響く声だと気づくまで、物の怪は少しの時間を要した。

(俺は、あの子を知っている)

そう、知っているのだ。
あの輝く魂を。

(あの子を守ると決めた。あの子とあの子の誓いを)

そのために心を砕くと、決めたのだ。

(昌浩………?)


その途端、かちりと抜け落ちた一つの欠片が組み合わさるような、不思議な感覚を覚えた。

記憶が、忘れていた記憶が一気に流れ込んでくる。

あの子が生まれた日から、13年間。
全ての記憶。

(ーーーそうだ。思い出した。………俺は…っ)


あの子を傷つけてしまった。
何よりも、誰よりも大事なあの子を。

この手で。

それでもあの子…昌浩は、“紅蓮”を助けてくれたのだ。
己の命を代償に。

(何故…忘れられたんだろう。こんなにも大切なお前を……。…昌浩)

急激に全ての記憶を取り戻し、混乱している部分はあるものの。


今後はあの子を危険な目に合わせないように、傷つかなくてもいいように。

物の怪はーーー紅蓮は、己に定めた。

昌浩を命懸けで守ると。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よぅし、これで咲夜の案其の一を消化!

今後もちょくちょく書くよー!

263:咲夜:2016/08/06(土) 22:18

うわぁ〜っ!

私のあんな案が、貴璃の手によってなんだか素晴らしい作品になりつつある……!

ああ、もう「感動」の一言だよ…!
いっそのこと、書くのを放棄して貴璃の小説を読み続けていたい。うん。


え、えーっと、リクエスト(?)に応えて貰ってばっかだし、貴璃も、何でも言っていいからね!?
「今の小説、もっとこうしてー!」とか、
「あれは気に入らん!ああしろー!」とか。

どんどん言って下さいね!うん、ほんとに。

264:咲夜:2016/08/07(日) 00:19

少しづつでも本編を書かなければ。
と思った。
……故の、これ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いきなり幾つかの神気が降りてきて、凄い勢いで掻っ攫われたと思ったら、それは勾陣だった。

たとえそれが神将であったとしても、女の人に抱きかかえられるというのは、どうなんだろう。

「昌浩は、純粋で天然で優しくて、多少抜けてはいるが、可愛いくて心が真っ白なんだ。それを、お前達に渡せる訳がないだろう」

ーーー俺は、神将達にどう認識されているんだろう。

出来れば、将来有望の立派な見習い陰陽師、とでも言って欲しかったのだが、もういい、諦めよう。

不穏な空気を漂わせながら六合が目を細めたので、慌てて止めに入る。

「あ、あのさ、皆、落ち着いて。
それから、降ろしてくれないかな?」

「断る。お前を届けるまでが、私達の役目だ」

昌浩のささやかな願いが、聞き遂げられる事はない。

はあ、と脱力した昌浩。
ーーー何かが、頭に引っかかった。

「役目?」

役目という事は、これは命令なのだろうか。
しかし、十二神将を従え、命令を下す事が出来る人物は、ただ一人。
その人物が、己を助けるために神将を遣わすとは思えない。
ならば、何故。

そうこうしているうちに、決着はついていた。

265:貴璃:2016/08/07(日) 11:50

………私の単なる願望だけど…。
穏燈にも全力で愛でられてる昌浩をみたいな!

昌浩を天使と思いながら撫でてるとか…いろいろ!

266:咲夜:2016/08/07(日) 22:15 ID:tRQ

なるほど!
穏燈かあ〜

うわっ! なんか、情景が浮かんでくるよ!

天女に勝る穏燈が、天使のような昌浩を撫でる!
はうあ〜!想像しただけで癒される〜

よし!ちょっと考えてみますっ!

267:貴璃:2016/08/07(日) 22:28 ID:4ro

続きだっ!
咲夜の案其の一のニだよ〜。あと、三ね













ーーー時々思う事がある。

記憶を、消さなかった方が良かったのではないかと。

今でも、わからない。

でも、前みたいに何か思い出しかけてる物の怪を見ると、昌浩は思ってしまうのだ。


全てを思い出した時に、“紅蓮”がひどく傷ついてしまうのではないかと。


自分が未熟で記憶を消しきれず、苦しませるのなら。
最初から、残しておけば良かったのではないかと。

どうしても、思ってしまうのだーーーー












物の怪は、考えていた。

記憶を取り戻したことを、伝えるべきか否かを。

昌浩が悩んでいる事に勿論気が付いている。

………あの子を傷つけてしまうのなら。
言わない方がいいのかもしれない。
記憶の無いフリを、しよう。
あの子を傷つけぬように。
あの子が傷つかぬように。


「ーーー俺は、何も思い出してなどいないからな、昌浩」

だから、お前は気に病むな。

「お前が悩み、傷つく必要は何処にも無いんだ」

だって、俺は何も知らないから。


お前の望む通りに、生きよう。


それが、お前をその思考の螺旋階段から助け出す、唯一の方法ならば。













はい、消化!

終わりが見えてきたね!

咲夜のおかげだよっ。ありがとうっ。

268:貴璃:2016/08/07(日) 22:29 ID:4ro

266))ありがとう!楽しみ〜♪

269:咲夜:2016/08/07(日) 22:43 ID:tRQ

ものすごーく、どうでもいいけど……


明日の朝はびっくりするくらい早いので、
今日は早めに寝ます!

270:咲夜:2016/08/07(日) 22:45 ID:tRQ

おわ、いつの間にか、貴璃のお話が入ってた!

寝る前に見られて嬉しい〜!

271:國輝:2016/08/08(月) 07:56 ID:xp2

突然ですが私も参加して良いですか?

272:貴璃:2016/08/08(月) 09:40 ID:4ro

少年陰陽師好きなんですかっ!?

勿論、いいですよ!
今日は咲夜居ないけど…絶対喜びます!!

273:貴璃:2016/08/08(月) 10:24 ID:4ro

271))なんて呼べばいいですか?タメOKですか??
自己紹介してもらってもいいですかね…?


私もあらためて。

名前…貴璃
年齢…数えで16歳
性別…女
好きなもの、事…少年陰陽師、マギ、絵を描く事、茶道
好きな登場人物…昌浩、紅蓮、もっくん、天一、朱雀、太陰、玄武、旦那、姐さん、脩子、嵬、風音、藤花、章子、斎、行成様、晴明、成親にーちゃん、昌親にーちゃん、その2人の子供達、その他諸々。

よろしくお願いします♪
あ、私はタメOKです!

274:咲夜:2016/08/09(火) 01:26 ID:tRQ

貴璃、ただいまです!今帰りました!

>>271、お〜っ、嬉しいですっ!!!

私がいなくなった瞬間に人が来る、って、どうなんだろう…。嬉しいような、悲しいような…。

ううん!でもやっぱり、嬉しいですっ!
少年陰陽師、好きなんですか!(*^_^*)

275:咲夜:2016/08/09(火) 01:42 ID:tRQ

では、私も改めて自己紹介を。

名前………咲夜 〜さくや〜
年齢………数えで15!もう間違えない…はず
性別………女です

好きなもの・こと
………少年陰陽師、絵を描くこと、読書、
ギター、バスケ、剣道 (どんどん増えます)

好きな登場人物
………昌浩、紅蓮、もっくん、彰子(藤花)、朱雀・天一、旦那、姐さん、お子様コンビ、晴明、風音、嵬、晶霞、比古、真鉄、
もゆら・たゆら、斎、脩子、行成、章子、
にーちゃんず、雑鬼ーず……などなど。
挙げ出したら止まらない……

では、よろしくお願いしますっ!

タメと呼び捨て、私はOKです!

276:貴璃(きり):2016/08/09(火) 10:51 ID:4mU

咲夜おかえりぃっ!

咲夜!ごめん、間違ってる!
年齢、満15歳…だよ!

277:咲夜:2016/08/09(火) 11:06 ID:tRQ

でも私、誕生日は一週間後だよ…?(・・?)
まだ満14歳……?
あ、あれ…?汗

278:貴璃:2016/08/09(火) 13:23 ID:4mU

あー、そっか、まだなのか〜…。

私の中で
今月誕生日=満
みたいになってて…。

ごめんっ!

279:咲夜:2016/08/09(火) 13:41 ID:tRQ

あ、そっか〜 なるほど〜

私も、わかりにくいこと言っちゃってごめんね!

280:貴璃:2016/08/09(火) 15:28 ID:4mU

私の本編続き。
これで終わるかもしれないし終わらないかもしれない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

相変わらず物の怪は昌浩と口をきかない。
しかし、昌浩は内心ほっとしていた。

(あれ以来…記憶戻った素振りを見せないし…)

あの時の些細な疑問はただの気にしすぎとでも思ったのだろう。
あまり目を合わせてくれないけれど、それでも、心穏やか…とは言い切れなくとも落ち着いた日々を送っていた。


ーーー突如、あの妖が襲ってくるまでは。


「昌浩っ!!」

4人の神将の声が響く。
咄嗟に横に飛び退くと、さっきまで昌浩がいたところが抉られていた。
冷や汗が流れる。

「………視えないっ………!」

妖は複数いるようで、神将達も苦戦している。
先ほどの地面の抉り方を見るに、力も相当強いようだった。

(視えなきゃ………何も出来ないっ………!)

口惜しげに唇を噛むと、突然六合に抱えられた。

どうやら、妖に襲われかけていたらしい。

「くそっ」

勾陣ですら苦戦する妖が複数。
視えていたらかなり恐ろしい光景だっただろう。

「ね、ねぇ六合、妖って、何体いるの!?」
「…3体だ。獣のような姿をしている」

見れば、勾陣が1人で、六合が今昌浩を庇いながら1人で、太陰と玄武が2人で応戦しているようだった。

「ぐ…と、騰蛇はっ!?」

さっきから姿が見当たらない。
六合は隙を見せずに答えた。

「先ほど…出かけて行った」
「え…!?」

この妖は強い。でもさっき勾陣がぽろりと漏らしていたのだ。『騰蛇の炎があれば』と。

つまり、騰蛇の炎だったら流石に勝てるということだ。

僅かに考え込んだ昌浩を、今が好機と捉えたのか妖が襲いかかる。
それを庇って、六合が攻撃を受け、地に伏せてしまった。

「六合っ!」

声まで蒼白になって、昌浩が叫んだ。
守るものがいなくなり、昌浩を狙いやすくなったからか、他の2体の妖も昌浩に向かう。

隙を突かれ、神将達が追いつくよりも妖の牙が届く方が速い。

視えない昌浩はその場に固まってしまい、絶望感がその場に溢れた。

ーーーー刹那

「昌浩っ!!」

叫び声とともに、灼熱の炎が燃え上がる。
今まさに昌浩に襲いかかろうとしていた妖を燃やし尽くすと、本性に戻った騰蛇が昌浩を庇うようにして立っていた。

「え…」

一瞬、時が止まったように感じた。
しかしその間にも、騰蛇は妖を倒し続ける。

手を掲げて炎蛇を召喚し、残りの2体もあっという間に灰も残さず燃やし尽くした。

「…昌浩っ、大丈夫か!?」
「…ぐれ…ん………?」

慌てて振り返る“紅蓮”に、昌浩は呆然と呼びかける。

「………ああ。大丈夫か?怪我は?」
「へい…き………」

そこまでが限界だった。
恐怖と安堵に涙が溢れて、昌浩は紅蓮にしがみついて泣いた。

紅蓮にとどめを刺した時から、あれ以来、初めて見せる涙だった。

「紅蓮っ…!ごめん…なさいっ…!ぐれん……!」

泣きながら謝り、紅蓮にすがり続ける。
そんな昌浩の頭をぽんぽんと優しく撫でながら、紅蓮も言った。

「お前が謝る必要はない。謝るべきなのは、俺の方だ。…すまなかった、昌浩」

そうして昌浩が泣き止むまで、暫くかかった。

それからは、泣き疲れて小さい子供のように眠ってしまった昌浩を紅蓮な抱えて小屋で寝かせ、他の神将は騰蛇が側についているならと負傷した六合を連れて異界へ引き上げた。

すやすやと安心しきった様子で眠る昌浩の髪をさらりと撫でて、呟いた。

「これからは、ずっと側にいてやるからな。…何があっても」


何かいい夢でも見ているのか、昌浩の口元に笑みが浮かぶ。

「ぐれん………」

嬉しそうに呟いて眠る子供を愛おしそうに見つめながら、紅蓮も幸せな気分に浸っているのだった。


ー完ー

281:貴璃:2016/08/09(火) 15:30 ID:4mU

終わったー!!

あ、ひとつ訂正。

紅蓮な抱えて→×
紅蓮が抱えて→⚪

282:咲夜◆.M:2016/08/09(火) 18:38 ID:tRQ

なりすまし防止に、今日からトリップつけるよ!


きゃーっ!昌浩ぉーっ!紅蓮ーっ!
ついに完結だあ〜!
やっぱり貴璃の小説はいいなぁ〜(#^v^#)

感動だねっ!

貴璃を見習って、いつかちゃんと感動できる話を書けるようになりたい…!

283:咲夜◆.M:2016/08/09(火) 18:40 ID:tRQ

>>282

好きな数字を適当に打ち込んでトリップ作ったら、『昌浩』の『M』だった 笑

284:貴璃:2016/08/09(火) 21:29 ID:8dc

トリップってどうやればいいの?

285:咲夜◆.M:2016/08/09(火) 22:32 ID:tRQ

えっとね、まず、名前を打って…
その後、#を入れるの!
で、それから、自分の好きな数字を4桁くらい入れて《書き込む》をぽちっと押すと…

なんと!私がやったみたいに、◆〜〜って
なるんです!
ちなみに、出てくるのは打った数字とは全く関係ない文字で、それを見ただけでは、元の数字を特定する事は出来ません!

さらに、別の人が成りすましをしようとしたら、例えば私の場合だけど…

咲夜→からの◆→からの . →からのM

って入れると、メモの所かな?に、ニセモノって出るんだよ!

出来たら、やってみて!


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