真っ赤なお鼻の誰かさん。

…暑い。クーラーガンガンに効かせてても ..まぁ、暑い

（ ...もう少し落ち着くの時間掛かります ）

( うん。…ボクも少し頑張ろっかな
…んー、何処から返そう )

（ ....お待たせしました ）

(にゃあ)

（ ....ん、お疲れ様です ）

( じゃ、そろそろ腰入れて返すよ
…あぁ …私には珍しいぐらい、砂姫編には
お洒落純愛の力入れてるよ？ )

( …どう、かな？
あの流れで…楽しめる？ )

（ ...勿論楽しめてますよ！ ....ん、あ、でも ....返すのも良いんですけれど.... ）

（ ........少し... ）

(ん)

（ ......お話か何か付き合って貰えますか？ ）

( いいよ？ …狐ちゃんじゃない方がいいね )

( あ、もしくは切なくなっちゃったかな？ )

（ ..........少し切なく.. ...元気出たら残りも返しますけど.. ）

( ん、良いよ？仲間のツテで黒い女の子に
連絡入れられるから きみもおめかしして
楽しめば良いんじゃないかな？…ほら
男でも女でも。 )

（ ....おめかし .... ）

[するりと壺から這い出ると]

( ……上流生物での"黒い眷属"の間じゃよく聞くよ？
ご主人サマが最後まで出来るようにイメトレしてるって。)

[……タンスの蓋を開ければ… 似合いそうな服]

（ .....ちょっと待った誰だその情報流してるやつ ...
....まぁ、うん ...良いけれどもさ ....
..この中の、どれか？ ）

( やほー、ゴロ。"黒い女の子"は駅近くの個室
貸し切りにしてるって言ってたよ？えーと…
"蒼坂組"んとこのブレインが )

(そう？でも主人の人は準備できてないんじゃないかな… )

( 主人本人が上流生物の"黒い眷属"に流してるよ
…どうせ悪いことは出来ないんだってさ )

( でも、コマドリにはもっふもふしたいって
言ってたよね あ！こっちは向こうの悪いこと、か )

( まぁどれでも良いよ 主人の人、普段の服でも
きみと主人の気が上がれば良いんだから )

（ ....個室 ......マジでか ....ふぅう...
....てか....どこの極道だよ ）

（ ...ん、いや、まぁ..それは... ）

( …熱は、冷めやすいんだ
無くならないうちに済ませた方がいい )

( ゴロ、でもゴロの毒は駄目ね？
条件満たせないなら劇毒が体に回るやつ )

( あれは魔法だって何度言えば分かるんだい？
きみだって首の後ろの口から光を飲み込んで
誰からでも視力を奪えるじゃないか )

(…多分今日の夜中に返す)

（ ...待機です ）

（ ......ん ...赤城、返しましょうか？ ）

( にゃっ )

(まずい変えてなかった忘れてザレッド君)

（ ....っ ....ふ、ふふふ ...くっ.... ）

(忘れてよォ〜！)

（ ...にひぃ、断ります！ ...さてさて、沢山返さなきゃですね ）

(…悪犬め！)

（ ....赤城も含めて纏めて返しましょうか？..それとも何かお付き合い？ ）

( …返してくれる感じでいい？
ちょっと頭の中が猫猫悪犬で… )

（ ふふ、何とでもお呼び下さいな！ ）

（ ...ほいほい、じゃあお待ちを！沢山返しますからねェ〜〜〜 ... ）

（ ...ついでに駅も ）

（ ...あぁ、寝てた... ...ごめんなさい ）

(…お疲れさま！… だね？)

（ .....諸々、頑張らないといけないのに御免なさいです ）

( それを気にする私ではないさ！
…今回は私も結構待たせたし、大丈夫！ )

（ ...寝なくて良いんですか？ ）

(…おやひゅみ)

（ ..少しでも付き合ってくれて嬉しかったです ...また、後で ）

( …む )

（ ......マジで御免なさい ）

( …心配は、していました
事情は聞きません　… 顔を見て
安心しましたよ… こんばんは。義兄様 )

（ .......今からご飯、とでも言えば ....分かってくれるかな、とっても ...忙しかったの ... ）

（ ... .....明日か明後日時間作ろうか？ ）

( …えぇ、…とぉっても分かります
無理のない配分で時間を頂けたら… )

（ ...ただいま ）

( …明日、お仕事ゆえに…
申し訳ありません 眠ってしまいます )

( ……此方が、申し訳ありませんでしたね… )

( ……明日はルルイエの返却を約束します )

（ ....良いよ、此方こそごめんね？
.......返していくから ...ゆっくりと ）

( …　[すぅっ]　へばらず元気だせっ！おら〜っ！ )

(…です)

（ ......ふふふふっ ）

( …お休みなさいませっ[顔を隠して逃走] )

（ ..うん、また明日 ）

(こやんっ！　瑠和ですよー！)

（ ...相変わらず気付くのが遅れちゃうなぁ ）

( う"ーっ 撫でないと拗ねますっ！)

[頭を魔人の腹に擦り付け]

（ ....勿論 ）

［...わしゃわしゃ激しく撫で回し ］

｢ 〜♪ ｣

( 途端に無邪気な笑みがぽぁっと広がり
ごろんと仰向けになりながら撫でられる )

「 ......沢山楽しもうか ...ふふ 」

（ ...ぱちん ...指が鳴り ...複数の手が撫で続ける ...
....頭も腹も 尻尾も ）

『 ﾆｬ〜 __ 』

( そのうち１つの手を頬っぺたに当てて
とっても嬉しい気持ちを心で体で、表情で…
__毛並みはふかふか、つやつやと柔らかくも
整った寝つきの良さそうな羽根心地… )

「 .......何、した方が良い？ 」

（ ..手が当たる場所によって熱を持ってたり冷えてたり ....固かったり柔らかったり .... ...少し尖ってたり
.... ...気を抜けば毛並みに呑まれてしまいそうな気がする ）

『 んふ〜っ 瑠和はこのまんまで
ずーっと満足ですよぉ？…ｸﾆｬｰ… 』

( 魔人の膝上、くるりと丸まって魔人の腹に
背を当てて …尻尾に顔を埋めかけながら )

「 ....本当に？ 」

（ ......頭を撫でながら .... ...こりこりと背骨のマッサージ ）

『むふ…』　(尻尾に顔を埋めて__)

「 ...正直になっていいのに 」

（ ...尻尾を軽く触り ...ぎゅっと摘みながら ）

『あっ！』

( 慌てて飛び起きてお座り )

『 ご主人さまが満足してないのでしたっ！ 』

「 ..ん？ 」

「 ..んんん？ 」

『にゃ？』

(変な様子の主人に小首をかしげ
…つままれてる以外の尻尾をふりふり)

「 ...いや、満足とか ..してるけど ..？ 」

（ ...尻尾を離して ..ジト目 ）

[もふもふもふ]

( 六尾全部も使って抱き付き
不思議そうに小首をかしげる )

『 主人様はなんだか満ち足りない感じがするんです
なにか、ほしいって感じで… うーん 』

「 ......ご飯食べる ...その後 .... 」


「 ...要望伝えようかなぁ ... 」

『…にゃーん』

『！？』

「 ......ふぅん.. 」

（ ...ん ）

(…にゃあ)

（ ...ごめんね ）

( …わ　わたくしもですっ！ )

(すみませんっ　ご主人さまぁ！)

（ ...いや、その ...んと、そう言う事じゃなくて ... ）

(へっ？)

(…なにか？)

（ ....消される様な事して、ごめん ）

( …いいえ？気にしておりませんよ？ )

（ ...いやでも、本当、ごめんね ....
..中々赤城も返せないし ... ）

( な・の・で！　本家のお城に代わって
日常を描く街を作っておきましょうかっ！？
ヴォリンちゃんとか！新人さんたちも
動きやすくなるやもしれませんっ！ )

( きぃにぃしぃてぇませんからっ！
ほらほら 明るく明るく！元気ですご主人さまっ )

（ ...それは、其れは ...何とも楽しそうな ... ）

（ ..ん、でもでも ..やっぱりほら、頑張ってくれたのに ... ）

( ご主人さまが消え去る訳でもないので
全く気になりませんから！…これ以上引っ張ると
噛みつきますっ！　がるるっ )

（ ..もしそうなったら謝っても謝り切れないなぁ ... ...はいはい ..分かったよ ）

(ぐるるっ)

[またのし掛かるようにして甘え]

（ ...ん、どした？ ）

( …くぅーん )

[撫でを求めるように魔人の腹に
頭を押し付け、尻尾をふりふり]

（ ......ふ〜〜 ..ふふ ）


［ ....尻尾の一本 ..柔らかく撫でて ］

( ……… )

[ごろんとお腹を見せるように仰向け
嬉しそうに尻尾を振るも 少し物足りなそう]

（ ...何か欲しいものでもある？ ...の？ ）


［ ....尻尾から手を離して ...頭を撫でつつ ...腹に手を伸ばす ］