かつて匿名板で名を轟かせた宣伝やしこしこあっさん、そして今現在人気急上昇中の人狼スレのみんなを 匿名民のみんなで CPを作っていこう。 なお本人の登場はやめてくださいね!ややこしくなるので
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暇がある方は随時更新お願いします!
ただし更新前は混乱を避けるために一言お願いしますね!
しゅしゅ悪魔で「ストリーミングハート」
明太陽炎で「MAD HEAD LOVE」
合うと思う
三宮の恋愛をひらがな4文字で表すと
【えんげき】
市瀬長男の恋愛をひらがな4文字で表すと
【どろぬま】
うおう……(><)
ふと三宮で診断したら、まんまだったので
304:匿名の腐女子:2016/08/27(土) 07:23 >>301
これは合う
hoge進行定期
306:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 07:56朝からお姉さま元気ですわね
307:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 08:24夏休み終わったからね、仕方ないね(泣)
308:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 08:25教会組でブリキノダンスに合わせてMAD作りたくて作りたくて震える
309:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 08:29 >>308
作れよ((懇願
たまに三宮の話題出してくれるネキ好き
311:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 09:02 >>309
時間も技術もない!
どのパートに聖書、しゅしゅたん、悪魔が来るか、どんなカット入れるかまで頭の中ですでに固まってるけどね…一人で悶えてるね……
メンバーで作りたいMAD
・ブリキノダンス(教会組)
・ゴーゴー幽霊船(狂乱カルテット&花組)
・チルドレンレコード(全員)
・閉じた光(しゅしゅ悪魔)
昔MAD作ったことあるけどほとんど手順忘れた…(><)
>>331さん合作しよう(><)
梅とらの楽曲とか…
314:匿名の腐女子:2016/08/27(土) 09:33 骸骨楽団とリリア
人選はまともじゃない人ならどなたでもw
千本桜とか.....
316:◆Odo:2016/08/27(土) 10:38 脱法ロックをまともじゃない人でやりたい
脱くん役だけまともな人で
>>312
え!一緒に作ってくれるの?合作したこと無いからちょっと色々調べてくるね
ボンバヘッ!を宗教組でやって欲しいマジで
319:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 11:05 MADにして欲しい曲をとりあえずあげてけ、比較的簡単そうなのからやってみる。MAD熱再燃したからなんとか時間捻り出して作ってみる。
>>317さんが手伝ってくれるなら助かります(><)
WAVE(宗教組)
321:◆Odo hoge:2016/08/27(土) 11:16 前に考えてたの思い出した
薔薇泥棒っていう曲を協会組でやったら合うかなって
チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!(狂乱カルテット)
323:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 11:30 有名かつ簡単なMADなら
「コンビニ」「男女」「ポッキーのCM」
あたりかな?
コンビニは面白そうだから見たい。
男女はメンバー沢山出せるから良いと思う。
今のところまとめ
○ブリキノダンス
○ゴーゴー幽霊船
○チルドレンレコード
○閉じた光
○骸骨楽団とリリア
○脱法ロック
○ボンバヘッ
○WAVE
○チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!
○コンビニ
○男女
○ポッキーのCM
今のところまとめ
○ブリキノダンス((教会組
○ゴーゴー幽霊船((狂乱カルテット、花組
○チルドレンレコード((全員
○閉じた光((しゅしゅ悪魔
○骸骨楽団とリリア
○脱法ロック
○ボンバヘッ((宗教組
○WAVE((宗教組
○チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!((狂乱カルテット
○コンビニ
○男女
○ポッキーのCM
今のところまとめ
○ブリキノダンス((教会組
○ゴーゴー幽霊船((狂乱カルテット、花組
○チルドレンレコード((全員
○閉じた光((しゅしゅ悪魔
○骸骨楽団とリリア
○脱法ロック
○ボンバヘッ((宗教組
○WAVE((宗教組
○チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!((狂乱カルテット
○コンビニ
○男女
○ポッキーのCM
○薔薇泥棒((教会組
ごめん抜けてた
イノコリ先生をツサイと寡黙で
328:匿名の腐女子:2016/08/27(土) 12:01前どなたかぼたゆりで卵とじとか仰ってた方がいたような
329:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 12:05昨日の村で溢れ出るトマト愛を語った月でトマトのうたとか…w
330:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 12:16 >>326
まとめありがと
今のところコンビニかブリキノダンスかゴーゴー幽霊船にする予定
皆さんもMAD作りましょうよ(><)
一枚絵を何枚か描いてもMADにできますから(><)
脱法ロックは寡黙とクソガキッズでやりたい。脱くん寡黙で
333:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 12:51 >>332
ぜひやってくれ
(^q^)「ある日悪魔から一通のメールがきていました。
そのメールには
「突然だがしゅしゅたんに質問だゾw
しゅしゅたんはどっち選ぶ?
(A)3355411
(B)1122411」
とりあえず僕はAを選び返信しました。
数日後、僕は遺体となって発見された」
Windows10になって一気に仕様変わって涙目ww
MADはしばらくお預けです(´;ω;`)
>>335
そうですか…(´;ω;`
>>334
しにたい
いきたい
でしょうか?
>>337そうですわぁ
339:匿名の腐女子:2016/08/27(土) 16:49寡黙でマグロ描いてる
340:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 16:5311118882222211888
341:匿名の腐女子:2016/08/27(土) 17:04>>340あっ...(察し)
342:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 17:09 悪魔聖書短文
名も知らぬ花が庭に咲いている。
紫色の細やかな花弁を曇天に向かって広げる姿は健気だ。どんなに求めようと、どんなに待とうと、太陽が顔を出すことは無い。嵐が近づいているこの地域では、明後日までは曇り通しだろう。
「聖書っち、何見てんだ?」
背後から声をかけられて振り向けば、見慣れた悪魔の姿がそこにあった。相変わらず無邪気な笑顔をしている。赤い髪と尻尾を揺らしながらこちらに近づき、そうして、俺は奴に抱きしめられる。
「……離れろ」
「いやなこった」
「……」
「聖書っちだって、こうされていやじゃ無いくせに」
全くもってその通りだった。
世も末なことに嫌ではなかった。むしろ、抱きしめられると胸の内にある物が馬鹿みたいに暴れるのだ。いっそ十字架をかけたままでいればこいつは恐れて抱きついてくることは無いのに、いつの間にか自分は抱きしめられやすいよう十字架を外してポケットに入れているのだからおそろしい。
もっとも、さらに恐ろしいことは起きているけれど。
肩に乗った悪魔の頭の重みを支えながら、なるべく一語一句はっきり聞き取れるよう滑舌よく言葉を発する。
「悪魔殿、最近俺の身に不思議な事が起きているようです」
「んー?」
「日々の日課であるお祈りをすると、何故か握っている十字架が焼けるように熱く感じるのです」
「……へー」
「イエス様や天使様の像を磨いていたら、突然崩れてしまいました。大切に扱っていたのですが」
「そうか」
「すべての物事には因果がありますよね。ならば、一体どうしてこのような事が起きているのでしょう」
ぽつ。
冷たいものが鼻先に当たって弾けた。それがなんであるか理解する間も無く、大粒の雨が空から勢いよく降り注ぎ始める。一粒一粒にたっぷりの重量感があるせいで、いま降っているのが雹ではないかと勘違いする程だ。加えて時々遠雷が大気をビリビリと震わせている。一刻も早く教会の中に戻って雨宿りしなくては。
でも、そうしたいのはやまやまだがーーーー
「悪魔殿」
聖書は大雨の音に掻き消されると知りながらも、声色を変えずに呼びかけた。
「俺は、神様に拒まれてしまいました」
もう教会に入ることすら苦痛だ。
それを聞いた悪魔は特に反応を示すこともなく、聖書を一旦離し、じっとり濡れた髪をかきあげながら相変わらずの笑顔で返す。
「よかったじゃねーか。これからはずっと俺と一緒に居られるぞ」
毒気の無い、心の底からの喜び。
「どこまでも、いつまでも。例え人間が全部滅んじまっても、一緒にいような聖書っち」
「……はい」
泣いているような、笑っているような、悲しんでいるような表情で聖書は答えた。そして差し伸べられている黒い手を掴み、二度と教会に振り返ることなく歩みだした。
やがて嵐が過ぎ、人々は無人の教会に驚き四方へと神父の姿を探し求めた。だが、あの敬虔なる神父は二度と見つかりはしなかった。
庭の一角、雨上がりの花弁を揺らしながら、紫の花は今日も今日とて天に向かって咲き誇る。いつか無様に枯れていくとは知る由も無い。
マツムスソウ【私は全てを失った】
をお借りしました(><)
w
344:匿名の腐女子:2016/08/27(土) 17:12す、すごい…
345:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 18:11 >>238の挿絵描いて頂けました(><)!!!
ひたすら凄い(すごい)
http://ha10.net/up/data/img/12753.jpg
マグロのMV作りたかったけど人物がかけない
347:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 18:39 >>345
BBSに貼ってあったやつかな?
見られなかったからよかった
首吊り好き((変な意味ではなく
>>342好きい(*^^*)
聖書悪魔推してたが悪魔聖書もいいわね
>>342
悪魔左派歓喜><
テーマも秀逸><
>>345
何度でも言いますがそのお話しゅきです><
挿し絵素敵でうれちぃ><
しゅしゅ悪魔でバニーガール×和ゴスを着せましょう。
聖書悪魔で浴衣×メイドを着せましょう。
先生組でビキニ×浴衣を着せましょう。
誰か描いてえ……
>>287の悪魔さんとしゅしゅさんの設定を一部お借りして書いたものを投下しますわ。
舞台設定が不可思議ですが人狼が襲撃していない人狼村とお考えくださいまし。
無駄に長くなってしまいましたので2レスに分けますけれどCP要素は限りなく薄くってよ。
彼は火が好きだ。
火が灯る、火が燃やす、火が揺らめく。その全てに美しさを感じ陶酔する。
その喜びは彼の全身から滲むようにして伝わってくるのだ。しかし何も知らぬ者であれば、そんな彼の内情にそうそう気付かないだろう。
自分も初めて彼の家を訪れたときには不思議に思ったものだ。
「電灯があるのになぜキャンドルを置くのだろう」と。
何の気なしに尋ねると「度々火の柔らかい灯りに癒されたくなるから」という答えが返ってきた。誤魔化すような笑みが気になったが、確かそのときは適当な相槌を打って話題を変えたと思う。
暫く彼と過ごした今ならその理由も分かる。
彼は無意識の内に側に火を置くようにしているのだ。
居間のテーブルや浴室の中にはもちろん、家の至るところにキャンドルがある。
やかんで湯を沸かすとその側を離れない。
理由をつけてはごみを燃やしに行く。
ポケットには絶対に吸わないはずの煙草と、それからライター。
ただし本人もそれが自分の特徴から異常になりつつあることに気付いているようで、それであんな風に笑ったのだろう。
「おーっす、しゅしゅたん」
彼の部屋には今日も可愛らしい火がともる。
「こんにちは。本を借りたいということでしたよね」
玄関先で出迎えてくれる彼の顔にも仄かな灯り。
「そうそう。それを口実にしゅしゅたんと遊ぶのが目的だけどな」
「そんな目的は知りませんが」
軽口にはこうして辛辣な言葉が帰ってくるが、本気で嫌っているわけではないのは分かる。証拠に、テーブルの上にはカップが2つ。
「あなたが知りたがっていたことならこの2冊
で補えると思いますが、どうですか?」
「うん。これで良さそうだ、ありがとう。しばらく借りて良いか?」
「ええ。返すのはいつでも構いませんよ」
2冊の本を鞄にしまう。
彼の知識とそれの源である大きな本棚は、手に入るというなら欲しいくらい素晴らしいものだった。
「用は済んだはずですが、どうせこのまま帰る気は無いのでしょう」
「そりゃあもちろんな」
「それなら少し待っていてください。お茶を注ぎ直してきますから」
そう言って2つのカップを掬い上げる。
そのとき視界の端に鈍い光がちらついた。
「知恵の輪?」
拾い上げればジャランと音を立てる金属の絡まり。玩具店でよく見る一般的なやつだ。
「しゅしゅたん知恵の輪やるのか?」
「ああいえ、それは貰い物です。でもそれが綺麗なんですよね」
「綺麗?」
「ええ。蝋燭の火に翳すと、少しだけ綺麗に見えるんです」
また火か。
彼は一人ここに座り、知恵の輪の向こうで揺れる火に酔うのだろうか。今のは些か彼を損なうような言い方だが。
彼が火に関わるとどうしても首元が苦しく感じられるのだ。
「知恵の輪というよりただの金属として見てるってことか」
「手慰みとして扱うことはありますよ。真剣に取り組んだことはありません」
湯気の立つカップを2つ並べる。
「少し沸かしすぎたので熱いかもしれません」
「平気平気、サンキュ」
『沸かしすぎた』の一言にも首が絞まる。
カップの持ち手をぎゅっと握ると、手元に視線を感じた。
「指のそれはどうしたんですか」
不意を突かれ驚いた。巻かれた絆創膏をそっと隠すように撫でる。
「ちょっとこの前包丁でざっくりな。っても軽傷だから気にすんな」
「危ないですね、お大事にしてください」
「サンキュ。ところでさしゅしゅたん、やっぱ気を付けた方が良いぜ」
「何にでしょう」
「火の扱い?この前も裏山で火事起きてヤバかったじゃん。結構乾燥する時期だしさ」
浮かぶのはあの日の彼の顔。
こちらに迫ろうかというほど燃え盛る火をぼんやりと眺める様は異様であった。
こちらが必死に腕を引っ張ってようやく生きた顔をしたのだ。
「あれは、君に助けられました。火がこちらまで来るのではと考えたまま体が動かず」
「良いって。俺消防呼んだだけだし、おまけに良いもの貰っちゃったしさ」
申し訳なさそうに眉を寄せる彼にからからと笑って手を振ってみせる。この話題は今有効ではなかったようだ。
「あっそういえばさ、今日も着けてるんだぜ」
これ、と首に下げられたものを外す。
銀のチェーン。
そこには黄色い星がぶらさがる。しかし、プラスチックで出来た黄色いそれはどう見ても安物である。
「百合っちに『子どもっぽくて可愛いですねー』なんて言われたわ」
「そうでしょうね。食玩のネックレスですから」
「一周回って最先端を行くファッションアイテムに見えたりしない?」
「残念ながら見えませんね。アクセサリーならもっと良いものを持っているでしょうに」
「いやこれは大好きなしゅしゅたんに貰った宝物だしぃ……」
いじらしく照れるような仕草をするとすぐに蔑む視線を送られた。
「君は冗談が好きですね。僕に貰ったものだからといって気を使う必要もないんですよ。たまたま子どもの頃のおもちゃが残っていただけなんです」
彼は心底気の毒そうに言う。
これは、あの火事の後にしゅしゅたんからお礼としてもらったものだ。
「茫然自失のあのままでいれば無事では済まなかった、何かお礼を」という彼に「それならばこれが欲しい」と彼の小物入れにあったネックレスを所望した。
いかにも昔の荷物を処分し損ねただけというそれ。少し傷もある。
彼は本当にそんなもので良いのかと伺ってきたが、こちらとしては願ったり叶ったりなくらいだった。
冗談めかして言おうとこれが宝物なのは本当のこと。放すことは出来ない。
「いや、子どもしゅしゅたんがこれを手にしていたと考えるとますますな」
「変態ですか」
頭を小突かれる。
どうかその伸びた手が白いままでいてほしい。赤い色に飲まれないように。
「そうだしゅしゅたん、それ首につけ直してくれないか?」
「良いですけど」
「子ども用だからかチェーンが短くて、自分じゃ着けにくいんだよ」
「対象年齢が7歳以上ですからね」
ネックレスを手にした彼が後ろに回り込む。
チェーンの両端を持ち首へ回し、そのままカチリと1つの輪を作った。
「やはりこれは小さいですね」
「サンキュ。そのサイズ感も可愛いだろ?」
「幼い子どもが着ければの話だと思いますが」
「俺が着けても可愛いって言ってくれよ!」
そうしてしばらく歓談する内、窓から注す光が段々と闇に変わっていた。カチカチと鳴る時計に目を向ける。
「暗くなってきたな。長居してもあれだしそろそろ帰るわ」
「そうですね。最近はどうも物騒なようなので気を付けてください」
立ち上がれば玄関まで送ってくれる彼。
仄かな灯りを受けた顔は心配そうに歪む。
「あの件で聖書さんも酷く悲しんでいました」
「おう。公園の花壇が荒らされてたんだったっけ」
「他にも木の枝が折られていたり」
「でも、人には及んでないんだろ?誰かが調子こいて遊んでるだけだ」
「それでも迷惑な話ですよ」
「確かに木や花をいたずらに切るなんて異常だよな。あ、本助かったわ。ありがとな」
「返却はいつでも構いませんから。
そうだ、今度はそちらにお邪魔したいです。こちらもセンスのことで笑われっぱなしでは腑に落ちません」
と急にいたずらっ子のような笑みを浮かべた。それに慌てて弁解を始める。
「ぬいぐるみのことは悪かったって!てか俺の部屋マジですげえ散らかってるから当分無理だわ。今度は二人でどっか外に行こうぜ」
そのまま彼の返事を待たずに半ば無理矢理ドアを閉じる。
あの向こうでまたこの夜も、多くの火が灯るのだろう。
日が傾くなかをひたすら歩く。
首にあるこの重みを忘れてはいけない、ポケットにあるこの重みを握ってはいけない。
歩を進める度に目につくのは木々や草花、蠢く虫たち。
果ては前を横切る猫にまで。
見ればついつい嫌な想像を広げてしまう。
それを振り払うように家へ向かう足を速めた。
「ただいま」
一人で暮らすこの家、「おかえり」はない。
もちろんあの家のように柔らかい火による出迎えもない。
ただし、電灯を付ければ室内には多くの煌めきが浮かび上がる。
光を鈍く反射する刀身たちだ。
机上に散らばるカッター。
床に並べられた刀剣のレプリカ。
多種多様に取り揃えられた包丁。
大きな箱には斧や鉈。
壁に刺さった鋏はいつのものか思い出せない。
「これだって、持ち歩いてどうすんだよ」
ポケットから取り出したのは携帯ナイフ。
折り畳み式の比較的小型なもの。
「もう迂闊に外出れねぇかもなあ……」
ナイフの刃を撫でながら苦しそうに笑う。
彼は刃物が好きだった。
刃が光る、刃が滑る、刃が切り出す。その全てに美しさを感じ陶酔する。
ただし彼が刃物を愛するのと先の彼――しゅしゅたんが火を愛するのとでは明確な差があった。
彼の火依存症は自覚するかしないかという程度のもの。
それに引き換え彼の刃物依存症は、既に引き返せないものになっていた。
紙を切る、壁を裂く、果ては刃を自らに突き立てる。
そこまで辿り着いたとき、自らの収まらぬ衝動がもうどうにもならないことに気付き泣きそうになった。
「しゅしゅたんはまだ治る、戻れる。取り返しがつかなくなる前にどうか、どうか」
山火事を前に取り憑かれたような表情で佇む彼にぞっとした。
もしも彼の依存が悪化して行けば彼はいつか火に飲まれてしまうかもしれない。そうなる前に少しずつでも良いから彼を火から離したい。
その時自分に何か固い約束が欲しいと思ったのだ。
それを表すのがあのネックレス。
これを身に付けることで彼を守るよう自らを戒める首輪。
その役目はもう一つ。
あの時無防備な彼を、美しいと感じてしまったから。
あの首に刃を通せばどう変化するのだろう。皮膚を突き破った刃は肉の中でどう動くのだろう。
そんなことが頭を過り背筋が凍った。
自分の依存は治らないと苦しみながらも諦めていたが、だからといって人道を外れることを正当化するつもりはない。
そんな衝動が自らを突き動かさないよう、なるべくならそんな衝動が起こらないようにと願う。
彼を守ることと自分を抑えること。
その2つの誓いを込めたあのネックレスは二重の首輪となる。
玄関口での会話を思い出す。
『最近はどうも物騒なようなので』
あの不安そうな顔。
自分を心配してくれていた。もう不必要にあんな顔はさせたくない。
いっそ次が来る前に首輪がこのままぎゅうと締まってはくれないかと夢想する。
それでも次の衝動は来てしまう。
「罪悪感で首絞まりそうだわ、マジで」
ケタケタと笑う目は銀に澱む。
本当に文が長すぎたようで申し訳ありませんの。
大変なスレ汚し失礼いたしました
好き。大好き。愛してますわ。結婚してください
357:匿名の腐女子 hoge:2016/08/27(土) 23:19 >>351-354
ーーーーー!!!!!((声にならない叫び
うわあほんとに好き……(><)超好き……(><)
長くてボリュームたっぷりで本当大好き(><)(><)
CP要素薄めだと逆に萌えるよね、妄想の余地が多くて
359:匿名の腐女子 hoge:2016/08/28(日) 17:08 >>358
わかる(わかる)
最近暑いせいかラブラブしてる文よりもなんか暗めの文が好きになってきた
白霞悪魔でcpいいんじゃないかって思い始めた
361:匿名の腐女子 hoge:2016/08/28(日) 20:19ストーカーとストーカーの出逢い…か
362:匿名の腐女子 hoge:2016/08/28(日) 20:34 一人の人物を熱心に追う二人がバッタリ鉢合わせ!
睨み合う二人!飛び散る火花!
いつの間にか「あれっこいつ気が合いそう」!
しゅしゅたんの後を追って偶然同じ電柱の後ろに隠れる二人……!
触れ合う肩と肩、芽生える恋心……!
デートプランはしゅしゅたんの追尾以外無し……!
インスタではしゅしゅたんの盗撮写真ばかりあげて交換……!
大草原ですお姉さま
365:匿名の腐女子:2016/08/28(日) 23:25明太陽炎でなんか短編書いてくる
366:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 00:36 >>365
わーい\(^o^)/
明太陽炎
負けた。
幽霊の間から狼と狂人に囲まれた最後の村人を見つめながら長い溜息を吐いた。お約束のppは胸糞悪いものだった。霊界から解放され、互いに労り合う他者らを見て、一人だけ黙ったまま会話を思い返した。負けた要因はなんだろうか。自分は村人としてやれることはやった、占いよりも早くに狼を一匹炙り出せた。だが、最後の最後で騙された。
まさか明太が狼だったとは。
「はぁ、慢心慢心」
いつの間にか、自分の中では明太=村陣営という思い込みがあったようだ。それを払拭しきれなければ、次に明太が狼になってもまた負けてしまうだろう。
自省しながら、一人会話の輪から外れたまま路傍の木の後ろに回って寄りかかった。
陽炎は他人との交流はほとんどしない。唯一親友の悪魔とはふざけ合うこともあり、そして悪魔が慕っているしゅしゅにちょっかいをかけることもあるが、その程度の繋がりである。
それが推理のために一番良いとも考えていた。
が、自分から触れないからといって、触れられないわけではない。
「陽炎ここにいたのか、探した」
「……」
いつの間にか明太がそばに立っていた。
相変わらずどこか歯車の噛み合っていないような目をしている。黒い瞳はじっと陽炎を見つめているようで、見つめていないような気さえする。
陽炎は、この掴み所のない明太が苦手であった。
「あっちいってろキチガイ」
負けたこともあり苛立っているゆえキツい物言いになる。いや、普段からかなりキツい言い方をするが、明太には特段容赦していない。こいつが自分に好意を抱いていると知っているからこそ余計に。これ以上付け上がられては困るのだから。
さて、明太に見つかった以上落ち着いて考えることもできないため、どこか他のところを探そうと歩みだそうとした。が、腕を強く掴まれて不愉快な制止を食らう。伸びた前髪の間から不埒な行為に出た張本人を殺す気で睨みつけてやっても、向こうはいつものどこかイカれた表情を浮かべるのみだ。
なんて歯がゆい。自分が狼になったら真っ先にコイツをかみ殺してやりたい。
だが不穏な考えは明太には決して伝わりはしないだろう。この前面と向かって「○ね」と言ったのに何故か頬を染められてしまった苦い記憶が蘇る。
「で?なんですかねキチガイ明太さん。いい加減手を離してくれないと折っちゃいますわぁ」
「離さない、ああ離しはしない例え折られてしまっても構うものか」
「うへぇ……何するつもりなんですか?変なことしたら二つの意味で殺しますわぁ」
社会的にと物理的に。
相手の意図が掴めずいよいよ怒りで頭に血が上ってくる。いっそそこらへんに転がった石で頭を砕いてやろうと画策し出したところで、明太の一言に脳の機能が停止する感覚に陥った。
「陽炎が悲しそうなんだ。なあなぜなんだ?陽炎はよくやっていたのだ、とてもよく頑張っていた」
悲しそう……?
それは俺を形容してるんですかね……?
すぐに否定して、ついでに石とは言わずに顔面に一発ぶち込んでやっても良かった。もしくはいっそ清々しく股間を蹴り上げてやっても良かった。なんなら大声を出して痴漢された女性のような演技をして、他の奴らを呼んで場の空気を打ち破ることもできた。
しかしそうしなかった。
なぜなら、言われてからやっと自分が悲しいと感じていることに気付いたのだから。
占いが白出しをしてから、神経を研ぎ澄ませながら全員を観察し推理をした。全力だった。ゆえに終わった今は頭が痛むほどに疲れている。それでも負けてしまった。悔しさばかりに目を向け、頑張った自分の悲しさと虚しさは、見ないふりをしていた。そして明太も狂人ではあるが洞察力は一級品だ。知らない間に、自分ですらわからなかった感情も読まれてしまったんだろう。
やっぱり、自分の最大の敵はこいつだな。
心の中で好敵手を認めつつ、出る言葉はいつもの天邪鬼なものだった。
「キチガイ明太さんの目は節穴ですわぁ、悲しいどころかウキウキしてるんで」
「えっそ、そんなはずはない!確かに悲しそうにしていたのだ、ここで一人で泣いてやしないかと思ったからそっと寄り添おうと僕は」
「てめーが泣け」
「ひ、ひどいひどすぎる……!陽炎は薄情だそして素直じゃない…!だが戦友だからな、ああそうだ戦友だから僕は陽炎がやはり大好きなんだ、好きだ」
「あー耳が腐る。ノシ」
「待ってくれ行かないでくれ陽炎!まだ話したいことは山ほどあるのにあああなぜだなぜだ……!好きなんだ好き、愛してるんだ……!」
ヒュー、大胆な告白だこと。
半笑いでズボンのポケットに両手を行儀悪く突っ込んだまま、ゆらゆらと小さくまとめた髪を揺らしてそこを離れていく。
喚く明太を残して一人帰路に着いた陽炎はきっと気付いていない。自分の耳がリンゴのように真っ赤に染まっていることを。
明太陽炎で【リンドウ(悲しんでいる君を愛す)】をお借りしました。シリアスにしようとしたら失敗した…(><)
あら^〜
370:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 08:37 短編多くて嬉しい(*°°*)
(明太→→→→→→→陽炎な感じいいよね…)
診断メーカーはやっぱりネタの宝庫ですよね(><//)
372:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 10:42最近お姉様方お静かですわね…
373:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 10:52 >>372
葉っぱ全体が静かな気が致しますわ。夏休み終了直前で課題に勤しんでらっしゃるのかもしれませんわえ。
診断でいくつかネタを投下しますわ><
まず教会組
悪魔がかけられたのは、愛する人を嫌いになる呪いです。鏡で呪いが解けます。悪魔と一緒に暮らしている人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解く代わりに記憶を失います。
しゅしゅたんがかけられたのは、声が出せなくなる呪いです。懐かしい匂いで呪いが解けます。しゅしゅたんに呪いをかけた本人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解く代わりに寿命が縮んでしまいます。
聖書がかけられたのは、悲しみ以外の感情を忘れる呪いです。優しく撫でられることで呪いが解けます。聖書に呪いをかけた本人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解く代わりに声を失います。
狂乱カルテット
ツサイがかけられたのは、愛する人についての記憶がなくなる呪いです。青い蝶の鱗粉で呪いが解けます。ツサイが最も尊敬する人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解く代わりに命を落としてしまいます。
寡黙がかけられたのは、少しずつ記憶を失っていく呪いです。別の呪いにかかることで呪いが解けます。寡黙のことを最もよく知る人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解かない方がいいと思っています。
ツッコミがかけられたのは、猫の姿になる呪いです。歌声で呪いが解けます。ツッコミが最も嫌う人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解くと自分が呪われてしまいます。
人狼希望がかけられたのは、喜びと悲しみが入れ替わる呪いです。一滴の血で呪いが解けます。人狼希望が最も尊敬する人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解く代わりに視力を失います。
花組
芍薬がかけられたのは、少しずつ記憶を失っていく呪いです。歌声で呪いが解けます。芍薬を最も嫌う人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解く代わりに視力を失います。
百合がかけられたのは、泣くことが出来なくなる呪いです。懐かしい匂いで呪いが解けます。百合と一緒に暮らしている人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いのことを知りません。
牡丹がかけられたのは、眠りから覚めなくなる呪いです。毎日優しい言葉をかけられることで呪いが解けます。牡丹といつも一緒にいる人だけが呪いを解くことが出来ますが、その人は呪いを解く代わりに寿命が縮んでしまいます。
安価で決めた相手と悪魔の小説書きますわ
そうですわね、>>380で
出来ればマイナーな組み合わせで書いてみたいですわ
378:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 11:32マイナーな組み合わせ……悪魔百合とかかしら?
379:匿名の腐女子:2016/08/29(月) 11:39悪魔百合は結構囁かれていなくて?…月様とか?
380:匿名の腐女子:2016/08/29(月) 11:42夢売りで見てみたい
381:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 11:42スライム
382:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 11:43 先を越されたか><
>>373のしゅしゅと聖書でいい感じに短編できそうだね
月と悪魔ってcpだったっけ?
384:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 19:07 マイナーで好きなものはケガ百合
1人過去ログ探してる
>>384
はい好き
絶対総受け!って人いる?
387:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 20:22 CP要素が薄いかもしれません…
一応夢売り悪魔を目指しました…!
夢売り商人設定で
「ふぅ、そろそろ店を閉めるか…」
日はとうに沈み、商店街の人通りもまばらになってきた。
品物もほぼ売れてしまっているのでもう閉めてもよさそうと判断し、店仕舞いの用意にかかる。
旅商人である俺は1週間程で町を移動する。町から町へ、まだ見ぬ町、まだ見ぬ出会いを求めて。
この町にいるのも明日で最後な訳だが…。
「やっほ、商人さん♪」
あぁ、今日もきた。
店を仕舞うときに必ず来るこの赤毛の変人。
この町に来てから毎日のようにくる。
で、
「なぁなぁお前明日で最後でしょ?今日6日目だろ?もーちょっと居ようと思わねーの?」
ウザ絡みしてくる。
「俺は明日の店を閉めてから町を出る。今までもそうしてきた。」
「ふ〜ん…」
目の前の男の顔が曇った。
「…?どうかしたのか?」
「…俺さ、外の街ってもんを見てみたいんだよね」
「出た事ないのか?この町から」
暗い顔で、そいつはこくりと頷いた。
「出た事ない…っていうか、出られないんだよね、俺」
「出られない…?」
厳しい家なのだろうか。
何でか尋ねようとした時。
「あー、ごめん!俺そろそろ帰るわ!じゃあね、商人さん!」
手をヒラヒラと振り、そいつは駆けていった。
******
「商人さん、やっほーぅ!」
店を畳む商人に声をかける。
聞けばこの人は今日でいなくなるらしい。
町から町へと渡り歩く旅商人なのだそうだ。
この人も無理かな。まぁ、俺の正体を知らないだけまだいい方か。
「どーぅ?この町いいとこだったでしょ?またいつでも遊びに来なよ!俺待って…」
ぐい、と腕を引っ張られた。
「お前の事は全部知ってるよ、悪魔」
喉が閉まるような、息が出来ないような感覚がした。
同時に、嫌な汗が体を流れる。
「は…え…?」
「町の人からお前の事について聞いた。お前、悪魔なんだろう?その手首についてるリングのせいで結界を通れないんだってな」
だめだ、この人は全部知ってる。
俺の正体を知っちゃってるんだ。
また拷問受けんのかな。死にゃしないけども。
ほら、奥から金槌持ってきた。きっと俺の体をあれで…。
「動くなよ」
腕を固定された俺に向かって、金槌を構えた商人さんが言った。
槌が下りてくる。咄嗟に目を瞑った。
ボキッ。
音はした。けれど、痛みはない。
恐る恐る目を開けると。
「あ…」
忌々しいリングが、いや、リングだったものが粉々に砕け散っていた。原型なんてないほどに。
「お前、今すぐ荷造りしてこい」
「は?」
「言ったよな、外の街を見てみたい、って。俺と一緒に行かないか?一緒に世界を見に行こう」
手を差し伸べられた。
今までこんな優しさを向けられた事なんてなかった。
悪魔というだけで人々は忌み嫌い、町に閉じ込め、正体知った旅人達は皆掌を返す。
だけど、この人は違う。
俺に手を伸べてくれた。
俺を連れ出そうとしてくれた。
そんなの。
「…おう!」
その手を取るしか、ないじゃないか。
>>387
素敵
リア狂ばっかりってよく言われるけど、本当にまとも、すごいまとも、って人いないのかな?
390:匿名の腐女子 hoge:2016/08/29(月) 20:32 >>387
いいわねっっ(><)
すごいまともな人は本当にいないと思うんだぁ……
悪魔月…いいかもしれませんわ…
392:匿名の腐女子:2016/08/29(月) 20:48 >>387 今死にました 萌え死にました
元祖(?)リア狂組って誰だっけ
悪魔「相対とか向日葵はまとも」
陽炎「俺が一番まとも」
悪魔「キチガイだから1周回ってまともかもな」
とのこと
>>393
向日葵って誰?新入り?
相対がまともなのは同意
陽炎は……………(><;)
(メンバー能力者設定でハリーポッターみたいなファンタジーやりたい)
396:匿名の腐女子 hoge:2016/08/30(火) 00:19 >>394
敬語か綺麗なスマホらしいよ
しゅしゅたん×誰かで短編書きたいです(><)
安価出します頑張ります>>400
まさかの安価制ですかお姉さま><
夢売りさん><
あっちなみに夢売り悪魔の素敵な文を書いたお姉さまとは別人です(><)便乗してごめんなさい(><)
399:匿名の腐女子 hoge:2016/08/30(火) 00:38 陽炎なんてどうかしら
>>398
夢売り悪魔の者ですわ
どうかお気になさらないで!
寡黙で