血の街ヤーナム

ヤーナムに来る者よ、その血が汚れる覚悟をしろ

「ローレンス先生...私達恋人だと...思ってる...」

んむぅ…なんのことでしょうか…

…え？

……え、え？

「...もうムリッ！！先帰るっ！！！」（赤面しながら【加速】で入り口へ戻る）

………………え？

「...」（さっさと行けと言わんばかりにピエロを投げ飛ばした）

う、えあっ!!!!!?(入り口に突っ込む)

「えっ？わぁっ！！」（ピエロが直撃し、転ぶ）

う、ぅううぅ…(頭を抑えうずくまる)

「〜！っ〜！！」（頭を思い切り打った）

…ぃいたいです…ぅ…

「...！！大丈夫...？」

「...また、だね」（ピエロを担ぐ）

ふ、はっはい…あれ…？僕いつの間に…たしか…敵を倒したあとだったはずですけど(頭を打ってさっきの記憶が飛んだ)

っう、わぁっ！

せっせんせぇっ？

「...私を...ピエロ君、受け入れてくれる...かな」（出口へ歩きながら）

……？

「...今度、私の名前も教えるからさ」

『…なん…だ、ろ』(意識が途切れ眠る)

……れい…ちぇ…る…(寝言)

「きっと...きっと受け入れて...ね」
（赤面しながらまた歩き出す）

みんな〜？

「！！！！！？っいきなり恋人呼びをしないでぇ！！」（驚いた拍子にピエロを学園に投げ飛ばした）

どこ〜？

「はっ！...あっ...貴女」

「いっいつからそこに...」

へぅっ!!!!!?(また頭を打つ)
きゅぅう……

「ああっ！！ピエロ君ー！！」（走り去った）

ここに居たよー?気付かなかった?

「レイチェル・ムーンテイル」「Piero」が去った

血の街が警告を出してる...？

こんなこと今まで...

っ……い、てて……あれ…僕なんで学園に戻って…

…とりあえず…保健室に向かいましょうか…

ピエちゃんやー

…っはい!?…ってあれ…カレンさん

(なんかあっち見たら僕保健室で寝てるみたいだからあっちに合わせるね)

ずっと前から居たよー

「...ああ、ローレンス...ローレンス...我が導きのローレンスよ...」

「私の間違いをお許し下さい...狂った狩人となった私をお許し下さい」

「導きのローレンスよ...私の血をお許し下さい...」

「ローレンス..導きのローレンスよ...」

「愚かなるレイチェルをお許し下さい...」

「狂った狩人をお許し下さい...」

「私は...見なければなりませんでした...」

「本当に狩ればいいのか見なければなりませんでした...」

「...それに気づけぬ私をお許し下さい」

「我が導きのローレンスよ、愚かなるレイチェルをお許し下さい...」

…ｯﾄ))………先生…

「ああ、ローレンス...ローレンス...」

、、、せ、せんせ、、

「我が導きのローレンスよ...」

…やっぱり、聞こえませんよねぇ…

「狂った狩人の血をお許し下さい...」

……氷の紳士……

(なんだかんだで着いてきてしまった)

……まったく、この人は…

せんせーにもーお、ちゅーしてあげよーかー？
(大声)

「私の裏切りをお許し下さい...愚かなるレイチェルをお許し下さい...」

すっ(先生の近づく)

パレットさんっ、シーっ…ね？

「我が導きのローレンスよ...我が導きよ...」

…先生っ、ピエロですよ、ピエロ・ルーン・スピリチュアル、聞こえませんか？先生

(一生懸命頷く)

…結局『サドキエル』の加護も、聞きませんでしたか…

「ローレンス...ローレ...ん...」

「...ピエロ君...？」

…先生…(先生を抱きしめる)

…お疲れ様でしたねぇ、すみません、僕がもっとしっかりしていれば良かったんです、先生は悪くありません

「...何だ...来てくれたのか...」

……ごめんなさい、先生

「てっきり...呆れられたかと思ったよ...」

…そりゃあきますよぉ、心配ですもん

、、、せ、せんせ、、、

「...私が狩った子は...」

[ほう……二人は……？]

【顎に手を当てて考える】

ちゃあんと、生きてますよ

「どうなった...?」

「そうか...私はやはり狂ったんだな」

大丈夫ですよせんせ、、、、
生きててごめんなさい、、、、。

先生は大丈夫です、ちゃんと僕が見張ってるんですから

総督……そういうことなのか？

(声を最小限に潜めて総督に聞く)

もうっ！パレットさんっ生きてていいんです！なぜ謝る必要があるんですかっ

「...私も少しは考えよう」

狂ったからなんです、そんなもん、うちのデュークさんなんかもっと狂気まとってますよ

「...ローレンス先生にいろいろ聞いてもらったよ」

……そうですか

……狂った原因が私にもあるならば謝ろう……

(頭を少し下げる)

「大きな声で、叱られたよ...」

いや、ちょっと過去にこのヴァンプフェアリルの血のせいで、色々あって、、、
(苦笑いで下を向きぼそぼそとしゃべる)

…おや、それはそれは、手厳しいですねぇ、ローレンスさん

「...、...、また考え直すよ」

…大丈夫ですよ、皆さんちゃんと聞こえてるし、ちゃんと分かってます

「今度から...広い目で見るよ...」

せ、せんせ、、、？

…ええ、時間は必要です、傷を癒すのは本来、ゆっくり時間をかけてやるものですから

せんせ、ごめん、

「だから今はちょっと...ここに居ようかな」

…先生？