ここは森、魔を抱擁する深き場所
462:魔王:2018/11/06(火) 00:02 「勉学で缶詰めというのも、辛いものだな……」
と、魔王がある部屋から出てくる。
その部屋は、誰一人として……ニャルちゃんにすら立ち入りを許していない……王座の間よりも閉鎖されているそんな部屋だった。
…おぉ、にいやんか、邪魔しとるよ
(窓枠に腰掛け、酒を飲んでいる)
「……ああ、パーティーの時にいた君か……
そういえば、名前を聞いていなかったな……?」
…んー、名前は…んむ、好きなように呼んでくれてかまへんよ、わし、自分の名前言えへんねん
466:??:2018/11/06(火) 00:19 あー、でも知り合いにゃあ『ウスグラ』って名前つけられたわ、…んふ、今でも面白いのぉ、ねえやんは
(サクラナのことを思い出してクスクスと笑う、月光に照らされて笑う彼はどこか神秘的)
「そうですか、では私は……あえて別の名で呼びますか」
特別を好む彼は、名も無き男の顔をじっと見つめて、考える。
「……『エンプ』とでも呼ぼう」
…んふ、みんな名前つけるん好きやねぇ、…でも、面白いし嬉しいわぁ、にいやん
(ひらりと顔を隠している布が風で揺れ、ふわりと笑う口元だけが見える)
「ああ、私も……また仲間が増えた気分で嬉しいよ、エンプ」
その微笑む様子を見て、どこか安心を覚える。
仲間…仲間かぁ、……そうやって認識してくれるんは有難い限りやけど…わしはにいやんに恨み妬みを叫ばれるべき立場やしのぉ…逆にこっちが複雑やわ
(そうポツリと呟き、酒を飲む)
「……私は別に気にしはしないぞ?私の後は、この世の終焉を見届けるだけだからな……」
その顔は、どこか虚無感を感じる顔だった。
…寛容なんはええけど、若いうちからそないな面晒したらあかんよ
(するりと手を伸ばし、虚無感を感じさせる顔の眉間をトンっと指でつく)
「……ふふ、若く見えますか。
それでは口が裂けても『遠い昔から廃人のように生き残ってきた』とは言えませんね……」
つつかれた眉間を掌でなぞって、照れ臭そうに笑う。
…ま、それでもわしよりかは年下やしなぁ……せやなぁ、爺様からの助言や、にいやん、ま、まだ意味わからへんやろうし、聞き流してもええよ
……終わりが魅力的に見えるのは、おどれが始まりにすがっとるからやで、おどれのような若いのが、悟りを開くんはちょぉっと早いで
(意味深な言葉を呟き、ゴクリと酒を一気飲みする、瓶が殻になるといつもの様に袖からまた新しいものを取り出している)
…飲まへん?わしの使いが作った一級品やで?
(グイッと杯を差し出す、ゆらゆらと揺れる酒は月明かりに照らされ、青く美しい)
「……そういえば、私も名乗っていませんでしたね」
始まりという言葉がやけにつっかかり、思わず話を反らす。
「……私は皆さんから『魔王』や『キャプテン』と呼ばれますが、本名は『アーサー』というのです。
神に呪縛をかけられた私が、唯一持っている人間らしさです」
無理な笑顔を作った。
「……ぜひ、いただきましょう」
その杯を受けとる。
「失礼、名前が違っていましたね……
おい、どうした?」
画面の向こう側へと話かけている。
おーおーのめのめ、ほんで全部吐き出しとけ、…そないなもん顔に張り付けとらんと、1回全部恨んでしまえばええねん、嫌いやーって叫び倒すのは、楽になれる1番の方法やで…
480:??:2018/11/06(火) 00:58……(画面をちらりと横目で見る、が直ぐに目線を月に移す)
481:??:2018/11/06(火) 01:08 ……んぁ?……おーおー、不味い不味い、ちと薬の量が多かったかの
(酒をのむ手を止め、こめかみを抑える、その手はうっすらと透けていてその先にある景色が見える)
んむ、…用法用量というのは全くもって面倒じゃのぉ、
(ムスッとした様子で酒をまた飲む)
...ほら、そこ備品を弄らない...担当は終わってるのですか?
484:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/06(火) 19:57窓は終わってますか...や、縁が中途半端です、やり直し
485:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/06(火) 19:57 (ギャー!ギャー!)....下の方でも...まったく...
(歩いてった)
ちょっと通りますよ
487:アンジェ ウィザード:2018/11/07(水) 05:37 僕は森をすり抜けていますね
次の場所へ移りましょう
....やれやれ、苦労は変わりませんね...(ボロボロ)
489:??:2018/11/07(水) 19:31 じょうちゃんはいつも大変そうやのぉ、大丈夫かえ?
(にゃるちゃんの隣にふわりと降りてくる)
...貴方ほどじゃあありませんよ
(溜息を吐いて武器研ぎ)
ん?そうかのぉ、わしは…まぁ散歩ばかりしとると使いにしばかれるが、結構のんびりやからなぁ…
492:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/07(水) 20:51.......そうですか
493:??:2018/11/07(水) 20:54……ホンマに最近動きっぱなしで辛そうやで?じょうちゃん本人がそう感じとるかどうかはしらへんけど……みかえる辺りにまたなんや言われるかもしれへんよ?
494:??:2018/11/07(水) 20:55 そーいえば、みかえるが『…そろそろ、にゃるちゃんには本格的に休んでもらわないとやばい』ってめっちゃしかめっ面でゆーてたし
(何気にうまい声真似をしながら話す)
.................
(焦りを隠せてない)
…んふ、まぁ、適度に、ちゃんと休憩しぃや?みかえるにはわしからも大丈夫そうやってゆうとくから、まぁ、休むつもりがないならわしも考えるけどな(ニッコリ)
(顔が見えないがとても威圧感のある笑みを浮かべていることだけはわかる)
........善処します...
498:??:2018/11/07(水) 21:16おん!若いうちはちゃんと休んでな
499:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/07(水) 21:23........ああ、そうそう
500:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/07(水) 21:25 姉御さんが貴方が居ないって、喚いていましたよ...
(本を開いて読み始めた)
……あー、…そう言えばねえやんにはそんなにあってない…か?…時間感覚が違うからよぉわからへんわ
502:??:2018/11/07(水) 21:30 まぁとりあえず、ねえやんにも会いに行ってこななぁ、ありがとうな、じょうちゃんっ
(礼を述べるとすぅっと霧に溶けていくように消えていった)
誰も知らない、入ることすらできない、孤立した世界の中で彼は閉じ籠っていた。微睡む意識の中、静かに本を捲る。
「……アーサー(魔王のこと)。そんなに同じ本ばかり読んでて、飽きない?」
「……飽きるさ、だが読まなければならないのだよ……」
そういって、魔王はやや厚い本を彼に見せる。
「勉強か、僕には関係無いね」
「困ったときは助けてほしい、私にもわからないときがあるからな」
「……はいはい」
面倒くさい……と、声と顔で表した彼が魔王からその本を一旦取り上げ、すぐに戻す。
そこには、二人の魔王の姿があった。ただ、片方は珍しく『赤い髪の毛』であったが。
...........
(城掃除中、血で染まった使用人も回収して掃除)
カウチの上で仰向けになり、息を静かに吸う。目は閉じたまま、全身で月の光を受けている。
机には、彼を包むように紅茶の芳しい香りが漂っている。
................
気付かれぬ様に、紅茶の横に菓子を置き、掃除に行く
...................
(そろそろ慣れた頭痛と骨折に応急処置、掃除中)
「どうだ、ちったぁマシになってきたか?」
「ああ、自信がついてきた」
魔王は、誰も立ち入らぬ世界にまた籠り、本を開いていた。その顔はとても明るい顔だった。
「明後日からは楽しみだな、まあ、せいぜいお土産話でも聞かせてくれよ。楽しみにしてるぜ」
「……ああ」
そう短く返事をして、彼は本を閉じた。
マリアは、一人星を眺めている。
全く姿を現さぬあの男を想いながら……
「…………(いかがなされたのでしょうか…)」
(淡々と、雇った人外使用人達と共に、城を管理し続けていたメイド…)
「……今までどこに行ってたのよ」
「部屋に閉じ籠ってた、簿記の検定だったんだ」
「嘘よ、この森の中にいるなら私が気がついているわ」
マリアにも、あの部屋の存在は知れわたっていないようである。
「…………………(修羅場…なのでしょうか)」
(物陰から二人を見ている)
「ニャルちゃん、大丈夫よ。喧嘩はしてないから」
マリアが、至って笑顔で言う。
「…左様でございますか…」
(奥方様の前にも関わらず胸をなで下ろす…)
えっと、確かここであってるよな?
(深くフードを被った男が森の入り口で立ち止まり)
えっ、気配ないけど、本当にいるんだな?
(彼の周りを漂っている仄かに光っているものに尋ねる)
「………お客様ですか…」
(???の真後ろから声を掛ける)
「……失礼ながら、名を言って貰えますか?」
518:????:2018/11/20(火) 22:05 あっ、俺の事?
(突然現れた人に驚いたように光が消え)
俺は大翼、えっとあんたは?
(相手を深く被ったフードの奥から見つめ)
「お客さんね……」
「そうか」
二人は、興味がなさそうに呟きあう。
「私はニャルちゃん、この森を統括する主人のメイドです」
521:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:07 「以後、お見知り置きを…大翼様」
(お辞儀、ニャルちゃんたる基本だが、癖でもある)
ああ、嘘は付いてないな
(フードの奥の目を細め、読心を使い心を覗く)
うん、多分知ってんじゃね
(再び現れた光に話かけ)
様付けなくて大丈夫、俺招かざる客だろ……多分
(申し訳なさそうに頭を掻き)
精霊に聞いたら、俺の探し人知ってるぽいから聞くけど……
(懐から写真を取り出す)
こいつ、知ってる?
(幼い頃の陰陽だが、誰も見たことがない少女らしい笑みを浮かべてる)
付け加えると、めっちゃ負けず嫌いな性格
「……」
526:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:27「…知ってはいますけれど、少々不安要素があります…」
527:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:28 「申し訳ありませんが、詳しい事は口外出来ません」
(キッパリと言い放つが、警戒の為か隠し武器の安全装置が外れている)
うーん、俺はこいつの近所のお兄さん的立場なんだけど……
(困ったように頭を掻き)
えっ、俺の聞き方が悪いって……仕方なくね
(周りにただよってる光と話している)
「…立ち話も酷でしょう、私の小屋に案内しますので、其処で話をしませんか?」
530:大翼:2018/11/20(火) 22:40 そこで俺殺されたりしない?
(警戒かれてるのを察し軽口を叩く)
こいつ元気かな……
(ニャルちゃんに聞こえないように呟く。フードの奥の瞳が優しく細められ)
「それは私の判断次第です、故に何の保証も出来ません」
533:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:44 「…では、此方へ」
(地面の一部を絨毯の様にひっくり返し(?)、中の空洞に入って行く…)
あっ、そこってそうなってるんだ
(少し驚いたように)
つーか、ニャルちゃん、こいつと仲いいの?あいつの加護の精霊がいるけど……
(フードの奥からニャルちゃんを見つめ気になった事を素直に聞く)
「…母です」
536:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:56 「…冗談ですよ…ごく普通の、親しい友人の間柄です」
(ユーモアも少しは心得ているが…どこか本気で言った事である)
へぇ……相変わらず子供っぽい性格なんだ
(ニャルちゃんの心と言葉を聞き苦笑する)
それにしても、ニャルちゃん随分と気に入られてるんだな
(治癒や伝心の加護が付いてるのを見つけ)
「…私は其処まで詳しく話しましたか?」
(警戒を高める)
精霊に聞いてるのと、俺人の心うっすら読めるからね、ある程度は話さなくても理解できる
(嘘を付くのは賢明ではないと悟り素直に話す)
…プライバシーに石を投げる様な行為は失笑に値します
(その類を嫌うタイプ、更に警戒を買う…)
…此処です、少々お待ちを
(地下渓谷の底、緑と何故か光が存在する渓谷の一角に丸太小屋が作ってある…)
仕方なくね、俺殺されるかも宣言されたんだし……
(面白そうに肩を揺らし、フードを再び深く被る)
あと、心が読めるっても本当にうっすらだから
この森どうなってんの?
(珍しそうに目を細め)
つーか、俺ばっか質問してんな……
(申し訳なさそうに)
ニャルちゃんは、なんか質問ある?
(そして時は動き出す)…ある程度は私の心次第の世界ですよ
(何故か、大翼とニャルちゃんが一瞬で家の中、それも椅子に座っている)
…私からの質問は出来ませんね…私は信憑性を何より気にします
(大翼の前(机)にオレンジジュースを置く…)
はぁ、あいつの好きな物言えば信頼してくれる?
(フードを少しだけ上げる)
「…恥ずかしながら、私もあの子の詳しい事は知りません」
(椅子に座り、林檎をかじる…分かってて齧ってる)
妹の陽炎とニャルちゃんがかじってる林檎が好きな反異能力者、これでどう?
(肩をすくめて)
「…少しは信用します…が、信憑性はまだまだ低いままです」
(メイド服を脱ぎ、私服に着替える…特定の人以外に視線は気にせず)
はぁ、俺そんな信頼失う事した?
(ニャルちゃんに尋ねる)
…あの子に関する男付き合いで、良い事を聞きませんからね…
(センスの無いTシャツとミニスカート…私服が少々酷い)
あー……あいつ頭いいはずなのに、自分の事になるとかなり馬鹿だからな
(フードを深く被り直し溜め息をつく)
ねぇ、あいつの本当の笑顔見たことある?
(一番疑問におもってる事を聞き)
…自信はありません
555:大翼:2018/11/21(水) 00:14 ……あの馬鹿……
(深い溜め息をつき)
ニャルちゃんにどこまで話していいか分からないけど、あいつ小さい頃は、まぁ、それななりに笑ってたんだよ
(小さい頃の陰陽の写真を見せる、そこには、いつも見せてる皮肉っぽい笑顔ではなく年相応の可愛らしい笑顔を浮かべている)
………可愛らしい…
558:大翼:2018/11/21(水) 00:23 ある事が起きてから……あいつ笑わなくなったんだ
(懐かしそうに写真を見つめ)
一人称も変えて、長かった髪も短くして、作り笑いしか浮かべなくなったんだよ
(悲しそうに両目を伏せ)
……あの子らしいと言えば、あの子らしい…
【返答が遅れました、謝罪します】
…まぁね……
(それ以上は語りたくないのか閉口する)
【返信があったのに気付きませんでした。すいません】