ここは森、魔を抱擁する深き場所
501:??:2018/11/07(水) 21:29……あー、…そう言えばねえやんにはそんなにあってない…か?…時間感覚が違うからよぉわからへんわ
502:??:2018/11/07(水) 21:30 まぁとりあえず、ねえやんにも会いに行ってこななぁ、ありがとうな、じょうちゃんっ
(礼を述べるとすぅっと霧に溶けていくように消えていった)
誰も知らない、入ることすらできない、孤立した世界の中で彼は閉じ籠っていた。微睡む意識の中、静かに本を捲る。
「……アーサー(魔王のこと)。そんなに同じ本ばかり読んでて、飽きない?」
「……飽きるさ、だが読まなければならないのだよ……」
そういって、魔王はやや厚い本を彼に見せる。
「勉強か、僕には関係無いね」
「困ったときは助けてほしい、私にもわからないときがあるからな」
「……はいはい」
面倒くさい……と、声と顔で表した彼が魔王からその本を一旦取り上げ、すぐに戻す。
そこには、二人の魔王の姿があった。ただ、片方は珍しく『赤い髪の毛』であったが。
...........
(城掃除中、血で染まった使用人も回収して掃除)
カウチの上で仰向けになり、息を静かに吸う。目は閉じたまま、全身で月の光を受けている。
机には、彼を包むように紅茶の芳しい香りが漂っている。
................
気付かれぬ様に、紅茶の横に菓子を置き、掃除に行く
...................
(そろそろ慣れた頭痛と骨折に応急処置、掃除中)
「どうだ、ちったぁマシになってきたか?」
「ああ、自信がついてきた」
魔王は、誰も立ち入らぬ世界にまた籠り、本を開いていた。その顔はとても明るい顔だった。
「明後日からは楽しみだな、まあ、せいぜいお土産話でも聞かせてくれよ。楽しみにしてるぜ」
「……ああ」
そう短く返事をして、彼は本を閉じた。
マリアは、一人星を眺めている。
全く姿を現さぬあの男を想いながら……
「…………(いかがなされたのでしょうか…)」
(淡々と、雇った人外使用人達と共に、城を管理し続けていたメイド…)
「……今までどこに行ってたのよ」
「部屋に閉じ籠ってた、簿記の検定だったんだ」
「嘘よ、この森の中にいるなら私が気がついているわ」
マリアにも、あの部屋の存在は知れわたっていないようである。
「…………………(修羅場…なのでしょうか)」
(物陰から二人を見ている)
「ニャルちゃん、大丈夫よ。喧嘩はしてないから」
マリアが、至って笑顔で言う。
「…左様でございますか…」
(奥方様の前にも関わらず胸をなで下ろす…)
えっと、確かここであってるよな?
(深くフードを被った男が森の入り口で立ち止まり)
えっ、気配ないけど、本当にいるんだな?
(彼の周りを漂っている仄かに光っているものに尋ねる)
「………お客様ですか…」
(???の真後ろから声を掛ける)
「……失礼ながら、名を言って貰えますか?」
518:????:2018/11/20(火) 22:05 あっ、俺の事?
(突然現れた人に驚いたように光が消え)
俺は大翼、えっとあんたは?
(相手を深く被ったフードの奥から見つめ)
「お客さんね……」
「そうか」
二人は、興味がなさそうに呟きあう。
「私はニャルちゃん、この森を統括する主人のメイドです」
521:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:07 「以後、お見知り置きを…大翼様」
(お辞儀、ニャルちゃんたる基本だが、癖でもある)
ああ、嘘は付いてないな
(フードの奥の目を細め、読心を使い心を覗く)
うん、多分知ってんじゃね
(再び現れた光に話かけ)
様付けなくて大丈夫、俺招かざる客だろ……多分
(申し訳なさそうに頭を掻き)
精霊に聞いたら、俺の探し人知ってるぽいから聞くけど……
(懐から写真を取り出す)
こいつ、知ってる?
(幼い頃の陰陽だが、誰も見たことがない少女らしい笑みを浮かべてる)
付け加えると、めっちゃ負けず嫌いな性格
「……」
526:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:27「…知ってはいますけれど、少々不安要素があります…」
527:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:28 「申し訳ありませんが、詳しい事は口外出来ません」
(キッパリと言い放つが、警戒の為か隠し武器の安全装置が外れている)
うーん、俺はこいつの近所のお兄さん的立場なんだけど……
(困ったように頭を掻き)
えっ、俺の聞き方が悪いって……仕方なくね
(周りにただよってる光と話している)
「…立ち話も酷でしょう、私の小屋に案内しますので、其処で話をしませんか?」
530:大翼:2018/11/20(火) 22:40 そこで俺殺されたりしない?
(警戒かれてるのを察し軽口を叩く)
こいつ元気かな……
(ニャルちゃんに聞こえないように呟く。フードの奥の瞳が優しく細められ)
「それは私の判断次第です、故に何の保証も出来ません」
533:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:44 「…では、此方へ」
(地面の一部を絨毯の様にひっくり返し(?)、中の空洞に入って行く…)
あっ、そこってそうなってるんだ
(少し驚いたように)
つーか、ニャルちゃん、こいつと仲いいの?あいつの加護の精霊がいるけど……
(フードの奥からニャルちゃんを見つめ気になった事を素直に聞く)
「…母です」
536:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/20(火) 22:56 「…冗談ですよ…ごく普通の、親しい友人の間柄です」
(ユーモアも少しは心得ているが…どこか本気で言った事である)
へぇ……相変わらず子供っぽい性格なんだ
(ニャルちゃんの心と言葉を聞き苦笑する)
それにしても、ニャルちゃん随分と気に入られてるんだな
(治癒や伝心の加護が付いてるのを見つけ)
「…私は其処まで詳しく話しましたか?」
(警戒を高める)
精霊に聞いてるのと、俺人の心うっすら読めるからね、ある程度は話さなくても理解できる
(嘘を付くのは賢明ではないと悟り素直に話す)
…プライバシーに石を投げる様な行為は失笑に値します
(その類を嫌うタイプ、更に警戒を買う…)
…此処です、少々お待ちを
(地下渓谷の底、緑と何故か光が存在する渓谷の一角に丸太小屋が作ってある…)
仕方なくね、俺殺されるかも宣言されたんだし……
(面白そうに肩を揺らし、フードを再び深く被る)
あと、心が読めるっても本当にうっすらだから
この森どうなってんの?
(珍しそうに目を細め)
つーか、俺ばっか質問してんな……
(申し訳なさそうに)
ニャルちゃんは、なんか質問ある?
(そして時は動き出す)…ある程度は私の心次第の世界ですよ
(何故か、大翼とニャルちゃんが一瞬で家の中、それも椅子に座っている)
…私からの質問は出来ませんね…私は信憑性を何より気にします
(大翼の前(机)にオレンジジュースを置く…)
はぁ、あいつの好きな物言えば信頼してくれる?
(フードを少しだけ上げる)
「…恥ずかしながら、私もあの子の詳しい事は知りません」
(椅子に座り、林檎をかじる…分かってて齧ってる)
妹の陽炎とニャルちゃんがかじってる林檎が好きな反異能力者、これでどう?
(肩をすくめて)
「…少しは信用します…が、信憑性はまだまだ低いままです」
(メイド服を脱ぎ、私服に着替える…特定の人以外に視線は気にせず)
はぁ、俺そんな信頼失う事した?
(ニャルちゃんに尋ねる)
…あの子に関する男付き合いで、良い事を聞きませんからね…
(センスの無いTシャツとミニスカート…私服が少々酷い)
あー……あいつ頭いいはずなのに、自分の事になるとかなり馬鹿だからな
(フードを深く被り直し溜め息をつく)
ねぇ、あいつの本当の笑顔見たことある?
(一番疑問におもってる事を聞き)
…自信はありません
555:大翼:2018/11/21(水) 00:14 ……あの馬鹿……
(深い溜め息をつき)
ニャルちゃんにどこまで話していいか分からないけど、あいつ小さい頃は、まぁ、それななりに笑ってたんだよ
(小さい頃の陰陽の写真を見せる、そこには、いつも見せてる皮肉っぽい笑顔ではなく年相応の可愛らしい笑顔を浮かべている)
………可愛らしい…
558:大翼:2018/11/21(水) 00:23 ある事が起きてから……あいつ笑わなくなったんだ
(懐かしそうに写真を見つめ)
一人称も変えて、長かった髪も短くして、作り笑いしか浮かべなくなったんだよ
(悲しそうに両目を伏せ)
……あの子らしいと言えば、あの子らしい…
【返答が遅れました、謝罪します】
…まぁね……
(それ以上は語りたくないのか閉口する)
【返信があったのに気付きませんでした。すいません】
(空間を切り裂き落ちる)
痛っ、つーかこんな所でなにやってるの?……だいす……あっ、大翼さん
(一応さん付けつつ)
「………」(にゅる)
(話をしながら背中の触手でテディベアを作ってる…見えてないのに可愛く作る)
……藍鉄か?
(落ちてきた人を見て)
こんなに敬意がないさん付け初めだよ……
(藍鉄の心を読み取りつつ)
{遠くから見てる、いつか支配しにくるときのために}
566:藍鉄:2018/11/23(金) 21:45 (ニャルちゃんのほうを見て)
話終わってなかったらごめん、ちょっとコイツ借りますね
(にっこり笑いかけ)
「……」
(テディベアを作り続けている…悪意のある視線は最早日常、気にすらしない)
ん?
569:闇の帝王:2018/11/23(金) 21:46もしかしてばれとるパティーン?
570:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/23(金) 21:47 「お土産を持って行くのなら構いませんよ」
(大翼のズボンにテディベアを縫い付ける)
「イイエキヅイテマセンヨトットトカエッテクダサイ」
(見すらせずにそっぽ向いて人形作り)
そ、そうかならよかった
{かんしえおつづけよう、ここでかならずみきわめてやるのだ}
……あの…撮らないのですか?
574:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/23(金) 21:51「……(ピッ)もしもし警察さん?…はい、不審者がここに居て…」
575:ザレッド・イニール◆rDg 手と腕とナイフ使いな魔王:2018/11/23(金) 21:51(ごめん誤爆すいません)
576:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/23(金) 21:53 「魔の森地下渓谷です…はい…あ、変態が襲い掛かろうとして来ます、早く来て下さい(ブツッ)…」
(いかにも襲われて電話を切られた様な感じで通話を閉じる、ワザマエ)
不審者?なにをいっている、俺は偉大なデス国の王位90代ぐらいの帝王だぞ
578:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/23(金) 21:56 「…?気の所為ですね」
(わざとらしい)
ふふふ、俺はデス2世、兄貴のように変態じゃないから俺はしなないぞ
580:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/23(金) 22:02 「…暑い暑い…この頃は地底火山が噴火していたからでしょうか…」
(メイド服を脱ぎ、薄半袖のシャツとミニスカを履いて作業を続ける)
くっ、やめろ!そんなことをするな
582:デス二世:2018/11/23(金) 22:05 おれはしなないぞ!( ゚Д゚)
ショットガンとりだす
「……(チクッ)(チクッ)」
(見事な手際で可愛らしい人形が次々出来上がる)
おいっ、うつぞ!
585:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/23(金) 22:10 「ダメです、撃ったら姉さんが死んでしまいますよ?」
(言葉だけ言うと作業続行)
帝国のためなら死んでもいい( ゚Д゚)
すまないがすべては国のため
撃つ
「大人をからかうのは悪い子のする事ですよ?大人しく帰りなさい、坊や」
(幽波紋が普通に弾丸を摘み取る)
えっ、うそおお、・・・あの、俺、帰る。その弾、プレゼントあははあはは…じゃあまったのおお
逃走
「………」
(作業を続ける)
「…………………」
(城の前に届いたギフトボックスを叩いたり撫でたりと調べてる)
「しばらくここへは来れていないな……」
いつものように、静寂に包まれた森の中に建っている城。
その一つの部屋の中で彼はソファに座る。天を仰ぎ、石造りならではの冷たい空気を受けている。
「……」
マリアが、困惑した表情で椅子に座っている。テーブルの向かいには、魔王が静かにワインを飲んでいる。
なんの影響を受けてなのか、銀髪が金色に染められていた。
「なんのつもり?あなたがしっかりした手料理を振る舞うなんて、いつぶりなのかしら?」
「金髪にいたっては、あるホストの影響だ。言っておくが、レイ君ではない」
「あ、Roland様ね。分かったわ、私はローランダーだから……」
「裏切ったなマリア」
『まさか』と笑いながら、マリアもワインを飲む。
「……勉強の努力の蕾が華を咲かせた」
「受かってこと?」
「ああ……私にしては頑張った」
【私情ですが、日商簿記の2級受かりました。あまり姿を見せられなかったのは、これのためです……
これからはまた遊べるぞおおおお!!】
(おめでとうございます、どの様な理由であれ戻って来られた事に感謝しております)
594:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/26(月) 22:39(…因みに私もビジネス速度試験2級に合格致しました、似た様な時期ですね)
595:魔王&マリア:2018/11/26(月) 22:58 >>594
「なんだニャル、君も頑張っていたのではないか!
こっちへおいで、皆で祝福しようではないか!今日は私が腕を奮った料理だ、味わってくれたまえ!」
空いている椅子の前では、ニャルの好物、喜びそうな物が並べられている。
「…前に申した通り、私に主人と同じ席に座る権利などありません」
597:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/26(月) 23:55「側に居るだけで十分です…どうぞ、お気になさらず」
598:魔王&マリア:2018/11/27(火) 00:00 「……そうか、分かった」
残念に思いながらも、ニャルの考えを大切にし、一旦引く。
(私たちは早く済ませてニャルちゃんにも食べさせましょう)
マリアが薄く笑い、魔王に目配せする。魔王もそれに答えるかのように笑う。
「…ああ、女王様に伝言があります」
(手紙を…どっから取り出したか分からない)
「どうやら、新しい仕事を始めたとか…あの体では探検は無理ですからね…」
(内容について軽く言及し、女王様の前に手紙を置く…手紙は開けられた形跡が無い)