ここは森、魔を抱擁する深き場所
601:魔王&マリア:2018/11/27(火) 00:48 「あの子も忙しいわね……無事に帰ってくるかしら……?」
手紙を持ち、不思議そうに空を見つめる。
『ふふふ、女王さまへ!
わたしは今!女王さまたちが居るお城の地下に住んでます!
メイドさんにアドバイスと部屋を貰って、物作りを始めたんです!
今までわたしもメイドさんも秘密にしてましたけど、最近売れ行きも
安定して、忙しさもなくなったので手紙を書くことにしました!
まってますから会いにきてくださいね!女王さま!』
[レイチェル・アルスター]
ここで、あってるよね?
(月光に長い銀髪が反射する)
えっと……ニャルちゃんでいいんだっけ?
開かれた手紙に目を通し、すぐに嬉しそうな顔を浮かべる。
「あら、素敵なことをしているわね!会いに行かないと!」
やや成長した細く小さめな体を動かし、歩き出した。
…本当は瑠璃の方が適任な気もするけどね……
(これからニャルちゃんに話さなければならない内容を思い出し悲しげに藍色の瞳を伏せる)
…どちら様でしょうか
(警戒)
「そろそろ、来てくれるかなぁ…」
(地下の一室、メイドさんとアルスターの手により快適になった部屋)
初めまして、お嬢さん
(ニコッと人好きのするような笑顔を浮かべ)
私は、藍鉄と申します。本来なら瑠璃が来る予定でしたが……彼女色々ありまして……
(いつものふざけた雰囲気は全く感じさせない)
「……ここかしら?」
マリアが、地下のある一室の扉を叩く。手には、マリアお手製のチョコクッキー。
我が主、陰陽と仲がよろしいようなので、ご主…あっ…その事で少しお話が……
(たまに口調が崩れている)
これは突然の訪問に対するお詫びです
(そう言いお菓子の詰め合わせを差し出す)
……魔王様に悪影響を及ぼすのでコレはやめて下さい
(詰め合わせをそっと返す)
【返信遅れました、謝罪】
「むっ!やっぱり来てくれんたんですねっ!女王さま!」
(依然として片手片目は欠けているが、片眼鏡を付けて元気)
お気に召さなかったのなら申し訳ございません
(詰め合わせを受けとる。受け取った瞬間藍色の瞳の光彩が変わる)
それでは、早速本題に入りたいのですが……お時間のほどよろしいでしょうか?
(浮かぶ笑顔は、先程と変わらない人好きのする笑顔だが纏う雰囲気は別物である
)
…陰陽の事以外なら手短に済ませましょう
(表情と気配をほんの少しも動かさないまま、話を聞く)
……残念ながら我が主のお話です
(表情を消し温度のない声で告げる)
我が主は……もう少しで死にます
(事務的に淡々と告げる)
「レイチェル!
……元気そうで嬉しいわ」
傷を見て、心を傷めるが、満面の笑顔で返す。
(バンッ)……っーー…
(やっぱりか、そんな表情で頭を抱える…)
我が主と貴女は仲が宜しいようなので……一応この事を伝えにあがりました
(彼女の瞳に映っている物は覗く事ができない)
「はいっ!いつでも元気ですよっ!」
(胸を張ってドヤ顔、すっかり元の調子)
「…それで、香典でも用意して待っていなさい。と伝えに来たのですか」
(少しばかり鬱を宿した目になった)
「素敵ね、あなたも一国一城の女王様じゃない」
小さな体、腕を思いきり伸ばして頭を撫でようとする。
それと、これは私の個人的な言葉ですが……あまり御自分をお責めにならないよう
(ニャルちゃんの表情や心をみて告げる)
いえ、私はただ……
『あんまり私情を挟むべきではないな……』
(言いながら何かを考える)
いえ、何でもありません
(言うことを止める)
…それが私に出来ると本当に思っているのなら、貴女は6フィート下に埋まる事になりますが
(冷たく睨む)
ふふふ、あははは
(ニャルちゃんの言葉を聞き笑いだす)
うん……最高に面白い
(ニャルちゃんに聞こえぬよう呟く)
「いえっ!女王さまは1人です!わたしじゃなくて女王さま1人っ!(チャッ)あっ」
(ちょっと大声で言ったあと、勢い付いて片眼鏡がポトリ)
…(ヂッ)本気で貴女は散りたいのですか?黙りなさい。
(笑い出す客人の首元にナイフを突き付け、更に冷たく言い放つ)
私が貴女に伝えに来たことは、全部で3つです
(指を三本立てる)
一つは、先程申した通りご主人の死について
二つ目は、私達の過去です
三つ目は、私からの貴女への忠告です
…陰陽については聞きました…後は手短に済ませなさい
(ナイフを下げ、聞く体勢に戻る)
散りたくは……ないですね
(ナイフを避けようともせず言う)
ご安心を、私はあの変た……大翼とは違います
「……ふふ。良い気性ね」
下をうつむいたまま、片眼鏡を拾って渡す。
あの変態はいずれ晒し首です…さぁ、済ませなさい
(一瞬の殺意)
「うぅー…やっぱりサイズ合わないのかなぁ」
(椅子から立って鏡を見てしょんぼり…服装も大人しく、洒落っ気がある)
それじゃ、失礼します
(そう言いニャルちゃんの目にふれる。次の瞬間そこには、少女4人が笑いあっている景色が浮かぶ)
私の能力なので大丈夫です、目をあんまり反らさぬよう
(その光景は、陰陽や陽炎、藍鉄や瑠璃たかの幼い頃だった)
まぁ、説明しなくても分かりますよね……
(めんどくさくなったのかかなり雑)
次の場面へいってもいいでしょうか?
「……今度、仮面を作ってあげるわ」
少し微笑みを含ませて言う。
……
(返事をせずとも意図が目で伝わる…早く済ませないと殺される)
「ダメですっ!わたしは物作り師なんですから自分で作りますっ!」
(さまざまな道具が置いてある作業場を見せ、得意げ)
はい、次の場面です
(投げやりだが藍鉄にしてみればまともにやっている)
……あそこにいる少し小さめの子が陽炎ちゃん、駆け寄って居るのがご主人です
(その光景は氷に包まれていく世界の中で陰陽が気を失った陽炎を揺さぶっている)
……次いきましょうか…
……………
(段々と目が殺意を帯びている…)
あー、もう面倒くさい、はい、次
(藍鉄にしてみれば色々と頑張った)
…あのナイフ刺された女の人が陽炎ちゃんとご主人の義母…殺したのはご主人……まぁ、私もかなりこの人には苛立ったけど
(次の光景は、ナイフを持った陰陽とその足元で血を流してる女の人の光景だ)
…まだ、ご主人の過去を知りたい?
(ニャルちゃんの目に触れ元の世界へと視界を戻す)
(くらくら)…やめておきましょう…人間に慣れてから随分と精神に弱くなりました
(片目を痛そうに覆っている)
まだほんの一部なんだけど……まぁ、いいや
(何回も繰り返しみた映像なので慣れている)
なんか感想でもある?
(どこか冷めた目でニャルちゃんを見つめ)
…良いも悪いもありません
646:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/27(火) 23:33 何度目かは知りませんが、過保護に陥るだけです…
(溜息を吐くと、冷や汗を拭って片目を覆った手を離す)
初めて視界を奪われたからこれくらいの疲労は当然か……
(ボソッと呟く)
…いまのニャルちゃんには忠告はあんまり必要ないみたいだし……
(白いパーカーのフードを深く被る)
……長居しすぎました、次来るのは多分私ではなく瑠璃だと思います
(お辞儀をする、最初の従者の振る舞いに戻る)
それでは……
(スカートの端を摘み挨拶をし、もとの世界の空間を切り裂く)
まだ、小さな波、まだ大きくはない
(聞こえるか聞こえないかの声で言い消えていく)
「…………」
(業務を終え、地下渓谷の散策中)
なんか凄い久しぶり感が歪めないな
(苦笑しながらニャルの隣に現れる)
やっほ、元気?
(見た目や雰囲気などは全く変わっていない、変わらないように心がけているのかは彼女のみ知る)
ブラサン好きの魔王は元気なの?
(口元に笑みを浮かべる、その笑みはいつもと変わらないどこか皮肉っぽくそれでいてどこか諦めたかのような笑みだ)
「…気分の問題はありませんね」
(陰陽に振り向く、またポーカーフェイス)
「…あの方は元気ですよ」
陰陽の心を察し、揺さぶるのも気の毒だと考えそのまま話を続ける
相変わらずの無表情だねえ……ふふっ
(紫紺の瞳を細めて)
「…努めて無表情は辛いものですよ?」
現在の服装は散策用の軽装、洒落っ気は無し
まぁ、そんなに頑張りすぎないでねっ!
(気配を感じ横に避ける)
藍鉄「あっ、なんだご主人ここに居たの〜」
(空間を切り裂き陰陽の隣に着地する)
あっ、昨日のメイドさん……だ
(ニャルちゃんの服のセンスに思わず閉口しかける)
「陰陽が言えた事では無いでしょう…私以上の気苦労をしているというのに」
少し表情が崩れ、仕方の無いような感じがする表情になる
「…気にしない方が良いですよ?そもそも私は人間のセンスを理解していません」
(少し目を細める…洒落っ気の無さも少し悩みになっているらしい)
あー、どうかしたの?
(当然現れた藍鉄を見て首を傾げて)
藍鉄「……瑠璃が怪我して暇なんだよ…」
……そういえば、従者が居たのですね
(地味に忘れてた、酷い)
大丈夫、割と小さい頃からだから慣れてるし……
(苦笑しながら話す)
藍鉄「………」
(無言で何か考えてる)
藍鉄?
(いつもはうるさい藍鉄を不思議そうに見つめ)
藍鉄「ご主人、どうかした?」
……うわぁ、お姉さん酷い
(心を読み取り対して酷いとは思ってない態度で)
……
(ニャルちゃんを見つめ何かを考えてるがそれを表情には一切出さない)
…私を見ても何も出ませんよ?
視線に気付いてからかってみる
……やっぱ、止めた、面倒くさいし、瑠璃にやらせる
(長い思考の末自分が関わらない事にした)
陰陽「あー、今度は何やらかそうとしてるの?」
(またかという目でみる)
うーん、プラン変更してただけだよ、ご主人
…おや(ブチッ)…これですね
黄緑色に水色の花が咲いた苔?を取って瓶に詰めてる
……あと、ご主人に言いたい事が…宿り木の輪が反応してるでょ?
(陰陽の首元を視る、彼女の目には違う世界がうっている)
ここ……川の流れが近いね
……分かった……
(主語のない会話だが長い間過ごして居るので藍鉄の言いたい事を理解する)
あーがそう言うなら間違いないしね
……?
聞き耳を立てるが、内容が理解できない
メイドのおねーさん、ばれてるよ
(陰陽の隣にいたはずだが謎の空間から顔を出す)
ひゃあっ!?(ベチッ)……あ
虚を突かれて何時以上に驚き、藍鉄の頬を打ってしまう
あっ、大丈夫?
(頬を打たれる前によけ地面へ降りる)
…驚かすのはやめて下さい…人間に慣れてから耐性が低いんです
胸を撫で下ろす…旧神の気配は無い
……
倉庫を覗いて絶賛絶句中、目を見開いて硬直、動かない
…魔王様では無い……あの方が出来る訳がない…
676:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/29(木) 20:08……(リヴァ?…いや、違う…ユラ様や女王様も違う…)
677:魔王&マリア:2018/11/29(木) 20:08 「あの子の様子はどうだったんだ?マリア」
「元気そうよ、物を作る仕事をしているんだって。小さいのに、健気よね」
魔王とマリアは、いたってイキイキとした様子でレイチェルの話をしていた。どこか嬉しそうな様子である。
……(怪しい所だと…アルスターと嬢様(フラン様)か…けれど私を目を抜けてどうやって…)
考え込み、またも硬直
「ニャル、どうしたんだその顔は。いつにも増して恐ろしい面構えだぞ?」
驚くリヴァシューが、後ろから話しかける。
……取り敢えず、調べを入れるのが先決ですね
倉庫から種類問わず大量の資材が消えた事件、その調査にメイドが乗り出した
……リヴァか、貴方では無いですね?
空間が広くなっている…というか閑散とした倉庫を見せる
……木材、石材…種類も価値も関係無しですか
色々無くなってるが、共通点は無い
ふーむ………(アルスターは…いや、あの娘には纏めて大量に贈った筈…)
684:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/29(木) 20:23 …[チラッ](コイツ…いや、コイツは私有地を持っている位だし…違うか)
リヴァを一瞬疑う
「あーーー!!俺のちんすこうが無い……だとおおお!?」
閑散としている倉庫を見て、リヴァシューが叫ぶ。そしてまた叫びながら、血相をかいて走り出す。
「キャプテンこらああ!!」
……(リヴァでは無い、と)
687:リヴァシュー&魔王&マリア:2018/11/29(木) 20:41 「キャプテンっ!」
リヴァシューの気持ちとは裏腹に、魔王はマリアと共に優雅に紅茶を飲んでいた。
「どうした、リヴァシュー。紅茶飲むか?」
「それどころじゃねーや!人のちんすこう全部食いやがって!」
リヴァシューは、他の物が無くなっていることには気が付いていないようだ。
「いや、全部食べ尽くすほどの畜生ではない。私が食べたのはひとつだけだぞ?」
「食ったのかよ!ひとつも全部もおなじだ!」
二人は喧嘩をしているが、マリアは……
「仲が良いのね」
と、笑いながら紅茶を飲む。
おい俗物、今死ぬか5分後に処刑か考えろ
リヴァの行動に、殺意MAXの過保護者が1人
「理不尽!?俺、魔王にサーターアンダギーを20箱もあげたのだぞ!しかも20個入り!」
「足らん」
「はぁ!?」
『まーまー、にゃるちゃん、おちつきなよぉ』
(ふわりと桃色に煌めく翼をはためかせにゃるちゃんの隣に現れる)
ミカエル『そんなに怒ったらリヴァ君可哀想でしょ〜』
(にこにこと頬に両手をつけ、笑って〜と言っている)
……まぁ、ミカちゃんに免じてこの場は許して差し上げましょう…条件付ですが
少し気を直してる
ミカエル『…んふ、だってー、リヴァ君、よかったねぇ』
694:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/29(木) 21:10 「5時間以内に魔王様の貯蔵庫にブラックサンダー50箱(特注)とうまい棒20箱分を納めなさい、それで許します」
先程では無くとも鬼、悪魔
『…わァ』
696:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/29(木) 21:13 「…ミカちゃんに感謝しなさい」
ミカエルの肩に手を置いて、片目を閉じる…顔は笑っていないが、嬉しげ
『…リ、リヴァ君、…がんば』
(にゃるちゃんが嬉しそうなのはいいが、少しリヴァに同情する)
「…[ボソ(ミカエル…ちょっと…」
耳元で小さく言うと、魔王様の部屋から出る
『んー?』(ふわりと羽を広げ、にゃるちゃんについて行く)
700:ニャルちゃん これでも旧神:2018/11/29(木) 21:23 「……[ギュッ]…寂しかったんですよ?…ミカエル?」
途中から、天使を抱き抱えて歩く…主に目が関わっちゃいけない物に