魔の森 妖き誘い蜜

ここは森、魔を抱擁する深き場所

「…ありがとうございますね」（ひゃあああああああ可愛い可愛い無理でも我慢ああああミカあああ）

『んふ、…んー？おや、これはこれは…』
(ピコピコとなにかを受信するようにアホ毛が揺れる)

「っ!!!!［プチっ］…み''っっ!!［パッチン］」

頭の中で何かが切れた、脳内出血を起こし、思考停止に陥って幸せそうに気絶

ミカエル『！？にゃ、にゃる、にゃるちゃん！？』
(慌てて抱きとめる)

ミカエル『え、えぇ？どうしよ、僕これからお仕事…と、とりあえず屋敷…』
(ふわりとにゃるちゃんを姫抱きして羽根を広げ、屋敷に向かう)

「……はんそく…」

寝言

（何故だか知りませんが、上から目線の過激派が現れましたね）

(なんか呆れるわ。)

（せめて、hogeて貰いたい物ですが…ダメでしょうね…よく分からない喧嘩腰です）

（何をどうすれば良いのか、少しの警告の後無視するくらいしか思い付きません…精神衛生上良くないので、早めに止めて欲しいです）

(そうっすね。私はもう無視を決め込みますが。)

「………」

（大人しく掃除中）

…あー…ごめんニャルちゃん…今いい？

「…構いません、何用ですか？」

いやーね？…目のついた手って知らない？

「…知ってんなら私が聞きたいぐらいです Hey? customer…」

急に表情を砕いて…

いやーね？別に深い理由はねーのよ…試しをしてたら…急に通信が切れちゃってねー…

「身内とでも言うんなら、今すぐにでも脳天にくれてやりますよ？customer」

MG43を取り出し…

おー怖いな…まぁま…ここは穏便にいきましょうや…

「穏便、ねぇ…まぁさっさと用は済ませましょう」

物騒な物を片付けると、聞く姿勢になる

…あ、悪い…時間だ…また後でくるから…
そのときお詫びの品もって行くんで…んじゃ…ばいばー…
(そういうと体が崩れ、無数の手になり飛んでいく)

「……」

…よいしょっと…失礼しまーす…いますかねー？

「…ええ、たんまりと用意しておりますよ」

（MG43を担ぎ、火薬箱に座ってる）

「遺言はありますね？言うだけ言って早めに眠りなさい」

…おぉう…待て待て…一応品持ってきたからさ…

「必要ありませんよ、私はさっさと醜悪ストーカーにコレをくれてやりたいだけです」

MG43の銃口を向けてさっさと遺言を言うように促す

えぇ…戦うの…？つーか待て、ストーカーではないからな？ただの試運転だ…

「…ふざけるな、と血祭りに上げてやりたい所ですが…悪気が無いのは本当ですね？」

うん、はい、そうです…99パー悪気無いです

「正直でよろしい…［ドンッ］…これがその1%分です」

ザレッドの足に1発放ち、MGを片付ける

…ヒュー…おー…怖いねー…昨日と全然ちげーや

最近ニャルちゃん機嫌悪いね。生理？

「…誰ですか？」

「…ビンゴではありますけど」

…あ、そうなんだ…あ、そうそう…一応受け取っておいてよ

「…何ですか」

詫びの品…まぁ袋に入れてるやつね

生理はさすがに草
たんぽんやってあげよっか？

「…貰いますけど…だから誰ですか」

……まぁ多分あの人だな…聞かないほうがいいよ…
あ、返品は受け付けないからねー…

「…害のある品なら貴方は6フィート下に埋まりますよ？」

うーん…どっちだろーね？
良い品か悪い品か…

安心しろ、ここで実演してしっかりと効果を示してやるから

おいやめろ…か、かず…いや分かんないから怖い…

だれと勘違いしてるんだ…

…人違いだったらごめん…

だれやねん

「…変態、もしくはそれのフリをした人物だとは分かります、が」

…まぁいいか…後で聞けばいいや…

「さっさと名乗りなさい、名前当てゲームをする気はありませんし、名乗る気が無いなら黙りなさい」

我、全てを理解する。

………あ、そうそう…その袋別に捨ててもいいよ？…まぁ、うん

おいおい、忘れたのか？兄ちゃん残念だなあ。俺はお前の兄だぞ？

…え、そーなの？

いつも妹が世話になってるな、ありがとよ

「Differents is Iro in silence.誰か知りませんが不快です、それを自覚してさっさと去りなさい」

……おー…面白そう…

「姉は居るが兄なぞ知るか…黙って去れ、不快だ」

だ、そうですよ…

しょ、しょんなああ

分かったよーんもー、せっかくいい感じだったのにー

…で、あんたなんすか

「While saying that Saleh in silence?理解する脳が無いなら簡素に言います、消えて喋るな」

(パッ、透明となりこの世から実態が消える。そして、思念として意思を伝える)
【んもー、ニャルちゃん可愛いよ？生理の怒りは人にぶつけちゃだめでしょ？めっだよ？め。】

…あ、消えた…

「………気色の悪い」

はい消えて喋らなかったよー、でへへ僕ちんえらーい、

…話がそれたけど…袋どーすんの？いるの？いらないの？

「…まぁ、貰っておきますよ…ありがとうございますね」

…んじゃ、もうちょい持ってくる…えーと…確認は後でしてくれ…
(飯落ち、といっても多分すぐ戻る)

いつもの部屋。珍しくアレクと魔王が一緒にいる。

「……」

「……なかなかいいな」

(……珍しい顔ぶれね)

アレクはただ外の月を眺めている。魔王は、イヤホンをつけて音楽を楽しむ。
その様子を、マリアはただ見つめている。

「…頭が痛い」

腹の立つ存在に目をつけられ続け

「どうしたのよ、ニャルちゃん。顔が怖いわよ？」

扉の前で、マリアがニャルを見上げている。

「…何でもありませんよ」

「アーサーが留守の間に、色々荒れたようね……大変だったわね」

せめてもの慰めと思い、マリアは言葉をかける。

マリアたーん

「While saying that Saleh in silence?何度も言わせる程の人が主人達に何を言うか」

「やかましいなんかが来たわね……」

目を合わすこともなく、部屋の中へと入った。

「返事をしないのなら許して差し上げますよ、さっさと帰れ」

うーい…持ってきたよー…てあ、またいる

「…ついでに、鍵も掛けて置いて下さい…コレの相手をして居たら脳が腐ります」

マリアたー…ゴフッ

(ドアが閉められ、激突)

…なんだあいつ

「ニャルちゃん、主人からの命令よ。名前にトリップをつけなさい。これ以上暴れられ、見分けがつかなくなったら厄介だわ」

「…ザレッドさん、其処のゴミは如何しますか？」

ザレッドの椅子を用意して、袋の中を見る

…うーん…普通に脅せば？
あ、これ追加の袋ね…

「仰せのままに」

「…酒ですか？」

食料と飲み物…最初の袋も入ってるものは違うけど同じ感じ

「まぁ、ありがたいですね…先程の非礼を詫びます、ザレッドさん」

あぁいいよいいよ…あ、後なんかいた天使の写真が入ってる

「……ん？なんか騒がしいな」

「誰かの偽物が現れたらしいな。厄介なもんだぜ」

魔王がイヤホンを外し、扉の前に立つマリアを見つめる。

「あなたは呑気よね、全く……」

ニャルを傷つけられた気分になり、顔が曇っている。

「…天使ですか…一部を除いていい思い出がありませんよ」

えっとね…昨日ニャルちゃんの近くにいた天使の写真なんだけど…

「…むぅ、頭が痛くなります…何故私は害ある妙な人に付き纏われ易いんですか」

「…感謝します」

はは…まぁね…あ、さっきの袋の中身…まぁいっか…嘘はついてないし

マリアたん…！(窓を叩くバンバンバン！)
おーいマリアたん？

…ニャルちゃん、あれどうする？