あの夏を共に過ごしたメンバー再び集結!(with KZ)

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1:美琴◆zc:2017/12/28(木) 17:52 ID:Tf.

スレタイのとおりですw

このスレは、去年の夏から冬にかけて『探偵チームKZ事件ノート(数字)』をはじめとした、
(都合により省略するが)KZloveやKZ板寝室、また、kzのスレッド多くね?などのスレで意見を交わし合ったメンバーが再び集うスレです。

ちなみに来れるメンバー以外の人は来ないで下さい。

メンバー:檸檬、怜、クスノキ、光流、美里、玲夢、かのん、ちえ、美琴(私)

しかしこのうち今も葉っぱに来ているのは5人、さらに普段から来ているのは私含め3人...。
(でも!誰も!『もう葉っぱは卒業するね』とか、『もう来ないから』って言ってないから!!)

もちろんこのスレはkzについて、語ったり小説書いたり語ったりとかの為に使います(だってwithKZだからね)。

...このスレが、来ていない人が戻って来た時の安心するようなスレになるといいなぁと思ってます。
だから...、荒し・なりすましはもちろん、私含めた9人以外の人の書き込み行為はやめて下さい。


それじゃ、START!!

115:イヅナ◆zc:2018/03/18(日) 10:52 ID:Ipg

>>101
ちっちちちちちえ!?
待って!居たの!?もう名前3.4回も見返したよ!?
久しぶりいいいいい!!
やっぱこのスレたてて良かったあああああああ
あ、多分元コアラ、菜奈だよ!!

>>111
なんでそう厨二なもんがでてくるんだ...ww
うちいなかったよw

116: 飴玉 ◆ejLk.:2018/03/21(水) 09:19 ID:oFU


それが今住んでるとこの近くの中学校に行かないことになっちゃって… ことさら不安、
定期テストっ…!! それ忘れてたよ… 勉強も何事も頑張ります、
>>114

ちえです!!! 覚えてますですよ!!!
いやあこんなスレ立ってるの気づいて良かったです!! ありがとうございますううう
>>115

117:光流◆gA:2018/03/25(日) 18:48 ID:GWw

>>116
あらぁ…それは大変だねえ…
まあでも中学だったらまだ友達できると思うよ!あたしだって中学からの友達と、今すごく仲良くなって高校で離れちゃうのやだなあって思ってるくらいだもんね笑
あたし、勉強サボりにサボって1回目の定期テストで痛い目見た子だから←
勉強はしなくちゃダメだ!あ、でも青春もしてね笑

118:光流◆gA:2018/03/27(火) 22:26 ID:aaM

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

7,目立ちたがり【彩side】

「アーヤと若武って知り合いなの?」
あの後レーアと若武は何かの約束をしてから電話を切った。
そして今は、すでに家を出て歩いているところ。
「え?まぁうん。レーアも知り合いだったんだね若武と」
「ああ、あたしが小3で転校してから小6までずーっと同じクラスだったんだよねえ」
そう言って、やれやれと言いそうな感じで肩をすくめるレーア。
「そうだったんだ」
「卒業式の証書授与ってさ、最初の人と最後の人だけ読まれるじゃん」
卒業式の、証書授与って……いきなり何の話?
「若武って『わ』だからきっと期待してただろうし、目立ちたがりだから読まれたかったはずなんだけど」
確かにそういうの好きだよね。
「あいつは『わか』で、あたしが渡瀬で『わた』だから、あたしが出席番号最後だったんだよねえ」
なるほど。若武ドンマイ。
「若武、顔にこそ出さないけど、死ぬほど悔しがってさあ」
ああ、なんか想像できてしまうのが恐ろしい……。
「あたしなんか、それ分かっちゃってたから笑いが止まんなくて」
そりゃあ、笑っちゃうよね。
「小学校のときは結構あたしのほうが目立つことが多くて、だいぶ目の敵にされてたなあ。あたしは別に目立ちたいわけではなかったんだけど」
レーアは目を細めて懐かしそうにしながらも、ぷくくとどこか悪戯げに笑う。
「楽しかった?」
なんとなく、本当になんとなく聞いたその質問。
それにレーアは私が気になっていた、あの寂しそうな笑顔を見せた。
「まあね。小学校のとき、は」
やっぱり何か隠してる……よね?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

119:光流◆gA:2018/03/27(火) 22:28 ID:aaM

結構時間かかったけど出来た!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
おかしなところがあったら言ってね〜

120:怜◆to:2018/03/28(水) 11:28 ID:766

>>118-119
おつかれ、特におかしいとこはないかなぁ
なんか、二次小説だと案外省かれがちだけど
こーゆー日常エピソードが何気に一番好き!

121:玲夢:2018/04/03(火) 10:06 ID:Zx6

お久しぶりです、玲夢(リム)です
久しぶりにここにきたら、こんなスレが出来てて驚いたよ 笑
更に、自分の玲夢って名前もあって、本当に感謝
というか、自分であってるのかが心配 笑

122:イヅナ◆zc 元美琴:2018/04/03(火) 13:20 ID:KXk

>>118
若武wwwワロチ(^ω^)

>>121
りっりりりり玲夢!?(デジャヴ
久しぶり!覚えてる...?
あってるに決まってんじゃあん!!

123:怜◆to:2018/04/03(火) 16:02 ID:m3k

>>121
わわ、玲夢! おひさー!
久しぶりだねぇ…(2回言う)

>>122
イヅナもおひさ!

わー玲夢だ!イヅナだ!笑

124:玲夢:2018/04/03(火) 17:02 ID:Zx6

>>122
良かったぁ
あ、名前変えたんだね!
もちろん覚えてるよ!

>>123
本当に久しぶりだね 笑
10ヶ月くらいいなかったのかな?
改めてよろしくね〜

125:怜◆to:2018/04/03(火) 23:37 ID:m3k

>>124 <2>
わ、そんなお久か!
ん、こっちこそよろです!

126:光流◆gA:2018/04/06(金) 23:32 ID:UEk

>>120
喜んでもらえてよかった!
あたしも、こーゆー日常のエピソード好きだよ〜だから書いたんだよ〜♡

>>121
(何度目かの)玲夢〜〜!!
名前あるに決まってるよ!玲夢の名前なくてあたしの名前あったら逆にびっくりだよ!
ほんと、おかえりなさいいい(/*´ `)/♡

>>122
うわ!イヅナじゃん!お久あ!!

なにこの奇跡、なんで一気に玲夢もイヅナも…!

127:玲夢:2018/04/12(木) 21:39 ID:Zx6

>>125
何か、そんなに経ってる実感沸かないよね 笑
またよろしくね〜

>>126
本当に色んな所で言ってるけど
ただいま〜!
名前に関してはそんなことないと思うよ!
でも嬉しいな«٩(*´ ꒳ `*)۶»

128:そらら◆gI:2018/04/14(土) 07:57 ID:flU

入ってもいい?かな?

129:匿名さんは知っている:2018/04/14(土) 15:04 ID:flU

すみません。ダメですね。

130:匿名さんは知っている:2018/04/14(土) 15:05 ID:flU

あ、上は、そららです。

131:怜◆to:2018/04/14(土) 19:09 ID:m3k

>>128-130
>>1の誰かでハンネ変えたり、とかじゃないですよね
だったら申し訳ありませんが…

132:そらら@真歩◆gI 元そらら:2018/04/15(日) 12:53 ID:flU

すみません。私こそ、タイトル読んでなくて…

133:怜◆to:2018/04/16(月) 21:03 ID:m3k

いえいえ〜

134:光流:2018/06/03(日) 21:19 ID:4SU

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

8,なんで!?【彩side】

「さっ、早く遊園地行こう!ね!」
「あ、うん、そうだね!」
家を出て駅まで行き、電車に乗って遊園地に向かう。
目指すのはここら辺ではかなり有名な大きな遊園地。
小さい頃はよく、レーアの家族とうちの家族で行ってたな。
「あっ着いた着いた!アーヤ早くー」
「そ、そんなに慌てなくても……!」
すっかりレーアのペースに飲み込まれ、駅を出てから全力疾走することになってしまった。
「さて、どこかな〜?」
着いた途端、なにかを探し始めるレーアの横で私は完全にバテて呼吸もままならない。
「もうアーヤってばバテすぎ」
そう笑いながらレーアは言うけれど、私にとっては笑い事じゃない。
「そういえば、さっきからなに探してるの?」
ようやく呼吸が落ち着いてきた頃、先程から疑問に思っていたことを聞いてみる。
「んっとねー……あっ、いた!おーい!」
「え!?」
「ほらほら、アーヤの仲間たちでしょ?」
げっ。
レーアが手を振る先には確かにKZメンバーの姿が。
「な……なんでいるの!?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この小説はどうしても終わらせたいから、ちょこちょこ書きに来ると思われます。

135:光流:2018/06/03(日) 21:25 ID:4SU

>>72-76に1話~5話、>>96に6話、>>97にちょこっと解説(的なもの)、>>118に7話があります。

136:怜◆to:2018/06/07(木) 21:24 ID:w2c

>>134
りょーかい
楽しみにしてる〜

137:琥珀:2018/07/15(日) 16:27 ID:O.U

許可とれたので金の鹿まとめなおします!

138:琥珀:2018/07/15(日) 16:29 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*プロローグ*
「……はできる子………これ…らも…が…ばる…よ」
途切れ途切れの声。
きっともうこの人も長くはないんだろう
だけど
きっともう何万回も聞いたと思うほどのいつもの言葉。
それだけは変わっていない。
そして私は
きっともう何万回も言ったと思うほど
のいつもの言葉をまた繰り返す。
「はい。」
昔…あの人に教わった言葉。
この言葉は決して誰も怒らせずにいられると教わった言葉。
それからはずっとこれしか言っていない気がする。
そもそも私に感情なんてあるのか。
たった二文字の返事なのに
この人は嬉しそうに笑う。
太陽みたいに、という言葉が
本当にピッタリと思えるほどの笑顔。
ダメじゃない…

___が心の底から笑うなんて…

139:琥珀:2018/07/15(日) 16:34 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*無慈悲な少女*
「頼む……やめてくれ…っ…俺は…」
目の前の無価値な男が怯えている。
きっと私が怖いんだろう。
つい数十分前までは大口をたたいていた男が今は全身を恐怖で染められている。
無様。まぁ無理もないと思う。
自分の周りにさっきまで一緒にいた無価値な奴等の死体があるんだから、並の神経じゃとてもだ。
でも、そんなこと私には関係ない。
「誰なんだよ……お前…!!」
知らなくていい。
「なぁ…金やるから……見逃せよ…」
金なんていらない。見逃す気もない。
「それ……俺に刺す気か…?」
そうだね、詳しく言えば心臓。
「なんで…近づいてくるんだよ…」
お前を消すため、かな。
目の前のこいつはもう冷静さを失っている。この光景を何度見ただろう。
私を馬鹿にしていた奴等が私から必死で逃れようとする光景を。
「……さようなら」
「い…や…ちょっと…ま」
最後まで聞かず、私は凶器を手にしたまま目の前の無価値な男の心臓に力を入れる。
どうせなら内臓でもえぐりとってやろうか。
そんなことを考えながら手をひく。
途端、男からは獣ような呻き声。
あぁ、もう、うるさいな。
何度聞いただろうか、この声は。
本当に耳障りだ。吐き気がする。
私は血塗れの凶器をもってその場を立ち去った。

140:琥珀:2018/07/15(日) 16:37 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*鳥肌と唾液*
「彩、ちょっと来て」
学校から帰ってきてからのママの一言目がこれ。
「リビングよ。来てちょうだい。」
何かママの声以外の音も聞こえるから
リビングでテレビでも見てるのかな?
そう思いながら
「わかった、すぐいく。」
とだけ答えて、いつものように手を洗って、リビングへ行った。
「ちょっとこれ、見てよ。」
そう言って怪訝な顔でこちらを振り向き、テレビを指差すママ。
それは、アナウンサーの人が二人、
スタジオで話している光景だった。
「これが何?」
「見てなさいって。」

『昨夜、**市のとある倉庫で多くの
死体が発見されました。
見ただけでも、20〜30人近くの
死体が倉庫のあちこちに散らばっています。
倉庫内に大金とジュラルミンケース、
大麻が散乱していたことなどから、
違法な取引が行われていたようです。
なお、犯人はまだ見つかっておらず
目撃情報や逃亡の痕跡、指紋も
発見されていません。
引き続き、警察が調査を進めていくもようです。』

「これって…」
「えぇ…ここから近いわよ…」
その言葉に私は絶句した…
腕をギュッと握ると鳥肌がたっている
「万が一ってことがあるし、気を付けてね。」
まるで喉の奥が凍てたようになにも
言えなかった。
「……秀明、いってらっしゃい。」
私はただ、唾を飲み込みと玄関へ向かうだけだった。

141:琥珀:2018/07/15(日) 16:39 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*誓った拳*
「すごいじゃないか、こんなに堂々とやるなんてな!!」
目の前の___さんは笑顔で大笑いしている。
この人は私の恩人だ。私にとって唯一信じている人でもある。
「まだまだ頑張れよ。」
私は今、テストを受けている。
世間に自分の存在を知らしめて、
3ヶ月逮捕から逃れられればクリア。
つまり、殺人犯として連行されなければ合格、というテスト。
これに受かれば私はこの人と同じレベルになれる…
「テストっていえば、ほら。
覚えてるか?あの時の。」
「……もちろんです」
それは昔、私が___さん達に出会ったときに、
『この問題があってたやつにはこの仕事の素質があるらしい』
そう教えられて挑戦してみた問題。
もちろん、仲間として見られるために
実技も頑張ったけれど。
トップクラスの人達は皆正解している
、なんてのも聞いたことがある。
「いやぁ、お前が答えだしたとき、
マジでビビったぜ?自慢気な顔で
恐ろしいこと言うもんだ、ってな!」
可笑しくてたまらない、というように
声をあげる___さん。
「えぇっと…
『あなたは父親の葬式の途中、魅力的な男性と出会います。
あなたも妹もとても好みの男性です。
次の日、あなたは妹を殺しました。
何故ですか?』
って感じのやつだよな?」
「……うん。」
軽くうなずく。
答えを思いだし、思わず笑みがこぼれる。
「妹の葬式でまた会えると思ったから、ね。」
途端に___さんが吹き出す。
どうやらツボになったのか。
「…お前にはきっと、才能がある。」
「…ん。」
そう言うと、___さんは立ち上がった。
「頑張って、俺たちのチームに来いよ?約束だ。」
「……当たり前。」
そうして私達は強く拳を付き合わせた。

142:琥珀:2018/07/15(日) 16:48 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*
「……諸君、分かっているな?」
まるで別人の様な若武のオーラに
この事件の深刻さと残酷さを改めて思い知らされる。
周りを見れば、集合を掛けられて集まった皆も顔が暗い。
「……俺から少し、情報ね。」
沈黙のなかで口を開いてくれたのは
黒木君。
「事件があったのは11月3日だろ?
その日は毎年殺人事件が起きてるよ。
殺しの手口なんかはバラバラだけど。
さらに言うと、その日に起きるのは
一件じゃない。軽く20件程かな。
警察側も『やっぱりか…』って状況だと思うよ、色々対策はしてたみたい
だけど。」
11月3日…か。
その日は____…
「そういう話なら、俺からも少し。」
バトンを繋ぐようにして話が上杉君にうつる。
「今までその日に殺されてきた人達は全員ただの一般人。つまり犯人、もしくは犯人達、は通り魔みたいなもんだと思われてたみたいだぜ。
だけど今回は事件は一件。殺害された
人物はヤバい取引をするような大人。
ちなみに今回の事件は11月3日に殺人が起きるようになってから丁度10年目。」
ってことは、私達が三才の頃から始まったんだよね…
私が思考を巡らせていると若武が言った。
「もう授業だ、解散。」
その一言で皆、教室へ戻っていった。
私もそれにならって歩き出す。
それにしても…
「10年前…かぁ。」
私の呟きは、誰にも聞かれず空気に溶かされた。

143:琥珀:2018/07/15(日) 20:23 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*この選択が*
「そういやぁ、今日約束があるんだったな…」
「約束…?」
自由が好きなこの人が誰かといることに時間をつかうのは珍しい。
「あぁ、昔からの友人とな。久しぶりに飲もうかって話になって…」
そういうことか。
この人は酒と煙草と…競馬、パチンコなんかが生き甲斐だから飲みに誘われれば断るはずもない。
「どんな人?」
___さんとの友人ならよっぽど凄い人かもしれない。
「お?興味ありって感じか。なんなら 一緒についてくるか?」
「……」
ただ無言で頷く。
「おしっ、じゃあ行くぞ!」

。*.°・*。.。*.°・*。.。*.°
「お、長尾ー!」
何か外国の料理店のようなお洒落な雰囲気に全く似合わない声。
飲むっていうから居酒屋かと思ったのに。
隣の私は恥ずかしくて距離をおく。
「もう少し静かにね、大山。久しぶり。」
『長尾』と呼ばれたその人は、
いかにも世界平和を願ってそうな、
私の一番嫌いなタイプ。
ふとその長尾さんと視線があった。
そのまま私に笑いかけると、
___さん…大山さんに視線をうつし
その子は?と表情で伝える。
「あー…っと…近所のガキだ。どうしてもついてくるってうるさくてな!」
ははっ、と笑いとばす大山さん。
相変わらず嘘が下手すぎる。
私をどう見たらそんな駄々をこねる子に思えるんですか…
心のなかで溜め息をつく。
それが顔にも出ていたのか、長尾さんがくすっと笑う。
「……東城です。東城瑠璃。」
そう言った瞬間、大山さんがまた笑う。
「お手洗い、失礼します。」
もうこの二人に付き合うのが面倒くさくなり、席をたつ。
「おう!迷子になるなよー!!」
本当にアホ。料理店で迷子なんて聞いたこともない。
というか、この年で迷子になると思える大山さんの脳にイラつく。
返事をせず私はその場をたった。

144:琥珀:2018/07/15(日) 20:31 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*歯車が狂う話* 
「そういえば大山、あのニュース見た?あの、殺人事件の!」
「おぅ、大麻やらなんやら散乱してて大量に人が死んでたやつだろ?」
「あのね、もう少し言葉を慎んで…」
私が席に戻ると大山さんと長尾さんのそんな会話が聞こえてきた。
『あ、その犯人私です。』なんて心で
言いながら静かに大山さんの隣に腰かける。
「あ、おかえり瑠璃ちゃん。今ね、ニュースでやってた事件の話をしてたところなんだけど、瑠璃ちゃんも知ってる?」
知ってるも何も私がやりましたけど。
「はい。だけど、殺された人達は違法の取り引きをしていたんでしょう?だったら別に…」
「ダメだよ。」
長尾さんの、静かな怒りを含んだ声に
話を止められる。
「いくら悪に染まった人間だとしても、それが殺していい理由になるわけじゃない。」
「……そうですか。」
それなことは初めて言われた。
なんと返したらいいかわからず、
結局沈黙だけが広がっていく。
「……あぁ、ごめんね。つい強くなっちゃて。空気を変えようか。」
これだからこういう人は好きじゃない。何かあったらすぐ謝って。
場の空気より自分の意見を貫くべきでしょ。
偽善者なんて大嫌い。絶滅したらいいのに。
...あ、そしたら人類の大半いなくなっちゃうのか。
「んー…あぁそうだ。大麻といえばね、あの子達のことがあるかな。」
「あの子達ってなんだよ?お前みたいな新聞社の新米記者が子供とどんな関わりあったわけ?」
『新米記者』という言葉に苦笑しつつも、長尾さんは口を開く。
「いやね、ある日新聞社に五人の子供が来てさ、『大麻の栽培と、覚醒剤の製造をしている佐藤という人物を見つけました。』って言ったんだよ。それで話を聞いてみると、五人で『KZリサーチ事務所』というチームを作ってるらしいんだ。瑠璃ちゃんと同じくらいの子達だよ。すごいでしょ?」
そう言うと長尾さんは私に微笑んだ。
『KZリサーチ事務所』…か。
「私…」
考えるより先に、言葉は出てた。

「その人達と…会ってみたいです。」

145:琥珀:2018/07/15(日) 20:38 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*久々の*
私がそう言うと長尾さんは驚き、大山さんな意味ありげな笑みを浮かべた。
「えーっと、瑠璃ちゃん?会ってみたいって言われてもそう簡単には…」
「お願いします。」
自分でも何故かはわからない。
だけど、どうしても会いたかった。
「俺からも頼むわ、長尾。こいつが我が儘言うなんて…本気みたいだぜ?」
大山さんも加わり長尾さんは困った顔になる。
「だけど、そんなことしていいのか僕は知らないし…」
「なら、電話してくださるだけでも
結構ですから。」
相手が渋る時は妥協案を出す。
大山さんに教えてもらった説得のテクニックだ。
「まぁ、それならいいか。」
案外、長尾さんは軽い性格らしい。
いつの間にか、もうスマホを耳に当てている。
「………あ、もしもし?若武君?長尾だけど、覚えてるかな?………うん。
あの時は本当にありがとうね。……
ところで、君達KZに会いたいという
女の子がいるんだけど……えっ!
今すぐにでもって…大丈夫なの?」
その若武って子も軽いのかな。
「うん、うん。………わかった。
場所は忘れてない?………うん、じゃあそういうことで。」
電話を終えた長尾さんは私に微笑みかける。
「大歓迎だってさ。僕の働いてる新聞社の前で待ってるって。」
「ありがとうございます。お世話になりました。行かせていただきます。」
軽く頭を下げて席を立つ。
「じゃあね、瑠璃ちゃん。また会えたらいいね。」
「はい。」
ま、思ってないけど。
そうして店を出た私はふと気がついた。
自身の口元が緩んでいることに。
なんでだろ。変なの。
......あぁそっか、久々だから忘れてたんだ。

『楽しみ』、だな___...

146:琥珀:2018/07/15(日) 20:41 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*出会いと記憶*
私は今KZの皆と一緒に新聞社の前で
ある人のことを待っている。
だけど、皆その人について何も知らないんだ。
どうしてこんなことになったかというと、それは少し前に遡る。

。*.°・*.。*.°・*.。*.°
私達KZは今日、例の殺人事件についての会議を開いていた。
だけど事件現場は立ち入り禁止、メディアでの情報もいい加減、更には
そもそもこの事件に関わるべきなのかという意見まで出て、会議は全然
良いものではなかったんだ。
その時突然若武の携帯が鳴った。
「もしもし……はい。………あ!お久しぶりです。………いえ、そんな。
………俺たちにですか!?大歓迎です!今すぐにでも!!」
お久しぶりってことは、知り合いなのかな?
「………では、長尾さんの勤務されている新聞社の前で待ちますね。…………はい、大丈夫です。」
どうやら相手は長尾さんみたい。
長尾さんというのは、「初恋は知っている」の中で出会った優しい人で、その頃のことを思い出し懐かしい気持ちになる。
一方、翼と忍はきょとんとしている。
その頃2人はいなかったもんね。
私は2人に軽く長尾さんの説明をして、若武に訪ねた。
「長尾さんから、何の用件なの?」
すると若武が興奮したように言った。
「俺たちに会いたいと言っている人がいるらしい!これから、その人に会いに新聞社の前まで行くぞ!!」
。*.°・*.。*.°・*.。*.°

そんな訳で今は新聞社前。
「あの…」
一人の女の子が近付いてきた。
「KZの皆さん…?」
そう言い、首を傾けた彼女に若武が
飛び付くように話しかけた。
「そうです!我々が数々の事件を解決してきたKZです!!」
もう、ハイテンションすぎだよ…。
彼女も引いてる様子が顔に出ている。
あれ、それにしてもこの子…

どこかで会ったことが…____?

147:琥珀:2018/07/15(日) 22:02 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*名前は髪で*
目の前には七人。
「長尾さんから、KZは五人だと聞いたんですが…?」
私が聞くと、真ん中のチビが答えてくれた。
「長尾さんと会った当時は五人だったんです。でもこいつとこいつが、」
そう言いながら白髪と紫髪を指す。
「新しく仲間になったんです。」
得意げに胸を張るチビ。
仲間、か。何それ吐きそう。
「申し遅れましたが、僕は若武といいます。」
ん、チビの名前は若武ね。
それから順番に自己紹介をされた。
名前以外は適当に相槌うってただけだけど。
「ここじゃなんだし、スタバでも行こうか。」
黒髪の…黒木が言った。
「そうだね。話はそこでゆっくり聞きましょ。」
そう言ったのは白髪だから…美門か。
「じゃ、さっさと行くぞ。」
と、眼鏡で短髪の…上杉。
私とKZはスタバへと歩き出した。
正直面倒くさいんだけどね。
もう11月だから結構寒いし、男子ばっかりだから歩調合わないし。
というか、何話せばいいんだろ。
捜査の依頼とか無いもんなぁ。
むしろ私、犯罪者側だし。
あーあ、本気で帰りたくなってきた。
だいたい、何で会ってみたいとか思ったのかな。私らしくもない。
「東城さん…?大丈夫?」
考え込んでいると、話しかけられた。
この髪は…小塚か。
「大丈夫です。」
咄嗟に笑顔を貼り付ける。
「本当に?無理してない?」
もう、うるさいな。
そういう態度、嫌いなんだって。
仮に私が、大丈夫じゃないですって言ったとして、何ができるわけ?
結局、心配そうにしてるだけでしょ。
無力な人に興味はない。
「本当ですよ、気遣いありがとうございます。」
「そんな、大したことじゃないよ。」
えぇ、すごくどうでもいい親切でしたね。二度としなくていいですよ。
………うん、やっぱり無理だ。
結局子供が群れてるだけ。
期待したほどじゃなかった。
さてと、帰ろうか。昼間で良かった。
今の時間ならではの人の多さを利用し、私は独りで帰路を辿る。

148:琥珀:2018/07/15(日) 23:06 ID:O.U

【金の鹿は知っている】
*表情と心情*
……どこから話し合えばいいのかな。
スタバに着いた時に、皆が気付いた。
瑠璃ちゃんがいないことに。
「はぐれちゃったのかな…」
私がそう言うと、小塚君が頷いた。
「今は、その可能性が一番大きいと思う。探しに行こう。」
だけど、私が賛成しようとしたところで黒木君が先に口を開いた。
「……いや、俺から話がある。中に入ろう。」
そう言い終えた黒木君と、無言で了承した上杉君が店内に入っていく。
よく分からないけど、皆でその後に着いて行った。
奥の一番隅、という目立たない席で
私達は黒木君の発言を待った。
「彼女は普通じゃない。」
唐突に告げられた黒木君の一言に、混乱する。
「始め彼女の隣で歩いてみたら、足音が無かったんだ。少しの音も鳴らさず歩いてたんだよ。しかも、ごく普通に。まるでそれが当たり前かのように、だ。」
よくそんなこと気がついたよね、流石だなぁ。
「そういう歩き方が習慣ってことだ。
おかしいと思わないか?」
皆一様に肯定した。
「そして、瞳が死んでいた。これは俺の勝手な意見だけどね。でも、普通の子供とは思えない暗い瞳だった。一切の光を灯していない、闇色の瞳だ。」
私には分かんなかったけどな。
「俺はあの子の瞳、好きだけど。」
そう言ったのは忍。
「深い夜空の色だ。闇ってのも分かるけどさ。でも、吸い込まれそうな瑠璃色だったよ。瞳の色が名前の由来なのかな。」
それは今関係無いと思うけど…
「あ、名前のことだけどさ、」
上杉君が話しながら眼鏡を指で押し上げる。
「俺が思うに、東城瑠璃ってのは」
凛とした声がやけに響いた。
「偽名だ。」

149:怜◆to:2018/07/19(木) 21:07 ID:gXI

読みました〜…好きです…この話。
時間ある時に一気に読んだから間があいちゃったけど

150:イヅナ◆zc:2018/07/27(金) 15:34 ID:84g

読んだ
凄い、物語って感じ...
こういう話好き...
ああもう語彙力が無いから詳しく感想を言えないのが悔しい...

151:琥珀:2018/07/28(土) 10:06 ID:O.U

>>149
私はあなたが好きです(?)

>>150
私はあなたも好きです(?)

152:光流◆gA:2018/07/28(土) 15:28 ID:STQ

ごめん!読んどきながら感想書いてなかった…
って言っても大して言えることないんだけど、ただただ素晴らしい小説だと思う。設定も、文章の書き方も!表現の仕方も、なにもかもがわたしの好みにどストライク笑
これからもがんばってね!

153:光流◆gA:2018/07/28(土) 16:12 ID:STQ

ごめん!読んどきながら感想書いてなかった…
って言っても大して言えることないんだけど、ただただ素晴らしい小説だと思う。設定も、文章の書き方も!表現の仕方も、なにもかもがわたしの好みにどストライク笑
これからもがんばってね!

154:光流◆gA:2018/07/28(土) 16:14 ID:STQ

連レスごめんなさい!
そして2回書き込んでしまった…

155:琥珀:2018/08/02(木) 00:16 ID:KIc

>>152
うぅ、こんな駄作に…ありがと…!!
瑠璃ちゃんの設定は完全に私の趣味ですね(笑)闇系統好きよ(聞いてない)
>>139のお話なんて私の好み全開ですよごめんなさい(土下座)
殺人のお話好きです(不謹慎)
光流の小説も続き待ってます!!

156:琥珀:2018/08/02(木) 01:01 ID:KIc

【金の鹿は知っている】
*過去*
私の母はとても優しい人だった。
何故過去形か?…もういないから。
とにかく、母が私に怒ることなどなかったのだ。
   
私が、父を殺したときも。

殺した理由の前に、父がどんな人間だったかを説明しなければいけない。
父は医者だった。最低な。
難しい手術は他人にやらせ、高い金を払える患者にのみ媚び、看護師と愛人関係を結ぶ。そんな人だった。
私が父を殺したのは…なんでかな、よく分からない。
けれど、夫の酷い生き様に母が苦しんでいるのは知っていた。
だからだと思う。父を殺せば母が救われるような気がしたんだと思う。
ただそれだけかな、うん。
母に喜んでほしかった。自分に愛をくれる母に。

『麗亜奈、良いことを教えてやろう。
誰かに何かを言われたらな、とりあえず「はい。」と言っておけ。』
『えぇ、なんでー?』
『素直に従っておけば面倒くさいことにならないからだ。この言葉は、決して誰も怒らせずにいられる。』
『んー…はい!』

私は決めたのだ。
自分の手で母を救うことを。
父との思い出を血で汚すことを。

『貴女はできる子…これからもがんばるのよ』
『はい。』

157:琥珀:2018/08/02(木) 02:05 ID:KIc

【金の鹿は知っている】
*大人と愛*
ちなみに父の遺体は、母が海に沈めてくれた。それが5歳のときかな。
5歳の子供がどうやって父親を殺るのか?…あんまり思い出したくないな。
確か、父がお酒に酔ってるところを狙った気がする。
刺したのは喉だったっけな。
まぁ父の話はこれでおしまい。
7歳になって私は気付いてしまった。
自分は母に愛されていないと。
娘である私のことを「貴女」と呼び、ご飯はいつも冷凍食品、夜に家にいないのなんて当たり前。
当時はそれが普通だと思っていた。
だけど違う。知ってしまった。
私は愛されていないんだ。
それを理解した瞬間、私の中で何かが
消え、何かが芽生えた。
何が悪かったのかは分からない。

母のために父を殺してあげた。
『この人の遺体は…そうね、海に隠しましょう。いいわね?誰にも言っちゃいけないわよ。』
『はい。』

母のために「はい。」とだけ言った。
『洗濯と掃除、やっておいてくれる?あ、牛乳も買ってきて。』
『はい。』

母のために生きた。
『お母さんはね、貴女に医者になってほしいの。』
『はい。』

母のために…
…あぁ、お母さん。
財産目当てで医者のお父さんを選んだだけの汚い女。
今度は私を医者にしようとまでしてどこまでも金を求める女。
家事を娘に押し付けて自分は遊んでばかりの心の醜い女。
私はお母さんのこと、

本当に大好きだった…?

158:イヅナ◆zc:2018/08/03(金) 00:43 ID:qec

>>156-157
うわあぁぁぁ
重い...過去重い...
ホントに言葉の使い方が上手い...分けてぇ←

159:琥珀:2018/08/03(金) 10:15 ID:KIc

>>158
重く思われたなら良かった…!!
分けるほど持ってない(´・ω・`)ショボーン

160:光流◆gA:2018/08/06(月) 23:48 ID:fFo

小説でえええす!!!
駄作だけど読みたかったら読んでね☆
前回は>>134です!

【忘れられた思い出は知っている】

9,微笑?苦笑?【彩side】
レーアに腕を引っ張られて、半ば引きずられるようにKZメンバーのところへ連れていかれる。
まだ私の頭は混乱状態。
だって事前に聞かされることなく急に現れるんだもの。
「え、待ってよレーア。なんで?」
KZの国語担当とは思えないようなとんでもない質問の仕方をしてしまったけれど、今はそれどころじゃない。
「なんでって……なんで?」
長い付き合いだからか、質問の意味は分かっているはず。
でも、こういうところで焦らすのがレーアだ。それはわかってる。
「なんでじゃなくて……」
なんて言えばいいだろうかと試行錯誤していると、ふっと笑う声が聞こえてきた。
それも、複数の。
そのおかげでそれまで見失っていた自分が戻って来て、はっとする。
俯いていた顔を上げると、目の前にいるKZメンバー全員が微笑とも苦笑とも言えないような顔で笑っているのが目に入った。
なぜ笑っているのかが全くわからず戸惑っていると、黒木くんが口を開いた。
「アーヤでも、こんなに振り回されることがあるんだね」
えっ……。私、振り回されてた?
「今まで知らなかったアーヤの一面が知れて嬉しいよ」
私がさらに戸惑っている間に、また黒木くんが言った。
その言葉を聞いて、顔が熱くなっていくのがわかった。
KZメンバーがいること完全に忘れて、いつも通りにレーアと接してたっ!

161:光流◆gA:2018/08/18(土) 23:15 ID:fFo

またもや小説です…
今回ちょっと長いかも…色々と笑
前回は見てわかる通り、>>160です!

【忘れられた思い出は知っている】

10,自己紹介【彩side】
「もう、アーヤはこんなんだから放っといて自己紹介しない?ほら、あたし若武と黒木くん以外のひとは名前すら知らないし」
恥ずかしさでゆでダコみたいになってしまっているであろう私が下を向いて手で顔を扇いでいるうちに、若武ではなくレーアが仕切って1人ずつ自己紹介をしていた。
そして、私がようやく顔を上げられたときには、KZメンバーは全員言い終えて、最後にレーアが話し始めようとしているところだった。
「えっと、渡瀬鈴空です。アーヤとは家が隣同士の幼馴染みだったんだけれど、うちの父が亡くなったあと母の再婚で引っ越してからはめっきり合わなくなっちゃってたんだよね」
そう言いながらレーアは視線をこちら向けてきた。
目が合って薄ら笑みを浮かべたレーアに軽く頷いてみせる。
「それで、引っ越しと同時に転校もしたのね。そしたら転校先が若武が通ってた小学校だったの。中学も若武と同じで一中に通ってます。クラスは今もずっと一緒でね……ふっ……面白いよ」
にやにや笑いながら若武を見るレーアの言葉にすかさず翼が飛びつく。
「若武、何か面白いことやってるの?詳しく聞きたいな」
それを聞いた上杉くんと小塚くん、忍は翼に同意、若武顔を赤くさせて怒りながら焦っていた。
「渡瀬、余計なこと言うなよ!?」
「よし、じゃあぼちぼち話していくわ。とりあえず園内入ろ!」
そう言って走り始めたレーアを追うように若武たちが続き、最後に黒木くんが既に疲れきっている私を気遣うようにゆっくり歩き出した。
あれ、そういえば黒木くんは自己紹介以外は何も話してなかったような……。
なんでだろ?

162:凛々:2018/08/30(木) 23:06 ID:IXc

あの入っていいですか?

163:イヅナ◆zc:2018/09/12(水) 18:29 ID:YRs

>>162
書き込み遅れて申し訳ないところ悪いんですけど、
>>1読みました?

164:匿名さんは知っている:2020/09/06(日) 19:00 ID:AjY

うおおお


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