【東方】「夢幻想」

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1:◆3.:2021/03/25(木) 20:43

それはあまりにも唐突に起こった出来事だった。
誰しもが普段と同じ日常を過ごし、明日も同様の日々を送るものであると思い、眠りについた……
だが、目を覚ましたのはごく一部の者だけだった。
里も、山も、森も……
人妖も、動物も、植物さえもが眠りについたまま目覚めることがなく、幻想郷全体を深く冥い静寂が支配していた……
これは明確な"異変"だ。

"それ"は深き夢の世界から現れる悪夢の支配者。
微睡みの中に漂う無垢な精神を貪り、安息を求める者達に恐怖を与えるおぞましき幻魔の軍勢『エファ・アルティス』
現世を救うために悪夢を支配する幻魔との戦いが幕を開ける……

>>2 時系列と注意
>>3 異変側の勢力

352:悪夢との対峙◆gI:2021/09/10(金) 21:23

っ・・・・・!!!!!

バッ・・・・・!

ダダダダダダッ!!!!!

(霊夢はイライザの卑怯な行動に、咄嗟に精神の壁の前に出て自分の弾幕を自分で受ける・・・・・

相手は悪夢を操る以前に、そもそもの戦闘力や悪知恵も含めて規格外の存在・・・・・

迂闊に攻撃ができないという点では本当に厄介な相手だ・・・・・)

353:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/10(金) 22:08

イライザ
「クスクス……貴方達って本当に理解に苦しむわ。
その哀れさに免じて正気に戻してあげる。」
《パチンッ》

霊夢の放った弾幕を霊夢自身が盾となって防ぎ、自滅するのを見て、ますます楽しそうに笑い、嘲るように言葉を告げると、イライザは指を鳴らし、霊夢を包んでいた夢幻を解く……
だが、絶望的な現状は変わらない……いや、寧ろ徐々に悪化しつつある……
ここは悪夢の世界……世界の全てがイライザに味方する中、霊夢はたった一人……もう味方はいない、助けてくれる人も居ない……その絶望的な現実を突き付けることで直接霊夢の心を折ろうとする……



イライザ
「他人なんてどうだっていいじゃないの?他人が生きようと死のうと自分には興味無い、関係無い。自分さえ良ければそれでいいじゃない。わざわざ他人にために命を賭けるその理由がわからないわ。」

イライザは人間がわからない。
人間の持つ感情がわからない……特に、今の霊夢のように幻想郷を背負ってたった一人イライザと対峙し、自分の保身よりも世界を選ぶ霊夢の意思や覚悟がわからずにいる。
イライザやヴァルターには誰かを想う感情も、なにかを守りたいと言う感情も存在しない……何処まで行っても自分の保身と利益の事しか考えられない……

354:悪夢との対峙◆gI:2021/09/11(土) 06:15

・・・・・でもアンタは、見下している人間にはわかるものがわからないんだから、これほど惨めなことはないわね・・・・・

(自分の弾幕を受けることで幻想郷に住まう者達の精神を守った霊夢は、哀れだと評価するイライザにむけて、アンタはその哀れんでいる人間以下だと反論する・・・・・

そして「ほんといいわよね、自分が覇権を握れる世界なら、どんなに対戦相手に恐れを抱いていようが、自分のご都合主義で進められるんだもの・・・・・」と、イライザは卑怯者なだけではなく、臆病者でもあると遠回しに言う・・・・・)

355:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/11(土) 07:47

イライザ
「クスクス……何を言っているのかしらぁ?
私は別に貴方達人間に興味があるわけじゃない……ただ滑稽な言動ばかり取る貴方達を嘲笑しているだけよ?」
【弄魂「弄ばれし精神と思念」】

イライザはゆっくりと両手を広げると、それに呼応するように、幻想郷の住人達の精神が具現化した薄い膜のような壁を無数の刃に変え、それを霊夢に向けて放ち、霊夢の体をズタズタに引き裂こうとする……

この刃はその気になれば簡単に破壊や防御も出来る……だが、それをしてしまえば、霊夢が守る筈だった大勢の人妖の精神は永遠に破壊されることになってしまうだろう……

その気になればイライザは素の力だけでも霊夢を葬れるだけの実力差がありながら、まるでジワジワと獲物をなぶるかのように、霊夢が反撃できないような状況を変え始めている……





イライザ
「ここまで実体の持つ者と対峙し続けるのは、あの不死王(ヴァルター)以来かしらね?貴方は彼と同じぐらいこの私を楽しませてくれるかしら?」

イライザはかつて、レミリアとフランの父親である、かのヴァルターとも戦った事があるようで、霊夢もヴァルターと同じぐらい自分を楽しませてくれるのかと問いかける……

356:悪夢との対峙◆gI:2021/09/11(土) 19:19

ザシュッ・・・・・!ザシュッ・・・・・!

・・・っ・・・・・!

(霊夢は防御したり攻撃したりすることなく・・・・・いや、しないのではなく、できないのだ・・・・・

そんな圧倒的不利な状況の中、霊夢は腕や足、頬といったなるべく急所を避けながらも切り傷を作ってしまう・・・・・

そして、ヴァルターと同じように楽しませてくれるか否かという質問に対して「アンタも十分知ってると思うけど、地位というものを一番気にする不平等の代表格のような生き物の私達人間は、全ての人間に共通する唯一のこととして、弱いということがあるわ・・・・・それは博麗の巫女だって同じよ、力があるだけで、中身はただの人間の小娘・・・・・何一つとして特別なんかじゃありゃしない・・・・・でもね、そんな弱いものを虐めることでしか快感を得られないアンタは、その弱い者以下だってことを自覚しているかしら・・・・・?」と、長々と煽り始める・・・・・)

357:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/11(土) 23:27

イライザ
「クスクス……負け惜しみにしては随分とみっともわね?
そのみっともなさが更に歪むとどうなるのかを見せてもらおうかしら。」

イライザは砕けた硝子片のような幻想郷の住人達の精神の結晶を自由自在に操り、霊夢の体を切り裂きながら言葉を続けていく。

すると、そんな中でも霊夢の脳内にあの桃色の球の声が蘇る。
その声は霊夢にイライザを"倒す"のではなく"誘導する"と言うものであり、これが絶望に染まった現状を打破できる唯一の策なのかもしれない。

358:悪夢との対峙◆gI:2021/09/12(日) 07:16

《・・・・・誘導・・・・・この悪魔を上手く誘導できるかどうかは別として・・・・・やるしかないわね・・・・・》

(体中、切り傷だらけになり、霊夢の巫女服の紅くない部分まで真紅の鮮血で染め上げられたゆく・・・・・

貧血になってきているのか、頭がボーッとしてきた挙句、視界がぼやける・・・・・

だが、倒すのではなく、誘導するのであれば、まだ何とかできるかもしれない・・・・・

やるしかない・・・・・)

359:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/12(日) 08:58

イライザ
「クスクス……悪夢を通じて貴方の人生を覗かせてもらったのだけれど……貴方の人生も随分とちっぽけで、みすぼらしいわね?本当につまらなくて退屈な人生だわ。」

イライザは自身の夢幻術を通じて霊夢の過去や記憶を読み取る事で、反撃できないように特定の範囲の者の精神を的確に呼び寄せたり、理想の世界を再現したりと言う事が出来るのだと判明する。

この言葉は裏を返せば先程の霊夢の戦意を削るために見せていた幻達は、本物のレミリアや魔理沙達の事に殆ど興味がなく、その内面や深い部分まで再現しようと言う意志が無かったと言うように、霊夢だけでなく、幻想郷で霊夢を認めてくれている者、信じてくれている者達の事さえも馬鹿にしている事になる……

イライザは霊夢だけでなく、幻想郷にいる全ての者をちっぽけな取るに足らない存在なのだと語る。

360:悪夢との対峙◆gI:2021/09/12(日) 18:29

・・・・・アンタのクソみたいな意見なんて私の人生には微塵も関係ないわ・・・・・

(イライザからすれば霊夢のすべての反論がただの人間の小娘の戯言にしか過ぎないのと同じように、霊夢からすればイライザの意見はただの化け物の哀れな戯言にしか過ぎない・・・・・

しかし、それは霊夢のみについてイライザが言っていた場合のみに限る・・・・・

他の仲間達について馬鹿にされた霊夢は、怒りの炎を静かに燃やし始める・・・・・)

361:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/12(日) 21:00

イライザ
「クスクス……哀れ、その下らない理想を抱いて微睡みの中、果てていれば良かったものを……目を覚ましたばかりに悪夢よりも恐ろしい現実を見なければならなくなっただなんて悲惨じゃない?」

イライザは霊夢の言葉を意にも介さずに微睡みの中から抜けてしまった霊夢の判断を詰るように言葉を並べていく……そして、イライザは霊夢が誘導を狙っている事に気付いていないのか、そろそろ決着を付けようと、幻想郷の住人達の精神を刃に変えたものを天井全体を埋め尽くすようにして広げ、室内全域、何処に隠れようと、避けきれない程の圧倒的な数の刃で霊夢を切り刻もうとする。

この部屋から脱出する事が出来なれば死を意味するが、先程までの朦朧の巫女とイライザの戦いの影響か、部屋の一角に大穴が空いており、そこから外へ出られるようになっている。

362:悪夢との対峙◆gI:2021/09/12(日) 21:38

現実も悪夢に蝕まれているのであれば、その悪夢から覚ます・・・・・それが私の役目よ・・・・・

(人間の強さというものは、決して適わないであろう相手にも怯まずに立ち向かうことでもある・・・・・

どれだけ悲惨な現実が待っていようと、目を背けないことに意味がある・・・・・

そして、霊夢は部屋の一角の大穴に気がつくと

「少なくとも、戦闘能力が高いくせしてたった一人の人間にここまでするほど、臆病者のアンタよりかはマシな人生を歩んでいるわよ・・・・・」

と言い、部屋から脱出する・・・・・)

363:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/12(日) 22:03

イライザ
「クスクスクス……私はね?他のヴァイスリゾームの連中と違って貴方達を心の底から愛しているのよ?だって……貴方達人間ほど壊しがいのある存在なんていないのだもの。」
《ザアァァァァァァァァァァァァァァッ》

霊夢が大穴から脱出する間際にイライザはなぜ霊夢を敢えてここまで仕留めずに生かしておいているのか、その理由……そして自分が抱く人間に歪んだ愛情や愛着について語ると、天井を覆うようにして広がっていた無数の精神の刃が嵐の雨粒のように降り注ぐ……

天井から豪雨のように降り続ける精神の刃の雨の中でもイライザは平然としており、ゆっくりと右手を霊夢が脱出した大穴に向けて翳し、自身の右腕を無数の口が付いた巨大な触手に変え、部屋の外へ逃れた霊夢に追撃しようとする。

364:悪夢との対峙◆gI:2021/09/13(月) 05:45

っ・・・!!!!!ああぁぁぁぁあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁああぁああああああっ!!!!!

(霊夢は無数の精神の刃によって体中を切り刻まれながら、悲鳴を上げる・・・・・

ただ単に切り傷で済めば、体に深々と刺さる刃もあり、逃げ場はどこにもない・・・・・

霊夢は、イライザの追撃に対応することも出来ない・・・・・)

365:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/13(月) 11:22

イライザ
「」

部屋全体に向けられた精神の刃による嵐に対して部屋の外へ逃れる事で回避した霊夢だったものの、霊夢を追うようにして飛来した精神の刃の一群に切り裂かれていく中、イライザが伸ばした、無数の口が付いた触腕へと変異した右腕が断末魔をあげる霊夢を喰らおうとする。

既にその大半が再生し終えてしまっているものの、霊夢が脱出した部屋の外はカシキ・ヒェリ(悪意の手)を滅ぼした時に出来た下層へ繋がる大穴がまだ残っている。これを利用して下層へ逃げることが出来れば、この要塞から脱出するための距離を大きくショートカットする事が出来る。

366:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/13(月) 11:24

イライザ
「クスクスクス……いい断末魔ね?
けれど……まだ恐怖と絶望が足りないわ。」

部屋全体に向けられた精神の刃による嵐に対して部屋の外へ逃れる事で回避した霊夢だったものの、霊夢を追うようにして飛来した精神の刃の一群に切り裂かれていく中、イライザが伸ばした、無数の口が付いた触腕へと変異した右腕が断末魔をあげる霊夢を喰らおうとする。

既にその大半が再生し終えてしまっているものの、霊夢が脱出した部屋の外はカシキ・ヒェリ(悪意の手)を滅ぼした時に出来た下層へ繋がる大穴がまだ残っている。これを利用して下層へ逃げることが出来れば、この要塞から脱出するための距離を大きくショートカットする事が出来るだろう。

367:悪夢との対峙◆gI:2021/09/14(火) 05:44

・・・・・っ・・・・・

(触腕と化したイライザの右腕に追いつかれてそのまま捕食される前に、霊夢は何とかして大穴から下層へと逃げることに成功する・・・・・

しかし、それは結果的であり、正しく言えば、逃げたというよりかは朦朧とする意識の中、落ちていった、と言うのが正しいだろう・・・・・)

368:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/14(火) 06:00

イライザ
「あら、どこへ行こうと言うのかしら?
此処は私の腹の中……何処にも逃げ場なんて無いわよ?」
【貪夢「凄絶なる凶夢」】
《メキメキメキメキメキッ》
《ドガガガガガガガガガガガガガガッ》

イライザは霊夢が再生途中の穴から下層へ落ちていくのを見て、イライザは周囲にある空間を脈動するおぞましい肉塊としてその身に纏い、夥しい数の口が存在する醜悪な巨大蛙のような姿の半身を得る。

そして、霊夢を追いかけるべく、床や壁、天井の悉くを圧倒的な質量を生かして破壊しながら、下層へ落ちていく霊夢を追い始める……

369:悪夢との対峙◆gI:2021/09/14(火) 19:26

・・・・・

(終わりの訪れというのは、こういうことを言うのだろうか・・・・・

精神の破片が突き刺さったままの霊夢は、半開きの目と朦朧とする意識の中、抵抗する力もなく迫り来る悪夢の化身イライザの追撃に襲われるがままの状態となってしまう・・・・・

博麗の巫女も所詮は人間、限界というものがある・・・・・)

370:悪夢の女王イライザ◆3.:2021/09/14(火) 22:04

イライザ
「クスクスクス……子鼠のように逃げ回っても無駄だと言うことがわかったでしょう?」

イライザは巨大な肉塊蛙のような魔物と半身を融合させた箇所の無数に存在する鋭い牙を備えた口を大きく開ける……すると、その口内には何重にも鋭利な牙が生えた口が存在しており、壁や天井を圧壊し続けながら落下する勢いに任せ、霊夢を喰らおうとする。



魔理沙?
『……む………霊夢!!』

まるで底無しであるかのように下層へ自由落下する中、霊夢の体に突き刺さった精神の刃から魔理沙の声が聞こえて来る……イライザにとっては単なる攻撃手段、牽制の一手法に過ぎないと見下していたが故に、魔理沙の精神が霊夢へ語りかけると言うことは予想できなかったと思われる。

371:悪夢との対峙◆gI:2021/09/15(水) 05:56

《・・・・・魔理・・・・・沙・・・・・?》

(魔理沙の呼びかけに、霊夢はようやく少し意識を取り戻し、心の中で問いかける・・・・・

声を出すことすらもう難しいほどに、人体へのダメージが大きすぎる・・・・・

そして、霊夢は魔理沙の声をとうとう死が近くなってきたがゆえの幻聴だろうかと思えてくる・・・・・)

372:悪夢の境界◆3.:2021/09/15(水) 06:53

魔理沙
『やっと聞こえたか……どうなっているのかはわからないが、ヤバいって事だけはわかる。何か勝算はあるのか?』

巨大な肉塊のような半身を得たイライザは霊夢が通り抜けて落下することが出来る床の穴を強引に抉じ開けながら下層へ向かっているため、時間のロスが生じているものの、着実に距離を詰めており、みるみる内に霊夢に向かって来ている……

このまま自然落下に身を委ねているだけでは追い付かれてしまうだろう。本日何度目かになる絶体絶命の状況の中、霊夢の体に刺さった精神の刃の断片を介して魔理沙の声は霊夢に何か勝算はあるのかと問いかける。

373:悪夢との対峙◆gI:2021/09/16(木) 05:26

《・・・・・アイツを誘導するようにとは言われているわ・・・・・でも・・・・・万が一にも、今の私に勝ち目はないでしょうね・・・・・》

(このままでは確実に追いつかれ、そしてなぶり殺しにされるのはまず間違いないだろう・・・・・

今のままでは自分には万が一にも勝ち目はないということに、霊夢は気がついていた・・・・・

それでも、もしここで命を落としたとしても、頼まれたことである誘導することを成し遂げることが出来たなら、自分の役目は終わりだとも思っている・・・・・)

374:悪夢の境界◆3.:2021/09/16(木) 06:16

魔理沙
『……誘導、すればいいんだな?
よし、それなら私の力を貸してやる。』


ここは歪められた悪夢の世界……
だが、同時に意思や精神の強さが反映される夢の世界でもあるため、それをいち早く理解していた魔理沙が自分の力も貸してやると言うと、霊夢に刺さっていた精神の刃の破片が抜け、八卦炉へと変化して霊夢の手元へ移動してくる。

現に、悪夢の処刑者を葬る際に、甲冑や剣が現れたり、異様なまでにあっさりと上層へ通じる大穴を開けることが出来たりと、多少なら霊夢でも干渉する事が出来ている事が判明している。

375:悪夢との対峙◆gI:2021/09/17(金) 06:14

・・・っ・・・!ありがとう、おかげで痛みでも目が覚めたわ・・・・・

(精神の刃が抜けたことで、その際の痛みでハッキリと目が覚める・・・・・

そして、魔理沙の精神の刃が変化した八卦炉を右手に持ち、再びイライザとの対峙を決意する・・・・・

人間二人だけで悪夢の女王に挑むのなんて、到底勝ち目がないことではあるが、霊夢からしてみれば100人力も同然・・・・・)

376:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/17(金) 13:54

イライザ
「クスクスクスクスクス……
さあ……これで終わりね?」

イライザの半身である、目や鼻がなく、身体中に無数の口を備えた巨大な蛙のような形の肉塊が、体表に開いた無数の口とは別の、メインである巨大な口を大きく開き、霊夢を呑み込もうとする。

開かれた口内には先述した通り、口の中に口があり、それが幾層にも連なった異様な構造になっており、呑み込まれてしまったら最期、無数の鋭利なナイフのような牙で瞬く間に噛み砕かれ、その魂もろとも貪り喰われてしまうだろう……

377:悪夢との対峙◆gI:2021/09/17(金) 21:27

・・・・・マスタースパーク・・・・・

(ここまで追い詰めた上で、もう反撃はできないだろうと、ここですべてを終わらせるつもりの油断しきったイライザにミニ八卦炉を向けて、マスタースパークを至近距離で放つ・・・・・

敢えて至近距離まで引き寄せることで、致命傷には至らずとも絶対に避けることも出来ない一撃を放つ・・・・・)

378:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/18(土) 01:57

イライザ
「………………!!?」

霊夢が魔理沙の力を借りて放ったマスタースパークが、大口を開けたイライザの半身の口内に直撃すると、大爆発が巻き起こり、巨大な肉塊の所々が吹き飛び、ダメージを受けて撤退するための時間稼ぎに成功する。

既に血の巨人と戦っていたエリアを抜け、カシキと戦っていた階層まで見え始めており、残り30m程落下すれば後は道なりに移動するだけでも脱出する事が出来るだろう。

379:悪夢との対峙◆gI:2021/09/18(土) 05:55

やっと・・・・・アイツに一石を投じることが出来たわ・・・・・

(魔理沙の力を借りて、やっとイライザへの一石を投じることが出来た・・・・・

脱出まではもう近いが、あれを受けてもイライザはまだ追ってくるだろう・・・・・

ここからは、時間との戦いになるだろう・・・・・)

380:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/18(土) 08:33

イライザ
「…………クスクスクス……
面白い……面白いわぁ……まさか悪夢の支配者であるこの私に……夢の力を使ってくるだなんてね……?」
《メキメキメキメキメキ……》

マスタースパークによって巨大な肉塊蛙の半分近くが消し飛んだ……だが、肝心のイライザ本体にはダメージすら一切通っていない……悪夢を支配するイライザを始めとした幻魔達には夢の住人の力は通じない……それを証明すると、イライザは消し飛ばされた肉塊の再生を始めながら、イライザの背中から生えた二枚の翼が霊夢に向かって伸ばされる。

イライザの翼腕には鋭利な赤い爪が備わっており、それによって落下中の霊夢を空中で切り裂こうとする……

あと10mで下に着くものの、先程と同じようなマスタースパークではイライザ本体にはダメージを与えることが出来ないため、伸ばされたイライザの翼腕を迎撃する術は無い……

381:悪夢との対峙◆gI:2021/09/19(日) 11:25

・・・っ・・・!!!!!

(霊夢は必死になって脱出口まで急ぎ始める・・・・・

ここで捕まってしまえば、今までの苦労も水の泡となってしまう・・・・・

敵が支配権を握る世界では、どんなに力を持っていようと博麗の巫女も無力同然にまで至るということを改めて思い知らされる・・・・・)

382:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/19(日) 13:33

魔理沙
『しかし厄介だな……
どういう原理かはわからないが、私の力の大半が奪われている状態じゃ、今の火力で撃てるのは後一回だけだ。』

イライザの伸ばした翼腕が霊夢のコンマ数秒前にいた場所の床と天井を大きく引き裂き、霊夢の服の端をも裂く中で、先程撃ったマスタースパーク(イライザ本体には通じないが、悪夢の産物を破壊可能な威力)を撃てるのはあと一度だけだと教える。

383:悪夢との対峙◆gI:2021/09/20(月) 07:10

・・・・・魔理沙・・・・・その残り一回、本当に力が微塵も残らないほど、全部の力貸してくれる・・・・・?

(イライザの翼腕が迫り来る中、精神体の魔理沙に残りのあと一回を微塵も力が残らないほどに力を貸してくれるかと聞く・・・・・

改めて悟った、コイツはヤバイ、本当に死ぬ気でかからないとどうにもこうにもならない・・・・・

残りの一撃でなんとか脱出するしか方法は無い・・・・・

384:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/20(月) 11:02

魔理沙
「………何か考えがあるんだな?」

今持ちうる限りの力の全てを貸してほしいと言う霊夢の言葉を聞いて、自分の力を用いてこの状況を打開する策があるのだと思い、何か考えがあっての事なのかと問いかける。

一方、イライザは肉塊の再生を終えたどころか、その体積が更に二回りも肥大化し、下層に辿り着いた霊夢達を押し潰そうと迫る。

385:悪夢との対峙◆gI:2021/09/20(月) 13:10

・・・・・少しの間でも、あの化け物の動きを止められれば、あとはアイツを誘導したまま脱出するだけ・・・・・そうすればもうアイツは終わりよ・・・・・

(霊夢が頼まれたことは戦うことではなく、イライザのことを誘導すること・・・・・

誘導した上で脱出してしまえばもうこっちのものだ・・・・・

つまりは、少しの間動きを止められれば、その間に脱出に成功し、そうすればイライザは追ってくる、そうなれば自然と誘導は完了するだろうと霊夢は思っている・・・・・)

386:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/20(月) 13:28

魔理沙
「ははは、何だ策と呼べるほどのものじゃないな。
だけど、お前らしいっちゃお前らしいな!
よし、ありったけの力を貸してやるよ!
その代わり……高くつくぞ?」

魔理沙の顔は見えないものの、霊夢の策とも呼べない考えを聞いて笑っているように感じたその次の瞬間、イライザの半身たる巨大な肉塊が巨大な口を開けて避けることも逃れることもせずに立ち止まっていた霊夢達を呑み込む……

387:悪夢との対峙◆gI:2021/09/21(火) 05:44

安心なさい・・・・・十分承知よ・・・・・!!!!!

グォッ・・・・・!

(呑み込まれたと同時に、これ以上の至近距離もなければ、この距離からの攻撃を放てるチャンスはもう二度と訪れないであろうと思い、霊夢は魔理沙の力を借りた全身全霊の、全力のマスタースパークを放つ・・・・・

イライザ本体にダメージはなくとも、イライザはまず再生に時間を使うだろう・・・・・

その時を利用して脱出をするしかない・・・・・)

388:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/21(火) 07:29

イライザ
「クスクスクス……この私が何度も同じ手に引っ掛かると思う?」
《ヒュオッ》

霊夢の放ったマスタースパークがイライザの巨大な肉塊を呑み込み、イライザもろとも跡形もなく消滅する……と思いきや、次の瞬間にイライザは霊夢の背後に現れ、背中に生えた二本の翼腕の爪を用いて霊夢の体を切り刻もうとする……ここはイライザの支配空間……つまり、何処にでもイライザは瞬時に移動することが出来ると言うことを示している。

そんな絶体絶命の状況の中、消えた筈の霊夢の体に朦朧の巫女が降ろしていた神々の力の残滓が再び蘇り始める。

389:博麗の巫女 霊夢◆gI:2021/09/22(水) 05:53

・・・っ・・・・・!

(霊夢は自身の体に何かが宿るような感覚を感じると、ダメかもしれないが一か八かでイライザの攻撃を避けたところ、頬をかすっただけで何とか済む・・・・・

これが正真正銘、最後のチャンスというものだろうか・・・・・)

390:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/22(水) 07:07

イライザ
「あら?その力は……
……まあ、いいわ。どの道貴方の進む先は悪夢の中であるのに変わりは無い。」

イライザの振るり降ろした翼腕を霊夢が間一髪で回避するのを見て、先程の別人格の巫女の力を無意識に使い始めた霊夢を見て驚くものの、振り下ろした翼腕が激突し、爪が突き刺さった床を介して周囲の空間に干渉し、霊夢が避けた先の床に無数の牙を備えた口が瞬時に形成され、霊夢を足元から喰らおうとする。

391:始まりし終焉◆gI:2021/09/23(木) 10:44

口だけは達者な化物ね・・・・・

ダダダダダダダダダダダッ!!!!!

(霊夢は形成された口へと負けじと瞬時に弾幕を放ちながら応戦する・・・・・

ここは確かにイライザの支配する空間、例えるなら人間とアリのようなもの、それくらいの差がある・・・・・

しかし、力を得たアリは、時に人間にも対抗することが出来る・・・・・)

392:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/23(木) 13:29

イライザ
「クスクスクス……そう言う貴方は口も力も弱いわね?」

霊夢の挑発を聞いても、その言葉を逆手に取った言葉で挑発し返すと、床から引き抜いた右翼の爪を霊夢に向けて振るい、霊夢が攻撃した事で補食する事が阻まれ、ダメージを受けている巨大な口もろとも切り裂こうとする。

敵対するイライザは、言うなれば津波のようなものだ。
その津波を前に、蟻どころか、象や恐竜ですら成す術もなく呑み込まれ、弄ばれ、滅ぼされてしまう……抵抗や対抗をしようと言う事そのものが意味を成さない超常の存在、それがイライザを始めとする巨悪達(ヴァイスリゾーム)だ。
もっとも……その津波には明確に生命を貪ろうとする邪悪な意志が宿っているのだが……

393:博麗の巫女 霊夢◆gI:2021/09/24(金) 06:15

ザシュッ・・・・・!

ぐっ・・・・・!

(イライザは悪夢そのもの、夢、及び悪夢というものは概念でもあり、物理攻撃が効かないことは霊夢自身も百も承知の上だ・・・・・

だが、霊夢もただでは転ばない・・・・・

悪夢はイライザの右翼の爪に肩を切り裂かれるが、絶えず攻撃を続ける・・・・・)

394:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/24(金) 12:37

イライザ
「クスクスクス……さっき貴方は夢の住人の力を使ったみたいだけど……さっきの一撃で全て使いきり、今その身に宿している神々の力もそう長く維持することは出来ないのでしょう?」

イライザは一つずつ霊夢の力や策を潰して回っている……
霊夢の右翼を切り裂いた際に爪に付着した血を舐めながら霊夢の状況を見抜き、その力はもう限界を迎え始めており、力を使えなくなればもう逃げることさえ出来なくなると言うところまでイライザは把握している。



イライザ
「踊りなさい?その命が尽きるまで……この悪夢の世界で……!!」

霊夢の放った弾幕によって巨大な口が破壊されるものの、今度は霊夢の体を包み込もうとするかのように、周囲の床から幻魔カシキのものと酷似した無数の手と仮面のような頭が生え始め、全方位から霊夢を呑み込もうとする。

395:博麗の巫女 霊夢◆gI:2021/09/24(金) 13:00

・・・・・っ!!!!!

ズッ・・・・・

(肩を切り裂かれたことで動きが鈍り、反応が遅れる・・・・・

イライザのスピードに、対応しなければいけないということはわかっているのに、思うように動けない・・・・・

霊夢はイライザの思惑通り、呑み込まれてしまう・・・・・)

396:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/24(金) 14:22

イライザ
「あら?もうお仕舞いなのかしら?
クスクスクス、思ったよりも呆気なかったわね?」

無限に増殖を繰り返す悪夢の手と、骨肉を噛み砕き喰い千切る悪夢の頭に呑み込まれたのを見て、イライザは妖艶かつ不敵な笑みを浮かべながら、少し力を上げただけで容易く滅びたと思われる霊夢を見て小馬鹿にする。

397:博麗の巫女 霊夢◆gI:2021/09/25(土) 06:18

・・・・・

(いくら博麗の巫女といえども、手負いであり全力も出せない状態・・・・・

しかも、イライザにとって有利すぎる戦場での戦いときたものだ・・・・・

普通に考えて勝てるわけがない・・・・・)

398:悪夢の女王 イライザ◆3.:2021/09/25(土) 12:06

《ブチブチブチッ》
《バキッ ゴキッ 》

霊夢を呑み込んだ廉価版の悪意の手(カシキ・ヒェリ)の塊は不気味に蠢きながら、何かを擂り潰したり砕いたり、引き千切るような音をたて、時折その塊の中から血が流れているのが見える。

霊夢の中にはまだ神々の力が残っており、あと少しで悪夢の要塞の外へ逃れる事が出来るのだが、それを成すことなく悪夢に呑み込まれてしまうのだろうか……

399:博麗の巫女 霊夢◆gI:2021/09/25(土) 19:46

・・・・・

(死というものはこういうものなのか、と全身で感じる・・・・・

自分が捕食されてゆく様子を、ただただ抵抗もせずに・・・・・いや、できずに眺めるしかできないというのは、もはや悔しさを通り越して、受け入れることしか出来ないという感情が勝ってしまう・・・・・)

400:絶望と苦痛の淵◆3.:2021/09/25(土) 20:17

《ブチブチブチッ》

霊夢の実体……これは厳密には肉体を伴ったものではないのだが、その体が無数の悪意の手と頭によって貪られていくと、次第に霊夢の体も削り取られ、消滅していく……魂をも貪るその力が霊夢を完全に消滅させるのも時間の問題だ。

戦いとは常に非常かつ理不尽なもの。
その現実を前に……死や敗北を認めた者に勝利は訪れる程、命のやり取りは甘いものではない。このまま行けば幻想郷の崩壊は免れない……

401:絶望と苦痛の淵◆3.:2021/09/25(土) 20:25

イライザ
「クスクスクス……博麗の血筋と言うのも案外たいした事が無いわね?
千年以上前に"原初の悪意(マレヴォレンス)"を封印したと言うのも真実ではなさそうね?」

イライザは悪の源泉たる存在を口にする……
千年以上も昔に現世に現れ、その圧倒的な力によって数多の神々を滅ぼし、全世界の支配に王手をかけ、後のヴァイスリゾーム結成のきっかけともなった"原初の悪意(マレヴォレンス)"を封印した英雄の血筋……博麗の血も、時の流れにによる劣化には抗えないのだろう。

この霊夢程度の力しか無いと言うならば、もはや何も警戒する必要はない、ヴァルターが敗れたのも何かの偶然と奇跡が重なっただけであり、今となってはその偶然も奇跡も起こりはしないとイライザは勝利を確信し、不敵な笑みを浮かべながらゆっくりと両腕を広げて天を仰ぎ見る……


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