明日にすがりついてた私なんていらないって
>>2
腕が重くて
指が震えて
まともに立ってられなくて
酸素と血液が巡ってない感覚に
何も考えられなくなる
中途半端に緩んだ水道水のように
涙腺はばかみたいにふにゃふにゃになる
あの頃のわたしね
ホットコーヒーにはミルクと砂糖がいらないこととか
“ブラックで”ってかっこつけてるみたいで言えないこととか
でもカフェラテにはミルクと砂糖ひとつずつ必要なこととか
あなたのこと何も知らなかったの
あの頃のわたしたちは寒い冬でさ
あなたの吐く煙を眺めてるだけだった
コンビニでホットドリンクを買って
それが冷めてもずっと一緒にいた
ブラックが好きなあなたが
わたしに合わせたココアを買って
そういうところがすきだったの
あの人はわたしにずっと
嘘をつきつづけてた
わたしがそれに気づいたのは
別れたあとだったのだけど
でも 彼の素行のわるさとか
価値観の大幅のちがいとか
そんなことばっかり目に付いて
彼のことを もう好きではいられなくなった
終わりは薄々感じではいたのだけど
でもやっぱり彼が最後にわたしについた嘘が
わたしにとっては痛かった
きみがあの人を忘れられなかったのは
取ってしまったのが“わたし”だったからなのもあるんだろうな
お互いをライバル視してたようなものだったからさ
対の関係にあったようなものだったからさ
たしかに あの人はきみにとって
都合が良くて きみは依存してたのかもしれないけど
でも原因はわたしだったよね
ごめんね
あの人と別れた次の日から
夜な夜な泣く日は無かった
今の彼がいるからか
もう既に冷めきっていたのかは
いまのわたしには分からないけど
でも2年間の割には呆気なくて
切り替えの早さもお互い様だった
面白いくらいに
あのひともわたしも
もう冷めきってた
あの頃の地獄の夢を見た
夏風邪みたいに何年もぶり返して
私はやっぱり何年経ってもあの頃を
綺麗な思い出で片付けられないよ
そんなこと
あの人から直接聞いたの?
あの人にとって わたしは
めんどくさい存在であったのだと ずっと思ってた
たしかに最後は引き止めてきたけど
でもやっぱり あっけないものだったし
彼の友達を否定したり
彼が遊びに行く度 嫌な顔したりだとかしてたから
今の彼女は ちゃんと楽しめてるんだろうなって
彼が悪いことしたとしても 笑って許せるんだろうなって
許してもらえるんだろうなって
それがいいよなって 思ったんだよ
人生楽しんだもん勝ちだって
人生の先輩が言ってて
その通りだなって 思ったんだよ なのに
このまま 彼は
あの子みたいな子 って条件で 恋人を探して
やっぱり違った って理想で 蹴って
色んな人を傷つけて行くんだろうか
そうはなって欲しくないのだけど
人を信じすぎだよ って言われて
信じて何が悪いの って思った
あなたは子供だよ って言われて
おまえも子供だろ って思った
でも 言い返せなかった
ため息のような つらい が
あなたを傷つけたけど
積み重なってく ごめん の毎日に
終止符を打ちたかった
きみの 自己愛が強いところは
昔から変わってないよ
少し癖が強いから
きみのことを極端に嫌う人も
でも放っておけないって言う人も
きっとどっちもいる
きみの性格を愛してくれる人と
一緒にいたらいいよ
これは ナイショの話だけど
やっぱりすこし
今と前を比べてしまうことはあるよ
今付き合ってる人は喫煙者で
4個も上なくせに同じくらい子供で
素直じゃなくて プライド高くて
照れ屋で そこは可愛い部分なんだけど
あなたは話が面白くて
面倒見が良くて 優しくて
一緒にいて楽しくて
わたしのこと否定もしなかったから
やっぱりあなたと一緒にいれて たのしかった
今でも少し思い出してしまうのは認めるよ
はやくあなたにしあわせになってほしいよ
付き合って最初の頃のあなたがだいすきだった
可愛げがあって 愛されキャラで
そんなあなたがだいすきだった
もう変わってしまったのだけど
わたしも ずっと思い出に囚われてたのだと思う
だから2年も一緒にいたんだよ
きみも わたしも なんでこんなに
お互い執着してるんだろうね
執着してるわけではないとしても
気付けばここで 内通してる
あのひとのことだって
わたしのことだって
自分にしか興味がないなら
こんな話無意味じゃないのかな
ワクワク感が好きなんだ
書き込みの数字が変わってる時の
胸の高揚感
この数字で
傷ついたり 嬉しくなったりを
もう6年くらい繰り返して
わたしたち もうおとなだから
でもたまに子供に戻りたくて
ここが無くなったら
きみとの繋がりはなくなる
それくらいの糸の細さが わたしは結構すき
あの人の友達から連絡が来た
彼はわたしと連絡を取りたいらしい
きみの言ってることは間違ってなかったね
でも もうすきって気持ちは消えちゃったから
戻りたいとも思わない
壊したのはあの人だったわけだし
今更後悔したって遅いよ
ばかだなあ
煙草を吸ってる姿の あの人を
想像するだけで気持ちが冷めてく
あの人が肺を冷やしていく一方で
わたしはあの人への気持ちが冷めてく一方だった
そういえば きみの綴った言葉にも
“煙草”の文字があったことを思い出して
でも 違うはずだってあの人を何度も信じた
質問の答えはいつも“違う”だったから
そんな夜は全てが無駄だった
きみは知ってたんだよね わたしが知らなかっただけで
虚しい気持ちに駆られるばかりで
そんな状態で 戻ろうとは思えないよ
今の感情は
悲しみと 怒りと
なんでこんな人と付き合ってたんだっていう後悔と
自分の人を見る目のなさへの呆れ
あの人の妹からも
復縁は無いのかという旨の連絡
自分で行動する勇気もないのだと
あの人と付き合ってる時
がっかりすることばかりだったけど
まさか別れてからもがっかりするとは
あの人と付き合ってた過去を 今消したいよ
最後までわたしは あの人の
“ほんとう” を見抜けなかった
従順でいてくれるあの人をずっと信じてた
結局内側は真っ黒だったけど
わたし今でもやっぱり分からない
なんであの人がわたしを求めてるのか
ずっと嘘をついてたのに なぜ戻りたいのか
わたしへの愛情に嘘は無かったってことだろうか
あの人は 前の彼女とは相性が悪かっただけじゃないかと思う
相性の良い人が現れればすぐに 忘れる
戻りたいのも今のうちだよ
今の彼氏の惚気を 聞いて欲しいんだよ!!!
今の彼はね
鼻も背も高くて 字が綺麗で
笑った時の目尻のシワがすきで
ショッピングモールでは
恥ずかしいって言ってあんまり手は繋いでくれないんだけど
人がいなくなった途端くっついてくるのが可愛いし
指先を使う仕事をしてるのに 手先が不器用で
最初の頃はわたしの頭撫でるのすら下手だったんだよ
今はもう上手になったんだけどね
嫉妬しいで怒りっぽくて
でもそんな自分が嫌になっちゃうところとか
いつもはクールなのにテンション上がったらしょーもないことばっかり言うところとか
いびきを聞かれるのを恥ずかしそうにするところとか
全部かわいいんだよ!!!
ありがとう
520:詠み人知らず hoge:2024/07/28(日) 16:37
今更なんだけど
そういえばあのお気に入りだったコップ
落として少し欠けちゃったんだよ
今更なんだけど
大事にしてた手紙とか
あの頃読もうとしてた本とか
もうどこに行ったか分かんなくなっちゃったんだよ
今更なんだけど
今年の花火は綺麗だったんだよ
去年は画面越しばっかり見てたからさ
今更なんだけど
あなたの写真は本当は消してなくて
今更なんだけど
今更なんだけど
まあ 今更なんだけど
未練は無いよ
これだけは分かる
戻りたいとも思ってない
でもなんとなく今更だけど
少し言ってみたかった言葉があっただけ
この世は
納得できないこととか
やりきれないこととか
悔しかったこととか
腑に落ちないことが
当たり前のように落ちてる
きみのことだって
何年経っても腑に落ちてないよ
ずっとずっと消化されないまま胃もたれしてる
それでももうそれでいいと思う
きみのこと あの人のこと
消化したいわけじゃなくて
わたしが4年前好きで大好きだった彼のことも
ずっと腑に落ちなかった
彼の好きだったものをわたしは彼より好きになったし
彼に似てる人とか彼のしてたことばっかり目で追ってた
どんなに消化出来なくても
でもわたしなりに形になって取り出せてる
あの人がわたしのことをどう消化するのか分からないけど
忘れるのが得意な人だから
飲み込んだり取り出したりして
きっと上手にやっていくと思うよ
今の彼と出会って
わたしってだめなとこばっかりで
改めて怠惰な人間なんだなって思った
あの頃あなたに投げてばっかだった言葉が
今更自分に返ってきてる感覚で
すっごく申し訳ない気分で
たしかにあの頃わたしも辛かったけど
でもあなたもわたしの言葉に痛い思いをするばっかりだったよね
ごめんね
あなたは最後までわたしのこと優しいって言ってくれたけど
わたしはずっと自分のことだけ考えてたよ
2年間好きなことさせてあげられなくてごめんね
あああ
きみの意見を否定したかったわけじゃなくて
やっぱりわたしは
今更今更今更今更
あの人と話すつもりはなくて
今のあの人が嫌いで苦手で好きになれなくて
だから 逃げてるだけだから
再確認したくないだけだから
あんな文書を書いたわたしが悪いのだけど
でも綺麗な思い出にしておきたくて
自分の中では腑に落としたいけど
でも向き合うのは怖いのだと思う
やっぱりずっと逃げてるな
あなたは分からないだろうけど
否定されながら
一生にいるのは
しんどいよ
おやすみって 言って寝るの
最初は寂しかったの
ギリギリまでおはなししてほしかった
でもあの人と付き合ってから
おやすみでおわることも
ひとりでねることも
もうすっかりなれてしまった
嘘つきなあなただったけど
でも誰より愛情をくれた
嘘つきなあなただったけど
でも誰よりわたしの味方だった
しあわせだった
でもあの人のとなりにいることに
もうすっかりなれてしまったみたい