このスレッドは、怪盗レッドのオリジナルの小説を書く所。
オリジナルキャラクターを使うもよし、本家のキャラ崩壊がないかぎり、基本的にどんなネタでもいい
でも、他人のパクりなど、そういうネタはやめましょう。
そして荒らし、暴言などはやめましょう。
と、堅苦しく挨拶したところで、このスレッドは開始だぜ!
他の人のオリキャラを使いたくなった
・・・
紫色の髪の少女が箒に乗って空を舞う
そんな少女の下には【白い館 WHITE】があるのだが似つかわしくないぐらいに青と赤に染まっている
貸し切りで誰もいないはずなのにいろんな形のシルエットが徘徊していた
「やっぱり、これはおかしいよね」
ディナはその光景を見てそう呟いた
ディナの正体は不老不死の魔女
その為、人よりも色々なものが聞こえたりするのだが今回はある小鳥から聞いたのだ
ー白い館にバケモノがいる
そんな話を聞いて飛んできたのだ
この空間から未知なる力が覆われていて見ているだけで気が狂いそうだ
もちろん、こんな事なんて警察が解決できるはずもないので魔女として訪れたのだが予想以上
ふと、目の前に一匹のバケモノをみた
白銀色の髪に黒い瞳、銀色の翼をもつ存在だ
よく見れば右手に【コルウス】とラテン語が刻まれていた
なるほど、今回の原因は彼からなのかしら?
ディナはそんなことを考えながら近づく
しかし、その瞬間に鋭い爪がディナの瞳を抉ろうとする
間一髪で避けたが、うっすらと頬に血が垂れる感触がつたう
「君は俺を殺すつもりかい?」
男性でも女性でもわからない声音で目の前の堕天使は言った
どうやらディナは殺害対象に入ってしまったらしい
正直、ディナは殺すつもりはないが解決されなければ白い館が異常な空間のままだ
「殺すつもりなんてないんだけど、それよりもこれは貴方のせい?」
「さぁ?わからないや。でも俺にとっての邪魔な存在がいることは確かなんだけど、それよりも別の邪魔者ができた」
「へぇ、それは誰なの?」
「それは君だよ」
重い一撃がまたもやディナを襲うがそんなものは簡単に防いだ
魔女だからこそ、行動さえ読めればこんなもの防げてしまう
次にガラスの破片が粉々にしようと襲おうとする
箒に乗って避けたりするが数の暴力と言ってもいいほどの量だ
防ぎ切れずに、赤く染まっていくがすぐに回復していく
「君も俺と同じバケモノか」
「ちがうわ!私は不老不死なのよ!バケモノと一緒にしないで」
>>98の続き
・・・
上空でそんな会話が繰り広げられている中、もう一人の魔女リイナが呆れたように地上で見ていた
リイナは、ディナとは違い別の世界の魔女だ
その為、魔女として珍しい種類であり位が高い
そんなリイナの傍らにユナルと一匹の獣の姿があった
上空で繰り広げられる攻防戦を見つめているが特になにも思っていないようだ
「ユナルさん、貴方は結構残酷なことをしますね」
「ん?例えば?」
「計画実行の為に恭也さんを薬品で獣化させるあたりが」
「あぁ、それね。仕方がないじゃん。今回の味見役はニックじゃなきゃ不味かったし」
「確かに、彼はある意味なつかれていますからね。でもその必要性はないのでは?」
「いや、あるんだって。僕にとっては邪魔なぐらいあるんだよ」
会話の内容からして意味深い話をしている
今回、恭也が獣化されたのは嗅覚でこの原因の存在を見つけるためだ
普通、アーテルなどがやればいいだろうと思うが残念ながら彼は血の匂いとか火薬の匂いなどに敏感ぐらいでひとつの存在を嗅ぎ分けるほど嗅覚がない
そして、エスポワールやユナルも嗅覚に優れていないために無理やりやらされる羽目になったのだ
「さて、彼らがうまい具合にできていればいいけどね」
ユナルは笑いながらそうやってつぶやいた
しかし、そんなユナルの声は恐ろしく低かった