〜ルール〜
•人の嫌がることはしない
•暴言は禁止
•匿名が付いている名前は禁止
•このスレには入っていない人が注意する際はまず入ること
•2日に一回は必ず来ること
みんなで楽しくやろうね
長ったらしくすみません……!
リアクターさん、パスです!
ゆ お姉ちゃん、おにぃ、アリアおはよう!ってか今5時じゃん!やっぱおやすみ
ひ 何言ってるの!昨日ゆめが[お姉ちゃん明日歌の練習するから早く起こして]って言ったのよ
ゆ 分かったから、アリアは、腕掴まないで!おにぃもどさくさに紛れて髪引っ張るな!
すア えー
ひ いい加減にしなさい!
すゆア すいません。
ひ よろしい。それじゃ始めるよ。
数時間後
ゆ おなかすいたー。
ア よし、それじゃ家まで競争!負けたらお掃除ね!
ゆ 待ってよー
す ゆめ今日は倒れなかったな
ひ ...もうそろそろ話さないと、あの子たちにも。
す ?何を
ひ 賢者についてよ。
す そんなこと話したら、ゆめは無理するに決まってる!!ゆめが死ぬかもしれねーんだぞ
ひ いいわ。私たちもご飯にしましょう。
せれなさんパスです。あれだけしか設定がなかったのに
806:リアクター リレーでござる:2017/11/23(木) 19:08 ID:aHgスゴい
807:せれな:2017/11/23(木) 19:47 ID:PCU バトン受け取りました!
急いで書き上げてきます!
それと、今日のアニメ、ほんのりだけどゆめすばがあってよかった!
そして来週はあこかな回!穏やかじゃない!
続き行きます!
809:せれな:2017/11/23(木) 21:10 ID:PCU ア「今日の唐揚げ、とっても美味しいです!」
す「そうだろ!最近ひめがカレーばっかり作るから、たまには違うものでも作ろうって思ってさ!」
ゆ「別にカレーでもよかったのに……。」
ひ「ほら!だから言ったじゃない!」
食卓を囲む時はいつもこんな感じ。
お姉ちゃんが作るといいながらも、結局はお兄ちゃんが横槍を入れて、別のものができる。
そのせいで最近カレーを食べてない気がする……
ア「じゃあ、今日の夜ご飯はカレーがいいです!」
す「なっ、なんだと……!」
ひ「だから言ったじゃない。カレーの方が絶対いいって。」
す「朝から練習しておいて、喉を痛めつけるようなカレーなんか食ってたら歌えなくなるぞ!」
ゆ「うそっ!歌えなくなるの!?」
す「あぁ。特に風邪の時なんか相性は最悪だ。」
ひ「そういうすばるが飲んでるコーヒーだって喉に悪じゃない。」
ア「じゃあ、喉に良いものってなんなんですか?」
“ほよ”と?を頭の上に作るアリアに、お姉ちゃんとして教えてあげよう!
ゆ「それなら聞いたとこあるよ!確か、ハチミツとか!紅茶とか!」
ひ「今はもう伝説扱いだけど、昔あったのど飴なら凄い効果をもたらしてくれるそうよ?」
す「あれは本当に凄いらしいな。それから、ブドウジュースなんかもいいって聞くぞ?」
のど飴、数年前までなら普通に買えたらしいけど、今は販売が禁止されている。
ゆ「よし!じゃあ今日はみんなで喉に良いものを買いに行こう!」
ア「おーです!」
“目指すは花の市場へ!”
そういう前に私の言葉は遮られてしまった。
す「あー……、それは今日はちょっと無理かな……。」
ゆ「えっ、どうして?」
ひ「ゆめにはどうしても話しておかないといけない事があるの。」
その瞬間、私の背筋は凍った。
心当たりはある。
勝手にお兄ちゃんのアイスを食べたこと。
内緒で夜、1人で街に出てること。
そこで友達が出来たこと。
ア「ゆめちゃん、何か悪いことでもしたんですか?」
ゆ「い、いやぁ〜?特に身に覚えはないんだけど……?」
す「ほんと、ゆめは嘘つくの下手くそだよな。」
ゆ「げっ……!」
ひ「どうやら長くなりそうね……?」
ゆ「ひぃ……!!」
ア「じゃあゆめちゃん、頑張ってください!」
ゆ「待ってぇ!!助けてアリアー!!」
す「ほら、早く来い。嫌なことはさっさと済ませるのがお前の性格だろ?」
ゆ「それはそうだけどぉ!!」
す「やっぱり食ったのはお前だったのか……。」
ひ「それで?ほかにいうことは?」
ゆ「これで全部です……。」
す「お前、次食ったらお前のアイス全部食うからな!」
ゆ「ずっと残しておくからいらないのかなぁって思うのが当然でしょ!」
ひ「まぁ、それは一理あるわね。」
す「ねぇよ!」
ゆ「それで、話って……?」
まだ怒られるのかな……?
それだけは本当に勘弁してほしい。
す「そうだな。これはお前の命にかかわる話だ。」
ひ「ねぇゆめ、今まで不思議な力を何回使ったか覚えてる?」
ゆ「不思議な力?」
す「ほら、お前さ、急に成長したと思ったら一日中寝込むことあるだろ?」
ゆ「あー、あれ?なんかよくわかんないんだ。たまーに勝手に出てきて、気がついたらベットで寝てるー。みたいな?」
ひ「うーん……。困ったわね……。」
す「じゃあ、出てくるときに兆しみたいなのはないのか?」
ゆ「兆し?って?」
す「急に頭が痛くなるとか、体が軽くなるとか。」
ゆ「それならなんとなくあるよ?急に声が私に話しかけてくるの。毎回違う事を話しかけてくるんだけど、どれも全部“賢者”って言葉が入っててね。」
終わりゆくこの世界を、賢者として選ばれた貴女は救うことができる。
目覚めなさい、貴女は神代の賢者。貴女は神に選ばれたの。
こんな言葉が私の脳内をよぎった瞬間、私は意識を失う。
す「やっぱりか……」
ゆ「やっぱり?」
何か心当たりがあるかのように悩むお兄ちゃん。
ひ「ゆめ、雪乃ホタル人を知ってる?」
ゆ「もちろん。昔、3人の仲間を裏切って、この街に破滅をもたらした最悪の少女でしょ?」
雪乃ホタル。
彼女がこの街の長になるまでは私達を支配する壁もなく、隣にあると言われている街の人達とも仲良く交流していたらしい。
しかし、彼女が長になった瞬間この街は破滅に突き進む一方だった。
そして、ついには……
ひ「実はね、そのお話は偽りなの。」
ゆ「えっ……?」
ひ「雪乃ホタルは、賢者と呼ばれるとても神聖な仕事をこなしていたの。」
曰く、雪乃ホタルの他にも3人の賢者がいたらしく、4賢者、又の名を神の遣いとなった4人は世界に平和をもたらす神を楽しませる為に、不思議な力を授かった。
賢者の力は、どうやっても完璧に使うことが出来ないらしく、引き出せても50%が限界。全てを出し切った暁には身が滅ぶと言われていた。
しかし、雪乃ホタルは力を使うのではなく、力に体を委ね、100%以上の力を使っていたらしく、歌の賢者は飛び抜けた天才となった。
神は、初めて自分の授けた力を完璧に使いこなす人物が現れたことに喜び、歌を贔屓した。
それを知った3賢者は、“歌の御子が、全てを終わらせようとしている”と嘘をつき、これ以上の天才を生み出さないように歌の街を美、劇、舞が協力して歌のシステムを破壊。各街の境界には壁が作られ、歌の人間が他の人間と交流することは不可能となった。
ひ「そして、神様は『25年の間に歌の賢者を復活させて、もっと私を楽しませろ』と言って、眠りについたの。」
ゆ「なにそれ!じゃあ、雪乃ホタルさんは全然悪くないじゃん!」
私は気付くと涙を流していた。
ひ「えぇ。嘘の伝承を流した3賢者は、世界の復活なんか望んでいない。共に破滅を迎える事を望んでいるの。」
す「それを避けるために、神は本能でお前に不完全ながら力を授けたんだろう。それが、その不思議な力ってわけだ。」
ひ「そして、雪乃ホタルの血を継いでいるのが私たち。」
ゆ「えっ……?」
す「つまり、俺たちの本当の苗字は虹野じゃない。雪乃だ。」
ひ「それはあんまりはっきりしてなくて、雪乃自体が偽名だったって話もあるの。」
す「けど、俺たちは雪乃ホタルの意志を継ぐ者って事だ。」
ゆ「じゃあ、お姉ちゃんも、お兄ちゃんも、アリアも持ってる不思議な力って……!」
す「雪乃ホタルから溢れた、本来授かる事のない偽物の賢者の力だ。」
ゆ「偽物?」
ひ「私とすばるの力は、人の前で歌うときに発揮されるみたいで、どうもいつも以上の力が出せるみたい。」
す「まぁ、お前ほどじゃないけどな?」
ゆ「アリアの、あの力も?」
す「そうだな。きっとあれはこの地に花を復活させるための力だろう。」
ゆ「花の楽園……。」
昔、絵本で見たことがある。
歌の街言われたこの地で、稀に見る天才と天才を凌ぐために地を飲む努力をした秀才が、互いの力を共鳴させ、この地を花の楽園にしたという伝説のような話。
もし、賢者の力が本当なら、この話は伝説なんかじゃない。
す「そしてお前は、25年来の賢者に選ばれたわけだ。」
ゆ「私が、賢者……?」
ひ「まだ賢者の位を授かったわけじゃないから、それは先の話になるかもしれないけど。」
す「けど、近い将来お前がこの街を、この世界を救うんだ。」
ひ「大丈夫。ゆめならきっとできるわ。」
ゆ「………うん。」
この日、私は残酷な運命に出会った。
これが白昼夢ならどれだけいいことか。
私は、たった1日で世界の宿命を背負ってしまったのだった。
ここまで!
リアクターさんパスです!
それと、いじめ続き行きます!
814:せれな:2017/11/23(木) 21:35 ID:PCU ゆめが退学を決めた次の日。
四つ星学園は、そんなこと見ず知らずで、いつも通りの生活を送らせようとしていた。
あの後、ゆめの親からは泣きながら感謝された。
だけど、全くもって嬉しくない。
はい。いいえ。ありがとうございます。そんな、身に余るお言葉です。
これくらいしか返事をすることができなかった。
す「………」
目を覚ましたのは星空寮。
ゆめに渡された鍵を使い、せめてと思いここに住むことを決めた。
す「これが、あいつの見ていたい景色、かぁ……。」
豪勢なシャンデリア、高品質なもので固められた部屋の家具。
それまるで、なんの価値もない俺を見下すような感じがした。
−−−貴方なんか、大っ嫌いです!
2回目にあった時に言われた言葉。
普通、そう思われて当然だった。
散々馬鹿にして、からかって、ゆめの彼氏でもないのに、まるでそんな事をたくさん言って。
す「きっと、あの日出逢わなければ、こんな事にはならなかったんだろうな。」
自分が憎い。
M4なんて、ならなきゃよかった。
ましてや、アイドルになんかもっと……
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
歌組のレッスン。
アンナ先生は急用でレッスンに来れないので、自主練習となった。
きっと、ゆめの事だろう。
そう思うと、胸が苦しい。
−−−ローラすごい!いつのまにそんなステップできるようになったんだ!
ロ「………ゆめ。」
たった1人の人物がいなくなっただけで、当たり前の毎日から色が消えた。
何もかもが白黒。
−−−ノーモアネガティブ!もっと頑張らないと!
レッスン室の隅で自主練をするゆめが見える。
ぼかしたような虹色の幻覚が、憂鬱な時間を駆け抜ける。
−−−ローラ!一緒に食堂行こ!
だめ。
何をしててもゆめの事しか考えられない。
意識が戻ったら、ゆめはなんて思うのかな。
何もできない自分が嫌い。
ロ「こんなの、全然面白くない……。」
新曲の練習も、ゆめがいないと張り合いがない。
やっと見つけた本当のライバルが、こんな形でいなくなってしまうなんて。
毎日がつまらない。
こんなことなら、アイドルなんか目指さなきゃよかった。
翼「どうしたんだ早乙女。最近演技力に欠けてるぞ?」
虹野ゆめが退学してから数日間。
何をしていても力が入らない。
何故か。
そんなの自分で分かっている
あ「はい……。すみません。」
強がって偉そうにして、結局は彼女に何もできなかった。
勝手に恋敵だと思って、見栄を張って、友達でもないのに馬鹿にして、ドラマの悪役のように最低だ。
A「早乙女さん、どうしたんだろう。」
B「何かとっても辛そう……。」
翼「はぁ……。今日はもう休め。その時間で手紙を書けばいい。」
あ「……」
翼「何、心配するな!私が直接学園長のところに届けに行く。」
そう言ってくれるツバサ先輩に、申し訳なさしか残らない。
あ「ありがとうございます……。」
もう、女優への道が見えない。
たった1人の人物がいなくなるだけで、こんなに毎日がつまらないなんて。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
夜「やっぱり、ゆめちゃんのことが心配?」
真「うん……。」
夜「わかるわ…。あのひめがあんなに悲しむのだから。それに、私だって……。」
もっと早く気付いていれば、私なりに対処できたかもしれない。
真「もっと早く、ミサエの最低さに気付いていれば、もしかしたらゆめは……。」
夜「それはまひるちゃんが背負う責任じゃない。美組のS4である私が気付けなかったのが1番悪いの。」
真「お姉ちゃんは、悪くなんか……!」
夜「いいの。たまにはお姉ちゃんにも辛さを分けて。こんなに苦しむ真昼ちゃんなんか見たくないの……。」
悔しい。
何も出来なかった。
ゆめが車椅子に乗り始めて、これは重大だって気付いてた。
なのに、つい他人行儀で見過ごしてしまった自分をいっそ、呪い殺してほしい。
夜「真昼ちゃんは、よく頑張ったわ。だから、そんなに自分を責めないで。」
もし、もう一度やり直せるなら、次はもっとゆめの事を見守って、ミサエ達から守っであげないといけない。
けど、もう次なんてない。
そう思うと胸が苦しい。
なにもない空間。
ずっと真っ暗。
どこを見ても暗闇。
そんな中、1つの光が遠くで光る。
振り返ると、黒より黒い闇が光を覆い隠そうとする。
いやだ。
私はなるんだ。
アイドルの、一番星に!!
ゆ「はぁっ!!」
ピー。ピー。
ゆ「ここは、病院?」
景「ゆめちゃん……!」
ゆ「え?ママ?」
景「そうよ!よかった。記憶もあるのね!」
大「よかった。本当に良かった……!」
ゆ「えっ?ええっ?!」
倉庫で意識を落としたら病院で目が覚めて親が泣いている。
よくわからないや。
私は、5日間眠っていた。
私がここに来た後、私は学園をやめて、普通の中学校に通うことになった。
『もう、四つ星の人間とは誰とも関わっちゃダメだぞ?』
パパはそういった。
『アイドルなんかやめて、普通の生活を送ってほしいな』
ママはそういった。
それでもアイドルを続けたいと言うと、
『それだったらヴィーナスアークに行こう!』
と言われた。
そんなの、嫌に決まってる。
私は、四つ星学園のS4になりたいんだから。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
病院での治療はすごくて、あっという間に傷が治っていく。
ナースさんが、ローラ達から送られてきた手紙を届けてくれた。
そこには、ごめんねの文字がたくさんあった。
みんなが謝る事じゃないのに。
そう思うと胸がズキズキする。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
歌が歌えるようになった頃、学園長先生が私の病室に来た。
そこで、何度も謝られた。
−−−私は、君を守ることができなかった
ううん。
何度も守られていたと思う。
私が四つ星学園に戻りたいというと、
−−−出来れば君の意見を尊重したい。けど、君の親子さんがそれを許してはくれない。
そんな気はしてた。
私は、いじめられて死にかけていた。
それでも、まだアイドルを続けたい。
そう思うのも今日が最後だった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
自分で歩けるようになった頃、病院内でとあるポスターを見つけた。
それは、高校生アイドルの特別ライブを病院内ホールで行うと言うものだった。
最初は四つ星学園生だと思った。
けど、ポスターをよく見ると
〜スターライト学園の送る、最高のステージ!〜
と書いてあった。
ゆ「スターライト学園?」
そのステージは、実は明日だったりする。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
お昼の3時から、ポスターの通りホールでステージが幕を開けようとしていた。
ゆ「スターライト学園。どんなアイドルがいるんだろう。」
口ではそういっていたものの、私のアイドルへの関心はほとんど0に近かった。
私はアイドルには向いてなければ、ひめ先輩達といるだけで迷惑をかけてしまう。
だから、もうアイドルの事を気にするのはやめよう。
そんな風に思ってしまう。
それと、心配に思うこともあった。
病院にアイカツシステムはない。
それどころかステージすらない。
そんな中でライブをやるのかなと思った。
けど、そんな心配は無意味だった。
soleilという3人組のユニットはS4とは違う、まるで星座のような眩い輝きを放っていた。
となりに座るリボンが特徴的なスターライト学園の制服を着た少女は、S4のステージを見ている私のようだった。
?「星宮先輩、私も絶対、スターライトクイーンになって、バトンを繋ぎます!」
ステージは1時間。
その時間内で8曲と、トークで1時間をやりきった。
1時間。病室にいれば長く長く憂鬱な時間だったのに、soleilのステージを見てるとあっという間だった。
それに、私は自然と涙を流していた。
一度は失いかけていた夢。
−−−いつか、アイドルの一番星になる!
もう二度と見ることのないはずの夢が、目の前で輝くアイドルを見て、私も輝きたいと思った。
−−−大丈夫。ゆめちゃんならきっとできるわ。
私の初ステージの日。
ひめ先輩は私にそう言ってくれた。
それすらも忘れかけていた自分が嫌いになりそうだった。
−−−S4になること!
小春ちゃんと約束した私の夢。
四つ星学園でしか叶えられない夢。
私は、もう一度アイドルをやりたい!
例えそれが、私の命の炎が消えようとも!
私は四つ星学園に戻る事を決意した。
景「どうして!?あそこに行ったら、またこんな目にあうかもしれないのよ!?」
私はナースさんにお願いしてパパとママを呼んでもらった。
ゆ「わかってるよ!それでも、私はアイドルになりたい!四つ星学園のS4になりたいの!」
大「ゆめ、まさかっ!四つ星学園の人間とあったのか?!」
ゆ「あってないよ。でも、みんなに会いたいの!こんな風にみんなとお別れするなんてイヤ!」
大「パパはもう会って欲しくない。会ったらきっとみんなゆめの事を避けると思う。それはゆめにとっても辛いことだと思ってる!」
ゆ「私の友達にも、先輩にもそんな事をする人はいないもん!小春ちゃんの時だって、私は……!」
大&景「……。」
学園長先生は小春ちゃんの送迎会の事をパパ達に話したらしい。
−−−このまま力を制御できなければ声を失ってしまう。
不思議な力にそんな副作用があるなんて知らなかった。
−−−雪乃ホタル、いや、私の姉もその力を持っていた。力の副作用を力でカバーする。そんな事を繰り返し、アイドル生命を絶たれた。
もし、私が力を使い過ぎていたら歌う事が出来なくなっていた。
−−−そんな生徒を、私は救いたかった。だから、四つ星学園を姉と作り上げた。
星空寮にあった極秘資料。
学園の目標は、第2の雪乃ホタルを生み出さないことだった。
その意味は、こういう形でやっとわかった。
ゆ「私は、不思議な力を克服したい!そして、ファンのみんなに笑っていてほしい!」
大「ファンなんてうわべだけで、本当のファンなんて数人しかいない!そんな事、七色洋菓子店で育ったゆめが一番わかるはずだ!」
ゆ「うわべだけでもいい!ちょっとでも私の事を好きでいてくれている人がいる限り、私は歌い続けたい!」
大「!!」
ゆ「パパだって、私が笑うところを見てお店を開く事を決意したんでしょ?!私も一緒!みんなが笑ってくれるから私は頑張れるの!」
景「ゆめちゃん……。」
ゆ「お願い!もう一回、私を四つ星学園に通わせて!こんな所でうずくまってる訳にはいかないの!」
景「その気持ちはすごくわかるわ。でもね、私達はゆめちゃんがまた怪我をしたら……。って思うと不安で怖くて仕方がないの!」
大「ゆめが発見されなかったら、ゆめは倉庫の中で死んでいたんだぞ!?」
ゆ「もうその話は聞き飽きた!それに、助けてくれたのだって四つ星学園の人なんだよ!ねぇ!私の話をもっと真剣に聞いてよ!私はもっと輝きたいの!」
私にはたくさんの友達がいて、かけがえのないライバルがいて、素敵な先輩がいて、私の事を助けてくれる王子様がいる。
ゆ「もっとキラキラできるの!私らしさを見つけて、もっとたくさんの人を幸せにしたいの!」
大「もう、ゆめが傷付いて欲しくない!できることなら、虹色洋菓子店の次の店長になってほしい!」
景「私達のたった1人の娘が、知らない間にいなくなるなんて嫌なの!」
もしもローラが急にいなくなったら。
そんな事をたまに考えた事がある。
多分、今のパパとママはそんな気分なんだろうなって思う。
それでも、
ゆ「それでも!私の初めてのたった1つの夢は四つ星学園でしか叶えられないの!」
普通の中学校では味わえないような事がたくさんあった。
今までを思い出すだけで、今の自分が馬鹿馬鹿しくて涙が出る。
だからこそ、次こそ、もっとうまくやりたい!
もう誰も傷付かない、私の望むアイドル生活を。
ゆ「お願い!次はなくていい!次いじめられたらやめるから!私を四つ星学園にいかせて!」
景「でもね、次傷付いてからじゃあおそ……」
大「………わかった。」
景「ちょっと!パパ!」
大「いいんだ。それに、パパはゆめの気持ちが知れてなかったと思う。」
ゆ「私の気持ち?」
大「パパは最初、ゆめが義務感から四つ星学園に戻ろうと思っていると信じ込んでいた。けど、それはパパの勘違いで、ゆめにはちゃんとした夢があった。」
景「……。そうね。」
大「パパだって、一回お店を開く時、それはもうとんでもない挫折をしたんだ。それでも、諦めなかったから、今があると思う。」
景「えぇ。あの時はどうなるかと思ったわ。でも、パパは信じてやりきった。」
大「大丈夫!ゆめにはお父さんの血が流れているからな!そこまで言うなら行ってこい!ゆめの願いが叶う、四つ星学園に!」
ゆ「……!!」
景「けど、次こんな事があったら今度こそ辞めさせるからね?」
ゆ「分かってるって!そうと決まったらわくわくが止まらない!」
大「そうだな!パパもゆめがこれからどんなアイドルになるのか、楽しみだ!」
ゆ「絶対、S4になってアイドルの一番星になる!」
不思議。
体が軽い。
今までが嘘みたい。
今なら、なんだってできる気がする!
ゆ「ちょっと外走ってくる!」
景「ちょ、ちょっとゆめちゃん!」
大「病院内は走るなよー!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
景子side
景「行っちゃったわね……。」
大「ああは言ったものの、やっぱり少し不安だな……。」
景「大丈夫よ!貴方の血が流れてるんでしょ?」
大「そうだったな……!ゆめは、きっと大きくなって帰って来るぞ!」
自分で言った言葉を繰り返されて、大さんは赤面しながらも私たちの娘が、また一歩成長したのを実感している。
景「えぇ。ゆめちゃんの決意が固まった事だし、私達も行きましょう?」
大「そうだな。まずは、四つ星学園に謝りに行かないと。」
ゆめちゃん。
私達はゆめちゃんが夢を叶えて帰って来るのを待ってるよ。
病室の窓から見える庭を走る自分の娘が見ている先が、きっと娘の正解なんだから。
私達は、それを遠くから見守ってるね。
とりあえずここまで!
次は土日のどちらかで仕上げて投稿したいと思っています!
めっちゃよいいい!!!
822:☆°☆スズ☆°☆:2017/11/24(金) 00:35 ID:Agk めっちゃいい!!
感動…。
リアクターさんもせれなさんも頑張って!
すご~👏 続き頑張ってね
後さ、あんま出て来れないから誰かゆめの幼なじみが出てくる小説書ける?続きが気になる...😳💭
おぉぉ〜‼すごい❗
825:リアクター リレーでござる:2017/11/24(金) 17:22 ID:aHgはい!せれなさん、任されました。
826:リアクター リレーでござる:2017/11/24(金) 17:34 ID:aHg ひ はい、真面目な話もここまで。すばるはアリアを呼んできて。街に出掛けましょう!
す どこの町だよ?
ひ 美の郊外の小さな町よ
す 分かったよ。フードとかもいるよな?
ひ そうね、ゆめも準備して
ゆ うん!
美の町
ア 凄い!色んな物があるのですね。
ひ そうね、ゆめもお買い物を楽しみ?
ゆ うん!
ひ それじゃ、行こうか?
八百屋にて
八百屋のじじぃ お嬢ちゃんら、見かけねー顔だな?
八百屋のじじぃ もしかして、歌の民か?貴様ら、忌ま忌ましい!出てけ!貴様らに野菜を売るつもりはねぇ!
ゆ そんなこと言うなんて許せない!
ア ゆめちゃん、駄目だって
ゆ 知らない知らない僕は
ゆめ達のまわりに人だかりができる(ザワザワ)
す くっそせーので逃げるぞ!せーの
ダッ
? ヒィヤァーー
ゆ すいません!今急いでるんで
? もしかして、歌の民の方ですか?
ひ ええ、そうだけど
? 私夜空家に仕えている七倉小春です。
あの、リアクターサン🎵すごい❗
あと、一つ質問、ゆ 知らない知らない僕は
っていのは、なんですか?
ヘんなこときいてごめん❗
リアクターさんすごい❕
832:せれな:2017/11/24(金) 20:58 ID:PCU こんばんは!
部活が長続きして帰ってこれたのが今になっちゃった……笑笑
>>830
私の勝手な考えですが、多分、歌の民がもつ特有の力、“歌う事で相手を惑わす”能力を使ってその場から逃げようとして“六兆年と一夜物語”を歌ったところだと思います!
あくまで私の認識なので、あってるかはわからないですけど、参考になれば……!
せれなさん、正解です!分かってくれて嬉しい!続き書きますね
834:リアクター リレーでござる:2017/11/25(土) 08:59 ID:aHg こ 実は時期賢者真昼様がこの出来事を予知して私を使いに出した次第です。どうぞ、お屋敷の方へ!
す 襲ったりしないと約束できるのなら、行ってやる。
こ ええ、約束いたします。主人の名誉に賭けて!
ひ 取り敢えず行ってみましょう。
一方町のほうでは
じ 殺せ!破滅の忌み子を
皆 おおー
椿 大変な事になってるんだけど、どうするの?白?
白 ここにいる奴らの記憶を消す。最後の賢者を殺されたら困る。椿は時を止めろ!
椿 了ー解。時よ止まれ。静かね、白
白 あぁ、ここに歌の民は居なかった
椿白 そして再び時は廻りだす!
じ 俺達なにしてんだ?
皆 さぁ?
椿 上手くいったわ
白 あぁ、そろそろゆめ達のほうへ行かないと
椿 そうね
設定
椿 神の使い。全知の神として今は、働く。時を止めたりできる。
白 椿と同じく、神の使い。今は全能の神として働く。基本、何でもできる。
おはようございます!
リアクターさんそっちのけで違う設定を思いついてしまった私を許して。・゜・(ノД`)・゜・。
せれなさん、パスです。設定盛り込んでごめん。
840:せれな:2017/11/25(土) 09:29 ID:PCU椿と白の設定ちょっといじってもいいですか……?
841:せれな:2017/11/25(土) 09:30 ID:PCUこれで理屈が成り立つかもしれないので………!
842:リアクター:2017/11/25(土) 09:32 ID:aHgハルさん、匿名さんありがとうございます。これからも頑張ります!!
843:リアクター:2017/11/25(土) 09:35 ID:aHg全然大丈夫です。あとタメ語でいいですか?
844:せれな:2017/11/25(土) 09:35 ID:PCU 全然OKだよ!
これからもよろしくね!
うん、よろしくせれなちゃん!
846:せれな:2017/11/25(土) 10:12 ID:PCUリアクターちゃんの小説を読んでふと思いついた設定と、書き損ねた設定を投下します!
847:せれな:2017/11/25(土) 10:13 ID:PCU 椿(つばき) 歌の神。選定された新賢者に力を与える。
あとはなんか色々できちゃう。
けど、それは創造と破壊の神に授けられた力であって、本来の姿は初代歌の賢者だったりする
榎(えの) 舞の神。能力は一緒。強いて言えば自由人。
楸(ひさぎ) 美の神。能力は一緒。すっごいしつこい。
柊(ひいらぎ) 劇の神。能力は一緒。とっても偉そう。
それぞれ使い魔を使えている。
椿なら白、榎なら紅(あか)、楸なら黒、柊なら蒼(あお)
賢者の力が幾ら適当な儀式でもきちんと引き継がれるのは、それぞれがきちんと力を与えているから。
だから鳥頭な舞の街でも賢者が生まれる。
椿は、3賢者襲来時に歌のシステムが破壊されたと同時に眠りについてしまうが、かつて自分に与えられた本来の力を不完全な形であれ創造の神がゆめに与えてしまったため、目覚める。
他はもうずっと起きてる。
というか寝なくてもいい。
白は椿大好きで“椿様……”みたいな感じで寝てる間はべったりだけど、目が覚めたらツンデレでつい強がってしまう。
先代賢者の力が消えるのは破壊の神がきちんと働いているから。
本当なら今すぐ世界を破壊したい衝動にあるけど、創造の神に“そんなことしたら貴女をたくさん生み出すわよ!”って脅されてできない。
ノエル 創造の神。
とにかくなんでも生み出せるし、破壊もできるけど破壊したくないという感情が強く、ここしばらく破壊をしていない。
リエル 破壊の神
とにかくなんでも消すことができるし、創造もできる。でも、ノエルが生み出してくれるから自分は片付け役みたいな感じ。
2人は双子で二対一体で、楽しませるのはこの2人。
理由とか見た目とかそういうのはまた出てきた時に詳しく書きますね!
それから、一番最初に書き損ねた設定です。
すばるとひめとアリアの瞳の色は綺麗な蒼色。
ゆめの瞳の色は綺麗な紅色。
その紅色は雪乃ホタルの瞳の色と同じで、賢者としての器も同じ。
ゆめの素性は、どんな力を使っても見抜けない。
真昼の予知も、ひめとすばるとアリアが来るとしか予知できていない。
だから屋敷に来たゆめを見て驚愕する。
それはそこにいた夜空も朝日も一緒。
そこに人がいることは人間の目で認知できても、相手(ゆめ)のことが全く感知できない。
みたいな感じです!
リレーの方は今から書き進めていくので、もうしばらくお待ちください!
849:せれな:2017/11/25(土) 14:40 ID:PCU いつもと変わらない、憂鬱な毎日。
使い魔は使えないし、日々に刺激はないし。
なんて憂鬱なのかしら。
なんて考えるのも今日でおしまい。
街のはずれで、とても懐かしい力を感じた。
楸「いくわよ、黒!」
黒「はいっ!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
まだ魔力が微かに残る美の市場。
そこには、なんとも懐かしい人物がいた。
楸「随分と久しぶりじゃないの?椿。」
25年前、人間の勝手な判断で眠りについたはずの歌の神。
椿。
そんなことなんか気にしない様子でふわふわと空に逃げていた。
椿「そうね。まさか、また貴女と会えるなんて、私は嬉しいわ♪」
そのおっとりとした感じも、身にまとう優しい空気も昔と変わらない
楸「ふふっ、変わらないね。君も、君の使い魔も。」
黒「だから私は白が嫌いなんです!」
白「そう言われても、黒とは違って力があるんだ。歯向かうなら力を授かってからにしたら?」
楸「黒、むやみやたらに他人に当たらないの!」
椿「白、そうやって威張るなら、その力返してもらうわよ?」
白「はい……。」
黒「………」
楸「黒、返事は?」
黒「はいはい。わかりましたよ楸様。」
楸「あぁ、椿、貴女の使い魔が羨ましいわ……。」
椿「あははは……。」
白「椿、そろそろ行かないとまずいかもしれない。」
椿「はーい♪じゃあ、また今度ね、楸!」
また今度。
それは、どんな事を意味するのだろうか。
楸「えぇ。じゃあね!」
黒「行ってしまいましたね、楸様。」
楸「いいのよ。私だってやりたい事、たくさん見つけちゃったし!」
黒「それはまた、面倒なことになりそうですね……。」
楸「すぐにそういうこと言うから、私は貴女が嫌いなのよね……。」
けど、使い魔同士の喧嘩を見るのも、たまには悪くないかもしれない。
楸「さぁ、世界が変わるわよ、黒!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
す「香澄……、伝承だと、過去何百年と美の賢者を生み出している家系だ。それが、どうして俺たちを……。」
小「それは私もよくわかっていません。ですが、真昼様が“美の郊外に歌の民が現れる。”と予知されたので、予知通りに現れたあなた方の案内を私が務めています。」
ひ「香澄って、月を街にもたらした美では頂点に当たる家系よね?それがどうして歌の最底辺である虹野を屋敷にあげるのかしら……?」
ア「きっと、昔の事を謝りた……モゴゴゴ!!」
急いでアリアの口をふさぐ。
ゆ「アリア、次この街でその事言ったらアリアのケーキ食べちゃうからね!」
ア「それはダメです!あのケーキはアリアのです!」
ゆ「じゃあ、もう言っちゃダメだよ?」
ア「はい!」
焦ったぁ……。
仮にも虹野の名前で生きているんだから、もしも雪乃の末裔だとバレたらどうなる事やら。
美の民の能力は相手の思考を読み取ることができるという厄介な力。
もし、賢者の前で“私達が雪乃の遺伝子を継ぐ者だ”のような事を考えたら、それこそもう家には帰れないかもしれない。
小「屋敷に着くまでに、皆さんの名前をお聞きしてもよろしいですか?」
ゆ「はい。私の名前は虹野ゆめです。」
す「同じく、すばる。」
ひ「ひめ、そして妹の……」
ア「アリアです!」
小「同じく、ということは皆さんは家族ですか?」
す「そうだ。なんか不満でもあるか?」
小「いえ。ただ、もしも長くなるなら親御様に連絡が必要かと。」
ひ「それなら心配ないわ。私達の親はとうの昔に死んでるから。」
お姉ちゃんが皮肉交じりに語る。
それには、どんな意味が込められているのだろうか。
“私達の親は、貴女達に滅ぼされた。”
恐らくは、これに近い意味合いを持っているのだろう。
小「そうですか……。でしたら、今日は香澄邸にお泊りください。きっとそれがいいと思います。」
す「どうして、そこまで俺達を贔屓する?」
小「夜の街は危険です。月が現われてから、連続して人が殺されています。殺されたいのであれば、ご自由におかえりください。」
す「チッ……」
一見賑やかに見える美の街。
その裏側は、殺戮に満ち溢れる街だと言う。
小「さぁ、着きました。ここが我が主人、香澄真昼様の邸宅です。」
ゆ「えっ……?」
ア「凄い!とっても大きいです!」
す「これは凄いな……。権力者ってのはこんなに大きな建物を建てるのか……。」
ひ「こんな家に一度はみんなで住んでみたいわね。きっと楽しそう♪」
違う。
私の驚きはそこじゃない。
この建物に、見覚えがある
それも、ぼんやりではなく、確実に。
小「入り口はこちらです。扉は狭いので、1人ずつお入りください。」
この扉も見覚えがある。
どうして……?
ゆ「えっ?どうして……?」
ア「どうしたんですかゆめちゃん?ボーっとしてたら置いて行きますよ?」
ゆ「あっ、うん。」
初めてくるはずなのに!なんとも来た覚えがある。
この違和感に気付くのは、しばらく先の話だった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
小「ここにお掛けになってお待ち下さい。真昼様を連れてまいります。」
ゆ「はぁ……。」
真昼様。
一体どんな人なのだろうか。
ひ「ねぇすばる、このずば抜けた優遇、どう思う?」
す「あからさまにおかしい。何があって俺たちにここまでするのか……。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
小「真昼様、虹野を名乗る歌の民4人、連れてまいりました。」
真「……!」
小「どうかされましたか!真昼様!」
真「小春、今なんて言った……?」
小「どうかされました?と……」
真「その前。4人って言った?」
小「はい。」
真「4人……?じゃあ、私の予知が外れたって事……?」
夜「いいえ。私達も3人しか視えなかった……。」
朝「うん。僕もだよ。そう考えると、誰か1人異例な存在がいるね……。」
真「うん……。でも、私は賢者としての役割を果たすまで。気になるならついて来てもいいよ。」
私が感知できたのは3人。
蒼色の瞳を持った3人だけ。
もし、それ以外の人間がいるならば……。
小「失礼します。美の賢者、真昼様を連れてまいりました。」
ひ「ついに、他の賢者と合わせる日が来るのね。」
す「いつかは来るはずだった。それがこんなに早いなんてな。」
相手に聞こえない声で話すお兄ちゃんとお姉ちゃん。
今までに味わったことのない緊張感。
静かに扉が開けられる。
真「こんにちは。出会って早々悪いのだけど、貴女達は歌の民、で間違いない?」
ゆ「……!?」
す「あぁ。その認識でいい。」
そこにいたのは、甘い茶色の髪を持つ1人の少女だった。
それも、見た感じ同い年。
けど、その少女を見た途端、私の体が急に暑くなる。
息苦しい。
まるで、体が上書きされるみたいに……
ゆ「うっ……!」
真「私は香澄真昼。代々受け継がれる香澄家の現当主にして、美の賢者よ。」
彼女が話し始めると同時に、熱は収まる。
もう一度、彼女を視る
するとどうか、彼女の考えていることがスラスラと認知できる。
この短時間で何があったのか。
そんなの簡単だ。私は、美の力を手に入れた。
ひ「……皮肉なものね。最後の賢者がただの少女だなんて……。」
真「!?どうして、その事実を……!」
す「知らないとでも思ったか?25年前のあの事実、俺たちはいつになっても忘れないぞ?」
高圧的な会話が続く。
ア「こ、怖いです……。」
ゆ「大丈夫だよ、アリア。みんなでお家に帰って、一緒にカレー食べるんでしょ?」
ア「ゆめちゃん……!」
あんなに活発的なアリアが怯えている。
夜「そうね。けど、その記憶だって今年でおしまいじゃない。」
ひ「っ……!いつの間に!」
朝「別に僕らの事を恨んでくれてもいいんだよ?だって、今年で世界も終わるんだから。」
す「チッ……!」
夜「虹野ひめ、虹野すばる、虹野アリア。貴女達には用はないの。」
“だって貴女達の考えている事は、全て分かってしまうもの。”
ア「私達の名前っ……!」
朝「凄いね。僕達の予知を無効化して、さらには思考すら読めない人物がいるなんて。」
“そんな人間が、この世界にいるなんて、本当に驚きだよ。”
す「何を言ってるんだお前達は!」
その場を理解しているのは私だけだった。
真「紅の瞳、黄金色の御髪、貴女は一体、何者なの?」
話の中で重要視されている人物は、私からは見えない。
ひ「まさか、ゆめが……?」
ゆ「えっ……?」
なんせその人物が、私だったから。
白「放っておいていいのか!このままだと、ゆめの命が危ないんじゃ…!」
千里眼。
私達はそれを使い、虹野ゆめに起きている事実を見届ける。
椿「いいのよ。それに、彼女はまた力を得た。なんて早い覚醒なのかしら……。」
白「まさかっ、全ての要素を彼女に詰め込む気でいるのか!?」
椿「そうね……。それが、私に課せられた仕事なのだから、仕方ないんじゃない?」
目覚める前、私は使命を与えられた。
『虹野ゆめを、全ての賢者と接触させろ。』
きっと不完全な要素はこうやって補われていくのだと思う。
椿「だから、全てを手に入れた暁には、私は彼女に賢者の力を譲渡するわ。」
白「それが1年以内で終わるのか!?」
椿「そんなの簡単よ。だって、私達が榎や柊にこの事を知らせれば済む事なんだから。」
まぁ、榎も柊もめんどくさいタイプだから思い通りに動いてくれるかわからないけど。
だって偉そうだし、自由人だし、全くもって予定合わせる気がないじゃない。
白「紅や蒼に会うのは正直に言って嫌。」
椿「本当、使い魔って喧嘩ばっかりするから。」
白「できれば椿だけで解決してほしい。」
椿「それもそれで面倒なのよねぇ。」
絶対嫌がるし。
柊ってなんか私に合わないっていうかなんていうか面倒。
白「……仕方ない。私が予定だけでもそれぞれと合わせておこう。しかし、仕事をするのは君だからな?」
椿「さすが白!やっぱり貴女でよかったわ!」
白「そういうところ、全く変わらないね。」
椿「白だってそうじゃない?」
白「そうだな……。それじゃあ、仕事でもしてきますか……。」
椿「いってらっしゃーい!」
千里眼を切ると、白は足早に他の街へ飛び立っていった。
椿「よろしくね、白」
この掛け合いが最後にならない事を、今は願う事しか出来なかった。
椿「頼んだわよ、ゆめ。」
す「一体何が目的で俺たちをここに連れてきたんだ?」
朝「歌の民、君達の生態が知りたくてね。」
嘘。
香澄朝日、この男は私達の生態を知りたいわけじゃない。
“君はどうでもいいんだ。ゆめと言われた少女、あの子は生かしておかないね。”
ひ「なら、貴女達があの日のように私達の街まで出向けばよかったじゃない。」
夜「嫌よ。めんどくさいもの。」
それも嘘。
ア「私達はどうなっちゃうんですか!」
真「それは貴女達次第よ?」
どれもこれも嘘。
ゆ「ねぇ、どうしてそこまで私にこだわるの?」
真「こだわるって?」
ゆ「だって貴女達、外面は普通の会話をしているように見せて、本心は私のことばっかり考えてる。」
夜&朝「!?」
真「どうして、そう思うの?」
焦る2人とは違い、香澄真昼は話を続ける。
ゆ「だって、私にも視えるから。貴女達がどう動くかも、何を考えているのかも。」
ひ「えっ……?」
す「ゆめ、何を言っているんだ?」
お兄ちゃん達の言葉に嘘はなかった。
だって、心と同じ事を思っているのだから。
真「つまり、私達と同じ力が使えるとでも言いたいわけ?」
ゆ「分かんない。けど、賢者の貴女ですら私のことがわからないのに私は貴女のことがわかる。そう考えたら、貴女達以上かもね。」
夜「へぇ……?威勢だけはいいのね。」
朝「これだから歌の民は忌ましいなんて言われるんだよ?」
軽い挑発で簡単に怒りを露わにしてしまう。
それすらも甘い。
ゆ「勝手に嫉妬して、勝手に変な思い込みをして、私達を滅ぼした貴女達の方が私達よりもずっと下だと思うけど?」
す「やめろゆめ!それ以上は!」
ゆ「いいの。だって、こうでもしないと間違えた美しさに溺れるんだよ?そんな人達と同格になりたくない。」
気に食わないなら消す。
夜に殺される原因は夜空と朝日の2人に植え付けられた、間違えた美の感性だった。
ひ「その話はあとでいっぱい聞いてあげるから!今は抑えて!」
1人立っている私を、どうにか大人しくさせようとするかのように慌てるお姉ちゃん。
ごめんね。でも、今はこうしないといけないの。
ゆ「ほら、チャンスだよ?お兄ちゃんとお姉ちゃんは私の正体を知っているんだから、今のうちに貴女達の得意な思考を読む力を使って私の正体を暴いてみたら?」
初めて抱いた感情。
話を聞いた時は、まるで他人事だと思っていた。
けど、これは現実。
ア「ゆめちゃん!もうやめて!こんなの、私の大好きなゆめちゃんじゃない!」
ゆ「ごめんね、アリア。けど、現実から目をそらしたらダメ。目の前の奴らみたいなっちゃうよ。」
真「ねぇ、貴女は何が言いたいの?」
唯一冷静さを維持で保っている真昼。
しかし、内心は物凄くイライラしてる。
ゆ「………香澄真昼、なんて可哀想な存在。」
真「っ……!」
ゆ「この街で綺麗な心を持っているのは貴女と七倉小春だけ。それも、いずれ毒される。」
小「……?」
ゆ「貴女達はこの街で何が起きているのかも知らない。なんて幸せなんだろうね。」
真「忌み子の貴女に、この街の何がわかるの!」
自分の街を誇りに思う事はいいことだと思う。
けど、それは現実を知ってからにしてほしい。
ゆ「忌み子は貴女。この国で起きている無数の殺戮も、貴女の姉弟がやっている事に気付かない。」
案内の時に七倉小春から話された事実。
やっと謎も解けた。
真「えっ?そうだったの……?」
朝「……」
夜「っ……!」
ゆ「いくら植え付けられた発想とはいえ、間違えに気付けない貴女達に美しさのかけらなんて微塵もない。」
夜「ふっ……、美しさのかけらもない、ねぇ?」
ゆ「何?開き直ったつもり?」
す「ゆめ!お前、ここで死ぬつもりか!」
ゆ「死なないよ。大丈夫。安心してお兄ちゃん。」
す「しばらくはお前のリクエストは聞かないからな……。」
それでいい。
こんな人間達と、世界を救うなんて嫌だから。
もし、私にもっと力があったなら、世界を変えれたかもしれない。
『よく願ったわね、歌の少女。』
朝「誰だっ!」
?「後ろよ、後ろ。」
朝「なっ!」
真「貴女は……」
そこには、不意に現れた2人の少女がいた。
1人は白黒の巫女服を着た少女。
1人は和服を着た少女。
?「楸様、人前に姿を出すなど許されませんよ?」
?「いいの、黒。やっと正解の意思を持つ人間が現れたのだから。」
ゆ「えっ……?」
夜「楸、まさかっ!」
楸「そうよ?先代賢者、香澄夜空。」
驚く夜空なんて見ず知らず、黒と呼ばれた少女は話を進める。
黒「唐突ですが、貴女達美の街の住民を、掃除させていただきます。」
真「掃除って、街の人たちを消す気!?」
楸「そんな面倒くさい事はしない。ただ、間違った発想をちょっと直すだけよ。」
そういうと、黒という少女は地に手を付け、呪文のようなものを唱え始める。
黒「中心座標の固定を完了、固定概念、認知完了。これより、記憶及び感性の置換を行います。」
その瞬間、2人からはあり得ないような光が溢れ出す。
それに触れた私以外の人間は気を失ってしまった。
楸「半径10キロメートルで魔法陣展開。対象人物、美の民。新概念、置換準備終了。いけるわ、黒!」
そう唱え終わると、2人を中心に不思議な円形のものが広がっていく。
ゆ「なっ、何が起こっているの?」
楸「簡単よ。貴女が望んだことを私達がするの。」
ゆ「私の望み……?」
黒「私達が、貴女が望むように世界を変えるのです。」
ゆ「世界を、変える……?」
黒「いくら莫大な魔法が使えても、私達にはできない事を貴女に任せたい。」
私にしかできないこと?
楸「貴女が世界を救うのよ。だから、私達はそれのお手伝いをするの。」
まただ。
“世界を救え”
このフレーズを何回聞いたことやら。
楸「そんなに難しく考えちゃダメ。そうね、じゃあまずは残り2人の賢者に出会ってみて?」
ゆ「他の賢者……?」
楸「貴女が力を使うためには、その必要があるの。」
黒「詳しいことは言えませんが、香澄真昼と出会った時のようなことが起こるはずです。」
それって、力を手に入れた事かな?
他の力を手に入れたら、私は賢者になれるのかな?
楸「難しく考えない事。とりあえず、今は眠りなさい?」
ゆ「ちょっ……」
にっこりと笑う楸という少女。
私の意識はそこで途切れた。
す「いつまで寝てるんだ、ゆめ」
ゆ「んん〜!あれ?暗い?」
いつもと違うベット。
そこからはとあるものが見えた。
す「あれが本物の月だってよ。まるでお前みたいに綺麗だな。」
ゆ「あ、ありかと……///」
そうだ。
私達は買い物に来て見つかって、香澄邸に行って、そこで不思議な2人に出会って……
ゆ「あれ?」
す「何があれ?だ。そろそろ晩飯をご馳走になる時間だろ?」
ゆ「えっ?ここに泊まってくの!?」
す「当たり前だろ。こんな時間に帰ったら家に着くのがいつになるかわからない。」
ゆ「でも、ここはあの香澄邸なんだよ?!」
す「あのってどの“あの”だよ。いずれお前と肩を並べる美の賢者が住んでいる香澄邸だ。」
ゆ「そんなことは知ってるよ……。」
あれは、夢だったのだろうか。
小「そろそろ夕食のお時間です。準備が出来次第リビングにお越しください。」
扉越しに聞こえる七倉小春の声。
す「ほら、早く行くぞ?」
ゆ「う、うん……。」
なぜか腑に落ちない。
『ごめんね、記憶、消し損ねちゃた』
ゆ「え、記憶?」
どこからか、楸さんの声がする。
す「何1人で言ってんだ?」
ゆ「今、声が聞こえなかった?」
す「聞こえねーよバーカ。」
ゆ「馬鹿じゃないもん!」
『この街は、貴女が望むように上書きしたわ。だから、その環境に他を適応させたの。』
ゆ「そういう事だったんだ……。」
す「お前、そろそろひくぞ?」
ゆ「いや!それだけはダメ!」
『まぁ、その記憶を持っているなら、この街の過ちにも気付くわよね。だから、また踏み間違えたら助けてあげて?』
うん。
わかったよ。
きっと私がなんとかしてみせるから。
『それは頼もしいわ。それじゃあ、任せるわよ?』
はい!
『それから、1つ忠告。貴女に眠る美の力、それはとてつもない力よ。むやみに使ったらダメ。』
じゃあ、やっぱり私はあの力を使えるんですね?
『えぇ。そして、次は舞の街に行きなさい。そこで舞の賢者に出会い、思考を読み取るだけじゃなく、相手の事実を見抜く力を手に入れるの。』
どうしてですか?
『それは内緒。でも、まずはお家で家族とゆっくり過ごしなさい。時間はたっぷりある。全ての賢者と出会った時、きっと貴女は自分を理解するわ。』
うーん、よくわかんないや。
『今はそれでいい。とにかく、深く考えちゃダメ。楽しく生きなきゃ損しちゃうわ』
わからないですけど、わかりました!
『そう。なら、行きなさい。きっと、素晴らしい世界が貴女を待っているわ。』
す「ほら、置いて行くぞ?」
ゆ「待って待って!すぐ行くから!」
こうして、私は1つのやるべきことをこなした。
残りの仕事が、どれだけ大変かも知らずに……。
魔法を使うところに時間をかけ過ぎてしまいました。
ごめんなさい🙇🙇
もうダメです……。
リアクターちゃん、パス!
なんかよくわかんないよね……。
ごめんね!解説入れます!
ゆめの不完全な賢者の力は他の要素を補充する形で完全化します。
その力の取り入れ方は、各賢者と出会い相手の瞳を見る。
真昼ちゃんを見て体が熱くなったのは急激な進化の為です!
そして、力を手に入れたゆめは自分を消そうとした朝日と夜空の思考を読み、街から人が消えた事の理由に気づきます。
過去に歌を滅ぼしてから、美の世界では抹消こそが美だと思ってとりあえず歯向かうものは消すみたいな制度が生まれました。
夜空先輩も朝日くんもそれに洗脳されていたんだけど真昼ちゃんはまだその事に気付いてなくて、ゆめが事実を暴いた事によって楸が街に修正を入れるきっかけが生まれます。
楸は元々なんとかしたいと思ってはいたんだけど、勝手な修正は禁じられていて、必要になるのが人間の意思。
ほら、神様ってお願いされて初めて動いてくれる感じじゃん!
楸は街に残る間違った美の概念を正しい概念へと入れ替えて、それまでの記憶は消してしまいます。
ここでやっとみんなが知ってる優しい夜空先輩と朝日くんに戻ります!
長くなりそうだったので省きましたが、本来の香澄家は友好的で、誰かを貶すことはしません。
なので、正しい道に戻った3人は香澄流のおもてなしをしておしまいみたいな感じです。
長々とすみませんでした……。
859:ハル 「なの」&:2017/11/25(土) 17:32 ID:S4U学校から、かえって来ました❗
860:ハル 「なの」&:2017/11/25(土) 17:33 ID:S4U ウワァー🎵
すごい❗二人ともがんばって❗
読んでいるの楽しいヨ🎵
2人とも凄い‼
862:リアクター:2017/11/26(日) 09:02 ID:aHg せれなちゃん!私頑張るね!
あとリアクターって長いからリアでいいよ!
す ゆめは狼は好きか?
ゆ 格好いいとは思う。でも苦手かな、どうして?
す 狼は賢い。狼を捕らえるには、運がいる。
ひ 私も聞いたことあるわ。
す そして抜け目のない人じゃないといけない。
ア 要するに、ゆめちゃんに、狼のように賢くあれ。と伝えたいのです!
す ああ。そしてゆめ、
すひア 幸運は盗みとれ(とりなさい!)<とるのです>
ひ さぁ御飯を戴きに行きましょう!
ア カレーのいい匂いがします。
す カレーは何処までも追いかけて来るのな!
ゆ 皆だーいすき!
ゆめが皆に抱きつく
ひ 知ってる。ふふ。
ア 私もゆめちゃんのこと大好きですよ!
す 子供みてぇだな
ゆ 御飯食べに行こう!
ひ そうね。
楸 終わりよければすべてよし、ね。黒はそう思わないの?
黒 そうですけど
楸 あら、カレーを作らせたことまだ怒ってるの?
黒 いえそうではなく嫌な予感がして、
楸 黒の予感は当たるのよね...椿に知らせに行きましょう!
黒 御意に
せれなちゃん、パス!ごめん、あんまり、進まなかった。でも、この場面が欲しかったんだ!本当にごめん
869:せれな:2017/11/26(日) 11:59 ID:PCU 受け取った!
ちょっとシリアスにしすぎたからちょっとしたまったり回にします!
ア「これが……」
ひ「カレー、なの……?」
私達の前に出されたのは、今までに見たことのないカレーだった。
す「な、なぁ、これ、めちゃくちゃ黒いけど焦がしたわけじゃないよな?」
朝「うん。タネも仕掛けもない普通のカレーだよ?」
ひ「具が入ってない……?」
夜「具なんて必要ないじゃない。煮込む過程で溶けちゃうもの。」
真「どうしたの?もしかして、カレーが嫌い?」
ゆ「そ、そうじゃなくて……」
黒い。具がない。
というか、なんで生のキャベツ!?
ゆ「これ、本当にカレーなの?」
真「うん。」
そう自信満々に答えられても、困りますよ……?
だって、私の知ってるカレーって最も鮮やかな茶色だし、変な色でも赤しか知らないし。
目の前に出されたカレーに動揺していると、七倉小春が席を立つ。
小「真昼様、お飲物をご用意しましょうか?」
そう語りかける小春に、真昼は呆れた表情でこう返す。
真「ねぇ、小春?」
小「なんでしょうか?」
真「せめてご飯の間だけでもその敬語やめてくれる?」
それは、ここに来てから私もずっと思っていた事だった。
同年代の少女が、位という形でこんなに立場が変わってしまうなんて、見ていて居苦しい。
小「そ、そんなことできません…!」
真「じゃあ、命令という形で命じます。今後一切、私との会話で敬語の使用を禁じます。」
小「っ……!」
夜「真昼は変わらないわね。」
朝「小春ちゃん、心配することなんてないよ!」
真「さぁ小春、一緒に食べよ?」
小「……うんっ!私が腕を振るって作ったんだから、きっと美味しいよ!」
ア「まるで本物の家族みたいです!」
ひ「そうね。見てて心がぽかぽかするわ♪」
す「まぁ、俺たちも側から見ればこんな感じなんだけどな。」
確かに幸せな瞬間に立ち会えた
それはそうなんだけど、それよりもカレーが不安で……
もし、この黒が黒糖の黒で甘かったらどうしよう。
悪いけど、私は吐いちゃうかもしれない……
真「じゃあ、頂きまーす!」
みんな、手を合わせて次々とフォークを手に取る。
スプーンじゃないの?
す「……。まぁ、ひめのカレーよりかはマシか。頂きます。」
ひ「すばる?」
す「なんでもない。」
ア「!?」
ゆ「ど、どうしたのアリア!?」
やっぱり、変な味なのかな!?
ア「これ、見た目とは違ってとっても美味しいです!」
す「う、うめぇ!ひめのカレーなんか比にならねぇ!」
ひ「うん!香ばしくて味わい深い!こんなの初めて食べたわ!」
そ、そんなに……?
昔の私なら疑ってたかもしれないけど、生憎私には美の能力がある。
その目を持って視ても嘘はついてない。
ゆ「い、頂きます……。」
ドロドロのルーをお米にかけて、一口だけ。
恐る恐る、口に運ぶ
ゆ「っ………!!」
な、何これ……!
私でも分かる味の深さ。
煮込まれて、溶けた具材の味わいが後からやってくる。
玉ねぎの甘み、ソースのようなコク。
初めて食べる味。
カラン。
私は無意識のうちにフォークを落としていた。
真「だ、大丈夫!?」
ア「ゆめちゃん!?」
私を呼びかける声も聞こえない。
私は、カレーに意識を持っていかれた。
目がさめると、私はカレーは無くなっていた。
ゆ「あ、あれ?私のカレーは?」
す「今の今まで必死に食ってただろ……」
ゆ「えっ……?」
ひ「ゆめがあんな風に食いつくところ、初めて見たわ♪」
ア「ゆめちゃん、とっても美味しそうにカレーを食べてました!」
小「気に入って貰えて光栄です!」
真「小春?」
小「お、美味しかった?」
ゆ「全然、覚えてない……。」
す「なんだよ、無意識のうちに食ってたのか?」
ゆ「…………うん。」
す「じゃあ、それほど美味かったんだな?」
ゆ「多分……。」
小「よかったぁ。もしお口に合わなかったらって、心配でしたので。」
真「小春」
小「はい……。」
夜「じゃあ、カレーの後には甘ーいデザートでも食べましょう!」
朝「えー!おかわりは!?」
夜「一晩置いたらもっと美味しくなることぐらいわかってるでしょ?」
『一晩置いたら、もっと美味しくなる』
私史上、一番のパワーワード。
ただでさえ美味しいのに、まだ美味しくなるの……?
どうやら、私はここのカレーに胃袋を掴まれたらしい。
翌朝、朝食を食べたのち帰る準備を終えた。
場所は香澄邸の門。
帰る前に最後のあいさつを、みたいな感じ。
す「色々と世話になった。その、ありがとな。」
ひ「こんな風におもてなしされるなんて、とっても幸せだったわ!」
ア「私達の家にも今度来て欲しいです!」
夜「あら、いいの?」
ア「もちろんです!アリア、もっともっとみなさんとおはなししたいです!」
朝「そうだね!僕ももっとみんなと仲良くなりたいな!」
小「ゆめちゃん、私もまた一緒にご飯食べたいな!」
真「うん!私達、もう友達でしょ!」
ゆ「もちろん!小春ちゃん、真昼ちゃん!私達、きっとまた会えるよ!」
小&真「うん!」
ゆ「次会う時は、きっと世界が広がって、楽しくなってるから!」
全員「ん……?」
ゆ「い、いやぁ。なんでもないよ!ありがとね!」
や、やっちゃった!
まぁいいか!きっとこの言葉に嘘はないから!
ひ「じゃあ、そろそろ行きましょうか。」
ア「はい!」
ゆ「待って!」
す「なんだよ?まだカレーが食べたりないのか?」
ゆ「ううん。1つだけやり残した事があってね!」
す「やり残した事?」
私の初めての友達が教えてくれた事。
桃色の髪を持つ、私の初めての友達。
ロ「歌はね、惑わす為だけにあるんじゃないの。」
ゆ「え、そうなの?」
ロ「そうよ。例えば、挨拶とか、相手を喜ばせたい時とか。」
ゆ「でも、歌ったらみんな困っちゃうよ?」
ロ「それは困らせようとして歌うから悪いの。相手の事を思って歌ったら、そんな事は起きないから。」
ゆ「へぇ〜。」
まだ未熟だけど、私なりにみんなを喜ばせたい。
お礼の気持ちも込めて、心から歌う。
ゆ「la〜la〜lala〜lalalalalala〜♪」
歌詞は分からない。
けど、聞いたことのある、きっとみんなで歌ったら楽しい歌。
朝「これが、本当の歌……。」
夜「なんて綺麗な音なのかしら……。」
小「凄い。ゆめちゃんの歌を聞くと心があったまる。」
真「うん……。ずっと聞いていたいくらいに。」
不思議。
あの力に頼らないでこんなにみんなを幸せにできるなんて。
ア「ゆめちゃん……凄いです。」
ひ「そうね。まるで天使みたい。」
す「あぁ。これがゆめの力なのかもしれないな。」
ゆ「lalala〜lala〜lala〜la〜la〜la〜la……。」
これが、歌の力。
ゆ「真昼ちゃん、小春ちゃん、朝日さん、夜空さん、ありがとう!絶対、また会おうね!」
てっきり私は、他の街の人たちは悪い人だらけだと思っていたの。
けど、そんな事はなくて、みんなとっても親切だったよ。
ゆ「さぁ、帰ろ!お兄ちゃん、お姉ちゃん、アリア!」
家に着いた頃、歌の街の青空にうっすらと浮かぶ満月が私達を見て微笑んでいた。
解説です。読んだらちょっと理解できるかも……?
黒いカレー
金沢カレーで検索すると出てきます!
初めての友達
前の前くらいに書いたお話で伏線は張ってあります!夜、1人で街に出て出来た友達こそ、ゆめのライバルのローラです!
途中で歌った歌
スタージェットのサビの部分です。
『なりたい私になれ』の部分と『一番星になれSTAR JET☆彡』の部分です!
それと、補足で、歌の街の青空に月が浮かんでいたのは美の街との繋がりができたからです!
美の街にはかつて歌の街に咲いた美しい花が咲くようになります!
そして歌の街には25年前に失われたはずの夜が訪れるようになりました!
リアちゃんパス!
楽しいお話が書けたので私は満足o(`ω´ )o
せれなちゃん、顔文字可愛い!続き頑張らきゃ!
876:リアクター:2017/11/26(日) 13:19 ID:aHg ひ 色々あったわね...あとゆめ
ゆ ナッナニ?
す 歌の民の掟は?
ゆ 他の民の前では歌ってはいけない。
ア もう、二人共そんなにゆめちゃんを叱らないでください。掟は破ったとはいえ、喜んで頂けたのですから!ゆ えっ何のこと?八百屋での出来事じゃないの?
す 何?八百屋なんていってないぞ?
ア ゆめちゃん、疲れたのですね。
ゆ そっそうかも?(私の思い違い?)
ひ まぁ、アリアの言うことも一理あるわ。今日は、早いけどもう寝ましょう。おやすみ
ゆ お兄ちゃん
す ん?どうした、ゆめ?
ゆ 何で!何で!私が賢者なの?こんな力要らないよ!
す ゆっくり落ち着いて話してみろ
ゆ 私真昼ちゃんに会った時、美の力を貰ったの。帰る途中すれ違うたびに、人の醜い考えや
助けて!っていう声が聞こえる、でも私はいつも、いつも守られてばかり。
す つまりゆめは、何もできない自分が悔しいと。
す 厳しい事言うが、皆が皆救えるって訳じゃない。皆が仲良くなんて、独裁者が言う事だ。お前一人居たとこ ろで、その人の考えが変わる事はない。でも、賢者の力を持つお前なら、目の前にある命を救えるはず!そ れを目標にしろ、ゆめにならそれができる。
ゆ うん!
ゆ 頑張る!
す 特別に歌ってやる、ちゃんと聞けよ
す 《♪大丈夫大丈夫おどけて見せる僕は、小さなサーカスの名もなきピエロ≫
≪♪怪我した時痛いって、辛い時は喚いて、恥ずかしい事は無いだから≫す 元気でたか?
ゆ うん!ありがとう、本当にありがとう、
す おう!
せれなちゃん、パス!読みづらくてごめん!
すばるが歌ったのは、[ピエロ]です!何か歌わせたかった!
すごく面白い😃
続きが気になる
りょーかい!
886:せれな:2017/11/26(日) 17:10 ID:PCU す「あっ、最後に。さっき、全員は救えないって言っただろ?けど、もし俺がお前の立場だったらきっと全部を救おうとするぞ?」
それは、私の心の声を読み上げて紡いだ言葉にしか聞こえなかった。
す「悪人であれ善人であれ、俺は全部を救う。だって、ゆめのその力を持っているんだからな。」
ゆ「やっぱり……。」
す「何、心配すんな。俺は、ゆめが歩もうとしている道が間違いなんかじゃないって知ってるから。」
月光に照らされる私は、今どんな表情をしているんだろうか。
す「たしかに、側から見ればその考えは間違えてるかもしれないな。けど、誰かの為になりたいって思いが間違いじゃないならきっと、ゆめは間違えてない。」
ゆ「……」
す「大丈夫。もし踏み間違えたら俺が誰よりもお前を叱る。」
ゆ「えっ……?」
す「いつだって俺はお前の味方だ。お前だけの正義の味方だからな。」
ゆ「っ………!!」
す「ゆめが抱く幻想を、ゆめのやり方で現実にすればいい。」
それは、沢山の人がいなくなるかもしれない。
もし、25年前のような事がまた起きたら、次は私の番だ。
す「沢山寄り道するかもしれないし、沢山迷うと思う。今回だって、気が付いたら終わっていたように見えて、実はゆめが頑張ってくれたんだろ?」
ゆ「どうして、わかるの……?」
す「だって、ゆめは嘘を付くのが下手くそだからな。それに、そんな泣きそうな顔で見つめられても困る。」
やっぱり、私は泣きそうなんだ。
す「泣きたいなら満足するまで泣け。そうした方がスッキリするし、きっとお前なりの答えを得る事もできる。」
ゆ「うぅ……」
す「お前には重すぎるよな……。だから、嫌になったらいつでもやめていい。責任は全部俺が背負う。だって俺は、ゆめが大好きだからな。」
ゆ「うわぁーん!」
す「ゆめはみんなを幸せにしたいんだろ?そんなのゆめなら簡単だ。だって、歌うだけでその場にいた人を幸せにできたんだから。」
満月の夜、私はお兄ちゃんの胸の中で沢山泣いた。
みっともないくらいに、涙が枯れるくらいに。
怖かった。
たった1人で世界の運命を背負うなんて。
私1人には重すぎて、潰れてしまいそうなくらい。
そんな時、私はお兄ちゃんにまた助けられた。
お兄ちゃんだけじゃない。
この世界に生まれて、数えきれないほどの人に助けられた。
だから、私は今まで助けてくれた人達にお礼がしたい。
1つ1つ全てを返せるかわからない。
けれど、答えは得た。
世界を救うんじゃない。
私は、今まで助けてくれた人達が、これからも幸せに暮らせるような世界を作りたい。
だからこそ、この力で止まった世界の時間を再び動かして、これからも笑顔の絶えない世界を作り上げる。
きっと、これが私なりのやり方だと思う。
世界を救うのは寄り道。
私の幻想を、現実にするまでの通過点でしかない。
やりたいことはもっと難しくなった。
だけど、私は自分に嘘はつかないよ。
絶対、この夢は叶うんだから。
す「おい、そろそろ起きないと殴るぞ?」
ゆ「(zzz)」
す「ゆめっ!」
ゆ「ひゃい!」
す「そろそろ離れろ。ってか起きろ。25年ぶりの朝だ。」
ゆ「え、離れろ……?」
昨日、泣いたまま寝てしまったのか、私はお兄ちゃんを抱き枕にして寝ていた。
ゆ「っ………///」
す「わかったら早く離れ……」
ひ「すばる、おはよー………?」
す「……ろ」
現状を瞬時に理解したお姉ちゃん。
多分、誤認だらけだろうけど。
ひ「ねぇ、ゆめに何か変なことしてないわよね?」
す「ば、馬鹿かお前は!そんなことするわけないだろ!」
ひ「なら、それはどういう状況?」
私が一方的にお兄ちゃんに抱きついてる。
しかも、手だけじゃくて足も絡めて。
す「ゆ、ゆめに聞いたらどうだ?!」
ゆ「ちょっ……!!///」
ひ「ねぇゆめ?まさかとは思うけどすばるに変なことしてないわよね?」
ゆ「も、もちろん!」
ひ「じゃあ、なんですばるの部屋でそんな状況なの?」
ゆ「お兄ちゃんが部屋で話を聞いてくれるって言うから…」
ひ「ふーん。じゃあ、すばるが悪いの?」
ゆ「そ、そんな!お兄ちゃんはただ私の(話し)相手になってくれただけだよ!」
ひ「へぇ〜?すばる、何か言い残すことは?」
す「待て待て待て!全部誤解だぁ!!!」
結局、お姉ちゃんの誤解を解くのに30分かかったせいでアリアが空腹状態のまま二度寝してしまったのはまた別の話。
白「お久しぶりです、榎様。」
舞の街中心部。
噴水の上で遊ばれている榎様に話しかける。
榎「白っち!元気にしてた!?」
白「はい。おかげさまで。」
なるべく手短に済ませたい。
この方は自由人すぎて長くなると冒頭の話を忘れて他の事を話される。
榎「それで、ここに来るなんてどうかしたの?」
白「美の街の改革が完了した話はお聞きになりましたか?」
ついに5日前の話。
私達の寿命であれば一瞬なのに、その日だけは数万年分の記憶と等しい。
榎「もちろん!」
白「実は、それには椿が関わっているのと、歌の賢者の原石が生まれました。」
榎「椿、目を覚ましたの!!」
白「はい。」
紅「歌の賢者、美の街を変えたのもそいつ?」
白「そう。正確には楸様が行われましたが、歌の賢者が切り札となったことに変わりはない。」
紅「へぇ。お前にしてはやるじゃん白」
榎「こら紅!白っちは紅と喧嘩するために来たわけじゃないんだから!」
紅「すみません。」
榎「それで、今回は何をしにきたの?」
白「椿曰く、ここ数日で、舞の賢者を歌の賢者と合わせてほしいそうなのです。」
意図はわからない。
だか、椿が焦っていたのは目に見える。
榎「わかった!じゃあ、そっちに連れて行こうか?」
白「いえ、こちらから向かわせます。ですが、不自然な理由だと感づかれてしまいます。ですので、楸様と協力して手配していただきたい所存でごさいます。」
榎「任せて!楸ならきっとすぐに用意してくれるよ!」
白「ありがとうございます。私はまだやることがあるのでここで失礼します。」
榎「うん!お疲れ様!」
紅「歌の賢者、これは世界が動くぞ?」
榎「そうだね。きっとまた新しいページをめくる事になるよ!」
ア「ゆめちゃん!一緒にお出かけしませんか?」
ゆ「お出かけって、どこに?」
ア「美の街には行ったので次は舞の街です!」
ゆ「いやいや!そんな簡単に行けるものじゃないよ!?」
ア「それなら大丈夫です!夜空さんから一緒に行こうとお手紙が届きました!」
ゆ「いやぁ……、そんなすぐに他の街に行きたくないんだけどなぁ……?」
ア「前回からもう1週間も経ちましたよ!」
ゆ「まだ1週間じゃん。」
ひ「あら、とうしたの?」
ゆ「アリアが舞の街に行きたいとか言い出して……。」
ひ「あら!いいじゃない!私も是非行きたいわ!」
ゆ「え?」
ひ「行くとなったら急ぎましょう!きっと楽しい旅が待ってるわ!」
ゆ「いやぁだぁ!絶対にいや!」
その後行われた家族会議では私の意思は尊重されず、明日香澄さん達と舞の街に行くことが決まった。
ごめんね!
お出かけしてて、データ通信だとこのサイトが規制かかっててなかなか載せられませんでした!
愛花さん、待たせてしまいほんとうに申し訳ないです!
リアちゃん、バトンパス!続きは任せた!
せれなちゃん、速い。受け取ったよ!
892:リアクター:2017/11/26(日) 17:38 ID:aHg まこ ゆめー(ゆめちゃーん)
ひ すいません。遅れてしまって、
夜 いいのよ、こっちも急に決まったことだし
朝 僕も女の子だったら。小春ちゃんと腕を組んだり
す うっわお前気持ち悪!でもいけんじゃね
朝 本当!
す お前男の娘だし、っておい!
朝 小春ちゃーん、
ま 兄さん、次はないわよ!
ゆ アリア早く早く!
ア ゆめちゃーん待って下さいー
夜 ふふ、賑やかなのもいいわね
ひ 行くわよ、
ゆ いざ、舞の国へ!
アまこ おおー!!
楸 椿ーつーばーきー
黒 椿様どちらにおられますかー?
椿 みっともないわよ、二人とも、
楸 椿大変なの!
椿 落ち着いて、で話って?
楸 黒が嫌な予感がするって!
椿 !!今すぐ白を連れもどさなきゃ、
楸 ええ、そうして!
白 柊様と蒼の所へ行かなく、うっ頭がいたい
? 白、白
白 この声は!椿、どうかしたのかい?
椿 気づいた?
白 ああ、
椿 予定変更よ!今すぐ戻って来て!
白 ああ、今すぐ行くよ
椿 待ってるわ
白《焦っていたな、急がなくては。椿は私の全て。君を守る為なら命すら惜しくない。今すぐ行くよ、椿》
せれなちゃん、パス!
続きは任せたゾ☆
ぉ〜❕すごい❗ヾ(@゜▽゜@)ノ
つつき気になる❗ヾ(@゜▽゜@)ノ
ハルちゃん久しぶり〜😊
900:せれな:2017/11/26(日) 20:26 ID:PCU ごめん!
時間かかったし難しくなってる!