あ、ありがとう…
( 雨が止んだのかと思って思わず上を見上げて。すると、そこには曇った空ではなく紫色が視界に広がり。差し出されたハンカチを恐る恐る受け取ってはなんだかぽかんとした様子で。まさかこんなに優しい人がいるとは思わなかった。慣れない優しさにやや頬を赤らめては受け取ったハンカチでそれとなく濡れた頬を拭えば小さなくしゃみをひとつ。体が冷えてしまったのか、ぷるぷると身震いをすると んん、と小さく咳払いして。なにを言えばいいのか分からず、助けを求めるようにハンカチに視線を落としては顔を上げ相手の瞳をじっと見つめて。仲良くなれるかもしれない、そんな淡い期待を持っているのか遠回しに次も会う約束をしてしまおうと。)
このハンカチ…洗って必ずお返しするわ。
>>45 紫傘の女の子
タオルが必要ね…、少し待ってて
( 友達が遊びに来たような感覚に頬は緩み。けれど、ハッとした表情を浮かべて相手を見て。雨の中、傘を差していなかった彼は自分と比べれば明らかに濡れてしまっている。荷物を一旦床に置くと、ひと言言い残し2階へと急いで。暫くして白いタオルを抱えて戻ってくると、彼にずい、と押し付けるようにして渡し。ふわふわと浮かれてしまった自分に対する恥ずかしさを誤魔化すように、ややツン、とした態度をとっては此方は濡れた袋を軽く拭いて。チラチラと其方を気にしつつ、ぺらぺらと独り言を。)
それでちゃんと体拭きなさいよ。着替えが必要なら言ってちょうだい、何とかするわ。…それと、これは全部私の為なんだからね。風邪なんて引かれたら私が困るんだから。
>>46 雲雀
気にしないでください
家に帰ったらすぐ洗いますので…
(そこまで言うと相手が
ぷるぷる震えてることに気付き
「体が冷えて風邪をひいては困るでしょう?
私の家、すぐそこなのでお風呂にでも入ってください」と
自分の家の方向を指差し
>>48 ミシェルさん
どーも、こんにちは!
( がっくりと肩を落としていると後ろから声が。振り返ると一人の少女。ドアから出てきたことによるとこの店の店員さんかな、と考え。ちょうどよかった、と言わんばかりに彼女に向き直り、先程の悲しみはどこへ行ったのやら、にっこり笑顔でご挨拶。それから、彼女の質問に答えるべく状況を説明して。 )
ねぇ聞いてよ!今ここでお肉買おうと思ったんだけどね、お金がぜーんぜんなくてさぁ!
昨日からなぁんにも食べてないの、俺。
>>47 肉屋のお嬢さん
( タオル、という言葉に自分の体が濡れていることを思い出し。動いたら水滴が落ちてしまうと考え、彼女が戻ってくるまでじっとその場で停止。戻ってきた彼女からタオルを受け取ると髪を乱暴に拭き、服の上から体も拭いていく。一通り水分を飛ばし終えると、着ていた軍服の上着を脱ぎながら、相手の方を見て。 )
着替えは大丈夫だよ、この服防水素材だから。
下にTシャツ着てるし。
>>48 ミシェルちゃん
開人......
( 相手の名前をリピートする様に声に出して。暫く脳をフル回転させ、知り合いにこんな名前のやつがいなかったかな、といろいろ考えた結果、彼はやはり全くの知らない人。怪しい感じはあるがここで特に偽名を使う必要もないと考え、こちらも自分の名前を口にし。 )
俺は、雲雀...だけど
>>50 開人クン
【 絡ませていただきます 】
...誰か、探してるの?
( 散歩がてら歩いていると見るからに怪しそうな男を発見。木に隠れながら恐る恐る近づいて聞き耳を立てるとどうやら誰かを探している様子。好奇心旺盛の性格上、何やら面白そうな雰囲気に胸を躍らせ、思い切って木から飛び出し声をかける。 )
>>51 そこにいる誰かさん