【公明党】
キャッチコピー:「日本再生へ新たな挑戦。」
主要なテーマ:コロナ、経済、教育、福祉、防災、政治改革
1.コロナ対策
・経口薬の開発
・コロナ対策の司令塔の強化
・PCR検査能力の拡大
・無利子無担保融資の継続
・ワクチンパスポートの推進
2.経済
・最低賃金の年率3%以上の引き上げ
・マイナンバーカード所有者への3万円給付
・18歳以下に10万円給付
3.産業
・CO2の削減効果が高い設備やテレワークの設備に補助金
・2兆円の「グリーンイノベーション基金」設立
・国土強靭化の推進
・再生エネを推進、将来的に原発ゼロを目指す
4.福祉
・孤独対策の国家戦略策定
・出産一時金の増額
・高齢者や障がい者の移動手段の確保の支援
5.教育
・子ども家庭庁創設
・「子育て応援トータルプラン」の策定
6.外交・防衛
・日米同盟の強化、日米豪印での連携推進
・中国の人権侵害への批判
7.人権
・LGBTに関する理解増進法の制定
・選択的夫婦別姓の導入
8.政治改革
・当選無効となった議員の歳費返納の義務化
9.地方創生
・「地方創生推進交付金」の増額
10.その他
・9条の1項および2項は堅持、憲法改正は「慎重に議論」
[分析]
自民党と共に現在政権与党を担っている公明党だが、公約の内容は自民党の補佐的なものとなっている。自民党とは対照的に、細かな部分がよく見える一方で、全体的な方針はわかりにくい。
自民党の陰に隠れがちな政党のため、他の政党との差別化を図りたいところだが、大胆な政策は少ないように思えた。
[感想]
自民党が具体的な言及を避ける「選択的夫婦別姓」について、明確に賛成しているところが興味深い。やや楽観的な見方ではあるが、選挙の結果がどうであれ、制度の実現に向けて議論が更に進むことは間違いないだろう。
普段は自民党の衛星政党のような動きをしている印象があるが、自民党より公明党の方が公約の実現率は高いとの話もあるので、今後どのような政策が行われるのか、という点では注目に値すると言えるだろう。
【選挙公約を見る:まとめ】
1.自由民主党 2.立憲民主党 >>17
3.公明党 >>18
4.日本共産党 >>19
5.日本維新の会 >>20
6.国民民主党 >>21
7.れいわ新選組 >>22
8.社会民主党 >>23