「小さなe切と、大きな感動」(1)

1: 匿名:2023/11/28(火) 22:58

我輩と母上は、eーブルに置かれた一通の封筒を不振そうに眺めておった。
「はて?何だ?この手紙?」
母上は、不思議そうに手紙を手に取り、宛名を確認するが……
宛名は妹。我輩は妹を呼び、封筒を開けさせた。
妹が封筒から、二通のメッセージを取り出し、一通目を読み出した。
そして我輩は叫んだ。
「ああ、あのときの人だ!」


5日前……
我輩はしぶしぶ母eを連れて、デパートのお客様感謝デーなどという
催し物にきていた。
良くある、お得意様しか入れない特別な日で、品物が安かったり、外れなしのくじが引けたりと……
いわゆる、おばさん達のパラダイスなのである。
しかし、そのような物に我輩は興味がない。
第一人が多い!あのようなところに入ったら、我輩は恐らくいらいらして
通行人を全て蹴っ飛ばして歩くであろう。
というわけで、我輩は駐車場に止めている愛車の中で、優雅に昼ねするのであった。
さて、どれくらい寝たであろうか……母上が、我輩の愛車のトランクを叩く音で眼が覚める。
また、大量に買い込んだものだ……トランク一杯に買い物袋を詰め込んで、
母上は、助手席に乗り込んだ。
そして、帰宅中、母上はこんなことを言っていた。
何でも、母上が店を出ると、家族連れの人が招待状が無くて入れなく、へこんでいたらしい。
母上は、どうせ捨てるのだからと、持っていた招待状を渡してきたのだといっていた。
しかしこれが、思いもよらぬ展開になるとは……


さて、舞台は我が家にもどる。
我輩は一瞬で悟った。
そう、この封筒はあの時母上が招待状を渡した人だったのだ。
なんともはや、便箋2枚に感謝の言葉がずらずらと……
母上は少し、気持ち悪そうにしていたのだが。
ゴミを渡して、感謝されるなんて正直我輩も驚いていた。
だが、ここまで感謝されると、何もしていない我輩も気分がいい。
二人の息子に、たまごっちも買うことが出来たと感謝文も書いてあった。
たったこれだけのことで、感動が生まれるのか……
人生面白いこともあるものだ。
さて、何故これが妹に届いたのか?
一家三人、しばし考え込み我輩がこたえる。
「招待状、お前のじゃないのか?」
我輩は、妹を指差した。



なるほど、納得。

ミスeリから書き方を学ぶ!!(1)

1: たてわき:2023/09/10(日) 18:56

自称厨房はミスeリを書きなさない!

神曲 code:0(5)

1: エルミリア:2023/08/28(月) 15:44

ぼくは逆さまに堕ちていく 堕ちていくように昇っていく
天と地の分かたれた蒼穹の中へ···
沈むように浮かんでは この翼を羽ばたかせ
「此処」ではない"何処か"へと "何処"にもない『彼方』へと···


『神曲 code:0』


リンゴォーン、、リンゴォーン、、、


響き渡る鐘の音とともに虹色に開かれた門の奥、
壮麗荘厳な大いなる玉座が据えられており、その玉座の周りには額に「偉大な神」と印章を
押された二十四人の長老の座が据えられ、天使たちとともに神を讃える祝詞や詩を絶え間なく
謳っていた。

「神の御名は代々とこしえに。アーメン、アーメン。」

···しかし『神』のお姿は、その玉座にはなかった。

天使が近づいて来て、わたしに言った。
「あなたは"玉座におられるから"その方を神と信じるのか?」

天使は「付いて来なさい」と言ったので、わたしは彼に従った。

···そこは壁も床も白く染まった「お城」のような場所であった。

その天井は見晴るかすほどに天高く、そこから光が降り注いでいた。
天使たちは衣を纏っている者もいない者も、素肌が透けて見えないように光を纏って、
煌めきを残しながら飛び交っていた。
···そこで隣りで一緒に歩みを進めていた天使が立ち止まった。

「あなたは"沈黙する神"をどう思うか?」

わたしは、さきほど見た玉座を思い出した。

「そうすると、「神はいない」と思うだろうか?それとも、「ただの傍観者」としか思えない
だろうか?」

そう訊ねた天使の顔には少し悲しみの色が浮かんでいた。

「正直を言えば、われわれ「天使」と言えど、本物の神という御者をその目で見た者は少ない。
しかし、われわれは神という存在を常に「感じる」ことができる···
それは何故だと思うかね?」

わたしは正直に「わからない」と答えた。

「われわれが『神の名』を口にするとき、そしてまた、その御名を讚美するとき「言い知れぬ
喜び」に包まれる···なんとも言えない高揚感とともに幸せそのものですらある。そういうとき
御父である神は、片時も離れず···いや、むしろ「われわれの中に現存なさる方」であることを
知る。"神を見つけた"ときほど幸せなときはないのだ。」

そう話した天使の顔は、さきほどと売って変わって少し頬が紅く紅潮しているように見えた。
天使の純粋さに、また輝きが添えられたかのように···
天使はさらに続けた。

「御父である神は、われわれの全てを知っていてくださる。われわれがどこから来て、
どこへ向かうのかも全て···われわれが『神』という御方を知らないだけなのだ。」

天使は、その彼方にある天井を見上げた···

2: エルミリア:2023/08/28(月) 16:46

❮地獄編❯

「さあ、掛けたまえ。」

わたしは、天使に促されるまま、応接室のふんわりとした心地の良いソファに腰掛けた。
天使はまるで、人間がそうしているかのように、お湯の入ったポットに茶葉の入ったeィーパックを沈めて運んできた。
お供に香ばしく焼き上がったクッキーまで添えられている。

「客人をもてなすことも忘れてはならない神の教えだ。」

そう言って、
「主よ、ここに用意されたものを感謝とともに···わたしたちの主の御名によって。アーメン。」と祈りを唱えた。


天使は、紅茶を注いだカップとクッキーをわたしの前に並べると、「どうぞ」とわたしに勧めて話を始めた。

「さきほどの玉座は、いかがでしたか?」

え?

「"神がいない"というのが、あなたの感想でしたが?」

ああ、、

天使はにっこりとして

「ふふっ。"いない"のではなく、神の業が深淵なため、あなたに"見えなかった"のです。」

天使はおもしろ可笑しそうに笑っている···
どういうことなのだろう?

「神のお姿は「神聖そのもの」で、罪人がその姿を目にするなら「死ななければならない」のです。
それで、神は"隠れられた"···あなたが死ぬことのないように。」

天使はひとくちお茶を含むと、話を続けた。

「神は至高の守護者なのです。
ところで、「神のいない玉座」をあなたは見た。❮地獄❯と呼ばれる場所も、実はあのような場所なのです。
神を神として認めず、悪徳を積んで生きた者の辿る道です。彼らは「神はいない」、「神など観ているだけ(で何もしない)」、
「神に何ができる?」とたかをくくり、自ら破滅の穴に陥ったのです。
彼らは自分たちの富や権力を頼りにし、至高の守護者である方を侮り、その御手に陥ったのです。
···しかし、神は被造物を憎んではおられない。
むしろ全き愛を以て見守っていてくださる。人が一人でも滅ぶことは御心ではない、むしろ悲しみそのものなのだ。
人がその愛に気付き、神の愛を行うことこそが、神が人間をお造りになった理由なのだ。」

では、ルシファーがアダムとイヴに知恵の実を食べるさせることは?

「···ご承知のことであったに決まっている。ルシファーがアダムとイヴに知恵の実を食べるよう唆そうと唆すまいと、神のご算段
に狂いはなかったのだよ。知恵の天使と呼ばれたルシファーでも神の純真な御旨を凌ぐことは敵わなかった。
···神を出し抜こうなど愚かなことを考えるものではない。
しかし、ルシファーにも、神を畏れる心があったなら、神の御手に陥ることはなかったであろうに。」

天使はクッキーを食べる手を止め、ため息を吐いた。

「だから、われわれ天使にとって、「人間」というのは「友」なのだ。道を行くとき倒れても助け起こすために付き従っている「共」
なのだよ。ルシファーは、「ただの人殺し」だが、彼も神の指す「駒」の一つに過ぎない。
神を畏れて生活していれば、何も悲しい目に遭うことはない。神を信じなさい。そうすれば救われる。
悪徳からも善を引き出される至高の賢者である神の御旨に従っていれば、どんな出来事も恐れることはないのです。
恐るべきは神おひとりで十分なのです。」

わたしは紅茶を啜った。
紅茶は地上のそれと同じに見えるが、砂糖を加えなくても、ほどよく甘味を含んでおり芳醇な香りが楽しめ、とても美味しかった。

「人の"欲望"というものは、いつのときも争いの火種となる。人は、その欲望のままに神を求めたとしても、そこに神はおられない。
···そして、そこで人はその罪のために死ぬことになる。
あなたは"神"という方は、どのような方であると思いますか?」

えーと、、、

「いつも怒っている厳しい御方か、はたまた何でも願いを叶えてくれる優しくて気前の良いおじいちゃんか。」

うーん、、分かりません。

4: エルミリア:2023/08/28(月) 18:07

❮天使の庭❯

「ですから、人間ひとりひとりの魂···つまり、「人生」とは、互いにe響し合っているものであり、誰が取るに足りない者だから
必要ないとかではなく、互いに「生かし合っている存在」···尊い存在なのです。
そうして、互いを尊んで、互いに至らぬ点があるとしてもよく忍耐し、また反省を怠らず精進して生きて、神の御許に還るのです。
成功して巨万の富を得るか何の実りもない人生を送るかは重要なことではありません。「どれだけ愛に生きたか?」を問われます。
例え成功者として巨万の富を築き上げ、称賛された人生を送ったとしても、愛に生きることがなかったなら、神の御許で
「マイナス(不合格)」の評価を受けるのです。「神の子」として互いに愛し合って生き、神に仕えて生きることを愛していれば、
それこそ幸いなことです。神は、そういう人を喜ばれます。」

天使は、目の前に飛んできた蝶々を、片手で握り潰してしまった。

「見なさい。」

天使は微笑むと、手を開いて見せた。
手の中の蝶々は何事もなかったかのように、またひらひらと飛んで行った。

「神のお許しがなければ、どんな虫や鳥も落ちることを許されないのです。
神の憐れみがそれほどなら、人間に対してはいかなるほどでしょう。
···ですから、"愛"には、つまり「神の視点」から観て、「身分」などでの差別があってはならないのです。
貧しい者はとか裕福な者はとかで偏って見ることは神の御目にはなく「全てが平等」なのです。
全ての者は尊ばれている生命であり、その「大事な役目」を担って人生を生きているのです。
「大事な役目」を遂行しているときは苦しいものです。それはそれだけ大切な役目を、ちゃんと果たしているからです。
役目を放り出して楽な方に逃げているとき人は、神を侮ったり、「神に見守られている」とは思えず、
「監視されている」と感じて嫌な気分でいるものです。」

天使は澄み渡る空を見上げた。

「しかし、人は皆、罪人です。どんなに偉大な人物であっても···われわれ「天使」も、神の御目からすれば、清いものではないの
です。ですから、苦しみ、辛さを経験することは嫌なことでもありますが、罪による穢れを浄化することにもなるのです。
浄化されなければ、神の御許に宿るには相応しくないからです。神とは"焼き尽くす火"です。
相応しくない者は、その火で焼き尽くされて滅びるだけです。
われわれ天使といえど、穢れが酷ければ堕天使となり、地獄で永劫の罰を受けます。
本当に"善い"とされる方は神おひとりなのです。」

prophecy(15)

1: あめ:2023/02/19(日) 12:19

こんにちは。
小説描いてきます。
感想とかくれたらめっちゃ嬉しいです。

是非読んでってください。

3: あめ:2023/02/19(日) 12:40

「あははは!」
僕は今、ベッドで、動画投eサイト・myTubeを見てるんだ。
友達におすすめされた、myTuberさん。
めっちゃ面白い!
「……ふわあ」 
あくびをする。
眠いなあ…。もうすぐ23時か…。
そろそろ寝なきゃ、学校遅刻しちゃう。
あと1つだけ動画みて寝ようっと。
「あなたにおすすめの動画」って表示されたサムネに目を通す。
んー…興味がある動画がないなぁ…

「うっ」
うわ、怖い話の動画…。

「この男を夢で見たら不幸になります」

僕、めっちゃ怖いの苦手なのに。
夜だったせいか、いつもより怖かった。
この男を夢で…って、そんな確率宝くじより低い低い笑
怖っ。もう寝よう……
僕はスマホを閉じて、すぐ目を閉じた。

5: あめ:2023/02/20(月) 09:45

ef="res.cgi/novel/1676776743/4">>>4
頑張って書くので読んでくれると嬉しいです!
分類で行くとあれかな、ファンタジー系です。

Untitled_23(7)

1: 水色◆Ec/.87s:2023/01/03(火) 12:26

・短編小説板より(ef="https://ha10.net/test/read.cgi/short/1672502525/l10">https://ha10.net/test/read.cgi/short/1672502525/l10)。構想してたら短編に収まりそうになかったため。
・小説板で進行中の小説が4つになりました。そろそろスレ乱立で規制されないか心配です。
・いつもの如く百合注意
・元々見切り発車だったためノリと雰囲気で書いてます。パラドックスやクローン関連の質問は専門家の方にお願いします。

2: 水色◆Ec/.87s:2023/01/03(火) 12:26

どうやら近い未来に私のクローンが作られるらしい。
どうしてそれを知ったかというと、未来から来たという、私そっくり······というか完全に私な女の子が伝えてくれたからである。
そう、彼女こそが私のクローン······なのだという。

「······で、どうすれば良いの?」
「姐さんのクラスメイトに稲川ちゃんっていますよね」
「いるね」
「その子が犯人です」
犯人、という言い方は少し酷いんじゃないか、と思った。それにしても、稲川さんとは。
彼女は数学と理科に関しては全国でもトップクラスの成績を叩き出す真の天才だ。······でも天才は常人とは考えている事が違うというし、確かに他の子と比べたらごま塩程度に信憑性が高まる。
「そっか。······で、作られたクローンが······君なの?」
「そうです。口調変えてますけど······こうしたら。分からないよね?」
「私だ······」
私のクローンの口調に口調が変だったのは区別をつけやすくする為らしい。
「······で、本題ですが······これを聞いた姐さんはどうするつもりですか?」
「どうするって。どうすればいいの?」
「私が作られるのは、ええと、今年は2023年だから、だいたい8年後────」
私のクローンは突然述懐のような何かを始めた。彼女にとっては述懐なのだろうが、私にとっては予言である。
「稲川さんは某大学の若き教授······と言えば聞こえはいいですが、マッドサイエンeィストになります。そこで私が作られた訳です」
「はぁ」
「で、17年くらいして私はここまで成長したので、姐さんにこれを伝えるためにタイムマシンに乗ってここに来たんですよ。タイムマシンが発明されたのは丁度その頃······今から25年後のことですね」
「······」
本当なのだろうか。あまりにも滔々と語るものだから、かえって怪しい。
······でも、これが本当だとしたら······私はどうすればいいのだろう?というか、クローンは、私にどうして欲しいのだろう?
その事を伝えると、彼女は少し呆れた様子をしてみせた。······やっぱり私じゃないような気がしてきた。私より感情豊かだし頭も回っている。
「いいですか。あなたは稲川さんに好かれてるんです。それも、随分と偏執的に······」
「······えっ?でも女の子······」
「だからこそでしょう。だから······あなたがそんな感じなので、叶わなかったからこそ······私が作られたんですよ」
「······」
頭が情報を処理することを辞めてしまった。私の頭は重力に抗ったり負けたりするだけの置物と化してしまう。

「で、······あ、······聞いてない······えっと······」
そんな呟きが聞こえてきたので、私は慌てて我を取り戻した。この反応からしてやっぱり私な気もする。
「ごめん、もう頭に入ってこない。······とりあえずついてきて。一旦帰って落ち着いてからでも······いいよね?」
それを聞いた私のクローンは黙って頷くのだった。

3: 水色◆Ec/.87s:2023/01/03(火) 12:27

家。一人暮らし。アパート。家賃······事故物件。
ひとまず私のクローンが着てたよく分からない服を脱がせ、私が中学時代に着てたジャージを着せる。
彼女の顔が少し赤くなったのは条件反射だと思いたい。
「姐さんって中学時代から成長しなかったんですね。道理で私もちょっと······」
「うるさいよ。······お腹空いてない?」
「急になんですか」
「いや、お腹膨らませたら頭も回ってくるかなって。せっかくだから······ええと、あなたの分も一緒に作ろうかな、と······」
私が詰まったのは、クローンの呼び方に窮したからである。いちいち私のクローンと呼ぶのも面倒くさいし、そもそもクローンという呼び方にはどことなく無機物的な感じがする。
相手も私なのでその意図が伝わるかは五分だったが、
「塩川紅葉の名前をもじって······『紅羽』でいいです。稲川さんも私のことをそう呼んでました」
「あ、うん。えっと、今作れるのは────」
私のクローン······紅羽はやはり私なのだろう。あんな風に頭が回るのも、稲川さんが作ったから、と認めることで一応辻褄が合う。


さて、私は実際のところさほどショックを受けている訳ではない。何せ話があまりにも非現実的で突飛すぎるのだ。
理解することを二の次にしないといけなくなるのかも知れない。いや、そもそも理解などしない方が良いのかも知れない。
眼前の事柄を、理解は出来なくとも、せめて自分の頭で考えて処理しなければならないだろう。そうでなければ······紅羽と私、どっちがオリジナルなのか分からなくなってしまいそうなのだ。
「······美味しい。姐さんって料理上手だったんですね」
「まあ一人暮らしだからね。······ひょっとして······」
「······稲川さん曰く、『たかだか100gのお肉だって、理念通りには焼き上がらないから』と······」
「あぁ······」
「······なんか、今までずっと稲川さんを憎んできたのに、だんだん哀れになってきました······」
複雑な感情を込めて紅羽は言った。それにしては内eが少し間抜けな気もするが、ともかく。

そのうち私たちは食事を食べ終わった。私は食器の片付けを後に回して、紅羽と向かい合う。
「······で、紅羽は······私に、どうして欲しいの?」
いよいよ、本題の時間である。

Weltreisender(13)

1: ホタルユキ。◆OE:2022/12/02(金) 23:25

 或る暗闇。貴方のもとには……一匹の黒猫。黒猫がやって来ました。黒猫はくあぁとひとつ欠伸をしました。そして。
「瞬く間の悠久の時を、お楽しみに」
 呟きました。貴方はきっと困惑するでしょう。黒猫はそんな貴方を気にすることもなく、すらっとした尾で器用にポットを傾け、貴方の目の前にあるカップに何か注ぎました。それは日本茶かもしれないし、紅茶、珈琲かもしれません。貴方の好きなものです。
 それじゃと黒猫は一礼をして去って行きました。申し訳程度にニャンと鳴いて。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・古今東西? 短編集
・多少の誤字はご愛嬌
・嫌なら見るな、文句拒否
・下手だとか拙いなんて言わないで。自分が一番よく分かってる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*タイトルは「世界旅行者」
・多分バラバラなeーマで描く短編集となります。
チェックは勿論しますがそれでも気付けない誤字脱字もあります。
・私の作風などが気に入らなかった場合はすぐに閲覧を中止し見なかったことにして下さい。クレームなどは受け付け致しません。
・書くのは初めてではありませんがそこまで上手でも無いのでご了承下さい。
・生活の優先度の関係で投eはスローペースの可能性が高いです。
・正直なところ、大体なんでも許せる方向けです。地雷でも許せる方向けです。

★長々と書きましたが最後に。稚拙な文章になる可能性が高くても大丈夫という方へ。楽しんで頂けると幸いです。

2: ホタルユキ。◆OE:2023/01/25(水) 23:52

小さな山の頂にひっそりと佇む、静寂を待つ家。青年、環は今日もそこへ向かった。
今はもう、使われているのは唯一となってしまった部屋。そのドアをスライドし入室する。
「お兄さん!」
ぼうっと窓を眺めていた少女、奏多は環に気付くと、ぱっと輝かせた丸い瞳を彼に見せた。
「元気かい?」
「うん、今日もげんき!」
「それは良かったよ」
ほぅと息を吐いた環は、手に持っていた紙袋を小さなeーブルに置いた。
「今日は何もってきたの?」
「大体はいつもと変わらないけどね、今日はこんなものを持って来たんだ」
そう言って環は、ビニール袋に包まれた、花のついた枝を取り出した。
「お花?」
「そう。銀木犀と言うんだ」
ピリ、と袋を破いて奏多のもとへ枝をやる。
「いいにおい、する!」
すんすんと鼻を動かした奏多は、笑顔を咲かせた。環は微笑みながら、窓辺で光を受けている空色の花瓶にそれを挿した。照らされて、きらりと銀色の香りが輝いた。
「ほんとに、いつもありがとう」
奏多は寂しそうに笑い、瞳を伏せた。
「構わないよ、僕が好きでやっていることさ。君に寂しい思いなんてさせたくないよ」
「ありがとう……もうみんな、いなくなっちゃったからね」
「ほら、顔をあげて。君は大丈夫だよ、きっと」
伏せられた二つの琥珀色をじっと見据え、手をとりながら。しっかりと彼女に言い聞かせるように。
「……うん。お兄さんが言うなら大丈夫だよね」
「そうだよ」
二対の光が交わった。まるで時が止まったようだった。
沈黙を破ったのは、環のスマートフォンだった。
「ああ……すまないね、また来るよ。また明日」
「うん」
すっと静かにドアが閉じられ、部屋には静けさが訪れた。前までと違うのは、仄かな秋の香りが満ちていたことだった。 (1)

3: ホタルユキ。◆OE:2023/02/25(土) 22:43

【お知らせです。ef="res.cgi/novel/1669991144/2">>>2は作者の都合により一時休止とさせて頂きます。一応、必ず完結はさせます】

Regentale (18)

1: 相沢:2022/10/01(土) 21:20

むかしむかし ちきゅうには
ニンゲンと モンスターという
ふたつの種族がいました。
しかし ある時 2つの種の間にあらそいがおき
長い戦いのすえ 勝利したニンゲンたちは
すべてのモンスターを 地下に閉じ込めてしまいました。
何百年も雨の降り続ける、狭い狭い地下に。
そうして長い時が経ち―――

20xx年 xx山
その山は 一度足を運んだものは
二度と戻ってこれないという 伝説の山でした。

2: 相沢:2022/10/01(土) 21:27

《世界観》
主人公は 約何百年間も雨が降り続ける地底に落ちた。
初期装備は長靴と傘。レインコートはもともと着てる。
floweyは優しい gaster生きてる
いせき、ホットランドの一部 ラボ ニューホーム以外は全部雨です
mettatonが水陸両用 炎系モンスターは何らかの魔法で防水してる

5: 相沢:2022/10/02(日) 10:56

目を開けると、辺りはもう薄暗かった。

自分がベッドに寝かされていることを思い出した。
いい匂いがしたので、ベッドから降りた。(その時、腕が治っていたので驚いた。)
するとeーブルに、一切れのパイと置き手紙があった。

 我が子へ
 
 もう起きた頃かしら?
 あなたの好みを聞いていなかったから、口に合うかはわからないけれど...パイを焼いたわ。
 ところで、あなたの名前なんだけど....
 8つリストアップしておいたから、どれか気に入ったのがあったら、教えて頂戴。
 それが今日からのあなたの名前よ。
 
 ・Emma エマ
 ・Alex アレックス
 ・Benjamin ベンジャミン
 ・Flisk フリスク
 ・Bill ビル
 ・Chara キャラ
 ・Jam ジャム

     トリエルより

eキトー(3)

1: レ:2021/11/19(金) 15:09

適当乱入ok

2: レ:2021/11/19(金) 17:14

[ 東京怪革 ]



オレはただ、普通の人間になりたかっただけだ。そのために、学校に行き、勉強し、進学し、就職し、と、一通り人間の営みをがんばってきた。
人間との関係性を築こうと、いわゆる人間関係ってやつにも積極的に参加してきた。

友達が困っている時は助け、逆に助け合いという調和のとれた関係性を維持するために、あえて失敗をし、助けを求めたこともある。

とにかく、オレは普通になりたかった。
毎日を懸命に、緻密な作業をこなすように、『人間』という息苦しい着ぐるみを着て演じてきた。
台本通りに、普通というシナリオ通りに。

しかし、所詮は化物の人間ごっこ。
化物と人間は、姿から、文化から、持ちうる能力まで、それこそ人に対する価値観そのものに至るまで、まるっきり違う。
だから、化物は人間にはなれない。いつまで経っても、ごっこである。ごっこである以上、いつかはボロが出てしまう。
そう、今みたいに。


「田舎先輩…」


スーツ姿の一般会社員が、腕から無数の刃を生やして、上司の一人を突き刺しているこの絵面は、言い逃れもクソも、ボロしかない。

田舎さんとか、先輩と、オレが働く会社では呼ばれてきた。だが、もう二度と呼ばれることはないだろう。
せっかく、オレに与えられた人間名、田舎 十 ( いなか みつる ) というのも、もはや台無しにしてしまった。


「先輩!」


普段は書類塗れの会社のオフィスを文字通り、血と肉片塗れにして、誰がその社員を田舎さんと名前を呼ぼうか。
こういう場合、たいてい人はバケモノと叫び罵り、尻もちをつくはずなのだが、


「田舎先輩っ!!」


そうであるはずなのに、真横の人間、元部下は予想される反応とは全く違うものを見せている。


「なんだ?」


戯れ。元部下の反応はそう表現するのが適切である。元部下、矢立 二鳥 ( やたて にとり )。
彼女の表情は、いつもと変わらず穏やかなもので、口元には若干の笑みが表れている。
しかし、その笑みもこの状況では気味が悪い。


「私、分かってますよ」


必要以上の仕事をして怒られたり、怒られている最中に笑ったり、社内では裏でクレイジーポニeと字名されていたり、普段からおかしな奴だと思っていたが、ここまでとは。


「何をだ?」


「これ、ドッキリなんですよね?」


「いや、違う。現実だ」


なるほど。どうやら矢立は、この殺人現場をドッキリだと誤認しているようだ。


「え、え? じゃあ、田舎さんはギザギザの民なんですか…」


「そうだ。ギザギザの民だ」


「ええぇぇぇ! うそ、うそだ! 田舎さんが、なんでもギザギザにできる恐怖の魔人の末裔だなんて、ぜったい信じない!」


「だが、これが現実だ…」


ようやく現実を理解し始めたのか、矢立の表情から笑みの一切が絶たれる。
オレは、上司の胸元に突き刺した刃、つまりは自分の腕を引き抜いて、人間ごっこの終幕の第一歩を踏み出すことにした。


「騙してしまって悪かった。ただ、これで二度と会うこともないから安心して欲しい」


「先輩、待ってください!なんで…なんで! 課長を殺める必要があったんですか…いい人だったのに」


矢立は行手を阻むように、扉の前に立ち塞がる。さっきと違って、眉はひそみ、瞳には怒りか、憎しみに類するものが窺え、複雑な表情だ。


「…確かに、課長は社員思いで貧困者に寄付もする、いい人のように見えるが、実際は何ヶ月も人外の奴隷売買に出資していた。だからだ。だから殺した」


「でも、殺人は犯罪です…。それに、いい人というのは先輩に対してです!」


「そうか、分かった」

動画小説「優曇華の居る生活」YouTubeの評価(1)

1: 幻想郷:2021/09/06(月) 21:59

動画小説でお馴染みの「たまゆら【動画小説・ゆっくり茶番劇】」チャンネルが今月3日に打ち出した新シリーズ「優曇華の居る生活」。

チャンネル登録者数22万人を誇る同チャンネルでは初の取組みとして声優さん起用での動画小説シリーズを展開する。

大学生になり元々幼馴染関係であった「優曇華(うどんげ)」と「優夜」が同居することとなった。恋愛系ラノベ小説だという。

byネットニュース記事より。

【YouTube動画】
ef="https://youtu.be/gWzzfDxlaRo">https://youtu.be/gWzzfDxlaRo

執筆の合間の休e時間(16)

1: 里中:2021/07/24(土) 08:58

小説を書くって孤独じゃないですか。なので、皆さんと少し交流できたらなぁと思っております。
気楽に話しましょう。

荒らしや、暴言等はご遠慮ください。

3: 里中:2021/07/24(土) 09:21

ef="res.cgi/novel/1627084718/2">>>2
どうぞどうぞ。
よろしくお願いします。

8: 里中:2021/07/24(土) 10:54

ef="res.cgi/novel/1627084718/7">>>7
pcなら半角で>と数字を打てばokなはずてすよ。

次のページ>>

全スレッド小説トピック一覧サイトマップ