黒は赤く染まるから　

楽しい夜は遅く来る

「 ...ただいまぁ 」

(___決闘の最中に …貴方は急激に引き戻されるような
　 …強制される感覚に包まれ、闇を脱出する __

　__ぼやける視界が覚めるにつれ…黒の顔がうっすらと)


…！　よかった！眼を覚ましましたわっ…！


　　

　____〖黒の資材庫〗　［ﾎﾞｫｫｫ____…ﾝ］


　( …貴方は、床に敷かれた座布団の上に運ばれ
　　仰向けに寝かされたようだ、…傍らには、黒

　　少し遠くには鎖で柱に縛られた黒機も見える )


『 …っもぉ…　心配しましてよ…っ？ 』

『…おかえりぃ、…ますたぁ…』

　　　________....あ〜〜〜 ...あ？

( ....目を覚ませば、光が眩しく目を瞑る ... ... ...負けに等しく、それでいて ...申し訳なさが心を包む ...
少なくとも信念は悪い奴では無かったと確信が出来るし... ... ...でも、そんな記憶も、朧気で )




　　「 ....あ、え、え〜〜...と？ 」

( ...申し訳無さそうに、頭を抱えて ...黒と、黒機を何度も見る ... ...何度か、首をかしげつつ )



　　　　____ご、ごめん、ね？

_____安心の茶化しが終わった後…


『 ふｩん、…つまり、この木槌…
"プロフェティア"で頭を打ったのですわね…？』

( ぺこぺこ黒機が保身に取り繕う中
…元凶となるシンプルな木槌を手に取る )

『 えー …確かに打ちましたｹﾄﾞ…
　なんでしょうね、ソレ。 マスターが一発で
　ピヨるのもおかしいし …"予言"って… 』


___本当にシンプルな木の小鎚…

_______.....うぐ


　　( まだまだ頭が痛む、記憶を辿ろうとすれば
　　　謎の闇に遮られて ... ...深く思い出せずじまい )


　　「 .. ....？ 」


( ...右手には擦り傷とはいえ、切り傷が残り続けている
　　...まだまだ、未知の世界 )

___黒のかいせつ。


『 プロフェティア は、ギリシャ語、意味は"予言"。
　…1950年代に存在した怪しげな予言者が所持していた
　魔法のアイテムですわ、…木槌のような形ですけれど…
　これは、"杖" でありますのよ __ 』


( …後ろでは、黒機が作業に戻る )

「 ....は〜〜ん、で ...なんで俺はあんな軽い一撃で意識を失ったのかな？ ...いや、本当にさ 」

　( 確かに素の耐久面は化物程では無いものの、人よりは多少頑丈 ...
...落ちたとはいえ、軽かったはずと流石に戸惑い気味 )



　「 ...相変わらず変な物だこと 」

『 …他人から見れば単に気絶させるだけのもの
　けれどこれは魔法のアイテム、見てくれ以上に
　とんでもない能力を秘めていますの 』


(軽く、木槌をふりふり)


『 "予知夢"に近い、"運命"の夢を見せること
　それがプロフェティアが持つ、真のチカラ… 』

___

　「 ......予知夢って、滅茶苦茶嫌な予感しかしないんだけど 」

( ...少なくとも、魔人？かそれ以外の者が ....戦う事になるんだろう ...でも )


　　　__太刀打ち出来るのは片手で数えるのみだと
　　　...考えている。


　　「 ...変えられなさそうだし、中々に厄介極まりないね 」

『 …その様子　また何かしら面倒が起きますわね？』

( 当然、知る由もない強敵の気配だが
魔人の様子からは分かる一筋縄以上の相手… )


『 まぁ。…面倒事は慣れっこですわ
時折、コレを使って未来予知してみますこと？
　…未来の強敵達との戦闘経験、現実では
　無いとは言えど 参考程度にはなりますわ 』

_____


　…魔人にのみ　__うっすらと…

　木槌の陰に …強圧を放つ強敵たちの幻影が映る



___影を纏う歪なドラゴン

___不適に笑む黒マント

___鋭く此方を見据える長身の老執事

___切れた大網傘から緋色の眼が覗く不気味な物の怪

___イカヅチに溢れる鎧を着た我が子


　… いずれ、定めとなる強大なものども

　___やめとく。


( ...寧ろ、それこそ本命と言わんばかりに、笑みを浮かべて... )


　「 初見だからこそ、面白い戦闘ってのがある
　...それに、そんなのしたらかなり此方が有利だろ？



　　　　やるんなら平等に、例え相手が悪でもな 」


( .....不思議な信念に、不気味な笑み )


　　__そういや、今年から入る奴等もいるなぁ...
　　　忙しくなりそうだ、本当

( おはよう。…忙しが、っだよぉぉぉぉぉぉお )

( 赤、…手…ぇ… )

( んにゃ、お疲れっ！ ...だと思った、心配したよ？ ...居なくて意気消沈してたし )

( …会えなくて　…　会えなくてごめん…よぉぉ… )

( ...んでま、おはよ )

( 気にしなくて良い、大丈夫、大丈夫だから。
俺は何も気にして無い、寧ろ月尾が無事で、安心したよ？元気かどうかはともかく、ゆっくり休んで )

( …うぅ、おはよ… )

( 今日はその分俺も少し頑張ってみるから )

( うん、おはよ ...と言ってもまだ朝日が昇り始めた早朝だからね、まだ寝てくれても構わないよ？ ...なんだったら、一緒に寝る？ )

( …わか、…った
　…夜、……いろいろやろうね？ )

( ほんと？…　…じゃ、ぎゅって、…いい？ )

( うん、待ってるね？ ...ゆっくり、ゆっくり )

( 勿論、オフコース ...好きにして良いよ！！
月尾がお疲れな分、満足させられるように頑張らないと！ )

「 … 」　［もぞ…］

(被った布団に隙間を空けて、…手を広げる
寝巻きで少しもこもこ __)

「 ...よいしょっ 」[ ぎゅうぅ〜〜 ... ]

( 広げられた手と隙間の中に飛び込んで、腰に手を回して抱き着き ...頭を軽く、撫でて笑う )


　　「 お疲れ様っ、本当 」

　( ...温もりが、程良い )

［もふむぎゅ…］

「 …ほんと、ウチ…キミが居なきゃ
　寂しくなっちゃったなあ…暖かぁ… 」

( 布団を閉じて 頭を抱いて…
背中を撫でる　…暖かい )

「 ありが …と、…ふぁ…ぅ 」

「 依存しちゃってるねぇ ...くふふ、ま、それは俺もだから .. ...あんまとやかく言えないけどさ？ 」

　( ...薄着、時々肌を触れさせながら ...
　少し体を動かして、口を耳元に近づけては ... )


だいすき、だからゆっくり、おやすみ___,

____んふ…ぁ…　…おや　…ひゅみ、て…

　　..うん、おやすみ..ゆっくり、ゆっくり、休んでね

( んにゃ )

( やぁー！ )

( …今日はアルスターを此処にこさせようかな？
　それとも、…子ども？　…ひひっ )

(すっかり元気だ)

( やぁっ！ )

( お返しありがと！…ふひひ、っ…いいね！ )

( ...にひひ、お疲れ様っ ...さて、偶には此処に俺以外も呼ぼうか？ ...くふふ )

( れぎねこみたいに？　…ん、面白そう )

( そ〜そ〜、誰が来るかはお楽しみだけど！ )

( んひひっ…いーね！あ
　その前にウチは返信かんがえなくちゃ！
　…きみにも楽しみと心の栄養、ごーっ )

( ...ふふ、じゃあその間に___ )

( 今夜は砂漠とか…返すからにぇ！ )

( ...ん、待ってる )

(…ふふ、返そうか！)

( ...ふぁああ、んへ、おつ、かれっ！ )

( ただい、ま！ )

( ...ん、待ってた！！！ )

( …ちょっぴり遅れちゃったけど
　作ろうか、私たちの場所を　世界を！
　___やりたいこと、まだまだあるよ！ )

( ...にひひひっ、そうこなくっちゃ！！！ )


( 街論幾らでも付き合うから、ね！ )

( ...ちょっと返さなきゃ気分落ち着かないから、やっちゃおっ♡ )

( …ちびガキめぇ…
…ひひ、楽しそうだっ )

( …なんかするぅ？
白黒と姉御と騎士しゃんの
　トラウマものとかあるよ。 )

( つ・か・れ・たぁ〜〜〜っ！！！ )

( お　つか、…んれぇ〜〜っ
きょーもお疲れさまだよぉ？
　夜へようこそ！ひっひっひ )

( ...ふぅう、へんしーん、がんばらないと〜っ ... )

( ふひひ！…どんどん返しあおうよ！
　明日は川原も付けて返さなくちゃね！
　…何せ、明後日は休みになるもの！ )

( おや ...くふふ、なら頑張らないとね！！ )

( ...取り敢えず先にご飯食べなきゃ )

( …タケノコおいしいよ？ )

( .....たけのこの里は美味しい )

( …ウチ、キノコ派 )

( それも美味いからよし！ ...チョコなら何でも好き )

( ひひひ！…じゃ、がんばるぞー！ )

( 改めて今から落ち着くから ...ん！ )

( ...頑張るね！ )

____シナリオ選択


→姉御、とある昼下がり

→黒機、見ちゃダメなやつ

→三人、スプラッター・ザ　レッド

→黒機、見ちゃダメなやつ　　　！

__暑くなってきた空！

　青々と茂りに任せて元気な草花！

…相も変わらず暇な〜


『 かろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜んっ　！！ 』


__かろぉ〜〜ん　　___かろぉ〜ん　__かろぉ〜…

( …しーん )



____

『 あぁうん、やめよヤマビコ遊び。…
　はぁー なんで、こうウチって暇なのか…ッ

　…いや むしろ暇こそがウチ？
　生きている事が暇となる超自然的な
　暇の化身って奴か！　…なに言ってんだか 』

( …城の屋上、外の森は青々に茂る夏の暑さを迎えて
　益々盛況といったところ。…白黒は忙しそうだ__

　しかしそんな風情を見て楽しみ続けるのは
　…暇人、黒機にゃ無理な話。__娯楽が必要 )


『 いけないいけない… 暑さで回路ヤられちゃった？
　あーこういうときは冷たいモノでクールにしないと

　…冷たいもの、冷たいもの… 』



　　　_____っ　てことで…ッ！

___〖 R-9A　アローの部屋 〗



『 (冷たい奴〜っ　と) 』

( 黒機の行動、他者の心はいざ知らず。とにかく疾く__
　求めるは冷たぁい態度。…耐熱に何か関係あるか…？
　まぁ、冷たいならそれでいいじゃないかと黒機は言ふ。
…そして来たらば部屋の前 早速扉を開く… )


［ｷﾞｭｷﾞｭｷﾞｭ__］『(…チャージ完了。)』


___前に、…ダッシュブーストの用意をして



　『(さてさて __お邪魔〜)』


　　　［ ガチャ ］

_______


部屋の奥で　…

_______




( …陰りが濃く、軽く埃が舞うような息苦しさを感じる

　___…何より 重苦しい。__ドアから、…部屋が遠く… )


_____鉄の格子が …扉(外)と中(陰)を隔てていた



　…ｼﾞｭ


( …息を呑み、…音を殺して黒機は中を覗き込む )

　…ーｼﾞｭ　…ﾙｰｼﾞｭ　…ﾙｰｼﾞｭ　___ﾙｰｼﾞｭ…


___壁一面に …医霊の写真が貼り付けられている
　 他人には見せられぬ趣味の写真 …開腹の瞬間

　　___淫魔に乞う 辱しめに鳴く交わり…


( 写真の合間に …用いた、或いはその予定の道具。
それを彩る小道具の数々は、…拷問まがいの
禍々しいモノばかり。…中には電流椅子や…

　__刃を取ったｷﾞﾛﾁﾝまでもが混じる…
　　…むせ返る空気の出本はそこではなく )



　__ﾙｰｼﾞｭ　…ﾙｰｼﾞｭ　…つぎ、は…


　…どんな　…、こと…しようね　…


　…ﾙｰｼﾞｭ　…美しい …ﾙｰｼﾞｭ　…ﾙｰｼﾞｭ


　　(…部屋のど真ん中で __矢鱈と長い鎖を…
　　鑢で磨き、…悪趣味に飾り付ける _____)






　　　　　　〖ガチャ〗


　　『 …見なかったことにしよう 』


(__少なくとも背筋は小鹿のように震え上がった
　…多分忘れるまで顔は見れないと思う。__ )

______部屋から離れた場所


『 …いやー 』

( アイスを片手、…冷や汗拭って歩く廊下 )


『 ……スゴいなぁ、ちょっと
　多分メイドでも引くんじゃないかなアレ… 』

______

『 …ん。あぁ、冷たいっていったら
　そっか アイツもか ___ま 口直しがてら… 』

______



____〖(よせばいいのに)白黒の自室前〗

『 …んぉ？　___あれ、キミって… 』



(__返信欲求！見る人選んで！)

「 ....あっ、ど、どうも！ ...えっと、はじめまして？では、ないよね..えっと、んと... ...かろんさん！ 」


　( ...基本的に図書館にいる少年、少々用事があり
　白黒の部屋を訪ねて来たのだけど ...なにやら異質な空気に入るのを躊躇い気味 ...
　...そもそも女性の部屋に入るって事自体が彼にとっては緊張するし ...何より焦る )

(ぽく、ぽく、ぽく…)

『誰だっけ？』

____ﾁｰﾝ



『 なぁんてウソウソ、うそだってば！
　やぁ久しぶりだね！…ロッソ君？』

( 片手ひらひら ふわりと浮かんで )

『 さて。キミもメイドの姉ちゃんに用カナ？』

「 ...へ、ぁあッ！？ ...ろ、ロッソです！ロッソ！ ...うぅ、いやまぁ確かにあまり目立とうとはしてませんけど... 」


( ...溜息を吐いた後に ...違う、と左右に首を振り本題へ )



「 えっと ...まぁ、少し ... ...そ、そこまで大事な事じゃ無いので！かろんさんの方からで大丈夫ですからね！ 」

( ...一歩二歩、引いてレディファースト ...
　...柔らかい笑みは恐らく、城内でも上な方で白い )

『 めんごめんご！いやー つい口が滑っちゃう☆
　___ま。…それはそーとして 』

(空中で胡座をかけば、…多少ｵﾄﾅっぽさと、…偉そうな)


『 いや〜？ ウチの方こそ大した用じゃないし？
　此処は！若いキミに先を譲るってこと…… 』

　　___…さっきの光景頭によぎる




『 …んー。やっぱりウチ、ちょぉっと重要かも？
　悪いけどお先に"見させて"貰っていいかなぁ〜 』

　___と、…言いつつもうノブに手を掛け

「 ...？ ...あ、はい！どうぞ！ 」

( 少年は知らない ...そもそもこの城にヤベェ奴ばっかいるって事も ... ...流石に白黒はまともだと信じているから ...何の疑いも持っておらず ... )


　　　[ ....んーーっ！ ]

( ...体を伸ばせば、少し骨が鳴りつつ、リラックス )

『んじゃ、…　あ。ちょっと』


____ｽﾞｽﾞｰｯ　/…こんくらい下がってて？
( …少年を4m程後ろへ押して後退させ… )

『 …［ｶﾁｬ］』


___________



( しなやかで …力強い腕を腰元に回し
慈しむように背中を抱いた腕とで …抱き寄せ
__…愛しい年下の後輩 …健気な彼女の顔を眺める )


　…メイドは休日の __物珍しい私服姿

　ヘッドドレスが無く …爽やかな男性風の服装は
　何時もの厳かに圧するメイド服と大分印象が違う


　___愛しい人へ注ぐ表情も幾分と柔らかい



　「 …ミェン 」


　　___［んむっ…］

　__時間を僅かにしか与えず …抱き寄せ
　　後輩の唇を奪い __目を閉じ、…じわりと
__獲物を吟味する蛇のように …舌で、…味わう

_____

『 ____っ　…！！ 』


( __僅かに開けたドアの隙間からガン見。
　　…目は外せず、ベッドの前で __

昼間からディープで熱いのをやる姿を__ )

「 .....？ 」

( ...少年、結構距離取らされてて何が起きているのか理解出来ておらず ...仕方が無いので壁を背にして三角座り )



　　　「 .....[ ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ ] 」

( 待つ間再び本を読み始める ...読書中毒者 )

__…へっ　…ぁ。うわ…っ　…あんな激しく…

( 見てる、…黒機も語彙力が消え去って
　遂にはベッドにまで及んだ中の様子を
　食い入るように見てしまう …なんだか …すごい )


_____

［がちゃん］

『 …(見なかった、…うん　なにも見なかった)

　…… やぁ。少年？あー、メイドさんはお取り込み中で
　ウチとかのご用事は…ちょっと、厳しいみたい…かなぁ 』

( 扉を閉める、…とても健全な青少年には
　見せられない中を隠すように …距離を詰めて )

『 まぁ、そのご用事… ウチで良かったら聞いたげよっか？
　何ならウチって結構此処長いし… メイドと同じくらいは
　場所とか知識とか知ってるよ？ 』

( 部屋の中にて清掃員、声を出来るだけ出さない様にしながら、白黒の愛を ...ただ受けるしか出来ない )
___________


「 ...“其の者、性根の腐った浮気者につき、人々からは断罪の声が寄せ集められ ... ” ...ん？ ...あ、そうだったんですね！ ..なら大丈夫、です！頑張ってこの機会に城を色々探しに行きたいですし... 」

( ...つい内容を声に出して朗読していると、黒機さんからの状況報告に顔を上げて ...ちょっと困った様に考えた後、苦笑を浮かべ　... ...少し照れ恥ずかしそうに口を開く )



　　　　　「 ...えっと、その ...
　　...射的場か、防音室とか、あります、か？ 」



( /...その、後でまた沢山、頑張るね！ )

『(何読んでんの…？)…ほっほー、感心感心！
　けどまぁ、此処ってヘタに歩いてたりしちゃ
　軽く迷えちゃうからねー　…よし　教えよう！

　(…ってもキミの場合面倒見が良いコが居るｹﾄﾞ)』

　( 携帯端末のマップを開いて少年に見せ
　…城外、中庭にお目当ての場所があるのを伝え… )


　『 …ん、プライベートだけどさ
　　射的場は分かるとして…　何故に防音室?? 』

(がぁんばれー！)

「 ....時々部屋数が増えたり広くなったりするから、いつまで経っても覚えられなくてね...？ ..うん、ありがと！
　...ヨグはやっぱり、その、忙しいだろうから、僕のプライベートな事には巻き込まないし ... ... 」


( ...本に栞を挟んで閉じて ...懐にしまった後、 ...寂しそうな表情が少し浮かびながら ...マップを見た後、理解と記憶をして ...大きく頷く )


　「 ありがとうございます！ ...あ、防音室はその ...
...ち、ちょっと、したい事が、あって ... ...ひ、秘密です！プライベートな事！プライバシーの保護です！ 」

『 …んー。まぁー男の子ってやっぱり遠慮しがちだねぇ
　気難しいのは分かるけど、たまには遊びに誘ったり
　お食事券とかあげたりしちゃったら？ 』

( けらりと笑って…お城のお食事券をぴらぴら )

『 はいはーい　…じゃ、コレあげる。〖お食事券×2〗
　…ま、ウチかて隠し事はあるしぃ？心配なさんな
　ほれほれ行ってコーい！ 』

　　___手を振りながら背中を押す…

　　「 ...え、あ、えっ、えぇっ！？ ...い、いやでもこんな ...う、あぅ..も、貰っちゃって、い、いいんですね！？ ...なら、貰いますけれど... 」

( ...流石に戸惑うも、好意を無駄にはしたく無いので、大事に受け取る ...頃合いを見て、誘ってみようと思った )


　　「 ___それじゃ、行ってきます！ 」

『 聞きたいことあったらまたおいでよ〜…

　……　さて 』

__________


　　　〖モニタールーム(監視部屋)〗

　　:　監視先、少年の行き先…


　『 …悪いｹﾄﾞ、ウチはマスターと同族なのだ！ 』

　(…わりとすぐに約束は反故に)

「 ....さて、っと ... ...よし！ 」


___まずは、射的場に ...。



　　　[ ｺﾞﾄｯ ] ( ...上着を脱いでその場に置くも
　　　　　　　...どう考えてもかなり重い音 )


　　___シャツ姿で準備運動をしてから ...両脚に備えた双銃を構えて ...射撃用意 ...！


　　　[ __3.2.1. “0” ] ___的10個を早撃ち






　　　記録:1.47 「 ...もう少し早く、しなきゃ 」



　　　__射撃センス向上中。

____…はっや

( 冴え渡る閃光のスゴワザ、…芸術点もそれなりで
　見ている分には何一つとして欠けもない　…が
　___件の少年が放った自己評価にも驚きだ )


『 …ん、でも今までと比べたら… 』


　精神異常に片足突っ込んだ…拷問紛いの愛欲

　…昼間からお熱い二人のベーゼ


『 …うん、普通で結構安心したかも…
　いや　これが普通…なんだよね？
　大海原や砂漠に一粒混じったジュースとか
　その位レアな奴が２つ続いた程度　…な、はず… 』


　　__うんうん、…そういうことにしよう

_____...よし、ちょっと久しぶりに本気出そっか


　　( 銃の腕ならば、魔人に匹敵 ...どころか、それを上回るセンスを持つ少年 ... ...精神を落ち着かせる為呼吸を行い ...一度リラックスさせてから ...的を補充し、構え直す )


　　　　___コアルシュネェザー ...


( ...瞳は赤と青に光り ..桃髪を揺らして双銃を垂直に、言わば銃口を二つで一つにして ...☆の形に。

　　彼もやはり、この城の住民だと言う事を忘れずに )




　　　　　　　___テラ・B・ショット



　　　　　___ｷｭｳﾝｯ ...ｼｭｩｳｳｳｳ


　　　( 後に残るは、銃痕と撃ち抜いた煙
　　　__音を置き去りにして、結果のみを残し



　　　誤差僅か0.37秒で、全ての的を撃ち抜く )



「 ...“思い描く理想は完遂しなければ、一生を満足したとは言えないだろう” ... ...うん、出来れば誤差をもっと無くさないとね、 ...一瞬が命取りになるから ... 」


　　　___狙い打った場所は中心 ...確かにほんの少しズレはあるけれど、側からみればどれも同じ。



　　　　　　...体も温まったし、防音室、行こっと。

( ...上着を軽く羽織って、後にする ... ...疲れはそこまで感じてなさそう )

　ぶ。


_____

(__ひっくり返した飲み物を拭い終え
　…散乱した諸々を片付け、ようやく…
　眼で見たわけではなくとも 恐ろしいまでに
　見せ付けられた …カミワザ、タツジンワザ…)


『 …っだぁーもぉ…　結局激レア…ってか
　モノスゴ映像じゃん、何なのさ？今日…
　
　…てか少年よ、次はなにする気ですか
　まぁたｶﾛﾝﾁｬﾝを驚かせちゃうんですか。
　…まぁ見ますよ？そりゃぁ…　…どれどれ 』


　　_____防音室、カメラ


　

　　　　____防音室にて。




　　あ、あー、あーー ...んん、これ位、かな？





　...よし、流石に部屋でやるとバレちゃいそうだしね




　　　　「 .. ...煌めく知性の印でシュートヒム！
　　　赤く青く輝き放つは瞬速弾丸！
　　　　ロッソとして、参る！ ... ...うん、後はこれに何か付け足して ... 」


　　　　　( ........口上の練習 )
　　　　　

( ねぇ )

( …ものを食べられない妖怪少女が
　食べられる妖怪提灯を持ってるキャラ
　…思い付いた　…ケイ君好みのやつ )

( …うん、なんだろ　…聞いてくれる？ )

( ...あ〜〜〜、怒ってる？返信とかちょっと、出来なかった事に対して ....ごめん、ね？ )

( ...あ、なんか、こう、とっても好みな気がする、けど ...うん、聞かせて？なんでも、色々 )

( 名前は、古朶乃 導　［こたの/しるべ］ )