この森は 何かを経て姿を変える それは心の移りに似る
801:ニャルちゃん◆.s:2019/07/07(日) 23:09 「………まったく…」
長く、しかし短く感じる彼方との対話は終わり、旧神は意識を戻す
(……それに)
どうも、親友の他に何者かが迷い込んだらしい…
その上…ある程度高位の存在でもあると、魂の沈静が乱された様子から判断できた
(………っ…ふぅ…
最早神らしからぬ長い溜息を吐くと、旧神は迷い込んだものに向かって歩み始めた…
・・・・・・・
>>800
誰か、妙に覚えの無い人物が現れたのを知り、そしてその人物を旧神は見つけた
『・・・フォル ロセイ ジョール メイ? ズーウ コラーヴ ニド ノル ドヴ ド ハイ』
>>798
うう…。
(カレンの言葉を聞き、少し申し訳なさそうに顔を俯ける。)
私、私はレティシアです。レティシア・フラメル。
こんな見た目なんですけど、その、悪魔…です。
(少し微笑み、自己紹介をする。おずおずと、自分の種族も伝える。その時一度自分に生えている羽の色を見て苦笑いした。何故って、彼女の羽や角、尻尾は悪魔とは言い難いような白色なのだから。)
>>803
フォル,ロセイ,ファス,メイ...
深くまどろみを誘う森の奥より、絶対の意思を含んだ言葉が響く…
「.....カレンが連れている以上、即時排除は見送りましょう.....
しかし答えなさい、この地へ何を無しに来ましたか?ヴォラーン...』
光を妨げ、道を遮る葉を押しのければ、そこに見えるは従者の服を着た銀髪の女...
しかしそれでも、絶対の音圧は変わらずに天使とともにある悪魔に言葉を投げ掛ける
>>803
『へぇー、そうなんだ。悪魔のわりになかなか物分かりが良いじゃん、部下にでもならない?....なぁんてね、』
(あからさまにからかっているかの様な表情をした後、レティシアの反応を見て少し目を細めると、)
『....良いや、飽きたわ。ところでその羽面白い色してるね、イメチェンでもしたの?』
(今度はわくわくとした雰囲気で瞳を輝かせ、やんわりと彼女が高位の悪魔では無いことを察し問い掛ける)
悪魔…? 天使? 君たちは何を言っているんだ。悪魔や天使なんて存在するわけがないだろう!
( 二人の言っている内容が信じられず )
>>806
『貴方の常識は私達の非常識!この世界では常識に囚われちゃいけないんだよ!』
(ドヤ顔で決め台詞を言うと)
「…まぁ、カレン…貴女っていう人が派手好きなのは知っておりましたけれども…」
(くすくす、そんな感じで天使と定命の物言いを笑って)
「中々、私たちの関わりだって至極定命的だとは思いますけれど…
ともかくそこのジョールは困っておりますよ」
(静かにカレンに並び立つと、ぽすっと音を立てて友人の肩に手を置く)
>>804
『え、えっと、外をふよふよ〜ってしてたら、ここに迷い込んじゃって…。』
(出てきた彼女に若干圧倒されつつも、どこか間延びしたような声で答える。これでも彼女自身は真面目に答えているのだが。)
>>805
『この羽は生まれつき、です。
ずっとこんな色です…。
えと、良い色…ですか?』
(カレンの態度が少し柔らかくなった事にほうっと安堵の息を吐き、まだおどおどとしながらも問いに少し微笑みながら答える)
>>808
>>809
「そうそう!だって純白の羽って神々しくて清純ぽくて素敵じゃない?漆黒はちょっと重いから苦手なんだよね・・・・ま、凄い苦手って訳じゃないんだけど。」
(彼女は地味なのよりも派手な方が好きなのか、服装も全体的にパステルカラーで纏められているのが目に見える。)
>>809 810
「........やぁれや、はいはい...来訪の兆しがカレちゃんの様な理由なのは置いておくとし...
貴女、デイドラの名を冠する者で本当に合っているのですか?隣のカレちゃんの方が覇気を感じますけれど」
(片手で右目を覆って溜息を吐く、寸分の間に親友の隣にその身は移り変わると、上記...
(…本来の種らしく無い、この場に居る全員が言えた事では無かったかしらね)
そんな事も考えながら左目で前に佇む悪魔を眺める)
>>811
『あはは、私ってばそんなに無責任な人間に思われてる?人じゃないけど!』
(口では冗談を言いつつも、こっそりと出していた覇気を抑えて)
『それは私も気になるなぁ、貴女って本当に普通の悪魔なの?』
[昼下がり…]
「……………」
(……………)
ただ、無心に針を持つ手が静かに白い糸で何かを縫う…
徐々に出来上がって行くそれは、羽の生えた人の姿をしていた
「…………[チク]」
稀に、運の良い羽虫が彼女の頬に触れたりするが、本人は僅かな感触に
気を回す余裕が無いようで…
魔王の館、最上階…
の、屋根
引っ付けられた飾りに腰掛け、栞を挟んだ本を開く…
『池家の動乱』の68ページを探しながら見る森の空は今日も晴れ
「…………」
…内心は、晴れ晴れとは程遠い
「やっほーニャルちゃん!久し振りだね!」
(森を飛んで通過するとき木にぶつかったのか、全身煤だらけになって出てくる)
(……んっ…!!)
「かれっ……、……………」
元気の良い声を返そうとし、ススだらけのカレンを見て口を閉じる
「………まず、ちょっと来てくれませんか?」
(…相っ変わらず調子崩してくる…)
慣れたため息の後に手招きをすると、下の窓を開けて館に入る
「?良いけどどうかしたの?」
818:ニャルちゃん◆.s これでも旧神:2019/07/29(月) 22:14 ……
「…わざと言ってるんじゃないのですか?
そんな真っ黒けになって…」
中でタオルを濡らし、近くの授業員を別の場所へ払う
「…ほら、拭いてあげますから来なさい」
「有り難う、ニャルちゃんってば色々言うけど優しいよね!」
820:ニャル◆.s:2019/07/29(月) 22:23 「…何を言いますか、し・ん・ゆ・う特権です…」
照れ臭げにデコピンをすると、翼から拭き取る
「……けれど、何かして返してもらいますからね…お散歩とか」
「もっちもちー、勿論ただでニャルちゃんに優しくして貰おうとは思ってないって、ニャルちゃんは皆のアイドルなんだからさ?」
822:ニャル◆.s:2019/07/29(月) 22:32 はぁ……
「…人気者は貴女の代名詞じゃないのですか?…はい、綺麗にできました」
鏡を触手二本で支え、カレンの前に持って来る
…薄青色の網柄髪飾りがでこ上の髪に付けられて輝いて…
「勿論、オマケ付きですからね?…それにしても、なんでも似合います」
「おっ、可愛いじゃんニャルちゃん。凄いセンス良いんだね!」
(心底嬉しそうに微笑むと、無邪気にベッドの上を跳ね回って)
(ひょい)
「服が乱れてしまいますよ?…子供ですか、もう…」
触手でカレンを待ちあげ
「……………」
(同じ体勢のまま、先程開いていた本を開く)
「ほへー、面白いことしてるじゃん」
827:ニャル◆.s:2019/07/30(火) 20:21「……?」
828:ニャルちゃん◆.s:2019/08/06(火) 00:39 …月明かり…
(1人の使用人姿が、ランタン片手に広く、深い森を行く…)
「……」
注意深くその周りを眺め続ける
「ふーっ、ずっと歩いてたら疲れたなぁ....」
(ドカンと思いっ切りそこら辺に置いてある椅子へ座ると、辺りを軽く見回す)
「あーあ、何か面白いこと転がってないかなー」
ランタンの光はそのうち、何かを照らし出して…
「……私の親友みたいな事を言ってますが…さて、どちら様でありましょうか」
(ランタンを足元に置いて)
「....嗚呼、先客が居られましたか。どうも、平凡な使徒であり、多機能なオートマタこと、ルベリアと申します。今後お見知り置きを....」
(自分の周りに歯車をころころと転がせながら、恭しく御辞儀をする)
「貴女様の名前は存じております。確か....ニャルラトホテプ様、でしたっけ?」
…あら
「…物珍しい…私を呼ぶ時は皆、一度は間違えるというのに…
丁寧に有難うございます、るべりあさん…るべりあ…ルベリア?」
…とは、確か…
「:…ああ!カレンの!」
(途端にぱっと嬉しそうな顔になると、警戒も無しに駆け寄る)
「貴女がルベリア!ルベリア=アーティフル・コマンドなのですね!」
「___ええ、確かに私はルベリアです。見事に合っていますよ、流石ですね。」
(銀色の髪が歯車でガリガリと削れていき、その代わりと言わんばかりに後ろに付いている歯車が音を立てながら廻る)
「____ま、貴女にそんな事を知る必要性は御座いません。何故なら、私は生まれ変わったのですから。」
(瞳が以前の輝きを失っていた瞳とは違い、明らかに光り輝いた瞬間、周りにブワッと瘴気の霧が吹き荒れる)
っっつ…と
(突然の有害に触手で払い落として対処、幸い霧は届かなかった…が)
…ああ
「…何かの…冗談ですか?…森の再生も無償の価値では済まないというのに」
瘴気を浴びた木々が腐る風に倒れる様を見て、冷や汗…
「___厭々、冗談も何も御座いませんよ....だって、貴女様は此処で死ぬのですから」
(手をニャルラトホテプの方に開いたまま向けると、幾つもの歯車がそれなりの速さで飛んでゆき)
「さようなら、私はこの学園と世界を浄化しなければならないのですから。」
左様ですか
[ギギッ]
……
「…からと言って、はいそうですかと無抵抗になる私ではありませんので」
(またも触手、数十のうねりを束ねて歯車を叩き落とす)
「…私こそ、ニャルちゃん…旧なる神へ死への誘いを囁くのであれば
あなた様が何者であれ、その身に余る空夢という事を思い知るだけです」
………………
「___はぁ、せめてもの救済で、一瞬で消して差し上げようと思ったのですが....」
(わざとらしく肩を竦め、やや憂い気な表情をすると)
「貴女様はもう少し聡い方かと存じましたが、勘違いだったようですね....残念です。ならば、抵抗したら抵抗した分だけ嬲って差し上げます。」
(手のひらを目の前へ突き出した瞬間、周りの時が減速する。その中でも、彼女はいつも通りの速さでニャルラトホテプに向かい走ってゆく....)
………妙な事を
(…空間に対して絶対的な干渉力を持つ力、自分を切り離す事で
空間のみがそう…)
「……されど、私…赤の他人に消されたいと思う程都合のいい神経してませんよ」
部分的に…
(自身も時止めを発動したが、やはり同時に時間制御の及ぶ空間には
途方も無い質量増加が起こってしまった、自身の周囲が陶器の割れる様に…)
………あぁ、あぁぁ……
「………その時、さっさと終わらせて差し上げましょう」
そうでなければ私の仕事が増えるだけ…
(急いで数本の触手に時間停止を纏わせ、刺突を行う、
周囲の空間同様、質量増加が止まらない触手は自壊しつつも相手を襲う)
「___チッ、」
(触手の質量に流石に生身では押さえられないと踏んだのか、粘体を切り裂く特別製のナイフを取り出し、自らの元へと向かう触手だけを切り落とす)
「小癪な、大人しく私に浄化されてればいいものを....」
(自分に迫る触手をギリギリナイフで削ぎ落とした所で、ポケットから時計を取り出す。そしてそれを空に翳すと、周り一帯の時が交わり、複数のルベリアが現れる)
「平行世界の自分を連れてきました、単純に二対一と云った所でしょうね」
(二人のルベリアが同時に時計を掲げると、辺りの空間から無造作に鋏が現れニャルラトホテプに飛んでいく)
(苦悶の表情を浮かべるものの、その場から全く動かずに2人を見据える)
…舐めたな
『我が声,時に力の旋風を伴え,空の均衡を胸に,圧を解き放て』
[力,均衡,圧力]
『フゥス,ロ,ダ』!!!!
(千切れた触手の根元を切り離し、弾除けをさせつつも『声』を詠唱、
私の声として『吹き飛ばす大きな力』が鋏をバラバラにしつつ突き進む)
「…ッ!ゲホ…っぐ」
偶然とは辛いもの…
(吹き飛ばした鋏のうち一つが無防備な本体の脇腹を貫通する)
「あら、随分と余裕がなさそうですね。」
(周りの空間を元に戻し、地上に降り立つとスタスタとニャルラトホテプの前まで歩いていき)
「大丈夫ですか?何なら今浄化して差し上げでも宜しいですが。」
(後ろに銀色の時計塔をイメージした魔法陣が出現し、瞳が急激に光り出すと)
「【ホワイト・リコシェ】」
(鋏を両手に持ち斬り掛かると、高速で切り刻むかのように鋏を振りまくる。その額には何処か汗が滲んでいる)
(流石に焦り、相手の言動と様子が異なっていることに疑問を感じつつも…
『声』を出そうとするが、脇腹の貫通時に何かあったのか喉が動かない)
……声が…
「………」
(改めて集中を極めて眼を殺気に尖らせる…
余裕が無い以上はこれしか無い)
……業魂根塊
『デモンブランド』
(黒の衝撃波と共に少々後退、目眩しの残る間に
鋏を片手の鉄鋼鍵(暗器)で受けつつ、懐へ飛び込む)
「___グッ、」
(嫌な気配を感じ、咄嗟に飛び退く)
「消費の重い技を使ったのは失敗でしたかね....なら、もっと私の能力に合っている物を使わなければ」
(その言葉を言い終わった瞬間、ルベリアの周りの空間が捻曲がりワープゲートの様な物が出現して、其処に飛び込もうとする)
「時空を操れる機械を舐めないで頂きたい、私にはまだ策があるのです」
「………………」
…何を
(鋏の影響か、未だ『声』は出せず…その状態で、
何か別な攻め手を用意されれば対応出来るか…)
なら
「っ………」
(大きくブランドを振り下ろして魂撃を飛ばすと共に
数十本の触手を束ねて刺突させる、逃がさない意思を込めて)
………
「___【時よ止まれ】」
(あらゆる時が一切の分子すら逃れることを赦さず停止する、それは勿論彼女のワープゲートも例外ではない)
「ワープゲートで逃げるのは無理....なら、力で押し勝つしかないですね」
(数十本の触手を一時だけ見据えると、その触手に向かって幾千もの鋏を全方位から投げまくる。やや体力を消費したが、まだ問題はないだろう)
…………
(時が止まる世界を見据える…だが、それに特化した人物の時止めには
一切抗えず、時が動き出す瞬間まで…何も出来ず…)
「…………っっっ!!![幽界の剃刀]」
(動き出す瞬間、即座に触手を透明な刃として変質させて
全方位に勢いよく展開、防ぎ切れない分はブランドで弾き落とし)
[ザクッ]
……っうあ…
(…戦いのブランクは大きく、対応し切れない6本の鋏が
体の各所を貫通、ブランドを杖にして辛うじて立っている)
「…………」
(見据える目の殺気は変わらないが、またもや鋏の力か再生は進まない
動きそのものも以前と比べてノロっちいことに今更気付く…)
…ふっ……こんなんで…貴女に…越えるとか言ってしまうなんて…
(自虐的に心を染めるが、殺気を更に増してよたよたとブランドを構える)
「___ゲホッ、ゴホッ、ち、ちょっと時間停止を使いすぎましたかね....」
(口から決して少ないとは云えない量の血を垂れ流しつつ)
「....な、何はともあれ、これで終わりです。【ノスタルジック・バーチカルタイム】」
(自分の周りの時を加速させ、音速並みの速度でニャルラトホテプの方向へ向かっていく。)
……
[ニギッ]
(口元を緩めると共に歯を食い縛る)
こい こい きてみろ
(瞬間、速度関係なしに見据える目元以外が黒く染まる
ブランドは覆われる瘴気に隠れて見えず、ただ殺気の混沌が目に見えた)
刺し違える、気配でもあった
「おるぁぁぁぁああああ!」
(奇しくも藍色の今までで一番艶やかな瞳を極限まで開き、限界まで身体能力を気迫と根性だけで上昇させると)
「私は強い....お前よりも....姉様よりもだぁぁぁぁあああ!」
(巨大化させたナイフを、思いっ切りニャルラトホテプに振り下ろした....)
気迫負け
(ブランクは、こんな所にまで及んだ)
「…………!!!っっぐぅぅっ!」
(思わず殺気の瘴気を払われ、素の本体に巨大な凶器が振り下ろされた
…ブランドで受けるものの、衝撃の差に苦悶の声が響き…
………声)
……あ
『我が声よ,時にそれは纏う膂力,寄せ付けぬ鱗,伝説の『声』を呼ぶ』
ドラゴンアスぺクト
『強靭なる地上の竜』
(上半身が半透明な竜の鎧に囲まれたかと思えば、
尋常を遥かに超える膂力があ と言う間にナイフを押し返す)
「っっ……うう…」
…対…対、カレンの…切り札……
(嘆きながらも、相手を見据える)
「___クソッ、クソッ!どうしてだよ!どうして勝てないんだよ!」
(もう体力は限界に近いらしく、胸に時計を翳し体内時間を巻き戻して傷を癒そうとするが回復する事はなく)
「いちいち煩せぇんだよ....そんなに姉様が強いって云うのかよぉ!」
(ヨロヨロとしながらも立ち上がると、口元の血を乱雑に手で拭い、鋏を目の前に向けて)
「は....ははは....コレでお前も私も最後、最後の最後の小細工だ....コレが私の切り札だぁぁああ!喰らえぇえ!【禍深淵ノ太刀】ィ!」
(鋏が何重にも重なり続け、やがて八枚の鋏となる。そのまま禍々しい瘴気が鋏に宿り続け....見るにも恐ろしい魔剣へと姿を変えた。恐らく、彼女程の異常な精神力が無ければ闇に取り込まれていただろう。そのままその刃を、彼女は思いっ切り振り下ろした....)
………………
(…応ずる気も、喰らってやる気もなかった…
…特に強い別な気もあったが)
「[すぅっ]っ〜〜〜〜っっかぁっ!」
[ドガギギギギギギィ]
(思い切り息を吸い込み、残りうるすべての力と魔力を腕に回して…
白刃取りの要領を用いた無謀に近い防御を行い、どうにか止めることに成功した)
…………
(全霊の激突の最中、触手の数本を静かにルベリアの背後に回す…)
(背後にある触手には気付いていないのか、防御には全くの無防備のまま)
「オラァ!二回目だコラァ!」
(一回目の振り下ろしとは違い、今度は大きく横に凪ぐ)
「っつ!?まだ余力がっ…」
(触手の到達まで…間に合わない)
しまっ…
[ガ]
「……ぅ…?…」
(見れば、アスペクトの鱗が瘴気の刃を防ぎきって…)
…対カレン用に用意しただけあります
「…ふっ!」
(刃を押し返すと共に、近付いた触手で一気にルベリアを拘束にかかる)
「…応ずる気もさらさらありませんでしたからねっ!」
「___うおっ、なんだ手前は!」
(背後に触手が迫ってきているのにやっと気付き、拘束から逃れようと太刀を振りまくる)
「離せやこのクソが!いい加減手前邪魔臭ぇんだよボケがぁ!」
………掛かった
(今度は油断せずにアスペクトの防御を前面に押して肉薄)
「いい加減っ…落ち着いて下さい!妹さんっ!」
(両手で相手の腕を、触手で足と腰を拘束せんと《痛くないようにアスペクト解除》
ルベリアに襲い掛かる)
「____ギッ、ガァッ!?」
(太刀が空振りし、別の方向に大きく躯が反れる。そのまま太刀が魔力切れで砕け散り、)
「....畜生、何処かに武器が....」
(服は無残に破れ継ぎ接ぎだらけになり、躯からはところどころ血が滲んでいるが、瞳が段々暗くなりながらも武器を探す)
https://i.imgur.com/wNjiI0X.png
【現ルベリアはこんなん】
…っ!!?
(自分が聞いた…かつて聞いていた可憐な妹の姿とはあまりにかけ離れた現状に対し…
…少しの節句を要するが、すぐさま正気に戻ってルベリアを捕らえに掛かった)
「……ちょっとだけ、大人しくしててもらいます」
(…触手を展開する中、右手には注射器)
「....るっせぇぇええええ!偽善者がぁぁぁぁあ!」
(直ぐ様手元に唯一あった武器であるナイフを取り出し、最後の魔法を発動する)
「畏れ戦け!跪け!そして味わうがいい!正体不明の恐怖を!【クロス・ワールド】ォ!」
(....そして、時間は停止した。)
https://i.imgur.com/2AA1Irg.png
【昔ルベリア】
…嘘っ、まだ………ぐ…
(アスペクト解除を経た力では抗えず、再び視覚以外は停止した)
………
(傷は癒え、身体機能も復旧したものの…それでもフルコンディションとは程遠い…
精神的にもかなり追い詰められた状況)
「....これで終わりなんだ....此奴さえ死なされば、この世界の全員を浄化できる....」
(よたよたと歩み寄っていく、が....)
「____あ、」
(そのまま体力が限界に近かったのに無理をしたせいか、地面に倒れ伏せる。そして倒れて数十秒後に、時間停止は解除された)
…………
「っ …ぅっぐ…ふぅー…はぁ」
(息を吹き返して、脳内へ十分な酸素を送り届けた後に倒れたルベリアを見る)
……これなら
(特に危険も感じなかったが、触手の不快感で目覚めないとも…
そう考えると、出していた触手をしまい込み、その場でルベリアを
持ち上げ、足を抱えておぶることにした)
「……軽い」
…よし
(普通に運べそうなのでこのまま屋敷へ向かい始めた)
【そろそろ寝抹茶】
866:ニャルちゃん◆.s:2019/08/07(水) 14:15 魔王の城、使用人たちの長が住む部屋
(奇異の目で見られつつも…どうにか自室にルベリアを運び込んで
手早く消毒や治療と…、着替えを済ませる)
「……ーん……」
…変な損傷ばっかり…
(処理を終えたが、まぁ何処に連絡したものか見当も付かない
…親友と電話番号を交換しとけばよかったとまたも嘆きつつ、
仕方ないので自分のベッドにルベリアを寝かせ、自分は隣に椅子を置く)
………
落ち着いて、いろいろ考えてみたが…
さすがカレンの妹だけあって行動の理念が全くわからない
…何も分からないのでとりあえず寝顔を…
あら、カレンそっくり
(いらん事も色々考えてるうちに…)
「………ぅー…んー」
…座ったまま眠り始めた、やっぱり疲れたらしい
「......むくり」
(のそのそと起き上がると)
…………
「…すぅ…ん…」
(細かな状況変化を熟睡状態の彼女が読み取れる訳もなく
心地好さそうな寝顔を晒している)
……
・・・
「……(ん)…ぱち」
(脳内にモヤがかかる寸前、寝ぼけ眼が目の前の動きを捉えた)
……
「……あぁ?…お目覚め…の様ですね」
ふぁ…あ……ん
(座った姿勢を維持したまま、目をパッチリとさせてルベリアと向き合う)
「おはようございます、妹さん」
「___チッ、おはよう、偽善者野郎が。」
(明らかに嫌悪感を顕わにして舌打ちしつつ、心底苛立っているとでも言いたげに)
「またご親切か?お?私は一応お前を襲撃した側なんだが。」
「…いえ、カレンに嫌われるのは嫌なので」
(心中を吐露出来そうもない、流しつつ
何故自分を忌み嫌っているかを読み取れないかじっくりと眺める)
……
「…何を間違っても、今動いてはなりませんよ?
貴女自身の無理なのは言うまでもなく、その上この部屋は私の部屋ですからね」
「あ?煩ぇんだよ役立たず、私だって本気出せばお前なんか....グッ、」
(戦いで付いた傷が痛むのか余り躯を動かせず)
「あーはいはい、お気遣いどうもー。いちいち面倒なんだよ手前....」
………
(悪口を気に留めず)
「体の方はほとんど大丈夫です…本当に不思議なくらいですが、
思いっきり暴れたいのならここできちんと療養を取ること」
(「なので」と、席を立ち、備え付けの台所に向かう)
「…一旦は休戦してもらいましょう、リクエストはありますか?」
「___ふん、人間じゃない癖に人間のドラマに出てくる母親みたいな真似しやがって....つまんねぇな。」
(ギロリと思いっ切り目を細め、ニャルラトホテプを睨みつけると)
「....あー、リクエストはサルササンドとシーザーサラダな。」
(サラッとあれだけ悪口を言ったのに頼み事をしているのを浅ましく思いつつも、それを反省している様子はない)
「はい、只今…」
(少し、答えてくれるかと心配はした)
……それにしても…
(トマトを茹でつつレタスを剥がしつつ…人形の山以外に目の行き場のない、
来客からすればつまらないであろう我が部屋を見回す)
「……後でテレビでも持ってきましょうか」
…退屈そうですし
【そろそろ寝るんじゃあ】
877:ニャルちゃん◆.s:2019/08/08(木) 23:20 少しの間ののち…
時計の短針が3を指して 子気味良い静かな音を部屋へと流す
少しだけまどろんでいた白黒はぱっと目を覚ました
(あら、もう…)
「妹さん、もう用意ができますからね」
(少しの眠気が気分を良いものにするのか
ルベリアの方を向いて微笑と共にそう伝える)
オーブンから こんがりとした香り漂うサンドを引き出す
出来具合は悪く見えない そのことに安心してトレイに皿を乗せた
「....じゅるう」
(漂ってくる芳醇な香りを直接鼻に受けて、思わず涎が出てくる)
「ふん、まぁまぁ良く出来てんじゃねぇの?」
(怪我が痛むのか直ぐに立ち上がることは出来ないが、んーと軽く伸びをして)
聞こえた言葉に、遠慮なく口元を緩めて
「…そう言って頂けるのなら 私としては作る甲斐ありというものです」
手早く、チーズを切り刻んでリクエストのもう片方を完成させて
トレイを腕に乗せるとベッドの近くへ戻る…
「お待たせしましたね?…はい、リクエスト」
ベッドに病人用の机を取り付け、トレイに乗った二枚の皿、
フォークと、一応箸を置いて椅子に座る
(そちらに参加してもよろしいでしょうか?)
881:ルベリア=アーティフル・コマンド# hoge:2019/08/11(日) 14:50 >>879
「………へー、そりゃ御大層なこって。」
(軽く皮肉を口では込めて冗談混じりで言いつつも、うへーとでも言いたそうに顔を顰めて)
「……ま、一応作ってくれた事には感謝してやんよ。食い物に罪は無いし、食いっぱぐれないのは良いことだかんな。」
(嫌々とでも言うのだろうか、それでも作ってもらった義理はあるので仕方なく頭を下げる)
>>880
【別にいいっすよー】
(地面から緑の煙が湧き、その中から現れる)
ここが魔の森か…気味の悪い場所だな
とりあえず、サンプル採取といくか
(適当に歩きだす)
「....よう、そこの、」
(昼食を終えた後、適当に魔の森を散歩していて偶然ゲイレンを発見する)
「手前は....いや、貴方は一体何者なのですか?」
(少しボロい小屋から二人を見つめる)
…
「あんたもよぉ、一体何をしてるんだ?」
(マリトーにも向かって)
……………
(ちゃあんと食べてくれた様なので、それを嬉しく思いつつ皿を洗う)
「……ん?」
あら、何処へ…
(ふた皿洗い終えたところで漸く…ベッドからルベリアの姿が消えている事に気づく)
…姉に似てじっと出来ない人
「…」
(ため息を吐き、全ての皿を急ぎで洗いに掛かる)
私はここに住んでるだけですのでおきになさらず
889:ルベリア=アーティフル・コマンド◆Ac :2019/08/12(月) 09:32「そうですか、わざわざこんな鬱蒼としているところに住むなんて貴女も物好きですね」
890:マリトー・デリーヌ◆y. hoge:2019/08/12(月) 09:36ここに飛ばされたので家主の方にすませていただいてるだけですよ…ここなら食料に困りませんし
891:ルベリア=アーティフル・コマンド◆96 hoge:2019/08/12(月) 12:18「はん、そうですか……ま、どうせ最後に笑うのは姉様なのでどうでもいいですがね。」
892:ルベリア=アーティフル・コマンド◆96 hoge:2019/08/12(月) 12:23【わざわざ説明文に可愛い!とか最強!とか入れる人何なんだろうね】
893:ゲイレン ミーコ 古を求める者:2019/08/12(月) 14:15>>884 俺か、ただの探求者の魔法使いだよ
894:ニャルちゃん◆.s:2019/08/12(月) 18:22 現在地:魔王の城周辺 魔の森深部
「妹さぁん!…妹さーんっ!」
(鬱蒼として広過ぎた森を歩きながら、探し人に呼びかけ)
…もっと念を押すべきでしたか
(またも後悔しながら、それでも行動を辞めずに歩き続ける)
「………なんだ、貴女達は元々この森の住人だったんですね。無礼を働いて申し訳御座いません。」
(恭しく頭をゆっくりと下げると)
ふわぁーあ…
897:カレン=アーティフル・コマンド◆96 hoge:2019/08/12(月) 20:22「ん?大丈夫?こんなに瘴気の多いところに居たら苦しくなっちゃうよ?」
898:ニャルちゃん◆.s:2019/08/12(月) 20:40 ……………
「妹さぁーーんっ!…妹さんっってばぁっ!…はぁ」
(かなり探したが影の一つ見られないルベリア
そしてその状況にいよいよ焦り始める…)
…うう…魔王様から森の操作権限を預かっておくべきでした…
「妹さぁーーーんっっ!お身体が万全ではないのですからぁっ!!」
……〜♪
(こっそり森の中に鼻歌を歌いながら入ってくる)
「………あ、何か知らない方が居ますかね?」
(ゆっくりと後ろに振り向き、紳士服の男に目を向け)
「あんた、何もんだ?見知らん奴だがよ?」