復活は近い、真紅の復活は近い…はずなんだけどなぁ…
……どーにもうまくいかない感じ…
さて、計画はじょうずに進むかね?
…正解は誰も知らない
【ドンッ】
「…あげるって言った?」
(押し倒す)
………え?な、なんで?
(困惑の表情を浮かべている)
「…私のイタズラ返しは…」
【 ピンッ 】
(酒瓶の栓を抜くと同時に【薬】を仕込み)
「まぁだ終わってないのだー♪」
【 とく とく とく 】
(ヴェルの口の上で酒瓶の口を傾けた)
……?んぐ…んぐ…ぉ…おい…し…ぁ…?
(違和感を覚えながらも飲み続ける)
【 とく とく…】 【ぴっ】
(全て注ぎ終えて酒瓶を投げ捨て…)
「……(にこっ」
(上体を起こして、空っぽの薬袋をぴらぴら…)
『 鬼用 興奮剤 』
「じゃあねー」
(ウキウキした気分で扉に近寄り)
………ちょっと待て…
(ナイアの腕を掴む)
…こんなことするってことはぁ…そういうことかぁ…?
(既に顔は真っ赤で)
「【びくっ】…あ、あれ…すぐには動けない筈じゃ…」
(そっと袋を見…『使用分量によっては 麻酔症状を乗り越えた
極めて高い興奮状態に陥ります』………)
「……っ」
(血の気が引くのが自分でも分かり、
何とか言うか動くかして手を振りほどこうと…)
………あのさぁ、鬼のそういう欲求しってんのぉ?
…お酒飲んでて、私に勝てると思うなよ…??
(ベッドに放り投げて、そのまま上に乗る)
……こういうことしちゃ、だめなんじゃないのぉ?ナイアぁ…くひひ…
(顔はお酒と薬の効果で赤く、息も荒い)
「ひゃっ!」
【どすん】
「っ…何すっ…」
(すぐ上には さっきから悪戯し続けた私と同じくらい可憐な女性の顔)
「ぃ…っ!?…(力…強っ…!」
(焦りに焦った自分の力は鬼の前に意味を成さない、言葉も焦りから
口の中だけにとどまる…抵抗が 出来ない)
「……っ!」
(どうしようもないことが認められずに 顔を横に向ける)
………………ちゃんと、顔向けて、逃げないで…
…あたいから顔そらすな
(四肢を氷で固定した後、顔を無理やり向けさす)
…悪戯好き…誰に似たんだろうねぇ…ふふ……ま、どうでもいいけど…
…元々鬼は女はそういう風に扱う種族だし…
(舌舐めずりしながら、じーっとナイアを見て)
「…ぁっ」
(微々たる抵抗すら許されずに 危険な状態のヴェルを見上げさせられた
…弱々しく睨みつけるぐらいしか出来ない)
「………駄目…」
……………そんなんいわれてもさぁ…自分が悪いんだよ…?
…ちゃんと分かってるの?あたいをこんなんにしてさぁ…
…自分が今回は悪いんだよ…?
(じーっと視線をそらさず耳に囁くように小さく喋り、ナイアの様子を伺いつつ、部屋を少しずつ寒くして)
(意識はしっかり繋がっている… どうにか手の体温を氷が溶けるまで上げて…)
【 ぞくぞくっ 】「(ひっ…)…謝れば……いぃ…?」
(背筋を何か電流のようなものが伝い、目を逸らしてぐっと堪える)
……「…(…心配するほどの事…する訳ではない…のかな)」
(下がっていく部屋の温度を感じて ただ単に痛みに堪えさせる事なのか、と思い)
…………にひっ(にこっと満面の笑みを浮かべた後、ナイアに答える)
だーめっ……おしおきたーいむっ…ってやつだよ…
あたいをなめてんじゃない…っての…
(耳を甘噛みしながら、小さく喋り、少しずつ徐々に噛む力を強くするが、痛いとは思わせない)
「ん''っっ!?っ ひぁ……うっ…
な…何…やって…!」
(刺激が瞬時に頭を駆け巡るが 解放されている腕を…
ヴェルを抱き込むようにして背に回し、どうにか思考を呼び戻してキッと睨む)
………何って、こういうことしてほしかったんじゃないのぉ…?
…あたいにさぁ、あんな薬飲ましてさぁ…
…ふぅぅぅ…ひゅぅぅ…
…ぁ、ちょっと待っ…
(耳に冷たい息を吹きかけるが、腕を忘れていて、掴もうとする)
「【ぞくぅっ】ひゃぃっ!!?…違っ……このっ!」
(腕が緩みかけて、思考がとろけそうになりながらも
掴まれないようヴェルを本当に抱きしめて、今度は脚の氷を溶かそうと)
……わぁ、積極的…じゃないよねぇ…
………むぅぅ、抵抗とか、ずるいずるい…
…あたいは我慢してやったのに…ふーん…?
そっちがそうならこっちも…こうだからねぇ?
(腕を引き剥がした後……目が光ったかと思うと、再び四肢に氷の枷がついて、前より頑丈で冷たいものになっている…
…安心した後、顔をナイアにゆっくり近づける)
「あぁっ…ぅ…」
(動かせなくなった手足…、早速大きな抵抗は出来そうもなくて)
「…っ!…そもそもっ…貴女…女の子っ…」
(目を逸らして、叫ぼうとした
けど 意思に反して熱っぽくなった体がそうはさせてくれない)
………こういうことに、性別なんて関係ないでしょ…?
……じゃ、おやすみ、楽しんでいってね…
…あ、わかんないか、何も…
(目を氷で覆い、気絶させる、最後に見た顔はにやりと舌を出している姿で)
はぅっ…
「……ーーーっ!!」
(急に暗くなる視界 必死で首を振ろうとしても 体の自由がまるで効かない
……それでも 私の体質として意識だけはしっかりと残っているのだ…)
(…もしかしたら…気絶したふり……したら…)
何も、しない…んだろうか
(僅かな希望を持って 体の動きを止める)
…………じゃ、いいかな…?
…いただきまーすっ…!
(部屋が暗くなった後、さらに冷えて、氷ができて、脇や太ももや足裏で溶けていく、こそばゆい感覚が、じわじわ襲う)
ーーーーーーーっっ!!
(ぴくり ぴくりと反応してしまうが なんとか気絶の域を出ない
反応を示して 思考を途切れさせないよう 刺激と戦って)
……あー、いいねぇ、この感じ…やる気がムンムン湧いてくる…
……にひひ、気絶してるからいいよ……ね…?
…あ…れ?…あたい…何を…
……あぁっ!?ごめんごめんごめんっ!すぐ解くねっ!?
(酔いと興奮状態が冷めて、慌ててナイアを纏っている氷を全て溶かす、
……溶かすということで、びしょ濡れになる)
はっ はっ… はぁっ… ぅ…
【 がっ 】
( 安全が確認できて… ヴェルの上体に抱きつきながら 少しの安心を得て
何とか 呼吸をして… 頭や体の熱っぽさは 水が流れると同じに溶けて流れた)
…ふーっ…ふーっ
(けど、抱きつきながらも呼吸は荒かった)
……ご、ごめんね?あたい…何してたか…分からなくて……お酒飲んだのは覚えてる…けど…
……だ、大丈夫…じゃないよね、ね…?
(ぽんぽん背中を優しく叩きつつ、頭も撫でながら、少し部屋を冷やす)
…
「…はぁ…はぁ」
(だらりとヴェルの方に全体重を傾ける…軽いが
ヴェルの肩に顎を乗せて安定してる頭以外、本当にだらんとなって)
「……ヴェル…もう…お酒……禁止…」
…うぇぇ!?そ、それは無理だよぉ!!?
お酒禁止は死と同類っ!!というか分かんないけど今回はナイアちゃんが悪いんじゃないのぉ!?
…むぅぅ…とりあえず休むんだったら休んでおいて…
(よしよしと頭を撫でながら、異論を唱える)
「……うるさい」
【 どしん 】
(また押し倒して その上でうつ伏せ)
…
「……後でお酒あるげから…黙って」
(倒れてる方が ヴェルは寝心地がいい)
……ぅ…わ、分かったよ…
…あ、これ気持ちいい…寝れるかも
(不満顔で、ナイアをじっと見て)
「……ひゅー…」
くー…
(特徴的な寝息、そのままヴェルの上で眠り始めた
結構疲れたらしく すぐに眠りに落ちた)
……あー、なんか、ごめんねぇ、あたい…まぁ、なんか悪いことと良いことをした気がする
(よしよし頭を撫でてじぶんも寝始める)
…………
【 ぺしっ 】
(眠りのさなか、無意識に尻尾が動いて全く痛くない殴打をヴェルの足に叩く)
「……ぃー」
……ぅー…ぁー…?
……ふぅ…
(部屋を冷やしながらウトウトゴロゴロ)
……【 ぎゅー 】
(ゴロゴロされてヴェルという枕が離れそうなので抱きしめてまた眠る)
………あぅぅ…
…よいしょ…
(氷の壁を作って、またゴロゴロする、その後ベッドの下に入っていく)
………ぅうむ…
(ヴェルにくっついたまま)
・・・
「っっ…ん''ああ''ーーーーー…っふぅ…」
(もぞもぞとヴェルの下から這い出て、大きく伸びをする)
「… … ……ありがとヴェッちゃん、良い寝心地だった」
(腕を伸ばし、足を伸ばして体を鳴らす…)
「…あと、認めたくないけど私くらい可愛かった」
トリップ、ミス
641:ヴェルメリオ◆rDg 氷の小さな鬼:2019/09/28(土) 20:39 ……へくしっ…んん…ぐぅぅ…
(くしゃみをした後、幸せそうにベッドの下からゴロゴロ出てきて寝ている)
「……」
【 ぽふん 】
( 後ろを向いて ヴェルの顔を尻尾でペシペシ)
「…悪いことしたなぁ…これで許してくれる?ヴェッちゃん」
(シャツの裏から 酒瓶一本を引き抜く)
…って、聞いてないか…
……んぅ…せぃっ…!
(寝たままお酒だけを取り、そのまま抱き枕のように抱えて眠っている)
「……ふっふっふっ!」
【 ジャパン 】
(発泡スチロールの箱をヴェルの隣に置く)
「…お詫びっ」
(マジックで、箱の上に......書いたあと、ドアへ)
………んぐ…ぁりがとねぇ…ナイアぁ…
(寝言)
「……お冷まくらめ」
(にんまりとしながら、部屋から出て行った…)
……あ、残りの人聞きに行ったんだった
「まいっか」
………あ、どうも…
(マントを羽織って顔が見えない何者かが通り過ぎる)
【 ひょこ 】
「出会って早々失礼しますわよ、どうどう」
(当然のようにその人物の背の上)
……ど、どうどう?…失礼なのはいいが…何か用か?
(少し困惑しながら、顔を見せずに、問いかけ)
「わたくし、新たに此処に住むことに決めた者ですの…
今は共に住む方々に挨拶をして回っておりますわ、あなた様は
此処に住む方ですの?」
(ジロっと顔を見て)
……あー、い、いや…その…まぁ、ここの住人と親しいというかだな…
…一応、住んではいるが…わ、悪いがこの辺で…
(フードを強く被って、すたこら逃げようととする)
………
「…何から逃げようとしていますの?わたくしは先程から
あなたの背中を拝借しているのですけれど」
(普通に張り付いて じっと)
…え、えぇ……
……い、いや、来なくていいから…
(慌てながら)
……
「……ふぅーむ」
すぅー
「「皆さまぁぁぁぁぁぁあぁぁっっっ!
この挙動不審なお方は一体誰ですのぉぉぉぉぉおぉぉおぉぉっっ!」」
声量MAX
…わ、わぁ!?ちょっと黙れ貴様っ!!?
少し黙っていろっ!?
(口を塞いで少し慌てて)
「きゃっ…【 むいっ 】いやぁーっ!助けて誰かぁーっ!」
(身をよじって口を自由にして)
…わ、分かった!分かったからちょっと黙れ!?
我の部屋連れて行くから…!
(四肢を土で拘束して無理やり連れてく)
「ぃやーーっ 変態ーーっ!攫われるっ 誰かぁーーっ!」
(破壊できそうな、土…抵抗できそうな、力加減…まだまだ大声出せそうな…
しっかりとした余裕を持って楽しげに男の腕にしがみつく)
…………はぁ、うるさいぞにんげ…邪神っ!!
少しはだまれ貴様!?ほんと耳が壊れるかと思ったぞ…?
(イライラしながら部屋でこちらも怒鳴り散らして、指差して大声で説教)
「【 べりっ 】あらあら、まぁ…微塵も話さずかさかさ先行くあなた様も
悪いですことよ、そうカッカしないでくださいまし」
(土剥がし)
…………た、確かにそうかもしれぬがな…?邪神…少しは自重しろ…?
…全く…
(ため息をついて頭を抱える)
「別に わたくしはこれで自重してますのよ
旦那さまも、このお城の再建やお掃除が必要になった方が良くて?」
( 勝手に部屋の設備を使って下手だったはずの調理をこなす)
「クッキーが良くて?」
………だ、旦那様??い、いや別にいらないのだが…
……というか邪神、お前我が誰か分かっているだろ…?
…なんというか、残念な美人というのだろうか、これは…
(呆れながら土で作った椅子に座って)
「あらあら旦那さま、わたくしのお口から貴方について言ってしまえば
そのきれいなフードの意味がなくなってしまいますのよ、勿体ありませんわ」
( かまわず、出来たものを皿に並べて机に置く )
「ミスリード、なぞなぞ!...わたくしってそんな本が大好きですのよ
そしてそんな本では...人と話すときに紅茶とクッキーは欠かせませんのよ!」
………???よく分からないが…そういうことなのだろうか…?
…まぁ、いただくが…
(クッキーを一つつまみ食べる)
「紅茶もいただいてくださいませ、そして断らないのがジェントルのマナーですのよ」
(向かい側の席で、紅茶を…)
「…あちっ……うぅん、ほら 良い香りがしますわ」
………む、むぅ、確かにそういうものなのかもしれぬが…
…我、普通に出て行っていいか…?忙しいというか…用事が…
…確かにいい香りだがぁ…
(クッキーを静かに何枚も食べて)
【 チーン 】「あら」
( 大型オーブンからまた何か… )
「スコーンも作ってみましたの、旦那さまのような方には
こちらが良くって?」
(ほろ苦いコーヒー、そしてクッキー皿にスコーンを並べて)
「どうぞいただいてくださいまし」
………おい話聞いてたか邪神…我忙しい…
…食べるが…
(ぽりぽり一枚ずつ食べ、紅茶をゆっくり飲む)
(手を合わせて 笑顔)
「あらあら旦那さま、こういう時の出来るジェントルは通さなければならない事を
レディにそれをキッパリと伝え、尚且つ傷付けぬようにそれを成功させねばならないのですわ」
( 手づくりハニードーナツを皿に並べて )
「わたくしをレディーと認めているのですから、旦那さまは
出来るジェントルとしてのインテリジェンスを求められるのですのよ、お分かり?」
……お、おう…?…分からないのだが…むぅ…
…我は早く帰りたいのだが…
………美味しいがなぁ…
(もぐもぐ静かに食べて、呆れて)
「・・・うーん…旦那さま、もとい…あなた様って妹から聞いた
魔たるものの王に就くお人のイメージとは違いますのね、何故かしら…」
( 黒とは別の手が伸び、男の前にバジルソースサーモンサラダが並ぶ)
「…人の個々は違います、魔王さまと同じ肩書きであるだけで
同一視はしないで下さい…」
「姉さま」
………今日はやる気が出ないというか、赤の日ではないからな…あまり元気がないのだよ…
…それに、今回は普通に用事があるだけだからな?
…で、なんだ貴様ら…
(呆れながら答えて、食べるのをやめ普通にでようとする)
(サッと扉の前に白黒が手を伸ばす)
白黒「姉様が切り出さないので、私から言わせてもらいます…
この度、姉様がこの城へ移り住む事になったのですが、その許可と挨拶を
して回っている最中なのです…して、姉は貴方様に」
黒「挨拶しに来たのですわ、ニャル…肝心な所は私が言うから
貴女は必要以上に言葉を並べないのよ」
「はい」
(黒が男の隣で)
「…改めて、こほん…わたくし、黒河 凪江は 魔王の旦那さま…
この城へ移り住むにあたって、貴女さまに挨拶をしに来ましたわ」
……うむ、よろしく頼む…が、邪神だよなぁ?
…まぁいいが、して、こちらの挨拶も必要か?
(椅子から立ち上がり、手を差し伸べ)
「えぇ、こういった場ではお互い当然ですものね」
【ズン】(通常握力900kg及びそれ以上)
「よろしくお願い致しますわ!魔王の旦那さま」
やっぱり笑顔
…………あー、じゃあ改めて名乗らせていただこう…
…クリムゾンだ、よろしく頼むよ
(何事もないように接している)
「……ナイ=ア、と申しますわ」
(片目を閉じて)
「妹の非礼はお詫びします、あなた様の小間使いにでも
私たちを使って下さいまし」
「……」
………いや、別に使う気はないが…
…まぁ、よろしく頼むよ
…ナイアで、よろしいか?
(少し困惑しながらマントとフードを外して)
「…えぇ、良いですとも…ね?ニャ…」
(扉の近くに居た白黒は、消えている)
「…また」
ため息
……なんというか、苦労しているのだな…
…まぁ、頑張ればよいのではないか…?
………(部屋から出ようとする)
「…えぇ、あなた様も…」
(こっそり魔王の背に........すると、先に扉へ)
「…あと…」
「ザレッドは、頂きますわ」
(また片目を閉じて、先に出ていった)
………まぁ、好きにしろ…
…それは、喜ぶだろうしな…
(あくびした後、地面に溶けるように潜る)
・・・
「……んーーっ…さぁて…」
(すこぉぉぉし、伸びをして)
「…そろそろ、会いに行ってあげよっと」
(るんるんステップ)
「………ん?」
(廊下の途中で見つけたモノ…それは)
「……ふひひっ」
(どういうタチのものであるかなど、気味の悪い黒の笑い声1つで分かる事だった)
【 ドンッ ドンドンドンドッ 】
彼の部屋が 音からしてやかましいノックに襲われる、
間髪入れずに 今度はよく響く声が…
「ザレッドー!私が訪ねて来ましたよー!」
……………うるせぇ!!!
お前なぁ!?今俺様寝てたんだぞ!?やっと久しぶりのぐっすり1人睡眠してたんだぞっ!?
クリムゾン様復活させるために寝てなかったし、森ではナイアがいたからあんま寝れなかったんだぞっ!!
…はぁ、で、何の用?
(腕と手の抱き枕を持って、寝ぼけ眼を擦りながらパジャマ姿で出てきて、少しイラつきながら鬱陶しそうに答える)
…
( 当然のように脇から部屋へ滑り込んで… )
「一緒に寝に来た」
( それまた当然が如く、怒り心頭を気にした様子もなく服を着替え…る)
あぁー…なるほどなるほど寝にきたねぇ……寝に来たぁ!?
はぁ!?おま…ばかばかばかっ!別の部屋とかで着替えろっ!俺様の前で着替えるなっ!!
(顔を隠しながら完全に目が覚め、大声で怒鳴るように)
【 きゅ 】( 彼の服を引っ張る )
「もぉいいよ、ザレッド…」
( 黒色、全体的に薄い夜着で ザレッドを引く )
「…キミも眠いんでしょ、謝るから早く行こ、キミの布団に
私も同伴させて欲しいんだ…」
( 心身ともにグイグイと )
…いや、いやいや、お前一応女なの自覚してる?
…あのさぁ、お前あいつだったら絶対襲うよ?やめとけやめとけ…!
いやまぁ眠いけどさぁ…今結構面白い本読んでるの…タロットとか、エジプト9栄神とか、柱の男とか…そういうのがのってる本…
…あーもう引っ張るな…
(少しめんどくさそうにしながらわざと引きずられて)
… 【 ずー 】
「そんなに面白い本ならキミが私を脇に置いて見れば良いじゃない…
あったかい抱き枕って、本読むときもあって困らないものでしょう?」
( ザレッドをベッドの横まで連れて来て、布団を整え
上に乗ってあったコミックを枕近くに置いて…)
【 ぱすっ】
( 先に横脇に転がって )
「…自覚も何も、キミ以外に私からこうなる事なんて無いから」
……あのなぁ、ナイア…は知らない?かもしんないけど…あのニャルでさえやばかったんだからな?
…なんか、それはそれで恥ずかしいが…
……はぁ、分かった分かった…
(首をコキコキ鳴らしながら、ベッドに向かい)
(ザレッドがベッドに入りと、直ぐに体を寄せて)
「…ねぇ、ザレッド…」
悪戯するでも無く 揶揄うでも無く
「…ごめんなさい、迷惑ばっかり」
……あ?別にいーけど…今更だし…
…つか、メソメソすんな、尻尾デコピンするぞ…
(コミックを読みながら、少しボソッと言って)
【ぱす】
(件の尻尾をザレッドの脚に乗せる)
「…私だって気にするモノは気にするよ…言える人がいないってだけで、
知ってる人も居ないだけの話…今はお触り禁止、後でなら良いから」
(最後だけ語気を強めて)
「……暴露の矢継ぎ早で、申し訳ないけれど…
私が、直したほうがいいっ…て、所…知ってたら、教えてくれない…かな」
………無防備な所かな…そこんとこは直した方が良いと思うよ…
…まぁ、正直…俺…ねむ…だけど…
(ウトウトしながら、ナイアの方にごろんと転がり、眠そうに目を擦って)
「…それだけ…、…」
( ザレッドの背に腕を回して、彼の胸に顔を埋める)
「…じゃあ キミの前でだけ…にするよ」
…い、いやいや、俺の前でもやめ…
…というか何して…
(困惑しながら抵抗はせずに)
【 ぎゅー 】
……………
( その体勢のまま 互いの体を密着させて…
…何も、しなかった )
………
「…おやすみ、ザレッド」
( 程よい体温が 柔肌を通じて伝わってくる…
黒から伝わるものは ただそれだけになった )