とある街、とある路地、そんな場所にひとつ、紙が貼ってある
そこに書かれているのは、願いを叶える何でも屋の話
何でも屋『雅』
【初めまして
この貼り紙を見つけられたということは、貴方様にはなにか望むものがありますのでしょう
もしも当たっておりましたら、どうぞ『雅』に足をお運びください
不死の霊薬でも、若返りの秘薬でも、どんなものでも取り揃えております
用心棒でも、復讐代行でも、どんなものでもお受け致します
この貼り紙を見たあなたに、どうか幸せがありますように】
そしてこの貼り紙を読み終えたあなたの前には、何でも屋へ繋がる道が見えることでしょう
常連客の皆様は『ご縁』をもって足をお運びくださいませ
α「うへぇ、ほんとに噂通りぃー、ひどいねぇ、この店じゃだぁれも悪いことは考えてないよ、少なくとも…ぼっくんが中身を知らないオネーサン以外はね、ねぇ?『ルチア』オネーサン」
(ペロリと飴を舐める)
「─おい、アルファ、つっかかるくせなおせっつただろ」
α「、わァ」
(後ろから、声がかかったと同時に、ぐんっと首元を後ろに引っ張られる)
叢雲「…わるい、雅、邪魔したな、こいつは回収する」
α「えー、なにぃ!いーじゃんかぁ!」
(そういってズルズルと座敷の方へアルファを引きずりながら戻ろうとする、190cm代が腕をバタバタとしているので運びづらい)
「……」
(黙ってアルファの発言を聞いているが、彼女の意識はゆっくりと近付いてくる隻腕の男に向けられており)
「Ciao〜(さよなら〜)」
(隻腕の男に引きずられるアルファに変なのが居なくなったと言わんばかりの笑顔で手を振り)
「ねぇ。彼、一体何者?」
(アルファを引きずっていく隻腕の男の姿を見て何かを察したのか、店員のぺストマスクの先端を握り目を覗き込むように顔を近付けて問いかける)
雅「お、わ…?おきゃくさまですよぉ、おふたりともうちのじょうれんさんですぅ」
(いきなり自分のマスクを掴まれたことに少し驚きつつ、答える)
雅「あんまりつかまんといてくださいぃ〜」
(怒る気配は微塵もないが、困ったように笑う)
( 騒がしい店内を見渡しながら先ほど貰った飴を舐め。甘音様、そういえばあの女の方見えてないんだけど大丈夫かな、なんて考えつつ。先ほどのことを思い出し少し困ったように眉をひそめる下げながら、隣にいるお茶を啜っている人物(?)に話かけ )
「 …叢雲お兄さんは、あの女の方に気づいていないのかい?、見た感じ、なんか随分と、その……執着されてる感じだったけど 」
レメ「ん〜?あァ、全然気づいておらぬぞい、あやつは『見えぬ』からなぁ、あまりにもそちらの方向の力がうすすぎて、雅の店の小道具をつこうてもほとんど見えぬ」
(とんでもない話じゃ、と茶をすする)
「…?」
(ちらちらと聞こえる『気づく』や『見える』とはどういうことか…と思うが口にはださない)
>>671
レメ「…?、!…お主も来るかえ」
(ちょいちょいっと、首を傾げる彼女に疑問符を浮かべるが、何となく察し、話に混ざるかと手招きしつつ声をかける)
「 本人に害が特にないならいいんだろうけど……美人さんなんだけどその、なんか怖い感じしたから 」
( その言葉をきき少し困った笑顔を浮かべながら、先ほどの言葉や笑顔を思い出し目をぎゅっと閉じて。まぁ美人の真顔は怖いってお姉さまも言ってよなぁなんて思い出し、ころころと表情を変えて )
(手招きを見てレメゲトン達の方へ行く)
「…どうした?」
(何故呼ばれたか気づいてない)
>>673
レメ「…いや、害ならとうに出ておるよ」
(凛の問いかけに、今までの笑みを消し、目を細めてそう告げる)
レメ「そりゃあ怖かろうて、あれはそんじょそこらの異形では無い……あのくそ…竜神と同列の─『神』さんであるからな」
>>674
「不思議そうにみておったじゃろう、わしらの会話を、妙な言葉が多く気になったのではないか?」
(寄ってきた彼女にそう答える)
「 神様かぁ…あんまり好きじゃないな 」
( 害出ているという言葉を聞くとさら表情を曇らせて、乾いた笑いを零して小さな声で呟き。ゆっくりと視線を一人で佇む昔からの知り合いに向けて、小さくため息をつき。小さい頃から神様を嫌っている彼女はどう思うだろう。そんな事を考えながら小さな声で呟いて )
「 甘音様は、見えなくて正解なのかもしれないね 」
レメ「見えぬほうが良いし、関わらぬほうが良い、あんなものは、出会わなくても良いものじゃ、…………まァ、それを言うてしまえば、わしも例外ではなくなるがな!」
(パッとまたいつものように笑う)
レメ「あれに現状気づいておるのは、わしとアルファ、ィアも感覚で気づいておるであろうなぁ、当の本人である叢雲は何も知らぬ、何も」
(困ったもんじゃ、と肩をあげる)
「 本人が気付かなくて、知らないならいいのかもね、こういうのに何が正解とかないから難しいけど……こういうの『 どんかんおとこ 』っていうんだっけ? 」
( その言葉をきき困ったように笑いながら視線を戻して。一瞬女神様方を向くも視線を戻し飴をもう一つ口に放り込みカラコロ転がして)
レメ「呵々、まァ鈍感ではあるのだろうが、……『わざと見せていない』という可能性もあるからのぅ」
(じぃ、とこちらは叢雲の背後に浮くそれをみる)
「…まァ、知らぬほうが良いのは確かじゃ、…叢雲が知れば、酷く壊れてしまう様なことを、『あれ』はしでかしておる」
「 ……そういえばあの女神様は何を司る神様なの? 」
( 同じように恐る恐る女神様を見ながら、奥歯で飴を噛みしめながら、こてっと首を傾げながら尋ねて )
『教えてあげましょうか?』
(急に、声がかかる、それは魔人の声ではない、美しい女の声)
『知りたいのかしら、可愛い人間、あなたはあの子を見ないから教えてあげてもいいわ』
(目の前に居るのは先まで叢雲の背後に浮かんでいた『それ』、美しいそれは、彼女らの目の前で、そう告げる)
レメ「…やはり聞こえておったか、女神殿」
『ええ、ええ、聞こえているわ、だってあの子と私の話をしているんだもの』
「 ……っ! 」
( 目の前に立っている彼女を見て表情をこわばらせながら、飴を一粒口に入れぎゅっと目を閉じて。ゆっくりと目を開けば、困ったよう笑顔を浮かべて、いつも通りに振る舞い )
「 …噂話されるのはいやだったかい? 」
『いいえ?噂なんて慣れているもの、神なんてそんなもの、そんなものなのよ、可愛い人間、それに私の性質上、噂なんて耐えないわ』
(くすりと微笑む)
『私は【勝利】と【愛】の神、素敵でしょう?そう思わない?』
(浮かんだまま胸に手を当て肘を上げ顎を引き、そう楽しそうに女神は告げた)
>>675
「…ぇ…あぁ…見えるとか…気づく…とか…何の話をしてるのかさっぱりわからないな」
(気になっていたことを読まれ驚く)
>>684
レメ「…ちなみに、おぬしこれは見えておる?」
(そう傍に浮く女神を指さす)
『ふふ』
(指さされることにも特に何も言わず、笑みを浮かべている)
「…?…なにか霊的なものの話か?」
(よく目を凝らしてみるも何も見えない)
レメ「うーむ、まぁそんな所じゃのう、似たようなものじゃ」
『見えないのねぇ、でも、でも大丈夫、私、それでも『愛して』あげるわ』
(するりと見えない彼女の頬に手を伸ばし、触れない程度の場所で輪郭を空になぞる)
「…そういうものが見える機能は備わってないな」
(全く気づく気配がない)
レメ「呵々、まァ知らぬほうが良いよ、見えぬほうが良い」
『、ねぇ魔人、ひっぱるのをやめてくれるかしら』
レメ「やめぬわ阿呆」
「…そういうこともあるか…できれば見てみたかったが…」
691:◆RI:2020/12/07(月) 18:50 レメ「あー、ィアに頼めばそういう小道具は出てくるであろう、気になれば言えばいい…が、」
(店の真ん中の方で新たに来た客にマスクを掴まれている店主を見ながら)
レメ「…まァ、とりこみちゅうじゃの」
「…まぁそこまでして見たいわけではない…時間とらせてすまなかった」
693:◆RI:2020/12/07(月) 19:03 レメ「ええんじゃええんじゃ、呼んだのはわしじゃしの」
『…ふふ』
>>668
「あぁ、ごめんなさい」
(言ってマスクから手を離し)
「あ、そうだ、“ムラクモ”さんに、この店気に入ったって伝えてもらえる?」
(誰にも聞こえないように店員の耳元で囁いて、再び椅子に腰を下ろし紅茶を一口)
雅「…はぁい、かしこまりましたぁ、こんごともごひいきにぃ」
(何故名を知っているのか、などと、野暮なことは聞かない、聞いたか知っていたか、どちらかだろう)
雅「では、ごゆっくりぃ」
(そう言って客の前から離れ、叢雲の元へ)
雅「おじさまぁ、叢雲おじさまぁ」
叢雲「ん、んー?なんです、雅」
(刀の手入れを終え、ぼぉっと店を眺めていた叢雲に、声をかける)
雅「おきゃくさんがなぁ?『この店気に入った』って伝えてくれやって」
(そして、先程の伝言を伝える)
叢雲「……ふぅん」
(その言葉を聞いて、『ようやく』、入ってきた彼女を目を細めて見据えた)
「彼がムラクモ……」
店員の言動からあの隻腕の男が無敗のマフィアと確信し、小さく呟き。
それから視線を座敷の方へと向ければ叢雲と目が合い。
叢雲「……アルファぁ」
α「はーあーい!」
叢雲「おまえ、『わかってて』あの態度とったな?」
α「あ、ばれちゃったぁ?そっちの方がアレかなぁとおもって!」
(そうして目線を外さぬまま、引きずってきた隣の男に声をかけ、よく分からない会話をする)
α(だって、気に入られでもしたら遊ばれちゃうしねぇ…)
(彼は殺し屋であり、殺し屋というものは情報に長けているものである)
叢雲「……」(じとっ…)
α「そんな目でみないでよぉ」
叢雲に向けられた視線を戻し、残った紅茶を飲み干す。
望外に美味しい紅茶と思わぬ邂逅に満足気な表情を浮かべ席を立つ。
そのまま店員――雅の方へと歩を進め。
「お会計お願いできるかしら」
そう店員に告げて、高級感漂う財布からブラックカードを取り出し。
α「!!!」
(目を煌めかせブラックカードへ目を!よだれがみえるきがする)
叢雲「…おい、アルファ」
α「…金持ち」
叢雲「うわ」
(なんとなく、ジャラジャラと付けている宝石類を見てはいたが、さらにブラックカードで金持ち確定!と言わんばかり)
雅「はぁい!おあずかりしますぅ」
(店主、気にせず会計)
(いくさばからにげてきたぜ、アルファくんでも描きつつ観戦)
703:◆y.:2020/12/12(土) 23:36(すみません、こちらのスレにいい夢書かせてもらいますね。まず憂花の設定もうすぐ投げれるから明日か明後日か来年くらいに設定置き場に投げつけさせてもらうわ。神様ズの絵見た。最&高。アルファ君楽しみ。いい夢見ろよ(ワースト二位))
704:◆RI:2020/12/12(土) 23:39(どんどん伸びてくなぁ期間が、まぁまってます!あとあざっす!!頑張るぜ!)
705:◆RI:2020/12/13(日) 01:26(アルファくん完成つ『https://i.imgur.com/Z3quZfR.jpg』)
706:ルチア◆XA:2020/12/15(火) 18:56 「……何アイツ」
(向けられる熱視線に気付くと小声で呟き、放っておいて問題は無いとしたのかそのまま熱視線を浴びつつ機器に暗証番号を入力(もしくは紙にサイン))
雅「ありがとうございましたぁ」
(拝金主義者の視線などきづかず、盲目の店主は客の会計を終わらせる)
α「…金持ち、かねもちかぁ、そっかぁ…」
(ブラックカードから一切目をそらさないままボソボソと呟いている)
叢雲「…はぁ…アルファ、殺そうとするんじゃねえぞ、これでも持ってろ」
α「…!」
(そういって投げたのはブラックカード、叢雲名義のものである)
α「!!!!!!!」
(すかさずキャッチ!キラキラとした目でそれを眺めている)
叢雲「あー…星星」
『ぐるっ』
(名を呼ぶと、店の奥から店主の相棒が出てくる)
叢雲「星星、この阿呆奥にひっこめといてくれます?すまん」
『がう』
(頼まれると、プレゼントを買ってもらった子供のように目を煌めかせているアルファの服を噛んで引きずりつつ座敷の奥へ消えていった)
「――!」
(店の奥から出てきた白い巨体に驚きつつ目を輝かせて、その毛並みを眺め、撫でてみたいと思うも顔には出さず)
「……ねぇ、あんな奴にカード渡してよかったの?」
(虎に引き摺られていくアルファを横目に見つつ、叢雲に訊ね)
叢雲「あ〜?…別に構わしねぇですよ、それに星星が見てる」
(あの子が見てる限り、変なことは出来ない、と足を組んで膝に肘を置き、頬杖を着いて言葉を返す)
「あの馬鹿は金目のもんに目がねぇからな、奪われねぇように気をつけるこった」
「奪われたら、奪い返してついでに彼の全財産を恵まれない子供達に寄付するわ」
(冗談なのか本気なのか真意を測りかねる口ぶりで言って、微笑を浮かべ「彼、どんな顔で啼くのかしらね」と小さく呟き)
「はは、そりゃあいい、…けどまぁあいつ自体が恵まれねぇ子供だったやつだから、その案はダメだな」
(あいつはそこに漬け込むよ、とケラケラと笑う)
「あんまし他人をいじめることばっか考えてると、隙をつかれますよ、ドS殿」
>>712
「彼がいじめたくなる性格をしているのが悪いわ、アタシだって誰彼なしにいじめる事を考えてる訳じゃないのよ」
(にこやかな表情のまま叢雲に対し反論するように言い)
「あら、もうこんな時間? 悪いけどアタシ行くところがあるの、それじゃあ皆さんご機嫌よう」
(ふと視界に腕時計が入る、時刻を見れば慌てたように会話を中断し、ドアへと歩を進め)
「……………なんだ、あいつ」
(風のように去っていった彼女を見、一言)
雅「ありがとうございましたぁ〜」
(店主はのんびりと挨拶を返した)