世界をXxXで満たしたい。

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1:カミサマくん◆jw:2021/01/23(土) 02:44



あーーぁ。
終わっちゃいました。
わたしが瞬きしてる間に、世界まるごと大きなバクハツでボーーン !! ですよ。人間って争い好きですよね。それに同じ生き物なのに、マウントの取り合いって………一つ言わせてください。


もううんざり。

2:カミサマくん◆jw:2021/01/23(土) 02:47



ところで、わたしカミサマなので一応、人間の皆さんを助けようとはしてきたんですよ?それも何度です。
まず最初、一回目の救世主を送ったら、人間の皆さん、初見で殺しやがったんですよ!信じられないでしょ?救世主の両方の手首に釘打って十字架にかけて、すごい痛そうでしたし、びっくりしてました。


ちょっとひどいです。

3:カミサマくん◆jw:2021/01/23(土) 02:49



それでちょっと悩んで、2回目の救世主は、10人送ることにしました。さすがに危険なとこはかわいそうなので、比較的安全な西の国に送りましたよ。
で、1人目の救世主は冒険家で、2人目は航海者、残りは芸術家です。冒険家と航海者には色んな国と価値観を知って学んでねーってつもりで送ったんですが、新しい島を発見して以降、西の国の方々はなんと時代錯誤な奴隷を使ってビジネス始めたんですね。ハッ!?って思いましたよ。
なんで、なんでそうなるんって。


ちょっとイライラしてきました。

4:カミサマくん◆jw:2021/01/23(土) 02:52



ところで、未来から見ているそこのアナタ、神ならおまえが直接行けばいいじゃん、って思いましたね。実はわたしもそう思いますよ。でも、現実的に考えてそんなんムリなんですよねーー。なぜなら、わたしが見ることができるのは、記号の羅列だけだからです。


…なんじゃそりゃってなりますよね。


そうですね、直接表現じゃ理解できないのも当然です。うーーん、人間の皆さんに馴染み深いものに例えるなら、プログラムとかコンピュータみたいなもんです。皆さんも、文字の羅列が見えるだけで、画面の向こうにいけませんよね?
同じです!わたしもいけないのです。
いやーー記号の羅列と戯れることでしか、皆さんと触れ合えないのですよ。いんやーー残念です。


ちょっとさびしいですね。

5:カミサマくん◆jw:2021/01/23(土) 02:58



話を戻しましょう。
時代錯誤な奴隷を使って貿易が始まったので、わたし、すごいかわいそうだなーと思ったんです。一応、カミサマなので、慈悲とかそういうのはあります。
まあとにかく、そこで奴隷を使う必要性をなくすために、新しい救世主を送りました。今度送ったのは大量の技術者です。そうしたら、カガクっていうんですかね。そのカガクが発展して、西の国々がスゴい強くなっちまったんです。東も一個だけオシャンティな国ありましたけど。結局、そういう国々が戦争をいっぱいおっぱじめました。おっぱじめるってなんか変な表現ですよね。いやらしい言葉ではないはずなのに。
で、戦争の中で、キカンジュウっていうんですかね?ババババババババッて、人間がいっぱい殺し合っててビックリしちまいました。あとはバンバンッ!ってバクハツするヤツ、なんだっけ…えーーと、バ、バ、バクダン!そう、バクダン!あれやばいっすよ。文字の羅列がバグ並みに炸裂してましたね。興奮しました。


ふつうに眺めていて楽しかったです。

6:カミサマくん◆jw:2021/01/23(土) 03:23



ずっとセンソウを見てたんですけど、とても面白いのでハマってました。ただ、その時期、ちょっと、個人的な話になるんですけど、カレシと別れてしまってですね、わたし悲しくて色々つらかったです。精神も色々おかしかったんでしょうね。鬱憤がたまっていました。なので、ごめんなさい。先に謝らせてください。

わたし、悪の救世主をたくさん送りました。

大恐慌、ハーケンクロイツ、実体実験、?虐殺、人種差別、第二次世界大戦、核兵器、原爆投下、中東内戦、冷戦、血のメーデー、悪の帝国


ごめんなさい、本当ごめんなさい。ごめんなさい。人間の皆さんのこと、顕微鏡から眺める微生物程度にしか思っていません。ごめんなさい。

7:喜怒哀楽◆o6:2021/01/23(土) 12:36

ギャッハハハ、テメーかァ…気狂い野郎の『傍観者』。
謝っても何も変わらねェ。お前は世界や人間が諸とも滅んでもまた争いを続けるだろうぜ。
もう止めらんねえ、塞いでも塞いでも指の隙間から溢れる『欲望』のせいでな。
なぁオイ、傍観者は楽しかったか?
悦に浸ってたんだろ、自分の指先一つで世界が動いてよ。
お前は罪人だ。地獄の業火で焼いても許しちゃくれねえ罪人だ。
さっさと姿ァ見せやがれよ、このクソ神が。

8:カミサマくん◆jw:2021/01/23(土) 14:57



謝ったわたしはとてもえらいです。
人間の皆さんからしたら気に食わないでしょう。でも、皆さんはアリンコの皆さんを踏んでしまったことがあるに違いありません。もし、そこで気づいたとして、いちいちアリンコの皆さんに謝りますか?仮に謝ったとして、それ以上、先に何かがあると思いますか?

答えは、ありません。謝ったら終わりなのです。謝らなくても終わりなのです。でも、そんなごく小さな存在に対して謝ることは、とてもえらいことなのですよっ と、学校で習いました。

わたしは、夏のコンクールに参加させられました。そこでは、最も『 おもしろい世界 』を作ったカミサマが優勝です。わたしは多分、優勝しないでしょうね。つまらない世界を作ってしまったので。

それに、わたしはルールを破ってしまったのですね。禁忌の救世主を送ってしまったことです。禁忌の救世主は、接続家なので、人間の皆さんがこっちにくる方法を教えてしまいました。やっちゃいましたねーー。カレシと別れてうんざりしていたので、自暴自棄に出たのでしょう。

まあということで、人間の皆さんがここまで通信できるようになってしまいましたね。


こんにちは!セカイ
Hello, world !
你好,世界!
Привет, мир !

9:喜怒哀楽◆o6:2021/01/23(土) 15:35

ど〜もトチ狂ってやがるなァ…俺ん頭じゃ理解できねーぜ。
だがよォ神、テメーに一つ教えてやろうか。

たった今、お前は俺の足の下にいる『アリ』なんだぜ。

(私なに言ってんや?)

10:カミサマくん◆jw:2021/01/24(日) 13:12



そういうことなのですね。分かりました。ならば、わたしはソレを受け入れましょう。
わたしは、わたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが・・・


一週間後


わたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが・・・


二週間後


あなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが・・・


一年後


わたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界『殺』の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが・・・


十年後


わたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいる『殺』わたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作『し』った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが『て』作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが・・・


百年後


わたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世『殺』界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作っ『し』た世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世『て』界の中にいるあなたが作った世界の中にいるわたしが作った世界の中『や』にいるあなたの世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたが『る』作った世界の中にいるわたしが作った世界の中にいるあなたの世界の中にいるわたしが・・・


不可説不可説転年後・・・


始まりと終わりなんてものは、人間が作ったものに過ぎない。本当は始まりがなくても、終わりはある。終わりがなくても、始まりはある。
宇宙は、始まりがないのに、生まれた。いや、そこにあった。ただここにあるのは、強大な虚無のみ。無すら無い虚しい虚空から生まれたのは『 不可説 転 』その一人であり、ついに彼は口を開いた。「 世界を有で満たしたい 」


(いみわからん)

11:喜怒哀楽◆o6:2021/01/24(日) 13:27

神ちゃんテメー、うだうだと何を悩んでやがんだ?
まあ、世界が全て数日の羅列に見えてんならそうだろうぜ…

じゃあよ、テメーん中の俺はどんな数字だ? 神ちゃん。
今からおめーをぐっちゃぐちゃに潰しゃあやべーバグが起きんだろうなぁ。
それをお前は自分の目で見んだよ。『自分が終わる時の数式』をなァ!
無意味? 有意味? くだらねェ。お前の世界、俺で埋め尽くしてやるぜェ〜〜!!!

(意味不)

12:喜怒哀楽◆o6:2021/01/24(日) 13:31

(ごめん数字やわ草)

13:カミサマくん◆jw:2021/01/24(日) 19:25



うるさい !
うるさいのは好きじゃないです。うんざりします。
ただでさえ無限が続いて疲れています。
ので、転くん、アナタを救世主として送ります。五月蝿の根源を断ち切ることを命令します。


不可説 転、ふかせつ ころぶ。
彼は、無限の無意味に意志を持った矛盾の生き物です。
さきほど、わたしは無限に陥ってしまいました。一度、無限に陥ると、無限の端っこに行くまで終わりません。でも無限なので、端っこに至ることは無理です。なので、ああなったらわたしのような一般神は大変です。でも対処方法はちゃんとあります。大変ですが。

概念を擬人化させてしまえば良いのです。だから無限という概念を擬人化させました。それが、不可説 転 くんです。私は頭がいいみたいです。
ちなみに、不可説 転くんは、生まれたてほやほやです。無限なのに、、、矛盾していますが、成立しているものなので良しとしましょう。ついでに、無限なので、意味はありません。なので、意味の持つ者に対して嫉妬してしまうでしょう。気をつけたほうがいいです。


意味明

14:喜怒哀楽◆o6:2021/01/24(日) 19:52

転だと? おー、どっからでも来やがれよ。
俺も『無限』に生きちゃいるからよォ…覚悟しろよ。
無限の端も何もかもぶっ潰して、殺戮だけを無限にしてやるぜ!
ギャアッハハハ!!さぁこいよ!転とやら!!

15:喜怒哀楽◆o6:2021/01/24(日) 20:02

(転くんすこ クソログごめんね)

16:不可説 転◆jw:2021/01/24(日) 20:12

数日後



( 夜です。ぼくは街中を歩いています。
赤い光に黄色い光。ぎんぎらと闇の中で色々な看板が輝いています。キレイです。
また、どこを見渡しても人だらけです。楽しいです。
ネズミが黒い袋をチュッチュ言いながら漁っています。かわいいです。
ちょうど、路地裏の隙間を通りかかった時、男の人と女の人がチュッチュしていたの見てしまいました。えっちです。

カミサマ、こんなにも「意味」で溢れた場所に送ってくださりありがとうございます。ぼくは興奮してます。
ところでボクがこうして歩いているのには、意味があります )


おにいさん、殺しにきました。


( 後ろからずっと、おにいさんを付けていました。
殺さなければならないからです。
それが、ぼくが今まで歩いていた意味です )

17:喜怒哀楽◆o6:2021/01/24(日) 20:53

…あん? あん時いきなり時空が歪んで…
なんだぁ…おっ、イイ女。舌ァ引きちぎってもらいてえな。

(ネオン輝く街を見渡しながら歩く。)

しっかしよォ…なーんか気配がすんだよなぁ。

18:喜怒哀楽◆o6:2021/01/24(日) 20:54

(おにいさんて私か?私じゃなかったらやべーじゃん、ごめんね)

19:不可説 転◆jw:2021/01/25(月) 01:45

>>17


あなたの見た目が!わからないからっ!!
失礼のないようにおにいさんでいったの!!

( 後ろからトスッ、トスッ、トスッと蹴った)

20:喜怒哀楽◆o6:2021/01/25(月) 07:33

ん? だァれだクソガキ、俺ん邪魔すんならその足消し飛ばすぞ。
ところでよォおめー、不可説転とかいうヤツ知らねーか?

(振り返り、自分を蹴っている足を掴んで見下ろし。)
(見た目一切記載してなくてスマソ、まあとにかく髪はくそ長くてドス黒い感じの色で上半身裸体で歩いてるキレ症マゾのやばい男です)

21:不可説 転◆jw:2021/01/25(月) 19:59

>>20


( 脚を掴まれ、見下ろされ。今、周りの人々の視線がぼくたちに集中しています)


くそがき。
( ぼくは、おにいさんから「クソガキ」という意味が与えられました。どういう意味なんでしょう。勉強不足なので分かりません)

ふかせつころぶ。
( 次にぼくは、おにいさんに「不可説 転」について尋ねられました。これはよく知っています。ぼくが一番最初に知ったものだからよく知っています )

おにいさん。
ぼくはそれのことをよく知っています。居場所も分かります。知りたいですか?

22:喜怒哀楽◆o6:2021/01/25(月) 20:02

おうよー知りてェよガキ。つーか教えないと足離さねーかんな。
なんなら吹き飛ばしてもいいぜ?

(足を掴む手に強く力を込める。背の低い転を見下ろし続ける口元が少しほころぶ)

23:不可説 転◆jw:2021/01/26(火) 23:26

>>22

( イタイとは?
神経が ーー という感覚を経て、脊髄を通じてビリビリとぼくの脳まで伝達します。そして、脳が、 ーー という感覚を、痛い という意味 として変換します。これが イタイ という意味なのですね。感動しました。しかし、ぼくはこの痛みに耐えられそうにないので、言葉を伝えようと口を開きました。その時です。 )

『 五秒やるからこの汚い手をどけろ 』

( と、映画館の建物に高々と設置された巨大なスクリーンから流れました )

あれは、映画館と呼ばれるものですね。
映画館はすばらしいです。ぼくが伝えたかったことを劇的な表現として伝えてくれるのですね。というわけで、知りたいのであれば、五秒やるから、この汚い手をどけろ、です。

24:喜怒哀楽◆o6:2021/01/26(火) 23:31

ああん? なんだよ…俺に手ェどけろってんのか?
クソ生意気なガキだな。おめーみたいのを見てるとよ、痛めつけたくなってくるぜ。
…まあいい、ほらよ。教えてくれんだろーな? 教えねーと潰す。

(転の足からするりと手を離す。相変わらず腹立つような余裕の笑み)

25:不可説 転◆jw:2021/01/26(火) 23:53

>>24


ありがとう。
おにいさんに不可説 転について教えます。
ただし、百回聞くよりも、一回その目で見たほうがいいです。ついてきてください。

( ぼくは踵を返して、歩き出します。
歩きます。店や明かりが少なくなってきます。
進みます。ゴォォォォォォォォ。上に電車が走っているトンネルの中に入ります。
トンネルの中では、オレンジ色の蛍光灯が、コンクリートの地面に淡く反射されていてキレイだと思いました。ぼくは、みとれて歩いていたのでしょう。

そして、ぼくは、知りませんでした。
路上で、分厚い紙をおうちにして生活している人なんて。なので、歩く過程で彼らの おうち を踏んでしまいました)

『 おい、テメェ ふざけんじゃねぇよ!!ボケカスゴミバカアホタコゴラァァ!』

わー。たくさんの意味だ。
そして、これはけんかですね。
( ぼくは、フラフラのおじさんに胸ぐらを掴まれてしまいました。これは、喧嘩を売られたという意味なのですね。喧嘩を売られることは酸っぱい匂いがします )

26:喜怒哀楽◆o6:2021/01/26(火) 23:57

…おいカス野郎、俺のガキに喧嘩売ってんじゃねーよ。
俺はこいつから知ることがあんだよタコ。とっとと離さねーと俺がぶっ殺してやる。

(ふいに背後から長身が現れ、転の胸ぐらを掴むおっさんの手をどける。)

27:不可説 転◆jw:2021/02/03(水) 01:13


ぼくは君のものでは『『 俺に指図するんじゃねェ ! ! テメェの事情も知ったこっちゃねえさ。そもそも、この鼠臭えクソガキが、どこの便所を歩いたのかもわからねえ靴底で、俺の寝床を踏んづけてのが悪ぃだろ?さっさと弁償しろ。弁償 !! 弁償 !! さっさと弁償ッ !! 』』


( 響き。

ベ ン シ ョ ウ !!

ベンショウ !!

ベンショウ …


おじさんは、ぼくに寝床を台無しにされてしまったことに腹を立てているようです )

28:喜怒哀楽◆o6:2021/02/03(水) 07:33

だとよォ、ガキ。こんなもんが寝床だとは思わねーが…俺も魔物の巣窟や竜の背の上で眠った身だ。分からないでもねェな?その『感情』。

自分のテリトリー荒らされんのはよォ、俺様も嫌いだぜ。
だが弱ぇやつなぶる趣味はねえ。おいクソガキ、こいつどーするよ?

29:不可説 転◆CQ:2021/02/05(金) 18:31



どーする ? うん?

( ぼくに判断を委ねられた。
ケンカの意味すら曖昧で。
弱い者とか強い者の意味すらも分からない。
そんなぼくに判断を委ねられた。
空っぽ空虚のぼくに判断する権利があるとでもいうのか。カミサマの創り出したものをどうこうする権利をぼくは持っているのか。

パチパチ点灯する蛍光灯。ゴォォォォォと再来する電車の音。シーーンとする三者ぼくたちの沈黙。
まるで今この瞬間、カミサマに見つめられているみたいな感覚だ。

たくさんの意味に囲まれる中で、ぼくは、目の前のおにいさんを殺せればよいのだ。
だから、)

おじさん、このお兄さんのこといくらでも殴っていいからさ、それで許してくれる?

『 何言ってんだオメ 』

でも、ぜったい殺したりは無しね。
ぼくは、おにいさんにフカセツコロブについて案内しなくちゃいけないから。

『 だぁーから、何言ってんだべさ! 』

早く殴りなよ。のろまおじさん。

『 チッ
調子にのんじゃねえよ。クソガキ。
俺はなぁ、失うもんがねえんだ。だからテメェみたいなクソガキどうにでもできるぞ。こうやってなぁ!』


( 再び胸ぐらを掴まれる。つづけておじさんは、もう片方の手をぎゅっと握った。ぼくを殴る予定みたいだ。
だから、ぼくは、真横のおにいさんを見た。
そして、眉を八の字まで曲げ、唇の力を抜く。次に、喉仏に力を込めて声を震わせる準備OK。よし、訴えよう )

「 たすけて、おにいさん
このおじさん、力も強いし、こわい… 」

30:カミサマくん◆CQ:2021/02/05(金) 22:30

カミサマの世界。

今日の朝の出来事です。電車の発車時間ギリギリでぼくは一生懸命、駅の階段を馬のごとく駆け上がり、なんとか電車に乗り込むことができました。
しかし、乗り込むことができたのはぼくの後ろを走っていたスーツのおじさんが、ぼくの背を力いっぱい押してくれたおかげです。アレがなければぼくは電車に確実に乗れなかったでしょう。
でも、ぼくの後ろを走っていたそのおじさんは間に合いませんでした。ドアが閉まりかけた瞬間、おじさんの目とぼくの目はピタリと合います。そしておじさんは『 あとは任せたぞ 』そう告げ、ドアは無慈悲に閉まりました。ガラス越しに見るおじさんの表情はどこか寂しげで、何かを諦めたような感じでした。きっと、会社に間に合わなかったのだろう、そう思うとぼくは胸は痛くてたまりませんでした。
でもまあ、家を出た時間が8時なので、ぼくは学校には遅刻しました。おわり。

31:喜怒哀楽◆o6:2021/02/06(土) 15:55

ギャアッハハ…俺に懇願だと?クけけケ…気分がいいなァ。
お前みてーな生意気なクソガキがよォ、都合のいい希望とハグして助けを求めてくんのは痛快だよな?

いいぜーー、殺してやるよ。こいクソジジイ!

(なんか文章荒くてごめんね…受験でさー頭がちょっと…)

32:喜怒哀楽◆o6:2021/02/06(土) 15:55

>>30
好き

33:アルティミス:2021/02/06(土) 16:13

あらあら…随分と面白そうなことやってるじゃないの?暇つぶしに地上を眺めていたけど、そろそろ飽きたところなのよ。というわけで、私も仲間に入れて頂戴?

(ただ皆様の語彙力が凄くてついていけるか心配。
最初の方にイエス様やコロンブス、バスコダガマ、マゼランみたいなのが出てきたのが感動した←?
受験勉強の復習ができましたアリガトウ)

34:不可説 転◆CQ:2021/02/06(土) 19:24

>>31


『 どいつもこいつもオレたち、ホームレスを見下してやがって。テメェたち全員金に支配されてんだ。テメェたちこそ、底辺なんだよぉ! 』

( ホームレス?
怒りと共に空気に漂う異様な匂い。
これは「 お酒 」と呼ばれるものの匂いだったのか。

胸ぐらを投げ離されたぼくは地面まで転がる。
そして、おじさんは黒ずんだ拳をおにいさんへとぶつけかかった )

初めて見るケンカ…、
すごい、すごいなっ!

35:カミサマくん◆CQ:2021/02/06(土) 19:26

>>33


あなたは誰ですか?
どうして、わたしの世界の中で、
外側の意志を司ることができるのでしょうか。

36:喜怒哀楽◆o6:2021/02/07(日) 14:37

>>34
金だと?知らねえなぁそんなもんは。

(向かってくる拳をかわし、鳩尾に一発)

俺を支配すんのは俺だけだ。勝手なこと言ってんじゃねェよ。

(顔面を抉るような一撃)

大体おめーが落ちぶれてんのを周りのせいにして鬱憤晴らしてるだけだろーが。
全部世界のせいにすりゃ満足か?都合がよくていい話だなァ。

(胸ぐらを掴み顔面を何度も殴る)

今こうやって段ボールの上で寝て起きて、街灯がチカチカうぜーって思いながら嘆いてんのも全部おめーが悪ぃんだよボケ。ギャアッハハ、てめぇが!!雑魚だからだろ!!ギャハハ八!!!

(おじさん原型を留めていない)

37:喜怒哀楽◆o6:2021/02/07(日) 14:38

>>33
あん…?誰だてめーは。
俺様を見下すにゃあ許可がいるぜ。

(こんにちは!私は語彙力死んでるので大丈夫です!よろしくお願いします(´∀`*)ウフフ)

38:不可説 転◆CQ:2021/02/09(火) 00:31

>>36

ぐちゃぐちゃだ。
さっきまで目と鼻と口があったのに、今はもう何が何だか分からない。赤いね。
おにいさん、楽しそうだね。

39:喜怒哀楽◆o6:2021/02/09(火) 16:04

『楽』しい…?ああ、そうだなァ、無意味な殺戮は俺様の権能だ。
考えてみろ。どっかの国の偉い奴でも俺が腕を振れば一瞬でゴミになる。
最高だろ?俺だけがこの世界で自由を使役できる。

だがよォ…こんなジジイを殺してもなーんも楽しくねぇ。
俺は不可なんちゃらとかいう奴を殺してやりてぇだけだ。

(半裸に橙色のオーラをうっすらとまとわせる)

…おいクソガキ、ジジイは処理してやったんだ。
今度こそ教えやがれ。教えねーとお前の首飛ぶからな。

(返り血で真っ赤に染まった体躯が転の前に立ちはだかる)

40:不可説 転◆CQ:2021/02/10(水) 21:52

>>39



そういえばもう、着いてるんでした。
フカセツコロブについて、ぼくの話を聞くより、その目で見たほうが分かると言いました。だからここまで連れてきたのです。

《キンッ ヂャリ…》

( 目の前には体中血塗れのおにいさんに対し、ぼくは口から舌を出します。分かりやすく、目一杯、舌を出します。あるであろう赤白い肉の表面の輪々と鎖々。
そのうち、一本の鎖をつまみ、引きあげます )


《 ヂャリヂャリヂャリ 》

おにーひゃん、ひゃんとみへくだひゃい。

( 《ヂャァァァ !!! 》
思いっきり、鎖を引っ張った。

変化。
それは、勢いよくおにいさんの体が持ち上がり、トンネルのごつごつした天井までバコンとぶつかります。予想通りです。
おにいさんの首には、半透明の鎖が。

それはぼくが今、こうして摘んでいるのと同一のもの。だから、おにいさんは今まさに首吊り状態に至っているのです。ちゃんと見てくれていたでしょうか。ちゃんと感じてくれていたでしょうか。ちゃんと理解してくれていたでしょうか。)

ほのままひんでくだひゃい。

41:喜怒哀楽◆o6:2021/02/11(木) 12:11

っぐ…うぐ、あああぁ…お前、おまえ……そうかァ、やぁっと分かったぜ。

『不可説転』よォ。

(首を絞めつける半透明の鎖を掴みながら、ままならない呼吸で言葉を紡ぐ。)

…ぐは、グフフフ、ギャアーッハッハ!!
いいねえ、最高だ!ひっさびさにゾクゾクするぜ…神と殺し合ったときみてーによォ!!
転!気に入ったぜ!!ぎゃはっはははぁ!!

(首吊り状態にもかかわらず、享楽に満ちた瞳で転を見つめる。次第に喜怒哀楽から深紅のオーラがあふれた)

42:不可説 転◆CQ:2021/02/11(木) 12:52

>>41


《ヂィィィィィ !!!》

( 鎖をさらに勢いよく引っ張ります。
ばこーん☆ 凄まじい音です。おにいさんの体はトンネル天井をぶち破り、「至り」ます。

ゴォォォォォォォ

トンネル上は、すなわち、線路へ。
眩い光はすでにおにいさんの目の前です。数秒も経たずにおにいさんは電車に勢いよくぶつかり、あわよくばミンチになるでしょう)

いいから夕ヒね。

( ちなみに、半透明の鎖は、雲の上にまで伸びており、どこに繋がっているのかは分からない。)

43:カミサマくん◆CQ:2021/02/11(木) 19:01




日光の禍、サンシャインよ。
我らを包む闇を切り裂き、再びこの地を照らせ。

44:喜怒哀楽◆o6:2021/02/11(木) 23:03

>>42
ぁぁああアアァ…グ、ぅ、はぁぁぁぁぁ…最高だなァおい。
目の前がよぉ、ぼやけてきやがる…これが『死』ってやつか?

生きることしかできねェと退屈なんだ。
だが…死と背中合わせになるこの瞬間だけは、最高に…————

(レールに沿って走る電車がネオンに混じってヘッドライトを照らす。
深紅のオーラが混じり、線路の上でいくつもの光が目に悪いほど輝いた。)

ゴォォォォ————

(迫りくる電車に抗う術もなく、喜怒哀楽は衝撃に身をゆだねる。
その瞬間、耳朶を叩く走行音とともに鈍い音が響いた。

びちゃり。ふいに転の足元に肉片が落ちてくる)

45:不可説 転◆CQ:2021/02/16(火) 14:02

>>44


これでぼくの仕事はこれで終わりですね。


( 肉片は肉片である。
光に照らされて、赤赤しい表面を露するソレにそれ以上の意味を求めるべきなのだろうか)

死んでますよね。

( ぼくは、その肉片を足先で転がしました )

46:喜怒哀楽◆o6:2021/02/16(火) 15:32


――よォ、俺様の肉はうめぇかなァ〜〜?

(転の頭上で声が響く。透明な鎖がぶち抜いたトンネルの先で、月光を背後に喜怒哀楽が立っていた。全裸。)

おいおいおい、丁重に扱ってくれよなァ。
ギャハッ、それとも食べ比べでもしてーのか?

なァ、『不可説転』。

47:不可説 転◆CQ:2021/02/16(火) 15:48

>>46


なぜ?死んでない?

( 意味が分からない。
道に転がる未知。肉片。おにいさん。
蘇生? いずれにしても、やることは同じ )

《ヂィッ 》

( あっかんべー。
鎖をゆっくり引っぱる。



ーーー別の地点では、影。
立ち並ぶ高層ビルが、空からの大きな大きな影に囚われた。『 ワァァァァ 』『 タスケテーー 』
その影の主は 巨大な剣 だった。
剣の持ち手には鎖が。

どかーーーん
とロボットアニメでしか聞かないであろうその衝撃音は市中に響き渡った。鎖の揺れに応じて、振り子のように揺れる巨大な剣がいくつものビルに突き刺さる。その剣は徐々に駅方面に向かっていった。

ーーー現地点。
どかーーーん!
もちろん、ここにも音が響いてくる )

教えてよ。おにいさん。
どうして死んでないのかな?

( ドカーーンッッ
その音は近づいてくる )

48:喜怒哀楽◆o6:2021/02/16(火) 15:55

なんで死んでねーって? 俺が知りてーわ。
殴られても斬られても焼かれても窒息しても死なねーからよォ…
死を与えんのは簡単でも自分にゃ無理だな?

転ー、おめーはどうだ?
殺せるか?
ギャアッハハハ!!

(心底享楽に満ちた笑みをこぼす。その姿を大きな影がおおった。
頭上から剣が一直線に落ちてくる)

49:不可説 転◆CQ:2021/02/17(水) 21:46

>>48


なら無理でしょう。
そもそも、よくよく考えてみれば、カミサマが殺せないのであれば、ぼくには無理です。殺せません。
だから、

( 人差し指と親指。
その間にはさんだ鎖を、離します。

すると、
ビル数個分でも、比べに及ばないほどの重量を持つ剣は、このトンネルの真上で、ついに落下します。
風の抵抗を捩じ伏せ、駅をいとも容易く捻りつぶし、おにいさんもまた、その巨大な、視界に収めきれないほどの剣に潰されるでしょう。
〈 ゴゴゴゴ 〉
振動がすごいです。
そして、ぼくと、ぼくの目の前には、歪な境界線がひかれるように、ぼくより前の地面には、地に剣が突き刺さり、現在進行形で、沈められています。
目の前で地盤沈下を見れるなんて貴重ですね。
しかし、ぼくの鼻先には鏡のような剣の表面がこすれそうなったので、ちょっと後ろに下がりました。
ともあれ、これで、おにいさんは剣の下敷き )

おにいさんを殺し続ければいいだけです。

50:喜怒哀楽◆o6:2021/02/17(水) 21:53

ああ? なんだァ――

(その瞬間、喜怒哀楽の体を巨大な剣が押し潰した。
それはそのまま地下深くへとめり込んでいく)

……

(やがて剣が止まると、完全に音がしなくなる。)

51:不可説 転◆CQ:2021/02/18(木) 03:54

>>51

終わりです。
あなたは殺され続けるだけの存在。
死へは永遠に到達できず、まともな生すらも享受できない存在。

( 剣の表面。髪が靡いた自分の姿が映っています。
これは鏡という意味でしょう。
ぼくは「さようなら」と言い残しました。
そして、踵を返します )

わあ…っ

( そこには絶景が広がっていました。
ぼくの後ろの剣が破壊に破壊を重ねて作った無意味。
混沌の街。ビルは斜めに倒壊し、たくさんの瓦礫の海があますことなく一体に広がっています。
鼠。黒い袋。イイ女。道。ホームレス。駅。電車。看板。ビル。街。人間。
星々に見守られる中、あらゆる秩序が、瓦礫という混沌まで還元された世界。
しかしなんだろう。この気持ちは。まるで自分を見ているみたいだ )

…虚しい。


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