〜気まぐれ作詞帳〜

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1:たぴおか◆:2015/12/02(水) 18:07

作詞したいとオモイマス

933:たぴおか◆vk hoge:2022/04/28(木) 00:57

つみとり

君が欲しいと言うから
そこまでひとつ摘んでこようとしてた
昨日も明日も食べてる
全部言い出したらキリがないだろ

自分なりに都合よく善人なって
偏った事実クローズアップ
重ねれば重ねるほど同じだ
それは君のつま先も同じだ


棚に上げないで
届かなくなるから
健康でいたいじゃんね
価値観に作られてたよね
納得してしまえば
正義の棚に卸される
それって残酷で
無神経に矛盾しちゃった

934:たぴおか◆vk hoge:2022/05/06(金) 18:52

_

大衆暴れ出すコード引きちぎる
大きな声に手綱引かれる
急展開正しくないと言わず
正当性が悪くなる

順応性の無い無秩序の部屋
理解とは離れたストレスの発散
微妙な距離をいじくりまわして
反動馬鹿にするの生きがい

935:たぴおか◆vk:2022/05/08(日) 20:24

スポットライト

泣きたくなるくらいの感動が
墓石と逆さまな引力を
齧る程度で味わった幸福を
知れば知るほど無知だと憶えた

たくさんの世界を見て
切なる愛を肌で感じた
怖いと思う事すら
君の為なら良いと言った


水面に浮かぶ垂れたロープに
一瞬の幸福を込めておく
今も昔も遠いまま
君を忘れるまで夢を見ていたい

936:たぴおか◆vk hoge:2022/05/15(日) 19:36

ラトル

最悪な今日が終わる
好きを始める前に
機械化された1日のまま
リセットを押した

ゆっくりと傾いたのに
自分の騒がしさで頭痛いよ
食べてきた栄養たちが
いらない方向ばかり蓄えた

そそっかしいの嫌になるから
進む足を確認しながら歩いのに
どうして 限りのある選択肢
欲しいの選べないや
アイデンティティを見定められる
傷ついた顔したくないのに

937:たぴおか◆vk hoge:2022/05/27(金) 18:50

抜け殻

空を見た 光の縁が目を焼いた
案外なんとかやっていけてる?
ような気がする日々で息してる

幽霊になってみたい
誰も私に構わないで
ありもしない未来だけに救われてた

指先も爪痕もしっかり感覚はあるの
理由があるから許されていいわけじゃない
わかってる わかってるけど見放さないで!

あの子はオレンジ
背中に沈む太陽がいやに神秘的
来世で会えたらいいって
諦める事に意味はあったかな
優しくしてほしいなんて
同じくらい優しくいれないのに
風ごと飲み込んだ夏を
気まぐれに分け与えたいから

938:たぴおか◆vk hoge:2022/06/01(水) 01:40

生物ティーンエイジャー

憧れのスターの足元にすらなれず
最後まで咀嚼できないの嫌
どの程度の尺度で君が死に
それは計り知れない絶望か

見えない癖に会いたい
言葉でだけならなんとでも
そうやって境目失った
ぼくたちは核より偉大な武器を持つ

諦めるのを肌に染み込ませて
それに気づかないで野次ってるみんな
あれみんな どこにいるのかわからないや
一生をかけた一瞬が明日には価値のない一片

旅はしてない
満足してない
嫌になる事に目を背けろ
無駄な抵抗を歴史から学んで
息を止めつつ地面になった
何千万人の確率の足しになった

例えば杖をついた君は少年
僕は見た目通りの若年
何ひとつ変わりない
歳を取れば 成長してるともいえなかった
何が変わった
変われないまま
自己認識で君を知って
優しくなれない
寒さに凍えない夜は来ない筈だ

939:たぴおか:2022/06/19(日) 00:43

黒糖ライド

鼻で笑って聴いてた曲
頭から離れてくれないし
ミスばかりしてる今日の日と
頻繁なご褒美にハイチーズ

林檎の種を埋めたから
いつか愛となって育つと思って
優しくなれたら良いのに
自分ばかり可愛くてしょうがない

君の為にと平和願うのは
いつだってひとりでいる時
ホントに真っ直ぐにいたいのは
いざ立ち向かうその時

それだけしかない筈で
今はこれしか無いっていつも言ってる
永遠とか 一生とか
愛さなくても良いから
ちょうだいちょうだい
光る花見つけにきたら
私だけの石を見つけて
空になっても満たされて
必死になってる内に終わっておいてよ

940:たぴおか◆vk hoge:2022/06/26(日) 00:15

土偶ジャーニー

君の靴
履き潰した吸い殻
変わらないベタつく
おでこ皮脂を吸って
レモンの日焼け止め

凛としたあとにため息
息を吸うだけじゃ止まれない
夜のカーブミラーを眺める
毎日送られるスタンプ
上着を着るのはもうやめた


ステップで踊りたい
鏡が無くてよかったわホントに
現実を見てるだけじゃ掴めない
幻想の海だって必要だった
シティポップは終わらない
忘れた頃にまた愛せるようになる
花火乗っ取られても
私が人生のメインに違いない

941:たぴおか◆vk hoge:2022/07/04(月) 00:59

ムーンロードに会いに来て


片方の天使が笑った
幽体の涙をのむ

君に違いなかった
携えた武器乗せる

揺らぐと
落ちていく方式
微かな
綻びを愛した

爽やかな朝に
昨日の雨を懐かしむ

月面の輝きを
胸に潜めた

海面の境界に
手を
伸ば、し、た

襤褸の丈引き摺る
花を添えた
いつまでも君と
友達でいたい

始まる前に終わるから
見限る前に叫んで!
引力にひかれて
宙を飛び出してしまう

幾千の空を飛ぶ
見つけた宝は贋作
紅の陽で燃えた
蜜の言葉が出る

君がいないなら
意味がないと思った
柔い肌を綻ばせ
愛の形になってほしい

ムーンロードに会いに来て
雪に産まれた神話の中
灰色の空を望む

942:たぴおか◆vk:2022/07/07(木) 02:50

ヨq0b

最悪をベッドする
悪魔で本人とは関係無い
理解から最も遠い
インターネット極悪

無限にあるパブサ意見板
無意識のうちに支配される
まっさらな中立派から
お涙お気持ち書いちゃう

ああお前が価値を付けるなら
それで見限った価値観がバグ
名声を盾に声を出すな
愛情を持って枷となる


公共だから 有名だから
昨日言ったキモいも
言葉選び下手で
君が言った
日々の善悪
黄色い声援
ロボット扱い

コンテンツ きっと教典する
こんなんじゃ
到底付き合い切れず
お前が叱咤した
数ある心
併せ持った性
感じ取る言葉
お前の悲鳴が私の呪い
悲しんで消えた愛する人
抱きしめすぎた 忘れた

943:たぴおか◆vk hoge:2022/07/10(日) 01:16

服着たメンツ

君の声 肌 全部
取り繕ってく行為
助かっていくトンチ
わざとらしくて
暴かれてる 範囲
戸惑っている とうに
対人恐怖でしょ


辛い時には油だけ
味とは程遠い甘味が感知
イントネーションで倒置
薄くなっていく出汁

見放しても 話さないでドクター
幾何学でも 許されないように放った
来週また何してるかな

944:たぴおか◆vk hoge:2022/07/22(金) 23:44

インターネットに泳がされる

アラームと共に眠気散る
嫌な有名気取りbadる
さすがに起きるべきだと1時間
食べるさなかでもまた泳ぐ

幽体離脱の精神
文字の海を渡って伝わる
悪意が数字になってる
やばい あと少しで腕切る

君の声に恋した
君の顔を愛した
所有欲を恐れて
海馬に漂う海月
インターネット泳ぐ
インターネット泳がす
大敗の日もSNS
そりゃないだろストーリー
インターネット浴びる
インターネット燃やす
金曜日はヒステリック
インターネットなんて

945:たぴおか◆vk hoge:2022/08/03(水) 20:32

light green

夢か真かと目を覚ませる
当たり前にバスは来て壁にもたれる
ちょっと変だと気づいたのに
そのまま電車に乗って
変わらないと疑いつつ
視線彷徨う


優等生と思ってた
ふわふわしてると
良くないね君ら私の何が見えてた
はいそうですかって頷けないから
あべこべな私の全部受け入れてね

態度より気持ちで勝って執着してよ
バイバイを繰り返すより

946:たぴおか◆vk hoge:2022/08/13(土) 23:47

不変

そろそろ子供を名乗れなくなった
始発も終電も乗った
憧れてたティーンエイジャー
過ぎたら色褪せた残数年
好奇心に躍らされるのは
疲れたから今旅に立つよ

そんな夢を見てた
描くのは大きな希望
そんな夢見るのは
終わりと夜は明ける
全てを投げ出したい
それでも明日は来る
この先も生きるなら
変わらない方が楽だと気づいて

そうやって大人になるなら
ずっと子供のままでよかった
やさぐれた問題児でいれば
責任も重圧も来なかった
それは不幸のようにやってきて
当たり前に隣に腰下ろした
だから操る前に飲み込まれ
泳がされてるのは自分だ

ガラス越しに目が合う
見た目と中身が違う
心は揺籠に
情けなく息をつく

947:たぴおか◆vk hoge:2022/08/27(土) 01:53

カルテ

言葉にしかけたこと
喉につっかえて何も言えない
ひとりでいるとずっと
頭を侵食していくのに

140文字の鬱を6秒に込めて
道がわからないからこのまま
壁に囲まれてこのまま


喜びよりも悲しみが1週間を占めている
そんな憂鬱を目の前に
頭が痛くなる夢を見る

なんだかどうしようもないこと
わかってるのに動けない
大体歩き方も知らないのに
前に進んでたのがおかしかった

948:たぴおか◆vk hoge:2022/09/04(日) 02:48

鼓動の彫像の理想形

日曜日なら嬉しいんだろうね
足音がいつもこわい こわい
君の形に触れた時
その棘に私が怯まないように
ずっと腕を掴んでいて
あの日の恐怖と同じよう
同じ仕草だから
君がやれば違うものに思えるわ

考え続けるのは得意
頭が煮えて腐っていくのを
誰も知らずに眺めて
綺麗と思えない絵画を
簡単に美しいと言えるよ
言葉は芸術から省かれる
それはきみが使い古した価値観
だから表せないように
別の方法で試した

949:たぴおか◆vk hoge:2022/09/04(日) 03:09

贅沢なひとりぼっち

高速道路の端っこを歩けば
繋がってるはずよ
現実逃避の異世界

車で通る同じ道
かかるのは何度もレトロ
バックライトにポストに

1年中繰り返すの
明日いなくなる事を
どこにも罹れないのに
1年中やまいたまんない

950:たぴおか◆vk hoge:2022/09/04(日) 03:16

いで

生きたくない
今日におやすみ
知らないよ
世界の事
勝手に戦って傷ついて
あたしを
巻き込まないで

君だけが
大事だから
隣人の
怒声は聞こえない
愛だって夢だって同じくらい
壊れる事に違いは無い

くだらない事で
死んでも許せない
不幸の象徴
君だけリスペクト


いただけない
笑顔は最高
綺麗事
嫌いなのに
一年中同じ人間になる
あたしに
同情して

951:たぴおか◆vk hoge:2022/09/27(火) 23:21

傀儡

夢ゆめ君にも想わない し
布をまとった黄泉帰 り
タイヤはもう懲り懲りだ よ
如何にシビアと少しだ

しゃがれた声の癖に
真っ直ぐな瞳をしているのね
ストレートパーマじゃ直せなかった
その常識的な偏見意識
誇張された悪意の波に
溺れてんのはどっち


もっと

952:たぴおか◆vk hoge:2022/10/02(日) 23:57

スーパーヒーロー

泣いたり笑ったりした
知らぬ誰かの為に生きるのは
そこの君の為にしてること

僅かな善意がやがて
心を蝕んだとして
憧れの君が今は
休んでたとして

惨めな僕でいいか
気持ちが大事じゃないか
わかってる
わかってるからいつも苦しいのさ


傷つく度傷つける免罪符が
出来上がっている
同じように心と同じ
傷を君に与えよう
更に僕の正義と悪は
世界の基準じゃない
誰かなんて気にしないのに
君が見てるのは見えない世界だ

愛や平和に小さな綻びがあり
それが大きな穴となるか
感情は悪意に着替えるか
言葉いつも使われる
静かな大地に身を下ろす
真ん中にある信念が
間違っててもいい

953:たぴおか◆vk hoge:2022/11/12(土) 00:31

だとさ

おいおいそこのけ
あいつがやったって聞いてんじゃん
大体そっちの方が悪りぃし
よくわかってるフリ

はみ出た脳みそ社会不適合になる
馬鹿げた大衆作品に鼻笑う
幽体離脱とかけばわたしたちと解いてる
その心は...


空っぽと言う割に虫眼鏡色眼鏡こらしてご覧
なんだか違うみたい?そうか
扇動せよ未来
矢は張りの内に弓引いて
あざけ笑うか
そちらも擬態か
やっぱりやめとこう、就寝

954:たぴおか◆vk hoge:2022/11/28(月) 01:34

KAKE

消えない通知が増えていく
だらなしなさに拍車がかかる
変わらないとって焦り出す
それ何かの義務だっけ

役に立たないと嘆くのは
生きている上で常なのに
それを病んで死にたくなるのは
予想して無かったでしょ


ままならないって言うのに
救いたいを繰り返す
自由と平等をてんびんにかけて
選択した気になっていく
何かを作ることは
夢を叶えることは
生命活動の中で
きっと1番大事な事だったから


結果がどうなろうと
死んだ後に世界が壊れようと
私はいないから痛くもない
過程で時が経つのが重要

永遠を得た生物は
考えるのをやめないから
悟りなんか開けずに、また
時間を過ごす手段を求める


君に干渉していたい
君に干渉されたい
同じように思考を奪っていけば
この苦痛から逃げられる

955:たぴおか◆vk hoge:2022/11/29(火) 00:08

SUISOU

やがて身体だけ大人になって
子どものままの私の全て
ただ1人そう慰めたのは今の私だけ


永遠に続くような幸せを
突然君に奪われたから
やるせなくて泣き続けた
それを愛してやれるのは
どこにいたんだ

君が救われるのを見た
そして鏡を見た
重ねられなかった
だから悲しくなった

自分だけ愛すことができなくなった
外側を庇うのにいつも必死だった

誰に話すでもなく
歩くだけで身を焼いた
構う暇は無かった
ただ私も救いたかったのに
ただ救いたかったのに

956:たぴおか◆vk hoge:2022/12/14(水) 00:25

yak

君が起きる前に
煙突をくぐれて良かった
離れても大丈夫なんて言えたら
もう不安なんて無かったのに

夜の鐘が鳴る街
寂しいのは心だけならさ
この気持ちは私だけの
宝物にしておこうか


君の額縁が厚くなるたび
ハンカチを握れなくなる
夜灯りを頼りにしてたのに
もう寝るなんて酷いじゃない

涙はとっくに枯れたのに
まだ身体は慣れていないみたい
君のもとへ行くまでに
朝日が出てこないよう

957:たぴおか◆vk hoge:2022/12/21(水) 02:00

鼠返し

悲しいと嘆いたら
あなたが傷つくから
どこまで自分を誤魔化せば
優しくなれたかな

あの時目覚めなければ
ずっと覚めない夢すら見れないわ
人がいるから苦しいの
逃げられないから死ぬんだ
そうやって現実はいつもそこにある

何もかもが無くなれば愛の末に君がいれば
引き留めないで
あなたの正義感に利用しないで
私が正しくないなんて言わないで

958:たぴおか◆vk:2023/01/30(月) 11:04

広告の品

勇気が足りなくてさ
言い訳するのは
未来が明るいと信じて
裏切られたから

言葉が足りなくても
意外とやっていける
私は普通に見えてる
もうずっとおかしいのに


これ以上苦しみたくないのに
傷ついた過去のまま今も私が泣いている
だから動けなくて
君に踏み込む前に逃げても
気にしないで欲しいの

959:たびおか◆vk:2023/03/03(金) 01:26

有為

夜は溶け
固めた愛が見えなくなる
触れられない物を胸に抱えた
淀む海を見下ろした

身につけた装備はぜんぶ
私から見えないもの
この視界に映る翼が
足りないと嘆いている

何もないなら
何かでありたかった
よく知らない人を
嫌って自分を守った

心臓を動かすだけで
痛くなるくらい必死に生きた
やがて骨になるまで
弱さを抱いて眠ろう
暗い細道を歩いて行く
この息遣いは私だけのもの
夢と間違えても良いから
今日も生き延びていたら
良かった

960:たぴおか◆vk:2023/03/22(水) 23:52

アリエ

よくわからないけど死にたいを
繰り返したもう飽きた
いくつかの迷信を信じてきた

夜の隅で非行に走れないし
ひとりぼっちとはいかず
そのまま生きる力を持たない

ひどいじゃないか
勝手に産み落としては
責任が付き纏うが
ままならないと諦めるには
人任せだと思わないのか

幸せになる道のりの中で
基準を少し上回る理想
ガチャで回したらこうなる
きっと考慮して無かったんだ
ならば息をしてる時点で
何かを浪費して苦しみ
やがて骨粉となるまで
叶わず藻屑となるまで

961:たぴおか◆vk:2023/03/23(木) 00:09

ファーストペイシャンス

君を忘れようと思った
鬱を焦がした残りで凌いでいける様に
遠くには胸焼けしそうなほど
甘さで満ちてた

生きるだけでは足りなくて
あるだけの特別を求めては
全てを諦めてたから
そこで止まったよ

路傍の塵が白く
彼方の底に吹き込んでは
外の光を浴びて
朝を待ち切れないんだ


やっぱり来なかった
君は帰ってこなかった
産まれたての肌を慰め合っている
こんなファーストペイシャンス
やってこなかった
君の愛を忘れたい
その度諦めてひとり泣いていたから
もう来ないで

962:たぴおか◆vk:2023/03/23(木) 00:19


いつでも連絡できるのに
ここにいるだけ
動けないほどに迷子だ
汗が滲む深緑の宇宙で
ほとんどを起きてる

君以外は優しくて
たくさんの居場所では埋まんないな
解けない執着が欲しくって
ここで待ってる 軽い心で


けど来なかったから
君は来なかったから
そばにいなければ死んでいる
こんな薄情に
答えになってない
大切じゃなかった
言いたい事は山程あるのに
声はもう出せない

963:たぴおか◆vk:2023/03/23(木) 00:25

夢の始まりだ。
同じように針は止まって
喉につっかえて耳を塞ぐんだ
涙はもう出ないんだよ
朧げに見える君の姿が
泣きながら言葉にした
だいすきよ

964:たぴおか◆vk hoge:2023/04/18(火) 21:46

雲泥

囲み目オレンジが光る
私には似合わないから
妬んでないよ
思いながら心が舌打ちした
ショートカットにして
浮き足だった一瞬だけ
可愛くなれても
その後生き延びれるかよ

らしくない事ばかり
してきたけど
さして何もない
つまんないや


同じ時間を過ごしたの
私あいつと同い年なの
どこで何が違ったか
わかんないから困ってんじゃん
スカスカの人生に
蹴りを入れたいのに
私の代わりに誰かが
してくれるの待ってる

965:たびおか◆vk:2023/05/04(木) 04:23

Devil Rabbit

有象にかけてはみだした
要はその気にかまけて繰り出した
まさに紫煙が立ち込めた

星の瞬きを呼び出し
やがて消え去る事を知りながら
あまつさえ瞳を失った

意外と言えるか
お前といる事が
ひとときの拳を交わそう

電子の糸でたどれば
ビターな味に後ずさるが
蝋が溶けるほど熱いか
それが嫌なら正しさを応えて

雷鳴を受け輝いた
秒針通りに進めずにいる
証明しよう忘れないで
身体が尽きるまで遠くて

966:たびおか◆vk:2023/05/04(木) 04:36

One more

それでもここにいたいから
光に飲み込まれないように
約束を結び直した
2度と離れないように


星空の隅
光の当たらない場所
隣を見れば
愛のある場所

花が咲く時
つぼみのままで
上が遠くて
前を見たくて


ここにいれば
君といれば
素晴らしい景色が見えている

涙は君にだけ見せるから
後ろ手に隠す
全部忘れないで

967:たびおか◆vk:2023/05/04(木) 04:50

黒の環

無理矢理当てはめた
綻びが見えるたび
焦っては取り返そうと
期待を忘れた

僅かな可能性に
この身ひとつで歩む
後ろは振り返らない
余白を失くす

そうだろうお前も
眼は見れない
それでも背中が震えていた


この一生は大きな縁を描き
隣から始まった 長かった
たとえ忘れてしまっても
忘れさせないさ 
きっとそうだと信じている

この記憶は長い戦を辿り
隣から歩んだ 怖かった
これが思い出と呼ぶらしい
忘れないよ
きっとそうだと感じてる

968:たぴおか◆vk:2023/07/26(水) 16:37

YOL Be

もう瞼の閉じ方も忘れた
雀と鴉の讃歌は飽きた
やるべき事より今はただ
夢に向かいたい

ようやく拝めたまぼろし
短く終わるせいで
また欲しくなるから
あともう一度だけ

幽霊になりたいか
真偽が無いなら良いか
誰も知らない場所なら
どこへだって行ける


体感三度回ったはず
そうすりゃ光に押される
今日もまたダメだった
明日こそは欲しいさ
なんて言えば良いか
回転椅子から動けない
変わらずに同じである
許せないとは思うが

969:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 17:26

>>968
初めまして!!
日付け見たら、2015年からこんなに長く作詞書いているんですね!?
凄いじゃないですか!!よくこんなに沢山浮かんでくるなぁ〜って
感心しますっ!
もう少しで1000です、応援してますよ!

970:たぴおか◆vk:2023/09/08(金) 08:45

>>969
ありがとうございます😊

971:影虎◆Vs:2023/09/08(金) 08:49

>>970
因みに作詞を長く書き続けるコツってあるんですか?
たびおかさん、ネタ浮かばなくならないのか、不思議です!

972:たぴおか◆vk:2023/09/08(金) 08:54

リバイバル

汗が滲む焦燥に駆られる
扉が開くと過信する
スターターを引けば楽になる
それじゃ世界は始まってない

口を開けて涎垂らして
窓の雲の数を数える
駆け引きはできないが
取り引きはできると
馬鹿でないフリを続けたら
もう大人になってた

忘れたく無いあの人も
時間が隠してく
やがて消えるくらいなら
元から愛してない
10円で食べる幸福は
どんな味だったか
我慢の先に無実の生に
慈悲はあるのか


ようやく皺が増えたら
何が変わったんだ
これをあと何回続けるか
もう辞めたら良いと言う
願いを口にするのは
簡単だったはずだ
いつからできなくなったんだ
いつから従ってたんだ

幸せの基準は無くとも
不幸の数は底知れない
それで開き直れるほど
大人になれてない

973:たぴおか◆vk:2023/09/08(金) 08:54

>>971コツは無いです
時々考え込んだ時に、ここを思い出して書きにきてるだけなので

974:影虎◆Vs:2023/09/08(金) 09:01

>>973
コツ無いまま、浮かんだ時に長くここまで、書き続けられたんですね?
答えてくれて、ありがとうございます!!
1000まで、もう少しなんで、邪魔しない様ロムって最後を見てますね!
早くも、また作詞増えてますね(笑)「不幸の数は底知れない」って所が、深いと思います!(では、邪魔にならない様に消え〜)

975:たぴおか◆vk:2023/09/14(木) 05:48

別離


夢のピアノが鳴る日
終わる心音は響いてた
最初から1人なら良かった
君と出会ったから痛い

思い出す過去が無かったら
寂しくなんてならない
傷ついたこの分だけ
背丈が伸びてれば良いや


愛で描いた未来の写真
あとちょっとの所で消えたとて
相も変わらず歩いて行くか
それとも少し立ち止まろうか
君と出会ってすり減った分
歪みは少し減っただろうか

976:たぴおか◆vk:2024/01/05(金) 01:18

ロードアンド飼育

気まずいあの子やってきた
どうせ100年後は塵の同期
途方もない未来や過去のこと
考えて忘れるの流行ってた

悠々自適な人生
それと何千回の自省録
みんな同じだと思ってる?
みんな苦しいはずだ願ってる

焼いた腕 切り込んだ足
君の365が終わる
泣いた花 笑ってた朝
何してんだろって思ってる


まともなはずのお馬鹿さん
気づかない方が楽の眼鏡さん
説教垂れるのはゴマにしろ
ちちんぷいとか言ったな

幽霊屋敷に住んでる
あとは逆さになった時計
台風跡地も病んでる
春が来るよエンジェル

977:たぴおか◆vk:2024/01/16(火) 03:04

37.5

ほてった身体
冬は嫌い
微熱も信じられない
嘘つかないでよ

連絡するのが遅くなる
発信が重たい
感染症だと困るし
無実を知りたい

そんな簡単に身体許してちゃ
若さがもったいないじゃない
わかってはいるけれど
体温が恋しい

ごめんね一回だけにするよ
自分大事にしなきゃ始まらない
DMも返さないけれど
自己肯定感上がらない

ほんとに一回きりで良いの
わたしそんなに安くないよ
据え膳じゃなくて宝箱
開けて終わりでそれで終わり?

もっと私のこと大事にしてくれる
私以外の微熱が欲しいんじゃん
わかってくれない人は嫌い
人類はもう少しいるし
あと数年粘ってるだけよ

978:たぴおか◆vk:2024/02/27(火) 19:41

ウットクル

世迷言それは戯言
生意気な若さのせい
変えられようが無いよ
どうしたらいんだよ

自分を守るために
痛みを鏡にした
受け止めるには重荷で
流すには遅かった


曖昧な反抗
諦めずにいたら下の方
下流に溜まる水槽
登れない鯉のよう

ようやく終わる時になって
悲しむ暇が無ければ良い
葬式は自分以外のため
だから今しか考えない

私が触れた人に全て
寿命が配られてれば良い
極端になるけれど
もともとそう言う世界だったはずなのに

979:たぴおか◆vk:2024/04/29(月) 19:25

ちだまり

悪魔のような時間が来て
つぶせない暇を舌で転がす
憂鬱よりも愛が欲しい
ヤキモキするのは疲れた

平坦な道を選んでいたら
いつしかそこしか歩けない
平凡だって認めたくないけど
何もできないくせに何を

やっと出会えたきみの瞳の先
視線を辿って巡り合う
半径50センチを埋められる
グレーに見えた曇天が
鮮やかな赤に隣り合わせ
僕は目を閉じて錯覚した
まだここに青い花がある

980:たぴおか◆vk:2024/05/13(月) 23:23

じりつ

会いたいが言えないだけで
こんなに人生が難しくなるなんて知らなかった
配られたカードがリセマラできないから
これだけ持って外に出たんだ

愛が辿り着く前にわたし
こんなに形を変えたんだ
だから大人になった今も
昔のわたしを探してる

キュートなのに恋人もできない
大人なのに貯金もしてない
どこの自分で止まったら
冷凍保存できたんだろう
ほんとはもっとお喋りで
楽しいはずだったよね
成長した私も愛してよ
受動的に生きたいから

981:たぴおか◆vk:2024/07/05(金) 20:08


あとに残らない細胞を
今僕だけに消費している
はやく終わりが来ないかと
暗い足元見ないでいる
夜が嫌いになった
背伸びする前に見限った
そのうち自分の姿かたちが残った

君のそのまっすぐでいて
綺麗な物語のような道が
羨ましくてたまらない
沈むだけで終わりそうだ
雄弁に語った青い炎はもう消えた
許されたいの僕だけ
前だって後ろについてるんだ

982:たぴおか◆vk:2024/08/26(月) 16:19

好きと言えばそうだけど

怒りが湧いてくるほど
君のこと考えてる自分が
時間の無駄だってわかってる
ほんと自分だけで手一杯

たまにそっけなく来るLINE
3ターンで終わるから困る
こっちは考えて熱が出そうだよ
次はいつ会えるとか考える

全然タイプじゃないし
きみの匂いも好きでも無いのに
これが恋じゃないって言うなら
君はわたしにとっての何なの

ドキドキする歳じゃないし
未来だって夢だってあるのに
こんな煙草も酒も好きな奴
はやく好きじゃなくなりたい


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