ここの板では初になります!!
本格的に近いのをそろそろ書きたくなってきたんで
二次創作書くことに決めました!
感想とかは気軽にどうぞ!ただし、荒らしとか
暴言はお控え下さいっ!!
じゃ、さっそく書きたいと思います!
今回のお題はヴィンランド・サガです!
原作のアシェラッド&スヴェン王&フローキ&クヌートはいる
んですが主役のトルフィンは不在の物語りになります。
状況としては城の離れた所にある建物にて、スヴェン王
フローキとアシェラッドとクヌートとその他スヴェン王の兵士達
が集まり宴会の様なのを始めてる所からスタートします!
クヌート(父上はウェールズを攻めるだとか
ほざいていたな?アシェラッドはどう切り抜けるつもりだ?)
アシェラッド(このクソジジィが!フローキの奴に勘付かれた
ばかりにこの様か。こっちの攻められるとマズイ場所を選んできたな?
こうなったら、あの手を使うか。)
とっさにアシェラッドはクヌートの元に近づく
すると一気にクヌートの背後に回り自らの持っていた剣を
クヌートの首元に突きつけた
周りはもちろんざわついている
フローキ「アシェラッド!貴様ぁ!?なんのつもりだぁ!」
アシェラッド「静かにしな。いいか?クヌート王子をこっちは
人質にとっているんだ。命令通りにしないなら斬りつけるぞ?」
周りはしーーーーんと静まりかえった
アシェラッド「よし、話しが分かるじゃねぇか。次は
スヴェン王、こっちに近づいてもらおうか?でないと
クヌートがどうなってもいいのか?」
これは完全にアシェラッドの罠だ
スヴェン王(どうする?しかし、ここは王たるもの、断りでも
したら周りがどう思うか。この状況では本音が言えぬ。
この男分かってやっているな!?)
スヴェン王が悩んだままでいると
アシェラッド「来ないならいい、こちらから行きます!」
クヌートに剣を突きつけたまま、スヴェン王の元へ近づく
そして一気にスヴェン王の首をスパーーーンっと剣ではねた
フローキ「なななっ!?アシェラッドーーーー!貴様ぁ!?」
アシェラッド「まだこっちは王子も人質にとってんだ。
そこをどけ!道をあけろ。いいか?
この先はクヌートと二人っきりにさせろ。誰も後は
つけて来るな。守らねぇ場合も容赦なくクヌートを斬る。」
フローキに近づいたアシェラッドは
彼の首もはねる
アシェラッド「さっきはウェールズの件よくも
やってくれたなぁ?この際生かしちゃおけねぇ。」
そう言うとクヌートを連れたまま出口へ向かった
周りの兵士達は誰一人として手出しが出来なかった
無事に外へ出たアシェラッドはやっと剣を鞘にしまうと
クヌートを連れて
城の港に向かうと船を物色
アシェラッド「これ借りていきますよ?
さて、と王子。ここからはお別れです。
私はこれから、あなたの兄ハラルドを始末して
きます。そしてまた、あなた様の元へ戻ります。
その時は、よろしくお願いします。」
そう言うとアシェラッドは船の舵を握り
クヌートの元から去った
クヌート(あの男ときたら、本当に面白いな。
私との約束を果たすべく、任務を遂行してくれる
とは。王になるのも時間の問題か?
さぁ、皆の元へ戻るか。)
クヌートは、さっきいた建物に再び戻る。
クヌート「私は無事だ。アシェラッドは逃げた。
あの男は父様を殺した、指名手配の用意を頼む」
兵士達「ご無事で何よりです!王子様!すぐに準備を」
と言っても、この時代バイキング時代なので
現代の様なテレビやメールを使える訳ではない
紙にアシェラッドの似顔絵を描いたのを広める程度に
過ぎなくて、時間もその間かかる
その間にアシェラッドは早くも行動を起こさなければ
いけない
船を操作してクヌートに教えてもらった兄の場所へと急ぐ
寝もせずに船を操作し到着した
そしてハラルドのいる家を訪ねて顔はやや隠す様にして
アシェラッド「私は、最近新しくクヌート様の側を仕える
事になったアシュランと申します。
ラグナル殿は死んだので。この度は、兄上様に重要な話があって
来ました。父上、スヴェン様の件です。」
ハラルド「何?何の話しだ、入っていいぞ。」
アシェラッド「話する際は周りの者に聞かれたくない故、
二人っきりでいいですかな?」
ハラルド「聞かれると不味い内容か?分かった。」
個室に移動して、二人で話す。
アシェラッド「率直に申しますと、父上である
スヴェン様が殺されてしまったのですよ」
ハラルド「何だと!?父がっ!?まさかっ一体誰がっ?
クヌートは無事なのか??」
アシェラッド「クヌート様は無事です。
人質になりながらも犯人に解放されて」
ハラルド「弟はそうか、無事か。それを伝えに来てくれた訳か?
確かにその話し、他の者に聞かれるのは気まずいな。
では、父を殺したその男の名は何と言う?」
アシェラッド「アシェラッドです。」
そう言うとアシェラッドは素早く鞘から剣を抜き
ハラルドの首をはねた
アシェラッド「私の事です。」
すぐにその場を離れて、アシェラッドは停めてあった
船まで戻ると再び進路をクヌート達のいる城へ向かわせた
場所は変わり、クヌートがいる城の中
そこには王冠を被ったクヌートの姿があった
そこへ慌ただしい様子で兵士がやって来る
兵士「たっ大変です!!クヌート様!あっ兄上である
ハラルド様が何者かに殺されました!?しかも首をはねられて
スヴェン王様と同じやり方です!」
クヌート「何っ!?誰に殺された?」
兵士「それが犯人はすぐ逃げたとの事で詳しくまでは」
クヌート「そうか。父だけでなく、兄まで殺されるとは」
それから何日後
兵士「大変です!クヌート様!?スヴェン王様を殺した男が
戻って来ました!何やらクヌート様に話しがあると」
クヌート「連れてこい、話しを聞く。」
兵士に連れられ、アシェラッドが現れる
アシェラッド「お久しぶりです。クヌート様
私はあなたのスヴェン王様だけでなく、ハラルド様も
殺しました。指名手配になり、街に逃げようにもどこにも
私の居場所はありませんでした。
この際、逃亡するのに疲れたのでどうか私を牢に入れて下さい」
クヌート「貴様ぁ!よくも二人を殺したなっ!?
この者を牢屋にぶちこんでおけっ!!」
クヌートの命令でアシェラッドは牢屋に
入れられる事となった
しかし、ここからが何とも奇妙な展開だった
兵士「クヌート様?あの男の罪は重い。
当然、死刑でしょう?公開処刑なんてどうですか?」
クヌート「いや、死刑にはしない」
兵士「何故ですか!?」
クヌート「簡単に死刑にして死なすのは
あまりに生ぬるい!!この際、生地獄を奴には味わってもらう!
あの男には、家政夫の奴隷の刑に処す!
私の命令には全てイエスと答えさせ、操り人形の様に
こき使いまくってやる!どうだ?生地獄だろう?」
兵士「それはいい案ですね!?」
こうしてアシェラッドは死刑は免れた
その代わり、常にクヌートの命令を聞かされる
アシェラッドが夜には脱走しない様にと
彼の部屋の扉には常に兵士が監視している 窓もない部屋の中
この状態が続いていく
クヌート「アシェラッド、部屋の掃除をしろ!?」
アシェラッド「ははっ今!」
特に逆らう事はなくアシェラッドは応じるがーーーー
慣れない家政夫仕事に
クヌート「ここが上手く掃除されていないではないか!?
この下手くそがっ!こうしてくれる!?」
兵士達が見ている前でクヌートはアシェラッドをドカドカ足
で蹴る
アシェラッド「クヌート様!お許しをっ!?」
兵士「あの男、いい気味だな。自業自得だろう」
兵士達は傍観していた
しかし周りに誰もいない状態になるとーーーー
クヌート「さっきはすまなかったな?大丈夫だったか?
周りを欺く演技とは言え、心が痛むな」
アシェラッド「いいえ、あれしきの事、気になさらないで下さい」
そう、この二人は本当はグルだったのだ
クヌート(アシェラッドのおかげで私はこれほどの
短期間で城の王になれた
すべては、あの日からの約束だ
感謝すらしている だが当然周りには知られてはならない故
こういう演技をしなければいけないんだ)
アシェラッド(何もかもは計画通りです)
アシェラッドは裏ではクヌートから「欲しい物はないか?」
とか困った時はアシェラッドに相談に乗ってもらうなど二人の
仲の良さが伺い知れる
今の現状にアシェラッド自身は大して、絶望している
訳では無かった
みるみる家政夫仕事の腕も上達していき怒られる頻度も
減っていった
クヌート「洗濯のシミが落ちてないではないか!?
やり直せっ!」
アシェラッド「ははぁ!只今」
そうとは知らず周りの兵士は二人の演技に気づく事もなく
アシェラッドの様子を笑う者ばかりであった
クヌートから「服の着替えを手伝え!?」
アシェラッド「ははぁ只今!!」
服を着せたり、髪をくしで整えたりと
まさに家政夫奴隷の如くの演技を続ける
こうしてクヌートは王になるという目的を果たし続け
誰にも邪魔される事も無く、アシェラッドと共に
城で過ごしていった
この先もこの二人の関係は演技として続いていく事だろう
完結
因みに、ウェールズとはアシェラッドの母親の故郷の
事なんです。
原作知ってる方はご存知だと思いますが
知らない方もいると思うんで書いておきます。
トルケルも出て来ないですが、若干今回のお話は
原作の8巻辺りの話と繋がって書かれていたりします。
更に詳しく知りたい方は原作読んだ方が早いかもしれ
ません!!
ではでは、また別の日も作品書きますよーーーー!!
次のお題も立て続けにヴィンランド・サガにします。
次のは、主役トルフィンが活躍します!
作詞スレで一度書いたのを再度こっちで書きます!
お楽しみに〜
今回の設定に関して先に説明します!
ある程度、原作の設定と異なる点があるんで@トルフィン
の性別だけ女性Aアシェラッドの息子
と言う部分があります!
原作に忠実じゃないのが無理な方は、読まないのを
オススメします!
じゃあ、さっそく書いていきます!!
トルフィン「アシェラッドが憎いっ!!
そうだ 父さんを殺した!
いつか いつか倒すんだっ!!
この剣でっ!」
話しはトルフィンが6歳くらいに遡る
トルフィン【父さんとした初めての船の旅】
トールズ「風が気持ちいいな」
トルフィン「父さん どこへ向かっているの?この船?」
トールズ「ヴィンランドだよ。聞いた事があるんだ。
そこは理想の国。ユートピアだと」
トルフィン【母さんもいなくて私と父さん二人だけ。
小さい頃に母さんは死んだ。それからは二人。】
トールズ「ん?何だ あのデカい船はっ!?」
そこに現れたのは 黒い帆をした骸骨マークが描かれてある
見た事がない船
トールズ「ぶつかるっ!?」
「ドォーーーン!!」
それは海賊の船だった わざとぶつけてきた
トールズ「うわぁーー!」
トルフィン「父さんっ!?父さーーーーん!」
アシェラッド「坊主っどいてろ!邪魔だ!」
海賊の男は船の部屋に入ると そのまま舵を動かした
トルフィン「待って!父さんが落ちたんだ!海にっ!!
戻ってよ!」
アシェラッド「坊主、俺は海賊のアシェラッド お前の父の事は知らん
この船は売れば大体 街で50万にはなる」
トールズ「トルフィーーーーン トルフィーーーーン!」
トルフィン「父さーーーーん 父さーーーーん!?」
トルフィン【結局船はそのまま父さんの元へは戻らなかった
父さんは一人置き去りにされた この男さえいなければっ
父さんは死ななかった!】
ビョルン「アシェラッド!上手くいったな。ん?何だこのガキ」
アシェラッド「余計なの余った 父は海に落ちたが」
ビョルン「どうする?ガキも売るか」
アシェラッド「いや コイツ女だな よく見たら。女の子だと
高く売れない 特にガキだと」
ビョルン「大人になるの待つか?」
トルフィン「ふざけるなっ!父さん殺しておいて!!復讐してやるっ!」
海賊の船はトルフィンの乗ってた船をロープで繋げて
引っ張っていく
トルフィン「何で父さんは死なないといけないんだっ!」
アシェラッド「うるせえガキだな これ以上騒ぐと始末するぞ
いいか坊主?ヴィキングは甘くない 死にてぇのかい?
生きてるだけで奇跡だ」
トルフィン「そんなの大人の都合だ!子供になすりつけんな!
そんな考え知るかぁ!!」
「ドスッ」
トルフィン「うっ」
みぞおちにパンチをくらった
ビョルン「アシェラッド?」
アシェラッド「これで大人しくなった ビョルン このガキ寝かせて
おけ」
ビョルン「あぁ」
アシェラッド「ちっ うるせえガキだ いちいちな
大人の世界じゃ通用しねぇよ その考えはな
子供は夢の中でおねんねしてな おやすみ坊主」
それからトルフィンは目を覚ます
トルフィン(あれから どれくらい寝てた?ここは港?)
アシェラッド「この船どうです?50万くらいで多少安くても結構」
客「はい!いいですよ、これ50万です」
アシェラッド「よし これで今からご飯食いにいくかい」
海賊仲間@「おっいいねー!さっすがリーダー」
海賊仲間A「魚ぁ魚〜」
海賊仲間B「オレはライスー」
トルフィン「父さんの船だぁーーーー返せーーこのドロボーー」
アシェラッド「おっと」
「ヒョイッ」
トルフィンにとられそうな50万の入った袋を隠すアシェラッド
アシェラッド「もう お前の船は売って金になったよ あきらめな
坊主」
トルフィン「この船はせっかく父さんと二人で乗った大切な・・・」
アシェラッド「それが俺に何の関係があるかな?坊主
お前の思い出に俺は入ってないね 売るかも俺の自由だ
もう父さんもいない」
トルフィン「それはオマエが殺したからぁーーーー!」
アシェラッド「はぁ ガキの相手はうんざりだ
坊主 とっとと消えな どっか行っていいよ
さ 行くぞお前ら」
海賊仲間@「よーーーし肉ーーーー!」
海賊仲間C「あっおい!コラっガキ!?それ、オレのマッチ
何盗んで!?」
アシェラッドが振り向いた時には
先程の売った船に火があがっていた
トルフィン「ううっううーーーーっ」
ボロボロと涙を流すトルフィン
燃えていく船
アシェラッド「あいやぁーーーーこのガキ何して?
自分の船マッチで燃やした?火の海だ こりゃあーー」
トルフィン「えぇーーーんえーーーん」
泣きまくるトルフィン
アシェラッド(知らねぇふりしとこう 金は貰ったんだ)
そしてしばらくして船は燃えながら海へ沈んだ
トルフィン「父さーーーーん!!」
そして早足で次にトルフィンが向かったのは
トルフィン(次はコイツらの船も燃やしてやるぅーーーー!)
「がしっ」
ビョルン「アシェラッド このガキまだマッチ持ってる
こっちの船も燃やす気かい?嬢ちゃん」
トルフィン「だったら何だ!はなせぇこのーーーー!!」
「ギュム」
ビョルンは後ろから優しくトルフィンを抱きしめる
ビョルン「嬢ちゃん これで勘弁してくれ おじさん達もう
参っちまった」
アシェラッド(ビョルン?何だアイツらしくねぇ行動だ)
泣きつかれてトルフィンはやがて眠った
ビョルン「アシェラッド しばらく側で様子みてようぜ」
アシェラッド(しばらくの間でロリコンにでもなったか?)
それから月日は経ち
10年 あれからトルフィンは16歳になる
海賊仲間@「なぁ〜トルフィンの奴 色っぽくなって
すっかり女だなぁ〜」
海賊仲間A「どうだよオレ達皆で夜にトルフィンを押さえつけて」
海賊仲間B「い〜なそれ やっちまう?」
ビョルン「今 何って言ってた?」
「ドカッバキッグキッ」
海賊仲間C「アシェラッドーーーー大変だぁー!!ビョルンが
暴れてるーーーー」
アシェラッド「原因は何だい?」
海賊仲間C「トルフィンを皆で犯そうって話ししてたらビョルンが
それにキレて」
アシェラッド(はぁ〜トルフィン関連か まいっちまうね本当
一人だけ女がいると)
アシェラッドはトルフィンを呼び出した
トルフィン「話しって何だ わざわざ呼び出して?」
この頃くらいのトルフィンは 周りが男ばかりの
連中に囲まれて育ったせいか?女性ではあるものの
言葉口調は男っぽく 自分の事も「オレ」と呼ぶ
よほどの父さんを亡くした精神ショックが伺えた
アシェラッド「もうこのチームから出てけ」
トルフィン「何言ってんだ!」
アシェラッド「少し考えりゃ分かるでしょ 女の体の
お前を奴らそーいう目で見る お前の父さんだって
それを求めてはいないはず その内奴ら何しでかすか」
トルフィン「はぁ?テメェが何の心配だよ?
父さんそもそも殺したのはオマエだろ」
アシェラッド「いつまでもその事に縛られてるのは
お前の方でしょ いいかい?」
アシェラッド「俺はお前をロープでなんか縛りつけてない
つまり自由なんだよ お前は はじめから!
そこをお前は父さんの件で自分に自分でグルグル巻きにして
抜け出せなくなってる そのロープを切るのはお前自身なの!
結局 今ので分かった??」
トルフィン「父さんのカタキうつまでは・・・離れないっ!
(アシェラッドは戦ってなどくれない 女だから?
勝てないとでも思われてる?だったらーーーー)」
その夜
ビョルン「なぁ トルフィンこれやるよ」
そう言ってビョルンは食べ物を差し出す
トルフィン「何でオレに?前から思ってたけど何で優しくするんだよ」
ビョルン「それは・・・」
ビョルン「ス・・・ス・・・スイカにはメロンがいいなぁっと
思って」
トルフィン「はぁ?何が??」
ビョルン「オレがスイカでトルフィンがメロンでってオレ何言って
んだ?」
アシェラッド(ふーーん アイツ トルフィンに惚れてんな?)
アシェラッドとビョルンの二人きり
アシェラッド「ビョルン お前 トルフィンに惚れてんだろ?」
ビョルン「なっ・・・よせやい 仲間としてだ そういうあんたは
どうなんだ?あんたはトルフィンの事 思ってないのか?」
アシェラッド「さぁ?どうだかな」
ビョルン「どうだかなって何だ?否定しないのか はぐらかされた
まさかーーーー!」
皆が寝静まった頃・・・
とある建物内にアシェラッドとトルフィン二人の姿
それ以外の場所は木や雑草だらけが広がる
アシェラッド「で 話しって何だい?」
そう聞かれ着ていた服を脱ぎだすトルフィン
アシェラッド「何裸になって」
トルフィン「抱いてくれ オレと・・・」
アシェラッド「一つ聞いていいかい?何故俺と?好きな男の方が
いいんじゃないの」
トルフィン「別にいいだろ 気になるんだよ そーいうの!」
アシェラッド(コイツも女 そーいうのに興味持つ年頃ってか?)
アシェラッドはトルフィンに近づき
キスをする
行為の最中トルフィンは じっとしながら何かのタイミングを
待っていた
トルフィン(まだだ!せめてイク時に・・・)
アシェラッド(なかなか気持ちいいな)
トルフィン(今だ!!)
「グサッ!」
枕に隠し持っていたトールズの形見である短剣を
アシェラッドの心臓めがけて突き刺した!!
アシェラッド「トルフィン・・・お前の事は恨まねぇ
復讐出来て良かったな・・・」
「ドサッ」
トルフィン「それっどーいう!?アシェラッド・・・」
聞き返そうとした頃には 深手を負った為 アシェラッドは
倒れて動かなかった
涙を流しながらトルフィンは裸のまま 建物内を離れる
血のついた短剣を持ったまま
ビョルン「あれはトルフィン?何で裸?血・・・?
まさかっ!」
そこをたまたま夜中のトイレに起きてたビョルンに見られてしまう
急いでビョルンはトルフィンの逃げた方角とは逆の建物内へ
やって来る
ビョルン「やっぱり 死んでる アシェラッド・・・
一体何が どっちだ? アシェラッドがトルフィンに無理やりやろう
として殺された?それともトルフィンから誘ってアシェラッドは
殺された?(どっちにしろ隠さねぇと!すまねぇアシェラッド!
トルフィンを助けてぇんだ)」
ビョルンは土を掘って埋めた
ビョルン「ううっ 許してくれ!その代わりちゃんとリーダー
するから!!」
それからまた月日は経ち何年後・・・
アシェット「かあさーーーーん トルフィンかあさーん!」
トルフィン(この子はアシェラッドの子 あの時妊娠した
この子に罪はない 育てよう!でもどんどんあの人に似てくる
正直辛い・・・)
この頃のトルフィンは子育てをしている内に母性に目覚めてか?
女性らしさを取り戻していた
アシェット「ねぇ〜ぼくのパパってどんな人?ぼくに似てる?
今どうしてる?生きてる?死んでる?」
トルフィン(あの人はもうーーーー わっ 私が殺した
アシェラッドを!)
アシェラッド「お前の事は恨まねぇ 復讐出来て良かったな」
トルフィン(何で泣いてるの?)
トルフィンの目からは涙が溢れていた
トルフィン「母さんね よく覚えてないの 何にも
昔の記憶失くしたの ごめんね だから聞かないで・・・」
アシェット「わ 分かった」
トルフィン(何で殺したのに辛いのっ!?アシェラッドなんて
殺さなければ良かった・・・!!)
それから更に年数が経ち 息子のアシェットもすっかり大きくなり
青年ぐらいになる
アシェット「ねぇ 母さん」
トルフィン「何?アシェット」
アシェット「オレさぁ 旅したいなぁ 船に乗って一人旅!」
トルフィン(何で船?あの人の子だから?血がそうさせるの?)
トルフィンは戸惑いながらも・・・
トルフィン「どうして船なのっ!?海は危険よ
死ぬかもしれないわ!」
アシェット「分かってるよ だけど どうしても行きたいんだ!
海がオレを呼んでるんだよ!!母さんは巻き込まない!」
トルフィン「分かったわ 止めても行くでしょう?あなたは・・・?」
アシェット「ありがとう 母さん ちゃんと戻るからさ」
船は使わなくなった小型船を漁師から安く譲ってもらった
こうしてアシェットは海に出た・・・
しかし そこで出会ってしまう 海賊と!
アシェット「何だこのっ・・・デカい船??」
相手の連中は何やらアシェットの姿を見るなりざわついている
「アシェラッド?」「本当だ似てるな」「生きてたのか!」
アシェット「え?誰ですか 初めまして」
ビョルン「母親の名前は?」
アシェット「トルフィン!」
「え あのトルフィンか?」「何どうなってーーーー!?」
ビョルンは自分達の海賊船にアシェットを乗せて
アシェットの船はロープで繋げて引っ張る形になった
ビョルン「オレ達の昔のリーダーはアシェラッドって言うんだ」
アシェット「何か似てますね」
ビョルン「そしてもう一人トルフィンって女もいた」
アシェット「え!オレの母さんもトルフィン??それでその二人は
今どこに・・・?」
ビョルン「その二人はーーーー駆け落ちしたんだ」
アシェット「駆け落ち?」
ビョルン「そう 二人は恋に落ちて ひっそりとオレらの前から
消えた 建物内に二人の服が残されてて体を一つにしてた」
ビョルン「トルフィンと生きる道を選んだんだ アシェラッドは
去った トルフィンと二人で」
アシェット「じゃあ 今どこで何をしてるかは・・・?」
ビョルン「分からねぇ 生きてんだか 死んでるのかも全く」
アシェット「オレの母さん 父さんの話しになると口を閉ざすんです
その二人がオレの母さんと父さんって事は!?」
ビョルン「ありえるかもな あんたアシェラッドに瓜二つだ
トルフィンは元気かい?」
アシェット「はい!元気です 二人で生きて来ました」
ビョルン「(あの後アシェラッドの子をーーーーそうかトルフィンは)
あんたの母親が何も言えないのは少なくとも言いにくい事があった
からだ 例えば あんたの父さんはその後死んじまったとか、な?
いいかい 本当の事って言うのは知ればいいってもんじゃないんだ
辛い事を思い出させるのは辛いだけ 忘れたままにしておくのも
一つの道だよ
アシェット「分かった!オレもう その件は聞かないっ!」」
アシェット「何だか不思議だな ビョルンさん達とは
初めて会った気がしない 昔からの知り合いみたい
オレ海賊になる!」
こうしてアシェットは気がつけば
彼らの仲間になっていた その夜
アシェット(夢をみた オレが母さんに刺される夢
何故こんな夢をみるんだ?すごくリアルだった 一体?)
次の日
「おーーい!ビョルン大変だ!外に出てくれ!?」
ビョルン「ん?どうした?」
「見ろ!あれ・・・トルフィンだ!!」
アシェット「母さん!?何で!」
トルフィン「心配だから着いて来ちゃった ビョルン?」
ビョルン(トルフィンだ!間違いねぇ!!)
今度はトルフィンも同行した
アシェットの船にトルフィンのイカダも繋げて置く
アシェット「母さん オレさ 海賊になろうと思うんだ!
ね?いいでしょ この人達と仲良くなっちゃって 楽しいんだ今」
トルフィン「そう 分かったわ いいわよ 元気でね」
アシェット「ねぇ母さん この人 ビョルンさんを新しい父さんに
してよ オレこの人がいいなぁ」
ビョルン「アシェット!?」
アシェット「きっと母さんと合うよ!」
トルフィン「そうね よろしくビョルン 息子が言うから」
照れた表情でトルフィンはビョルンを見つめる
ビョルン「いいさ 前から好きだったんだ あんたの事・・・」
こうして 家族皆で海賊として仲良く生きましたとさ
完結
ようやく、終わりましたぁ〜!!
かなり原作とは変更させてもらった部分が多いんで
書くのも大変でした!
逆にこれぐらいの変わり様だと、原作読んでいない人が
みた方がいいぐらいかもしれませんっ!?
オリジナルキャラまで出てますからね!今回の話がきっかけで
アシェラッドの息子アシェットの物語りが他にも出来たぐらいです(汗)
それは後ほど別の日で投稿出来たらいいですね。(設定はまた
変わってますが)
ただ、次に投稿するのはウィンサガばかりじゃ飽きるんで
別の作品にします!また、その日までお楽しみに〜
お疲れさまでした!完結まで読みました😆「ゆっくりだけどな
原作と、変わったようにするのって難しそうですけど、すごいですね!
物語りの結末がどのようになるのか、読むのが楽しみになっていました!
別の作品も楽しみにしてますっ!頑張ってくださいね!😄
39
読んでくれていたんですね!?
ありがとうございます!!ゆっくりでいいですよ、
結構長めですから!割と設定変更しながら作品書く
の得意になったんです(最初の頃はコピー作品ばかり
書いてましたが)
からんさんのトウホウ作品も賑やかで楽しいですよ!!
互いに作品励んでいけたらいいですね!
次のお題を書く前にちょっとした紹介を!
今回のお題は「いぬやしき」です!!
読む前の注意点としては、ここでは主役は、いぬやしき
ではなくて、獅子神皓のヒロが主役の物語り構成です!
もちろん、サブキャラとしていぬやしきは出てきます!
そして、安藤なおゆきが性別を女性に変えられたり
します!(ヒロの力で)
ちょこっとした設定も新しく追加されてたり
ちゃんとヒロといぬやしきの二人がロボットなのは
同じです!!設定変更が苦手な人は読まないのを
オススメします!
紹介終了です・・・
タイトル【ヒロ屋敷】
ヒロ(人の体の性別を自由自在に変えたり出来る力を手に入れた
体はロボットになって普通の人間じゃなくなった)
とある場所で突如として こんな不思議な体験を
してしまったヒロ
もちろん周囲の知り合いにはまだ その話しはしていない
学校帰り 友人の一人を家に招いた
ヒロ「ゲームしよう 家で?」
ナオユキ「いいよ」
友人である安藤ナオユキを誘いこむ
「ガチャ」
ヒロは自分の部屋にさっそくナオユキを入れると
ナオユキ「何のゲームやる?」
ヒロ「後ろ向いて」
ナオユキ「え?後ろ??」
背中に手を当て 安藤は気づいたら体が女になっていた
ヒロの特殊能力の一つの様だ
ナオユキ「えっ嘘!?」
ヒロ「へぇ〜本当に女になるんだ」
ナオユキ「はあ?それってどういう!?
これって何っ!?何で体が女にっ・・・」
体を女に変えたヒロが何やら企む様な表情
ナオユキ「ちょっと待って!イヤな予感がする!すごくっ・・・」
ヒロ「性的関係とか 持ってみる?」
ナオユキ「持ってみないっ!!」
ナオユキの抵抗も無駄でこの日は二人で
体的な関係を持ってしまった
ベッドの上でナオユキはーーーー
ナオユキ(何かの間違いだ!そうだ これはきっと何かの悪いユメ
なんだ 今ユメをみててヒロとやってただけで!?)
頭の中ではそう必死に思い込もうとする
ナオユキ「ごめん もう家に帰る!」
「ガシッ」
ヒロ「そんな体で帰って母親に何って説明するつもり?
女の体の自分を息子だって母さん信じるかな?
母さん きっとショック受けるよ」
ナオユキ(確かに さっきまでは男の体でいたのが女
の体で帰って来たら母さんは悲しむ
最悪 性転換手術したとか変な誤解招くかも?
こんな姿じゃーーーー)
ヒロは自分の母親にこう言った
ヒロ「母さん 黙ってたけど この子彼女
結婚する目的でいるから同居してもいいかな?」
ヒロ母「あら本当? 母さん嬉しいわ いつの間に
そんな進んで?」
ヒロ「言い出しづらくて言えなかったんだ
思春期でもあるから」
ナオユキ「・・・・・・」
ヒロ「相手の親にもOKもらってるから安心して」
ヒロ母「そう よろしくね 彼女さん?」
ナオユキ「はっ はい・・・(どうして平気でそんな嘘をつけるんだよ ヒロは 自分の母さんだろう)」
テレビでは その後行方不明として報道されていた
ナオユキ(でも今の体じゃあ 誰も信じてなんか・・・
こんな姿見られるの恥ずかしいっ!消えてなくなりたいっ!!
日に日に精神が蝕まれてゆくのが耐えられなくて
何度か逃げ出そうとしたりもした)
その度にバレて連れ戻された
ナオユキ(首を吊って死のうとしたりもしたーーーーでもヒロは
その力を使って生き返らせる事も出来た これも失敗する
逃げる事も死ぬ事も許されないから ますます精神状態は不安定に
なった)
ナオユキ(そのあまりの苦痛に耐えられなくなったから
感情を失くす事にした 気づけばヒロの言われた通りにする様に
なっていた)
次の日
ヒロ(この安藤の体って妊娠したりはするかな?赤ちゃんは
欲しくない そうか 性別を自在に変えられるから
妊娠しても一瞬 男の体に戻してまた女にすればいいのか!
便利な能力だな)
その朝 ヒロとヒロ母とナオユキはここでは(安藤みち子)と
いう名前に変えられ3人で朝食中
ヒロ母「そういえば みち子ちゃんは学校行かなくていいの?」
ヒロ「みち子はパソコン使って授業してるんだ わざわざ行く
必要もない」
ヒロ母「そうだったの?」
ナオユキ(はぁ!?)
ヒロ母「ずっと家にいるから大丈夫か不安だったの」
ヒロ「ここ数年でコロナの騒ぎがあったろう?
こっちの高校では通える様になったものの みち子の
高校ではコロナ感染者が出て学級閉鎖状態になって
しばらく落ち着くまではオンライン授業になるってさ
な?みち子?」
ナオユキ「・・・そ そーなんですよ お母様!」
ヒロ母「みち子ちゃんの高校大変なのね!それなら仕方ないわ」
ナオユキ(そんなありえない嘘をペラペラと 第一
聞かれたのはこっちなのに!このヒロの母親も母親だ
何でそういう嘘を簡単に信じるんだよ!お人好しにも
程がある!)
違った意味での恐怖を感じはじめるナオユキ
ヒロ母「何だか二人の応援に力が入るわ!早く赤ちゃん
の顔も見たいわ!なんてね」
ナオユキ(あ 赤ちゃんっ!?)
そのヒロ母の言葉に顔面蒼白気味になるナオユキ
ヒロ「うん 学校行って来ます」
ヒロ母「行ってらっしゃい!」
ナオユキ「ヒロ君 行ってらっしゃい・・・」
「パタン・・・」
一方 ヒロの通う高校では
生徒1「聞いたかよ!!おいっ?ニュース観たかっ!?行方不明だっ
てよ 俺らのクラスメイトの奴が!」
生徒2「あぁ 何だっけ?アイツ・・・あんどう?」
生徒1「そうそう!安藤!マジかよ〜事件に巻き込まれたとか?」
生徒3「いやいや 家出だろ〜?」
教室の席に座るヒロの元にも女子生徒達がやって来た
女子生徒1「ニュース観たよ 大変だね ヒロ君 安藤君と
一番仲良かったもんね」
女子生徒2「元気出してねー!すぐ帰ってくるよ」
ヒロ「うん 気になってたから独自で安藤の情報を集めてるんだ
もし何か 安藤の件で分かったら教えて やっぱり気になるからさ
早く安藤が見つかって欲しい」
平然とした顔で答えるヒロ
ヒロ(こんな 騒ぎになってたんだ)
学校から帰って来ると・・・
ナオユキ「おかえり!」
ナオユキは髪を茶色から薄黄色に染めていた
二人でテレビを観るもののーーーー・・・
テレビのリポーター「ここが行方不明になった少年の自宅です
出てきました!少年の母親でしょうか?」
ナオユキ母「息子を返してーーーー!」
ナオユキ「母さん・・・」
テレビのリポーター「お母様が必死に訴えています!」
ヒロ「周りばかりが騒いでいて本当にウザいな」
ボソッとそう一言だけヒロは呟いた
ナオユキ(あぁ〜何かもう自分の事なはずなのに自分じゃないみたいだ
!?感覚が鈍くなったって言うか・・・男の自分が自分で
女の方は別人って思い込まないと混乱するっ!!)
一方 あの時ヒロと同じ様に人間からロボットになった
いぬやしきというオジさんも現れるーーーー
いぬやしき(少年が行方不明っ!?いかん 助けないとっ!)
独自の方法で安藤の行方を追っていた
その夜 ヒロの家
ヒロ(この力使える奴って他にいるのか?)
ナオユキ「何でヒロは 他の人を恋人に選ばなかったんだよ?」
ヒロ「安藤ってどことなく母さんに似てるだろう?」
ナオユキ「何だよっ!それ意味不明!ヒロの母さんと似てるって
(ただ 確かに実は最近 ヒロの母さんと二人でいる時ホッと
するんだよな 仲良くなってきてる まさか似てるから?嘘だ)」
しかし こんな日々も長くは続かずーーーー
ヒロ母「みち子ちゃん 新聞取ってきてくれる?」
ナオユキ「はいっ!」
ヒロが学校へ行っている間 そこにいぬやしきが現れる
ナオユキ(?)
いぬやしき「安藤君?」
ナオユキ「オジさん誰?何で名前を知って・・・」
いぬやしき「君の事を探していたんだよ!助けに来たんだ
あっちで話そう!」
ナオユキ「オジさん所で救助して!」
いぬやしき「よし!そうしよう!うんうん それがいい」
ヒロ母「み みち子ちゃん・・・?」
ナオユキはいぬやしきのオジさんの背中に乗り
空へ飛んでいってしまった
その様子をヒロ母が目撃するが・・・
ヒロが帰って来ると
ヒロ「みち子が知らないオジさんに連れて行かれた?」
ヒロ母「だと思うんだけど ついて行ってしまったわ その人に
それから帰って来なくてーーーー」
ヒロ母「警察に言った方がいいかしら!?」
ヒロ「待って そのオジさんの顔を詳しく教えて」
一方 安藤はいぬやしきの自宅に泊まっていた
今現在いぬやしきは独身で独り身だ 何故なら機械の体に
なったとバレてから家族に怖がられて離婚をしてしまったからだ
ナオユキ「オジさん この後どうする?何でナオユキって分かったの?」
いぬやしき「性別変えられた相手でもロボットの体を使えば
この目で変えられる前の顔を識別出来る能力が備わってるんだ」
いぬやしき独自の能力だからか?ヒロには無い
ナオユキ「へぇ〜すごい力だね!」
いぬやしき「安藤君!警察にこの事実を話すべき・・・」
「パリーーーーン」
二人の元に現れたのは窓ガラスを力で割ったヒロだった
ヒロの力の能力としても遠くにいる人物の会話を聞き取れる為に
いぬやしきとナオユキの会話をキャッチして居場所を
そこから割り出した様だ
ヒロ「安藤を返せっ!」
ナオユキ「ヒロっ!?」
いぬやしき「安藤君は隠れていて!?ここは私がっ!!」
ナオユキ「何でっ!?ここがバレて!?」
ロボット同士の二人は機械の体のまま空中で飛びながら
手を使い 足を使い 攻撃しあう
ヒロ「どうして・・・せっかく安藤とここまで上手くいっていたのに
!関係無い他人が邪魔をするんだ!!」
いぬやしき「君は何を言っているんだ!彼は望んで私に助けを
求めてくれていた 安藤君はイヤイヤ君の言う事を聞いて
いたんじゃないか!」
ヒロ「安藤との純粋な愛を邪魔する奴は許さない!」
ナオユキ「う うわぁ〜」
いぬやしきとヒロの繰り広げる戦いに恐怖を感じたの
か?逃げ出す安藤
いぬやしき「!待ちなさいっ!!君っ一人じゃ危険だ!」
「ドドドドドッ!」
いぬやしき「くっ!?」
ヒロの体からは無数のレーザービームの様な技が
くり出され いぬやしきに複数ヒットする!!
ヒロ「どこ見てんだよ おっさん 敵はこっちだ!
安藤!?」
ナオユキ「!ヒロっ・・・もう構わないでっ!
ほっといて!!」
「ドドドドドドッ!」
お返しとばかりにいぬやしきもヒロに攻撃を仕掛ける
ヒロ「おっさん 安藤に何吹き込んだんだよ!?
あんたと会ってからアイツはおかしくなった!」
いぬやしき「私の事を憎みたいなら憎んでも構わない!
でも安藤君の事は諦めてあげなさいっ!!」
ヒロ「あぁ もう本当にうるさいなぁ!?」
その頃 安藤は一人逃げ続けていた
ナオユキ「遠くへ!どっか遠く!バレなそうで一人で隠れられる所
ならどこでもいい!」
金が無くて遠くへ行けない為 途中で空家を見つける
寂れたコンクリート製の建物
ナオユキ(あ ここいいな!仕方ないから今日はここで泊まろう)
それからは空腹を満たす為に雑草を食べたり公園の水で乾きを
満たした
ナオユキ(うぅ〜こんな生活続けてたら 確実に飢え死ぬ!!
どうしよう・・・)
ナオユキ(あっでも 実家に確かそうだ!部屋に貯金してた金が
ある!母さんは朝 仕事行ってるからその時間帯に家に忍びこめば
金をゲット出来る! 明日行ってみよう・・・)
その翌日
ナオユキ(よし 母さんが仕事行ってる間に!?あ あれは・・・
ヒロっ!?ど どうしてこんな所に!?
まさか帰って来る所を待ち伏せてたのか!)
窓から部屋を覗くと 確かにそこにはリビングのソファに
腰掛けるヒロの姿があった
まだ こちらには気づいていない
ナオユキ(やばい・・・貯金の金取りにいけない ヒロにバレたら
また 連れ戻される!?)
安藤は部屋に入るのは諦め その場を去っていったーーーー
いぬやしき「いかん!いかん!早く安藤君を見つけねば!?
彼(ヒロ)より先に!」
一方でいぬやしきも安藤の行方を追っていた
あの後 戦いの決着はつかず 我先にと安藤探しをしている
実はヒロは安藤がいなくなった後 実家へ戻ってくると予想し
勝手に安藤の母親に接触していた
ヒロ「ヒロです 安藤と仲良くしてた ニュースを観て心配で
あの一緒に泊まっていいですか?
安藤が帰って来るのを一緒に待ちたい 気になって気になって
夜も眠れません!」
ナオユキ母「ヒロ君 そんなに息子の事を心配してくれてたのかい
?私もあの子が帰って来てくれなくて全然 眠れてなくて
一緒に待ってくれるかい?一人で心細かったんだよ!」
ヒロ「だから待ちましょう!一緒に」
こうしてヒロは安藤の母親すら自分の味方につけた
もちろん 本当の目的は安藤を連れ戻す為だ
いぬやしきが先かヒロが先かーーーーの対決へ
因みにヒロ母には「みち子が事件に巻き込まれて心配だから
みち子の両親の実家で待機してるよ」っと告げた
その頃 安藤はーーーー
ナオユキ「どうなってるんだ?あれ 何でヒロが家に・・・
あぁーーーーもう!これじゃあ自宅にも帰れないっ!
このままじゃ飢え死ぬーーーー!!」
しばらくは我慢していた安藤だがーーーー
ナオユキ「も もう無理 死ぬ これ・・・」
諦めムードでヒロのいる実家へ向かう
「ガチャッ・・・」
ヒロ「!安藤!?」
ナオユキ「・・・うう」
ヒロ「会いたかった!」
抱きしめるヒロに安藤はーーーー
ナオユキ「何か 食べ物が欲しいっ!お腹すいた・・・」
ヒロは冷蔵庫にある食べれそうなオカズを安藤に差し出した
お腹を空かせていた為 無我夢中で食べた
ナオユキ「母さんは?」
ヒロ「仕事行ってるよ?・・・帰ろう」
ナオユキ「いや 普通に無理だよこれ 何言ってんだよ
人の心ここまでめちゃくちゃにしといて」
今までの溜まっていた鬱憤を晴らすかの様に安藤が
キレていく
ナオユキ「人の人生さんざんメチャクチャにして 振り回して
何なんだよ!?どうしてそういう事が言えるんだよ!!
人の心が分からないなんて人じゃ無いよ!?」
ヒロ「一緒に帰ろう・・・」
ナオユキ「いや だからさぁ〜そういう所 腹立つんだよ
人の気持ち分かんない奴と一緒になんかいられるか!
何で謝りもせずに自分が悪い事したって顔もせずにいられるんだよ!
おかしいだろ 人として 人じゃないよっ!?」
しかし何度 繰り返し安藤が話をしてもヒロは
無表情のままだった
ナオユキ(ヒロの奴 顔色一つも変えない 何で通じてないんだ?
言ってる事全て・・・本当に人の心が分かって無いみたいな・・・)
ヒロ「安藤・・・帰ろう」
ナオユキ「はぁ〜何かもう自分ばっかり怒ってて疲れた
分かったよ!帰るよ(これじゃあ宇宙人と会話してるみたい
それにこんな女の体の状態で母さんに会うわけにはいかない!
母さんだって女になった息子なんて見たくないよな
拒絶されたらって考えるとーーーー)」
結局 母にすがれないナオユキはヒロと
一緒にいる道を選ぶ
ヒロの実家
ヒロ母「みち子ちゃん!無事帰って来たのね!
良かったわぁーーーー!」
ナオユキ「・・・・・・」
一方 安藤の母さんに対してはテーブルの上に
「安藤の目撃情報を聞いたので調べに行って来ます」
とだけ書き置きを残して・・・
ヒロ「母さん 学校行ってくる みち子をよろしく」
ナオユキ「・・・・・・」
ヒロ母「行ってらっしゃい 気をつけてね」
「バタン」
ヒロ母「みち子ちゃん これからも息子の事をよろしく
ね!?」
ナオユキ「あ・・・ は はい」
ナオユキ(ヒロの母親はまさか 自分の息子が嘘ついてる
なんて気づいてない 事実を知ってる側からしたら
心が痛いな この人も被害者なんだって思うと)
ヒロ母「本当に嬉しいのよ!息子にこんなに早く恋人が出来て
あの子に出来るって思ってなかったから」
ナオユキ(ヒロの要求とヒロの母さんの純粋な期待が
物凄く苦しい・・・・・・本当は違うんだって言えたらいいのに)
自分の親にも言えない ヒロの母にも本当の事は言えない ヒロにも
言っても意味ない
心が窒息寸前の安藤は一人 部屋で暴れていた
その頃ヒロはーーーー学校の教室にて
ヒロ(あのいぬやしきとか言うオジさん また来るかな?
とにかく出来るだけ みち子は他の第三者には触れさせない様に
しないと もう自宅には誰も呼べないな
下手にみち子の情報を聞かれるのはごめんだ)
男子生徒1「ヒロ 今日お前んち遊びに行っていい〜?
暇なんだよ」
ヒロ「ごめん 今日は無理」
男子生徒1「断るなんて珍しいなぁ〜まさかお前あれ?
彼女でも出来たとか?」
ヒロ「・・・まさか 家の事で色々忙しいんだよ 相手してられない」
男子生徒1「えっ!?ヒロん家 今大変なのか うわぁーー
じゃあ誘いにくいな 暇になったら遊んでくれよ?」
ヒロ「あぁ」
ヒロがこれ程 嘘をついても疑う者は誰一人もいなかった
ヒロの周りに集まる友人は皆 心が純粋でいい子達ばかり・・・
友人達は皆 ヒロが大好きだったのだ
当然 そういう相手はヒロにとって扱いやすい 元々 自分の母親も
洗脳している彼は友人すら支配下に置いていた
唯一のヒロの悪い本性を知っているのは
安藤といぬやしきだけだったーーーー・・・
それ以外の人は気づいていない
夜 ヒロの部屋のベッドで二人で横になり眠る安藤
しかしなかなか寝付けないのか?考え事をはじめる
ナオユキ(もしヒロがこういう人間なんだってはじめから知ってたら
近づかなかった そうすれば巻き込まれる事もなかったんだ
ーーーー)
次の日
この日は学校休みの日曜日
ヒロ「安藤 言ってなかったけど 実はーーーー母さんが初めての
夜の相手だったりするんだ」
ナオユキ「!??え?何言って・・・」
ヒロ「ほら 母子家庭だから部屋で一緒に寝る事もあって
それでそん時に」
ナオユキ「何回くらい??」
ヒロ「数回・・・安藤ん家もそういう行為する?」
ナオユキ「ある訳ないよ」
ヒロはーーーーマザコンだった
ヒロ「母さんに似てる恋人がいい 気づいたら安藤だった」
ナオユキ(・・・・・・って事は ヒロは母さんだって思ってる
からこんなにしつこく?子供にとっては母親が全てだ
そんな相手に見捨てられるのは恐怖だよな?
ん?待てよ って事はヒロに必要なのは母離れする事なんじゃ?
そうしない限り 母を失った後も母に似た人に執着し続ける事になる
でも どうマザコン離れってやれば効果あるんだ?)
考えても考えても安藤の中で答えらしい答えは浮かんでこなかった
しかし 安藤は少し憶測を間違えている
更生の可能性がある親子関係なら別だがーーーー
ヒロ側がこの状況を作り出している張本人 それも洗脳という手を
使って・・・
そう簡単に変わる見込みがあるとは言えない状況だった
その夜
二人でまたベッドの上で横になる
夜の営みを終えた後・・・
ヒロ「女の体でされるのってどんな感じ?」
ナオユキ「変な感じだよ だってこの体って脳は男のまんまとか
体だけ 女とかさ・・・混乱してくるって言うのか」
ヒロ「ははっ そりゃそうだよな?」
ナオユキ「笑ってる場合じゃないよ!戻せるのはヒロなんだから
戻して欲しいんだよ!?」
ヒロ「・・・それは無理だな 俺の母さんが悲しむ
みち子と別れたとか嘘つかないといけなくもなるし」
ナオユキ「それはヒロが勝手にこんな事したからじゃないか?
そうなるの嫌だって分かってるなら何で?」
ヒロ「付き合う為なら男同士よりは 男女の方がいいと思って
その為には変えた方が手っ取り早いかとーーーー」
ナオユキ(駄目だ 戻す気ないって言うのだけ分かる
何だかんだでヒロの目的は このまま継続していきたいんだって
それだけだーーーー・・・
ただ まだあのいぬやしきさんがいるから 早くまた助けに
来てくれないかな?いぬやしきさん・・・)
ヒロ母も相変わらず気づく事無く 変わらぬ状況は続き
別の日
ヒロ母「ねぇ?みち子ちゃんの両親と顔合わせてみたいわ
まだ正式にお会い出来てないじゃない」
ヒロ「!こっちはもう挨拶してるんだ 大丈夫だよ 母さんがそんな
事しなくたって全部こっちに任せてくれたら!上手くやれてるからさ」
満面の笑みをみせるヒロにホッとしたのかヒロ母も安心した様だ
ナオユキ(・・・ここの家の主(あるじ)はまるで息子だとでも言うかの様に
ヒロが何もかもの主導権を握っている)
一方いぬやしきの方は安藤が見つからず 安藤の実家を訪れていた
いぬやしき「息子の安藤君の行方を探している いぬやしきと言う
者で 息子さんは帰ってきてるかね?」
ナオユキ母「あれ以来からずーーっと帰ってきてないよ」
いぬやしき「そうか もし帰ってきたら これを息子さんに 渡して欲しい! 私の電話番号だ くれぐれも他の人には渡さぬ様・・・頼んだよ」
そう言うと安藤の実家から出てきたいぬやしきは空を飛ぶ!
いぬやしき(安藤君 今どこにいるんだ?早く保護したいんたが)
その頃 ヒロの実家
ヒロ(あの安藤連れ去ったいぬやしきとかいうおっさん
も同じ様に機械だった 今の内に消して置くかーーーー
!良い方法考えた )
ヒロが向かった先は警察署だった
ヒロ「最近テレビで流れてる行方不明事件と関係あり
そうな人物と会いました
そのおじさん 彼女を連れ去ろうとしてたんです
何とか彼女は取り返しましたが今もそのオジさんは
逃げ続けています」
ヒロは警察官達にこの近辺での怪しい人物として
ヒロ「母さんはそのオジさんの姿も目撃していて
顔も分かってます 俺も分かってるから似顔絵を
書いてもらえたらと・・・」
そして夜 いぬやしきがテレビをかけると
いぬやしき「なっ!?何なんだコレは・・・!?」
テレビのリポーター「コレが一連の事件の犯人と
思われるオジさんの顔です!安藤事件とも関連か?
話しによると安藤君の行方不明後 別の家族の女性が
今度はこのオジさんに連れ去られそうになっている
のをその家に住む恋人の母親が目撃して
恋人は母親の目撃証言を頼りにオジさんを見つけ出し
彼女を助けましたが現在もこの犯人は逃走中!!
一連の安藤事件と同一犯でしょうか!?皆さん
この犯人の逮捕に協力をっ!?」
いぬやしき「私が犯人っ!?どどどとっど〜なっているんだ!?
あ あの少年っ・・・」
予想でいぬやしきはヒロが頭に浮かんだ
その頃 警察署ではテレビを観たナオユキの母親も警察署を
訪れていた
ナオユキ母「ニュース観て 少し前にあのイラストと同じオジさん
が家に訪ねて来たんだよ!それでこの電話番号書かれてる紙を
渡してきて・・・」
警察官はその紙に書かれてあった電話からいぬやしきの自宅の住所を
特定
いぬやしきは家にいられなくなり逃亡するしか無かった
そして その頃ヒロの実家ではーーーー
ヒロ「いい気味だ!今頃オジさん 逃げてるんだろうなぁ」
ナオユキ「嘘っ!?(こんなんであのオジさんが捕まったら
冤罪ってヤツじゃーーーー!?最悪だっ!!)
」
ヒロ「ごめんね 安藤」
ナオユキ「え?」
ヒロ「バンっ!」
銃を撃つ様な指の形をつくり安藤へ向けると その人差し指からは
銃は持っていないはずなのに弾が出て来て安藤を撃つ
ヒロの特殊能力の一つだ
ナオユキ「うっ・・・あ」
「バタン・・・」
撃たれた安藤はそのまま倒れ込む
ナオユキ「ヒロ・・・やっと 楽にして・・・くれるんだ」
笑いながら安藤は死んだ
ヒロ「・・・・・・」
いぬやしきの自宅場所を分かっていたヒロはいぬやしきの家の庭に
スコップで掘ると 安藤の遺体を遺棄
ヒロ「さよなら 体は元の状態に戻すよ」
その場を飛んで離れた 辺りは真っ暗だ
そして 次にヒロが向かったのはいぬやしきの元だった
耳で聞こえる音を頼りにいぬやしきのいる位置を把握
いぬやしき「き 君!あの時のっ!?」
ヒロ「オジさん 頼むからもう邪魔しないでくれよ あんたが正義
だとかそんなのどうだっていい」
二人は再び戦いを繰り広げた
「ガシーーーン!ガンッ!!」
この機械の体は一度例え気を失ったとしても 撃たれても時間が経てば
生き返る
完全に死ぬ訳ではない
撃たれるいぬやしき ヒロは何とかいぬやしきを一時的に気を失わせ
る状態にした
そしてそのままいぬやしきを連れて行ったのはーーーー
警察署の前だった
通りすがりの警察官はテレビの犯人イラストに似てると気づき
いぬやしきはそのまま 牢屋の中にブチ込まれた
いぬやしきが次に目を覚ました頃には完全に体は拘束されていた
いぬやしき「(け 警察署!?どうして私はこんな所に!?
あの少年はっ!?)ちッ違うーーーー!私は犯人じゃないーーーー!?
犯人じゃないんだーーーー!!」
警察官「嘘をつくな!オジさん あんたの家の裏庭に安藤君の
遺体があった!死体で見つかったんだ!?」
いぬやしき「!!何で私の裏庭から安藤君の死体がっ!?」
警察官「あんたが殺したから裏庭から出てきたんだろ!?
この期に及んでシラをきるな!!
しかも普通の人が撃った拳銃とは違う!あんたの体が機械だって
分かっているんだ!あんたしかいないだろう!?」
ヒロと戦った際に撃たれたはずの傷口が時間の経過と
共に消えた事から いぬやしきが普通の体じゃないと気づかれた様
だ
警察官「それにあんたの自宅からは部屋の中に現に安藤君と思われる
毛髪も見つかっている!安藤君の指紋も!!
家に招き入れていた証拠じゃないかっ!?」
いぬやしき(アレはーーーー確か安藤君を家に保護した時に
その時についたもの!)
警察官「あんたねぇ 指紋も毛髪も死体も見つかっているのに
他に誰が犯人だって言うんだ!?死体のDNAだって安藤君と一致
した!アレは完全に安藤君の死体なんだ!!」
いぬやしき(・・・安藤君っ あの後ーーーーあの少年に
殺されてしまっていたのか 私は君を救いたかったーーーー本当に
すまないっ!)
その頃 ヒロの実家では
ヒロ母「あら みち子ちゃんの姿がないわ ヒロ・・・」
ヒロ「あ みち子は実家に用があるって帰ったよ 戻るの結構かかる
って 久々に両親に会いたくなったってさ」
ヒロ母「そうだったの みち子ちゃんによろしく言っておいてね」
ヒロ「あぁ・・・」
安藤の母親は息子の死体を見るなり号泣したーーーー
ナオユキ母「あぁーーーーっ!何で私の子がぁーーーー!?
あぁーーーーっっ」
その後は通夜が行なわれ
その事実はテレビでも報道されているーーーー
テレビのリポーター「犯人が逮捕されてようやく事件は解決しました
!尚 犯人のいぬやしき容疑者は関与を否定し続けてますが
数々の見つかった証拠から警察はいぬやしきが犯人と断定
安藤の通夜も行なわれています」
ヒロ母「この事件の犯人 ようやく見つかったのね!あのみち子ちゃん
を連れ去った人だったんだわ!」
ヒロ「良かったよ 犯人が見つかって」
不敵な笑みを浮かべるヒロ
その後 事件の裁判が行なわれいぬやしきは終身刑を
言い渡される
体が機械の為 死刑にするのは難しかったからだーーーー
しかし 冤罪のレッテルを貼られた いぬやしきにとって
それは喜ばしい事では無かった
安藤の母親からは恨まれる事になる・・・
犯人も逮捕され事件は解決して周囲も落ち着きを取り戻して
いた頃ーーーー安藤の墓の前
ヒロの姿があった
墓の中から安藤の骨を手に取ると
ヒロ「この中に安藤の骨が入ってるのか?よし・・・」
安藤の亡骸を持ち去って飛んでゆく
自宅に帰ると安藤の骨を床に並べ立てながら
ヒロ「よし この力で安藤を よみがえれ よみがえれ よみがえれ」
「パアーーーーーーーー!」
ヒロ「安藤っ!?ほ 本当に生き返った!?す 凄いな この力は!」
ナオユキ「えっ?何で生き返って・・・死んだはずーーーーなのに
!ヒロっ!?」
ヒロ「また 一緒にやり直そう!!」
そう言い笑うヒロ
ナオユキ「(でも周りの様子は変だった だって 安藤が死んだ事に
なってるーーーー)ちょっと待って これじゃあもう男の安藤と
しての人生はーーーー・・・」
ヒロ「ずっと みち子として生きるんだ」
ナオユキ「・・・・・・」
その後 いぬやしきは捕まっても尚 役に立つ事を望み続け 刑務所
の中にいながらも警察官立ち会いの元 人の怪我や病気を無償で
治したりした
安藤はみち子としてヒロの実家で生活を続ける
ヒロ「安藤・・・」
みち子を後ろから抱きしめながらヒロは二人で空を飛んでいく
邪魔する者はこれでもういないーーーー
完結
長かったですが、やっと終わりましたーーーー!!
この作品は、いぬやしきさんはもう原作で既に活躍している
話しが読めるので、ヒロを主役にした物語りを書くと決めて
取り組んだ作品ですっ!!
しかも悪役がハッピーエンドを迎えると言う・・・
もうこれで終わりですが、また次は別の作品に取り組みます!
読んでくれた方、ありがとうございましたっ!!
今回のお題はゴールデンカムイになります!
アニメも最近入ってましたね!?
読む前の注意点としては、オリジナルキャラが出てたり
原作ではいるはずのキャラが出てこなかったり
(白石とか)所々の変化があるんで、そういうの
無理な方は読まない様にっ!!
じゃあ、始めます!
タイトル【コアセンテンス】
ここは北海道 そこにはカムイの子 女の子 名はアシリパ
アシリパの友 スギモト 名はサイチ
キロランケ
オガタ ヒャクノスケ スナイパーの4人が旅をしている
スギモトはとある村でヘンミ カズオと言う人物を殺してしまう
スギモト「やらないと俺が殺られてたんだ アシリパさん」
アシリパ「・・・スギモト あの子は?」
スギモト「!」
丸々(マルマル)「ヘンミさん!酷いよ・・・うぅ」
死んだヘンミの隣に若い少年の姿があった
アシリパ「私はアシリパだ」
丸々「僕はマルマル・・・」
アシリパ「スギモトの話しだと いきなりその男から襲ってきたそうだ
すまない事をした」
丸々「いえ もういいです・・・」
この後 アシリパと丸々は息が合うほどすぐ仲良くなった
丸々「一緒に旅したいな」
アシリパ「ならば来るか?マルマル!大歓迎だ!!」
丸々「うん!」
スギモト(あれ?何だか仲良くなってる まぁいっか)
ヘンミの亡骸は海に流して丸々はアシリパの元へ
ついてきた
先に焚き火でご飯の準備をしながら待っていたキロランケとオガタの
二人とも後から合流する
丸々「マルマルです よろしく」
アシリパ「今日から一緒に旅する事になった!」
オガタ「ゆ ユウサク!?」
スギモト「?」
丸々「ユウサク?」
アシリパ「何だぁ〜二人は知り合いか!?」
オガタ「いや 俺の勘違いだ」
キロランケ「・・・」
オガタ(ユウサクはもう死んでいる こんな所で会うはずがない
しかし 奴の顔は何故似ている?)
丸々「・・・・・・」
丸々も加わりそれまで仲良くしていた5人だったが
ーーーー
オガタは無口であまり喋る男ではなかった
そんな彼に丸々はよく近づき話しかけて来た
丸々「こんにちは 今日も銃の手入れですか?
オガタさん」
オガタ「手入れではない コレをしないと落ち着かない だけだ」
丸々「そうですか」
オガタ「何故隣にいる」
丸々「あれ いけませんでしたか?隣にいたいだけです」
オガタ(声までユウサクそっくりだ)
丸々「・・・・・・」
その様子を見ていたアシリパとスギモトはーーーー
アシリパ「あの二人仲良いなぁ〜」
スギモト「気が合うのか?あのオガタと?ユメでも
みてるみたいだぜ」
アシリパ「そういえばあの二人 顔も似てるなっ!?」
スギモト「・・・・・・ん〜」
しかし一つだけ謎があった
スギモト「なぁ?アシリパさん マルマルってあれ・・・男・女
どっちだと思う?」
アシリパ「う〜〜〜んマルマルの裸 見た事がないなぁ〜」
スギモト「俺もないんだよ だから分からなくてさぁ」
オガタ「・・・・・・」
その話を聞いていたオガタは丸々の元へ近づくとーーーー
オガタ「アシリパ達が何やら お前の性別を気にしていたぞ?
男・女どちらなのかと?」
丸々「!・・・」
丸々は少し顔を俯いた
オガタ「俺もどちらか少しだけ気になる」
丸々「僕 自分の体に自信が無いんです」
オガタ「自信・・・?」
丸々「性器が生まれつき 両方あるんです おかしいでしょう?
だから誰にも知られたくなくて今まで隠していて・・・
この話 アシリパさんにも言わないで下さいね」
オガタ「・・・そうか 分かった」
そう マルマルの秘密である
しかしそんな5人旅にある日 悲劇が訪れる
アシリパは元々 父である人物を探していたが
その父 ノッペラボウとも再会する事なく引き裂かれて
しまうーーーー
しかもこの時スギモトとも・・・ どうやら裏切り者が
いた様だ
スギモト「アシリパさぁーーーーん!」
アシリパ「スギモトーーーーっっ!!」
丸々「・・・っっ!?」
キロランケ「こっちだ そっちは危険だ」
オガタ「・・・」
丸々 オガタ アシリパ キロランケの4人旅となる
その頃スギモトはーーーー
スギモト(何だって こんな事に だけど ノッペラボウを撃ったのは間違いなくアイツだあの野郎 裏切り
やがってーーーー)
一人取り残されたスギモトはアシリパ達を探す
一方 アシリパの方はーーーー
丸々「アシリパさん 大事な話があります 少しこっちへ」
アシリパ「どうした?マルマル?」
二人っきりになった
マルマル「アシリパさんの父 ノッペラボウは撃たれて死んだ
だけど僕 見てたんです あれはオガタとキロさん二人が
裏切ってたと」
アシリパ「確かなのかっ!?」
丸々「はい!あの二人他にも何か隠し事があるみたいです
僕はアシリパさんは守るけど今から言う事を覚えていて下さい」
アシリパ「何だ?」
丸々「僕の方からアシリパさんの元を離れる事はない 絶対です
だからもし この先僕がいなくなる日があれば
その時はあの二人はから離れて一人で逃げてスギモトさんの元へ
二人再会して欲しい」
アシリパ「!」
丸々「因みに襲われた時に僕は分かりやすくこの赤い紙をキロランケ
白い紙をオガタとして 襲われた時はこの2つを目印として
落としておきますアシリパさんは見つけたら逃げて下さいね!」
アシリパ「・・・分かった!!」
丸々(これでいいんですよね スギモトさんーーーー)
アシリパがすぐ探しやすい様にと 決して丸々はなるべく
側を離れる事も無かったーーーー
キロランケ「うすうす丸々は気づいてきているな」
オガタ「ふんっ・・・」
キロランケ「・・・このままだと邪魔をされかねない」
オガタ「だったら丸々をいなくさせればいい」
キロランケ「殺るって事か?」
オガタ「大体 スギモトがよく丸々に何か話していた
のは分かっていた スギモトは多分 丸々にアシリパを
守る様に言っていたんだ」
キロランケ「・・・」
オガタ「丸々をどうにかいなくさせた後 アシリパから
は金の在り処について より聞き出しやすい様にする」
そして ある日 ついに丸々がーーーー!
それはアシリパがトイレに行ってる最中に行なわれた
キロランケは悲鳴をあげない様 丸々の口を後ろから
塞いでオガタは丸々の首を締めあげる
マルマル「うぅ・・・」
丸々は隠し持っていた あの2つの紙をとっさに下の地面に
落とす
オガタ「・・・」
丸々「うっ・・・」
キロランケ「・・・・・・」
丸々は動かなくなった
キロランケ「やったか?」
オガタ「死体は俺が林の方へ運ぶ キロランケはアシリパに話を
しておけ」
そう言うとオガタは丸々を運びに林へーーーー
キロランケはアシリパがトイレから戻ってくるのを待つ
オガタ「・・・」
丸々の体を地面に降ろすオガタだったがーーーー
オガタ「?まだ体が生暖かい 死んでいない?気を失ってるだけか?」
逃げられない様に丸々の体をロープでグルグル巻きにして木に縛りつけた
丸々「うっ・・・」
意識を取り戻した丸々
丸々「こんな事してスギモトさんが何って言うか・・・!」
オガタ「奴は助けに来れないさ」
丸々「じゃあ これ アシリパさんに僕の形見として渡しておいて」
オガタ「いいだろ さらばだ 丸々・・・」
丸々「・・・・・・」
それはいつも丸々が首飾りとして身につけていたペンダントだった
オガタ「・・・」
キロランケの元へオガタは戻った
アシリパがトイレから戻って来た
アシリパ「!」
すぐに丸々の存在が無い事に気づく
アシリパ「なっ何故?丸々がいない?」
キロランケ「あぁ さっきなぁ3人で話し合いをしたんだ
丸々は自分からスギモトさんを見つけに行く!と一人出て行った」
オガタ「奴からアシリパにコレをと 丸々のペンダントだ」
アシリパ(嘘だっ!二人は嘘をついてる!丸々は確かに言った
自分からは絶対 私の元を去らないと だとしたら殺されたのか?
丸々っ!!なのに二人は顔色一つ変えないぞ!?)
オガタ「?」
アシリパ「そうか 丸々がコレをと・・・あ!またトイレ行って
来るっ!今度は大の方だ!!」
そう言うとアシリパは駆け出した
もちろんトイレではなく紙を探す為だーーーー
アシリパ「さっきトイレから戻る際にチラっとそれらしき紙を
見かけた やっぱり二人が丸々を殺ったのは間違いないっ!!
ヒドイっ!ヒドイじゃないか!?二人!丸々をっ!?
死なすなんてーーーー!!」
泣きながらアシリパが二人の元へ戻る事は無かった
ポロポロと涙は溢れ 一人・・・来た道を離れて行く
アシリパ「うぅっ・・・スギモトっ!」
「タタタッ」
キロランケ「遅いっ!トイレにしては流石に遅過ぎる!」
オガタ「見てくるか 様子を・・・・・・」
しかし二人が見に行っても既にアシリパの姿は何処にも無かった
オガタ「何処へ消えた?しかし荷物は置き去りのままだ」
キロランケ「何故アシリパはいなくなった?」
オガタ「・・・」
キロランケ「一体何がどうなっている?」
オガタ「奴に聞いてくるか」
キロランケ「奴?」
オガタ「丸々だ アイツはまだ生きている」
キロランケ「殺したんじゃなかったのか?」
オガタ「・・・息を吹き返して 気を失ってただけだ」
キロランケ「・・・・・・」
二人は丸々の元へとやって来た
丸々「!」
オガタ「話がある」
アシリパがいない事に気づいた丸々はーーーー
丸々「アシリパはっ!?何故アシリパはいない!?ま まさか
アシリパまで殺したのかーーーーっ!?この人殺しっ!!」
オガタ「落ち着け アシリパを殺してはいない
むしろ知りたいのはこっちの方だ アシリパが何処へ行ったか
知ってるか?」
丸々「何でっ何でっアシリパがいないんだっ!?誰が殺してない
なんて信じられるかぁーーーー!」
丸々は泣き叫んだ
オガタ「聞かれた事にだけ答えろ」
丸々「アシリパぁーーーー!アシリパぁーーーー!」
キロランケ「感情的になってこれでは何を聞いても無駄だ オガタ」
オガタ「奴の演技と言う事は?」
キロランケ「そうは見えないな・・・」
オガタ「ならば逆に丸々をワザと自由にすると言うのは?
一人になったら安心してアシリパの居場所を知ってるなら向かうはず」
キロランケ「ワザとか よしーーーー」
ヒソヒソ話をする二人
丸々(良かった いないって事はアシリパさんはあの紙に気づいて
逃げてくれたって事だ もっと今のうちに距離を離れてくれたら
時間稼ぎしてる内にーーーー・・・)
オガタ「丸々 もういい お前を今から自由の身にしてやる」
丸々「え?(どうして突然?)いいん・・・ですか?」
キロランケ「争っていても何も始まらない 今丸々をどうこうした
ところでアシリパが見つかる訳でも無い それにアシリパのいない
今 これ以上は俺達も無駄な事に付き合うのはごめんだからな」
丸々「そう・・・ですか」
オガタ「どこへでも行け 好きな所へ」
キロランケ「・・・分かりました ではお元気で」
「ザッザッザッ」
解放された丸々は一人歩き去っていった
オガタ「よし 後を付けて歩くか」
その後をオガタとキロランケの二人はついて行く
キロランケ「どこへ向かっている?」
オガタ「・・・・・・」
丸々が向かったのはアシリパの元ではなく
海の近くにある港街であった
丸々「あの 人を探しているんです こういう人」
丸々は紙に描いたイラストを街の者に見せる
丸々「名はスギモト サイチ もしこの人を見かけたらこう伝えて
下さい」
ヒソヒソ話を耳元で丸々はしている
オガタ「スギモトを探している?」
キロランケ「と言う事は本当に知らなかった と言う事か」
オガタ「これだとキリが無い スギモトに今会ったところでロクな
事にならない」
キロランケ「仕方ない 俺達は俺達でアシリパを探すとしよう
それにしても丸々も知らないとなると アシリパは突然丸々がいなく
なった事で自ら不安になって消えたって事か?」
オガタ「・・・それなら今もしアシリパと会えても俺達にそう
簡単にはついて来ないかもしれない」
キロランケ「まいったなぁ〜」
頭をガリガリと手でかくキロランケ
キロランケ「ここで一旦 お互いの役目を変えよう」
オガタ「?」
キロランケ「二手になって 俺は例の奴らに様子を伝えてくる
そしてオガタはアシリパを探す もし見つけたらここの街に俺は
滞在してるから手紙を俺宛によこしてくれ」
オガタ「分かった」
ここで二人は別れる事になった
オガタ「・・・街の者にでも聞いて歩くか」
聞き込みをするオガタ
オガタ「カムイの格好の女の子 名はアシリパ アタマにはバンダナ
長くて少し青い髪の毛 知っているか?ここに来たのを目撃した奴
はいるか?」
しかし 探しても探してもアシリパを知る者は一人も
いなかった
オガタ(おかしい これだけ探してもいないとは
街に来ていないのか?)
そう アシリパは警戒してか街には一切寄らず
一人で弓を使って動物を捕まえ 食べて寝ての一人旅
を続けながらスギモトがいるであろうと信じて来た道を
戻っていた
アシリパ(スギモトっ!!)
そうとも知らずオガタはまだ街を探し続けている訳だ
から見つかるはず無かった
オガタ「!」
丸々「あれ オガタさん?何で一人でいるんですか
キロさんは?」
オガタ「今はいない 途中で別れた」
丸々「そう・・・ですか」
丸々の方はというと スギモトを探しながらも
アシリパも同様に探していて もしその二人を見かけたら
「丸々はココにいる」と伝えてくれと街の者に伝えてまくっていた
因みにオガタとキロランケの顔も描いて「この二人には教えないで」
と伝える
オガタ「どうだ?スギモトはあれから見つかったか?」
丸々「ううん ちっとも」
オガタ「俺はアシリパが見つからない 疲れた」
丸々「!・・・」
腰を下ろして座るオガタ
丸々「二人っきり・・・ですね」
オガタ「あぁ」
二人「・・・・・・」
アシリパを探す事に疲れ切っているオガタ
丸々(そうだ アシリパさんはスギモトさんに任せて
僕はオガタさんをどうにかした方が早いっ!!
何としてでも食い止めないと!)
オガタ「ふぅ・・・」
丸々「オガタさん 一緒に探しません?それと銃の使い方 僕にも
教えて欲しいんです!」
オガタ「銃?銃か よし・・・」
獲物になる動物を狙いながら丸々はオガタから使い方を学ぶ
少しずつ 丸々は撃つのが上手くなっていった
「バーーーン!」
丸々「やったぁ!ヒット!!」
オガタ「その調子だ」
丸々「(よし このまま腕を上げていって そして獲物を狙う
フリしてワザとオガタさんの腕を撃てば・・・言葉じゃ オガタ
さんは止められない だったらあの腕だ)」
オガタ「丸々・・・」
丸々「ん?」
オガタ「アシリパにはスギモトが側にいたら何故それで
何もかも安心と言いきれる?所詮奴も男だ 金に目が眩んだら
アシリパを邪魔に思うかもしれない」
丸々「そうですけど アシリパさんはスギモトさんの事
好きだから 二人の邪魔なんて出来ませんよ」
オガタ「・・・」
その夜 眠る二人
今の季節は冬
丸々「オガタさん・・・寒い」
そう言われ オガタは丸々の後ろから自分の体を重ね温める
オガタ「これでどうだ?」
丸々「温かい だけど 5人でいた頃はもっと5団子になって
温かかったのにな〜今は二人だから・・・」
オガタ「・・・」
丸々「あれ?何か後ろの下ら辺当たってる様な・・・」
オガタ「くっついているからな」
丸々「・・・」
オガタ「前向くか」
丸々「今度は顔と顔がくっつきそうで近い」
オガタ「どうしろと言うんだ」
結局 空を見上げる形でくっつく言葉にした
丸々「こうすれば良かったんだね」
オガタ「・・・」
丸々(アシリパさん スギモトさんに会えたかなぁ〜?)
その頃 アシリパはーーーー
アシリパ「はぁはぁ・・・ん?」
スギモト「あれ?アシリパ・・・さん?」
アシリパ「すっ・・・スギモトっ!?」
スギモト「アシリパさぁーーーーん!!」
アシリパ「スギモトーーーーっ!?」
二人は再会を果たしていた
スギモト「あれ?良く見るとアシリパさん一人だけ?
他の奴らは・・・」
アシリパ「スギモトっ!!丸々がっ丸々がなあ!!二人に・・・
殺されたっ!!」
涙を流すアシリパ
アシリパの中では丸々が死んでいる事になっていた
スギモト「えーーーーっ!?」
アシリパ「ヒドイんだ!あの二人ときたらっ!私が子供だと思って
何も分からないだろうと思って平気で嘘をっ!!
悪魔っ!悪魔にしか見えなかったぞーーーー!?」
スギモト「落ち着いてっ!アシリパさん!?何で丸々が死んだって?」