影虎作品集

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1:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 12:20 ID:SnI

ここの板では初になります!!
本格的に近いのをそろそろ書きたくなってきたんで
二次創作書くことに決めました!
感想とかは気軽にどうぞ!ただし、荒らしとか
暴言はお控え下さいっ!!
じゃ、さっそく書きたいと思います!

865:影虎◆Vs hoge:2025/02/02(日) 18:54 ID:QdQ

マコト「ユウキ君。 あのさ、逃げないからさ。 自由にして欲しい。」ユウキ「・・・言葉だけじゃ、信用出来ないな。」マコト「!」    ユウキ「行動で分かるんだよ。 逃げるなって言ってるのに、スーパーマーケットの時、周囲に助けを呼んだろ? あれがそっちの本音だろ?」     マコト「・・・自由欲しかったから。」                  ユウキ「とにかく、俺がいる範囲でなら動けるんだし。 好きなテレビもゲームも許してる。 好きな服や食べ物も買わせてる。 そんな不自由でもねぇだろ。 なぁ? 何もかも自由制限してるかよ?」        マコト「・・・・・。」                      ユウキ「外出だって、行きたい場所あんなら、俺同伴なら、許してんだぜ?」マコト「・・・・・。」                   ユウキ「言っとくけど、俺いなきゃ本来は、そっちで全部やらなきゃいけねぇ事だよな? 仕事して金稼いで、家の事も何から何まで。 車も自分でだぜ? 携帯も。 一人で何もかもってやるって結構大変だろ?」    マコト「・・・・・。」                         ユウキ「俺がいて、役立ってる事もあると思うんだよなぁ。」     マコト「うん・・・。」

マコト「・・・ボクの事、好きだからだよね?」           ユウキ「あぁ。 そうだぜ。」                              マコト「ボクでいいのかなぁ? でも、ユウキ君には、もっと良い人いると思うんだけどなぁ・・・。」                   ユウキ「俺が決めたのがマコトなんだよ。 他は、ありえねぇ。」   マコト「・・・・・。」                      マコトがどう言おうと、ユウキの考えもそう簡単には、覆りそうには無かった。                              ユウキ「どっか行きたいとこねぇの?」マコト「えっと、公園に行きたい。」 ユウキ「いいぜ。」

866:影虎◆Vs hoge:2025/02/02(日) 19:00 ID:QdQ

しかし、マコトもマコトで長期の度重なる軟禁生活が災いしてか、精神年齢が幼いままを保っていた。                     というのも、精神が成長するには安定感のある環境があってこそだが、この軟禁生活は常にマコトに強いストレスと強い不安・強い恐怖を与えていた為、気づいた頃には、幼稚な精神のまま成長が止まってしまったのだ。                    だからこそ、歳に合わない公園に行きたがる等の選択を選ぶ。                         ユウキ(俺にとっては、マコトがあんまり成長しねぇなら、しなくてもいいんだよな。 成長したら、ますます離れていっちまうだろうし。)

軟禁生活から逃げ出そうとされたくないユウキ側の気持ちも、複雑なこの状況を作っていた。                        次の日。ユウキは、マコトと公園にやって来た。           マコトは、公園の遊具で遊ぶ。                     ユウキは、それを見ている。                    しかし、実は、マコトならではの考えがあった。           マコト(公園に行くって事は、トイレも行ける。)                     公園には、二人以外に子供達や大人も来ていた。                   その中のある一人が女子トイレへと入ったのを確認して。

867:影虎◆Vs hoge:2025/02/02(日) 19:03 ID:QdQ

マコト「ボクもトイレ行くっ!!」ユウキ「トイレ・・・・?」    マコトが女子トイレに入ろうとしたその時、ユウキに手を引っ張られて。    ユウキ「こっちの方入れ。」                        ユウキが指定したのは、多目的トイレ。               マコト(あっ・・。)マコトは、落ち込んだ顔で入る。             ユウキ「マコトってジェンダーだろ? 女子トイレより、こっちだよな。」マコト「・・・・うん。」                  マコトが残念がる理由は、本当は女子トイレに入って、さっきトイレに入った女性に隣の個室から小さく声をかけて。                               「監禁されてる。警察呼んで。」っと、助けを求める為だった。                しかし、自身がジェンダーなのが災いしてしまった。

ユウキも周囲がマコトと近距離で接触するのは、回避しようとしている。マコトの作戦は、失敗に終わった。それから、二人は自宅に戻った。   マコトのお風呂の時間。ユウキは、相変わらず付きっきりだが。      着替え中は、なるべく目線は見ない様にして、下を見る。           マコトが風呂に入ってる中、外の脱衣所でスタンバイ。        マコト「ふぅ〜。」                        【チャポチャポ】唯一、ユウキが側にいない状態で、一安心出来る空間。         その間、ユウキは、携帯を操作している。携帯で暇を潰していると、マコトが風呂から上がる。

868:影虎◆Vs hoge:2025/02/02(日) 19:07 ID:QdQ

ユウキは、なるべくマコトの裸は見ない様に逸らす。         何故かと言うと、マコトはジェンダーで、あまり自身の体に対する嫌悪が強い分、他者に見られるのも嫌悪を抱くと、理解しているから。     コウジが付き合っていた時もそんな関係だったが、それは、コウジから教えられて、ユウキも知っていた。                  ユウキ(兄貴は、何でも、情報をオープンにする奴だったからな。    マコトの情報は、共有してた。)                  ついでに優しいコウジだから、メンヘラで精神的に振り回すマコトと付き合っていても、マコトにキレる事は無かったが優しさ=いつまでも受け入れられるでは無いから、コウジにも許容範囲オーバーが、やってきた。 ユウキ「俺も入るか。」

ユウキも入る場合は、先に地下にマコトを連れて行き、一人で風呂に入る。そんな、とある日。                      ユウキ(仕事まだ、見つからねぇ〜。 落ち着かねぇな・・・。)   やる事がない状況が苦痛なユウキ。                 ユウキ(・・・・料理動画か。 そうだ! 俺も料理覚えてみっかなぁ?)  ユウキが悪戦苦闘で、料理を作っていると。                     マコト「ボクも作りたいなぁ・・・。」 ユウキ「一緒に作るか?」  マコト「うん!」

869:影虎◆Vs hoge:2025/02/02(日) 19:11 ID:QdQ

マコトと二人で料理を作った。                   ユウキ「味付けは、コレでよしだな!? 案外やってみると楽しいな。」マコト「また、作りたいなぁ・・・。」               ユウキ「昼も作るか?」マコト「うん。」               メンヘラなマコトにとっても、何かに夢中になっている方が落ち着く様だ。                               ユウキ(自炊で、金も出費減るよなぁ。)               昔のユウキならば、考えられない行動だ。そして、携帯からも可能な仕事を見つけたユウキは。                        ユウキ「なぁ!? 俺の携帯貸してやるから、携帯で出来る仕事に挑戦してみねぇか?」マコト「やりたい。」

ユウキ「じゃあ、任せたぜ。 タブレットの方がいいか。       こっち、使え!」タブレットを渡して、マコトも仕事を獲得。ユウキは、貸してる間はその様子を観察している。                     メンヘラのマコトの内面を少しでも、別の方向に逸らさせる事で気分の落ち込みを回避させようとしていた。                 こんな軟禁生活では、精神がおかしくなるのを阻止する為。           ネットでの仕事は、ユウキ自身が登録して応対までしているが、実際に仕事しているのは、マコトっという状況だ。                気分転換にはなるのか? マコトも楽しそうだ。                          数時間は、マコトがやって、その後は、ユウキにバトンタッチ。      ユウキ「ちょっとでも、収入ある方がいいよなぁ?」               残りの数時間は、ユウキがやって終了。                              ユウキ「一人でやってる様で、二人分の稼ぎだからな。 倍になりそうだぜ!

870:影虎◆Vs hoge:2025/02/02(日) 19:14 ID:QdQ

給料が入った時、その半分はマコトにも渡される。          マコトは、嬉しそうだった。こうして、長期の軟禁生活の中でも、喜びを見出だせたマコトは、少しずつ、メンヘラから解放されてゆく。              【コンコン】ユウキ「はい?」                   近所の女性「ピザ作ったの。 一人だと食べきれないから、良かったら、恋人さんと、どうぞ。」ユウキ「ありがとうございます。」      マコト「!」近所の女性「お口に合うといいんだけど。」             ユウキ「俺の方も恋人と作ったケーキあるから、一切れどうぞ。」                近所の女性「ありがとう! チーズケーキ? 美味しそうね。 恋人さん、どう? 状態は。」

ユウキ「大分、落ち着いてきてます。」               近所の女性「気になってたんだけど、アナタの恋人が体女性なのに男装コーデなのって、性的なのが原因? ホラ、両親の。」                          ユウキ「いえ。 恋人は、元々ジェンダーで、体に違和感を持っていて。 それとは、関係ないです。」                     近所の女性「そうなの。 私は、てっきりそれと関係もあると思ったんだけど。」                             ユウキ「仮にあったとしても、俺の方からは聞かない様にしています。         思い出させるの辛いだろうから。」                         近所の女性「気遣いしてるのね。 恋人さんとお幸せに。」      ユウキ「ありがとうございます。」                       ユウキの元にマコトが、近づく。

871:影虎◆Vs hoge:2025/02/02(日) 19:17 ID:QdQ

マコト「今の人、誰・・・?」                   ユウキ「近所の人だぜ。 ピザ貰ったから食うか!」         マコト「うん。」                         何気ない日常が過ぎていって、マコトからは徐々に笑顔が見られた。  勿論、その中でもマコトは時々、仕事で貸して貰ったタブレットで、コウジに連絡を試みた事もあったが。                  繋がらなかった。何故なら、今のマコトのいる星から、コウジの星からの距離は、かなり離れていて、届く事は無かった。           マコト(コウジ君にメールが繋がらない。)             マコトは、絶望した。ユウキも少し疲れているのか? 珍しく、眠そうにしていた時に行なっていた。

短い居眠りをしていたユウキは、目を覚ます。            慌ててマコトは、送信したメールの履歴を削除する。マコト(ふぅ〜。)その頃、コウジもだんだん探していたのを諦める様になっていて。   コウジ(もしかしたら、もう・・・二度とマコトとユウキには、会えないのかもしれない。 母さんだって、弟の事は気にしてる。 けど、こんなに探しても見つからないんじゃ・・・。)              コウジと同居しているアオイのお腹には、赤ちゃんが宿っていた。                             いつまでも、マコトやユウキの事を探すお金に費やす訳にもいかなくなり、コウジも徐々に遠ざかっていった。               別の星でユウキとマコトは、暮らしている。                        ユウキ(この日常を守らねぇと。 これからも。 それが俺の目標だからな。)マコト(・・・・・。)                   二人の距離は、相変わらずだが、変わらない日常をこれからも過ごしていく事になる。    
完結。

872:影虎◆Vs hoge:2025/02/03(月) 07:50 ID:QdQ


別バージョン。(もし、リヴァイアス号の段階で、マコトの件がバレていたら。)                                      ユウキがマコトを周囲に隠していた事実がついに明るみになってしまった。と、いうのも。                        ユウキがたまたま、付き合った新しい遊びの彼女は、かなり嫉妬深い性格でユウキに内緒でコッソリと、部屋に隠しカメラを設置したのだ。そして、彼女は隠しカメラを回収して、動画に映るマコトの存在を知ってしまう。                               彼女「誰っ!? 何で、スーツケースにユウキは、いれてるの!? 待って、これ。 普通の浮気じゃないっ! 監禁してる・・・?」                       異様な事態に気づいた女性は、直接ユウキに聞くのは止めて、リヴァイアス号の機長や隊員達に話した。                   この事で、機長や隊員複数人が、ユウキに問い詰めた。               ユウキ(ヤベッ! ついにバレたっ・・・・。            動画として証拠に残ってるなら、言い逃れが出来ねぇし。 その動画を警察にバレたらもう、俺は・・・・。 いっそ、マコトと離れるぐらいなら・・・。)                           追い詰められたユウキは、ダッシュでその場から逃げ出す。        向かった先は、リヴァイアス号の入り口部分。             ユウキ「はぁはぁ・・・。」

873:影虎◆Vs hoge:2025/02/03(月) 07:54 ID:QdQ

そこで、ユウキは入り口の扉を開閉して、宇宙空間へと身を投げた。
【バッ・・・・】
初めから、もし周囲にマコトの件がバレたら、こうしようと決めていた。マコトを死なすか、自分が死ぬか。
呼吸が難しい宇宙空間。ユウキは、絶命した。機長と、隊員は、ユウキの遺体の回収は諦めて、マコトの方を救う。何とか、監禁から解放されたマコトは、その後。
両親の元に返された。

そして、この事実を電話で知ったコウジは、マコトが生存していた事実には、喜びを抱くが。
それと同時に、犯人だった弟のユウキが自死した事実を知ると泣き崩れた。弟が死ぬのは、片割れが消えたのと同じ意味。
コウジはしばらく、塞ぎ込んで立ち直れなかった。
アオイは、懸命にそんなコウジを側で、支えてくれていた。
コウジ(ユウキ・・・・・。)
それから、時が経ちコウジは、アオイと同居を始めて。
マコトは、両親と仲良く暮らしている。
マコト(・・・・・・。) 
完結。

874:影虎◆Vs hoge:2025/02/03(月) 07:57 ID:QdQ

別バージョン
(ユウキとマコトとブルーが三角関係だったら編)

ブルーは、唯一男装しているマコトとは、仲が良くなった。
マコトも、話しかけられれば拒まず、会話をするタイプ。
ブルー(他の女性とは、関わりづらいがマコトは、男性的な部分もあるから、話しやすいな。)
そんな中、徐々にマコトに対して好意を感じ始めた。
しかし、マコトの方はブルーに特には、好意は無かった。
常にマコトに遠くから、ベッタリと付きまとう様になるブルー。
マコトは、何処にいてもついてくるブルーに不気味さを覚えた。
マコト(また、ついて来てる。)
恐怖を感じたマコトは、知り合いのユウキに相談する。
マコト「ユウキ君。 相談あって・・・。」
ユウキ「ん? どうした。」
マコト「ブルーって知ってる? 何か、あの人が何処行ってもついて来るから、怖くて。」

875:影虎◆Vs hoge:2025/02/03(月) 08:00 ID:QdQ

ユウキ「! なら、俺が付いててやろうか?」
マコト「うん、ありがとう・・・・。」
ユウキは、マコトと常に行動を共にする。ブルーもそんな二人の関係に気づく。
ブルー(・・・・二人は、付き合ってるのか?)
激しい嫉妬をユウキに抱く、ブルー。
マコト「あのさ、寝る時も一緒に寝ていい? 何か不安で。」
ユウキ「あぁ、別にいいけど・・・。」
ユウキの部屋のベッドで、眠るマコト。
ユウキ(何か俺等、これじゃあまるで、付き合ってるみたいだな。)
少しずつ、ユウキもマコトに好意を寄せ始める。
ブルーは、ユウキを呼び出す。
ブルー「マコトとは、どういう関係なんだ? 付き合ってるのか?」
ユウキ「はぁ? 関係ねぇ奴に言う訳ねぇ〜だろ。」
ブルー「付き合ってるなら、勝負しろ!」
ユウキ「・・・そんな大切な事、喧嘩で決める訳ないだろ。
アホらしっ・・・。」

876:影虎◆Vs hoge:2025/02/03(月) 08:03 ID:QdQ

ユウキは、ブルーの誘いに乗らなかった。
しかし、ブルーは、しつこかった。
ある日。
ブルーがついに一方的にユウキに喧嘩を吹っ掛ける。
喧嘩の強さは、ブルーが上なのか? 
徐々にユウキは、不利になってゆく。マコトは、遠くから見ていた。
マコト(どうしようっ・・・このままだと、ユウキ君がピンチ。)
ブルーは、ユウキに馬乗りになると死なす勢いで殴りかかる。

【ゴッゴッ】

ユウキの意識が無くなりかけた、その時!
とっさにマコトは、ブルーの銃に気づき、ブルーの背後から静かに近づき、銃を奪い取った。
そして。
マコト「お願いっ・・・・ユウキ君を殺さないでっ! じゃないと、ボクが死ぬからっ!」
ブルー「!」
リンク「マコトっ・・・・。」
ブルーにとっての目的は、マコトだったからか?
死なれると意味が無いと気づいたブルーは、黙ってその場から、離れる。
マコト「・・・・ユウキ君。」
ユウキ「ありがとな! マコト・・・。」
マコト「うんっ・・・。」
これ以降、ブルーがマコトに近づく事は、無くなった。
その代わり、ユウキとマコトが交際を開始する。
完結。

877:影虎◆Vs hoge:2025/02/05(水) 08:03 ID:QdQ

リヴァイアス別バージョン
(ユウキが軟禁しているマコトを奪ったのが、ブルーだったら編)
ブルーは、ユウキには内緒にしながら、カードキーを盗み、ユウキの部屋の解除に時間を費やす。
暗証番号をついに解読し、部屋の中へと入り、ついにマコトを見つけ出してしまう。
しかし、その場では、事は起こさず。 
ユウキがリヴァイアス号を退職する日。リヴァイアス号は、星に帰還。
退職祝いをした後は、ユウキは部屋に戻る。
背後から、ブルーが銃を突き付けて、中に入る様に指示。
ユウキ(!?)
二人は、部屋の中に入ると後ろから、ブルーは、ユウキの首筋にチョップ。

878:影虎◆Vs hoge:2025/02/05(水) 08:04 ID:QdQ

ユウキ「うっ・・・・。」
【ドサッ】
床に倒れ込むユウキの首を絞める。
そのまま、殺害した。ユウキの遺体は、袋に包み、宇宙船リヴァイアス号の外の宇宙空間へと、宇宙ゴミとして遺棄する。
そして、スーツケースに入っているマコトをユウキの部屋から出して、自分の部屋に移動させる。
スーツケースに入っているマコトを、外に出させるブルーだが、ユウキがいない事に気づいたマコトは、戸惑う。
マコト「!? ここどこっ? 何で、ユウキ君はいないの?」
ブルー「・・・・今日からは、飼い主はこっちだ。」
マコト「!」
ユウキに関する情報をブルーは、伏せた。
マコトの事も銃で、脅す様になる。
マコトを連れて、次に向かったのは、操縦室。銃を突きつける。

879:影虎◆Vs hoge:2025/02/05(水) 08:06 ID:QdQ

ブルー「故郷の星に向かってくれ。」
銃で脅しながら、指示をする。周りは、命令に従う。
マコト(・・・・・。)
ブルーは、座りながら、マコトを抱き寄せる。
マコト(あっ・・・。)
恥ずかしいのかマコトは、少し顔を赤らめる。
この状態のまま、リヴァイアス号は、ブルーの故郷に向かった。月日が経った頃。中には、ブルーに抵抗しようとする者もいたが。

ブルーは、マコトに銃を向けて。
ブルー「人質だ。 死なすぞ。」と、更に周囲を威嚇。
マコトを人質状態にされて、周囲は命令を聞く流れに。
マコト(何で、ユウキ君はいないの?)
不安そうな表情のマコト。
緊迫した状況の中、ついにブルーの故郷に到着。
ブルー「故郷に戻るか。」
マコト「!」
マコトを強引に連れて行き、リヴァイアス号の外へと出る。
勿論、銃は突きつけたまま。外に出ると、マコトの腕を引っ張りながら、足早にリヴァイアス号から、去る。
マコト(・・・・ユウキ君?)

880:影虎◆Vs hoge:2025/02/05(水) 08:08 ID:QdQ

マコトは、周囲を見渡すが誰かが追ってくる様子は無い。
ブルー「家に戻る。 案内しよう。」
マコト「えっ・・・・。」
ブルーが訪れたのは、自分の家。
ブルー「二人で、暮らすか。」
マコト「・・・・・。」
恐怖を感じているマコトは、ブルーの言いなり状態で大人しく指示に従っていく。
銃を持っている恐怖から、逆らったら撃たれると考えた為、ブルーに逆らう事すら、難しくなっていた。
こうして、無理やり関係性を送りながらも二人は、生活していく。
時にブルーは、覆面を被り、銃で相手を脅し、金すら得た。
その金で仕事はせず、悪さを繰り返しながら、マコトとの資金源として、生活に使う。

ブルーとのベッタリした関係性に圧迫感を抱いていたマコトは。
マコト「あのさ、ボクも仕事したいんだけど。 その方が、ブルーさんも生活楽だし。」
ブルー「いや、生活費はこっちで得てる。 何も不自由は無い。」
マコト「・・・・。」
聞く耳を持っては、くれなかった。
マコトにとっては恐怖の生活だが、ブルーにとっては愉快な生活だった。

完結。

881:影虎◆Vs hoge:2025/02/05(水) 08:25 ID:QdQ

〜ブルーが金を奪う流れ。

暗い人通りの無い夜道。
ターゲットを物色して、見つけたら後をつける。
周囲に人通りが無くなったのを確認したら、覆面を被り、背後から近づき銃を突きつける。

ブルー「声を出すな。」

そのまま、人通りが無さそうな場所に更に連れ込んで。

ブルー「現金を全部出せ。」

と、脅す。
腕力に自信が無い男性であれば、恐怖からすぐに応じる。

被害男性「ひぃ〜。 命だけは、お助けを!」

現金を手にすると、首にチョップを喰らわせて、その場から立ち去る。
ついでに、被害男性が腕力に自信がある場合は、反撃しようとしてくるので、その場合は、ブルーも相手の出方に気づくと、直ぐ様、首にチョップを喰らわせて、財布から現金を抜き取り、立ち去るのどちらかのやり方になる。

この盗んだ金で、マコトとの生活を支えている。

882:影虎◆Vs hoge:2025/02/09(日) 19:13 ID:QdQ

DAYS(ディズ)
〜BLバージョンです。苦手な方は、読まない様に。

セイセキ高校に通う。松下(まつした)カエデ。

カエデ(ある日。友人の子・ツバキちゃんに誘われて。)

回想

ツバキ(メール)『カエデ君?セイセキのサッカーあってさ。今度行かない?』
カエデ『うん。』

回想終了。

初めてサッカーを見に行く事になった。サッカー場に到着。

カエデ(ずいぶん、女性のファンが多いなぁ〜。)

女性ファンの声援が聞こえる。
そして、試合が始まった。
そこで、目に止まったのは。

【パスッ(サッカーボールでドリブルする風間)】

ロングで、金髪が似合う。目立つくらいのドリブルをして、
あっという間にゴールをした。この選手だった。
ゴールする度に女性ファンの歓声が広がる。

カエデ「ねぇ〜?ツバキちゃん。あのロングの金髪の選手って誰??」
ツバキ「あ〜。あれは、風間ジン君だよ!カッコイイよね〜。あたしもファンなの。もしかして、カエデ君もファンになっちゃった?」
カエデ「うんっ・・・。」
つくし「風間君!パスッ!」
ツバキ「あの、今、ジン君に、パスしたのがつかもと つくし君。セイセキではね〜。ジン君と、つくし君二人が一年生で。今何かと周りから、注目されてるんだよ。」
カエデ「へぇ〜。すごいんだね。」

そして、セイセキの試合は終わり。見事勝った。結果は、3対一。

ツバキ「風間く〜ん!」
風間「!」
つくし「あ、あれ。確か風間君のファンの・・・。」
ツバキ「あたしの友人がね〜。風間君のファンになっちゃったんだって〜!」
カエデ「言わなくたってい〜よ!恥ずかしっ・・・。」
ツバキ「ホラ!?笑って、手を振ってくれてるよ。カエデ君?」
カエデ「う、うん・・・・。」
ウブカタ「遅いっ!そこ一年!さっさと戻るっ!?」
つくし「ウブカタさんっ。」
風間「コエ〜コエ〜。(怖い怖い)」
カエデ「あのキレてる怖い女の人は?」
ツバキ「マネージャーのウブカタちか子さん!同じく、ジン君達と一年のタメだよ。」

883:影虎◆Vs hoge:2025/02/09(日) 19:46 ID:QdQ

そうして、次の日。
カエデ「ツバキちゃん。何処へ行く予定?」
ツバキ「来たら、分かるよ〜。着いた!」
カエデ「ここって!?」
ツバキ「今日はここで、サッカーの練習してるんだって。」
女性ファン「キャア〜〜〜〜風間く〜ん!!」
ツバキ「どうして、分かったのかって?それはね〜、ズバリ・ジン君にはファンが多いでしょ。」
カエデ「うん。」
ツバキ「大体の練習してそうな場所って分かってるから、そこの場所にファンが一人ずつスタンバイして。ジン君が現れたら、ファンの一人がジン君は今日ここだよって、一斉に皆にメール送信するの!
それで、集まってファン皆で、応援する流れ〜。いいよね〜!」
風間「わりぃ〜な。つくし?俺のファンがうるさくて。」
つくし「え?練習に集中してたから、声とか気にならない。一つの事に夢中になると、それしか見えなくなるクセがあって。」
風間「真面目だな〜?本っ当、つくしは!」

風間は、カエデに目線を向ける。

風間(おっ?あのファン、一人だけ男。)
女性ファン「風間くんっこっちに近づいてるぅ〜!」「キャア〜!」

【ザッザッザッ】

カエデ「えっ?ち、近っ!?」
風間「俺のファン、何だって?」
カエデ「はい!」
風間「見てもらって分かる通り、俺って普段、女子のファン多いんだ〜。男のファンとか珍しい〜。」

【スッ】

風間「これ!俺のメルアド。そっちから、メールして。また、後で。」

風間君は、戻って行った。

女性ファン「ずる〜い!」
ツバキ「良かったね〜。カエデ君?あたしももう、メルアドは貰ってるよ。」

周りの女性からの圧。

女性ファン「男のクセに風間君に気に入られてんなよ〜!」
女性ファン「そーだ。男引っ込め〜!」
カエデ(えっ?嫉妬されてる。圧がっ・・・。)
ツバキ「何よ〜!男は、ファンになっちゃ駄目な訳〜?そんな、決まりなんてあるの〜?」
カエデ「ツバキちゃんっ・・・・!」
女性ファン「・・・・・・。」

女子黙る。

こうして、風間君とメールが出来る事に。(カエデの自宅。)

カエデ(やって送ってみよ〜。初のメール。)

夜八時。

カエデ『さっきの松下カエデです。初めまして。』
風間『どこの高校行ってる〜?』
カエデ『セイセキ高校。』
風間『じゃ〜、俺とつくしと一緒じゃん!?もしかして、クラス違うから、分からなかった?今度会って話さね〜?高校で。つくしも呼んで来る。』
カエデ『はい!』

884:影虎◆Vs hoge:2025/02/10(月) 16:12 ID:QdQ

次の日。待ち合わせ中。
こうして、三人で、日曜日だった為
喫茶店『レビュー』で、待ち合わせする事に。

カエデが椅子に座って、待っていると。
そこに。

風間「待たせたな!カエデ。こっち、俺の友人・つくし!」
つくし「つくしです!よろしくお願いします。」

三人で椅子に座って話す。

つくし「カエデ君は、サッカー好き?」
カエデ「元々は、あんまり?興味無かったけど、セイセキのサッカー観戦してから、好きになりました。」
つくし「それで、風間君のファンになったんだ?」
風間「なぁ〜?男のファンとか珍しい〜だろ。今日を記念して、プリクラ三人で、撮りに行くか!」
つくし「うん!」

その後は、喫茶店を出て、三人でプリクラを撮る。

風間「せ〜の!」

【サッ(カエデが風間のロングの髪を掴んで、自分の顔を隠す。)】

つくし「カエデ君っ!?」
風間「ちょっ!コイツ何してんだよ!」
つくし「あはははは。」
カエデ「ちょっと・・・プリクラって苦手で。」
風間「先にそ〜いう事は、言えって!」
つくし「でも、面白かった〜。」

三人で過ごして、楽しかった。

カエデ「今まで、友人って言えば女子が多かったから、久しぶりに男友人と仲良く出来て、良かった〜。」
風間「また、三人で遊ぼう〜ぜ!?」
つくし「また、遊ぼう〜?カエデ君?」
カエデ(すごい優しい人達だったなぁ。こんな温かい人っているんだ。風間君とつくし君って、二人共人柄がいい〜。今までの出会った男子とは、違う。)

次の日。
セイセキ高校。
廊下にて、カエデとツバキが一緒にいると。

男子生徒1「見ろよ〜。今日もカエデの奴、女子とばっかいる。」
男子生徒2「何でアイツって男なのに女と仲良くばっかしてんの?」
カエデ「・・・!」
ツバキ「カエデ君?」
男子生徒1「女にモテてやがる。嫌な感じだ。」

その時!

885:影虎◆Vs hoge:2025/02/10(月) 16:34 ID:QdQ

風間「アチョ〜!アチョ〜!」

風間が振り回してるのは、ヌンチャク。

男子生徒2「うっわ!何だコイツ!」
男子生徒1「ヌンチャク持って、危ねえ〜!」
男子生徒2「危険な奴!逃げろ〜〜〜〜!!」

男子生徒達は、退散。

風間「たくっ。何だ、アイツら?」
カエデ「あ、助けてくれて、ありがと〜。風間君!」
つくし「大丈夫だった?カエデ君!」
カエデ「(つくし君もいる。)大丈夫だよ。」

それからは、高校の中でも初めて、男の友人ができた。

つくし「三人で、また話そう〜。」
風間「屋上行こうぜ〜。」

ここは、屋上。

つくし「三人で、好きな女子の話をしよう!」
カエデ「!」
風間「じゃ〜、まずは、言い出しっぺのつくしから!」
つくし「えっとね。好きな人はいるよ。2年のたちばな さゆりちゃん。」
風間「さゆりんなぁ〜?知ってんぜ。」
カエデ「応援するよ!つくし君。」
つくし「じゃあ、次は、風間君?」
風間「好きな恋人と呼ぶべき女子達なら、たくさん!」
つくし「え?いや、好きな女子は特定の・・・。」
風間「だ〜から、好きな女子なら皆!選べね〜くらいいる。」
つくし「じゃ、最後はカエデ君!」
カエデ「え、え〜と。(どうしよう。今、好きな人が目の前にいるのに〜。答えられない。恥ずかしくて。)」
風間「?」
カエデ「じゃあ、つくし君にだけ教えるね?」
風間「はぁ!?ズリィ〜。」

つくしの耳元近くにて。

カエデ「風間君・・・。(小声で。)」
つくし「えっ!?あっ、そ〜いう事だったんだ。なるほど。」
風間「つくし〜?後で、俺にも教えろよ。」
つくし「駄目!」
風間「はぁ〜?何で!?ちぇ〜。俺だって聞きたかったなぁ〜。カエデの好きな奴!」
つくし(これは、確かに言えないなぁ。)
カエデ「つくし君っ!?言っちゃ駄目だよ〜!?」

そんな感じで、かなり仲良くなって、それからも交友は続く。
別の日。町中を歩くカエデ。

カエデ(へへ。周りには、秘密で風間君の写真をくっつけたキーホルダー作っちゃった。しかも、裏には「好き」って、言葉入りの手作りだから・・・・。)

カエデは、密かにそれをポッケに入れながら持ち歩いていた。
いつ、どんな時も。
ある日。風間君にメールで呼ばれる。

風間『ナントカ通りって、場所に集合!』

カエデ「(なんだろう?風間君。どっかに遊びに行くのかな〜?)あっ!風間君。お待たせ〜!」
風間「お!カエデ、来たな?こっちこっち!」
カエデ「どこ行くの?」

886:影虎◆Vs hoge:2025/02/12(水) 07:34 ID:QdQ

風間「い〜から、い〜から!連れてってやる!」

しばらく、二人で歩いて到着。

風間「ここだ!」
カエデ「ここって?」
風間「俺とつくしの合宿場所!」
カエデ「あ、じゃあ〜ここなんだ?」
風間「よし、俺の部屋もあるから、カエデ?お前もそこに来い。」
カエデ「え?でもここって。部外者は、駄目なんじゃ?」
風間「良〜方法考えてある!じゃん!?このつくしのユニフォームを着れ!」
カエデ「着たけど、どうするの?」
風間「後は、このタオルで顔を隠せば完了!ど〜見たって、つくしにしか見えね〜だろ。これで、侵入成功だなぁ〜!」
カエデ「風間君っ・・。」

そして、中に入った二人。その道中。

ミズキ「風間?そこで何してる?」
風間「あ!ミズキ先輩。今さっき、つくしと外で少〜しばかりの練習して、今その帰り。な?つくし。」

カエデは、頷く。

ミズキ(変だな。さっき、つくしなら大島の部屋に行ってくると、会ったばかりだ。なら、誰だ?このタオルの奴は。ウブカタにでも、言っておこう。)

そうとも知らない風間は、無事に部屋に到着。

風間「なぁ〜!?成功したろ〜?俺の部屋に着いた!待ってろ。今、つくしも連れて来るから!」
カエデ「うん。」

風間は、つくしの腕を引っ張りながら。

風間「つくし〜。俺の部屋に集合だぁ!」
つくし「え?ど〜したの?風間君!?」

風間の部屋につくしも、集合。

つくし「あれっ!?カエデ君っ!何でいるの!?風間君!駄目だよ!ウブカタさんに怒られるよっ!」
風間「しぃ〜〜〜!バレなきゃい〜んだよ。こういうのは。それに少し話したら、カエデは帰すから。」
つくし「そういう問題じゃなくて!!」
風間「そ〜だな?今日の話のお題は、ズバリ・ウブカタ!な?マネージャーのウブカタいるだろ?彼女にしたいと思う奴いる〜?俺は無理だな!?まず、貧乳なのがNG。次!つくしは?」
つくし「えっと。ウブカタさんが悪いって訳じゃないんだ。さゆりちゃんに一途でいたいから。無しかな?」
風間「ププ〜。じゃあ、最後はカエデ!」
カエデ「胸が貧乳なのは、タイプなんだけど、顔がちょっと。ロリフェイスがタイプだから。」
風間「ププ〜〜。ウブカタの奴!フラれてやんの!全っ然モテねぇ〜!」
つくし「あっ・・・風間君!?後ろっ・・・!」
風間「ん?どした。つくし?」
カエデ「?」

887:影虎◆Vs hoge:2025/02/12(水) 16:56 ID:QdQ

後ろには、ウブカタの姿。

ウブカタ「モテなくて悪かったわね〜!?」

【ドッゴッ(風間とカエデがチョップされる音)】

つくし「・・・・・。」
ウブカタ「こっちもね〜、あんたら男子を恋愛対象として見てないからっ!てか!?ど〜いう事なのよ!風間!!部外者、何で連れてきてる訳!?」
つくし「カエデ君!今の内に逃げてっ!逃げてっ!」
カエデ「う、うんっ・・・ごめん!」

その後。
無事にカエデは、逃げて風間は・・・・。

ウブカタ「罰として、グラウンド二〇周る!」
風間「へいへ〜い。」

次の日。また、いつもの様に三人で遊んだ。

つくし「今日も楽しかったね〜。」
カエデ「うん!」
風間「また、遊ぼ〜ぜ?」

【ポト(カエデのポケットから、何かが落ちる音)】

風間(おっ?カエデのポッケから何か落ちたな?ん〜?)

拾って、確認すると。

風間(んっ!?何だこれ・・・俺の写真。裏には「好き」これってまさか〜〜〜〜!?カエデ?はっ!そう言えば、前に好きな女子の話した時に俺だけ、教えてもらえなかったって、まさかぁ〜〜〜!?)

気まず過ぎて、風間は自分のポケットに隠した。

カエデ「(あれ〜?キーホルダーが無い!もしかして、どっかに落とした?)二人共!先に帰ってい〜よ。ちょっと、用事あるから!じゃあ?」
風間「あっ!つくし!俺も用事があるから。先に合宿所に戻ってろ?」
つくし「うん!じゃあ、先に帰ってるね〜。風間君。それじゃあ。」

一方、カエデは、来た道を戻り。

カエデ「無いっ!無いっ!どうしよう?どうしよっ!?どこに落っことして来ちゃったんだろう〜!?全然っ見つからないよ〜!」
風間(カエデ・・・。)

電柱に隠れながら、その様子を見ていた風間は、恥ずかしくて渡せなかった。
しかも、その後。カエデのメールの返信に風間は、答えなくなる。

カエデ(あれ?どうしてだろう?風間君?何か、無視される様な事言ったっけ?風間君・・・。)

888:影虎◆Vs hoge:2025/02/17(月) 08:17 ID:QdQ

一方、つくしと風間の方は。

つくし「ねぇ、風間君?何月何日は、カエデ君と三人で、遊ぼう〜。」
風間「!わ、悪い!その日は、女友達と遊ぶ約束あるから、パス!
二人で遊んで来てくれ。」
つくし「えっ?う、うん。(でも、何故か、この日から何度誘っても、風間君は、断り続けて。三人で会う事は、無くなっていった・・・・。)」

つくしとカエデの二人。

つくし「カエデ君。さ、最近って、風間君と話した?」
カエデ「いや。多分、あっちも忙しいんじゃないかなぁ〜??」
つくし(いや、普通の風間君なら、忙しくたってちゃんと、返信するはず。やっぱり、おかしい。)

次の日。つくしと風間。

つくし「ね〜?風間君。今日さぁ、カエデ君と遊っ・・・。」
風間「!今日も無理無理!用事入ってっから〜!じゃあ・・・。」

つくしは、風間の後を付けてみる事にした。

つくし(本当に会うのかな?あ!喫茶店に入って行く。じゃあ、本当に〜・・・・・。窓側の席だ。)

しかし、待てども待てども、誰も来ず。風間は、一人
コ〜ヒ〜を飲むだけ。

喫茶店の中。

つくし「風間君っ・・・!」
風間「!!つ、つくしっ!?」
つくし「嘘っ・・・付いてたんだっ!」

ポロポロとつくしの目からは、涙。

風間「分かった!分かった!ちゃんと言うからぁ〜〜〜〜!?お前にだけだぜ!?」

二人で椅子に座る。

風間「これ、カエデのポッケから、落ちたの拾って・・・・。裏に好きって、書いてあってさ?」
つくし(!って事は、バレちゃったんだ!?カエデ君の気持ちがっ!本人にっ!?)
風間「アイツの事、嫌いになっちまった訳じゃないんだよ。けど、気持ちを知ってから、恥ずかしくて、心の整理が追いつかないって言うか。
それから、返そうにも返せなくて・・・。頼むっ!つくし!?
お前が、アイツにこれ!渡してやってくれ!」
つくし「!わ、分かった!渡して置くよ!?風間君・・・。」
風間「アイツの大切な物だったらしいから、頼むよ。」
つくし「うん!」
風間(はぁ〜。俺って、最低だ。)

こうして、つくしは、次の日。
カエデの家に立ち寄る前に。さゆりに相談。

つくし「って、言う事があったんだ。さゆりちゃん。こういう時って、ど〜するのが、一番いいかな?」
さゆり「そうだね?難しいね。」
つくし「風間君も、カエデ君を嫌いになった訳じゃなくて。」
さゆり「嫌いになった訳じゃないなら、本人のメンタルの問題でもあるから、時間をもう少しかけた方が、いいんじゃないかな?」
カエデ「そ、そうだね!それがいいかな?ありがとう!」

つくしは、カエデの自宅にて。

つくし「カエデ君。これ・・拾ったから、はい。」
カエデ「え?つくし君が拾ってたの?けど、いつ?もし、早い時の段階で拾ったなら、その時に渡してくれてもいいのに・・・。」
つくし「(やっぱり、嘘はやめておこう。正直に言おう。風間君に嘘つけられて、傷ついたから。)これ、拾ったの、風間君なんだ。」

889:影虎◆Vs hoge:2025/02/17(月) 16:48 ID:QdQ

カエデ「えっ!?じゃあ、風間君がメールの返信しないのって。」
つくし「そう。気づいちゃったんだ。カエデ君の気持ちに。あ!でも、嫌いになった訳じゃ無いんだって。何か、心の整理がつかないだとかで。
時間が必要だと思う!待ってた方がいいかなって。」
カエデ「うん!ありがとう、つくし君!」
つくし「また、三人で遊べたらいいなぁ〜、前みたいに戻りたいよ!」

しかし、待てども待てども、風間からは、メールが来ず。
カエデは、ついにーーーー・・・。

【ピンポ〜ン】

関わらなくなってから、三週間も経っていた。

風間「(つくしかなぁ?)」

【ガチャ】

風間「!!カエデっ!?」
カエデ「ごめん、来ちゃった。待とうとは、思ったんだよ。思ったんだけど。どうせなら、会って話したいなって・・・・。」
風間「入れよ。」

風間の部屋に二人っきり。
終始、どちらも無言。

風間「・・・俺、今回の件含めて、気づいたんだ。」
カエデ「え?何に?」
風間「心底、自分がメンタル弱いんだって。前にさぁ、セイセキの試合があった時。俺の別居してる母さんが見に来た時。そん時に足ケガしてさぁ〜?」
カエデ「うん。」
風間「それをつくしに言うなよって言ったんだけど。アイツは・・・。」

回想

つくし「風間君は、足にケガをしてます。」
風間「!・・・正しい事したと思ってるんだけど、俺は、ゼッテェ〜許さねぇからな?」

回想終了。

風間「って、アイツにヒデェ〜事言っちまった。けど、つくしはさ?その後も、皆の為にって、必死でやってた。俺は、そん時にも自分のメンタルの弱さに・・・。
つくしは、メンタル強ぇ〜のに俺は、何してんだって。自分を自分で嫌いになりそうだった。今回もそう。
メンタル弱くて向き合えなかった。強かったら・・・っ。カエデを傷つけなかった。俺が弱いせいで傷つけて、ごめんっ!!カエデっ!」

風間は、号泣。
カエデも号泣。

カエデ「〜〜〜〜っっ。っと言っても、そんな弱い風間君を好きになったのも僕の方だから!それにメンタルの弱さだったら、僕だってあるよ。」

こうして、いつの間にか、仲直り出来た。

風間「つくしにもメール!メール!」
風間のメール『仲直りしたぜ?』
つくしのメール『か、風間君っ!?やったぁ!ヤッタァ〜〜〜〜!!』

仲も戻って、ある日。風間の家にカエデは、呼ばれた。

カエデ「風間君。お邪魔するね!」
風間「お〜う!あがれあがれ。何してく?ゲームしてく?それとも、怖いホラ〜系観る?」
カエデ「どれも!!」

890:影虎◆Vs hoge:2025/02/17(月) 17:18 ID:QdQ

訂正。

「正しい事したと思ってるんだけど」
じゃなくて
「正しい事したと思ってるんだろうけど」
です。

失礼します。

891:影虎◆Vs hoge:2025/02/19(水) 07:43 ID:QdQ

風間とカエデの二人が会う何時間前に、先に風間は、つくしと会っていた。

回想。

つくし「風間君、話って?」
風間「つくし、お前にだけは言うけど。俺、カエデが好きだ。」
つくし「えっ?って事は、二人は両思い!?じゃあ、カエデ君にも言って来よう〜!」
風間「馬鹿か、つくし〜〜〜〜!」

【ガシッ(風間がつくしの肩を掴む音)】

風間「カエデには言うな!他の皆にも言うな!考えてもみろ。俺が同性愛者ってバレたら、いられね〜だろ!セイセキに!」
つくし「あっ・・・。でも、もしもだよ?バレたら・・・どうするの?風間君。その時は、皆に・・・・バレたら。」
風間「そ〜だな?そん時は、俺・・・・セイセキ、サッカーやめようかな。」
つくし「えっ!?やめちゃうの!?風間君っ!そんなのやだよ!絶対言わないからっ!誰にも。だから、やめるなんて言わないで!?」

なんて言う話をしていた二人。カエデは、知ることも無く。
回想終了。

カエデ「アハハ!風間君、怖がり過ぎ!つくし君もビックリだよ〜。」
風間「お前がホラ〜、平気過ぎんだろ!?どんな、神経してんだ!?」

遊び疲れて、カエデは眠った。

カエデ「スピ〜スピ〜。」
風間(カエデ・・・。そ〜いえば、コイツも俺を好きなら、キスとかしてもい〜よな!?)

(ここから、BL注意)

【チュ(唇を重ねる音)】

カエデ「え?」

カエデは、目を覚ます。

カエデ「風間君っ!?今っ・・・キスし〜〜〜〜っ!?」
風間「ちょ、ちょっと、男同士のキスってど〜いうもんか、知りたくて・・・。」
カエデ「えっ?けど、風間君の恋愛対象って女性なんじゃ〜〜?」
風間「〜〜〜〜っ。言っちまうと、何か俺・・・お前の気持ちに気づいてから、意識する様になって・・・。それから、好きって気づいたって言うか〜〜〜〜。」

こうして、カエデと風間は、付き合う事になって、風間の家に同居する事になった。
当然、つくしは知っている。
しかし、風間は、合宿中の皆には・・・。

風間「俺、今、自宅でルームシェアしてる奴いるんだ。仲いい友人と!」

言わないで、ルームシェアの事実がバレるより、先に言っといた方が安全と思った。
しかし、この後。また、別のトラブルが・・・・。

892:影虎◆Vs hoge:2025/02/20(木) 18:12 ID:QdQ

その事をまだ、この時は、誰も知らない。
それは、合宿中のサウナに風間君が入っていた時。

風間「あちぃ〜。(そろそろ、もう、出るか。)」

【カチャ(サウナの扉を風間が開ける音)】

風間「!それ、俺の携帯っ!?お前っ!同じ一年のヤギゆうすけ!?何見て!?どこまでみた!」
ゆうすけ「すいませっ!待ち受けだけ、みてました。」
風間「お前っ!?人の勝手に見るなよなぁ〜!!」
ゆうすけ「すいません。つい、出来心で。」
風間「次やったら、ウブカタに言うからなっ!?」
ゆうすけ「はい!すみません!」

ゆうすけは、出て行った。

風間(本当に待ち受け、だけか?メールとか写メ見られたら、終わりだ・・・・。)

しかし、ゆうすけは、風間とつくし以外の合宿メンバーを呼び集めると・・・。

ゆうすけ「みちゃったんです!聞いて下さい!!風間君は、ど、同性愛者です!男の人と付き合ってます!本当ですっ!!」
メンバー1「ま、マジかよ。」
メンバー2「風間が?」
メンバー3「それって、ルームシェアしてるって言う奴?」
メンバー4「き、キモいな。さすがに・・・。」
メンバー5「同性の事、そういう目で見てたのか?」
メンバー6「不快過ぎる。」

それからだった。セイセキサッカーの試合の日。

つくし「あれ?何か、変だなぁ?皆、風間君にだけサッカーボールをパスしてない!?」

明らかに今までの様子と違う。つくしだけは、パスをするが・・・。

つくし「風間君パ〜ス!」
風間「お〜う!」

風間へのパスが、減った事で、この日セイセキは、ゴールを失い
負ける。

ウブカタ「ちょ!ちょっと!?何してんの?風間にちゃんとパスして!サッカーは、チームでやるものでしょ!?」
風間「・・・・・。」

それは、合宿中の食堂でも・・・。
風間が来ると皆、離れる。

風間(!明らかに俺、避けられてる。いじめ?まさか。今までいじめなんて?つくしなら、兎も角として。ないない。って事は、まさか?同性愛者の件がバレた?ありえる。そうか、アイツ・・・。一年のゆうすけ。やっぱ、見てやがったな。ちくしょ〜。)
つくし「風間君〜!一緒に食べよ〜?」
風間「つくし・・!おう!(コイツだけかぁ。今までと変わんね〜のは。)
ウブカタ(やっぱり、何っか変!?)」

しかし、ウブカタも周囲の様子に気づく。
ウブカタは、メンバーを呼び。

ウブカタ「ね〜?ちょっと!風間と何かあって、揉めた?喧嘩でもしてるなら、原因言ってよ!?」

【し〜〜〜ん】

誰も言わない。

ウブカタ(誰も何も言ってくれないかなら、分かんないじゃないっ!)

次の日。ウブカタを呼び出したのは、風間だ。話があると。

893:影虎◆Vs hoge:2025/02/22(土) 07:36 ID:QdQ

ウブカタ「たっ、退部届け!?理由はっ?」
風間「・・・あきちまったから、サッカー。元々さ、サッカーなんて好きじゃなかったんだよ。ま、所詮遊びって言うの?本気じゃないし!」
ウブカタ「ふ〜ん、遊び?飽きた?そう。だったら、さっさと辞めちゃえばっ!?」
風間「そ〜いう訳で、ウブカタ!皆の事、よろしく〜!」

笑顔を見せる風間。

ウブカタ「早く出てけっ!二度と来んなぁ!あんたなんかもう戻って来んなぁ〜〜〜〜!」

その二人の会話を部屋のドアの外で盗み聞きしている、つくし。

つくし(違う、違うよ。ウブカタさん!?その言葉、きっと本心じゃないよ!?風間君の。多分、風間君は・・・・。)

合宿所の外。
荷物をまとめて、出て行こうとする風間を後ろから、つくしが声をかける。

つくし「風間君っ!出て行かないでよ〜〜〜!?」
風間「!・・・・。」

風間は、足を止める。

つくし「一人で頑張れなんて〜〜!!」
風間「自分の事信じろっっ!?つくし!!その為に今の今まで頑張って来たんだろ!?俺がいなくたって、もう・・・つくしは十分、セイセキ引っ張れるぐらい、強いよ!だから、頑張れ。」
つくし「風間君っ・・・。」
風間「皆は、悪くねぇ。俺は、辞めたいから辞めるんだ。」
つくし「!」

つくしの目からは、ポロポロと涙が溢れる。

風間「悪人がいなくなれば、上手くいくんだろう?気にすんな。」
つくし「風間君っ・・・!?ぐすぐすっ・・。」
風間(そうだ。悪人は、一人で十分だ。俺だけでいい。皆、悪くない。好きだから、去るんだ。セイセキを。)
つくし「風間君〜〜〜〜〜っ!!」
風間(人間、誰かのせいにした方が楽だからな?自分が。)

これが、つくしと風間の別れになった。
風間は、カエデの住む自宅に戻る。

【ガチャ(自宅の扉を開ける)】

風間「ただいま〜。」
カエデ「おかえりっ!?風間君っ!」
風間「サッカー辞めて来た。」
カエデ「え?」
風間「多分、俺が同性愛者ってバレた。」
カエデ「!こっちのせい!?付き合ってたから。」
風間「ちげぇ〜って、辞めたくて辞めたんだ。俺は!・・・あれ?変だな?なのに、何で俺っ、泣いてんだ・・・・・?」

風間の目からは、次から次へと涙が溢れる。

カエデ「風間君っっ!」

【ギュウ(カエデが、風間を抱きしめる音)】

風間(涙が・・・止まらなかった。カエデはずっと、側にいてくれたーーーーー・・・・。)

894:影虎◆Vs hoge:2025/02/25(火) 16:07 ID:QdQ

その後のセイセキはーーーーーー。

つくし(風間君は、いなくなったんだ!もう、その分も頑張らないと!?)

つくしは、がむしゃらに頑張った。
何度も何度も努力し続けた。
その分、結果は出て・・・セイセキは、風間が抜けた後でも
強くなった!つくしが強くなった事で。

その頃。風間は、ごみ収集の仕事をしたり。

風間(足鍛えといて、良かったぁ〜!)

引っ越しの仕事をしていた。

風間(体力もあって、良かった〜!セイセキで過ごしたの無駄じゃなかったな。走るので、体力ついたから。)

つくしと風間は、忙しさから、メールも会う事もしなくなっていた。
それから、何ヶ月後。

カエデ「久しぶりにつくし君のセイセキのサッカーの様子を見に行きたいなぁ〜?」
風間「!そ〜だな?どうしてるかな?アイツ・・・・。」

二人は、バレにくい様に変装。
セイセキのサッカーの試合の日。

風間「お、いたいた〜!」
カエデ「つくし君だっ!」

そこには、サッカーをして輝く、つくしの姿があったーーーーー・・・。

風間「つくし!!(良かったな?つくし。努力してるの伝わってくるぜ。)」

風間が、去った後も少しだけ。メンバーと揉めた。

回想

つくし「風間君は、出て行った。皆酷いよっ!?風間君にだけ、辛い事を背負わせてっ!!そんなのって、仲間じゃないよぉ〜!!辛い事、一緒に背負うのが仲間だよっ!ぐすぐすっ。」

回想終了。

試合の結果は、セイセキの勝ち!

つくし「やったぁ!」

つくしは、二人には、気づかなかった。

つくし(風間君。カエデ君?テレビで何処かで、見てくれてるかなぁ?サッカー、続けてるよ!)

試合終了後。風間とカエデは、仲良く家に帰って行った。
その何年後。
つくしとさゆりちゃんの二人は、結婚した。
それぞれが、幸せを得た。

完結。


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