ここの板では初になります!!
本格的に近いのをそろそろ書きたくなってきたんで
二次創作書くことに決めました!
感想とかは気軽にどうぞ!ただし、荒らしとか
暴言はお控え下さいっ!!
じゃ、さっそく書きたいと思います!
次の日。
多重人格中の延人・小学生のノト君(10歳)出てくる。
カイト「公園行って遊ぶー!!」
「ピョンピョン(ノト君が飛び回る音)」
キョウイチ「あ、ノト君ですか。今日は、公園はダメです。用事に付き合ってください。」
カイト「キョウイチのバーカ!カス!」
キョウイチ「・・・何言ってもムダですよ。」
カイト「どこ行くの?じゃあ〜。」
キョウイチ「デパートに買い物です。」
デパートにて、用事を済ませたその帰り
パフェ屋にて。
2人のキョリは、近くなっていく。
キョウイチ「はい、ノト君。あーーん。」
カイト「あーん、パク!(恥ずかしい)」
キョウイチ「これ、終わったら自宅に帰りますよ?ヨシタツさんに
バトンタッチです。俺は他にやるべき事があるんで。」
キョウイチには、とある目的がある。
この組織のリーダーになる事。
キョウイチ(その為には、ヨシタツさんに認められる必要がある。
それが、彼が愛してる延人さんを俺も大切にする事だ。)
パフェの帰り、車の中にて。
カイト「あれ?俺・・・今、ここにいんのか?何してたかの記憶ねー。」
キョウイチ「延人さん?ようやく、戻りましたか。話があるんですけど、俺達ー・・・付き合いません?アナタの事、ずっと支えたい。
俺だったら、それが可能です。」
カイト「(え?つ、付き合う??)
キョウイチ「言わせてもらいますけど、アナタの様なタイプ程
付き合う恋人は、能力低いタイプを選ぶべきじゃない。
何故なら、能力低い恋人を持つと、アナタが不幸になるからです。
俺は違う。」
カイト「!」
多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
カイト「大した、自信だよなぁー?まぁ〜、付き合うの自体
別に嫌じゃねーけどさ?父さん、ビックリすんだろ〜な。これ、知ったら。」
キョウイチ「そうでも無いです。延人さんは、元々
バイセクシャルじゃないですか。」
カイト「!(そ〜だったんだ。テツオさんからは、聞いてない内容だ。)そーだな!そ〜だったよな。」
>>801
ミス発見!
キョウイチの名前入力だけされてない箇所ある。
キョウイチ「多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
↑の本来この表記。
そんな2人の関係に、ヨシタツも気づく。
ヨシタツ「キョウイチ君っ!?君、延人の何なのかな?恋人関係に
なってない?」
キョウイチ「はい。俺達、付き合う事にしたんです。そーいう仲に
なって。」
ヨシタツ「君さぁ〜、延人の事は取らないで欲しいなぁ。」
キョウイチ「う、奪う気は無いです。もし、アナタが死んだ時に
組織のリーダーに俺を選んでくれたら、その時は延人さんを俺が守ります!それなら、いいでしょう?」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「ヨシタツさん自身が死んだ後、延人さんの件
不安かと。だったら、有能な俺が1番どーにか出来る!延人さんにも
苦労はさせない!組織で稼いだ金は、ちゃんと延人さんにも差し出す。」
ヨシタツ(延人を残して死んだ時?確かに延人を一人にするのは、不安はある。無いと言えば、嘘になる。
キョウイチ君の様にしっかりした人物に、その後は任せておきたい気持ちもあるがー。延人をいつかは残して、死ぬなんて・・・。)
一方で、カイトの方でも悩む。
カイト(生きてた頃の延人さんって、バイセクシャルで恋愛も恋多き
人だった。なら、もっと本人に近づかないと!?よし、考えた。組織の
とある年下の部下を誘うか。恋愛志向が変わってたら、周りに延人じゃないって勘付かれる。)
別の日。
カイト「おい!ナオヒト?お前、今日は俺が飯代をタダで奢ってやるから行かねー?」
ナオヒト「はい、延人さん!」
2人は、歩いて外へ。
ヨシタツから、延人の見張りを頼まれているキョウイチは、2人の後を
追う。
キョウイチ(延人さん?ナオヒトと、どこへーーー?)
ファミレスへと入った。
カイト「好きなの、頼めよ。」
ナオヒト「じゃあ、グラタン!」
キョウイチ(!・・・食事中?)
2人は、食事をしながら普通に昼食を済ます。
その後、ファミレスから出るとーーー。
カイト「なぁー?ナオヒト。この後、ホテル行かねー?」
ナオヒト「えっ!?ほ、ホテルですか!?それはちょっと・・。」
カイト「テメェー!断わんのかよ!?タダで飯を奢ってもらって?
そんな態度か??あぁ?」
ナオヒト「わっ分かり・・・ました。い、行きます・・・っ。」
キョウイチ「・・・・。(ホテル。まさか、延人さん。浮気してる?
俺と言う恋人がいるのに?こんな分かりやすく、浮気?まさか、
見せつけてる??)」
行為終わり後。
カイト「いーか?隠し撮りもしたから、これからも誘いに応じろ!じゃねーと、テメェーが損するんだよ。ま、礼の金は渡してやるから。」
ナオヒト「は、はい。」
ホテルから出てきた所で、キョウイチが現れる。
キョウイチ「延人さん・・・。家まで、送ります。」
カイト「お?あぁ、サンキュー。」
キョウイチ「あの、浮気してました?」
カイト「あ?それが何だよ・・・。言っとくけどなぁ〜、恋人は一人にするなんて、約束はしてねーよ!?
邪魔すんなら、別れる!」
キョウイチ「!」
カイト「別にい〜んだぜ?俺にとっては、絶対お前じゃ
なきゃいけねーって訳じゃね〜から!?」
キョウイチ「・・・・・。(こっちにとっては、延人さんである必要がある。別れたい訳じゃない。体目的の浮気ぐらいなら、目をつむろう。
別れるよりマシだ。そして、いつか組織のトップになる
んだ!ヨシタツさんに認められるまではーーー、頑張ろう。)」
本来のカイト自身なら、こんな恋のやり方はしないが
延人に成りすましてる身。
カイト「俺ってすげ〜モテんだろ?」
キョウイチ「・・・そーですね。」
ありのままの自分では、いられない。
偽り続ける。
それ以外でも、金をエサにして女達にもモテる。
キャバクラの女性達だ。(キャバクラのお店に来店中。)
カイト(凄いよなぁ〜。こーいう世界の人達って。
金をエサに女性もゲットしてる。こんな派手派手な世界、普通の俺ならあり得ない。金感覚が変になる。
金さえあれば何でも手に入ったよ。)
キャバクラの女性1「キャア〜!延人ぉ〜!会いたかったぁ!久しぶりぃー!?」
カイト「ひ、久しぶり・・・・。(誰?)」
キャバクラの女性1「ねー?何で今まで会いに来てくれなかったの?」
困った時は、多重の演技で誤魔化す。
カイト「どこー?ここぉ〜〜!!帰るー!」
「ピュウー(足早にカイトが店を出る音)」
キャバクラの女性1「え?延人!?どうしちゃったのー?」
キョウイチ「ノト君、帰りましょうね?
説明すると、延人さんはですね。多重人格になってしまったんですよ。だから、今まで通りの関わり方は出来なくなりました。」
キャバクラの女性1「えー?そうなの〜??そっか、だから、来なかったんだね。普通の延人なら、ここに来るもーん。」
こんな延人に失望して、離れていく女性もいる。
しかし、カイトにとってはその方が良かった。
(只今、ヨシタツの自宅にて。)
カイト(また、1から恋人を作んぞぉ〜!前の延人さんの彼女だと、別人って万が一、バレねーか怖すぎる!
その前に今日は、部屋で休もう。色々と疲れちまったなぁー。)
「バフッ(自分の部屋のベッドに仰向けになって倒れる音)」
その頃、キョウイチはヨシタツとリビングで
何やら話をしている。
キョウイチ「ヨシタツさん、延人さんの多重人格の件
なんですが、何事も原因ってあります。」
ヨシタツ「原因!?」
キョウイチ「原因無くして、今の結果は発生しません。
っと言う事は、延人さんにとって長期のストレスか、
強い突然のストレスによって、多重人格になったはず
です。心当たり、ありませんか?」
ヨシタツ「いや、延人との関係は、ストレスなんて
無かったと思うよ?悩んでいる様子なんて、少なくとも
こっちには、見せていなかった。
相談も無いし。」
キョウイチ「ヨシタツには、ストレスに見えてないだけ
で、本人はストレスを感じてた可能性ありますよね?
もし、親子関係に原因が無いなら、レイカの件か。
レイカとの仲もあまり良くなくて、元々金目的の付き合い
。ミッションを、果たす重圧はありました。」
ヨシタツ「延人の考え方なら、不満あれば口に出すタイプだと思うけどなぁ〜?
溜め込むタイプじゃないと思うんだ。ストレス溜めやすいのって、例えば大人しい子とか、気を使う子でしょ?
延人は、それじゃないよ。」
キョウイチ「だったら、あのレイカの家にいた時。メールの返信しなくなった時。アレを最後に、消えたから
やっぱりレイカとの関係が濃厚だと思います。
それが原因なら、鳥栖家の相手と関わらせるのやめましょう。」
ヨシタツ「そうだね、延人はやりたくなかったのかもしれない。」
カイト「俺が何だって?」
盗み聞きしていたのか、姿を表す。
カイト「(ここは、その話に乗っかろう。)なぁー?
もうレイカと関わんなくていーのかよ!だとしたら、
最高〜!マジであの女、ナマイキでムカつくかんな!?」
ヨシタツ「延人、ストレスになってたんだね!」
延人「つーか、もうミッションやらなくていーんだろ?
あの女の顔、見なくてスッキリするぜ!」
ヨシタツ「もちろんだよ!延人!良くなってくれるなら、その方が嬉しいよ!」
カイト「多重だとかって言われても、実感無くてさー。
記憶ねーんだよ。他人格の。」
キョウイチ「他の事なら、俺に任せて下さいよ。
延人さん。協力なら沢山しますから。ね?有能な俺がパートナーで良かったでしょー?この先も。」
カイト「あぁ。(・・・そろそろ、テツオさんの言っていたプランBに移るか。ここからが、本番だからなぁ。)」
そのプランBについては、テツオとカイト君の2人だけ
が知る。秘密の情報。
カイト(もう、騙しの演技も続けられねーからなぁ?
色々とーーー・・・。最初から、目的は騙し続ける事
じゃなく、この流れを、いずれはーーーー・・・。)
次の日。
第1アジトには、ヨシタツと延人を演じるカイトの
2人だけがいる。他メンバーは、第2アジトで詐欺の
仕事中だ。
カイト「・・・父さん、俺さ・・・本当は、延人じゃないんだ。」
ヨシタツ「えっ!?何・・・言ってるの??」
カイト「・・・別人で、目的はあんたらの所の組を潰す事。元々、別のグループのメンバーなんだ。
あ、どこのグループかは教えないぜ?
中でも、顔があんたの息子の延人に似てて、そんで
延人に成りすまして近づいた。
本物の延人は、俺等のグループに監禁されている。」
ヨシタツ「・・っ監禁!?延人を返してほしい!金ならあげるからっ!君の欲しいぐらいの金ならっ!
5000万でも用意するから!?そっちの組織を裏切って欲しいっ!!」
カイト「だから、目的は金じゃねーって言ったろ?
それに俺は、組織を裏切るつもりもねーんだよ。
こっちの言う事を聞けっ!い〜か?命令に逆らうなら、
延人は始末する!しかも、残忍な方法でだ。
指を一本ニ本、骨折させたり。指の爪剥がしたり、散々痛めつける!」
ヨシタツ「そんな、酷い方法でっ!?(延人っ・・・)
一つ聞いていい?断わったら、延人だけ?殺されるのは。」
カイト「ちげ〜よ。この話を知ったテメェも始末するし、別のプランBで、いずれは組織を潰す予定だ!
プランAなら、延人だけは助けてやる。
プランBは、テメェも延人も死ぬんだよ!分かったか!?」
ヨシタツ(延人が死ぬプランBよりは、延人が助かるプランAがいい。それにしても、どこのライバル組織だろう・・・?思い当たる組織が多くて絞れない。)
カイト「あんたがーーー、話が分かる相手で良かったよ。ヨシタツさん。(よし、上手くいった。テツオさんに言われてた通りの流れだ!)
いいか?他の奴らには、言うなよ?俺の事を殺そうとしても、携帯でメンバーとやり取りしていて、いつでもあんたとの会話も、あっちに聞こえてっから?」
ヨシタツ「わ、分かった・・・。」
カイト「あんたが、裏切ったらノブトを始末する様にってルールを、共有してんだ。」
ヨシタツ「わ、私はーーーー・・・?どうすればいーの。主に??」
カイト「そーだなぁ?今から言う通りの行動を取ってもらう!」
次の日。
ヨシタツに呼ばれて、部下達が集結。
ヨシタツ「皆?ボス命令だよ。いい?何日置きに外国の方のアジトに行って、詐欺仕事してもらう予定だから!
行く時の用意しといてね!?」
キョウイチ「ヨシタツさん、俺も行く事なります?」
ヨシタツ「いいや?君には・・・ノブトの世話をして
置いて欲しいから、君だけ残って欲しい。
残りの皆は、外国に!」
ヨシタツ「でも、行く時は1日一人ずつとかだよ?
警察官も最近は、色々とそーいう事件にうるさいし、
少しでも怪しまれにくい様にしないと。
多めより、個人にした方がいいと思うんだ。よろしく。」
カイトは、ヨシタツが変な行動をしないか常に側にいた。
カイト「さみしくなんなぁ?キョウイチだけとか。
ま、仕事だからしゃーねぇか?」
キョウイチは、まだ気づく事も無く・・・。
ヨシタツ「キョウイチ君、これからスーパーに買い物
して来て!?」
キョウイチ「分かりました。」
他のメンバー達は、アジト2で詐欺の仕事中。
外国に行く、タツヤと言う部下だけが残る。
カイト「いいか!!多く掘るんだ!」
その前に夜、アジト1の外の森の土を、2人でシャベルで
掘っていた。
カイト「よし、こんぐらいあれば十分だ。
いいか?明日、タツヤを始末しろ。俺も一緒にいる。
もし、タツヤが反撃してきても、俺が銃で始末する!」
地面にシャベルで大きな穴を掘ったヨシタツ。
そして、昼頃になりキョウイチには、買い物へ行く様に
指示。今、アジトにいるのは、ヨシタツとカイトと
タツヤの3人。
ヨシタツ「タツヤ君、外国行く前にちょっといいかな?
話がある。」
タツヤ「はい?」
カイト「俺も行く!!」
3人は、外へと出る。
タツヤ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「あ、それは・・・。」
カイト「いい、俺から言う。(タツヤが俺の方向見てる内に撃て!)」
タツヤ「?ノブトさんの話って?」
「スッ(ヨシタツが服から、隠してた銃を取り出す音)」
そして、ついに。
「バァ〜〜〜ン!(タツヤを銃で撃った音)」
タツヤ「う・・ううっ、ヨシタツさん・・・何・・で。」
地面に倒れ込んだタツヤは、息はまだあった。
ヨシタツ(撃ってしまった相手をっ!?私が殺しをっ!?)
カイト「よし、よくやった。穴にコイツ・・運んで埋めるぜ。」
タツヤは、動かなくなった。息もしていない。
カイト「せぇ〜の!」
「ドサッ(ヨシタツとカイトでタツヤを穴に放り投げた音)」
少し、見えにくくする為に土を被せるが・・・。
カイト「その辺でいい。まだ、明日も始末するから。
もうちょい、横の穴を広くしとくぜ?」
ヨシタツ「分かった・・・。」
カイト「夜にな?今はいい。キョウイチが帰って来るから。所で、1日に2人始末しねーか?」
ヨシタツ「えっ!?殺したのなんて、今が初めてで
一気に2人も!?」
カイト「殺しなんて、慣れてくれば余裕だ。やり続けてる内に普通になる。」
ヨシタツ「そんなものかな?」
カイト「・・・。キョウイチ達には、相手の部下が
仲いいから、どうしても「2人で行きたい」って言ってきたから、許可したって伝えときゃいい。
まぁ、他に良い提案あれば、そっちに変えるけど。
だから、次は2人だ。後ーー・・俺が注目させてる時に
2人を後ろから、撃て!」
ヨシタツ「私が・・・2人を?分かった。」
カイト「そーすれば、他の仲いいメンバーも「2人で行きたい奴」は、自分から言ってくんだろー?」
しかし、これもカイト君の演技だ。
心の中では彼もショックを受けている。
カイト(マジでキツイ。早く、終わらせたいーーーー。)
キョウイチが、買い物からアジトに戻る。
キョウイチ「・・・あれ?タツヤはーーーー?」
カイト「出てった。空港に行ったぜ?まぁ、そろそろ時間だったしなぁ。」
ヨシタツ「スーツケースも、持って行ったよ。荷物も無い。」
カイト「それよか、早く昼飯食いてー。腹空いた。」
キョウイチ「ランチにしますか。作ります。
3人分ですね。」
ヨシタツ「いつも、助かるよ。キョウイチ君。今日もよろしく。君の料理は、最高!」
キョウイチ「俺の・・・死んだ父さんが、料理を作るの
得意だったんです。それで俺も食堂に憧れてて。」
カイト「へぇ〜、そーだったんか。」
キョウイチ「あれ?ノブトさんには、前に話してませんでしたか。」
カイト「オ〜ナァ〜カ!?空いたぁー!早く作ってー!」早くぅ〜!?
キョウイチ「あ、ノト君ですね?分かりました。すぐに
作りますから。だから、大人しくテレビでも観てて下さいね?」
ヨシタツ「ノト君、こっちだよ〜。一緒に観ようね?テレビ。」
カイト「うん・・・。」
キョウイチ「ヨシタツさん、ノト君の事をよろしくお願いします。」
テレビの近くのソファーにヨシタツとカイトで
腰掛けている時。
「ピロリン(タツヤの携帯に、メールを受信した音)」
ヨシタツ「!(タツヤ君の携帯のメール音?)」
カイト「誰からだ?」
ヨシタツ「送信相手は、キョウイチ君!?」
カイト「何って送ってきた?」
とっさにカイトは、テレビのボリューム音をあげる。
ヨシタツ「・・・「今どの辺にいる。もう着いたか?」って。
カイト「いいか?タツヤに成りすまして返せ。」
ヨシタツ「わ、分かった。」
カイト「今までのメール文を真似て、だぜ?」
ヨシタツ「「もう少しで着く所。コッチ忙しくなるんでまた、後で!」っと。」
カイト「・・・・・。」
台所にいたキョウイチは。
キョウイチ(そろそろ、着くか。
さて、もう少しで3人分は完成だ。皿を出す用意をするか。)
テーブルへと、場所を移して皿に入れた料理を置く。
キョウイチ「ヨシタツさん。完成しました。ロールキャベツです。」
カイト「なぁ〜?キョウイチぃ、食べさせろー!」
キョウイチ「自分で食べて下さいよ。ノト君、たまには。」
カイト「ちっ!」
ヨシタツ「美味しいよ!いや〜、キョウイチ君の作るご飯は、本っ当に美味しいね。」
キョウイチ「嬉しいです!・・・俺がノブトさんの恋人なら、毎日2人の為に作りますよ。苦じゃないです。」
その後、料理を食べ終わり
ノト君は、ベッドで眠りにつく。
キョウイチ「ノト君・・・?布団、かけますよ。」
カイト「ん〜むにゃむゃ。」
次の日。
ヨシタツは、メールにて部下のフキとロジには、
アジトに残る様に伝える。キョウイチもいる。
ヨシタツ「今日も、昼ご飯の買い物をよろしく〜。キョウイチ君。」
キョウイチ「はい!」
他のそれ以外の部下は、別アジトで詐欺の仕事中。
その間、フキとロジを外に連れ出す。
フキ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「・・・。」
カイト「俺から言う!皆コッチに注目!」
2人の視線をカイトに向けさせて、その後ろから
ヨシタツは、銃を取り出し・・・
「バァ〜ンバァン!(ヨシタツが銃で、フキとロジを背後から撃つ音)」
カイト「上出来だ。大分、始末するのも慣れてきたんじゃねー?」
ヨシタツ「・・・そ、そーだね。これが終われば、ノブトは助かるんだね!?
所で、本当に約束は守ってくれるんだよねー?こっちが死んだ後、ノブトも始末するとかじゃぁ〜?」
カイト「安心しろよ!ちゃんと守るって!!さすがにノブト一人じゃあ、組を再開出来ねーって。
そんな奴、最初から敵だとも思ってねー!始末する価値ねーんだよ。」
ヨシタツ「そ、そう〜。じゃあ、価値のない相手は
始末しないんだ?(価値のある人物だけ、始末して置きたいのか。ノブトも能力を低く見られたもんだ。)」
カイト「それと、フキとロジに成りすまして、キョウイチにメールを送れ!「俺等の頼みでヨシタツさんにお願いして、2人で外国のアジトに行く事になった。」って。
「了解されて、今空港に向かってる」ってな?」
ヨシタツ「分かった。」
カイト「ちゃんと、送ったかどーか、内容は見せろよ?
隠れて、違う内容を送るのはダメだぜ?」
買い物中のキョウイチの元に、メールが届く。
キョウイチ「ん?2人で向かう様に頼んでOKもらえた?もう空港に行ってる所、か。(大体、出発の時間は昼一時。そのタイミングだなーーーー。)」
その日の夜・アジトにて7時。
ヨシタツ「ん?電話だ!フキ君の携帯に、キョウイチ君から!!」
カイト「アイツ・・・たまたま、話してぇ事でもあんのか?」
ヨシタツ「どっどっ、どうしよう!?さすがに声真似までは、出来ないっ!!」
カイト「そのまま出んな!今、詐欺の仕事中で忙しい。用件あるなら、メールでお願いです!ってそう返しとけ!
メールで。」
キョウイチ「!(今は忙しい、か。真面目に仕事してる証拠か?あれから、タツヤもメールでは忙しくなるから、電話よりメールでって、返ってきて詐欺の仕事をしてる
様子だったからな。)」
次の日。
この似た様なペースで、次から次へと部下は始末され続けた。
一ヶ月で、61人も死んだ。
その度に外国のアジトに、送り込んだ事にしていて、
ついにはメンバーは、キョウイチ一人になる。
キョウイチ「メンバーは、俺一人だけになってます。
ヨシタツさん、大体・・・いつになったらメンバーを
こっちに戻す予定ですか?」
ヨシタツ「かなりの大金、詐欺で稼いでもらったら
だね。売り上げは、多い方がいいよ。うん。
皆で、分けるんだ。多い方がいいよねぇ?そー思わない??」
キョウイチ「・・・得ですよ。」
カイト「キョウ〜、何やってるのー?オナカ空いたぁ〜。」
キョウイチ「あ!ノト君。分かりました。今、作ります。」
カイト「早く作ってー!早くぅ〜〜!!」
キョウイチ「今日は、何がいいですか?」
カイト「カレー。」
キョウイチ「カレーライスですね。分かりました。」
カイト「キョウ〜が作るメシってうめぇ〜。もっと食べたい!」
キョウイチ「いいですよ。」
カイト(・・・そろそろ、もうキョウイチでピリオドか。長くて短い様な〜もう、偽りのノブト人生も終わりだ。
早く、カイトとしての人生に戻りたいな。もう少しなんだ、後。
俺としては、あんたら2人に恨みなんて無い。テツオさんに頼まれて、役目を果たしてるだけ。)
ヨシタツ「キョウイチ君。話があるから、ご飯食べたら外でいい〜?」
キョウイチ「はい?」
カイト(・・・これで、最後だ。)
最後の晩餐だ。
カイト「ぱくぱく。うめぇ〜。」
ヨシタツ「美味しそう。どれどれ、パク。」
カイト「あ・・・あれ?何だ?ねみぃ・・ま、まさかっ!?」
キョウイチ「・・・・・・。」
カイト(キョ、キョウイチ!?)
ヨシタツ「何か、眠い様なぁ〜・・・。」
次に2人が目を覚ますと、ロープで体を縛られていた。
カイト「!?キョーウ!?」
ヨシタツ「何でこんな事っ!?」
キョウイチ「知りたいのは、こっちの方ですよ!?ヨシタツさん!!
ノブトさん、2人してどうして部下を裏切るんですか!?」
カイト「え?バレてる。何で・・・いつから?」
キョウイチ「・・・2人には、内緒にしてたんですが。俺は信じられない部下は、裏切るんじゃないかってこっそりと、携帯を使ってよく
会話を盗聴してたんです。知ってます?盗聴って携帯からも、出来るん
ですよ。」
カイト(って事は、あーーーー!!)
キョウイチ「たまたま、とある部下の携帯を盗聴して、聞いていたら
2人の犯行を知ってしまって・・・。」
カイト(ダメだ!誤魔化しが効かねー。)
ヨシタツ「(あれ?本当の事を言ったら、人質のノブトは始末される?)何も言えない。」
カイト「・・・トス テツオに頼まれて、俺はノブトに成りすまして
後でヨシタツにだけバラして、部下を全員始末したら、部下殺しの犯人であるヨシタツに、自死してもらう予定だった。
これが終われば、俺は元の自分で生きれるんだ。だからーーーー。」
ヨシタツ「えっ!?ど〜いう事ぉ!?こっちが聞いた内容と違う!」
カイト「嘘だって。」
ヨシタツ「!」
カイト「本当は、ノブトさんはテツオさんが始末した。もう、死んでんだよ。ノブトは、生きてない。」
ヨシタツ「って事は、最初っからハメて、部下を始末させて
ノブトの死を隠すつもりだったんだね?よくもっよくもっ息子のノブトをーーーーっ!!?」
カイト「・・・・・っ。」
ヨシタツ「トス テツオ!許せないっ!家族皆殺しだぁーーーーっ!!
キョウイチ君、このロープを解いてっ!?テツオ一家に復讐をーーー!」
キョウイチ「・・・もう、いいじゃないですか。ヨシタツさん・・・。」
ヨシタツ「・・・・え?」
「スッバァン!(隠し持っていた銃をキョウイチが、ヨシタツに撃つ音)」
カイト「えっ!?」
キョウイチ「俺とあなたの2人だけで、どうすれっていうんだ。
俺達の負けだ。あなたは、可哀想な人だ。
ヨシタツさん、ノブトさんの元に行ってあげて下さい。一人で淋しいと
思うんで・・・。」
ヨシタツ「の・・・ぶと。キョウ・・イチ君、あ・・・りが・・とう。」
ヨシタツは、息を引き取った。
カイト「何でっ!?味方じゃなかったのかよ!?(コイツっやべぇ〜!俺も始末されるーーーーっ!)」
「バタバタ(カイトが体を、バタつかせる音)」
キョウイチ「・・・あなたの事は、始末しません。元々俺は、普通の人間だ。最初から悪人じゃない。」
カイト「え・・・・??」
キョウイチ「俺の父さんは元々、食堂やってたタダの父親。その父親を死なせたのは、悪人だ。それ以来、正義は力が全て。そう思ってた。
だけど、トス テツオは力じゃなくて、頭で勝とうとした。
初めてだ。そんな男。諦めてた、俺の心に最後の光をくれた。どこかで本当は、俺自身望んでた。父を死なせた悪人への復讐を。
後の事は、任せろ。」
カイト「任せろって・・・どーするつもりなんだよ!?」
キョウイチ「いーから、ここから逃げろ。そして二度と戻って来るな。
分かったな?」
カイト「あぁ・・・。(そっか、コイツの親って悪人によって
死んでたんだな。なのに表面的にだけ、悪の味方してたって事か?
複雑だ。)」
キョウイチの言葉通り、カイトは外へと出ていった。
キョウイチ「さてーー、残りの後始末。俺がやるか。」
ヨシタツの死体には、灯油をばら撒き、家全体も灯油をばら撒いた。
「ボワァ〜〜〜〜(アジトに、炎が舞い上がる音)」
そして、キョウイチは火を点けて外へと出る。
キョウイチは、死ぬ前に紙に遺書を書き残す。
そして、遺書を自分の側に置いたまま、銃を自身のこめかみに向ける。
キョウイチ「カイト君・・・。後は、よろしく頼みます。
俺は、死んだ父親の元へ行ってくる。父さんーーーー・・・。」
カイト「(ま、まさか!?キョウイチ!?)」
その様子をアジトから、少し離れた木に隠れて見るカイト。
「バァ〜〜〜ン(キョウイチが銃を自分に撃つ音)」
カイト「ヨシタツも死んで、キョウイチも・・・死んだ。
俺が殺した訳じゃないーーー、だけど。何で素直に喜べないんだろう。
もし、悪人側にいなければ、この2人はきっと幸せだったんじゃあ?」
こうして、ヨシタツとキョウイチが死にその後、アジト1は、警察に
調べられる。
燃えた中から、ヨシタツの遺体。
林からは、部下達の遺体。外には、キョウイチの遺体だ。
ヨシタツを撃った犯人は、キョウイチでクロ。
部下の死に関しては、ヨシタツ所有の銃なのでヨシタツがクロ。
遺書には、こう書かれていた。
キョウイチの遺書「全ては、ノブトさんがいなくなった事から
始まった。ヨシタツさんは、ノブトが見つからない事で精神的におかしくなって、部下に疑いの目を向けて、次から次へと銃で脅して部下を
死なせ始めた。俺は、他の部下の携帯を盗聴する事で、未然に
ヨシタツさんの犯行に気づけた。だから、最後にヨシタツさんを
俺の手で死なす事にした。けど、もう全て終わりだ。人殺しになった
未来に希望は無い。だから、自分もこの世を去る。
母さんは、何もこの事は知らない。さようなら。」
加害者が既に死亡すると言う、異例の事件で終わる。
テツオも、たまたま歌仙とレイカの3人で、テレビに流れる事件を
観ている。
テツオ「あれっ!?この人物ってキョウイチ君とヨシタツ。このヨシタツってまさか、ノブトのーー!?」
レイカ「本当だぁ〜〜!息子の尚、ノブトについては
行方知れずとか言ってるぅー!!」
歌仙「テツオさん!?カイト君きっと、上手くやってくれたのね!」
テツオ(あれ?けど、これ・・・カイト君に頼んだやり方じゃないぞ?
もしかして、変えざる終えない流れなってたか?
彼自身も無事だと良いが。頼むっ!逃げ切ってくれ!?)
一方で、カイト君に関する証拠は、キョウイチが死ぬ前に上手く隠していて、警察もその事実に気づく事は無かった。
そして、その後のカイト君はと言うとーーーーーー・・・。
マネージャー「カイト君っ!?今日のドラマの役をよろしくね!」
カイト「あっ、マネージャー。今行きます!」
彼の夢だった、ドラマの仕事をしている。
テツオ達はと言うと・・・。
テツオ「レイカー?カイト君が出るドラマ、始まったよ?」
レイカ「待ってー?今行くぅ〜!!」
歌仙「3人で観ましょう!」
END
因みにキョウイチがヨシタツを銃で死なせていない場合は、
ロープを解かれたヨシタツが、まずノブトを守れなかった罪だとかで
キョウイチを撃つ。そして、テツオに加担した罪でカイト君も撃つ。
その後は、トス家に復讐するべく
テツオが朝の仕事へ行く時間を狙って、出てきた所を
袖で隠した銃をテツオに向けて、「騒ぐな。言う通りにしないと撃つ。
家の中に入れ。」
っと脅して、トス家の中に侵入した後、歌仙とレイカも1箇所に
集めさせて、カイト君の件やノブトが殺された件も知ってる
と説明して、4人でしばらく会話を交わすが
ヨシタツの目的は、「復讐だ」と言い3人をその場で射殺。
最後は、ヨシタツも自分を撃って倒れる。
っという流れの完全バッドエンディングになってた。
引き続きも、マイホームヒーローの設定を変えたまた
違うカイト君ヴァージョンになります。
登場人物紹介
@トス テツオ
Aトス レイカ
Bトス 歌仙
C麻取 ヨシタツ
D麻取 ノブト
Eキョウイチ
Fカイト(オリキャラ)ノブトの替玉役をする。
Gしずく(オリキャラ)カイト君の高校の同級生
H麻取の部下達
注意点・原作には無い親子間BLあり。苦手な方は、
読まない様に。
では、始めます。
マイホームヒーロー・〜カイトヴァージョン〜
キョウイチ「いいか・・・?後、一週間過ぎても、ノブトさんが
見つからなかったら、お前ら家族を皆殺しにする。分かったな?
その間だけ、手を組む。」
キョウイチとテツオ。2人がいるのは薄暗い、建物の中。
テツオ「(どうして、こうなってしまったんだろう?全てはあの日から、始まった。)分かりました・・・。(娘のレイカが付き合ってるノブト君を、死なせてからだ。
そのノブト君が、闇組織側の息子さんで・・・)」
回想
ノブト「クソっ!あのレイカぁ!?死なす!始末してやる!」
テツオ(!れ、レイカを死なすっ!?)
たまたま、レイカの家の部屋のクローゼットに隠れていた私はーー・・・
レイカを守る為に、ノブト君をこの時死なせてしまった。
「パタッ(ノブトが血を流して、床に倒れる音)」
回想終了。
そして、今この組織の男・キョウイチに私は、ノブトの件で疑われている。何としてでも、疑いを逸らさないとっ!!
家族皆、死んでしまうかもしれないっ!
この残りの一週間、全てを賭けよう。
キョウイチ「ちゃんと、携帯は手元に持って、いつでもこっちの
連絡は、受け取る様にしろ!」
テツオ「はい。」
その後、場所は代わり、テツオの自宅。
家には、妻の歌仙と娘のレイカ達が待っている。
テツオが、部屋の中に入ると。
レイカ「父さんっ!?ど〜したのその頭っ!!」
歌仙「貴方っ!?」
テツオ「ちょっと〜転んじゃって。(よし、後はホワイトボードで
言葉を書いて、伝えよう。)」
妻の歌仙とレイカにも、既にノブトを死なせた件は、伝えている。
ホワイトボードの内容を見た2人は。
歌仙「(組織の連中にやられた!?)」
レイカ(パパっごめん!)
一度前に、この家から盗聴器を見つけてからは、盗聴の恐怖に怯え
それ以降、ホワイトボードでの会話になった。
ホワイトボードに更に追加して《私の携帯も、盗聴されている。》
テツオ(聞かれたくない内容は、こっち。)
ホワイトボード《頼む!レイカ?今から、私の言う通りの行動を、起こしてくれ!》
レイカ(分かった!元はと言えば、私のせいだしなぁ〜。)
次の日、1日目。ここは、レイカの部屋。
レイカ「(えっと、まずはコレ〜!)」
レイカは、自身のスマホのネットにて。
ネット投稿内容《個人のムービーに、出てくれる役者さん募集!
主に、このイラストの主人公に、顔が似てる人。
出演してくれる人には、高い金を支払うよ!》
そのイラストは、ノブトの顔に似ている。
レイカの投稿内容に、心惹かれたのがノブトに顔が似ている
役者を目指して、頑張っているカイト君だった。
カイト(ギャラ高めかぁ〜。悪い話じゃないな。役者の仕事を目指してる
ものの、両親には迷惑かけてる。高めのギャラ貰えんなら、やりたい!
母さんにも渡せる。)
カイト以外にも、ノブトに顔が似ている10名ぐらいが応募してきた。
待ち合わせ場所は、レイカの家の近くにあるカラオケ店。
レイカ「ごめんねー。こんな場所で、オーディションして。
もっと、更に1名に絞りたくて。」
レイカは、その10名を自分の知る、カラオケ店に呼び集めた。
そこで、背も血液型も顔もソックリな、カイト君が選ばれる。
レイカ(声とか、歩き方は似てないけど、10名の中ならダントツ!
見た目なんか、双子!)
二日目、レイカは自宅にカイトを呼んだ。
ホワイトボードで会話中。
レイカのホワイトボード《パパ、見て!カイト君って人に決まったよ!》
カイト「どうも。」
テツオのホワイトボード《よくやった!レイカ!ノブトにソックリだ!》
テツオ「レイカの友達なんだって?よろしく、寛いでいって。」
カイト「はい。」
テツオは、キョウイチに怪しまれない様に、嘘の情報を伝える。
すぐにリビングの方に行って、レイカとカイト君とは距離を取る。
歌仙「レイカちゃんも、男友達が出来る年頃になったのね。」
テツオ「邪魔したら、悪いからそっとして置こう。」
歌仙「そうしましょう。」
レイカは、自分の部屋にカイトを招きいれる。
ホワイトボードで、更に会話は続く。
レイカのホワイトボード《ここで、カイト君に頼みがあるんだ。
この、オーディションって本当は、嘘なの。》
カイト(え?嘘?)
レイカのホワイトボード《うん、本当はね、カイト君には
ノブトって人を、演じて欲しいの。ノブトって人に、成りすまして生きて
欲しいの!》
カイト(何で?その、ノブトって誰だ??)
レイカのホワイトボード《ノブトは、付き合ってた彼氏なんだけど
ある日、消えちゃって。そのせいで、私の親が彼氏の組織から
疑われて、家族3人今、ピンチなの!
ノブトが現れてくれないと、最悪「始末」って状態なの!》
カイト(!始末?)
レイカのホワイトボード《警察じゃあ、助けてくれそーに無いし
もし、カイト君がノブトに成りすましてくれたら、その分のギャラは
毎月35万、振り込むから!だから、お願いっ!》
カイト(35万・・・。普通に役者の仕事しても、俺だとそんなに
貰えない。)
カイトは、手をグーにして承諾した。
三日目。
レイカは、カイトと外で会っては、延人の情報を伝えて
色々とレクチャーする。
レイカ「延人の歩き方はねー、こう!」
カイト「特徴的ですね・・・。」
レイカ「後〜、カイト君の声より、延人の声はもうちょっと太め!待って、延人の声を携帯で、撮って置いてるの。この声!」
カイト「!勉強になる・・・。」
カイトは、小さい頃からキャラに成りきるのが
好きな子だった。
カイト「役に成りきるのも、声を真似るのも得意です!」
レイカのお陰で、カイトは延人に完全に、似てくる。
レイカ「延人がよく好んでた服も、カイト君にプレゼント!最後、いなくなった時に、着てた服だよ!」
カイト「ありがとうございます!髪型は、どうしますか?」
レイカ「そーだね!延人に近づけよっか?」
カイト「はい!」
そして、完成したのがーーーーー・・・。
レイカ「いいね、いいね!完っ全に延人!?」
そして、四日目。
カイトは、自分の自宅を訪れると、親に嘘をつく。
カイト「母さんっごめん!友人の借金を背負わされちゃった!迷惑かけたくないから、このまま逃げて、消える!
本当っごめんっ!」
カイト母「借金!?どれくらいの?」
カイト「ご、5000万。」
カイト母「そんなにっ!?」
カイト「母さんには、迷惑かけたくないから、俺が逃げたって事にしておいて!」
カイト母「いつ、戻るかも分からないの?」
カイト「今は、分からないっ!ごめん!もう行くからっ!」
カイト母「カイトっ!?カイトーーーーーっ!!」
延人になって生きる為、何もかもを捨てないと
いけなかった。
カイト(後は、友人か。)
メールでも、母に話した内容と同じのを送る。
中には、心配してくれて「金貸そうか?」の声を
くれる者もいた。
カイト(ありがとう!皆。こんなに優しい友人に囲まれて、幸せだなぁ〜。でも、延人になって生きるには、
もう、いない事にしないといけないんだ。
だから、もう・・・。)
そして、五日目。
ここは、ヨシタツの自宅。
家の前には、組織側の待機組と呼ばれる面々が
車の中で見張っている。
部下1「ん?あれ・・・延人さんじゃないっスか?」
部下2「本っ当!延人さんっ!?」
部下1「でも、何かウロウロしてて、変じゃないっスかね〜?」
待機組とは、分かりやすく言うと、ヨシタツの身の安全を見張る係りの事。
部下1「とりあえず、家の中にいる麻取さんに
メールだ!」
メールの内容「ノブトさん、家の前でウロウロしてるっスよ。あ、今チャイムを鳴らしてます。」
「ピンポ〜ン(麻取の家の、チャイムが鳴る音)」
メールの返信「本当にノブト?今、外に出る。」
「カチャ(ヨシタツが玄関のドアを開ける音)」
ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「と、父さん。」
ヨシタツ「!その声、その顔!?のっノブトだ!!
ノブトォ〜〜〜〜〜〜!」
中へと、招き入れる事に。
リビングのテーブルと、椅子の所で話し合い。
ヨシタツ「ノブト、けど何で?消えてたの?」
電話もメールも、どうして返信してくれなかったの?」
カイト「・・・・記憶、失くしてた。」
ヨシタツ「えっ!?それって、記憶喪失っ??」
カイト「何も分からなくてなってて、自分が誰なのかも。何処に、住んでたのかも。」
「ガチャ(ヨシタツの玄関が開く音)」
キョウイチ「麻取さんっ、今戻りました!」
ヨシタツ「キョウイチ君、お疲れ。」
キョウイチ「ノブトさんが、戻って来たって話は、本当ですか!?怪しいのは、あの鳥栖家だと思ってたんですが。」
ヨシタツ「あ〜、もう。その件は、いいよ〜。だって、ノブトは戻って来たから。」
カイト(ノブト)が話した、内容はこうだ。
いきなり、記憶が失くなっていて。(レイカと同棲してる家にて。)
カイト「あれ、俺誰だっけ?ここ、どこだっ!?他人の
家っ?俺の家じゃないなら、他人の?やばいっ!早くここから、出ないとっ!
よくよく、見たら女住んでそうな部屋じゃねーか!?とりあえず、外に出っ・・・!(いや、待てよ?俺がここの住人じゃねーなら、そのまま表から出るのは、マズイか。窓からだ!)」
彼は、窓から外に出る。
見張っていたキョウイチからは、その窓は見えない場所にある。
外に出たノブトは、しばらく歩いてると、携帯と財布に気づく。
カイト「はっ!あれ?俺、携帯持ってる?だけど、誰のだ?まさかっ!?さっきの部屋の女の?俺が盗んだみてーじゃん!やべっ!警察に捕まる!?」
身に覚えが無かった為、他人のだと思い込み、川に捨てた。
カイト「捕まんのだけは、勘弁だぜ〜。」
「ドボン(携帯を、川に投げ捨てる音)」
その時に、財布から現金だけを抜き取って、財布だけ川に捨てた。
カイト「もしかして、俺・・・他人の女の部屋に、盗み目的で入ってたのかー?マジでヤベ〜所だった。」
どこが、家なのか?分からないまま、彷徨いながら
ホームレス状態。
財布から、抜き取った金で、空腹を満たす。
それから、五日目。
少し、記憶が戻る。
カイト「思い出したっ!俺は、麻取ノブトだ!!
で、後・・・父さんは、ヨシタツだ!顔も分かる。
住所も、思い出した!よし、記憶頼りに行ってみるか。」
回想終了。
カイト「それで、ウロウロしつつも、戻って来たんだ。」
キョウイチ「って事は、ノブトさん?もしかして、レイカの件も、忘れてます?」
カイト「!れ、レイカ?誰だ、その女・・・。」
キョウイチ「・・・覚えてませんか。(レイカの件を、覚えていないなら、計画は、台無し。レイカから、金取る件も潰れた。)」
カイト「てか、あんたらがまず、誰だよっ!?」
キョウイチ「覚えてないんでしたねー。ノブトさん?
初めまして、キョウイチです。
麻取さん、ノブトさんを病院で診てもらった方がいいんじゃないでしょうか?」
カイト「!何でっ!?別にどこも痛い訳じゃねーし!
ホームレス生活で、疲れてるし!?それに、行った所で記憶は、戻る訳じゃねーんだろ!?」
キョウイチ「確かにそーですが、どこか悪くしてないかだけでも・・・。」
カイト「しつけ〜な!?誰とも会いたくねーし!外に出たくねーんだよ!?一人にしてくれっ!?」
ヨシタツ「キョウイチ君、他の皆?もう、今日は帰っていいよ。ノブトには、無理して欲しくない。」
キョウイチ「分かりました。早く、ノブトさんの記憶・・・戻るといいですね。」
ヨシタツの家から出たキョウイチは、自身の車に戻る。
キョウイチ(ただ、あの鳥栖家の奴ら、特に親2人は
怪しかった。何かを隠している。ノブトさんが記憶喪失になったのは、あのテツオって奴のせいじゃあ?
あの日、2人は会って喧嘩になり、ノブトさんは、壁に頭を打ちつけ、そのせいで記憶喪失になったんじゃないか?それを、アイツらは隠したくてーーーー?
っと言っても、戻って来た以上、深く首は突っ込めない。鳥栖家からは、離れるか・・・。)
その頃、鳥栖家はーーーー。
テツオ「ついに、ついに!キョウイチからね、ノブトが見つかったから、もういいってメールきたよ〜〜〜〜!!」
歌仙「やったじゃない!?テツオさん!」
レイカ「やったね〜パパ!!カイト君が、上手く演じてくれてるんだね?ちゃんと、お金は振り込んで置いてねー!?」
テツオ「大丈夫だよ!レイカ、ちゃんと振り込みしといたからっ!」
鳥栖家は、ノブト殺しの疑いから、開放されて幸せムードに!盗聴される心配も無くなり、嬉しそうだ。
その頃、ノブトのフリをしているカイトは。
現在、ノブトの部屋にて。
カイト「ここが、ノブトの部屋か。初めて入った。」
カイトは、レイカからの情報で体に、タトゥーで彫った
ホクロも、本人と同じ位置にしてある。
カイト「よし、ノブトさんの好みのパンツとか、この部屋で知ろう!服の好みも、何から何まで同じに。ノブトにもっと、近づくんだ!」
しかし、その夜。(ここから、BL注意)
ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜?こっちへ来なさ〜い。」
カイト「何だ?もう、寝る時間なのに。(部屋に呼ぶとか、何かあんのか?でも、行かないのもあれか。)」
ヨシタツのいる寝室にやって来た、カイト。
ヨシタツ「こっちこっち!布団に入りなさ〜い。」
カイト「(何で?布団に?)」
そこで、カイトがされたのは衝撃な行為だった。
カイト「(はっ?こんな事、俺の父親だってしなかった!ここの家では、それが普通なのかよ!?聞いてないよー!)」
ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜〜!」
「ギシギシ(ベッドが軋む音)」
行為終わり後。
カイトは、反発した。
カイト「父さんっ!?俺、もうい〜大人だぜ!?そーいう事、しなくていいからっ!」
ヨシタツ「何言ってるの〜?ノブト。親にとっては、いつまでも子は、子だよ〜?親が子供に教えるのは、義務だから!父さんは、悪い事してないよ?ん?」
カイト(え?自分が悪い事したって、自覚もねーのか?んなら、伝わらねーじゃん!)
次の朝。
カイト(ここの家の親、異常者じゃねーか!?そういえば、そーいう人程、自分のおかしな面に、気づかないって言うよな。こんな、父親と住んでて、本人はおかしくならなかったんだろうか?それか、麻痺してて普通って思ってたのか?)
ヨシタツ「ノブト〜?ノブト〜?朝ご飯だよ〜?」
「コンコン(ノブトの部屋のドアを、ヨシタツがノックする音)」
カイト「いや!一人で食べるからいい〜〜〜!」
ヨシタツ「朝ご飯くらい、2人で食べよぉ〜、ノブト〜?」
カイト(ノブトの父親って、ほぼウゼェ〜!)
リビングへとやって来て、テーブルの近くの椅子に
腰掛ける、カイト。
もう、朝食の準備はバッチリ。
ヨシタツ「ほらほら?ノブトの好きなの、用意したよー?」
カイト「(す、好きなの・・・?)」
ヨシタツ「あれ・・・?どうしたの、何だか嬉しそうじゃないね。」
カイト「覚えてる記憶情報で、好きなもんとか忘れてんだよ。ほら、記憶が一部しか、戻ってねーから。
けど、俺の為にわざわざ、ありがと!気持ちは、嬉しいよ。父さん。(これで、ノブトの好みも覚えれる。逆にラッキーか?)」
ヨシタツ「じゃ、ノブト!父さん、仕事してくるから!?家でのんびりしてるんだよー?」
カイト「分かった、いってらっしゃい。父さん!」
「バタン(ヨシタツが家から、出て行く音)」
カイト(はぁ〜、やっと一人になれた。でも、ん?
窓の外!?車が待機してる!人乗ってるし。家の前には、見張りいんのかよ!マジでうぜぇ〜!?下手にどっか行こうもんなら、バレるか。)
その間、色んな部屋をグルグルと回って、カイトは調べていた。アルバムを、ヨシタツの部屋にて、見つける。
カイト(これか!?ふ〜ん、母はこんな人か。でも、何で?今はいないんだ??別れたのか?
別れた原因って、何なんだろう?ここの家族ーーーー。)
ヨシタツと、夜ご飯をしてる時に、聞いてみた。
カイト「どうして、母親っていないんだ?」
ヨシタツ「出てった。」
カイト「何で・・・?」
ヨシタツ「ノブトとの仲に嫉妬して?息子が出来てから、ノブトしか可愛がらなかったからね!」
カイト「えっ?」
ヨシタツ「不器用な人間だから、両方愛するとか
出来ないタチでね。」
カイト「!?」
ヨシタツ「それこそ、夜のノブトとの営みを、妻は知っていた。女としての立場すら奪われたと思って出て行ったよ!」
カイト(!普通〜、そんな家庭ねーだろ!?やっぱ、この父親が異常だよな。もしかして、初めから同性愛者?)
ヨシタツ「ノブトは、離れていかないよね〜?」
カイト「・・・あぁ。」
ヨシタツ「良かったぁー!ノブトまで、失ってしまったら、何も無くなるんだぁ〜。ノブトさえ、いてくれれば幸せだぁ〜!」
次の日も、カイトはヨシタツの部屋を調べる。
カイト(おっ!?ムービー出てきたっ!もしかして、これに生きてるノブトさんが?)
ムービーを、作動してみると。
カイト(やっぱり、ノブトさんだっ!?でも、何かこれ、映ってるの、ノブトさんばっか!?)
それだけ、ヨシタツがノブトばかりに、関心を寄せていたかが分かる。
カイト「ん?(このムービーも、ノブトさんのか?)」
カイトは、色んなのをチェックしてみるが、その中には
もっと、ショッキングなものまであった。
そこには、ノブトとの営みすら、映っていた。
カイト「!営みのやり方を、小学生のノブトに教えてんのか!?やべーよ、これ!相手、小学生だぜ!?何なんだよ!この父親!?さすがにもう、観るのは止めよう!」
ムービーから、得た情報で更に、カイトはノブトに、似せる。
カイト「少し、記憶・・・思い出した。飼ってた犬いたよな?」
ヨシタツ「あー!思い出したんだねー?ノブト!?
そーだよ!犬プレゼントしたんだ!ノブトには、友達が出来なかったから。」
カイト「え?何で友達出来なかったんだ?」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままの子供だったから。それ以外のクラスメイトの奴らは、ルールで躾けられた子供達だった。ノブトだけが、違うって理由でアイツらは、イジメてきたんだ!家族なら、ありのままのノブトを愛せるのに!?クラスメイトの奴らは!?愛せないからって理由だけで、ノブトを虐める野蛮な奴らだ!!気にしなくていいんだっノブト?」
カイト「!」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままだっただけで、
悪い事なんてしていない!受け入れられない奴らが悪いっ!」
カイト(何言ってんだ?この父さん。自分の異常に気づけてない。色んな親子の形があるんだろうけど、俺には理解不能だ。)
ヨシタツ「ありのままのノブトには、『価値』かあるんだよ〜?周りの奴らは、そんな『価値』の無い自分を、認めたくないだけだよ!」
それから、1年の月日が過ぎた。
ヨシタツ「ノブトぉ〜?そろそろ、どぅ〜?外に出る気はない?父さん、ノブトの事は、愛してるけど。
さすがに死んだら、ずっとは、守ってあげられない。
父さんいなくても、ノブトには、仕事して生きれる様でいて欲しい。」
カイト「!」
ヨシタツ「大丈夫だよ!?ちゃんと、ちょっとずつ教えるから。父さんのそばにいて、覚えていけばいいんだ!」
カイト「わ、分かった。」
ヨシタツ「キョウイチ君にも、頼んでノブトの出来ない事は、カバーさせる様に言うからね!」
カイト「あっ!そーいえば、父さん?護衛用の銃って、俺も、持って置きたいをんだ。」
ヨシタツ「ん?」
カイト「やっぱ〜、万が一・・・命を狙われないとも、限らないし。俺、殺されんのごめんだ。」
ヨシタツ「大丈夫!その為に、ノブトのそばに常に、待機組を、スタンバイさせてるから!」
カイト「いや、そ〜いうんじゃなくて!!気持ち的に、銃が手元にあった方が、安心感あんだろ?」
ヨシタツ「あーーーー、そう。分かった。ノブト用の銃、持たせて置くから!後で、用意して渡して置く。」
次の日。場所を移して、アジトにて。
ヨシタツ「キョウイチ君。君が、ノブトのそばで教えてあげて。仕事のやり方を。」
キョウイチ「分かりました。ノブトさん、よろしく、これから。」
カイト「おぅ。」
キョウイチ「そーいえば、ヨシタツさんから、頼まれてた銃です!ノブトさん、どうぞ。」
カイト「ありがと・・・。(この銃があれば、バレた時にそん時に・・・!!)」
カイト(父さんは、電話で何してるんだ?詐欺の話?)
キョウイチ「ヨシタツさんの仕事ぶり、いいものです。ノブトさんは、どれから出来そうか。覚えてしまえば、簡単ですよーーー?」
今日は、仕事を少し覚えて終わり、ヨシタツの自宅にて。
カイト「父さん、風呂入ってくる。」
ヨシタツ「あぁ!」
ノブト(カイト)が風呂に入ってる間、ヨシタツはーーーーー・・・。
ヨシタツ(そーいえば、ノブト引きこもってて、部屋の掃除していないなぁ〜?よし、片付けるの手伝おう!)
部屋に入って、掃除をしているとーーーー。
ヨシタツ「ん?何だ、これは?」
引き出しを開ける。
その中にはーーーーー。
ヨシタツ(これは、身分証!?名前、カイト?え?
これって!!?)
カイトは、風呂からあがる。
カイト(ふぅ〜〜〜、やっぱり、銃があるってだけで、心的に安心だなぁ〜。何か、襲われてもこれさえ、あれば・・・・・。)
カイトが、風呂場から、出ると廊下には、ヨシタツが
立っていた。
カイト「あれ・・・?父さん。どうしたの?そんな所で、立ち止まってーーー・・・。」
ヨシタツ「・・・・。君、ノブトじゃないの?」
カイト「えーーーー?」
ヨシタツ「カイト君。何で、ノブトに成りすましてるの?」
カイト「(ば、バレたぁーーーー!?こ、こ〜なったら!?)」
「スッパァ〜ン(カイトが銃を取り出し、ヨシタツに向けて発泡した音)」
ヨシタツ「の・・・ブと・・・・。」
「パタ(撃たれたヨシタツが、床に倒れる音)」
カイト「ごめんっ!麻取さんっ!?貴方に罪は、無いけど俺ーーー今、バレる訳にはいかないんだっ!ごめんっ!!(どうしようっ!?こんな早くっバレる訳無いって、思ってたけど、バレたっ!)ひ、ひとまずー、外に出て逃げよう!?」
「ダッ(カイトが、ヨシタツの家から、外へ出て走り去る音)」
外には、待機組の部下達。
部下1「あれーー?あれ、ノブトさんっスね。何処に出かけるんだ?麻取さんと、メール繋がんないっス。中入ってみるかー。発砲音したよ〜な?」
部下2「!?ま、麻取さん!?死んでる!まさか、ノブトさんに殺された!?」
部下1「おい、どうする?このまま、ノブトさんを警察に調べられたら、警察に俺らの捜査までされる羽目になる。」
ヤバいと思って、彼らは麻取さんの死体を
運ぶと、車に乗せて山へ行き、地面に埋めて、事件にしない様にする。
それから、2日後。
アジトにて。
「カチャ(カイトが、アジトのドアを開ける音)」
部下1「ノブトさんっ!?戻って来たんスか?」
部下2「何で、父さんであるヨシタツさんをっ!?」
カイト「ちっ違うんだっーーーー!大変な事になっちまったーーー!」
部下1&部下2「!?」
カイトが皆にした話は、こうだ。
また、記憶喪失になってしまった。
カイト「ど、どこだっ!?ここ!」
ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「誰だよっ!」
ヨシタツ「また、記憶失くしちゃったのー?君は、ノブトで、こっちは父さんだよ。落ち着いて・・・。」
カイト「そんな記憶ねー!嘘つくなよっ!?まさか、俺を監禁してる!?」
ヨシタツ「何言って!?」
「がしっ(ヨシタツが、暴れるカイトの肩をつかむ音)」
カイト「外に出るーっ!外にーっ!?」
ヨシタツ「待ちなさいって!」
カイト「離せ〜〜〜っ!!」
暴れながらも、銃を所持していると気づいたカイトは。
ヨシタツ「のっ、ノブトっ!?や、やめて・・・の・・ぶと・・・。」
カイト「俺は、ノブトじゃない・・・!そんな、名前の記憶なんてねー!」
「パァ・・・ン!!」
回想終了。
キョウイチ「では、ノブトさん本人としては、殺したかった訳では、無いと・・・?」
カイト「後から・・・記憶戻って、怖くなって逃げた。
けど、やっぱり、皆には真相を話して置かないとって思ってーーーー!
父さんの事っっ、ショックで訳分かんなくてっ!どうしたらっいいのかも!?
なぁ・・・?俺やっぱり、自首しようかなぁ?
警察に。」
キョウイチ「ノブトさん、殺したくて殺した訳じゃ無いなら、自首すればヨシタツさんが、悲しみます!
それは、止めて下さい!代わりにヨシタツさんのいた
ポジションを貴方がやるべきだ。
それが責任と言うものでしょう。いなくなった分の穴埋めは、貴方が果たして下さい!」
カイト「わ、分かった。組織の為に頑張るよ。(俺としては、ノブトに成りすますより、刑務所にいる方が安心なのになぁーーー?)」
それから、半年経ち、ノブトは組のトップになっていた。
キョウイチ「ノブトさん、新しく仲間が、入って来ましたよ?」
カイト「ん?誰だ?」
しずく「しずくです!」
カイト「!(えっコイツってーーー!?俺の高校の時の仲いい〜、しずくじゃんか!?知り合いキターーーー!)」
しずく「貴方が、リーダーのノブトさん?あれ、何か・・オレの友人に、顔が似てる様な・・・?」
カイト「あっ?誰が似てるって?俺は、ノブトだ!」
しずく「あ!すいませっ・・・声とか、髪の色は
違うんで、気にしないで下さい!!」
キョウイチ「?」
次の日。
カイトの母親の住んでいる家の前に、しずくの姿があった。
しずく(カイト、そーいえば元気にしてるかなぁ〜?久々に家に来た。)
「ピンポーン(しずくが、家のチャイムを鳴らす音)」
しずく「あれ?カイトの母さん?久しぶりです、しずくです。」
カイト母「あ、カイトと仲の良かった?」
しずく「久しぶりに、カイトに会いたいなって。」
カイト母「カイトは、いません・・・・。」
しずく「え?」
カイト母「正しくは、理由あってもう、帰って来ません。」
しずく「どうして?」
カイト母「理由は、言えないの。ごめんね。」
しずく「わ、分かり・・・ました。(久しぶりに顔見たかったな。カイトーーーー。今、どこにいるんだろう?
会えないのかな、もう?)」
その頃、カイトはキョウイチと、二人っきり。
キョウイチ「ノブトさんーーーー・・・、新入りのしずくとメールで、連絡が繋がりません。組のルールとしては、いつ、誰と会うか?何処に行くか?伝える掟があります。しずくに、伝えた方がいいですよ。」
しずくが戻って来た。
カイト「しずく?ちょっと、今日の夜、飲みに行こうぜ?一緒に。俺の奢りだ。」
しずく「ノブトさん?ありがとうございます。」
カイト「あ、キョウイチは、来なくていいぜ?2人で話したい。」
キョウイチ「分かりました。」
ファミレスにて。
カイト「なぁー?しずく、お前今日、何処に行ってた?
もうちょっと、組に入ってるって自覚しろよ?
どこ行くなら、「◯◯に行きます。」誰と会うなら、「◯◯に会います。」って、メールぐらいよこせ。
もう、お前一人の問題じゃなく、チームの問題なんだぜ?」
しずく「はっ、はい!すみません!今度からは、そーします。」
カイト「で?今日って、どこ行ってたんだよ?一応、リーダーとして、知った置きたい。」
しずく「・・・久しぶりに、高校の友人の家に。けど、母親は出たけど、本人はいないって。」
カイト「(え?)ま、まさかそれって、俺に似てるって言ってた奴の所!?」
しずく「はいっ。でも、何故いないのかは、話してくれませんでした。」
カイト「あのな!もう、フツーの奴らと関わるなっ!?
俺らの組に関わってる以上、俺らだけと交流するんだよ。そもそも、ルールに従えねーなら、こんな組にいない方がいーぜ?他の所に行っちまえ!何でここに来たんだ!?」
しずく「・・・とある、友人に借金を、背負わされちゃって。そんな、大金返せない。こーいう、悪い世界に足を踏み入れたら、その方がすぐに、大金も返せるかな?って思って。今の俺には、居場所なんて無い。」
カイト「(しずくーーーー。)そ、そーいう事か。
なら、しんどいな?これから、力を合わせて、頑張って行こうーぜ?」
キョウイチは、アジトにて考え中。
キョウイチ(ノブトさんって、本当にノブトさん本人なんだろうか?前々から、気になっていた。
やったら、病院に行くことは、拒絶していた点。
少し、おかしい所がある。半分、信じたいが。
半分、疑っている。このまま、もやもやしまくるのは、微妙だ。そうだ、DNAを調べたら、本人って分かる。
一か八か、やってみるか。
本人だって、分かれば分かったで、その方が安心だ。)
キョウイチは、カイト(ノブト)を呼び出す。
キョウイチ「ノブトさん、酒持って来ました。一緒に呑みません?」
カイト「ん?あぁ。皆は、どうした?他の奴らは?」
キョウイチ「詐欺電話や、詐欺メールかける仕事してます。忙しいんで、2人で呑みましょう。」
「チョロチョロ(キョウイチが、酒を注ぐ音)」
「ゴクンゴクン(カイトが、酒を呑む音)」
キョウイチ(よし、呑んだ。これで、DNAを!怪しまれない様に、俺も呑んでーーー・・・。)
「ゴクンゴクン(キョウイチも、酒を呑む音)」
カイト「ふぅ〜、少し酔ってきた。」
キョウイチ「後は、俺が片付けます。ノブトさんは、休んでいいですよ?(よし、これを病院に持って行けば!DNAを、調べてもらおう!)」
「スカァ〜スカァ〜(カイトが酔って、眠っている音)」
そうとも、知らずカイトは、寝ていた。
その後、検査の結果が出て・・・。
キョウイチ(・・・ノブトさんのDNAと、一致しない!?全くの赤の他人っ!?嘘だろ、嘘だ。俺は、信じたかった。けど、これじゃ1〇〇%も、信じられない。
誰なんだ?アイツーーーー?
何で、わざわざ、ノブトさんに成りすましてる?
あの男が、ノブト本人を死なせて、ノブトに成りすましてる犯人なのか?何の為に??ノブトさんの知り合いには、いなかったはずーーーーー・・・。)
キョウイチは、他のメンバーである
5人にも、その話を伝える。
キョウイチ「ノブトさんは、本人じゃなかった。」
部下1「えっ!?じゃあ、誰っ??」
キョウイチ「いや、誰かまでは、分からない。ただ、その為にこれから、皆で聞き出すんだ。」
部下2「どうやって?」
キョウイチ「今の偽物は、銃を所持してる。まず、こっちは、5人で銃を向けて、偽物を脅す。「本当の事を言ったら、撃たない」とか言って。
まぁ、勿論そんなのは、真実を聞く為の嘘だが、場合によっては、ノブト殺しの犯人として、死んでもらおう。」
しずく(嘘・・・だろーーー?あれが、ノブト本人じゃなかったって事は、まさか・・・カイト?
ありえる!だから、会いに行っても居なかった。
カイト・・・だったのか?カイトーーーー・・・。)
キョウイチの話を聞いて、しずくだけが顔面蒼白になっていた。
そして、キョウイチ率いる、5人のメンバーで
カイト(ノブト)の元に。
キョウイチ「ノブトさん、話があります。」
しずく「・・・・・。」
カイト「ん?何だ、皆して?」
「ジャカ!(5人が拳銃を、カイトに向ける音)」
カイト「!何だよっ!?皆して!誰に対して、銃を向けてんのか、分かってんのか!?」
キョウイチ「貴方が、ノブトさん本人じゃ無いからですよ!?分かってるんです。DNAで!」
カイト「DNAっ!?何でっ!?」
キョウイチ「酒を一緒に呑んだ時ですよ。その時に、調べてました。」
カイト「キョウイチっ!?テメェ〜〜〜〜!」
キョウイチ「教えて下さいっ!何故、ノブトさんに成りすましているんですか!?目的を教えて下さい!!」
カイト「(クソ!もう少しだったのに!?・・・こんな所で、せめて言うくらいなら、悔しい〜から、何も言わず死んでやる!?)」
「チャカ(カイトが、銃を自身の米噛みに向ける音)」
キョウイチ「何してるんだっ!?まさか、死ぬ気か!?待て!真相を言ってから、死ーーーーっ!」
「バンバン(銃が、キョウイチを貫く音)」
キョウイチ「!えっ・・・?」
しずく「うっ・・・・。」
部下1「しずくーーーー!?何で、お前?」
しずく「〜〜〜〜〜っ!」
部下2「味方を撃ったのか?今ーーー?」
部下3「え?」
カイト「こ〜なったら!」
「バン!バン!(カイトが持ってた銃で、部下を撃つ音)」
部下1「うっ!」
部下2「あー!」
撃たれた部下は、しずく以外
倒れてゆく。
カイト「逃げんぞっ!?しずくっ!」
しずく「カイト・・・!」
カイト「表は、駄目だ。待機組がいる!裏の出口から、逃げんぞ!来いっ!?」
2人は、裏口から外へと、逃げた。
一方で、外の待機組も、銃の音に気づき様子を見に来る。
待機部下1「おい!音したよな?銃の。今、中から?」
「ガチャ(部屋の扉を開く音)」
待機部下2「おい!皆!?」
待機部下1「何があった!?」
待機部下2「あれ?ノブトさんと、しずくの2人だけ
いない?」
待機部下3「前にも、こんな事ありませんでしたか?」
待機部下1「もしかして、ノブトさん
また、記憶喪失になったんじゃあーーーー?」
待機部下2「ありえる!それで、父さんを死なせた時あったし。って事は、記憶戻れば、帰って来るかも?」
待機部下3「何で、しずくはいない?」
待機部下1「あれだよ!しずくを人質に使ったんだ。
しずくで、脅せば周りは、ノブトさんを撃てない。」
待機部下1「今も、一緒にいるのかーーー?2人は?」
その頃、2人はーーーー。
しずく「カイト!?カイトなんだろ!?何で、他人になってーーー??」
カイト「ごめん!詳しくは、言えないんだ!」
走りながら、会話をする2人。
しずく「どうして!?」
カイト「言えないのがルールだから!もう、カイトなんて捨てたんだよ!俺はっ、カイトなんかじゃないっ!!
もう、忘れてくれよ!そんな奴ーーーーっ!お願いだからっ!」
しずく「何で?そんなに自分をっ?捨てるだなんて。
前のお前なら、そんな言葉を言わなかったのに!?
お前、誰かに洗脳でもされてんのか!?ノブトになれって?おかしいだろ!こんなのっ・・・。」
その後、二日間は、ニ人でフラフラとした後ーーーー。
カイト「しずく、戻んぞ。いい方法を考えた。」
しずく「え?」
カイト「今から、俺の話を聞いてくれ。
多分、上手くいく。それでーーーーー。」
キョウイチと、撃たれた残りの三人の部下は、死亡。
だが、待機組のメンバー達は、それでも事件をもみ消した。
四人の死体を、山に埋めたのだ。
何故なら、警察の捜査に協力したくないメンバーが
多いからだ。自分達も悪い行為をしているからだ。
因みに埋めた山は、彼らが所有している土地だったりもする。部外者は、入らない様にしている。
待機組の元へ、ノブトとしずくの二人は、姿を見せる。
部下1「ノブトさん!?」
カイト「・・・・。」
部下2「しずくもいる!」
カイト「ごめん。また、記憶喪失になって、混乱して撃っちまった。しずくを人質にしながら。俺は、また罪を。
今度こそ、自首するよーーー。」
部下1「え!?何言ってんスか!?責任取るなら、自首じゃないですよ!?ノブトさんっ?組織の為に生きるのが、筋でしょ!?」
カイト「そーだよな・・・。ごめんな。俺一人だけ、楽になろうとして。これからも、組織の為に頑張るよ!」
部下2「はい!そーして下さい!」
カイト「しずく?お前も、一緒に頼んだぜ?」
しずく「はい!よろしくお願いします!」
鳥栖家からは、35万が今も、振り込まれている。
カイトは、いずれはバレたとしても、このお金で遠くへ
行って、しずくと逃げるつもりだ。
今はまだ、バレていないから安心。
鳥栖家の三人も、日々幸せな時を、過ごしている。
それは、決して当たり前では無いんだと、それぞれが
実感しているーーーー・・・。
マイホームは、こうしてヒーローに守られている。
二人のヒーローによって。
完結。
続いての作品も、マイホームヒーローです。
作品設定の世界観と、登場人物紹介を先にします。
この作品は、ヨシタツにカイト君が、ノブトだと
バレた所から、展開が始まります。
登場人物紹介
@カイト(ノブトの替え玉をしている。)
A麻取ヨシタツ(ノブトの父さん。)
B鳥栖テツオ(犯罪に手を染めたノブト殺しの犯人。)
Cキョウイチ(ヨシタツの部下)
D男児(過去に、ノブトが、死なせた被害者。)
内容の投稿は、別の日にします。
ラストは、かなり原作とは異なる展開なのと、
BL表現も、含むので苦手な方は、読まない様にして下さいね。
楽しみに読んでくれている方には、感謝します!
読むのに、付き合ってくれて、ありがとうございます。
マイホームヒーロー・〜カイト編〜
今、ここは、ヨシタツの自宅。
廊下にて、ヨシタツと、ノブトに成りすましてるカイトが
、向き合う様に立ちつくしている。
カイト「(ヤバい!ノブトじゃないってバレたーーー。)
俺は、その理由は言えないんです!」
ヨシタツ「ノブトじゃなかったの、ショックだよ!ノブトだって、信じていたんだよ!?君は、ノブトの知り合いなの?
いや、そもそも聞かなくても、ノブトに成りすましてるって、変だよね。もしかして、もう、ノブトは死んでる?
そうなんだ。きっと、そうだねーーー。
だから、言えないんだ。」
カイト「あ、あのーーー?」
ヨシタツ「君、銃持ってたよね?殺してよ、君が。
もう、ノブトがいないんじゃあ、生きる意味なんて無い。君の手で、殺してくれたら、恨まないよ。
だって、君はノブトに似ているからね。もう、疲れたよ。ノブトを探すのはーーーー。こんなに探しても、いなかったんだから!」
「チャカ(カイトが、持っていた銃を、ヨシタツに向ける音)」
カイト「・・・・っ、で、出来ません!」
ヨシタツ「え?」
「ギュ(カイトが、ヨシタツをハグする音)」
ヨシタツ「!」
カイト「死にたいなんて、言わないで!確かに俺は、ノブトじゃないけど。一緒に生活してる内に、本当の親の様に思ってた気持ちに、嘘なんて無いんだ!
せめて、本人が戻って来るまでは、俺をノブトとして
可愛がり続けて欲しいっ!?お願いっ!
だから、死にたいなんて、言わないでっ!?」
ヨシタツ「!何で、君はそこまでしてーーー?
まるで、本当にノブトみたいじゃないか、これじゃあ・・・っ。
分かった。君の事、ノブトの様に思っていい。
今は、それが、生きる意味になるからーーーっ!」
次の日、カイトは、公衆電話にて。
テツオに電話をする。
カイト「すいませんーーー。離れてからは、滅多に
電話しない決まりでしたが、伝えたい事があって。」
テツオ「何?(まさかーーー?)」
カイト「ノブトじゃないって、バレました。」
テツオ「え?じゃあ、鳥栖家に、頼まれたって事も全て
話したのかなぁ!?」
カイト「いや、まだーーーーー。」
テツオ「じゃあ、今から言う通りにしてくれる?
まだ、何とかなると思うんだ!」
カイト「何とかってーーー?」
テツオ「いいかい?君に、成りすます様に頼んだのは、ノブト本人って事にするんだ。
、理由は反抗期!いい加減、親とベッタリにうんざりしてきた!だから、失踪とバレない様に、忽然と消える事にした!と。」
カイト「確かに、その方法ならーーー。分かりました。
ありがとうございます!テツオさん!」
カイトは、再び、ヨシタツのいる自宅に戻った。
リビングのテーブルと椅子にて、座りながら、話し合う。
カイト「い、言いにくいから、言えなかったんだけど、
俺にノブト成りすましを、頼んだのはーーーー・・・
ノブトさん本人なんだ。」
ヨシタツ「え!!?ノブトが君にっ!?って事は、ノブトと関わってたの!?」
カイト「さ、最初は、金目的で、ネット上で、仕事を探していたら、「高バイト」って見つけて、メールしたら
、それがノブトさんだった。」
ヨシタツ「!」
カイト「「何のバイト?」って、聞いたら「俺に成りすまして欲しい。もし、変わってくれるなら、5000万は、やる」って言われて。つい、金が欲しくて受ける事に。」
ヨシタツ「・・・っ。」
カイト「ノブトさんに、コッチの顔画像を頂戴って言われて、送ったら「似てるから、オッケー」って、話が進んで。最後は、2人だけで、一回だけ会った。」
回想
ノブト「これ、金入ってるから。後は、よろしくな?」
カイト「あ、あのー。何で、成りすまして欲しいんですか?」
ノブト「父親に対する、反抗期。もう、嫌になったんだよ。ベッタリな距離感に。うざくなった!
俺は、一人で生きる!後は、ここに、体のホクロの位置とか、俺に関する情報も、入ってるからよ?なるべく、近づけてくれよな?頼んだぜ?な?」
ヨシタツ「え・・・・?って事は、ノブトが去ったのは、親が嫌いになったから!?そんなーーー!!
だから、親には何も言わずに!?あんな事件に見せかけて消えたのも、フェイクっ??そうか、この事は、2人だけの、秘密にしよう。カイト君?」
カイト「はい、分かりました。」
ヨシタツ「他のメンバーには、言いにくい内容だからね。
知られない方がいい。」
カイト「俺も、そう思いますーーー。」
こうして、何とか、俺とヨシタツさん2人で協力して、
やって行く流れになった。
ヨシタツ「けど、あれだね。ノブト本人で、望んだ失踪って事は、このまま下手したら、ノブトは、戻って来ない可能性が高い。」
カイト「そうだと思います。」
ヨシタツ「だとしたら、見つかりたくないから、外国にでも、行ったかな?ノブト、もう会えないかな?」
カイト「・・・・。」
ヨシタツ「ん〜?でも、ノブト一人で、あのキョウイチを欺くのって、難しいはず。」
カイト「!」
ヨシタツ「って事は、ノブトの家出を、キョウイチ君も手伝ったんじゃあ〜?グルかな?ノブトの協力してたって事も、ありえる。
大金を渡せば、あのキョウイチ君でも、ノブトに応じるだろうし、そーいう事か。うん。」
カイト「あの、ノブトさんって組織の中では、メンバーと仲は良かったんですか?」
ヨシタツ「あ、知りたい?ノブトは、バイセクシャルだから、組織の一番年下の子と、仲良かったよ?実際、ノブトは可愛がり、恋仲だったぐらいで。
キョウイチには、常にノブトを、見張らせていたから、」
間違いない。
ある時、ノブトが「男児で性的な相手が欲しい」って、
言ってたから。気に入りそうな男児を、誘拐した事だってあった。3人ぐらいね。でも、ノブトはいずれも
キレて、全ての男児を、死なせてしまったけどね!」
カイト「えっ!?ノブトさんって、人殺しをしてるんですか!?」
ヨシタツ「それまでも、付き合ってた女も2人
死なせてるよ。男児の3人を合わせて、5人。」
カイト(そういえば、何年前にニュースで、立て続けに
男児行方不明って、観た事ある!まさか、組織が関わってたなんて!コイツらが、関与してたのか。
考えてみれば、とんでもない所の仲間入りしちゃったよな。人を死なせても、もみ消してるのかと思うと。)
ヨシタツ「ノブトの男児愛好家は、一部しか知らない。」
カイト(色々、ノブトさんの事は、分かってきたけど
もっと、近づいていきたいな。
今、どれくらい、ノブトさんに近づけてるんだろ?
出来る限り、近づかないと。もっと、もっと。出来る限りーーー。)
次の日。
ノブトは、キョウイチが運転する車の中にいる。
カイト「なぁ〜?キョウイチ、少し記憶を思い出した。
確か、過去に男児行方不明事件ってあったよな〜?」
カイトは、ちょっとずつ、記憶を取り戻す演技をしている。
キョウイチ「!思い出しましたか?ノブトさん、ありましたよ。」
カイト「3人ぐらいの男児、死なせちまったんだっけ。」
キョウイチ「そもそも、実行役は俺なので、よく覚えてます。ヨシタツさんに頼まれて。
1から狙う男児も、決めながら計画は、進んでいた。」
カイト「一部しか、思い出せねーんだけど。まだ、記憶が・・・。」
キョウイチ「じゃあ、俺が説明します。」
回想
そこの男児は、家族何人で、住んでるか?とか。
時間は、帰って来るのはいつか?とか。
下見をしながら。
ピッキングで、まず家の中に入って、盗聴器を仕掛けて
家族の予定も盗み聞きしながら、情報を集めて。
ただ、やみくもに外にいる男児を誘拐するのは、真っ先に事件になるから、家の中にいる時に誘拐しよう!と、
決まった。
家族が寝てる夜中に、家に入ってーーーー・・・
寝ている男児の部屋に入って、男児の口に手を当て
スタンガンで、気を失わせた。
キョウイチ(よし、成功だ。)
そうやって、まんまと男児を、外に運び出して
家の鍵をかけた。
車で連れ出して、その場を後にする。
事件の次の日、親は気づいて警察に通報して
テレビでは、ニュースにもなった。
が、自宅が密室だった事から、犯人は親じゃないか?と、
周りは疑った。
虐待の末の犯行なんじゃないか?と。
周囲がそう、勝手な予想で騒げば騒ぐ程、俺ら組織側
には、有利だった。
ヨシタツ「キョウイチ君!男児の見張りと世話も、頼んだよ?」
キョウイチ「分かりました。任せて下さい!」
ここは、組織側の土地のアジト。
男児「んっ!やめてっ・・・!」
男児は、全裸にされて、手も拘束されながら、ベットに
仰向けにさせられている。
ノブト「大人しくしてろ!?言う通りにしたら、帰してやるよ。(嘘)・・・楽しませたらな?」
俺は、その二人の様子を、入口のドアの前で立って、
見ていた。
「ガブ(男児が、ノブトの手を噛む音)」
ノブト「いてっ・・・?このガキっ!噛みやがった!?ふざけんなっ!!」
「ゴッバキ(ノブトが、男児の顔を殴る音)」
男児「あぁ〜〜〜〜〜!!」
キョウイチ「!ノブトさんっ、やり過ぎですよ。それ以上やると、死んじゃいます。」
ノブト「あ?誰に意見してんだ、テメェ〜?
・・・キョウイチ、薬物よこせ?持ってんだろ、用意させたの。コイツに、注射しろーーーー。」
キョウイチ「は、はいーーーー・・・。」
「プス チュウ〜(キョウイチが、男児の腕に薬物を注射する音)」
男児の目は、トロンとしてきた。
ノブト「よし、大人しくなったな。へへ!これで、楽しめるぜ!?」
キョウイチ「・・・・・。」
ノブト「気持ちぃ〜、マジで最高〜!」
大抵の男児は、何も食べなくなって、やせ細ってゆく。
ノブトは、その前に殴り死なせた。
男児達にとって、死ぬ事でしか、この苦しみから抜け出せない。男児の死体は、キョウイチが「組織側」の所有する土地にて、埋める。
「ザッザッザッ(キョウイチが、地面をスコップで掘る音)」
その土地の周りは、コンクリートの厚い壁で
囲まれている。
入口には、防犯カメラも、設置中。
この方法で、二人の男児も似た方法で、誘拐して
ノブトは、死なせている。
主に、ノブトは、性的にやるのみだ。
ただし、キョウイチは、自死をした父親の飲食店の
借金も返すべく、この闇組織に入った為、言いなりに
なるのは、当然の流れ。
男児に、情はかけなかった。
そのビデオを、撮った後はーーーーー。
ノブト「よ〜く、撮れてんじゃん。これ、裏モノとして
売っておくか?へへ!金には、なるしな?売り金、お前にも渡してやる。キョウイチ?」
キョウイチ「ありがとうございます。ノブトさん。
・・・・・・。」
回想終了。
あまりの信じられない話に、カイトは
ショックを受ける。
それから、別の日。
カイトは、キョウイチと外で、歩いてお出かけ中。
キョウイチ「ノブトさんって、本当に、本人ですよね・・・・?」
カイト「あ?何で。」
キョウイチ「前から、気になっていて。病院に行きたがらない辺り、もしかして、何かバレるの怖いとか?」
カイト「!分かったよ!そんなに言うなら、行ってやる!その代わり、本人って分かったら、謝れよ!?」
キョウイチ「・・・・・。」
カイトには、考えがあった。
ここは、近くにある病院。診断室で、カイトは
医師と二人きり。
カイト「先生?大金なら、やるからさぁ。偽の診断書を作ってくれねー?」
医師「大金?その話、乗った。」
世の中、どこにでも金の為なら、何でもする人間が
いたものだ。
カイトは、そこを利用する。
カイト「あ、でもコイツが来た場合、話さねーでくれよ?この携帯の写メに写ってる、キョウイチって男。
そん時は、また、偽の診断書を見せてくれ。やってくれたら、追加で払う。」
事を済ませると、キョウイチにカイトは、偽の診断書を
見せる。
カイト「どーだ?DNA、一致したぜ!!父親とな!?」
キョウイチ「本当に本物ですよねー?偽物って、可能性ありませんか。俺が病院に行きます!」
カイト「どこの病院?」
キョウイチ「ノブトさんが、行ったのと同じ所です。
行ってきます。血液、採らせて下さい。この後、ヨシタツさんの血液も、持っていきます。」
カイト「あぁ〜。」
その後、診断の結果が、キョウイチに届く。
キョウイチ「・・・!同じ、結果か。(さすがに信じるしか無いのか?)」
カイト「なぁ〜?同じ、だったのかよ?」
キョウイチ「・・・同じ、でしたよ。俺の負けです。
すみませんーーーー。」
カイト(けど、コイツ。唯一、疑ってきた。それからも、疑い続けるんじゃねーか?もし、コイツのせいで
バレたら、どうする?
隠してたのを、周りにバラされたら?困んだよ。
そーなったら!?だから、考えないと。
そ〜か、コイツの弱みを、作ればい〜のか?)
注意〜ここから、BL表現注意〜
次の日。カイトとキョウイチは、アジトで二人っきり。
主にキョウイチが、ノブトの世話役だからだ。
カイト「なぁ〜?キョウイチ。俺と性的な関係にならねー?」
キョウイチ「!あの・・・、俺は、同性愛者じゃないんで、お断りします。」
カイト「はぁ!?お前、自分の立場分かってて、言ってんのかぁ!?言っとくけどなぁ!?
お前のいる、ポジションより、俺の父さんの方が、上なんだよ!?いーんだぜ?そっちが断るなら、コッチだって考えがある!
嘘の情報を父さんに話して、不利にさせて、組織から
追い出してやんよ!?俺の父さんは、嘘を信じてくれるんだ!当然だろ?子供の絶対的味方は、親なんだよ!
本当の事を言うお前の方を、信じない!」
キョウイチ「!(そうか。二人は、親子でヨシタツさんは、子供に盲目な人だ。不利なのは、こっちか。)
わ、分かり・・・ました。」
カイト「よし、じゃあ・・・裸になれ。逃げんなよ?
お前、そ〜いえば、手錠持ってたよな!?これ、借りんぜ?」
「カチャ(キョウイチの両手が、手錠で拘束された音)」
その際、その様子をビデオで、撮影しようとするカイト。
キョウイチ「ビッ、・・・ビデオは、やめて・・・くれませんか?」
カイト「言う事、聞いてろ!じゃねーと、父さんに言うぜ?」
キョウイチ「・・・・・っっ。」
「ギシギシ「ベットが激しく、軋む音」
キョウイチ(は、恥ずかしい・・・・。)
キョウイチは、顔を赤らめた。
カイト「おいっ!ちゃんと、画面をみろ!」
キョウイチ「・・・はいっ。」
行為後。
カイト「周りにこの事、言うんじゃねーぞ?言ったら、このビデオを流す。仲間内に。」
キョウイチ「い、言いませんよ。」
カイト「つーか、俺さぁ・・・本当は、ノブトじゃないんだよな?」
キョウイチ「え?」
カイト「これも、言うんじゃね〜ぞ?まぁ、詳しくは言わねーけど。」
キョウイチ(の、ノブトさんじゃないって何だ!?別人?あんなに前は、「本人だ」って言ってたのに?
逆にこんな、アッサリとーーーーー?ワケが、分からなくなる。もはや、何が本当なのかすら。一体、何なんだ。
真相が掴みづらい。ワケが分からない。)
カイト「じゃ、俺は、帰るわ。(キョウイチは、完璧度が
高いから、こーでもしなきゃ、弱み握れねぇ。悪く思うなよ。)」
キョウイチ「・・・・・。」
次の日。
アジトにて、キョウイチは、ヨシタツを呼び出して
二人で話す。
キョウイチ「あの、ヨシタツさん。話があります。」
ヨシタツ「何かな?」
キョウイチ「ノブトさんには、俺が言ったって言わないで欲しいんですが、アレ・・・ノブトさんは、偽物です。
本人が言ってたんで、間違い無いです。」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「普通、本人が言わないじゃないですか。そんな事。ヨシタツさんから、指示出してくれませんか?
偽物を拘束しろって。俺は、上手く捕まえますよ。」
ヨシタツ「(えーーーーー?カイト君、何で?バレたのかな?聞かされてないぞ。)キョウイチ君、君さぁ〜
その話、他の人には言わないで欲しい。」
キョウイチ「は?」
ヨシタツ「いい?この大金は、渡して置くから。」
キョウイチ「何でですか!?あれは、ノブトさん本人じゃないんですよ!」
ヨシタツ「・・・君には、関係無い。もし、この件を話すなら、いいかい?君の母親を始末するから!警察に言っても、無駄だよ。」
キョウイチ「わ・・・分かりました。」
ヨシタツ「君なら、どっちの方が得か、分かるよね?」
キョウイチ(何がどうなってるんだ!?
ヨシタツさんは、偽物の味方なのか?本物の件は、どーなった!?何かが、おかしい!だが、その何かが分からない。)
別の日。
いつもの様に、キョウイチに自宅へ
車で送ってもらっていた、カイト。(ノブト)
「バタン(カイトが車から、降りる音)」
カイト「この辺でいい。じゃあ〜。」
キョウイチ「・・・・・。」
「ガチャ(カイトが、玄関の扉を開く音)」
「ビリビリ(カイトが、自分の服を手で破る音)」
ヨシタツ「あれ?カイト君、話しあってーーー。」
カイト「え?」
ヨシタツ「キョウイチ君さぁ〜、カイト君が偽物って
知ってたよ?カイト君が、話したの?」
カイト(アイツ!言うなって、脅したのに!??クソっ!こーなったら!)
ヨシタツ「その前に、その服ど〜したの?ビリビリだね。破れてる・・・。」
カイト「俺っ!キョウイチに襲われたっ!?」
ヨシタツ「えっ!?」
カイト「いつもの様に、車で送ってくれると思ってた
のに!?アイツーーーーっ!」
偽の回想。
数時間前ーーーー、二人っきりの車内にて。
カイト「あれ・・・?この車、自宅に向かってねーじゃん。ちゃんと、戻れよ!おいっ、キョウイチ!?」
キョウイチ「・・・・。」
カイト「(駄目だ。走行してる今、外に出ても、俺が怪我して、危険だ。どこに向かってるんだ!!?)」
しばらくして、山に到着。
周りに、人の気配は無い。
カイト「何だよ?周り、山じゃん?えーーー?」
キョウイチ「ノブトさんっ!!」
(ここから、BL注意)
キョウイチに手錠をかけられて、無理やり性行為をされた。
カイト「やめろー!やめろー!」
偽の回想終了。
ヨシタツ「何で、キョウイチ君。そんな事ーーー?」
カイト「・・・腹いせだって、言ってた。俺が偽なのに
守られてんのが気に食わないって。だから、アイツひでぇ〜事・・・。」
ヨシタツ「ゆるせないなー。それ。君に腹いせなんて!」
次の日。
ヨシタツ「キョウイチ君、ちょっと三人で話そうかー。」
キョウイチ「?はい。」
カイト「・・・。」
アジトの部屋にて、話し合い。
ヨシタツ「君さぁ〜、そんなに気に食わなかった!?」
キョウイチ「何がですか!?」
ヨシタツ「ノブトの件だよ!性行為したんだって?いくら、男でも犯罪だよ。それ。」
キョウイチ「えーーーー?俺っ、そんな事してません!!」
カイト「そりゃそーだよな!?加害者にとっては、自分の非を認める方が不利になる!そりゃ、全力で否定するわなっ!?」
キョウイチ「はぁ!?」
カイト「俺っ、もうキョウイチとは、仕事したくねー!」
涙をポロポロ流しながら、そう訴えるカイト。
ヨシタツ「君ね〜!?どんなに一人息子を、大切に育ててきたか分かる!?そんな子を、ヒドいめに遭わされたんだよ!!」
キョウイチ「〜〜〜っ。」
カイト「うっうっ〜うぅっ!」
ヨシタツ「じゃあ、逆に聞くけど。これがノブトの嘘だったとして、
何か本人は、得する?」
キョウイチ「え、いや。そのーーーー。」
ヨシタツ「しないよねー?明らかに!普通、嘘って自分が得するから
つくと思うんだ。」
キョウイチ「・・・・・。」
ヨシタツ「この、大金をあげるから、組織を出てって欲しい!本当だったら、君も家族も始末してやりたい所を!!
百歩譲って、大金持たせるって言ってるんだよ!応じないなら、始末するし。出てった後は、君みたいのは恨むだろ〜から、ノブトに何かしたら、君と君の母親の命を、奪うまでだからね!?」
キョウイチ「〜〜〜〜〜、わ、分かりました。出ていきます・・・。
ノブトさん、酷い行為して、すみません・・・でした。
今まで、お世話になりました。ありがとうございます!」
ヨシタツ「もうっ、二度とノブトには、近づかないでね!?」
カイト(よし!キョウイチの追い出し成功だ!これで、組織の中で
ノブトじゃないって気づく奴は、いなくなったなーーー?脅威は、去ったぜ!)
次の日。
カイトは、外で歩いていると一軒の店に、足を止める。
カイト(お?食堂??ここ、新しくオープンしたのかーーーー?)
カイトが気になり、店の中へ入ると。
キョウイチ「!いらっしゃ・・・あ、ノブトさんっ!?」
カイト「え?ここって、お前の食堂なのかよ?」
キョウイチ「はい!・・・お蔭様で、オープンしました。貰ったお金で食堂を、開いたんです。夢だったんですよーーー。
ノブトさんの事。一つだけ、聞きたいです。
組織は、離れたから、他の奴に言う気はありません!だから、教えて下さい!アナタが、ノブトさん本人じゃないなら、アナタは、誰なんですかーーー?知りたいんです。」
カイト「・・・・・・。俺はーーー、本名なんて忘れちまった。
今はもうーーー、ノブトだ。
元気にやれよ。キョウイチ。俺は、今も組織にいるからーーー。」
最後の最後まで、カイトは本名を、明かさなかった。
その後も、ノブトとして彼は、生き続ける事になるーーーー・・・・。
完結。
久しぶりです。
ネタ浮かんできたから、ネタ投稿だけします。
やっぱり作品は、投稿したい。
マイホームヒーローの二次創作で。キョウイチとヨシタツとノブト成りすましてるカイト君とのやり取り。
タイトル・マイホームヒーロー
カイト(ノブト)「親父っ!キョウイチに無理やりされた。」
キョウイチ「!無理やりする訳ないじゃないですか。」
ヨシタツ「でも、ノブトの服がビリビリだけど?」
キョウイチ「俺はやってません!」
ヨシタツ「ノブトが嘘ついてるとでも? 仮に嘘だとしてノブトなんか、得する?しないよね。」
カイト「コイツが同性愛者だって、確かめる為にそれ系のサイトを片っ端から調べた。そしたら、親父。観てくれ。こんな動画が見つかったぜ。」
ヨシタツ「これはっ!キョウイチ君が男同士で。あれ?同性愛者って証拠ここにあるけど?キョウイチ君?」
キョウイチ「!(それはっ、いつからのノブト成りすましてるこの男に脅されて、取らされた動画。あの時は、従わないなら、嘘言って解雇してやるって言われて命令を聞いただけで。この男、その時の動画を利用してる。)」
カイト「動画の証拠は、捏造じゃねぇぞ!」
ヨシタツ「って事は、今までもキョウイチ君。僕の息子をそういう目で見てたんだ?そういえば、君。女遊びも派手じゃなかったよねぇ。それってそういう事だったんだ。」
カイト「もう、言い逃れ出来ねぇぞ!キョウイチ。」
キョウイチ「(これ以上、真実を覆す事が出来ない。手詰まりだ。)」
こうして、ノブトに成りすましてるカイトの大嘘で、追いやられたキョウイチは、完全なる敗北をした。
バ〜ジョンパート2
もし、仮にキョウイチが感情的になってキレたら。
カイト「言い逃れ出来ねぇな?キョウイチ。証拠の動画あるからなぁ。」
カイトは、キョウイチに対して不敵な笑み。
我慢ならなくなったキョウイチは・・・。
【ドゴッ】
カイトの顔面をぶん殴ってしまう。
ヨシタツ「ノブトっ!?ノブト〜!!」
【ドサ】
床に倒れるカイト。
ヨシタツ「君っ何って事をっ!?キョウイチ君っ??」
キョウイチ「ふざけるなっ!その動画は、ノブトさんに俺がされてる動画だ!」
カイト「はぁ?何言ってんだよ。俺は同性愛者なんかじゃないぜ?なぁ、親父。」
ヨシタツ「そうだ。ノブトの事なら、僕の方が詳しい。今まで、側で関わっていたけど、息子が同性愛者なんて証拠は、掴んでない。」
キョウイチ「!」
ヨシタツ「そもそも、ノブトの見張りを頼んでいたキョウイチ君なら、そんな事くらい一番分かっていると思っていたけど?」
キョウイチ「それは・・・。」
ヨシタツ「ノブト、大丈夫だった?」
カイト「あぁ〜。さすが、加害者。罪を擦り付けるの上手いよな。」
カイトの口元は、笑っている。
キョウイチ「!!(本当の事言ってるのに、俺が不利になってる。)」
ヨシタツ「君、そんなにしてまで、自分の事を守りたい?まず、先に謝罪じゃないかなぁ?反省出来ない人だったんだね。同性愛者だって、分かっていたら、仲間に加えて欲しく無かったよ。」
キョウイチ「・・・・。」
ヨシタツ「死刑って事でいいかなぁ?」
カイト「俺は構わねぇ。」
キョウイチ「ちょっと待って下さい!すみませんっ!この通りです。だから、命だけはっ・・・・。」
土下座をするキョウイチ。
ヨシタツ「いや、駄目だねぇ。謝罪しても。君、反省知らずだから。息子を傷つけて、タダで済むと思ってた?」
キョウイチ「!」
ヨシタツ「もう、バイバイだね。」
キョウイチ「そんなっ・・・・。」
カイト(笑)
こうして、キョウイチは、カイトの嘘でこの世を去る流れになった。
(無限のリヴァイアス)
ブルーは、ユウキに戦いを仕掛けて、ユウキは敗北。その際、恋人のマコトを奪われる。強引にマコトの手を取り、連れて行くブルー。 マコト「ユウキ君っ! ユウキ君!!」ユウキ「ううっ・・・。」 しかし、もう、ユウキは立てなかった。マコト「ユウキ君がいい!」 抵抗虚しく、ブルーの部屋に軟禁されるマコト。 ブルー「マコトは格好が男的だ。 割とタイプだ。」 マコト「・・・・。」 しかし、マコトは隙あらば何度もブルーの元から、脱走を図った。 その度に気づかれて、連れ戻される。ユウキの元にハロウが接触する。 コウジ「体、傷だらけで何があった?」ユウキ「・・・・マコトをブルーに奪われた。」コウジ「えっ!? なら、話し合ってくる。」 コウジは、ブルーに接触。 コウジ「弟の恋人を返してくれませんか。」 ブルー「お断りだな。」コウジ「・・・金用意すれば、応じてくれますか?」ブルー「応じる気は無い。」コウジ「・・・・・。」
諦めるしかなかった。しかし、ついに恐れていた事態が。夜中。マコトは、眠りにつくブルーを確認すると、拳銃を奪い。ブルーを撃つ。 【バァ〜ン!】 その発泡音に近くにいたユウキは、慌てて駆けつける。 最初は、ブルーにマコトが撃たれたと思った。しかし。 ユウキ「!」 死んでいたのは、ブルーだった。 ユウキ「マコト・・・・。」マコト「どうしようっ・・・ボクっ人を死なせちゃった。」
泣きじゃくるマコト。 ユウキ「だ、大丈夫だ。 死体が見つからなければ証拠にならない。良い方法がある。」 ブルーの遺体を大きめの袋に包んだユウキは、宇宙船のリヴァイアス号から、ブルーの遺体を投げ捨てた。 ユウキ「これでよしっと。」マコト「・・・・・。」 次の日。コウジが近づく。 コウジ「ブルーを知らないか? いないんだ。 あれ?マコト戻ってる。 マコトは、知らないか?」 ユウキ「昨日の時点で、隙見つけて、俺の元に戻って来た。 ブルーは、マコトに逃げられて、フラれたショックで死んだんじゃあ?」
コウジ「えっ。 あの人、自分で死にそうには、見えなかったけどなぁ。」ユウキ「じゃあ、何でいないんだよ。 宇宙船内に。 死んだしかありえねぇだろ。 例えば、リヴァイアス号から宇宙に身を投げだしたとか、なぁ?」コウジ「まさか・・・・。」マコト「・・・・・。」
ブルーの遺体が見つからないまま、上手くユウキは、マコトの殺害を隠蔽したのだった。
完結
間違いを訂正。 ユウキの元にハロウが接触する。←ミス。
ユウキの元にコウジが接触する。当たり。
失礼します。
別のリヴァイアスネタAマコトがメンヘラ設定。 コウジは、マコトと付き合っていたものの、メンヘラの特徴故に、理解出来ない事や耐え難い事が多く、ある日を境に別れを告げる。 コウジ「君の事は、好きだけど理解出来ない事が物凄く辛い。別れよう。」 そう言って、コウジはマコトに別れを告げる。 マコトは、悲しさのあまり、涙する。
843:影虎◆Vs hoge:2025/01/29(水) 13:40 ID:Q.. そんなマコトを弟・ユウキは手に入れたがっていた。 コウジの元に向かうなり。 ユウキ「マコトと別れたって事は、俺が手に入れても良いんだな?」 と、言うとマコトの元に行く。 ユウキ「兄貴と別れたんだって?なら、俺と付き合わねぇ?付き合ったら、楽しく笑顔でいられる仲になろうぜ。」 しかし、マコトはユウキには、応じる姿勢を見せなかった。 ユウキは、徐々に強引さを見せ始めてゆく。
コウジは、時々メンヘラのマコトが心配で様子を見に行く。 すると、ユウキがマコトの手首を拘束しようとしている最中だった。 コウジ「何してるんだよっ!」 コウジの問いかけにユウキは、答えない。 コウジ「答えないって事は、悪い事してるからだろっ!?」 ユウキに殴りかかろうとして、二人は揉み合いになった。 激しい喧嘩だ。しかし、ユウキは力がある為、コウジは徐々にやられてゆく。
コウジ「マコトっ逃げろっっ・・・」 マコトにその隙に、逃げる様に指示するが、早めに喧嘩を済ませたユウキに、マコトは捕まってしまう。 コウジは、ブルーに会うと。 コウジ「地球に戻って金を調達したら、金を渡すからその代わりにマコトを救い出して欲しい。」 この交渉に応じるが、ブルーがユウキの元に行くと。
いち早く、ユウキが気づく。 ユウキ「何で、ブルーが来る?そうか、兄貴の奴。ブルーを頼ったな。」ブルー「マコトをこっちによこせ。」 銃を突きつける。 ユウキ「撃つなら撃てよ。マコトを失うくらいなら、死んだ方がマシだ。」 ブルー「・・・(コウジは、弟を始末しろとまでは、言っていない。無闇に応じると金を渡してくれなくなるな。)」 銃を降ろし、ブルーは、コウジの元に行く。 ブルー「マコトを奪うなら、弟のユウキにも死んでもらう事になる。」 コウジ「なっ何言ってるんだ!?そんな事っ命令出来る訳ないだろ!母親が悲しむ。」 ブルー「だが、そうしないとマコトは奪えない。弟を死なせる覚悟が無いなら、頼んでくるな!」 そう言うと、怒ってブルーは、去って行った。コウジは、自らまた、ユウキに話し合いに向かう。
コウジ「ユウキ、マコトを大事にしてくれるなら、文句は言わない。こっちだって。好きな恋人は、大事にして欲しいんだ。」 ユウキ「最初は、そのつもりだったけど、マコトは振り向いてくれない。強引に行くしかない。」 コウジ「悲しませないで欲しいんだ。」 ユウキ「・・・。母さんに伝えてくれ。俺は、もうリヴァイアス号からは、降りない。リヴァイアス内で働いて生きる。マコトを養いながら。兄貴とも、これで最後だ。」 コウジ「本気か?」 ユウキ「兄貴は、母さんの所に帰るんだろ?お別れだな。」 コウジ「・・・ユウキ。」
説得にも、ユウキは応じてくれず。その後、リヴァイアス号から、星に帰還する日が来た。 コウジは、マコトが心配だったが、母親のいる実家へと戻った。しかし、当然、ユウキはマコトを内緒にしながら、リヴァイアス内の部屋で監禁している為、親元にマコトは、帰って来ない。 心配したマコトの親は、警察に通報する。警察がその件で、リヴァイアス内にいるメンバー達に話を聞く。 もちろん、ユウキの元にも来た。 警察「この人物を見かけませんでしたか?行方不明で捜しています。」 ユウキ「・・・分からないな。帰ったんじゃないのか?」 ユウキは、白を切った。その後、リヴァイアス号は出発。 宇宙へと、また繰り出す。
警察は、次にリヴァイアス号から、星である故郷に戻った生徒達の家にも訪ねて聞き込みをする。 コウジの元へも来た。 警察「この生徒を知りませんか?」 コウジ「知っています。俺の前の恋人でした。」 警察「何処にいるか知っていますか?」 コウジ「・・・弟にユウキっていて、そいつの元にいるはずです。助け出して下さい!」 警察「ユウキ?リヴァイアス号に乗ってた子か。しかし、宇宙へ旅立ったから、捜索するなら戻った時だな。厄介だ。」 そう、一度宇宙へ行けば、いつまた戻って来るか未定だ。 すぐに調べられないデメリットがある。 警察も進まない捜索に戸惑っていた。ユウキも、警戒をする様になっていた。
それから、半年後。リヴァイアス号がついに星に帰還した日。 警察官は、再度リヴァイアス内で、周りのユウキ以外の大人達に協力を結び、何とかユウキの部屋に無断で入れないか、相談した。 しかし、ユウキの打ち込んだ暗証番号は、本人しか分からなかった。 そこで、再度ユウキに接触して、部屋の中を見せる様に指示。 抵抗する様子も無く、ユウキは部屋に警察官をいれた。 中に入っても、マコトの姿は無い。指紋も無いか、警察官は調べる。 ユウキは、大人しい。捜査を終えたが、マコトがいたと言う証拠は、掴めなかった。 しかし、ユウキは別の場所にマコトを予め隠して。
部屋の中を掃除していた。当然、証拠は、処分して宇宙船から宇宙ゴミとして、放出した。 警察官が自分を疑い、いずれは調べるだろうと考えた上で。 別の場所は、ユウキ達が限られた鍵を使う、食料を保存している部屋があり、そこにバレにくい様にマコトをスーツケースに入れて、上手く隠し込んでいる。 警察官が帰ったら、後でマコトをまた自分の部屋に持ってくるつもりだ。警察官は、捜査を終えて、ユウキの部屋を出る。 ユウキにも話を聞く。 警察官「マコトの件で。兄の元恋人だそうで。」 ユウキ「あぁ。」 警察官「君は、マコトに好意を寄せていた?」 ユウキ「そりゃあ。兄弟同士だと、その恋人とも近しいから。」 警察官「兄は、君がマコトの件に関与してると言っていたけど。」 ユウキ「はぁ?兄とは、仲悪いから。俺のせいにでもしたいんだろ。うんざりなんだよ。兄貴にはっ!」 警察官「マコトの件、君は関与していないと?」 ユウキ「してない。」 警察官「分かりました。協力ありがとう。」 証拠が掴めない為、警察官は、一旦ユウキの元を離れる。
警察官「どう思う?」 警察官2「一応、捜査に抵抗する様子は無かったし、マコトがいた証拠も出なかったから。」 警察官「しかし、好意を寄せていた事は、認めていただろう?恋愛関係のもつれじゃないのか。」 警察官2「だが、遺体は無さそうだったろ?もしかして、もう処分された可能性も無いか?」 警察官「ありえるかもな。」 警察官2「マコトがもう、生存していない可能性だ。早めに始末していて、もう遺体をどっかに隠したかもしれない。」 警察官「厄介だな。」 ユウキは、警察官がリヴァイアス号から、出ていくまで待っていた。 ユウキ(邪魔すんなよ。俺とマコトの関係を。早く帰れ。) 警察官は、その後、リヴァイアス内も調べたが、スーツケースに入ってるマコトを見つけ出す事は、出来なかった。
警察官は、再度コウジの元を訪ねる。 警察官「弟さんに接触しましたが、マコトはいませんでした。」 コウジ「そんな!そんなはずはっ・・・。まさか、ユウキの奴、マコトを殺害したのか?」 警察官2「殺害?しかし、証拠もありませんでした。お聞きしたいんですが、どちらが別れ話を切り出したんですか?」 コウジ「え?それ、どういう意味です?こっちを疑ってるんですか?」 警察官「一応、恋愛関係のもつれの線を疑っているんで。答えてもらえますか?」 コウジ「俺の方です。」
警察官「マコトの方は、納得していましたか?」 コウジ「して無いです。悲しそうに泣いてました。けど、メンヘラだったから、心配で時々は、様子を見に行ったりしてましたよ。」 警察官2「例えばなんですが、メンヘラ状態のマコトが再度復縁を迫って、貴方とトラブルになったりはしてませんでしたか?別れるぐらいなら、死なすだとか。」 コウジ「えっ・・・?いや、流石にそこまでは。ユウキが、マコトに無理やり関係を迫ってましたよ。僕じゃ無いです。」 警察官「弟が無理やり、元恋人に関係を迫っていたのを知っていて、放置したんですか?」 コウジ「違います。色々と、話し合いをしたりして、無理だったんです。ユウキは、耳を貸してくれないから。」 警察官2「では、その時点で、警察に相談をって星に帰還した時に出来ましたよね。」 コウジ「だから、後悔してますよ。その時点で相談していたら、マコトは殺害までは、されて無かったと。」 警察官「・・・お話、ありがとうございます。」 警察官二人は、一旦。 コウジから離れて、話し合いをする。
捜査官側としては、恋愛関係のもつれの線を疑い、容疑者をこの元恋人のコウジと、弟・ユウキのどちらかだろうと予想。 もし、コウジならば、別れ話のもつれによりトラブルになって、マコトをコウジが死なせてしまった疑惑と。 もう一つは、弟・ユウキがマコトと恋愛関係のトラブルにより、マコトを死なせてしまった。
遺体をその後、遺棄したと予想。 警察官「仮に、ユウキの方が犯人の場合、部屋にマコトはいなかった事から、星に帰還した際にどこかに遺棄したか、リヴァイアス号の宇宙にて、宇宙ゴミとしてマコトの遺体を遺棄したのどちらかだろう。」 警察官2「難しいな。リヴァイアス内の他の者にも、詳しく聞いたが、星にリヴァイアス号が五日間は滞在していた時に、リンクが買いたい物があると、リヴァイアス号から、外に出ていたと証言の確認を取れている。 遺体の遺棄がその時なのか、もしリヴァイアス内での、宇宙ゴミの方なら、証拠を回収するのは、不可能だ。」
それから、半年後。リヴァイアス号が、星に帰還した日。 コウジは、ユウキがいるリヴァイアス内に。 コウジ「弟に会わせてくれ!」と、接触しに来る。 コウジ「どういうつもりなんだよ!ユウキ!?マコトを、殺害したのか?」 ユウキ「!何しに来たんだよ!!もう会いたくないって言ったろ!?帰れよ!」 コウジ「マコトを殺害したのか?遺体は、どこやった?」 ユウキ「・・・知らねぇよ。俺は、忙しいんだ。帰れよ。仕事して来る。」 コウジ「ユウキ!待てよ!ユウキっ!」 ユウキは、姿を消す。 コウジ(ダメだ。自白を引き出せなかった。) 実は、コウジは、ポケットにボイスレコーダーを隠し持っていて、ユウキからの自白の証拠を掴むつもりだった。 しかし、ユウキは、ボロを出さなかった。 コウジ(もし、自白してくれたら、警察に証拠として突き出せたのに。)こうして、なかなかマコトの件の捜査は、進む事が無かった。
851:影虎◆Vs hoge:2025/01/29(水) 14:16 ID:Q..しかし、ユウキもユウキで考える。 ユウキ(マコトには、妊娠はして欲しくないから、ピルを飲ませたりしてる。けど、恋人がいない事になってる現状、ピルの所有は怪しまれる。前に警察官が捜査しに来た時は、上手くスーツケースの中でマコトと一緒に隠したけど、ずっと隠して置くの面倒なんだよ。何か、良い方法ねぇかな?・・・そっか、ピルがあっても不自然じゃない状況にすればいいのか。) そうして、次にユウキが取った行動が。 リヴァイアス号での、休憩中。 ユウキ「な?俺と付き合わねぇか。」 ミサト「!」 ユウキは、顔がイケメンな為、女子の方も頷く。 ミサト「ユウキ君。カッコイイからいいよ。」 しかし、ユウキは、本気で好きな訳では無かった。 ユウキはミサトと付き合い、肉体関係もする仲にはなるものの。 ユウキ「避妊は、して欲しくないから、ピルを用意出来るか?」 ミサト「うん。」 ユウキ「俺が購入するより、ミサトのがしやすいだろ?」 ミサトにピルの購入をさせつつも、自分も念の為、所有して置く事で不自然に思われにくい様にした。
852:影虎◆Vs hoge:2025/01/29(水) 14:19 ID:Q..当然、ユウキにとっての本命は、初めからマコトだ。 ミサトは、利用している。 だが、本気で好きになられると困るから。そういう場合は。 ミサト「ねぇ?ユウキ君、結婚とかしたいよ!」 ユウキ「・・・マジで言ってんのか?悪い。俺は、そのつもりは無い。」ミサト「何それ?私は、遊びって事っ??最低っ!(バシッ)」 ミサトは、怒って引っぱたく。 ユウキの前から、離れる。 ミサトにフラれても、すぐに別の女に言い寄る。 結婚ぐらいまで、考える様なら、同じ事を繰り返しまくった。 因みに、彼女がユウキの部屋に、突然訪ねて来た時は。 ユウキ「悪い。部屋、片付けたいから、少し待っててくれ。」と、言うと。 マコトに睡眠薬入りの飲み物を飲ませて、ガムテープをして、スーツケースに入れて隠した後に。彼女とは、部屋でラブラブしたりしている。しかし、睡眠薬の効果が切れる前には、彼女の部屋に戻ってもらうを繰り返す。
853:影虎◆Vs hoge:2025/01/29(水) 14:22 ID:Q.. こうする事で、わざわざピルの件が明るみになっても。 ユウキ「付き合ってる恋人が、妊娠しない様に俺自身も所持してる」と、カモフラージュを出来る。 実際は、マコトとの際に使っている。 ユウキが、交際関係をハデにしているのも、マコトの件から逸らさせたいのもあった。 ただし、恋人にもバレない様に徹底していた。 ミサトから、今は別の彼女・ライカと付き合っている。
こんな状態を繰り返しながら、ハラハラしながらもマコトの件をひた隠しにしながら、ユウキはリヴァイアス号での仕事を続けている。
ユウキ(バレねぇといいな。 この先も。)
そう、願いながら、任務に取り組んだ。
完結。
>>842
無限のリヴァイアスの別変更バージョン。
(もし、こんな展開なら)
警察官が自分の元にやってきた時。自分の疑いを反らしたかったユウキは。
警察官「お兄さんは、あなたがマコトを養うと言ったから。言葉を信じた、と言ってましたが?」
ユウキ「はぁ?兄貴の件なら、仲悪いから話したくねぇ。それと、俺の事疑ってるけど。マコト自死の件は、調べたんかよ?
兄貴と別れた後、接触してたけど。マコトは、コウジの事ばっかで、俺に見向きもしてなかった。メンヘラでタダでさえ、依存的なマコトが一方的に別れを切り出されて、支えを失くしてショックなマコト自身がリヴァイアス号から、身投げしたって可能性。そんなら、リヴァイアス内にマコトいなくても、不自然じゃねぇだろ。メンヘラなら、自死はありえんだろ。」
警察官「自死か・・。」
ユウキ「現に別れた後もコウジの事ばっかで、俺は見向きもされてなかった。だから、諦めたよ。」
警察官「そうでしたか。お答えありがとう。」
警察官達は、自死の件を探る事になった。
ユウキ(兄貴には、悪いけど。マコトとの事は、邪魔されたくねぇからな。)
こうして、自死の方向を自ら作り、自分が捕まるのは、回避しようとするユウキ。
警察官も肝心のマコトの遺体を見つけ出せない為、マコト事件に進展は見出せなかった。
他殺なのか自死なのか不明なまま。
コウジ視点からは、こう考えていた。
コウジ(多分。 マコトは、無理やりユウキと関係を結んだ形だったから。)
コウジの予想再現。リヴァイアス内にて。
マコト「もう別れて。やっぱりコウジ君がいい。コウジ君とやり直したい!!」
ユウキ「こんなに好きなのに何で、駄目なんだよ!?俺の方が兄貴より、成績も優秀で、喧嘩だって強いっ!!なのに、俺じゃあ駄目なんかよ?」
マコト「・・・・。」
マコトは、怯えている。
ユウキ「分かったよ。そんなに兄貴がいいって言うなら。あの世にいってもらう。」
マコト「えっ・・?」
そこで感情的で、怒り任せになったユウキがマコトを嫉妬で、殺害してしまったんでは無いか?の流れ。
コウジ(弟は、暴力的な奴だったけど。まさか、女性にまで手を出すとは思ってなかった。ましてや、死なすなんて。こんな事なら、別れを切り出さなかきゃ良かったな。)
今更、後悔しても遅いとコウジは、落胆していた。
もちろん、実際はマコトは死んですらいない訳だが。
完結
無限のリヴァイアス〜その後バージョン〜
ユウキは、上手くマコトの監禁を隠しながらもリヴァイアス号の仕事を続けていた。
ユウキ(流石にこの状態をずっと続けるのはキツいな。そうだ。リヴァイアス号の仕事で金を貯めて、その後はーーーーー・・・。)
マコトの件がバレない様に、徹底はしているものの
万が一バレないと言う保証も無い。
真面目に表向きは、仕事をこなしながらも貯金を増やす。
遊びの彼女との交際は、付き合ったり、別れたりを繰り返す。
それから、五年の歳月が経ったある日。
ユウキ「リヴァイアス号の仕事を退職したいです。」
退職届けを出す。
ユウキの能力は、高い事から退職する事を引き止めたがる周囲の反応が
強かったが。
勿論、その間仲良くなった部下も引き止めるが。
ユウキは、考えを変える気はありません。とハッキリと断った。
こうして、ユウキはリヴァイアス号を退職して。
地球には戻らず、別の星・アクステル星を選んで、その場所にスーツケースを二つ引きずりながら(もう片方には、マコトが入っている)
新しい住居を獲得しながら、仕事を探していた。
ユウキ(ここなら、警察官にも兄貴にも邪魔されねぇな。)
マコトは、ようやく少しは、広い家の中を歩ける様になった。
リヴァイアス号に乗ってた時は、殆ど歩く事が出来ず、足の筋力が弱っていた。
マコト「ここは、何処?」
ユウキ「新しいお家だぜ。」
地下もある家を選び、マコトは、地下の部屋内なら自由に歩く事が許された。しかし、扉は、外側から開けられない様にユウキが改造してしまった。マコト自力では、脱出が出来ない。
その後。
兄のコウジは、久しぶりにユウキの様子が気になり連絡をするがユウキと繋がらない。
リヴァイアス号が地球に帰還した日に訪ねると、既にユウキが退職した後だと知る。
コウジ(退職?ユウキは、どこに行ったんだ?実家には、帰って来てない。まさか、別の場所?)
しかし、なかなかユウキの居所を掴む事が出来なかった。
ユウキは、マコトと二人っきりで新しい住居で、これからの日々を過ごしていく事になる。
ユウキ(順調に進んだな。)
満面の笑みを見せながら、ユウキは仕事探しに出かけた。
完結。
>>856(続き)
ユウキとマコトの新居のその後。
ユウキは、まず、近所に挨拶をして、コミュニケーションは、欠かさなかった。
その目的は、マコトの監禁へのとある理由説明の為。
ある程度、近所の人とも仲良くなった所で。
こういう話をする。
近所の女性「ユウキ君は、恋人はいないの?」
ユウキ「います。けど、実は、訳ありで。」
近所の女性「訳?」
ユウキ「俺の恋人は、親が特殊で今まで、軟禁状態だったんです。けど、ネットだけは使えたから、俺と知り合って、深い仲になる内に軟禁の件を知って。」
近所の女性「えっ!?」
ユウキ「助けなきゃと思ったから、「助けてやる!俺ん所来い!」って、送って。住所から、合鍵を作製して、外から両親の行動を監視して、車から見張って、恋人の両親が外出してるのを確認した時に家に入って。そこで、上手く助け出して、車に乗せて。今、俺の家に。」
近所の女性「警察には、連絡しなかったの?」
ユウキ「最初は考えたけど、一応相手の親を刑務所に入れるのは、逆恨みもあったから、それより救出しようって。現に相手の親は、自身が軟禁してたのがバレたくないからか、事件にもしてないままで。」
近所の女性「って事は?」
ユウキ「恋人の親に何処にいるかバレたくないから、こっちも隠してる状況で。恋人を地下に軟禁してる状態だけど、親にバレて連れてかれるの嫌なんだよ。長期の軟禁で精神状態も、不安定で危ないから。」
近所の女性「一人で、守ってるのね。」
ユウキ「だから、この件を警察にも言わないで、バレない協力をお願いします。」
近所の女性「分かったわ。大変だったわね。何か、力になればいいけど。」
ユウキ「ありがとうございます。今は、俺一人で大丈夫です。」
近所の女性「病院には、連れて行かないの?」
ユウキ「あんまり、慣れない所は、ストレスになるから。俺が付いてるし、世話もちゃんとしてるから。」
近所の女性「恋人さん、よくなるといいわね。」
ユウキ「そうですね。」
っと、嘘の情報をオープンにする事で、近所を味方につけた。
後々、マコトの件がバレるより、先に嘘の情報を信じさせた上で、軟禁状態の説明をして、過ごす方を選んだ。
近所の女性も、嘘の話を信じていく内に
ユウキの恋人の親が相当異常者で、そんな親元に返すのは
危険だと判断していたし、
何より、長期の軟禁を自身の子供にしていると言う事は、
当然それ系のヤバメの肉体関係もあったんだと予想。
それが原因で、ユウキの恋人は、精神も蝕まれたと。
錯乱状態になる程危険な状態になるという事も、聞かされていた
この近所の女性は、そっとして置く方がいいと考えていた。
近所の女性(時々は、ユウキ君が恋人と、外に外出しているの見かけるけど、恋人の表情は怯えていた。もしかしたら、男性恐怖症になっていて、恋人のユウキ君にすら、不信感を抱いているのかも。)
そう、女性の目には映っていた。
この頃には、ユウキ同伴でマコトは、外出が許されていた。
外に出歩く事がある。
ユウキがマコトと部屋にいた時。 ユウキ「俺の元から逃げようとかは、考えるなよ。」マコト「!」 ユウキ「教えてやるけど、マコト事件の件。 警察官は、他殺より自死の方を疑い始めてる。 いずれにしても、他殺か自死のどっちかだぜ? つまり、死んだって思われてるんだよ。」 マコト「えっ? ボクが? そんなっ・・・。」 ユウキ「生存してないってさ。 そんなら、俺の元にいた方がいいだろ?」マコト「・・・・・。」
しかし、内心マコトは、ユウキに恐怖心がある為か、あまり側にいたいとは、思っていなかった。何度目かの二人での外出。スーパーマーケットに訪れる。ユウキは、常にマコトの腕を掴んでいる。意を決して、マコトは叫ぶ。 マコト「誰かっ! 誰かっ助けてっ! この人に監禁されてる〜っ!」 ユウキ「!」 一瞬、周りの客は、マコトとユウキに視線を向ける。
ユウキ「狂言は止めろって!? 精神不安定なのは、分かるけど。 これじゃあ、俺が犯人だって嘘を周りが信じちまうだろっ!?」 とっさにユウキは、そう答えていた。マコト「・・・・っ。」 ユウキ「なぁ、大丈夫だから。 アッチ行こうぜ?」 ユウキは、マコトを抱き締める。その様子を見ていた周囲は、徐々にマコトが精神疾患だと思い始める。 ユウキ「すみません。 俺の恋人、精神患ってて。 狂言言ったりするけど、気にしないで下さい。」 そう周囲には、伝えてユウキは、その場を後にする。 ユウキ「欲しいもんあんだろ? 好きなの選べ。」 リヴァイアス号で貯蓄したお金があり、金銭には余裕がある。
マコト「・・・じゃあ、これとこれ。(どうしよう。 本当の事言ったのに誰も助けてくれない・・・。)」 マコトは、周囲に絶望した。 ユウキ「まだ、働かなくても、余裕なぐらい金あっからよ? 仕事探してるけど、見つからないしな。」 ユウキは、今は、仕事を探し中。買い物を終えて、この星で住居を買った際に同時に購入した車に乗り込み、二人は、スーパーマーケットを離れた。 この星に来た時に携帯も買い替えている。だから、兄のコウジとは、連絡手段は無い。
その頃、コウジの方はーーーーーー・・・。 コウジ(マコトもいなくなって。 ユウキもいなくなった。どうしてだろう。) 実は、心配になったコウジは、探偵を雇ってユウキを探していたが、手がかりは、見つからなかった。 コウジ(こんなに探していない訳ないよな。 もしかして? ユウキは、別の人物に殺された?)コウジには、思い当たる節があった。 回想。 リヴァイアス号にまだ、搭乗していた時。ブルーとマコトが会話しているのを確認していた。
ブルー「関わっていて、怖いって思わないのか?」マコト「怖いって言うよりは、普通かな?」 マコトは、比較的に誰とも普通に関わり合う傾向があった。女子との方が仲が良いが、ブルーとも会話をしていた。 回想終了。 コウジ(まさか、ブルーは、好意寄せてたのかな?) コウジの憶測は、こうだ。 マコトに好意を寄せていたブルーは、その後マコトがいなくなる。その時は、ユウキがマコトを部屋に軟禁していた訳だが。 好意を抱いていたマコトがいなくなったのを不自然に思ったブルーがマコトを探していた。
ユウキは、操縦室にいる為、ブルーも操縦に加わる様になり、その間。 トイレへ行くと嘘をつき、皆がリヴァイアス号の操縦に夢中になってるのを確認して、ユウキのカバンからコッソリとカードキーを盗む。 操縦室へ出た後は、真っ先にユウキの部屋の前に訪れてカードキーをかざし、暗証番号を打ち込む。 勿論、暗証番号までは、分からないから何千通りを調べるべく一日の数分をそれに費やして、また操縦室に戻って、カードキーをカバンに戻す。 その後も、これと同じ行動を何年間も繰り返す。 そして、ようやく暗証番号の解読に成功。ブルー(開いた。) 中に入って、マコトがいないかを確認するブルー。
スーツケースの中に入ってるマコトを確認。 しかし、確認だけすると、すぐにブルーは、部屋を出る。 トイレから帰って来たふりをして、カードキーをユウキのカバンに戻す。ブルーは、すぐには事を起こさなかった。 単なる暴力事件だと、自分がリヴァイアス内では不利になると気づいていた。チャンスを伺っていた。 そして、ついに、ユウキがリヴァイアス号を退職するとなった時。 ブルー(チャンスだ。) ユウキは、仲間の部下達と退職祝いを終えて部屋に戻って来た。 カードキーをかざして、暗証番号を打ち込む。すると、背後には、銃を周囲には見えにくい形にして、ユウキの背中に当てる。
ブルー「入れ。」ユウキ「!」 そのまま、ユウキの部屋に入るブルー。ユウキの後ろから、首辺りをチョップ。 気を失わせて、そこでユウキを殺害。 スーツケースに入っていたマコトを持っていったのでは? ユウキの遺体は、袋にいれリヴァイアス号の宇宙空間に投げ捨てる。 こうして一見、周囲からはユウキが去りましたよ風に見せかければオッケー。 コウジ(えっ・・・・。 こっちじゃないよな。 もしかして、ユウキがマコトを奪われたのかなぁ。) ユウキの消息まで、不明になっている為にコウジの中でも、そんな憶測が生まれてしまった。
アオイ「大丈夫? 顔色悪いよ。」コウジ「いや、ちょっと考え事をしてて。」 因みに今現在は、コウジは新しい新居でアオイと同棲中。 トラブルというのは、数珠繋ぎにまた、別のトラブルを生む傾向がある。 その傾向から、コウジの中で不安が生じる。 コウジ(そういえば、メンヘラのマコトを一度ユウキから、取り戻して欲しいってお願いした事あったから、ブルーは、ユウキとマコトの関係には、気づいてただろうし。) 複雑な心境を抱くコウジ。どんどんと、予期せぬ方向にトラブルがいったんじゃないかと疑っていた。 そんな事とは知らず別の星で、ユウキとマコトは生活していた。
徐々にユウキもマコトと関わる際、地下だけで無くリビングに居座らせる機会も増えていった。リビングで二人でテレビを観ている。
ユウキ「ははっ。 何だよこの番組っ! 面白え〜な。」 お笑い番組を観て、笑うユウキ。マコトは、そんなユウキに目線を向けている。 マコト(・・・外に逃げられないかな?) 隙をみて、まだ逃げようとマコトは思っていたが。
マコト「トイレ行く。」ユウキ「!」 すると、ユウキもトイレまで着いて行く。 当然、トイレは内側から鍵をかけられて、窓から逃げられればマコトが脱走出来てしまうので、トイレの扉は、ワザとユウキが手で閉まらない様にしている。 マコト「・・・・。」 ユウキ「トイレしていいぜ。」 恥ずかしがりながらも用を足すマコト。 マコト(逃げれる隙が無い・・・。) ユウキが逆にトイレに行ってくれてもチャンスだが、当然マコトが逃げるのを警戒している為、わざわざ手錠でマコトの手首を拘束した状態にしてから、トイレに行っている。
マコト「ユウキ君。 あのさ、逃げないからさ。 自由にして欲しい。」ユウキ「・・・言葉だけじゃ、信用出来ないな。」マコト「!」 ユウキ「行動で分かるんだよ。 逃げるなって言ってるのに、スーパーマーケットの時、周囲に助けを呼んだろ? あれがそっちの本音だろ?」 マコト「・・・自由欲しかったから。」 ユウキ「とにかく、俺がいる範囲でなら動けるんだし。 好きなテレビもゲームも許してる。 好きな服や食べ物も買わせてる。 そんな不自由でもねぇだろ。 なぁ? 何もかも自由制限してるかよ?」 マコト「・・・・・。」 ユウキ「外出だって、行きたい場所あんなら、俺同伴なら、許してんだぜ?」マコト「・・・・・。」 ユウキ「言っとくけど、俺いなきゃ本来は、そっちで全部やらなきゃいけねぇ事だよな? 仕事して金稼いで、家の事も何から何まで。 車も自分でだぜ? 携帯も。 一人で何もかもってやるって結構大変だろ?」 マコト「・・・・・。」 ユウキ「俺がいて、役立ってる事もあると思うんだよなぁ。」 マコト「うん・・・。」
マコト「・・・ボクの事、好きだからだよね?」 ユウキ「あぁ。 そうだぜ。」 マコト「ボクでいいのかなぁ? でも、ユウキ君には、もっと良い人いると思うんだけどなぁ・・・。」 ユウキ「俺が決めたのがマコトなんだよ。 他は、ありえねぇ。」 マコト「・・・・・。」 マコトがどう言おうと、ユウキの考えもそう簡単には、覆りそうには無かった。 ユウキ「どっか行きたいとこねぇの?」マコト「えっと、公園に行きたい。」 ユウキ「いいぜ。」
しかし、マコトもマコトで長期の度重なる軟禁生活が災いしてか、精神年齢が幼いままを保っていた。 というのも、精神が成長するには安定感のある環境があってこそだが、この軟禁生活は常にマコトに強いストレスと強い不安・強い恐怖を与えていた為、気づいた頃には、幼稚な精神のまま成長が止まってしまったのだ。 だからこそ、歳に合わない公園に行きたがる等の選択を選ぶ。 ユウキ(俺にとっては、マコトがあんまり成長しねぇなら、しなくてもいいんだよな。 成長したら、ますます離れていっちまうだろうし。)
軟禁生活から逃げ出そうとされたくないユウキ側の気持ちも、複雑なこの状況を作っていた。 次の日。ユウキは、マコトと公園にやって来た。 マコトは、公園の遊具で遊ぶ。 ユウキは、それを見ている。 しかし、実は、マコトならではの考えがあった。 マコト(公園に行くって事は、トイレも行ける。) 公園には、二人以外に子供達や大人も来ていた。 その中のある一人が女子トイレへと入ったのを確認して。
マコト「ボクもトイレ行くっ!!」ユウキ「トイレ・・・・?」 マコトが女子トイレに入ろうとしたその時、ユウキに手を引っ張られて。 ユウキ「こっちの方入れ。」 ユウキが指定したのは、多目的トイレ。 マコト(あっ・・。)マコトは、落ち込んだ顔で入る。 ユウキ「マコトってジェンダーだろ? 女子トイレより、こっちだよな。」マコト「・・・・うん。」 マコトが残念がる理由は、本当は女子トイレに入って、さっきトイレに入った女性に隣の個室から小さく声をかけて。 「監禁されてる。警察呼んで。」っと、助けを求める為だった。 しかし、自身がジェンダーなのが災いしてしまった。
ユウキも周囲がマコトと近距離で接触するのは、回避しようとしている。マコトの作戦は、失敗に終わった。それから、二人は自宅に戻った。 マコトのお風呂の時間。ユウキは、相変わらず付きっきりだが。 着替え中は、なるべく目線は見ない様にして、下を見る。 マコトが風呂に入ってる中、外の脱衣所でスタンバイ。 マコト「ふぅ〜。」 【チャポチャポ】唯一、ユウキが側にいない状態で、一安心出来る空間。 その間、ユウキは、携帯を操作している。携帯で暇を潰していると、マコトが風呂から上がる。
ユウキは、なるべくマコトの裸は見ない様に逸らす。 何故かと言うと、マコトはジェンダーで、あまり自身の体に対する嫌悪が強い分、他者に見られるのも嫌悪を抱くと、理解しているから。 コウジが付き合っていた時もそんな関係だったが、それは、コウジから教えられて、ユウキも知っていた。 ユウキ(兄貴は、何でも、情報をオープンにする奴だったからな。 マコトの情報は、共有してた。) ついでに優しいコウジだから、メンヘラで精神的に振り回すマコトと付き合っていても、マコトにキレる事は無かったが優しさ=いつまでも受け入れられるでは無いから、コウジにも許容範囲オーバーが、やってきた。 ユウキ「俺も入るか。」
ユウキも入る場合は、先に地下にマコトを連れて行き、一人で風呂に入る。そんな、とある日。 ユウキ(仕事まだ、見つからねぇ〜。 落ち着かねぇな・・・。) やる事がない状況が苦痛なユウキ。 ユウキ(・・・・料理動画か。 そうだ! 俺も料理覚えてみっかなぁ?) ユウキが悪戦苦闘で、料理を作っていると。 マコト「ボクも作りたいなぁ・・・。」 ユウキ「一緒に作るか?」 マコト「うん!」
マコトと二人で料理を作った。 ユウキ「味付けは、コレでよしだな!? 案外やってみると楽しいな。」マコト「また、作りたいなぁ・・・。」 ユウキ「昼も作るか?」マコト「うん。」 メンヘラなマコトにとっても、何かに夢中になっている方が落ち着く様だ。 ユウキ(自炊で、金も出費減るよなぁ。) 昔のユウキならば、考えられない行動だ。そして、携帯からも可能な仕事を見つけたユウキは。 ユウキ「なぁ!? 俺の携帯貸してやるから、携帯で出来る仕事に挑戦してみねぇか?」マコト「やりたい。」
ユウキ「じゃあ、任せたぜ。 タブレットの方がいいか。 こっち、使え!」タブレットを渡して、マコトも仕事を獲得。ユウキは、貸してる間はその様子を観察している。 メンヘラのマコトの内面を少しでも、別の方向に逸らさせる事で気分の落ち込みを回避させようとしていた。 こんな軟禁生活では、精神がおかしくなるのを阻止する為。 ネットでの仕事は、ユウキ自身が登録して応対までしているが、実際に仕事しているのは、マコトっという状況だ。 気分転換にはなるのか? マコトも楽しそうだ。 数時間は、マコトがやって、その後は、ユウキにバトンタッチ。 ユウキ「ちょっとでも、収入ある方がいいよなぁ?」 残りの数時間は、ユウキがやって終了。 ユウキ「一人でやってる様で、二人分の稼ぎだからな。 倍になりそうだぜ!
給料が入った時、その半分はマコトにも渡される。 マコトは、嬉しそうだった。こうして、長期の軟禁生活の中でも、喜びを見出だせたマコトは、少しずつ、メンヘラから解放されてゆく。 【コンコン】ユウキ「はい?」 近所の女性「ピザ作ったの。 一人だと食べきれないから、良かったら、恋人さんと、どうぞ。」ユウキ「ありがとうございます。」 マコト「!」近所の女性「お口に合うといいんだけど。」 ユウキ「俺の方も恋人と作ったケーキあるから、一切れどうぞ。」 近所の女性「ありがとう! チーズケーキ? 美味しそうね。 恋人さん、どう? 状態は。」
ユウキ「大分、落ち着いてきてます。」 近所の女性「気になってたんだけど、アナタの恋人が体女性なのに男装コーデなのって、性的なのが原因? ホラ、両親の。」 ユウキ「いえ。 恋人は、元々ジェンダーで、体に違和感を持っていて。 それとは、関係ないです。」 近所の女性「そうなの。 私は、てっきりそれと関係もあると思ったんだけど。」 ユウキ「仮にあったとしても、俺の方からは聞かない様にしています。 思い出させるの辛いだろうから。」 近所の女性「気遣いしてるのね。 恋人さんとお幸せに。」 ユウキ「ありがとうございます。」 ユウキの元にマコトが、近づく。
マコト「今の人、誰・・・?」 ユウキ「近所の人だぜ。 ピザ貰ったから食うか!」 マコト「うん。」 何気ない日常が過ぎていって、マコトからは徐々に笑顔が見られた。 勿論、その中でもマコトは時々、仕事で貸して貰ったタブレットで、コウジに連絡を試みた事もあったが。 繋がらなかった。何故なら、今のマコトのいる星から、コウジの星からの距離は、かなり離れていて、届く事は無かった。 マコト(コウジ君にメールが繋がらない。) マコトは、絶望した。ユウキも少し疲れているのか? 珍しく、眠そうにしていた時に行なっていた。
短い居眠りをしていたユウキは、目を覚ます。 慌ててマコトは、送信したメールの履歴を削除する。マコト(ふぅ〜。)その頃、コウジもだんだん探していたのを諦める様になっていて。 コウジ(もしかしたら、もう・・・二度とマコトとユウキには、会えないのかもしれない。 母さんだって、弟の事は気にしてる。 けど、こんなに探しても見つからないんじゃ・・・。) コウジと同居しているアオイのお腹には、赤ちゃんが宿っていた。 いつまでも、マコトやユウキの事を探すお金に費やす訳にもいかなくなり、コウジも徐々に遠ざかっていった。 別の星でユウキとマコトは、暮らしている。 ユウキ(この日常を守らねぇと。 これからも。 それが俺の目標だからな。)マコト(・・・・・。) 二人の距離は、相変わらずだが、変わらない日常をこれからも過ごしていく事になる。
完結。
別バージョン。(もし、リヴァイアス号の段階で、マコトの件がバレていたら。) ユウキがマコトを周囲に隠していた事実がついに明るみになってしまった。と、いうのも。 ユウキがたまたま、付き合った新しい遊びの彼女は、かなり嫉妬深い性格でユウキに内緒でコッソリと、部屋に隠しカメラを設置したのだ。そして、彼女は隠しカメラを回収して、動画に映るマコトの存在を知ってしまう。 彼女「誰っ!? 何で、スーツケースにユウキは、いれてるの!? 待って、これ。 普通の浮気じゃないっ! 監禁してる・・・?」 異様な事態に気づいた女性は、直接ユウキに聞くのは止めて、リヴァイアス号の機長や隊員達に話した。 この事で、機長や隊員複数人が、ユウキに問い詰めた。 ユウキ(ヤベッ! ついにバレたっ・・・・。 動画として証拠に残ってるなら、言い逃れが出来ねぇし。 その動画を警察にバレたらもう、俺は・・・・。 いっそ、マコトと離れるぐらいなら・・・。) 追い詰められたユウキは、ダッシュでその場から逃げ出す。 向かった先は、リヴァイアス号の入り口部分。 ユウキ「はぁはぁ・・・。」
そこで、ユウキは入り口の扉を開閉して、宇宙空間へと身を投げた。
【バッ・・・・】
初めから、もし周囲にマコトの件がバレたら、こうしようと決めていた。マコトを死なすか、自分が死ぬか。
呼吸が難しい宇宙空間。ユウキは、絶命した。機長と、隊員は、ユウキの遺体の回収は諦めて、マコトの方を救う。何とか、監禁から解放されたマコトは、その後。
両親の元に返された。
そして、この事実を電話で知ったコウジは、マコトが生存していた事実には、喜びを抱くが。
それと同時に、犯人だった弟のユウキが自死した事実を知ると泣き崩れた。弟が死ぬのは、片割れが消えたのと同じ意味。
コウジはしばらく、塞ぎ込んで立ち直れなかった。
アオイは、懸命にそんなコウジを側で、支えてくれていた。
コウジ(ユウキ・・・・・。)
それから、時が経ちコウジは、アオイと同居を始めて。
マコトは、両親と仲良く暮らしている。
マコト(・・・・・・。)
完結。
別バージョン
(ユウキとマコトとブルーが三角関係だったら編)
ブルーは、唯一男装しているマコトとは、仲が良くなった。
マコトも、話しかけられれば拒まず、会話をするタイプ。
ブルー(他の女性とは、関わりづらいがマコトは、男性的な部分もあるから、話しやすいな。)
そんな中、徐々にマコトに対して好意を感じ始めた。
しかし、マコトの方はブルーに特には、好意は無かった。
常にマコトに遠くから、ベッタリと付きまとう様になるブルー。
マコトは、何処にいてもついてくるブルーに不気味さを覚えた。
マコト(また、ついて来てる。)
恐怖を感じたマコトは、知り合いのユウキに相談する。
マコト「ユウキ君。 相談あって・・・。」
ユウキ「ん? どうした。」
マコト「ブルーって知ってる? 何か、あの人が何処行ってもついて来るから、怖くて。」
ユウキ「! なら、俺が付いててやろうか?」
マコト「うん、ありがとう・・・・。」
ユウキは、マコトと常に行動を共にする。ブルーもそんな二人の関係に気づく。
ブルー(・・・・二人は、付き合ってるのか?)
激しい嫉妬をユウキに抱く、ブルー。
マコト「あのさ、寝る時も一緒に寝ていい? 何か不安で。」
ユウキ「あぁ、別にいいけど・・・。」
ユウキの部屋のベッドで、眠るマコト。
ユウキ(何か俺等、これじゃあまるで、付き合ってるみたいだな。)
少しずつ、ユウキもマコトに好意を寄せ始める。
ブルーは、ユウキを呼び出す。
ブルー「マコトとは、どういう関係なんだ? 付き合ってるのか?」
ユウキ「はぁ? 関係ねぇ奴に言う訳ねぇ〜だろ。」
ブルー「付き合ってるなら、勝負しろ!」
ユウキ「・・・そんな大切な事、喧嘩で決める訳ないだろ。
アホらしっ・・・。」
ユウキは、ブルーの誘いに乗らなかった。
しかし、ブルーは、しつこかった。
ある日。
ブルーがついに一方的にユウキに喧嘩を吹っ掛ける。
喧嘩の強さは、ブルーが上なのか?
徐々にユウキは、不利になってゆく。マコトは、遠くから見ていた。
マコト(どうしようっ・・・このままだと、ユウキ君がピンチ。)
ブルーは、ユウキに馬乗りになると死なす勢いで殴りかかる。
【ゴッゴッ】
ユウキの意識が無くなりかけた、その時!
とっさにマコトは、ブルーの銃に気づき、ブルーの背後から静かに近づき、銃を奪い取った。
そして。
マコト「お願いっ・・・・ユウキ君を殺さないでっ! じゃないと、ボクが死ぬからっ!」
ブルー「!」
リンク「マコトっ・・・・。」
ブルーにとっての目的は、マコトだったからか?
死なれると意味が無いと気づいたブルーは、黙ってその場から、離れる。
マコト「・・・・ユウキ君。」
ユウキ「ありがとな! マコト・・・。」
マコト「うんっ・・・。」
これ以降、ブルーがマコトに近づく事は、無くなった。
その代わり、ユウキとマコトが交際を開始する。
完結。
リヴァイアス別バージョン
(ユウキが軟禁しているマコトを奪ったのが、ブルーだったら編)
ブルーは、ユウキには内緒にしながら、カードキーを盗み、ユウキの部屋の解除に時間を費やす。
暗証番号をついに解読し、部屋の中へと入り、ついにマコトを見つけ出してしまう。
しかし、その場では、事は起こさず。
ユウキがリヴァイアス号を退職する日。リヴァイアス号は、星に帰還。
退職祝いをした後は、ユウキは部屋に戻る。
背後から、ブルーが銃を突き付けて、中に入る様に指示。
ユウキ(!?)
二人は、部屋の中に入ると後ろから、ブルーは、ユウキの首筋にチョップ。
ユウキ「うっ・・・・。」
【ドサッ】
床に倒れ込むユウキの首を絞める。
そのまま、殺害した。ユウキの遺体は、袋に包み、宇宙船リヴァイアス号の外の宇宙空間へと、宇宙ゴミとして遺棄する。
そして、スーツケースに入っているマコトをユウキの部屋から出して、自分の部屋に移動させる。
スーツケースに入っているマコトを、外に出させるブルーだが、ユウキがいない事に気づいたマコトは、戸惑う。
マコト「!? ここどこっ? 何で、ユウキ君はいないの?」
ブルー「・・・・今日からは、飼い主はこっちだ。」
マコト「!」
ユウキに関する情報をブルーは、伏せた。
マコトの事も銃で、脅す様になる。
マコトを連れて、次に向かったのは、操縦室。銃を突きつける。
ブルー「故郷の星に向かってくれ。」
銃で脅しながら、指示をする。周りは、命令に従う。
マコト(・・・・・。)
ブルーは、座りながら、マコトを抱き寄せる。
マコト(あっ・・・。)
恥ずかしいのかマコトは、少し顔を赤らめる。
この状態のまま、リヴァイアス号は、ブルーの故郷に向かった。月日が経った頃。中には、ブルーに抵抗しようとする者もいたが。
ブルーは、マコトに銃を向けて。
ブルー「人質だ。 死なすぞ。」と、更に周囲を威嚇。
マコトを人質状態にされて、周囲は命令を聞く流れに。
マコト(何で、ユウキ君はいないの?)
不安そうな表情のマコト。
緊迫した状況の中、ついにブルーの故郷に到着。
ブルー「故郷に戻るか。」
マコト「!」
マコトを強引に連れて行き、リヴァイアス号の外へと出る。
勿論、銃は突きつけたまま。外に出ると、マコトの腕を引っ張りながら、足早にリヴァイアス号から、去る。
マコト(・・・・ユウキ君?)
マコトは、周囲を見渡すが誰かが追ってくる様子は無い。
ブルー「家に戻る。 案内しよう。」
マコト「えっ・・・・。」
ブルーが訪れたのは、自分の家。
ブルー「二人で、暮らすか。」
マコト「・・・・・。」
恐怖を感じているマコトは、ブルーの言いなり状態で大人しく指示に従っていく。
銃を持っている恐怖から、逆らったら撃たれると考えた為、ブルーに逆らう事すら、難しくなっていた。
こうして、無理やり関係性を送りながらも二人は、生活していく。
時にブルーは、覆面を被り、銃で相手を脅し、金すら得た。
その金で仕事はせず、悪さを繰り返しながら、マコトとの資金源として、生活に使う。
ブルーとのベッタリした関係性に圧迫感を抱いていたマコトは。
マコト「あのさ、ボクも仕事したいんだけど。 その方が、ブルーさんも生活楽だし。」
ブルー「いや、生活費はこっちで得てる。 何も不自由は無い。」
マコト「・・・・。」
聞く耳を持っては、くれなかった。
マコトにとっては恐怖の生活だが、ブルーにとっては愉快な生活だった。
完結。
〜ブルーが金を奪う流れ。
暗い人通りの無い夜道。
ターゲットを物色して、見つけたら後をつける。
周囲に人通りが無くなったのを確認したら、覆面を被り、背後から近づき銃を突きつける。
ブルー「声を出すな。」
そのまま、人通りが無さそうな場所に更に連れ込んで。
ブルー「現金を全部出せ。」
と、脅す。
腕力に自信が無い男性であれば、恐怖からすぐに応じる。
被害男性「ひぃ〜。 命だけは、お助けを!」
現金を手にすると、首にチョップを喰らわせて、その場から立ち去る。
ついでに、被害男性が腕力に自信がある場合は、反撃しようとしてくるので、その場合は、ブルーも相手の出方に気づくと、直ぐ様、首にチョップを喰らわせて、財布から現金を抜き取り、立ち去るのどちらかのやり方になる。
この盗んだ金で、マコトとの生活を支えている。
DAYS(ディズ)
〜BLバージョンです。苦手な方は、読まない様に。
セイセキ高校に通う。松下(まつした)カエデ。
カエデ(ある日。友人の子・ツバキちゃんに誘われて。)
回想
ツバキ(メール)『カエデ君?セイセキのサッカーあってさ。今度行かない?』
カエデ『うん。』
回想終了。
初めてサッカーを見に行く事になった。サッカー場に到着。
カエデ(ずいぶん、女性のファンが多いなぁ〜。)
女性ファンの声援が聞こえる。
そして、試合が始まった。
そこで、目に止まったのは。
【パスッ(サッカーボールでドリブルする風間)】
ロングで、金髪が似合う。目立つくらいのドリブルをして、
あっという間にゴールをした。この選手だった。
ゴールする度に女性ファンの歓声が広がる。
カエデ「ねぇ〜?ツバキちゃん。あのロングの金髪の選手って誰??」
ツバキ「あ〜。あれは、風間ジン君だよ!カッコイイよね〜。あたしもファンなの。もしかして、カエデ君もファンになっちゃった?」
カエデ「うんっ・・・。」
つくし「風間君!パスッ!」
ツバキ「あの、今、ジン君に、パスしたのがつかもと つくし君。セイセキではね〜。ジン君と、つくし君二人が一年生で。今何かと周りから、注目されてるんだよ。」
カエデ「へぇ〜。すごいんだね。」
そして、セイセキの試合は終わり。見事勝った。結果は、3対一。
ツバキ「風間く〜ん!」
風間「!」
つくし「あ、あれ。確か風間君のファンの・・・。」
ツバキ「あたしの友人がね〜。風間君のファンになっちゃったんだって〜!」
カエデ「言わなくたってい〜よ!恥ずかしっ・・・。」
ツバキ「ホラ!?笑って、手を振ってくれてるよ。カエデ君?」
カエデ「う、うん・・・・。」
ウブカタ「遅いっ!そこ一年!さっさと戻るっ!?」
つくし「ウブカタさんっ。」
風間「コエ〜コエ〜。(怖い怖い)」
カエデ「あのキレてる怖い女の人は?」
ツバキ「マネージャーのウブカタちか子さん!同じく、ジン君達と一年のタメだよ。」
そうして、次の日。
カエデ「ツバキちゃん。何処へ行く予定?」
ツバキ「来たら、分かるよ〜。着いた!」
カエデ「ここって!?」
ツバキ「今日はここで、サッカーの練習してるんだって。」
女性ファン「キャア〜〜〜〜風間く〜ん!!」
ツバキ「どうして、分かったのかって?それはね〜、ズバリ・ジン君にはファンが多いでしょ。」
カエデ「うん。」
ツバキ「大体の練習してそうな場所って分かってるから、そこの場所にファンが一人ずつスタンバイして。ジン君が現れたら、ファンの一人がジン君は今日ここだよって、一斉に皆にメール送信するの!
それで、集まってファン皆で、応援する流れ〜。いいよね〜!」
風間「わりぃ〜な。つくし?俺のファンがうるさくて。」
つくし「え?練習に集中してたから、声とか気にならない。一つの事に夢中になると、それしか見えなくなるクセがあって。」
風間「真面目だな〜?本っ当、つくしは!」
風間は、カエデに目線を向ける。
風間(おっ?あのファン、一人だけ男。)
女性ファン「風間くんっこっちに近づいてるぅ〜!」「キャア〜!」
【ザッザッザッ】
カエデ「えっ?ち、近っ!?」
風間「俺のファン、何だって?」
カエデ「はい!」
風間「見てもらって分かる通り、俺って普段、女子のファン多いんだ〜。男のファンとか珍しい〜。」
【スッ】
風間「これ!俺のメルアド。そっちから、メールして。また、後で。」
風間君は、戻って行った。
女性ファン「ずる〜い!」
ツバキ「良かったね〜。カエデ君?あたしももう、メルアドは貰ってるよ。」
周りの女性からの圧。
女性ファン「男のクセに風間君に気に入られてんなよ〜!」
女性ファン「そーだ。男引っ込め〜!」
カエデ(えっ?嫉妬されてる。圧がっ・・・。)
ツバキ「何よ〜!男は、ファンになっちゃ駄目な訳〜?そんな、決まりなんてあるの〜?」
カエデ「ツバキちゃんっ・・・・!」
女性ファン「・・・・・・。」
女子黙る。
こうして、風間君とメールが出来る事に。(カエデの自宅。)
カエデ(やって送ってみよ〜。初のメール。)
夜八時。
カエデ『さっきの松下カエデです。初めまして。』
風間『どこの高校行ってる〜?』
カエデ『セイセキ高校。』
風間『じゃ〜、俺とつくしと一緒じゃん!?もしかして、クラス違うから、分からなかった?今度会って話さね〜?高校で。つくしも呼んで来る。』
カエデ『はい!』
次の日。待ち合わせ中。
こうして、三人で、日曜日だった為
喫茶店『レビュー』で、待ち合わせする事に。
カエデが椅子に座って、待っていると。
そこに。
風間「待たせたな!カエデ。こっち、俺の友人・つくし!」
つくし「つくしです!よろしくお願いします。」
三人で椅子に座って話す。
つくし「カエデ君は、サッカー好き?」
カエデ「元々は、あんまり?興味無かったけど、セイセキのサッカー観戦してから、好きになりました。」
つくし「それで、風間君のファンになったんだ?」
風間「なぁ〜?男のファンとか珍しい〜だろ。今日を記念して、プリクラ三人で、撮りに行くか!」
つくし「うん!」
その後は、喫茶店を出て、三人でプリクラを撮る。
風間「せ〜の!」
【サッ(カエデが風間のロングの髪を掴んで、自分の顔を隠す。)】
つくし「カエデ君っ!?」
風間「ちょっ!コイツ何してんだよ!」
つくし「あはははは。」
カエデ「ちょっと・・・プリクラって苦手で。」
風間「先にそ〜いう事は、言えって!」
つくし「でも、面白かった〜。」
三人で過ごして、楽しかった。
カエデ「今まで、友人って言えば女子が多かったから、久しぶりに男友人と仲良く出来て、良かった〜。」
風間「また、三人で遊ぼう〜ぜ!?」
つくし「また、遊ぼう〜?カエデ君?」
カエデ(すごい優しい人達だったなぁ。こんな温かい人っているんだ。風間君とつくし君って、二人共人柄がいい〜。今までの出会った男子とは、違う。)
次の日。
セイセキ高校。
廊下にて、カエデとツバキが一緒にいると。
男子生徒1「見ろよ〜。今日もカエデの奴、女子とばっかいる。」
男子生徒2「何でアイツって男なのに女と仲良くばっかしてんの?」
カエデ「・・・!」
ツバキ「カエデ君?」
男子生徒1「女にモテてやがる。嫌な感じだ。」
その時!
風間「アチョ〜!アチョ〜!」
風間が振り回してるのは、ヌンチャク。
男子生徒2「うっわ!何だコイツ!」
男子生徒1「ヌンチャク持って、危ねえ〜!」
男子生徒2「危険な奴!逃げろ〜〜〜〜!!」
男子生徒達は、退散。
風間「たくっ。何だ、アイツら?」
カエデ「あ、助けてくれて、ありがと〜。風間君!」
つくし「大丈夫だった?カエデ君!」
カエデ「(つくし君もいる。)大丈夫だよ。」
それからは、高校の中でも初めて、男の友人ができた。
つくし「三人で、また話そう〜。」
風間「屋上行こうぜ〜。」
ここは、屋上。
つくし「三人で、好きな女子の話をしよう!」
カエデ「!」
風間「じゃ〜、まずは、言い出しっぺのつくしから!」
つくし「えっとね。好きな人はいるよ。2年のたちばな さゆりちゃん。」
風間「さゆりんなぁ〜?知ってんぜ。」
カエデ「応援するよ!つくし君。」
つくし「じゃあ、次は、風間君?」
風間「好きな恋人と呼ぶべき女子達なら、たくさん!」
つくし「え?いや、好きな女子は特定の・・・。」
風間「だ〜から、好きな女子なら皆!選べね〜くらいいる。」
つくし「じゃ、最後はカエデ君!」
カエデ「え、え〜と。(どうしよう。今、好きな人が目の前にいるのに〜。答えられない。恥ずかしくて。)」
風間「?」
カエデ「じゃあ、つくし君にだけ教えるね?」
風間「はぁ!?ズリィ〜。」
つくしの耳元近くにて。
カエデ「風間君・・・。(小声で。)」
つくし「えっ!?あっ、そ〜いう事だったんだ。なるほど。」
風間「つくし〜?後で、俺にも教えろよ。」
つくし「駄目!」
風間「はぁ〜?何で!?ちぇ〜。俺だって聞きたかったなぁ〜。カエデの好きな奴!」
つくし(これは、確かに言えないなぁ。)
カエデ「つくし君っ!?言っちゃ駄目だよ〜!?」
そんな感じで、かなり仲良くなって、それからも交友は続く。
別の日。町中を歩くカエデ。
カエデ(へへ。周りには、秘密で風間君の写真をくっつけたキーホルダー作っちゃった。しかも、裏には「好き」って、言葉入りの手作りだから・・・・。)
カエデは、密かにそれをポッケに入れながら持ち歩いていた。
いつ、どんな時も。
ある日。風間君にメールで呼ばれる。
風間『ナントカ通りって、場所に集合!』
カエデ「(なんだろう?風間君。どっかに遊びに行くのかな〜?)あっ!風間君。お待たせ〜!」
風間「お!カエデ、来たな?こっちこっち!」
カエデ「どこ行くの?」
風間「い〜から、い〜から!連れてってやる!」
しばらく、二人で歩いて到着。
風間「ここだ!」
カエデ「ここって?」
風間「俺とつくしの合宿場所!」
カエデ「あ、じゃあ〜ここなんだ?」
風間「よし、俺の部屋もあるから、カエデ?お前もそこに来い。」
カエデ「え?でもここって。部外者は、駄目なんじゃ?」
風間「良〜方法考えてある!じゃん!?このつくしのユニフォームを着れ!」
カエデ「着たけど、どうするの?」
風間「後は、このタオルで顔を隠せば完了!ど〜見たって、つくしにしか見えね〜だろ。これで、侵入成功だなぁ〜!」
カエデ「風間君っ・・。」
そして、中に入った二人。その道中。
ミズキ「風間?そこで何してる?」
風間「あ!ミズキ先輩。今さっき、つくしと外で少〜しばかりの練習して、今その帰り。な?つくし。」
カエデは、頷く。
ミズキ(変だな。さっき、つくしなら大島の部屋に行ってくると、会ったばかりだ。なら、誰だ?このタオルの奴は。ウブカタにでも、言っておこう。)
そうとも知らない風間は、無事に部屋に到着。
風間「なぁ〜!?成功したろ〜?俺の部屋に着いた!待ってろ。今、つくしも連れて来るから!」
カエデ「うん。」
風間は、つくしの腕を引っ張りながら。
風間「つくし〜。俺の部屋に集合だぁ!」
つくし「え?ど〜したの?風間君!?」
風間の部屋につくしも、集合。
つくし「あれっ!?カエデ君っ!何でいるの!?風間君!駄目だよ!ウブカタさんに怒られるよっ!」
風間「しぃ〜〜〜!バレなきゃい〜んだよ。こういうのは。それに少し話したら、カエデは帰すから。」
つくし「そういう問題じゃなくて!!」
風間「そ〜だな?今日の話のお題は、ズバリ・ウブカタ!な?マネージャーのウブカタいるだろ?彼女にしたいと思う奴いる〜?俺は無理だな!?まず、貧乳なのがNG。次!つくしは?」
つくし「えっと。ウブカタさんが悪いって訳じゃないんだ。さゆりちゃんに一途でいたいから。無しかな?」
風間「ププ〜。じゃあ、最後はカエデ!」
カエデ「胸が貧乳なのは、タイプなんだけど、顔がちょっと。ロリフェイスがタイプだから。」
風間「ププ〜〜。ウブカタの奴!フラれてやんの!全っ然モテねぇ〜!」
つくし「あっ・・・風間君!?後ろっ・・・!」
風間「ん?どした。つくし?」
カエデ「?」
後ろには、ウブカタの姿。
ウブカタ「モテなくて悪かったわね〜!?」
【ドッゴッ(風間とカエデがチョップされる音)】
つくし「・・・・・。」
ウブカタ「こっちもね〜、あんたら男子を恋愛対象として見てないからっ!てか!?ど〜いう事なのよ!風間!!部外者、何で連れてきてる訳!?」
つくし「カエデ君!今の内に逃げてっ!逃げてっ!」
カエデ「う、うんっ・・・ごめん!」
その後。
無事にカエデは、逃げて風間は・・・・。
ウブカタ「罰として、グラウンド二〇周る!」
風間「へいへ〜い。」
次の日。また、いつもの様に三人で遊んだ。
つくし「今日も楽しかったね〜。」
カエデ「うん!」
風間「また、遊ぼ〜ぜ?」
【ポト(カエデのポケットから、何かが落ちる音)】
風間(おっ?カエデのポッケから何か落ちたな?ん〜?)
拾って、確認すると。
風間(んっ!?何だこれ・・・俺の写真。裏には「好き」これってまさか〜〜〜〜!?カエデ?はっ!そう言えば、前に好きな女子の話した時に俺だけ、教えてもらえなかったって、まさかぁ〜〜〜!?)
気まず過ぎて、風間は自分のポケットに隠した。
カエデ「(あれ〜?キーホルダーが無い!もしかして、どっかに落とした?)二人共!先に帰ってい〜よ。ちょっと、用事あるから!じゃあ?」
風間「あっ!つくし!俺も用事があるから。先に合宿所に戻ってろ?」
つくし「うん!じゃあ、先に帰ってるね〜。風間君。それじゃあ。」
一方、カエデは、来た道を戻り。
カエデ「無いっ!無いっ!どうしよう?どうしよっ!?どこに落っことして来ちゃったんだろう〜!?全然っ見つからないよ〜!」
風間(カエデ・・・。)
電柱に隠れながら、その様子を見ていた風間は、恥ずかしくて渡せなかった。
しかも、その後。カエデのメールの返信に風間は、答えなくなる。
カエデ(あれ?どうしてだろう?風間君?何か、無視される様な事言ったっけ?風間君・・・。)
一方、つくしと風間の方は。
つくし「ねぇ、風間君?何月何日は、カエデ君と三人で、遊ぼう〜。」
風間「!わ、悪い!その日は、女友達と遊ぶ約束あるから、パス!
二人で遊んで来てくれ。」
つくし「えっ?う、うん。(でも、何故か、この日から何度誘っても、風間君は、断り続けて。三人で会う事は、無くなっていった・・・・。)」
つくしとカエデの二人。
つくし「カエデ君。さ、最近って、風間君と話した?」
カエデ「いや。多分、あっちも忙しいんじゃないかなぁ〜??」
つくし(いや、普通の風間君なら、忙しくたってちゃんと、返信するはず。やっぱり、おかしい。)
次の日。つくしと風間。
つくし「ね〜?風間君。今日さぁ、カエデ君と遊っ・・・。」
風間「!今日も無理無理!用事入ってっから〜!じゃあ・・・。」
つくしは、風間の後を付けてみる事にした。
つくし(本当に会うのかな?あ!喫茶店に入って行く。じゃあ、本当に〜・・・・・。窓側の席だ。)
しかし、待てども待てども、誰も来ず。風間は、一人
コ〜ヒ〜を飲むだけ。
喫茶店の中。
つくし「風間君っ・・・!」
風間「!!つ、つくしっ!?」
つくし「嘘っ・・・付いてたんだっ!」
ポロポロとつくしの目からは、涙。
風間「分かった!分かった!ちゃんと言うからぁ〜〜〜〜!?お前にだけだぜ!?」
二人で椅子に座る。
風間「これ、カエデのポッケから、落ちたの拾って・・・・。裏に好きって、書いてあってさ?」
つくし(!って事は、バレちゃったんだ!?カエデ君の気持ちがっ!本人にっ!?)
風間「アイツの事、嫌いになっちまった訳じゃないんだよ。けど、気持ちを知ってから、恥ずかしくて、心の整理が追いつかないって言うか。
それから、返そうにも返せなくて・・・。頼むっ!つくし!?
お前が、アイツにこれ!渡してやってくれ!」
つくし「!わ、分かった!渡して置くよ!?風間君・・・。」
風間「アイツの大切な物だったらしいから、頼むよ。」
つくし「うん!」
風間(はぁ〜。俺って、最低だ。)
こうして、つくしは、次の日。
カエデの家に立ち寄る前に。さゆりに相談。
つくし「って、言う事があったんだ。さゆりちゃん。こういう時って、ど〜するのが、一番いいかな?」
さゆり「そうだね?難しいね。」
つくし「風間君も、カエデ君を嫌いになった訳じゃなくて。」
さゆり「嫌いになった訳じゃないなら、本人のメンタルの問題でもあるから、時間をもう少しかけた方が、いいんじゃないかな?」
カエデ「そ、そうだね!それがいいかな?ありがとう!」
つくしは、カエデの自宅にて。
つくし「カエデ君。これ・・拾ったから、はい。」
カエデ「え?つくし君が拾ってたの?けど、いつ?もし、早い時の段階で拾ったなら、その時に渡してくれてもいいのに・・・。」
つくし「(やっぱり、嘘はやめておこう。正直に言おう。風間君に嘘つけられて、傷ついたから。)これ、拾ったの、風間君なんだ。」
カエデ「えっ!?じゃあ、風間君がメールの返信しないのって。」
つくし「そう。気づいちゃったんだ。カエデ君の気持ちに。あ!でも、嫌いになった訳じゃ無いんだって。何か、心の整理がつかないだとかで。
時間が必要だと思う!待ってた方がいいかなって。」
カエデ「うん!ありがとう、つくし君!」
つくし「また、三人で遊べたらいいなぁ〜、前みたいに戻りたいよ!」
しかし、待てども待てども、風間からは、メールが来ず。
カエデは、ついにーーーー・・・。
【ピンポ〜ン】
関わらなくなってから、三週間も経っていた。
風間「(つくしかなぁ?)」
【ガチャ】
風間「!!カエデっ!?」
カエデ「ごめん、来ちゃった。待とうとは、思ったんだよ。思ったんだけど。どうせなら、会って話したいなって・・・・。」
風間「入れよ。」
風間の部屋に二人っきり。
終始、どちらも無言。
風間「・・・俺、今回の件含めて、気づいたんだ。」
カエデ「え?何に?」
風間「心底、自分がメンタル弱いんだって。前にさぁ、セイセキの試合があった時。俺の別居してる母さんが見に来た時。そん時に足ケガしてさぁ〜?」
カエデ「うん。」
風間「それをつくしに言うなよって言ったんだけど。アイツは・・・。」
回想
つくし「風間君は、足にケガをしてます。」
風間「!・・・正しい事したと思ってるんだけど、俺は、ゼッテェ〜許さねぇからな?」
回想終了。
風間「って、アイツにヒデェ〜事言っちまった。けど、つくしはさ?その後も、皆の為にって、必死でやってた。俺は、そん時にも自分のメンタルの弱さに・・・。
つくしは、メンタル強ぇ〜のに俺は、何してんだって。自分を自分で嫌いになりそうだった。今回もそう。
メンタル弱くて向き合えなかった。強かったら・・・っ。カエデを傷つけなかった。俺が弱いせいで傷つけて、ごめんっ!!カエデっ!」
風間は、号泣。
カエデも号泣。
カエデ「〜〜〜〜っっ。っと言っても、そんな弱い風間君を好きになったのも僕の方だから!それにメンタルの弱さだったら、僕だってあるよ。」
こうして、いつの間にか、仲直り出来た。
風間「つくしにもメール!メール!」
風間のメール『仲直りしたぜ?』
つくしのメール『か、風間君っ!?やったぁ!ヤッタァ〜〜〜〜!!』
仲も戻って、ある日。風間の家にカエデは、呼ばれた。
カエデ「風間君。お邪魔するね!」
風間「お〜う!あがれあがれ。何してく?ゲームしてく?それとも、怖いホラ〜系観る?」
カエデ「どれも!!」
訂正。
「正しい事したと思ってるんだけど」
じゃなくて
「正しい事したと思ってるんだろうけど」
です。
失礼します。
風間とカエデの二人が会う何時間前に、先に風間は、つくしと会っていた。
回想。
つくし「風間君、話って?」
風間「つくし、お前にだけは言うけど。俺、カエデが好きだ。」
つくし「えっ?って事は、二人は両思い!?じゃあ、カエデ君にも言って来よう〜!」
風間「馬鹿か、つくし〜〜〜〜!」
【ガシッ(風間がつくしの肩を掴む音)】
風間「カエデには言うな!他の皆にも言うな!考えてもみろ。俺が同性愛者ってバレたら、いられね〜だろ!セイセキに!」
つくし「あっ・・・。でも、もしもだよ?バレたら・・・どうするの?風間君。その時は、皆に・・・・バレたら。」
風間「そ〜だな?そん時は、俺・・・・セイセキ、サッカーやめようかな。」
つくし「えっ!?やめちゃうの!?風間君っ!そんなのやだよ!絶対言わないからっ!誰にも。だから、やめるなんて言わないで!?」
なんて言う話をしていた二人。カエデは、知ることも無く。
回想終了。
カエデ「アハハ!風間君、怖がり過ぎ!つくし君もビックリだよ〜。」
風間「お前がホラ〜、平気過ぎんだろ!?どんな、神経してんだ!?」
遊び疲れて、カエデは眠った。
カエデ「スピ〜スピ〜。」
風間(カエデ・・・。そ〜いえば、コイツも俺を好きなら、キスとかしてもい〜よな!?)
(ここから、BL注意)
【チュ(唇を重ねる音)】
カエデ「え?」
カエデは、目を覚ます。
カエデ「風間君っ!?今っ・・・キスし〜〜〜〜っ!?」
風間「ちょ、ちょっと、男同士のキスってど〜いうもんか、知りたくて・・・。」
カエデ「えっ?けど、風間君の恋愛対象って女性なんじゃ〜〜?」
風間「〜〜〜〜っ。言っちまうと、何か俺・・・お前の気持ちに気づいてから、意識する様になって・・・。それから、好きって気づいたって言うか〜〜〜〜。」
こうして、カエデと風間は、付き合う事になって、風間の家に同居する事になった。
当然、つくしは知っている。
しかし、風間は、合宿中の皆には・・・。
風間「俺、今、自宅でルームシェアしてる奴いるんだ。仲いい友人と!」
言わないで、ルームシェアの事実がバレるより、先に言っといた方が安全と思った。
しかし、この後。また、別のトラブルが・・・・。
その事をまだ、この時は、誰も知らない。
それは、合宿中のサウナに風間君が入っていた時。
風間「あちぃ〜。(そろそろ、もう、出るか。)」
【カチャ(サウナの扉を風間が開ける音)】
風間「!それ、俺の携帯っ!?お前っ!同じ一年のヤギゆうすけ!?何見て!?どこまでみた!」
ゆうすけ「すいませっ!待ち受けだけ、みてました。」
風間「お前っ!?人の勝手に見るなよなぁ〜!!」
ゆうすけ「すいません。つい、出来心で。」
風間「次やったら、ウブカタに言うからなっ!?」
ゆうすけ「はい!すみません!」
ゆうすけは、出て行った。
風間(本当に待ち受け、だけか?メールとか写メ見られたら、終わりだ・・・・。)
しかし、ゆうすけは、風間とつくし以外の合宿メンバーを呼び集めると・・・。
ゆうすけ「みちゃったんです!聞いて下さい!!風間君は、ど、同性愛者です!男の人と付き合ってます!本当ですっ!!」
メンバー1「ま、マジかよ。」
メンバー2「風間が?」
メンバー3「それって、ルームシェアしてるって言う奴?」
メンバー4「き、キモいな。さすがに・・・。」
メンバー5「同性の事、そういう目で見てたのか?」
メンバー6「不快過ぎる。」
それからだった。セイセキサッカーの試合の日。
つくし「あれ?何か、変だなぁ?皆、風間君にだけサッカーボールをパスしてない!?」
明らかに今までの様子と違う。つくしだけは、パスをするが・・・。
つくし「風間君パ〜ス!」
風間「お〜う!」
風間へのパスが、減った事で、この日セイセキは、ゴールを失い
負ける。
ウブカタ「ちょ!ちょっと!?何してんの?風間にちゃんとパスして!サッカーは、チームでやるものでしょ!?」
風間「・・・・・。」
それは、合宿中の食堂でも・・・。
風間が来ると皆、離れる。
風間(!明らかに俺、避けられてる。いじめ?まさか。今までいじめなんて?つくしなら、兎も角として。ないない。って事は、まさか?同性愛者の件がバレた?ありえる。そうか、アイツ・・・。一年のゆうすけ。やっぱ、見てやがったな。ちくしょ〜。)
つくし「風間君〜!一緒に食べよ〜?」
風間「つくし・・!おう!(コイツだけかぁ。今までと変わんね〜のは。)
ウブカタ(やっぱり、何っか変!?)」
しかし、ウブカタも周囲の様子に気づく。
ウブカタは、メンバーを呼び。
ウブカタ「ね〜?ちょっと!風間と何かあって、揉めた?喧嘩でもしてるなら、原因言ってよ!?」
【し〜〜〜ん】
誰も言わない。
ウブカタ(誰も何も言ってくれないかなら、分かんないじゃないっ!)
次の日。ウブカタを呼び出したのは、風間だ。話があると。
ウブカタ「たっ、退部届け!?理由はっ?」
風間「・・・あきちまったから、サッカー。元々さ、サッカーなんて好きじゃなかったんだよ。ま、所詮遊びって言うの?本気じゃないし!」
ウブカタ「ふ〜ん、遊び?飽きた?そう。だったら、さっさと辞めちゃえばっ!?」
風間「そ〜いう訳で、ウブカタ!皆の事、よろしく〜!」
笑顔を見せる風間。
ウブカタ「早く出てけっ!二度と来んなぁ!あんたなんかもう戻って来んなぁ〜〜〜〜!」
その二人の会話を部屋のドアの外で盗み聞きしている、つくし。
つくし(違う、違うよ。ウブカタさん!?その言葉、きっと本心じゃないよ!?風間君の。多分、風間君は・・・・。)
合宿所の外。
荷物をまとめて、出て行こうとする風間を後ろから、つくしが声をかける。
つくし「風間君っ!出て行かないでよ〜〜〜!?」
風間「!・・・・。」
風間は、足を止める。
つくし「一人で頑張れなんて〜〜!!」
風間「自分の事信じろっっ!?つくし!!その為に今の今まで頑張って来たんだろ!?俺がいなくたって、もう・・・つくしは十分、セイセキ引っ張れるぐらい、強いよ!だから、頑張れ。」
つくし「風間君っ・・・。」
風間「皆は、悪くねぇ。俺は、辞めたいから辞めるんだ。」
つくし「!」
つくしの目からは、ポロポロと涙が溢れる。
風間「悪人がいなくなれば、上手くいくんだろう?気にすんな。」
つくし「風間君っ・・・!?ぐすぐすっ・・。」
風間(そうだ。悪人は、一人で十分だ。俺だけでいい。皆、悪くない。好きだから、去るんだ。セイセキを。)
つくし「風間君〜〜〜〜〜っ!!」
風間(人間、誰かのせいにした方が楽だからな?自分が。)
これが、つくしと風間の別れになった。
風間は、カエデの住む自宅に戻る。
【ガチャ(自宅の扉を開ける)】
風間「ただいま〜。」
カエデ「おかえりっ!?風間君っ!」
風間「サッカー辞めて来た。」
カエデ「え?」
風間「多分、俺が同性愛者ってバレた。」
カエデ「!こっちのせい!?付き合ってたから。」
風間「ちげぇ〜って、辞めたくて辞めたんだ。俺は!・・・あれ?変だな?なのに、何で俺っ、泣いてんだ・・・・・?」
風間の目からは、次から次へと涙が溢れる。
カエデ「風間君っっ!」
【ギュウ(カエデが、風間を抱きしめる音)】
風間(涙が・・・止まらなかった。カエデはずっと、側にいてくれたーーーーー・・・・。)