ここの板では初になります!!
本格的に近いのをそろそろ書きたくなってきたんで
二次創作書くことに決めました!
感想とかは気軽にどうぞ!ただし、荒らしとか
暴言はお控え下さいっ!!
じゃ、さっそく書きたいと思います!
次の日。
多重人格中の延人・小学生のノト君(10歳)出てくる。
カイト「公園行って遊ぶー!!」
「ピョンピョン(ノト君が飛び回る音)」
キョウイチ「あ、ノト君ですか。今日は、公園はダメです。用事に付き合ってください。」
カイト「キョウイチのバーカ!カス!」
キョウイチ「・・・何言ってもムダですよ。」
カイト「どこ行くの?じゃあ〜。」
キョウイチ「デパートに買い物です。」
デパートにて、用事を済ませたその帰り
パフェ屋にて。
2人のキョリは、近くなっていく。
キョウイチ「はい、ノト君。あーーん。」
カイト「あーん、パク!(恥ずかしい)」
キョウイチ「これ、終わったら自宅に帰りますよ?ヨシタツさんに
バトンタッチです。俺は他にやるべき事があるんで。」
キョウイチには、とある目的がある。
この組織のリーダーになる事。
キョウイチ(その為には、ヨシタツさんに認められる必要がある。
それが、彼が愛してる延人さんを俺も大切にする事だ。)
パフェの帰り、車の中にて。
カイト「あれ?俺・・・今、ここにいんのか?何してたかの記憶ねー。」
キョウイチ「延人さん?ようやく、戻りましたか。話があるんですけど、俺達ー・・・付き合いません?アナタの事、ずっと支えたい。
俺だったら、それが可能です。」
カイト「(え?つ、付き合う??)
キョウイチ「言わせてもらいますけど、アナタの様なタイプ程
付き合う恋人は、能力低いタイプを選ぶべきじゃない。
何故なら、能力低い恋人を持つと、アナタが不幸になるからです。
俺は違う。」
カイト「!」
多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
カイト「大した、自信だよなぁー?まぁ〜、付き合うの自体
別に嫌じゃねーけどさ?父さん、ビックリすんだろ〜な。これ、知ったら。」
キョウイチ「そうでも無いです。延人さんは、元々
バイセクシャルじゃないですか。」
カイト「!(そ〜だったんだ。テツオさんからは、聞いてない内容だ。)そーだな!そ〜だったよな。」
>>801
ミス発見!
キョウイチの名前入力だけされてない箇所ある。
キョウイチ「多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
↑の本来この表記。
そんな2人の関係に、ヨシタツも気づく。
ヨシタツ「キョウイチ君っ!?君、延人の何なのかな?恋人関係に
なってない?」
キョウイチ「はい。俺達、付き合う事にしたんです。そーいう仲に
なって。」
ヨシタツ「君さぁ〜、延人の事は取らないで欲しいなぁ。」
キョウイチ「う、奪う気は無いです。もし、アナタが死んだ時に
組織のリーダーに俺を選んでくれたら、その時は延人さんを俺が守ります!それなら、いいでしょう?」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「ヨシタツさん自身が死んだ後、延人さんの件
不安かと。だったら、有能な俺が1番どーにか出来る!延人さんにも
苦労はさせない!組織で稼いだ金は、ちゃんと延人さんにも差し出す。」
ヨシタツ(延人を残して死んだ時?確かに延人を一人にするのは、不安はある。無いと言えば、嘘になる。
キョウイチ君の様にしっかりした人物に、その後は任せておきたい気持ちもあるがー。延人をいつかは残して、死ぬなんて・・・。)
一方で、カイトの方でも悩む。
カイト(生きてた頃の延人さんって、バイセクシャルで恋愛も恋多き
人だった。なら、もっと本人に近づかないと!?よし、考えた。組織の
とある年下の部下を誘うか。恋愛志向が変わってたら、周りに延人じゃないって勘付かれる。)
別の日。
カイト「おい!ナオヒト?お前、今日は俺が飯代をタダで奢ってやるから行かねー?」
ナオヒト「はい、延人さん!」
2人は、歩いて外へ。
ヨシタツから、延人の見張りを頼まれているキョウイチは、2人の後を
追う。
キョウイチ(延人さん?ナオヒトと、どこへーーー?)
ファミレスへと入った。
カイト「好きなの、頼めよ。」
ナオヒト「じゃあ、グラタン!」
キョウイチ(!・・・食事中?)
2人は、食事をしながら普通に昼食を済ます。
その後、ファミレスから出るとーーー。
カイト「なぁー?ナオヒト。この後、ホテル行かねー?」
ナオヒト「えっ!?ほ、ホテルですか!?それはちょっと・・。」
カイト「テメェー!断わんのかよ!?タダで飯を奢ってもらって?
そんな態度か??あぁ?」
ナオヒト「わっ分かり・・・ました。い、行きます・・・っ。」
キョウイチ「・・・・。(ホテル。まさか、延人さん。浮気してる?
俺と言う恋人がいるのに?こんな分かりやすく、浮気?まさか、
見せつけてる??)」
行為終わり後。
カイト「いーか?隠し撮りもしたから、これからも誘いに応じろ!じゃねーと、テメェーが損するんだよ。ま、礼の金は渡してやるから。」
ナオヒト「は、はい。」
ホテルから出てきた所で、キョウイチが現れる。
キョウイチ「延人さん・・・。家まで、送ります。」
カイト「お?あぁ、サンキュー。」
キョウイチ「あの、浮気してました?」
カイト「あ?それが何だよ・・・。言っとくけどなぁ〜、恋人は一人にするなんて、約束はしてねーよ!?
邪魔すんなら、別れる!」
キョウイチ「!」
カイト「別にい〜んだぜ?俺にとっては、絶対お前じゃ
なきゃいけねーって訳じゃね〜から!?」
キョウイチ「・・・・・。(こっちにとっては、延人さんである必要がある。別れたい訳じゃない。体目的の浮気ぐらいなら、目をつむろう。
別れるよりマシだ。そして、いつか組織のトップになる
んだ!ヨシタツさんに認められるまではーーー、頑張ろう。)」
本来のカイト自身なら、こんな恋のやり方はしないが
延人に成りすましてる身。
カイト「俺ってすげ〜モテんだろ?」
キョウイチ「・・・そーですね。」
ありのままの自分では、いられない。
偽り続ける。
それ以外でも、金をエサにして女達にもモテる。
キャバクラの女性達だ。(キャバクラのお店に来店中。)
カイト(凄いよなぁ〜。こーいう世界の人達って。
金をエサに女性もゲットしてる。こんな派手派手な世界、普通の俺ならあり得ない。金感覚が変になる。
金さえあれば何でも手に入ったよ。)
キャバクラの女性1「キャア〜!延人ぉ〜!会いたかったぁ!久しぶりぃー!?」
カイト「ひ、久しぶり・・・・。(誰?)」
キャバクラの女性1「ねー?何で今まで会いに来てくれなかったの?」
困った時は、多重の演技で誤魔化す。
カイト「どこー?ここぉ〜〜!!帰るー!」
「ピュウー(足早にカイトが店を出る音)」
キャバクラの女性1「え?延人!?どうしちゃったのー?」
キョウイチ「ノト君、帰りましょうね?
説明すると、延人さんはですね。多重人格になってしまったんですよ。だから、今まで通りの関わり方は出来なくなりました。」
キャバクラの女性1「えー?そうなの〜??そっか、だから、来なかったんだね。普通の延人なら、ここに来るもーん。」
こんな延人に失望して、離れていく女性もいる。
しかし、カイトにとってはその方が良かった。
(只今、ヨシタツの自宅にて。)
カイト(また、1から恋人を作んぞぉ〜!前の延人さんの彼女だと、別人って万が一、バレねーか怖すぎる!
その前に今日は、部屋で休もう。色々と疲れちまったなぁー。)
「バフッ(自分の部屋のベッドに仰向けになって倒れる音)」
その頃、キョウイチはヨシタツとリビングで
何やら話をしている。
キョウイチ「ヨシタツさん、延人さんの多重人格の件
なんですが、何事も原因ってあります。」
ヨシタツ「原因!?」
キョウイチ「原因無くして、今の結果は発生しません。
っと言う事は、延人さんにとって長期のストレスか、
強い突然のストレスによって、多重人格になったはず
です。心当たり、ありませんか?」
ヨシタツ「いや、延人との関係は、ストレスなんて
無かったと思うよ?悩んでいる様子なんて、少なくとも
こっちには、見せていなかった。
相談も無いし。」
キョウイチ「ヨシタツには、ストレスに見えてないだけ
で、本人はストレスを感じてた可能性ありますよね?
もし、親子関係に原因が無いなら、レイカの件か。
レイカとの仲もあまり良くなくて、元々金目的の付き合い
。ミッションを、果たす重圧はありました。」
ヨシタツ「延人の考え方なら、不満あれば口に出すタイプだと思うけどなぁ〜?
溜め込むタイプじゃないと思うんだ。ストレス溜めやすいのって、例えば大人しい子とか、気を使う子でしょ?
延人は、それじゃないよ。」
キョウイチ「だったら、あのレイカの家にいた時。メールの返信しなくなった時。アレを最後に、消えたから
やっぱりレイカとの関係が濃厚だと思います。
それが原因なら、鳥栖家の相手と関わらせるのやめましょう。」
ヨシタツ「そうだね、延人はやりたくなかったのかもしれない。」
カイト「俺が何だって?」
盗み聞きしていたのか、姿を表す。
カイト「(ここは、その話に乗っかろう。)なぁー?
もうレイカと関わんなくていーのかよ!だとしたら、
最高〜!マジであの女、ナマイキでムカつくかんな!?」
ヨシタツ「延人、ストレスになってたんだね!」
延人「つーか、もうミッションやらなくていーんだろ?
あの女の顔、見なくてスッキリするぜ!」
ヨシタツ「もちろんだよ!延人!良くなってくれるなら、その方が嬉しいよ!」
カイト「多重だとかって言われても、実感無くてさー。
記憶ねーんだよ。他人格の。」
キョウイチ「他の事なら、俺に任せて下さいよ。
延人さん。協力なら沢山しますから。ね?有能な俺がパートナーで良かったでしょー?この先も。」
カイト「あぁ。(・・・そろそろ、テツオさんの言っていたプランBに移るか。ここからが、本番だからなぁ。)」
そのプランBについては、テツオとカイト君の2人だけ
が知る。秘密の情報。
カイト(もう、騙しの演技も続けられねーからなぁ?
色々とーーー・・・。最初から、目的は騙し続ける事
じゃなく、この流れを、いずれはーーーー・・・。)
次の日。
第1アジトには、ヨシタツと延人を演じるカイトの
2人だけがいる。他メンバーは、第2アジトで詐欺の
仕事中だ。
カイト「・・・父さん、俺さ・・・本当は、延人じゃないんだ。」
ヨシタツ「えっ!?何・・・言ってるの??」
カイト「・・・別人で、目的はあんたらの所の組を潰す事。元々、別のグループのメンバーなんだ。
あ、どこのグループかは教えないぜ?
中でも、顔があんたの息子の延人に似てて、そんで
延人に成りすまして近づいた。
本物の延人は、俺等のグループに監禁されている。」
ヨシタツ「・・っ監禁!?延人を返してほしい!金ならあげるからっ!君の欲しいぐらいの金ならっ!
5000万でも用意するから!?そっちの組織を裏切って欲しいっ!!」
カイト「だから、目的は金じゃねーって言ったろ?
それに俺は、組織を裏切るつもりもねーんだよ。
こっちの言う事を聞けっ!い〜か?命令に逆らうなら、
延人は始末する!しかも、残忍な方法でだ。
指を一本ニ本、骨折させたり。指の爪剥がしたり、散々痛めつける!」
ヨシタツ「そんな、酷い方法でっ!?(延人っ・・・)
一つ聞いていい?断わったら、延人だけ?殺されるのは。」
カイト「ちげ〜よ。この話を知ったテメェも始末するし、別のプランBで、いずれは組織を潰す予定だ!
プランAなら、延人だけは助けてやる。
プランBは、テメェも延人も死ぬんだよ!分かったか!?」
ヨシタツ(延人が死ぬプランBよりは、延人が助かるプランAがいい。それにしても、どこのライバル組織だろう・・・?思い当たる組織が多くて絞れない。)
カイト「あんたがーーー、話が分かる相手で良かったよ。ヨシタツさん。(よし、上手くいった。テツオさんに言われてた通りの流れだ!)
いいか?他の奴らには、言うなよ?俺の事を殺そうとしても、携帯でメンバーとやり取りしていて、いつでもあんたとの会話も、あっちに聞こえてっから?」
ヨシタツ「わ、分かった・・・。」
カイト「あんたが、裏切ったらノブトを始末する様にってルールを、共有してんだ。」
ヨシタツ「わ、私はーーーー・・・?どうすればいーの。主に??」
カイト「そーだなぁ?今から言う通りの行動を取ってもらう!」
次の日。
ヨシタツに呼ばれて、部下達が集結。
ヨシタツ「皆?ボス命令だよ。いい?何日置きに外国の方のアジトに行って、詐欺仕事してもらう予定だから!
行く時の用意しといてね!?」
キョウイチ「ヨシタツさん、俺も行く事なります?」
ヨシタツ「いいや?君には・・・ノブトの世話をして
置いて欲しいから、君だけ残って欲しい。
残りの皆は、外国に!」
ヨシタツ「でも、行く時は1日一人ずつとかだよ?
警察官も最近は、色々とそーいう事件にうるさいし、
少しでも怪しまれにくい様にしないと。
多めより、個人にした方がいいと思うんだ。よろしく。」
カイトは、ヨシタツが変な行動をしないか常に側にいた。
カイト「さみしくなんなぁ?キョウイチだけとか。
ま、仕事だからしゃーねぇか?」
キョウイチは、まだ気づく事も無く・・・。
ヨシタツ「キョウイチ君、これからスーパーに買い物
して来て!?」
キョウイチ「分かりました。」
他のメンバー達は、アジト2で詐欺の仕事中。
外国に行く、タツヤと言う部下だけが残る。
カイト「いいか!!多く掘るんだ!」
その前に夜、アジト1の外の森の土を、2人でシャベルで
掘っていた。
カイト「よし、こんぐらいあれば十分だ。
いいか?明日、タツヤを始末しろ。俺も一緒にいる。
もし、タツヤが反撃してきても、俺が銃で始末する!」
地面にシャベルで大きな穴を掘ったヨシタツ。
そして、昼頃になりキョウイチには、買い物へ行く様に
指示。今、アジトにいるのは、ヨシタツとカイトと
タツヤの3人。
ヨシタツ「タツヤ君、外国行く前にちょっといいかな?
話がある。」
タツヤ「はい?」
カイト「俺も行く!!」
3人は、外へと出る。
タツヤ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「あ、それは・・・。」
カイト「いい、俺から言う。(タツヤが俺の方向見てる内に撃て!)」
タツヤ「?ノブトさんの話って?」
「スッ(ヨシタツが服から、隠してた銃を取り出す音)」
そして、ついに。
「バァ〜〜〜ン!(タツヤを銃で撃った音)」
タツヤ「う・・ううっ、ヨシタツさん・・・何・・で。」
地面に倒れ込んだタツヤは、息はまだあった。
ヨシタツ(撃ってしまった相手をっ!?私が殺しをっ!?)
カイト「よし、よくやった。穴にコイツ・・運んで埋めるぜ。」
タツヤは、動かなくなった。息もしていない。
カイト「せぇ〜の!」
「ドサッ(ヨシタツとカイトでタツヤを穴に放り投げた音)」
少し、見えにくくする為に土を被せるが・・・。
カイト「その辺でいい。まだ、明日も始末するから。
もうちょい、横の穴を広くしとくぜ?」
ヨシタツ「分かった・・・。」
カイト「夜にな?今はいい。キョウイチが帰って来るから。所で、1日に2人始末しねーか?」
ヨシタツ「えっ!?殺したのなんて、今が初めてで
一気に2人も!?」
カイト「殺しなんて、慣れてくれば余裕だ。やり続けてる内に普通になる。」
ヨシタツ「そんなものかな?」
カイト「・・・。キョウイチ達には、相手の部下が
仲いいから、どうしても「2人で行きたい」って言ってきたから、許可したって伝えときゃいい。
まぁ、他に良い提案あれば、そっちに変えるけど。
だから、次は2人だ。後ーー・・俺が注目させてる時に
2人を後ろから、撃て!」
ヨシタツ「私が・・・2人を?分かった。」
カイト「そーすれば、他の仲いいメンバーも「2人で行きたい奴」は、自分から言ってくんだろー?」
しかし、これもカイト君の演技だ。
心の中では彼もショックを受けている。
カイト(マジでキツイ。早く、終わらせたいーーーー。)
キョウイチが、買い物からアジトに戻る。
キョウイチ「・・・あれ?タツヤはーーーー?」
カイト「出てった。空港に行ったぜ?まぁ、そろそろ時間だったしなぁ。」
ヨシタツ「スーツケースも、持って行ったよ。荷物も無い。」
カイト「それよか、早く昼飯食いてー。腹空いた。」
キョウイチ「ランチにしますか。作ります。
3人分ですね。」
ヨシタツ「いつも、助かるよ。キョウイチ君。今日もよろしく。君の料理は、最高!」
キョウイチ「俺の・・・死んだ父さんが、料理を作るの
得意だったんです。それで俺も食堂に憧れてて。」
カイト「へぇ〜、そーだったんか。」
キョウイチ「あれ?ノブトさんには、前に話してませんでしたか。」
カイト「オ〜ナァ〜カ!?空いたぁー!早く作ってー!」早くぅ〜!?
キョウイチ「あ、ノト君ですね?分かりました。すぐに
作りますから。だから、大人しくテレビでも観てて下さいね?」
ヨシタツ「ノト君、こっちだよ〜。一緒に観ようね?テレビ。」
カイト「うん・・・。」
キョウイチ「ヨシタツさん、ノト君の事をよろしくお願いします。」
テレビの近くのソファーにヨシタツとカイトで
腰掛けている時。
「ピロリン(タツヤの携帯に、メールを受信した音)」
ヨシタツ「!(タツヤ君の携帯のメール音?)」
カイト「誰からだ?」
ヨシタツ「送信相手は、キョウイチ君!?」
カイト「何って送ってきた?」
とっさにカイトは、テレビのボリューム音をあげる。
ヨシタツ「・・・「今どの辺にいる。もう着いたか?」って。
カイト「いいか?タツヤに成りすまして返せ。」
ヨシタツ「わ、分かった。」
カイト「今までのメール文を真似て、だぜ?」
ヨシタツ「「もう少しで着く所。コッチ忙しくなるんでまた、後で!」っと。」
カイト「・・・・・。」
台所にいたキョウイチは。
キョウイチ(そろそろ、着くか。
さて、もう少しで3人分は完成だ。皿を出す用意をするか。)
テーブルへと、場所を移して皿に入れた料理を置く。
キョウイチ「ヨシタツさん。完成しました。ロールキャベツです。」
カイト「なぁ〜?キョウイチぃ、食べさせろー!」
キョウイチ「自分で食べて下さいよ。ノト君、たまには。」
カイト「ちっ!」
ヨシタツ「美味しいよ!いや〜、キョウイチ君の作るご飯は、本っ当に美味しいね。」
キョウイチ「嬉しいです!・・・俺がノブトさんの恋人なら、毎日2人の為に作りますよ。苦じゃないです。」
その後、料理を食べ終わり
ノト君は、ベッドで眠りにつく。
キョウイチ「ノト君・・・?布団、かけますよ。」
カイト「ん〜むにゃむゃ。」
次の日。
ヨシタツは、メールにて部下のフキとロジには、
アジトに残る様に伝える。キョウイチもいる。
ヨシタツ「今日も、昼ご飯の買い物をよろしく〜。キョウイチ君。」
キョウイチ「はい!」
他のそれ以外の部下は、別アジトで詐欺の仕事中。
その間、フキとロジを外に連れ出す。
フキ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「・・・。」
カイト「俺から言う!皆コッチに注目!」
2人の視線をカイトに向けさせて、その後ろから
ヨシタツは、銃を取り出し・・・
「バァ〜ンバァン!(ヨシタツが銃で、フキとロジを背後から撃つ音)」
カイト「上出来だ。大分、始末するのも慣れてきたんじゃねー?」
ヨシタツ「・・・そ、そーだね。これが終われば、ノブトは助かるんだね!?
所で、本当に約束は守ってくれるんだよねー?こっちが死んだ後、ノブトも始末するとかじゃぁ〜?」
カイト「安心しろよ!ちゃんと守るって!!さすがにノブト一人じゃあ、組を再開出来ねーって。
そんな奴、最初から敵だとも思ってねー!始末する価値ねーんだよ。」
ヨシタツ「そ、そう〜。じゃあ、価値のない相手は
始末しないんだ?(価値のある人物だけ、始末して置きたいのか。ノブトも能力を低く見られたもんだ。)」
カイト「それと、フキとロジに成りすまして、キョウイチにメールを送れ!「俺等の頼みでヨシタツさんにお願いして、2人で外国のアジトに行く事になった。」って。
「了解されて、今空港に向かってる」ってな?」
ヨシタツ「分かった。」
カイト「ちゃんと、送ったかどーか、内容は見せろよ?
隠れて、違う内容を送るのはダメだぜ?」
買い物中のキョウイチの元に、メールが届く。
キョウイチ「ん?2人で向かう様に頼んでOKもらえた?もう空港に行ってる所、か。(大体、出発の時間は昼一時。そのタイミングだなーーーー。)」
その日の夜・アジトにて7時。
ヨシタツ「ん?電話だ!フキ君の携帯に、キョウイチ君から!!」
カイト「アイツ・・・たまたま、話してぇ事でもあんのか?」
ヨシタツ「どっどっ、どうしよう!?さすがに声真似までは、出来ないっ!!」
カイト「そのまま出んな!今、詐欺の仕事中で忙しい。用件あるなら、メールでお願いです!ってそう返しとけ!
メールで。」
キョウイチ「!(今は忙しい、か。真面目に仕事してる証拠か?あれから、タツヤもメールでは忙しくなるから、電話よりメールでって、返ってきて詐欺の仕事をしてる
様子だったからな。)」
次の日。
この似た様なペースで、次から次へと部下は始末され続けた。
一ヶ月で、61人も死んだ。
その度に外国のアジトに、送り込んだ事にしていて、
ついにはメンバーは、キョウイチ一人になる。
キョウイチ「メンバーは、俺一人だけになってます。
ヨシタツさん、大体・・・いつになったらメンバーを
こっちに戻す予定ですか?」
ヨシタツ「かなりの大金、詐欺で稼いでもらったら
だね。売り上げは、多い方がいいよ。うん。
皆で、分けるんだ。多い方がいいよねぇ?そー思わない??」
キョウイチ「・・・得ですよ。」
カイト「キョウ〜、何やってるのー?オナカ空いたぁ〜。」
キョウイチ「あ!ノト君。分かりました。今、作ります。」
カイト「早く作ってー!早くぅ〜〜!!」
キョウイチ「今日は、何がいいですか?」
カイト「カレー。」
キョウイチ「カレーライスですね。分かりました。」
カイト「キョウ〜が作るメシってうめぇ〜。もっと食べたい!」
キョウイチ「いいですよ。」
カイト(・・・そろそろ、もうキョウイチでピリオドか。長くて短い様な〜もう、偽りのノブト人生も終わりだ。
早く、カイトとしての人生に戻りたいな。もう少しなんだ、後。
俺としては、あんたら2人に恨みなんて無い。テツオさんに頼まれて、役目を果たしてるだけ。)
ヨシタツ「キョウイチ君。話があるから、ご飯食べたら外でいい〜?」
キョウイチ「はい?」
カイト(・・・これで、最後だ。)
最後の晩餐だ。
カイト「ぱくぱく。うめぇ〜。」
ヨシタツ「美味しそう。どれどれ、パク。」
カイト「あ・・・あれ?何だ?ねみぃ・・ま、まさかっ!?」
キョウイチ「・・・・・・。」
カイト(キョ、キョウイチ!?)
ヨシタツ「何か、眠い様なぁ〜・・・。」
次に2人が目を覚ますと、ロープで体を縛られていた。
カイト「!?キョーウ!?」
ヨシタツ「何でこんな事っ!?」
キョウイチ「知りたいのは、こっちの方ですよ!?ヨシタツさん!!
ノブトさん、2人してどうして部下を裏切るんですか!?」
カイト「え?バレてる。何で・・・いつから?」
キョウイチ「・・・2人には、内緒にしてたんですが。俺は信じられない部下は、裏切るんじゃないかってこっそりと、携帯を使ってよく
会話を盗聴してたんです。知ってます?盗聴って携帯からも、出来るん
ですよ。」
カイト(って事は、あーーーー!!)
キョウイチ「たまたま、とある部下の携帯を盗聴して、聞いていたら
2人の犯行を知ってしまって・・・。」
カイト(ダメだ!誤魔化しが効かねー。)
ヨシタツ「(あれ?本当の事を言ったら、人質のノブトは始末される?)何も言えない。」
カイト「・・・トス テツオに頼まれて、俺はノブトに成りすまして
後でヨシタツにだけバラして、部下を全員始末したら、部下殺しの犯人であるヨシタツに、自死してもらう予定だった。
これが終われば、俺は元の自分で生きれるんだ。だからーーーー。」
ヨシタツ「えっ!?ど〜いう事ぉ!?こっちが聞いた内容と違う!」
カイト「嘘だって。」
ヨシタツ「!」
カイト「本当は、ノブトさんはテツオさんが始末した。もう、死んでんだよ。ノブトは、生きてない。」
ヨシタツ「って事は、最初っからハメて、部下を始末させて
ノブトの死を隠すつもりだったんだね?よくもっよくもっ息子のノブトをーーーーっ!!?」
カイト「・・・・・っ。」
ヨシタツ「トス テツオ!許せないっ!家族皆殺しだぁーーーーっ!!
キョウイチ君、このロープを解いてっ!?テツオ一家に復讐をーーー!」
キョウイチ「・・・もう、いいじゃないですか。ヨシタツさん・・・。」
ヨシタツ「・・・・え?」
「スッバァン!(隠し持っていた銃をキョウイチが、ヨシタツに撃つ音)」
カイト「えっ!?」
キョウイチ「俺とあなたの2人だけで、どうすれっていうんだ。
俺達の負けだ。あなたは、可哀想な人だ。
ヨシタツさん、ノブトさんの元に行ってあげて下さい。一人で淋しいと
思うんで・・・。」
ヨシタツ「の・・・ぶと。キョウ・・イチ君、あ・・・りが・・とう。」
ヨシタツは、息を引き取った。
カイト「何でっ!?味方じゃなかったのかよ!?(コイツっやべぇ〜!俺も始末されるーーーーっ!)」
「バタバタ(カイトが体を、バタつかせる音)」
キョウイチ「・・・あなたの事は、始末しません。元々俺は、普通の人間だ。最初から悪人じゃない。」
カイト「え・・・・??」
キョウイチ「俺の父さんは元々、食堂やってたタダの父親。その父親を死なせたのは、悪人だ。それ以来、正義は力が全て。そう思ってた。
だけど、トス テツオは力じゃなくて、頭で勝とうとした。
初めてだ。そんな男。諦めてた、俺の心に最後の光をくれた。どこかで本当は、俺自身望んでた。父を死なせた悪人への復讐を。
後の事は、任せろ。」
カイト「任せろって・・・どーするつもりなんだよ!?」
キョウイチ「いーから、ここから逃げろ。そして二度と戻って来るな。
分かったな?」
カイト「あぁ・・・。(そっか、コイツの親って悪人によって
死んでたんだな。なのに表面的にだけ、悪の味方してたって事か?
複雑だ。)」
キョウイチの言葉通り、カイトは外へと出ていった。
キョウイチ「さてーー、残りの後始末。俺がやるか。」
ヨシタツの死体には、灯油をばら撒き、家全体も灯油をばら撒いた。
「ボワァ〜〜〜〜(アジトに、炎が舞い上がる音)」
そして、キョウイチは火を点けて外へと出る。
キョウイチは、死ぬ前に紙に遺書を書き残す。
そして、遺書を自分の側に置いたまま、銃を自身のこめかみに向ける。
キョウイチ「カイト君・・・。後は、よろしく頼みます。
俺は、死んだ父親の元へ行ってくる。父さんーーーー・・・。」
カイト「(ま、まさか!?キョウイチ!?)」
その様子をアジトから、少し離れた木に隠れて見るカイト。
「バァ〜〜〜ン(キョウイチが銃を自分に撃つ音)」
カイト「ヨシタツも死んで、キョウイチも・・・死んだ。
俺が殺した訳じゃないーーー、だけど。何で素直に喜べないんだろう。
もし、悪人側にいなければ、この2人はきっと幸せだったんじゃあ?」
こうして、ヨシタツとキョウイチが死にその後、アジト1は、警察に
調べられる。
燃えた中から、ヨシタツの遺体。
林からは、部下達の遺体。外には、キョウイチの遺体だ。
ヨシタツを撃った犯人は、キョウイチでクロ。
部下の死に関しては、ヨシタツ所有の銃なのでヨシタツがクロ。
遺書には、こう書かれていた。
キョウイチの遺書「全ては、ノブトさんがいなくなった事から
始まった。ヨシタツさんは、ノブトが見つからない事で精神的におかしくなって、部下に疑いの目を向けて、次から次へと銃で脅して部下を
死なせ始めた。俺は、他の部下の携帯を盗聴する事で、未然に
ヨシタツさんの犯行に気づけた。だから、最後にヨシタツさんを
俺の手で死なす事にした。けど、もう全て終わりだ。人殺しになった
未来に希望は無い。だから、自分もこの世を去る。
母さんは、何もこの事は知らない。さようなら。」
加害者が既に死亡すると言う、異例の事件で終わる。
テツオも、たまたま歌仙とレイカの3人で、テレビに流れる事件を
観ている。
テツオ「あれっ!?この人物ってキョウイチ君とヨシタツ。このヨシタツってまさか、ノブトのーー!?」
レイカ「本当だぁ〜〜!息子の尚、ノブトについては
行方知れずとか言ってるぅー!!」
歌仙「テツオさん!?カイト君きっと、上手くやってくれたのね!」
テツオ(あれ?けど、これ・・・カイト君に頼んだやり方じゃないぞ?
もしかして、変えざる終えない流れなってたか?
彼自身も無事だと良いが。頼むっ!逃げ切ってくれ!?)
一方で、カイト君に関する証拠は、キョウイチが死ぬ前に上手く隠していて、警察もその事実に気づく事は無かった。
そして、その後のカイト君はと言うとーーーーーー・・・。
マネージャー「カイト君っ!?今日のドラマの役をよろしくね!」
カイト「あっ、マネージャー。今行きます!」
彼の夢だった、ドラマの仕事をしている。
テツオ達はと言うと・・・。
テツオ「レイカー?カイト君が出るドラマ、始まったよ?」
レイカ「待ってー?今行くぅ〜!!」
歌仙「3人で観ましょう!」
END
因みにキョウイチがヨシタツを銃で死なせていない場合は、
ロープを解かれたヨシタツが、まずノブトを守れなかった罪だとかで
キョウイチを撃つ。そして、テツオに加担した罪でカイト君も撃つ。
その後は、トス家に復讐するべく
テツオが朝の仕事へ行く時間を狙って、出てきた所を
袖で隠した銃をテツオに向けて、「騒ぐな。言う通りにしないと撃つ。
家の中に入れ。」
っと脅して、トス家の中に侵入した後、歌仙とレイカも1箇所に
集めさせて、カイト君の件やノブトが殺された件も知ってる
と説明して、4人でしばらく会話を交わすが
ヨシタツの目的は、「復讐だ」と言い3人をその場で射殺。
最後は、ヨシタツも自分を撃って倒れる。
っという流れの完全バッドエンディングになってた。
引き続きも、マイホームヒーローの設定を変えたまた
違うカイト君ヴァージョンになります。
登場人物紹介
@トス テツオ
Aトス レイカ
Bトス 歌仙
C麻取 ヨシタツ
D麻取 ノブト
Eキョウイチ
Fカイト(オリキャラ)ノブトの替玉役をする。
Gしずく(オリキャラ)カイト君の高校の同級生
H麻取の部下達
注意点・原作には無い親子間BLあり。苦手な方は、
読まない様に。
では、始めます。
マイホームヒーロー・〜カイトヴァージョン〜
キョウイチ「いいか・・・?後、一週間過ぎても、ノブトさんが
見つからなかったら、お前ら家族を皆殺しにする。分かったな?
その間だけ、手を組む。」
キョウイチとテツオ。2人がいるのは薄暗い、建物の中。
テツオ「(どうして、こうなってしまったんだろう?全てはあの日から、始まった。)分かりました・・・。(娘のレイカが付き合ってるノブト君を、死なせてからだ。
そのノブト君が、闇組織側の息子さんで・・・)」
回想
ノブト「クソっ!あのレイカぁ!?死なす!始末してやる!」
テツオ(!れ、レイカを死なすっ!?)
たまたま、レイカの家の部屋のクローゼットに隠れていた私はーー・・・
レイカを守る為に、ノブト君をこの時死なせてしまった。
「パタッ(ノブトが血を流して、床に倒れる音)」
回想終了。
そして、今この組織の男・キョウイチに私は、ノブトの件で疑われている。何としてでも、疑いを逸らさないとっ!!
家族皆、死んでしまうかもしれないっ!
この残りの一週間、全てを賭けよう。
キョウイチ「ちゃんと、携帯は手元に持って、いつでもこっちの
連絡は、受け取る様にしろ!」
テツオ「はい。」
その後、場所は代わり、テツオの自宅。
家には、妻の歌仙と娘のレイカ達が待っている。
テツオが、部屋の中に入ると。
レイカ「父さんっ!?ど〜したのその頭っ!!」
歌仙「貴方っ!?」
テツオ「ちょっと〜転んじゃって。(よし、後はホワイトボードで
言葉を書いて、伝えよう。)」
妻の歌仙とレイカにも、既にノブトを死なせた件は、伝えている。
ホワイトボードの内容を見た2人は。
歌仙「(組織の連中にやられた!?)」
レイカ(パパっごめん!)
一度前に、この家から盗聴器を見つけてからは、盗聴の恐怖に怯え
それ以降、ホワイトボードでの会話になった。
ホワイトボードに更に追加して《私の携帯も、盗聴されている。》
テツオ(聞かれたくない内容は、こっち。)
ホワイトボード《頼む!レイカ?今から、私の言う通りの行動を、起こしてくれ!》
レイカ(分かった!元はと言えば、私のせいだしなぁ〜。)
次の日、1日目。ここは、レイカの部屋。
レイカ「(えっと、まずはコレ〜!)」
レイカは、自身のスマホのネットにて。
ネット投稿内容《個人のムービーに、出てくれる役者さん募集!
主に、このイラストの主人公に、顔が似てる人。
出演してくれる人には、高い金を支払うよ!》
そのイラストは、ノブトの顔に似ている。
レイカの投稿内容に、心惹かれたのがノブトに顔が似ている
役者を目指して、頑張っているカイト君だった。
カイト(ギャラ高めかぁ〜。悪い話じゃないな。役者の仕事を目指してる
ものの、両親には迷惑かけてる。高めのギャラ貰えんなら、やりたい!
母さんにも渡せる。)
カイト以外にも、ノブトに顔が似ている10名ぐらいが応募してきた。
待ち合わせ場所は、レイカの家の近くにあるカラオケ店。
レイカ「ごめんねー。こんな場所で、オーディションして。
もっと、更に1名に絞りたくて。」
レイカは、その10名を自分の知る、カラオケ店に呼び集めた。
そこで、背も血液型も顔もソックリな、カイト君が選ばれる。
レイカ(声とか、歩き方は似てないけど、10名の中ならダントツ!
見た目なんか、双子!)
二日目、レイカは自宅にカイトを呼んだ。
ホワイトボードで会話中。
レイカのホワイトボード《パパ、見て!カイト君って人に決まったよ!》
カイト「どうも。」
テツオのホワイトボード《よくやった!レイカ!ノブトにソックリだ!》
テツオ「レイカの友達なんだって?よろしく、寛いでいって。」
カイト「はい。」
テツオは、キョウイチに怪しまれない様に、嘘の情報を伝える。
すぐにリビングの方に行って、レイカとカイト君とは距離を取る。
歌仙「レイカちゃんも、男友達が出来る年頃になったのね。」
テツオ「邪魔したら、悪いからそっとして置こう。」
歌仙「そうしましょう。」
レイカは、自分の部屋にカイトを招きいれる。
ホワイトボードで、更に会話は続く。
レイカのホワイトボード《ここで、カイト君に頼みがあるんだ。
この、オーディションって本当は、嘘なの。》
カイト(え?嘘?)
レイカのホワイトボード《うん、本当はね、カイト君には
ノブトって人を、演じて欲しいの。ノブトって人に、成りすまして生きて
欲しいの!》
カイト(何で?その、ノブトって誰だ??)
レイカのホワイトボード《ノブトは、付き合ってた彼氏なんだけど
ある日、消えちゃって。そのせいで、私の親が彼氏の組織から
疑われて、家族3人今、ピンチなの!
ノブトが現れてくれないと、最悪「始末」って状態なの!》
カイト(!始末?)
レイカのホワイトボード《警察じゃあ、助けてくれそーに無いし
もし、カイト君がノブトに成りすましてくれたら、その分のギャラは
毎月35万、振り込むから!だから、お願いっ!》
カイト(35万・・・。普通に役者の仕事しても、俺だとそんなに
貰えない。)
カイトは、手をグーにして承諾した。
三日目。
レイカは、カイトと外で会っては、延人の情報を伝えて
色々とレクチャーする。
レイカ「延人の歩き方はねー、こう!」
カイト「特徴的ですね・・・。」
レイカ「後〜、カイト君の声より、延人の声はもうちょっと太め!待って、延人の声を携帯で、撮って置いてるの。この声!」
カイト「!勉強になる・・・。」
カイトは、小さい頃からキャラに成りきるのが
好きな子だった。
カイト「役に成りきるのも、声を真似るのも得意です!」
レイカのお陰で、カイトは延人に完全に、似てくる。
レイカ「延人がよく好んでた服も、カイト君にプレゼント!最後、いなくなった時に、着てた服だよ!」
カイト「ありがとうございます!髪型は、どうしますか?」
レイカ「そーだね!延人に近づけよっか?」
カイト「はい!」
そして、完成したのがーーーーー・・・。
レイカ「いいね、いいね!完っ全に延人!?」
そして、四日目。
カイトは、自分の自宅を訪れると、親に嘘をつく。
カイト「母さんっごめん!友人の借金を背負わされちゃった!迷惑かけたくないから、このまま逃げて、消える!
本当っごめんっ!」
カイト母「借金!?どれくらいの?」
カイト「ご、5000万。」
カイト母「そんなにっ!?」
カイト「母さんには、迷惑かけたくないから、俺が逃げたって事にしておいて!」
カイト母「いつ、戻るかも分からないの?」
カイト「今は、分からないっ!ごめん!もう行くからっ!」
カイト母「カイトっ!?カイトーーーーーっ!!」
延人になって生きる為、何もかもを捨てないと
いけなかった。
カイト(後は、友人か。)
メールでも、母に話した内容と同じのを送る。
中には、心配してくれて「金貸そうか?」の声を
くれる者もいた。
カイト(ありがとう!皆。こんなに優しい友人に囲まれて、幸せだなぁ〜。でも、延人になって生きるには、
もう、いない事にしないといけないんだ。
だから、もう・・・。)
そして、五日目。
ここは、ヨシタツの自宅。
家の前には、組織側の待機組と呼ばれる面々が
車の中で見張っている。
部下1「ん?あれ・・・延人さんじゃないっスか?」
部下2「本っ当!延人さんっ!?」
部下1「でも、何かウロウロしてて、変じゃないっスかね〜?」
待機組とは、分かりやすく言うと、ヨシタツの身の安全を見張る係りの事。
部下1「とりあえず、家の中にいる麻取さんに
メールだ!」
メールの内容「ノブトさん、家の前でウロウロしてるっスよ。あ、今チャイムを鳴らしてます。」
「ピンポ〜ン(麻取の家の、チャイムが鳴る音)」
メールの返信「本当にノブト?今、外に出る。」
「カチャ(ヨシタツが玄関のドアを開ける音)」
ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「と、父さん。」
ヨシタツ「!その声、その顔!?のっノブトだ!!
ノブトォ〜〜〜〜〜〜!」
中へと、招き入れる事に。
リビングのテーブルと、椅子の所で話し合い。
ヨシタツ「ノブト、けど何で?消えてたの?」
電話もメールも、どうして返信してくれなかったの?」
カイト「・・・・記憶、失くしてた。」
ヨシタツ「えっ!?それって、記憶喪失っ??」
カイト「何も分からなくてなってて、自分が誰なのかも。何処に、住んでたのかも。」
「ガチャ(ヨシタツの玄関が開く音)」
キョウイチ「麻取さんっ、今戻りました!」
ヨシタツ「キョウイチ君、お疲れ。」
キョウイチ「ノブトさんが、戻って来たって話は、本当ですか!?怪しいのは、あの鳥栖家だと思ってたんですが。」
ヨシタツ「あ〜、もう。その件は、いいよ〜。だって、ノブトは戻って来たから。」
カイト(ノブト)が話した、内容はこうだ。
いきなり、記憶が失くなっていて。(レイカと同棲してる家にて。)
カイト「あれ、俺誰だっけ?ここ、どこだっ!?他人の
家っ?俺の家じゃないなら、他人の?やばいっ!早くここから、出ないとっ!
よくよく、見たら女住んでそうな部屋じゃねーか!?とりあえず、外に出っ・・・!(いや、待てよ?俺がここの住人じゃねーなら、そのまま表から出るのは、マズイか。窓からだ!)」
彼は、窓から外に出る。
見張っていたキョウイチからは、その窓は見えない場所にある。
外に出たノブトは、しばらく歩いてると、携帯と財布に気づく。
カイト「はっ!あれ?俺、携帯持ってる?だけど、誰のだ?まさかっ!?さっきの部屋の女の?俺が盗んだみてーじゃん!やべっ!警察に捕まる!?」
身に覚えが無かった為、他人のだと思い込み、川に捨てた。
カイト「捕まんのだけは、勘弁だぜ〜。」
「ドボン(携帯を、川に投げ捨てる音)」
その時に、財布から現金だけを抜き取って、財布だけ川に捨てた。
カイト「もしかして、俺・・・他人の女の部屋に、盗み目的で入ってたのかー?マジでヤベ〜所だった。」
どこが、家なのか?分からないまま、彷徨いながら
ホームレス状態。
財布から、抜き取った金で、空腹を満たす。
それから、五日目。
少し、記憶が戻る。
カイト「思い出したっ!俺は、麻取ノブトだ!!
で、後・・・父さんは、ヨシタツだ!顔も分かる。
住所も、思い出した!よし、記憶頼りに行ってみるか。」
回想終了。
カイト「それで、ウロウロしつつも、戻って来たんだ。」
キョウイチ「って事は、ノブトさん?もしかして、レイカの件も、忘れてます?」
カイト「!れ、レイカ?誰だ、その女・・・。」
キョウイチ「・・・覚えてませんか。(レイカの件を、覚えていないなら、計画は、台無し。レイカから、金取る件も潰れた。)」
カイト「てか、あんたらがまず、誰だよっ!?」
キョウイチ「覚えてないんでしたねー。ノブトさん?
初めまして、キョウイチです。
麻取さん、ノブトさんを病院で診てもらった方がいいんじゃないでしょうか?」
カイト「!何でっ!?別にどこも痛い訳じゃねーし!
ホームレス生活で、疲れてるし!?それに、行った所で記憶は、戻る訳じゃねーんだろ!?」
キョウイチ「確かにそーですが、どこか悪くしてないかだけでも・・・。」
カイト「しつけ〜な!?誰とも会いたくねーし!外に出たくねーんだよ!?一人にしてくれっ!?」
ヨシタツ「キョウイチ君、他の皆?もう、今日は帰っていいよ。ノブトには、無理して欲しくない。」
キョウイチ「分かりました。早く、ノブトさんの記憶・・・戻るといいですね。」
ヨシタツの家から出たキョウイチは、自身の車に戻る。
キョウイチ(ただ、あの鳥栖家の奴ら、特に親2人は
怪しかった。何かを隠している。ノブトさんが記憶喪失になったのは、あのテツオって奴のせいじゃあ?
あの日、2人は会って喧嘩になり、ノブトさんは、壁に頭を打ちつけ、そのせいで記憶喪失になったんじゃないか?それを、アイツらは隠したくてーーーー?
っと言っても、戻って来た以上、深く首は突っ込めない。鳥栖家からは、離れるか・・・。)
その頃、鳥栖家はーーーー。
テツオ「ついに、ついに!キョウイチからね、ノブトが見つかったから、もういいってメールきたよ〜〜〜〜!!」
歌仙「やったじゃない!?テツオさん!」
レイカ「やったね〜パパ!!カイト君が、上手く演じてくれてるんだね?ちゃんと、お金は振り込んで置いてねー!?」
テツオ「大丈夫だよ!レイカ、ちゃんと振り込みしといたからっ!」
鳥栖家は、ノブト殺しの疑いから、開放されて幸せムードに!盗聴される心配も無くなり、嬉しそうだ。
その頃、ノブトのフリをしているカイトは。
現在、ノブトの部屋にて。
カイト「ここが、ノブトの部屋か。初めて入った。」
カイトは、レイカからの情報で体に、タトゥーで彫った
ホクロも、本人と同じ位置にしてある。
カイト「よし、ノブトさんの好みのパンツとか、この部屋で知ろう!服の好みも、何から何まで同じに。ノブトにもっと、近づくんだ!」
しかし、その夜。(ここから、BL注意)
ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜?こっちへ来なさ〜い。」
カイト「何だ?もう、寝る時間なのに。(部屋に呼ぶとか、何かあんのか?でも、行かないのもあれか。)」
ヨシタツのいる寝室にやって来た、カイト。
ヨシタツ「こっちこっち!布団に入りなさ〜い。」
カイト「(何で?布団に?)」
そこで、カイトがされたのは衝撃な行為だった。
カイト「(はっ?こんな事、俺の父親だってしなかった!ここの家では、それが普通なのかよ!?聞いてないよー!)」
ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜〜!」
「ギシギシ(ベッドが軋む音)」
行為終わり後。
カイトは、反発した。
カイト「父さんっ!?俺、もうい〜大人だぜ!?そーいう事、しなくていいからっ!」
ヨシタツ「何言ってるの〜?ノブト。親にとっては、いつまでも子は、子だよ〜?親が子供に教えるのは、義務だから!父さんは、悪い事してないよ?ん?」
カイト(え?自分が悪い事したって、自覚もねーのか?んなら、伝わらねーじゃん!)
次の朝。
カイト(ここの家の親、異常者じゃねーか!?そういえば、そーいう人程、自分のおかしな面に、気づかないって言うよな。こんな、父親と住んでて、本人はおかしくならなかったんだろうか?それか、麻痺してて普通って思ってたのか?)
ヨシタツ「ノブト〜?ノブト〜?朝ご飯だよ〜?」
「コンコン(ノブトの部屋のドアを、ヨシタツがノックする音)」
カイト「いや!一人で食べるからいい〜〜〜!」
ヨシタツ「朝ご飯くらい、2人で食べよぉ〜、ノブト〜?」
カイト(ノブトの父親って、ほぼウゼェ〜!)
リビングへとやって来て、テーブルの近くの椅子に
腰掛ける、カイト。
もう、朝食の準備はバッチリ。
ヨシタツ「ほらほら?ノブトの好きなの、用意したよー?」
カイト「(す、好きなの・・・?)」
ヨシタツ「あれ・・・?どうしたの、何だか嬉しそうじゃないね。」
カイト「覚えてる記憶情報で、好きなもんとか忘れてんだよ。ほら、記憶が一部しか、戻ってねーから。
けど、俺の為にわざわざ、ありがと!気持ちは、嬉しいよ。父さん。(これで、ノブトの好みも覚えれる。逆にラッキーか?)」
ヨシタツ「じゃ、ノブト!父さん、仕事してくるから!?家でのんびりしてるんだよー?」
カイト「分かった、いってらっしゃい。父さん!」
「バタン(ヨシタツが家から、出て行く音)」
カイト(はぁ〜、やっと一人になれた。でも、ん?
窓の外!?車が待機してる!人乗ってるし。家の前には、見張りいんのかよ!マジでうぜぇ〜!?下手にどっか行こうもんなら、バレるか。)
その間、色んな部屋をグルグルと回って、カイトは調べていた。アルバムを、ヨシタツの部屋にて、見つける。
カイト(これか!?ふ〜ん、母はこんな人か。でも、何で?今はいないんだ??別れたのか?
別れた原因って、何なんだろう?ここの家族ーーーー。)
ヨシタツと、夜ご飯をしてる時に、聞いてみた。
カイト「どうして、母親っていないんだ?」
ヨシタツ「出てった。」
カイト「何で・・・?」
ヨシタツ「ノブトとの仲に嫉妬して?息子が出来てから、ノブトしか可愛がらなかったからね!」
カイト「えっ?」
ヨシタツ「不器用な人間だから、両方愛するとか
出来ないタチでね。」
カイト「!?」
ヨシタツ「それこそ、夜のノブトとの営みを、妻は知っていた。女としての立場すら奪われたと思って出て行ったよ!」
カイト(!普通〜、そんな家庭ねーだろ!?やっぱ、この父親が異常だよな。もしかして、初めから同性愛者?)
ヨシタツ「ノブトは、離れていかないよね〜?」
カイト「・・・あぁ。」
ヨシタツ「良かったぁー!ノブトまで、失ってしまったら、何も無くなるんだぁ〜。ノブトさえ、いてくれれば幸せだぁ〜!」
次の日も、カイトはヨシタツの部屋を調べる。
カイト(おっ!?ムービー出てきたっ!もしかして、これに生きてるノブトさんが?)
ムービーを、作動してみると。
カイト(やっぱり、ノブトさんだっ!?でも、何かこれ、映ってるの、ノブトさんばっか!?)
それだけ、ヨシタツがノブトばかりに、関心を寄せていたかが分かる。
カイト「ん?(このムービーも、ノブトさんのか?)」
カイトは、色んなのをチェックしてみるが、その中には
もっと、ショッキングなものまであった。
そこには、ノブトとの営みすら、映っていた。
カイト「!営みのやり方を、小学生のノブトに教えてんのか!?やべーよ、これ!相手、小学生だぜ!?何なんだよ!この父親!?さすがにもう、観るのは止めよう!」
ムービーから、得た情報で更に、カイトはノブトに、似せる。
カイト「少し、記憶・・・思い出した。飼ってた犬いたよな?」
ヨシタツ「あー!思い出したんだねー?ノブト!?
そーだよ!犬プレゼントしたんだ!ノブトには、友達が出来なかったから。」
カイト「え?何で友達出来なかったんだ?」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままの子供だったから。それ以外のクラスメイトの奴らは、ルールで躾けられた子供達だった。ノブトだけが、違うって理由でアイツらは、イジメてきたんだ!家族なら、ありのままのノブトを愛せるのに!?クラスメイトの奴らは!?愛せないからって理由だけで、ノブトを虐める野蛮な奴らだ!!気にしなくていいんだっノブト?」
カイト「!」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままだっただけで、
悪い事なんてしていない!受け入れられない奴らが悪いっ!」
カイト(何言ってんだ?この父さん。自分の異常に気づけてない。色んな親子の形があるんだろうけど、俺には理解不能だ。)
ヨシタツ「ありのままのノブトには、『価値』かあるんだよ〜?周りの奴らは、そんな『価値』の無い自分を、認めたくないだけだよ!」
それから、1年の月日が過ぎた。
ヨシタツ「ノブトぉ〜?そろそろ、どぅ〜?外に出る気はない?父さん、ノブトの事は、愛してるけど。
さすがに死んだら、ずっとは、守ってあげられない。
父さんいなくても、ノブトには、仕事して生きれる様でいて欲しい。」
カイト「!」
ヨシタツ「大丈夫だよ!?ちゃんと、ちょっとずつ教えるから。父さんのそばにいて、覚えていけばいいんだ!」
カイト「わ、分かった。」
ヨシタツ「キョウイチ君にも、頼んでノブトの出来ない事は、カバーさせる様に言うからね!」
カイト「あっ!そーいえば、父さん?護衛用の銃って、俺も、持って置きたいをんだ。」
ヨシタツ「ん?」
カイト「やっぱ〜、万が一・・・命を狙われないとも、限らないし。俺、殺されんのごめんだ。」
ヨシタツ「大丈夫!その為に、ノブトのそばに常に、待機組を、スタンバイさせてるから!」
カイト「いや、そ〜いうんじゃなくて!!気持ち的に、銃が手元にあった方が、安心感あんだろ?」
ヨシタツ「あーーーー、そう。分かった。ノブト用の銃、持たせて置くから!後で、用意して渡して置く。」
次の日。場所を移して、アジトにて。
ヨシタツ「キョウイチ君。君が、ノブトのそばで教えてあげて。仕事のやり方を。」
キョウイチ「分かりました。ノブトさん、よろしく、これから。」
カイト「おぅ。」
キョウイチ「そーいえば、ヨシタツさんから、頼まれてた銃です!ノブトさん、どうぞ。」
カイト「ありがと・・・。(この銃があれば、バレた時にそん時に・・・!!)」
カイト(父さんは、電話で何してるんだ?詐欺の話?)
キョウイチ「ヨシタツさんの仕事ぶり、いいものです。ノブトさんは、どれから出来そうか。覚えてしまえば、簡単ですよーーー?」
今日は、仕事を少し覚えて終わり、ヨシタツの自宅にて。
カイト「父さん、風呂入ってくる。」
ヨシタツ「あぁ!」
ノブト(カイト)が風呂に入ってる間、ヨシタツはーーーーー・・・。
ヨシタツ(そーいえば、ノブト引きこもってて、部屋の掃除していないなぁ〜?よし、片付けるの手伝おう!)
部屋に入って、掃除をしているとーーーー。
ヨシタツ「ん?何だ、これは?」
引き出しを開ける。
その中にはーーーーー。
ヨシタツ(これは、身分証!?名前、カイト?え?
これって!!?)
カイトは、風呂からあがる。
カイト(ふぅ〜〜〜、やっぱり、銃があるってだけで、心的に安心だなぁ〜。何か、襲われてもこれさえ、あれば・・・・・。)
カイトが、風呂場から、出ると廊下には、ヨシタツが
立っていた。
カイト「あれ・・・?父さん。どうしたの?そんな所で、立ち止まってーーー・・・。」
ヨシタツ「・・・・。君、ノブトじゃないの?」
カイト「えーーーー?」
ヨシタツ「カイト君。何で、ノブトに成りすましてるの?」
カイト「(ば、バレたぁーーーー!?こ、こ〜なったら!?)」
「スッパァ〜ン(カイトが銃を取り出し、ヨシタツに向けて発泡した音)」
ヨシタツ「の・・・ブと・・・・。」
「パタ(撃たれたヨシタツが、床に倒れる音)」
カイト「ごめんっ!麻取さんっ!?貴方に罪は、無いけど俺ーーー今、バレる訳にはいかないんだっ!ごめんっ!!(どうしようっ!?こんな早くっバレる訳無いって、思ってたけど、バレたっ!)ひ、ひとまずー、外に出て逃げよう!?」
「ダッ(カイトが、ヨシタツの家から、外へ出て走り去る音)」
外には、待機組の部下達。
部下1「あれーー?あれ、ノブトさんっスね。何処に出かけるんだ?麻取さんと、メール繋がんないっス。中入ってみるかー。発砲音したよ〜な?」
部下2「!?ま、麻取さん!?死んでる!まさか、ノブトさんに殺された!?」
部下1「おい、どうする?このまま、ノブトさんを警察に調べられたら、警察に俺らの捜査までされる羽目になる。」
ヤバいと思って、彼らは麻取さんの死体を
運ぶと、車に乗せて山へ行き、地面に埋めて、事件にしない様にする。
それから、2日後。
アジトにて。
「カチャ(カイトが、アジトのドアを開ける音)」
部下1「ノブトさんっ!?戻って来たんスか?」
部下2「何で、父さんであるヨシタツさんをっ!?」
カイト「ちっ違うんだっーーーー!大変な事になっちまったーーー!」
部下1&部下2「!?」
カイトが皆にした話は、こうだ。
また、記憶喪失になってしまった。
カイト「ど、どこだっ!?ここ!」
ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「誰だよっ!」
ヨシタツ「また、記憶失くしちゃったのー?君は、ノブトで、こっちは父さんだよ。落ち着いて・・・。」
カイト「そんな記憶ねー!嘘つくなよっ!?まさか、俺を監禁してる!?」
ヨシタツ「何言って!?」
「がしっ(ヨシタツが、暴れるカイトの肩をつかむ音)」
カイト「外に出るーっ!外にーっ!?」
ヨシタツ「待ちなさいって!」
カイト「離せ〜〜〜っ!!」
暴れながらも、銃を所持していると気づいたカイトは。
ヨシタツ「のっ、ノブトっ!?や、やめて・・・の・・ぶと・・・。」
カイト「俺は、ノブトじゃない・・・!そんな、名前の記憶なんてねー!」
「パァ・・・ン!!」
回想終了。
キョウイチ「では、ノブトさん本人としては、殺したかった訳では、無いと・・・?」
カイト「後から・・・記憶戻って、怖くなって逃げた。
けど、やっぱり、皆には真相を話して置かないとって思ってーーーー!
父さんの事っっ、ショックで訳分かんなくてっ!どうしたらっいいのかも!?
なぁ・・・?俺やっぱり、自首しようかなぁ?
警察に。」
キョウイチ「ノブトさん、殺したくて殺した訳じゃ無いなら、自首すればヨシタツさんが、悲しみます!
それは、止めて下さい!代わりにヨシタツさんのいた
ポジションを貴方がやるべきだ。
それが責任と言うものでしょう。いなくなった分の穴埋めは、貴方が果たして下さい!」
カイト「わ、分かった。組織の為に頑張るよ。(俺としては、ノブトに成りすますより、刑務所にいる方が安心なのになぁーーー?)」
それから、半年経ち、ノブトは組のトップになっていた。
キョウイチ「ノブトさん、新しく仲間が、入って来ましたよ?」
カイト「ん?誰だ?」
しずく「しずくです!」
カイト「!(えっコイツってーーー!?俺の高校の時の仲いい〜、しずくじゃんか!?知り合いキターーーー!)」
しずく「貴方が、リーダーのノブトさん?あれ、何か・・オレの友人に、顔が似てる様な・・・?」
カイト「あっ?誰が似てるって?俺は、ノブトだ!」
しずく「あ!すいませっ・・・声とか、髪の色は
違うんで、気にしないで下さい!!」
キョウイチ「?」
次の日。
カイトの母親の住んでいる家の前に、しずくの姿があった。
しずく(カイト、そーいえば元気にしてるかなぁ〜?久々に家に来た。)
「ピンポーン(しずくが、家のチャイムを鳴らす音)」
しずく「あれ?カイトの母さん?久しぶりです、しずくです。」
カイト母「あ、カイトと仲の良かった?」
しずく「久しぶりに、カイトに会いたいなって。」
カイト母「カイトは、いません・・・・。」
しずく「え?」
カイト母「正しくは、理由あってもう、帰って来ません。」
しずく「どうして?」
カイト母「理由は、言えないの。ごめんね。」
しずく「わ、分かり・・・ました。(久しぶりに顔見たかったな。カイトーーーー。今、どこにいるんだろう?
会えないのかな、もう?)」
その頃、カイトはキョウイチと、二人っきり。
キョウイチ「ノブトさんーーーー・・・、新入りのしずくとメールで、連絡が繋がりません。組のルールとしては、いつ、誰と会うか?何処に行くか?伝える掟があります。しずくに、伝えた方がいいですよ。」
しずくが戻って来た。
カイト「しずく?ちょっと、今日の夜、飲みに行こうぜ?一緒に。俺の奢りだ。」
しずく「ノブトさん?ありがとうございます。」
カイト「あ、キョウイチは、来なくていいぜ?2人で話したい。」
キョウイチ「分かりました。」
ファミレスにて。
カイト「なぁー?しずく、お前今日、何処に行ってた?
もうちょっと、組に入ってるって自覚しろよ?
どこ行くなら、「◯◯に行きます。」誰と会うなら、「◯◯に会います。」って、メールぐらいよこせ。
もう、お前一人の問題じゃなく、チームの問題なんだぜ?」
しずく「はっ、はい!すみません!今度からは、そーします。」
カイト「で?今日って、どこ行ってたんだよ?一応、リーダーとして、知った置きたい。」
しずく「・・・久しぶりに、高校の友人の家に。けど、母親は出たけど、本人はいないって。」
カイト「(え?)ま、まさかそれって、俺に似てるって言ってた奴の所!?」
しずく「はいっ。でも、何故いないのかは、話してくれませんでした。」
カイト「あのな!もう、フツーの奴らと関わるなっ!?
俺らの組に関わってる以上、俺らだけと交流するんだよ。そもそも、ルールに従えねーなら、こんな組にいない方がいーぜ?他の所に行っちまえ!何でここに来たんだ!?」
しずく「・・・とある、友人に借金を、背負わされちゃって。そんな、大金返せない。こーいう、悪い世界に足を踏み入れたら、その方がすぐに、大金も返せるかな?って思って。今の俺には、居場所なんて無い。」
カイト「(しずくーーーー。)そ、そーいう事か。
なら、しんどいな?これから、力を合わせて、頑張って行こうーぜ?」
キョウイチは、アジトにて考え中。
キョウイチ(ノブトさんって、本当にノブトさん本人なんだろうか?前々から、気になっていた。
やったら、病院に行くことは、拒絶していた点。
少し、おかしい所がある。半分、信じたいが。
半分、疑っている。このまま、もやもやしまくるのは、微妙だ。そうだ、DNAを調べたら、本人って分かる。
一か八か、やってみるか。
本人だって、分かれば分かったで、その方が安心だ。)
キョウイチは、カイト(ノブト)を呼び出す。
キョウイチ「ノブトさん、酒持って来ました。一緒に呑みません?」
カイト「ん?あぁ。皆は、どうした?他の奴らは?」
キョウイチ「詐欺電話や、詐欺メールかける仕事してます。忙しいんで、2人で呑みましょう。」
「チョロチョロ(キョウイチが、酒を注ぐ音)」
「ゴクンゴクン(カイトが、酒を呑む音)」
キョウイチ(よし、呑んだ。これで、DNAを!怪しまれない様に、俺も呑んでーーー・・・。)
「ゴクンゴクン(キョウイチも、酒を呑む音)」
カイト「ふぅ〜、少し酔ってきた。」
キョウイチ「後は、俺が片付けます。ノブトさんは、休んでいいですよ?(よし、これを病院に持って行けば!DNAを、調べてもらおう!)」
「スカァ〜スカァ〜(カイトが酔って、眠っている音)」
そうとも、知らずカイトは、寝ていた。
その後、検査の結果が出て・・・。
キョウイチ(・・・ノブトさんのDNAと、一致しない!?全くの赤の他人っ!?嘘だろ、嘘だ。俺は、信じたかった。けど、これじゃ1〇〇%も、信じられない。
誰なんだ?アイツーーーー?
何で、わざわざ、ノブトさんに成りすましてる?
あの男が、ノブト本人を死なせて、ノブトに成りすましてる犯人なのか?何の為に??ノブトさんの知り合いには、いなかったはずーーーーー・・・。)
キョウイチは、他のメンバーである
5人にも、その話を伝える。
キョウイチ「ノブトさんは、本人じゃなかった。」
部下1「えっ!?じゃあ、誰っ??」
キョウイチ「いや、誰かまでは、分からない。ただ、その為にこれから、皆で聞き出すんだ。」
部下2「どうやって?」
キョウイチ「今の偽物は、銃を所持してる。まず、こっちは、5人で銃を向けて、偽物を脅す。「本当の事を言ったら、撃たない」とか言って。
まぁ、勿論そんなのは、真実を聞く為の嘘だが、場合によっては、ノブト殺しの犯人として、死んでもらおう。」
しずく(嘘・・・だろーーー?あれが、ノブト本人じゃなかったって事は、まさか・・・カイト?
ありえる!だから、会いに行っても居なかった。
カイト・・・だったのか?カイトーーーー・・・。)
キョウイチの話を聞いて、しずくだけが顔面蒼白になっていた。
そして、キョウイチ率いる、5人のメンバーで
カイト(ノブト)の元に。
キョウイチ「ノブトさん、話があります。」
しずく「・・・・・。」
カイト「ん?何だ、皆して?」
「ジャカ!(5人が拳銃を、カイトに向ける音)」
カイト「!何だよっ!?皆して!誰に対して、銃を向けてんのか、分かってんのか!?」
キョウイチ「貴方が、ノブトさん本人じゃ無いからですよ!?分かってるんです。DNAで!」
カイト「DNAっ!?何でっ!?」
キョウイチ「酒を一緒に呑んだ時ですよ。その時に、調べてました。」
カイト「キョウイチっ!?テメェ〜〜〜〜!」
キョウイチ「教えて下さいっ!何故、ノブトさんに成りすましているんですか!?目的を教えて下さい!!」
カイト「(クソ!もう少しだったのに!?・・・こんな所で、せめて言うくらいなら、悔しい〜から、何も言わず死んでやる!?)」
「チャカ(カイトが、銃を自身の米噛みに向ける音)」
キョウイチ「何してるんだっ!?まさか、死ぬ気か!?待て!真相を言ってから、死ーーーーっ!」
「バンバン(銃が、キョウイチを貫く音)」
キョウイチ「!えっ・・・?」
しずく「うっ・・・・。」
部下1「しずくーーーー!?何で、お前?」
しずく「〜〜〜〜〜っ!」
部下2「味方を撃ったのか?今ーーー?」
部下3「え?」
カイト「こ〜なったら!」
「バン!バン!(カイトが持ってた銃で、部下を撃つ音)」
部下1「うっ!」
部下2「あー!」
撃たれた部下は、しずく以外
倒れてゆく。
カイト「逃げんぞっ!?しずくっ!」
しずく「カイト・・・!」
カイト「表は、駄目だ。待機組がいる!裏の出口から、逃げんぞ!来いっ!?」
2人は、裏口から外へと、逃げた。
一方で、外の待機組も、銃の音に気づき様子を見に来る。
待機部下1「おい!音したよな?銃の。今、中から?」
「ガチャ(部屋の扉を開く音)」
待機部下2「おい!皆!?」
待機部下1「何があった!?」
待機部下2「あれ?ノブトさんと、しずくの2人だけ
いない?」
待機部下3「前にも、こんな事ありませんでしたか?」
待機部下1「もしかして、ノブトさん
また、記憶喪失になったんじゃあーーーー?」
待機部下2「ありえる!それで、父さんを死なせた時あったし。って事は、記憶戻れば、帰って来るかも?」
待機部下3「何で、しずくはいない?」
待機部下1「あれだよ!しずくを人質に使ったんだ。
しずくで、脅せば周りは、ノブトさんを撃てない。」
待機部下1「今も、一緒にいるのかーーー?2人は?」
その頃、2人はーーーー。
しずく「カイト!?カイトなんだろ!?何で、他人になってーーー??」
カイト「ごめん!詳しくは、言えないんだ!」
走りながら、会話をする2人。
しずく「どうして!?」
カイト「言えないのがルールだから!もう、カイトなんて捨てたんだよ!俺はっ、カイトなんかじゃないっ!!
もう、忘れてくれよ!そんな奴ーーーーっ!お願いだからっ!」
しずく「何で?そんなに自分をっ?捨てるだなんて。
前のお前なら、そんな言葉を言わなかったのに!?
お前、誰かに洗脳でもされてんのか!?ノブトになれって?おかしいだろ!こんなのっ・・・。」
その後、二日間は、ニ人でフラフラとした後ーーーー。
カイト「しずく、戻んぞ。いい方法を考えた。」
しずく「え?」
カイト「今から、俺の話を聞いてくれ。
多分、上手くいく。それでーーーーー。」
キョウイチと、撃たれた残りの三人の部下は、死亡。
だが、待機組のメンバー達は、それでも事件をもみ消した。
四人の死体を、山に埋めたのだ。
何故なら、警察の捜査に協力したくないメンバーが
多いからだ。自分達も悪い行為をしているからだ。
因みに埋めた山は、彼らが所有している土地だったりもする。部外者は、入らない様にしている。
待機組の元へ、ノブトとしずくの二人は、姿を見せる。
部下1「ノブトさん!?」
カイト「・・・・。」
部下2「しずくもいる!」
カイト「ごめん。また、記憶喪失になって、混乱して撃っちまった。しずくを人質にしながら。俺は、また罪を。
今度こそ、自首するよーーー。」
部下1「え!?何言ってんスか!?責任取るなら、自首じゃないですよ!?ノブトさんっ?組織の為に生きるのが、筋でしょ!?」
カイト「そーだよな・・・。ごめんな。俺一人だけ、楽になろうとして。これからも、組織の為に頑張るよ!」
部下2「はい!そーして下さい!」
カイト「しずく?お前も、一緒に頼んだぜ?」
しずく「はい!よろしくお願いします!」
鳥栖家からは、35万が今も、振り込まれている。
カイトは、いずれはバレたとしても、このお金で遠くへ
行って、しずくと逃げるつもりだ。
今はまだ、バレていないから安心。
鳥栖家の三人も、日々幸せな時を、過ごしている。
それは、決して当たり前では無いんだと、それぞれが
実感しているーーーー・・・。
マイホームは、こうしてヒーローに守られている。
二人のヒーローによって。
完結。
続いての作品も、マイホームヒーローです。
作品設定の世界観と、登場人物紹介を先にします。
この作品は、ヨシタツにカイト君が、ノブトだと
バレた所から、展開が始まります。
登場人物紹介
@カイト(ノブトの替え玉をしている。)
A麻取ヨシタツ(ノブトの父さん。)
B鳥栖テツオ(犯罪に手を染めたノブト殺しの犯人。)
Cキョウイチ(ヨシタツの部下)
D男児(過去に、ノブトが、死なせた被害者。)
内容の投稿は、別の日にします。
ラストは、かなり原作とは異なる展開なのと、
BL表現も、含むので苦手な方は、読まない様にして下さいね。
楽しみに読んでくれている方には、感謝します!
読むのに、付き合ってくれて、ありがとうございます。
マイホームヒーロー・〜カイト編〜
今、ここは、ヨシタツの自宅。
廊下にて、ヨシタツと、ノブトに成りすましてるカイトが
、向き合う様に立ちつくしている。
カイト「(ヤバい!ノブトじゃないってバレたーーー。)
俺は、その理由は言えないんです!」
ヨシタツ「ノブトじゃなかったの、ショックだよ!ノブトだって、信じていたんだよ!?君は、ノブトの知り合いなの?
いや、そもそも聞かなくても、ノブトに成りすましてるって、変だよね。もしかして、もう、ノブトは死んでる?
そうなんだ。きっと、そうだねーーー。
だから、言えないんだ。」
カイト「あ、あのーーー?」
ヨシタツ「君、銃持ってたよね?殺してよ、君が。
もう、ノブトがいないんじゃあ、生きる意味なんて無い。君の手で、殺してくれたら、恨まないよ。
だって、君はノブトに似ているからね。もう、疲れたよ。ノブトを探すのはーーーー。こんなに探しても、いなかったんだから!」
「チャカ(カイトが、持っていた銃を、ヨシタツに向ける音)」
カイト「・・・・っ、で、出来ません!」
ヨシタツ「え?」
「ギュ(カイトが、ヨシタツをハグする音)」
ヨシタツ「!」
カイト「死にたいなんて、言わないで!確かに俺は、ノブトじゃないけど。一緒に生活してる内に、本当の親の様に思ってた気持ちに、嘘なんて無いんだ!
せめて、本人が戻って来るまでは、俺をノブトとして
可愛がり続けて欲しいっ!?お願いっ!
だから、死にたいなんて、言わないでっ!?」
ヨシタツ「!何で、君はそこまでしてーーー?
まるで、本当にノブトみたいじゃないか、これじゃあ・・・っ。
分かった。君の事、ノブトの様に思っていい。
今は、それが、生きる意味になるからーーーっ!」
次の日、カイトは、公衆電話にて。
テツオに電話をする。
カイト「すいませんーーー。離れてからは、滅多に
電話しない決まりでしたが、伝えたい事があって。」
テツオ「何?(まさかーーー?)」
カイト「ノブトじゃないって、バレました。」
テツオ「え?じゃあ、鳥栖家に、頼まれたって事も全て
話したのかなぁ!?」
カイト「いや、まだーーーーー。」
テツオ「じゃあ、今から言う通りにしてくれる?
まだ、何とかなると思うんだ!」
カイト「何とかってーーー?」
テツオ「いいかい?君に、成りすます様に頼んだのは、ノブト本人って事にするんだ。
、理由は反抗期!いい加減、親とベッタリにうんざりしてきた!だから、失踪とバレない様に、忽然と消える事にした!と。」
カイト「確かに、その方法ならーーー。分かりました。
ありがとうございます!テツオさん!」
カイトは、再び、ヨシタツのいる自宅に戻った。
リビングのテーブルと椅子にて、座りながら、話し合う。
カイト「い、言いにくいから、言えなかったんだけど、
俺にノブト成りすましを、頼んだのはーーーー・・・
ノブトさん本人なんだ。」
ヨシタツ「え!!?ノブトが君にっ!?って事は、ノブトと関わってたの!?」
カイト「さ、最初は、金目的で、ネット上で、仕事を探していたら、「高バイト」って見つけて、メールしたら
、それがノブトさんだった。」
ヨシタツ「!」
カイト「「何のバイト?」って、聞いたら「俺に成りすまして欲しい。もし、変わってくれるなら、5000万は、やる」って言われて。つい、金が欲しくて受ける事に。」
ヨシタツ「・・・っ。」
カイト「ノブトさんに、コッチの顔画像を頂戴って言われて、送ったら「似てるから、オッケー」って、話が進んで。最後は、2人だけで、一回だけ会った。」
回想
ノブト「これ、金入ってるから。後は、よろしくな?」
カイト「あ、あのー。何で、成りすまして欲しいんですか?」
ノブト「父親に対する、反抗期。もう、嫌になったんだよ。ベッタリな距離感に。うざくなった!
俺は、一人で生きる!後は、ここに、体のホクロの位置とか、俺に関する情報も、入ってるからよ?なるべく、近づけてくれよな?頼んだぜ?な?」
ヨシタツ「え・・・・?って事は、ノブトが去ったのは、親が嫌いになったから!?そんなーーー!!
だから、親には何も言わずに!?あんな事件に見せかけて消えたのも、フェイクっ??そうか、この事は、2人だけの、秘密にしよう。カイト君?」
カイト「はい、分かりました。」
ヨシタツ「他のメンバーには、言いにくい内容だからね。
知られない方がいい。」
カイト「俺も、そう思いますーーー。」
こうして、何とか、俺とヨシタツさん2人で協力して、
やって行く流れになった。
ヨシタツ「けど、あれだね。ノブト本人で、望んだ失踪って事は、このまま下手したら、ノブトは、戻って来ない可能性が高い。」
カイト「そうだと思います。」
ヨシタツ「だとしたら、見つかりたくないから、外国にでも、行ったかな?ノブト、もう会えないかな?」
カイト「・・・・。」
ヨシタツ「ん〜?でも、ノブト一人で、あのキョウイチを欺くのって、難しいはず。」
カイト「!」
ヨシタツ「って事は、ノブトの家出を、キョウイチ君も手伝ったんじゃあ〜?グルかな?ノブトの協力してたって事も、ありえる。
大金を渡せば、あのキョウイチ君でも、ノブトに応じるだろうし、そーいう事か。うん。」
カイト「あの、ノブトさんって組織の中では、メンバーと仲は良かったんですか?」
ヨシタツ「あ、知りたい?ノブトは、バイセクシャルだから、組織の一番年下の子と、仲良かったよ?実際、ノブトは可愛がり、恋仲だったぐらいで。
キョウイチには、常にノブトを、見張らせていたから、」
間違いない。
ある時、ノブトが「男児で性的な相手が欲しい」って、
言ってたから。気に入りそうな男児を、誘拐した事だってあった。3人ぐらいね。でも、ノブトはいずれも
キレて、全ての男児を、死なせてしまったけどね!」
カイト「えっ!?ノブトさんって、人殺しをしてるんですか!?」
ヨシタツ「それまでも、付き合ってた女も2人
死なせてるよ。男児の3人を合わせて、5人。」
カイト(そういえば、何年前にニュースで、立て続けに
男児行方不明って、観た事ある!まさか、組織が関わってたなんて!コイツらが、関与してたのか。
考えてみれば、とんでもない所の仲間入りしちゃったよな。人を死なせても、もみ消してるのかと思うと。)
ヨシタツ「ノブトの男児愛好家は、一部しか知らない。」
カイト(色々、ノブトさんの事は、分かってきたけど
もっと、近づいていきたいな。
今、どれくらい、ノブトさんに近づけてるんだろ?
出来る限り、近づかないと。もっと、もっと。出来る限りーーー。)
次の日。
ノブトは、キョウイチが運転する車の中にいる。
カイト「なぁ〜?キョウイチ、少し記憶を思い出した。
確か、過去に男児行方不明事件ってあったよな〜?」
カイトは、ちょっとずつ、記憶を取り戻す演技をしている。
キョウイチ「!思い出しましたか?ノブトさん、ありましたよ。」
カイト「3人ぐらいの男児、死なせちまったんだっけ。」
キョウイチ「そもそも、実行役は俺なので、よく覚えてます。ヨシタツさんに頼まれて。
1から狙う男児も、決めながら計画は、進んでいた。」
カイト「一部しか、思い出せねーんだけど。まだ、記憶が・・・。」
キョウイチ「じゃあ、俺が説明します。」
回想
そこの男児は、家族何人で、住んでるか?とか。
時間は、帰って来るのはいつか?とか。
下見をしながら。
ピッキングで、まず家の中に入って、盗聴器を仕掛けて
家族の予定も盗み聞きしながら、情報を集めて。
ただ、やみくもに外にいる男児を誘拐するのは、真っ先に事件になるから、家の中にいる時に誘拐しよう!と、
決まった。
家族が寝てる夜中に、家に入ってーーーー・・・
寝ている男児の部屋に入って、男児の口に手を当て
スタンガンで、気を失わせた。
キョウイチ(よし、成功だ。)
そうやって、まんまと男児を、外に運び出して
家の鍵をかけた。
車で連れ出して、その場を後にする。
事件の次の日、親は気づいて警察に通報して
テレビでは、ニュースにもなった。
が、自宅が密室だった事から、犯人は親じゃないか?と、
周りは疑った。
虐待の末の犯行なんじゃないか?と。
周囲がそう、勝手な予想で騒げば騒ぐ程、俺ら組織側
には、有利だった。
ヨシタツ「キョウイチ君!男児の見張りと世話も、頼んだよ?」
キョウイチ「分かりました。任せて下さい!」
ここは、組織側の土地のアジト。
男児「んっ!やめてっ・・・!」
男児は、全裸にされて、手も拘束されながら、ベットに
仰向けにさせられている。
ノブト「大人しくしてろ!?言う通りにしたら、帰してやるよ。(嘘)・・・楽しませたらな?」
俺は、その二人の様子を、入口のドアの前で立って、
見ていた。
「ガブ(男児が、ノブトの手を噛む音)」
ノブト「いてっ・・・?このガキっ!噛みやがった!?ふざけんなっ!!」
「ゴッバキ(ノブトが、男児の顔を殴る音)」
男児「あぁ〜〜〜〜〜!!」
キョウイチ「!ノブトさんっ、やり過ぎですよ。それ以上やると、死んじゃいます。」
ノブト「あ?誰に意見してんだ、テメェ〜?
・・・キョウイチ、薬物よこせ?持ってんだろ、用意させたの。コイツに、注射しろーーーー。」
キョウイチ「は、はいーーーー・・・。」
「プス チュウ〜(キョウイチが、男児の腕に薬物を注射する音)」
男児の目は、トロンとしてきた。
ノブト「よし、大人しくなったな。へへ!これで、楽しめるぜ!?」
キョウイチ「・・・・・。」
ノブト「気持ちぃ〜、マジで最高〜!」
大抵の男児は、何も食べなくなって、やせ細ってゆく。
ノブトは、その前に殴り死なせた。
男児達にとって、死ぬ事でしか、この苦しみから抜け出せない。男児の死体は、キョウイチが「組織側」の所有する土地にて、埋める。
「ザッザッザッ(キョウイチが、地面をスコップで掘る音)」
その土地の周りは、コンクリートの厚い壁で
囲まれている。
入口には、防犯カメラも、設置中。
この方法で、二人の男児も似た方法で、誘拐して
ノブトは、死なせている。
主に、ノブトは、性的にやるのみだ。
ただし、キョウイチは、自死をした父親の飲食店の
借金も返すべく、この闇組織に入った為、言いなりに
なるのは、当然の流れ。
男児に、情はかけなかった。
そのビデオを、撮った後はーーーーー。
ノブト「よ〜く、撮れてんじゃん。これ、裏モノとして
売っておくか?へへ!金には、なるしな?売り金、お前にも渡してやる。キョウイチ?」
キョウイチ「ありがとうございます。ノブトさん。
・・・・・・。」
回想終了。
あまりの信じられない話に、カイトは
ショックを受ける。
それから、別の日。
カイトは、キョウイチと外で、歩いてお出かけ中。
キョウイチ「ノブトさんって、本当に、本人ですよね・・・・?」
カイト「あ?何で。」
キョウイチ「前から、気になっていて。病院に行きたがらない辺り、もしかして、何かバレるの怖いとか?」
カイト「!分かったよ!そんなに言うなら、行ってやる!その代わり、本人って分かったら、謝れよ!?」
キョウイチ「・・・・・。」
カイトには、考えがあった。
ここは、近くにある病院。診断室で、カイトは
医師と二人きり。
カイト「先生?大金なら、やるからさぁ。偽の診断書を作ってくれねー?」
医師「大金?その話、乗った。」
世の中、どこにでも金の為なら、何でもする人間が
いたものだ。
カイトは、そこを利用する。
カイト「あ、でもコイツが来た場合、話さねーでくれよ?この携帯の写メに写ってる、キョウイチって男。
そん時は、また、偽の診断書を見せてくれ。やってくれたら、追加で払う。」
事を済ませると、キョウイチにカイトは、偽の診断書を
見せる。
カイト「どーだ?DNA、一致したぜ!!父親とな!?」
キョウイチ「本当に本物ですよねー?偽物って、可能性ありませんか。俺が病院に行きます!」
カイト「どこの病院?」
キョウイチ「ノブトさんが、行ったのと同じ所です。
行ってきます。血液、採らせて下さい。この後、ヨシタツさんの血液も、持っていきます。」
カイト「あぁ〜。」
その後、診断の結果が、キョウイチに届く。
キョウイチ「・・・!同じ、結果か。(さすがに信じるしか無いのか?)」
カイト「なぁ〜?同じ、だったのかよ?」
キョウイチ「・・・同じ、でしたよ。俺の負けです。
すみませんーーーー。」
カイト(けど、コイツ。唯一、疑ってきた。それからも、疑い続けるんじゃねーか?もし、コイツのせいで
バレたら、どうする?
隠してたのを、周りにバラされたら?困んだよ。
そーなったら!?だから、考えないと。
そ〜か、コイツの弱みを、作ればい〜のか?)
注意〜ここから、BL表現注意〜
次の日。カイトとキョウイチは、アジトで二人っきり。
主にキョウイチが、ノブトの世話役だからだ。
カイト「なぁ〜?キョウイチ。俺と性的な関係にならねー?」
キョウイチ「!あの・・・、俺は、同性愛者じゃないんで、お断りします。」
カイト「はぁ!?お前、自分の立場分かってて、言ってんのかぁ!?言っとくけどなぁ!?
お前のいる、ポジションより、俺の父さんの方が、上なんだよ!?いーんだぜ?そっちが断るなら、コッチだって考えがある!
嘘の情報を父さんに話して、不利にさせて、組織から
追い出してやんよ!?俺の父さんは、嘘を信じてくれるんだ!当然だろ?子供の絶対的味方は、親なんだよ!
本当の事を言うお前の方を、信じない!」
キョウイチ「!(そうか。二人は、親子でヨシタツさんは、子供に盲目な人だ。不利なのは、こっちか。)
わ、分かり・・・ました。」
カイト「よし、じゃあ・・・裸になれ。逃げんなよ?
お前、そ〜いえば、手錠持ってたよな!?これ、借りんぜ?」
「カチャ(キョウイチの両手が、手錠で拘束された音)」
その際、その様子をビデオで、撮影しようとするカイト。
キョウイチ「ビッ、・・・ビデオは、やめて・・・くれませんか?」
カイト「言う事、聞いてろ!じゃねーと、父さんに言うぜ?」
キョウイチ「・・・・・っっ。」
「ギシギシ「ベットが激しく、軋む音」
キョウイチ(は、恥ずかしい・・・・。)
キョウイチは、顔を赤らめた。
カイト「おいっ!ちゃんと、画面をみろ!」
キョウイチ「・・・はいっ。」
行為後。
カイト「周りにこの事、言うんじゃねーぞ?言ったら、このビデオを流す。仲間内に。」
キョウイチ「い、言いませんよ。」
カイト「つーか、俺さぁ・・・本当は、ノブトじゃないんだよな?」
キョウイチ「え?」
カイト「これも、言うんじゃね〜ぞ?まぁ、詳しくは言わねーけど。」
キョウイチ(の、ノブトさんじゃないって何だ!?別人?あんなに前は、「本人だ」って言ってたのに?
逆にこんな、アッサリとーーーーー?ワケが、分からなくなる。もはや、何が本当なのかすら。一体、何なんだ。
真相が掴みづらい。ワケが分からない。)
カイト「じゃ、俺は、帰るわ。(キョウイチは、完璧度が
高いから、こーでもしなきゃ、弱み握れねぇ。悪く思うなよ。)」
キョウイチ「・・・・・。」
次の日。
アジトにて、キョウイチは、ヨシタツを呼び出して
二人で話す。
キョウイチ「あの、ヨシタツさん。話があります。」
ヨシタツ「何かな?」
キョウイチ「ノブトさんには、俺が言ったって言わないで欲しいんですが、アレ・・・ノブトさんは、偽物です。
本人が言ってたんで、間違い無いです。」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「普通、本人が言わないじゃないですか。そんな事。ヨシタツさんから、指示出してくれませんか?
偽物を拘束しろって。俺は、上手く捕まえますよ。」
ヨシタツ「(えーーーーー?カイト君、何で?バレたのかな?聞かされてないぞ。)キョウイチ君、君さぁ〜
その話、他の人には言わないで欲しい。」
キョウイチ「は?」
ヨシタツ「いい?この大金は、渡して置くから。」
キョウイチ「何でですか!?あれは、ノブトさん本人じゃないんですよ!」
ヨシタツ「・・・君には、関係無い。もし、この件を話すなら、いいかい?君の母親を始末するから!警察に言っても、無駄だよ。」
キョウイチ「わ・・・分かりました。」
ヨシタツ「君なら、どっちの方が得か、分かるよね?」
キョウイチ(何がどうなってるんだ!?
ヨシタツさんは、偽物の味方なのか?本物の件は、どーなった!?何かが、おかしい!だが、その何かが分からない。)
別の日。
いつもの様に、キョウイチに自宅へ
車で送ってもらっていた、カイト。(ノブト)
「バタン(カイトが車から、降りる音)」
カイト「この辺でいい。じゃあ〜。」
キョウイチ「・・・・・。」
「ガチャ(カイトが、玄関の扉を開く音)」
「ビリビリ(カイトが、自分の服を手で破る音)」
ヨシタツ「あれ?カイト君、話しあってーーー。」
カイト「え?」
ヨシタツ「キョウイチ君さぁ〜、カイト君が偽物って
知ってたよ?カイト君が、話したの?」
カイト(アイツ!言うなって、脅したのに!??クソっ!こーなったら!)
ヨシタツ「その前に、その服ど〜したの?ビリビリだね。破れてる・・・。」
カイト「俺っ!キョウイチに襲われたっ!?」
ヨシタツ「えっ!?」
カイト「いつもの様に、車で送ってくれると思ってた
のに!?アイツーーーーっ!」
偽の回想。
数時間前ーーーー、二人っきりの車内にて。
カイト「あれ・・・?この車、自宅に向かってねーじゃん。ちゃんと、戻れよ!おいっ、キョウイチ!?」
キョウイチ「・・・・。」
カイト「(駄目だ。走行してる今、外に出ても、俺が怪我して、危険だ。どこに向かってるんだ!!?)」
しばらくして、山に到着。
周りに、人の気配は無い。
カイト「何だよ?周り、山じゃん?えーーー?」
キョウイチ「ノブトさんっ!!」
(ここから、BL注意)
キョウイチに手錠をかけられて、無理やり性行為をされた。
カイト「やめろー!やめろー!」
偽の回想終了。
ヨシタツ「何で、キョウイチ君。そんな事ーーー?」
カイト「・・・腹いせだって、言ってた。俺が偽なのに
守られてんのが気に食わないって。だから、アイツひでぇ〜事・・・。」
ヨシタツ「ゆるせないなー。それ。君に腹いせなんて!」
次の日。
ヨシタツ「キョウイチ君、ちょっと三人で話そうかー。」
キョウイチ「?はい。」
カイト「・・・。」
アジトの部屋にて、話し合い。
ヨシタツ「君さぁ〜、そんなに気に食わなかった!?」
キョウイチ「何がですか!?」
ヨシタツ「ノブトの件だよ!性行為したんだって?いくら、男でも犯罪だよ。それ。」
キョウイチ「えーーーー?俺っ、そんな事してません!!」
カイト「そりゃそーだよな!?加害者にとっては、自分の非を認める方が不利になる!そりゃ、全力で否定するわなっ!?」
キョウイチ「はぁ!?」
カイト「俺っ、もうキョウイチとは、仕事したくねー!」
涙をポロポロ流しながら、そう訴えるカイト。
ヨシタツ「君ね〜!?どんなに一人息子を、大切に育ててきたか分かる!?そんな子を、ヒドいめに遭わされたんだよ!!」
キョウイチ「〜〜〜っ。」
カイト「うっうっ〜うぅっ!」
ヨシタツ「じゃあ、逆に聞くけど。これがノブトの嘘だったとして、
何か本人は、得する?」
キョウイチ「え、いや。そのーーーー。」
ヨシタツ「しないよねー?明らかに!普通、嘘って自分が得するから
つくと思うんだ。」
キョウイチ「・・・・・。」
ヨシタツ「この、大金をあげるから、組織を出てって欲しい!本当だったら、君も家族も始末してやりたい所を!!
百歩譲って、大金持たせるって言ってるんだよ!応じないなら、始末するし。出てった後は、君みたいのは恨むだろ〜から、ノブトに何かしたら、君と君の母親の命を、奪うまでだからね!?」
キョウイチ「〜〜〜〜〜、わ、分かりました。出ていきます・・・。
ノブトさん、酷い行為して、すみません・・・でした。
今まで、お世話になりました。ありがとうございます!」
ヨシタツ「もうっ、二度とノブトには、近づかないでね!?」
カイト(よし!キョウイチの追い出し成功だ!これで、組織の中で
ノブトじゃないって気づく奴は、いなくなったなーーー?脅威は、去ったぜ!)
次の日。
カイトは、外で歩いていると一軒の店に、足を止める。
カイト(お?食堂??ここ、新しくオープンしたのかーーーー?)
カイトが気になり、店の中へ入ると。
キョウイチ「!いらっしゃ・・・あ、ノブトさんっ!?」
カイト「え?ここって、お前の食堂なのかよ?」
キョウイチ「はい!・・・お蔭様で、オープンしました。貰ったお金で食堂を、開いたんです。夢だったんですよーーー。
ノブトさんの事。一つだけ、聞きたいです。
組織は、離れたから、他の奴に言う気はありません!だから、教えて下さい!アナタが、ノブトさん本人じゃないなら、アナタは、誰なんですかーーー?知りたいんです。」
カイト「・・・・・・。俺はーーー、本名なんて忘れちまった。
今はもうーーー、ノブトだ。
元気にやれよ。キョウイチ。俺は、今も組織にいるからーーー。」
最後の最後まで、カイトは本名を、明かさなかった。
その後も、ノブトとして彼は、生き続ける事になるーーーー・・・・。
完結。