影虎作品集

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1:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 12:20 ID:SnI

ここの板では初になります!!
本格的に近いのをそろそろ書きたくなってきたんで
二次創作書くことに決めました!
感想とかは気軽にどうぞ!ただし、荒らしとか
暴言はお控え下さいっ!!
じゃ、さっそく書きたいと思います!

701:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 15:49 ID:l8M

マイキー(キサキの話、本当だったな。タケミチの行動をキサキから聞かされた。最近のタケミッチは、単独で出歩いてるからなって。)

回想

キサキ「マイキー?タケミチはさぁ〜?色々心配だろ?弱いからさ?
常に見張って守ってやるよ。場所、教えてやっからね?」
マイキー「本当か?助かるな。」

回想終了

別の日。キサキは、タケオミと会っていた。

キサキ「んでさぁ?話って?梵天のタケオミさん?」
タケオミ「金は10万やる。タケミチについて、知りたい。」
キサキ「今度は、タケミチかぁ〜。前はさぁ、マイキーについて知りたがってたよな?知り合いなら、本人に聞けばいいのに、何で?」
タケオミ「マイキーとは、真一郎のプラモの件以来から、関わっていない。真一郎が、死ぬ前も全く。互いに気まずいんだ。色々と。」
キサキ「タケミチは、これまでも東京卍のピンチを沢山、乗り越えてきたよ!
アイツがいなけりゃ、それこそ東京卍は終わってた。」
タケオミ「ピンチを、か?何度も?」
キサキ「カズトラ対マイキーの時も!
太寿対八戒の時も!スーパーヒーローみたいにさぁ??」
タケオミ「スーパーヒーロー?弱いのに、か?」
キサキ「力は弱いけど、アイツはーーーー何だかんだで一番東京卍を
守ってんよ!」
タケオミ(何故、弱い男がそれほど、上手くチャンスを掴めるのだろう?いくら何でも都合良く、行き過ぎだろう?現実とは、本来残酷だ。
タケミチと言う男がこれほどチャンスに、恵まれていたとしても
今回の東京卍対梵天の戦いを無しにされたのはーーーー私の思いに反する。何とかして・・・・。)

先にセンジュとの約束のデートの日。

センジュ「約束、守ってくれたな?じゃ、行くぞ。」
タケミチ「うん。(色々な所で沢山楽しんだ。その終わり目前・・・)」
センジュ「アイス美味いな?今日は、楽しかった(笑)また、チョコミント食おう!?」

「スッ(銃が何者かによって向けられる音)」
「バァ・・・ン!(センジュが撃たれた音)」

タケミチ「えっ・・・?じゅ、銃!?誰がっ?何でっ!?せ、センジューーーーーー!!?」
センジュ「タケ・・・ミチっ、自分は・・・梵のリーダー・・・だから、はぁ・・命狙われるの・・・ありえるん・・だ。だから・・明兄に伝え・・てくれ。後は・・・よろしくって。」
タケミチ「!」
センジュ「デート、はぁ・・・楽しかった・・ぞ。」
タケミチ「駄目だ!!(涙)死んじゃ駄目だっ!!センジューーーーっ!?」

センジュをこのまま、死なせたく無かった。だから、俺はリープの力を使ってその何日前に戻した。

タケミチ「コスモ!何日前に戻して!?センジュが死ぬの嫌だから。」
ホワイトコスモ「モ〜!!」

702:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 15:52 ID:l8M

読んだ方は、気づいたと思いますが・・・今回の作品に真一郎が登場すると記載しましたが、間違えで過去の登場はするけれど、死んだ事にはなっていて、本格的な登場はありません!!
サノ 真一郎(過去の登場のみ)と訂正します!すみません!

703:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 08:03 ID:l8M

タケミチ(こ〜なったって事は、さすがにデートの約束は、出来なくなったなぁ。どうする?東京卍対梵天の戦いはどう避けたらいい?)

そこを、偶然にもタケオミの運転する白い車が通りがかる。

タケオミ「タケミチ?そこで何をしている!?」
タケミチ「タケオミさんっ!?丁度良かった、今アナタに伝えて置きたい事があって。」
タケオミ「話なら、車に乗れ!山にでも行くか?こちらも話して置きたい事がある。」
タケミチ「いいですよ!コッソリの方が今は・・・。」

山付近の場所に車を停めて、二人は外に出て話し合う。

タケミチ「タケオミさん、センジュとのデートの約束、無理になったんスよ。すみません!この先も無理で・・・言っちゃうと、俺ーーーーちょっと行動をとある奴(キサキ)に見張られていて。」
タケオミ「見張られてる?」
タケミチ「(多分、キサキなんだよ。センジュが撃たれたのも、もしかしたら・・・。)俺のせいで妹さんにも危険がって考えたらデートするの怖くなって。」
タケオミ「それは、それでいいがこの先、センジュが殺されるからか?」
タケミチ「!(え、何でこの人センジュが殺されるって知ってるんだ??)
タケオミ「不思議、か?何故なら、こちらもタイムリーパーだからだ。」
タケミチ「え!?」
タケオミ「そして、タケミチお前もタイムリーパーだろう?」
タケミチ「何で・・・知ってるん・・・スか?(顔面蒼白)」

「チャカ(タケオミがタケミチに銃を突きつける音)」

タケミチ「!」
タケオミ「気付かないのか!?ワザとセンジュを撃ったのは私だ!何故かって?お前をリーパーだと疑っていたから。目の前でセンジュを撃たれたら責任を感じて、もしリーパーなら、力を使うだろう?知っていたか?
同じリーパー同士は、例え時間が戻っても、記憶は消えないんだ。それは、こちらも同じ。だから、分かった。
力を使ってはいないのにセンジュが死ぬ前の世界に戻っている、と。」
タケミチ「あっ!」
タケオミ「私じゃ無いなら、もうお前が使ったしか無いんだ!?これから、こちらの言う通りにしろ。
でないと、お前の彼女・ヒナタを見張らせていて、いつでも梵天の部下に命令で殺せるんだ。死なせたくないなら、タケミチ?木で首を吊って死ぬんだ!
それなら、ヒナタだけは助けてやる!?」
タケミチ(そうか・・・初めからこの人の罠だったんだ。ヒナタ、やっぱり君が死ぬのは嫌だから、俺が死ぬ事にするよ・・・。)

木の枝に吊るされたロープの近くへ、震えながらタケミチは歩く。

タケオミ「ちゃんと、書き置きもしてから死ぬんだぞ?」

704:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 08:23 ID:l8M

タケミチの遺書内容「マイキー君へ。俺は君を助けたかった。だけど、何度やっても助けられ無かった。絶望したから、死ぬよ。無力な俺なんて・・・もうこの世には必要ないから。ヒナタ、さようなら。キサキと幸せになってくれ・・・。タケミチより。」

「キシキシ(吊るされたロープにぶら下がるタケミチの音)」

タケオミ「よし・・・。」
タケミチ(ヒナタっ・・・ヒナタ!?大好きっ・・・だよ!(涙))

タケミチ死後。
恋人のヒナタは悲しみに暮れていた。
花垣の墓の前ーーーーーー・・・

ヒナタ「うっうっ(泣)どうして!?何で私を残して死んじゃったの!?(涙)花垣君っ・・・分からないよ!?ぐす。」
キサキ「悲しいなぁ〜。まさか、アイツが死ぬなんて。」
ヒナタ「テッタ君!違うよっ・・・(涙)こんなの変だよ!?花垣君がヒナを悲しませるって絶対おかしいよ!?そんなのって無いよっ・・・ぐす。(泣)」
キサキ「ヒナタ・・・。(確かに変なんだよなぁ?今までのアイツならーーーーーーーって事は?)ヒナタ、アイツの代わりは無理だけど、付きあわねーか?俺と・・・。ずっと、前から好きだった。今でもずっとーーーーー・・・。花垣の分も守るから。」
ヒナタ「ありがとう・・・テッタ君。ヒナ、すぐには無理だけどもう少ししたら、・・・テッタ君と付き合ってもいいよ。でもっ・・・やっぱり、今は無理だから(泣)」
キサキ「今じゃなくていい!俺も花垣の死は、悲しいんだ。仲間だったからなーーー(涙)」

キサキは、涙を流す。
その頃、マイキーも・・・・・。

マイキー(タケミチが・・・死んだ。俺のせいで死んだんだ。兄貴も似てたタケミチも・・・大切な人は皆いなくなる。
もう・・・駄目だ。バジだっていない。頑張れねーよ。これ以上・・・。どうしたって、こんな暗闇からは逃げらんねー。)

それからのマイキーは、更に精神不安定になり、
東京卍対梵天の戦いが始まってしまった。
マイキーの顔は、死んでいた。
顔に生気が宿っていない。

センジュ「行くぞっ!?マイキーーーーっ!?」

「ヒュウ(センジュがマイキーの宙を舞う音)」
「フッ(マイキーが消える音)」

センジュ(!?き、消えたっ??)

「スッ(センジュの後ろ頭上に現れるマイキーの音)」

センジュ「(いつの間に上にっ!?見えないスピードで!?)あっ・・・(顔面蒼白)ヤバいっ!?」

センジュは、浮いているから避けられない。

705:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 11:42 ID:l8M

「ドガァ!(マイキーがセンジュの首から〜肩に足を引っ掛け、地面に叩きつける音)」

タケオミ「センジュっ!!?(頭がかち割られている、・・・もう無理だ!)フルフル(体が震える音)」

「バッ(タケオミがマイキーとセンジュの間に割り込む音)」

マイキー「!」
タケオミ「この通りだ!マイキーっ許してくれっ!?もうっ・・・センジュは、女だ。梵天は、これより東京卍の元に入る事にする!敵じゃ無くなった。」
マイキー「あぁ〜〜、勝手にしろよ。」
タケオミ(何って、冷たい目なんだ。マイキーは。目に生気が宿っていない。)

こうして、梵天は東卍と合体した。

タケオミ(ひとまずは、望んだ通りだ。もう一人いた、タイムリーパーのタケミチも死なせた。この力の特徴は、リーパー自身の死の場合のみ、もう二度と本人は生き返れないという決まりがあるんだ。コスモから聞いた。
そもそも、俺にタイムリーパーが身についたのは、真一郎がブラドラを解散後・・・数年後。
借金生活で困り果て、死にたいと崖から落ちた後。
あの世でホワイトコスモに会ったのがきっかけだった。
リープして、死ぬ前に戻った。
そこで気づいたのは、ブラドラ以外のデカイグループを作る事だった。そのトップにマイキーを!と。
キサキに近づき、話を色々聞きながら、その間は梵天で金も稼ぎつつ・・・そして、今やっと!それが叶った。
目の前にマイキーが!?この東卍は、もっとデカくなる!金ももっと大きくなる!世の中は、金が全てなんだ!)
マイキー「・・・・・・。」
タケオミ(しかし、他にもリーパーがいたのは気づかなかった。もしや、他にもいるのか?
邪魔をするなら、他の方法で死なすしかない!そいつも。)

それから、次の日。

マイキー「キサキ、久しぶりだな?あれから、ヒナと同居してるんだってな?ケンチンもエマと同居中だ。幸せだろ・・・?」
キサキ「あぁ〜、幸せだ。ただ、な?ヒナタは、タケミチの事を今も思い出しちってさぁ〜?なぁ?変だと思わねーか?いきなり、あんな・・・さ?」
マイキー「?」
キサキ「怪しい奴、知ってんだよ。タケオミって奴。」
マイキー「!た、タケオミ・・・?」
キサキ「アイツ、コソコソとマイキーやら、タケミチの事を調べまくって。タケミチが死ぬ前も俺に接触しに来てた。
大抵、コソコソしてる奴にロクなもんいねーよ?
俺もそーだから分かる。」
マイキー「タケオミがタケミチを・・・??まさかーーーーーーーー。」
その後、マイキーはヒナタの弟・橘 ナオトと会う。

マイキー「タケオミって奴がタケミチを死ぬ様に追い込んだじゃねーかって?」
ナオト「花垣君の件は、姉から聞いてます。死ぬのは、不自然ですよ。ここで、一つ。その男が犯人なら、自白する様に引き出しましょう!!良い手があります、こちらは隠れて聞いてますんで。」

706:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 12:04 ID:l8M

その後、マイキーはタケオミだけを呼び出す。

タケオミ「話とは、何ですか?マイキー君。」
マイキー「仲間になるって言っても、信用がいる。そこで、俺だけにしか言えない秘密を打ち明けて欲しいんだ。例えば、過去にした過ちとか?言いにくいって思う秘密を。信用出来ねー奴は、部下にしたくないからな。
どうだ?あんのか。」
タケオミ「そうだな・・・実はタイムリーパーで力を使える。」
マイキー「力・・・?」
タケオミ「そうだ。」
マイキー「(タケミチと同じリーパーだったのか!?って、自ら死ぬと、能力が、無効になるって知ってたんじゃ!?)だったら、タケミチを生き返らせるの可能だよな?」
タケオミ「いや、何故だか最近、その力が使えない。(嘘)今は、それは無理だな。」
マイキー「秘密は、それだけか?」
タケオミ「後は・・・そうだな。」
ナオト(言うか?花垣君の件を?自白さえ、すれば・・・その場で逮捕出来るんだ。)

ナオトは、隠れながらもマイキーとタケオミの会話が聞こえる位置にいる。

タケオミ「小児性愛の面がある。男児が好きだ。」
マイキー「!?」
タケオミ「こーなったのは、真一郎の影響だ。誘われて一緒に観た。それからだな。隠したい秘密なら、こんなもんだ。」
ナオト(花垣君の件は、言ってこなかったか。かなり、警戒心の強い男だ。警察に捕まるのは、余程嫌とみた。)

その後、話は終わり・・・マイキーは、ナオトに提案をする。

マイキー「あの男に余裕を与えるんじゃ上手くいかねーな?こっちのやり方で、やってもいいか?」
ナオト「警察として、協力しましょう!花垣君の為です!!無念で死んでいったからーーーーーー・・・。」

その頃、タケオミは・・・・。

センジュ「明兄!?自分、やっと普通に外に出て大丈夫な様になったぞ!(笑)」
タケオミ「良かったじゃないか?傷も平気か?」
センジュ「マイキーは、思ってる以上に強かった。自分じゃあ・・・とてもじゃないが、勝てなかったよ。」
タケオミ「お前は、よくやったよ。センジュ?これからは、東卍メンバーとして頼んだぞ?マイキーは、真一郎の弟だ。」

次の日、タケオミは再びマイキーに呼び出される。

707:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 12:26 ID:l8M

タケオミ「また、話とは・・・何だ?」
マイキー「タケオミっ!?」

「チャカ(マイキーがタケオミに、銃を突きつける音)」

マイキー「お前がタケミチを死に追いやったんだろ!?キサキから聞いた。コソコソとタケミチを調べて・・・!?同じリーパーって思ってたから、邪魔でタケミチを、死なす様に誘導したのか?自白しろよ、じゃないと、撃つぜ!!」
タケオミ「!」
マイキー「今、この場で本当の事を言うなら撃たない。」
タケオミ「(キサキっ・・・余計な事を!?)ちっ(舌打ちの音)」

「バン!(タケオミが隠してた銃をマイキーに撃つ音)」

マイキー「うっ・・・!?」
ナオト「!?(顔面蒼白)」
タケオミ「いいだろう!これから、死ぬお前にだけ、真実を話してやる!?マイキー・・・、タケミチは私が死に追い込んだ。」

マイキーは、撃たれた腹を押さえながら、背中を丸めつつも
顔だけは、タケオミの方を向いている。

マイキー「何で・・・だ?殺さないと・・いけなかった・・のは?」
タケオミ「タケミチは、邪魔をした。それだけだ。私は、自分の思い通りに事が進まなければ嫌なんだ。そもそもな?」
マイキー「ううっ・・・。」
タケオミ「脅して死ぬ方向に向かう様にと、ヒナタをいつでも殺せると嘘をついたよ。嘘だったんだ。」
ナオト(嘘っ!?)
タケオミ「だが、あの男は、その嘘を信じた。そして、死んだ。
ハハハ(笑)馬鹿な男で良かったよ!嘘にも気付かないんだからな?」
マイキー「くそっ・・・!(涙)」
タケオミ「そして、まだ隠している事があるんだ。」
マイキー「え?」
タケオミ「真一郎のバイク事件の件だ。あれな・・・本当は、私が死ぬ方向に向かわせたんだ。元々の世界線では、真一郎は死んでいなかった。何でだと思う?」
マイキー「はぁ?」
タケオミ「元々のは、バイク盗み未遂事件だった。店の警報システムが作動するからだ。だが、リープの力で戻り・・・バイク事件の起きる30分前に店を訪ねた。」

回想

タケオミ「真一郎、お腹を空かせてないか?差し入れだ。
ちょっと、トイレも借りるぞ?」
真一郎「タケオミ!ありがとう!!」
タケオミ「その間、差し入れの飯でも食っていろ。」

回想終了

タケオミ「トイレも嘘だ。本当は、警報システムをオフにしてたんだ。」
マイキー「なっ・・・!(驚)」
タケオミ「真一郎は、気づかなかったよ。」

708:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 12:41 ID:l8M

タケオミ「そして、あのバイク殺人事件は起きた。」
マイキー(って事は・・・カズトラもバジも、悪くならなかったって事か?兄貴が死ぬ事も、バジが殺される事も、カズトラが刑務所に行く事も・・・?
本当は、そ〜なってない、未来があったって?タケミチが死ぬ事もーーーーーーー・・・??全部、コイツのせいじゃねーかよ!?(怒💢))
タケオミ「まぁ、安心しろ。今、お前を撃っても私は、リープの力を使い、撃つ前に戻れる。
そして、こうなると分かったから、お前の元へは行かない。
今、話した真実も消える。お前は、死ななくても済むから、安心しろ。マイキー?」

「ヒュウ(マイキーが消える音)」

タケオミ「なっ!?マイキーが消えた?」

「バッ(タケオミの宙の上にマイキーが出現する音)」
「ドゴ(空中からタケオミの顔頬にキックを喰らわす音)」
「バッタン・・・(タケオミが床に倒れる音)」

タケオミ「な・・何故・・・だ?うごけ・・て?(お腹を撃たれてまだ、そんな力が・・・?)」
マイキー「悪いな?こっちも嘘ついてた。撃たれたふり、してたんだよ。防弾チョッキしてた。ナオトから借りて。」
タケオミ「何ぃ!!?演技だとぉ!??」
ナオト「今までの話しは全て聞かせてもらった!真一郎のバイク事件&タケミチ殺人の件で、タケオミ!!逮捕するっ!観念しろっ・・・!!」
タケオミ「罠・・・か、これはーーー・・・全て・・・・そうかーーーーー・・・。」

その後、タケオミは逮捕され罪も裁かれた。
マイキーはタケミチの墓の所へーーーー・・・。

マイキー「兄貴も死んで、タケミチも死んで、ようやく気づいた。
もう、俺・・・闇落ちなんてしねーから。東卍守るから・・・。それでも、もう誰も会えねーんだな(涙)死んじまったらーーーーー。」

それから、1年半が経ち。

ヒナタ「テッタ君、赤ちゃん産まれたね?タケヒナって名前にしたよ。」
キサキ「可愛いな。俺のベビー。」

同じくして、ドラケンとエマの間にも赤ちゃんの双子が・・・

709:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 12:55 ID:l8M

エマ「死んだお兄ちゃんと似てる真一って名前と、後はケイイチって名前でいい?」
ドラケン「あぁ、死んだバジがケイスケだから、近い名前がいいな。」

しかし、その後・・・3人が大きく成長する度に・・・・

タケヒナ「前の時に自ら死んだ。」
ヒナタ「え?どこで?」
タケヒナ「森で。首を吊ってーー・・・・。」
ヒナタ(あれ?花垣君と同じ場所?でも、そんな話してないのに。もしかして、この子の前世って花垣君!?(汗))

真一とケイイチも・・・・

真一「前は、バイク店で仕事してて殺された。」
ケイイチ「俺は腹を刺して死んだよ!」
エマ「えぇ〜??(汗)」
ドラケン「こら、母親のエマを困らせるな。」

3人は、同じ幼稚園にも通ってトリオとして、仲も良かった。いつも遊ぶ。
そして、マイキーもそんな3人と会う日がーーーー・・・

マイキー「タケヒナと、真一とケイイチだって?ん?
何か、似てんな。外見が兄貴とバジとタケミッチに・・・(汗)」
真一「マンジロウ!」
タケヒナ「マイキー君?」
ケイイチ「マイキー?」
マイキー「!お前らっ・・・まさかっ!?何だよっ・・・(涙)俺より小さくなったなぁ〜、すっかり・・・(泣)
こんな奇跡ってあるんだな。」

生まれ変わって、再び3人に会えるなんて、マイキーも思っていなかった。
また、こうして会えてマイキーは、嬉し涙を流す。
再びマイキーに会いたいから、3人も輪廻を果たした様だ。
ホワイトコスモの力だろう。


ブラックコスモ「へっへっへ〜!過去には、真一郎を悪人にして、現在ではタケオミも、悪人にしたモ〜!悪エネルギーチャージも!!」

そして、コスモが取り憑いているとも知らず悪事も、まだまだ続く。




完結

710:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 14:34 ID:l8M

ケイ君の作品としては、これで最後になります!
作品設定説明を始めます。

登場人物
シバ 太寿(小学生設定〜中学生設定)
シバ 八戒(小学生設定〜大人20歳設定)
シバ父(太寿と八戒の父親)
ここでは、3人暮らし設定

オリキャラ・ヨシミ先生・男(太寿の通う学校の先生・頭は剥げていて、メガネをしてる。生徒からは、「ハゲヅラ」とあだ名をつけられる)
ユズハ(20代・ハンバーガーに務める店員)
シバ タイシュ(シークレット)
オリキャラ・シバ クリフ(体は、女。心は男の性同一性。)
オリキャラ・シバ ヨッカイ(シークレット)

今回は、マイキー達は出ません!
主に太寿達家族に焦点が、当てられている物語になります。
タイムリープは無し。
ホワイトコスモは登場無し。
ブラックコスモも登場無し。
BL表現無し。

今までとは、変わった視点で作品をお楽しみ下さい。


では、作品設定説明を終わります。

711:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 07:59 ID:IZA

タイトル【東京リベンジャーズ〜八戒・赤ちゃんになる〜】

シバ家。
兄の太寿。弟の八戒。父さんとの3人暮らし。

シバ父「太寿、八戒。今日も父さんは仕事だ。」

母さんが病気で死んでからは、父さんは牧師になった。

シバ父「太寿、お前が長男なんだから、八戒はしっかり躾けろよ。」
太寿「コクン(頷く音)」

父さんは、夜遅くになって帰って来る事も多い。
二人は、まだ小学生だ。

シバ父「仕事が忙しくて、家の事はやってられん。」

父さんが帰って来ても、疲れてるからか?相手をしてくれなかった。
この家には、父さんがいる様で父さんの存在は薄かった。
その代わりに家の主(あるじ)になったのは兄の太寿だった。

太寿「またお前かぁ!?何度言ったら分かるんだ!?(怒💢)」
八戒「ごっごめっ・・・なさっ!?(汗汗💦)」

八戒は、そんな兄が、恐ろしくて恐ろしくて仕方なかった。しかも、太寿は殴る蹴るの暴力もふるった。

「バキィドゴ(太寿が八戒に暴力を振るう音)」

八戒「あーーーーーーーっ!!」
太寿「お前が悪いんだっ!これは罰だっ!?」

八戒は、日常的に暴力を振るわれた。

八戒「うっううっ・・・・(涙)」

そんな事が繰り返されたある日。

太寿「八戒!?💢またかよ!こっち来いっ!??」

八戒の心はもう、限界だった。
いつもの様に怒っていたある日。

太寿「これで分かったかっ!?返事しろっ!?💢」
八戒「・・・僕、赤ちゃん。」
太寿「はぁ?何冗談言ってんだ・・・?」
八戒「赤ちゃんだから、何言ってるのか分からない。」
太寿「!まっまさか嘘だろ!?本当に赤ちゃんになってる!??さっきは俺が悪かった!だから、元に戻れ!?」
八戒「?何言ってるか、分からない・・・。はむはむ(自分の指を噛む音)」

八戒の心が壊れ、ついに赤ちゃん化してしまった。

太寿「どっどーしたら、元に戻んだっ!?(汗)」

歩き方もよちよち歩きに。

太寿「ヤバい!本当にマズイ!?(父さんにバレたら俺が責められる!どうしようっ・・・。)」

父が帰る時間。

シバ父「今日も遅くなったな?ん?」

「よちよち(四つん這い歩きで父に近づく八戒の音)」

シバ父「八戒!?何、四つん這いになっている?」
八戒「何言ってるか・・・分からない。」

712:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 08:16 ID:IZA

シバ父「何だっ!?どうなって?太寿ーーーーーっ!?いるなら、出て来い!こっち来い!?」

父は、太寿のいる元に。

シバ父「一体、どういう事だっ!?説明しろっ!(怒💢)」
太寿「・・・俺は、ただ・・・父さんに言われた通りに、ちゃんと八戒を躾けてただけだ。」
シバ父「だったら、何故八戒が赤ちゃんになった!?」
太寿「それはっ・・・それは、ちゃんと躾ければ躾ける程、八戒の心を追い込み過ぎちゃってーーーー・・・。」
シバ父「お前、この先どう責任を取るつもりだ!?八戒があんなままだと、周りから色々言われるんだぞっ!?父さんも恥をかく事になるんだ!何って事をしてくれるんだっ!?(怒💢)」
八戒「?」
シバ父「恥ずかしく学校にも通わせられないじゃないか!?これは罰だ!愛してるから殴るんだ!」

「ドッゴッドゴッバキィ(父さんが太寿に暴力を振るう音)」

シバ父「何故だっ!?何故父さんの期待を裏切るっ!?こんなに愛してるいるのに!何故父さんにこんな辱めを与えるっ!?愛してるのにっ!?何故分からないんだぁああーーーーっ!!?(怒💢)」
太寿「うっ・・・ううっ。」

太寿の口からは血が出た。

「ドサッ(太寿が床に倒れる音)」

八戒「はむはむ(自分の指を噛む音)」

その様子をキョトンとした顔で見つめるだけの八戒。

太寿「クソっ!お前のせいで怒られたじゃねーかっ!?八戒っ・・・お前のせいでっ!??」
八戒「ご飯・・・ご飯🍚」
太寿「何も分かってねー!分からなくていいよな、お前は?」

八戒は、ご飯とも喋ったり、トイレとも言ったりお風呂や、眠いも喋ってくる。

八戒「眠い・・・。」
太寿「一人で寝てーなら、勝手に寝ろっ!?(怒💢)」
八戒「わぁああああああ(涙)」

叶えてもらうまでは、ずっーと泣き続ける。

太寿(💢)
八戒「ぁあああああああ〜(泣)」
太寿「何なんだテメェーーーっ!?全然寝れねーだろっ!?(怒💢)
八戒「ああああはあああああ〜(泣)」

713:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 08:35 ID:IZA

仕方ないから、一緒に寝た。

太寿「すう〜(寝息の音)」
八戒「す〜す〜(寝息の音)」

八戒は、一人じゃ何も出来なかった。

八戒「トイレ〜。」
太寿(だから、俺が頑張るしか無かった。)

ただ、そうなればそうなる程、学校に行けなくなったり、
行ける日があってもーーーーーー・・・。

太寿「婆ちゃん・・・。八戒、訳あって、心が赤ちゃんになった。俺
は学校行って来るから、よろしく!」

たまにしか、小学校には来れなくなった分、それまでの仲良くしてた奴からも良い風に思われず。

生徒1「ここずっーと太寿って、付き合い悪いよなぁ?」
生徒2「前はあんなに仲良くしてたのに・・・。」
生徒3「もしかして、俺等の事嫌いになったとか?」
生徒4「きっと、そーだ!あ、じゃあオレらも太寿を嫌いになろう?」

いつしか、太寿を虐めてくる様になった。
机に落書きをされて暴言を書かれる。

太寿(最悪だ・・・。何で俺が?こーなったのも、全部八戒のせいだっ!?)

もう、相手する気も失せて、ひたすら勉強をし続けた。
家に戻って八戒と二人。太寿は、勉強中。

八戒「ご飯〜🍚」
太寿「今、勉強中なんだよ!?(怒💢)見て分かんねーのか!?」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「あ〜〜!?何であっちはこっちを理解してくれねーのに、こっちはあってを理解してやらねーといけねーんだよっ!?不公平だろっ!?
イライラするぅ〜〜〜〜〜っ!(怒💢)」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「しかも八戒!?お前のせいで俺は学校で虐められてんだよ!?一人になったじゃねーか!!分かってんのかよ!?(怒💢)」
八戒「赤ちゃんだから、良いことも悪いことも分からない。赤ちゃんだから、ルールも分からない・・・。」
太寿「!だけど・・・アイツらは、皆俺から去って行ったのに、八戒・・・お前だけは、俺から離れて行かないんだな。よし、だったら俺もお前から、離れねーよ!!」

この頃、太寿の八戒に対する見る目は変わった。
疎ましいと思う存在から、大切な存在へと変わった。
自ら進んで八戒のお世話をする様になる。

外へ出かける時は、車椅子で周りがいない時間帯を狙って、外出した。

太寿「よし、これなら知り合いもいない。」

近くの公園で、遊んだ。

「キコォ〜キコォ〜(ブランコに八戒を乗せて、後ろから押す太寿の音)」

714:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 08:42 ID:IZA

>>713
間違い発見!
太寿のセリフの「こっちはあってを理解して」じゃ無くて「こっちはあっちを理解して」ですね!失礼しました。

715:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 15:18 ID:IZA

太寿(八戒がいると楽しいっ!!)

今度は滑り台を二人で楽しむ。

「スゥ〜〜(大きな滑り台を二人で、滑る音)」

それでも、父さんの目は厳しく・・・。

シバ父「なかなか、八戒は元に戻らないな?どうするつもりだ?責任を取り続けられるのかっ!?」

その一方で、父さんからの激しい暴力も続いた。 

「ドッゴッ(父が太寿に暴力を振るう音)」

太寿「大丈夫・・・大丈夫。俺には、守るべきモノがあるから・・・。」
八戒「たぁ〜た?(太寿の名前を呼んでいる)」
太寿「八戒・・・お前がいるから、俺は頑張れるんだ。」

その後の八戒は、少しずつ言葉を理解出来る様になってゆく。

太寿「八戒、ご飯だぞ?🍚」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「八戒、オモチャだ。」
八戒「オモチャ〜🪀オモチャ〜🪀」
太寿(成長してきてる?前より、言葉と行動のセットで繰り返してるの
理解してくれたんだ。分かってくれた!?って言っても、相変わらず本人が嬉しいって言葉に反応してるのみだけど。ただ、それ以外の成長は特に見られなかった。)

それから、歳月は過ぎて・・・太寿は、中学生になった。

シバ父(おっ?コイツやけに、大きくなったなぁ!?中学生になってから、父親であるこっちと同じ体型だとぉ!?)

この頃くらいになると、父親からの暴力も無くなった。
父さんとしても息子に負けるのは、嫌な為争いたいとすら思えない。
それがプライドだ。

この頃、学校に行くとーーーーーー・・・

生徒1「太寿さん!」
生徒2「太寿さんっ!」

体もデカくて喧嘩も強いからか?気づいたら周りに友人が新しく、出来た。
学校では、普通は制服だが太寿だけが私服だった。周りと違う事をして注目を集める。
生徒1「見ろよ、太寿さん・・・カッコいいよなぁ〜。」
生徒2「知ってるか?太寿さんって、裏でボ〜ゾク(暴走族)やってるって?」
生徒3「えっ?名前、何って?」
生徒2「ブラックドラゴンって言うんだって。」
1「ブラドラぁ!?カッコいいなぁ〜!!?」

個性もある為か、憧れる生徒も多い。
そんな太寿を、よく思わない者もいる。

ヨシミ先生「コラァーーーー!!太寿っ?また貴様かぁーーーー!?何度言ったらわかるんだっ!?他の生徒を見てみろ!?ちゃんと制服を着ている!」
太寿「・・・・。」

716:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 15:38 ID:IZA

ヨシミ先生「お前も少しは見習ったらど〜なんだっ!?周りが真似したら、どーするっ!?(怒💢)」
太寿「・・・命令するから悪い。俺は命令なら聞かん。着たいから服も着てるだけだ。他が真似しようがそんな事、頼んだ覚えもねぇ。
俺に責任取らせようなんざ、分かりきったセリフいうが、頼んでもいない以上、本人が選んだ事だ。俺に責任はねぇ。」
ヨシミ先生「コラァーーーーー!(怒💢)太寿っ!どこ行くー!?まだ話は終わっとらんぞーーー!?💢」
太寿「・・・・・・(無視)」
生徒1「すげ〜よな?あんな言葉?俺なら先生の顔色を気にして言えねーよ!」
生徒2「うんうん!出来る太寿ってやっぱスゲ〜!」
ヨシミ先生「貴様らぁああーーーーーー!?太寿のどこが凄いんだっ!?貴様らが褒めるから、太寿が付け上がるんだ!その考えは捨てろぉーーーーーーっっ!?(怒💢)」
生徒3「ハゲヅラ、うぜー。いっつも自分が正しいとか思い込んでる。(小声)」
生徒4「メンドクセー。相手すんのやめよーぜ?(小声)」
生徒2「そーだな?オレ達も行こーぜ行こーぜ?(小声)」

授業中も太寿だけが寝てる。一人、屋上。
そこへ例のハゲヅラこと、ヨシミ先生登場!!

ヨシミ先生「寝る馬鹿があるかぁあーーーーー!?(怒💢)またココかぁあーー!?起きろ〜〜〜💢💢太寿ーーーーーっ!!?何度言ったら分かるんだぁーーーーっ!?いい加減同じ事を言わせるなぁーーーーっ!」
太寿「うっせ〜な。俺も何度も言ってるだろ。あんたは自分の考えが正しいと、思ってるんだろうが俺も俺自身の考えを正しいと思ってるんだ。
いくら先生って言っても、邪魔する権利は無いはずだ。
俺以外の奴にはなっ?」
ヨシミ先生「うるさぁーーーーーいっ!(怒💢)ルールはルールだ!従えーーーーーーっ!?」
太寿「じゃあ、ぶん殴ってみるかぁ?先生。キレてるならなぁ?体罰になんぜ?」
ヨシミ先生「ふんっ!話にもならんっ!?」
太寿「・・・・・・。」

ヨシミ先生は、去って行った。
そして、この頃・・・・太寿は、主に八戒の世話をブラドラの部下にやらせてすらいた。

太寿「八戒は、今日は大丈夫だったか?」
部下1「はい!」
八戒「たぁ〜たぁ〜!」

そして、更にそれから月日が過ぎて、中学卒業の後は父の元を去る。

太寿「八戒とふたり暮らしする。今まで、世話になったな?」

きっかけは、父親の再婚だった。
金は自力でも稼げるので、何の心配も無し。それから更に太寿が20歳の時。

717:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 16:00 ID:IZA

太寿「本日、20歳を期にブラドラは解散する!皆・・・今までご苦労だった。好きに生きろ!」
生徒1「そんなぁー!?太寿さんの金稼ぎを頼りに生きてこれたのにっ・・・!?」
生徒2「そーっスよ!オレらには、太寿さんがいないと生きれねーっス!?」
生徒3「解散とか、それこそ生活の破綻ーっ!??」
太寿「おーう、だったらこの後も八戒の世話係として、家に来るかぁ!?金はその分やる。世話代として。ただ、3人ぐらいまでだ。」

部下達はジャンケンで決めて、その中から3人だけ選ばれた。
しかし、これがまさか後々・・・あんな悲劇に繋がるとは。

太寿は、20歳で神父の仕事をする。(ここの世界では、大学に通って無くても神父になれる世界。)

太寿(八戒の件がある以上、女との付き合いは諦めている。アイツは赤ちゃんだから、自分を守れない。俺が守るっ!)

しかし、それから半年後ーーーーーー・・・・

「グサッ(太寿が脇腹を包丁で刺される音)」

いつもの様に教会へ向かう途中だった。

太寿「うっ!」

口から血を出す太寿。

太寿(さっ刺された!?誰だっ??)
元部下4「太寿さんが悪いんスよ!?ブラドラを終わらせるからっ!?(涙)そのせいで生活に困って借金だらけじゃないっスかぁ!!」

一方的な恨みで刺された。

太寿(八戒・・・・・俺には、まだ守りてぇもんがっ・・・!?八戒・・・・・っ。まだ、死ぬ訳にはーーーーーー・・・・。)

「パタ(太寿が地面に倒れる音)」

その頃、八戒の方ではーーーー・・・

テレビのリポーター「ニュースです!今さっき入ってきた話によると、刺された男性がいて・・・死亡しました。身元は、シバ 太寿(20)と思われます!」
元部下1「あれ?これ・・・太寿さんじゃないっスかぁ!?」
元部下2「本当だ!太寿さんが死んだっ!??」
八戒「あれ・・・?俺、今まで何を・・・してたんだ?って何で裸っ!?(汗💦)」
元部下1「あれっ?八戒さん、元に戻ってる!?」
八戒「え?誰だ・・・。お前ら?(汗💧)」
元部下1「けして、怪しいもんじゃなくて、1から理由を説明しやーす!」
八戒「理由・・・?」

説明は、終わり・・・。

八戒「そっか、俺・・・内面が赤ちゃんになってたんだな。そして今は大人?(兄貴はさっき、死んだ・・・?今から一人で仕事をしないと・・・か。)」

その後は、部下達は家から出て行き、八戒は一人仕事をして
生活する事になったが・・・。

八戒「新しく入って来た、シバ 八戒です!」
店長「皆、仲良くやる様に!!」

ハンバーガー店で仕事をする事になった。
そこで出会ったのがユズハだった。

718:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 08:08 ID:Oo2

しかし、中身は小学生のまんまな八戒は、周りからは下手に見られる。

店員1「八戒、こんな事も分からんの〜?」
八戒「えっ・・・・その!?(汗汗💦)」
店員2「お前って馬鹿だよなぁ〜?(笑)」

その為、イジメのターゲットに・・・・。

ユズハ「ねぇ?あんた達、何してんの?ここ、仕事する場所だから。真面目にやる気無いなら、店長に言いつけちゃおうかな〜?」
店員1「冗談だよ!なぁ〜?」
店員2「行こ行こ〜。」

店員達、二人は出ていった。

ユズハ「ねぇ?大丈夫だった?あたしは、ユズハ!」
八戒「!あ、ありがとう!」

照れた状態の八戒。

ユズハ「あたしさぁ〜、あんたの事好きなんだけど!?タイプ❤」
八戒「えっ?嬉しいけど・・・(照)」
ユズハ「じゃあ、付き合おうよ!?あたし達!」

こうして、二人は付き合い・・・デートを重ねーーーーーー

ユズハ「次、どこ行く〜??」
八戒「任せるよ。」

早くも結婚して、同居をする。
ユズハは、八戒の一人暮らししている家で現在は生活している。

八戒「ユズハはさぁ〜、何で俺に惚れたの?どこ好きになったの?
顔とか?」
ユズハ「顔もそーだけど、ウブそうな所とか!?後はーーーー優しそうな所とか!」
八戒(すごく、今・・・幸せだなぁ。兄貴は、死んだけどユズハと出会ってから、すごく幸せだなぁ〜。)

その夜。

「ギシギシ(ベッドが軋む音)」

そして、早くも赤ちゃんが出来た。

赤ちゃん「オギャア〜!オギャア〜!」

名前は、死んだ兄の名から取って「タイシュ」
それから、タイシュは4歳になった。
八戒と二人で休日に家にいた時・・・・・

タイシュ「八戒・・・覚えてるか?俺は・・死んだお前の兄・太寿だ。」
八戒「えっ?(顔面蒼白)(死んだ兄貴の話なんて、ユズハにも言ってねぇーのに?)何で、そんな事を知って・・・・??」
タイシュ「お前には、DVも振るったなぁ〜。二人っきりの時。」
八戒(タイシュは太寿(兄貴)だっ!?)
タイシュ「もう、内面が赤ちゃんなのは戻ったんだなぁ?だが、分からない。教えてくれ。あの女(ユズハ)は誰だ?母さんじゃない。」
八戒「はぁはぁはぁ(激しい呼吸の音)」

719:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 08:34 ID:Oo2

タイシュ「俺達の母さんは、病気で死んだはずだろう?」
八戒(何でだ?もしかして、これってーーー・・・輪廻転生かよ!?)

タイシュが記憶を思い出してから、ユズハとの仲が悪くなった。

ユズハ「ちょっとーーーー!?タイシュ何してんの!?」
タイシュ「うっせぇ!クソアマ!黙れ!(怒💢)」
ユズハ「はぁ!?だれがクソアマですって!?(怒💢)」
タイシュ「母さんじゃねー!お前なんか。」
ユズハ「ねぇー!八戒!?タイシュ、ムカツクんだけど!?てかさぁ、
可愛く無いし、言う事聞かないし、ムカツクしーーーーー・・・
何であんたに似なかったんだろう!?あんたに似れば可愛がれたのにっ!??」
八戒「それは・・・(俺の兄貴だから、中身。汗💦)」
ユズハ「あんたもあんたでさぁー、あの子に少しは言ってよ!?父さんなんだからっ!?あたしばっか、酷い母親じゃん!?」

イライラしてるユズハは、タイシュを叩く事もあった。しかし、年齢的には、中身の太寿はユズハより年上だ。だから、余計にユズハを下手に見る。

「ばしっ(ユズハがタイシュの頭を叩く音)」

ユズハ「あたしのが親で上だっつの!」

「ドッ(ユズハがタイシュを蹴る音)」

ユズハ「生意気言うな!?(怒💢)」
八戒「も、もう・・・その辺にしたら?(汗💦)(俺から兄貴に言える訳無いだろ?中身は兄貴なんだぜ!?)」
ユズハ「もう!どっちの味方なのっ!?」
八戒(子供の頃のトラウマ消えねーんだよ!?)
ユズハ「ねぇ!?どうしたの?八戒?何泣いてっ・・・・(汗💦)」
八戒「・・・・・・っっ(涙)」
ユズハ「あんたも何か、いつからか変じゃない?」
八戒(何でっ?何でっ!?あんなに幸せだったのにーーーー!?)
タイシュ(・・・・・八戒。)
八戒(こんなっ、こんな事になるんだっ!??)

八戒は、ユズハに携帯に映った、とある人物の写真を見せる。太寿と八戒の小さい頃の写真だ。

八戒「ユズハ、これーーーー見てくれ。」
ユズハ「これって!?携帯の写真!??え、写ってるのって・・・タイシュ!?」
八戒「違うんだ。俺には、今は死んだけど兄貴がいたんだ。この携帯は、兄貴のだ。」
ユズハ「!何で・・・タイシュに似てるの?」
八戒「気付かないのか?タイシュは、その死んだ兄貴の生まれ変わりだ。記憶が・・・ある。だから、ユズハを母親だと思えない。」
ユズハ「そんなぁ〜〜〜、嘘。(涙)」
八戒(だけど、この先どうしたって兄貴は兄貴だからーーーーー・・・。二人の仲がそれで良くなる事も無く。それから、タイシュが小学一年の時。)

ユズハ「ねぇ、もう我慢・・・無理。別れてっ!お願い?」
八戒「そんなっ!?そんな事言わないでくれよ!?何でっ・・・・?」
ユズハ「何でかくらい、分からないの!?二人でいたって、あたしばっか辛い!!支えあってないじゃん!?あたしばっか、我慢してさぁ〜!?」
夫婦じゃないからっ!そういうの!?いい加減、気づいてよ!?一人でだけ、頑張るのっておかしいでしょ!?(怒💢)
もう、限界だからっ・・・!?」
八戒「!」
ユズハ「もう・・・出てくから。」

「バタン(ユズハが玄関のドアを閉める音)」

八戒とタイシュは、二人っきりになった。

720:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 15:11 ID:Oo2

タイシュ「どうする?八戒。俺を父さんに預けて、ユズハとお前の二人暮らしなら、上手くいく。このまま俺を加えての3人暮らしなら、ユズハは離れる?どっちを選ぶ?
かつて、お前が、赤ちゃんに内面なっていた頃・・・俺様は、見捨てなかった。お前は、こんな俺を見捨てるのか?」
八戒「そんなっ・・・!そんな事、言われたってーーーーー!?(涙)俺はっ・・・兄貴みたいに強くねーんだっ!!?」

この後、八戒は逃げる様に部屋を出て行った。
慌てて、タイシュも八戒の様子を見に行くが八戒がいない。
探していると、ベランダのドアが開いている。

タイシュ「ん?八戒?八っ戒ーーーーーーーっ!!?」

目を離した隙に八戒は、家の窓から飛び降り自殺していた。
その話を聞いたユズハは、後悔した。
葬式は、終わり・・・・ユズハとタイシュが墓の前に。

ユズハ「あたしがっ・・・あたしがっあんな事言ったからぁ〜〜〜〜!?(涙)ごめんっ!八戒〜〜〜〜っ!?(泣)」
タイシュ「・・・・・・っっ!(墓の前。その後、俺様は、親父の元に引き取られる流れになったがーーーーーだが、そこにも俺様の居場所は無かった。)」

シバ父「何故っ言う事を聞かないっ!?」
タイシュ「(当然だ。孫とは言え、子育ての責任を押し付けられた側。)
嫌いだからだ。あんたを、前から。」

中学になると、家出を繰り返し自宅には、戻らなくなった。

「バタン(自宅のドアが閉まる音)」

それでも、タイシュは八戒の命日になると、墓の元へ。

タイシュ(誰か先に来てるな?)

そこにいたのは、ユズハだった。

ユズハ「あんたも来たんだ?タイシュ・・・・あたし、八戒じゃなくて、あんたがいなければって良かったのにって思うよ!
それなら、八戒と別れなかったからーーーーー・・・。」
タイシュ「!(・・・・八戒。俺様もお前には、会いてぇな。)」

回想

八戒「タァ〜タ!?(笑顔)」

回想終了

タイシュの頭に浮かんだのは、内面が赤ちゃんになっていた頃の八戒。
あの頃が懐かしい。
もう、その姿を見れる事は、二度と無い。

タイシュ(何で・・・死んじまったんだ?八戒・・・?)

「ポタポタ(タイシュの目から涙が流れる音)」

721:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 15:22 ID:Oo2

「サァーーーーーー・・・・(雨が降る音)」

まるで、タイシュの悲しみに答えるかの様に雨模様の天気になった。
傘もささず、タイシュは立ち尽くす。

それからは、同じ中学に通うクラスメイトのクリフと出会った。
クリフは、体は女だが、心は男性の性同一性だ。

タイシュ「そうかぁ〜。お前も俺様と同じ、居場所がねーのか?」
クリフ「はい・・・。」
タイシュ「付き合うか?俺達。」
クリフ「はっ、はい!」

二人は、その後・・・高校生ぐらいの時にタイシュは仕事をしながら、
やがて結婚し同居する。
家を持った。

クリフ「赤ちゃん・・・・出来ました。」
タイシュ「赤ちゃんか・・・。」

回想

八戒「タァ〜タ!(笑顔)」

回想終了

その後、八戒に似た子が産まれる。
名はヨッカイ。
そのヨッカイは幼稚園になる頃ぐらいからーーーーー・・・・

ヨッカイ「兄貴・・・?俺って前、八戒・・・・だったよな?(汗💧)」
タイシュ「!?(ヨッカイは、八戒の生まれ変わりっ!?)
戻って来てくれたんだな(涙)八戒。俺様の赤ちゃんになってーーーーーーーおかえり。(笑顔)」

タイシュは、涙を流しながらも笑った。
かつて、内面が赤ちゃんだった頃の八戒が、今度は本当に自分の赤ちゃんになって生まれてくれて、嬉しかった。
3人はその後、幸せに暮らしていったという・・・・。



完結。

722:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 15:33 ID:Oo2

ここで、お知らせがあります。
ケイ君の作品を再度チェックしていた所、まだ投稿していない作品が
1冊だけあったと判明してしまいました!
すみません!!

投稿する作品説明します!

登場人物
羽宮カズトラ(小学4年生)
バジ ケイスケ(小学4年生)
サノ マンジロウ(小学4年生)
パーちん(小学4年生)
三ツ谷(小学4年生)
ドラケン(小学4年生)

カズトラ母(カズトラの母親)
サノ 真一郎(マイキーの兄貴・バイク店で仕事)
バジ母(ケイスケの母親)
オリキャラ・カズシゲ(シークレット)

大体の簡単な説明としては、カズトラはヤンキー設定では、ありません!
それ以外のメンバーはヤンキー設定です。
ホワイトコスモの登場無し。
ブラックコスモの登場無し。
タイムリープ設定無し。

また、少し違った東リベの世界をお楽しみ下さい。
では、説明終わります!

723:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 15:50 ID:Oo2

タイトル【東京リベンジャーズ〜ヤンキー君とガリ勉君〜】

カズトラ(僕は羽宮 カズトラ。小学4年生。今日も母さんは、夜遅くまで仕事。母さんの期待に答えるべく、毎日を勉強に使っている。
でも、時々はストレスをゲームセンターで発散中!)

ゲームセンターで遊ぶカズトラ。

カズトラ「へへっ!今日も勝った(笑)」

「ピコピコ(ゲームの操作音)」

カズトラ(ん?ゲームの戦い求める?よし、引き受けたっ!!)

戦い相手を選びながら時には、求めに応じながら戦うゲームだ。

カズトラ「うっわ!?嘘っ!ヤバッ!?(汗💦)強い!ズタボロ!?」
ケイスケ「よっしゃ〜〜〜!!なぁ〜?勝っちまって、悪いなぁ〜?俺、バジ ケイスケ。」
カズトラ「初めまして!羽宮カズトラです!」
ケイスケ「あれ?もしかして、タメ(同い年)じゃん?小学4年かよ?どこ小?」
カズトラ「山猫小学校!」 
ケイスケ「同じじゃん?クラスは?俺は4の3。」
カズトラ「僕は4の1。」
ケイスケ「クラスは違うから、知らねーのか?」

二人はその後、不思議と気が合っていつしかダチになった。

カズトラ「ねぇ?バジって勉強はしてる?」
ケイスケ「え?💧」
カズトラ「僕は、超ガリ勉だから、やりまくりだよ。」
ケイスケ「・・・・・・。」
カズトラ「前なんかも、3時間はぶっ飛ばしで勉強した。学校終わったら、大抵はいつもそう!」
ケイスケ「たっ・・・大変なんだな!?💧」
カズトラ「大変って普通は、皆そ〜だけど?バジは、違うの?」
ケイスケ「なんつーか、勉強に身が入らねーつうか、やる気出ねーんだ。」
カズトラ「先の事を考えたらさ、やらないよりかはやった方が
いいんじゃあ・・・?ほら、仕事とか有利だし?」
ケイスケ「そ、そーなんだけどな(汗💦)けど、やっぱりやる気が出ねーや。(い、言える訳ねーよな。俺が本当はーーーー東卍つう〜族やってるなんて・・・よ?)」

そう、バジ ケイスケは暴走族だったのだ。
小学校時間、マイキー達だけサボり。

マイキー「おっ?皆集まったか?今日もバイク、飛ばすぜ?
学校なんて、行ってられっかよな。」
ケイスケ「なぁ、皆聞いてくれ。俺な、最近新しくダチが出来たんだ。」
パーちん「ダチ〜?どんな??」




 

724:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 16:15 ID:Oo2

ケイスケ「コイツ!携帯で写真撮った。羽宮カズトラだ!」

皆に携帯でカズトラと映った写真を見せるケイスケ。

ケイスケ「しかも、俺らと同じ山猫小。」
ドラケン「今度、会わせろよ。」
マイキー「!」
ケイスケ「いや、それは駄目。コイツ、ガリ勉だから。俺達、族とは住む世界がちげ〜よ。巻き込みたくねー。」
マイキー「ふーーん、カズトラ、な?」

ここの街では小学生でも走ってオッケーの小学用・ミニバイクが売られている。
エンジンは、家の電気でコードを使って充電するタイプ。
親も安心の完全に子供向けだ。
掃除機のコードの様にバイクの排気口から、線を伸ばして
充電するのだ。終わったら、また線を戻せばオッケー。

バジ達にとっては、これが日常だった。
道路も大人一般車が走る所と、子供ミニバイクが走る道路と
分けられている。

「ブォオオ(バイクが走る音)」

マイキー「ひゃっほー!」

出せるスピードも子供ミニバイクは、半分設定だ。
あまり、ハイスピードは出せない様にされている。

チンピラ1「おいっ!前にいる奴ら、邪魔だ!?そこどけっ!そこ!(怒💢)テメェら小ゾクか?生意気だなぁ〜?最近、結成された
東卍つ〜ゾクだな?その特攻服。」
ケイスケ「!」
チンピラ1「こっちのが先だからよ!ルール教えてやる!ゾク結成した方が上なんだよ!?分かったか!(怒💢)」
マイキー「・・・・・・うっせぇ〜。」
チンピラ1「分かったら、どけよ!!あっ?何かさっき言ったか?」
マイキー「喧嘩強い方が上っしょ??戦ってみる?」
チンピラ「上等だぁ!!?ゴラァ!(怒💢)」

場所を変えて・・・・・

チンピラ1「逃げんなら、今の内だぜ?」
ケイスケ「その言葉、マイキーに言うなよ(汗💧)」
マイキー「逃げる?逃げるって言葉・・・嫌いだ(怒💢)」
ケイスケ「ほらな?(汗💦)」

「ドガァドコ(チンピラが三ツ谷を殴る音)」

チンピラ1「オラ!この小ガキ共がぁ!?💢喰らえや!!」

「ゴッゴッ(チンピラにパーちんが殴られる音)」

チンピラ2「ナメた口聞きやがって!?分かったか?泣いてみろゴラァ!?」
パーちん「うっ・・・・。」
チンピラ3「コイツら、弱くねー?もう傷だらけじゃん!」

「ドッゴッ(チンピラがケイスケを殴る音)」

ケイスケ「ちっ・・・(怒💢)」
チンピラ2「ははははは(笑)」
ドラケン「よし、マイキー?やっちまえよ?」

「スッ(ドラケンがマイキーを肩車する音)」
「ヒュ(マイキーが高く飛ぶ音)」

チンピラ1「思ったより楽勝じゃんかー?(笑)」

「ガッズドン!(マイキーがチンピラの肩〜首に足を引っ掛け地面に頭を叩き落とす音)」

チンピラ達「し〜〜〜〜〜ん。え?何だ?今の?」

725:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 07:48 ID:Oo2

「ヒュビダンヒュビダン(マイキーが立て続けに他のチンピラにも同じ技を連続で喰らわす音)」

ケイスケ「おいっ!?マイキーっ、もう止めとけって!?」
マイキー「?」
パーちん「敵、皆倒れちまってんじゃん!?」
ケイスケ「本っ当マイキーは、良いところ取り過ぎ(汗💧)」
三ツ谷「俺等の活躍ねぇな、こりゃ?」
ドラケン「マイキーの足技は、ただ闇雲にやってるんじゃ無いんだ。上から高く足を落とす事で、倍のダメージを相手の体に与えてんだぞ?
ダメージをなるべく、相手に与える為にな。
足もギリギリ上にあげてからの・・・・。
ジャンプしてからのカカト落としを喰らう様なもんさ。
✕倍のダメージだ。」
マイキー「やるなら、徹底的に潰す!それだけだ。さ、帰んぞ〜?」
ケイスケ「待てって!?」
パーちん「バイクで海とか、行きたぁ〜。」
ドラケン「その体でか?」

先ほど、チンピラに殴られたので傷だらけである。

三ツ谷「はは(笑)」

次の日。
ケイスケは、カズトラを部屋にあげている。

カズトラ「え?バジ・・・その傷??」
ケイスケ「あ〜〜〜〜(汗💦)これか?ちょっとぉ〜転んじまって(汗💦)」
カズトラ「何それ?大丈夫??」
ケイスケ「平気平気。」
カズトラ「傷なのに放ったらかしてるの?変なの。」
ケイスケ「こんなのさぁ〜、勲章と変わんねーじゃん?」
カズトラ「へぇ〜、そういうもんかなぁ?普通は違うよ。前から思ってたけどさぁ、バジってさぁ〜変わってるよね?」
ケイスケ「あぁー、そうだな。俺は変人だよ。」
カズトラ「認めちゃった(汗💧)」
ケイスケ「正直、周りからどー思われてるとか、どうでもいいんだよな。そんな事。」
カズトラ「え?そうなんだ、バジってやっぱり・・・不思議だね。💧」

また、別の日。
学校休みの日・カズトラはお出かけ中。

カズトラ(え・・・・。ミニバイク?あれって・・・・まさか、バジ?)

ミニバイクに乗りながら、誰かと一緒に走行しているケイスケに気づく。

カズトラ(あの服って特攻服?暴走族ってヤツじゃ〜??💧)

ケイスケは、カズトラに気づかず視線は、マイキーを見ながら笑っている。

カズトラ(バジって・・・ゾクだったの!?そんなぁっ・・・そんな話聞いてないよ!何でっ・・・・。)

家へ戻ったカズトラはーーーーーーー・・・・

カズトラ「あの・・・さ。母さん、僕の友達さぁ暴走族だったんだけど。」
カズトラ母「それ本当!?ダメよ!ゾクなんてっ・・・いい?
ゾクなんてやってるって事は、真面目じゃないって意味よ!?
真面目に勉強してるあなたとは、違うのっ!!悪い子なのよ!?
そんな子と付き合うんじゃありません!!
それで、悪い影響受けたらどうするの!?それにゾクなんて、何しでかすか分かったもんじゃない!いつか、あなた殺されるかもしれないのよ!?」

726:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 08:09 ID:Oo2

カズトラ「分かった(涙)もう、バジとは会わないよっ・・ぐす(泣)」

それ以来、カズトラはバジを無視した。

ケイスケ(あれ?変だな。カズトラから、メールが来ねー。俺、何かしたか?返事も来ねー(汗💦))

気になったバジは、学校休みの日にカズトラの家に立ち寄る。
もちろん、行きはミニバイクで。

「カツンカツン(カズトラの部屋の窓に小石を当てる音)」

カズトラ(えっ?バジだ!?何でっ・・・(顔面蒼白))
ケイスケ「(!カズトラいんじゃん?怪我したとかじゃ、無さそうだ。)お〜〜〜〜〜いっ!?カズトラぁああああ!?
何でメール無視すんだぁーーーーーっ!俺何かしたかぁあああああ(大声)」
カズトラ母「何って大声出して迷惑な子なの!?あなたの友達はっ!?(怒💢)警察呼ぶわね!警察っ!!(怒💢)」
カズトラ「・・・・っっ。」

カズトラは、母さんの命令を中心に従う。
その後、パトカーが近づきーーーーーー・・・・

ケイスケ(あっヤベ!?パトカーだ。警察かよっ!?)

「ダッ(バジが慌ててその場を離れる音)」
「ブォオオ(バジがバイクを走行させる音)」

バジは、逃げて行った。

カズトラ(どうしようっ・・・!?母さんが言う通り、僕・・・このままだとバジに恨みで殺されるんじゃ〜っっ!??(汗💦))

体が震えて仕方ないカズトラ。

カズトラ(守らないとっ・・・僕自身の事っ・・・!?守らないとっ!!バジが怖いっ!!)

一方、バジの方ではーーーーーー・・・

ケイスケ「何か・・・さ。最近、カズトラの奴、俺を無視してんだよな。」
マイキー「何だ?喧嘩でもしたのか?」
ケイスケ「してねーよ。だから、分からなくて困ってんじゃん?」
マイキー「・・・(汗)💧」
ケイスケ「今度、アイツが学校行く所、捕まえとこ〜かな?」

カズトラが学校へ向かう途中。

「てくてく(カズトラが歩く音)」

そこへ、ケイスケが現れる。

ケイスケ「カズトラ!?」
カズトラ「えっ何でっ・・・(汗)」
ケイスケ「なぁ、話だけでもさぁ〜、」

「グサッ(ケイスケが腹を刺される音)」

ケイスケ「えっ・・・・?(顔面蒼白)」

小型の包丁を隠し持っていた様だ。

ケイスケ「カズっ・・・・トラ??」
カズトラ「ううっ(涙)」

「ダッ(カズトラがその場を離れる音)」

727:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 11:03 ID:Oo2

ケイスケ(嘘っ・・・だろ。俺?刺されたのか・・・?ヤベッ、
意識がっ・・・・・遠のく・・。)

ケイスケが目を開け、気づいた時には病院のベッドだった。

ケイスケ(生きてるっ!?俺・・・死んでねーんだ。
とっさにあの時、ナイフのカズトラの指紋は拭いちまったけど。)

警察が病室へ入って来る。 

警察官1「君の事、刺したのは顔見知りだった?」
ケイスケ「いえ・・・全然知らない、男の人で顔もよく覚えてないです(嘘)」
警察官1「そう、思い出したら言ってね。」
ケイスケ「・・・はい。」

その頃、カズトラの方はーーーーーー・・・自宅に戻っていた。
部屋にいる。

カズトラ(どうしよう!?どうしようっ??(涙)バジを刺しちゃった!)

しかし、テレビは怖くて観れず・・・・恐らくバジの事件が
報道されているものと思われるがーーーーーー。
しかも、この件がマイキー達の方でも伝わっていた。

ドラケン「聞いたかよっ!?マイキーっ!バジが刺されたって?」
マイキー「あぁ・・・。心当たり・・あんだ。バジを刺したの。
多分、カズトラだ。」
パーちん「何でっ!?」
マイキー「刺した理由は、分かんねーけど、ダチ傷つけた奴は許せねー(怒💢)例えそれがバジのダチだったとしてもーーーーーー・・・・
リンチしよーぜ?」

次の日。
カズトラが学校へ行こうとしている途中。

「ザッ(マイキー達がカズトラを逃げない様に囲む音)」

カズトラ「!」 
マイキー「カズトラだな?用あんだよ、バジの件でだ。」
カズトラ(バジが頼んだのかな・・・・?)

震えるカズトラ。

マイキー「逃げんなよ、こっちに来い。」

場所は、タコ公園🐙に移して。

マイキー「何でバジの事刺した?ダチだったんじゃなかったのかよ?あ?」
カズトラ「それはっ・・・、・・・・・・。」
マイキー「もういい。お前ら、やっちまえ・・・。」

「ドゴッ!ドッズドバシ(集団リンチでカズトラを殴る蹴るの音)」

マイキー以外のメンバーがリンチしている。

カズトラ「うっ・・・!?」

「ドサッ(カズトラが地面に崩れる音)」

パーちん「やり応えねー。こいつ、喧嘩出来てねーな。」
ドラケン「もう止めておくか。やる気失せる。」
三ツ谷「おい?立てるか?」
マイキー「まぁ、これでチャラだな?チャラ?バジの件はーーーー。」

728:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 11:22 ID:Oo2

カズトラ「だから・・・だから、ゾクなんてっ嫌いなんだよっっ!!(涙)」

「ダッ(カズトラが走り去る音)」

マイキー「あっ・・・行っちまった。」
パーちん「何だぁ!?あれ?バジの件、謝りも無しかぁ!!?バジは、あんな奴のどこを気に入ったんだよ〜?」
マイキー「バジもバジで変な奴だから、同じく訳分かんねー奴にでも
惹かれるんだろ??」
パーちん「悪い事して、謝りもしね〜とか、アイツが普通なら、
普通な奴って皆、あーなのかぁ?」
マイキー「さぁな?」

その頃、マイキー達はバジのいる病院へ、お見舞いしにやって来る。

マイキー「よぉ?元気でいたか?」
ケイスケ「ま、マイキー。皆・・・・!?」
マイキー「カズトラの奴はさ、ボコっといたから。」
ケイスケ「は?」
マイキー「まぁ、これでチャラになったからよ??」
ケイスケ「何・・・余計な事してくれてん・・・だよ。」
ドラケン「?」
ケイスケ「そんな事してくれとかっ!一言も頼んでねーじゃねーかよ!?(怒💢)何でやったんだよ!??アイツはっ・・・喧嘩なんか出来る様な奴じゃねーんだよ!!?💢」
ドラケン「おいおい、バジ・・・落ち着けって。マイキーは、お前の為に・・・・。」
三ツ谷「そーだぜ?何怒ってんだ?」
パーちん「やっばり、バジも意味分かんねぇな、こりゃ。(汗💧)」
ケイスケ「頼んでねぇーーーーだろうがっ!??(怒💢)頼んでもいねー事やんじゃねーよ!!?💢(しかも、完全にこれで俺が暴走族だって、カズトラにバレた。最悪だーーーーーー・・・。)」
マイキー「悪かったよ、勝手にやちまって・・・バジ・・・。」
ケイスケ「・・・・・もういい、もう・・・帰ってくれ。今日は・・。」

カズトラは、カズトラで今回のマイキー達による、リンチの件は
母さんには伝えなかった。マイキー達が怖かったから。
それから、1か月後。

カズトラ(お出かけに行こう・・・・ん?アレッて・・・・。)

カズトラの向いた視線には、道路をミニバイクで走るーーーーーー。

カズトラ(バジッ!?)
ケイスケ「!か、カズトラ!?」

「ブォオオ(ケイスケの走行するバイクの音)」

カズトラ「わぁあああああああ〜!!」

「だぁあああああ(素早くカズトラが走り逃げる音)」

ケイスケ「ちょっと待ってくれよ!?カズトラぁ!逃げずに聞いてくれよーーーーーーっ!?あん時の事っごめんって!!
謝りたいんだっ・・・(涙)マイキー達がリンチなんかしてっ・・・悪かったって!!俺はっ・・・今でもお前とダチでいたいんだって(泣)」

729:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 11:41 ID:Oo2

カズトラ「(えっ・・・・?あれって、バジが頼んだ訳じゃあ・・・無かったんだ。)バ・・・ジ・・。」

カズトラは、逃げようとする足を止めて、後ろを振り返る。

ケイスケ「なぁ!?もうっ・・・俺達っ仲良かった頃に戻れねーのか!?(涙)あの頃あんなに仲良かったじゃん!?俺等っ・・・(泣)」
カズトラ「・・・こっちもごめん。誤解・・・してたんだ。」
ケイスケ「カズトラっ・・・・!?」

場所を変えて、二人は話す事にする。
再び、タコ公園🐙

カズトラ「母さんがさぁ・・・ゾクとは、付き合うなって。」
ケイスケ「そ、そーいう事かよ・・・・。」
カズトラ「だから、無視してた。」
ケイスケ「お前は?お前は、どうしたいんだよ!?」
カズトラ「僕は・・・・バジとは、ダチでいたい。」
ケイスケ「じゃあ、コソコソ隠れながら会おうぜっ!?」
カズトラ「デパートに遠出するふりして、買い物と見せかけて会えばいーよね?学校で使うノートを、買っといたふりして買ったよ〜って、見せかければさ!?(笑)」 

その後。
ケイスケは、マイキー達と合流してーーーー・・・・

ケイスケ「カズトラと仲良く戻ったぜ〜(笑)」
マイキー「は?」
三ツ谷「いやいや、お前ら急過ぎるぞ(汗💦)」
パーちん「何だったんだよー!?本当に!?」
ドラケン「何があった?」

その後も二人は交友を重ね・・・・・

ケイスケ「なぁ?カズトラ、バイクに乗ってみねぇー?」
カズトラ「乗った事ないから、興味ある!乗るっ!!」

「ブォオオ(カズトラを後ろに乗せながら、バイクが走行する音)」

カズトラ(あっ!あれって母さん!?ヤバッ・・・・!)

母親が買い物をしに行く所を、発見するカズトラ。
明らかに母親の方もカズトラ達に視線を向けている。
カズトラは、逸らした。

ケイスケ「どうした?カズトラ。」
カズトラ「し、し〜〜〜。母さんがいたから・・・。」
ケイスケ「ま、マジかよ!?」
カズトラ「み、見られたかも・・・しれない。ど、どうしよう・・・。」
ケイスケ「・・・・・・。」

その後、カズトラの家。
母親のいる家に帰宅。

カズトラ母「カズ君っ!?どーいう事っ!?ゾクとは会うなって言ったわよね!??」
カズトラ「!」
カズトラ母「次、約束を破ったら引っ越します!!」

夜、カズトラはバジの元にーーーーーー・・・・

カズトラ「ど、どうしよう!?バジ・・・次バレたら、引っ越すって言われた。」

730:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 12:14 ID:Oo2

ケイスケ「仕方ねぇな、カズトラ?家出しねぇか?」
カズトラ「え?」
ケイスケ「俺の家に来い。」
カズトラ「いいの?」
ケイスケ「あぁ!!」

カズトラは、ケイスケの家でコッソリと泊まる事になった。
カズトラは、置き手紙で「家出する。カズトラより」と残し
バジの部屋に隠れる。

ケイスケ「母ちゃん、これからは飯は部屋で一人で食うから〜。」
バジ母「ちょっと待って、あんた・・・。何そのペヤング2個って(汗💧)」
ケイスケ「ほら!思春期きてからの成長中!ってヤツだよ。お腹すきまくって、仕方ねーんだ(笑)」
バジ母「ま、体大きくなっても男なら、いいわね?」
ケイスケ「だろ?」

本当は、カズトラと食べていた。

カズトラ「美味い!ペヤング美味いっ!!」
ケイスケ「だろ?ただ、あれだなぁ〜?お前の母さん、ぜってぇ俺を疑うと思うからよ?マイキーの所に行け!?話はつけておく。
アイツん所なら、分かんねーだろ(笑)」

次の日。

ケイスケ「つ〜訳で、頼めねーか?マイキー、お願い!?」
マイキー「!そーいう事ならいいぜ?任せておけ。」

その後、マイキーは・・・・

マイキー「兄貴、頼む!」
真一郎「分かったよ。弟の頼みなら聞かない訳には、行かねーもんな?兄ちゃんは。」

こうして、カズトラはマイキーの自宅に住む事になった。
 
マイキー「なぁ?家出したからには、もう後戻り出来ねーぜ?
どうすんだ?これから。エリート人生は、無しになったんだぜ?」
カズトラ「・・・そうだなぁ。仕事したいなぁ。」
マイキー「なら、兄貴の所のバイク店でいいか?他の所よりかは、その方が・・・・。」

その後、カズトラの母親はバジのいる自宅を訪ねて来た。

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」
「カチャ(バジ母が玄関の扉を開ける音)」

バジ母「何か・・・?」
カズトラ母「私は、羽宮カズトラの母親です。あなた、どういうつもり?」
バジ母「何の話?」
カズトラ母「しらばっくれないでっ!?私の息子が家出なんてする訳ないでしょ!?」
バジ母「だから?」
カズトラ母「そちらの息子さんが、そそのかしたんでしょ!?カズ君を!!部屋にカズ君いるはずよ!?(怒💢)」
バジ母「そんな事、ケイスケからは聞いてないけど。」
ケイスケ「疑うなら、部屋見ても構わねーぜ?その方が話早い。」

731:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 12:32 ID:Oo2

とうぜん、カズトラはいない。

カズトラ母「嘘!?本当にいないっ!??(汗💦)」
ケイスケ「これで、分かったろ?」
カズトラ母「じゃあ・・・どこ行ったのよ!?カズ君はっ・・!!」
ケイスケ「・・・・・。」

カズトラの母親は、帰っていった。

バジ母「何あれっ!?いきなり来て、疑って謝りもしないなんてっ・・・あんたの所のダチの母さん変な人。(汗💧)」
ケイスケ「・・・・。(やっぱ、マイキーの所にいて、良かったぜ?カズトラは、これで安心だ。)」

それから、1か月後。

ケイスケ「本当にいいのか?カズトラ。」
カズトラ「うん、いいよ。」
マイキー「何だよ?話あるって?」
カズトラ「東卍に入ろうと思う。」
マイキー「本当か?それ。」
カズトラ「うん!もう、決めたんだ!」

カズトラも東卍入りした。
東卍は、カズトラ加わり6人になった。
その時に記念の写真を撮る。

「カシャ(カメラのシャッターの音)」

中央には、マイキー。右に三ツ谷。左にパーちん。
右後ろにドラケン。左後ろにバジとカズトラが仲良く肩を組む姿。
東卍の旗も掲げられている。

それから、更に3年の月日が流れるーーーーー・・・・
中1にカズトラがなるとバイク店にて。

カズトラ「真一郎さん、これからバイク店で仕事します!よろしくお願いします。」
真一郎「そんな、かしこまんなって。マイキーから、話は聞いてるから。バイク店での仕事は、覚えりゃ簡単。掃除係だ。
店内をモップで掃除したり、バイクで綺麗にしたり、簡単だろ?」

こうして、仕事もしながら、日々は過ぎる。

カズトラ「家に泊めてもらってる分の家賃も、返します!」
真一郎「カズトラ君は、マイキーと同じ暴走族やってるけど、真面目な子だから、仕事も安心して頼めるよ。」 

「ブォオオ(ケイスケがバイクを走らせる音)」

ケイスケ(マイキー達も今は、中学生になって、カズトラ以外は学校に通っている。)

そんな、ある日。

カズトラ(母さん・・・あれ以来、どうしてるかな?まさか、死んだり・・・してないよね??)

気になっていたカズトラは、自宅付近をウロつく。

カズトラ(ちょっと、気になるなぁ。そうだ、少しだけなら、家を覗き見して、いいかな?少しだけだから。)

732:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 12:55 ID:Oo2

カズトラ(あっ!?あれってまさか!?)
カズシゲ「ママァ〜!?(笑)」

「てててぇ〜(カズシゲが走る音)」

カズトラ(この子は、僕の弟っ!?え、何・・で?だってここって・・・・っ!?)
カズトラ母「カズシゲ〜?」
カズトラ「!」
カズシゲ父「おい!カズシゲ、どこ行ってるんだ?お前はっ!」
カズトラ(ちょっと待って!?誰っ・・・あの男はっ!?💧知らない男もいて、弟までいるって何でっ!?)
カズトラ母「カズ君っ!?その顔っ、カズ君でしょ!??」
カズトラ「(ヤバッ!バレたっ・・・。(汗💦))ひ、久しぶり・・・母さん。」
カズトラ母「今まで何処行ってたの!?あれだけ、探してたのよ!?」
カズトラ「ずっーとブラブラしながら、ホームレス生活だよ。」
カズトラ母「でも、私・・・今、家庭があるの。あなたの家出後に仕事先の人に相談乗ってもらって、恋愛関係になって。弟も出来て。
カズシゲってあなたのーーーーーー・・・・。
だから、今あなたが戻って来ても・・・・。」
カズトラ「違うんだ。僕は、戻って来た訳じゃなくて、今は僕も仕事を始めてるから、大丈夫なんだって言いに来たんだ。
それに、母さんがどうしてるかも気になってたから。」
カズトラ母「そう・・・・。」
カズトラ「お互い、元気で幸せなら良かったよ。母さん!」
カズトラ母「カズ君っ・・・ごめんね(涙)」
カズトラ(きっとあの僕の弟が、今度は母さんのレールの上を歩かされるんだろうなぁ。エリート人生かぁ、今の僕にはもう必要無いや!!
もう、今はちゃんと・・・自分の幸せを見つけているから。
自分の事は自分で選んで決める人生だから。)

カズトラがバイク店に戻るとーーーーー・・・

「パン!(クラッカーの鳴る音)」

皆「カズトラ!誕生日おめでとうー🎂🎉」
カズトラ「えっコレ・・・バイクっ!?」
ケイスケ「真一郎君に俺等から頼んで、お前用の用意出来たぜっ!?」
カズトラ「皆、ありがとう!!」
ケイスケ「後悔してねーかよ?ん?」
カズトラ「してないよ(笑)」

満面の笑みをカズトラは見せる。
バイクも黄色の色をしたカラーだ。
これからが、カズトラにとっての新しい人生となる。
母親にも会い、気持ちは吹っ切れた様だ。



完結。

733:影虎◆Vs hoge:2023/10/14(土) 08:59 ID:Oo2

ケイ君の作品は、今回で最後です!ここまで、読んでくれた方
ありがとうございます!!
この先の投稿をどうしようか、悩みましたがケイ君がこの先も作品を
書いてくれる機会がまだ、あるかもしれないんで
投稿の機会があれば、また更新しようと思います!!
よろしくお願いします。
では、その時までしばらくは、お休みします。

734:影虎◆Vs hoge:2023/11/06(月) 12:40 ID:DqE

ケイ君が作品を書いたんで、久しぶりに投稿を開始します!
前より、投稿する回数は少なめでいこうと思います。

登場人物紹介

花垣 タケミチ(過去では小学生設定〜大人設定)
サノ マンジロウ(過去では小学生設定〜大人設定)
ホワイトコスモ(タイムリープの力を使う)
橘 ヒナタ(未来で大人設定)
橘 ナオト(未来で大人設定)

ドラケン(未来で大人設定)
パーちん(未来で大人設定)
三ツ谷(未来で大人設定)
バジ ケイスケ(未来で大人設定)
羽宮 カズトラ(未来で大人設定)
千冬(未来で大人設定)

サノ イザナ(サノ家で暮す)
サノ 真一郎(バイク店で仕事)
サノ エマ(サノ家で暮す)

明司 ハルチヨ(未来で大人設定)

キサキ テッタ(中学生設定)
半間 シュウジ(中学生設定)
シバ 太寿(高校生設定)
テラノ サウス(高校生設定)
明司 タケオミ(大人設定)

話の流れとしては、タイムリープあり。
多重人格設定あり。
BL少しあり。(苦手な人は注意。)

久しぶりの東リベ世界をお楽しみ下さい!

735:影虎◆Vs hoge:2023/11/06(月) 12:55 ID:DqE

タイトル【東京リベンジャーズ〜多重リープ編〜】

タケミチ(真一郎さんがタイムリーパーだった第一の世界。
俺がタイムリーパーだった第二の世界。
そして、今は・・・、俺とマイキー君が二人でタイムリーパーになった
第三の世界。)

過去に戻って目覚めてみると、二人は小学生だった。

タケミチ「嘘っ!?マイキー君と二人でっ?」
マイキー「マジか。小学生に戻ってる?コスモの力か。」
タケミチ「もしかして、マイキー君もあの世でコスモって言うのに会って?」
マイキー「あぁ、リープの方を選んだら・・・。」
タケミチ「俺もっス!その前は、死んでたんスけどね。マイキー君の件で。」
マイキー「悪いな、タケミッチ。高校生の俺は、お前を刀で死なせた。
後悔して、泣いてたんだ。そしたら、コスモが現れて、リープ出来た。」
タケミチ「二人して、タイムリーパーの力を使えるって事は、第二の世界より、スムーズに進むかもしれないっス!」
マイキー「皆には、どうする?未来の件、話すか?」
タケミチ「今の所は、言わなくていいかと思うっス!」
マイキー「そーだな、周りが変に思い始めたら、そん時に言うか?」
タケミチ「はい!けど、あれっスね?
今は、第三の世界っスけど、もしかしてその先の未来は、また
変わってかもしれないっス!って事で、マイキー君。俺は未来に行って、来るんでマイキー君は、ここ(過去)にいてもらってい〜スか?」
マイキー「!」
タケミチ「未来から、戻ったら、ど〜なってるのか言うんで!よろしくッス。」
マイキー「そーだな、まずは周囲の流れを知る事が大事だ。
二手に分かれるか?俺は過去の世界を調べる。分かったら、お前に言うぜ?タケミッチが戻って来たら、お互い情報交換だ。」
タケミチ「また、再会したらその時に会おう!」
マイキー「あぁ!」
タケミチ「コスモ?未来に行きたいんだ。」
ホワイトコスモ「分かったモ〜!目を瞑るモ〜!!」

タケミチが次に目を開けた時には、未来だった。
タケミチは、20歳。

736:影虎◆Vs hoge:2023/11/06(月) 15:03 ID:DqE

タケミチ(よし、ん?今の俺は大体・・・20歳くらいかな?
ヒナタは、どうなってる?よし、家に行ってみよう!)

「ダッ(家の建物の外へ、向かって走る音)

タケミチ(住んでる場所は、合ってるのかな?確認だっ!)

ヒナタの家に到着。
玄関に近づくと・・・

「ガチャ(ドアを開け、ヒナタが顔を見せる音)」

タケミチ「あっ!?」
ヒナタ「!は、タケミチ君?」
タケミチ「ヒナタっ!!(良かった〜って、ん?あれ?ヒナタの死んでない未来?)
ヒナタ「タケミチ君、今まで何処に行ってたの?メールの返信もしないまま、ずっと。」

「チャカッ(拳銃をタケミチに向ける音)」

ナオト「動くなっ!?花垣タケミチ!?」
タケミチ「えっ?ナオトっ!??」
ナオト「恋人である、姉さんの元へは、いずれは会いに来るだろうと
待ち伏せていた。観念しろ!!」
タケミチ「え?え?何で俺が・・・??」
ナオト「とぼけるなっ!」
タケミチ「何の・・・罪?分からない。」
ヒナタ「タケミチ君・・・。ナオト!落ち着いて!?」
ナオト「姉さんは、黙ってて下さい!花垣君、こっちに来て下さい。
警察署へ。」

タケミチは、ナオトに手錠をかけられて警察署に来た。

タケミチ「あの・・・ナオト、これって何の事件?」
ナオト「分からないんですか?自分の事なのに??(それに、目を見ても嘘の様子は無い。)」
タケミチ「あっえっとその・・・途中で頭を打って、そこから記憶がっ!💦」
ナオト「嘘ついてますね?目を見れば分かります。正直に。」
タケミチ「タイムリープの力を使って、過去から来たから、記憶が未来のは無いんだ。」
ナオト「嘘を言っていない目ですね、分かりました。信じましょう。」
タケミチ「ナオト、事件って何の??」
ナオト「・・・サノ マンジロウは、連続殺人犯です。そして、アナタはマンジロウと共に行動して、逃げる手助けをした罪です!」
タケミチ「え?え?えぇええええ〜!??」

驚きを隠せないタケミチ。

タケミチ「(何で!?未来でマイキー君が連続殺人犯にっ!??タイムリーパーなのにっ!?あり得ない!まさか、キサキ??
リープの力がバレてマイキー君は、その力をキサキに利用でもされてるのか!?あ、ありえる!あの男なら・・・。)」
ナオト「?」
タケミチ「もしかして、この事件にはキサキ テッタも関与してるのか!?ナオト!」
ナオト「いえ、そんな人物は関与していません。マンジロウとアナタの二人だけです。」

737:影虎◆Vs hoge:2023/11/07(火) 07:51 ID:DqE

タケミチ「えっ!?じゃあ、ますます分からないっ!何でマイキー君は!?・・・事件の動機は?」
ナオト「それが・・・警察側としても分からないんです。彼が何の為に人を殺し続けるのか。何故なら、加害者と被害者は必ずしも、顔見知りでは無い人物もいたからで。
勿論、我々警察側としては、快楽殺人では無いか?と考えていますが。
花垣君は、マンジロウさんがそーいう事する人には、見えますか?
知り合いのアナタから見て。」
タケミチ「いや、そんなっ・・マイキー君は、俺が知ってる限り
そんな快楽で人を死なす様な人じゃあ〜・・・キレたら、ヤバくなる時くらいなら、あったけど冷静さも少しだけあるし。」
ナオト「・・・・・。」
タケミチ「それに、未来の俺も変だ。そんなマイキー君を何故、手助けするんだ?いつもの俺なら、そんな事しない!!未来の俺とマイキー君は何をしてんだっ!?」
ナオト「それは、警察側も分かりません!記憶が無いとは言え、花垣君。
マンジロウを手助けした罪は、受けてもらいます。まぁ、すぐ出所出来ますよ。」

その後、タケミチの刑は、数ヶ月の服役になる。
それから、数ヶ月後・・・出所の日。

「ザッ(タケミチが地面の雑草を踏む音)」
「キキィ〜〜〜〜(車に乗ったナオトが停車する音)」

ナオト「待ってましたよ!花垣君。二人で話しましょう?」
タケミチ「ナオトっ!?」

場所を変え、二人は海の砂浜で歩きながら話す事に。

タケミチ「なぁ〜?ナオト。マイキー君は、どれくらい人を死なせたんだ?相手は何人?マイキー君の知り合いもいる??」
ナオト「!」
タケミチ「それに東卍のメンバーは、何してんだ!?そんなマイキー君を皆、無視してんのか!?」
ナオト「・・・・・、いえドラケン君と三ツ谷君とバジ君と羽宮君、千冬君とパーちんさんは無事ですよ。生きています、が・・・」
タケミチ「が?」
ナオト「マンジロウさんは、東卍の敵である人物を殺したりしてます。
花垣君の言っていたキサキ テッタもその中の一人です。」

738:影虎◆Vs hoge:2023/11/07(火) 09:17 ID:DqE

タケミチ「(えっ!?キサキが死んでるっ?そうか!だから、ヒナタは生きてる世界なんだ!やっぱり、第二世界の頃と違ってる。)
マイキー君がキサキをどうー死なせたの?一人で?」
ナオト「そのマンジロウさんによる、連続殺人の共通点は、ずばり
・・・睡眠薬です!」
タケミチ「手口は睡眠薬っ!??」
ナオト「キサキと、二人っきりで被害者宅にて、会って話して
・・・」
タケミチ「それで?」
ナオト「飲み物に入れられた睡眠薬で眠らされて首を吊って死なせたんです。」
タケミチ「自殺に見せかけて?」
ナオト「正確に言うと、眠らせてロープに吊らせたんで、本人の自死では無いのは明らかです。キサキの体内からは、睡眠薬の成分がありましたから。早めに、被害者の遺体を回収出来たので分かりました。」
タケミチ「・・・・。」
ナオト「キサキ以外にも、東卍以外のヤンキーグループである半間も
事件の日、マンジロウと接触しているのを二人が立ち寄ったハンバーガー店の防犯カメラに、仲良く昼ご飯を食べる姿が映っていました。
その店のコーラの中にマンジロウ加害者が、睡眠薬の様なモノ?を
入れる仕草が映っていて、眠った半間を、タクシーを呼んで連れ去る様子も確認出来てます。半間の自宅に向かって、半間の鍵を取り出すと
家の中に入り、家のベランダから落として転落死に見せかけて死なせた
模様なんです。半間自身に自死する動機は、無かったんですよ。」
タケミチ「・・・・。(マイキー君は、だけどタイムリーパーだ。わざわざ、連続殺人って選択を選ぶ必要性を感じない。)」
ナオト「次に犠牲になったのは、シバ 太寿。ブラックドラゴンのリーダーです。似た様に、睡眠薬の方法です。二人っきりで会い、酒の中に睡眠薬を入れ・・・眠らせてブラドラの建物内でプールがあるんですが、
そこに水死に見せかけて死なせたかと。」
タケミチ「!?」
ナオト「そして、更なる犠牲者は、テラノ サウス。この人物もまた、マンジロウと二人っきりで会い、二人がカフェにいる様子を防犯カメラは映していて、食べ物の中に睡眠薬の粉?を振りかける仕草が確認出来ていて、すぐにはサウスは眠らず、自身の車に乗り込み、その帰りに眠くなって相手の車と衝突して、即死。車はペチャンコでした。」
タケミチ「・・・・・。」
ナオト「最後の犠牲者が、明司 タケオミ。マンジロウと二人でいる時に睡眠薬を入れた飲み物をプレゼントされ、それを飲み・・・線路を渡る時に倒れて列車に轢かれて体はグチャグチャ。無惨でした。一番。死んだ中ではーーーーー・・・。飲み物は、アルコールだったので、線路内で寝てる酔っぱらいだと当初は、思われてました。列車の近くの防犯カメラには、二人の姿が映っていて、事件だとこの辺りで断定されたんですが。
全て、マンジロウさんが関与はしていた、とーーー!」

739:影虎◆Vs hoge:2023/11/07(火) 10:39 ID:DqE

タケミチ「(でもっ何でマイキー君っ!?リーパーなのに!)死んでる側って皆、敵側の相手!?」
ナオト「マンジロウ加害者は、鬱病の為・・・睡眠薬は、いつでも持ってられました。その睡眠薬を犯罪に彼はっ・・・使ってたんです!悪人ですよ!?」
タケミチ「でも、それって少し変だっ!東卍にとっての敵を睡眠薬で次々死なす?そんな事しなくたって、マイキー君は十分強いんだっ!?戦いには、十分勝てるんだ!!そんな男がそんな方法で相手を死なせたって
なんの意味があるんだ!?マイキー君らしくない、勝ち方だよ!!」
ナオト「変だと、感じる点は他にもあります。
そもそも、本来なら同じグループでも無い東卍のリーダー、マンジロウと何故、死んだ者達は二人っきりで仲良さげに関わったのか?です。」
タケミチ「確かに、フツーならありえない。被害者はマイキー君に何故、
疑いの心を持たなかったんだろう?一緒に食べたり飲んだりって、
友人関係みたいに・・・・。」
ナオト「それに、防犯カメラに映っていたマンジロウ容疑者は、女の格好をしていました。」
タケミチ「おっ女の格好!?」
ナオト「はい、つまり半間とサウスがマンジロウ容疑者と防犯カメラで
二人で映っていた時、女性用の服装とメイクをしているのが分かっているんです!」
タケミチ「えっいやそのっ・・・ナオトっ!?俺の知ってるマイキー君に女装の趣味なんてねーよ!!?それ、もうマイキー君じゃ無いからっ!そんな事しねーよ!?💦」
ナオト「!」
タケミチ「ってこれ、冤罪じゃないかな!?ナオト?」
ナオト「信じたくない気持ちは、分かりますがーーーー・・・・。」
タケミチ「誰かがマイキー君をハメる為にやったんじゃー!?」
ナオト「気持ちは、分かりますが・・・・。」
タケミチ「俺が知る第二の世界でマイキー君に似てる人物と言えば、明司 センジュ!見た目が似てる人物による犯行じゃあ??」
ナオト「センジュには、タケオミが死んだ日、アリバイがあります!
兄のハルチヨと仲良くショッピングしていた様子が店の防犯カメラに映っていました。タケオミと会っていたのは、間違いなくマンジロウ本人でしょう!?」
タケミチ「そっそんな!??あり得ない!?こんなのっ・・・そんなのマイキー君じゃない!!」
ナオト「・・・・。しかも、東卍メンバーに話を聞いても、マンジロウが半間と太寿とサウスと交流を持っていたと知る者は、誰一人いませんでした。メンバーには、隠していたと言う事になります。この3人を知る者にも、話を聞きましたがこの3人の知り合いにも、マンジロウ容疑者との交流を知る知り合いは、いませんでした。そこも謎なんですけど。」
タケミチ「東卍メンバーは、今皆何をしているの!?皆に会って話したい!」
ナオト「花垣君、東卍は・・・解散しました。」
タケミチ「はっ!??」
ナオト「リーダーのマンジロウ無しでは、続けられなかったのかと・・・。」

次の日。ナオトに教えられた場所にタケミチは、向かった。
元東卍メンバーに電話して集めてくれたのだ。
とある廃工場にやって来た。

ドラケン「タケミチ!お前っ・・・?」
三ツ谷「出所したか。」
パーちん「何だー?あの裁判?」
タケミチ(皆っ!?)

740:影虎◆Vs hoge:2023/11/09(木) 09:05 ID:DqE

カズトラ「裁判、テレビで流れてた!」
ケイスケ「俺と千冬も観た。」
タケミチ(良かった。第二世界の頃と違って、東卍メンバーが生きてる未来!!しかも、ヒナタも!
なのにっ、何で次の問題がマイキー君の連続殺人になってんだ!?)
ドラケン「タケミッチ、何でだ?マイキーの味方をしたのは?」
タケミチ「え?」
三ツ谷「俺達は、最初気づいてなかった。まさか、マイキーが連続殺人の犯人だと。」
タケミチ「三ツ谷君・・・・。皆は、今・・・仕事、何してるの?」
ドラケン「俺は、バイク店で仕事してる。」
三ツ谷「俺は、ファッションデザイナー。」
カズトラ「モデルの仕事と、ペット店の両立!」
ケイスケ「ペット店の仕事と、歌手活動。」
千冬「ペット店とバジさんの横で踊るダンサーもやってる。」
パーちん「カラオケ店の仕事!」
タケミチ「皆、仕事はしてるんスね。変に思われるかもしれないけど、
俺・・・よく覚えてないんだ。だから、教えて欲しい!
何でマイキー君が殺人犯になったのかを!?」
カズトラ「よく、分からない中・・・マイキーと行動を共にしてたの?」
タケミチ「ま、まぁ・・・(汗💧)」
ケイスケ「お前が大丈夫かよ!?タケミッチ!?」
ドラケン「マイキーが最初に人を死なせたのは、中学2年の頃。
キサキと半間の二人を・・・立て続けに。」
タケミチ「何でッスか!?マイキー君、鬱のせいっスか??」
ドラケン「いや、俺ら仲間でマイキーの精神がおかしいと思った奴はいない。一人もな。」
タケミチ「!」
ドラケン「それに俺らは、まさかマイキーが一人で殺人してる事すら、気づかなかった。」
タケミチ「誰も・・・?」
ケイスケ「そーだよ、誰もな?真一郎君もいたし、エマもいたし、イザナもいたし。考えてもみろよ?マイキーが鬱になる理由なんて、あるか?」
タケミチ「でも、ナオトは鬱の薬をマイキー君が所有してたって。
それで睡眠薬も手に入れ事件に・・・。」
ケイスケ「だからぁ〜、マイキー本人は俺らに鬱だって事すら、言ってねーんだよ!?」
タケミチ「隠してたって事っスか?」
カズトラ「それすら、分からない。変なのはマイキーの鬱の件を家族も知る者がいないって事。」
タケミチ「真一郎君も?エマちゃんも?イザナ君も?」
ケイスケ「ま、真一郎君はその件については、俺らも聞けてねーから、知ってたかもしれねーけど。」
タケミチ「え?」
ケイスケ「でも、エマやイザナもその件は知らないって言ってたよ。
ハッキリな。」
ドラケン「サウスの事件で、マイキーが店の防犯カメラに映ってるって警察が俺ら東卍の元に話をしに来て、そこで初めてマイキーの事件を皆で知った。マイキーは、時々一人で行動してる事も多くて、俺は「一人になるな」って言ったけどーー・・・、」

回想

マイキー「一人?一人になんて、なってねーだろ?変な事言うな。」
ドラケン「マイキー?分かってないのか・・・?(汗💧)」

回想終了

ドラケン「その時には、マイキーは戻ってすら来なくて、タケミッチ?お前もいなくなって、その後二人で逃亡したんだ。」
タケミチ(そりゃあ、マイキー君はリーパーだからピンチに気づいて逃げるんだ。でも、何で俺はっ!?協力したんだっ!?ヒナタもいるのにっ!!)

741:影虎◆Vs hoge:2023/11/09(木) 16:46 ID:DqE

タケミチ(タイムリーパー自身がこの力を悪い方に使えば、未来は最悪だ!何か、マイキー君の心変わりする理由を見つけて探さないと!?)
ドラケン「?」
タケミチ「マイキー君の女装は、いつから?」
ケイスケ「その女装した格好のマイキー自身、見たことねーよ!」
カズトラ「ま、趣味が、趣味だから隠してただけとか?」
千冬「言いにくい趣味ですからね・・・・。」
タケミチ「マイキー君、心が女性だったとか?性同一性とか。」
カズトラ「それなら、ありえそう!(笑)女装したマイキーじゃあ、相手もマイキーって気付けないだろうし?
恋愛関係になって、相手を油断させて、死なす機会を伺っていたとかさぁ?」
ドラケン「警察の方では、事件の被害者の携帯のメールのやり取りを調べたが、マイキーとのやり取りの事実は無かった。直接、会って関わっていた証拠だろう。だから、会話のやり取りは不明だ。」
三ツ谷「それでも、死んだ被害者皆が、マイキーを誘ったかはハッキリしないから、警察はマイキーが被害者を、誘ったと思ってるみたいだ。」
タケミチ「!」
ケイスケ「タケミッチ。マイキーの事をもっと早く知りたいなら、俺らより家族のサノ家に聞いてこい。俺らが知らねー事も、家族なら何か分かるかもしれねー。」
タケミチ「分かった。そうするよ!」

回想

マイキーは、中学3年には・・・シバ 太寿を死なす。そして、高1には、サウスとタケオミを死なせて、タケミチとマイキー逃亡後
東卍メンバーは、集まった。

ドラケン「どうする?これからの東卍は、リーダーがいない中。皆の話を聞きたい。」

東卍を続けるべきか、話し合う。

パーちん「マイキーがいない東卍じゃなぁ〜。」
三ツ谷「ドラケンが、代わりにどうだ?」
ドラケン「いや、元々リーダーになりたかった訳じゃないんだ。」

一度、マイキーの兄弟のイザナに頼んでみるのは?の意見もあったが・・・本人はーーーーー。

イザナ「東卍のマンジロウの代わりにオレがどうかって?代わりはごめんだ。それにオレはブラックドラゴンになる約束をしてるんだ。真兄に頼まれてる。」

断られた為、その後もリーダーになりたい者は現れず

ドラケン「辛いが、これより東卍は終わろう!マイキーの代わりなんていない。今までご苦労だった。」

高1の冬。東卍は、解散した。クリスマスの日だった。

回想終了。

次の日。サノ家を訪ねた。

742:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 08:05 ID:DqE

真一郎「マイキーの昔の過去について、詳しく知りたい??俺が知ってるのは、マイキーが鬱病を明かしてないって事と女装すら知らなくて。
隠されてたって怒りだけだ。何で一人でって💢」
タケミチ「何かサノ家で、ショック受ける事無かったんスか?」
真一郎「プラモの件だ。」
タケミチ「プラモ??」
真一郎「俺がプレゼントしたオモチャを、タケオミの妹、センジュが壊してマイキーは、それから少し怒りモードになったって事ぐらい。」
タケミチ「他には・・・?」
真一郎「若い頃に立て続けに親二人を亡くしたんだ。ショックだったと思う。もしかしたら、それで鬱になったのかもな。心配かけたくなくて、
黙っていたのかもな。」
タケミチ(何かこれ、話だけ聞いてると・・・精神面で不安定なマイキー君が犯した事件に感じてくる。)
真一郎「後、知り合いのダチから、睡眠薬を預かっていたのをマンジロウにコッソリ盗まれた事もあった。
アイツ、隠れてコソコソ盗む癖があったから。
タケミチ「それ、マイキー君は認めたんスか?」
真一郎「いや?だけど、警察にマンジロウが睡眠薬を持ってたって聞かれて、当時鬱病って話も知らねーから、てっきりマンジロウが盗んだって、そん時は思ってた。現に睡眠薬は、無くなってたし。」
タケミチ「(無くなる睡眠薬?でも、マイキー君は自分のもあるのに・・・・盗むかな?)」

回想(少しBL表現注意)

「ギシギシ(ベッドが軋む音)」

マイキー「んっ・・・んん?」

回想終了

この頃の真一郎は、タケオミに頼んで睡眠薬を手に入れていた。
入手先は、ハルチヨも鬱病になっていたから盗めていたようだ。
ハルチヨから、盗んだのをタケオミが真一郎に渡す。
そして、繰り返されたマンジロウへの性的行為。
マンジロウは気づかなかった。眠らされていて。しかし、この件を真一郎はタケミチには隠した。

真一郎「・・・・・・・。」

そんなタケミチの元にとある人物が近づいて来る。

イザナ「お前、タケミチって奴だろ?」
真一郎「イザナ。💧」
イザナ「二人で話がしたい。こっちに来てくれ。」
タケミチ「は、はい!分かりました。」

場所を変え、外の公園へ🐙

タケミチ「あのー、話しって?」
イザナ「真兄は、嘘をついてる。本当の事を言ってない。」
タケミチ「本当の・・・事?それって?」

743:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 10:43 ID:DqE

イザナ「オレは、見ちゃった事があるんだ、小さい頃に。」
タケミチ「何を?」
イザナ「真兄がマンジロウに、性的な事をする所。」
タケミチ「!」
イザナ「ショックだったよ、真兄がそんな酷い事をーーーーって。」
タケミチ「え?」
イザナ「どー考えたってマンジロウが鬱病になったのは、真兄のせいだっ!!分かるよな?」
エマ「・・・・。」

その二人の会話をタコ🐙公園の遊具に隠れながら聞いてるエマ。

タケミチ(そんなっ!?そんなぁ〜〜〜マイキー君がそんな酷い目にあってたなんて!?そうだ!ナオトにこの事を言おう!真一郎さんを逮捕だ!)

イザナが帰った後、タケミチは一人。
そこへ、隠れていたエマがやって来た。

エマ「違うのっ!!」
タケミチ「えっ?あ?君は、エマちゃん?」
エマ「ねぇ聞いて!?マンジロウ兄さんの性的な犯人って二人いるの!
エマも見てたの・・・真兄ともう一人はーーーーー・・・◯◯◯なの!」
タケミチ「えっ!?嘘っ・・・そんな、事って・・・。ありがとう!エマちゃん。俺は知り合いに警察もいるから、逮捕してもらうね!?」

その次の日、サノ家にナオトとタケミチが来て・・・・

ナオト「サノ 真一郎。弟に対する性的事件で逮捕します!」
真一郎「!なっ何で!?誰がっ?誰がそんな話をーーーーー!?」
タケミチ「サノ イザナ君だよ。」
イザナ「真兄、捕まって当然だよ。」
ナオト「いえ、アナタも逮捕します。イザナ容疑者!」
イザナ「・・・え?」

「がしっカチャ(イザナの手を取り、手錠をかける音)」

イザナ「はぁ!?どうしてオレまでっ??」
タケミチ「エマちゃんが話してくれたんだ。君は、真一郎君から睡眠薬を盗み、同じくマイキー君に性的行為をしてたと!」
イザナ「えっ・・・エマが!?」
エマ「酷いよぉ!?(泣)二人してっ・・・・マイキーの事!?お兄ちゃんなんだから、罪は償ってよ!!マイキー本人が気づいてなくたって、
ちゃんとこっちは見てて傷ついたんだからぁ!?ずっとずっ〜〜と!(涙)」
イザナ「悪かったよ、エマ。警察には、ちゃんと言うから。」
真一郎「全て・・・話します。」

その後、真一郎さんとイザナ君はパトカーに乗せられ
警察署へ。

「ブォオオ(パトカーが走る音)」

タケミチ「・・・(マイキー君が自宅でこんなに辛い思いをしてたなんて!?気づかなかった!ごめんね・・・マイキー君!
だけど、マイキー君本人は、その事実にどこまで気づいてたんだろう?気づいてたとしたらーーーー東卍メンバーの誰が一人には、言わなかったかな?もしや、それが俺?もし、そうなら俺だけは味方になるかもーーーーー・・・。)」

744:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 11:03 ID:DqE

タケミチ「まっまさか!?それでマイキー君の協力をして、逃亡してたのか!?俺っ??だったら、どーにかしてマイキー君とコンタクトを取らなきゃ!でも、携帯はマイキー君に通じない。」

その後の真一郎君達の裁判では・・・・

真一郎「今は、マンジロウに殺されたタケオミに頼んで、睡眠薬を手に入れました。
俺はその睡眠薬を盗んだのは、マンジロウだと思ってた。
まさか、イザナが盗んで俺と同じ行為をしてたとは気づきませんでした。エマに見られてたのも、知らなくて・・・。
マンジロウには、悪い事をしたと思ってます。」

一方、イザナ君の裁判ではーーーーーー・・・

イザナ「たまたま、真兄が自宅でマンジロウと性的な事してるの見て、最初はショックだった。だけど、兄貴がしても大丈夫な事なら、オレもやってもいいんじゃ?って思う様になって。
だから、真兄の真似をした。バレなければ、マイキー本人は傷つかないって。けど、やってる時にマンジロウ本人は、目を覚ましちゃって。本人に気づかれた。」

回想

マイキー「いっ・・・イザナ!?何してっ俺にっ!?」
イザナ「あっ!違うっ・・!!これはーーーーそのっ真兄の真似してただけで(汗💦)ごめっ・・もうしないから、言うなよ!?」

次の日。

マイキー「おはよう、イザナ。学校に行こーぜ?(笑)」
イザナ「(あれ?怒ってない?フツーだ。気にして・・・ないんだ。)」

回想終了

イザナ「マイキー本人が傷ついてないから、大丈夫だって思って、その後も繰り返してました。ごめんなさいっ人として最悪な事をっ・・・!
もうしませんっ!二度と!」

真一郎君は、刑は3年。イザナ君は、2年だった。

タケミチ(このせいでマイキー君は、鬱病になって精神病んだのか!?
そして、次から次へと人を殺し続けたのか!!そんなのって悲しすぎるよっ・・・・(涙))

その後、ナオトに呼び出される。

ナオト「花垣君!聞いて下さい。この未来では、アナタはマンジロウの協力者。けれど、過去からリープして今の花垣君。
って事は、マンジロウはその件を知らないって事ですよね?」
タケミチ「え、いや・・・ナオト。まだ言ってなかったけど、リープの力は今回、マイキー君も使えるんだ。二人で過去にタイムリーパー同士だから、マイキー君は俺がリーパーだって知ってるはずだ!だからーーーー。」

745:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 11:30 ID:DqE

ナオト「ちょっと待って下さい!二人して、リーパーって事は未来で警察側が彼の逮捕をなかなか出来ないのって、その力をあっちは使ってる。
だから、逮捕出来ないままじゃないんですか!?けど、彼は今も花垣君を味方と思ってるんですか?」
タケミチ「・・・・。」
ナオト「花垣君・・・?分からないままにして置くほど、彼も無関心ではないはず。つまり、いずれはアナタにーーーーー・・・会おうとするんじゃないか?と、その時は警察の逮捕に協力して下さい!!
マンジロウ容疑者を、引き止めながらコッソリと、メールをこっちに送って下さい!場所さえ、教えてくれればすぐに行って、その時が彼を逮捕するチャンスです!もう、その方法しかないですよ!?」
タケミチ「分かったよ、ナオト。(だけどーーーー、俺までマイキー君の敵になるみたいで・・・複雑だな。逆に話し合いは、無理なのかな?マイキー君・・・。今、どこで何してるんだ?)」
マイキー「タケミッチ。どこにいるんだ?離れてから、戻って来ねー。一人は、淋しいぜ。」
ハルチヨ「マイキー、これ。ご飯だ。」
マイキー「悪いな、ハルチヨ?」
ハルチヨ「いいって。望んで手伝ってる。こーいうの、同罪だろうけど。」
マイキー「!」
ハルチヨ「けど、な?マイキー、感謝してるよ。タケ兄を殺してくれて。何故かって?アイツは・・・あの兄貴は、クズだから。
弟に性行する。死んでどーぜんだ。」
マイキー「・・・・殺したって、記憶ねーんだ。タケオミに会ったのも、覚えてねー。後、前から記憶が抜ける時あって。」
ハルチヨ「記憶喪失ってヤツじゃねー?何かのショックな事あれば、人って忘れんだってさ?感謝してるよ、俺は。だから、味方してるんだ。タケミッチいる必要ねーだろ?」
マイキー「・・・・。」
ハルチヨ「アイツは、そんなお前を裏切ったんだ。マイキー、もう相手すんなよ。」
マイキー「聞けてねーんだ。直接。本当に裏切ったのかを。本人の口から。事件の件なんて、そもそも俺は全て覚えてねー。だから、逃げてんだ。(それに、タケミチとは過去で約束したから。もう、アイツ。それも忘れてんのか?東卍の未来を二人でいい方向にって。なのに、何で俺は罪人呼ばわりされてんだ?分からねー・・・。)
誰でもいいから教えてくれよ?タケミッチ?謎をーーーーー・・・。」
タケミチ「え、ま、マイキー君?」
マイキー「!」
ハルチヨ「!」
マイキー「た、タケミッチ!?」
タケミチ「え?は、ハルチヨ君??何で二人して、一緒に!?マイキー君!二人で話したいんだっ!?二人で!!」

二人っきりで久々の会話。

タケミチ「マイキー君!何で!?」
マイキー「記憶ねーんだ。抜けてて。」
タケミチ「はっ!?」
マイキー「事件を起こしたって記憶。身に覚えねーから、逃げてた。」
タケミチ「何で・・・忘れちゃったの??」
マイキー「分からねー。」
タケミチ「じゃあ、どうしたら・・・。」
マイキー「一つだけ、方法あんぜ?」

マイキー君に言われて、俺はリープの力を使って、マイキー君が最初の殺人をする前に戻った。
そこでマイキー君に接触しようとしたんだ。

746:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 14:19 ID:DqE

>>745
読んでいて、説明不足な点があるのに気づいたんで追加説明。
ナオトとタケミチが二人で話し終わった後、タケミチは一人で歩き出します。
その後、マイキーとハルチヨが二人で話してる場面に切り替わり、その二人の元に偶然、タケミチが遭遇したって状況です。

説明不足になり、申し訳ありません。
多分、読んでて意味が分かんなくなった人がいると思います。
説明不足これにて終了します。

747:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 14:51 ID:DqE

道端を歩いているマイキーの後ろ姿を発見した、タケミチが近づいて声をかける。

タケミチ「マイキー君っ!何・・・してるの!?」
マイキー「!誰?あんた。」
タケミチ「この声っ!?マイキー君の声じゃない!?化粧に髪型も変えて、両耳にリボンってーーーーき、君って!?」
ミスズ「マイキー?知らない人だよ、だってあたしはミスズって言うの。今からさぁー、用あるから邪魔しないで?」
タケミチ(中身は、マイキー君本人じゃなくて、別人だ。確かこれって多重人格って言うんじゃーーーーっ!??って事は、殺してたのはこのミスズって人格??こんな女の子が!?)
ミスズ「ねぇー、もう行くから!」
タケミチ「君!何歳?俺はタケミチ!中2だよ。暇なら今からどっか行かない!?」
ミスズ「ん〜〜〜、ナンパ?コッワイ!ミスズは、今は中1だよ。」
タケミチ「(え?マイキー君より、一つ下?)好きな物、何でも買ってあげるから〜。」
ミスズ「ま、い〜よ。約束ね?」
タケミチ「あ、でも!飲み物と食べ物はNGだよ!?俺さ、服とかカバンとか買ってあげたいから!」
ミスズ「え〜〜〜〜?ショッピングぅ〜??ミスズ、つまんなぁ〜〜〜い。」
タケミチ(一緒にいて分かったのは、このミスズちゃんが他人格でマイキー君じゃないって事。睡眠薬で相手を眠らせた後は、どーなってるかを知りたくて、先に殺されるキサキに話しをつけて、協力してもらった。
俺もキサキの住む部屋のクローゼットにスタンバイ!)

クローゼットの中に潜むタケミチ。

タケミチ(来るかな?キサキとミスズちゃん。ドキドキ)

「カチャ(部屋のドアノブが開く音)」

キサキ「話しって何かな?マイキーの件で?二人で?」
ミスズ「そぉ〜、ミスズ。マイキーから、頼まれて。その前にさぁ〜?近くのコンビニでジュースと食べ物買ってきたの!お腹空く時間じゃん?昼って!はい!」
タケミチ(ミスズちゃんは、キサキとは友達ポジションでマイキー君とは、知り合いってキサキに言ってるらしい。キサキから、そう聞かされた。)

キサキとミスズは、二人で昼ご飯を食べる。

キサキ「マイキーにさぁ?ミスズちゃんの事を聞いたら、「そんな女知らねー」言われちったよ?どういう事?」
ミスズ「マイキー、恥ずかしくてとぼけたいんでしょ?知ってる?
マイキーの好きな人ってミスズなんだよ!?つまり、あたし達裏でコッソリ付き合ってるの!♪驚いた??」
キサキ「ま、マジかよ?だからかー・・・。」
ミスズ「そ、皆にはナイショにね?って。でも、キサキ君は友達だから
言うけど、秘密だよ!!」
キサキ「あ、あれ・・・?何だか・・・ねみぃな。」

「ドサッ(キサキが床に倒れる音)」

キサキは、眠った。
睡眠薬が入っていたのだ。その瞬間、ミスズちゃんの人格が切り替わった。

ミスズ「全てはマイキーの為にやるんだ。悪く思うなよ。主人格を守るのは、他人格の役目だ!敵には、死あるのみ!」
タケミチ(あれ・・・?この声、男だ。ミスズちゃんじゃない。
そうか!?殺しを行っているのは、また別人格なんだ!って事は、今までのも?睡眠薬の流れまでは、ミスズちゃんで殺しはこの男??しかも、主人格の為!?)

「カ・・・タン(タケミチがクローゼットの中で音を立てる。)」

748:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 15:13 ID:DqE

ミスズ「ん?何だ、今の音。まさか、誰かいるのか?」
タケミチ(音、出ちゃった!ヤバい!!)

タケミチは、小さめの小声を出しながら・・・

タケミチ「コスモ、未来に戻って、また、元の前の未来に。💦」
ホワイトコスモ「分かったモ〜、目をつむるモ〜!!?」
タケミチ「は、早くーーーーーっ!」


「バッ(クローゼットの中を開く音)」

ミスズ「何だ、誰もいないじゃないか・・・。」

次に目を開けた時には、未来だった。

タケミチ「あ、あ、危なかったぁ〜〜〜〜〜!!?(何だっ?何だっ?あれは??マイキー君じゃない!他人格だっ!?声まで違ってた。
まさか、この事件っ多重人格殺害事件!?マイキー君本人の記憶が抜けてたのも、人格達がその記憶を所有してたからかーーーーー!!)」

タケミチは、またリープしてそれまでの事件も調べる。
半間の場合。

ミスズ「わっ!?」

「ドンっびしゃあ(半間にぶつかり、紙コップに入った飲み物がかかる音)」

半間「!??」
ミスズ「ごめんなさいっ!よそ見してて、前見てなくて!?」
半間「どうしてくれんの?これぇ・・・(汗💧)」
ミスズ「抜いても取れないかなぁ??すみませんっ・・・あの、代わりにご飯をタダでオゴるんで?」
半間「タダ?ま、そんならい〜よ。ハンバーガー店ね。」
ミスズ「はい!好きなの頼んでいーんで!!(計画ど〜おり♪)」

ハンバーガー店の中にて。椅子に座り、注文したのがくると
ミスズは、店員から受け取り、そのコーラの中にすかさず睡眠薬を入れる。
半間「悪いねー。こんな高いのタダで頼んで?」
ミスズ「いいです!いいです!はい、コーラです!」

テーブルの上には、複数枚に重なりあったハンバーガーと、飲み物のコーラが並ぶ。
その後、半間は眠り・・・ミスズちゃんは会計を済ますと、タクシーを呼び運転手に半間を乗せてもらい、半間の自宅までくると別人格に切り替わり、半間の鍵を使って中に侵入。
そして、半間君を担いでベランダから落として殺した。

「ドサッ(地面に半間が落ちる音)」

太寿の場合。
ここでは、ミスズちゃんが偶然を装い太寿に近づく。
仲良くなって、二人は恋人同士になっていた。この時、太寿はミスズを男だとは気づかなかった模様。

太寿「ミスズー、モテナイ俺様を好きになってくれたのは
お前だけだ。今日、俺様のアジトに来い!」

アジトには、プールがあって、ミスズを誘ったのは太寿の方だ。二人の付き合いは、周りには秘密にされていた。

749:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 15:34 ID:DqE

ミスズ「ねぇー?プールの前にさー?太寿君って酒呑める??あたし、酒呑める男の人って大人びてて好きぃ〜!!呑んでみてよ??
あたしの前で。出来るよね??呑むくらい!」

「ポト(隠しながら、睡眠薬を酒の中に入れる音)」

太寿「おう!?男は、酒ぐらい呑めねーとなぁ!?どれ・・・?」

「グビグビ(酒を一気飲みする音)」

そして、眠った太寿を見ると別人格に切り替わり、プールに沈めて
太寿君は水死。

「ボジャン(プールの中に太寿が沈む音)」

サウスの場合。

サウス君にも、ミスズちゃんは偶然を装い近づくと、二人は恋仲になり
最初のデートの日・カフェに立ち寄る。

ミスズ「ミスズぅ〜、オムライスが好きぃ〜!ね?カフェ行こうー!?
カフェ!二人で頼もう〜♪」

カフェに入るなり、注文したメニューがくると、丁度サウスは
トイレ中。
そのオムライスにも、コッソリと睡眠薬の粉をふりかける。

「ババババ(オムライスに粉をふりかける音)」

種類としては、すぐに眠くなる睡眠薬では無いので
食事後、二人は帰る。

ミスズ「ミスズぅ〜、この後用事あるのー!!先に帰るね?じゃあ!」

「ダッ(ミスズがダッシュで離れる音)」

サウス「おう、気をつけてな??」

車を運転して帰る途中だったサウス君は、眠くなり事故を起こした。

「キキィーーーーードォン!(ハンドル操作が狂い、車がぶつかる音)」

サウス死亡。相手の車も巻き添えで車体は、ペチャンコになった。

タケオミの場合。踏み切り近くでミスズと待ち合わせ。

タケオミ「真一郎から、俺に酒の差し入れとは・・・。」
ミスズ「ねー?ミスズ、サノ家に最近行っててマイキーの友達。それと、真さんから伝言を預かっててさぁ〜??」
タケオミ「何のだ?」
ミスズ「先に酒呑んでくれたら、答える!」
タケオミ「ゴクンゴクン・・・これでいいか?」
ミスズ「踏み切りを渡って、公園行こっ!?そこで話す!!」
タケオミ「たく、大人を、あまりからかうな・・・。」
ミスズ「こっちこっち!!」

踏み切りに足を踏み入れた途端に、睡魔に襲われたタケオミ。
突然、倒れる。

「ドサッ(タケオミが地面に倒れる音)」

ミスズ「あっ!タケオミさぁーーーーん!?ちょっとぉ〜〜?!」

「カンカンカンキキィーーーーーーーッ(列車はブレーキをかけたが間に合わず)」

750:影虎◆Vs hoge:2023/11/11(土) 07:36 ID:DqE

タケオミは、列車に轢かれて体は、グチャグチャだった。

ミスズ(計画ど〜おりだね♪)

「ベッ(ミスズが舌を出す音)」

全ての真実を知ったタケミチは、思ったーーーーー・・・

タケミチ「(これってマイキー君の他人格のせいなんだよなぁ!?どうする!?マイキー君本人に言った所で意味ない!どうしたらっどうしたらいいんだっ!?そ、そうか・・・もしかしたらーーーーー。)
コスモ、事件の発生しない中1ぐらいに戻って。」
ホワイトコスモ「分かったモ〜!目をつむるモ〜!リープリープモ!」

中1の頃に戻って来たタケミチは、マイキーを呼び出す。

タケミチ「マイキー君!君は中2から、殺人をする様になる!未来で確認してきたから、本当!だから、俺と逃げて。二人で生きよう!この先は、それしか無いんだ!」
マイキー「リープの力の事は、俺も分かってる。そうか、そんな未来になってたのか。・・・東卍のトップでいるのは、無理なのか?」
タケミチ「いえ!俺からは、皆にメールでマイキー君の考えを伝えるんで!側にいなくなるってだけで命令は、可能です!メール内だけでは、交流も続けられる!東卍は、トップはオモテに姿見せなくとも、続けられるっスよ!?東卍の喧嘩もマイキー君無しでも勝てる場合、出る幕ナイっスから。マイキー君が必要な戦いのみ、俺もいる状態で出てもらう形にして。」
マイキー「ありがとう!タケミッチ。」

こうして、二人の新しい人生が始まるのだったーーーーーー・・・。
未来では、タケミチはヒナタをマイキーと同居するマンションの隣に住んでもらっている。マイキーの様子もみながら、ヒナタとも関わる。
仮にマイキーの他人格による、殺害が発生してもタケミチがリープの力を使い戻るから、安心と言うわけだ。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜、今日は真一郎とイザナを悪人にしてやったモ〜!!悪エネルギー補充完了モ〜♪」




(お詫び・説明紹介でブラックコスモが出るという、表記だけ忘れていました。すみません。ブラックコスモは、登場します。失礼しました。)

751:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 14:40 ID:twU

久しぶりのケイ君の作品を投稿します!

登場人物紹介

サノ イザナ(この世界では、マイキー達や真一郎達と住んでる設定に変わっていきます。年齢は小学生〜中学3年)
サノ マンジロウ(小学生〜中学1年)
サノ 真一郎(大人年齢。バイク屋で働く)
サノ エマ(小学生〜小学校高学年)

東京卍
ドラケン(中学生)
バジ ケイスケ(中学生)
三ツ谷(中学生)
千冬(中学生)

羽宮 カズトラ(中学生。一人だけ、まだ普通の生徒。後に東京卍入りする。)

キャットフィッシュ
ケンジ(カズトラとトラブルを起こす。)

ブラックドラゴン
ユタカ(仲間思いの優しい奴。ただ、過去にてある悲劇に・・・?)
明司 タケオミ(大人で現在は、梵天の仲間入り)

ホワイトコスモ(タイムリープ能力を与える存在)

BL要素があるんで、苦手な方は読まない様にお願いします。
では、久しぶりに投稿します。

パーちん(中学生)

752:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 14:57 ID:twU

〜東京リベンジャーズ〜キャットフィッシュ・イザナ編〜

イザナは、幼い頃に母親に保護施設だという場所に
預けられる。
母親一人では、2人の世話は大変と言う事で、兄のイザナだけ
預けられた。
1ヶ月、2ヶ月。長ければ、1年〜3年までと、預ける期間を選んで
預けるのが魅力の施設だ。
白く大きな建物。入り口には、「保護施設」と看板が。

母親は、施設長にイザナを引き渡し、建物の中へと入ってゆく。

施設長「イザナ君の部屋は、ここね。503号。」
イザナ「ここ?」
施設長「先にここには、3人の子供達がいるから、仲良くね。」
イザナ「・・・。」
施設長「皆〜。今日から、ここに入る事になった黒川 イザナ君です。」
イザナ「黒川・・・イザナです、よろ・・・しく。」
ジャンク「へぇー、目何か普通と違う?」
グース「何で・・・?」
パート「黒い瞳じゃねー。外国人?」

こうして、イザナは早くから入る事になったが・・・。その話は、1番上の兄の真一郎だけ知る事になっていた。
しかも、そこで、真一郎はイザナが血が繋がっていない事実まで
聞かされていた。
それから、数日が経ち・・・・。

施設長「イザナ君、手紙が届いていたよ。」
イザナ「誰・・から?」
施設長「真一郎兄さんからだって。イザナ君のお兄さん。」
イザナ「お兄さん?そんな・・・人いたっけ?」 
施設長「兄弟多いんだね〜。真一郎君にマンジロウ君、エマちゃん、
イザナ君は知らなかったの?」
イザナ「・・・エマしか、知らない。」

しかし、イザナはここの保護施設にて。

パート「ちょっと来いよ!外国人野郎ー!」
ジャンク「母国に帰れ!」
イザナ「!・・・・っっ、(黙り)」
グース「お前だけ違うんだ!当然だろー。」

周りは、気づかない中虐められていた。

753:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 15:31 ID:twU

大人しいイザナは、最初こそ黙っていたが・・・。
次第に何度も何度もエスカレートしてゆく。
預けられて1ヶ月後。

グース「お前、捨てられたんだろ!イザナ!?」
イザナ「ちっ違うよ!母さんは預けたって言った。」
ジャンク「そのクセ、じゃあ、何で1ヶ月も会いに来ねーんだ?俺なんか、母親は時々5日に、1回は来てるぜ?」

保護施設で育つ子は、親の愛情に飢えている子が多い。
その為、心の穴を埋める為だけに、彼らはイザナをターゲットにして
自分達のが上って思う事で、心の満足を得ている。

こういう場所で発生している件だ。
イザナは、激しく心を痛めている。

イザナ(何でっ!?何でっ?ただ、オレはっ・・・皆と普通でいたいだけなのに!?何でっ?虐められないといけないんだっ!?
何で、皆と、同じ普通じゃいられないんだ!?
だったら、こんな場所にオレの居場所なんてないじゃないか!!)

この件で完全にイザナは、心が病んでいた。
我慢し続けて・・ついには、壊れた。

イザナ(物を壊すのが犯罪なら、心を壊すのは犯罪じゃないのか??
おかしーじゃん。)

また、ある日のいじめでもーーーーー・・・

パート「やっぱ、お前捨てられたんだなぁ!?イザナ?」
グース「お前みたいな外人そりゃ、捨てるって!」
イザナ「・・・・・・っっ。(あれから、2年経ったけど母さんは、来ない。もしかして、オレは本当に捨てられた・・・?)」
パート「す〜てられた!イザナは、捨てられた!」
ジャンク「やっぱ捨てられたんじゃん!?あれから、2年だぜ!?オレら正しくね?」

「プツン(イザナの中で何かが壊れる音)」
「バキッドゴ!(イザナがパートやジャンクを拳や足で殴ったり蹴る音)」

ジャンク「あーーーー!!」
グース「イテェーっ!?」
パート「何すんだよっ!イザナー!?」

「ゴッドッドッ(立て続けに執拗に蹴り続ける音)」

イザナの元に世話している大人達もやって来た。
騒ぎに気づいた様だ。

お世話人1「何してるのー!?」
グース「先生っ!助けて!?イザナがっ突然俺たちを殴った(泣)」
ジャンク「俺ら何もしてないのにっ!?」
パート「うえーん!」
イザナ「!?」
お世話人1「イザナ君っ!?何でこんな事するのっ!??」

754:影虎◆Vs:2024/01/18(木) 07:59 ID:twU

イザナ(オレが悪になった?オレが悪いのか??何だよ、ここにはもう
敵しかいねーじゃん。
皆、敵だ。味方なんかいねー。アハハ!もう・・・誰にも心は開けねー。)

その後、イザナは今回の件を兄だと名乗る真一郎に
手紙で話す。

手紙の内容「真一郎様へ
今日さぁ、オレをいじめてきた奴ら皆ぶっ飛ばしてやった!スッキリしたよ!!?ざまぁ〜みろってな?ハハ(笑)イザナより」

しかし、この何日前・・・真一郎の方でも母親と父親を亡くしていた
ばかりで、父さん側のオジに引き取られて、そこで
兄弟3人は、暮らす事になっていた。

バイク屋にて。

真一郎「いらっしゃいませ〜。」

仕事をしなければ、いかない為・・・高校を行くのは辞めて
バイク屋で仕事中。

真一郎(イザナの奴・・・いじめられて心がヤバい。出来るだけ早めに引き取らないと!じゃないとっ・・・この先アイツ!
保護施設の人をナイフで襲いまくるかもしれない!!そーなる前に金を
貯めねーと!イザナの為にも!?)

ブラックドラゴンを中3の頃に終わらせたのも、親の件が関与している。
回想

真一郎「ブラドラは、これより、中3をもって終わる!今までありがとう!!皆・・・離れてもダチでいてくれ!」
タケオミ「真一郎、お疲れ様。」

涙を流す真一郎に、そうタケオミは言葉をかける。

回想終了

真一郎は、手紙の返事をイザナに返す。

手紙の内容「イザナへ
辛かったなぁ。母さんと父さんは、死んだ。今は、サノ家の爺ちゃんの所に3人でいる。金無いとヤバいから、バイク屋で仕事中。
俺達も今、辛いから・・・イザナ?いつか、兄弟4人で同居しよう。
迎えに行く。その準備が出来たら。
それまでは、待っててくれ。 真一郎より」

755:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:26 ID:twU

イザナは、真一郎からの手紙を読み終わると。

イザナ(親が死んだ・・・。迎えに来ないのって
まさか?真一郎兄さんが今の親代わりって事は、いつかは迎えに来てくれる?)

その後、心配だった真一郎は、保護施設のスタッフと
相談して、1日お泊り許可を得ると、イザナを自分の
サノ家に招待する。

真一郎「ここがなぁ、今は俺とマンジロウとエマが住んでる家だ。」
イザナ「ここ・・・?屋敷、デカっ!?」

部屋の中に入ると、リビングにて2人は話す。

イザナ「母さんってオレの事を捨てたんだろ?」
真一郎「え?無いって。そんなの。そんな話、聞いてない。(嘘だけど。今のイザナは、精神的に不安定だ。
それを考えると、とてもじゃないが本当の事は言えない。ましてや、血が繋がって無いとか。ショック過ぎて言える訳ない、死なれるより、マシだ。)」

最初は、真一郎の優しい嘘だった。傷ついて欲しくなくて。そこに、玄関の開閉の音がなる。

「ガチャ(扉が開く音)」

マイキー「ただいまー。(ん?何か、見慣れねー靴あんな?)」

小学生から、帰って来たマイキーだ。

真一郎「マンジロウ〜。おかえり。」
マイキー「ん?だれ・・・?」
イザナ「!」

2人は初めて顔合わせする。

真一郎「マンジロウ、お前は会った事無かったよな?イザナだ。2番目の兄ちゃん。お前の。
イザナ?こっちは、俺が話してた弟のマンジロウ。手紙でも何回か、話したよな?二人共、仲良くやれよ〜。」

「ガチャ(また、玄関の扉が開く音)」

エマ「ただいまー!あ!?イザナお兄ちゃん?戻って来てくれたの!?」
真一郎「違う違う!エマ、1日お泊りしに来たんだ。
けど、いずれは引き取って皆で同居する予定だから!」

そして、それから更に1年後。
イザナはついに、正式にサノ家で同居生活を始める事になる。

真一郎「イザナ?もう、家の中では自由だ。好きにやれよ。」
イザナ「真兄〜!今日も夜は一緒に寝て!マンジロウばっかに構わないでっ!?風呂も一緒に入る!!」

今まで甘えてこれなかった為か?イザナは、真一郎を独占しようとする。

マイキー(イザナの奴、すっかり兄貴にベタベタしてんな?ま、俺は十分甘えるだけ甘えられたし、エマとでも
仲良くしてるか。譲ってやろう。)

真一郎は、マンジロウの事も気にしてか?説明をする。

真一郎「イザナは、ほら・・・自分だけ保護施設で預けられて愛情不足してんだ。だから、さぁ?悪く思わないでやってくれよ?」
マイキー「あぁー。大丈夫、俺はエマと仲良くしてっから!」

真一郎は、イザナにも伝える。

756:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:28 ID:twU

>>755
ミス発見!

「小学生から帰って来たマイキー」✕
「小学校から帰って来たマイキー」◯

です!

757:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:51 ID:twU

真一郎「イザナ〜?せっかく、家族として過ごせる様になったんだから、どうせなら家族皆で仲良くしよーぜ?」
イザナ「・・・。」
真一郎「マンジロウもエマも、誰もここではお前の敵じゃないんだ、ん?」

とある日。イザナの部屋にて。
時々、施設でのいじめを思い出してか?イザナはフラッシュバックで暴れまわる時もあった。

イザナ「ああ〜〜〜〜〜っ!クソっ!?」

「ドゴッゴッゴッゴッ(壁に対して連続グーパンチする音)」

イザナ「アイツらっ!?オレだけ仲間外れにしやがって!?何だと思ってんだよ!?人の事!」
真一郎「イザナ?何してる?」
マイキー「お前・・・。」
エマ「イザナお兄ちゃんっ!?大丈夫っ??」

「ギュ(真一郎が優しくイザナを抱擁する音)」

真一郎「大丈夫・・・ココには、もうお前の敵はいない。イザナ、だから大丈夫。」
イザナ「!真兄・・・。真兄って、何でそんなに優しいんだ??」
真一郎「俺は、お前の兄貴だぜ?心配すんのも優しくすんのも当たり前だろ?家族には、幸せでいて欲しいんだ。
もう、親は・・・死んだから、兄弟4人で仲良くって。」

その夜。
真一郎の部屋にはイザナもベッドで一緒に寝る。
(ここからBL注意)

真一郎「イザナ?愛してるから、こういう事すんだぜ?お前だけ、特別だ。」
イザナ「愛してるから?それって、どんな?真兄さん?
オレだけ、特別?」

真一郎には、小児性愛的傾向があった。
マイキーからは、拒否られだか、イザナに求めた結果拒否られず。この2人は、周りには秘密でそーいう仲になる。
真一郎は、拒否られないのが嬉しくて、ビデオに撮る事もあった。

次の日。

真一郎「マンジロウ、イザナ?話がある。俺は中3でブラドラ終わらせただろ?で、そのブラドラを受け継ぐ相手を決めようと思って。ブラックドラゴンはーーーーー、
イザナ・・・・お前だ!」
マイキー「!」
イザナ「オレっ?や、ヤッタ〜!!」
マイキー「・・・よ、良かったな、イザナ・・・。」
真一郎「マンジロウ?お前は、友達が沢山出来ただろ?ケイスケにドラケン、パーちんとか。喧嘩強いんだってな?お前は、自分で族創ったら、どーだ?自分で族創るのも、カッコいいんだぜ?」
マイキー「そーだな、そうしようかな。」

こうして、マイキーは小学3年の時に東京卍というグループを創った!
リーダーは、マンジロウ。部下は、ドラケン、パーちん、千冬、ケイスケ、三ツ谷の6人で形成される。
次の日。

ケイスケ「マイキー?今日は、ちょっと友人のカズトラん所に行って遊んで来るぜ?」
マイキー「おー。」

カズトラは、ゲームセンターで、バジと偶然出会い、仲良くなった友人だ。しかし、ケイスケは暴走族とは、隠している。

758:影虎◆Vs hoge:2024/01/19(金) 07:54 ID:twU

約束の場所に到着。

ケイスケ「よぉ〜!カズトラ!」
カズトラ「遅いよ、バジー。ゲームセンター行く?」
ケイスケ「おうよ!」
カズトラ「でさ、ネットで知り合った同じ年くらいの
ケンジって奴いてさぁ!?そいつにね、✕月16日に△□✕って場所の廃墟は知ってる?
そこで肝試しする予定!」
ケイスケ「え、何時?」
カズトラ「夜の・・・11時。あっちは、友人4人くらい連れて来るって!」
ケイスケ「一人で、11時に夜に出歩くって危なくねー?変なのに巻き込まれたら、どうすんだよ。」
カズトラ「うーーん・・・。」
ケイスケ「だって、お前小学4年だぜ?なぁ〜?俺も行っていい〜?あっちも友人4人連れてくんだろ?いーじゃん。」
カズトラ「うん!行こっか!!」

別の日。バジは、その話を、仲間の千冬にも伝えていた。

千冬「え、バジさん△月16日に廃墟行くんスか?一人で?」
ケイスケ「いや、カズトラって友人と!」
千冬「あ、じゃあ・・・俺も行きます!」
ケイスケ「いや、い〜よ。族ってバレたくねーからよ。」

そして、約束の△月16日。

カズトラ「あ、着いた。ここだ、ここ。」
ケイスケ「不気味だなぁ〜、ホント。」

辺りが暗いのはもちろんだが、窓ガラスは割れだらけで、
所々に亀裂も目立つ。4階建ての廃墟だ。

?「おい、例のガキ。来たぜ?って何だ!?2人?ちっ!一人で来なかったのかよ。」

そんな2人を覗きこむ様に何者かが、木から様子を伺っている。建物の入口付近にある木からだ。周囲は、木々で囲まれている。

ケイスケ「何か、今・・・あそこの木の所で光らなかったか?」
カズトラ「ちょっ!怖い事言わないでって!さ、中行こ!中!?」
ケイスケ「そーだな、待ってるかもしんねーし。」

2人が中へ入ると、そこにはーーーーー・・・。
ケンジと思われる人物がいたが。

カズトラ「え・・・何か、あれ?ケンジ・・・さん?」
ケンジ「カズトラ君〜〜〜何で一人で来なかったのかなぁーーー??」
カズトラ「えっ。」
ケンジ「誰?そっちの子?あ〜、俺がケンジだよ。ビックリした?」
ケイスケ「え・・・高1くらいに見えんぞ?嘘?」
ケンジ「その通り!」
ケイスケ(それに、コイツら変だ。年も嘘ついてて、明らかに4人じゃなくて、30人以上はいねーか?
何だ、これ・・・。コイツらのこの服、族じゃねーか。でも、見た事ねー。こんな服の族、いたっけ?
この辺の族じゃねーのか?って、俺らの入ってきた
入口にもいつの間にか、スタンバイしてやがる!?
逃げらんねー。挟まれた・・・。)

759:影虎◆Vs hoge:2024/01/19(金) 14:51 ID:twU

ケンジ「ごめんねー。カズトラ君。全部ウソ!俺は、ケンジじゃ無いんだ。偽名。ケンだよ。」
カズトラ「・・・え?何で・・・?」
ケン「最初から・・・目的は、ここに来てもらう事。
廃墟に。何故かって?カズトラ君を、脅す為!
分かんないよね〜小学生だから。ネタバラシするよー、
これから。」
ケイスケ「!?」
ケン「カズトラ君にお願いがあるんだよ。君の親、いるでしょ?その君の親の金、通帳とかさぁ?場所分かる?盗んで来て欲しいんだ。
あ、警察に言ったら駄目だよー。言ったら、カズトラ君の家族皆殺し、ね?
仮にオレらの誰かが捕まっても、捕まってねー仲間で
リンチすっから。」

その間、ケイスケは、カズトラを使って見えにくい様に
しながらも、千冬にコッソリと携帯で電話をかけた。

カズトラ「わぁ〜ん!わーん!怖いよぉーーーっ!」

側でカズトラは、ギャン泣きしている。
もちろん、ケイスケ自身は無言だ。気づいて欲しかった。
SOSに。

ケイスケ(頼むっ!千冬・・・気づいてくれ!)

目を閉じながら、携帯はポケットに隠す。
その頃、千冬の方ではーーーー・・・

千冬「あっ!?バジさんから、電話だっ!?もしもーし?ん?バジさん・・・あれ?」
電話の声「わぁーん、わーん」

カズトラの泣き声が響く。

千冬「カズトラ君の泣き声?何で、バジさん本人は出ないんだ?もしかして、バジさん達に何かあった?よし、マイキー達を呼んで、皆で行こう!場所は、知ってるから。」

急いで駆け出しながら、千冬はマイキー達にも
連絡をすると、東卍のメンバー5人でバイクに乗り向かう!

「ブォオオ(バイクを走らせる音)」

その頃、ケイスケ達はーーーーー・・・

ケン「カズトラ君、そっちの友人は誰?」
カズトラ「うわーーんっ!」
ケン「携帯持ってんじゃー?そいつの盗めっ!」
ケイスケ「!」

ケイスケのポッケの携帯に、気づいた相手に盗られてしまう!

族仲間1「ん?ロックかけられて見れねー。おいっ!ロック外す番号言えっ!」
ケイスケ「(良かった。さっき、千冬に電話した後、ロックかけといて。)あの!怖くてっ・・・俺も、その番号をど忘れしちゃいました!」

ケイスケは、涙を流して恐怖する演技をする。

760:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 08:06 ID:twU

ケイスケ(クッソー!本当だったら、こんな奴らっ
こっちは喧嘩に慣れてっからボコボコにしてやりてー
のに!!カズトラを人質にされたら、不利だから
大人しいふりしてるしかねーっ!!
しかもコイツら、家族をリンチするとかカズトラの家族もヤベー!)

そこへ、バイクに乗ってきた東卍メンバーも来た、が・・・。

?「おい、誰か来た!バイク・・・。5人くらいか?」

外には、キャットフィッシュの見張り役もいる為、
その様子はあっちに伝わってしまう。
建物内では。

ケン「(ん?メールか。あ?誰か来た?バイクで、5人も?ちっ!肝試しかっ!?)おーーいっ!お前ら、逃げんぞ!?い〜か、今回の事は警察に言うなよ!?言ったら、家族事痛いめみるぜ!」

廃墟で建物の窓は、ブチ壊されてる為に、彼らは一気に
窓から外に出て、停めてあるバイクに乗ると走り去って行った。
因みにキャットフィッシュが逃げたのは、建物の裏側の窓からだから、正面にいるマイキー達と出くわす事は無かった。
その為、マイキー達がバジの元へ来る頃には
誰もいなかった。いたのは、ケイスケとカズトラのみ。

マイキー「あ?何だよ、バジとカズトラ2人だけじゃん!」
ケイスケ「ま、マイキー!」
カズトラ「わぁ〜〜ん!」
マイキー「まさか、お前ら肝試ししてお化け怖いって理由で俺らを呼んだんじゃねーよな!?」

少し怒り気味のマイキー。

千冬「確かに。言ってた相手の友人4人っていませしね。まさか、バジさん!?」
ケイスケ「ちげーって!理由は、後でマイキーに言う。カズトラ、ごめんな。見て分かっちまったろ?
俺、族なんだ。東卍って言う。隠しててごめんっ!」
カズトラ「!」
ケイスケ「・・・けど、お前も体鍛えねー?また、同じ事あった時の為に強い方がい〜じゃん?東卍に入れば、強くなんだぜ!?」
カズトラ「・・・っえ、俺も?うん!強くなりたい!!
入るっ!東卍に!よろしく!!」

こうして、羽宮カズトラも東卍入りする。

カズトラ「じゃん!」

東卍の特服を着てみせるカズトラ。嬉しそうに笑う。
マイキー達も、微笑んでいる。

ケイスケ「似合うなぁ!カズトラ!?」
カズトラ「こんなの着るの初めて!」

次の日、バジは昨日の件をマイキーに話す。

ケイスケ「ネットで知り合いになった友人と思ってた奴が、廃墟の待ち合わせ場所に行ってみたら全てウソだったんだ。カズトラは、それでショック受けて泣いてた。
奴ら、どこぞの族なんだと思う。高1くらいで、俺らより、上。名前も、年もデタラメ!」
マイキー「相手の本名も族名も聞けなかったんかよ?」
ケイスケ「微妙だ。偽名の可能性があっから。」

761:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 14:50 ID:twU

ケイスケ「奴らの目的は、どうも金でカズトラが
小学生ってネットで分かってから、脅しにかけて
金系を親から盗む様に命令して来た。
従わなかったり、警察に言ってら、相手の誰かが捕まっても、捕まってない仲間が報復でカズトラの家族を死なす!だとか、言われちまってよ。何も出来ねーだろ?
それじゃあ〜、だから、警察にも言えねー。」
マイキー「・・・さすがに族全員逮捕すんのは、難しいよな。」
ケイスケ「でも、変だよな?アイツらーーー、マイキー達が廃墟に来たって事、気づいて逃げてった。」
マイキー「!」
ケイスケ「外に奴らの仲間がいて、知らせねーと、ありえねー?窓から逃げて、バイクで逃亡した。」
マイキー「随分、手慣れてる感じだよな?そいつらって、他の奴らにも同じ事してる可能性あんな?」
ケイスケ「あぁー。だから、マイキー?
仲間の皆にも、ネットの奴らは気を付けてくれって
言っといてくれ?特に廃墟だとか、人気が無い場所に誘う奴には、余計に注意なって。頼んだぜ?」

その話を、マイキーは真一郎にも自宅にて話す。

マイキー「って事があったんだよ。俺ん所のバジの友人・カズトラ。ま、今は東卍入りさせたんだけどな?」
真一郎「そいつらって、キャットフィッシュって奴ら・・・かもな?」
マイキー「キャットフィッシュ?兄貴、知ってんのか?」
真一郎「知ってるも何も俺らブラドラとの間にもトラブルがあったんだ。過去に、な?
俺の仲間のユタカって奴がーーー。」

回想

中学1年の頃だった。ユタカは、ブラドラのメンバーで
仲間思いの優しい奴。でも、ネットで知り合いになった
友人に誘われるがまま、どこかに待ち合わせして
行って来るって、言ったきり帰って来なくてーー・・・・
次の日、ユタカはボロボロにされた体で帰って来た。

真一郎「ユタカっ!?ユタカーーーーっ!!」

顔にも、手にも足にもアザだらけで
明らかに暴力振るわれたって分かったよ。
慌てて、病院に連れてったさ。怪我の感じから、相当殴られてリンチされた感じだったから、ユタカが口を聞ける様になって、聞いたよ。

真一郎「なぁー?誰にヤラれたんだよ!?ユタカ?相手は、族なんだろ!?言ってくれよーっ!カタキ取ってくるから。」
ユタカ「・・・いーよ、オレの問題だから。ブラドラにまで・・・迷惑かける気ねー。オレの・・・怪我だけで、もう十分っスよ。リーダー・・・?警察には言わねーで。」

結局、ユタカは最後まで敵の事を話してくれなかった。
俺は納得出来なくて、タケオミにその件を話した。
そしたらーーーー・・・

762:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 15:07 ID:twU

タケオミ「そいつ、キャットフィッシュじゃないか?」
真一郎「キャットフィッシュ?何だ、そのグループ知らないなぁ。」
タケオミ「知らなくて当然だ。この族は、普通の族と違う!主に喧嘩主体じゃなくて、コイツらは金主体で動くグループだ。
金の為なら、何でもやる奴ら。アジトも持たない。だから、どこにいるかも分からない。本名も隠しながら、ネットで罠を張って、相手は子供〜青年を中心に。女の場合もある。」
真一郎「!」
タケオミ「従わなければ、リンチだ。ユタカも・・・引っ掛けられたかもな?断ったんだろう。キャットフィッシュの奴らは、ある程度他の族の名前は知ってても、部下の奴らまでは把握してないから、ユタカがブラドラとは分からず、引っかけたんだ。
これがお前や俺だったら奴らも手出しはしなかったはずだ。」
真一郎「そんなっ!?そんな、だからって諦めろって言うのかよ!?アイツがっ・・・あんなヒデ〜めにあったのに!ぐすぐすっ・・・ポタ。(涙が流れる音)なぁ〜!?タケオミ!?ユタカはっ優しい奴なんだっ・・・。アイツ一人の犠牲で済ませろって・・そんなのねーよ!」
タケオミ「っと、言っても・・・。アジトを持たないんじゃ〜探し様が無いだろ。普通に考えて。見つけ出さなければーーー。」

回想終了

真一郎「って事があったんだ。けど、今の・・・お前の話し聞いて分かった。言わなかったんじゃなくて、言えなかったんだな?ユタカ。
脅されてたからっ!もし、言ってら、自分の家族にも迷惑かけるって。今は、分かったよ!アイツが言えなかった理由が!?」
マイキー(・・・キャットフィッシュって言うのか。クソ!分かっても、アジトがどこか分からないんじゃー、見つけてボコれねーじゃねーか!正体分かっても、奴らの方が有利なんかよ!?胸糞悪いなぁ!)

その後、イザナの方と言うとマイキーと同じ小学校に通う。
教室にて。クラスメイトと談笑中。

生徒1「なぁ〜?イザナってさ、家族ってあのサノ家だよな?」
イザナ「?うん、そーだけど?」

763:影虎◆Vs hoge:2024/01/24(水) 07:54 ID:twU

生徒1「東卍って、弟のマンジロウって奴がリーダーたろ?族だから、お前の弟有名だぜ。妹は、エマちゃん。何か、イザナだけ顔似てなくねー?」
イザナ「!」
生徒1「兄弟ってさぁ〜、もっと顔似ると思うんだよなぁ〜?普通は。」
イザナ「!(そ、そーだよな。何で・・・オレだけ、似てないんだろ?捨てられがちだったのもオレだし。本当に血、繋がってんのかなー?)」

イザナは、学校から帰るなり真一郎に聞く。

イザナ「真兄、オレの出産証明書って知ってる?見たいんだ。」
真一郎「何でまた?」
イザナ「学校で友人に言われたんだ。オレだけ、兄弟に似てないって・・・。」
真一郎「そんなの、真に受けなくてい〜って。それに家族でも似ない事なんてあるんだよ!(・・・マズイな、見せたらバレる。血が繋がって無いって。けど、断ったらもっと怪しまれる。どーする?そうだ、タケオミに!!)」

タケオミに相談すると・・・。

タケオミ「ならば、偽のを見せるといい。俺の知り合いにそーいうのを作るのが上手い奴がいる。」
真一郎「いーのか?タケオミ、ありがとな!その礼に、例の俺とイザナのDVD、タダでやるからさ?助かるよ!」

真一郎は、さっそく偽の出産証明書をイザナに見せる。
自宅にて。

イザナ「こ・・・れ?」
真一郎「なぁ〜?家族だろ!」
イザナ「本当・・・だ。母さんと父さんの名前、そしてオレ・・・。」
真一郎「これで安心したろ?さ、もうそーいう話は気にしなくて済むだろ!!」

しかし、イザナはまだ、どこかで引っかかっていた。
そこに白くて丸い球体のホワイトコスモが現れる。

ホワイトコスモ「悩みエネルギーキャッチモ〜!!」
イザナ「え?何っ!?」
ホワイトコスモ「コスモは、悩みを解決するべく現れたモ〜!タイムリープして、過去を調べられるモー!」
イザナ「じゃ、じゃあ!オレの生まれてくる少し前に戻って親の事、詳しく知りたい!」
ホワイトコスモ「オッケーモ!」
イザナ「い〜の?」
ホワイトコスモ「目を閉じて、念じるモ〜!過去にリープするモ!さぁ、出発モ!!」

過去へと、タイムリープした。

イザナ「ここが昔の世界?」
ホワイトコスモ「こっちモ〜。着いて来るモ〜!」

ふよふよと空中を飛びながら、コスモの後ろを着いて行く。
イザナが生まれる前の場合、幽霊の様な体で周りからは見えない状態だ。
イザナの母の家に到着。

イザナ「え・・・ここって、母さんの前住んでた場所じゃない?どこ、ここ?」
ホワイトコスモ「あれが、イザナの母さんモ〜!」
イザナ「えっ?オレの知ってる母さんの顔じゃない!」

そこで、イザナは全てを知った。
自分だけが、血が繋がっていなかった事実を!真一郎や、マンジロウ、そしてエマともーーーーー・・・。

イザナ「ウソだ!ウソだ!ウソだっーーー!って事は、あの真兄が見せたのって偽物だったんだ。ウソっつき!嘘つき!!真兄の嘘つき!家族のオレに嘘教えたっ・・・!?嘘つきぃぃーーーーーーーっっ!!」

764:影虎◆Vs hoge:2024/01/25(木) 07:56 ID:twU

現代に戻り、コスモは帰ってゆく。

ホワイトコスモ「真相分かったから、帰るモ〜!」
イザナ「・・・・・。もう真兄も信用出来ない。誰も・・・誰も。ここはーーーー・・・。」

ショックで体が震えるイザナ。
それから、イザナは学校に行かなくなって、部屋に引きこもった。

真一郎「おい!出てこいよ!?イザナ!どうしたんだよ!?あんなに学校楽しそうだったろ!」

イザナの部屋の扉の前に立ち、どんどんっと手で叩く真一郎。

真一郎(いきなり、どーして?家族側の問題じゃ〜無いよな?まさか、学校でいじめられてる?施設でもいじめられてたけどーーーー・・・。)

扉の前の床に作った朝ご飯を置く。

真一郎「ご飯は、せめて食べておけよ。置いておくから。


バイク屋の仕事もある為、イザナに構う余裕は無かった。

イザナ「・・・・・・・。」

布団を被って潜りこんだまま、黙るイザナ。
真一郎やマンジロウ、エマがいないのを確認すると
ようやく布団から、出てきてネットをやりながら
友人をそこでつくろうとする。
ネット上では、ネームは「69」と名乗る。

69「なぁ〜?聞いてくれよ。オレの家族さ、お兄ちゃんに嘘つかれたんだ。」
コットン「それは、ヒデーな?普通、家族に嘘はつかねーよ!」

最初は、慰めが欲しいだけだった。

イザナ「皆、同意してくれるんだ。嬉しいなぁ〜。」

69「最近までは、戦いも覚えて強くなったんだ。」
コットン「戦い強いの羨ましい〜」

イザナ「へへ!嬉しいな。ん?」

コットン「オレらは、キャットフィッシュって族だ。」
ニクシ「そりゃ、俺らも騙す相手には、嘘つくぜ?けど、それは生きる為だから。金ねーと生きれねーじゃん?だからって仲間に嘘はつかねーよ?」
クロード「お前の兄貴、サイテーだな、なぁ?オレらの仲間にならねー?オレらなら、お前に嘘はつかねーから。こっち来いよ!」

イザナ「・・・そーだよな。普通は、嘘・・・つかねーよな。ハハ。やっぱり、オレが血繋がって無いから、なんだ。もう、ここにいるのは嫌だ。コイツらのグループに入って、新しい仲間をつくろう!」

こうして、イザナは出ていく準備をして置き手紙だけ
書いて「もうここにいるのは、嫌になった。家出します。」っと残し、姿を消した。
マンジロウとエマが学校から、帰ると・・・・。

マイキー「あれ?イザナの部屋のドアが珍しく、開いてる。イザナ〜?入るぜ〜。ん?」

765:影虎◆Vs hoge:2024/01/25(木) 14:55 ID:twU

マイキー(何だ!?この書き置きっ??家出しますってアイツまさかっ!?やっべー!兄貴の所に行かねーと!イザナが消えた!出てったんだ。自らここをーーーー・・・)

まさか、キャットフィッシュの所にいる等とは
思わないマイキー達。警察に家出届けを出したが、イザナが見つかる事は無く、それから・・・3年の月日が経った。

真一郎(ごめんな!ごめんな!イザナ!?こんな探しても見つからねーって事は!?自殺して山で死んでるかもっ・・・。)

ポロポロと涙を流しながら、泣く真一郎。
その後、マイキーは中学1年生になった。

マイキー(結局・・・あれから、メンバーとも探したけど、イザナは見つからなかった。もう、会えねーのか?2度?一生ーーーーー??)

学校の校舎の屋上で、マイキーはサボりながら
仰向けになり、空を見上げている。
そんな、とある日。

エマ「ねー、マイキー?ネットで「ゆみ」って子と
知り合いになって、今度の休み「廃墟で肝試ししよ〜」って誘われちゃった!行ってもいい?」
マイキー「女・・・2人でか?そいつは、危ねえーな。それにその場所・・・カズトラの件の時と似てんな?
まさか、キャットフィッシュか?もし、キャトフなら、カズトラの時の件でブチのめせてねーから、今度こそチャンスだ!キャトフだったら、兄貴の件のも含めてボコボコにしてやる!逃げまくって、戦えてねーのとかムカツクから、やってやるぜ。」
エマ「??」

今回の件でキャトフに逃げられない様にするべく
相手のバイクは、スタンバイしてあるの全てを壊して
置こうと計画した。
先に廃墟でスタンバイしてる東卍メンバーで、後から来た相手のバイクを走れない様にする。
メンバーで作戦会議中。

ドラケン「バイクさえ、壊してしまえば俺らのバイクで追いかけるまでも無いだろう。
後は、キャトフの見張りの奴も先に潰しておく必要がある。三ツ谷、頼んだぜ?その役目は!」
三ツ谷「任せておけ。」
ドラケン「後は、俺らのマイキーがやってくれるだろう。皆でブチ壊すぞ!」
ケイスケ「この戦い、余裕だな?」
ドラケン「相手のチームは、80人くらいだが、廃墟に来るのは30人。まだ、勝てるレベルだよな?」
マイキー「おう!イケんだろ?今のレベルなら、な?」

そして、エマは約束の日。一人で待ち合わせの廃墟に向かう。

エマ「!(あそこだ。)」

マイキー達は、先に廃墟でスタンバイしている。

766:影虎◆Vs:2024/01/31(水) 07:52 ID:twU

エマ「来たよ〜。ネットで話してた「エブリ」って
ネームのエマだよ!?あ、あれ・・・?」
イザナ「エマ・・・?」
ケン「ん?どうしたんですか、イザナさん。」
イザナ「え、エマなのか?まさかーーーーー・・・。」
マイキー「残念だったな!?俺等、東卍もいるぜ?」
イザナ&部下「!!?」

「バッヒョコ(朽ち果てている廃墟の窓の下から
顔を出す東卍メンバーの音)」

外でスタンバイしていたマイキー達だ。

ケン「お前らっ!?罠かよっ?」
イザナ「!まっマンジロウ!?」
マイキー「えっ?イザナ?何で・・・お前、キャトフにいるんだ?家出してたはず。生きてたのかよ!?兄貴は、死んでたって思ってたんだぜ!?」
イザナ「・・・言えない。理由は、今はもう
オレは、キャットフィッシュのリーダーだ。」
マイキー「分かった。けど約束してくれよ?もし、東卍の俺が勝ったらキャトフを抜けて、東卍に来いって。
一対一の戦いだ!」
イザナ「その約束、受けるかどうかは・・・終わった後に決めるよ。マンジロウ。」
エマ「イザナ・・・お兄ちゃん。」
マイキー「エマは、そこで見てろ。ケンチンと。」
エマ「うん・・・。」
ドラケン「エマ、こっちだ。」

ついに2人の戦いが始まった!

「ドッ(マイキーの足とイザナの足が互いに向けてぶつかる音)」

ケイスケ「マジかよっ!?マイキーの兄弟同士の戦いとか!?」
カズトラ「こんな事って・・・。」
千冬「大丈夫ですよ!マイキーは負けないっ!!」
イザナ「マイキーーーーっ!!」
 
「ヒョイゴッ(イザナのパンチを上に飛び避けると、右足でイザナの頬を蹴る音)」

マイキー「イザナっ!?目覚ませよっ!戻って来いっ!?」
イザナ「俺は・・・正常だよ。マンジロウ。」

「むくっ(体制を整えて、イザナが立ち上がる音)」

エマ「イザナお兄ちゃんが、何でキャトフにいるんだろー?」
ドラケン「あれか?金が必要だと思ったイザナが、、自らキャトフ入りした可能性。ありえなくないぞ?それならーーーーーー。
家出中は、どの道・・・金が必要になるからな?」

767:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 14:44 ID:twU

ドラケン「それにーーー、キャトフはアジトを持たない族だ。居場所を知られる必要も無い。身を隠したいイザナにとっては、良い族だからな。」
ケイスケ「喧嘩は、マイキーが有利だ!見ろ、イザナの奴・・・少し疲れてきてる。」
千冬「さすが、我らのリーダー・マイキー!」
イザナ「ははっ!さすが、強いなマンジロウ。(どうする?このままじゃ、勝てない。マンジロウが得意なのは、あの足技だ。アレを当たらない様にしないと。んーー?)」

イザナの視線は、廃墟の壁から突き出ている先端が尖った鉄柱に釘付けになる。

イザナ(廃墟だから・・・ボロボロになって折れた箇所がある。よし、良い事考えた!)

突き出ている鉄柱を隠す様にイザナは、立つ。

イザナ(どーせ、マンジロウはオレを狙うだろ?)
マイキー「イザナ!!トドメ刺してやんよ!」

「ブワァ(空中を軽く飛びながら、イザナの元に近づく音)」

イザナ(やっぱ、来るよな〜!?その足技!!)

隠しながらも、イザナは不敵な笑みを浮かべる。
マイキーの足技が当たる前にイザナは、地面に伏せた。

マイキー「!」

マイキーは、体を避ける事が出来ず、尖った鉄柱に右足を
ぶつけてしまった!

「ドッ(鉄柱にマイキーの右足が当たる音)」

東卍皆「マイキーーーーーっ!?」
マイキー「くっ・・・」
ドラケン「マイキーっ後ろだ!イザナがっ!?」

「ガッズキ(マイキーの背後から、イザナが右足を狙って蹴る音&マイキーは足を痛がる音)」

マイキー「くっ・・・。」
イザナ「マンジロウ〜?オレしか見てなかったんだろー?ちゃんと、周りも見ないと駄目だぜ?くくく、その右足、痛々しいな〜ーーー!?怪我は戦いに付き物だからな!」
マイキー「(ヤベっ・・・さっきので、右足を痛めた。これじゃあ〜足技がっ?)イザナー?怪我すれば、俺には勝てるのか?
イザナ「あぁ〜、そうだよ。何故かって?お前が得意なのは足技だろっ?怪我して使えなくなったら、まだこっちに勝てるチャンスあるんだよ!?
怪我したマンジロウなんて、その辺の奴と喧嘩すんのと
変わんねーんよ!分かったかぁ!?」

768:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 15:16 ID:twU

ケン「イザナリーダー!そのままやっちゃえ〜!?」

キャトフのメンバーは、笑い始める。

ケイスケ「やべっ!マイキーの奴、足を引きずり気味だ!?さっきので怪我したんだ!」
カズトラ「ま、マイキーっ!?」
千冬「さすがのマイキーでも、怪我じゃあ・・・勝ち目なんて。」
イザナ(そしてっ!?怪我した右足を攻撃しまくれば!その内っマンジロウは立てなくなるだろ!?第一、痛めた右足じゃあ〜、得意のキックすら出せない!勝ちはこっちのモノだぜっ!?マイキーーーーっ?)

「トン(左足をバネにして、マイキーが上へ飛ぶ音)」

イザナ(左でキックするつもりか!?マンジロウ!!) 
ドラケン(いや、マイキーは慣れない方でのキックは、出来ないはずだ。いつも、仕掛けるとしたらーーー。っと言う事は、まさかマイキー!?)

「ヒュゴッ(マイキーの右足がイザナの頭を蹴り飛ばす音)」

イザナ「(・・・え?)」

「ズダーン トサ(地面に倒れ込むイザナの音&地面に左足で着地するマイキーの音)」

イザナ「はぁはぁ・・・(今、怪我した右足で使ってきた・・のか?痛いはずなのに・・・駄目だ。)
頭がクラクラする。もう戦えない、オレの負けだ。マンジロウーーーー。」
マイキー「いや、俺ももうさっきので、右足を駄目にして立てねーよ。引き分けだなーー?イザナ。
けど、答えてくれよ。何で、家出したんだ?原因は、何だ?」
イザナ「血が・・・繋がってなかったんだ。しかも、真兄はそれ件でオレに嘘をついてた。ショックだったんだよ。家族じゃないからっ・・オレは嘘をつかれたんだって!!なぁー?最悪だろ・・・?」
マイキー「・・・・血とか、繋がって無いと家族になれねーのかよ。それは、絶対か?なぁ、イザナ。俺の母さんと父さんだって元は、赤の他人だろ?血なんか、繋がってねーじゃん!繋がってねーけど、そっから家族になったんだろ?違うか!?」
イザナ「そうだな・・マンジロウ。ありがとう。オレ、どうかしてるよなーーー?けど、やっぱりオレさぁ
もう、戻る気は無いんだ。キャトフが好きなんだ。だから、帰らない。家にはーーーー・・・。」
エマ「!イザナお兄ちゃん・・っ。」
イザナ「出ていったのも、自分の意思だから。ただ、まぁーーーアドレスとかはさ、渡しておくよ?電話番号も。」
マイキー「!!」
イザナ「これで、いつでも話したりは出来るからー。何かあったら、かけてくれ。マンジロウ・・。」

この戦いで東卍とキャトフは、和平を結ぶ事になった。今まで通り、ネットでの犯罪は続けるが、「東卍」と名乗ってくれたら、東卍のメンバーには手出しをしない。
その約束だ。

769:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 15:34 ID:twU

エマ「お兄ちゃん!良かった!?エマ!嬉しいよ。仲直りしてくれてっ?


マイキーとエマ達が自宅に戻ると、真一郎にもその件を伝える。

マイキー「兄貴、話がある。イザナとさ、会って来たよ。」
真一郎「はっ!?どこで?アイツ生きてたって嘘だろ?死んでたんじゃ無かったのかよ!?
マイキー「アドレスと番号を兄貴にも教えておく。あー、けど
家出した理由は、聞かねーでくれよ?アイツ今・・・キャットフィッシュのリーダーしてんだ。生きるのに必死で金の為にーーー。」
真一郎「え?(よりにもよって、何でキャットフィッシュ?そのグループには入らないで欲しかった。ブラックドラゴンは、イザナにって、言ったのに!?本当に大丈夫なんだろうか?キャットフィッシュにいて。)」

バイク屋の仕事終わり後、イザナに真一郎は電話をかける。

真一郎「もしもし?イザナか?家出の理由は、いーよ。言わなくても。」
イザナ「久しぶり。」
真一郎「今、キャットフィッシュにいるって本当か?」
イザナ「あー。」
真一郎「先々の事は、考えてるんだよなー?キャトフは、逮捕されねー訳でもない。それ含めてリーダーになったって事だよな?」
イザナ「そーだよ?」
真一郎「逮捕とかされたらどーすんだ!?ムショの中にって事になるんだぜ?それでもい〜って言うのか?」
イザナ「うっせーな。もうオレガキじゃねーんだぜ?心配しなくていーよ!自分の事は、自分でどーにかするから!元気でやってるよ、こっちは。あ、ブラックドラゴンのリーダーになれなくてごめん!相変わらず、真兄は、心配性だな。今も、マンジロウやエマの為に仕事してるんだろー?オレ分の負担無くていいじゃん。金とかもさ、こっちに渡して
こなくていーから?キャトフで生きていける。じゃ、また。
これから、他のやる事あるから切るよ。」

しかし、電話ではそう言っていたイザナだが・・・キャトフには
ルールがあって、警察に捕まりそうになったら、捕まる前に死ぬ。
他の仲間の件をバレない様にするべく。もちろん、大金を得たら遠い場所に離れるのも手だ。捕まらないとは限らない。
今はイザナもそれを覚悟でキャトフにいるのだ。
その先の未来は、誰にも分からないーーーー。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜!真一郎とタケオミとイザナを悪人にしてやったモ〜?悪エネルギー吸収〜!!」



完結。

770:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 10:59 ID:QUQ

久しぶりに自身の小説ネタが浮かんできたんで
短めにだけ、投稿します!また、ケイ君の作品投稿に戻る予定。

ヴィンランド・サガ

アシェラッド兵団によって、ビョルンはトールズの
息子・トルフィンを人質にとって、絶体絶命なピンチの
中、物語りは始まる。

ビョルン「そこまでだ!動くなよ?」
トルフィン「とっ!父さん!?」
トールズ「!(トルフィンを人質にする気か。このまま、奴らの言いなりになっても、私自身が死ぬか。ここは、一か八か。)トルフィンを始末したいなら、すればいい。」
ビョルン「!?」
アシェラッド「な!?」
トールズ「その代わり、トルフィンが死んだら、私は
お前らを始末する。(頼む!演技だと気づかないでくれ!?)」
トルフィン「うっううっ。父さんに見捨てられたよーーーーっ!うわーーーんっ!!」
ビョルン「お前、見捨てられちまったな・・・。」
トールズ「どうする?」
アシェラッド「・・・これは、これは困りましたね〜。
弱点とか、無いんですか?アナタって方は。(普通に考えて、この男の言いなりになっても、何もこちらは得しない。逆にフローキと約束した、トールズの首の土産も無しとか馬鹿らしいだけだ。俺等が始末されて、どうするんだ・・・。)」
トルフィン「わぁ〜〜ん!わぁ〜〜ん!父さ〜〜ん!ぐすっひぐっ。」
アシェラッド「・・・・。」
トールズ(すまん!トルフィン!耐えてくれ!この間だけ!?)
ビョルン「アシェラッド?どーする?」
アシェラッド「・・・もう、考えられる選択肢がねぇ。
お手上げだ。ビョルン、もういい。息子は、離してやれ。」
トールズ「!」
ビョルン「分かったよ!ほらっ!」
トルフィン「うゔ〜〜っうゔ〜〜〜〜〜っ!!」
アシェラッド「(フローキの所には戻れねーから、このまま船に乗って逃避行でもするか。逃げたもん勝ちだ。)
お前らっ?行くぞ!」
ビョルン「おうっ!」
こうして、アシェラッド兵団は自身の船に乗り込むと大海原へと消えていった。
奴らの姿が見えなくなると、泣きじゃくるトルフィンをトールズは、抱きしめる。
トールズ「トルフィン!さっきのは、お前を守る為の
全て嘘だっ!ごめんな?だが、無事で良かった!
本当に無事で!?」
トルフィン「・・・!と、父さん?本当に?
うっうっ、良かった・・ぐすっ本当に見捨てられたかと
思った。」
トールズ「本当な訳無いだろう?さぁ、これで、皆の元に帰れる。もう、野蛮なバイキング達はいなくなった。
戻ろう、故郷へ。ただし、帰ったら故郷も去る事になる
な。また、怖い人達が私達家族を狙う。
だからな、トルフィン?ヴィンランドを目指そう!
そこに家族で住むんだ。レイフのおじさんから聞いた事あるだろう?」
トルフィン「じゃあ、また冒険!?楽しみだなぁ〜!」

こうして、トールズとトルフィンは
故郷へ戻って行きましたとさ。めでたし、めでたし。

771:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 18:19 ID:QUQ

引き続き、続編も浮かんできたんで投稿します。

ヴィンランド・サガ2話

トールズとトルフィンが船でレイフ達のいる自分達の村へと
戻った所から、スタートします。

トールズ「急ですまない!今から、出ていく準備を始めてくれ。
必要最低限な荷物だけを持って。事情は、後で村の者達も集めて
説明する!」
ユルヴァ「ちょっと!いきなり過ぎでしょ?何で?」
トルフィン「幻の島目指して、海の冒険するってさ!?」

トールズの急な準備に嫌嫌ながらも、用意を始める長女のユルヴァ。家族全員の準備が終わると、外に出てレイフ達含めた村の者達と作戦会議するトールズ。

トールズ「本当に急で申し訳無いが、昔の知り合いの追ってに
ここにいる事がバレた以上、他の場所を目指す。そこは、ヴィンランドだ。」
レイフ「何やら、ヤバそうな連中に目をつけられてる様だな。行くのか、ヴィンランドへ?道中、危険だぞ。」
トールズ「他の者が行きたくないと思う場所であれば、奴らも追いかけて
こないさ。そこで、レイフさん達に頼みがある。
城の連中がもし、ここに来たら私達一家は、幻の島を目指して船旅行したと伝えてくれ。いつ戻って来るかは分からないが、またここへ戻って来ると。もちろん、それは嘘だが・・・その後も奴らはしつこく戻って来たか、来るだろう。しばらくした頃に、「おかしいなぁ〜。こんなに遅いのは変だ。トールズは、約束は守る男だ。島への道中は、危険な海域が
あって、もしかしたらそこで海の事故に巻き込まれてトールズ一家が死んでるかもしれん!ワシも若い頃、その危険な海域を渡る途中
仲間は死にワシ一人だけが生き残った。トールズ達に何かあったなら、村人総出で、探しに行ってやらんと!」と連中に、伝えて欲しい。」
レイフ「そうか、危険な海域での水没と見せかけるのか。」
トールズ「連中は、それでもレイフさん達に疑いの目を向けそう
ならば、私達一家を探しに行くと言う、名目の元・・・この村を船に
乗って離れて、探しに行くふりをして実際は、全員で別の安全そうな
島の村に移って、そこで暮らしていただければ良いです。連中に殺されるよりは、マシだ。レイフさん達が村に戻って来なければ、連中は危険な海域の怖さに恐怖して、探しに近づきたいとは思わないでしょう。立て続けにレイフさん達までもが水没したと見せかけるんです。」
レイフ「分かった。やってみよう!お前さん達、元気で過ごしてくれ。」
トルフィン「またなー!レイフのおっちゃん!」

こうして、トールズ達一家は、住み慣れた村を離れて
レイフさん達が用意してくれた船に乗り、島を後にしましたとさ。



トールズ「今まで、ありがとう」

772:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 18:22 ID:QUQ

上のミスありますね!

トールズ「今までありがとう!」




です。

773:影虎◆Vs hoge:2024/02/09(金) 16:54 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ3話

一方でトールズの首を狙う様にアシェラッド兵団に命じていた、スヴェン王のいる城の配下・フローキはなかなか
アシェラッドからの報告が無い事に不信感を抱く。

フローキ(何故だ?あれから、何の音沙汰も無い。まさか?トールズにアシェラッド兵団がヤラれたのか?もし、トールズが死んでいないなら、地元に戻っている可能性がある。よし、様子を見に行くか。)

フローキは、兵士を連れ船に乗りトールズ達のいる村を
目指す。
そして、到着すると。

フローキ「トールズは、いるか?」
レイフ「!(来たな。ついに。)トールズなら、あの後、帰って来て何やら、幻の島を目指して家族で船旅行すると行ってしまったわい。」
フローキ「何ぃ!?」
レイフ「前に、トールズの息子に話をした事があってなぁ〜、トルフィンが行きたがるから、行ってみる事に決めたんだとさ。」
フローキ「いつ、戻ってくる?」
レイフ「そんなのワシが知るか。海の航海だ。長くはなるだろて。幻の島に着いた後は、またここに戻ると言っていた。」
フローキ「トールズの家の中を見させてもらっていいか?」
レイフ「あぁ。」
フローキは、トールズの自宅に入るなり、周りを物色する。
フローキ(さすがに隠れている訳じゃ無さそうか。)
レイフ「荷物も大分、残ってるだろう?必要最低限の持ち物と食料と飲水を積んでいった。」
フローキ「・・・・。」
レイフ「ただ、一つ心配な事は、トールズ達が目指した幻の島の海域は、とても危険な場所なんじゃ。」
フローキ「危険?」
レイフ「ワシも目指した事があるが、若い頃に海の恐怖を知り、仲間達は皆死んで、生き残ったのはワシ一人だけ。よほどの者じゃ無い限り、あそこの海域は通るべきでは無い。お主らの船とて、水没するぞ?」
フローキ「・・・・・そうか、ならばトールズ達が戻って来た時に話があると、伝えてくれ。また兵士を訪ねさせる。」
レイフ「分かった。戻って来た時に伝えておこう?」
こうして、フローキ達は帰って行った。
レイフ(よし、また次に来た時が楽しみだな。)
その様子を見ながら、レイフはニヤリとすると
村人達と話をする。トールズの計画通りに進行する為だ。
その頃、トールズはオールを使って長女のユルヴァと
船を漕ぐ。その様子を妻のヘルガも見ている。
ヘルガ「大丈夫ですか。あなた、ユルヴァ?」
ユルヴァ「平気平気!アタシの村で鍛えたバカ力で余裕だから〜。」
トルフィン「力もちー!」
トールズ「お前ら2人は海に落ちない様に気をつけてくれ。」
ユルヴァ「おらぁあああああ!!」
トールズとユルヴァ分のスピードで船の速度は、余裕で
進むと危険な海域へと突入間近であった。
トールズ「ユルヴァ!油断はするなよ?もう少しで、危険な海域突入だ。これまでとは違って、船の上の操作も手こずるぞ?」
ユルヴァ「分かってるってー!任せなさいよー!!」
危険な海域は、すぐ目の前だ。


774:影虎◆Vs hoge:2024/02/10(土) 07:47 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ4話

危険な海域に突入するトールズ一家が乗る船。波の揺れが激しくなってきた。
トールズ「ユルヴァ!一気に切り抜けるぞ!?」
2人がかりで必死にオールを漕ぐ。
トルフィン「うわぁー!凄い揺れだぁ〜。」
ヘルガ「トルフィン、ちゃんと握っていて!落ちない様に!」
物凄い揺れで船が左右にグラングランとなる。
ユルヴァ「さすがにこの揺れキッツ!?」
トールズ「もう一息だ!」
トールズのバカ力とユルヴァのバカ力で何とか船は沈ますにすんでいるが、波が入ってきた。
トルフィン「わぁ〜!波だぁー、沈んじゃうよー!?」
ヘルガ「樽に海水を入れて海に返すのよ!」
海水を必死にヘルガは、掻き出している。
トールズ「すまないっ!ヘルガ!?持ちこたえてくれ?」
その間、トールズとユルヴァはオールを力いっぱい漕ぎ続ける。そして、ついに危険な海域を乗り切った。
ユルヴァ「だいぶ、激しい揺れなくなったんじゃない?」
ヘルガ「あれ?トルフィンは?」
トールズ「!?」
周りを見渡すと、トルフィンの姿が無い。
ユルヴァ「父さん!あれっ!!」
ユルヴァの指差した方角には、波の上で今にも溺れそうなトルフィンの姿があった。
トールズ「待ってろ!今行くぞーーー!?」
海に飛び込むと、トールズは泳いでトルフィンの元へ。動かず、グッタリしている。
トールズ「トルフィン!?(息をしていない。海水を飲んだか。)」
トルフィンの体を掴むと、船へと戻るトールズ。
トールズ「人工呼吸をする!」
ユルヴァ「ちょっと!?トルフィン?何してんのよ!大丈夫なのーーーー!?」
ヘルガ「いつの間に落ちたのかしら。」
必死の人工呼吸をしていると・・・
トルフィン「んっ・・・ぷはぁ〜!」
海水を吐き出し、何とかトルフィンは息を吹き返す。
トールズ「はぁはぁ、トルフィン良かった。無事だったんだな。」
トルフィン「・・・あれ?」
ユルヴァ「もーう!あんたねー!何海に落ちてんのよ!?心配したんだからねー!?」
ヘルガ「良かった!トルフィン!!」
ギュっとトルフィンの体を抱きしめるヘルガ。
トルフィン「さっき、激しく船が揺れて海水が入った時に、一緒に流されちゃったんだ。」
目指す、ウィランドラまでは、もう少しだ。
もちろん、危険な海域はトールズとユルヴァだから乗り切ったのであって、他の者が真似していたら水没していただろう。


775:影虎◆Vs:2024/02/15(木) 16:44 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ5話

それから、数ヶ月が経った頃。
レイフ達がいる村に城の使いが現れる。
城の使い「どうだ?トールズの様子は。あれから、帰って来たか?」
レイフ「・・・帰っとらん。心配だ。これほど、遅いとは。何かあったかもしれん!もしかしたら!危険な海域で水没しとるかもしれんっ!」
城の使い「水没っ!?」
レイフ「きっと、そうに違いない!トールズは、約束は守る男だ。そんな人物が戻らないのは、おかしい!」
村の男1「レイフさん、皆でトールズさん達を探しに行きませんか?」
村の女「ちょっと、私達を残して行く気?」
村の男「海は、危険なんだぞ。」
村の女「ユルヴァちゃんや、ヘルガさんを心配してる
のは、男達ばかりじゃないよ!?」
レイフ「危険な海域だ。」
村の女「捜索なら、出来るだけ人数多い方が有利でしょ?料理だって、作れる!」
村の男「仕方ないなぁ〜。」
レイフ「村人総出で探しに行くか!?ワシもまだ、体力は負けとらんわ!」
城の使い「!!?そんな、大人数で?村がもぬけの殻!」
レイフ「また、戻って来るわい。それ程、トールズ一家を思う者が多いと言う事だ。オール漕ぐのも余裕。」
城の使い「では、フローキ殿にもその件、伝えて来ます。」
レイフ「うむ!皆〜、さっそく準備に取りかかるぞ!?」
船に食料を詰め込み、野菜も日持ちする様に漬物にしたりと、飲水の確保。等等。
レイフ達は、次の日には村を出発する。子供達もいる。
船は、村にある船の全てが使われ、海へと繰り出す。
城の使いの者も慌てて、スヴェン王のいる城へと
戻る最中であった。
レイフ「出発じゃー!良い天気だ。」
村の男「・・・計画、上手くいってますかね?」
レイフ「大丈夫じゃろう。まぁ、あのフローキって男は、なかなか勘が働く奴じゃろうが、海に出てしまえびワシらがどこにいるかは分からん。何せ、危険な海域がどの辺かまでは、教えとらんからなぁ〜!それに、ワシらは危険な海域を目指したと見せかけ、ここから別の島の街に移動する予定だからな。」
村の男「新しい住居、良い所だといいなぁ〜。」
こうしてレイフ達・村人は、居住地を目指し、村を後にした。

776:影虎◆Vs:2024/02/19(月) 14:29 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ6話

その頃、トールズ達はヴィンランド島へ
もう少しの距離であった。
トルフィン「父上ー。あれがヴィンランド島?」
指差すトルフィンの方角を見て、頷くトールズ。
トールズ「そうだ、あれがヴィンランド島だ。レイフさんの話では、原住民が住んでいるらしいが。」
船が島に近づくと、無数の矢が船へと突き刺さる。
ユルヴァ「何よー!」
ヘルガ「危ないわ!?」
トールズ「隠れていなさい。私が話をつけてくる。」
トールズは、武器を持たない状態でジェスチャーで
大きく手を振って争う姿勢は無いとアピールするが
原住民は、また矢をトールズに放つ。
トールズは、姿勢を屈んで避けた。
トールズ(話し合いは、無理そうか。ならば・・・。)
物凄い速さで船から、島の岸へ渡ると
原住民達に攻撃を仕掛ける。
そして、一人の原住民を捕らえると、
トールズ「もし、私がここの者達に勝つ事が出来たら
その時は私共をこの地に住ませて欲しい。」
と申し出る。
原住民は、その申し出を受け入れる。
トールズは、次から次へと武器は使わず
素手で挑むと、首に打撃を加えたりして気絶させながら
原住民達を大人しくさせてゆく。
トルフィン「やれー!父上!がんばれー!」
トールズ「とぉ!」
原住民は、武器を使ってトールズに仕掛けようと
するが鮮やかに避けると、武器を掴んで宙に放り投げ
またもや、手を使って原住民の首をめがけてチョップ。
トルフィン「やったー!!父上強い!」
トールズ「ふぅ。こんな所か。」
周りを見渡すと、原住民は皆気を失っていた。
ユルヴァ「すごっ!一人でこんなやっつけたの!?父さん何者なのよ!?」
ヘルガ「・・・・。」
トールズ「勝ったぞ。」
その後、原住民達は意識を取り戻すとトールズには
敵わないと思ったのか?
皆、受け入れてくれる様になった。
トールズ達一家に、村のご飯をご馳走する。
トールズ「旨い。もぐもぐ。」
トルフィン「おいし〜い!もっと食べた〜い!」
ユルヴァ「良い所じゃん!ここー。」
ヘルガ「有り難いわね。パクパク。」
トールズ「長く住むにしても、自然豊かで食料も豊富にある。困らないな、ここは。」
トルフィン「魚もいっぱーい!」
賑やかに原住民達と、ご飯を囲んで楽しそうだ。
こうして、ヴィンランド島での生活を今後は、満喫する
事になりそうだ。
トールズ「レイフさん達も無事に村から、逃げている
といいんだが。」
一方で、レイフさん達村人が気になるトールズ。
トルフィン「大丈夫なのかなー?」
ユルヴァ「・・・さすがに、城の奴等に全滅されてなきゃいいけど。嘘バレてなきゃ、ね?」
ヘルガ「・・・連絡の取りようが無いから。」
トールズ「そうだな、心配だな。」
この時代、携帯は無い為不便である。しかも、ヴィンランド島では、手紙のやり取りすら難しい。

777:影虎◆Vs:2024/02/26(月) 08:13 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ7話

その頃、フローキ達がいる城の方では使いの者が戻って来る。
城の使い「ただいま、戻りました。スヴェン王様、トールズは村に戻って来ないまま、水没した模様です。
村の者達は、捜索の為に探しに行ってしまいました。」
スヴェン王「何?水没?」
フローキ「危険な海域が存在している様で。」
スヴェン王「死んだなら、死んだで悪い話では無いな。」
クヌート「・・・。」
スヴェン王「クヌート、お前より運が悪い男だ。」
トルケル「トールズが死んだぁ〜??その話、信じられねぇな〜。」
フローキ「どういう事だ?トルケル。」
トルケル「あの男がそう簡単に死ぬかってんだ!」
フローキ「現に帰って来ないのは、死んだって証拠だろう?」
トルケル「そんな事あるもんかぁ、よし!ここは、オレがその危険な海域を目指していってやらぁ!」
クヌート「トルケル!?」
フローキ「本気か?」
トルケル「もし、行ってトールズを見つけ出したら、そん時は戦いの始まりだーーーー!!」
フローキ「スヴェン王様、どうしますか?」
スヴェン王「行かせてやれ。もし、本当に万が一
トールズが生きていたら、大変だ。始末する必要がある。」
フローキ「分かりました。船の用意をさせます。(確かに城の者なら、ともかく・・・トルケルなら、行かせても抵抗無いな。)」
トルケル「おし、きた!待ってろよ〜、トールズ!
見つけ出してやるぜ、必ずなぁ?」
船の準備は進み、トルケルとそのトルケルの手下達は
ヴィンランド島を目指すべく
久しぶりの船の旅へと急ぐ。
フローキ「いいか?万が一、トールズが見つかったら
生かすな。始末するんだ。」
トルケル「見過ごす気はねぇよ〜。さ、お前ら行くぞ!?」
こうして、トルケル率いる船は方角をヴィンランドに
向けて出発する。
トルケル(あの男は、かつてヨームの戦士団をしてた頃に一度戦場で命をおとすフリして、生きてやがったからなぁ〜?今回も死んだなんてハッタリだろう〜?
なぁ、トールズ?)
トルケルは、トールズを見つけ出すべく
楽しそうな、表情で城を離れた。
長い長い航海になりそうだ。

778:影虎◆Vs hoge:2024/03/01(金) 12:32 ID:a5k

ヴィンランド・サガ8話

その頃、レイフさん達村の者はヴィンランド島から
近いとある島に到着。
レイフ「ここが良さそうだなぁ〜。」
村の者1「良さそうな港街だ。」
レイフ「本名は、隠さんといかんから、偽名暮らしじゃなぁ〜。」
村の者2「新しい街で、村人と仲良く出来るかしら?」
さっそく村の者と会話をしながら、住居への居住手続きを行うレイフ達。
何とか、よそから来た部外者でも受け入れてくれそうだ。
そして、その頃・・・トールズ達が暮らすヴィンランド島
では、黒い影が忍び寄って来ていた。
トルフィン「父上、あれ?」
トールズ「ん・・・?船?いや、まさか一般人の乗る船はこんな危険な海域を突破出来る訳が・・・。」
トルフィンの指差す方角には、船の影が遠目に見える。
トールズ「ま、まさか・・・!?あれはっ!」
そう、トルケルはあの危険な海域をーーーーー
突破していたのだ。
〜回想〜
トルケルの手下1「うわぁ!なんて激しい波の揺れなんだ!!」
トルケル「そうか、これが危険な海域だなぁ!丸太よこせぇー!」
そう言って、船に積んであった丸太を手で掴むと
丸太をオール代わりにして危険な海域の波を上手く操るトルケル。
トルケルの手下2「おぉ!さすがトルケルさん!
船の揺れがだいぶ、収まってる!」
トルケル「このまま、突破するぞーーーー!?」
トルケルの手下達もオールを漕ぎながら、皆で力を合わせ
て危険な海域を乗り越えてゆく。
そして、ついにトルケル達はトールズ同様に
危険なエリアをクリアーしてしまった。
トルケル「・・・ヴィンランド島は、もう少しだな?」
そう言って、にやりと笑みをこぼすトルケル。
トールズ達の元に危険が忍び寄っていた!

779:影虎◆Vs:2024/03/05(火) 08:13 ID:a5k

ヴィンランド・サガ9話

トルケル「おぉーーーーーー!?トールズ!?やっぱり
生きてやがったなぁ!?そぉ〜〜〜れっ!」
船に積んでいる丸太を手に掴むと、トールズ達のいる
方向に投げ飛ばす!!
トールズ「ヘルガ!ユルヴァ!トルフィン!!奥へ
逃げて隠れろ!ここは、危険だっ!後、原住民の人達も!?」
ヘルガ「きゃあ!」
ユルヴァ「ちょっとちょっと!まじであの男何なのー!」
ヘルガ「・・・知り合いよ、血縁関係あるわ。あなた達の大叔父。」
ユルヴァ「何でその大叔父がこんな事すんのよー!?」
トルフィン「逃げろ逃げろーーー!!」
丸太は、凶器となり島に降り注ぐ。
トールズ「!ワザとこっちの的は、外している?
そうか、フリだな。」
トルケル「おーーーーいっ!!トールズ!オレと勝負
しろぉーーーーー!?」
トールズ「いいだろう!だが、島の原住民や家族には
手を出すな!関係無いんだ。戦いに。」
トルケル「ラッキー!じゃあ、こっちから行くぜー!?」
丸太を楽々振り回すトルケル。
トールズ「むんっ!」
その丸太がトールズを直撃しそうになる手前、軽くジャンプして丸太の上に乗ると、そのまま丸太の上を走り
トルケルの元へと向かうトールズ。
トルケル「おっ!?こっち来る?そうは、させるかぁ!」
丸太を今度は遠くへと投げようとするトルケル。
しかし、それを瞬時に見抜いていたトールズは、
丸太の上で高くジャンプすると、トルケルの後ろに
回り込み首辺りを手でチョップした。
トルケル「うっ!?」
投げた丸太は、奥の木に直撃している。
トルフィン「父上すごーい!強いっ!?」
草むらに隠れて、その様子を見ているトルフィン。
トルケル「何でだー!?どうして戦場から姿を消した!?守りたいモノってこの島にあるのかぁーーー!?」
トールズ「家族が出来た身、そう簡単に死ぬのは無理になっただけだ。私が亡くなれば、ヘルガ達が苦労する。それじゃあ、
責任は果たせない。」
トルケル「むむっ!だからもうヨームの戦士団には、
帰ってくる気は無いとっ!?」
手を大きく振って、トールズの顔面にパンチしようと
するトルケルだがーーーー
トールズ「あぁ!もう、ヨームに戻るつもりは無い!」
そのパンチをかわして、逆にトールズがトルケルの顔面に
パンチしてからの首にチョップの連続ワザを披露する。
トルケル「ううっ!」
トルフィン「父上ー!やれやれっ!!」
トルケルは、2度の首へのチョップを喰らい、地面に倒れた。
トールズ「・・・勝ったか?」
見ていたトルケルの部下達は、トールズの強さにただ
驚く。

780:影虎◆Vs:2024/03/09(土) 08:05 ID:a5k

その後トールズとヘルガは、トルケル達に鍋をご馳走
する。
トールズ「フローキだろう?お前がここに来た理由は。城の者に頼まれたのか。」
トルケル「そうだぜ。」
トールズ「頼みがある!フローキには、伝えないでくれ!私達の事をっ!その代わり、ここにいればいつでも
お前の戦いの相手になってやろう!」
トルケル「それっ本当だなっ!?トールズ!?
なら、フローキの元には戻らね〜。」
トルケルの部下1「いいんスか!?」
トルケル「構わね〜よ。オレは、元々戦が好きだから、フローキの城にいる事にしただけだ。
それが、今はみろ。大して、面白くもない戦いばかり。
退屈でしかねぇ〜。あんな所、ごめんだ。」
トールズ「そうか!よし、ウィンランド島は、とても
良い場所だぞ!」
ヘルガ「良かったです。」
ユルヴァ「ははっ、何かすっかり仲良しだね!?さっきまでと大違い。」
ヘルガ「娘のユルヴァと息子のトルフィンです。」
トルケル「おぉ〜!!大きくなったなぁ〜!」
トルフィン「つよそー!体デカイ!」
トルケル「よしよし、肩車してやるー!」
何だかんだで、トルケルは2人を可愛がってくれた。
それから数ヶ月経ち、フローキ達のいる城の方ではーーー・・・
フローキ「スヴェン王様!大変です!トルケルもあれから、帰って来ません!?」
スヴェン王「・・・そうか、危険な海域。あのトルケルでも無理だったか。」
フローキ「どうします!?」
スヴェン王「これ程の犠牲が生じる海域、近づかぬ方が
良いだろう。これ以上は、首を突っ込むな。」
フローキ「分かりました。城の兵の犠牲は、損害でしか
無いですからね。諦めも肝心です。」
クヌート「父上、トルケルの代わりはいないと思いますが・・・。」
スヴェン王「お前はまだ早い!引っ込んでいろ。
お前には、付き人のラグナルがいるだろう!」
クヌート「・・・分かりました。」

781:影虎◆Vs:2024/03/11(月) 07:49 ID:a5k

ウィンランド・サガ10話

こうして、ウィンランド島では
トールズ・ヘルガ・ユルヴァ・トルフィン・トルケル
・トルケルの部下達・原住民で暮らす事になり
何事もない日々が流れている。
レイフ達は、新しい島で暮らしながら日々を過ごす。
そして、アシェラッド兵団達は海を航海しながら
フローキ達から逃げ続ける日々。
ほとぼりが冷めたら、街に戻るつもりだ。
そして、スヴェン王達はと言うと・・・スヴェン王は早くも病で亡くなられる。この影では、ラグナルが関与して
いたと思われ、クヌートを邪魔に思っているスヴェン王に
ワザと毒を盛る様に、料理人に高い金を払い
裏で指示していた様だ。
スヴェン王は、自分の死期を悟ると後継者は
息子で兄のハラルドにする様に周りには告げていた。
クヌートは、この時点では選ばれていない。
まだまだ、こちらの城では何やら不穏な空気が流れる
事になりそうだ。
そのスヴェン王が、死んだと噂で聞いたアシェラッドは、
フローキさえ後はいなくなってくれたら、逃げる人生
とはおさらばなのにと思う。
そんな事になっているとは、ウィンランド島で過ごす
トールズ達の耳に入る事は無い。
トルフィンは、ウィンランド島がすごく好きだった。
自然に囲まれ、食料も豊富なこの土地が何より好きだ。
この先もトールズ達一家は、このウィンランドの地で
過し続ける事になるだろう。

完結。

782:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 14:34 ID:a5k

ケイ君の作品が仕上がってるから、また東京リベンジャーズの投稿開始。今日は登場人物紹介から。

サノ 真一郎(高校生〜大人)
サノ マンジロウ(小学生〜中学生)
明司 タケオミ(高校生〜大人)
明司 センジュ(小学生〜中学生)
明司 ハルチヨ(小学生〜中学生)
バジ ケイスケ(小学生〜中学生)

東卍メンバー
ドラケン(中学生)
羽宮 カズトラ(中学生)
千冬(中学生)
三ツ谷(中学生)
ぱーちん(中学生)

バルハラ
半間シュウジ(中学生)
半間ナガレ(中学生・オリキャラ・半間の弟)

ブラックドラゴン
シバ タイジュ(高校1)

まだ、マイキーが小学生の頃から話がスタートします。
BL表現無し。
タイムリープ無し。
コスモの出番無し。

以上な感じです。投稿内容は、別の日にします!
皆さん、お楽しみに。

783:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 14:57 ID:a5k

マンガ手元にあるから、ちょこっとだけ投稿しよう(笑)
・東京リベンジャーズ〜センジュ自伝〜

マンジロウが小学生の頃。タケオミの家に遊びに来ていた時。

真一郎「お邪魔するぜ〜?タケオミ。」
タケオミ「おう、いいぞ。」

やって来た真一郎とマンジロウの2人。
この時、真一郎はタケオミと2人で話、マイキーはハルチヨと
センジュとケイスケの4人で別の部屋で遊んでいた。

マイキー「兄貴が買ってくれたコンコンドルだー!」
「ビュウ〜(マイキーが手に持つコンコンドルを宙に浮かせ遊ぶ音)」
ハルチヨ「いいなー!」
ケイスケ「俺も欲しい〜!」

それを見ていたセンジュも。

センジュ(いいな〜。アレ、飛ばしてみたい!!)

そして、センジュを部屋に残して3人は、別の所へ。

センジュ(マンジロウのコンコンドルだ!!いいな〜、ちょっとだけ
ならいいかな?またすぐに元の場所に、戻して置けばーーー!)

「バッ(センジュがコンコンドルを手に持つ音)」

センジュ「ブゥ〜ンブゥ〜ンブゥ〜ン!あっ・・・、」

「ひゅう〜〜〜〜グチャ!(手からコンコンドルが離れ、壁に追突して壊れた音)」

マイキー「おい・・・そこで何してるんだ。」
センジュ「!」
マイキー「ん・・・?それ、俺のコンコンドルーーーー・・・?
何でっ壊れて!?誰がやった!?お前かぁーーーーーっ!!?」
センジュ「うっう、うん!ごめっ・・・すぐに戻そうとしてたけど・・、」
マイキー「っっ!」

「ゴッ(マイキーがセンジュの顎を空中にアッパーする音)」

センジュ「きゃああああああああ!」

センジュの叫び声を聞きつけて、皆が集まって来た。

ハルチヨ「何だ?何だ?」
ケイスケ「センジュの声だ。」
タケオミ「どうした?センジュ。」
真一郎「マンジロウ、どこだ?

そこで、4人が目にしたのはーーーーーー・・・・

784:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 15:25 ID:a5k

真一郎「えーーーーーー・・・?」
タケオミ「センジューーーーーーー??」
真一郎「ま、マンジロウ・・・・?お前、何してんだ?」
マイキー「・・・。」

「クルッ(4人の方向を顔に血がついたマイキーが振り向く音)」

4人「!!?」
マイキー「センジュが・・・悪いんだ。俺のコンコンドル壊すからー・・・。」
真一郎「!だからって、お前!?センジュを殴ったのか!?やり過ぎだっ!!」
タケオミ「おい真一郎?親がいない代わりにマンジロウを躾けてるの
は、お前だろう?何って育て方してるんだ!?弟にこんなっ人を殴ってもいいと教えてるのか!?しかも女相手にっ!」
ケイスケ「救急車呼ばねーと!?」
ハルチヨ「オレが呼ぶ!」

この後、両口が裂けた状態のセンジュは、救急車に運ばれていったが。

「ピーポーピーポー(救急車が道路を走る音)」

顔のが消える事は無かった。
病室にて。ベッドに寝かされているセンジュ。

タケオミ「センジュ・・・・っ。」

その後、タケオミは親に怒られた。

タケオミ父「兄であるお前が付いていながらっ!?何をしてるんだぁー!!」
タケオミ「・・・・。」
タケオミ父「妹にあんな、顔の傷を負わせてっ!!?」
タケオミ「すみません、父さん。俺は助けたいが助けられなかった。
センジュの為に生きます。これからはーーーー。
センジュ優先だ。」

タケオミは、この時考えていた。どうしたら、この親の怒りを
鎮められるのか?とーーー・・・。
ハルチヨは、その様子を見ながら怯えていた。

ハルチヨ「・・・・・っ。」

センジュは、その後自宅に戻って来たがーーーー・・・。
鏡の前で自分の姿を見る様子。

センジュ「(何でっ何でっ!?こんな顔にっ!?酷いっ!こんなの酷いっ!元の顔に戻りたいよっ!そりゃジブンだって、悪かったけど!?だからってこんな顔にされて、どー立ち直ればいーの!?)
うっううっ・・・。」

涙を流すセンジュ。

785:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 15:27 ID:a5k

>>784
誤文字発見!

「顔のが消える事は無かった」✕
「顔の傷が消える事は無かった」◯

786:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 07:48 ID:a5k

その後、センジュが学校に行くと。

生徒1「その傷何ぃ〜?」
生徒2「何で顔に傷あんの?」
生徒3「怖い〜口裂け女だぁ〜〜〜〜!」
センジュ「!」

センジュは、イジメのターゲットになった。

センジュ「(何でっ?こーなるのも全部ジブンが悪いのっ!?!全部ジブンの責任なの!?ジブンが全部、引き受けないとダメなの!?)」

そしていつしか学校にも行けなくなったセンジュは、自宅
にこもって部屋に閉じこもる。引きこもりだ。
センジュ以外にもあのプラモ事件で傷ついている。

ハルチヨ(・・・もう、こんな家にいたくねーな。あれから、家族皆ピリついちまってるし。出ようかな?)

ハルチヨだ。
ハルチヨは、家が嫌になって出て行った。
その後とある東卍の人物の元で暮らす事になる。

タケオミ(ハルチヨは出ていったか・・・それなら、俺が
センジュを支えるしか無いな。)

当然ハルチヨは、この頃から東卍入りしてる事にもなる。
小学4年の頃にマイキーは、東京卍を作った。

マイキー「今日から俺は、リーダーだ。皆、東卍として
よろしく。」

タケオミは、センジュの望みなら全て応じてきた。
仕事もしながら。それから、センジュはーーーーーー。

センジュ「明兄・・・。ジブン、格闘を習いたい!」
タケオミ「格闘?何故だ。お前を苦しめたのは、暴力だ。また、その顔に怪我でもしたいのか?」
センジュ「違うっ!ジブンを苦しめたのが暴力だからこそだ!!マンジローみたいに強くなれば、弱かったジブンはもう惨めじゃないっ!惨めなジブンでずっといたくないんだ!変わるなら、強くなるしかない!!」

787:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 12:51 ID:a5k

タケオミ「そうだな。長く引きこもりでいるぐらいなら、人と関わりながらも生きるのも人生か。ボクシングで良い所を知っている。そこへ行けば、今より強くなれるだろう!とことん、付き合ってやる!!」

こうしてセンジュは、ボクシング部へ・・・!
そこのボクシング部でセンジュは、メキメキと強くなっていった。

「パスパスパス(サンドバッグにセンジュが両拳を打ち込む音)」

マンジローへの復讐心を胸に燃やしながら!
センジュの心の支えになっていたのは皮肉にもマンジローへの復讐心だった。
ボクシング部の他の男相手にも負けじと戦うセンジュ。

「ひゅう〜〜〜〜(センジュが宙に体を浮かせる音)」
「ゴットンドッ!トサ(相手の頭にセンジュの足が当たり、片足で宙に再度浮くと、また頭に足がヒットして
相手は床に倒れる音)」

センジュの主なワザは空中で浮いてからの相手への
カカト落としで、相手に一度与えてももう一回
片足で蹴って上へ飛ぶとまた空中カカト落としの繰り返し。
その名も「空中連続カカト落とし」
相手が立たずにダウンしたら、ようやくセンジュも下へ
降りる。

トレーナー「凄いな?タケオミ?お前の妹。今じゃ誰にも勝たせないぐらい強いぞ?」
タケオミ「あ〜。(センジュは、負け無しだ。っと言う事は族のトップにもなれるだろう。この先はーーーー。)」

もう、この頃にはセンジュは中学1年だった。

タケオミ「センジュ、話がある。」
センジュ「ん?何だ、明兄?」
タケオミ「お前の為に族を作った。梵天だ。」
センジュ「ぼ、梵天?」
タケオミ「かつて、昔にブラックドラゴンのNo.2をしていたが、今や敵無しだろう?チームを作れるくらいの
器もある。どうだ?トップになれば、いずれはマンジロウと戦えるんだぞ?」

788:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 14:47 ID:a5k

センジュ「そーだな。戦いたいな!ジブン、あの日の
復讐を果たす為にーーーーーー!」

東卍のマイキー達も今や、中学生だ。
この辺では、東卍と梵天が強いっと囁かれているぐらいだ。この両者を戦わせたら?と考える者もいる。
待ち望む声。
今の所どちらも負け無しだ。

ドラケン「マイキー。聞いてる話では、この辺では梵天って族が強いんだと。」
マイキー「梵天?あー、それ千冬も言ってたな?
この辺で、東卍以外の敵をねじ伏せてるんだって?
強いんだってな?その梵天のリーダー。俺以外にも、
強いヤツいるんだ。」
ドラケン「お前に似ていて足から繰り出すワザが
得意なんだと。口元には、黒いバンダナを巻いてるのが
トレードマーク。どっちが強いのか気になるだろう?
戦いたいか?」
マイキー「相手の名前って?」
ドラケン「瓦木センジュだ。」
マイキー「センジュ・・・?」
ドラケン「ん?どうした、知り合いかーーーーー?」
マイキー「いや、昔そんな知り合いがいたってだけだ。
そいつは、男だろ?」
ドラケン「男だ。」
マイキー「なら、違う。」

プラモ事件の日から、兄貴はタケオミと仲悪くなった。
回想

真一郎「タケオミから、あの日以来から絶交されちったよ。」
マイキー「え。」
真一郎「お前の弟は危険過ぎる!センジュとハルチヨには、会わせない!って、縁切られた。
ま、当然っちゃ当然かぁ〜。」
マイキー「・・・・!」
真一郎「あんな事になっちまったからな。俺は、謝っておいたよ。」
マイキー「壊した・・・センジュが悪い。プラモ壊されなかったら俺だって、センジュを壊さなかったーーーー。」
真一郎「気持ちは分かるよ?けど、相手・・女の子だ。
デコピンくらいで良かったろーーー?」
マイキー「デコピン・・・・。」
真一郎「両口の横に傷が残っちまったんだって?
女は顔が命だ。可哀想過ぎるだろ・・・。」
マイキー「・・・・。」

789:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:02 ID:a5k

回想終了

梵天が最初に戦ったのは、バルハラだった。

センジュ「梵天だーーー。」
半間「見かけない新しいグループだなぁ?」
センジュ「バルハラのリーダーってのは、オマエか?」
半間「そ、俺。今後よろしく。強いのかよく分かんねーけど、戦ってやってもい〜ぜ?」
センジュ「ーーーーー・・・やろうか?」
半間「思ったより、小柄だなぁー?そんなんで俺に勝てんのかなー?」
センジュ「・・・。」

「シュッ(先制パンチを繰り出す半間の音)」
「ヒュウ〜〜〜〜(宙にセンジュが体を浮かせる音)」

半間「(上?)」

「クルクルクルドスッッ!!(センジュが体を回転させながら、半間の頭にカカト落としする音)」
半間「!?」

「グッビュウ(半間がパンチを返そうとする音)」
「クルクルクル(回転しながら後ろへ下がるセンジュの音)」
「トサ(センジュが地面に着地する音)」

半間「(頭に攻撃を受けた時に、こっちもパンチしたら、当たるどころか、クルクル体を回転させて避けられた。
コイツーーー強い!)」
ナガレ「兄貴っ!?大丈夫かよ!相手傷を負わねーじゃん!?どーすんだ!」

「バックルクルクル(センジュが体を回転させる音)」

半間「(また来たーーーーー!??避けてからの・・)」

「ヒョイ(半間が体を右にズラす音)」
「クルン(それを察したセンジュが、右に回転の向きを変える音)」

半間「何!?」

790:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:19 ID:a5k

「ドス!!(再度半間の頭にセンジュのカカト落としが直撃する音)」

ナガレ「空中でまた体を方向転換したぁーーー!?」

「びゅうーーーーー(半間の頭から血が吹き出す音)」
「パタン(地面に半間が倒れる音)」

ナガレ「つ、強いーーーーーっ!!?」
タケオミ「(・・・さすが、センジュだ。タイマンならまず負け無しだな。)」

梵天は、タイマン申し込み式がほとんどだ。この戦い梵天の勝ち!

ナガレ「このセンジュってヤツ、クルクル回して頭を攻撃した後に
もう片方の足でクルクル戻って、相手の攻撃避けた!?バランス良すぎだろーーー!隙ねーじゃん!?」

次に戦いをした相手は、ブラックドラゴンのタイジュ。

タイジュ「タイマンだとぉ?死ぬ気かい、お前ーーー・・・。言っとくが小せぇ体で俺様に勝てるとでも?ナメられたもんだなぁ。」
センジュ「!・・・ナメてるのは、どっちだかな?」
タイジュ「あぁっ!?」
センジュ「体格でこっちが勝てないと決めつけてる。本当に強ければ、勝つよ。ジブンはーーーーー負けない。」
タイジュ「上等だぁ〜〜〜〜〜オラァーーーーっっ!」

「ダッ(センジュの元へタイジュがダッシュして向かう音)」
「ブン!(タイジュが右パンチをセンジュへ放つ音)」
「クルクルクル(回転して、センジュがパンチを躱す音)」

タイジュ「(ちっ!当てようとすればする程、チョコマカと!?
攻撃はあくまで受けねー気でいるなぁ!?)」

「クルクルクルゴッ!(センジュが体を回転させ、タイジュの頭にカカト落としする音)」
「トスンクルクルクルゴキッ!(更に高い上から回転がかけられる音)」

あの高さでは、頭にかかるダメージは倍だ。

「ドス・・・ン(タイジュが地面に倒れる音)」

タイジュが弱かった訳じゃない。それを上回る程、センジュが強かったのだ!ワザが!!

センジュ「・・・・・・。(頭に受けるダメージは、女も男も同じだ。違いは無い。頭蓋骨の硬さに性別の違いは無い。同じだーーーー。)」

梵天は、バルハラもブラドラも潰したーーーー!

791:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:57 ID:a5k

センジュ「後は、東卍のマイキーのみ。」

センジュの勝ちで終わった。
力のタイジュに技のセンジュ。この戦い、技が力を上回った。

センジュ「(後はーーー復讐を果たすのみ。負けないぞ!)」

後もう少しであの日の辛い記憶に別れを告げられる。
それは、長く待ち望んでいた事。

「ファサ(自宅にて、黒いバンダナを外す音)」

センジュ「(ジブンが長くそれでも生きて来れたのは、この傷があったから。逃げすに立ち向かうっ!!)」

その頃、マイキー達はーーー空き地にいる。

ケイスケ「マイキー?梵天から戦いの話がきた。どうするよ?」
マイキー「戦うに決まってんじゃん?どっちが強いか
決めよーぜ?楽しみだ。」

そしてついに、戦う時が来た!!
東卍VS梵天

センジュ「梵天からの条件は、タイマンだ。その条件のむか?」
マイキー「問題ねー。俺は一人でも強い!」
ケイスケ「すげーな。相手も強そうだ。」
ハルチヨ「じーっ。(センジュを見つめる音)」
マイキー「負け無しなんだって?さっさと戦っちまおーぜ?」

こうして始まったマイキーVSセンジュの戦い!

「クルクルクル(センジュが体を回転させて、マイキーに近づく音)」

マイキー「おっと!?」

「ヒョイ(マイキーが左に体をズラす音)」

タケオミ「(しかし、避けるだけ無理だぞっ!?マンジロウ!方向転換して再度、相手にしつこく向かうからな!?逃げられないんだ!当たるまで!?)」

「ビュウ(マイキーが向かってくるセンジュにキックを当てようとする音)」

センジュ「(ハイキック!?)」

「ヒョイクルクルクル(そのキックを避けてセンジュが戻る音)」

マイキー「(方向転換して逃げられた、ちっ!)」
ドラケン「(マイキーの足技がヒットしないのは、かなりキツイ!今までの敵も大抵は足技で倒してきたからな。しかし、マイキーも攻撃は受けてない、か。)」

この後は、どちらの攻撃も当たる事無く、その繰り返しだった。

「クルクルクルスッ(回転するセンジュの体から黒い布が取れる音)」

ケイスケ「おいっ?何かセンジュから、バンダナが取れたーーーー・・・?」
千冬「顔が・・・。」

「トス(手で唇を覆いながら地面にセンジュが着地する音)」

ハルチヨ「(しつこいぐらいにあの口元を隠すあの仕草ーーー。まさか、あれは妹のセンジュ?ありえるーーーー。タケ兄もいる。まさか、タケ兄のヤツ。この梵天は妹の為だけに作ったチームなのか!?そうなのか?
だとしたら、この戦いはマイキーへの復讐。)」

792:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:16 ID:a5k

「スッ(マイキーがキックをセンジュに当てようとする音)」
「クルクルクル(センジュがそれを回転させながら避けて戻る音)」

マイキー「(また、避けたかっ!)」
タケオミ「(マズイ。センジュの技が決まらない。この状態だとマズイな。今までの相手は技が決まったからこそ、センジュが有利だった。しかし、これではーーーー。
このままでは、センジュが不利だ。それなら・・・)」

「スッ(タケオミが服に隠し持っていた銃を取り出す音)」

タケオミ「(今、売ってしまおうーーーーー!!)」

マイキー「?」
センジュ「!はっ、何してるんだっ!?ジブンの戦いにドロを塗る気か!?タイマンの邪魔はするなっ!!」
タケオミ「(しかし、このままではまたセンジュの顔に傷がーーーーーっ。どうするーーー?)」

時間が経つほどに不利になったのは、センジュだ。

センジュ「はぁ〜、はぁはぁ。」

無理も無い。回転すればする程、体力を削ってゆく。
センジュにはもう、戦う力は残されていない。

センジュ「(こんなにーーー長く攻撃が当たらないなんて。もう、体が・・・無理だ。)はぁはぁ。(このままだと、負けるっ!)」 
マイキー「終わりにしてやるよ・・。」

「ヒュウ(マイキーがセンジュに向けてキックを放とうとする音)」

センジュ「・・・・っ。」

目をつむるセンジュ。

「バッ(その間に割って入って来たハルチヨの音)」

ハルチヨ「(俺だけ・・・逃げてた。タケ兄も
センジュも、もがき立ち向かったのにーーーーっ!)」
センジュ「(ハル兄っ!?)」
ハルチヨ「(家族の中で逃げた。もう、それが嫌になったんだ。いい加減っ!)」
マイキー「!」

「ドゴッ(避けきれず、マイキーのキックがハルチヨに直撃する音)」

センジュ「!!」
マイキー「ハル・・・チヨ、何でーーー?」
タケオミ「!?(ハルチヨっ!?)」
センジュ「ハル兄・・・何でっ!?」

ハルチヨ「不思議なもんだなぁーーーー?出て行っても尚、家族への想いって消えないんだ・・・・。
センジュ・・もう戦いなんてやめろよ。じゃないと、
代わりにオレがマンジロウの攻撃を受ける。」
ケイスケ「ムチャだ!!いくらっお前でもマイキーには勝てないっ!?死ぬ気かよ!?ハルチヨ!!」

793:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:40 ID:a5k

「ガッドッゴッ(マイキーがハルチヨに攻撃を当てる音)」

センジュ「は・・っハル兄っ!?」 
ドラケン「マイキーっやめろーーーー!!ハルチヨは
味方だっ!?何してんだっ!やめろぉーーーーっ!」
マイキー「邪魔・・・すんな。ハルチヨ。
そいつに勝てねーと、戦い終わらねーだろ?」

「ポタポタ・・・(ハルチヨの頭から血が落ちる音)」

ハルチヨ「・・・・・・。センジュ、お前しか
オレを止められねーよ?分かってるよな・・・。」
センジュ「!〜〜〜〜っっ!」
ケイスケ「見ていられねー!俺は行くぜっ!?」

「ダッ(ケイスケがダッシュする音)」

カズトラ「バジっ!」
千冬「バジさんっ!?」

「バッ(ケイスケがハルチヨとマイキーの間に割り込む音)」

マイキー「!」

「ヒュウピタッ(マイキーのパンチが停止する音)」

ハルチヨ「!」
センジュ「?」
マイキー「お前も邪魔・・・すんのか?バジーーーー。」
千冬「バジさんっだけじゃないっスよ!俺もっ!」
マイキー「千冬・・・。」
カズトラ「俺もっ!」
マイキー「カズトラ・・・?」
ドラケン「俺もーーーー・・。」
マイキー「ケンチン。」
三ツ谷「俺もな?」
マイキー「三ツ谷・・・。」
ぱーちん「俺もだ!」
マイキー「ぱーちん。」
タケオミ「(東卍の方では、一体何が起きている?仲間割れ・・・か?これだと、マンジロウVS東卍の流れになっちゃうんじゃないのか?)」
マイキー「何だよ・・・?皆して、か。そうかーーーー・・・俺の味方するより、仲間同士でかーーー。
もし、このまま俺が戦っちまったら、お前ら仲間殺して俺一人の東卍になんぜ?」
センジュ「!」
マイキー「分かった。俺は、この戦いーーー降りる。」
皆「マイキーーーーーー・・・・。」

「ざっざっざ(雑草を踏みしめながらマイキーが一人、その場を立ち去る音)」

東卍の戦いで・・・こんな終わり方なんて無かった。
それほど、衝撃的だった!
バルハラとの戦いでも、ブラドラとの戦いでも
予想出来ない終わり方ーーーーー・・・。

東卍VS梵天の戦いは、終わった。

マイキー「・・・。」

次の日。

794:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:50 ID:a5k

マイキー「ハルチヨーーーー。センジュに話してぇ〜事ある。」
ハルチヨ「戦いの邪魔して、ごめん、。」
マイキー「もう・・・そんなの気にしてねぇよ。」
ハルチヨ「今、センジュを呼んでくるから。ここで待っててくれ!」

ハルチヨは、センジュを連れて来て2人っきりにする。

センジュ「話ってーーー何だ?そっちからーーー?」
マイキー「許してくれとも言わない。愛してくれとも言わない。
責任は取る。だからーーーー・・・俺と結婚して欲しい。」
センジュ「えっ!??何でっーーージブンとっ?告白なんてされた事
無いっ。恋愛なんて、諦めてた。」
マイキー「俺はーーー、強い女が好きだ。」
センジュ「!・・・ありがとう。ジブン、結婚するよ。」

その後、センジュは梵天を辞めて代わりに東卍を抜けて、ハルチヨが梵天のリーダーになった。
マイキーは、変わらず東卍を続ける。
梵天の終わりに他のグループは、色々な噂をしたが謎に包まれている。
ハルチヨは、マイキーともこれから家族になる事になる。

マイキーとセンジュ、2人が住む新居。

センジュ「マンジロー!ただいまっ!」
マイキー「おーっ!」

そこには、オシャレをしたセンジュの姿があった。
口元の黒いバンダナも外している。
2人の幸せな生活がこれから、始まりそうだ。



完。

795:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 17:00 ID:a5k

とりあえず、ケイ君のマンガはこの30巻で
止まってるけど今後、ネタが浮かぶかは分からない状態です。ここまで読んでくれた方は、ありがとうございます!
読者あってこその作品なんで、読んでくれる人が少数でもいたら嬉しいです!!長く付き合ってくれてありがとうございます!m(_ _)m

今後については、自分が他の相方とタッグして描いた
マイホームヒーローの二次創作が仕上がっています。
そちらに今度は、力を入れようと思います。
今度ともよろしくお願いしますね!!

796:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 17:03 ID:a5k

後、前々から思っていたんですが、タイトルが影虎作品集なだけに、ケイ君はケイ君の作品で分ける方が良いと判断したんで、新しくケイ君作品集を立てて、そこに今までのケイ君の作品を移そうかと検討しています。
さすがに分けた方が良い気がしてます。
また、別の日にやりましょうかね。

797:影虎◆Vs:2024/05/07(火) 12:14 ID:UrI

ここからは、ケイ君じゃない別の相方と作った作品になります。
題材は、マイホームヒーローです。
注意点・BL表現あり。
オリキャラの出番あり。苦手な方は、読まない様にお願いします。

登場キャラ紹介
@鳥栖テツオ
A鳥栖歌仙
B鳥栖レイカ
C麻取ヨシタツ
D麻取延人
Eオリキャラ・カイト
Fキョウイチ
Gその他・部下達

798:影虎◆Vs:2024/05/07(火) 12:28 ID:UrI

マイホームヒーロー〜カイト〜

鳥栖テツオは、娘のレイカの彼氏・延人を死なせてしまった。
延人の親は、ヤバいグループの人物で、これがバレたら即アウト!
そこで、テツオが考えたのはーーーーー。

延人の替え玉を、用意する事だった。
それが役者志望のカイト君だ。
レイカに協力してもらって、何から何まで延人に似せた。

カイト(・・・延人になれたか?)

ホクロもタトゥーで掘ってもらって、実際の延人のホクロ位置に
タトゥーのホクロがある状態にした。
本人に近づいた。

声も髪型も仕草も全て、合わせた。

カイト(そして、後は延人として戻る。)

この段階のカイトは、服装も延人失踪前のと同じ洋服にして
髭は、伸び放題にしてある。
テツオからの指示で、記憶喪失のフリがしやすい多重人物の
設定での延人を演じる事に。

カイト(その前にあっちから、見つけてくんねーかな?)

そう思ったカイトは、麻取の自宅付近をウロウロする。
ワザとウロウロしているとーーーー。
そこへ、車を運転する麻取の部下・キョウイチが現れる。

「キキィーーー(キョウイチの車がブレーキをかけ停車する音)」

キョウイチ「延人さんっ!?延人さんですよね!?」
カイト「(ビンゴ!)誰だよっ!?オレは、延人じゃねー!」
キョウイチ「え?延人さん、まさかーーー記憶喪失になってる??」
カイト「オレは、ザキだ。」
キョウイチ「え、あのー?」
カイト「延人は、今・・・出てこねーよ。」
キョウイチ「延人は?え?」
カイト「延人の人格は、眠ってるんだ。」
キョウイチ「人格ーーー?え、延人さん。多重人格っっ??」

799:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 12:56 ID:UrI

キョウイチ「(本人の人格が出てこなかったから、戻って来なかったのか?何があったー?)ザキ君、とりあえず。お腹とか空いてませんか?俺、飯をおごるんで。食べに行きましょう。」
カイト「何で知らねー奴と。誘拐犯か!」
キョウイチ「延人さんとは、声も違いますねー。ザキ君、仲良くしたいだけじゃないですか。」
カイト「キメェ〜(気持ち悪いの意味)」
キョウイチ「お腹、空いてるでしょう?金持ってますか、今。」
カイト「そーいえば、サイフはどっかに無くしちまった。」
キョウイチ「なら、腹空いてますよね?行きましょう!」

カイトは、多重人格の演技中。

カイト「(テツオさんに、これも頼まれた。どこまで、欺けるかな〜?)
分かった。行くって!」

場所を変えて、近くのファミレスにて。

キョウイチ「ザキ君、先にご飯食べていいです。俺はトイレ行って来るんで。」
カイト「あー。パスタうまそぉ〜!」
キョウイチ(ヨシタツさんに電話だ。コッソリと。)

ファミレスの男子トイレにて。

キョウイチ「もしもし〜?ヨシタツさん。延人さん、見つかりました。ただ、何か・・・本人じゃなくて。ザキ君って人格です。多重人格になってるみたいです。もしかしたら、延人の記憶が無くなってて
戻って来なかったかもしれません。
何とか、そっちに戻る流れには、持っていきますね。はい、上手くやります。」
カイト「うめー!うめ!」

「ずーずーモグモグ(カイトが、パスタを食べる音)」

そこへ、トイレからキョウイチも戻って来た。

キョウイチ「ザキ君、金無いなら家はーーー俺の所に泊まりません?
タダで大丈夫です。」
カイト「何で?」
キョウイチ「心配だからですよ。一人でどっか外でとか。そっちにとっても悪い話じゃないでしょう。ご飯も用意します。」
カイト「分かったよ!行きゃ〜いいんだろ。」
キョウイチ(よし、上手くいった。)

「バタン(2人は、ファミレスから出て車に乗り込む音)」

しかし、キョウイチが車で向かったのは
ヨシタツの住む家だった。

ヨシタツ(キョウイチ君から、メール?今、そっちに向かってます、家の鍵を開けて置いて?よし、延人が帰って来るんだ!久しぶりだな。
すっかり、死んでしまったかと思っていたけど。
多重人格?何が原因かな?)

800:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 14:54 ID:UrI

「キキィー(ヨシタツの自宅前にキョウイチの車が停車する音)」

キョウイチ「着きましたよ。こっちです。」
カイト「ここが、オマエの家なんかよ〜?デケー家。一人でこんな広い
所に住んでんの?」

家の中に入ると・・・

ヨシタツ「のっ、延人!?」
カイト「!て、テメェー!?騙しやがったなぁー!」
キョウイチ「・・・・・。」

「がしっ(キョウイチが後ろから、カイトの両腕を掴み手錠で
拘束する音)」

カイト「何すんだぁーーーっ!?」
ヨシタツ「確かにこの声っ、延人じゃない!どう関わればいいの?」
キョウイチ「騒がないでっザキ君!?」
カイト「誰かぁーーーーー!?監禁されてるぅーーー助けてーーーっ!!」

大声をあげて、周りの住人に警察を呼んでもらう作戦だ。

「ぺた(カイトの口にキョウイチがガムテープを貼る音)」

ヨシタツ「キョウイチ君っ・・・?ここの家より、第1アジトの方が
いいんじゃー?周囲が気になる。別の場所にしよう!」

ヨシタツ側の組織には、アジトだけでも国内で2つ。
外国で3つある。
その国内の2つ目は、ヨシタツ所有の土地で周囲は、林になっており
壁に囲まれ、防犯カメラだらけ。

その後、ザキから延人の人格へ。

カイト「あ、あれーーー?俺、何してたんだ??」
ヨシタツ「その声、延人っ!??」
カイト「あっ父さん!」
ヨシタツ「良かった!元の人格に戻ったんだね。」
キョウイチ「今の内に第1アジトに行きましょう!延人さんの内に。」
カイト「何がだよ!?」
キョウイチ「話は、後です!さ、早く車へ。」
ヨシタツ「大丈夫だよー?延人、一緒に行くから!」
カイト「だから分かんねーって!?」

「バタンヴォオオ(3人が車に乗り込み、走り去る音)」

第1アジトの部屋にて。

ヨシタツ「これから、どう延人と関わればいーのか分からない。」
キョウイチ「いつも通りで大丈夫です。ただ、ザキ君の場合
@受け止めるAある程度の信用を得る、の2つは大事にして下さい。
そこを気をつけていれば、やがて心を開いてくれます。」
ヨシタツ「じゃあ、こっちが延人の側にいない時は、キョウイチ君が
延人をよろしくね。」


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