復活は近い、真紅の復活は近い…はずなんだけどなぁ…
……どーにもうまくいかない感じ…
さて、計画はじょうずに進むかね?
…正解は誰も知らない
数分後…
(姉妹揃って部屋の真ん中で腕組み)
「部屋の隅々…」「明かりなどの点検と修理…」
「「完璧!」」【パンっ】
息ぴったりで私たちはハイタッチをした
…うんうん、やっぱり元気な妹が1番良い時の妹だ!
「…ああ、スッキリしました…姉様、他には?」
「無いわ、ありがとうお手伝い…あ、お小遣い」
(嬉しげに姉より背の高い妹は、飴を受け取って少し笑った)
…………………ぇぇぇっ…!テンション高っ…!
……さ、流石姉妹…似てんなぁぁ…
……無駄な動きなかったし、すげぇ…
(手をふよふよ浮かせて、まだ掃除しつつ)
……そういえば、ニャルちゃんにも、尻尾ってあるのかな…
…どうなんだろ、姉妹って考えたらあると思うけど…
「それでは、私も業務があるので帰りますね…
困ったらいつでも呼んで下さいね、姉様」
「苦労をかけないように気をつけるわ、ニャルも
羽目を外し過ぎないのよ?最近あなたふわふわしてる…ってもう居ない」
(扉を開けて去るまで、数秒の間…
その間、スカートは大きくはためいたが
中に変わったものは…伐採機のようなもの以外は見えなかった)
「…全く、昔に戻ったみたいね、あの子」
……尻尾は生えてなかったけど、おかしなものはあったな……
……謎が謎を呼ぶ…んんんん??
(困惑しながらも、覗き見をやめ、自分の部屋に戻る)
……わけわかんねぇぇっ…!!
俺様の魔人脳みそフル回転でもわかんねぇぇ…!
「…ふぁ…っふ、私もそろそろ、ってところかしらね…
っふふ、明日は私をどんな感じに惚れさせてくれるのかな
…楽しみ、楽しみ!お休み!ザレッド!」
(制服のシャツを脱いでハンガーにかけると、
中シャツ制服スカートの格好でベッドの上に丸まる…)
尻尾は ご機嫌そうに揺れていた
明くる朝 陽光に満ちた窓際…
ナ「…私、頼んで無いのだけれど…ありがと」
ニ「やる事に飢えてるだけですよ、最近は友達も居ませんし」
(朝起きれば、忙しそうに窓際で朝食の支度をする妹の姿)
…昔の姿ね
「 ....はぁ、おはようごぜぇやす.... 」
( 神妙な顔付き )
ナ「…あら、貴女「さぁさぁ此方へ、すみれさん」
私が何か言いかける寸前に、妹は来た人物を引っ張って行った
ナ「………何だったのかしら」
…………ふぁぁぁ…ねみぃ……
(お昼時に起きて、少しボサボサの髪をかき)
……あーー…静かだなぁ…ふぅ…ふぁぁ…
(とことこ歩いて、玉座に向かい)
………
【ぽすんっ】
「っやぁ、おはよう ザレッド!」
(歩いてるザレッドの背中に飛び乗る、軽くて柔らかい)
「感心しないなぁ…もうお昼時だよ?
そーんな悪い人にはお仕置きが必要…ね?」
……お昼時でも別にいいだろ、眠いんだから…
…つーか軽っ…ちゃんと飯食ってんの?余分な肉がちょいつくぐらいは食べろよ…?
(デリカシーのない発言をしつつ、頭を撫でて)
……げっ、お、お仕置き…って、な、何?
(少しトラウマを思い出しながら、冷や汗をかいて尋ねる)
むすっ
「…このー…そんなデリカシーのない彼には…こうだっ!」
【かぷっ】
(耳を甘噛み、脇を触手でくすぐる)
んひぃっ!?っ…つは…こらっ、やめっ…んふふっ…こ、こしょばっ…いからっ…
…ふひっ、やめっ、っ…えひひっ…!
(声を必死で我慢しながらも、少し声を漏らし震えて)
【ぱっ】
「…ふへへっ、これに懲りたらデリカシーとか反省すること!」
(軽くザレッドの前に着地、姿は制服尻尾で衣はない)
「私はこれから他の皆に挨拶して回ってくるのよ、
同居人にはしっかりと筋は通さなくちゃね…はい合鍵!」
(ザレッドに無理やり、【黒い小さな鍵】を握らせる)
……はいはい
(反省の心なし)
……なんで俺の方が立場下になってるんだし…
…鍵ぐらいいつでも複製できるってのに…
……はぁ、やれやれって感じだ……
(少し呆れながらも、自分の部屋に鍵をくるくる回しながら入る)
…くすっ
【 ツルツルツル 】
「……さぁーて、誰から挨拶すればいいかしら」
(ご機嫌にトコトコ歩いて去って行く黒…
と 入れ替わるようにザレッドの部屋へ細長い何かが入り込んだ!)
…イタズラ、案外楽しいわね
……えーと、日記書くか、適当に…
…ナイアは変なやつっと…
……よし、終了……本でも読むか…
(雑に日記を書き終え)
(ザレッドの部屋には巨大な本棚があり、図書館のように本が置いてある、その本を一冊、手を浮かせて取る)
…適当に読んだら、あいつの部屋行くか…
カサカサカサ....
ザレッドの部屋の天井を
へびの体
むかでの足
うみうし頭の
お化けが気持ち悪く這い回る…
(時折、明かりの上を通って瞬間的に暗くなったりする)
「…誰もいらっしゃらないわねぇ…
あの子鬼辺りならそこらへんにいると思ったのだけれど」
(一升瓶片手に、広い廊下を丁寧に歩き回る…)
ザレッドに案内でも頼めばよかったかしら
……………なーるほど…ほんっと…ふざけんなよ…
…おらぁっ…!(拳を作り、弾のように拳を飛ばす)
【 ぺちっ 】
命中の寸前、機械な生物はバラバラ…
(紙が破け ラジコンのような骨組みと紙片、
キャンディとカラメルがばらけて落ちる)
…イタズラお菓子ラジコン
………………………ばーかにしてんなぁぁ…!?
……あいつ、こういうとこ…見習うか…
(骨組みを分解し、たまにお菓子を食べ)
………
「…見つからないわね」
…げげっ、邪神っ…!?
……?じゃない…わね、似てるけど…
…何者だお前っ!
(ころころ語尾や表情を変えながら半分仮面をかぶりナイアに指差し)
…ふふっ
「お初にお目にかかりますわ 偉大な同居人さま、
わたくし、ザレッドの恋仲に当たります 『黒河 凪江』と申しますの
以後、お見知り置きくださいませ」
(ぺこりと頭を下げ、上品な腕使い)
「この度、わたくし 住居を野蛮な方に壊されてしまいました為、
暫くの間 この城の同居人となりますわ 素敵な隣人となれるよう
お互いにいい関係を作って行きましょう」
…………こ、恋人…!?
…お、おい黒川、それは駄目だと思いますよ…!?
ザレッドに恋人とか…台風か…?
…………ど、同居人…まぁ、よ、よろしく…なのかな?
(ぶれぶれな口調を披露しつつ、手を伸ばし)
「あらあら、ふふふ…彼、割と魅力的なんですよ?
少し前の宵の時も、私の唇を…ふふふっ」
(握手、並びに『鼈甲飴』二つを握らせて離す)
「…このお城、貴女様の他にも素敵な方々がいらっしゃると聞きましたわ
挨拶をして回りたいのですけれど、わたくしの足ではなかなか見つかりませんの
良かったら道を教えてくださらないかしら」
……………こ、これは謎だ…謎すぎるわね…?
…おかしいって…絶対…
…んー、ていっても…適当に歩き回ればだれかには会うと思うよ?
…あ、後戦闘場には絶対だれかいるし……それでもいなかったら個人の部屋にでも……
…(ブツブツ長話、鼈甲飴を噛み砕きつつ、困惑するような会話)
……
「ありがとうございますわ、これでやっと、皆様に
顔を合わせられそうですわね…では、後程またお会いしましょう
同居人様…名はその時にお伺いしますわ」
(一升瓶を拾い、戦闘場に足を進める…)
……………同居人……違和感が凄いね…
…まぁ、嫌いじゃないけど…また変なのが増えたというか…はぁぁ…
(疲労しながら、元凶の部屋に向かい)
…………
【 戦闘場 】
「…ココが戦闘場なのかしら…誰かいらしてーー!?」
(広い場に着くなり、一升瓶を地面に置いて
何故か上品なやり方で叫ぶ)
……ふぁぁ…ふぅ…広い所は寝やすい……
(真ん中で丁度丸くなり、尻尾をふよふよさせてうとうと)
…うるさいぞ…むぅ…(耳を丸め塞ぎ)
…寝てる
「……ニャル、起こして来てくださる?」
「分かりました、姉様」
(影から忍び寄り…)
『 せめて 眠り心地で死ぬが良い トドメを刺しにきた 』
(くすりと笑うと 消える)
…………ふぁぁぁ…(大きくあくび、少し冷や汗をかいているが、何も変わらず眠そうに)
…全く…ザレッドか…?こんな悪戯するの…
(そういうと、自分の半径5メートルを燃やす)
「……足りないみたいね、ニャル、お願い」
「…少々、やり過ぎてもよろしいでしょうか」
「え」
眠る者の 周囲が魔暗く そして刺々しい空気を晒す…
〔 分からぬか 貴様に終わりを告げてやると
宣告と救済をしてやるが為に 我が力はここに現れた 〕
(赤い水滴が、 顔の近くに垂れる…)
巨なる 貌無し
人ならざる 幾人を還らぬ者へと墜としたモノの姿
〔 死に方を 申せ 〕
[複製]魔王の亡骸を掴み上げ
物の怪は低く 響かせる声を放った
「………………」
(…これは…ザレッドが怖がるのも…)
……ふぅぁぁぁ…!
…なんだようるさいなぁ…自分はすっごくぐっすり眠っていたんだぞ…
…安眠の邪魔するなよ……で、だれだ?こんなのしてるの……
(何事も無かったかなように起き上がり、辺りを見渡す、少し冷や汗をかいて、尻尾はぴんっと立っている)
「……おはようございます」
(周囲にも 威圧的な光景は無く、ただ黒い狼尻尾の生えた
制服少女が、左右に尻尾を振りながら体育座りでレギオンを見ている)
………なんだお前、同族か?
…おはようじゃないぞ、寝させてほしいぞ…
……はぁぁ、さっき変な夢見せて起こしてきたのお前か…?
…礼儀がなってないぞ礼儀が…
(似たような姿を見て、安心し尻尾と耳を下げて、丸くなりながら話す)
「初めましてですのね、偉大な同居人様…
わたくし、この度 この城へ暫く住むことになりました
ニャルラトホテプの姉にして、ザレッドのつがい、
『黒河 凪江』と申しますわ、以後お見知り置きを…」
(頭を下げ)
「さて、わたくし…他の皆様にも挨拶しなくてはならないので
これにて失礼いたしますわ、また後で 貴方様の名などをお聞き致します」
(「では」と、足早に戦闘場を去る)
…………んあー、変なやつだぞ…
律儀というか…なんというか…まぁ迷惑かけないならいいか…
(そういうとまた部屋で丸まり眠る、尻尾は垂れて、少し気温は暑くなる)
「…上手くいきましたわ、このまま順調に挨拶を続けるだけ…」
……
「…あの子鬼、今にも会いそうだと思っていますのに
かけらほども気配が見えませんのよ…一体どうなっているのかしら」
(廊下を歩いていると、個人個人の部屋が見えてくる)
(その中の一つの部屋から、冷たい風が吹いている)
「…………」
【 コンコンコン 】
「…鬼、私だ…覚えているか?とりあえず開けてもらえないだろうか
貴様が好きそうな酒も持ってきた」
(一升瓶片手に強めのノック)
…(扉を開くと、氷で纏った金棒が飛んでくる)
…あ、お前か…ぷはぁ…なんのようだぁい…?
あたいは今絶賛一人宴会中なんだよぉぉ?
(既に顔は赤くなっており、酒瓶を持ったまま部屋から出てくる)
【ドゴ】
「……相変わらず貴様は酒癖が悪いな…
今日からここのに住まわせてもらうので挨拶に来たのだが、
…貴様、最近自分ごと部屋の内装を赤基調に変えたな?しかし赤すぎるぞ」
【 ポタ…ポタ 】
(冷え込んで痛覚が鈍った頭に金棒が【刺さり】それに気づかぬまま
顔を紅く染めつつ…)
「【竜王】だ、背の小さい者同士仲良くやろう」
………ん、よろしくぅ…んぐ…んぐっ…ぷはぁ…
りゅーおー、言っとくけど、自分の方が身長高いからなぁ?
忘れるなよぉ、新入りぃ…
(ふぅぅぅと心地よい冷たい息を吐きながら新たに酒瓶の中身を一気飲み、目の前の相手の背中をばしばし叩く)
【 バッシャァッ! 】
「いい加減私も腹立ってくるぞ酔っ払い」
(バケツで水を大量にぶっかけ)
「…ん、何か頭が重いような…」
………あーー…ごめんね、うん…
…で、なんであんたがここにいるの?
あたい達に復讐でもしにきた?
(ナイアの頭に刺さった金棒を抜きながら、もう一度同じ事を聞き)
「…やれやれ、さっき言っただろう?
詳しくもう一度言うが、私の住処が横暴な奴に占拠されたので
暫く此方に住まわせてもらう事になった…今は挨拶で回っている」
(傷を触手で塞ぐ)
「…人間関係としては恋仲であるザレッド以外、フランクに話せるのは
小鬼、お前しかいない…酒を飲んでる時以外は頼りにしたい、頼めるか?」
…………ん、大体分かったけれど…
…恋人っていつなったの?
……もちろんいいけれど…
(そういうと依存症なのか、すぐにナイアの持っている酒瓶に手を伸ばし)
「私の妹の偽物とこの城が戦った後ちょっとあってな
そして貴様はそうかそうかそんなに呑みたいかだったら
良いだろう死ぬまで飲ませてやるこのチビ飲兵衛!!!」
《フランク時は短気である》
(急に酒癖に対してマジギレして小鬼を押し倒して
腹に馬乗りになると、【竜王】の栓を抜き、そのまま
小鬼の口に突っ込む、ドクドク強い酒が一気に流れ込む)
んぐぅぅぅっ!!!?
…んぐっ…ごく…がっ…ご……んぐ…ごく…ごく…むぐ…!
(必死に酒を全て飲み、涙目になりながらも喉と口を動かし、飲み続ける)
(強い酒でも御構い無し)
「アァぁぁ酒乱が腹ただしい…ん?」
(瓶の中身が空っぽ)
「……」
………ぷはぁぁぁぁう…!
…いゃぁいやぁ、いいやつだなおまぇー…!
ほんっとさいこぉ…おさけよかったぞぉぉっ…
…ぷひぃぃ…
(顔は真っ赤っかで、一番酷い酔い方をしており、ナイアに近づいて、頭撫で撫で)
「………💢💢💢💢」
(こっちもこっちで瘴気でも吹き出んばかりに目が血走る)
……まぁまぁそんなかっかっかっかっするなよぉ…
…ほら、ひえろひえろ…
…お?なんだこれ…めらーのしっぽか?
(冷たい息を直浴びさせながら、尻尾を強く握って)
「ア''あ''あァ''あ''良いだろうもう分かった貴様は死ぬまでそれを治す気は無いんだな
よーく分かったよーーーーーーーーーーーーーーっく分かった」
【 化け物 】【 古代記 】【 伝承 】
【 蛇 】【 英雄譚 】
【 八塩折乃酒 】
「本気で死ぬまで飲ませてやるぞこのド底辺酒乱野郎!!!」
(神話の大蛇を酔わせた酒と呼んで良いのかすら分からん
大酒樽を八つ【現す】と、またもや小鬼を押し倒して馬乗り、
そのまま酒樽を口に付けさせ、傾けた!)
[ブチ切れた上に尻尾、今回の場合怒りが無理やり刺激を吹っ飛ばした]
490:ヴェルメリオ◆rDg 氷の小さな鬼:2019/09/22(日) 00:45 ……んがっ…んぐぅぅぅっ!!!ぉごっ…んぐ…んぐ…んぐ…んぐ…っ…ふぐ…んぐ…んぐ
(少し苦しい感じはするが、幸せそうにお酒を飲んでいき)
「つっっっつ!!!ァ''あ''あァ''コノヤロォ''ぉぉ!!!」
【数時間後】
「ひぇえ''…ぁうぅぅ…」
(全ての酒樽は空になり 今になって尻尾の刺激が帰って来た)
………けふっ…んぐ…げぇぇぇぇぇぇぇぇっぷ…
……かはっ…はぅ…っぅぅぅっっ…!
んひひぃ…しあわせぇ…けっぷ……
(無敵のように伸びている、顔は真っ赤っかだが、かなり強いなっていて、フラフラ千鳥足でナイアに近づいてく
……(ただ、酔っ払っているので、壁にぶつかったり、倒れたりして、全く迎えていない)
494:ナイ=ア◆.s:2019/09/22(日) 00:55 「はあぁ''っ…く る…なぁ''…」
立てるほど、私は足腰に力が入らなかった
しかし捕まってしまったら…
(恐ろしさに意識を繋ぎながら、上体で這って逃げる
涙目で、刺激に頭は悶える)
…………いっしょにのもうぜー?なーー?
(ズリズリ尻尾を掴んで引きずる)
(力はかなり強く、千切れるんじゃないかというほど)
497:ナイ=ア◆.s:2019/09/22(日) 08:07 「っっ…あ'''ぁぁっ…ぃっ!!?
い''や''ぁあ''あ''っ あっ【 ブチッ 】」
〒♪〒×〒-÷-÷\☆==☆〒=☆-÷〒×☆=\×〒×=☆-÷〒☆\〒÷〒☆\÷〒♪\〒☆〒☆\×\〒÷〒÷\☆
〒☆\〒☆☆\=×〒☆--÷〒☆-=☆○☆--÷÷-☆-÷-☆-☆=\☆÷-×!!!!!!!!!!!!!!!
【 ドガァン 】 【 ズガァ 】 【 ぐわシャア 】 【がドムッ 】
姿はそのまま、留め具の外れた暴走機関車の如く…
[ 壁を轢き砕く勢いでそこら中を爆走し始めたっっ! ]
ついでにばら撒かれるのは鼓膜破壊クラスの超音波が如き悲鳴っ!
自他共にたまったものでは無いのだっ!
………うるせぇ、よいがさめる…じゃんかぁ…
…おちつけぃ!
(頭をべしぃ!と叩く)
『☆☆☆☆☆☆%☆☆☆÷÷☆☆☆☆☆!!!!!』
〔ァ''ん''キ''ゃあ''あ''あ''アあ''あ''〉
(殴られた反動で進みが止まる しかし衝動はマグマの如く煮えたぎった)
《パンチ》
【 炉''ォ''お''ォ''ォ''ォ''!!!!】
と言うよりはラリアット、勢いを全て込めた状態の凶器を
目の前にいる小鬼に全力で横殴り
………おちつけ、なぁ?…なぁっ!!
(金棒で受け止め、押し返す)
…いっとくけど、こんなにおさけのませたのおまえだからな?そのおかげであたいいますっごくつよいんだからなぁ?
(氷の息を吐いて怒りの炎を鎮め)
[あ''あ''あ''ァ''あアあ! あ あ ぁ…あ?
… … … あ''っ!? ウギャ''あァ''あ''ァ''あ''ァ''あ''ッッッ!!!〉
確かに怒りは治った …怒りは
(激昂時の痛覚半減が凍結、尻尾の痛みが更に…)
【 み''ゃあ''あ''ァ''あ''ァ''あ''ァ''あ'' 】
小鬼を轢き倒しながら部屋の中心にずるりとすっ転び
【 〒〒〒〒〒〒〒〒!!!!!(アッは''く すィ''素 ふっ ト ベぇ''!!!)】
全身から痛みを水性魔力に変えた物を
水の解放として部屋中に爆発させた
(水浸しになった部屋と 痛みから解放されて気絶した黒)
……うるさかったなぁ……
……よいしょ…かりぃ…
(氷の鎧で、水をガードした後、ナイアを抱えて医務室へ行く)
「…………ぃぃぃぃ」
痛みに悶えながらも
気絶上体で身じろぎもしない
……はいはぃ、ごめんごめん…
(背中をぽんぽん優しく叩き、医務室に運び寝かす)
「…………」
…………………
(分かりやすく目を回した状態、傷は塞がっているが
間違いなく健康では無い)
………はぁぁ、まぁねてればなおるでしょ…
……さて、飲み直しだ飲み直し……
(医務室から、寝かせた後立ち去る)
・・・・・・・・・・・・
…まっくら
(目覚めは 見えず)
眼を回したまま 動かず
……はぁぁ…目覚めるの遅いですよ…
…手間かけさせすぎ…って感じ……
(おでこに冷えピタ貼ったりして、看病をしている)
「同感です…姉様って、寝つきも寝起きも悪いのですよ」
ベッドの隣に どこか聞き慣れた静かな声
「…これは暫く起きませんね、このまま寝かして起きましょう」
…ん、そうか…まぁ、そろそろ腕が疲れてたからちょっと休憩する…
(腕は水でふやけ、赤くなっている)
…しかし、うちの鬼が迷惑かけてごめんなさい
自分はもう…あまり貴方みたいな人に迷惑かけたくないんですし…
(手を振って、そのまま椅子に腰掛ける)
……
「…謝る必要性はありませんよ、短気で間違った選択をした姉様が悪いのです」
(パイプ椅子を引っ張って向かい側に座る)
【スルッ】
「お近づきの印に、どうぞ」
重箱10人前
……誰がこんな食うのだよ誰が……
……あれか?全員で食べろってことか…?
…はぁぁ…めんどくさい…
…まぁ、そんなことより、殺してごめんな?
…あの時は自分達も必死だったので…えぇ…
(前の敬語口調を外して、少しフランクに接する、とりあえず重箱を受け取りながら、ニャルを見る)
………
「…えぇ、私のことは別に気になさらなくて結構ですよ
問題は私の側に謝罪の必要性が存在する事に他なりません」
(椅子を立ち… 綺麗に頭を下げる)
「貴方達の殺害未遂、姉の一存による迷惑をここに深くお詫びいたします」
……あーただ、自分に謝るよりかは…
……王とかザレッドに謝った方がいいですよ?
…自分は今回見てただけなので…
(特に問題ないといった様子で接して)
………
「…王は良しとしましょう、ザレッドは嫌です」
(黒くてふかふかな…千切れた尻尾を右手で握る)
……なんで?……ザレッドだぞ?多分一番の被害者……面倒くさいかもしれんが…
…??(疑問に思いながらもじぃっと見ている)
「…聴けば貴女諸共城が砕けますが」
(不機嫌そうに腕を組む)
「……何にせよ、これからは姉が世話になります…
個人的な世話は私が焼きますので、負担を一切掛けないよう
取り計らいますので、少しはお見逃し下さい」
「…あ、重箱は全て森の生き物と…私の手料理で満たされております
当然ながら海の幸等はございませんので…」
……まぁいいけどなー…しかし早く目を覚まして欲しいものだが…
…正直実体化して看病は結構疲れるからねぇ…
…自分が見てるから、ニャルちゃんは帰って大丈夫だよ?
(重箱の一つを食べながら)…うま…
「…嫌ですね、せめて姉様が目覚めるまでは粘ります…」
(ルージュの前に机を置いてコップにお茶を注ぐ)
「重箱の内容は全て同じ…ムササビとヤマネの唐揚げと
川魚の刺身盛りが自信作ですよ…ただ、調味料は一切使っておりません」
……はぁぁ、自分静かに食べたいんだけど…
…ま、めんどうくさいけどいいか…
……ほい、ごちそーさま…
(あまり味わうこともなく、すぐに食べ終わる)
一連の様子を眺めて…
「…貴女、ザレッドと似てますね」
(空の重箱を受け取る)
………まぁ、霊能力に関しては師匠だからね〜…
…もっとも、自分の方がまだそこんとこは強いけど…
……ふぁぁ…めんどくさいから早く起きて欲しいんだけどなぁ…
(ナイアの冷えピタを張り替えて、タオルで体を冷やしながら、だるそうに答える)
「……そうですね、もうそろそろ起こしましょうか」
(黒のタオルを剥がし、うつ伏せにひっくり返してスカートをたくし上げる)
「…背徳感が少々、ですけれど…」
左手に握られた、黒くてふかふか狼尻尾
………お前も変態だなぁ…おいおい…
…自分は霊体だからあまり興味はもたないが…
………人間って全員こうなのかね…?
(少し色が薄くなり、ニャルを不思議そうにじぃっと見て)
「…勘違いをしないで頂けませんか?」
(黒の尻尾があった所を確認して、尻尾の断面をくっ付ける)
「……姉様、これが無いと自分のエネルギーをコントロール出来ないのですよ」
………ふーーん、枷みたいなものか…
……まぁ、早く起こしてあげたらどうだ?
(適当に聞き流し、ニャルに問いかけ)
「言われずとも、やっておりますよ…」
【 トス トス 】【うじゅる 】【ギチキチ】
(本体は尻尾の位置を固定、背から伸びる触手が
メスになったり注射針になったりして尻尾の周りで丁寧に作業を行う)
ナ「…はぅ……きゅふぅ…んっ…あぁぁ…」
「……」
(若干、白黒は顔を赤くしながら困り顔で目を閉じてる)
……おーー、すごいな…へぇぇぇ…
……あ、よいしょっ…
(タオルと冷えピタを剥がす)
…さ、続けてどーぞ?
(少し興味が湧いて、じぃっと見ている)
ナ「…ねぇ…あれ…」
(寝ぼけ眼のまま白黒に何かをねだるように眼を向ける)
「…はいはい」
それを聞いたか白黒は、黒の背と足に腕を通して 静かに抱き上げた
(その裏で静かに作業は続く)
「…はいはい、よくお眠りなさい」
(抱き上げられるなり黒は眼を閉じ、心地よく白黒は腕を揺らす…)
…………子供みた…どころか赤ちゃんかよ、おい…
……自分は今ありえないものを見ている…
………不思議だ、何もかもが不思議だ…
(ふよふよ地味に浮きながら、目を何度も擦って凝視している)