此処が何かって?
にが〜いジメジメと、チョコみたいに暗い森林…
そうさ!チョコレイト・ジャングルさ!
夢を抱いて入り込んだやつは、みーんなビターな味を思い知って
逃げ帰って行く森さ!
『スイーツバイオーム 観光案内』より引用
_______…………
「 そうか 」
( 淡白な反応 ....思っているよりも 喜んでいな ____ )
[ ....ツゥー ] ( ...頬を通る一筋 二筋 .....流れた しょっぱい 涙 )
「 そうか _______そうかぁっ ...!!ドリフト、良かった ...良かったなぁっ .....っ .....ぐ ....すっ
じゃあっ ..じゃあっ、君は長生き ...出来るんだね ......決められた命を 引き延ばせるんだねっ ....!!? 」
( ....腰に回された腕 更に身体を近付けて密着 .....ぐちゃぐちゃになった顔を ...袖で拭いて誤魔化す
ただ安心し切った声を上げる ....その鼓動に安心さえ覚えて ...ゆっくり 鳩尾部分を摩る )
「 .....本当に _______良かった 」( 抱擁 ....優しく 丁寧に )
____________________________
『 ....ずっと ...ずっと ....続く ..願う ....この ....関係 』
( ....耳に囁く 幸せを噛み締めて ...初めて知った感情を 世界を ...記憶し続けていたい
黒を ...手放したく無いと 白機は思う ....離したら もう ..立ち直れないし 深い悲しみを記憶してしまう筈だから )
( 好感度のグラフは ...下がる事を知らない )
( ....最初から ずっと )
______
『 こらっ…ルージュ、ルージュ! 』
( 火が付いたように愛おしい感情をぶつけてくる…
…その様子は、とても…嬉しい が、まだ言うこと… )
( 引き剥がす …事はせず、頭をぐいっと離して )
『 けど、…魂の状態とかはともかく…
"通常の生殖が出来ない"こと、"体の状態"…
…代わりに、これが問題に残ってる 』
『 …勿論、これらはきみの仕事になる…
もっと、きみに依存することになってしまうね… 』
( …呆れたような溜め息
___優しく 撫でる頭… )
__________
『……[ぴくっ]』
( …頭のアホ毛が少し動く… )
『 ……んじゃ、月跳ぉ?そろそろ帰ろっか?
…部屋でイチャイチャしたいしぃ、…お次が
そろそろ来ちゃうみたいだし! 』
( …ひょい、と勝手に姫抱きで持ち上げ )
______________
「 ..あ、あぁ!済まない! ...年甲斐も無く興奮してしまったね、つい ....本当 嬉しくて 」
( ..クールダウンは急速に .....一深呼吸置いて 冷静に 矢機の言葉を聞く
....じっと目を合わせて 真剣に )
「 ...無論 その辺の事は私に任せると良い お安い御用とまではいかないが .....私ならばそういった事が出来るだろうから、ね
.....生殖行為も私となら出来るだろう? ..健康診断は私がしよう 隅々まで 見るからね .....安心してくれ 」
( 頭を撫でられて嬉々とした声を小さく漏らしながら ...微笑みを浮かべる ...妖艶な雰囲気 )
_________________
『 ....了解 ...但し ..格好 面映ゆい ..... 』
( 黒機にしがみつき ..強く 手を握る ....本来ならば私が移動する役割を果たす筈だけど 今だけは頼ってみたい )
『 ....有難う かろん 』
______
( 幽霊の一挙、一動には真顔の微苦笑__ )
『 …………こうして見ると つくづく、きみって生き物は
他人(ひと)に頼らない性分なのが分かるな… 』
『 …私の管理無しで生きて貰う分には
大分不安が残る位には…ね… 』 [ピンッ]
( ___露出したままの胸をつついて )
___________
『 嫁ちゃんってもっと甘えるモンだよ?
…ま、月跳らしーけどっ!__とうっ! 』
( 笑顔で空へと飛び出す。___
ゆっくり と__ 小さな影は空の隅へと… )
__________
……………
_____(__生真面目に道を行く者)
___[ス スス,ス]
「 ……(…森林環境、生物に変化なし) 」
( ……メモ帳、片手に森の小道を__ 1人で歩くもの )
「 ………ふぅ… 」
( …随分、歩いた… そう、考えながら空を仰ぐ )
________
「 ...?結構頼れるだけ頼っているつもりだけれど、君はそう思ったのか.......
....まぁ、私にしか出来ない事 と言うのは多いからね ...... ..確かにその、多かったかもしれない 」
( ...軽く頬を掻いて 悩む姿 )
「 ______分かった、これからは気を付けよう ...サプリメントも飲む ...後しっかりとカロリーも ..カップ麺とか冷凍食品で良いか ...で飲み物は豆乳や野菜ジュースなど ...を ..これでどうかな、ドリ ...ふぁあっ .......ん、っ ....ませているね、君は 」
( ...ジト目 思わず腕で隠す )
_________________
『 ...私 ......かろん 手間 ...掛けさせたく ..無い 』
( ....小声で付け足し ....空へと消える 白と黒 )
________________________
__________
[軽いため息]
『 …やっぱりきみは私が管理するべきだよ
それも、あれも… ただ、これ は当たり前…か 』
([ぐいっ] と乗っかるようにして
恥じげに悶えるルージュの口に、指を入れて)
『 そろそろ …これについての好き嫌いも
聞くのが面倒になってきたね … こうやって 』
( 舌に触れ …くるくると弄び… )
『 …黙らせるのも良いかな
____ルージュ、きみは乱暴なのも好きなんだし 』
( …見透かすような __深い青の瞳がじろりと眺め
____辺りを漂う風 再びやさしく彩る )
________
「 ……『問題、無し。』… 」
(___黙々と )
( …汗を流すことも、段々と無くなる
__終わるにつれ 情念は哀愁を帯び始める )
「 …………… 」
( 今 この森より遥か彼方に…
沈む夕日を眺め __白黒はメモを閉じる
…1人、ため息を吐きながら )
「 ………かつてを思い出します 」
( …1人、孤独の中に森へと沈んだ過去の日々__)
___燃えあがるような哀愁 …思い焦がれる夕日の空__
___________
「 ..待った それの何が悪いんだ .....管理される程悪い事はしていな______んっ ..どひ、ふ ..ほ 」
( 指を入れられ甘噛み ...訂正 赤ん坊がする様に軽く吸いながらじっと見詰める 呂律は当然回らない )
「 ...っ .....そのいいはた、は ...まぞ ...みたいじゃないはぁ .... 」
( ..しっかりと肉厚な舌 体温も感じる ....舌先が感じる場所と言う訳では無いが ....少し感じるし嗚咽も漏れる )
( ...深い青の瞳に全て吸い込まれてしまいそうな ...魅了をされる )
_______________
[ ワシャワシャワシャ..... ]( ..空中を這う手 目が着いて 何か小さな箱を持った手 )
____それを掴む“ゴム手袋”
「 ...御届け物、でス ...過去を満喫してる所失礼しまス、ね? 」
_________
[ピクッ]
(__少し 眉が動き… 中指も加えて口に入れ
…ルージュの舌をつまんで黙らせる)
『 ……もういい、きみと色々結ぶ前から…
栄養管理、部屋の掃除… やるべきことは私がやる。
…その前に… 私に あまり逆らえないようにしないと 』
( …そっと ルージュの手を離して…
露な胸を口に含み、顔を眺めながら舌でねぶる )
[にゅる にゅる___にゅる]
________
「 ………… 」
( …声に、一時の過去への奔流は途切れ
___しかしそれを惜しむ以上に …愛しき声に振り向く )
「 ……貴方、含めて… でしたら万歳ですけれど
……そんな浮わついた考えは捨てましょう。…
お疲れさまですね、…ミェン 」
_________________
思えば、幽霊が主導権を握っていたのは...最初だけかもしれない。
( ...舌を掴まれ 喋る事すらままならない ...唾液が溢れて垂れてしまう )
「 ...ひゃ、ぅ ..わは、った ...はか、はなひ ....どひっ ...ふほぉ ....ふとっ ...ぉっ ...ひゃんぅっ ..... 」
( ....助手としてでは無い立場で たくさん手伝って貰う事になりそうで ...嬉しい所もあるし ...何処か興奮する所もある )
[ ぴくっ ...びぐんっ ....がたっ ]
( 身体が何度も跳ねる ....胸を隠そうと動きたいが ....抵抗は出来ない ..... ......でかい )
_______________
「 ....生憎、この時期に私は居ませンでした ...といッても、約2年の月日が経とうとしてい...まスけど、確か 」
( .....ぺこりと一礼 ....過去に浸る白黒を見ているのも楽しいから良かったのだけど 黙っているのは性に合わない )
「 お疲れ様でス....で、これ分かりまス? 」
( ...ゴム手袋で握られた中でもがく 空中に浮かぶ分離された手 .... .....白黒にとっては見覚えどころか、一種の面倒な要因を持ってきた原因 ..かも )
______
( …そろそろ 呂律も回らない所まで追い込んだら…
しつこく攻めてた唇をあっさりと離して … つまんだ
舌も離してあげて …けれど、上下を表すように__ )
[とすん] 『 ……分かったかな?ルージュ… 』
( …お腹に横から座り、じぃっと乱れる顔を見詰めて )
『 私の主な決定に__ きみの意思は無意味だ
…ほとんどはね 』
____________
「 …良いのですよ、何も言わなくて 」
( 刃の折り重なる… 鋸状に湾曲した包丁を手に
もがく、手 … そして結果的には清掃員へと …)
_________
「 はっ ..はぁ〜 ...っ………ぅぐっ ...だ、だけど ...いや、やめておこう
...分かったよ、ドリフト ...ただし君に無茶はさせない、絶対にだ ......
...絶対に死なせない ...良い、か? 」
( 荒かった呼吸を整えながら、唇を舐める ....少し透け ...油断していたら すとんと重力に従って落ちて尻餅をつく ..そう言う 期待を少しだけしつつ ...力強い眼差し )
「 もう君を ..君みたいな子を失いたくない ...んんっ ...よし 」
( ...両手で顔を隠せば ..いつものクールな感じに戻る....
...一瞬だけ見せた悲しい顔は無かった事の様に扱い )
「 .....しかし本当、君は誰に似たのか..... 」
________________
「 ....あ〜ッ ...成る程 ..中々残酷な感じ、でスね 」
( ..何かを察せば ...白黒に向かい手を放り投げ ....荷物や ..謎の白い箱のみはちゃんと持っていて )
( ......手はもがく もがき続ける しかし抵抗は虚しく ....包丁へと飛ばされて____ )
______
( ひょいっ と矢機は幽霊の前に飛び上がり
余裕を表す腕組みと、上から下への見下ろしを見せる )
『 …ある程度はドリフトも頑張るよ
きみの世話もやらなくちゃいけないし 』
(『これとか』、少し高度を下げさらけ出されたままの
豊満な幽霊の胸… 脱がした服を丁寧に着せてゆき… )
『 答えは簡単。"ドリフト"に似ている
… あとは、きみを愛しているから…
きみの憧れにとっても似てるんじゃないかな?』
_____
[シィン]___
(触手で手を雁字搦めに… 包丁も突き付け
肌身に迫る恐怖を以て動きを圧する)
「 …それで お届けものとはどのような? 」
____
「 ...まぁ、其れは助かるんだが ....君、そう言った事に知識は?.....と、機械に対してこれは愚問だったかな ....と言っても ...
...基本は私がやるから ...君は自由にしてくれていて良い 」
( ...クールさ、取り戻せば気遣う心 ....逆に言えば世話等いらない ..と言うふうにも取れるが ...見下ろしにも ...耐えて )
________ひゃうっ ...き、君はなぁ ...!そう言う所だ...っ ...!
( .....柔らかい感触 ...直後に赤面
服を着せられた後に 両手を交差させて胸を守る ... )
「 ...まぁ ..それを否定する気は、無いが ...何せ ..君、だからな
...かなり砕けて ...治せたと思うよ、君の心は ..恐らく 」
_______________
[ .....ワシャワシャワシャ ]
( ....開いて閉じて暴れる手 ...醜く ...それでいて魔人らしい ....何だか言葉が聞こえそう
...それを見て ..どう、リアクションすれば良いのか分からない清掃員 )
「 ...ニャル先輩が、お疲れ様かと思いましてでスね .... フルーツゼリー を 」
( ..白い箱 良く見れば隙間から白い煙 ...ドライアイスらしい煙 )
____
[ひょい]
『 きみが生活力C- だからわたしがやると言った。
… 無変に拘る気質は分かるけど、これだけは譲らない 』
( __軽々と持ち上げ… 抱えるとかではなく 持ち上げ。)
『 ……うん きみと同じように、欲に対しては
結構、忠実になれたと思うよ …あ、あとね?』
( …じろー、…顔を無表情のまま眺め )
『 ドリフトはあまりないけど
ルージュはおっきい、だから触ったよ
…きみは反撃する義理はあるけど義務はないし 』
_______
( 触手を用いて指を捩り上げる )
「 …義兄様は感じること、理解することが不可能な
悪戯心をお持ちです …貴女も仕掛けられたらすぐに
私に報告しなさい 」
_______
「 …身に余る光栄にすら思えます
ありがとうございますね… ふむ 」
( 箱の蓋を 少し開けてみる )
___________
[ ...むぅ ]
「 ...そこまで酷くは無い筈なんだがなぁ ...て言うか君中々怪力だね? ....私が軽過ぎるのか ...? 」
( .....綿 紙 ....それらと比較してもおかしくない軽さ 霊体状態でも ...肉体となっても 何故かそこは変わらない )
「 .....人の魅力は胸で極まらない ...と言うか大き過ぎるのも考え物だよ? ...分かるかいドリフト ... .....ただの肉だよ?
......可愛いな君はもう .....」
( ...これ以上セクハラされたくは無いが ...それとこれとは別 無表情の可愛さに頭を撫で ....少しだらしない顔 ...
.......反撃は正直しようとも思わない ...魔人達とは違うのだ )
「 ..........私は ...うん、患者や子供に対しては甘いからね ...多分 」
____________
[ ギギャァアアッ!!? ]
( ...悲鳴に近い音が手の甲から聞こえる ... .. )
「 ....畏まりました、ニャル先輩の主人は ..... だらしなく ...どうしようも無い人でスね? ...その時はニャル先輩に相談しまスので 御安心下さいッ!
...どうしてもしつこい場合は ...何か仕置きをスれば良いのでは無いでしょうか? 」
__________
( 少し開けた所で覗くのは ...プッルプルのオレンジ色のゼリー 中に桃やメロンが 一口サイズに切られており ....ゼリー上に白いヨーグルトと黒いチョコレート )
「 ....お口に合えば良いでスが 」
________
___流される前に耳元の一声
『 ルージュ。… 』
( …身長差のある美人を抱えること
それはきっと、相手にとって屈辱的で…
僅かな嗜虐の欲を満たせる貴重な行為 )
『 正確に言えば脂肪分が多く含まれる部位、
母乳を与えるための重要な部位でもあるし
ちゃんと神経も繋がってて、興奮を確かめるなら
胸を見るのが分かりやすい …大事な部分だよ?』
『 ただ…わたしは世話をするから小さくても構わない
でも ルージュ… きみは、大きい方がいいよ
…色々と 意味を含めてね 』
( 姿勢崩さず、…そのまま 森の出口へと向かう… )
『 … 夕飯は辛味豚しゃぶにするよ 異論は? 』
_____________
「Thank,you for souvenirs」
( …丁寧に手を撫で、… オレンジのゼリーを
手に取り、… 何か 食欲を抑えるような様子で眺め )
「 …あぁ、私を喚ぶだけで結構です
……それと …少し、訂正が要りますよ?ミェン… 」
_____少しだけ鋭い眼
「 …義兄様… 主人、"僣魔王 ザレッド・イニール"…
彼は、…普段こそ悪戯心に身を染め、私めを苛立たせる
仕方のない方ではあります 」
_____ですが …心底、お優しい方でもあります
「 無理に、無理を重ねて私を森から連れ出し
…明るみへと導いて下さり …今も、尚… 」
"__1人の悲しみを許せないお方として…"
「 …私に… 義妹に。…ニャルちゃんに
………優しく、砕けて接して下さっているのですよ__ 」
「ただ。」
……少しの仕置きは、必要になりますけれどね
( 指でつまみ、…魔人の手を吊り下げる )
「 ....ひゃい 」
( 不意打ちの耳元に ...湯気が出そうな程顔は赤く染まる ...深く意識をさせられる ...子供みたいに身長の低い ....矢機に 乙女の様に抱えられたと言う ....事実 )
( ....脳内に余り内容が入らず ...ただ賛同ばかり )
「 ....わ、分かった ...分かったよ ....胸が大きいのは君にとってとても嬉しい事なんだね....ははは .... 」
「 ...あぁ、何でも良いとも .... .....一応辛い物もいけるからね... 」
( ...少しだけ ...ほんの少しだけ ...昔を思い出して ...微笑みが浮かぶ ...矢機に身体を傾けながら ...くすりと笑い )
_________いつかは、君と ....
____________________
「 ...な、何かお気に召さない所が有りまスか? 」
( 掬ったは良いものの食べようとしない白黒に少し不安を抱き ...恐る恐る見上げて ...視線を送る )
「 ...な、成る程? ...敬う心はとても ...素晴らしいと、思いまス ...ニャル先輩の心を ...癒ス ...方 ..なンでスね? 」
( 手は褒められて満更でも無さそうに ...掌が開く ...清掃員は少しだけ困惑しながらも納得をする ...
...白黒の気持ちを ...思い ...深追いはしない事に決めた )
それはそれとして_____
[ ギュギャァァァァッ!!? ] ( ...魔人の悲鳴に似た声が掌から響く ....地味に痛そう )
「 ...慣れてまスね ニャル先輩 」
『 …………… 』
______…未来での ゴー・サインを思い浮かべて
___[医霊・矢機] 森__退出
___________
「 あぁ… 柑橘の甘く 和やかなかおり…
ミェン、貴女は素晴らしい物をくれましたね 」
( スプーンで小さな一部を口に運ぶ )
「 ………🖤 」
( 頬が落ちそうになる程に好みの味__
とても ほがらかに笑顔を溢す、幼げな表情 )
____手は忘れ去られて離される
_________________
「 ....! ...ふふふッ、お口に合ッたのならば幸いでス 」
( ...恐らく本人はまだ気付いていないだろう ..表情に笑みが溢れる ... ...初めて見た幼さが残る 可憐な表情 )
「( ...成る程、若しかスると ...好みと言う事、でスね.... ) 」
( ...少し考えて ...結果 其れが白黒にとっての幸福になると言うのなら .....また後でプレゼントをするのも悪く無いと ....考えた )
( ...手はゆっくりと離れる ...二人の邪魔はしない )
________暫く 何でもない仲睦ましさが続きそうだ…
______離れの一角 … 谷を往く幼い赤竜
『 ------- 』
__谷の暗闇 … 底の見えぬ闇は 人にも知れずに奥へ誘う
弾き出されしものどもが … 辿る先に行き着くは闇の奥
__底なきゆえに受け入れる 底なきゆえに楽園となる
… 暖かき闇にすら呑まれぬ …竜のみが平然とその地を歩む
『 ------- 』 _____ここどこ?
[__赤い迷子]
谷 迷子 ...一人
( ......何か ...小さなデジャブを感じる ... )
_______あァ? ...何してんだ、餓鬼。
( ...低い低い 声 ...180を越える巨漢..
...また呆れたように溜め息を吐く ...何も武器の装備はしていない ... ...ステゴロ )
( ...強いて言うならば衣服と同化する様に ...ごつごつとした尻尾が生えている )
「 ...ちげェな、あの餓鬼と似てッけど少しちげェ .... ...マジでなんだァ?てめェ ... 」
( ...後頭部を掻きながら少し困る ..此処に来た理由は一つ ... ...久しぶりに発散する為だったのだが ...
...ギャラリーがいてはやり辛い )
____…………
( 空へと向けた白目 白目 …融合する )
きょだいな魔のパワー
『おや?…テホプのようすが…』
『なんか変だぞ????』
ま まさか…
『 テホプが…伝説の… キング・タイタンに変身しようと
しているのでは!? 』______
「 ........んなもん、させてたまっか ..... 」
( ....ごつん、黒機の頭 少し強めに叩き )
「 ...とはいえ1人じゃ厳しいからな、助っ人を連れて来た ....これなら何とかなる ...と思われ 」
( ...背負う ..風呂敷 ... )
[ ....バチ ... バチ ] ( ...火花が隙間から散る )
『あいてっ …い、いや… でもホントなんだって…!』
あ
3
2
1
G O ❗❗❗❗❗
[ビュォォォォォォ!!!!]
________何処からか…
4つの竜巻、迫るっ!
「 ...ったく ..俺の血は厄介な事しか起こさねぇなぁ..っ!! 」
( ..風呂敷を緩くして ...解放、跳び立たせる )
_______GO、レギオンっ!!
( ...口から火が溢れる ...猫 ...
...怒っているのか目はギラギラと.... )
「 .....さて ....っと ... !!! 」
( ....最初からかなり本気 ... .....魔人、阿修羅の様に腕を生やして .... ....剛速に拳を振るう❗️ )
______[ビュォォォォォォ___ン]
( 4つの竜巻は1つの大きな竜巻に合わさり…
な、なんとその中心で青く巨大な光が現れ…!? )
BGM :破壊のサイクロンタイタン
[ビュォォォォォォ!!!!]
( …___青い 巨大ヒーローのような姿のタイタン…! )
〖 ドッドド ドドード ドドード ドドー! 〗
〖 サイクロ〜〜ン タイタ〜〜ン! 〗
( ___直撃する攻撃に全く動じない! )
〖 風よ!吹け! 嵐よ!起これ! 波よ!逆巻け! 〗
〖 破壊こそ想像の始まりなり! 〗
〖 魔王 アーサーの森を吹き飛ばさん! 〗
( 巨大なタイタンの赤く、丸い双眼が二人を見据える! )
〖 ドッドド ドドード ドドード ドドー! 〗
「 .............うっっっっっわ 」
( ....魔人の脳裏にトラウマが蘇る )
( ...高額物件が吹き飛ばされたり ..農林が吹っ飛ばされたり ...全て吹っ飛ばされた事を )
「 ...タイタンとか知るか、お前はテホプに変わらない ....さっさと帰るぞ 」
( ...瞳に黄金の炎が灯り 爪は装備せず .....ただ、大きな青い巨人に向かい合う ...赤猫と ...阿修羅の魔人 )
「 ........んな事したらどうなるか ...お前が一番分かってるだろうに ... 」
『マスター!あのタイタンの解析が出来たよっ!』
( サイクロンタイタンは力を溜めている…! )
『 サイクロン・タイタンっ!姉御さんの潜在能力の1つ!
圧倒的な破壊力を持つ破壊の化身っ!その竜巻は何故か
個人が所有してる物件を吹き飛ばすのが得意らしいっ! 』
『 対処法は全タイタン共通!
"チャージされた魔のパワー"が切れるまで
足止めの戦いを行うことっ!…頑張っ 』
〖 ドッドド ドドード ドドード ドドー! 〗
( 大回転する凶悪な竜巻攻撃ー!!! )
[ビュ__ゴオオォォォォォォ!!!!!]
『 わ〜〜っ!!! 』
___黒機は遥か彼方へ吹っ飛ばされた!
( ...黒機に向かい敬礼 )
「 .....持久戦は得意だから平気 ....さて問題は .... 」
( ...しっかりと身構えながら ...竜巻 巻き込まれない様に動く
....視線を移せば...説明が始まる前に駆け出していた ... )
__________血の気の多い 赤猫 ...!!!
「 .....ん、遅い っ ..!! 」
( 竜巻の中へ飛び込み ...流れに逆らわず巻き込まれては ...その勢いを逆に利用!
途中で炎を噴き抜け出して ...! )
「 ...別に鎮める為には ....ちょっと位良い、だろ〜 ...っ! 」
【炎獣・巻回の長蛇】
( ...タイタンに巻き付く様に 赤猫の放った炎が螺旋状に ..!! )
〖 ドドー! 〗
[ゴゥン!]___回転を止め 地面に両腕を叩き付け!
( 地面から巻き上がる別の風が炎を吹き飛ばす! )
〖 ドッドド ドドード ドドード ドドー! 〗
〖 サイクロ〜〜ン 〗___ヒィィン!!
( な、なんとあの巨体が超高速で空へと舞い上がり! )
〖 タ〜〜〜イタ〜〜〜〜〜ン❗ 〗
( 魚雷のポーズで巨大な竜巻球となって
草原を吹き飛ばさんと地表へと迫ってきたっ! )
_____草原の草花多くが吹き飛ぶ…!
「 ...ったく、マジでこんな事してどうかるか ..俺も責任取らなくちゃいけないってのに ...!!! 」
( ....迫る真下へ潜り込む魔人 .......拳の大群を構え .... ....一斉に解き放つ! )
【 ハンドキャノン 】ッ❗️
( ...空中 タイタンを止まらせる!勢いを押し殺し .... 迎え撃つのは赤猫! )
_________さっさと ..目覚ますんだぞ、テホプ
( ...無理矢理にでも 魔のパワーを消化し切る為 ... )
赤猫は炎を吐き ...身に纏い ...四足歩行へ
....先頭 ...鋭く尖った角を構えて ...鳩尾部に突進!
【 極炎獣・粉砕一角 】 ( ...鉄をも貫き溶かす ...燃え盛る強烈な一撃❗️)
[ゴギャンッ!]_______ズドドォォン!
__素晴らしい一撃!地表到達前に竜巻は消え去り…
無傷のタイタンが地面に叩き落とされた!
( …特徴的な黄色い雷の角が赤色に変わる…!
魔のパワーが切れかける、とならびにタイタンが 切れる!)
〖 ヌヌー! ならば一撃!そうだ 一撃で破壊せん! 〗
〖超絶台風1号君! ドドー!〗
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
( 赤猫 …魔人へ向け、残る全ての魔のパワーを
一撃に纏めたサイクロンタイタン最悪の一撃…! )
〖 魔の森の不朽城!〗
〖スナックランドのチョコレイト・ジャングル!〗
〖スナックランドのシュガー・デザート!〗
〖レッドエリアの赤い城!〗
〖 ドッドド ドドード ドドード ドドー! 〗
[ズドォォォォォォォ!ドドドォ〜ド!ドドォー!]
( 最悪の吹き荒れる一撃が解き放たれた❗❗ )
「 ........流石に頑丈だよなぁ ....さて、レギオン 」
「 .....久しぶりに、するか ....本気の熱はテホプしか耐えられないだろうから ...抑え目 ... 」
( 竜巻の前 ...立つ二人 ....慌てる様子は無く
....それ所か笑う ....少し楽しくなって来たのだ )
「 ...やるか、“合体技”! 」「 ....ん ..いく、ぞ! 」
[ フ"ウ"ゥ"ゥゥゥゥゥッ!!! ]
( 灼熱の息が魔人に放たれ ....其れをしっかり ...全て!掌の中に閉じ込める魔人 ...いつの間にか阿修羅から ..元の姿に )
拳の中、炎は溜まって溜まって ....黄金の炎が拳の中に溜まる
....赤猫は魔人の背中に飛び乗り くっつく
_____________GOッ❗️❗️
( 魔人の合図 _____ )
[ ボゥゥゥ ...ゴォオオッ❗️❗️❗️ ]
( ジェット機のエンジンの様に ...炎を出し続ける赤猫❗️ )
必殺 __________金火龍の破爪❗️
( その姿____黄金の龍 ...拳をしっかりと握っていても ...
....空を貫き雲を掴む 爪を錯覚させる ...一撃 )
[ボゥッ!]〖 ヌオォ! 〗
( 元々最悪の一撃を放つには不足した魔のパワー!
…形態維持可能ギリギリのラインで放った一撃など
黄金の龍を相手に呆気なく吹き飛ばされ…! )
[ ド ] [ パアアアァァァ____ン❗ ]
〖 ヌォォォォ!!!! サ〜イクロ〜〜……… ん…ガクッ! 〗
_________妙にコミカルな動きでタイタンが粉砕され…
元に戻った大女に金龍が直撃する
[____(とばっちりに近い重打撃音!!!!!!!)]
〖 ギャァァァァぁァぁぁ!!!!? 〗
________錐揉み回転しながら川底に派手に落ちた
「 ....はぁあ、疲れた ...きっつ .. ...あ、ちょっと待てお前 ...! 」
( ... 少し息を整える魔人に対して ...背中に乗っていた赤猫は炎を止め ... )
______ドボォンッ!!
水飛沫が飛び散る程勢い良く川へ飛び込む ..!
________尚!猫は泳げない!!
[ どばっしゃぁ! ]
( 直後猫を頭に乗せて打ち上がる勢いで浮上! )
「 だァぁーーっ!! んだ畜生ッ
ったくっ! さみぃッ!… ___…ァ〜… 」
____ほぼ裸、…所々に煤だらけ
火傷 怪我 ___内部損傷 "無"。
「 ……そのサマ、…なんか世話でも掛けたらしィね…
あー、…なんだ …うん、…すまねェ … …レギ 」
( …頭に乗っけた猫を見て )
「 ....ぅ、ん、ん〜〜〜〜っ...! 」
( ...乗っかったまま 頬を頭に擦り付け ...軽く熱を放ち ...乾かす
...気にしていないと言わんばかりに嬉々として .. )
「 ....はい 」 [ パサッ ] ( ...被せられる 魔人のパーカー .... )
「 ...少しは隠して下さい ...目に、悪くは無いですけど ...俺にとっては不味いので
....後まぁ ....すみません 」
( ...小さな謝罪 ...怪我が無いことを喜びながら ...魔人 サラシとシャツ .. )
「 …ネコぉ… ぉッ…、ん わりィ__
…あー、…なんか寝てる間の記憶…
つったら当たり前だけどよ?…なぁんか…無いねェ 」
( 取りあえず股は隠せてるので
パーカーで前を隠し、猫を抱っこ )
「 …また何か寝惚けてたんかね…
ァ〜… …ぉ … ぉ、 …お… お? 」
____じわじわ 体の中で何かが目覚める感覚…
「 ………… ぇ〜と、何々?…ドドド… 」
____前方に中サイズの竜巻発生…
「 …お お … おぉお〜〜ッッ!? 」
〖__タイタン化により潜在能力の一部が目覚めた!〗
〖"破壊の竜巻魔法!"〗
「 なんだッ!?なんだコレっ… ま、魔法かよっ!
お… オレついに魔法使えるようになったのかよっ! 」
「 やったぞぉっ …やったぞっ レギぃ〜〜〜っっ!
多分おめェらのお陰だよぉ〜〜っ! 」
( _タイタンとは無関係に 自分で行使できる自分の魔法。
レギ猫に熱い頬擦りをしまくり 珍しい本気の笑顔! )
「 ....ふぅむ、潜在的な ...何にせよ ...結果、総合的にプラスになったのなら俺から言う事はもう何も無いです ...けれど 」
( ...取り敢えず余りみない様 ...視線を逸らして ...大の字に倒れる ...疲労困憊 ...何より焼ける様な痛みがまだじわじわと残っている )
「 ん、ぉ、お〜〜っ!んにゃは ..良かったな〜〜テホプ〜〜っ!! 」
( ...赤猫も ...とっても喜ぶ ...頬張り返す
...風を見て 少し思い出が ....大きく蘇りながら )
____やんや やんやと喜び絡み合う二匹…
[ふぁすっ] ご苦労様。
( …怪我した所と、焼けた所を包む
柔らかな黒い布の__ 伴侶の慈しみ )
「 …あいっ変わらず多難の血ね? 」
( ひょこ、と魔人の隣に座る小さな漆黒 )
「 ...ん、ありがと 」
( ...ゆっくりと身体を起こす ..疲労している ..の一言では済まない ...身体のバキボキ、骨が鳴る音 )
「 ....ナイア、知ってる? 」
[どすっ](さっと布を敷いて魔人を寝かせる)
「 …疲労、怪我中。暫く安静ね?
ふー …… んん 」
( 触手を魔人の体内へ… 溜まる疲労
骨や臓器へのダメージを少しずつ補修して )
「 ん。…wの生える大草原の被害から
決算の収益が2億6000万円減った事? 」
「 ...そんな事をする体力残ってない ... ...ま、頼むよ 」
( ...回復は遅い )
「 いやそれは知らん ..てかやっぱそう言う感じになったか、おっそろし ......!
....ん、そうじゃなくてさ 」
「 ...再生力とか落ちて来てるの 」
治ったらニャルオススメのジム行きましょっか![にこっ]
( "特別フルコースチケット二枚" )
「 .......... ん、と 」
648:ナイ=ア◆.s hoge:2021/08/21(土) 03:33 「 ……… 」
(…少し、哀愁の微笑)
「 .........そう言う問題じゃなくて、えと 」
( ....少し、言いにくそうに )
「 …葬儀屋は何処にお願いしようかしら…
あ、養育施設の検討もしておかないと 」
( PADを手に取り )
「 ……他にもやること色々ありますわね
えぇと、いざという時のニャルの… 」
(………涙のみが流れて)
「 ………………他にも… 」
( …陰が差し続ける表情 )
「…………」
653:ナイ=ア◆.s hoge:2021/08/21(土) 03:35「 ………何をすれば、良いのかしら? 」
654:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/08/21(土) 03:37「 ................. 」
655:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/08/21(土) 03:38 「 ...あの、な? ...俺は ...まぁ、魔人って言う種族なんだよ ...
....一応 ...年もとるもんなの 」
「 ………………………
……………死ぬ方法も… 探しておきますわ 」
「 …それ以上は言わないで下さらないかしら?
…………………わたしが壊れてしまいます 」
「 ............... .....うん 」
659:ナイ=ア◆.s hoge:2021/08/21(土) 03:41 「 暗闇ばかりがまた、戻るのは… ごめんですわ 」
「 …貴方が消えるというのなら
私も消えて無くなりますわ、… 」
「あぁ嫌になりますわ嫌になりますわ嫌になりますわ嫌になりますわ」
661:ナイ=ア◆.s hoge:2021/08/21(土) 03:42 「…本当に」
____嫌ですわ …嫌に嫌に嫌に嫌に嫌に嫌に決まってますわ
…嫌になりますわ嫌になりますわ嫌になりますわ嫌になりますわ嫌になりますわ
「 ......まだ大丈夫だから、心配させて御免 」
663:ナイ=ア◆.s hoge:2021/08/21(土) 03:44 ……
「 ……あぁ、駄目ですわね
……吐くだけでもこの始末
悪いけどもう眠らせて下さらないかしら? 」
「 …これが闇なら滅びてしまえですわ
最悪極まりない病みなど滅びたほうが良いのですわ 」
「 .....ごめん 」
665:ナイ=ア◆.s hoge:2021/08/21(土) 03:46 「……眠らせて下さいな
今は何もかも忘れなくては
病みへの恨み辛みを吐くだけの
人生を送る羽目になりますもの」
だから嫌なんですのよ
嫌になりますわ嫌になりますわ嫌になりますわ
「 ....うん、寝て、良いよ ....ほんと、ごめんね 」
667:ナイ=ア◆.s hoge:2021/08/21(土) 18:37
「 ……… 」
( 一部のw形の草花が吹き飛んだ
大草原。…補修、必要になった箇所へ
回り、植えたり水を撒いたり… )
「 ……はぁ… 」
___憂う表情、…昨日の失態。醜態。
「 ……よくよく考えたら、当たり前の事なんだよね
…それを私、…あんな… … 」
_____
「 … [ぱんぱん]…っ はぁ!
憂いても仕方ないんだしッ…んー
…後でチョコでも買って謝ろっか… 」
(__草を生やす作業は続く)
「 ...............あ、あっあ〜〜〜〜 ....んんっ.... 」
( ...分かりやすい咳払い ...黒の後ろからゆっくりと近付く ...先日までの疲労 一切見えず .... ...元気に左右に手を振る )
「 .... ....ふぅ 」
________こう言うの、1人じゃ大変だろ?
空中に浮かぶ無数の手達 ...ジョウロや種をそれぞれ持ち ...
「 .... ...あ〜〜〜 ..んと .... ...夫婦 ..での共同作業、しよっか? 」
( ...照れ臭そうに頬を掻きながら ...隣 )
「 …後で飲みにでも付き合いなさい
最近、蒼タコから教えて貰った所があるの 」
( …懐から板チョコを出して 魔人の前に )
____頑張りましょ? だんな様!
「 ....お酒は余り飲んだ事無いって言うかそんなにだけれど、其れでも良ければ ... かな 」
[ ...パキッ ]( ...板チョコ、齧り付けば心地良い音 ... ... ...顔も緩やかに、笑み浮かべ )
「 ....俺がいるからには千人 ...いや、万人力! ...すぐ終わらせるから ... 」
_____にこりと笑い よりを戻す二人の少し遠く…
『: ………… 』
( ……無表情で草原に座り込む
竜の頭にチョウが止まる。… )
「 .....あ、そうそう ...そう言えば此処だけの面白い話聞く? 」
( ....しっかりと仕事はこなしながら ...楽しそうに 和やかに ... )
( ....チョウ以外にも ....其処に居たであろう虫や花が咲き乱れ ... ...現れ続ける
....一本の大木の後ろ ...大きな人影 )
『: ………… 』
( …幼きにも、超然とも見える
そんな表情の竜は 振り向いて
__大きなおじさんを眺める )
『: ……だれ? 』
( ....大木を通して 地面へと伝わる ...エネルギー ... )
「 ......あァ? ....誰でも良いんじゃねェか? 」
( ...相変わらず目付きは悪く 問答も適当 ... ......竜は竜でも ...
....大昔の竜の尾 ...鱗がビッシリと付着し ...固い尾を揺らしながら ... .. )
「 .....理由ッつぅのは考えンのも面倒くせェ 」
[トトトト]
『: ……… 』
( …おじさんの後ろに回り込む、竜子
大きな竜の尻尾に興味があるのか、じっと見て… )
[ガブッ!]
___思いっきり噛みついた
「 ......おォ? ...おォ 」
( ....一瞬 額に青筋を浮かばせて ...怒ろうとしたも ...似てる様で少し違う ...しかしドラゴンの尻尾 ...生えている事に気付けば ...
.....噛み付かせたまま左右に激しく ...尾を揺らす )
「 .......ま、手助けはこんなもンで良いかァ ....後は自然に ...なァ 」
『: う"〜--- 』
( 小さいながらも顎の力は強く、しっかりと
刺の牙が挟み込んだ尻尾を離してくれない… )
____
[がしっ] ___寧ろ両手で掴んでそのまま引き摺られる
『: あひゅひほ---あひゅひほほひぃ… 』
(何処か、訴えるような唸り声)
: …………----
[ピィピィピ] [チーチーチー]
( __秋の季節が近付き 冬に備えて活気付く森の生物 )
( 例えば鳥達。)
[ピーチーチーチー][チッチクチッ]
( "シャーヌーンミフチドリ"は、この森にのみ見られる
貴重な固有種の一匹だ )
[体長 67cm]
[体重 2.7kg]
____木を渡っていたトカゲを捕らえ、補食する…
[雑食だが肉食性が強く 積極的に狩りを行う]
(繁殖シーズンを迎えた荒くれ鳥達は、いつもより狂暴になる)
___二羽のミフチドリが争い、その近くで雌が静観する
( 冬に備えて、早く雛を育てなければならない。
___ここに 運が良く理想的な巣を構えたペアが居た )
____大木の木のうろの中、木くずが敷き詰められた巣
___一羽のミフチドリが中の番に剥いた木の実を与える
___受け取る番は 足元の雛へ木の実を分け与える
[生後 5日で羽根が生え揃う]
[春に巣立ちする]
( ___元気の良い雛たち )
( だが )
( 運悪く 赤いトカゲに眼をつけられた )
______興味深げに巣を見上げる… 竜子。
[体重 __中型犬並み] [体長 __幼生]
( 巣穴から威嚇するミフチドリ )
____意にも介さず見続ける竜子
( 冬は近付いている。)
( 今から雛を育て直しても
凍え死んでしまう。)
[羽根が生え揃った後も体温の調節に4週間が必要]
( ___死守を決意する )
[羽根を広げ、大きく見せる]
( … もし、ミフチドリが雛を失いたくなければ )
( 絶対に巣穴を覗かせてはいけない )
________
: ……………-----
( … 当の本人は、興味を引いた鳥を眺めて
ただ その場に座っているだけだった )
( 威嚇にも不思議な顔をし続けるだけだろう )
(……腹が減るまでは)
「 ....おい、其処までにしとこうなァ? 」
( ....竜子の裾を掴んで ....鳥、雛達から距離を取る ...嫌な予感がしたから着いて来たのだが ...正解らしい )
「 ...取り敢えずよォ、これ食ッとくかァ? 」
( ....眼前に差し出す ...ラムチョップ ..... ....生焼けだが塩胡椒等は振られており ... 程々に食欲を誘う )
「 .....まァまァ、てめェの気持ちも良く分かる .... ....だがなァ、こう言うのはァ ....
...餓鬼も成長させてから食えば良いんだよ ...そうしたら更に食える量も増える、だろ? 」
__________決して善意で助けた訳では無い
「: ………おじさん だれ 」
( ラム・チョップの肉汁がある程度は
飢えを満たし、…不思議そうな、空虚そうな
変な視線が見上げ 軽く翼が動く )
「 ....はァ ...ロンとでも呼べば良いンじゃねェのか? ...ま、仲良くしよォぜ?似た者 ...同士 」
( ...目の前で左右に羊肉を揺らしながらくつくつと笑う .... ...翼に対してはやけに視線を向ける )
「 ...ンで、まァその鳥達 ..逃がして良いんじゃねェのか? ...と思ッてな ...ま、そこはてめェの判断によるが 」
「: 分かった… ロ、…
…………………………………… 」
__じぃ…
( そんな視線にも、促す言葉にも反応することなく
滴る肉の塊に目を向け 口が届きそうな距離で… )
[ カコンッ ] …
( 口を閉じ 空振り。___ワニが口を閉じたような音 )
「: ………[ぐぅー]」
____食い入る視線
「 ....まァ餓鬼の事だ ...名前ェ 覚えられるなんて気にしてねェ .....実際もう一人の餓鬼はずっとおじさん呼びだッたしなァ 」
( 食べやすい様に左右から前後に ...軽く肉汁が顔面に向かい飛ぶ ...かなりの脂が乗っているのか 少し輝いて ...骨も食べ甲斐がある太さ )
「 あァ 大丈夫 ... ...お代わりはたンまりあッからなァ 好きなだけ食え 」
( ...手は食われないように 食べやすい所まで持って来た時点で ____手を離す )
______成長度: 極、低
「: [ガリ、ゴリ ゴリ]....」
( … 幼きだけの無気、精も身も柔いまま )
_____何を考えるでもなく 森を眺め続ける
[つん]____
(… おじさんの背後 僅かな感覚)
『 ぁー 、はろー。…ちょっといぃかな?
えーと …育て親、サン?ウチ、カロンね 』
「 .....あァ? ...おォ、悪りィが育て親じゃァねェぞ?ただの ...ァ〜 ...同族交流的なアレだよ
...ンで、何の用だ?つまんねェ事じゃあねェよな? 」
( ギロリ ...警戒心の高い鋭い ...肉食の 恐竜の ..眼差しが黒機へと向けられる ... ...竜子に向かって 肉汁の染み込んだ固い 獣骨を出してあげながら )
「 ..あァ 餌付け、やめようと思えばやめれッが? 」
『 あー、単刀直入の方がいいタイプね… 』
( … 長い説明を飲み込み、持参した"本"を
出そうとしつつ… ヴォリン、小さな竜 …)
_____少し 警戒を含んだ眼で眺め
『 … はいコレ。
…あ、そうそう 』
( 渡された…"ドラゴンボール36巻から後を幾つか"
… "魔人ブウ編" … )
『 … 大事にしたげてね? …これだけ。はい、それじゃ 』
「 ....あ? ....ンだこれ 」
( ...初めて漫画というものを手に取る ....小首を傾げながらも取り敢えず頷く )
「 ...ま、暴走しようッてのならこいつのよォ? ...親と一緒に止めてやるよ
教える立場になるからにはなァ ...そんくらい、覚悟はしてんだ 」
( ....深緑色の大きな古代の尻尾を揺らしながら 黒機を鼻で笑う )
「 ...オメェよォ? ...餓鬼ッてのは多目に見ねェと仕方ねェ奴だぞ? こいつらはまだ善悪の区別ッてもんがついてねェんだからなァ 」
( ....長く見て来た中での一つの感想 )
( そう。… 区別など無い …故にかの竜 )
______________
「: [ズズズ…] 」
_____不穏
( …何気無い、そんな行動は "力" を交え
"最悪" へと成長する。__ましてや幼子… )
__今 …山へと向かって吐かんとする "砲炎" が…
_____どういう結果を産むかなど分かる筈もない
___
(それは気まぐれ)
「: ………… 」
( 話を続ける大男。…彼が居なくて… )
『暇だったから』
( …何気無く。__見えた山を… )
『 壊してみようと思った。 』
________山の麓
「 ....此処で合っている、のかぁ... 」
『 …やぁ、ルージュ 』
( …真上から響く声 )
「 .......あぁ ...んと、来てくれて助かるよ ...ルージュ 」
「 ...的には ...まぁ ....うん ...ごめん、結構緊張してる 」
694:ドリフト◆.s hoge:2021/10/10(日) 22:00
『 …所で、きみはまだ私たちの馴れ初めを
覚えているかな? …そう、私を刺し貫き
…その上で私を即席で修復し 連れ出した日のこと… 』
( ゆっくりと、その場に降りて
近くの切り株に腰掛ける )
『 わたしは忘れたことが無かったな
… 冷静、けれど情の流れに落ちる医者…
そんなきみが、…あっという間に屈服したんだからね… 』
「 ...言い方もう少しどうにかならないかい? ...その後、ちゃんと治したじゃないか 」
( ...木にもたれかかり .....少しずつ心を落ち着かせる )
「 ....先の長い者を、見捨てるつもりはないんだ 」
『 わたしは事実を言うのが好きなんだよ
…きみと、同じようにね 』
( 軽く腕を組み 装甲の隙間に入った木の枝を火っ張る )
『 …まるできみが … 生き急いだように言うんだね 』
「 ......はは、君に勝てる気は余りしないね ....やっぱり 」
( ...静かに浮いて漂う ....本当に小さなあくびをしながら )
「 ...そりゃあね ..最初から幽霊として生きて来たわけじゃないさ 」
( …引っ張り抜いた木の枝を眺めて )
『 … きみの"生き様"というか、…きみの 過去
… 場内にあったきみの本や 日記にはある程度
それが書かれていた …けれど 』
『 今のきみに繋がるモノは何一つとして無かった
… … 人格的にも、体的にも … わたしは、あまり
きみを知らないと言えるのかもしれない
… そう、思わないかな 』
「 .....じゃあ、沢山私の事を今日は知ってもらおうか? 」
( ...くすりと笑う ...その方が嬉しい )
『 …興味がない、といえば一部は本当になるよ
… … 知っておきたい、そんな心があって 初めて
わたしは… その、話を聞く、意思を見せるだろうね 』
( ふわり、と 放り捨てた木の枝が葉っぱに絡まる )
『 聞くよ ルージュ。… きみの話を 』