《 真昼の太陽が容赦なく降り注がせる熱射の地であり、
夜の冷気が静かに命を引き取って行く過酷な環境を持つ地帯
この地に迷い込み、死に臨んだ哀れな者たちの多くが
甘い幻想を追うかのように砂を口に含んだ事から、地帯の名が決まったとされる。
広大な死の地帯の何処かには旧き者が治めていた
【黒檀の帝国】なる大国の遺跡があるという伝説が
この地に根付いた少数民族に伝わっているが、真偽は不明 》
( 『腰を上げるものに捧ぐ 3巻』 24ページより引用 )
「 ................ う〜〜ん、何だろうなぁ ....この地底奥深くまでって感じ、中々ロマン溢れる様な .....ちょっと怖い様な 」
( 外が何処まで沈んでいるのか分からないが .....少しずつ酸素が薄くなってきた気がする )
「 ..........[ ぐにぃ ] 」
( ....仮面は 自身の頬を引っ張りながら舌を伸ばして白目 ....つまり変顔 )
( ....砂姫の変化に気付いていない )
______その僅かな時間を割く 軽い落下感……
( 蜘蛛糸玉が緩み 隙間は開く…空気と共に外の景色… )
[ボォォ―ン]
___:黒檀の地下街:___
砂丘の下に息づく淡い黒の街が拡がる…
( サブリナは上層より落下し、脚を広げて間にある
"砂衣"を用い 滑空する… 何処を目指すかはいざ知らず )
「 .....んっ....まぶし .....お? ...おぉっ!?ぉおおおおおおおっっ!!? 」
( 蜘蛛糸が解けて指す光に一瞬目を細めるも ...辺りに広がる光景 地下の繁華街 ......想像以上
何だか ....ちょっと古い雰囲気が逆に親しみやすくて 仮面にとっての ....実家の様な安心感 )
「 ...んねっ、ちょっ、ど、何処行くのぉーーーっ!? 」[ グイィィッ ]
( ....滑空するサブリナ 追う仮面 ....地味に片手はしっかりと砂姫の手を握っていて )
追い縋る仮面に視線はない …が 目指す場所はある
構うこともなく サブリナは奥地… "丸型の建物"へ。
___空間も奇怪であれば住まうものも奇怪
(黒い街を根城に闊歩する 蜥蜴の人間じみた何か
そもそも生き物に見えない黒い何か、形容しがたい何か)
( …馴染みの深い"形"を持つ 蜘蛛は親しみ易い )
___主の目覚めぬまま
[ボォォーン]
__:黒卵の小宮殿:__
( 着する …球形に近い建物の門 )
「 ....なんか、本当安心するなぁ 」
( 街に住む ..?人間に似た、しかし全く別の者達を見てはより ...自分は此処が故郷だったんじゃないかと記憶が捏造されてしまいそうな程 居心地が良い
....魔物でも安心して過ごせそうな様で )
「 .......ひっろいな〜っ、しかし 」
( 視界フル活用して全部の景色を収める ....暗くて黒くて 普通なら近寄り難いのに ...何だか今は心から、寂しさが紛らわされる )
〖:城下街以外含め全体面積約300ku、事実此所は広い:〗
(…見れば サブリナの脚節の間から伸びる黄蜘蛛糸は
砂姫、セキカの胴体に見えず しかし強靭に巻かれていた)
___黒檻のような 緻密な造りの門が開く…
( …サブリナは先々と進む )
「 ......此処なら .....いやいや、流石に其れは難しいかな 」
( 一瞬仮面の脳裏を過ぎるのは ....此処ならば魔物状態でも苦無く過ごせるのでは無いか、と言う疑問
.....まぁ、それはそれで楽だけれど、やはり馴染みある方が..... )
( 今はそんなことより )
「 ちょっ .....あの蜘蛛本当止まる素振りも見せないなぁっ....! .....鬼ごっこって感じぃ....だ、ね! 」
( 駆ける、走る、進む ......チラリと開いた門が視界に入り .....監獄?と言う考えが浮かぶも ...其れよりも先へ先へと進むサブリナちゃんを見失わない様に )
( ....その“糸”に気付く様子は無い )
〖:__奇形ある無しで取って食うの差もない
だが試すのは後にしろ お嬢様に謁見の途中だ:〗
( 僅かな気遣いか 歩む速度は緩まりを見せ
…ある程度は周囲を見渡す余裕が生じ始める )
…監獄を思わせる重い景色の先
___急をして射す光 …極楽が如き景色を__
__砂は象る 砂丘を探せど 見つかりはせぬ薔薇の姿を
__水は拡がる 希なる故に 壮麗なる砂漠のオアシスを
__緑は繋ぐ 確かと強く 生命の証したる草木と花を
_____僅かな光は彩る …砂漠の夜に現れる神秘を
___砂漠の"宮殿" __かの者が造りし"創造の美"…
( …浮き世の如し世界を渡す、"粗い石の橋"。
砂蜘蛛は丁寧に先を行き …無言のままに客人をもてなす )
「 .....ん? 」
( 思っているよりも色鮮やかで観光名所みたいな景色に目が行く中 ...確かに聞こえた声に首を傾げる
....今の声は 誰 だ? ....蜘蛛? ....もし蜘蛛が喋れるのならば、今までの馬鹿みたいなワーワーギャーギャー騒いでいたのも丸聞こえという事で ....其れはもう、恥ずかしい事に )
「 ....ま、いっか! 」
( 蜘蛛ならば他に言いふらすとかそんな事考えられないし ....ましてや其れが自分なのだ、何を今更恥じる必要がある )
( ...再び仮面は見る、観る、視る ) その不思議を、神秘を感じる .......籠から放たれた鳥の様に、地下に広がる此の大地を ....楽しんでいた )
(___見楽を広め ゆっくりと歩みを進めれば )
___遠方へ 見やる純白を纏い聳える __美麗なる宮殿…
( …砂蜘蛛は疑いもせずに進む …
どうやら、目指す場所は …夢見るような場所らしい )
〖:時に貴様 セキカと言ったな:〗
〖:邪な眼は消えたが お嬢様をどう思っている?:〗
.........しゃ
「 喋ったぁああああっ!!? ....いやそんな驚く必要も無いか 」
( ...驚愕したがすぐに平常に戻る 飛んで飛んで進んで進んで ....蜘蛛に着いていく
....次はどんな所なんだろうかと、自然に期待が高まる ......この場所に来て早数分、すっかり虜になっていた )
「 ....どう思うって ....可愛い! .....って思うのが一つ、優しいって思うのが一つ ......心が温かいなって思うのが一つ!...ベタ褒めだけれど私と本当に関わって良いのかなって思うよ、本当に ....暗いけれど綺麗だもん 大丈夫?私といて汚れない? 」
〖:わら… 我からすれば貴様の仮面がおかしく見えるが:〗
_オアシスの森_…純粋なる生命の源に恵まれた森を進む…
__果樹の類いも並ぶ深緑の空間 …漂う香りをも 美味とする
( …中々に 宮殿への道程は遠く、…飽きぬ旅は続く )
〖:なれば我が背甲を撫でよ:〗
〖:我が甲 お嬢様の僅かな心写し…貴様の疑問の答えとなる:〗
(___砂蜘蛛の背__"黄衣"を外し… 鈍色を放つ滑らかな… )
「 ん〜....この仮面はね、説明するとと〜〜〜っても長くなるんだよねぇ...それくらい思い入れは強い特別な物 ....私を鏡に写した様な代物だからね!! 」
( 身体が疲れる様子はない ...脳内にエンドルフィンが大量に排出された、『ランナーズ・ハイ』と呼ばれる状態に当たっていた )
とても、とても楽しくて面白くて、本当に ....来て良かったと思えている。だからこそ ....落ち着くって事は難しく....言い切る頃には既に黄蜘蛛の背後へ____
「 ん、こんな感じ? 」
( 気が付けば直ぐ隣にまで来ている仮面 .....ゆっくり優しく 背中を撫でる ..想像より固い そして不思議な.... )
「( .....骨?みたいな感じ )」
[ピクッ]
キシャァァァァ!!
( 失礼甚だしいといった様子で砂蜘蛛は振り向き
前足を振り上げ、セキカを威嚇する____ )
〖:ぷくく…ふふ…:〗
「 ....うぇ? ...あれ?え?な、撫でたよ?なんでぇ? ....えぇ?ちょっと待て、嘘ついたのかサブリナちゃん?んん?? 」
( 威嚇に困惑 謎の笑い声にもしやと思えば言いがかり ..... 何故かシャドーボクシングで威嚇返し )
( ....心が読めるって言うのを早くも忘れていた )
キシャァァァァ!!!
( 怒り千万、…オアシスの傍ら 低次元にも…
仮面と 蜘蛛が威嚇をし合う… 蜘蛛は、真面目に。)
〖:__ふはは、愉快愉快。…さて "サブレアス"…:〗
( _実名を呼ばれた砂蜘蛛、セキカの背後へ視線?を向け_ )
〖: わらわの余興に巻き込んで悪かったの、どうか
そこの、セキカとやらを恨まぬように計らえぬかえ? :〗
( …浮かぶ仮面の上で頬杖を付く 砂姫の口より響く声 )
__声色は同じく …しかし込める感情は超然と
__堂々の笑みを浮かべる強者の… しかし無音の風格
_______黒く染まったままの瞳
〖: おぉ、そなたにも詫びを入れねばのお
…ようこそ、わらわ達の領域へ _ま、余興よ
あまり恨んでくれんでおくれな?かかかっ :〗
「 .........ん、ん、んんんん??ちょっと待って下しぃね?理解が追いつかないんですよ、ちょっと、うん、ちょっと待ってね?? 」
( 声の聴こえた砂姫と黄蜘蛛に ...何度も見返す 瞬きをしたり ....頬を摘んだりと 今更ながら此れが夢じゃ無いかと思い始めていた )
「 ( ...整理しよう、ん〜と?先ずこのサブリナちゃん...じゃない、サブレアスちゃん?はただの蜘蛛 ..ただのでは無いかな、機動力の凄い蜘蛛なんだよね ....
で、気絶と言うか寝てたと思ってたあの子は実は起きてて今までのセリフも全部あの子が言ってた?と言うか性格変わってる気がするよ?あんな感じだったっけ?う〜ん、う〜〜ん??? )」
[ プシュ~~... ]( ...頭から湯気が出る程の困惑 )
「 .....取り敢えず!....目玉、いる? 」
( 瞼を開いてギョロ目 ....何故その選択になる )
〖: かかかっ いや、物貰いにわらわの判別は
混ぜられぬでなぁ __しかし、美しいものよのぉ :〗
[さしゅっ]
( くるりと砂姫?は身を踊らせて地面に降り立ち… )
〖: そら、ほれ ゆくぞ? 積もる話も外ではつまらん
聞きとう思う事は___ もてなされながらにせねば! :〗
( 砂蜘蛛を再び頭に乗せ、"黄衣"を纏いて
…誘い、歩く宮殿への道 セキカを導く先… )
〖: 少なくとも取って食いもせぬよ
__"彼方"は気に入っとる様でな! :〗
「 ...こ、混乱に混乱を重ねがけちゃうのやめて貰えると助かるんですけどぉ!?もぉ今ピヨピヨって頭の周りにひよこが飛んでる気が ....あぁカオスだよぉっ!! 」
( 最初の暗めだった所から打って変わって高貴な雰囲気を保つ ...“砂姫”の名に相応しい相手に二歩三歩程下がりながら後ろを歩き )
「 ..........こうなれば後で私にしか出来ない事を見せて沢山驚かせてやる! 」
( もてなす事 ....それに反応したのか鼻息を荒くしては両手を高く上げ ....降ろす時にはもう 明るい仮面の笑み )
( ...仮面の回収は忘れずに 元の顔サイズに戻しては腰にセット )
[ボォォ――ン]
__:マーヴル・パレス:__
___小さく 砂漠を隔て… 蜃気楼を思わせるように
___その城は立地する_…
白い __白い__白い__ 純白に静かな明るみを持つ白石__
___柱の1つ 壁の角に至るまでに満遍なく施された刻印
__ 何処へ__ …あるいは 過去へと来たように思わせる
___"大理石の城"___
(__重々しい門を開き 中へと足を踏み入れれば… )
〖: かかかっ、続けてようこそ我が城へ__
客室は彼方だ さぁあと少し歩くとしよう :〗
( 白樺、…香りのよい木製建築に包まれる…
…凝ったようなインテリアは無く、…妙なまで…
___"順家庭的"な雰囲気へと変貌する… )
〖: 所で客人よ、セキカと呼べばよいかな?
まぁ よい。__貴様の在住する城に見劣りはせぬかな :〗
「 ....中世の城って感じ....と言うかオッッシャレ〜...こう言うのはやっぱり憧れるよねっ、とても好きだよ!! 」
( 刻印をチラリと見る ....ビッシリと隙間無く入れられた其れがどうにも気掛かりでしか無い ... いや、無かったと言おう
そんな事は次の事実に吹っ飛ばされる )
「 ...え、え、えぇ....? .....洋と和が一転した? ....いや、此れは何方かと言うならば ....此方の方がらしいって言うか 」
( ....しかし何方かというならば木の匂いは落ち着く ....鬼や猫も同意見だろう その点に関しては )
「 私の所とはまた違うけれど ....うん、此処も素敵! ....まぁ私の所ってあの人が骨組みとか肉付けとか結構やってるしね、後はザレッドが工夫して ....だからまぁ、一概に同じとは言えないかな?見劣りは全然してないよ! 」
( ....安心感からか疲労がどっと襲って来た .....後少しを踏ん張る 足は震えるが力を込める )
〖: __疲れが過ぎるかな?客人よ
しかし休める場所はまだであるぞ :〗
( 廊下を暫く進んだ先___ )
__:B1 客室:__
( …そう タグが付随する部屋… )
___ソファ×2 …それらが挟む場所に長机
___観葉植物としてか 巨大なサボテンと花が角に…
___カーテンで隔たれた… 淡い電灯付きのベッド
〖: して!__此処が貴様との交流、進展の場となる
しかし御疲れだな、客人 セキカ__ さぁ、どちらを?:〗
( ソファに腰掛け …ソファ、若しくはベッドを促す )
「 ....良く良く考えたら 」
「( 色々吐いて、泣いて、叫んで、笑って、楽しんで ....遂にはこんな所まで 短い様で長い時間だったなぁ.......さて、問題は帰れるだろうか? とつくづく思う ....帰り道は覚えてないんだよねぇ ....景色とかを楽しむのに夢中で ..... )」
( ..色々な考えが脳内を巡る中で部屋に到着すれば思いっ切り身体を伸ばし ....迫られる二択に悩む素振りも見せず )
[ もふん ] ....脚いたぁい
( ベッドにダイブ ...したかと思えば )
「 よいしょ 」( ...ソファにゴロゴロ転がり上に乗れば急に止まる )
「 さてさて!宜しくするね? 」( ...そして元気に )
……………
( …砂蜘蛛は頭上から飛び降りる
棚に上り、置物のように動きを止める )
____砂姫 突然と眼を閉じれば___
( 薄れる___ "セキカの孕む闇"が気配。
消滅への容易さを感じさせぬそれを、…ほろろと
___砂のように崩れ去らせ… )
ぱち
『:ハゥっ… …ぁ、… お おはよ、…せ、セキカ…ちゃん 』
( …声色、動作共にたどたどしく…
そして ___セキカを魅せた 透き通る眼の… )
(はゥっ…間違えた…)
265:砂姫◆.s hoge:2021/05/13(木) 01:56(ご、ごめん)
266:面皮赤仮◆rDg hoge:2021/05/13(木) 02:05
...........ぎゅううぅ
( おどおどしくなった砂姫に急に抱き付く ....其の眼 ...暗い暗い闇みたいな眼も嫌いでは無いけれど やはり好きなのは 此の綺麗で宝石みたいな ...自然が溢れる目 )
「 ....おはよぉ、だね? ....んへへ、可愛い可愛い砂のプリンセスちゃんが戻って来てくれて私も嬉しいよ! ....ありがとうね 」
( 素直な感謝は薄れた闇を表して ....とめどなく溢れるは幸福感。
動かなくなった砂蜘蛛に関しても顔を向ければ一礼 ....そして最後に )
こつん ( 額と額を合わせる )
「 本当に有難うね 」
( ...その礼は頭に響かせる ....もう一つに向けた言葉 )
むぎゅッ
『:せ、セキカちゃ… …はゥぅッ__ 』
( 上げる声は悲鳴にも似たりよったり、
…抵抗は無いけれど、急に抱き付かれては
もっとおどおどとセキカを眺める位しかない。)
『:ヒッ…ふ…ふフっ… せ、…セキカちゃん… これ…
とつ、ぜんのリア充 …なの、かな…?…ふっ…ひ… 』
返す声は何処よりも… …前、以外には無くなり
__そろそろ自動的なにやけと驚きの表情に
やけどをしそうな赤の染まりが見えてくる…
「 ....相手の事を良く知りたいなら先ずは身体からって城の本に書いてあったから ....駄目だった?大丈夫そうならもっと触れ合うよ ....赤面とかとっても可愛いから私的にはもっと触れ合ってたいけど 」
( ....おどおどとした雰囲気に戻った砂姫を愛おしそうに上目遣い 満更でも無さそうな相手に少々安心しては ...返答が来る前に更に強く抱き締める )
「 ....後ね?寂しい時、触れ合ってると安心するから....
....リア充って呼ばれるの、良いかもぉ んひひ ....かっわいぃ〜〜.... 」
( ベタ褒めを続けながらにやけ気味 ....ちょっぴり悪戯もしちゃいたくなる様な )
[ひゅっ] 『:カっ… から、…だだ…っ ヒャアっ! 』
( 遂に真っ赤に染まる顔には硬直した尖りにやけ顔
高まる鼓動、体温。…ピタリと体は動かせず
ピタリと体は動かせずに、セキカのお人形となるばかり )
『:にゃ … にゃ …にゃ… にゃ はゥ… 』
( めの中もぐるりぐるり。 )
「 ......ん、可愛いぃ ...んへ、面白いよねぇ 貴女ぁ ....あ、名前で呼んでも平気かな? .....良ければだけどぉ 」
( ガチガチに緊張しているのが分かる程身体も固くて ....まだまだ柔らかくするのには時間が掛かりそう。
だったら、自分から詰める必要が有ると思えば ....仮面を軽く被り 眼を青く光らせる ....両手や身体の体温が下がり 冷んやりと冷たく気持ち良く ..... )
「 ふにゃ〜って蕩けて ...ゆっくりリラックス〜....ね? ........安心して、出来て貰えると ...嬉しいかな 」
( ぐるぐる回る方向に首も動かして .....ゆったりゆったり )
『:せ、…せ…せ、 セキカ ちゃん…
だ 大胆…すぎ …る なぁ… …ふひっ… 』
( 目の前。…もしくは体にいっぱいの柔らかさ。
落ち着けど落ち着けど …セキカの遠慮ない
…せ、…せくしぃなボディランゲージ… )
『:ぁ …ふひ… な、名前… そ そうだよ、ね…
お、…翁 …黄衣のデーモン。ふ、ふひっ… で、でも…
わ …わたしの… せ、セキカちゃんに教える名前、…は 』
『 "イリカノール=フィネーリア" I世… 』
( ...赤仮は魔人に ...と言うか “赤の魔物達”は基本的にある一点が似ている ....其れは“悪戯好き”と言う点
....しかし仮面は特に距離の詰め方が激しくて ...当然スキンシップも多め おまけにまぁ ...健康的な身体 )
「 大胆な所の何処が悪い ...かなぁ?と、私は思う訳なんですよ はい! ...其れにね、ほら ...女性同士だからセーフセーフ! .......まぁこう言うのはちょっぴり慣れてるし 」
( ...名前を開けば困った反応 )
「 ...なんて呼ぼっか? ...イリカちゃん?フィネーリア? ...翁? ...後は イフとか? ...うぅん迷う! 」
『:ふ… ふひっ… …じ、じゃぁ… わ、…わた…しが
キモい事、…か、考えすぎなんだな… ふふ、…ひひ… 』
( ちょっ、と… ちょっとはアタマも冷えてきた…し
…軽く上げるばかりの手で、セキカちゃんの背中を
軽く、… ひ 引かれない程度に撫でて…あげてみたり )
『:い… イリカ、…で 良いや…
ご、…ごめん、…よ 呼びづらくて…きひっ… 』
「 ....はは〜ん?もしかしてぇ ...いやらしぃ事想像しちゃった感じぃ?きゃ〜っ、イリカちゃんのすけべぇ〜っ ....なんて、んひひひ...んひひっ! 」
( ...背中撫でられれば楽しそうに ...心地良さそうに頭を左右に揺らし お礼にと更に体を寄せて .....楽しそうな笑みを瞳の中一杯に映させる。
.....赤みがかった虹 )
「 ...ふふ、分かったよぉ イリカちゃん! ....かっっわいぃなぁ本当 ...ん〜?呼び辛く無いよっ!
...私の友達に面倒な名前の子いるしねぇ ....んで!私の事は自由に良いよ!セキカとかで ...えへへ
イリカセキカ! ...ちょっと似てるかも 」
『:せ …セキカちゃん …で でも…
む、…無防備…すぎ、じゃ… ないかな…?
勿論… わ、わたしは… スケベなんて…しない…ふひっ…』
( そんなセキカに振り回されっぱなし
今も、ほら… 顔を真っ赤にして… )
『:い、イリ…セキ… …ふ、ふひっ…語呂…良い、な…ふふ、
… ぁ… …せ、セキカ、ちゃん… あ、あの… 』
『: こんな時間 …だし ぇ…えっと… その… 』
「 ....ん〜 そう?私の ....私達の昔の場所にはこんな感じでとってもスキンシップ激しい子は居たよ? ...まぁ別に私はイリカちゃん相手なら何されても良いかなぁ ....なんか変な性癖持ってそうだけど
....最近になって 心を許せるって言う人が なんやかんやで増えては来ているしね? .....でも なんか ...守りたくなるんだよね イリカちゃんは 」
( ...脈絡は無く急に褒める ....頭を軽く撫でて 緩んだ笑みは ....裏も無い。
...素性を少々隠してはいるが それでも 闇は ...影は少ない )
「 ね、語呂良いよね〜っ!可愛いし! ...んへへぇ ...ん?ど〜したの?眠い?眠いなら無理はせずに〜...っ! 」
「 ...ゲームなら付き合うし ...イリカちゃんに合わせるから遠慮なく、ね? 」
!?
『: ………………………………………………
ちょ …ちょ、セキカ ちゃ…ん…
は、はつ はつ…初 …た、対面で
そ、…それは … き、気が早いぞ… ふ、…ぅ…ひ… 』
(___身長は見上げてるのに
ずっと受け止めて攻められるばっかし )
( 上から振ってくる頭の撫でりは
赤く 真っ赤に染まった顔を出すには充分! )
[人差し指と人差し指を突いて合わせ 横目の恥じらい]
『:い …いや … 不満、…は ないけど… セキカ、ちゃん…
可愛い、し…さ … っ い、いや…っ そうじゃなくて… 』
『:もう、… ほら、遅いし… 泊まって…行かない ? 』
「 ....ん〜、そうかなぁ?正直に言える事は色々言った方が良いかなぁって思ったんだけれどね!
....それに珍しく私にしては嘘一個も無いんだよ?イリカちゃんだからこそ! ....あ、ごめん早速嘘ついた 最近は比較的に嘘少ないや、めんごね〜っ!
......んひひ、楽しいね? 」
( .....カメラがあれば遠慮無く写真を撮っていただろうなと確信 ....其れほどまでに気持ちは傾いていて
....赤い顔に親近感 ....頬を軽く揉みつつ緩んだ空気に流される
....恥じらう姿は乙女そのもので ....少々母性を刺激もされる )
「 ...んへへ、ありがと! ....ん、お泊まり? 」
( ....思考停止後 ガバッと身を乗り出して目を見詰める )
「 ....本当に!?本当に良いの!?泊まって良いの!!? 」
『:ヴ、 …う … ふ、ひひ…
リア充、簡単に出来そうだ、ね…セキカちゃん、は 』
( 流され、今に固笑いに横目の …反応 )
"突然の動きに"
ひゃぁーッ!?[どすんっ]
___________
『:う …うれ、しい のは… 良かった、…けど…ふ、ひ
せ、セキカちゃん… セキカちゃん、こそ 良いの? 』
「 ..恋人的な人が出来た数だけでいったら10は越えるよ? ....別れた数もその分多いけれど!
....まぁでも楽しいけれどね!複数の目で複数の漫画とか!! 」
( 気まぐれ ....砂姫の頬を軽く揉みながら倒れ____る前に くるりと空中一回転 ...砂姫抱っこ )
「 ....私の方はそもそも今城なんかには戻れないだろうしね? ......だから 泊まれるのなら泊まりたいの
.......島にはもう 居たくないし 」
『:ひゃッ… な、何だかその … も …モテる…ん
だね、…セキカ、ちゃん …ふ、ふひ…(ァ、…でも…)』
(___少し 笑顔の曇り)
『(__わたしも別れる内に入っちゃうのかなぁ…)』
______あれ?
『:ぇ、えっ…と … …せ、セキカちゃん … えっと…
わっ わたしは幾らでも居て貰っていいから…なっ? 』
「 ....その感情が素直に向けられた物だったら良かったんだけれど ......現実ってそんなに甘くないんだよね、残念ながら .....だからモテるってステータスにはならないよ? 」
.......後ね
( 仮面を机の上に置き面で向かう )
....私からは誰とも別れたく無い、って思ってるから。
「( ...そもそも別れてる原因って相手に激怒したザレッドやルージュ、果てはクリムゾン様が勝手に .... )」
( 苦労は知らず ....砂姫の優しい言葉に心を許せば )
「 ...ねぇイリカちゃん .....私の本当の顔、見たい?見ても、ドン引きしない?それだけ教えて ...欲しいな 」
『:ぁ、う… ご、ごめん … 何も、…し 知らないで… 』
(_____)
(____慌てて繕う言葉に激しい後悔)
『:…だ、大丈夫… だぞ、わ わたしも…
た、大概だし … そ …それで… セキカちゃんが
…すこしくらい …楽になるなら… 』
( …眼を逸らす …己の言葉そのものが卑しく思えて )
「 ....へーきへーきっ!まぁまぁでも?私に魅力があるのは本当の事だし! ...それにほら、イリカちゃんもとっても可愛いからモテると思うよ? それこそ私ならチョコ沢山あげるし! 」
( 再び暗くなりそうな前に ...仮面は明るく振る舞う その動きは慣れているからか ...本当に大丈夫だって、気にして無いって言うので染まりそう )
「 ...実はね?これ未だクリムゾン様にしか見せた事が無いんだよね ...ザレッドにも、ニャルちゃんにも、見せれてない
...クリムゾン様は上司って感じだしアレだから .....ノーカウントとして ....初公開になるのかな 」
[ ペリペリ ...ペリリ ]
( 顔の皮がゆっくりと剥がれて ...骨格が少々分かる
“赤い面” ....ぐろてすく )
「 .....魔物の名残って所かな まぁ元の姿はもっと醜いけれど 」
________ぽかん
『:……… 』
(眺める赤い顔)
「 ...ぐろいよねぇ 気持ち悪いよねぇ ....私もまぁ、本当に久しぶりに晒したから 違和感はあるけれど 」
( ....当たり前だが血も軽く垂れるし 瞳もギョロリと分かりやすい )
「 ....コンプレックスって奴?完璧な人なんて当たり前だけれど居ないから、ね! 」
『: や、… わたしもそのくらい…』
( ?を浮かべた表情、己の顔 側面に手を当て"皮膚を掴み" )
「 ......へ? 」
( 今度は此方が呆気を取られた ......正に鳩が豆鉄砲を喰らった様な )
「 .....え、本当に? 」
『: えっ、と… それ "誰にでもあるし"』
[ツー]
(皮膚に無理やり"刺した"指
赤い液体。…そのまま"無理やり"横に…)
____そう そんな顔"皮膚の下になら誰にでもある"
(… "無理やり"皮膚をひっぺがそうとして。)
「 ....!!わ、分かった!!分かったからちょっと待とうかイリカちゃん!?」
( やろうとしている事が分かれば 直ぐ様その両腕が掴まれ止められる ....左右に首振り )
「 ...気持ちはとっても!伝わるし! ...イリカちゃんがとても優しいのは分かったから! ....だから、やめよ、ね? 」
『 じゃあ 』
(赤い顔に___無遠慮な手が触る)
『 そんなに悲しんじゃいや
…笑ってよ ___わたしが欲しいなら 』
("___海の底のように澄んだ眼と")
("今しがた吸い込んだ暗闇の眼")
____虹彩異色症(オッドアイ)
( その時 ....何かが変わった )
( 仮面が次に浮かべた表情は 呆気でも 悲哀でも無く ...歓喜 “満面の笑み” )
「 .....うん “ありがとう”イリカちゃん 」
( 何方の瞳も綺麗で美しくて吸い込まれそうで ....とても悪い瞳じゃない それもまた 仮面の何かを変えた )
[ ....ペタリ ] ( 剥がした皮を再利用 簡単に貼り付く ....... 切れ目の違和感は全く無い )
[ぱり] 『:…ふひっ …、あ …あれ…? 』
( …両目に理性とおどおどしさの光が灯る
___溶ける"赤顔の闇"にさようならをするように )
『:ぇ… え、と… せ、セキカちゃん? 』
( 再びおどおどしい感じに戻った砂姫に一瞬困惑するも 顎下手を当て考えれば単純な解答 )
「 ...はは〜〜ん?...成る程、ね 」
( ....恐らく砂姫は )
「 .....二重じゃなくて ....【多重人格】...なのかな? 」
( だからと言って寄せる好意は変わらないし寧ろどんどん好きになるのだが )
[ぱち](両方 暗い眼)
『:かかかっ …ま 本物の本物は"イリカちゃん"ゆえな?』
[ぱち](片目 暗い眼と澄んだ眼)
『 わたしたちは… そうだね あの子の…必要と言うより
"願望と憧れ"で存在しているの …そう 例えば
今までのセキカみたいに。…もう セキカは違うけどね 』
[ぱち](両方 澄んだ眼)
『:ふ、ふひ… な、なんだか…分かんないけど…
セキカ、ちゃんが…明るそうだし、いいや… 』
( … おそる、おそる手を繋ごうと… )
『:ね、ねぇ…セキカ ちゃん…
お泊まり… す、するなら…え、えへ…
こ、此処… 紹介、しよ…う、かな?…ふ、ひ… 』
「 ..........全員好きだなぁ 」
( ボソボソ 見た目が同じとかそんな理由じゃなくて ......ただ何か繋がるものが ....好みに合う )
「 ....んひひ、イリカちゃんの家探検わぁい!! 」
( がっちり手掴んで離さず ...ちょっぴり激しく上下にブンブン )
「 うんっ、イリカちゃんの紹介 ...楽しみ〜っ!お泊まり会ってしてみたかったし!! 」
『:ふヒッ… 』
( "すす、好きっ…て…" 盛大に体は震えて
続く握り手にはもう赤い顔。… "全てから隠れた"
2つの顔は そんな様子に笑っている __気がした )
『:じ じゃぁ… まず食堂 … 行こっか…
ず、随分… セキカちゃん 歩かせ…ちゃったし 』
「 ....んひひひ! 」
( 純度100%の清々しい程綺麗な本音 ...そして好意。
其れを悪用しようと言う気何か微塵も無く ただ砂姫が ....此処まで付き合い相性もとても良く ...思いやる気持ちも 感情も 瞳も ...綺麗な彼女だからこそ 好きになれる )
( ....何故だろう 心の底までしっかりと感じれるのは )
「 ....ん、確かにちょっとお腹は空いたかも ...私が作っても良いけれどね?でも食堂あるなら行ってみたい!メニューとか気になるしぃ .... 」
_____目的地へと行く道
[…………]
( …サブリナも被らない、そんな状態は経験が少ない
静けさに… ちょっと、違和感と言うか慣れなさと言うか…
ヘンな感じがして、…話し掛ける )
『:と、…ところで、さ… セキカちゃんは…
な なんで、… 此処に き、来たのかな…? 』
(…言い終わり、頬を掻いて横目…
…下に視線を傾ければ、繋いで離れない 手…)
『:い 今さら…だけど ね…き、ひひ… 』
「 .....ん〜〜、成り行き? 」
( 経緯を思い出せば中々波乱 .....と言うか今になって疲労が体を襲い始めた )
「 ....んとねぇ .....なんて言えば良いのかなぁ ...私がね?あの人にそっくりになってたんだけれど ...まぁその、テホプさんの優しさに心打たれて 諸々正直になってたら ..イリカちゃんを紹介された!って感じ! ...投げられたけど 」
( 繋がれた手はもう...離そうとしない 苦笑を浮かべてちょっと恥ずかしそうに何度か視線を逸らし )
「 ....でもね、今はぜんっぜん後悔はしてないしぃ ..寧ろ凄く嬉しいんだ!イリカちゃんと会えた事が ....この世奇跡みたいなもの、だから 」
( キザかもしれないセリフも 恥ずかしがる事無く言い放つ ....其れ程気分は浮かれて )
『:な、…なりゆき… …ふ、フヒッ… 』
( そこまで、ちゃぁんと短いそこまでなら
…簡素なそれだけなら理解はできる )
______続く内容には首をかしげるしかない
『:…へ、へぇ …す、スゴいな… …セキカちゃん、は… 』
『(なにが、…なんだろ、わ。わかんないや…)』
______
(… …続いてのろまんちっくな話には …隠して
頬を染めるだけ、そう それだけ…)
__________
1F 宮殿の食堂
_____と 札が吊るしてある割には…
・不自由しない大きさの椅子と机が広い部屋に幾つか
・装飾に大きな拘りは見えず …名の知らぬ絵が掛かるだけ
・安心の読める文字でのメニュー
・…働いてる者以外は普通な"レジ"と"丸見えなキッチン"
______庶民の親しみ 定食屋…
「 ...まぁイリカちゃんはまだ知らなくて大丈夫!其の辺は私もなんでああなったのかとか良く分かって無いし .....
....ん!気にしなくて平気だからね! 」
( 手を繋ぎながらウキウキ気分 ....すっかり暗黒は抜けて 恥ずかしがる様子も少なく ...歩き続けて食堂へ )
「 ( .....落ち着いたら 迎え入れられる様になったら ....城に招待したいなぁ ) 」
_____________________
「 ......あ 」
( 朧げだった記憶を刺激する ....昔を思い出す この雰囲気 )
「 ......なんか、良いなぁ .....がくせ〜、みたい 」
『:…え、えへ… 』
_____________
[~&%'4$₩4+;₩·](*らっしゃい)
( キッチンの方から響く声… )
『: …ふ、ふひ… ど どうかな…?雰囲、気…
ぁ 、あそこ、空いてる… …セキカ、ちゃん? 』
( …ちょっと、物思い気な様子に顔を見上げて )
『:(ぐ、具合… 悪、い…の、かな) 』
__________________
「 雰囲気!とっても好き! ....何処となく昔を思い出すし何より居て心地が良いし ......あ、でも問題点が一つ r
[ ...ぐぅ ] .....お腹の空かせ具合がやばい!
( ....思えば此処まで飲まず食わずで ....限界 )
( 砂姫の瞳をじっと見詰めながら .....座れば隣の席に寄せて )
「 ....奢っても良いよ! ...なんて、んひひ 」
_____席に座れば 僅かな果樹の甘い香り
『:っ… じ、じゃァ… は、はい めにゅー…
え、っと… わ、わからなかったら…き、聞いて…ね フヒ… 』
( 若干、セキカの小さな危機に慌て気味で
明るめな薄い黄色のメニューを差し出す… )
・クスリサンドスキンクの唐揚げ
・チャグロサソリの毒抜き素揚げ
・ヨコバイガラガラヘビの滋養焼き
・輸入ノパルサボテンのサラダ
・サンドワームスナック
・王庭果樹盛り合わせ
・高純度酸化水素
・王庭果樹ジュース
日替わりシェフメニュー
・遠方来訪 『和食』
『本場日本の冷麺。夏の耐熱仕立てスイカを添えて』
『:た、食べられ…そう…? 』
[ ....ぐうぅ ] ( メニュー名 見れば見るほど 腹が減る )
「 ...どれもこれも食べたいけれど流石に大食いでは無いんだよねぇ 私 ....スイーツは別腹だけど!
.....イリカちゃんはど〜するのか聞いても良いかな? 」
( 甘い香り ....甘い視線を砂姫に送りながら 喉を鳴らす ....全部気になる )
『:…ゆっくり決めな…ょ、… …ふ、ふヒッ💦 』
( …カッコつけ失敗 )
______
『:はう、わ、わたし は… …そう、だな…ふひ… 』
[パチン]___指鳴らし
『 はあ〜い 只今参ります〜 』
___来る エプロン"瑠和"。
『:ひ、日替わりと果樹盛り合わせ… 水、も お願い… 』
『 畏まりましたー! …、 あれっ!
…赤革さんじゃないですかぁ!お珍しい! 』
「 .....かっわいぃんだからもぉ〜〜 ....ほら 」
( 額をハンカチで拭きながら優しく撫でる ....ハンカチは年相応?なピンクと水色のチェック柄 )
________________
ぽん ぽん ぽん
___________は、は、はぁあああああっ!!?
( 大絶叫 .....何故 此処に? ...見知った顔 何回も何回も城で見かけた顔 ...何故此処に )
「 え、あ わ、私も同じ おっ、同じ奴で おねがいっ ......す、するね? 」
( 慌てながらも ...砂姫と同じ物を注文 ...それが多分最善だと思ったから )
『ひゃっ! …も、もぉ〜 赤革さぁん!?
急に何ですかぁ オバケでも見たみたいにぃ… 』
____素早く メモにペンを走らせ…
『 日替わり、フル盛り、水。と
注文承りました〜!少々お待ち下さーい 』
____________厨房の音が心地好く流れる…
『: 』
(大きく仰け反り 白目)
「 .....なんで なんでぇ?なんでこんなに超見知った顔が ....... 」
( ....肘をつき頭を抱える 先程まで浮かれてた気分も一気に現実へと叩き落とされて ...今更羞恥に心が傾く )
「 ...あ、ご、ごめんねイリカちゃっ 急に大声出してびっくりしたよね!? ....ぐぅう 何してんだ私ぃ!! 」
[ ぐぅu [バゴンッ!!]]
( ..空腹の音を上書きする 仮面を地面に叩きつける音 ...割れておらず 元の形を保った儘 )
『:かかかっ 単に呻かぬおなごかと思えば
なんじゃ、貴様なかなかういのじゃなぁ? 』
( その様子___ けらりと、双眼の深黒は
持参した瓢箪の中身で喉を潤し セキカの
外見らしい慌てた様子を肴として… )
『:どれ 顔見知りとは知らなんだ
いや、な?"イリカちゃん"の知人に
『ばいと』を求めるのかいてのぉ
別に人手がいらんわけでもないゆえなぁ かかかっ 』
_________
「 .....親フラ、とはまた違いますけれどぉ ....こう言う完璧オフな所 素を出してる所を見られるのって、すっごく恥ずかしいんだよぉ? ....特にイチャイチャしてる時を見られるのは本当に! 」
( .....頭を抱えて軽い頭突きを机に繰り返し打ちつけ
見ればそこそこ本体も赤面しており 仮面の瞳も紫色に光を放つ ...諸々文句も言いたいが此処は一つ頬を膨らませる程度で不満を示す )
「 ....時給高いの?此処 ......と言うか何してんだあの子本当もう .....和や古の雰囲気とか親近感湧くから好感度高かったのに ...アレでちょっぴり下がったぞ全く ...!! 」
「 ......と言うかイリカちゃんってやっぱ _______ ....アレなんだねぇ 」
( じぃ〜っと視線を向け続ける ...観察する様な舐め回す様な.... )
『:なぁに 四の五申さず肩の力を抜かんか
急かすと"イリカちゃん"が気を失うでな?かかっ 』
( けらけら、軽笑いに一蹴する
__吸うでもないのにキセルを手に… )
[ふ―] ___キセルの口から浮かび上がるしゃぼん玉…
『:ぷふー… おぅとも、労働には相応の対価が成される
あやつの働きなら月、日本円にして18万は固いのぉ! 』
______
( ___暗な深みの眼が横目に貴女を眺める )
『:おぉ わらわの顔になんぞ付いておるかな? 』
____付随する幼げな妖の笑み
「 ....うぐぐ、ドS人格 ....わらイリカちゃんはサドなんだな ..よし覚えた ....うんそうだ イリカちゃんに迷惑を掛けるのは駄目だ ...落ち着け私落ち着け 」
( ちょっぴり悔しさが残り頬を膨らませた後に思いっきり頬を叩いては気分を切り替え ....
....キセルを吸う姿には二度見三度見と 思わず何度も見返したが )
「 ....高い ..と言うかそっか、ニャルちゃんの分身体だもんねぇ そりゃ優秀かぁ ....
......そう考えるとうちの城って結構 ..良かったんだなぁ 」
( ...少し寂しそうに 城のある方を見つめて )
_________あ、しゃぼん玉の液、ついてるよ?
( にんまりと浮かべるは満面の笑み )
『:こやつめ… 嘘偽りなしにわらわ含め、"イリカちゃん"
そのものを欲しがらねば気が済まんようじゃなァ? 』
( 胸元より手拭きを取り、頬の滑りを拭いては落とす )
『 御呼びになりました〜? あ
炙りサーモンチーズフライと
冷麺のセットをお持ちしましたーっ 』
_______________
( _____豪華に並ぶ …砂漠の香りを知らぬ料理 )
『 ごゆっくり〜! 』
『:…おのれが暮らす宛てなど既に見付かっておろう?
寝所の味を覚える前に、さ 遠慮なく召し上がるがよい 』
( にやにやとセキカを眺め____何故の意味かは知らないが
…ワイングラスに注がれたフルーツシェイクを手に取る )
「 .....だって 本当に好きになれたんだもん ....私はねぇ、欲しい物は必ず手に入れたいんだよねっ! .....どんな事を しても ..ね? 」
( 舌先を口から溢して 悪い笑みを浮かべる ...其れこそ仮面の悪い所にして 魅力的な所
くるり 指先に仮面乗せて回した後 ...マジックの様に消える )
「 ......先ずは腹ごしらえだねぇ 」
__________思えば ...久しぶりのまともな食事
( ...何せ赤島ではレーション五割で残り果実と魚類 ..調理方法も乏しく 味は薄いものばかり )
_______だから
[ ..たらぁ〜〜〜っ ] ( ..涎が垂れちゃうのも仕方ない )( .....見た目相応の若い反応 )
「 ....うん ...そうだねぇ ....ありがとね、モヤモヤとか沢山晴れたから! 私の恩人にもなっちゃったねぇ ...イリカちゃん達は 」
[ パクッ ]
( ........がっつく 訳で無く 礼儀作法はしっかりと ゆっくり食べて 噛み締めて ...味わう )
[ぺろり]____ふむ 美味。
( …………視覚化する事を脳が拒む
とにかく一瞬にして砂姫は食事を平らげた )
_______圧縮空間______早業に見せ掛けたインチキ
( …セキカの食べる様子を…キセルのシャボン玉を
吹かせて眺め、…グラスのジュースだけはゆっくりと嗜む )
『:食らい終えれば本腰で口説く腹積もりな?
かかっ、じゃが今のを見ればその気も失せよう 』
( からかう口調は滑らかで )
「 ..ん、うぇ?私何かしてた? 」
( 無意識な生理現象 .....涎を垂らしたりしていた事なんか気付いていない
....もぐもぐ しっかり噛みながら見詰める 首を傾げて ...何で?と言う表情 )
「 .....ちゃんと味わおうよ勿体ないっ! ....いやにしたって見た目の割には速過ぎるよ ....え 胃袋ブラックホール? 」
( .....からかい返し ....ジュースで流し込み 至福の表情 ...ころころ変わるセキカの面 )
「 私やる時はちゃんとやる人だよっ!!! ...大丈夫! 」
( ..説得力は薄め )
『:かかかっ まあ、今はわらわなど空気も同義。
どれ、後で揉んでやるゆえ 今は気のゆくまま
食らいモノを楽しむがよい 』
( 様子、ひとつひとつに対応することはなく
…気まま けれども、高貴な様子が崩れない )
『:と、言うにも… "イリカちゃん"なら
とうに… おっと、ネタバレ禁止じゃな、ふひっ 』
「 ...空気にしては存在感高い気がするけれど ....後ね、大丈夫 私結構そう言うの聞いたら ...ご褒美があるって知ったら ......
頑張るスピード 加速するからっ! ...と言うか揉むって何っ!?すっっごい気になるっ ... やぁんすけべぇ的な感じぃ...? 」
( 仮面を机に置いた直後 残像が残る速さで食べ進め .....最終的に超満足気な顔
......仮面の瞳がピカピカと幸せそうな色を放つ スポットライト以上に 輝く )
( ..視線はイリカちゃんへ )
「 んんっ、気になるっ...お・し・え・て・よぉ〜〜っ!! 私に対してそう勿体ぶるのは毒過ぎるからぁ〜!!! 」
[くるり]… (片暗眼、…オッドアイ)
『:変わった事じゃ、ない…かな
セキカの… …焦れったさを引き出すの
…焦らすだけの、高貴と… わたしの 襲い止め、で 』
( 粗雑にごきゅ…ごきゅ、とグラスを飲み干して
…貴女を見つめる双眼 ___興味と深き水に覗くくらやみ )
『:…"イリカ"は、… わたしたち、二つを生んだ
羨みと… 陰テンションの、"ほんもの"のこと。 』
『:一応はわたしたち二つも…"イリカ"のひとつ
けれど"イリカ"と呼ばれるべき、お姫さまとして…
か弱い、一番優しい"イリカ"は やっぱり
セキカが一番最初に会った、あの"イリカ"なんだ 』
『:…わたしは『序曲者』。…くらやみの2つ目は…
『黄衣の王』。… そして、セキカの事が…
大好き、そして…"異性として好き"なプリンセス… 』
『:それが …"イリカ"。…セキカのことを
大好き、以上に"好き"って言いたい"イリカ"。 』
( …無表情の双異眼、淡々としてるような )
「 ........ 」
( また変わった雰囲気に ...ちょっとだけ真面目な雰囲気 ....ごくり 同じくグラスを飲み干して ...静かに聞く )
「 ...あれ、もしかして煽られてたの?私?全然気にしてなかったけど ...気にしてなかったけど!!!
....我慢強くないなぁ私 .... 」
( .....話を聞いて思った事 一つだけ言える事は )
「 でも、貴女達も変わらないと思うよ? ...本質はね!と言うか人格は違うくても肉体は同じ! ....必ずどっか繋がってる部分があるよ! ...と思う 」
「 ....だって私はね?イリカちゃんはそりゃ大大大好きだけども! ...序曲ちゃんも ....黄衣ちゃんも .....大好きだよ?
.....優しくしてくれたし からかいだとしても ....暖かさを感じたから!! 」
「 ...と言うか先に告白されるとは思ってなかったなぁ .... 初めて取られちゃった 」
( ...仮面も被らず 何も隠さず 裏も偽も無い ...真の思い )
( __意外と純情のセキカ。だから …ふふ、と
無表を崩す序曲をかたどる小さな"旧" )
『:…けれど、わたしは __"序曲"。…
わたしと "黄衣の王"は… "イリカ"を
眠らせて、その時に現れる二つの存在。』
____
『:__イリカはわたしたちを知らない、けど
わたしたちはイリカの心まで、分かる… 』
( …周りの視線を気にもせず、セキカの頭を
両手で圧するように持つと じっと眼を見つめる… )
『:だから。…イリカはセキカの 想いをバラされた事…
少しだって知りはしない、…だから、セキカも
…"イリカ"の時に、言ってみたらどう かな?… 』
_____
『:…でも、"黄衣"は… セキカの事… 』
『:おおっと 黙らぬか、…ま そーゆーことじゃ
上手く為せ?…かかっ ___』
[ぱち]
『:はうっ … …あれっ…せ、セキカちゃん…
…ふ、ふひひ…わ、わたし疲れてるのかな… 』
( …寝ぼけ眼をこする"砂姫"は横目で恥じ気に )
「 .....本当の “想い” ....かぁ ...ふふ、そっかぁ 」
( ...いつも感じた感情よりも甘くて重くて ..とても幸せな気持ち ...これが、序曲や黄衣の言う ..イリカの想いなんだろう ...同じ感情を抱く )
「 ....ふふ、そっか ...ありがとうね ..序曲ちゃんに黄衣ちゃん .......はっきり分かったよ
.......また後で沢山話そぉね ..... ..んひひ 」
( 静かに話した後左右に手を振り ...戻って来た砂姫に顔を近付ける )
「 ...おはよ、イリカちゃん!.....疲れてるかもしんないね .....無理はダメだよ? ...んひひ 」
「 もうイリカちゃんだけの身体じゃないし ...悲しむ子がいるんだから! 」
( ....満面の笑み 軽く手でハートを作り ...赤い眼が覗く )
「 ...もうちょっと素直に言おうか? ....大好きだって! 」
(_____一連の言動後)
・・・・・
『[しゅぅぅぅ] …… ❓️ ❓️ ❓️ ❓️ ❓️ 』
( ___ビックリするぐらいに顔を羞恥が染め上げる )
『:は … はひ はひ… しゃ …しゃぶりにゃ… 』
____[カシャカシャカシャ] [ピトッ]
( 回らない呂律が使い魔を呼び …砂衣を纏い
____セキカの手を引き …食堂から 出ようと… )
『:しえ…しぇ …セェキか…ちゃぁん__
あ …あん まり… ふ、ふふひひ……
か …__か、から …かわ …ない で …ふ、ふふ 』
( …サブリナは熱がる素振り __砂衣の下から上がる煙 )
( ...仮面は更に追い詰めて )
_____________________冗談じゃ無いよ?
( ....赤眼の輝きは更に煌めき 手を強く握る ....とても積極的に )
「 ....私はね?ほんっっっとうに大好き ....イリカちゃんの事が大好きなの .....んひひっ! 」
( ...煙が出ているならば ...ちょっぴり無理矢理額に手を当てる ....熱さに笑みが溢れる )
[ ...ギュウ ] ( .....正直此処までやって後には引けない ...とても緊張はするけれど まだまだ _____ )
__はっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ……はぁっ…
『:せ、セキ…ちゃんっ__わ わかった…
ひゅっ、しゅき…好きッ…な、の …わかった、_からっ 』
( 物凄く荒い呼吸、上がり続ける煙(熱がる砂蜘蛛)。
____胸元を緩め … 繋いだ手を引っ剥がす …物凄い力 )
_______ぴとっ
( 露になった胸にセキカの__ 手のひら 当てて )
[ばくんっ ばくんっ ばくんっ ばくんっ ばくんっ]
『:…ほ、ほら…こ、これ以上…ふひっ … し、死んじゃう…!』
____セキカを見上げる紅潮に乱れた 涙目 __ギザギザ笑顔
( ..喜びが隠しきれていない砂姫に対して とても嬉しく思いつつ ...此処まで緊張されれば流石に心配になるレベル ....涙目や笑顔がとても可愛いと感じたけれど )
「 ...うん、分かった ...イリカちゃんがとぉっても私の事大好きなのはハッキリと分かった ...分かったから 」
[ コツン ] ....一旦落ち着こう、ね?
( ...冷たい額が押しつけられて ...じっと赤眼が ....涙目となった宝石に近い眼を見詰める .......笑みを浮かべ )
「 ほら、ゆっくり ...吸って 吐いて ...吸って 吐いて ...吸って 吐いて ....繰り返して? 」
( .....この状況で胸に触れてラッキーだとか 思ったりはせず ...流石に此処までの熱を持てば ...ちょっぴり不安 )
なので ...アレを使う
【 コピー・氷操 】 ( ...仮面の瞳は水色に光り ....掌から冷気が発せられる “鬼の能力”を使用する )
「 .....ゆっくりで良いから ..休んで? 」
( ___急な冷凍 … いよいよ以て光の無くなる目!熱!)
〖__て_手遅れ じャ …阿呆… __!〗
『:ぎゃー ぁ、ぁ、ぁ、あー 』
( …心の中に響く悲鳴 ) 『:はにゃぁ …ぁ … 』
[こてっ]( ___セキカにもたれ掛かるように倒れ…!)
『:ー🐥ー🐥ー🐥ー🐥ー🐥ー』 (……気絶。)
( …サブリナは飛び降り、…何故だか
ジト目のような気がする視線…を セキカに向け)
( ____妙にコミカルな気絶顔の砂姫。…ピクリとも動かず )
「 ...あッ❗️❓( ....や、やっちゃったぁ〜〜〜っ❗️❓ ) 」
( ...気絶してしまった砂姫を受け止めながら ..此処からどう建て直すかを考える
....氷を当て続けても余り意味は無いかもしれない ....だけど、このままじゃ )
「 ..うぐ、そんな眼で見ないでサブリナちゃん ...ねぇどうしたら良いかな!?何かお詫びはするのは当然としてどんなお詫びが ..と言うかどうやったらイリカちゃん起きるかな ..!? 」
[ がくがく ]( ...ぺち、ぺち ..弱く 本当に弱く頬を叩いたり両肩を掴んで揺さぶったり ...兎に角起きて欲しいと願うばかり )
「 ..黄衣ちゃんもっ、序曲ちゃんも返事してっ!! ..ちょっとだけ意地悪し過ぎたのは反省するからっ!でも本心だからね!そこ忘れないで!嘘はついてないよ!! 」
( ...........反応が無いのは分かっているけど ..それでも 希望を___ )
( __砂蜘蛛は眺める。そもそも口など利けない
砂姫はコミカルに気絶する。…普通に大丈夫そうではある )
____けれど …その状況はセキカを追い詰めるばかり
[ ぎゅぅ ] ____落ち着いて
(__だからこそ …そんな時、救いの手は伸びる)
『 …大丈夫です 赤革さん! 』
(抱き締めてくる背後を見れば __人懐っこい笑顔が見える)
『 これは一時的な気絶状態です!
…機械とかのそれじゃぁないので
命に別状はありません!…とりあえず 』
( 先じて砂蜘蛛は先を行き、狐子は
セキカに砂姫を抱き直させ…… )
『 お部屋で横になっていただきましょう!
…大丈夫、赤革さんも一緒に来てください! 』
「 ..はぇあっ!? ....あれ....き、狐のニャル!? ....ちゃん ...
...いやこれを見て何でそう思うのさ ..!!とっても ....とても私不安で、や、やり過ぎたかと思ってぇ ...!! 」
( ...よく見れば 半泣き ....狐機の説明に安心したのか ..体から力が少し抜け ...た途端に砂姫を抱かせられれば 力を入れ直す )
「 ...うん ついてくね ....し、心臓に悪かったぁ ..... ....うぅ、本気の告白も まだ受け止めて貰うには時間が掛かるのかなぁ 」
( ...砂姫の軽さに驚きながら 後ろを歩きついていく ...自分が悪い、とばかり思う ..こんな事になったのも 全部 )
「 ...あ、サブリナちゃんも ..来る? 」
( 砂蜘蛛に対しても ....口が利かないから返答は期待しないが 仲間外れにはしない様に聞いておく )
[… シャカシャカシャカ]( … 砂蜘蛛はセキカの先を行く… )
________三名移動中
さっ こちらにございます!
( 木造、和の行き先は長く、されど味に続き___
ひとつ廊下に突き当たり …多少 大きな扉を開く)
( … すぐに見えるのは窓 __透き通った壁の向かい側に
常夜の砂漠が満月を掲げ 静に佇む静寂の景色__ )
( しかしそれ以外に目新しく感じるモノは無い
1人、2人で住むに苦労は見えぬ程度の広さに加え
冷蔵庫、空調、テレビ、本棚、タンス、明かり… )
____狐は部屋の隅に位置するベッドを整える
『 赤革さまっ!こちらです〜 』
(__砂蜘蛛は棚に飛び乗っては不動を貫く)
「 ....ありがとう、ね ....狐のニャルちゃん 」
( 歩く度に少しずつ疑問が増えていく )
「 .....一人で住むには広過ぎる ...家具も沢山有る..かぁ ...
.....元々、他にも誰か住んでいたのかなぁ ..... 」
( ベッドに軽く腰掛けて ...件の砂姫を寝かせながら 少し悩む
....ちょっとだけ怪しい物を見る目で狐機に対してジト目 )
.....バイト、にしては良く覚えてるね?
( 砂蜘蛛をペット感覚 ...懐からソーセージを取り出して目の前で猫じゃらしみたいに振りながら少しだけ暇と寂しそうに )
( ...何処か寒い気もする 温もりが 癒しが欲しくなる ...まだまだ、心は不安定に近いみたいだ )
『ぎく』 ____態々口に出す
( ………… )
________
[シャカシャカ]
( …場の空気をよそに 反応する砂蜘蛛
揺れる肉が興味をひき、試しに前脚で
つついたり、横から叩いてみる )
_____
『 … とり、あえず。ココアとか飲みますー?
わたしってそんなのも得意なんですよぉ 』
( いそいそと備え付けの水洗い場に向かい )
________
…………… [くかぁ… …ふー]
(___せめて 安らかな寝顔の砂姫)
[ むむむ ... ] 「 ...怪しいなぁ 」
( ...疑いの眼差しを狐機に向けながら砂蜘蛛とソーセージで戯れる ...
...前後左右上下に揺らして 弄びつつ ...少しずつ捩じ切れやすくなっていき )
「 ...まぁでも飲む!美味しい奴ね! ... ....後 ...イリカちゃん用にも ...お願いするね? ...あったかくて心が落ち着く奴 」
( ...愛おしく 優しく ...もう片手で砂姫の頭を撫でる
....少し罪悪感に呑まれながら )
___はぁい
( …返事からほどなく __暖かな香りが濃厚に漂ってくる
害する感情を微塵も含まない程に甘く、豊潤に心へと
流れて満ちて …、それは微笑む狐子を 仄か、脳裏に映す…)
_______
[ヒョイ][ヒョイヒョイ]
_____すっかり意識を奪われる砂蜘蛛
( 多少、切れやすくなろうとも興味深げに
突く蜘蛛の前脚はわりと丁寧なものであり
揺らす 押すを繰り返し …段々とそれが
食物、"変わった肉"という事に気付き始める… )
_____変わった匂い … 柔らかい 肉。
_____(
撫でれば …撫でる、度に。
… 怪しさは、考えれば増すばかり )
(…何時か、月夜は言った ___それは会うことを拒む、と)
(そして 地下に宮殿と漆黒の街が
__ただ広い砂漠よりも有意義に見える街。
…其処におらず、何故か飛んできたセキカの真下に居た、…)
(……挙げ句に …"狐子"が、居た。
……"黄衣"と、"序曲"はセキカを深く知っていた)
___心行くままの寝顔には …悪意など感じようもない が…
( 少し ...不安の心が増加する 考えるだけ考えても ...結果はハッキリしないのは分かってる ) ...それでも
「 ...不可解な点 ..偶然 ....多過ぎ、ないかなぁ ... 」
( ...揺らすのはやめて ....手放されて砂蜘蛛の前足に突如ぼとっと落ちる ... ...その遊びに意識をかまけている場合じゃ無 ... )
[ ....ばちんっ!! ]
( 突然強めに両手を頬で叩き ...目を覚ます )
「 ...疑っちゃ駄目なんだよね こう言う時 .... 疑心暗鬼になったら、何が正しいとかそんなの分からなくなっちゃう ....
.....イリカちゃんは ....何も悪くない ....そう、イリカちゃんは何も悪くないんだ 」
「 私は、信じる ...愛したこの子を 」
( 誰かの陰謀、ならば ...それを止める .... )
(____…一部、始終をこっそり眺める狐が一匹
似合わぬ表情 "暗"を出す …どうにも、両親の呵責。)
____…やっぱり
『 (…お伝え、しないと…) 』
___________でも。…まずは!
『 セ・キ・カ さーんっ
あまぁいココアが入りましたよーっ 』
___[ピョンッ]『わっ!?』
_____落ちてきた肉に飛び付く先。___狐
[どんがらがっしゃンッ!] ひゃアァーーーッ!
お盆からぶちまけられた二杯の甘い液体
…机の上で肉を貪る蜘蛛、わき腹を打って
四つん這いになるほど痛がる狐。…__
( 棚にぶつかれば上にある複数の紙束が散り… )
_____…床に落ちる紙のひとつに "ニャルちゃん"、と
( …書かれた緑の手紙あり )