星は集う
その場所へ
血は混ざる
その魔と
絆は紡がれる
新たに増やしながら
夜は満ちた、平穏願って
日々を送ろうか………
……えと、これでよかった?
一応…まァ…私と似た待遇の人はまだ…
いますけど…私は別に、居なくなって充分でス
あァ…でも忠告ですよ?アナタ達が…アナタ達を…自分で、掃除されてしまうんでス…
…あァ、少し未練はありまスね…
「全然掃除できなかッたていうのと…」
「………もう一度、もう一度だけ……普通の
ただの人間生活がしたかッたでス…ね」
(…両眼とも義眼だが、小さく涙が頬を伝う
そして最後にもう一度…裂けた笑みを浮かべ
目を閉じる…)
( ドスを引き …… 胴に腕を回して荷物か袋じみた扱い方で肩に担ぎ歩き出す )
「 よっこら …せッ …意外と軽いですね 貴方 」
( 真っ黒なドスは影も形もなく、腰辺りから伸ばした触手で
勝手に状況押し付けたバカも回収。そのまま城の方へ進む )
「 乗り物酔いの経験はありますか?そうでなくても高所恐怖症は 」
……ハ?いや、乗り物酔いはそこまで激しく
無ければ大丈夫…だし…いや、それより何を…
…私を…掃除…スるので…は?
(首を傾げて何故こうなっているのかと
不安そうにしている…
…覚悟は出来ていたが持ち上げられる…
…城で始末されるという事なのだろうか?)
…言ッておくけど無駄でス、私拷問されても
口開きませンから…
「 …無論、城の拷問も貴方の想像を絶しておりますよ?
まずその不健康そうな装備を全て取り外させて頂きます
その上で姉様の鋭利な触手と魔力によって貴方の体を
健全な人間の肉体へ変化させた後に私の厳しい指導の元で
廊下の掃除班として扱き使われて頂きましょうか 」
( …?)
( 地味にザレッドを岩に擦りつつ、城が見えてくる )
…………あの、スみませン、それの何処が拷問
でしョうか…
…いや、その、えェ…?訳が分からないのでス
どう考えてもあの場面やる場面でスよね?
普通に考えて…
(混乱、訳が分からないと言って…
…大きく溜息)
…私のカバン、取りに帰ってくださいね?
「 ……私は責任を重視します… 」
( 城との距離を縮め さらにザレッドに地味で執拗な事をしながら )
「 私、聞きましたね?未練が無いか… 貴方も言ったでしょう
掃除、そして普通の生活に関する未練を… おまけに私は最近
人手不足で問題起こしてますし、始末する理由が満たされないんですよ 」
( …… )
「 …無論、没収ですが 」
( ザレッドを腰の触手で運ぶ理由… 開いた片手でそのカバンを拾ってた )
……それは…私戦闘できませンけど、いいンですか?
…頼りますよ?何度も何度も…
………まァ、いいでス、アナタに従いまスよ…
…後悔しないでくださいね?…忠告はしましたし
私達の狙いはアナタ達なンでスから…
……はァ、本当に、矢張り、謎でス…
(ポケットに手を突っ込んでマスクを取り出して
再び装着しながら少し疲れたのか
内側から…骨を鳴らして)
…言いましたでしョ、私はロボットを纏ッた…
……れッきとした人間でス
「 ……いいですね?姉様、殺害は… 」「 はいはい…物好きねえ、わたくしの妹も 」
( 機械人の体が下を向いたまま宙へ浮く… )
「 一名様あー……高級治療コースにご案内ぃー?」
( 疑問形で嘲る様に機械人の体を 衣の虫腕で釣り上げる黒い旧神
部屋の中へと引きずり込み ベッドに触手で縛り付ける黒は 薄ら笑いを浮かべた … )
「 ……… おい、起きなさい 」
( ザレッドを門の方へ放り投げる )
…ェ、何でスかその笑み…怖い…ン…で…スが…
(改めてこの姉妹に恐怖しながら久しぶりに…
…冷や汗をかいて)
『…あー…ぃっで……んだよ…寝させろ…
…つーか…ほんっと…さ、何で助けたの?
……あいつらの目的分かってる?』
(…少し非情に接する…四肢は最初から斬られていなかった…能力の応用でそう見えただけ
大きく溜め息吐き…どこかアホくさいと思っているらしく、頬を掻いて)
「 ……それを言うならば私や姉様をここに迎え入れている事自体… 」
( テキパキと服の修理を終えて、自室から紙を取り寄せ 何やら書き始める )
「 …それに、貴方がいらぬお節介で私に殺意を抱かせる原因は
私が働きすぎる為… 私なりの対策としての意味合いもあります 」
(…何か悲鳴のようなものもたまに聞こえるがそれは置いておき…)
…ふぅーん…?…いつからそんなに情に熱くなっちゃったけなぁ…
…あぁ、俺のせいか…で、さぁ、あいつはさぁ?
俺らを殺しにきてるんだよ?それでいーの?
本当に今ここで始末しなくていいの?
(何処か光の無い目…首傾げながら
問いかける…いつもとはナニカが違う)
「 問題ありません 」
( きっぱりと言い、出来た物を片手に姉の部屋へ向かう )
「 ……必要のある場合は私が抑えます。私がそうすると言う以上
私が全責任を持たなくては意味がありません… …あと一つ、貴方には
理解できないかもしれませんが 」
( ザレッドの目を真っ直ぐと向き合う )
「 ……あの方に長く仕えていたのです
これが出来なければ あの方の従者であった事を口にする事は出来ません 」
……あ〜〜〜…前言撤回、何も変わってないわ…
…うん、ならいいよ、良かった良かった…
…とりあえず俺は寝る…色々あったし…また、次
来るかもしんないんだから…
(弱く頭叩いて…元の笑みを浮かべる)
「 ………お互い、そうですね 」
( 言い残しては もう終わってるであろう姉の部屋へ… )
・・・黒の部屋・・・
「 ふーーーっ ……うーん、なんでわたくしってこう …… 」
( 触手を外し、様々な形の虫腕を引き下げた先に )
「 上手いのかしらねぇ 」
( 全ての機械類が取っ払われ、つなぎ目一つなく健全な体に
生まれ変わらせた…妹が連れてきた存在があった )
…なンでスかこの無駄な技術…
……はァ、本当に溜め息が出まス……
…喋り方はもう癖でス、受け入れまス…
…しかし、その、本当にアレ、必要な事ばかり
でしたか?
(小首を傾げて相変わらずマスクは付けているもの
裂けた口は元通り…目も普通に見えるように
なりながら少し身長縮まっている気もするが
黒髪の…何故か猫っぽくなっている)
…本当に謎なのでス…訳が分からないのでス
頭がゴロゴロこんがらがりまス…
「 失礼します、姉さ 」
( ピタリ 凝視 )
「 あら、仕事は済ませといたわ?…それじゃっ 後は貴女よ ニャル
…個性ってのは大事よ?ニャルみたいにガンガン個性は前に出さないと!」
( ルンルン気分で黒は白黒の隣を潜り抜け… リターンした白黒 )
「 っっんっ!… 体の方は問題無くなった様ですね… 色々、変わってますが 」
………まァ、ご指導よろしくでスね?
…私もこの頭に関しては本当におかしいと思いまス…可愛いはいらないでス…
…えーと、ニャル先輩…私は…名前は…えーと…
……なンでしョうね?
(黒いマスクを正しながら無理矢理草刈り鎌だけは
腰に装着して…見上げる形になりながら
色々不満そう)
……身長も変えるとは…!恐るべきでス…
「 ……呼び名ですか… 取り敢えず、私はこれからミェンと呼ぶ事に
しますが…指導の前に、これを書いて頂きます 」
【 契約書 】
名前
給料(希望額)
…これだけ
「 ニャル…いえ、上に対する敬いはそれで構いません
…………液体状にされないだけ遥かにマシですけど 」
……それ完全に私の頭を見て決めましたね?
猫扱いしてまスよね?
…はァ…じャ、これでいいでス…
【契約書】
名前…フォンミェン
給料…?
…ところで、給料とは何に使えばいいンでスか?
ニャル先輩…あの、スみませンが屈んでくれまスか?首がこれ地味に痛いのでス…
「 ん… こうですね 」
( 背中からの触手が軽くミェンの胴を巻き 同じ目線に持ち上げる…
森時代の安易な触手癖 )
「 割と…この城にはお金で何かを引き受けてくれる方が多いのですよ
メカニックを学んだり、特殊な医療を受けたり魔法の手ほどき 鍛造…
食事は私が作るか奢らせてもらいます、兎に角 働く以上は賃金を。」
………はァ…?
…えと、じャあ…五万円…くらいで…
(持ち上げられる感覚に戸惑いながらも
ポケットからチュッパチャップス取り出して
マスクの隙間に突っ込み舐め始めて)
……色々と、凄いでスね…?私がいたのは…
…遠い、島だから…ン…
「 ……それぐらいで、良いのですね…?
…良いのであれば、仕事の内容と部屋を紹介します
それと、目の前で物を食べる様な態度は私の前だけにしなさい 」
( もう一本の触手がミェンの衣服を剥ごうとし )
…ッ!?そ、そういう趣味でスかニャル先輩!?
…何故?美味しいでスよ?チュッパチャップス…
…仕事については掃除と聞いたけれど…部屋?
…カプセルとかじゃないンでスか?
(マスクの隙間から棒だけぴょこっと出ていて
もごもご動かし目を見開き驚きながら)
…ていうか、本当によかッたんでスか?
私が裏切るとか考えないンでスか?応援を呼ぶとか思わないンでスか?
( 剥いだ服を… ミェンの後ろから来たもう1人のニャルが受け取る )
「 綺麗に洗っておきなさい 」「 YES いぇす イェース 」
「 ……あぁ 」(【 Ω軸 】で空間を叩き割り… その空間の向こう側 )
両手両足が繋がれたまま肋骨を左右に開かれ 内臓という内臓が
ぶちまけられつつもまだ生きてしまってる者。
身体中の穴という穴を利用して生きながら蟲の巣と化した者。
皮を剥がれて頭以外を延々と薬品 湯 冷水に変えながら浸けられ続ける者…。
他にも……
「 ……仲間に加わりたいですか?」
いえ何でもないでスッ!!
…でも、本当に仲間がここに来るかもしれませンよ?
…ていうか、何で服剥ぐ必要があッたんでスかッ!?
(少々グロテスクな光景と同業者としての
恐怖を感じながらも
もう一つ訳の分からない事に驚愕…サッと
胸と股間部隠すも恥ずかしかったのか顔赤くなり)
…本当に訳が分からないでス、ニャル先輩
「 …… 慣れないんですよ 」
( 一旦、エプロンドレスの上側を脱いでミェンに着せ
身長差を活かし、ミェンに無理のない形で抱き上げ、自分の部屋へ )
「 貴女の仲間が来るとか、服が汚れてたから洗濯するとか…
害を及ぼすであればあの通り 服は先程…けど、貴女の様に
一に近い状況、其処から私1人で面倒を見るのは初めてなんですよ 」
( 部屋に入れば… なかなか広い部屋の真ん中にあるテーブルの椅子に座らせ
頭を撫でる… 見れば、慣れない事に関して少々不安と気張りの混じった表情 )
「 ……貴女を雇うと言っておいて、申し訳ありませんね…気負いだけで 」
…人間らしい所もあるンでスね、思ッてるより…
(裸にエプロン着る形になりながら
部屋に…暴れる意味も無く、ただされるだけ)
…正確には仲間では無いでスが…同じ待遇の人達
でスよ…同じ…
…なら、あれでス、自分に子供が出来たと思えばいいのでスよ、ニャル先輩…
(此方も慣れない景色…カプセルで保管されたまに
緑の多い場所で戦闘訓練だった為
初めてのモノばかり…椅子にちょこんと座らされ
少し色々と辛そうな表情…
…一本だけ服が没収される前にチュッパチャップス引き抜き…その一本を、悩んでいる白黒の口に
入れる)
…そんな気張らなくて大丈夫なのでス…
私は私のやれる事をしまスので…
「 んぐ … 」
( ちょっと間抜けな声出して チャップス受け取り… 一旦口から出す )
「 ……そうですか 」( 少し楽そうな表情になり、紙のロールをテーブルに置く )
「 …しばらく、出てますからそれを読んで… 私が戻るまで此処に居て下さい 」
( 扉を開け、向こう側に消えようと )
「 ……お茶と、冷蔵庫の食べ物は好きにどうぞ… 貴女も、楽にしていて下さい 」
( 言い残すと 冷えた気配のする廊下へ歩いて… )
【 紙のロール ・ 5階廊下掃除担当 ミェン 】
住む部屋 : ニャルの部屋
担当する仕事 : 5階廊下の掃除 ・ ニャルの手伝い
給料 : 8万円
防衛の義務は無し 城内の移動を許可
…取り敢えず…少しだけ…まァ、気になりまスよね…
……後で読んで…理解は直ぐに済みまスから…
…楽には出来ないでスよ、そりャあ…まァ…取り敢えずやはり…此処でスよね…
(少しだけ辺りを掃除しながら…紙ロールには目もくれず…マスク装着したまま…
…ベッドの下を捜索しようと潜り始めて…
途中で突っかかる)
…何故突っかかるのでスか私の体…
・・・ 凍れる部屋の前 ・・・
「 ………… 」
( シャツのままの状態なれど、普通にノックをする )
…あいよー…んひ…どーひたの?こーはいできてうれしくなった?
(お酒がぶ飲み状態…何故か知っており
むにゅり、堂々と胸揉み)
「 ……それもありますが… 忙しくなりますので貴女様の関係性に
一区切りを付ける為に此処へ参りました 」
( 冷静にセクハラかましたヴェルの手を降ろす )
「 ……来て早々、申し訳ないのですが 」
「 私とアダルトの親密関係を結んでは頂けないでしょうか 」
…え?
(唖然、酒瓶落っことす…頭の中で相手の言動が
響く…)
…は?え?えー…うーん…あ、ききまちがい…かぁ…そっか…ふへへ…
「 ……噛み砕かせて頂きます。私と愛を結んで下さい 」
( 表情も羞恥に耐えつつも冷静ポーカーフェイスが崩れつつ… )
……ほんまにどーひたの?かふぇいんせっしゅした?…いや、うーん…なやみところだけど、まぁ、いいよ?
(頬を摘んで大きく引っ張りながら少し呆れて
正直まだ信じられず)
「 …………… ありがとうございます 」
( 極めて冷静に礼を…… して 冷静が崩れ去った )
( いきなりヴェルを抱き上げ、抱き締めながら熱くキスをする )
「 ………ん 」
…ん…もう…にゃるはおさないこがすきなの…?
…もしかしてだけど…
…はぁぁ、すけべ…
(背中から冷たい…でも小さい氷の粒を落として流しながらキスを素直に受け止めて)
「 ……すけべは貴女が言わないで下さい 」
( ヴェルを降ろし、ハンケチで背中の濡れを拭き取る )
「 ……では、後で 」
…はいらい、あとで…ね…さて…
…のみなおそ、あと…ふくかえよ…
(一旦扉を閉じて……割れた酒瓶の回収)
[ ガチャ ]「 戻って来ましたよ… 」
・・・・ニャルの自室・・・・
「 ロールは読んで頂けましたか?「
…あの、スみませン、引ッこ抜いてはくれませンか?
(ベッドと床の間に挟まりジタバタ足動かしたりするも抜けず…紙ロールは触った痕跡もない)
[ ズズッ ]「 …そういった場合はベッドを上げて貰うように言うのですよ 」
( 触手が二本、ベッドを持ち上げて挟まってる者の脚に巻き、宙吊りにして救出 )
「 床も柔肌も傷付ける訳には行かないでしょう、そもそも何故其処に… 」
( シャツ姿で腕を組んでいるものの… 何故か、胸辺りに濡れた跡があった )
………お、おォ、凄いでスね…これ…
…いやァ、こういうのッてお決まりじャないでスか?
本とかビデオとか…あ、ていうか何で濡れてるンでスか?
(宙吊り状態でジッと目を見つめながら
誤魔化すように相手の濡れている部分に手を伸ばし)
「 ……( ヴェルさんの部屋には行かせない、か… )」
( 考え事している間に…胸に妙な感覚 )
「 …気になるからと言って安易に触る所ですか?」
( 宙釣りにした状態から普通に立った状態に戻し、半ば呆れて頭に手を置く )
……いやァ、いなかッたしチャンスかなと思いまス…そういう事でス…
(ぽふっと頭の上に手を置かれて戸惑いながらも
プシュッと消毒液噴射)
…清潔にしましョうね?
( 液を浴び 目に入っても平然とミェンを見下ろす )
「 …その前に貴女は他人の胸に触れた事に謝罪しなさい 」
( 触手とタオルで液を拭き取り、両手を目の前にいる人物の背に回して
抱き込み、触られた自分の胸に押し付ける… シャツが濡れてる感覚もある )
「 まあー …綺麗にする心がけ自体は歓迎しましょう… 間違っても他人の顔にはしない事 」
……いいじャないでスか、減るモノではありませンよ?
…後目に入ッたのは普通にスみませンね…
……所で、その、ナニカ凄くメスらしくなりましたか?ニャル先輩…
(むにゅりと柔らかい感覚…自分はふみゅ…
…感覚の違いに小さな怒りと絶望を覚えて
じーっと見ていて)
…何故でスか…これは納得が…
「 …その理屈だと貴女を好き勝手しても問題はない事になりますね
とりあえず、貴女の此れからについての説明をしますが、その前に… 」
( 椅子に座らせて、紙のロールを懐に入れる )
「 お腹は空いていませんか?…私の部屋にあるお菓子も食べてない様子ですけれど 」
…お腹は空きませン…あッ…それより、あの、紙…もう一度…見させてくれませンか?
(やっと見ていないのを思い出して
懐に手を伸ばす)
……こういう時は身長低い方がありでスね
「 ……妙にな所に顔を突っ込む前に気付いてくれませんか?」
( 渋々懐から紙のロールを出せば、伸ばされた手に握らせる… )
「 …お触りは私が寝てる時だけにして下さい 」
………いやでス、ニャル先輩がお触りしてくるのだッたら私もやり返しまス…
(じーっと数秒紙ロールの内容に目を通せば
すぐに渡す)
…はァ、仕事については分かりましたよ…
( 紙のロールを受け取り、また懐へ )
「 …はい、では 仕事は明日から… 今日は休んで下さい
じきに、貴女から預かった服も乾かしが終わるでしょう 」
( 部屋の鍵を開け、ミェンの頭をゆっくりと撫でる )
「 ……よろしくお願いします… いつか、慣れて下さい 」
……あの服の方が慣れていまスので早くお願いしまス…
…分かりました、改めてよろしくお願いしまスね?ニャル先輩…
(部屋から出る前に飛び跳ねて無理矢理ハイタッチ
…そのまま城の探索に出かけようと…)
[ バズっ ]「 イタタ、痛いとわわたしは思いますね 」
( ミェンの服を持ったもう1人の…ぎこちないニャルが入り口でぶつかる )
「 あ、本体本物オリジナル 洗濯完了しましたよ 」
「 ご苦労様です、では ミェン、私の服を 」
…ン?……ンン?……あれッ?
(何故か二人いる…交互に見比べる…
…自分の頬叩くが夢じゃない…二人の体を触る)
…本物…分身もできるのでスか…むゥ…
「 そぉれ 」
( ぎこちないニャルがミェンの着用するエプロンドレスを剥き
その際落ちそうになった彼女の着る服を本体が拾う )
「 だから…お触りは私が眠っている時と先ほど言ったばかりでしょう 」
……あのでスね、疑い深い時は触ッて確かめるのが普通でス、それに服を脱がすのはおかしくありませンか?セクハラではありませンか?
(小首傾げて少しイラッとしている…
…サッとまた危ない所は隠す、マスクで見えないが…どうにも呆れているような声)
「 …また、手っ取り早く済ませようとする私の癖ですよ…
あぁ、そうそう…これを持っておいて下さい 」
( 分身体がミェンに元の服を着せ、白黒も着せていた服を返して貰った
綺麗に着こなした後でスカートの裏より… ガラケーを出し、ミェンに渡す )
「 何か問題があり、貴女の手に負えないのであればそれで私に連絡をして下さい 」
……古いでス…最新機器では無いンでスか?
…ま、これでいいでス…けど…
(清掃服を着こなして改めてマスクを正しながら
ガラケーポケットに仕舞う)
…分かりましたよ、連絡は…するか分かりませンが…
「 会う方々の機嫌に注意しなさい、それさえ気を付ければ
貴女は新しい生き方を充分以上に堪能出来るでしょう 」
( 複数の紙を取り出し 色々と書き始める )
「 ……………… 」
……機嫌が左右するとは…矢張りこの城、中々におかしいでスね?…本当に…はァ……
……そうだ…全てが終わッたら…ゲームを開催したいでスね…皆で…
(チュッパチャップス舐め終わったのか棒だけ
引き抜きティッシュで包んで歪みの中に入れる…
…広い場所、とても1日で全て把握できるとは思えないが…とにかく探索)
「 ……………… 」
( 書き続けている… 内容が、ほぼ 名簿 )
・・・・大廊下・・・・
「 . . . . . .駄目かァーー . ...ぁーー 」
( 相変わらず...引くのは荷車、魔術以外は完璧に出来ている銀猫の盾で積んだ山
見れば一つ一つ試行錯誤の跡があるが....どれ一つ新たな能力を開発出来ても
望んだ性能には達していないらしい )
「 ......... はー 」
…………
(早速謎の人物を発見…盾の山とそれを引く…
…身長が2倍ほど差がある女性、何となく近寄る)
……スみませン、そこのアナタ…この盾、一個貰ッてもよろしいでしョうか?
中々に優秀な鍛冶屋と見ましたし…これは恐らく失敗作…ではありませンか?
「 . . . なァ?お前が誰かっていうのは後で聞くしオレは寛容だけどさァ . . .
鍛冶屋に面と向かって失敗作とか言うモンじャねぇよ 」
( 歩みは止めず、重く初対面の存在を見下ろして . . . ミェンの背が
低いのもあるだろう しかしこの大女は視界に収めるだけでも結構きつい )
「 ぁー . . . ま いいや、どォせ街に格安提供すんだからねェ. . .
気に入ったのがあるんなら貰ってやったほうがコイツらも本望だろォよ
つー訳で二つくらい持ってけ 」
……失敗作ではないのでスか?
…いや、まァ、有り難く貰いますが…
(荷車に乗りガサゴソ探す…何となく目に入り…
…キラリと輝きを保つ、普通のより少し大きなのを発見…それにするのとついでに
顔しっかりと見れてないので、後ろからぴょこっと顔出して…)
…この二つ貰いまスが、構いませンか?
……中々、防御の手は私少ないので…
「 はいはィ、本物作りには失敗してますよッ 」
( 流石に二回も言われれば不機嫌、語尾が強くなる )
「 だぁから...! やるって今言っただろゥがよおォ 」
( 聞いて振り向き、やはり初対面で猫耳な小さい奴を視界に収める...
何処と無くナイ=ア、ニャルを思わせる姉御肌の美人、性格が合ってない )
「 ヤルって言ってんだから構わず持ってけやァ ... というか誰だァ?お前 」
………スみませンね、どうにも人が怒るのを
見る方が好きでスので…
(ニヤリとマスクで隠れているとはいえ…面白く
裂けていない普通の笑み浮かべ)
…感謝致しまス…後私のこれは猫耳では無いでス、髪の毛でス…だからそンなにみないでくれませンか?
(姉妹というだけ顔は似ているもののどこか
イケメン…といえば良いのか、男を感じる面構え
盾を持ちながらそのまま上に乗り自己紹介)
…申し遅れました、私ニャル先輩から指導を受けて明日から手伝いをスる事になりました、フォンミェンでス…ミェンと呼ばれました、ニャル先輩からは…
「 あぁ?.....あいつ、そーゆー事もやり始めたのか. . .
ニャル所以だけあって変な奴だな、お前 」
( 片手で乗ったミェンを掴んで猫抱きっぽく
より負担のない持ち方をして、選んだ盾を眺める )
「 . . . ニャルの姉、次女のテホプ。月夜とも呼ばれるな . . .
いい方の盾選んだじゃねェか.... あいつの下だから苦労するだろォが
まぁ 頑張れよ . . . 」
……何故こうも私は持ち上げられるのでスか?
ニャル先輩に比べたら常識人でス、私は、絶対に…
(相変わらず持ち上げられながら不満そうに呟き
再びガサゴソポケット弄り…チュッパチャップス
口に突っ込む、お得意)
…テホプ先輩でスね、分かりました…
……とにかく防御、守る手段が今は欲しいのでス
頑張らせていただきまス…美味しいでスか?
「 . . . [ バリバリバリ ]んん、甘いのも悪かねェな 」
( そんな食べ方じゃない )
「 ま、そんな時にオレに会えたのは幸運って奴だなァ . . .
上手く使えよ?その盾、本物じゃあ無くたって一級品なんだからよォ 」
( ミェンを下ろし、玄関へ進んで行く )
……舐めてもらえませンかね、飴は特に…
(ドン引き…手袋を装着する)
…了解でス、確かに失敗作とはいえ中々に防御力はあるようでスし…上手に使わせていただきまス
…それに、とても綺麗で、能力とも相性が良さそうでスね…
(何度も何度も…言っている)
「 . . . きひひっ、変な奴だよ お前 」
( 笑いながら、その場より去って行った )
・・・戦闘場・・・
「 ……… 」
( コロシアムの観客席、その一角でうつら うつらと
睡魔相手に苦戦をしている やや特徴的なヘッドフォンをした
女の子が居る… 利用者が居ないらしいので、暇で眠りかけらしい )
……すぅぅ…
(戦闘場の中心の円で丸まって寝ている…
…此方は睡眠には勝てておらず寝息立てている
気づいていないのかとてもぐっすり)
…すぴぃ
「 …… …… ふわぁ …… 」
( __気付いて、寝た。 猫特有の気持ちよく眠る姿 それを眠い時に見ては
轟沈は免れない 今、ここに猫の犠牲者が1人生み出されてしまった… 。)
( ニャルの調整により 温度も適温に調整されて風当たりも良い
そんな戦闘場の環境では居眠りする存在が絶えなかった )
( 1人、否 1機の小さな影が赤猫の丸まる上に着地する )
………んみゅぅ…ぐぅ……
(ぽかぽか、心地よい春のような暖かさが辺りに
充満…乗った機械に気付く事も無く、本当に
ぐっすりと寝ている……)
(柔らかな体毛も丁度よく、機械を包む程度には
できている…)
・・・・
『 んー ぐっすりといっちゃってるねェ?猫ってのは睡眠薬か何かかなぁ 』
( ベッドのようにぽんぽんと叩いて寝心地を確認、ふわもふ )
『 よーし じゃあその眠り!底なし沼みたいにふかぁーくしてあげよう!』
( 自身も寝転がりつつ ライトニング波動砲チャージを応用して・・・
猫の全身を機械故に加減の効くか弱い電流で 心地よく刺激する )
『 そぉーれぇ ぴりぴり ぴりぴり 』
…ん…みゅぅ…
(電流に少し驚いたのか体小さく跳ねるが
心地よい為ぐっすり睡眠…機械の周りだけどんどん暑くなっているが、気づいておらず)
…すぴぃ…ん…
(体毛絡めとったのか機会が逃げる事も出来なくなり…)
『 うわぁ ・・・おーい 』
( 何処からか現れたアンカー・フォースで絡みついた猫毛を外し
無理やりといって良いほど力任せに脱出、眠気は消えてしまった )
『 ひぇー おっかないおっかない・・・ 』
……すぅ…んぅ…
(当の本人は気付いておらず、そのまま
ごろごろ転がったりしている
これでも一応しっかりと寝ている)
…くかー…
『 うっしぇ、損した損した・・・ 』
[ ギゴガゴゴ ]
( 変形、そのまま退散した )
「 ………すぴー すぴー 」
・・・・・大図書室・・・・・
「 -- -- --- -- 『 二重の空 兼ねて降ってくる雨すらも虹に萌えて… 』」
( 不思議がる騎士を早めに下がらせ-- - - 何時もはやらない朗読する程
そわそわ そわそわとした感情を募らせて自分の位置に座り込んでいた。
落ち着きもなく読書をするなど蒼の特徴に当てはまる事がなく、書庫に住まう
本の霊達は異常の雰囲気にそそくさと自らの本の内へ逃げ込む )
「 -- - --- - - ぅ -- -ダメよダメ!落ち着き落ち着き!平常心っ!」
…恋、してます?
(ひょこっと読んでる最中に仮面だけが覗き込み
様子から察した一言…)
…なるほどなるほど?ザレッドの友人さんに…
…ふぅ〜ん…ふふ…それはそれは…いいですねぇ
恋らしくて…うんうん、とてもとても…
(背後でくるくる回りながらにやけている…)
「 は はぁっ!?-- - -んんっんっ!-- -そうよっ!何か文句でも付ける気っ!?
言っとくけどあんたみたいなへんちくりんの価値なし仮面に何も言われる筋合い
なんて無いわ!」
( 図星、開き直って明らかな敵視 )
…いやいやぁ?別に、気持ちは分かるし…
折角だし、お話しよ?…恋ってさ、いいもんだよねぇ…ふふっ…
……そういえば私も最近会ってないなぁ…何してるかなぁ…
(隣に座ってにこっと笑みを浮かべる)
「 -- - -- あぁ あいつね -- ---- -- ふぅーんそうねぇ - --- あぁ 成る程 -- -- - 」
( 水晶玉?を覗けば色々反応、いずれも良い反応ではなく )
「 -- -- --あんたに付き合う気分じゃ無いんだけど 」
なんで?いや、それは理不尽どころじゃ…はぁぁ?
(一瞬仮面と一緒に目が赤く光る…が、咳払いと
同時に黒目に戻る…)
……まぁまぁ、話そ話そ?
私もあの子の事知ってるよ?…少しだけ
-- - --- -- -- -
「 -- - - - あんたから何も言われる筋合いがないって言ったじゃない
そもそも何であんたなんかからフロの事聞き出さなくちゃならないわけ?
聞きたい事必要な事があればタイミングがいい時に自分で言わせるし 」
( 冷静な読書、腹立ててるだけで至って他は平常化 )
「 まぁ あんたのお見通しな関係の話なら聞いてあげても良いけど?
手を出す気もないけど 」
………むぅぅぅぅ…ふん、いいもんいいもんだ…
…久しぶりに会いに行こっかな…ふへへ…
(仮面被って緩んだ笑みを隠す…
…照れているのか頭を掻いている)
…ま、いーや、じゃ、またねー…
…あ、本とか借りていくからー
「 期限は30日以内-- - - まあ 補充されるけど 、空きがないようにしときたいのよ 」
( こちらも完全に読書に戻り )
……あ、そうそう、君さぁ、彼守ってあげれるの?
(最後に不穏な言葉が耳元で…?
気配も無く…既に扉から出て行っている)
「 -- - -- - 私を何だと思ってんのよ 」
-- - -- - - -
( 静けさが 響く )
・・・・・生物飼育プラント・・・・・
「 ……… 」
「 ……イリエワニも良好… 何も問題なし 」
……やっぱり…自然は…いいですね…
…とても、心が落ち着くと言うか…凄い…
(辺りを見渡して嬉しそうにほんわかな気持ちに
陽気な笑顔を浮かべている)
…あ、ワニ…怖いけど…うん、やっぱり…
…ちょっとかっこいい…です
「 ……フロッソ様、でございましたね 」
( 書き留めた書類を懐に、自由行動を合図すれば
嬉しそうにイリエワニは泥色の河の中へ入って行った )
「 ……とやかく言う資格も、その気も私にはありませんが…
その感性、忘れてはなかなか思い出せない物だという事を心に留めて下さい 」
( 面と向かって、上記 __何の所以があるのかは知れない しかし見透かすように )
…あ、は、はいっ…名前覚えてくれたんですね…!
…え…っと…?ワニって…かっこよくないですか?トゲトゲな所とか…牙とか…尻尾とか…
(名前覚えてもらっていた事に歓喜して嬉しそうに小さく跳ねながらも
相手の言っている事がよく分からないのか
首を傾げてワニのいい所を言う…他にも何がいるのか見渡して)
「 ……はい、御客人様 ですから 」
( 畏まった体勢 三歩離れながらも周囲へ気を配る )
「 それらは全て攻撃性を獲得したが故に存在する部位
見た目通りの恐ろしさの意味をを再確認すれば、違った見方も出来ますよ 」
……そんな照れるなぁ…はは…
…???
(少し恥ずかしそうに頭を掻いているも
言葉が理解できないのか頭に?を浮かべている…
…少し考えてみるけれど、中々どう言う事か分からずで…)
…え、えーと…つまり…その…?
「 ……噛み砕きましょう… フロッソ様は自然に対する感性…
自然を見る目が豊かです。それは気質や性質として 実は類い稀なもの 」
( 翼の音が聞こえる…腕を横に上げれば、その腕に鷹が止まり
白黒は頭を撫で、鷹も甘えるように頭を下げる )
「 …その自然に対する物の見方を 少し変えてみては如何でしょうか
例えばこの… 鎧のように強靭な羽を持ち 矢のように鋭い爪や嘴を持つに至った
鷹がどう生きてきたか… そんな、踏み込んだ見方を意識するのですよ 」
…………なる…ほど……?
……分かりました…あ、後ろ気をつけた方が…
…いいですよ…?
(自分の考えを変えてみる事を思って見て
少し難しいが頑張ってやろうと思いつつ
礼をする前に後ろを指差す…ただの植物…に
見えるが、強力な酸がゴポォッと吐き出すように
溢れ出る…が、それが何故か消えてその場所に
彼がいて…元々いた場所に小さく穴が空いている)
…うん…こう言う時…そうだ、図書館…なら…
ありがとうございました…
「 ……… 」
( 鷹を離す、ウサギでも探すかと軽々と空を飛ぶ鷹
全てを見終わり、プラントから去っていく白黒 平常が 全てを覆う )
「 ……ミェンは大丈夫でしょうか 」
…スみませン、離してくれませンか?
〈そういわずにさぁ…のんでけー?…ほら、おみゃえもどーせ、みためとはねんれいちがうんだろー?〉
いや私は普通に未成年…お酒を近づけないでください、一番気に入らない飲み物でス…
(絶賛、酔っ払いに絡まれていた……
部屋の中で酒瓶頬に押し付けられ…
…鬼は相変わらず酔っていてどうにも
めんどくさい状況…)
「 ……… 」
( 何やら嫌な予感と胸騒ぎがするも… 連絡は来ていない
……少しは肩の力を抜こう… 書類整理を続けることにした )