星は集う
その場所へ
血は混ざる
その魔と
絆は紡がれる
新たに増やしながら
夜は満ちた、平穏願って
日々を送ろうか………
……えと、これでよかった?
…あの、離れてください、連絡しまスから、通報しまスから…
〈つーほー?いやぁ、よのなかもぶっそーだねぇ…
…あんたもそんなつらいことをわすれてのもー?
いまひまなんだよー、おねがーぃ…てか、あんただれ?〉
…アナタさては暇でスね?私はまだ仕事という名の娯楽があるのでス…
本当に離してください、アルコール消毒は好きでスがソレとコレとは話が別でス
(ガシッと肩掴まれる…完全に酔っ払いに絡まれる
…何とか片手ポケットに突っ込んでポチポチ入力して送信…操作方法合っているか分からない為メールがどうなっているかも知らない)
(ニャルの懐に入っている携帯に1通しっかりと
メールは届いた…)
[ 吾郎っ♪真島っ♪吾郎っ♪真島っ♪真島ーけーんーせーつー!]
「 …… 」
( 端末に着信、メールが1通で差出人はミェン …一応ウイルスを調べ
問題が無いので開く… 書かれていたのは…?)
「 ……ん?」
〈題名:まさぐってください〉
〈差出人:フォンミェン〉
「何故かとても体が興奮されてまス
早く来てください、来ないと私がやばいでス
下手したらこれイキまス
まずくてあついモノも飲まされかけてまス
本当に早く来てくれませ」
(…色々ツッコミ所はあるが、とにかくやばい
ピンチな状況…らしい、打ち間違えや変換ミスが
一応あるにはあるのだが…
…そして何処に来いとも書いてない、全てアウト)
(…いや、ニャルもよくよく考えたら何故その
眼帯般若のテーマソングなのなと突っ込みたいが…
…ボケは受け継ぐのだろう、多分)
( 端末を閉じ 思念…大体の位置を知り 溜息 )
「 ……はぁ… 『 ガレット ・ザ=メイド 』」
THE WORLD
・・・・ヴェルの部屋・・・・
( 突如物陰から現れた触手がヴェルを拘束せんと20本が襲い掛かり
二本がミェンを引っぺがしに掛かる )
……………
(当然両者動けるという訳でもなく…
…されるがまま触手がヴェルの四肢と腹を拘束して身動き取れなくなり…
二本で距離を取らされる…何かあったのか
服が両者とも少しだけズレている…)
「 ………さて、何があったのかは知りかねますが … 」
( 物陰から現れ、触手でヴェルをそのまま拘束しておき ミェンを下に降ろす
腕を組み、落ちてる酒瓶を拾ってはくるりとヴェルを振り返る )
「 ……おおかた、また酒乱ですね?」
……………
(まぁ、大体誰が見てもそうだろう
ヴェルだけいつも通りだがとても顔が赤く
そして酒瓶を大量に持っている…そして…
…床に氷の粒が無数に落ちている、踏んだら地味に痛い…)
(…それと時間停止未だ解除されてない為
ピクリとも動かない)
( さっさとメモに…『 警戒を怠る事は無いように、早めに連絡を 』と書いて
ミェンに握らせ、ドアの外へ置いて鍵を閉め 最後に触手二本の火炎を用い
床の氷を消滅させる… やるべき事は全て終え、本体はヴェルの前に移動
酒瓶を全て机に移動させ、一つのみ片手に持ちもう片手で氷鬼の顎を上げて
上下関係の様に向き合いながら… )
クロック アップ。
……あれ?…なんで私外に…あ、なるほど…
…本当に頭も含めておかしいでスね…
………はァ、まァ、とりあえず任せましョうかね
ニャル先輩に…ニャル先輩も変態でスね、やっぱり…
〈ふぁ?あれ?にゃ…んんぐっ!?ちょっ、これ…んぶっ…ぶっ…っ…!〉
(中から聞こえる声で大体何が起こっているか
分かり、無理矢理酒を飲まされている…)
「 ………… 」
( 飲ませた酒、それは制裁…例の薬に 多量の麻痺毒まで混ぜ込んだ一品 )
「 ……一応、あの子も未成年で体も人間なのです…私のように
酒盛り等に付き合わせないで頂けますか? …言ってもダメな気はしますが 」
( 全て飲ませ、拘束外せば… ドアの鍵開け )
「 …( 全く、書類は残ってるわパワーも使うわ…幾らでも疲れさせてくれますね )」
……ドン引きと言えばいいのでスか?
凄く…うん、ニャル先輩、変態でスね…
………まァ、私は仕事に勤めるのでこれで…
(逃げるようにその場を後にしようと…
マスク外して呼吸整えながら)
〈…にゃる…ぅ…これ、うごけ…にゃぁ…〉
(ピクピク痙攣しているも動ける筈もなく
蕩けた状態で放置される…)
「 暴力を使わない制裁はあれが良いのですよ… 貴女も、気を付けなさい 」
( 地味に持ってる猫の顔を模った盾に注目するが 書類を纏めようと去って行った )
「 ………やれやれ 」
・・・・・・大図書館・・・・・・
「 魔界三世紀- -- - 魔界三世紀-- - --あった-- -- --- 」
( 二階へ登り、何やら分厚い図書を見付けて -- -- 書庫の構造は
一階より、上へと螺旋状に続く無限と呼ぶに相応しい巨大な書庫
本棚が部屋上に設置されているのは一階のみであり、後は全て
壁にみっちりと詰まっていた )
…おぉ、その本…懐かしいねぇ…
……しかし、本当に此処は広いなぁ…回るのに時間がかかるよ…はは…
(いつの間にか空中に浮いており煽るように拍手
何冊もの本を手に乗せながら面白そうに
見ている…ムカつく程清々しい笑み
…よく見ると本の題名は…馴染み深いモノで)
( まぁ あたしが集めた知識全部詰め込んだらこうなるわよ --- - )
「 -- --- -- 軽業師が本を読むなんて意外ね、ほんと あんたみたいには
なりたくないわ --- - - さて、ネクロノミコン - -- - -闇の六法 - - -- - 」
( 探しに また二階を回り始めた、376階では手早く騎士が資料整理をやっている )
…軽業師か…一応医者なんだがな…
そんな酷い事言わなくてもいいんじゃないかい?
同じ穴の狢だろう?
(本棚の上に乗りくつくつと煽るように笑いながら
持っている本をペラペラと読み始めて)
(…本の題名は…『過去改変と未来予知』
また隣に積んだ本は…
『思慮は今罪と知るべし』『巨悪の人生』
『不死身の爬虫類』『バッドエンド=?』
…一癖も二癖もある本ばかり…)
「 --- - - - -- 」
( 読書を始めたのを見れば 反射的に口を紡ぐ、読本の邪魔- - -
自分が忌み嫌っている禁則に近いものを自ら犯す気にはなれない。)
「 - - -- - -- - -- あった 」
___ 10分後
「 -- - - - - -- - -- 」
( 自分の位置 机の上に本を積み上げ、読書中の蒼 - -- -
変わらぬ姿、無害にして望ましい状態がそこに在った )
………っと……
(いつの間にか隣に座り…静かに本を読んでいる
本の量は増えても減ってもいない…じっくりと
読んでいるのが分かる)
…ふふ…ははは…いいじゃあないか…
(…時々、独り言を小さく漏らすが…そこまで
騒がしくはない、さっきまでとはまた違う…)
「 --- - - - -- ストーカー 」
( ジト目で言った、それ以降は静かに読書。
大した興味はなく 相手にもそれは無いだろうと ヨグは思う )
( しかし 真実など大した問題では無い )
……ふふ、いやぁ、別に雑談するつもりはないが…寂しそうにしているからねぇ…
(サッと本を差し出す…題名は『恋の108』
…完全に分かっているらしい)
…それと、私に対してそれは失礼じゃないかなぁ?
(不気味な笑みと眼光…持っている本からして
とてつもなく嫌な予感もする)
「 - - - - -- その類であたしを脅そうって言うのなら
あんたをゴミとでも思って消し去る事を検討する事になるんだけど 」
( あの -- -- ひょっとこと同じ様なものを感じれば当然辛辣な声色 )
……はは、笑えるなぁ…脅そうなんて気は起きないさ…勿論…
…恋はトラブルがあってこそ成立する…らしいからねぇ…ふふ…
(余裕の笑顔…それどころか嬉しそうに笑っている
とはいえ特に手も出さず…また本を読む)
「 何よそれ - - --- あんたが産まれるより前に生きてきても --- -
全くもって読めないわ、あんた達の事 - - --- -- ん、待って そもそも ---- -
-- -- - - ?あたしって- - - -? - - - -あれ あたしって- - - 2年前 - --何をして- -?」
( 『以前』『前』、昔に関するワードに反応 それを自分で重ね合わせて- - - )
…………おっと…今はまだ…思い出す時期じゃあないなぁ?
(無理矢理思い出そうとする脳味噌…瞬時に透明化した手を突っ込み意識を失わせて…ここ数分の記憶を無くさせる)
……君はまだ、正義という光になれるとでも思っているのかい?
いいや、違う…私達と同じ…悪だ、憎たらしく、恐怖を与える存在…だろう?
(不穏な事を呟きながら…次の本…『巨悪の人生』
背表紙を向けて読み出し…)
ぁっ -- -ぁっ あ --- - --
「 -- - -んっ -- - ( 居眠り-- - ?)--- -いきなり何を訳のわからないこと言ってるのよ
そもそもあたしに、クロとかその妹とかと同属にそういう事を問う事自体
バカか間抜けか、それとも堕ちるとこまで落ちた気狂いの沙汰だって分からない?」
( 旧神の本質、それを一部の記憶と共に失っている以上は
そう言った攻撃に抗う術を持たず あっという間に記憶は消され )
……一番似合うのは…それかなぁ、気狂いの沙汰…
…まぁ、いいよ、ヨグ君は…ふふふ…っははは…
……どうやら、元気で…いけそうだなぁ…
(パンっと本を読んでから本を持ちながら
外へ出る…)
…あの感じだったら…やはり…っふふ…
(不適な笑いと、邪悪な後ろ姿…どことなく
感じるカリスマを見せていて)
「 --- - - -- -気持ち悪い 」
( シンプルな感想をお一つ 去った後のフレッシュな図書室の空気に当てられ )
「 -- - - - - - - - 」
( 落ち着いた気分、リンゴの様に割とサクサクしながら
木漏れ日の様に日が注ぐじんわりとした暖かさの中で 読書を続けています )
…あ〜…えっと…その、時間が空いたから…来た…よ?
(ひょこっ、図書室の入り口で顔だけ出して報告
とりあえず大体の所は見れたので気持ちも落ち着く此処に来た…)
…えっと…本読んでるなら…出直そうか…?
「 !! 」
( 本を閉じ ばっと身を乗り出して声の主を - - -目に収めれば
嫌な事の連続で曇っていた表情にも日が差して )
「 いいよ!いいっ - - -- あたしも時間、空いてるから 」
( 慌てて呼び止め、-- - 落ち着いて )
…ほっ…よかったぁ…おじゃま…するね?
……えっと、なんか…こう、無理してない?大丈夫?さっき少し顔が…
(安心してゆっくり入ってきて気分落ち着く雰囲気
念の為大丈夫かと首を傾げる…問いかける
ぐるーっと一周見渡す…それでも目が痛くなるほどの大量な本達…これ全部読むのに…何百年とかかるんだろうか…)
「 平気よ、平気 - -- - 別に あたしに悩みなんて無いし 」
( 見回す様子、多分 自分の収集した物の数々に心奪われているんだな と
心軽くふふと笑いながら、それが結果的に表情柔らかくしていて )
「 - - - - ----- - お城見学、どうだった?」
……凄い、個性的な人達が多くて…とても…レッドの友人とは思えないような…人達でした…
(目を閉じて思い出す…不可思議な光景
鳥籠の中からやっと出れた小鳥のように初めて見る景色ばかり…テーマパークのように楽しいもの
ばかり…それだけで幸せだったが……
…特に気に入ったのが植物や動物がいるエリアと
…此処だった)
……あ、でもあの…此処は別格というか…
…また、違う…実家…無いですけど
実家のような安心感…ってやつ…です
「 -- - - - --- あたしが居るから? --- なんて 」
( 一度の経験さえあれば耐性は容易、軽い冗談がふわりと飛ぶ
- - --- 初心、知ろうと思った途端 強烈に惹かれたコイツの魅力 -- - -
少しだけ、わかった気がした )
……あ、いや…もしかしたら…はは、えっと…
…そうかも…しんない…です…ね
(少し嬉しそうに、でも恥ずかしそうに
両手を合わせて指をわしゃわしゃしながら
じっと見つめてしまっていて)
「 - - -- -- 恥ずかしがらなくたって --- - 良いけど -- -- あんまり見ないでくれない?」
( 顔を背けて頬染めて、--- 若干 声が上ずってしまった。かつて 知識に辺獄を付与してきた
何者隔てなく天災の化身、今は覇気も無く ただ奇妙な焦がれに心躍るばかり )
「 とっ とにかく!今はゆっくりしていきなさい!」
…ぇっ、あっ!ご、ごめんねっ!?…う、うん、ゆっくりしていく…うん…!
(本を読む、少しだけならお茶もできる
とてもリラックス出来る空間であると言えるだろう…少しだけ頬を赤くしながら返事しては
脈が早くなっているのを感じる)
「 っ -- ---- ( むぅ--- )」
( 結構赤く頬染めて、そのまんま読書を続ける-- - 面と向かって
話すのはまだまだ難しそうだ - - --- そんな様子を笑うかの様に
日当たりは少し強くなって )
「 -- - - -- -- -- - お茶、いる?」
……ぅ、うん…お茶…飲む……
(本を適当に取ってから…読み始める
まだまだ話すのは厳しい…気がするから
とりあえず少しずつ距離を縮めたいとは思うが
話題も何も無い…とりあえず頼む)
( 香りのいい -- -- 真っ青な茶(?)を持って来て -- - )
「 - - -- あんた - - --フロ、あいつ -- - クロには、会った?」
……へ?クロ…って…誰です…か?
…あ、いい…ハーブティー…ですね…
(すぅぅっとまずは匂いを楽しみながら少しだけ
口に含み…味と充満する香りを楽しむ…
…聴き慣れない人の名前に首傾げ)
「 -- -んー - -- あの、銀髪メイドと似た感じで あたし位の黒い奴 」
( その様子、感想を朗らかに眺めて 慣れた手つきにちょっと注目する
同じ机で頬杖ついて、今度はこっちからじっと見てやる -- - 真面目ムードなら平気 )
「 あいつには気を付けて 」
………あぁ!あの人ですか…凄く優しかったですよ?…なんか、貰いましたし…
(掌を開いて見せて小さな…団子状の物
何かは分かっていないし、ついでに調べるつもり
…優しく接してきてくれたのであまり疑いたくは無い)
…え?…んー…でも、優しい…ですよ?
……わかりました…けど
「 そう、忠告程度に思ってくれれば良いわ。 - --- それじゃあ この話はおしまい 」
( 間も無く隣に座り持って来た本を読み始める、物のついで とお茶も注ぎ- --
ちらりと持っていたものを見て、一瞬訝しむ様な目付きをしていた )
「 - -- --- -- あの変態と- -- 仲間についてはどう思う?」
……へ、変態…まぁ、うん、否定はしない…ですけど…
…いい人達…だとは思いますね、皆個性的で…癖もありますけど…でも、心はとてもいい人だと思います…ただ…その…
(思い出して嬉しそうに…ただ、その笑みも消えて
お茶を飲みながらボソッと呟く)
…“二人”以外は…ですけど
(思い出される…邪悪な精神
隠してはいるものの、潜んでいる明確な悪意)
「 - - -- ひょっとこ仮面と、軽業ストーカーね- -- - 」
( … )
「 - --- - 一枚岩、それはこういう状況だとあり得ないわ
ホントに信頼できる人を見つけておく事ね。--- あの変態強姦魔以外 」
………あ、あはは…まぁ、その…出来たら、みなさんと友達になれたらいいんですけど…ね
……それに…レッドは…やっぱり、親友ですから…
(命の恩人とも言えるが…何故か、親友の方が
しっくりと来る)
…でも、本当にあの二人は気をつけておいた方が…いいと…思いますね…
…まだ、実行してないから…罪には問われないのかも…しんないけど
「 - -- -- - -それを言うなら -- -- 」
( __半狂乱に生理的不快感を伴う怪物達を殺害する人間達、
泣き喚きながら逃げ惑う怪物 手向かうものは地面から突き出る触手に -- --
互いに涙と血で地面を濡らし続けた 怪物が逃げる以上それは多くの地へ及び
それが発端となり 戦争、多くの血が流れ続けた。__茶を嗜みながら - - - -
《 下らない遊び 》と - -- 黒い影は 王の亡骸の上に腰掛けてそう 扱き下ろした )
「 - -- - -あいつも同じよ 」
( フロのお茶をまた注ぎ - - --- 知る事を許された 過去の断片を思い起こす )
………嫌な事は思い出さなくて…いい…からね?
(注いでもらいながら…少し辛そうな顔を両手で
抑えて…そっと告げる
生唾飲み込み息を整える…自分も何故か
記憶を思い出そうとしてしまっていた)
…はぁー、だめだめ…うん!辛い事ばっかだと
心がまた曇るからっ…ね?
[ チーン ]「 ん --- - - あんたも食べる?」
( 自分の位置 --- 中央の巨大な机の一角に置いてある
レンジからチンの音が響く。ついでに食欲にパンチを入れる香りも- -- )
「 今朝、あのメイドから作ってもらったんだけど - - -- - 」
・・ニャル・・
「 …………(何で私、妙な事に本気を出すんでしょうか)」
……な、なんの音…?…あ、う、うん、食べる…!
(音にびっくりしながらも食欲を誘う良い香りに誘われて…小さくお腹も鳴ってしまう
こくんと、小さくうなずく)
…へぇ、なんですか…?ーーー
(…大廊下の途中、何故か魔人の部屋から…二人の声)
『ちょっ…待って…お前…道具は反則…だってのっ…!!…ぁっ…ばか…そこやったら…あー…イッちゃったじゃんか…もう…』
[…いーじゃん…ねぇ…?…ほら、第二ラウンドいくよ?まだまだ休ませないから…たっぷりと、下手って言ったこと後悔させてあげるから…ね]
(…どこか息は両者とも荒く付喪神と魔人の声は
外からでも聞こえて…カチカチという音
たまーに肉がぶつかる音と水音が聞こえる)
「 - - - ----- -- -- - はいこれ!」
【 ダブルチーズバーガー夜マック再現 】が3っつ、皿に乗ってて -- -
( 食欲をそそる香りが際限なく - -- )
・・・・ザレッドの部屋の前・・・・
「 ……………… 」
( 不貞腐れるような表情で扉の隣で背もたれてる、黒 … )
………でっ…か…うわ…これ凄い…汁…濃そうだし…
(自然に涎垂らしながらお腹再び大きく鳴って…
色々感違いされそうな所は似ている)
・・・部屋前・・・
『…ばかっ…これ…爆発するっ…中で…!』
[しちゃえっ…ほらっ…してイけっ…!]
(更に息遣い荒くなり声も上がるのが少なくなって
汗の垂れる音…カチカチという音も更に多くなり
所々バイブ振動…色々とダメそう…?)
「 -- --- - -- 」
・・・・ザレッドの部屋の前・・・・
「 ………ニャル… 」「 お呼びでしょうか 」
( 地面からスッと出てきた )
「 …わたくしには無理だから叩きのめして来なさい 」
「 承知致しました 」
( 言われるまま、迷い無く白黒はドアを開ける… )
「 …… 」
( 色々と察している黒は、こう思った。
『 ゴングは鳴らされた 』…。)
「 その対戦、参戦です 」
ーーーー……
(此方は平和に雑談中)
・・部屋前・・
(ガチャリと開けられた扉…広がる光景は…
二人とも軽装…というか、シャツとパジャマで
ボンバーなマンのゲーム…暑そうにぱたぱたと魔人はして、付喪神はオレンジジュース咥えながら飲んでいる…)
『…おっ、ニャルちゃんっ…あー、そういやニャルちゃんってこういうゲーム意外と上手いよね
俺結構負けた記憶がある…ナイアはまぁ、弱かったけど…』
[…そーなの?…負けないよー?何せ私はボムキックの使い手…相手を動かなくするのはお手の物…!]
(…ただのゲーム、しかも本当に友人同士でやるようなやつ…友情崩壊していないあたり、まだまだ
緩いのだろう)
「 ………… 」
( 無言、何やら異様な目付きでコントローラーを手に取り
素早く磁石風のキャラを選択してザレッド達の動きを待つ… )
「 ……はぁ 」
( 全てを察していた黒は、やはりニャルを呼んだ事を正解とした。
……人間の創作物を用いた闘争、実はそれで黒は死ぬ程打ち負かされた経験がある )
『…あっ、そいつダメじゃん、おいばか…はぁ、うっわ…やだやだ…どーしよ、とりあえず火力上げないと…』
[…ボムキック…ボムパンチでもいい、あれなかったらゲームになんない…]
(…二人とも手当たり次第に爆発させて、どんどんパワーUPさせている、実はザレッドの部屋と赤仮の部屋には意外とたくさんのゲームがありこうしてたまーに遊ぶ程実は仲良しだったりする…
…友情崩壊ゲームとかもたくさんある)
『…あ、そーだ、ナイアもやんかい?最下位以外だったらなんかあげる…ていうか、最下位はなんか罰ゲームで…』
(…相変わらずの悪戯好き)
物事には 得手不得手がある。例えば勉強完璧な人が 以外と弱点多かったりする様に…
それを 旧神である黒は完璧に把握していた 自分の得手不得手は当然分かり それらが関連して
何に関わるべきでそうでないかを 完璧に把握できる様に…
だから 何か?
( …当然 声が掛かった瞬間に姿を消したって話である )
[ シュルッ カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ ]
( 一方、白黒 …プレイスタイルからしておかしい。)
縦横無尽にトラップにも奇襲にも軽々と舞うマグネットボム
未来予知でもしてるんじゃないかとすら思わせる機敏にしてチートじみた挙動
( それらを支える コントローラのボタン一つ一つに当てられた触手…
本体が戦況を観察、自分の一部なので建てられた戦略はすぐに触手へ伝達
0.1秒以内に操作と判断が実行… 器用な旧神ゆえの本体チートモード )
「 ……………… 」
( 腕を組んだ本体は普段からのポーカーフェイスを崩さない )
『…あ、逃げた…折角四人協力プレイのゲームもしたかったのに…』
[言うてる場合かっ…!これ結構やばいよっ!?
もぉ…まぁ、私達も負けないけど]
(魔人は真似るように指の一本一本がそれぞれボタン配置につき行動…ボヨヨンボムやドクロなど嫌がらせをしまくる
対する付喪神は…仮面を被り集中、目が全てを追いかける…ボムキックで無駄無駄と言わんばかり
に攻撃を躱して逆にどんどん追い詰める)
(…因みに、ザレッドは黒ボンで赤仮は青ボンを
理由は、好み)
「 …… 」
( 顔を少し曇らせ… 触手を外し、手で持つ )
( 動きが切り替わり、ボムキャッチを用いた耐久に移行
ドクロを逆に利用して変幻自在に… 突然早くなったりどこ来るか知れない
ボム投げ、それを奇襲に併用しては 仮面のキックを利用してザレッドをハメる )
「 ………… 」
( ちらりと制限時間を見やり… 仮面の方も隅へと追いやり始める )
『…あっ、死んだ』
[…ここっ…よし、そろそろサドンデスタイム…]
(しっかりと楽しんでいる…死んだ時ザレッドが落としたアイテムほとんど回収してフルパワー状態…自分でも避けるの困難になりながら
頑張っている…目をギラギラと輝かせて
追い詰める…)
「 …………… 」
( 完全に受けの体勢で… 詰みに来た
中心に居座り、ボム操作系アビリティをフルに活用
最低限の動きのみでの戦いに入る。)
……残りエリアは少ない
『…おー、頑張れ頑張れ…』
[…あー…きっつい、きっつい!…ちょっと…っ…よし、此処で…あしっ…!キック!]
(サドンデスタイムになり壁がどんどんと
埋め尽くされていく…ここで何を血迷ったかボムを目の前に置き…持ち上げて投げる
更にキック使い、受けに入りながら…勝ちにきた)
「 …………… 」
( そして爆破の距離を広げる様に近くへボムを投げる… 血迷いが激しい様に… )
「 ……私の勝ちです 」
( 次の瞬間 蒸気を吹き上げてニャルのキャラが天へと登って行く… しかし
__それはアビリティ 実質行動不能の無敵である『 ロケット 』、今まで全く
使わずに今ここで攻撃回避兼用で使って来た 壁も迫る )
『…あー、惜しい惜しい…』
[…っ…くっそぉっ…!!もっかいっ!もっかい!なんでもするからもっかいっ!!]
(…どうにも負けた悔しさか熱が冷めきらないのか
コントローラー地面に置いて嬉しそうに…
まだまだやりたい…娯楽の限り)
「 ……申し訳ありませんが、今夜は外せない用事があります … 」
( 指を鳴らせば 背後より… )
「「 そのため為、我ら私たちがお相手なさって下さいます 」」
( 2人、ぎこちないニャルが現れる… 1人は本体の物を受け取り
もう1人はザレッドの隣で新しいコントローラを拾う、見るからに弱い )
「 …では、また今度 」
『[……やってやろーじゃん…!]』
(嬉々とした笑顔を二人とも浮かべながら
再び始める…
少し残念そうではあるもののしっかりと罰ゲームもさせようと思っていた…)
「 あ ちなみに我ら れられら 」
「 触手 使えますのとん 」
「「 技量だけ 本体と同様です 」」
・・・・ヴェルの部屋・・・・
( 流石に… 通常よりも何倍か強いものを飲ませた事…
それに関して 白黒は少しばかりやり過ぎたか と感じていた )
[ ガチャ ]「 …失礼致します… …大丈夫ですか?ヴェルさん 」
( 念の為か、酔い覚ましと解毒剤を片手に )
[『…………え?』]
(間抜けな声が響いた部屋内に響き…
…その後の事は…言うまでも無いだろう)
〈…あはぁぁ…んへっ…ぉ…ぉ…ぉー?〉
(毒で動く事も出来ず…色々濡らしながら
ピクピク手足反応させていて
ばたんきゅー状態…)
「 …………… 」
( 声に出せず…慌てて駆け寄り、頭を抱き上げては
まず、麻痺の解毒薬を飲ませ… 少し揺すり、薬を体に行き渡らせる )
「 申し訳ありません… …ここまで効きが強いとは 」
…ほんとに…ねぇ…ふみゅぅ…ぅぐぐぅ…!
(少し憎たらしそうに見つめながら
麻痺解除されてもうつ伏せで寝ているのが少し
楽なのかそのままの状態…)
…あ、でも、しんいりのこ、かわいいみぇ?
「 ……しまった、まだ興奮剤が… 失礼を 」
( 酔い覚まし、そして鎮静剤を水に混ぜ ヴェルを抱き上げる )
「 ……えぇ、姉様が治療の際に…色々と 」
………ぉぁ〜…んぐ…ひでぇよ、おにか…
(ぷらんぷらんと手足に力入れるのがだるいのか
ぶら下げていて、大欠伸をしながら返事)
……しゅのいけどさぁ…
「 ………申し訳ありません… この償いは何でも言うことを聞く、という事で… 」
( …事の重大さをやって終えてから一々思い知る… …自らの思い人を相手に
ここまで裏目に出てしまう自分が少々恨めしくなってきた )
「 ……… 」
……ふみゅぅ…んぅ…ぅー…
(特に思いつかない…のでなんとなくで
氷を背中に入れて貼り付かせる)
…このじょーたぃでいちにちすごしゅ…
…いじょう!
「 はい… 然るべき罪と意識し、今日1日はこれを外しません 」
( ヴェルをベッドに運び、頭を撫でて )
「 ……しかし…あの子、ミェンの肉体 精神年齢は本当に見た目相応なのです
以後、酒盛りに付き合わせることは禁則として意識する事を願えませんか…?」
…ん、りよーかぃ…、
(眠そうに、それでも元気にサムズアップして
約束をしっかりとする)
…まぁ、がんばぅてね?まだまだよゆーじゃん?
「 …では、今夜に外して貰いに参ります…それでは 」
( 軽く背の氷に触れ、貼りつく以外に何も変わりどころの無い物と
確認すれば ドアを開けて外に出る… )
「 ………さて、洗濯はどうしましょうか 」
・・・・・自室・・・・・
「 …………… 」
( 取り敢えず帰って来て、通知を確認してから
書類の纏めに入る。…氷の違和感は無いものの、少し背中が重い )
……にひひ、よろこんでくれるかにゃぁ……
(じわじわと氷は大きくなり無理矢理溶かそうと
すればその熱を吸収して四肢を拘束するものだが
多分平気だろうと思っている)
(…五分だけで、重さは2倍になっており
普通の人間なら立つのがしんどくなる)
「 ………… 」
( 書類作成に精を出す傍ら… 貝のお守りをハンドメイド、やっている事に
努力と集中を注ぐのだが、何やら背がまた重くなったように感じる… )
「 …… 」
( …どうやら勘違いでは無いらしい、しかし 従うと言った以上は… )
( 私は溶かす努力などする気も起きず ただ、物事に没頭して
氷の感覚を忘れようとした… )
……さて、此処は何でしョうか?
(連絡するのもあれだと判断…辺りが機械で大量…
…何故かクジラの絵の中に入っていた
首を傾げながらとぼとぼ歩く…懐かしいというか
機械はどうにも自分と相性が良いのでついつい
触ってしまう)
…中々、優秀な機械でス
( 電子音を響かせながら稼働する[ 波動エネルギー変換装置 ]には
触れただけでも弾くようなショックの 高圧電流が流れ続けている )
( 支配する者が不在の機億世界の一角 此処は波動エネルギーに関連する区域 )
( 壁を隔てても響く重厚音、規模の巨大な機億の中でもこの施設は
高純度のエネルギーを現在開発中の《 アルファ 》動力部に関連した
機器へと行き渡らせる重要な部分である )
………中々でスね…
(触るのは流石にダメと分かっており
ただ見て回るだけ、感じるエネルギーと
機械音に反応してはさっさと出たい…が
出入口が何処か分かんない)
だね
[ カチャカチャカチャカチャ ]
( 迷う人間の前を金属製の蜘蛛が通り過ぎる
趣味の悪いように見える黄土色、壁を伝ってるのもそう…
異質でしか無い人間には目もくれず 蜘蛛たちは行くが、内一機が目の前で止まる )
[ チキッ ]
( ハサミのような腕が片方欠けたその蜘蛛は人間を確認すると
いきなり白色の光を浴びせて人間の周囲を旋回する 機械ゆえに奇怪 )
……蜘蛛……蜘蛛…わぶッ…なンでスかいきなり…
(色々トラウマな事思い出して立ち止まり
謎の光浴びればあからさまに不機嫌な態度見せて
いざとなったら草刈り鎌で足の一本や二本持って行こうかと思っていて)
…気持ち悪いでスね、本当に…
[ ウ''ゥ''ン ][ チキ ]・・・[ カチャカチャカチャカチャ ]
( 旋回が終わり しばらく人間を…見ている様に立ち止まる 互いに制止。
突然 蜘蛛が片方だけのハサミをとある方向に向け、チョイチョイと虚空を突く様な
動作をして 他の蜘蛛が向かった方向へ沿って進んでいった )
( __それ以降 人間に関わる動く物は無かった、出会っても無視して何処かへ行ってしまう )
……まさか今の蜘蛛いい蜘蛛なのでスか?
…嫌ですね、蜘蛛ッて踏ンだらすぐキレて糸ぐるぐる巻きにしてきまスのに…
(辺りに近づくものが居なくなり…探索しやすく
なった、が、相変わらず出入口とは反対の方向にどんどん入ってしまい、安心したのか草刈り鎌仕舞ってとことこてくてく、連絡する事なく歩く)
[ カチャカチャカチャカチャ ]
・・・機億中層[ 火種 ]・・・
( エネルギーの精製 部品の製造 正面玄関。先触れとしての意味を持つ地点を
通り過ぎれば 広がるのは物々しさを全面的に押し出した 所謂兵器のエリア )
( 巨大な近未来的通路やビルが立ち並ぶ中を大型ミサイルを運ぶ無人キャリアー
多脚が支える重戦車等、黄土色の蜘蛛とは比べ物にならない規模や種類の機械が
中層の60%を占めている。 警備状況は凄まじく 空中からはドローン第3形態とでも
形容したくなる存在が地上の異分子を過剰な頻度で監視していた。…見付かれば、
どうなってしまうのか… それは、各ドローンに装備された機銃が物語る )
……絶対こッちじャないでスね、帰りまス、うン、反対方向でしたね、多分…
(やっと道を間違えているのに気づきUターン
自分でも賢明な判断と思いながらとりあえず
帰る途中の何処かに出入口あるだろうと思って…)
( 戻る道の傍、ある壁の一角に 機械室な周囲に見合わない
クジラの絵画が飾ってある区画があった。蜘蛛の見張りなどもなく
ただ 独特の雰囲気をさらけ出している )
……あれッぽい…でスね…
(直感で察すれば腕をまずクジラの口の中入れて
何ともないか安全を確認し
ゆっくりと全身を入れていく…)
・・・ザレッドの部屋・・・
「 ………す……すー 」
( __クジラの絵画の先… ベッドに横たわる黒い…チビ、ぐっすりと眠り
意外と普通た感じの部屋で、眠るその存在のみが異質感を放っている )
………凄い、同類な気がしまスね…
(大体同じ身長、雰囲気、感じ取れば
眠っている無防備な相手に近づき、そのまま手を
伸ばしてお腹を撫でたりとりあえず自分と比べてみる)
「 …… はぅ… 」
( 変なところ撫でられて か細く甘い声、適度に触り心地よく
柔らかくて 少しの弾力がある… 丁度 幼く1番触られるのに適したお腹で )
………ン、中々柔らかい、私と似ている体型と言ッても、色々面白いでスね…
(むにむに、ほっぺも人差し指で突っつきながら
ベッドの上に片足上げて乗り次にお腹に馬乗り
…じーっと見つめながら髪の毛を触ってもみる)
「 ……… むぁ?」
( …くすぐ っ …た い?)
( 此処にもちょっとした癒しの触り心地… イエネコのお腹のごとく
ふわりとした髪質で ロングの厚みもある、新品のお布団の様な触れ心地が
包み込む様に触る手を迎えて… …その感覚に、まだ夢見心地のチビは目を開く )
「 ふぁ…… ……ー?」
…おはようございまス…どうも、こンにちは?
フォンミェンが起こしに来ましたでス…
(眠そうにしているのを無理はさせず
チュッパチャップス口に突っ込んで舐めさせ
心を落ち着かせながら…マッサージと偽りそうな
程優しく触りまくっている…何回かお腹の上で
跳ねてしまい申し訳なさそうに平謝りして)
…なるほど、ニャル先輩とはまた違う触り心地…
「 ……ゆぅむふぁーひふはぁひょんふぇひゃいんふぁひぇれろ 」
( ルームサービスは呼んでないんだけれど )
( ニャルの様に取ることもなく、テホプの様に砕くことも無く
口の中に無理やり突っ込まれた硬い棒に舌を絡ませ、味を堪能する…
けど 流石にザレッド以外にここまでのボディタッチは見逃し難くて )
[ ちゅぷ ]「 …起きたから降りてくれないかしら?」
……おはようございまス、良い夢は見れましたか?…ッてね…
(しっかりと飴を舐めて味わってくれたの嬉しく
それを表情に出さないまま少し残念そうにしながらも起きてしまったのでゆっくり降りてしまい
口の中にはみかんの風味が広がり眠気もバッチリ覚めるおまけ付き…
…堂々とお尻触りながら問いかけ…)
…とても楽しく最高でスね
[ スパァンッ! ]
「 ニャルが許しててもわたくしが同じだと思いませんことよ 」
( 音の発生源はミェンの左頬、黒の手のひら形がくっきりと赤く付いてて
やった本人はぱっぱと手を払い さっさと部屋から出て行こうとしてた )
……痛いでスね…はァ、待ッてくださいよ、私も此処から出まスから…
(ヒリヒリ痛む左頬を撫でながらとことこついて行くように一緒に出ようとしていて…
…見た目が見た目なので幼児ぎゃくた…いや、姉妹喧嘩にしか見えなかった)
…お触りくらいいいでしョうに…
「 おあいにく様、過度なボディタッチを許してるのは妹の他に
私のだんな様だけですのよ、貴女がわたくしにとってウエイトの大きい
存在だと思って?…命惜しいのなら肝に命じておきますことよ 」
( 要するに…[ お前を始末する事に躊躇いはない ]。
部屋から出ながら欠伸をしつつ、自分のだんな様が何処にいるのか予想する )
「 さぁて …… 何処かしらー♪ 」