「あれが最後の艦隊ですな、提督」
今から35年前のこと、私が提督であったときのことだ。私は上官のシムファー元帥から惑星ぺトンの攻略を命じられていた。既に敵の艦隊は15艦隊のみとなったが、我が艦隊の被害は駆逐艦二隻の大破のみであった。何せ国力が、軍事力が違うのだ。大人と子供が殴り合うようなものだ、あまりにも圧倒的すぎてつまらない―――血気盛んな兵士たちが苛立ち始めたその時である、敵の艦隊の旗艦である戦艦ルレラヤグスが現れた。巌のような重厚感をもっていた。それは麻薬の如く我らの兵士を刺激し船内は歓喜で溢れ帰った。
「提督、強敵です。様子を見ましょう」
「うむ」
参謀のヴェスマン中佐と私はそういいながら「あれ」を見た。
「所詮は鉄屑だ。訓練通りに動けばエサでしかない」
中佐にそういい私は敵艦を見つめた。何か違和感がある、だが有頂天の私は気にもとめなかった、とんだ失策であった。
まとめます
第一話 交渉 >>2 >>3 >>4 >>6 (>>17訂正)
第二話 帰還 >>7 >>9‐11 >>12 >>13(>>8 >>13上 訂正部分)
第三話 作戦会議 >>14 >>15 (>>16 訂正)
第四話 出陣 >>18 >>36 >>44-45
-でくくられているところはそこで一つの話の塊ということ。
>>47はなかったことで
まとめます
第一話 交渉 >>2 >>3 >>4 >>6 >>7 >>9‐11 >>12 (>>17 >>8 >>13上 訂正)
第二話 帰還 >>13 第三話 作戦会議 >>15 (>>16 訂正)
第四話 出陣 >>18 >>36 >>44-45
-でくくられているところはそこで一つの話の塊ということ。