前線部隊が意気揚々と攻略に乗り出す中、本国ではこの戦争に対して否定的な者が多く、ついに、
{停戦案}
が国会で審議が行われ、半分余りが停戦に賛成したため後は皇帝の考え次第ということになってしまっていたのである。
我が帝国では賛成が半分未満だと廃案、三分の二以上だと可決、その間だと皇帝が賛成するか反対するかで決ま
る為にこのような状況になってしまっているのだ。
「陛下にご拝謁したく参りました、お開け下さい」
そう言って、扉があくや否や部屋に入ったのが、現帝国の首相であった。
「なんだ首相」
「はい、戦争に関する案について、陛下のご判断を受けたく・・・」
「見せよ」
そう言って、皇帝は首相の持ってきた提案書を受け取ったが、表紙の「停戦」の文字を見るや否や不愉快なような顔をして、破り捨ててい待ったのである。
「嗚呼・・・陛下!なんてことを為さるのです?」
「首相、我が帝国の目標はなんだ?」
突然の問いかけに首相はあたふたするだけであった。その姿を見た皇帝は呆れた顔をして、
「全ての臣民に永遠なる繁栄と幸福そして平和をあたえることではないか?」
というと、
「そ、そうです」
と、首相は頷くしかなかった。
「ならば、あんな極悪非道の魯国を生かしておく訳にはいかんだろう!」
皇帝に言い負かされ、しかりつけられた首相は、死人のような顔をしてふらふらと礼をすることも儘ならず退出することがやっとであった。
改行増やしてみました。
まとめます
第一話 交渉 >>2 >>3 >>4 >>6 (>>17訂正)
第二話 帰還 >>7 >>9‐11 >>12 >>13(>>8 >>13上 訂正部分)
第三話 作戦会議 >>14 >>15 (>>16 訂正)
第四話 出陣 >>18 >>36 >>44-45
-でくくられているところはそこで一つの話の塊ということ。
>>47はなかったことで
まとめます
第一話 交渉 >>2 >>3 >>4 >>6 >>7 >>9‐11 >>12 (>>17 >>8 >>13上 訂正)
第二話 帰還 >>13 第三話 作戦会議 >>15 (>>16 訂正)
第四話 出陣 >>18 >>36 >>44-45
-でくくられているところはそこで一つの話の塊ということ。