幾らかの時間が経った。交渉の準備を終えた我々のもとに発着口の見張りが飛び込んでくると、
「提督、提督のご明察通り、あれは外交交渉に来たようです!」
「そんなことは分かっている。問題は、誰が来ているかだ」
「えっ、あっ、敵の海軍・・・」
「海軍?」
「げんすい・・・です」
聞いた私は頭を抱えた。元帥自ら来たというのに殺してしまえばこの星からの支持は地に落ちる。それだけでない最悪帝国の法廷に掛けられてしまう。作戦が崩れた私は見張りに訪ねた。
「護衛はいるか?いたとしたら、人数も教えろ」
「6人です。あっ、います」
見張りの頭の悪さに苛立つものの私はある作戦を考えた。
「おいっ、その元帥に護衛を全員置いていくなら交渉に応じる、我々も護衛は下がらせる」
「提督、それは賭けになりませんか?」
命令を下すと即座に中佐が指摘を入れてきた。内容を鑑みるに、この男は分かっているのだろう。私は机をトンツーツートントントントンツーツートンツーツーツートントンツーツーツーツートンツートンツートンというリズムで二回叩くと中佐は視線を下にやり、私と顔を見合せて、にんまりと笑った。
「そういうことだ。早く伝えるんだ。ちゃんと覚えてるな?」
「えっ、うんはい」
少し心配になったものの私の胸は自信が殆どを占めていた。
まとめます
第一話 交渉 >>2 >>3 >>4 >>6 (>>17訂正)
第二話 帰還 >>7 >>9‐11 >>12 >>13(>>8 >>13上 訂正部分)
第三話 作戦会議 >>14 >>15 (>>16 訂正)
第四話 出陣 >>18 >>36 >>44-45
-でくくられているところはそこで一つの話の塊ということ。
>>47はなかったことで
まとめます
第一話 交渉 >>2 >>3 >>4 >>6 >>7 >>9‐11 >>12 (>>17 >>8 >>13上 訂正)
第二話 帰還 >>13 第三話 作戦会議 >>15 (>>16 訂正)
第四話 出陣 >>18 >>36 >>44-45
-でくくられているところはそこで一つの話の塊ということ。