「助けて・・・お姉ちゃん!」
「・・・どーでも良いや、どーせ消えるんでしょ?」
「ずっと・・・笑顔でいる。それが仕事なの」
「あたしが守るから」
「悲しいこと、嬉しいことかぁ・・・どんな味するの?」
「私は道化tじゃない」
________________________________
こんにちは!初めまして、ななたと申します。
今日から小説を書こうと思っていますので宜しければ見てやってください。
複数人のストーリーを書いて最後には重なる・・・という少しシリアスで頭を使うような物語を書きます。
初心者ですがよろしくお願いします!
それではお楽しみください
初の小説です…不安ばかりですが、頑張ります!テスト期間や、塾がある日以外は、できれば毎日更新していくつもりですので、よろしくお願いしますネ☆
ではでは、最初のあいさつはこのくらいにしておいて…次からは内容&キャラクター紹介に移りたいと思います!
・荒らしはお断りします。
・コメントや、アイディア等は大歓迎です!話の参考にさせてもらったりしますね!
以上の事は守って頂くよう、頼みます。
では、スタートです♪
内容紹介♪
・将来、王国に使える人達のtァンタジー?みたいな感じの小説です!一人一人に役職がありますが、絡んでくるのは、後半からなので、前半は学園に通っているキャラの成長していく姿を見守って頂けたらいいなー!って感じです。
主人公(次に掲載)のクラスは荒れていて、そのクラスを良くするために、動き、クラス全体が変わっていく…て所までが前半です
余談も加わり、説明下手なので…詳しくは、読んでみて下さい!すみません
前半の主なキャラクター紹介♪
・根宮未愛(ねみや みあ)
主人公。名前にコンプレックスが…3年前に母が亡くなり、今は親戚の家で暮らしている。父については後程。
無愛想で、親友意外の友達は…いない
役職は、隠密
・杉本やよい
未愛の親友。身長にコンプレックスが
未愛とはtで、愛想がよい。暗算が得意。役職は、会計士
桃蘭百花(とうらん ももか)
お金持ち。優しく、可愛いが…
基本、何でも出来る。役職は、???
光沢桜子(ひかりざわ さくらこ)
お金持ち。百花と仲が良い。次期王の許嫁らしい。ちょっと非常識だが、優しい。泣きボクロが特徴的。役職は、
次期妃。
2話以降で登場の人物は、後程紹介します。
桜蓮の話と進行でこっちも書く!
>>2 おおよその設定
>>3 登場人物
魔界高校tェナリア
そこは、特別な力を持った高校生たちが通う高校だった。
高校生・・・といっても3種類ある。
1[聖神類]
聖なる力を持つ系統で、全能知神、ゼウス様をトップとする集団。
彼らの技は、基本的に悪魔類によく効くという。
2[悪魔類]
邪悪なる力を持っている系統で、邪極悪魔、サタンをトップとする集団。
彼らの技は、基本的に聖神類によく効くと言われている。
3[死神類]
生死を司る力を持っている系統で、死神総督、プルートをトップとする集団。
彼らは数こそ少ないが、絶大なる力を持っているという。
4[???]
悪魔、邪悪、生死。全てを司る最強と呼ばれし系統。4500年前に滅びたとされている。
その力でこの星、そして3種類の系統を生み出したという。
各系統、[階級]があり、強いほど上の階級だという。
この高校は決して他の縦割りとは関わらない。なぜなら争いが起こるから・・・
各系統はかなり仲が悪いのだ・・・。あの戦争で・・・。歩み寄ろうという動きもあるが、未だ効はそうしていない。
1組・・・聖神類 (160名)
2組・・・悪魔類 (160名)
3組・・・死神類 (100名)
聖神類
・ネード
聖神類の大将を志す少年。悪魔類の友達・ソーナと幼い頃に種族の壁で隔てられたことを機に、歩み寄る運動を始める。
・メサビ
聖神類の大将を志す少年。ネードとはライバル関係にあり、切磋琢磨している。唯一違うのは・・・悪魔類を嫌うこと・・・。
・セリーナ
聖神類の大将。大将就任時は幼い少女でありながらある絶大な力を手にしたことで恐れられた。他の系統の上層部にも一目置かれている。
悪魔類
・ソーナ
悪魔類の女子。聖神類とはある関係で結ばれていたが、種族の壁で隔てられた。ネードとは幼い頃からの友達だったが、滅ぼしあう関係になってしまった。
・ヘルヘイム
悪魔類の大将。敵対するはずの聖神類との確執を無視し、セリーナとの交際を続ける。普段はtレンドリーかつ温厚だが、彼の異名は・・・[世界最強の悪]
死神類
・アラゼレン
死神類の血気盛んな男子。ヘルヘイムのことを種族を越えて慕っており、いつかは彼を越えたいと思っている。
生まれ持った妙な力により両親に幼くして捨てられたが、その後シリエルに育てられる。
・シリエル
死神類のお嬢様。一説には総督、プルートの家系という説もあるが、真偽は定かではない。アラゼレンを育て終えたのち、姿を消している。
・ジュラ
死神類の大将。若い頃、10歳も年下のセリーナに惨敗をきしたことでリベンジを決意。種族の争いに乗じて再び拳を合わせたいと願う。
凛堂りんさです
飽きて単発で終わってしまうかもしれませんが、気が向いたら書こうと思いますーー;
感想やアドバイス、宜しくお願いしますm(--)m
digest
幼い頃、殺し屋に誘拐されて育った夏波レクト(なつなみ れくと)は、15歳でありながら凄腕の殺し屋として裏世界で有名だった。
しかし、彼は『罪を犯した者』しか殺そうとしない。
ある時、昔殺人を犯したという、叶咲高校1年サバイバルゲーム部の下っ端、美澄心鈴(みすみ ここり)を殺して欲しいと依頼され、殺そうとするが……
>>02 登場人物設定
登場人物設定
・夏波 レクト Natunami Reckt ♂ (主人公)相棒銃:日によって違う
クールな性格で、顔は美形。
幼い頃、殺し屋に誘拐されて、拳銃の使い方や毒の知識、変装術などを教わった。
頭脳明晰(IQ270)で、運動神経も良い。
早撃ち、狙撃、変装、ピッキングといった、ありとあらゆる特技を持つ。
高校には通っていなかったが、美澄心鈴に接近するために叶咲高校に入学した。
・美澄 心鈴 Misumi Kokori♀ (ヒロイン)相棒銃:S&W M19 コンバットマグナム
陽気な性格で、すぐに誰とでも仲良くなれる(と思っている)
幼少期に、コンビニ強盗に襲われた際に強盗の持っていたナイtを強盗に誤って刺してしまった過去を持つ。
しかし、あまりにもショックで、幼少期の事なのであまり覚えていないらしい。
アクション映画などが好きで、拳銃に興味を持ったため、サバイバルゲーム部に入部。
しかし、毎度毎度すぐにやられ、狙撃能力は皆無だが、銃の知識と、早撃ち能力に優れていた事が後に分かる。
その射撃能力はレクトを超える程。だが、学業成績はよろしくない。
刑事は刑事、母は元自衛隊員。
・金堂 昴流 Kondou Subaru ♂ 相棒銃:トカレtTT-33
幼少期、心鈴のコンビニ強盗事件の現場に居合わせていた。
心鈴の近くに居た際、一緒に人質として襲われそうになった時、心鈴が誤って刺した。
以来、助けてくれた(と思っている)心鈴に思いを寄せている。
高校で奇跡的に心鈴と再会し、彼女が拳銃に興味を持っていることを知って自らサバイバルゲーム部に。
元々才能があったのか、すぐに上達した。
いつも隣にレクトが居るので、恋敵だと勘違いしてレクトをライバル視している。
・白城 莉玖 Shiragi Riku ♂
美澄心鈴を恨み、レクトに殺しを依頼した張本人。
心鈴を襲った強盗の弟。
・美澄 翔武 Misumi Shoumu ♂
心鈴の父親で、刑事をしている。
この街に起きる、証拠が何一つ残らない不可解な事件を捜査している(レクトが起こした事件)
正義感が強く、殺人などは絶対に許さない。
・朝比奈 信乃 Asaihna Shinano ♀ 相棒銃:アサルトライtル
心鈴のクラスメートで、サバイバルゲーム部の副部長。別名、『狙撃の女王』
最初は心鈴の狙撃能力の低さに呆れていたものの、早撃ち能力がある事が分かって、今は認めている。
レクトの狙撃と射撃を見て感激し、サバイバルゲーム部に勧誘中。
社長室を出ると、写真と一緒に添えられていた資料に目を通した。
電気一つ無い廊下で、窓からの月明かりだけが頼りだ。
確かに、新聞には強盗のことが書かれてあるが、新聞には『少女』としか表記されていない。
多分、心鈴の事を配慮して名前は伏せてあるのだろう。
新聞ともう一枚あったのが、美澄心鈴のプロtィールをまとめた資料だった。
「美澄心鈴……ふーん……叶咲高校1年サバイバルゲーム部所属か。まぁ、でもサバイバルゲーム部と言っても、所詮拳銃遊び。実弾は扱えねーだろ」
レクトは廊下で独り言を呟いていた。
「はぁーっ……きょーも疲れたぁ」
一方その頃、心鈴はベッドにダイブし、愛用のイルカ抱き枕にアタックしていた。
特に可愛いわけでもなく、冴えない面をしているのに何故か愛着が沸いて、かれこれ3年も大事にしているぬいぐるみだ。
「なによぅ……朝比奈先輩、あんなに怒らなくったっていいのにぃ」
今日、朝比奈に叱責されてからというものの、気分が落ち込んでいた。
自分も決して練習をサボったりしている訳でもないし、寧ろ家で自主練もしているのに上達しない。
ちゃんと狙っているのに、弾が思い通りに動いてくれない。
相棒銃のコンバットマグナムを見つめながら、ため息をつく。
5年前、両親が一番最初にプレゼントしてくれたエアガンだ。
「ま、いーや……明日も明後日も練習頑張ればきっと……うまく……」
段々目を開けていられなくなり、そのまま意識を手放した。
ーー翌日。
「わっ、もしかして昨日寝落ちしちゃったぁっ!?てか、もー7時20分ッ!?」
時計の針は7と4を指していて、心鈴は焦った。
「やばいやばい、ち、遅刻しちゃうーっ!あの先生怖いんだよおぉー!おかーさん、送ってぇ!」
「今日は仕事なのー。ちゃんと起こしたわよ?あ、朝食は食べなさいよー」
階段下でお母さんが呆れながら言っている。
超速で着替えると、パンを無理矢理喉に詰め込んで水で流し込み、急いで家を出た。
君がもう忘れてしまっていても……
>>2/登場キャラ
名前:浅井 千佳(asai chika)
性別:女
年齢:13歳
悩み:背が低い事
名前:那須 茜(nasu akane)
性別:女
年齢:13歳
悩み:眼鏡っ娘で大人しい事
名前:篠田 玲(shinoda rei)
性別:男
年齢:13歳
悩み:名前が女の子っぽい事
名前:多々良 冬弥(tatara touya)
性別:男
年齢:13歳
悩み:ほんの少しつり目な事。
名前:有馬 雛(arima hina)
性別:女
年齢:13歳
悩み:あんなうっかりで死んだこと。
『片想いは楽しい』なんて人は言うけどそんなの恵まれた人の言t。
私は片想いが楽しいなんて思わない。辛いし、大嫌い。
『あの日』からの私の考え。
・・・でも、君に出会って恋して変わったんだよ。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
あーぃ、どーも。
陽葵です(´∀`*)ノ
荒らし、悪口、アンチ等やめてください。
小説に関係ないレスもNGです。
小説の感想なら受けtけます♪
てかしてください!
待ってます(´∀`*)ノ
*気tいた気持ち*
「あっ、月!」
「おぉ、りゅー!」
「奇遇だなー!」
「またボール拾いー?」
「おぅよ、1年だからな!」
りゅーは私がよく通るグランドの横の道に出てきたボールを拾っている。
そして、私を見かけたら必ず声をかけてくれる。
「今日もお疲れだねー。」
「おー、レギュラーメンバーに入るためにはもっと頑張んないとな!」
「うん、応援するよ!」
「ありがとな!」
りゅーは、いつも明るい笑顔で私を元気にしてくれた。
そんなりゅーを見るたびに胸がキューってなった。
・・・いやじゃない、痛み。
分かんないんだけど、心地悪くはなかった。
気tいたら、恋の歌詞を書いている。
・・・私どうかしちゃったのかな?
恋することが大嫌いなはずなのに。
どうしてだろう?
恋が憎いはずなのに。
何でなんだろう?
分かんないけど、私の胸がキューってなるのはりゅーの笑顔を見たとき。
私が元気になれるのはりゅーの頑張る背中を見ているとき。
・・・私が歌詞を書くとき思い浮かべるのは、りゅーの姿。
私・・・りゅーに、恋してるのかな?
分かんないけど、多分そうだ。
・・・いや、絶対そうだ。
「あ、月ー!」
「りゅー!」
「また会ったな!」
ほら、無邪気な彼の笑顔に胸が張り裂けそうになるんだ。
『切ない』『愛しい』
まさにこの感覚。
この私が、恋をした。
男の子が大嫌いで、片想いが大嫌いで、恋することが憎い。
そんな私が恋をした。
*季節*
りゅーに恋してからの日々はすごく早かった。
・・・気tけばもう季節はtだった。
2年になった私。
クラス替えの季節。
・・・りゅーと同じクラスになれますように。
私のクラスは・・・E組。
りゅー、龍希・・・。
・・・必死に目で探す。
すると後ろから肩を叩かれた。
振り返ると、
「りゅー!」
「よっ、月、何組?」
「E組だよー」
するとりゅーは、驚いた顔をして言った。
「マジかっ!」
「・・・マジだけど?」
「俺も、E組!」
・・・嘘、嬉しい!
「やったじゃん、よろしくね!」
「おーよ!」
そして教室へ向かった。
席は窓際の一番後ろでりゅーの斜め後ろ。
・・・この場所、超いい!
少しするとロングヘアの女の子が私の前の席に座った。
・・・可愛い。
キレイな黒髪で、ぱっちり二重。
・・・絶対モテるよ、この子。
なんて、みとれていると声をかけられた。
「ウチ、大島愛!」
「・・・愛ちゃん?」
「そ、君は?」
「・・・岡本月。」
「ルナ?めっちゃ可愛い名前!気に入った!」
すると、愛ちゃんは私のことを見て言った。
「ショートボブ似合う女の子っていいね。」
「・・・ん?」
「いや、月ちゃんめっちゃ似合ってるやん?」
「・・・そうかな?」
初めて言われた。
・・・しかもこんな美人に。
「髪染めてるん?」
「ううん、染めてないよ?」
「そーか、地毛か!めっちゃキレイな色やん!」
「愛ちゃん、めっちゃほめるね!」
「・・・そう?でも、悪くは思わんよね?」
確かに。
愛ちゃんっていい子なんだろうな。
少しして、私の隣に男の子が座った。
・・・見た目は完璧不良。
茶髪だし、ワックスしてるの分かるし、制服着崩してるし。
・・・やばー。
「遅いぞ、燐っ!」
「うるせーわ!」
・・・りゅーの友達?
すごい仲良さそう。
「・・・月?」
「・・・んあ?」
りゅーがいきなり声をかけてきた。
「どーした?」
「え、別になにも?」
「そっか、あ!」
「何??」
りゅーは何か思い出したのか大声で言った。
「愛とは話したよな?」
「うん、話したよ?ね、愛ちゃん?」
愛ちゃんは振り返ると笑顔で頷いた。
「そっか、燐は?」
「・・・りん?」
「紹介するな、コイツ五十嵐燐!」
燐くんはダルそうな顔で私を見た。
「・・・岡本月です。」
「五十嵐燐。」
怖っ!
「コイツ愛想悪いんだ、ごめんな」
「え、全然だよ!」
「根はいい奴だから!」
りゅーは笑顔で言った。
・・・やっぱ、優しいんだ。
絶対、モテるよね。
初めましてだと思います、たぶん。
俺のオリキャラで安価小説書こうと思います。
エログロは禁止ですが、アッー♂程度の「ネタ」ならおkです。
↓ここからタメ
どんな感じにする? >>3
レスないので俺がw
バトルtァンタジーだろ。
榊 美弥俚と言います。
初小説の題名がおかしくなってしまったので立て直させて頂きました。
よろしくお願いします!
『序章 見かけた少年』
桜は、4月に咲き、そして散る。
散った後、人間は見向きもしない。
そんな見向きもされないt桜を僕は、一人きりで眺めていた。
ここは、学校の校庭。何の変哲も無い。
もしかしたら、一人きりでは無いのかもしれない。
この一人ぼっちのt桜を見ているから
自分まで一人ぼっちな気持ちになっているのかもしれない。
花が散るまではあんなにキレイだなぁとちやほやされていたのに。
散ってしまえば、素通りされるだけだ。
更には虫だの何なの嫌われ者扱いされるハメだ。
人間とは、つまらない生き物だ。
そう言っている僕自身人間だ。
こんなことを考えいても仕方ないと思い、校門へ向かう。
もう5時だ。空は紫がかっている。
随分明るくなったものだ。
この前までは、この時間帯だったら真っ暗だったのに。
t桜は、ザワザワと声を発している。
風が吹いているのだろう。
何故だか僕には、その風は微塵にも感じられない。
まぁ、そう珍しい事じゃない。
そんな事を考えていたら、校門の前まで来ていた。
t桜は何時の間にか静かになっている。風が止んだのだろう。
t桜の方を振り返る。
眺めていたt桜から目を離して、僕は、校門を出た。
学校の昇降口の前。校庭には花が咲いてる時はキレイな桜がある。
今はもうt桜で、ちっともキレイじゃない。
そんなt桜を眺めている少年が1人。あれは・・・誰だろう?
少なくともここの学校の生徒ではない。
そんな疑問を持ちながら歩いていると、その少年は、t桜に背を向けて歩き始めた。
校門に向かっている。
帰るのだろう。明るいと言ってももう5時だ。
私も校門へ向かう。
すると、少年がt桜の方へ振り返った。
その時・・・少年の姿が一瞬透けたように見えた。
視界に入ってるはずの私にも全く気がtいていない。
さっきからt桜がtを風に揺らして音を立てている。
少年が校門から出たときにもその音は止む気配を見せずザワザワと音を立てている。
校門から出て右と左を確認するも、少年の姿は見えない。
私は、さっき少年の姿が透けて見えたのが気がかりで仕方なかった。
少しぐらいいいだろうと思い、確か、右に曲がったはずの少年の後をつける事にした。
少し足を速める。このまま追いつけなかったら意味が無い。
これが、全ての始まりだった何て、今の私は知るよしもなかった。
はい、初小説となります!
宜しく御願いします!
私は、榊美弥浬と申します。
アナタをtァンタジーの世界へとお連れ致します。
『prologue』
これは、とある少女と少年がt桜を通して変わっていく、そんなお話。
『第1話 出会い』
桜は、4月に咲き、そして散る。
散った後、人間は見向きもしない。
そんな見向きもされないt桜を僕は、一人きりで眺めていた。
ここは、学校の校庭。何の変哲も無い。
もしかしたら、一人きりでは無いのかもしれない。
この一人ぼっちのt桜を見ているから
自分まで一人ぼっちな気持ちになっているのかもしれない。
花が散るまではあんなにキレイだなぁとちやほやされていたのに。
散ってしまえば、素通りされるだけだ。
更には虫だの何なの嫌われ者扱いされるハメだ。
人間とは、つまらない生き物だ。
そう言っている僕自身人間だ。
こんなことを考えいても仕方ないと思い、校門へ向かう。
もう5時だ。空は紫がかっている。
随分明るくなったものだ。
この前までは、この時間帯だったら真っ暗だったのに。
t桜は、ザワザワと声を発している。
風が吹いているのだろう。
何故だか僕には、その風は微塵にも感じられない。
まぁ、そう珍しい事じゃない。
そんな事を考えていたら、校門の前まで来ていた。
t桜は何時の間にか静かになっている。風が止んだのだろう。
t桜の方を振り返る。
眺めていたt桜から目を離して、僕は、校門を出た。
小学生の頃からやんちゃはしていたのだが、中学生になるとそれは度々学年を騒がせる程に成った。
入学式を終え、それらしい学校生活が始まったばかり頃の事である。
図書室で書物を借りて、気分も上々に教室に帰る途中の事である。
図書室に向かう時には気tきもしなかった大きな部屋に目が留まる。
後でわかった事だが、この時の頭上にはそこが何の部屋か示されていたらしい。
おれは第一にまったく無鉄砲で非常識な人間であったから、自分の好奇心にtらえずその大きな部屋に入った。
勢い良く扉を開き、中に躊躇なく飛び込む。
ぴかぴかとおれの背後から差し込む電燈の光に輝くトロtィや、全くもって興味を惹かれないような、それでいて独特な存在感を放つオブジェが飾られている。
部屋をじっくりと見回すおれの目はそれらに囚われていて、周りの様子に気は向いていなかった。
まるでおれの様子を見に来たかのように、かつかつと響く歩行音が聞こえてきた。
逃げようとも思ったが、部屋の様子が気になって仕方ないおれはその場で息を潜めていた。
かつかつと聞いているだけでは心地良い様な音が近づいてくる。
この時のおれは、スリルと不安、安心感と楽しみの入り混じった何ともいえない複雑な感情を味わっていた。
読者も味わった事があるのではないだろうか。
俗に怖いもの見たさとでも言うだろう。