幻想郷の守護者『博麗霊夢』
これはそんな彼女が博麗の巫女となり、数多の異変を解決する以前に、始めて訪れた邪悪な妖との戦いの物語。
>>1 世界観と注意
>>2 異変キャラについて
黙れチビ・・・・・私は真剣なのよ・・・・・
(橙の両肩に手を置いて、鬼の形相で上記を言う・・・・・
全てはあの豺狼を倒す為という決意の元ではあるのだが、その形相と禍々しいオーラは、正直妖怪よりも数百倍は恐ろしい・・・・・
もはや橙よりも妖怪らしいと言っても過言ではない・・・・・)
>>橙
橙
「ぐぬぬぅ……そんな怖い顔をして睨んでも効かないよ!」
霊夢の怒気と殺気が込められた威圧を前にした場合、普通の人間であれば猛り狂った大男であっても即座に戦意を失ってしまうほどであるのだが、
今、鬼の形相となった霊夢を目前にしているモノ、橙の中にあるのはまごうことなき鬼の神、鬼神だ。
霊夢の怒りや威圧を前にして怯えるどころか、ますます反発して不快感を露にして言う。
紫
「(なるほど……ね、彼女の感情の根底にある最も強い感情は"怒り"……それも憎しみに繋がりやすい負の怒り……この感情か彼女の本来の力を打ち消してしまっている……)」
紫は霊夢と橙のやり取りを見ながら、鬼の形相になっている霊夢の顔を見て、この霊夢の感情の根底にあるのは憎しみに近い怒りの感情であり、それが彼女の中に流れる霊力を淀ませ、本来の力を引き出せないようにしている事まで推察する。
紫
「橙、手加減はしなくても良いわ。"切り刻むつもり"で行きなさいな。」
橙
「はい!わかりました、紫様!」
にこやかな笑顔で紫に返事をした橙は霊夢に向き直る。
すると一瞬だが橙の瞳が猫のように縦長に伸び、それと同時に赤く伸ばされた爪を持った右腕を霊夢に向けて振るう。
すると、その爪からオレンジ色の爪型の斬撃が放たれ、至近距離にいる霊夢の体を引き裂こうとする。
>>霊夢
っ・・・・・!?
バッ・・・・・
(ギリギリで攻撃を避けはしたものの、これから繰り出されるであろう全てを避けきることは恐らく難しい、いや、無理だろう・・・・・
そう思うと「なるほど・・・・・どうやら実力は本物のようね・・・・・」と言い・・・・・)
>>橙、紫
紫
「油断していると簡単に逝ってしまうわよ?」
紫は二人から少し離れた場所で開かれたスキマに腰かけて二人の戦っている様子を見て、扇子で口許を隠して俯瞰している。どうやらここで霊夢の力の底について測ろうとしているようだ。
橙
「まだまだ行くよー!」
橙は声高らかにそう宣言すると、両腕を素早く振るって霊夢に向けて数十もの爪斬撃を繰り出し、霊夢を圧倒しようとする。橙に勝てなければより狡猾かつ同等の力を持つ豺狼には敵わないだろう……
>>霊夢
くっ・・・・・!?
ズッ・・・・・!
ちょっとアンタ!これはさっきの道具とか使うのはありなの!?
(離れた場所で戦いを見ている紫に対して、この戦いでさっきのように博麗の巫女が使う道具を用いるのはありなのかと聞く・・・・・
このままでは流石にヤバイと霊夢も判断したらしく、かなり切羽詰った様子で紫に道具を用いていいのかと聞いている当たり、一早く橙のヤバさを察知したようだ・・・・・)
>>紫、橙
紫
「ええ、勿論良いわよ?貴方の近くに浮いているその紅白の陰陽玉があるでしょう?貴方なら私からの説明がなくともそれを使って退魔針や御札、幣等を取り出せる筈よ。」
霊夢はこれまでの一連の動作から、直感的に道具や技、術の使い方を瞬時に把握する事が出来ると言うことがわかっているため、簡潔にそう応える。
橙
「ほらほらぁ!油断していたら一瞬で終わっちゃうよッ!!」
無数に放たれたオレンジ色の斬撃の嵐の中、一瞬にして霊夢の目の前に移動した橙が霊夢の喉元に向けてまるでナイフのように鋭く長い赤い爪を伸ばして突き刺そうとする。
紫の命令通り、橙は油断も慢心も、手加減をする様子さえもまるで無く襲い掛かっている。それはもはやスパルタ教育さえも超えた死と隣り合わせの猛特訓になっている……
>>霊夢
【いきなりルナティックモードwwww】
そう・・・・・だったら・・・・・
バッ・・・・・!
(陰陽玉を手に取りお札を取り出す・・・・・そして、橙の攻撃が当たる寸前で橙の顔にお札を貼り付け、そのまま背後に回って背中に肘鉄を入れる・・・・・
霊夢は大体さっきので道具の使い方のコツを掴んだらしく、もうこの時点でかなり使いこなせている・・・・・)
>>紫、橙
【サイヤ人の修行風景】
橙
「……!」
霊夢が反撃として橙顔に御札を貼った事で伸ばされた爪は霊夢に直撃せずに少し掠るだけで済み、更に御札を引き剥がすまでの間にかかった隙を付くように背後に回り込むのを阻止できずに肘打ちを受けてよろめく。
正面から地面に倒れると思いきや、両手を地面に付いて前回りをするようにして前方に飛び出し、空中で半回転すると、背後にいる霊夢と再び向き合う。
橙は妖獣から派生した存在であるためか、精神体を核とする純粋な妖怪よりも肉体的な繋がりが強いため、目隠し以上の、大きな影響は見えない。おそらく、あの豺狼も霊夢の御札を受けながらも動けていたのはそのせいだろう。
>>霊夢
見た目とは裏腹に、随分手ごわいじゃない・・・・・
(橙を評価するつもりは無いものの、見た目からは想像もつかないほどに手強いと言う・・・・・
そして、次に「大抵お札ってもんは妖怪には効くものだと思っていたけど、どうやらそう単純でもないようね・・・・・」と、霊夢の中でのお札=妖怪に効くという考え方が変わる・・・・・)
>>橙
橙
「何だか、まだ馬鹿にされているような気がする……?」
橙は霊夢が自分を見下しているような態度に苛立ちながら、両腕を大きく横に広げるようにして振るい、両手の指先からそれぞれ一つずつ、計十もの横凪ぎに連なる斬撃を放って切り裂こうとする。
>>霊夢
オリキャラで参加よろしいでしょうか
212:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/08(土) 20:14 >>211
参加希望ありがとうございます!
>>2にルールや注意書きがあるので、それらが大丈夫ならOKですよ〜。
>>212
了解しました、キャラシ少々お待ちください
https://i.imgur.com/yAa3TIo.jpg
右のキャラについて
名前:博雨綾音(はくさめあやね)
性別:女
性格:表は優しくて仲間思いだけど裏は怖くてサイコパス
種族:人間と人外のハーフ
詳細:フィルムスターの管理者で超能力者、過去に住んでた星では戦争があったため、ほとんど人口はいないが、親は無事である、このことからサイコパスになったらしいが・・・普通に接していればそんなことは無いらしい
左は禍綾音(まがあやね)ですが同じなので書きません、とりあえず過去で綾音が恐怖等に震えて出来たということぐらいですかね
しっつこいわね・・・・・!でも・・・・・アンタの戦い方は大体読めてきたわよ・・・・・!
ダッ・・・・・!
(霊夢は戦っていく内に橙の戦い方をやめるようになったのか、繰り出される斬撃の間を凄まじい瞬発力で掻い潜りながら、橙との距離を詰めてゆく・・・・・
手には次に、さっき使った退魔針を持っていて、力を流し込み始めている・・・・・)
>>橙
橙
「あはは!戦い方がわかったところで何も変わらないよ!!」
橙は広げた両手を霊夢に向けて合掌するようにして合わせる。すると、霊夢を左右から今度は挟み込むようにして右からは赤い斬撃が、左からは青い斬撃がそれぞれ現れ、退魔針を手にした霊夢に迫る。
>>霊夢
【能力が記載に無いのですが無能力(超能力はどんな事が出来るのでしょうか?)で宜しいでしょうか?また、種族に人外とありますが、こちらもどの妖怪とのハーフなのか明記をお願いします。それと、"フィルムスター"とは何でしょうか?異世界から訪れたのであれば、その理由や経緯などもお願いします!
ちょっと口うるさいかもしれませんが、なるべく不明瞭な点は無くしておいて、わかりやすくして欲しいなと思いまして……
f(^_^;】
>>綾音様
>>216
能力はまずチート部分があるのと別作品のやつが載っているので・・・基本的には狐なんですが・・・色々あるのでとりあえずここでは狐で フィルムスターは綾音の住んでいる星と共に管理している星でして・・・・・・・・・能力関係もあるので・・・(別作品のキャラも住民設定)とりあえずオリキャラ達が暮らす優しい世界として考えでもいいかもです・・・分かりづらくてすみません
>>217 追記
チート部分は制限かけるのと別作品系あってもいいなら・・・やります
>>217-218
【では、人間と妖狐のハーフと言うことで宜しいでしょうか?うーん……ここはオリジナル&東方の場所なので別作品はちょっと……
チートは本編におけるパワーバランスや世界観の崩壊に繋がり、本編が進めにくくなってしまうので無しでお願いします!それらを踏まえた上で能力の詳細や限界等を明記した上で再度キャラシを投稿して頂いても宜しいでしょうか?
それと、本体同士の会話は【】や(/)等で区切った方が本編との区別が出来てわかりやすいですよ〜。】
全方向に集中力を高めるのは戦いの中での勝利への近道よ!アンタこそ変わってないんじゃないかしらねぇっ!!!!!
ドォッ!!!!!
(霊夢は全方向、あらゆる角度から攻撃が来てもいいように構えていたのか、橙の攻撃を間一髪で避けると、間髪入れずに力を込めた退魔針を容赦無くそのまま橙へと向けて放つ・・・・・
凄まじいスピードで向かってくる退魔針は、とどまることを知らない勢いで・・・・・)
>>橙
【ネームはミスですすみません!】
222:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/09(日) 17:02 橙
「………!!」
左右からの挟撃。
加えて相手はこちらに突っ込んで来ており、人間の身体能力であれば飛び越える事もそのまま突っ切る事や後方に跳んで逃れることも出来ずに当たると確信していたためか、橙は反応が遅れ、霊夢の放った退魔針が回避が遅れた橙の左肩に突き刺さる。
紫
「………あの回避技術……いえ、集中力を高める事で一時的に透過する事が出来る……?」
紫は霊夢がすり抜けるようにして橙の挟撃を避けて反撃した様子を見て紫は微かに目を開いて驚く。
斬撃の間の隙間はとても人間が通り抜けられるようなサイズでは無かった……にも、関わらず回避する事が出来ていた事から、霊夢は集中力を高める事で一時的に相手の攻撃を透過するのだと言うことを見抜く。
>>霊夢
【お気になさらず〜。
】
>>219
まぁ別作品と言ってもそんな使わないので・・・多分
とりあえずチートでは無いものを厳選しておいて、再度やりますね
https://i.imgur.com/yAa3TIo.jpg
右のキャラについて
名前:博雨綾音(はくさめあやね)
性別:女
性格:表は優しくて仲間思いだけど裏は怖くてサイコパス
種族:人間と狐のハーフ
能力:仮面ライダーとスーパー戦隊とカービィの力を扱う程度の能力(あまり使わないらしい・・・武器を使う以外、力が劣る時もある)魔法等や武器を扱う程度の能力
詳細:フィルムスターの管理者で超能力者、過去に住んでた星では戦争があったため、ほとんど人口はいないが、親は無事である、このことからサイコパスになったらしいが・・・普通に接していればそんなことは無いらしい
左は禍綾音(まがあやね)ですが同じなので書きません、とりあえず過去で綾音が恐怖等に震えて出来たということぐらいですかね
・・・厳選すると言っても思いつくのがこれぐらいでした、ちなみに吸い込みとかコピー能力はしないので(星から能力を使う感じです)
そして霊力、魔力、妖力共に使えます、まぁ霊夢や紫の劣化版って考えでもいいかもです
>>224
【すみません、他作品についての名前をキャラシに書き込むと、東方でもオリジナルでもなくなってしまうので、具体的なものを一つ上げる程度にして頂いても宜しいでしょうか?
それと、"妖狐"と書かないと、人間と狐(動物)の子供みたいになってしまいますよwww
それと、"フィルムスター"についての説明もお願いします。これは結構重要な要素でして、東方原作の地名に関係無いどころか、別世界のようなものなので、これについての説明を省いてしまうと、わけがわかなくなる上に、東方の世界観から大きく外れてしまうので……】
【質疑応答等がしやすいように
http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1595239279/l2
へ移動して、そこでちょっと相談して頂いても宜しいでしょうか?】
>>225
あっはい・・・(実際疲れ気味です)
あっ好き嫌いも書いておきますね
https://i.imgur.com/yAa3TIo.jpg
右のキャラについて
名前:博雨綾音(はくさめあやね)
性別:女
性格:表は優しくて仲間思いだけど裏は怖くてサイコパス
種族:人間と妖狐のハーフ
能力:ある3つの力を扱う程度の能力、魔法等や武器を扱う程度の能力
詳細:フィルムスターの管理者で超能力者、過去に住んでた星では戦争があったため、ほとんど人口はいないが、親は無事である、このことからサイコパスになったらしいが・・・普通に接していればそんなことは無いらしい
好き:魔法石(宝石)仲間等害がないもの(?)
嫌い:迷惑行為をする人(敵含む)
左は禍綾音(まがあやね)ですが同じなので書きません、とりあえず過去で綾音が恐怖等に震えて出来たということぐらいですかね
・・・厳選すると言っても思いつくのがこれぐらいでした
フィルムスターについて
フィルムスターは2人の住んでいる星と共に綾音が管理している星でして・・・・・・・・・とりあえずオリキャラ達が暮らす優しい世界として考えでもいいかもです・・・分かりづらくてすみません・・・(そしてめっちゃ簡単説明)
・・・さすがに限界が来そうです・・・もう少し頑張りますが
>>227-228
【あのー……すみません、此方は本編でして、本体会話だけ進めてしまうと肝心の本編内容が埋没してしまう原因になってしまいます。
それを避けるために移動をお願いしたので、彼方に投稿をお願いします。】
了解しました
231:綾音:2020/08/09(日) 19:44・・・あの・・・参加するのやっぱ辞めます・・・なんか・・・変な感じしてきたので
232:博麗の巫女◆gI:2020/08/10(月) 15:59 勝負あったみたいね・・・・・それともまだやる・・・・・?
(霊夢は攻撃が当たるのを見て、これ以上続けたら橙の身が危険かもしれないと思ってか、勝負あったようねと言う・・・・・
まだ戦えるとしても、悪ではない相手を戦いに体を慣らすために蹴散らすのはどうも気分がよくない・・・・・
霊夢は戦いを終わらせようとしているが・・・・・)
>>橙、紫
橙
「なにをー!まだまだ新米の巫女に負けるもん……か!」
《カランッ》
紫
「…………………。」
橙は直ぐ様肩に刺さった退魔針を引き抜き、地面に捨てるが、精神体だけでなく、肉体にまで目に見えてダメージが入ったのがわかる。
でも、八雲の一員になる者として新米の巫女に負けて恥ずかしいところを紫様達に見せるわけにはいかない。と言う一念から継戦の意を示し、更に全身に強い妖力を流し、瞳が本物の猫のように縦に伸び、両手の爪もより鋭利なものとなり、彼女本来の戦闘スタイルである四足歩行のような姿勢となり、ピンと尻尾を立てて本気を出そうとする。
紫は二人の戦いを見て、霊夢の実力の底について測りながら、何かを待っているかのように橙を制止せずにじっと霊夢を見ている。
>>霊夢
【良かったです!!】
妖怪だからって、意地は張らない方がいいわよ・・・・・?
(言葉は橙へ向けているが、視線は若干紫に向いている・・・・・
どうやら紫が戦いをただ見ているのではなく、自分に対して視線を集中させていることに気がついたらしいが、霊夢自身は紫の意図は把握しきれていないようだ・・・・・)
>>紫、橙
橙
「意地なんかじゃない……よ!!」
霊夢の言葉に反発した橙は数秒間残像が残る程のスピードで霊夢に向けて飛び出して今度は針による投擲を封じる意味も込めて接近戦に持ち込もうとする。
本来の走行手段に近い四足移動をしている事でその速度が大きく跳ね上がっており、その様子はまるで放たれた弾丸のようであり、右手の赤い爪を霊夢に向けて突き出し、更に左腕で霊夢の喉と心臓部と言う人体の急所を狙って猛攻を仕掛けようとする。
>>霊夢
【純粋な戦闘力で言うと、本気の橙と豺狼はほぼ互角の強さがあると言う……しかも、豺狼の場合は橙と違って狡猾な性格をしているため、何をしでかすかわからない、初見潰しの敵……!】
ビシャッ・・・・・
そう・・・・・まだ続けるのね・・・・・?
(霊夢は間一髪で避けるものの、右腕を橙の爪がかすり、かすった所が切り裂かれ、そこからポタポタと鮮血が滴り落ち始める・・・・・
橙はさっきと比べると力は上がっているものの、動揺し始めているようにも見え、そして明らかに意地を張って戦いを継続しているようにも思える・・・・・)
>>橙
【今までのボスの中では一番まだ優しい方なのは一目瞭然・・・・・W】
橙
「まだまだ行くよ!!」
橙は回避する霊夢の姿をその視線で追い、そこから立て続けに霊夢に向けて両手を突き出し、空を裂く鋭い音をさせながら五連撃を繰り出す。
>>霊夢
【ですねwww
あ、そう言えば上記では左腕による攻撃は避けていない感じでしたかね……?】
後悔するわよ・・・・・
(霊夢は一応の念押しとして、橙にこれ以上の戦いの継続は後悔すると予め告げておく・・・・・
攻撃を間一髪で避けながらも、避け続けているだけで霊夢に橙を攻撃できる、もしくは倒せる力があるのかどうか、そもそも霊夢には策があるのだろうか・・・・・)
>>橙
【そうですね、右腕に爪が当たって切り裂かれています!】
橙
「(おかしい……まだ来て日が浅いって紫様が言っていたのに……少し前まで普通の人間だったのに、こんなに攻撃を避けられるものなの……?)」
橙は霊夢の警告に対して何も返さずにそのまま両手を高速で幾度となく突き出し、或いは横に振り回す事で爪による一撃を霊夢に当てようとするが、掠ったり、腕に爪が当たりはするものの、致命傷となるものはまるで受けていない事に婚約している。
普通の人間なら腕が切られればその痛みで動きが鈍る筈。それはまだ自分が里で悪事を働く化猫だった時から知っていた確かな経験だった……にも関わらず、巧みに避け続ける霊夢に対して橙は焦り始めて冷静さを欠こうとしている。
>>霊夢
【了解しました!そろそろ橙戦も決着が付きそうですね!】
攻撃の手段が極端に少ないわね・・・・・_
241:博麗の巫女◆gI:2020/08/13(木) 06:07 攻撃の手段が極端に少ないわね・・・・・私の場合はまだ会得できる時間があるけど、アンタはどうなのかしら・・・・・?
(霊夢は橙の攻撃を避けていく中で慣れ始めたのか、先程よりもさらに簡単に橙の猛攻を避けながら距離を詰めていく・・・・・
人間でありながら、人間を超越した成長力をこの僅かな時間の中で遂げ始めており、その表情には余裕すら感じられるほどになっている・・・・・)
>>橙
【途中送信すみません!
橙がかなり焦り始めているの見ると、もっと追い詰めたくなりますねW】
橙
「あた……れ!!」
橙は霊夢の言葉に対して無視をしている訳じゃなく、純粋に目の前にいる霊夢に対して攻撃をする。その一心のみに専念するあまり、化猫だった頃に習得した多数の妖術を使おうと言う発想にならずに、がむしゃらに妖獣の身体能力を前面に出した力任せの戦闘方法を取っている。
小細工も陽動も無い、純粋かつ単純な貫手による連続した刺突を繰り出し、霊夢を引き裂こうと猛攻を繰り出していく。
だが、豺狼の時の教訓として、下手に消耗戦を繰り広げていれば、人間よりも遥かに高い体力、持久力を持つ妖怪に分がある。
集中も注意も無限ではないため、今は回避できているものの、霊夢の注意がここからほんの少しでも薄れればその瞬間に橙の手刀が貫く事になってしまうだろう……
決着を付ける方法はただ一つ。何か強力な一撃によって一発で戦闘不能な状態に陥らせるというもの。
>>霊夢
【藍「ちぇえええん!!」
(´;ω;`)】
はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・
(博麗の巫女と言えど、霊夢もまた人間・・・・・戦い慣れはしても、まだ大して技も覚えていない状態での実戦訓練は早計だったとも言えるが、博麗の巫女として幻想郷を守るには、休んでいる時間などない・・・・・
霊夢は頭をフル回転させながら、この戦いに終止符を打つ術を考え始める・・・・・)
>>橙
【橙、可哀想に・・・・・W】
橙
「そ……こだ!!!」
《シャッ》
一分一秒、ほんの瞬きをする瞬間でも気を抜けば攻撃を受ける上に、右腕を始め、体の至るところが橙の爪を受けて激痛が走る中、橙は素早く貫手を霊夢の上半身、胴や首を狙って突き出し続けている。
発想の転換。霊夢は紫から体内のエネルギー……つまり、霊力の流れを掴み、それを"宿す"ようにと言われていたのだが、もしそれを"宿す"のではなく、"放つ"ようにした場合はどうなるのだろう?
だが、目の前にいる橙からの猛攻を避けながら体内の霊力の流れを操作すると言うのは余程戦いに慣れない限り非常に難解だ……だか、それは"非凡"や並みの天才や才覚の者に限られる。
>>霊夢
【夢の支配者
「可哀想に…強く生きて…!」】
《わかった・・・・・!突破口は・・・・・》
これならどうよっ・・・・・!!!!!
(霊夢はさっき宝具にエネルギーを流した時とは別のやり方で、エネルギーを手中に集め始める・・・・・
そして、迷わず橙へとめがけてそのまま宝具に流していたあの膨大なエネルギーを、そのまま何の容赦も躊躇いも無く腕を突きだして放つ・・・・・)
>>橙
橙
「!!?」
霊夢が莫大な霊力の塊を躊躇なく放ち、至近距離から自分を消し飛ばそうとしているのを見ると、これは避けられないと悟り、固く目を閉じる……
《バチィッ》
藍
「そこまでだ、橙、博麗の巫女。」
橙に霊夢が放った霊力の塊が直撃すると思われた次の瞬間、激しい閃光と衝撃の後、霊夢の放った霊力塊がほんの一瞬にして打ち消され、その代わりに二人の間には金色の九本の尾を持った妖怪が目を閉じて両手を組んで静かに佇んでいる。
>>霊夢
・・・・・っ!?
(いきなり現れた九尾を持つ妖怪に驚き、動きがそのまま静止する・・・・・
理解が追いつかないというのはまさにこのことだが、一番驚いたのは、まだ巫女になりたてではあるものの自分でもどれほど大きいかはわかるほどの膨大なあのエネルギーを一瞬にして打ち消したことだ・・・・・)
>>橙、籃
紫
「(針を取り出して投げる隙を与えずに猛攻を繰り広げていたから、持久戦の末に橙が勝つと思っていたのだけれど、すかさず自らの中に流れる霊力を攻撃用の技として放てるだけの霊力操作技術を私が教えずして会得している……まだ巫女になってから三日も経っていないにも関わらず、ここまで成長出来た血筋は見たことがない。戦闘における才覚は十二分にあるのだとすると……残る問題は彼女の中にある感情のコントロール方法についてだけ……)」
紫は霊力操作を早くも会得すると言う前例の無い霊夢の凄まじい成長速度を目の当たりにし、扇子で口許を隠しながら静かに考える。
紫
「……少し、お話ししましょうか?」
紫は刹那の瞬間、予想以上の速度で成長する霊夢に対する後々の導くための方針や向かうべき方向について思考を張り巡らせると、口許を隠していた扇子をパチンと音をたてて閉じ、霊夢に微笑みかけながら少し話をしようかと問いかける。
>>霊夢
【ニコォ(^w^)】
・・・・・話・・・・・?何よいきなり・・・・・?戦いはもういいの・・・・・?
(紫の感情が掴めない不気味な笑み、そして言葉を聞けば戦いが止められたこともそうだが、このまま戦いは終わりにして次はいきなり紫との話という話という、紫が何を考えているかが全くわからずに困惑する・・・・・
戦い方に問題があったのか、それとも橙を痛めつけ過ぎてしまったことによる説教でも始まるのだろうか・・・・・)
>>紫
【すみません、具合が悪くてダウンしていて返信が遅れてしまいました・・・・・
かなり楽になったので、遅ればせながら返信させて頂きたいと思います】
紫
「貴方には戦いに関しての才能は私から教えなくとも天賦の才があると言うことがわかった。あと数年もすれば藍さえも超える事が出来るでしょうね。」
紫は九尾の大妖をも僅か数年で超えられるほどの力を得ることが出来るだろうと告げる。元々強力な力を持つ大妖であった上に、式神となる事で紫の力も分け与えられているため、その力は凄まじく、藍を超える力を持つ存在はこの幻想郷内において数えられる程しか居ない程だ。
現に不完全とは言え、霊夢の放った大量の霊力の塊をほんの一瞬で跡形もなく消し去れた程の力があった。紫の言う"天賦の才"と言うのも強ち間違いではないと言うことが霊夢自身にもわかるだろう……
紫
「改めて幻想郷について説明するわ。
この幻想郷は忘れ去られたモノが流れて来る世界、忘れ去られたモノの最後の楽園。妖怪は人間を襲い、人間は妖怪を恐れて妖怪の存在維持に貢献する……これが幻想郷の根幹にある。」
藍
「(……紫様は変わってしまわれた……)」
紫はこの幻想郷の仕組みについておおまかにだが説明をする。妖怪は人間を襲い、人間は妖怪を恐れる……
それはまるで、里は人間牧場であり、幻想郷そのものが妖怪や神の延命装置として使われる箱庭がごとき構造になっているのだと言うことを口にする……
だが……永く紫の傍にいた藍は知っていた……
かつての紫は今とは大きく異なる世界を思い描いていた。
そこは人間牧場でも、虚しい延命装置でも、歪な箱庭でも無い、人間も、妖怪も、それ以外も、互いが互いに認め合い、手を取り、協力して生きて行ける世界だった。
それは霊夢の望む世界に近かった……だが、紫は数多の挫折や後悔、失敗の果てに何時しか多くのモノを切り捨て、歴代の巫女達からも託された"幻想郷を護る"と言う使命と責任に押し潰されているかのようになってしまっている……
>>霊夢
【大変でしたね……
コロナが緊急事態宣言前よりも広がってしまっているそうなので、気を付けて下さいね……
(´;ω;`)】
・・・・・人里でアイツと戦った時わかった・・・・・もしあの時、さっきみたいに力を放出したとしても、勝てたとは限らない・・・・・戦いというものは、力があるかどうかじゃない、知恵をいかに状況に応じて活かせるかどうかよ・・・・・奴は見事あの時私から逃げた・・・・・私は力ばかり使おうとして、知恵を使っていなかった・・・・・
(霊夢はもし自分が里で豺狼と戦った時にさっきみたいに力を放出させたとしても、悪賢い奴ほど知恵がよく活かせる・・・・・
何も守るモノがなく、自身の保身しか考えていないから、知恵が回るのだ・・・・・
だからこそ、霊夢は力があっても知恵も同時に戦闘で活かせなければ、息詰まるだけだと言い・・・・・)
>>紫
【ありがとうございます・・・・・
スレ主様も、お気を付けて・・・・・】
【コロナは軽くトラウマが出来ましたからね……
(´;ω;`)
あ、ちなみに幻想郷説明のところはまだ返事が無かったのですがどうしますかね?】
【幻想郷の部分の返信はミスで欠如していました!付け足しても大丈夫ですかね?】
254:八雲一家◆3.:2020/08/19(水) 07:15【大丈夫ですよ〜】
255:狂い出す日常◆gI:2020/08/19(水) 16:29 ・・・・・人間が妖怪を恐れるのはわかるわ、人間は弱くて脆い、自分よりも強い力を持った存在、未知の存在には恐怖心を抱くのが人間の性・・・・・
(霊夢は人間は弱くて脆い生き物だからこそ、人間よりも遥かに強い存在である妖怪を恐れるのだと言うが、そのまま納得出来ないような表情に変わると「でもだからと言って、妖怪が人間を襲うのはおかしいわ・・・・・私は博麗の巫女を己の義務として果たす意思がある・・・・・でも、妖怪が人間を襲うのは、博麗の巫女のように義務付けられたことじゃあないでしょう・・・・・?」と言い)
>>紫
紫
「その点なら安心しても良いと思うわ。貴方には才と運がある。経験の差を埋める"博麗の才"と実力の差を埋める"天性の運"が……
それに貴方には……いえ、これは私から話さずとも自ずと気付くことが出来るでしょうね。」
紫は犲狼や橙と戦う霊夢の姿を見て、此方から最低限の霊力操作についてや道具について教えただけでそれらをモノにし、更に体外へ針や御札等の媒体を使わずに攻撃として放出すると言った事を行えた事から霊夢の才を、その卓越した敵からの攻撃を初見であるにも関わらず大半を避ける勘と、それを生み出す運を持ち合わせていることから、後に博麗の巫女の最大最強の技である"夢想封印"さえも自ら会得する事が出来るだろうと考えている。
紫
「……残念だけどそんな単純な話じゃないのよ……妖怪は恐れられ、神は奉られなければその存在を維持できない。神も妖も人間の思念によって成される存在、だからこそ、それを生み出すために人間が必要になる。」
そして、紫は人間と妖怪、神とのそれぞれの繋がりについて語る……それは歪ながらも、互いを支え合う構造になっている……
恐怖や信仰と言う人間が持つ思念で繋がり、形成されている関係上、もはやこの関係を覆すことは出来ないだろう……
>>霊夢
【非常な現実……】
・・・・・才能や運なんかよりも、人間と妖怪の関係を改善しなきゃ何も解決しない・・・・・支え合っているだなんて言い方は都合のいいように言っているだけじゃない・・・・・
(霊夢は自身の才能や運というものよりも、妖怪と人間、互いの関係を改めなければ何も解決はしない、博麗の巫女が幻想郷を守るだけでは何も進展はしないと反論する・・・・・
紫は自分よりも遥かに長い時間を生きているからこそ、今のこの関係が一番であるという考えなのもわかる分にはわかる、だがそれに賛成するわけではない、もっと何か他の方法があるのではないかと思っている・・・・・)
>>紫
【解決の道は遠い・・・・・】
紫
「あら?私が思った以上に軟弱な考えをしているのね?支え合うとは少し違う。どちらかと言うと妖や神が己の存在を維持するために利用している……片利共生に近いわ。」
妖、神はそれぞれ人間からの恐怖や畏怖によってその存在を維持し続ける。或いは、妖や神をただの現象としてその存在を否定し、外の世界と同じように消滅へ向かうか……その二つの選択肢しか無い……
紫
「古来よりこの関係は続いて来た……今更変わることなんて無い。共生と共存は出来るけれど、互いに手を取り合って分かり合う事なんて出来ないのよ……?」
互いに存在を維持するために導き出されたこの法則は覆しようがないものであると紫は確信し、これを推進するために活動をしていた。紫が霊夢に死と隣合わせの過酷な戦いや、犲狼の放置、運命は覆せないと言う言動は全て、この一つの考えに帰結している。
だが、もし……人間と妖、神が恐怖や畏怖と言う一方的な認識ではなく、互いの種や存在を理解した上でも種族の垣根を超え、共に生きるような事が出来れば……また別の道が作れるのかもしれない。
>>霊夢
じゃあ私が変えてやるわ・・・・・何が何でも・・・・・
(霊夢の意思は固い・・・・・だが、意思だけでは何も変わらないというのもまた事実・・・・・
幻想郷という場所は、人間と妖怪、神々が永らく今のこの在り方を保って生きてきた、たった一人の人間の小娘がどうにかできるほどの簡単な問題ではないことくらい、霊夢自身だって分かってはいる・・・・・
分かった上で霊夢は言っているのだ・・・・・)
>>紫
紫
「それなら、なおのこと私達を超えるほど強くなってもらわないといけないわね?」
クスクスと楽しそうに微笑み、その笑みは無謀な事に挑戦する者を嗤う笑みか、それとも霊夢に対してその思念が確かなものである事を確信した事から来る安堵の笑みなのか……それは紫の言動からだけでは読めない……
すると、霊夢が決意を表明した後、顔もよくわからない程経年劣化している筈の巫女の石像が微笑んだ……そんなように感じられる。
これまで何百年、いや何千年、何万年と止まっていた決して動くことの無かった歯車が……霊夢と共に動き始める。
>>霊夢
【永遠に変わる事の無い筈だった世界の歯車が静かに……だが確実に動き始める……】
・・・・・私は決めたからには成し遂げるわ・・・・・絶対に・・・・・
(人間であるが故の決意の固さか、それとも諦めの悪さか・・・・・
妖怪と人間、同じところを挙げるとするならば「力を持つ者は往生際が悪い」というところだろうか・・・・・
豺狼も、今まで博麗の巫女を食しては力を上げてきたものの、自分ではなくとも、先代の誰かが倒せた可能性もあるかもしれないが、往生際の悪さ、生への執着が豺狼を人間と妖怪の関係を色濃く強調する存在になったとも思える・・・・・)
>>紫
【ゆっくりと変わり始める今まで当たり前だった関係・・・・・】
紫
「人間の生きられる時間は短い。貴方がどこまで変えられるのか……少しだけ楽しみだわ。」
紫は右手を霊夢にかざし、妖でありながら妖術だけでなく、魔法をも使用する事が出来るのか、指先で空をなぞるように動かすと霊夢と橙に回復魔法がかけられ、二人の傷や消耗した霊力、妖力が少しずつ回復していく。
紫
「貴方には特別な修行や稽古を付けなくても、自ずと戦いの中で成長していける。そう確信したわ。貴方の心が折れない限り、貴方に敗北は無い。」
紫は橙との戦いを見ている中、犲狼に対抗しうるだけの力と、歴代の巫女達をも凌ぐ才と勘を持っている事を告げると、指先をゆっくりと下へ振るい、元の神社へ戻るための道を作る。
橙を制止しながら、静かに隣で聞いていた藍も霊夢の戦いの様子を見ていたため、その決定に反論はせず、ただ静かに見守っている。
>>霊夢
【これは本当に思い付きに過ぎないのですが、様々な幻想郷や世界を渡り歩いて行く感じもやってみたいなと思いましたwww】
アンタ達が長過ぎるのよ・・・・・
(人間の寿命の長さは妖怪からすれば短くとも、人間からすれば普通なのか、霊夢はアンタ達が長過ぎると言う・・・・・
そして、紫に「今こうしている間にも、奴はどこで何をしでかすかわかったもんじゃないわ・・・・・戦いの中で成長できるのなら、今すぐにでも奴を討伐しなければならない・・・・・」と、危惧して)
>>紫
【お返事遅れてしまいすみません!
色々な幻想郷や世界、面白そうですね!やりますか?】
紫
「あら、貴方達人間も犬や猫から見れば充分に長命でしょう?」
短命な者と長命な者の価値観は違う。
なにもしなくとも異様なまでに長く生きられる者は内面的な成長や変化に乏しく、百年、二百年を何も意識せずに生きている。
その点で言えば、力を渇望し、悟りを開いたり、俯瞰するつもりの無い犲狼は野心に燃える人間に近いのかもしれない。
>>霊夢
【まだ東京ではコロナ感染者が200人以上出ているので、本当に気をつけて下さいね……
( ;∀;)
やりましょう!
……と言いたいのですが、全体的なストーリーや大筋がまだ決まっていないと言うwww】
それもそうね・・・・・それでもアンタ達は長過ぎるのよ・・・・・
(そう言うと「そういえば、アイツはまるで私が巫女になったこの時を狙ったかのように犬を操って差し向けたり、人里を襲ったりした・・・・・しかも犬を操っていた時はすぐ近くにいた・・・・・奴には何かしらの察知能力でもあるの・・・・・?」と、感じた疑問をぶつける・・・・・)
>>紫
【ご心配おかけしてしまいすみません・・・・・!ありがとうございます・・・・・!
ストーリー・・・・・敵キャラとかはいる感じですかね?】
紫
「元は狗の獣だったようだから嗅覚は優れているだろうけれど……特殊な感知能力は持っていない筈よ?」
紫は確かにタイミングを見計らったように現れた犲狼の刺客を思い浮かべながら呟く。だが確かに先代巫女が死亡して代わりの巫女が入って来るのを待っていたとしても、あまりにもタイミングが良すぎる。
それとも……誰か協力者でも居るのか……その答えはまだわからない。
>>霊夢
【一応幾つかは考えてはありますが、基本はその平行世界の世界観や状況に合わせた敵にしようかなと思っていますね!】
・・・・・まさかとは思うけど、博麗の巫女を過去に何人も食らって、何人もの博麗の血を取り込んだことによって、こっちの動きが察知できるようになった・・・・・とかじゃあないでしょうね・・・・・?
(今まで幻想郷を襲った敵は数多くいるだろうが、豺狼はその中でも特異と言っても過言ではないような存在である・・・・・
博麗の巫女を何人も食らったことで、博麗の血がこっちの動きを知らせてしまっているということなのではないかと憶測を述べる・・・・・)
>>紫
【了解しました!平行世界同士を行き来したりする敵とか出てきそう・・・・・】
紫
「いえ、それは考えられないわ。魂と記憶の吸収なんて芸当は神レベルじゃないと出来ない。幾ら鬼神にも並ぶ力を持ったとは言え、一介の妖獣にそんな事は出来ない……」
紫はふと右手を自身の顎に当てて考える。
食らった対象の魂と記憶の同化、及び吸収など神であれば"習合"によって実際に他の神を取り込む事が出来ると言う例があるものの、一介の妖獣にそれだけの力は無い筈だと言う結論に至る。
紫
「……だけど、記憶や魂を取り込む術を得たにせよ、何らかの協力者が背後にいるにせよ、先ずは犲狼を捕らえなければならない……これは貴方に任せても良いかしら?」
だが、それもまた可能性は零では無いため、その確認のためにも霊夢に犲狼の撃破を頼む。先述した通り、自分では手を出すことが出来ないため、妖怪退治を使命とし、更に犲狼との因縁が出来た霊夢にこれを任せようとする。
>>霊夢
【それどころか、主人公側も複数の世界を渡り歩く事になるので、そのスケールも凄いことになりそうwwwあ、ちなみにその複数の世界を渡り歩るくのは原作キャラが良いでしょうか?それともオリの方が良いでしょうか?】
任せるも何も、私以外にこの役目を果たせる者はいないでしょう・・・・・?それに、奴には因縁があるわ・・・・・
(霊夢はわかっている・・・・・例えどんなに力が強い妖怪であれど、これは人間であり、そして博麗の巫女であり、そして豺狼との因縁もある自分でなければ、豺狼撃破の役目は果たせないということを・・・・・
博麗の巫女という立場だからこそ、先代達の想いも背負ってこの因縁に終止符を打たなければならないことを、霊夢は一番痛感していた・・・・・)
>>紫
【複数の世界渡り歩き可能キャラに関しては、個人的にはオリキャラがいいですかね!】
紫
「貴方からそう言ってくれると思っていたわ。基本的な戦い方はもうわかっていたようだから、これ以上の訓練も修行も必要ない、後は貴方自身に任せるわ。」
覚悟を決めた霊夢の言葉を聞いて、右手を自身の顎から離し、指をパチンと鳴らす。すると、博麗神社へ繋がるスキマの行き先が変わり、何処かの森の奥地へと切り替わる。
紫
「さあ……そこのスキマを潜り抜ければ犲狼がいる場所にまで出られるわ。」
紫は霊夢の向かうべき道を作る。これが今の紫が出来る最後の手助けであり、紫から今の霊夢なら犲狼をも打ち倒せると言う信頼の現れでもある。
>>霊夢
【なるほど!了解しました!!では、どんな感じのキャラにされますか?此方の世界では、ヴァイスリゾームとの対決がメインみたいになりそうですね!】
・・・・・この先に、アイツが・・・・・
(霊夢はこのスキマを出た先に、あの豺狼がいるということを知らされると、様々な感情が入り乱れる・・・・・
今度こそは絶対に倒さなければならないという感情、また逃げられてしまうかもしれないという感情・・・・・
これから先、博麗の巫女という立場上、様々な妖怪と対峙しなければならない場面は必ず来るだろう・・・・・だが、今を上回る感情を抱くことはそうそうないと思われる・・・・・)
>>紫
【一応オリキャラでも、原作キャラと関わりを持つキャラにしようかと思っています!】
紫
「これを通じて貴方の覚悟を……意思を……見せてもらうわ。」
紫は様々な思念や考えが脳裏を過っている霊夢を見て、彼女を送り出す言葉を口にして、静かに後ろに下がる。後の決断や判断をするのは霊夢自身だ、此処から自分ができるのは霊夢を信じて送り出すことだけ……
>>霊夢
【なるほど!しかし原作キャラとの関係となると、イロイロト矛盾が出たりしないように考える必要があるのでちょっと大変かも…?
あ、ちなみに第二案として、多種族が住む完全なオリジナルの世界も考えています!そこではあらゆる願いを叶える力を持つと言われる宝珠の破片を求めて様々な国家や組織が対立する感じにしたいなと思っています!】
・・・・・ないとは思うけど、戦いの最中、何があろうと割り込んだりしないでよね・・・・・?
(霊夢は一応念の為に、予め紫に何があろうと戦いへの介入はしないようにと告げておく・・・・・
これは自分と豺狼との戦いであり、他の者は例え仲間であろうと部外者となる・・・・・
これは、霊夢からすればケジメなのだ・・・・・)
>>紫
【関わりと言っても、そこまで深い関わりではないようにしようと思っていますW
オリジナルなりきり了解しました!その物語の世界に出すキャラも考えておきます!】
紫
「……ええ、勿論よ。例えこれで貴方が命を落とす事になっても……それが貴方の選んだ運命なのだから……」
紫は霊夢の口調から彼女が何をしようとしているのかを少しだけ推察した上で霊夢の望み通り、犲狼との戦いの際には何があっても割り込まないと応える。
>>霊夢
【ありがとうございます!了解です!!
(^^ゞ】
・・・・・
(霊夢は紫の言葉を聞くと、そのままスキマの外へと出る・・・・・
振り向くことも、言葉を返すこともなく、因縁に終止符を打つ為に戦地へと向かう・・・・・
その背中は、在りし日の先代達と通ずるものがあった・・・・・)
【スキマの外】
・・・・・ほら、出てきなさいよ・・・・・いるんでしょ?それとも、また私から逃げる・・・・・?人間のこの私から・・・・・
(霊夢はスキマの外へ出るやいなや、姿は視界に入っていなくとも、近くにいるであろう豺狼に対して上記を言う・・・・・
人間と妖怪、普通であれば戦わずとも力の差は歴然だが、博麗の巫女の立場である霊夢が戦うということ、そして、人間の方からわざわざ戦いの場に来てやったぞという霊夢の豺狼に対する煽り文句が詰まっている・・・・・)
>>豺狼
犲狼
「たかだか巫女風情が生意気な……!いいだろう、そんなに無惨な最期を遂げたいのなら手伝ってやるよ!!」
犲狼は森の木々の影が作り出す暗闇の中から霊夢に右目を潰された犲狼が全身から身震いしたくなるような凄まじい殺気から成る重圧を伴い、霊夢の前にその姿を現す……
辺りには無差別に喰い散らかされた動物達の肉片が散らばっており、犲狼の口元と両手には鮮血が滴っている事から霊夢達との戦いで消耗した体力と妖力を動物の命を貪ることで回復させようとしていた事が推測できる。
だが、犲狼が喰らった動物の中には、里の郊外を襲撃した際に使役していた野犬の骸が幾つも見える事から、犲狼にとって手下の野犬など幾らでも代えの効く駒でしか無いのだろう……
>>275
どこまでも下衆な屑野郎ね・・・・・最期を遂げる手伝いなら私がしてやるわ、無論、アンタの最期だけどね・・・・・
(霊夢は豺狼のどこまでも救いようのない下衆な性格に、呆れた様子で上記を言う・・・・・
右目を潰されたまま回復できていないところを見ると、力自体は回復できても潰された目は回復できない、つまり、再起不能なほどの傷を負わせれば回復は不可能だろうと考える・・・・・)
>>豺狼
犲狼
「減らず口もそこまでだ!!博麗の巫女とは言え、所詮はただの人間!この俺様のスピードにはついてこれまい!!!」
犲狼は激高し、夜闇に包まれた辺りに響き渡るような怒鳴り声と共に弾かれたようにして霊夢へ向けて飛び掛かり、そのまま勢いに任せて両腕の爪を振るって霊夢の体を引き裂こうとする。
だが、その犲狼よりも更に俊敏な橙との戦いを行い、橙のスピードに慣れた霊夢にとって、犲狼の動きはまるでスローモーションか何かのようにゆっくりと遅れて見える。
>>霊夢
【犲狼はパワーでなら橙に勝っていますが、スピードでは負けている感じです……!】
遅いわね・・・・・橙の方が、よっぽど早いわ・・・・・
(飛びかかってきた豺狼の攻撃をいとも簡単に避けて、そのまま豺狼のスピードを更に上回るスピードで豺狼の頭上へと移動し、そのまま踵落としを豺狼の脳天目掛けてお見舞いする・・・・・
何の躊躇いもなく、容赦もせずに攻撃を繰り出すのは、霊夢の怒りの表れにも見える・・・・・)
>>278 豺狼
【了解しました!】
犲狼
「ガッ!?ちょこまかと……!!」
この時から後に瞬間移動、スキマ移動をほぼ無意識に繰り出せるようになる片鱗として、犲狼のスピードを凌ぐ速度で移動し、、繰り出された踵落としが狼の頭蓋骨を被ったような頭部に直撃する。
だが、見た目の通り、耐久力、肉体的な硬度も高いのか、怯むことなくそのまま右腕を大きく振り上げて霊夢に対するカウンターを仕掛けようとする。
>>霊夢
だから、遅いっつってんのよ・・・・・
ドゴォッ・・・・・!!!!!
(豺狼が振り上げた右腕を思いっきり骨を砕く勢いで蹴り飛ばし、更に腹部へと一発強烈なパンチをお見舞いする・・・・・
霊夢の瞳から感じられるのは、豺狼に対する強い怒り、豺狼の身勝手な行動によって命を落とした里の住人達の仇討ち・・・・・
豺狼に対する情けなど、微塵もない・・・・・)
>>豺狼
犲狼
「ククク……どうした?それがお前の全力か?」
《ヒュオッ》
犲狼に向けて繰り出した蹴りと殴打が直撃する……だが、犲狼にはまるでダメージが通っているような様子は見えず、逆に腹部に当たった霊夢の腕を掴んでそのまま近くの木へと叩き付けようとする。
スピードで霊夢が優位に立っていても受け身となり、攻撃直後を狙ったカウンター方式であれば速度の優位性は意味を成さない。
犲狼からは先程までは感じられなかった"魔力"が感じられるようになっており、それを用いて魔力により不可視の防御層を形成する事で外部からの衝撃を打ち消して大幅にその威力を落としているようだ。
霊夢は侮っていた……
力を渇望する獣の果てすら無い野心を、生存本能を満たすためにはあまりにも過剰すぎる力への欲望を……
>>霊夢
がっ・・・・・!?
(一撃目の踵落としが効いたことから、自身の力に自信を持ったわけではないが、これなら倒せるという状況的な自信はあったのか、豺狼に掴まれてからの反応が遅れ、そのまま木に叩きつけられてしまう・・・・・
霊夢は豺狼のような野獣に宿る欲望を、まだ甘く見ていたのかもしれない・・・・・)
>>豺狼
犲狼
「俺様は新しく"魔力"を手に入れた!俺様が元々持っていた妖力と博麗の霊力に加えて"魔法使い"の魔力も手に入れた!これで俺様は無敵だ!!」
犲狼は自身の両手足に魔力を宿して部分的に筋力を強化した事で俊敏性と、元々高い攻撃力を数段強化した上で霊夢に向けて再度迫る……
対する霊夢は木と激突した際のダメージがあり、満足には動けないだろう……
犲狼の台詞と、叩き付けられた霊夢の傍にボロボロになった白いリボンが付いた黒の帽子が転がっている事から、先に戦っていたであろうあの白黒の魔法使いが殺され、その魔力を奪われたものだと考えられる………
>>霊夢
【重なる絶望、悪化し続ける現状……】
げほっ・・・!げほっ・・・・・!
(フラフラと立ち上がり、血が混じった咳をする・・・・・
そして、次の瞬間見つけたのは、見覚えのある帽子・・・・・あの魔法使いが被っていた帽子だ・・・・・
霊夢は再び自責の念に囚われる・・・・・もっと早く来ていれば、もっと力があれば、と・・・・・
大きく見開かれたその瞳には、絶望が宿りつつあった・・・・・)
>>豺狼
【深淵の始まり・・・・・】
《ギュオッ》
絶望、後悔、罪悪感により蝕まれつつも立ち上がった霊夢に迫る犲狼の振るった右腕による一撃が無慈悲にも迫り、その一撃をもって霊夢を弾き飛ばそうとする……
>>霊夢
ぐっ・・・・・!
ダッ・・・・・!
(霊夢は攻撃を放つよりも、攻撃をまずはかわさねばならないと判断して、体中に激痛が走る中、何とか攻撃を避ける・・・・・
が、このまま避け続けていたとしても、この戦いは終わらない・・・・・
終わるとすれば、それは自身の命が尽きる時だろうと悟る・・・・・)
>>豺狼
犲狼
「所詮この世は弱肉強食!強い奴が生き、弱い奴は喰われる!それが絶対不変の真理だ!俺より弱い奴は全部俺に喰われてりゃいい!!」
霊夢がほんの数秒前までいた場所が犲狼の腕によって薙ぎ払われ、樹が叩き割られ、バラバラになった木片が周囲に飛散する……
犲狼はその弱肉強食についてのあまりにも独善的かつ自己中心的な考えを口走ると、避けた霊夢へ追撃をしかけるべく再び飛び掛かる。
>>霊夢
【犲狼の残忍性や非常性はこの考えから来ているのかも……】
《このままじゃヤバイ・・・・・この戦いをあまり長引かせるわけにはいかない・・・・・!》
(霊夢は豺狼の攻撃を避けていく中で、こっそりと先ほど使った退魔針を取り出し使おうとする・・・・・
が、同時に視界がぼやけ始める・・・・・
いくら博麗の巫女と言えども、人間の身・・・・・妖怪の、それも欲の深い傲慢な妖怪に木に叩きつけられれば、それ相応のダメージが体に行き渡るのは当たり前である・・・・・)
>>豺狼
【志々雄様と仲良くなれそう・・・・・】
犲狼
「お前も俺様の糧にしてやる!!!」
犲狼は霊夢によって潰され、狼の頭蓋骨のような右眼孔部が崩れ、眼孔内にあった赤く小さい光が消え、その機能を失っていることがわかる。
手足や頭等は魔力による防御層を展開して防ぐ事が出来ると思われるが、常時魔力装甲を展開している様子が無いことから既にダメージを受け、機能を失っている箇所であれば、魔力層による防御が行われるよりも先にダメージを与えられるかもしれない。
まさに針の穴を通すようなものであり、下手な距離から針を投げては避けられたり、防がれる可能性が高い上に、もしこの攻撃が失敗した場合、迫り来る犲狼の巨腕から逃れる事は出来なくなってしまうだろう……
安定のために回避をするか、それとも失敗すれば一気に形勢が不利になり、最悪そのまま惨殺されものの、成功すれば逆転の可能性がある反撃を仕掛けるか……
>>霊夢
【大金をはたいて作った船を手榴弾で爆発させられた可愛そうな人……www】
《・・・・・イチかバチか、賭けるしかないわね・・・・・》
(霊夢は薄れゆく意識の中、自身の保身よりも、何とかして豺狼への攻撃を最優先し、命中させる為、逆転の可能性へ全力で賭けることにする・・・・・
ここまで来れば、もう後には引けない・・・・・平和を掴み取るべく、ただただ突き進むのみ・・・・・)
>>豺狼
【ま、まぁ・・・・・主人公との戦いで勝ち逃げできたので・・・・・】
犲狼
「散れ!弱者がァ!!!」
もはや回避や防御は間に合わない。
再考の余地も無く、眼前に迫った犲狼はその鋭利な爪を振るい、霊夢の体を引き裂こうとする。
少しでも対応が遅れれば反撃すら叶わなくなる、少しでも臆すればその先にあるのは確実なる苦痛に満ちた死……
【確かにwwwww
でもあの船は確か全財産の五分の三を注ぎ込んだんだったかなwww
ちなみに、信念の強さが実力に現れる展開が好き私のキャラは、それぞれの戦う信念や意志に対して論破したり、その本質を見抜く等をすると、弱体化バフをかけて弱点や対応がしやすくなります!】
っ・・・・・!!!!!
ドォッ・・・・・!
(霊夢に考えていられる余裕などない・・・・・
イチかバチか、霊夢は豺狼の機能を失った右眼孔部へと退魔針を放つ・・・・・
もしこれが当たれば少しでも希望の道は開ける、外れればただ惨めに殺される・・・・・
博麗の巫女という立場である以上、もしここで死ぬとすれば、それもまた運命なのかもしれない・・・・・)
>>豺狼
【つまり、正論を言われると無理矢理にでも言い返すのではなく、言い返せない系の敵ってことですねW】
犲狼
「……つッ!?グギャアァァァァァァッ!!!?」
人体を引き裂ける巨大な犲狼の爪が迫る中、霊夢の投げた退魔針がまるで追尾するかのようにして向かい、犲狼の右目に突き刺ささると、犲狼の体勢が大きく崩れ、両手で右目の辺りを抑えて絶叫する。犲狼の体を守っていた魔力装甲も集中力が途切れた事で消えており、攻撃する最大のチャンスが訪れる。
>>霊夢
【だいたいそんな感じですね!ただ、厄介な敵ほど言い返して来ますがwww】
や・・・やった・・・・・
ヨロ・・・・・
(霊夢は自身がこんな不利な状態で攻撃が当たっただけでも奇跡的だと思いながら、更に攻撃を仕掛けるために立ち上がるも、体が思うように動かない・・・・・
いくら力があっても、人間という種族の体の脆さを克服することは出来ない・・・・・)
>>豺狼
【もはや言い返さないと気が済まないレベルW】
犲狼
「グウゥゥゥ……二度も俺様の目を!!!」
犲狼は霊夢によって二度も攻撃を受けた右目を右手で抑えながら左腕を振り上げ、それを勢い良く地面に叩き付け、地面に巨大なクレーターが生じるほどの強烈な衝撃波を解き放ち、体の自由が効かなくなりつつある霊夢へ反撃を仕掛けようとする。
>>霊夢
グォオオッ・・・・・!
ガッ・・・・!
ぅぐっ・・・・・!?
(まともに体が動かない中での、豺狼の更なる追い討ちをかける衝撃波に、霊夢はそのまま体を飛ばされ岩盤へと体を思い切り叩き付けられる・・・・・
復讐と欲望に満ちた野獣の邪悪な猛攻は、人間の命なんて簡単に奪える・・・・・
それは、博麗の巫女と言えども、例外ではないのかもしれない・・・・・)
>>豺狼
>>アリアさん
【相談場所の方に文を投稿しておくので確認しておいて頂けると幸いです。】
【お返事遅れてすみません!雑談所の確認も最近出来ていませんでした・・・・・本当にすみません!】
300:殺意の獣◆3.:2020/10/09(金) 23:17 犲狼
「グワハハハハッ!!
博麗の巫女から奪った霊力!魔女から奪った魔力!そしてこの俺様が下僕の妖獣から奪った妖力!!この三つを兼ね備えたこの俺様こそこの幻想郷に相応しい!!」
犲狼は弾き飛ばされて勢い良く地面に叩き付けられた事で、もはや虫の息になっているであろう霊夢を、この幻想郷に住まう全ての者を冒涜するかのように嘲笑う犲狼……
彼は他者から奪った力を、まるで自分のモノであるかのように言っており、彼の強さは彼自身のものではなく、他者から奪う事でしか強くなれない、そんな虚しい姿を示しているにさえ見える……
犲狼
「テメェもそう思う……だろ!?」
《バリバリバリバリバリッ》
犲狼はこの戦いを終えた暁には、蓄えたこの力を使って幻想郷中に存在する妖狼達を使役し、幻想郷中に攻撃を加え、幻想郷の賢者達に戦いを挑み、その座を奪い、幻想郷の王になるつもりだと宣告すると、右腕を霊夢に向け、右腕から霊力、魔力、妖力の三つが混ざりあったエネルギーを強烈な紫色の電撃のようにして解き放ち、霊夢にトドメを刺そうとする。