幻想郷の守護者『博麗霊夢』
これはそんな彼女が博麗の巫女となり、数多の異変を解決する以前に、始めて訪れた邪悪な妖との戦いの物語。
>>1 世界観と注意
>>2 異変キャラについて
【世界観】
物語の舞台となる幻想郷は霊夢が博麗の巫女になってすぐのものであるため、紅魔郷以前のものとなっています。
オリジナル要素が強めになると思いますので、東方projectについて知らない方でも参加しやすくなっていると思います!
【注意】
1.本編キャラでの顔文字の使用禁止
2.本体同士の会話は【】などで囲って下さい
3.チートレベル(紫や霊夢以上の強さ)のオリキャラは禁止
4.ロルは二行以上お願いします
5.アンカーを付けて下さい
6.管理できるなら何役でも使用可
7.死ネタあり
【早速来ました!霊夢役で参加希望です!】
4:◆3.:2020/06/25(木) 18:31 参加ありがとうございます!!
ちょっと今は異変キャラについて考えていましたが、異変キャラは後程登場させようかなと思います!
私は紫をやりますね!
6:優曇華院・鈴仙・イナバ:2020/06/25(木) 18:42【優曇華院にて参加希望です!】
7:◆3.:2020/06/25(木) 19:09 >>6
参加希望ありがとうございます!
はい!勿論大歓迎ですよ!!
【こちらこそありがとうございます!
了解しました!】
では、早速初回を投稿しても宜しいでしょうか?
(*´∀`)ノ
【いつでもOKです!準備万端です!】
11:幻想郷◆3.:2020/06/26(金) 20:17 ありがとうございます!!
では、初回は博麗神社からにしようかなと思います!
【博麗神社 境内】
紫
「貴方が新しく博麗の巫女となる"博麗霊夢"ね?」
博麗の巫女として迎え入れられたのは、霊夢の前に突如として空間が横に裂け、無数の目がギョロギョロと周囲を見渡す異様な空間が開かれ、その空間の中から現れた金髪長髪の紫色のドレスを着た得体の知れない雰囲気を纏った女性が現れる。
彼女の名前は"八雲紫"
この幻想郷の創設者であり、統治者の一人。
【了解しました!】
そ、そうだけど・・・・・
《な、なんか不気味・・・・・不気味な空間に不気味な目が沢山浮かんでいる・・・・・》
(博麗の巫女という、幻想郷を守る上では欠かせない存在として今から生きていくことになる少女・・・・・
彼女の名前は「博麗霊夢」・・・・・
これから様々な悪事をする妖怪や、幻想郷に訪れる異変を解決しなければならない大役を任される存在になるわけだが、紫のスキマを見ただけで、不気味なものを見るかのように表情を歪める・・・・・)
【そう言えば、アンカーってどうやって付けるのでしょうか?無知ですみません!】
【博麗神社 境内】
紫
「私はこの幻想郷を管理する者であり、妖怪の賢者の一人……言うなれば貴方"を"手助けする者であり貴方を支える者、そして貴方"が"手助けし、支える者よ。」
異様な空間より境内に降り立った紫は少し大袈裟なまでに芝居のかかったお辞儀をして本心がまるで読めない笑顔をしたまま、霊夢に対して自己紹介と共に真意が測り知れない言葉を囁く。
>>13
【上の>>の後に宛先の番号を入れるみたいな感じですね!】
・・・・・私が・・・・・?一体何を言って・・・・・
(人間である自分を、妖怪である紫が手助けをするのはまだわかる・・・・・人間は妖怪よりも弱く、そして生きる時間も短い・・・・・例え100歳を超える長寿でも、目の前に入る紫からすれば、赤子のようなものだろう・・・・・
そんな妖怪が、人間の自分に対し手助けや支えを求めるのはおかしいと、この頃の霊夢は考えていた・・・・・
まだ、博麗の巫女という素質があるだけの人間、無知だった・・・・・)
>>14
【ありがとうございます!これでできていなかったらすみません!】
【博麗神社 境内】
紫
「何をすれば良いのか、何故自分なのかがわからないと困惑するのもわかるわ。けれど、これは貴方にしか出来ない事……何をするべきなのかは私が教えるわ。」
紫は"かつての災厄"によって数少なくなった博麗の血筋であり、更に幻想郷を紫レベルもの妖怪が持つ妖力でさえも維持するのは困難である事から、それらに長けているであると思われる霊夢にしか、この幻想郷と言う世界一つの監視や総括が出来ない、彼女にしか成せない事があるのだが、その事についてまだ知らない霊夢には困惑するだけであると言うことから、順序だてて説明するべく、そう応える。
>>15
【おお!しっかりと出来ていますよ!】
・・・・・人間なら他にもいるのに・・・・・そもそも、先代のことだってあまり知らないのに、私に何をどうしろと・・・・・
(人間なんて姿が違うだけでみんな同じようなものだと思っているのか、人間という弱い生き物の内の一人である自分に、博麗の巫女などという大役をこなせる自信が無いのか、相手の貴方にしか出来ないという言葉が、いまいち信用できない様子らしく・・・・・)
>>16
【ありがとうございます!】
【博麗神社 境内】
紫
「確かに人間ならこの幻想郷内に沢山いる、外の世界にはもっと沢山いるでしょう。先代についても、その役割として成すべき事もわからない不安もあるでしょう……」
右も左もわからない、博麗の巫女と言っても、祭神や神代さえも不明瞭である事から、漠然とした状況を前に混乱を隠せない霊夢に寄り添うように言葉を紡ぐ。
紫
「もう少し間を開けて話すべきかとも思ったのだけれど、変に回りくどいことは言い方は辞めましょう。貴方にはこれからこの幻想郷を維持している結界……博麗大結界の維持と、幻想郷内で起こる異変の解決。それと………いえ、これはまだ言う必要は無いわね。」
下手に遠回しに話して混乱を深めるよりも、簡単に成すべき事について話すべきであると判断した紫はその博麗の巫女が成すべき事について語り、それらについて彼女がどう思っているのか、どう考えているのか、その反応を伺い、それからこれから自分が説明すべき事、伝えるべき事を変えようと考えている。
>>17
【いえいえ!アンカーを付けて下さりありがとうございます!カキコの時は結構使っていたのですが、それから暫く使っていなかったので、少しやり辛いかもですね……(;・ω・)
あまり人が来なかったらアンカー無しにしても良いかも……?】
・・・・・よくわからないけど、要は幻想郷守れって言いたいんでしょ?さっきからどうも言い方が回りくどいのね、おばさん・・・・・
(霊夢に悪気はない、悪気はないが、要するに幻想郷を守れという意味合いの話をさっきから回りくどく話している紫の話し方が嫌なのか、不機嫌そうな顔をしながら、この話についての答えを早くも求め始めているのがわかる・・・・・
素質はあれど、博麗の巫女らしからぬ態度であることは間違いないだろう・・・・・)
>>18
【いえいえ、付け方を教えてくれてありがとうございます!覚えたことで使いやすくなりました!】
【博麗神社 境内】
紫
「そう、横枝を断ち、本筋だけをかいつまんで端的に言うとそうなるわね。」
開かれた紫色のおどろおどろしい異空間に通じるスキマに腰掛け、スキマの中から取り出した日傘を差し、日光を遮りながら、"幻想郷を守る"と言う本筋について理解した霊夢に対して肯定を示す。
紫
「その傍若無人な態度、大妖怪を前にしても腰の引けている態度も無く、自分の意見を言える、文句なしの合格ね。貴方になら"それ"も果たせると考えているわ。」
博麗の巫女とは、永遠なる中立を維持しなければならない、それはつまり、いかなる勢力や存在からの威圧にも決して屈してはならず、自らの信念や意思を曲げない者でなければならない。その事から、霊夢の挑発するような言葉に対しても飄々と返し、寧ろその様子で良いとまで告げる。
>>19
【ありがとうございます!!】
だってアンタ、どうみても大妖怪って感じじゃないもの・・・・・どっかって言うとアンタが出てきたその空間の方が、大妖怪って感じがするし、アンタはそう強そうにも見えない・・・・・
(そう言うと「で、博麗の巫女は異変がどうとか、なんちゃら結界がどうとか、妖怪がどうとか特に何も起きていない時はどうすればいいの?」と、後の霊夢とは対照的に、ただただ博麗の巫女という肩書きの何も知らない人間の少女、と言った感じで紫に向ける視線もどこか反抗期の娘が母親に向ける視線のように冷めている・・・・・)
>>20
【こちらこそ、ありがとうございます!】
【博麗神社 境内】
紫
「……………!あらあら、これまで何人もの博麗の巫女を見てきたけれど、そんな事を言われたのは始めてだわ。」
これまで63人(表向きには霊夢で14人目)もの博麗の巫女を見て、今回と同様に接して来たのだが、"大妖怪らしくない"、"強そうにも見えない"と言う言葉を言われたのは後にも先にも始めてであり、ますます楽しそうに微笑む。
紫
「特に何も起きていない時はこの神社内かその周辺にいる限り、自由にしていても良いわ。真に在るべきモノは在るべき場所に存在しているだけで均衡を成す。貴方の存在そのものが結界の軸となる。」
博麗の巫女としての役割は大きく分けて結界維持と異変解決であるため、それらが特に必要とされない場合は、何時でも結界に異変が起こっても対応できように神社周辺にいる限り、好きなようにしていても構わないと応える。
神社であるにも関わらず、神の説明や信仰を集めるように言わないのは、また別の理由があるのだが、それはまだ必要ではないと考えている。
>>21
自由って言われても・・・・・常に自由を奪われているようでなんだか不自由に感じるわ・・・・・
(そう言うと「で、今日は私が解決しなきゃいけないようなことは起きているの?それとも起きていないの?」と、まだ異変などについてもほぼほぼわかっていない霊夢は、特に自分が出向かなければならないようなことが起きていないのであれば寝ていたいとでも言いたげに眠そうな表情をしていて)
>>22
紫
「人も妖も、神々でさえも、生まれ落ちたその瞬間から定められた宿命に沿って生きている。自由についての解釈は明言化されているか否かの違いでしかない。無知は宿命に気付かぬ事を自由と誤認させる……それだけよ。」
紫はスキマの縁に腰をかけ、誰しもが運命の輪の中で生きており、それらの存在理由は生まれる以前から全て決まっており、それを知らずにいる状態を"自由"と呼んでいるだけに過ぎないと呟く。
紫
「"まだ"何も異変は起こっていないわ、この神社の間取や雰囲気に馴染むためにも暫くは好きにしていても良いわ、必要な物があれば私に言ってくれれば可能な限りは揃えてあげる。」
加えて、今はまだ早急に対応しなければならないような異変も騒動も事件も起こっていないため、この神社に少しでも馴染めるように見て回ると良いと応え、更に必要なものがあれば揃えるとも告げる。
>>23
・・・・・やっぱり妖怪ね、運命ってのは決められているものじゃなくて作っていくものよ、決められた運命なんてまっぴらごめんよ・・・・・
(妖怪とは異なり、人間は100年生きれば長い人生だが、それでも妖怪からすればまだまだ短い人生に過ぎない・・・・・そんな短い人生の中で生きるからこそ、運命に抗い、運命を切り開こうとする・・・・・
対照的に、長い時間を生きる妖怪は、悟りでも開いたかのように運命とは既に決まっているものだと決めつける、霊夢はそれが気に入らないのか、反論すると・・・・・)
・・・・・なんか引っかかる言い方ね、言っておくけど、異変が起きるってことをわかってるんだったら未然に防ぎたいんだけど・・・・・
(紫のまるで異変がいつ起きるかわかっているような言い方に、起きるとわかっているのであれば異変が起きる前に未然に防いで大事にならないように予めしておきたいと言う・・・・・
しかし、博麗の巫女になりたての霊夢には異変を解決するという経験をさせなければならない以上、それはできないだろう・・・・・)
>>24
紫
「……若いわね?
天の采配に異議を唱えたところでそれが変わることはない、人は運命を変えられるとのたまうのだけれど、それさえも運命の輪の内側で行われる所為に過ぎない……貴方も何時かはそれを理解できる時が来ると思うわよ?」
運命とは、定めとは、どれだけの力を持っていようと、どれだけ永く生きようと変えられるものではない、運命を変えたその先にあるのはまた別の運命……幾ら足掻けど、逆らえど、運命を覆す事など出来ない。
執着を捨てて実現までの道のりを天の采配に任せる。それこそが紫のように途方もない年月を活きる者達の共通した認識であり、霊夢もまた、それを知らないが故に運命に抗うと考えているのだと紫は判断し、そう呟く。
紫
「あら、思ったよりも聡明ね。
今はまだ人間の方も妖怪の方も、それ以外でも目立ったは動きは見られないのだけれど、何時爆発しても可笑しくはない爆弾は幾つもある。それが爆発した時こそ貴方の活躍を見せるチャンス。それまで変に気張らずに羽根を休めておいた方が良いと思うわよ?」
異変が何時起こっても可笑しくはない状況にあるものの、それが何時、何をきっかけに起こるのかは紫でさえも把握しきれていない。異変の火種について一つ一つ細かく教えるには、人間の寿命はあまりにも短すぎる。
そのため、後手に回る事になるものの、水面下にある異変の種が表にまで浮かび上がって来るまで休んでいた方がいざと言う時の対応がしやすくなるとアドバイスを送る。
アンタとは分かり合えそうにないわね・・・・・まぁ、分かり合いたいとも思わないけど・・・・・
(どんなに抗おうと、運命とは最初から決まっており、運命に逆らうことは自由だが、変えることは決してできないと思っている紫の考え方に、霊夢は機嫌を悪くしたのか、相手を少し睨みながら分かり合えそうにない、分かり合いたいとも思わないけどと呟く・・・・・
人間という生き物は変えることの出来ない運命に抗おうとする、それが人間の強みなのかもしれないが、紫のように永い刻を生きる者からすれば、それも無意味であり、人間の強みとは思い込みや無意味なことへの抗いという、霊夢と紫の考え方は見事なまでに対比となっている・・・・・)
それじゃあ、私は出向かなきゃいけないその時まで眠らせてもらうわ・・・・・アンタ達妖怪と違って、人間は休む時に休まないと体がもたないから・・・・・
(巫女になりたての霊夢は、人間は妖怪と違い弱い生き物だから、休める時に休まないと体がもたないと言う・・・・・この考え方は、これから幻想郷を守るという立場の自分なら尚のこと万が一に備えて休まなければならない、という考え方なのかもしれないが、同時に妖怪は人間とは違い寿命も長く強いのだから、休まなくても多少は平気だろうという考え方も含まれていて、妖怪のことはあまり快く思っていないようにも思える・・・・・)
>>26
【新キャラ追加しても宜しいでしょうか?紫の協力者的立ち位置の妖怪を構想していまして・・・・・】
紫
「ええ、それで構わないわ。幻想郷は異なる意思や考えさえも受け入れるのだから……」
紫は霊夢の言葉に対して、否定も肯定もせず、それもまた一つの考えであり、それについて自分から言及するつもりも考えを改めるように言うつもりも無いと示す。
紫
「ええ、休める間に休んでいた方が賢明よ。
新たなる博麗の巫女の活躍を幻想郷を代表して期待しているわ。」
霊夢はまだ若く、未来が見えていない。
かく言う自分もそうだった、何も知らなかった頃は遮二無二全てを得ようと、全てを保護しようと知恵を集め、術を磨き、力を高めていた……
だが、自分の広げた手から守るべきモノがこぼれ落ちた時、己の力だけでは乗り越えられない壁にぶつかった時、自分の限界を知った時、決して抗えぬ運命について理解することが出来るようになる。
千の言葉を投げ掛けて万の事象を伝えるのは容易い。
だが、かつての自分と同じように抗えぬ定めを理解するその時まで待とうと紫は考え、自分が現れたスキマの中へ身を投じ、霊夢の前から去って行く。
>>27
【勿論良いですよ〜。紫の協力者と言うと、藍様とか妖怪の賢者みたいな感じでかな?(*´∀`)ノ】
・・・・・これから上手くやっていけるのか、あまり自信が無いわね・・・・・
ごろんっ・・・・・
(これから博麗の巫女として生きていく自分が、博麗の巫女としての役目をきちんと果たせるかどうか、正直自信が無い・・・・・
紫とも上手くやっていける自信が無い、だが、距離を縮めようとも、親交を深めようとも特に思わない・・・・・
長い時間を生きる妖怪なんて、どうせすぐに人間のことを忘れる、そう思っていた・・・・・
霊夢は、殺風景な神社の畳の上に横になり、目を閉じる・・・・・)
>>28
【ありがとうございます!そうですね、そんな感じです!一応ヴァルター戦も知っている設定でいこうかと思います!】
>>29
【了解しました!それでは投稿を待っていますね!
それと、異変キャラについても完成したので、もう少ししましたら乗せますね!】
名前/豺狼
読み/さいろう
年齢/不明(百年以上生きている)
性別/男
種族/人喰い妖怪(元妖獣)
性格/残忍にして狡猾極まりない性格をしており、人喰い妖怪らしく、妖怪の負の側面を体現したような存在であり、里の人々にとっての恐怖の象徴として君臨して来たが、博麗の巫女の血肉を喰らう事で自らの力を飛躍的に向上させ、より強靭な存在になれると知ってから博麗の巫女を執拗に狙うようになった。
道徳や倫理に反するような卑劣な策略や手段を駆使し、相手をジワジワと弱らせ、弱りきったところを襲うと言う卑怯な戦法を好む。
紫による監視からも悉くすり抜け、逃げ隠れしながら、まだ力が完全に覚醒していない博麗の巫女を狙う最低最悪の外道妖怪。
容姿/画像参照
https://i.imgur.com/L2acl3b.jpg
能力/『命を貪り喰らう程度の能力』
その名の通り、他者の命を貪り喰らう事で自分の命や力に変換し、回復&強化する能力。体内にストックしていた場合、絶命したり瀕死になったとしてもその命を消費する事で復活する事が出来る。
備考/元々はまともな自我や理性も無い野犬から妖獣に転じた下等妖怪であったものの、他の妖怪との死闘の果てに弱りきった博麗の巫女に不意討ちをしてその血肉を喰らった事で高い知能と妖力を得た成り上がりの妖怪。
【ありがとうございます!もう少しでキャラ設定が完成しますので少々お待ちを!】
【おお!性格とは裏腹にかっこいいですね!】
>>32
【ありがとうございます!!
多分、この姿ではあまり登場しないかもですがwww
そう言えば、鬼形獣では多数の狼が所属する"勁牙組"と言う地獄の組織が出ましたね!討伐されたらこの豺狼も早鬼さんの部下みたいになるのかもwww】
【あ、1日だけ進めても大丈夫でしょうか?】
35:博麗霊夢◆gI:2020/06/30(火) 19:31 【命を貪り喰って他人の命を奪うことで生き永らえたり、博麗の巫女を喰らうことで更に高みへと目指そうとするという、自分自身の向上の為ならば手段を選ばないという外道なら、誰かの部下になるということになってもすぐに裏切りそうですねWWW
一日進めるの了解です!】
【そして、プロフィールです!】
名前 凜筑我蔵蜜 (りんちくが くらみつ)
年齢 1000歳以上
性別 女
性格 男勝りな性格で、口調もかなり強い上に怒ると口調が更に強くなる、しかし根は優しく、母性に溢れている部分もある、どんな手段を使ってでも大切なモノは守ろうとする
容姿 上から見ると六角形の形をした天辺に菊の花を模したオレンジ色の装飾品が付いた黒い帽子を被っている、右目が青、左目が黄色のオッドアイで、腰までのオレンジ色寄りの茶色の髪に秋田犬のような耳を生やしている、服装は真ん中が赤でそこにお札に書かれているような謎の文字が書かれた黒い服を着ていて、背丈は霊夢より少し上くらい、狐のような尻尾が生えている
種族 犬神
能力 幻覚を現実にする程度の能力(相手に見せたいと思った幻覚を見せた上で5秒間だけ現実のものにする、例えば獅子を幻影として現したなら現実に、剣を幻影として表したなら現実になる、ただし5秒間だけ)
備考 紫とは旧知の仲であり、ヴァルターとの戦いも知っている、博麗の巫女を何代も前から見てきた(直接関わったことはあまりない)という、紫が表の権力者ならば、蔵蜜は陰の権力者といった立ち位置であり、幻想郷でも妖怪の間では広く知られている、どんな手段を使ってでも大切なモノを守るというのは、豺狼との対比である
【翌日の博麗神社】
紫
「新しい博麗の巫女さんはまだ生きているかしら?」
博麗の巫女となった霊夢と別れた紫は翌日の昼頃に再び何も無い筈の空間を引き裂き、紫色の禍々しい空間(スキマ)を背に現れ、一見すると優しげだが、その実、感情がまるで読めない笑みを浮かべて縁起でも無い物騒なことを挨拶代わりにかけて見る。
>>35
【まさにそんなイメージですね!
しかも、豺狼は過去に複数人もの博麗の巫女(まだ博麗の力を使いこなせない状態)を喰らう事で力を蓄えているため、霊夢の始めて倒す有力な妖怪にしてはかなりの強敵になると思います……!
この豺狼が畜生道に落とされ、早鬼姐さんに性根を叩き直された結果、鬼形獣においてサポートキャラのオオカミ霊になるかもwwww】
【キャラシ確認しました!
不備はありませんのでどうぞ!!】
生きているわよ、真っ昼間から喧嘩売ってんの?
(いきなり出てきて早々物騒なことを言ってくる紫の方を睨みながら喧嘩を売っているのかと聞く・・・・・
相変わらず何を考えているのかわからない紫の表情に不気味さと鬱陶しさを感じながら「何しに来たのよ?ただ来ただけなら即帰ってもらいたいんだけど・・・・・?」と言い)
>>36
【初めての敵にして、博麗の巫女からすれば因縁の相手ということですね!
プロフィール確認ありがとうございます!】
【名前ミスりました!すみません!】
40:八雲 紫◆3.:2020/07/01(水) 07:47 紫
「あら、十二分に元気そうで安心したわ。どうやらまだ"アイツ"には気付かれていないみたいね?」
昨日から続いて不機嫌そうにしている霊夢の前でも飄々とした様子で言葉を呟く。昨日の巫女としての三つ目の役割と合わせても"何か"を知っているにも関わらず、状況が揃い、必要な状況になるまで教えず、伝えない……そんな胡散臭い言動ばかりを紫は取り続けている。
>>38-39
【はい!そんな感じですね!!
お気になさらず〜。(*´∀`)ノ】
アイツ・・・・・?
(紫が何を言っているのかさっぱりな様子で状況が未だわからない・・・・・
そして次に霊夢は「そういえばアンタ、昨日運命は変えられないとかどうとか言ってたけど、アンタ未来が見える能力でも持ってんの?」と、)昨日の話を持ち込んでくる・・・・・
紫の考え方から、未来を見る能力があるのかと聞き・・・・・)
>>40
【豺狼といい、ヴァルター様といい、戦いを挑む相手が悪すぎるWWW
ありがとうございます!】
紫
「私は運命を視るだなんて高尚な能力、持ち合わせていないわ。けれど、過去と現在における正しい情報さえ持ち合わせていれば、それらの共通点から未来、引いては運命について推測する事さえ容易い。」
紫はスキマの縁に両腕を置いて少し手を組み、組んだ両腕の上に胸を乗せて少しだけ前屈みになると、自分は運命を予知出来るような"能力"は持っていないものの、過去と現在における正確な情報さえあれば、そこから未来(運命)を計算する事が出来るのだと言う。
紫
「ああ、私の方の事だから気にしなくても良いわよ?それよりも、この神社にある倉庫の方は見た?」
紫はふと、話の話題を逸らすように、霊夢に倉庫については見たかどうかを問いかけてみる。やはり紫は何かを知っていて、その上で隠し、一人で納得し、理解すると言うことを繰り返しているように見える。
>>41
【ですねwwww
どちらも目的のためなら手段を選ばない連中だったのでwww】
そう・・・・・運命が変わることはないって推測で決めるのね、大した妖怪さんだこと・・・・・
(長い時間を生きているなら、運命を変えようとする時間なんて人間よりもよっぽど多い筈なのに、行動を起こさない紫に対して霊夢はますます紫に対してあまりいいイメージを抱かなくなる・・・・・
そして、倉庫について聞かれると「倉庫・・・・・?何よそれ・・・・・ってか、アンタ何隠してんのよ・・・・・?」と、紫がまだなりたてとは言え、博麗の巫女である自分にすら言わない何かを隠していることに気づき・・・・)
>>42
【悪役としての格が全然違うのに、やっていることに大差ないのが面白いですねW
自身の勝利という結果を追い求めて滅んでゆくという・・・・・W】
紫
「目的も無く旅に出た放浪人も最後には己の辿り着く場所を悟るのと同様に、知識により導きだされる道は即ち運命……そう私は考えていますわ。」
運命とは即ち、その者の人生そのものだ。
運命とは未来と同じく、まだ定まっていない不確定的な要素であり、漠然とした考えを持つ者が多い中、紫は観測により導き出された達成と過程において通らざるを得ない道と目的の集大成を"運命"と呼んで定義付けており、知識と経験によって観測された、意思の介在する予知がない、決して抗いようのないものであると説く。
紫
「あら、それじゃあ先ずは倉庫に行きましょうか?続きはそこで話しましょう。」
まだ倉庫の中を見ていない霊夢に対して、先ずは倉庫へ移動してから、話の続きをしようと一方的に告げると、スキマの中を通じて倉庫前にまで移動していく。
>>43
【考え方に違いがあっても、どちらも目的の達成のために更なる力を必要としているので、手段も似てくるのかもwww】
・・・・・やっぱり隠していたのね・・・・・隠していること全部、包み隠さずに話してもらうわよ・・・・
(移動しながら、知っていることは包み隠さずに全部話してもらうと言う・・・・・
運命についての考え方の違いについては、霊夢はもうこれ以上話しても恐らくは紫の考え方も変わらなければ、この論争については何も進展はしないと考え、あえて触れるのをやめる・・・・・
そして「言っておくけど、私は博麗の巫女である以上、幻想郷を守らなきゃいけない立場なんだから、私に隠し事をするということは自分を不利に陥れると考えた方がいいわよ・・・・・?」と忠告し)
>>44
【似て非なる似た者同士・・・・・W】
紫
「全てを話すかどうかは……貴方の資質にかかっているわ。まだ貴方に巫女としての適正があるのかどうかがわからないから……ね?」
倉庫に辿り着き、あまり隠し事をしていると連携が取り辛くなると言う趣旨の発言に対して、紫は思考する必要すら無く、霊夢に巫女としての資質があるかどうかを見極めてから、話すかどうかを決めると応える。
今では数が少なく、世界中に散らばってしまっていた博麗の血筋とは言え、彼女には真に巫女としての適正があるのかを見極める必要がある。
最悪、彼女が巫女としての適正が無い場合、その記憶をリセットして元の場所へ戻さなければならず、その後に万が一にも幻想郷についての知識が復活した際に悪用されないように、教える情報も選定しておく必要がある……
錠前が付けられていない蔵の扉を手でゆっくりと押すと、その蔵の中には所狭しと無数の宝具や対魔道具が積み重ねられており、向き合っているだけでも身が引き締まるような雰囲気が感じられる。
紫
「さて、と……取り敢えず、これで良いかしら?」
紫は無数の宝具が詰め込まれた中、右手の人差し指の先を蔵の奥に向けて指すと、そこから彼女の持つ妖力を用いる事で触れずして物体を動かす力、念動力のような力を使用し、蔵の奥から紅白の陰陽玉を取り出し、それを手元まで引き寄せる。
紫であっても直接この陰陽玉に触れる事は出来ないため、陰陽玉は紫の手元で浮遊した状態になっている。
これを使って霊夢に巫女としての資質があるのかを試すつもりなのか、陰陽玉から霊夢へと視線を移す。
>>45
【そしてここでサラッと博麗神社最大の秘宝を取り出すwww】
適性があるかどうかってのは、こういう場合先に試しておくもんじゃないの・・・・・?何する気よ・・・・・?
(何を考えているのかわからない紫と、得体の知れない陰陽玉・・・・・
紫が自分に何をするつもりなのかは全然想像出来ないものの、もし何か変なことをしようものならば対処せねばならないと考え、そっと身構えて・・・・・)
>>46
【本当にサラッと出しますねWWW】
紫
「あら、貴方は覚えていないかもしれないけれど、最初に貴方を見付けた時は確かめておけるような余裕なんて無かったのよ。」
霊夢を始め、幻想郷に連れて来られた博麗の巫女やその候補達は記憶リセットされてしまうため、霊夢の脳内にはこれまでの経緯は無くなってしまっているだろう。用意周到な紫の事だ、此処に来る前に予め適正があるかどうかを確かめると言う方法も、そのための試験のようなものもあったのだろう。
だが、霊夢を最初に見付けた時にはそれをやる余裕が無かったのだと応える。
紫
「さ、先ずはこの陰陽玉を持ってみてくれるかしら?」
紫は試験を開始する前に、手元で浮遊している紅白の陰陽玉を霊夢の前にまで移動させ、取り敢えずまずはこの陰陽玉を手に持ってみてもらえるかと言う。紫は最初に顔を合わせた時と同じ、腹の底で何を考えているのかわからない笑みを浮かべ続けており、言動から内心を読み取る事は難しい……
持つ?これを?まぁ・・・・・いいけど・・・・・
すっ・・・・・
(恐る恐る手を伸ばし、陰陽玉を手に取り持ってみる・・・・・
「ほら、持ってみたわよ、これで何がわかるっていうの?」
と、持ってみたはいいものの、この行動に一体何の意味があるのか、わけがわからないと言った様子で・・・・・)
>>48
紫
「…………!?」
紫はこれまでの経験上、陰陽玉に触れたものはは多かれ少なかれ反発される。
特に、今霊夢の手に渡したものは初代博麗の巫女が自身の力を引き出すための媒体として作り、使っていたためであり、適正が無ければその力を使うことが出来ず、あの先代巫女でさえもあまり使えなかった……
だが、霊夢は陰陽玉を手にしても一切反発も弾かれもせず、平然と手に持っている事を見て思わず紫の表情に驚愕が見えるようになる。
ちょ、ちょっと・・・・・何よいきなり表情変えたりして・・・・・一体何だっていうのよ・・・・・?
(今までずっと表情を変えずにいた紫が、明らかに動揺・・・・・いや、それ以上の反応をしたことで、陰陽玉を持っているのがなんだか怖くなってきたらしく、そのまま「何だかよくわからないけど、これ返すわ・・・・・」と言い、そのまま紫に陰陽玉をゆっくりと差し出して・・・・・)
>>50
紫
「い、いえ……なんでもないわ。それよりも、次はこれとかも持ってもらえるかしら?」
紫はまさか初代博麗の巫女が作り出し、初代とほんの一握りの巫女しか使えなかった陰陽玉を難なく手にした霊夢
反発や弾かれる程度によって霊力の質や、力の適正を測ろうとしたのだが、一切弾かれる事も無く触れる事が出来ていた事から考えを変える必要が出てきた。
見た目だけではなく、彼女の使う力もまた、初代に近いのかもしれない……その事から、今度は歴代の博麗の巫女達が使って来た品物……大幣、対魔針、御札等を次々と蔵の中から取り出し、それらを持ってみて欲しいと言う。
もし、これら全てに一切拒絶されずに持てるのであれば、霊夢は博麗の巫女……引いては博麗の血筋の中でも最強の存在になれる可能性があると考えられる。
【そう言えば、格ゲー版では、霊夢がスキマのようなものを使えるようにもなっていましたね!】
べ、別にいいけど・・・・・
(とりあえず、持たなければこの意味のわからない時間は終わらないだろうと考えてか、霊夢は次々と紫が持つように言ってきた品物を、難無く普通に持っていく・・・・・
どれもこれも、微塵ほどの反発や拒絶も起きずに持てていて・・・・・)
>>52
【スキマのおすそわけW】
紫
「うそ……でしょ……?」
次々と霊夢の前に取り出した品々を微塵の抵抗もなく、まるで最初からその品々を使っていたかのように馴染ませている霊夢を見て圧巻すら覚える。
そして、紫は確信する……
霊夢であれば、歴代最強の巫女になり、この幻想郷を守っていけると……
紫
「これ以上試験をする必要は無さそうね?その道具達も貴方を主と認めているのだから………さ、それじゃあ特別に貴方の質問に一つだけ"正直に"応えてあげるわ。」
最後に渡した幣を霊夢が返すと、紫は数々の疑問を抱える霊夢に対して、一つの質問だけ包み隠す事無く、素直に応えると言う。
【もしかしたら、霊夢の紫化(妖怪化)と言うのが起こっているのかも……?】
それじゃあ聞くわ・・・・・私に隠していることで「一番私に話したくないこと」を包み隠さずに正直に話してちょうだい・・・・・
(霊夢は紫が隠していることで「一番自分に話したくないこと」を包み隠さずに正直に話すように言う・・・・・
霊夢の選んだ質問内容の先に待ち受けている回答とは、果たしてどんな内容なのか・・・・・
紫の表情の変化などの真意もわからないまま、質問の回答を待ち・・・・・)
>>54
【あってもおかしくなさそうですからねぇ・・・・・W】
紫
「それを聞くとは……いえ、その"聞き方"をするとはまた面白い。」
紫は霊夢がいきなり核心を付くような言葉で問うて来た事に対して驚く様子は無く、むしろその霊夢の機転の良さと、敢えて伏せていた核心部分をピンポイントで付く問いを思い付いた彼女を褒めるように呟く。
紫
「………良いわ、杯から地へ溢れ落ちた酒が二度と杯に戻れないのと同じように、一度口にした言葉を撤回するつもりも無い。教えてあげるわ。……貴方は表向きには貴方は14代目の博麗の巫女よ……けれど、真実を言うと貴方は"63代目"の博麗の巫女なのよ……」
ならば……50人の巫女達はどうなったのか……何故、表向きの代数に数えられることなく闇へ葬られてしまったのか……その真実について紫は口にし始める。
……当代の巫女になら……真実を話しても良いのかもしれない。
無知なままであれば幻想郷を維持するシステムの一部として何もせずとも、何も考えられなくても生きていられただろう。そうなるようなシステムも既に完成させていた。
だが、知恵の実を喰らい楽園を追放され、苦悩と苦痛に満ちた世界へと堕とされたアダムとイヴのように、知恵を得て破滅に繋がる羨道を歩む事になっても……この巫女なら破滅の闇も、絶望の禍も払い除けて新たなる幻想郷の未来を掴めるのかもしれない……
>>55
随分本来の人数と差があるじゃない・・・・・で?他の巫女達はどうして数えられないの・・・・・?
(数え間違いや人数が不確かなどではく、本来の人数を知っておきながら隠蔽されるように表向きからは闇に葬られた博麗の巫女達の存在・・・・・
何故そうなったのか、霊夢は真実を知るためにさらに踏み込む・・・・・)
>>56
紫
「博麗の巫女と言う幻想郷の核となるものが何度も代替わりを短期間に繰り返していてはこの幻想郷に住まう者達に不必要な警戒と不安を抱かせてしまう……」
これまでの博麗の巫女達は一人で居る事が多く、そのため人々の前に姿を現さなくても誰にも気付かれる事は無かった。
博麗の巫女は強い存在であると思われている方が幻想郷に住まう者達に安心感を与える事から紫は敢えて人目に触れることなく死亡した巫女を、表向きには語られる巫女の数から除いていたと言う。
紫
「表向きに語られる13人の巫女達はそれぞれが十年以上生きられた者達で、残る50人は皆、巫女になって数週間から数ヵ月で"殺害"されたからよ……」
紫は50人もの巫女達が人目に付くことも無く"殺害"されてしまっていた事を教える。つまり、博麗の巫女はその立場から長く生き続けられる者は少なく、その大半が巫女となって早々に経験を詰む前に殺害されてしまっていたのだと言う。
・・・・・は・・・・・?殺された・・・・・?何よそれ・・・・・誰がやったのよ・・・・・
(紫の言葉を聞き、霊夢は目を大きく見開いて驚く・・・・・
数十名もの表向きには明かされない博麗の巫女が、何者かに殺害されたことも衝撃だが、そもそも誰が一体何の目的で博麗の巫女にそこまでのことをするのかが一番肝心で・・・・・)
>>58
紫
「誰……と言うよりも、博麗の血筋は総じて生まれつき高い霊力があり、通常の人間はおろか、仙人や天人を喰らうよりもずっと強くなる事が出来ると言う性質から自身の力を上げる事を企む複数の妖魔達が狙い、襲って来たのだから……」
霊夢は自分の血肉がどれだけの力と影響力を持っているのかを知らずにいたようだが、紫は歴代の巫女達の多くが、その血肉に宿る博麗の力を求める妖魔達によって貪り喰われてしまって来たのだと言う。
紫
「その中でも、"豺狼"と言う狼男はその危険性や狂暴性から一番警戒した方が良い。彼は120年前……つまり、博麗大結界が展開されて十年後にこの幻想郷に流れ込んで来た存在でありながら、12人もの博麗の巫女を喰らった最悪の妖怪よ。」
これまで複数の妖魔が博麗の巫女を喰らって来たのだが、その中でも12人もの博麗の巫女を喰らった"豺狼"と呼ばれる化物の存在について話す。
【実際に霊夢は何代目なのか不明だそうです!なので、この設定を見た時からこんな感じなのかもしれない……!と思っていました!】
・・・・・ちょっと待ちなさいよ・・・・・その豺狼とかいう奴が今の時点でどれだけ警戒しないといけないかは断片的にわかったけど・・・・・博麗の巫女は、要は昔からそれほどの力を宿した強力な人間ってことでしょ・・・・・?今の力がどうであれ、12人も殺害して食べる前の妖怪一匹相手に博麗の巫女が苦戦したの・・・・・?それとも、その豺狼って奴が元々強かったの・・・・・?
(紫が話せば話すほど、霊夢は話のより一層核に近い部分へと踏み込もうとする・・・・・
しかも、博麗の巫女を殺害して食べたということは、今もその豺狼はこの幻想郷のどこかに身を潜めている、ということで、しかも過12人という数と最悪という紫の言葉から察するに、博麗の巫女12人分の力を宿していると言ってもいいほどの恐ろしい実力を持っているのだろう・・・・・)
>>60
【結構気になる設定が公式で明かされていないと、想像して物語を作りやすいのでいいですよね!】
紫
「いえ、元々はただの長生きして妖怪化した野犬の一匹に過ぎなかったわ。けれど、ある時、異変解決をしたものの、それによって瀕死になっていた巫女を喰らい、強い力を得たのが始まりだと思われるわ。」
紫は12代目の巫女(先々代の巫女)が失踪したタイミングと豺狼が現れ、どこの水力や組織にも属さないにも関わらず、強い力を振るい始めたタイミングから推測した事を話す。
紫
「アイツは狡猾で油断なら無い獣よ、けれどこの幻想郷は人間の畏れによって成り立っている部分もあり、その点で言えばアイツほどこの幻想郷に」
皮肉にも、幻想郷における恐怖の象徴として豺狼は君臨しているため、彼を迂闊に消せば人々の妖への恐怖が薄れてしまうのでは無いかと危惧している。
紫は幻想郷の維持を第一に考えなければならない立場であるがあまり、紫自身は豺狼の排除を行えない……
だが……もし、幻想郷の守護者である巫女が豺狼を排除すべき悪として退治した場合ならば巫女としての役割を果たしただけに過ぎないため、豺狼による影響力を巫女の役割によって上書きする事が出来る。
そのため、紫は敢えて先日から思わせ振りな言葉を列挙していたのは霊夢にそれを伝えるためだったのかもしれない……
・・・・・アンタは巫女が食われた時、近くにいたの・・・・・?
(霊夢は豺狼が最初に博麗の巫女を食べた時に、紫は近くにいたのかどうかを聞く・・・・・
博麗の巫女が瀕死の状態だったなら、しかも、異変解決直後なら、誰かが駆けつけてもおかしくはないだろう・・・・・
そして、もしその時に紫が近くにいたのだとした、助けられる状況だったのか、それとも助けられない状況だったのか、霊夢はそこが気になっているのだろう・・・・・)
>>62
紫
「……私が来た時には彼女の血溜まりと僅かな肉片しか残っていなかったわ。」
紫は表情には出していないものの、その声はほんの僅かにだが声が落ち込んでいる。紫でさえもこの幻想郷内における全てに手が届ききる事が出来ないことがあるのだと彼女の言葉からわかる。
それもそうだ、紫一人では手が足りないが故に博麗の巫女が必要となっているのだから……だが、その手が届かない事を利用する悪もこの幻想郷には確かに存在している……
・・・・・本当は、運命がどうとかって助からない運命だと決めつけて助けなかったんじゃないの・・・・・?
(まだ紫にあまりいいイメージを抱いていない霊夢は、本当はわかっていて助けなかったんじゃないのかと酷いことを言ってしまう・・・・・
が、霊夢には酷いことを言ってしまったという自覚なんてなかった・・・・・)
>>64
紫
「……否定はしないわ、生ある者は等しく何らかの役割を持っている。殺された巫女は豺狼によって殺されたのであれば、それもまた運命……」
紫は目を閉じて霊夢の言葉を聞いていざとなれば自分が助けることも出来たにも関わらず、それをせずに見殺しにした事に対して否定せず、巫女の死も豺狼の強化も運命(想定された未来)によるものだと応える。
紫
「けれど……後悔はしていないわ。彼女の犠牲のおかげで、幻想郷は人喰い妖怪に対する強い恐怖の柱が作る事ができた……それに私には豺狼を潰す力はあれど、その役割は無い……これもまた、"運命"よ。」
紫は自分の感情よりも、幻想郷の存続や、それがどのように幻想郷に影響を与えるのかについてを重視する。例え望まぬ死であっても、それにより得られる成果が大きいのならば、未来への糧として犠牲にする事も厭わない……いや、躊躇ってはならない……
紫
「……個人の想いや一時の感情よりも幻想郷の存続を考えるべきよ。大を救うために小を切り捨てなければならないような選択が迫られたのなら……例え小の中に"何が含まれていようと"迷わずに切り捨てなさい?」
加えて、紫は霊夢に巫女としての役割と責務について話す。
紫は全てを守る事、救うことなど出来ない、自分の感情や意思をも消して幻想郷を守り、維持するシステムの一つになるべきだと教える……
ふざけんじゃないわよ・・・・・
ガッ・・・・・!
(霊夢は紫の胸ぐらを掴み「アンタは助けられなかったんじゃなく、助けなかったんでもない、運命のせいにして逃げただけよ・・・・・変えられるかもしれないのに逃げてばかりの臆病者、よく覚えておきなさい・・・・・アンタの言う大は小にずっと守られてきた、人間にずっと守られてきた、私達人間は・・・・・博麗の巫女は、アンタの道具なんかじゃない・・・・・」と、物凄く睨みつけながら言う・・・・・)
>>66
紫
「…………………。」
紫は霊夢が自分の胸ぐらを掴み、怒りを露にしながら大は小に守られて生きてきた、自分達は道具などではない、"運命"と呼んで逃げる臆病者と言う言葉を聞いて、言葉を返そうと口を開けるものの、言葉を発する前に口をつぐみ、何処か物悲しげな笑みをして敢えて反論せずに黙り込む……
言葉を返さないのではない。
どの言葉を口にしたところで、運命に抗う事を諦め、自らを滅し、押し込めることでしか幻想郷のために力を出せない自分では、どんな言葉を口にしたところで何も成らないだろう……
霊夢の顔を見ていると、遠い昔に失った過去の自分を見ているかのような、懐かしいような寂しいような感覚に襲われる……
【ちなみに、私の個人的なイメージとして、紫=メリー説を秘かに押しているため、それが随所に出るかも……?あ、それと二人だけならアンカー無しにしても良いですよ〜。
(*´∀`)ノ】
・・・っ・・・・・何笑ってんのよ・・・・・
バッ・・・・・!
(霊夢は紫を投げ飛ばすようにして放し、そのまま睨み続ける・・・・・
正義がどうとかの感情ではない、ただただ紫に対する怒りの感情が顕になっている・・・・・
そして「アンタのツラなんて見たくないわ、消え失せなさい・・・・・」と、突き放し始める・・・・・)
【了解しました!】
紫
「……そうね……私が言わなくとも、貴方もわかる時が来るわ……」
霊夢が投げ飛ばすようにして放すと、紫の後ろにスキマが開かれ、その中に入り紫の姿が消え、少し言葉を呟いた後、その気配さえも消える。
紫は、霊夢はまだ何も失っていない、自分なら何でも出来るし、運命でさえも変えられる。自分には限界が無い……そう信じているのだろう。
だが……人生とはそんな簡単なものではない。
どれだけの力があっても、才能や智力、財力、権力があろうとも、何も失わずに進める者は存在しない。
紫は長い年月の中で数多の選択肢を前にし、その中でも 多くのものを失って来た……失ったものは二度とは戻らないが、せめてその失ったものに意味を見出だそうと、知恵を振り絞った結果が、運命の定理を定め、それを理解する事で最悪は無いが最善でもない、最良の結果のみを得られるようにした。
霊夢もまた、自分と同じ境遇に陥った時、そうせざるを得なくなってしまうのだろうと紫は考えている……
・・・・・本当に嫌な奴ね・・・・・
(霊夢は少々やり過ぎただろうかと思いながら、何とも言えない複雑な気持ちを胸に神社へと戻ってゆく・・・・・
紫には紫なりに運命は変えられないということを肯定する理由があるのだろうが、霊夢はその考えが納得出来ない・・・・・
何も行動を起こさずに運命は変えられないという紫の考え方が何が何でも納得出来ない・・・・・)
《ザアァァァァァァァ……》
紫が去り、相反する運命についての考え方について思考する霊夢の近く、神社の周りの草木の茂みの奥から突如、血の臭いと共に刺すような視線が霊夢の背後から感じられる。
紫が居なくなるのを待っていたかのようなタイミングで感じられる視線である事から、先程の話にあった"豺狼"の存在を想起出来るだろう……
ゾワッ・・・・・
霊夢「・・・・・」
(背後から突き刺さるように鋭い視線を感じては、先程の話が脳裏によぎる・・・・・
もし、紫の話に出てきた豺狼とかいう奴だったとしたら・・・・・
不安と恐怖が募る中、ゆっくりと後ろへ振り返る・・・・・)
【所変わって別の場所】
蔵蜜「先程、影から見させてもらったが・・・・・今回の博麗の巫女、昔のお前そっくりじゃあないか・・・・・」
(出会ったばかりで早速ギクシャクしていて、考え方も異なる紫と霊夢・・・・・
そんな二人を、蔵蜜はそっくりだと言いながら面白おかしく微笑む・・・・・
この先が思いやられるが、きっと何とかなるという考えもあって・・・・・)
野犬
『ガルルルル……』
強い殺意が込められた視線を感じた背後の茂みに目をやった霊夢の直ぐ傍、蔵の影に潜んで近付いて来たのか、強い殺意を抱いた餓えた野犬が勢いよく飛び出し、霊夢の頸を喰い千切ろうとする……
殺意の視線の持ち主とこの野犬は異なるものの、今脅威として牙を剥いているのはこの野犬であり、対処が出来なければ喉元を喰い千切られて殺されてしまうだろう……
>>霊夢
【スキマ空間】
紫
「クスクス…そうかしら?まあ、彼女は何だか停滞していたこの幻想郷に新しい風をもたらしてくれる……そんな予感がするわ。」
スキマの空間に入った紫は一連の様子を見ていた蔵蜜に視線を移し、本心が伺い知れない笑みを浮かべながら、霊夢と直接言葉を交わした事で霊夢であれば、ずっと停滞していたこの幻想郷に新しい変化を起こしてくれるかもしれないと、何処か俯瞰的な見方をしている紫にしては珍しく、期待の言葉を口にする。
蔵蜜の言うとおり、過去の自分と似ているからだろうか……?それとも、これまで誰一人成せなかった、全ての宝具に主として認められたその力を評価してだろうか……?
紫
「……貴方も気付いていたでしょう?神社の近くにまで豺狼が迫っていた事に……さあ、当代の巫女は無事に生き残る事が出来るかしら……?」
紫は豺狼が神社の近くにまで迫っていた事には気付いていた。
だが、敢えて忠告や警戒をする事はなかった……もし、ここで死んでしまうようであれば、そこまで。
自分の過大評価に過ぎなかったのだと考える。
だが……もし、幻想郷に新しい時代をもたらす素質があるのならば、豺狼がもたらす忌まわしい呪縛を他ならぬ霊夢自身が絶ち斬ってくれるかもしれない……
>>蔵蜜
なっ・・・・・!?
バッ・・・・・!
(いきなり飛びかかってきた野犬に瞬時に反応して避ける・・・・・
そして、紫から聞いていた話を思い出し、一瞬目の前の野犬が豺狼かとも思うものの、もしそうだとしたらもっと違う襲い方をするだろうと思い、豺狼とは違うと判断し・・・・・)
>>野犬
・・・・・あの巫女、ヴァルターって奴と戦った巫女と同じ眼をしていたな・・・・・お前の期待はそこからも来ているのか・・・・・?
(蔵蜜は、紫が珍しく期待していることに気づくと、ヴァルターと戦った先代巫女のことを思い出し、霊夢の眼は先代巫女と同じ眼をしていたと言い、紫の期待はそこからも来ているのかと言う・・・・・
そして「期待するのはいいが、お前は失い過ぎたことで感覚が狂っている・・・・・」と忠告をして)
>>紫
野犬
『ガアッ!!!』
飛び掛かりが避けられると、直ぐ様再び霊夢の方を振り返り、今度は霊夢の右足に噛み付こうと襲い掛かる。茂みの奥からはまだ異様な視線を感じるものの、まるで偵察しているかのようであり、攻撃してくる気配はない。
>>霊夢
紫
「……どうして私が彼女を選んだのか知っている?」
紫はスキマを漂う通行禁止の道路標識の看板部分に腰をかけ、霊夢に対して期待している、性格や価値観さえ変わってしまうほど数多くのものを失い過ぎた事に対する指摘をする蔵蜜に対して、その二つの答えに繋がる問いかけをする……
博麗の血筋そのものが少なかったから?
先代巫女を連想させたから?
過去の自分に似ていたから?
比類なき適正を見せたから?
……いいや、違う。
博麗の血筋そのものが少なくなっているのであれば、霊夢個人に期待など見せることはない。
先代の巫女や過去の自分を連想したり、宝具の適正からにしては、この幻想郷に連れて来るまではまともに言葉を交わすことも無かったため、わからない筈だ。
>>蔵蜜
くっ・・・・・!
バッ・・・・・!
《避けるのぐらい容易いけど・・・・・さっきから感じるこの嫌な視線は何・・・・・?攻撃を避ければ避けるほど、私自身の瞬発力とかを観察されているような気がして、どうも落ち着かないわ・・・・・
まさか・・・・・豺狼が見張っているの・・・・・》
(何かを探られているような嫌な視線と、本能で察知する違和感・・・・・
確信ではない、だが、観察されているかいないかなら、100パーセント中80パーセント観察されていると断言できるほど、視線を感じるがそっちがその気ならこっちだって、いつ、どのタイミングで出てくるか観察してやろうと意気込み)
>>野犬、視線を向ける者
ん・・・?あの巫女に期待したから、とかじゃないのか・・・・・?
(期待なくして選ぶことはないだろうが、紫の心の底に秘めたる想いは蔵蜜の言っていることよりも、もっと深いことなのだろう・・・・・
そう簡単に当てられるようなありふれた感情で博麗の巫女を選んだりはしないというのは蔵蜜自信もわかってはいるが、これといった答えは見つからない・・・・・)
>>紫
野犬
「」
野犬はまるで勢いを落とすことなく幾度となく霊夢の手足や腕とその体の部位であればどこにでも噛み付こうと猛り狂ったように牙を剥いて飛び掛かり続ける。
霊夢も人間である以上、その体力には限界が来るだろう。
それに対して野犬が妖獣化していた場合、消耗戦を挑むのは悪手だろう。もし、消耗しきったところを襲うつもりならば、何時までも野犬一匹を相手に回避し続けるのはかえって自滅行為となってしまうだろう……
しかし、幸いにもここは蔵の中であり、周りには攻撃に使えそうな道具は幾らでもある。
>>霊夢
紫
「……彼女は初代博麗の巫女と瓜二つなのよ。私も驚いたわ、けれど、もし……もしも彼女が初代博麗の巫女の生まれ変わりなら……私は彼女に………………なければならない……」
霊夢は初代博麗の巫女と瓜二つの顔をしていたのだと応え、同時に紫は少し顔を蔵蜜から反らし、小さく抑えた声で自分がしなければならない事を呟く。
紫が霊夢に期待したのも、その伏せた言葉の内容を果たすため……一種の悔いを果たすためであると言う。
初代博麗の巫女は今の幻想郷の基礎を作り上げ、人と妖の調和をもたらし、異界より押し寄せる数多の巨悪達を滅し、幻想郷を守り続けた英雄でありながら、突如として失踪した謎多き人物だ。
その事を記した書物でさえこの世には残されておらず、それどころか彼女の存在を知る者も紫や極一部の賢者達しか知らない……
>>蔵蜜
《道具はいくらでもここにはある・・・・・でも、こいつをこれらの道具で攻撃したら・・・・・》
(霊夢は迷っていた・・・・・
自分は今確かに殺されそうになっているものの、これらの道具を使って攻撃するにしても、もしこの野犬が操られているだけだったら、命令に従うしかない状態だったら、本当にそれでいいのか、と悩み始める・・・・・
博麗の巫女として、まだ甘い考え方を持っているのか、人間としての当たり前の感情か、霊夢自身もわからなくなってくる・・・・・)
>>野犬
・・・・・つくづくお前はおかしな奴だな、そこまで思い詰めているのなら、豺狼があの場所にいたのを教えてやればあの巫女だって戦いやすいだろうに・・・・・
(過去の運命に囚われ続けている紫を見ては、あの場にもう既に豺狼がいたということを教えてやればよかったのにと呟く・・・・・
紫の言動は、どこかズレている・・・・・
今こうしてあの巫女のことを考えながらも、敢えて豺狼がいたことは教えないのは、やはり運命がどうとかいう考え方なのか・・・・・それとも・・・・・)
>>紫
野犬は霊夢の葛藤について知らずに霊夢に向かって唸り声をあげながら、殺意を込めて牙を剥き続けている。この場において、状況を打破する方法は大きく二つある。
野犬を攻撃するか、それともそれを操っていると思われる視線の持ち主に攻撃をするか……
>>霊夢
紫
「どの道、豺狼は私では倒せない……いえ、倒してはいけないのよ。貴方もそれは知っているでしょう?豺狼は幻想郷を脅かしている訳じゃない……上手く幻想郷のシステムに取り入り、欠かせないシステムの一つになっているのだから……」
紫は巫女になったばかりの霊夢に対してあまりにも過酷な状況であると思われるものの、先代巫女もその前の巫女も、豺狼を撃退し、自らの命を守った。これで豺狼によって殺されるのならばそこまでだったのだろう。どの道、一筋縄ではいかない人外が犇めくこの幻想郷で長くは生きられないだろう……
紫
「彼が幻想郷のシステムを利用しているのなら、此方もまた彼を利用する。この試練を乗り越えられないようであれば、私の過大評価に過ぎなかったのだと言わざるを得ないわ。」
これはある意味"試練"だ。
個人の感情としては霊夢に味方をしたい。だが、それをしてしまえば、霊夢は自分の手が届かない予測困難な場所からの攻撃や存在を前にした時、耐性無く瞬く間に潰されてしまうだろう。
そうなれば、何が起こるのかわからない異変解決など出来ない。先々まで見据えているからこそ、豺狼をある意味で利用している。
>>蔵蜜
・・・・・何をさっきから様子を伺っているの・・・・・?力に自信が無いなら無闇に戦いの種は撒かない方が身の為ということを知らないの・・・・・?
(霊夢は野犬よりも、野犬を操っている黒幕を何とかするべきだと考え、視線は野犬に向けながらも、言葉は黒幕へと向けて放つ・・・・・
こそこそ隠れながらこんな野犬までよこして攻めるくらいなら、無闇に戦いの種は撒かない方が身の為であると背を向けたまま告げる・・・・・)
>>黒幕
勿論知っているさ・・・・・奴はこの幻想郷には欠かせない博麗の巫女の因縁の敵であり天敵でありながら、この幻想郷に陰と陽の如く、上手く取り入っていやがる・・・・・私達はサポートに回ることしか出来ない、陰を倒せるのは陽しかないからな・・・・・
(悔しいが、豺狼は博麗の巫女が倒さなければならない陰の存在・・・・・
我々が下手に介入すれば、どんな結果になるかもわからない・・・・・
だからこそ、サポートに回ることしか出来ない、霊夢に全てを委ねるしかないのだ・・・・・)
>>紫
《ザシュ》
視線の主は何も返事を返さない。
加えて霊夢が接近しようとすればそれに合わせて森の奥へ奥へと下がり、常に一定の距離を維持している。加えて、豺狼へ意識が向いた事で野犬の牙が霊夢の右腕を掠り、霊夢の巫女服の袖が一部千切られる。
時間がかかればかかる程に有利になるのは豺狼側だ。それを知っているからこそ、敢えて様子見しつつ、回避しやすい距離を維持し続けている……
>>霊夢
【そう言えば最近ロストワードをインストールしました!(*´∀`)ノ】
紫
「単純に力の強い私達が消してそれで解決する程単純なものじゃない……私や、他の賢者達さえも手を出せない事がわかったでしょう?」
豺狼は自身が妖怪の負の側面を全面的に背負うことで里の人々に恐怖を抱かせ、妖怪が存続しているために不可欠な"恐怖"を体現している。
勿論、豺狼が汚れ役を引き受けているのではなく、彼の純然たる獣性が自然と幻想郷存続に貢献する結果になっているが故に紫や他の賢者達でさえも黙認せざるを得ない状況になっている……
先代や先々代は豺狼を撃退していたため、適正があれば生き残れると言う事も、紫や賢者達が傍観している理由の一つとなっている。
>>蔵蜜
《このままじゃこっちがやられる・・・・・どうやら、私から声をかけても無視を貫き通したり、徐々に下がっている辺り、最初から大体のことは想定しているみたいね・・・・・それならば・・・・・》
いいわ、かかってきなさい・・・・・相手をしてあげる・・・・・
(このまま黒幕へ話しかけても、自分が追い詰められて不利になるだけ・・・・・
ならばいっそのこと、野犬と戦って勝利し、一時的に敵側には撤退してもらうという道しかない・・・・・
もし黒幕が豺狼ならば、いずれまた対峙することになるとわかっている・・・・・)
>>野犬、豺狼
・・・・・幻想郷の何者も拒まないシステムが逆に仇となった、か・・・・・人間が妖怪に対して抱く感情が恐怖なのもまた、一因なのかもしれないが・・・・・
(幻想郷という場所の特性を最大限に活かして過去に博麗の巫女を喰らってきた豺狼・・・・・
そして、その特性があって敵側が陰と陽の陰の立ち位置であり、必要不可欠な存在となってしまっても立ち向かう博麗の巫女、博麗霊夢・・・・・
傍観者という立場はこういう時、どうも歯がゆい思いで・・・・・)
>>紫
【お返事遅れてしまってすみませんでした!
最近CMもやっているあのロストワードですね!】
野犬
「ガアッ!!」
《ダッ》
豺狼に対する追求を止め、野犬を倒すことを選択したところ、野犬は再度霊夢の頸目掛けて飛び掛かり、今度こそ霊夢を仕留めようと襲い掛かる。
>>霊夢
紫
「それは少し語弊があるわね?
人は妖怪を恐れ、妖怪が人を襲う……これが本来在るべき形よ?妖怪が人を襲わなければ、人々は妖怪を恐れなくなり、妖怪の力も失われ、やがて外の世界と同じように人々の心から忘れ去られてしまう事になるのだから……」
紫
「妖怪が人を襲わなくなっている現状、豺狼と言う明確な脅威としての存在はこの幻想郷を維持するためには不可欠な要素になっているわ。」
紫はこの人と妖怪の双方が持つ影響やその仕組みについて語る。人と妖怪が歪ながらも共存するこの幻想郷において、妖怪が人を襲い、人が妖怪を恐れると言うのは妖怪の存続に関わる大原則なのだとも口にする。
>>蔵蜜
【お気になさらず〜。(*´∀`)ノ
はい、CMで流れているあれですね!】
《とは言っても・・・・・この蔵の中にある道具についてはさっき少し持っただけだし・・・・・もうやけくそでやるしかないわね!》
(そう言うと、蔵の中を攻撃を避け続けている内にお札を手に取る・・・・・
が、お札というのは大体貼らねばその力を発揮しない・・・・・
近づかなくてはと思いながらも、下手に手に取ってしまったことを後悔しつつ・・・・・)
>>野犬
それはそうだが・・・・・私からすれば妖怪は恐れられてこそ存在できるのが納得出来んな・・・・・
(蔵蜜は豺狼が自分達妖怪の存在を保ち続ける上に欠かせない存在になっているという、なんとも皮肉な現状を半ば認めつつも、自分達は簡単に言えば人間達から嫌われることで存在できる、という点が納得出来ないらしい・・・・・
蔵蜜自身は人間が嫌いではない為、複雑な気持ちなのだろう・・・・・)
>>紫
【ありがとうございます!
ロストワード、友達がやっていましたW】
《コォォォォォォォォォ……》
霊夢が蔵の中で重ねるようにして置かれた札の一枚を手にした途端、札が蔵の暗闇を照らすように微かに金色の光を放ち、幻想郷に来る前までは使ったことも意識したことも無かったであろう霊力の流れが漠然とだが感じられるようになる。
そして、直感的にこれを投げれば野犬に"必ず"命中し、野犬を操っている邪気を打ち消すことが出来るのだと言うこともわかる。
>>霊夢
【マジですか!ちなみに、アリアさんはやらない感じですか?
他にハマっているゲームもアプリも特に無いのと、ソシャゲなので盆栽みたいにコツコツ育てて行こうかなと思いますwww】
《何これ・・・・・今まで感じたことない・・・・・言葉じゃ表しづらい何かを感じる・・・・・》
(霊力の流れというものをまだ全然知らない霊夢は、言葉でなんと表せばいいのかわからないと思いながらも、この戦いに早い内に終止符を打った方がいいと考え、札を野犬へと投げつける・・・・・
正直、よくわかっていない状態で、勘に頼っているような感じで投げたものの、同時に博麗の巫女としての本能も感じていた・・・・・)
>>野犬
【私はゲームあまり得意じゃないんですW
プレイ動画とかを見ていて、客観的にスリルを味わうのが好きになったというのもありますがW】
野犬
「ギャン!!?
ガ…ガルルル………」
野犬は御札を受けると、野犬の体を傷付けることなく野犬を凶暴化させていた邪気を浄化し、みるみるうちに消え、邪気を取り除かれた野犬は意識を失い、そのまま蔵の中に倒れ、野犬が倒れると、茂みの奥から感じていた視線と気配が消えて無くなる。
>>霊夢
【あ、私も結構それがありますwww特にストーリー系の実況を見ていますwww】
・・・・・
(野犬が倒れると、すぐに駆け寄って触れて、生きているかどうかを確かめる・・・・・
そして、意識を失い倒れただけだとわかると、視線が来ていた方へと振り返って
「・・・・・視線が消えた・・・・・」
と言い)
>>野犬
【実況プレイは実況者さんのリアクションも含めて楽しめるので、自分でプレイしたら味わえない感覚もありますよねW】
紫
「始めて使うであろう物の筈なのに、それの扱い方を瞬時に把握し、"攻撃"ではなく"浄化"に回した……もし、これで野犬に攻撃していたり、視線の感じた方向へ攻撃していた場合、貴方はこの蔵ごと破壊されていたでしょうね?」
蔵の中で倒れた野犬の安否を確認し、更に気配と視線が消えている事を確認している霊夢の前に蔵の奥にいつの間にか現れたのか、紫が木箱に悠然と腰掛け、先程までの態度や様子とはうって変わって最初の飄々とした態度に戻った状態で話す。
紫
「奴は気配や邪気を野犬に与え、自分自身は限りなく気配と邪気を抑え込む事で精巧な偽物を作り、相手に攻撃を誘発させて、攻撃と攻撃の間の瞬間……言うなれば"隙"を作る作戦を好むのだから……」
紫の手には、先程豺狼のものと思われていた野犬が意識を失った状態で抱えられている。もし、あの時に霊夢が茂みへ攻撃をしたり、襲い来る野犬に気を取られ過ぎていた場合、全く予期せぬ死角からの不意討ちを受けてしまっていたであろう事を呟く。
【私もあまりゲームそのものはやらない(あまり上手くない)方なのですが、確かに動画投稿者のリアクションも面白いですよね!個人的にはわい◯いさんの動画とか結構好きwww】
・・・・・まるで私を試していたかのような口ぶりね・・・・・まさかアンタ、豺狼とかいうのがいるのもわかっていたの・・・・・?
(紫の発言がまるで自分を博麗の巫女として試していたように聞こえて、豺狼がいることもわかっていたのかどうかを聞く・・・・・
紫が何を考えているかは知らないが、霊夢の紫に対する視線は、より一層鋭く、強くなる・・・・・
霊夢と紫、お互いの溝が深くなる一方で・・・・・)
>>紫
【特に先の展開をわかっているゲームとかだと、視聴者側である自分達はもう慣れていても実況者さんが慣れていなかったりするのでリアクションした瞬間ニヤニヤが止まらないですW】
紫
「あら、襲撃主が豺狼であるとわかったの?博麗の巫女は何時如何なる時にその命を脅かされるかわからない……他者に頼らずに常に警戒する必要がある。」
紫の手には、霊夢が豺狼であると思って見ていた茂みの中に潜んでいた豺狼から囮の妖力を与えられていた野犬の首を掴んでおり、霊夢が彼女に向かって襲い掛かった野犬を浄化した際にタイミングを見て豺狼が囮にしていた野犬を抑えたのだと思われる。
紫
「それに……臆病な豺狼の事よ、確実な勝算を得られるまではその姿を見せることさえせず、遠巻きに攻撃を仕掛けてくる、その攻撃に対応できないようなら他の野良妖怪に襲われた時に勝つことなど出来ない……そうでしょう?」
紫は左手で掴んでいた野犬から、豺狼の与えた妖力と邪気を抜き取り、消滅させながら、霊夢の実力を測るために敢えて豺狼の襲撃を教えたり、加勢する事無く傍観していたのだと答えると、正気に戻った野犬を森へ返す。
命をかけた戦いをさせる事さえも厭わないのは、これまで何人もの巫女候補が豺狼を始めとした妖怪による襲撃を受けて殺害された事から来るのだろう……
紫は非情なまでに個の感情よりも結果を優先する。
故に気にかけている霊夢にさえも、命がけの過酷な戦いを強いるのだろう。
【あるあるですね!wwww】
・・・・・力に自惚れたわけじゃないけど、幻想郷を守らなければならない博麗の巫女が、そこまで臆病な下等妖怪一匹が送り込む野良妖怪の一匹屋に引きに立ち向かえないようじゃあ、この役目は果たせないと自覚しているわ・・・・・これが、私の「運命」だから・・・・・こればっかりは変えることのできない運命とわかっている・・・・・
(そう語る霊夢の姿が、先代巫女と重なる・・・・・
紫の言葉に影響されたわけではない、この運命は変えられないと分かった上の発言だ・・・・・
この程度の戦いなんて、これから当たり前になる・・・・・そう思っていた・・・・・)
>>紫
【はいWWW】
紫
「あら、随分と物分かりが良いのね?てっきりあらゆる運命や未来に抗い続ける反逆主義」
扇子で口許を隠しながら昨日まで変えられると否定していた"変えることの出来ない運命"を口にしたのを聞いて、てっきり自分を責めるのかと思いきや、肯定するように言った事をからかうように指摘する。
>>霊夢
・・・・・これは、運命と偽られた使命なんだから、仕方ないのよ・・・・・
#(そう言うと「・・・・・で、豺狼とかいう奴は普段は特に人間を襲ったりとか、大胆なことはしないの・・・・・?ハッキリ言って豺狼が今どこにいるかは私にはわからないし、かと言って誰かを襲い始めてから動き出すなんていう歯がゆいのはまっぴらごめんよ、把握しているなら、奴の行動をわかっている範囲で教えなさいよ・・・・・」と言い)
>>紫