このスレは学園戦争しようぜの続きです
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『だれかいますか』
うっ、ぅぁ…あ、…うぅ…わかってるけど、こわかった……ひとりはっ、いやだ……
(小さい小さい幼い少女のように泣きながら本音をはきだす、泣きやまなきゃとは分かっているものの久しぶりに流した涙の止めかたがわからない)
【うんうん、それはね、我慢しなくていいことだ、泣きたいなら泣けばいいし、それを無理に止めようとしなくていい、泣ける時に泣いておけばいい、せき止めるのはからだにわるいぞぉ?】
(とんとんと背中を一定の速度で叩く)
【1人は怖いものだ、独りが怖くないというのは、全てを捨てた者が吐くセリフだからね、君はそんなことしなくていい、君は君を捨てるべきじゃあない、君の大事なものは君がどうするか選ぶべきだ、『選択肢が捨てるしかないなんてことはありえない』のだから】
404:雪◆cE:2019/06/18(火) 23:28 うっ、ぅぁ…そらせんぱいも…れいなも…ねこさんも…みんなっ、わたしのこと…きらわない?
(何迷惑な事言ってんだと思いつつ、口からあふれる言葉は彼女の本音なのだろう、だから今だけは甘えさせて)
【もちろんだとも、ぼくは君たちが大好きだからね、…もちろん、陰陽くんのこと、嫌ったりしない、大好きだよ、…だから存分に吐き出しなさい、君は……『僕様ちゃん』の後輩なのだから】
(『天川宙』をインプットする、彼女には、【そら】よりこちらの方が声が届くだろう)
(二人を遥か彼方から見つめながら)
どうして君は〜♪そんなに泣いているの〜♪
わかっているけど私からは言えないよ〜♪
結局は哀れみだと思われても〜♪
微笑みを消さないで〜♪君からは見えなくても♪
私は此処にいる〜♪どんな時でも君を護りたいから〜♪
....なぁんてね、ま、せいぜい頑張りなよ。
御天道様も見守ってくれるよ....《陰陽》だけにね!
(ドヤ顔が非常にウザいが、何となくだが二人を天使なりに見守りたい気持ちはあるらしく、大人しくしている)
【………】
(ぽんぽんと、一定のリズムで彼女の背中を叩いたり摩ったりを繰り返す)
【………】
(あぁ、ぼくはきっといま、とても上手く笑えているのだろう)
(まぁあたりまえか、『天川宙』なら完璧にこの子を救えるのだろうから、それをインプットしたんだ、上手くできているに決まっている)
(でも、…あぁ)
(やっぱりデータはわからないなぁ)
うぅ…
409:◆RI:2019/06/20(木) 22:23 【……】
(……どうしたものかな)
(どうやら迷い子がいるようだが…ふむ、このまま陰陽を離したくはないしなぁ…)
【……、『天川宙』ならどうしたのだろうか】
(考えなくてもわかることだ、『きっとどちらも上手く助ける』のだろう、あぁ、)
【…やっぱり理解できない】
(…ぼくの『理想』は、やっぱり難しいな…)
うっ…くっ…
(茂みに隠れる)
【……よぉし、陰陽くんちょっと我慢してくれるかい?】
(ひょいっと持ち上げるように抱き上げる)
【うむ!これなら離れず移動できるね!】
(以前と違い、行動の効率化しか求めなくなっているようで、スタスタと迷い子を探しに歩き始める)
ガタガタガタ
413:◆RI:2019/06/21(金) 23:03 【…といってもどこにいるのだろう】
(瞳を使うのを忘れていた、というわけで、陰陽を抱き上げたまま瞳を瞑る)
(すると、莫大な量の『今』が展開される)
【ふむふむ、どこかなっと】
グラルル…
(空の狭間から出てきて、辺りを見回す)
【…、…】
(きょとんとした顔をしながら足を止める)
【…あぁ、なるほど、ここは場所だったか】
(【自分】がいたような理想郷とはちがう、あぁ、そうだ、忘れていた)
【……んー、危険な目にあわせたくないから、ここは逃げに徹しようかな】
(ちらりと抱き上げている陰陽に目をやると、後ろに向きかえり、ほをまた進める)
グワァリャァ!
(吠える)
【!……わー、元気いっぱいじゃあないか、こまったぞぅ…ここではあまりアレ共の力を使いたくはないしなぁ】
(タッタッタッとすこし足をはやめながら独り言をつぶやく)
グワァッ!!
(炎を空にはく)
【!っと】
(炎をふわりと音が鳴るように優雅にかわす)
【ははっ、わるいねぇ、とてもざんねんながらぼくは殺せないよ、ぼくをころしたいなら、ぼくのことがだぁいすきな愚神共をぶっ潰すんだね】
(陰陽を近くの部屋におろし、その部屋の扉を閉めて前に立つ)
【『死』という概念じゃ、ぼくを殺せない】
(『わらい』ながらそうつげた)
(炎魔を見て震える)
421:炎魔◆y.:2019/06/23(日) 00:29 !…グュルルル…グワルルルルル!!!!!
(子供に気付き、子供のいる茂みの方へとびかかる)
【!おわっと】
(躊躇いもなく子供の方へ跳び、庇う)
【あー、なぁんだ、こんなところにいたんだね】
(かばった際の痛みを感じていないのかと疑問になるほど、表情は笑みから変えず、子供にほほ笑みかける)
【だめだろう、幼子に手を出すのは】
(そして、指をならし、陰陽の部屋と子供に結界を張ると、炎魔にむきかえる)
ガタガタガタ...
(震えている)
グリュルル...
(鋭い眼でそらをみる)
【あは、まだあばれたりないのかい?困ったなぁ、まぁでも】
(ゆるりとてを横に出すと花弁が舞い散り、背丈より高い杖が現れる)
【これ以上幼子を怖がらせるわけには行かないからね】
(それを握ると、炎魔のほうに杖を向ける)
【『星の泡沫』】
(そう唱えると、彼女と炎魔の周りに大小様々な水球が現れる)
【…さぁて、逃げるのなら今のうちだよ、でなければ、…ま、消させてもらおう】
(そして、彼女は美しく笑った)
あらら、随分と格の差の凄い戦いか繰り広げられてるねぇ。
グルル...?
(周りの水球を見つめる)
ハァ...ハァ...!
(とてつもない量の汗が流れる)
>>427
『……もう諦めて立ち去ったら?君《炎魔》だし水には弱いでしょ?生憎だけど、アレ結構当たったら痛いと思うよ?』
(クイッと親指を水球に向けて指すと、)
グル...
(その場から消え、上から飛び出し、子供に噛みつこうとする)
>>428
『うわぁ……ま、《炎魔》の近くに普通の人間が居たらこうなるのも無理は無いか……』
(後ろに軽く後退ると、ポケットからマーブルチョコレートを取り出し口の中に放り込んでポリポリ食べると)
>>430
『……よっこらせっと!』
(地を思い切り踏みしめると広範囲に地割れが起き、子供を移動させる為に瞬時に近寄ると)
【『夢々』】
(子供を襲おうとした炎魔にむかっていくつかの水球がかなりの速さで飛んでゆく)
【…うーん、せめてもの慈悲?というやつだったのだが…ま、しょうがないかな】
(どのみち結界によって子供を守ることはできるが…)
【そんな幼子にトラウマを植え付けるのは、少々頂けない】
【!…おや、カレンくん、なぁんだ、見てたのかい?】
(びっくりしたよぉ、と本当にそう思っているのかもわからないような雰囲気で手をヒラヒラと振る)
(水球が当たり、雄叫びをあげると、消滅する)
436:◆RI:2019/06/23(日) 12:47 【うむ、よしよし、っと、…幼子くん、怪我はないかな?ごめんよ、怖かっただろう】
(杖を両手で握り直し、子供に駆け寄りぱたぱたと子供の服に着いた砂埃をはらう)
...
(声がでない)
【…ふむ、まぁ幼子にはあまり良い光景とは言えなかったか…】
(よしよしと頭を撫でる)
【ごめんね、でも大丈夫だぞぅ、まぁ、落ち着くまでちゃんと待っていよう、お話ができるようになったら、声を聞かせておくれ】
(優しく、怖がらせないように微笑む)
『いやぁ危なかったねー……私が気を引いて無けりゃその子死んでたかもしれないからね、感謝してよ?』
(いつものように尊大な笑みで盃の中の酒をクイッと飲む)
ハァ ハァ
(荒い呼吸をする)
【うんうん、そうだねぇ、ありがとうカレンくん】
(まぁ、結界を張っていたから大した脅威ではなかったけれど…言わない方が良かなぁ、ま、言ったところで別に変わりはしないけれど)
【まぁ、今度なにかお礼をしよう、内容は…ぼくはちょっとその辺に疎いから、考えておいておくれ】
>>440
『ところでその子《炎魔》の魔力に魅入られてない?もしも魅了されてたら炎魔術とか使えるようになっちゃって暴走して死んじゃうかもしれないからさ〜……』
あ...あなた方は誰ですか...?敵ですか...?
(少し落ち着いて)
>>440
【……大丈夫かい】
(目を細め、子供を見る)
【…呼吸が荒いね、1度落ち着いた方がいい、…できない、のかもしれないが…うん、どこか休憩のできる場所にでも…】
>>441
『いや冗談に決まってんじゃん、何本気にしてんのさ……ま、埋め合わせは結構。下手に気にされる方が嫌だからね。』
(無駄に真面目なのに嫌気が差し、あからさまに冷たくあしらう。)
【…んー…ううん、敵なんかじゃあないと思うよ、君が望むのであれば、ぼくは君の味方になろう】
(にこりと笑う)
>>444
『それならルベちゃんが昔作ってくれた小屋が近くにあるし、そこで休もうか……ちょっと嫌な予感するけど。』
た、助けてくれませんか...
(怯えて言う)
>>445
【おや、ダメなのかい?おかしいなぁ、記憶(データ)によるとこれが最善と『僕』は考えていたようだが…】
(修正しないとなぁ、などと、どこか他人事のように呟く)
>>448
『……?勿論、子供を苛めて遊ぶ趣味はないから安心して。』
(特に子供の発言を位に介す事もなくサラリと言う)
>>447
【おお、それは素晴らしい、いっていいのなら、そこが最善だろう】
(ぱち、と1度だけ手を叩く)
>>448
【うんうん、いいとも、…あまり思い出したくないかもしれないが、お話、聞かせてくれるかい? 】
>>449
『そりゃあデータが間違ってるね、私は自分で言うのもなんだけどオンリーワンだからさ……そこらへんはキッチリして欲しいんだよ。』
>>452
『じゃあ行こうか、あそこは魔物の魔力を薄める加護結界も張られてるし丁度いいでしょ。』
まずはあいつらの説明からします...あいつらは炎魔という最近グドゥ·ランドという僕の故郷で暴れ始めた奴です...あいつらのせいでグドゥ·ランド崩壊しそうなんです...僕はその助けを求めに来ました...
455:◆RI:2019/06/23(日) 13:04 >>452
【うん、了解した、あとで修正をかけておこう、いいね、おんりーわん、素晴らしい】
(心底から……思っているのかは分からないが、楽しそうにそう呟く)
>>454
『成る程ね、あんなのがわんさか湧いてるって訳か。そりゃあ面倒くさいのに当たっちゃったね。』
【…ふむふむ、君の故郷にはアレが何匹もいるということかな?…と、なると、さっきの炎魔はどのくらいの強さのものだろう】
(水球を叩きつけるくらいで潰れるのなら、…まぁ崩壊までいくものかわからないけれど)
あいつは獣型の炎魔です。普段は集団で生活して狩りをするらしいですが...何故かここに獣型が一匹で来たんです...
459:カレン=アーティフル・コマンド◆yk:2019/06/23(日) 13:09『どうせ親玉が存在してて、ソイツをアレコレすればいいって手筈でしょ?身も蓋もないけどね。』
460:子供◆y.:2019/06/23(日) 13:10獣型は単体では弱いですが、集団になると全く性能が違う完璧な狩りをするらしいです。
461:◆RI:2019/06/23(日) 13:10 【……なるほどねぇ、…大方、狩の途中と言うやつかな】
(すこし答えをぼかしてつげる、子供に対して真を告げるのは、きっと酷だろう)
【集団系統かぁ、あぁなるほど、なら崩壊まで行くわけだ】
(それほどまでに完璧なら、村や街の一つや二つ、まぁ簡単に潰せるだろう)
>>459
【それは確かにロマンが足りないねぇ、ぼくが言えたことじゃあないけれど】
(ケラケラと笑う)
他にも人型や球型などがいます。
465:◆RI:2019/06/23(日) 13:15 【ほぉ、…弐ぃくんがいたらどうにかなりそうだね、でも、壱くんとは相性が悪いかな】
(2人の主属性を思い出しながらそう呟く)
協力してくれますか...?
467:◆RI:2019/06/23(日) 13:22 【うん?あぁ、もちろんだとも、すこしお手伝いしてくれる子も呼ぼうと思うんだが、いいかい?】
(しゃがみこみ、子供と目線を合わせながら小首を傾げる)
いいですよ...うぅ...!
(急に倒れる)
(気絶した)
470:◆RI:2019/06/23(日) 13:26 【!?おわっ、】
(急に倒れた子供を寸前で抱きとめる、さすがに想定外だったようで目を見開いている)
【だ、大丈夫かい?どこか痛んだかな、それとも気分でも】
(そして『インプット』していないのに『天川宙』の行動をとった、きっと、【そら】はそれに気づいていない)
【…負担をかけすぎたのかな…いちど、眠らせておいた方が良、…か】
(抱きとめた子供の目元に手を当て、詠唱する)
【『夢雪』】
(平穏と、静かな夢を)
『……これで一件落着て感じ?』
473:月舟◆.s:2019/06/23(日) 22:39 >>331
・・・・・・・
助け船と聞こえる人物が現れ、片目をそちらに向けた、が…
(おおおおおおおお助けイヤイヤ落ち着けこういう時は素数素数)
周囲を異形が取り囲む状況に意識が持って行かれてしまい、どうしても声が掛けられず
ただただ焦った顔で周囲を見渡すぐらいしか…
「……」
いい加減、この変わらぬ景色にも慣れてきた
(変わらぬネオンの光が夜だとしても彼女を包む)
…
【商店街跡】
数分の時を経ると、自然と足はこの場所へ向いてしまう
頼りなさげな街灯の下、時とともに崩れ去るであろう木造のベンチ
盛り場から外れた夜闇の世界、人ならざるものがその場所を徘徊し続ける
ちっぽけな光の下に佇む私はその世界に少しだけ、理解を覚えてしまった
少なくとも、マイナスの部類では私たちは似通っているだろう
『____!!』
(なにか、叫んでいるような声が聞こえる、とても必死に、何かを呼んでいる)
(ひらりと、黒く染まりかけた薄く光る桃色の羽を舞い散らしながら)
『…………………』
(紋章の刻まれた白いローブのような物を被り移動している)
『……まぁ、こんなもんだよね。』
(彼女がローブから口元を覗かせにやりと嗤った瞬間、辺りに血の華が飛び散った)
『お掃除って疲れるなぁ……このバイト辞めよっかな?』
「………」
いい加減、この変わらない眺めにも慣れてきた
私もまた変わらない場所で街を眺める…
(夜など吹き飛ばしてしまいそうな、ネオンの光が彼女を包む)
…
【商店街跡】
数分の時を経ると、自然と足はこの場所へ向いてしまう
文明の明かりを外れた夜闇、それに包まれたこの場所を住処とする者たち…
頼りなさげな街灯の小さな光、その下でただ静かにそこにある木造のベンチ、
すっかり私の場所となった夜闇の一部、そこで私は目前に広がる夜を眺めた
私は、たぶん夜闇の世界に理解を覚えてしまっているのだろう
「……………」
『思考循環』
私の記憶は、数分前を何回か遡って、少しだけ違う考えを感じ続けている
…ただ、私が後悔をするためだけに…否、私の心が弱き故に根付いた、チカラと言うよりは、呪い
(悲しきかな…私の心の薄きと弱き…)
また、違う思考が私の中に流れ込んでくる
それでも、商店街跡の夜闇は私を受け入れている
『____、____!、!』
(叫び過ぎたせいか、血の味がする、それでも、叫ぶのはやめられなかった)
(この声が聞こえるのなら、この声喉が潰れてしまっても構わない)
(桃色の天使の翼は、じわじわと、漆黒に染まり続けていた)
ーーーー
(夜闇を切り裂いて、寂しく、強い風が吹き抜ける)
……
声には、とても聞き覚えがある響きが伴っていた
「……約束…」
心は、覚えていてくれたのだろうか…
『会いたい』
【ウルド・ナー・ケスト】
(旋風・暴風・大嵐)
長らく使っていなかった、『言葉』
それを虚空に唱えると、私の体は遥か遠い場所へと消え…
『____あいたい』
(さけんでいたのどから、そのひとことだけがこぼれた)
「……えぇっと…この辺り、から…」
目眩がする、だが今は…
(強い風の元を辿り、その風と声が最も強く聞こえる場所に着いた)
「……」
『……____』
(口の端から、薄く血を零しながら、無理に声を出そうとする天使の姿は大きくはないが、変わっていた)
(桃色の、美しかった翼は、ほとんどが黒く染まりかけ、片方の瞳も、白いはずの部分が黒く染っていた、服装も漆黒に染まり、悪魔にも等しい姿のそれは、でも、あの子の面影を十分に残していた)
……約束…果たしに……
「…っみぃぃかぁぁちゃぁぁぁぁんっっ!」
【力・均衡・圧力】
《揺るぎなき力》
シャウトと共に、力強き風と声をあの子の元へと…
「……っっ!?」
生命、その薄い力を直感した私は迷わず駆け出した
場所はもう分かっている…迷う必要性は存在しない
【ドザバタッ!】
「ミカちゃんっ!?」
『…っ!?っ!』
(いつの日かとは逆かのように、こちらにかなりの勢いで駆け寄ってくるあの子に驚き、目を見開く)
『っ、っぁ』
(叫びすぎて、名前が呼べない、あぁ、なんてことだ、探すために叫んでいたのに、裏目に出るなんて)
【ガヂャッ】あっ
【ドタバダッガジャッ】
「ひあぁぁーっ!?」
【ドゴッ】
……醜態、ミスをしてはいけない人の目の前で私は今地面を見ている
(途中にあったもの…ヴァイルが運んだ雑貨物に足がもつれてすっ転ぶ)
「………み…見つけ…まし…た…ミカちゃん……」
額から温かいものが流れる感覚を無視して、私はどうにかそう告げた…
『会いたかった』
『っ、っ!!』
(けふりと、のどから音を出しながらもコケてしまった親友の元へ駆け寄る)
『っ、…あ゙、っ…ん゙、ん……っ』
(無理矢理にでも、声を出せ)
『に゙、ゃ、る、…ぢゃ、…』
(ひゅ、ひゅ、と息を吸い込む度になる音とともに、親友の名前を呼んだ)
…………
この様子からして、この子は……
「…いっかい、落ち着きなさい…」
(ミカの口を片手で閉じて、頭を抑えつつ立ち上がる)
目を閉じると、幾らか冷静さが戻ってきた…
(会えたことは、嬉しい。それは紛れもなく事実、
しかし、お互いに体に悪い無茶をやってしまったようだ…
まだまだ、こういったところも変わらない)
「…安心しなさい、私からどこかへ行ったりしませんから…」
(頭ごと抑えた左目を閉じたまま、右目を開けて親友に笑いかける)
『……、…』
(そんな親友の言葉をきき、にへら、と顔を緩ませる)
『…た、だ、いま、ぁ』
(まだ掠れた声のままだが、とても嬉しそうにそうつげた)
【………うむ、なんとか、会うことが出来たみたいだねぇ】
(天使を送り出した本人が、そう呟く)
【ま、これはお祝いということにしておこうか】
(そんな彼女が持つはずのない気まぐれと言うなの嘘を零し、こんっと杖をつく)
【『』】
(それにことばはうかなかった)
…………
トクン、と心臓が鳴る…まるで今頃になって動き出したみたいに…
何かが抜けていた体にするすると大事なものが入り込んで行くのを感じて、私は左目を開ける
「…………」
(もっと、聞きたい…見たい…)
渇望していた、親友のそれ…だが、そのためには…
「…っ【すっ】……ここらのベッドは、普通に使っていいんですか?」
親友の、自分に比べれば小さな体を持ち上げて寝かせる場所を探す、
このまま喜びあうにしろ、お互いの状態は良くない
『、…?あ、あー』
(【なぜか】急に声が出るようになった、おかしいなぁ、そんなに直ぐに治るものじゃあないのに)
『…あぁ、』
(もしかして、…あぁ、あの人なら、【気まぐれ】といってやってくれるかもしれないな)
『、うぅん、これはなんというか、…まぁ、確かに女体にした僕が悪いんだけど…』
(にゃるちゃんからひょいっとおりて、ふわりと姿を変える)
『…僕の本質はこっちだから、あんまり女の子扱いしちゃダメだよ、にゃるちゃん』
(堕天したことで本質を男体に変えた時点で、性質は人間の男性に近い状態になっている、なんというか、女の子に抱き上げられるというのは心にくるのだ)
「……どっちだってあなたはミカちゃんです、扱いの上下は(あること以外)変わりませんよ」
状態の回復には反応せず、ハンケチで額を拭き取りながら言う
(…ふふっ…)
…微妙な感情と表情の変化を見、
男子として心に来ることを知ってて少しのからかいを掛けたらしい
「それに…可愛らしさ、変わってませんし」
『…はは、可愛い、ねぇ…』
(自分の今の姿を思い出して、苦笑いをうかべる)
『…まぁお世辞は嬉しいから、ありがとぉ』
(昔のような純白も、神性も持ち合わせないこの体、見た目に、綺麗や可愛いなど、褒め言葉はいらない)
「…ふぅむ……」
血を拭き取り終え、また表情を読み取り…
「……良いんじゃないですか?中々に、格好良くなれると思いますけれど」
(ミカの服の鉾を払い落とし、翼を触ってみる)
『!!!?』
(びくりと体をふるわせ、にゃると間合いをとる)
『あ、あの、あのねぇ!?にゃるちゃん!?天使!堕天使!悪魔に限らず!宣言もなしに翼とか尻尾とか触っちゃダメだよ!!!?』
(猛スピードで翼をしまい人間の男体の姿に変える)
「 …っ……どこ!?…… 」
( 翡翠の彼女が息切れしながら一人で空間を走っていく。その姿をみて分かるようにいつも一緒にいる群青の彼女がいない。いつもにこにこした笑顔を浮かべている彼女は珍しく焦った表情で群青の彼女を探している。一応人間をやめた『野良』という存在とはいえ、元人間だ。体力も人並みいや、それの半分しかない。)
「 …っ、…こうは……碧!!( あおい )…… 」
(前とは違う反応に驚き、さっと手を離し)
「……セクシュアル、でしたか…ごめんなさい」
頭を下げる