このスレは学園戦争しようぜの続きです
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『だれかいますか』
【つらくて、くるしくて、どうしようもなかったのだろう?その痛みをどう消化すればいいか、それすらも教えられず、どうにかこうにか、ようやく吐き出せたのがそれなんだろう?】
702:ある◆hMk:2019/06/30(日) 01:10 辛かった…
(気づけば口に出していた。自分にかかった呪い【能力】は、親しくした人をころす事でしか、手に入れられないのだから)
【それはね、いかに方法が違えどね、ほんらい正しいものなんだよ】
(ころしちゃうのはさすがに困っちゃうけれど、それでも)
【君の痛みは溜め込んではいけない、それこそ吐き出すべきものだ、それはね、その行為はね、別に、たいして間違ってもいない】
う、ん…
(彼女は、頬を伝うものの名前すら知らない。)
【でも、そうかぁ、そんな痛みを、ぼくはわかってあげられていなかったのか】
(それは、)
【それは、とてもかなしい】
(その痛みを、一人で抱え込んでいたのに、気がつけなかった【自分』の不甲斐なさが、とてもかなしい)
っ、
(慰める方法すら、愛すら知らない彼女は、そっと目を伏せる)
【うん、つらかった、つらかったね、うむうむ、これはがんばって、その記憶を楽しいもので埋め尽くさなければ】
(どれだけ苦しかったのかなんて分からない、きっと、どれだけかかっても、彼女以外には理解できないのだろう、でも)
【………ぼくにまかせなさい、いっしょに、たくさんわらおう、きっと、それは『素敵』だ】
(そういってぼくはまた、涙を流す彼女を、また抱きしめた)
>>707
楽しい、もの…
(彼女の記憶の中で、楽しそうにしている人がすることは)
僕を、殴れば、楽しいよ?
【なんでだよぉ、そんなのちっとも楽しくない!】
(むすっと頬をふくらませ、告げる)
【君が心の底からの笑顔を零さなきゃ、それは幸せじゃない、それは『素敵』じゃない、はりつけたえみなんかじゃない、本心からのものを】
【たくさん、おしゃべりをしよう、でもそうだなぁ、それならお茶とお菓子も必要だね!たくさん美味しいものを食べて、君に似合う飾り物も探しに行ってみよう、僕はその辺疎いから、後輩くんたちにもいっしょにきてもらおう、みんながいたほあがたのしいだろうからね】
…幸せ、に、なっていいのかな、
(こんなにも血塗られた自分が)
(こんなにも、人の幸せを奪った自分が)
(するりと、抱きしめた腕をのけ、杖を構成する)
【いいかい?アル、幸せとは、心から暖かいものが溢れて止まらないことを言うんだ】
(コンっと地面を杖でつく)
【アル、幸せとは、大好きなものを心から感じた時のことを言うんだ】
【アル、君の笑顔は、ぼくの幸せだ】
(そうつげ、ふわりと笑った瞬間一面に先程のような、彼女の瞳と同じ色の花が咲き乱れる)
【君の幸せを探そう、その権利は、君にもちゃんと与えられている】
【沢山泣いていい、それを塗りつぶすほど、ぼくが笑わせてあげよう、だから】
【君の幸せを、捨てたりしないで】
…っ、うああああああああっ…
(痛かった。辛かった。誰も助けてくれなかった。怖かった。
そのすべての思いが、咳を切って溢れ出した)
【うんうん、こわかった、そうだね、こわかっただろう、そうだねぇ、そレ埋め尽くすには何をしようか、そうだ、お出かけもしてみよう、色んなものを見よう、素敵なものを買おう、君が幸せになれるなら、なんでもやってみよう】
(いろんなこれからを告げながら、止まらないであろう涙を、止めるためではなく、ただただ、優しく、傷つかないように片手で拭う、トントンと背中に手を回しながら、ようやく泣いてくれた彼女を嬉しそうに、優しく見つめる)
(しばらく泣くと、泣きつかれたのかすー、すー、という寝息が聞こえる)
716:◆RI:2019/06/30(日) 01:38 【覚えておいてね、ある、君は汚くなんてない、君はとても綺麗な子だ、何にも染まらず、無垢であった子、無垢すぎる故、辛さを押さえ込んでしまった子、だけれど、抑え込まなくていい、吐き出すのは正しいことだ、綺麗が失われることはない、君はとても素敵だ、ぼくの誇りだ】
【愛しい子、君の幸せを、ぼくはいつまでも守り続けよう】
(ねむってしまったアルにそうつげると、そのからだを優しく抱き上げる)
【………起きたらまた、お話しよう、たのしいたのしい世界を見よう】
(そう、声をかけ、自分の部屋へ連れてゆく、眠っている彼女を、起こさないように)
「あんたなんてうまなければ」
「すべてあんたが悪い」
「死んで詫びろ」
いやだ、いやだよ、ねえ、
いやだ、、
(そうさけんだところで起きる。頬には涙が伝っている)
【あ、…なんだ、おきてしま、………ふむ】
(ちょうど、部屋を出ようとした瞬間に、気が付き、手を顎に添える)
【…アル、ちょっとまっていてね】
(ニコリと笑うと、そのまま部屋を出ていった)
…?うん、
721:◆RI:2019/06/30(日) 01:52 【あーるくん】
(数分後、何やら楽しそうに帰ってきた)
どしたの?
723:◆RI:2019/06/30(日) 01:56 【はい、じょうずにできたのだよ】
(ぱすっと、アルの頭に、先程までとは違う花を編んだ花の冠をかぶせる)
【うむ、やはりアルくんには明るく綺麗な色が似合うね】
(満足そうにわらい、涙のあとの残る、頬を撫でる)
…そう、かな?
(自分の銀髪を眺める。花冠が見えなくて、上を向いたら落ちてしまって、そっと持ち上げる)
(涙のあとにはなにもいわない、ただ、ほほえみ)
【そのうち、痛みで疼く暇もないくらい、幸せにしてあげるからね】
(にっこりと笑うと、そのまま、アルが食べられそうなものを探しに行ってくるよと、ポンポンと頭をなで、また部屋から出ていった)
ま、って!
(宙の袖をつかみ、叫ぶ)
独りに、しないで…
【!……んー……うむうむ…】
(引き止められたことに目を張り、足を止め、何かを考える素振りをする)
…あ、ごめんなさい、僕なんかが、
729:◆RI:2019/06/30(日) 02:04 【……よぉし、頑張ってみよう】
(ぐっと手を握り、杖を取る)
【………ぐぬぬ…】
(なにか力を込めるように杖を握りしめる)
ん…?
(ただならぬ何かを感じ、黙る)
【……『夢見鳥』】
(ポロリとそうこぼすと、様々なものが、アルの目の前に出てくる、小さな机、皿、そこに何も無い空中から、スープやらパンやらがでてくる)
【っぷはぁ…これ、これなら、どうにかたべられるだろう】
(それらはむりやり過去の自分の記憶と味覚を照らし合わせて虚無から作り出したらしく、力を抜くようにへなりと座り込む)
【…あ、でもどうだろう、ぼくに味はわからないし、不安だなぁ、…美味しくなかったら、弐くんをどうにかしてよぼう、うん、そうしよう】
(というわけでくちにあわなかったら言ってねと、座り込んだ状態から四つん這いになり、そのままアルの傍による)
【1人にしないから、安心してお食べ】
大丈夫…!?
弐、さん!
(自分の知っているなかで唯一回復魔法を使える人を呼ぶ、)
>>732
嬉しいんだけど、…もっと、自分を大事にして…
(震える手を隠すように包み込んで)
【?無理などしていないとも!多少難しかっただけだからね!】
(イメージが出来にくいだけで、頑張ればできるのさ!と胸をはる)
(……あ、まずい、『宙』がですぎてしまっているようだ…ま、いいかな)
【それより、君の安定が最優先だ、よしよし、ぼくは後輩のためたらいくらでも頑張っちゃうのだよ!君たちが大好きだからねぇ】
(に、とわらい杖をしまう)
【体をゆっくり休めて、そのあとはお散歩でもしようか、縁側でお喋りもいいねぇ、とても楽しそうだ】
それに、料理は…
こう、出すんだよ、
(すでに食べ終えたご飯に向けて)
【創造】…
(豪華絢爛なご飯を一瞬で出して)
>>736
うん、いっぱい教えてね、
(初めて前を向いた彼女は、世界がこんなに綺麗なことを初めてしった)
【おうっ!?】
(ポンッと出された料理を見て驚く)
【…おー、素晴らしいねぇ、きっとこれはとても美味しいのだろう】
(食べられないのが残念だ…と、しゅんとする)
【…あぁ、教えたあとは一緒にみつけよう、ぼくも、目覚めたばかりだからね】
(ふわりと微笑む)
うん…!
(子供のようにはしゃぎ、ニコニコと10人前はあるご飯を平らげる)
【んふふ、よしよしいっぱい食べよう、食べ過ぎは良くないけれどね、んー、こんどからは壱くんにも頼んでデザート?も、たのんでみようか】
743:ある◆hMk:2019/06/30(日) 02:26 でざーと…
(目をキラキラさせて期待する)
【…たのんでこようか?】
(コテンと首を傾げる)
うん…!
(こくこくと、首がちぎれる勢いでたてに降る)
【よぉし待っていておくれ!美味しいものを頼んでくるのだよ!】
(パタパタと駆け出していった)
ありがとう、
(ヒラヒラと手を降る)
【んふふ】
(たのしそうに、ふわふわと花を散らすように笑いながら、壱を探す)
【……あ、】
(そういえば、……『宙』のまんまだった)
【……】
(このままあえば、あの子たちはどんな顔をするのだろう、…困惑?哀愁?____歓喜?)
【………わかんないなぁ】
(そんな言葉を零しながら、一瞬だけのほんの小さな心の痛みには、まるで気が付かなかった)
数分後
壱『はぁい出前サービスですよぉ』
【ぱてぃしえ?を連れてきたのだよぉ!】
(いえーいと声を揃えて扉を開ける)
壱『ご要望はなにかあります?一通り揃えましたけど』
(…正直、宙は宙だ。その優しさは、どの宙も、変わらないから)
751:ある◆hMk:2019/06/30(日) 02:41 じゃあ…壱さんで
(艶やかな笑みを浮かべて笑う)
壱『潰れてくださいます???』
【ダメだよぉアルくん、からかったりしちゃ】
壱『そうでございますよ、それに私には弐ぃがおりますゆえ((ズキャアアン』
【変な冗談はやめたまえよ壱くん】
壱『はぁい』
あははっ、嘘嘘!
(カラカラと笑う)
じゃあねえ…『けーき』が食べてみたい!
壱『はいはい了解です、何種かありますのでお好きなのを』
(机の上にずらりと並べる、はしから、ショートケーキ、チョコケーキ、など定番のものからなんだかプロが作るような細かい装飾のようなチョコなどがついているものまで)
ぜぇんぶ、ちょうだい?
(ホールケーキ1つを、4口で食べる。そして、あっという間になくなる)
美味しかった、ありがとう
壱『…つよ』
【うむうむ!いっぱい食べるのは良い事だ!】
壱『…あまりあまやかさないでくださいね、おもに甘いものに関して』
【?…んー、まぁ、限度は考えておくよ】
おいしかったぁ、ふわふわ…
758:◆RI:2019/06/30(日) 02:57 壱『では、なにかありましたらまた』
【うん、ありがとう壱くん】
壱『……ええ、では、失礼致します』
【……うん】
(…一瞬、彼の瞳が揺らいだ、……さみしそうに)
【………うーん…】
(どちらが正解なんだか、わからないや)
(…難しいことは、わからないけど)
そらは、そらだよ?
【、……そっかぁ……】
(キョトンと、目を見開いたあと、す、と外を眺め、呟く)
【……そうだといいなぁ…】
(ごめん眠い落ちるおやすみ)
762:◆RI:2019/06/30(日) 03:02(りょかい)
763:◆RI:2019/06/30(日) 12:15 【…………】
(屋敷の周りを囲む虚無の泉のほとりで履物を隣においてその泉に足をつけ、ぼぅっと、惚(ほう)けていた)
【…………】
(その表情は間違いなく、『宙』ではなく【そら】のもので、そこに感情などは一切乗っていなかった、ただ、泉につけた足が、チャプリと音を立てるだけ)
( いつも浮かべているにこにことした笑顔を消して無表情のまま廊下にでる、
体調は昨日よりは全然いい、だけど力が入らない、そして頭痛がする )
「 …またっ、消えた…… 」
( 腕にある大量の文字を見て、そのうちの一つがうっすらと淡い光を放って消えるのをみて小さく舌打ちする、 )
「…こまったなぁ……」
( 手を握ったり開いたりを繰り返しながら弱々しく呟く。ただえさえ弱っているのに、神様が消えるなんて… )
【………】
(泉に足をつけたままぱたんと横に倒れる)
【………そら、宙、かなた、彼方…】
(ぽつりぽつりと、呟いていく、名前を呟いているのか、ただ単語として呟いているのかはわからない、その声にはあまりにも、感情が籠っていなかったから)
【『いっそここで溺れたら』】
【………なぁんて、ね】
(ふ、と薄く笑って、起き上がり、履物を片手で持つと濡れた素足のまま、屋敷へ向かう)
【……あんまり、綺麗な言葉じゃ、ないか】
(先程、ぽろりと出た言葉を思い出し、鼻で笑う)
【……失策だなぁ】
・・・・・・・・・
(わけのわからない、だけど決して悪いものではない…
そんな妙なテンションと気分が体を駆け巡る)
一足先に仕事場へと戻った使用人は、途中で止まっていた仕事を再開させた
廊下、弐さんと思しき部屋、その他諸々、
それらの掃除が終わり、必要なのかそうでないのかわからないが…
「……微妙」【ジー】
調理場にて、スープ作りに精を出していた
【……】
(ぺたぺたと、履物を縁側に整えて置いて、素足のまま廊下を歩く、向かう先はいつもと同じ自分とあの人以外、普段は入ることが出来ない場所)
【……】
(襖をあけ、中に入り、閉める、あぁ、ようやく楽に息ができる)
【…相変わらずここは、君の魔力と神性だけが充満しているね、かなた】
(眠る彼の傍に座り、その頬を撫でる)
【……ほんとうに、ここは息がしやすい】
(静かにゆっくりと、1度呼吸をし、まぶたを閉じながら、そう呟き、ゆるく微笑む)
(誰にも邪魔されない、ぼくときみだけの、綺麗な場所)
【……うん、よし、だいじょうぶよくなった、……ありがとう、ぼくのかなた】
(するりと頬をもう一度撫で)
【…またくるね】
(顔を近ずけそのまま___た)
【……じゃあね、かなた】
(そうつげると、そのままたちあがり、部屋から出ていく)
(何をしたかなど、語る必要は無い、それはただただ美しいものだった)
【……よし、あるくんの様子でもみにいこうかな】
(のんびりと廊下を歩きながら、そんなことを声に出す、彼女の歩いた後には、いつもと同じ、美しい花が舞っていた)
調理場からいい香りが漂う…
「…たーかーい、たーかいわ、いゝずもの、山に」
(香りの元である大鍋いっぱいの野菜スープを拵え、後片付け)
軽い歌を歌いながら、調理場は片づけが進む
>>473
ええと…だ、大丈夫…?
(泣きすぎたのかしゃくりあげながらも目を擦り歩みを進める
しかし、何故彼女が焦っているのかは分からない様だ…)
「 …真の名をー氷翠(ひすい)ー 」
( そう呟くと彼女の周りに青い花が現れる、しかしそう呟いた口からは血が漏れる。しばらくは安静ってこういう事なのかと口の端の血を拭い呟く )
「 あっ、やべっ…にぃくんとか、いちくん絶対怒る… 」
( 真っ白の服に血のあとがつき、青ざめながら呟く。にぃくんもいちくんもやさしいんだけど、おこるとこわいんだよなぁとどこか他人事のように思いつつ、血のついた所を見つめ )
( >>733コテハン間違った、ごめんなさい… )
775:◆RI:2019/07/01(月) 13:08 【…?おや、】
(ふと、通り過ぎかけた扉を覗き込み、吐血しているのに気づくと、彼女に近づいていく)
【どうしたの?だめだよ、まだ力を使っちゃ】
(そういいながら、自分の着物の袖で血を拭ってやる)
「 お着物が汚れてしまいますよ、 」
( 血を拭われるのをみて少し慌てたように言いつつ、すぐさまにこりといつも通りの胡散臭い笑顔を張り付ける )
『・・・別の仕事やらでも、何処かに落ちてないものかしらん』
「…………(あら」
さっさと見える業務を全て片付けて、残りは見回りへと繰り出す最中、
…宙様が、また誰か知らない方とお話をしておられるのが聞こえた
(廊下の曲がり角からそっと、様子を眺めて何かと知る)
『……問題無さそうですが…仕事案件にはなる事になるやも…』
誰か、体調の優れない方を連れてきたのだと予想すると、また何か考える
まずは宙様に付いた服の汚れを取るべき
体調の優れないお方に関しては触手殿を呼んで診断してもらい
細々とした世話は私でなんとかなる、だが…宙様が許すかどうか
『…頑張らなくては』
密かにやる気を集めつつ、まずは宙様の服の汚れを取れるものを曲がり角、
最初から覗いていた位置で考え始めた
>>776
【かまわないさ、このくらい】
(血を拭うと、パチンとローブなどに染み込んでしまった血が、まるで逆再生用に浮き出る)
【……きみたちも、なにかあったんだね】
(そして見透かすような言葉を吐きながら、彼女の顔を覗き込む、その宇宙のような瞳に引きずり込まれるような感覚を覚える)
>>776
「 おぉー、すごいですね… 」
( 染み込んでいた血が消えたのを見ると素直に感心したかのように目を見開き )
「 ふふっ、まぁ、結構ありましたけど私の身の上話は…そうですね、そこに隠れてる従者さんも退屈するぐらいたいしたことはありませんよ? 」
( にぃっと相変わらず胡散臭い笑顔のまま綺麗な瞳をみて告げる、 )
【…言いたくないのならいいし、そこまで引きずろうともしないよ、ただ】
(パチリと1度だけ瞬きをすると、引きずり込もうとする感覚はなくなる)
【………その笑顔は、あまり好きじゃないなぁ】
(何度も何度も、今までの僕らがみてきて、そして、ぼくも見てしまった笑顔、何かを押し込んでいる笑顔)
【…なんてね、もともと、そこまで興味というものは持ち合わせていないんだ、君は『天川宙』に関係がある子ではないようだしね】
(関係がないなら、天川宙を出す必要は無いのだから)
「 …そうですか…それは申し訳ありません… 」
( その笑顔は好きじゃないと言われ一瞬目を見開き、次の瞬間に無表情に表情を戻す、そして告げられた言葉にこてっと首をかしげ、一瞬だけその口に微笑みをたえながらつげる )
「 そうですね、これはただの少女の妄言として聞いてもらって結構ですが…天川宙様もそら様もどちらもあなた様であることには変わりないと思いますよ… 」
【…、…はは、みんなそんなことをいうねぇ、…なんだろう、自覚はないのだけれど、表情筋でもうごいていただろうか】
(キョトンと、目を軽く見開くが、へらりと、すぐにわらう)
【……みんな、そういってくれるけれど、それは…____】
(最後の言葉は聞こえない、大きな音が出たわけでも、風が出た訳でもない、なのに、雑音にまみれたような音が聞こえるだけだ)
「 綺麗事、詭弁と言えばそこまでなのでしょうね…まぁ、こんな少女の言葉なんて妄言として忘れてください 」
( すうっと綺麗な曇りない翡翠色の瞳を細め、にこっと張り付けた笑みを浮かべ、その表情をまた消す、そしめ少し悩んだあとに相変わらずの無表情のまま下記をつげ )
「 そうですね…面白くもなんともありませんが暇潰しに私の身の上話でもしましょうか? 」
【…話したいなら聞き手くらいにはなるさ、話を聞くのは好きな方だと思うよ】
(ちょこんと正座で、彼女の近くに座る)
【…話せる部分だけでいいとも、『暇つぶし』なのだろう?】
(そしてにこりとわらう、なるべく、彼女に負担をかけないように)
「 そうですね…本当に面白くもない普通の少女のお話でよければ聞いてくださいますか? 」
( いい人だなぁと思い少し微笑し、どこから話そうかなと考えながらぽつりぽつりとはなしていく )
「 昔あるところにひとりぼっちの少女が居たんです。その少女はその家の中では空気、いや存在がなかったのかも…その少女は寝てる間に両親に殺されたんです 」
【………】
(……あ、そういえば)
【……】
(…『なんだったかな』)
(彼女の話を聞いて、なにか、思い出しそうになる)
(でも、その記憶と呼べるかどうかもわからない映像は、テレビ画面の砂嵐のように消えていった)
「 憐れなことに少女は自分が殺されたことも、死んでいることも分からなかったんです、そこから彼女は死にきれないものとしてこの世をさまよっていたんです、 」
「 ある日、その少女は名前を与えられました、しかしその少女の主はあっけなく死んでしまいました。そして彼女は願ったのです 」
「 一人にしないでって 」
「 ある神様はその憐れな少女の願いを叶えてくれました。彼女は自身の半身、そうですね、彼女の後輩くんをその神様は作ってくれたんです 」
「 新たな名前と共に、 」
「 そして名前の2つある彼女たちは野良として忌み嫌われた、憎まれた、そして身体中には普通のひとがみたら嫌悪するぐらいの量の名前が刻まれました 」
( ふうっとため息をつき、相手をみて苦笑いする )
「 ねっ、面白くもないお話でしたでしょう? 」
【……】
(嫌悪感も、幸福感も抱かない、【そら】が感じたのは一つだけ)
【……にているね】
(とても、とてもよくにている、あの子に、……あぁ、そういえば、)
【……確かに、ひとりぼっちは、いやだったなぁ】
(『そういえば』)
「 にて…いる…? 」
( 不思議そうに首をかしげじっと相手をみる、そもそもこの話を嫌悪も抱かずに聞いてくれたことも不思議でおどろきだが、にているという言葉が気になったように首をかしげたまま )
【うん、ちょっとだけね、ぼくの知り合い…うん、そうだね、あの子は【ぼく】の知り合いか、その子に似ていてね】
(三角座りに座り直し、ひざを抱えながら答える)
【あの子も、たしか友達が欲しいと、願ったはずだから】
(可愛い可愛いあのこ、ぼくが、『彼』が、お互い以外で初めて愛しいと思ったあの子)
【……まぁ、多少ずれてしまっているんだけれどね】
「 ともだち?……ともだち、 」
( 友達と聞いて不思議そうに首をかしげる、そのまま覚えたての言葉のようにその言葉をくりかえし、敬語も忘れ普通の小さい幼子のような澄んだ瞳で尋ねる )
「 ともだちってなに? 」
【…ふむ、…ともだち、……そうだねぇ…】
(考える素振りをする)
【……どういう基準なのだろうか、個人差によるものだろうけれど…うーん、ぼくにもわからないや】
(目覚めたばかりの彼女にはわからない)
【ぼくも、ずっとアヴァロンで1人きりだったからね、というか、そもそもぼくいがいの…いや、呼んでいいのかな…まぁ、生命体?のようなものはアヴァロンにはいなかったし、そもそも、かなたがあらわれるまでは、ぼくはぼく以外なんてものが存在するなんて考えたこともなかったし…いや、あの時は存在していなかったのかな?記憶が曖昧だなぁ】
795:???:2019/07/01(月) 20:48
「 おともだちって難しいなぁ…… 」
( 独り言のようにぼそりと呟き、じっと考えるように顎にてをあてる。今まで相手のころしかたも、いきるうえで必要なことも自然と学んだ。でもなんで一人がさみしいか、ともだちとかそういうことを教えてくれる人はいなかった )
「 わたしはあおいがいないとだめだなぁ…普通のあわれな少女になりさがってしまう… 」
【………そうだねぇ、難しい】
(けど、…と呟く)
【…………1人が寂しい、というのは、感覚に近いものだからなぁ】
(ぽふん、と彼女の頭に手を置く、ポンポンと宥めるようにしながら、呟く)
【感覚は、それこそ自然に覚えるものだ、誰かの言葉で説明、というのは、他の固定概念をおしこんでいるだけだからね】
「 …っ…そっか、…うん、 」
( 頭を撫でられ少しびくっと肩をゆらす、何回やられても慣れないなぁ、人間だった頃は誰からも愛されなかった、今となればみんなの嫌われものの私の頭を撫でてくれる人なんてほんの一握りしかいない )
「 …むずかしいなぁ…」
( 昔も今も生き方を教えてくれる人なんていなかった、本当にむずかしいなぁ )
>>772
周囲の視線、自分へ向けられたそれは1人の出現により和らぎはする…ものの
(2.3.5.7.11.13.17.19.23!!!!)
怪物達の視線は未だ、ほぼ人間である月舟に集中し続け命の危険を彼女の脳内に叫ばせた、
ロンシーに対する思考が麻痺するほどまでにそれは頭の中をグルグル回り続け…
「・・・ぃ・・あ・・ダ…大丈夫・・・・・『ひっ…』・・では・・・ある・・・」
怪物の呼吸一つに驚きを隠せない中、か細い声でロンシーに返答する
血の気が引いている顔では、説得力がない
【…じゃあ、こんどは、僕のお話をしようか】
(話をかえるように、すらりとつげる)
【よくよく考えてみると、君たちのお話は全部聞かせてもらっているのに、ぼくが傍観者であるのはふぇあじゃないからね】
(それは気を使っているわけではない、ただ、本当にそう思っただけ、ただの気まぐれ、本来なら、誰にも言うつもりもなかった話)
「…あのぅ…此方が呼んでおいて…申し訳ないんですけれど…」
一室、四つの椅子が置かれた和室
(机を挟んで、使用人はしどろもどろに向かい合った人物に…)
「……ぇっと…今一つ……お時間を…………」
怒るでもなく、向かい合った人物は無表情に使用人を眺める
「……モウシワケアリマセン」
機嫌を損ねた、と解釈する使用人は縮こまりながらどうにか言葉を発する…
『……今、診断にあの部屋へ行ったところで…邪魔に…けれど………けれどっ……』
微動だにせず、向かい合う人物は使用人を見続ける
『怖い』