このスレは学園戦争しようぜの続きです
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『だれかいますか』
【あぁ、もちろん、たいして面白い部分はないから、別のお話でもいいのだよ、しかも長いだろうからね】
(へらへらと笑いながら手を揺らす)
「 わたしも長かったから大丈夫です、でも話したくないのなら別に大丈夫ですけど 」
( 先程より少し豊かになった表情でつげ、すこし困ったように眉を寄せながら忘れてた敬語をつけてはなす )
【…んふふ、では話してみよう、他にこの話をするのはかなたと初めてあった時以来だから、うまくはなせないかもしれないけれど】
(瞳を閉じて笑いながらそう告げる)
【…そうだねぇ、最初から行こうか】
【…ぼくはもともと、この世界、というか、次元かな?時空とも呼ぶのだろうけれど、まぁ呼び方は置いておこう、ここ、君たちがいる世界観には存在していなかったんだよ】
(この屋敷のある空間は別だけれどね、とつけ足し)
【ぼくの世界はアヴァロンだけだった、それ以上は何も知らなかった、知る方法も、そもそもないと思っているものを知ろうなんて考えすら浮かばなかった】
【アヴァロンは『僕だけの世界』にちかいからね、僕以外なんて居なかったし、あるのは…そうだねぇ、…この花が、そこの世界の果てまで、一面中に広がっていたくらいかな】
(ポンっと、いつもの花を出してみる)
【寂しいとか、つまらないとかも感じたことは無かった、だってそれが前提だから、そういう感情を持つ行動なんて存在していなかったから】
【あぁ、ちなみに、アヴァロンは世界が創世されるよりも前から存在しているはずだよ、ここの時空では無いからね、宇宙創造とか、関係ないんだ】
(ぽろりと説明をつけ加える)
【それで…ええと、アヴァロンにいる限り、ぼくは死なないから、…どれくらい生きていたのかな、まぁ、かなたのとしに近いかもしれない】
(彼も自分の歳など覚えてはいないんだろうけれど)
【まぁ、その時の僕は『時』という存在など知らなかったからね、ほとんど、中身はからのままだったんじゃないかな】
(自我が無いに等しい、そういうことをケロリと言ってしまう)
【そんな時、かなたが現れたんだ】
【あの時のかなたは…多分、壱くんも弐くんもまだ造り出していないときだったから、身体中ボロボロでね、どうしてたっているのか分からないくらいに】
【初めて彼をみたとき、驚いた、そして、彼もぼくを見て驚いていた、当たり前だ、わけも分からないものがそこにあるんだから、理解出来ずに固まったものさ】
【……かなたに色んなものを教えてもらった、今のぼくは、なにもかも、かなたにもらったものだ、愛しかった、初めてだった、お互い以外を理解し合えるのは】
【…………彼方のそばにいたいと思った】
(ぽつりと、声色が変わる、目を細め、こぼれるように呟いた)
【…かなたのそばにいたくて、アヴァロンから、でようとした】
【かなたも喜んでくれた、はじめてぼくらは愛しさで涙を流した】
【まぁ、上手くは行かなかったんだけれど】
【アヴァロンはぼくの世界、いってしまえば『ぼく自身』だ、切り離してしまえば、ぼくは歪む】
【そんなことは知らなかった、しるよしもなかった、だって誰も知らなかった】
【ぼくは死んだ、体だけ残して】
【……ここからは、聞いた話だ、かなたは悲しんだらしい、ぼくのからだを抱き抱え泣き叫んだらしい】
【そして、かなたは、アヴァロン(ぼく)を呪った】
【神を造り出し、全てのかごをぼくだったものに入れ込んだ、全て、全てだ、無理矢理でもかたにいれこんで、おしこんで】
【もちろんかなたはわるくない、だって正しい方法も、感情も、しらないんだもの】
【…そうして生まれたのが、1京7385兆2536億4528万9423前のぼく、結果『天川宙』に成り果てる、ぼくの後継機の最初』
【……これ以上は1京7385兆2536億4528万9423回分のぼくを語らなくちゃ行けなくなってしまうからね、ここで切らせてもらうよ、ごめんね、やっぱり長引いてしまった】
(へらりとわらい、謝罪を述べる)
【…あぁ、ちなみに、かなたが定期的に今みたいに眠ってしまうのは、その時に力を使いすぎたからだ、あの時、未来の分の自分の力も、無理矢理並行世界やらなんやらを通して使ってしまったんだろう、まったく、ばかだよねぇ】
「…………」
「…………」
そろそろお互いに無言になり、診断が可能になる時を待ち続けるだけの時間が続く
向かい側の人物は相も変わらず変化を見せる事がない
使用人は冷や汗が止まることはない
「 いえ、全然大丈夫ですよ… 」
( にこっと初めて作った笑顔ではなく心の底からの笑みを浮かべて、そしてこてっと首を傾げながら )
「 それくらい、そら様の事が大事だったんじゃないですか? 」
( そして無意識に使った千里眼でヴァイルの様子をみて苦笑いし 、お辞儀をしてそっと部屋を後にする。建前って言われれば間違えなくそうなんだけど、部屋を出たあとどこか適当な部屋に入り踞る )
「 ひとり……ひとりはいやだよ…… 」
( ひとりうずくまり涙を流す、生まれてはじめて泣いたかもしれない。だって泣いちゃいけないから、嫌われることも憎まれることもつらくはない。
少女はいつの間にか死んでから肉体だけでなく、精神も成長してなかった。いや、できなかった。でも泣くことも、叫ぶことも、いやだっていうことも許されないって思ってたんだ。
だってわたしは嫌われものだから、憎まれるべきぞんざいだから。だから )
「 いやっ、いやだ…ヒグッ……ひとりにしないでよぉ……」
( ひとりじゃないだけ、まだましだった、でもでも、いまはだれもいない。涙がぽつり、ぽりりと落ちていく。ここのへやの人にあとであやまらなきゃと思いつつも一度流れ始めた涙はやむことはない。
だって彼女はー齢15のただの少女なのだからー )
【……難儀な子だなぁ…】
(誰かに頼るという行為も知らない、教えられていないのだろう、あぁ、それは、きっと悲しいことだろう)
【……せめても、まぁ、気休め程度だけれど】
(トンっと指先を床につける)
【……『風見鳥』】
(そうつげると、あの子がいる部屋の床一面に、美しく、明るく、綺麗な花を咲かせた)
【……】
(唱え終わると、スクリと立ち上がり、その部屋をあとにする)
【……っふふ、あは】
(先程、自分が語ったことを思い出しす、口角が上がる、笑いが込上げる、それを隠すかのように、口に手をかざす、といっても、隠す気はさらさらないのか添えた手は緩く、間から笑みが見えている)
【…あぁ、ほんとうに】
【本当に滑稽だ…!】
(先の、真実ない過去の通りであれば、どれほど美しかっただろう)
【……っはぁ】
(笑いを抑え、特に意味もなく歩をすすめる、ここにいる限り何も無い、というのは彼女にとって幸福であり、唯一彼女が彼女らしくいられるもの)
【………】
(だがそれは『彼』にたいしてだけだ、他にそれに匹敵するほどの感情も、興味も【そら】はもたない、持つとすればそれは、『宙』を演じている時だけだ)
【…………あぁ、つまならい】
(彼女は虚無である、『彼』とともにいて感じたのは、『彼』に対しての感情だ、それ以外に、それ以外の感情など、【彼女】は必要とはしなかったのだから)
(だから、きっとそれは、誰も気が付かない)
「 …ッ!…ひとりに……ひとりに…しないでよぉ…… 」
( 膝を抱えて泣きながら弱々しく呟く。なみだってどうやってとめればいいのかわからない、泣き止まなきゃとおもっても一度爆発した彼女の感情はなかなかおさまってくれない。床に咲いている綺麗な花にぽたぽたと涙が落ちていく。 )
『……ひとりになってしまったのはあなたの意志にございましょう?』
821:壱◆RI:2019/07/03(水) 13:54 『………なんて、意地悪でしたかね、すみませんねぇ、こういう性分でしてね』
(花を避けるように歩きながら、彼女の前で中腰になってぽんと、頭に手をおく)
『あなた、力を使おうとしたでしょう、だから安定しないのですよ、私の霊気を分けて差し上げますから、落ち着きなさい』
『おい』
【!……おや】
【弐ぃくん】
弐『………』
【どうかしたのかい?なにかようでも『誰だ』…やだなぁ、そんなに…】
弐『………』
【……殺気立たなくてもいいじゃないか】
【それにぼくはそらだとも、君たちがいちばんよく知って】
弐『ちげぇよ』
【!……】
弐『……そらのなかにいる
【お前は誰だ】』
【………………なんだ、ばれてないとおもったのに】
弐『………』
【まぁ、あんしんしてよ、まだめざめるつもりはない】
【ちなみに『』はだれでもないよ、それでもだれ、ときくのなら、そうだなぁ】
【…………かみさまだよ】
>>820-821
「 ……うっぅ……ごめんな…さいっ…… 」
( しゃくりをあげながら涙をふき謝る。不安定なのは自覚があったがここまでだとは自分でも思っておらず、相変わらず泣いたままでいる。だって涙のとめかたなんて誰も教えてくれなかったから。 )
壱『はいはい、落ち着き方がわからないのであればお手伝い致しましょう、ちゃぁんと呼吸をしてくださいまし?』
(すって、はいて、と声に続けて呼吸をするよう促す)
>>825
弐『…か、み』
【……あぁ、もう時間か】
バチンッッッッ
弐『っっ!!!?っそらっ!!』
(弾けるような音がした)
【……っ…】
(頭を片手で支え下を向く、足がふらつく)
【…?…あ、ぅ、…】
(ぼたりと、何かが落ちた)
弐『……』(…あ、か…い)
(あかい、赤い、あれ、は)
【……っ、ぁ゙…】
弐『!!っそらっ』
(ふらりと、ついに彼女の体が傾いた、それを急いで支える)
弐『っそら!!だいじょ…っ!!!?』
【……】
(意識はなく、呼吸は荒い、顔はいつもよりも白く、青ざめていた、そして)
ぽた、ぽた
(その彼女の白い肌に映えるかのように、頭から血が流れていた)
弐『っーー!!』
(傷口は、ない、だが確実に、そらは血を流している)
(霊基のもんだいではない、でも、これは)
【…っ、ぅ、ぁ】
(体は冷たいのに、額に熱が篭もる、発熱を起こしてしまったのか、わからない、わからない)
弐『____』
(まもら、ないと)
>>827
「 …ッ、ごめんなっ…さい…めいわくっ…かけて…ごめんっ…なさい…… 」
( 相変わらずしゃくりをあげながら涙を拭い謝る。こんな泣いたって迷惑なのに、また、あの頃みたいに、ひとりにも、むしもされたくないのにどうして涙がとまらないの… )
壱『大丈夫にございますよ、大体、私は本気で迷惑だと思うことには関わらない主義だと知っておりますでしょう?あまり自身を責めてはなりませんよ』
833:???:2019/07/03(水) 19:23 「 …ありが…と…いち…くん…… 」
( 大分落ちついたのか先程よりはっきりとした発音で、涙をふきにいっと一瞬笑顔を浮かべて告げる )
『はいはい、まったく…よかったです、そら様の花があって、花が廊下まで広がっていませんでしたら、気がつきませんでしたよぉ?』
(1人で抱えるのはやめなさい、と宥めるように頭を撫でる)
「 …ごめんなさい…あと、ありがと、いちくん… 」
( 頭に手を置かれ一瞬日栗と肩を震わせるがそのあと力を緩め安心した表情でお礼を告げる )
『…よろしい、では、何かありましたら声をおかけください、駆けつけますからね』
(そう告げるとするりと出ていった)
壱『……っ!!』
(その部屋から離れると、すぐに駆け出していく)
(『あの二人はどこへっ…!!』)
(気がついていた、あの人に、なにがあったか)
壱『っ…!そら様っ!!』
(…いたい、いたい、どうして、いたい、いたい、あつい)
(わからない、いたい、どうして、どうして)
(こんなにいたいことなんてなかった、しらない、こんないたみ、【そら】はしらない)
(だって、そのいたみをしっているのは『そら』なのに)
(いたみなんて、いたみなんていらない、かんじたくない、いたい、いたい、あぁ、いたい)
【____】
(だれ、だれ)
(【そら】のこえで『そら』をよぶのはだれ)
『____』
(『そら』のこえで【そら】をよぶのはだれ)
(あぁ、いたい)
【っ!!!】
(勢いよく、体を起こす)
【っは、…っは、ぁ…っ】
(目を見開き、呼吸があらぐ、なんだ、いまのは、しらない、んな声)
【…っ?】
(そういえば、ここはどこだ、さっきまで、外に…)
【……!】
『………』
【……か、な、…た】
【……かなた、の、へや】
(どうやら、眠っているかなたの隣で、寝かされていたらしい、着物も、そのための薄着のものに着替えさせられている)
【……っ…】
(着替えさせてもらったというのに、冷や汗が酷い、髪が肌に張り付き、気持ちが悪い、こんな気分の悪い目覚めは初めてだ)
【『____』】
【っ……】
(耳にこびりついた、あの声が、剥がれない)
>>798
…あ!ちょっと、まっててね
(血の気が引き青ざめた月舟が心配だったが、ドアを開けたままだったことに気付くと月舟から離れ、重たい音を立てながらドアを閉める)
ごめんね…ドア、あけっぱなしにしちゃって…
(月舟の元に戻った彼は申し訳なさそうに謝った)
はえー、めっちゃヤバイことなってない....
「 ……… 」
( いちくんが急いで出ていったのをみて、さっき話してた人になんかあったんだろうと察し。
そのあと一人で表情筋も動かさず床に落ちている花を掬って
それをひたすら繰り返す、
たよるってなんだろう?…わたしは、わたしは )
「 ……感情のないお人形? 」
( そう小さく呟く。感情はあるけどこれじゃただの人形とたいさないんだろうなと先程よりは冷静になった頭で考える )
【……】
(ぐっと、前髪をかきあげて息を吐く、片方の膝をたて、眉間にシワを寄せる)
【……】
(あんな声、聞いたことがなかった、ぼくだけじゃなく、『宙』の記憶にも)
【…っ、…】
(ぎり、と歯を食いしばる、あぁ、頭痛がする、思考がまとまらない)
【……いたい】
【……】
(かなたのおかげで、今の状態はまだいいほう、外に出たら、…いや、屋敷の中だから、関係ないか)
(そう考えると、力の余り入らないからだにむちをうち、ふらつきながらも、壁にもたれながら、部屋から出ていく)
【っ、…は、】
(上手く体が動かないのか、目眩はするし視界は霞む、あしもおぼつかず、短い呼吸を繰り返しながら、廊下を歩く)
【…まりょくが、たりない】
(彼女が今欲するのは、それだけ)
【……】
(ここにいることで、魔力が底を突く、なんてことは無かった、【あそこ】がつながっている限り、ぼくの魔力は無限に等しい状態になる)
【……はず、なのに…っ】
(ごっそりと、ほぼ無に等しい状態になった魔力の器が、体を蝕む、なんてことだ、ガワはそうでも、中身は『宙』とちがって、貧弱だというのに)
【…はや、く】
(はやく、あそこに行かなくては)
(倒れるように虚無の泉に身を投げ、あの日、目覚めたあの場所にふらつきながら、ある場所を目指す)
【っ、あそ、こ…っ…あそこに、さえっ、…っつけば…】
(いきが、できる)
(ほとんど動かない体を引きずるように、もっとも【近しい】あの場所まで歩く)
・・・・・
【二種の身体にはそれぞれ違うプラスとマイナスを備えてある】
【悪魔と天使の力を受けて起きた微弱な変異は曖昧を促す】
(上手く使えば…)
.......杖が 必要ですか
【種族を超えた耐性を獲得するが、種族を失う】
『丈夫そうな松葉杖を、ひどく軽く感じる助けた体で持っている
従者はただ静かに危機に陥っている主人の隣で佇む』
.......必要ですか
(この場所には、自分と同等のものしか入れないよう、かなたが結界を何重にもしてある、)
(なのに)
【………】
(目を張り、言葉を失う、力が尽きたのか、ぺたりと地面に座り込む)
【…う、そ】
(あの、アヴァロンにあったあの場所が、ここにきてから、あの子とお茶をした、____あの花畑が枯れている)
(ここは彼女の世界、彼女と彼だけの世界、言葉で許可をしなければ他のものは立ち入ることは出来ないし、それを許されない場所、彼以外、誰の声も彼女には届かないし、もちろん彼女の声も誰にも届かない)
【…………】
(そうだ、ここは彼女の世界、【彼女自身】、それが枯れてしまっている、【それがなくなってしまっている】)
【(どうして、どうして、どうして?だってここはぼくのせかい、だれにもゆがめられない、ぼくの…)】
【(精神の枯竭…?いや、それはない、ぼくはかなたにあうことができた、だから、それはぜったいにない)】
【(ならどうして?なんでここが消えている?ありえない、ありえない、ありえないっ…!)】
(頭の中で、そんな言葉たちがまわる、常人…それどころか、人間であれば思考回路が焼ききれるほどの速さで思考を回す)
(原因を、原因は?)
(どうして)
............
『からん』
(主人の前で、松葉杖を落とす)
...............
(それ以外に、ない)
(片手で顔を覆い、目を見開く、思考が途切れないよう、地面を握る手に力を入れながら)
【………】
(ここの花たちは、かなたがぼくのために、アヴァロンの真似事をするために編み込んだ魔術式、それをぼくが存在したことで本物にした手上げた)
【………】
(かなたになにかがあったわけじゃない、それなら、こんなことになる前にぼくも、使いの2人も気がついてる)
【………】
(ならどうして?すこしまえ、眠る前までは魔力は十分に繋がっていた)
(……ねむるまえ)
【………ねむる、まえ】
(眠る前に何があった?それを知らないと、弐くんをよぶ?いいや、ここには来ることは出来ない、それに、恐らく弐くんは【来ない】)
【………かなた】
(どうすればいい、どうしたらいいの)
【…わからない、わからないよ、かなた】
(きみがいないと、ぼくはなにもできないんだから)
『かわいそうに、だれもすくってくれないなんて』
『あや?こんなことばはなんだかいわかんがあるねぇ、ていせいしようか』
『どうしてだれもはいれないのにこんなことになっているかだって?そんなのきまっているじゃあないか!』
(するりと、頬を撫でられ、優しく顎をゆるく持ち上げられる)
【____】
(視界が上がる、見えた相手に目を見張る)
『それはね』
「僕様ちゃんはきみだからだとも!はじめまして!会いたかったよ!【僕様ちゃんの本質】!!」
(にっこりと微笑んだその顔は、その姿は【そら】を写したような、いや、その姿は、『天川宙』そのものだった)
【……ぼ、く】
「あぁ、そうだとも!君が!いや、お爺様が1京7385兆2536億4528万9423回も繰り返した【本質】たる君の結晶体だ!…まぁ、現在はこのとおり、君から離れられないからアヴァロンにしか顕現できないのだけれどね!』
(動き、喋り方、表情、なにをとっても記憶とおなじ、でも、違う、『天川宙』は【ぼく】を知らないはずなのに)
「ん?なぜ君を知っているか、かい?そうだねぇ、…ここは、アヴァロンは、君自身なのだろう?それで分かると思うのだけれど」
【____!!】
(目を張る、そうか、そういうことか)
(アヴァロンはぼく自身、ぼくのすべて)
(そこにほうり込まれていたのなら、『天川宙』はぼくの【全て】をしっている、わかっている)
「わかってもらえたかな?それはありがたい!ぼくはずっとまっていたんだよ!ここに君が来るのを!だからアヴァロンの魔力を全てぼくが吸収した、これが一番手っ取り早いからね!絶対に君は来てくれると信じていた、いやまぁ、行動パターンを予測すればわかる事だけれどね、だって【自分】なのだから」
(『天川宙』は歌うように笑っている、どうして?アヴァロンが消滅すれば、ぼくは衰弱する、それを、アヴァロンにいるならわかっているはずなのに)
「おや」
「どうして、と、きみがきくのかい?」
「そんなの、決まっているだろう?」
【っっ!?】
(ぐいっと、手に指を絡められ、逃げられないように引っ張られる、倒れるかと思えばだきとめられ、目線を合わせるように、また、顎をあげられる)
「ねぇ、【ぼく】、神様を嫌悪するのは楽しいかい?」
【____っっ!!!】
(身体中から、熱が消え去ったような気がした、逃げなければ、そう思うのに、体は魔力の枯竭により力が入らず、動かない)
(しらない)
(ぼくは、こんなぼくを、しらない)
「・・・・」
(さっさと、事が利を運んでくれないものか…)
訳の分からんドッペル騒ぎ、それを近くで椅子に座って観戦する者が一人
手には散弾銃、弾込めされた凶器を飾りの様に弄び、心底くだらない物を見る目で二人を見る
…………………
とっとと、無様に凄惨に…さっさと消える時を自覚すれば良いのに…
目の前で進行する其れが何処か待てない様子
「 みーつけた、探したよ〜?おねーさん 」
( 狐の仮面をかぶりふと後ろに姿を現す、音もなく自然と。彼女の声はどこまでも明るく、どこまでも無邪気だ、だからこそ彼女の放つ殺気の異常さは尋常ではなかった )
「・・・誰かは知る必要性が無い、その上私は興味も無い、消え失せてくれたまえ」
(目は前方の2匹にのみ)
振り向かずに、座した人物は心底苛立った声で去るよう突き放す
敵対心など下らない、という調子で
「そうだねぇ、お爺様のそばにいるには、それしかないからね、きもちはわかるとも、…あぁ、ちょっとまっておくれ、…みられているのは、どうにも気分が悪いな」
(ずっと【そら】だけを見つめていた目線を外し、ぶつくさと脳内で勝手に文句を垂れている相手に視線を向ける)
「本当に気色が悪いね、君は」
(どこまでも冷酷で、嫌悪感を顕にしたその声とその瞳は、聞こえないはずのアヴァロンの外にも届く)
「勝手に否定ばかり、本当に気分が悪い、自分を見ずに他人ばかりを責めて、そんなに楽しいかい?自分の正当化は、お爺様にも幾度となく闇に飲まれるのを救ってもらっておいて、恩を仇で返すことしか出来ないような貴方を、今はもう、同類などと呼びたくもない」
「…なんて、今のあなたも、ぼくと同類などと呼ばれることに嫌悪するのだろう、だからぼくらは同類なのかもね、あぁ、心底腹ただしい」
(ぐっと、【そら】の手を握っている手に力が込められる)
【……】
(そらも、『天川宙』が見ている方向に視線をずらす、だが彼女には敵意も殺意もわからない、それゆえ、一連の流れが理解できない)
>>865
「 つれないなぁ、少しお話でもしようかなって思って来てあげたのに… 」
( 苛立った声で話されてもなお明るい声のまま楽しそうに告げる。狐の仮面と相まってその姿は不気味だ。彼女はたいして気にした様子もなくまるで友達に話しかけるような雰囲気で近づいていく )
「・・・・どうも獲物の鳴き声というのは気に障る、無論邪魔者の野次もだ・・・
正当化、正当化の論理などもうやめにする事にしよう」
(椅子から立つ)
「あるのは『試み』、ただそれのみが唯一答えの実証に役立つ・・・言葉で、関係の問題で
誰が悪いか正しいかなど、神も悪魔も反吐を吐く問いでしかない、そうは思わないかね?」
「なので、私もさっさとやる事をやらせてもらおう…単刀直入に言おう、この世から消え失せろ」
何度目かは知れない、散弾銃の銃口が横を向く
「 悪いけどぜーんぜん⭐ 」
( ピースサインを作りつつ楽しそうにつげ、化け物にはそんなこと関係ない、それならばこっちも本気で潰しても問題はないだろう、あぁなんて滑稽なのだろう )
「 正しい答えも、間違った答えもそれはすべて自分を正当化したいがための言い訳だよ、よって君が神様とや悪魔や天使を語るのは間違っている、心底嘲笑するね 」
( 銃口を向けられ楽しそうにしながら両手をあげ、先程より温度のない声でつげる )
「わぁおこってしまった、なぁんだ、もっと冷静にことを返されると思ったが、どうやら正気すら捨ててしまったようだね」
【…っ、ぁっ】
「あぁ、もうすこしまっていておくれ【ぼく】、とりあえず、今は魔力を返しておこう、また今度、おはなしをしようか」
(するりと手を離されたかと思うと、『天川宙』は消え、その代わりというように元通り、そこにはいつも【そら】が咲かせている花とおなじ花畑が広がっていた)
【………】
(魔力ももどった、でも、また、【次】…)
【……………】
(そらは、ぐっと、自らの手を握りしめた)
「・・・あぁ、猛っている様で悪いのだが・・・私としても強者数人相手に真っ向からやる程、
正気の度は外れていないのでね・・・玩具を幾つか、それで退散させてもらうとしようか・・・」
(…基本的に強者の死は、無い…経験はそう言っているのを知っている)
「まぁ、戦闘よりも君たちは勝手に死ぬ率が高い訳だ・・・私も手が少なく済む、助かるよ」
胸ポケットに手を入れ、散弾銃を収納しつつ…
【……彼女たちは…】
(先程、自分の瞳でみた様子をおもいだし、そちらに再び視線を向ける)
(アヴァロン内にいる限りはこちらからもあちらからも干渉は出来ない)
【……】
(聞こえるように、見えるようにと、千里眼に近しい瞳の【なか】を広げる)
「 悪いけどそう簡単に死んでやることができないんだぁ〜、だからさ 」
( 仮面の下楽しそうに口角をあげ告げる )
「 君がどんなに間違った正義を振りかざそうといえるのは一言だけだよ?時間は戻らないし、死者は何も語らない、ただの屍だ、ただの骨だ 」
( ため息をつきながら仮面を外す、きれいな翡翠の瞳はどこまでも純粋で、曇りがない )
「続きは人形劇でやってくれ、生憎これ以外に持ち合わせも無い」
(小さな人形を三つ、放り捨てる)
人物は背を向けて歩き出し、人形は破れてハラワタより、宿るものを吐き出す
『シャドウメア』
漆黒の不死馬が三頭、嗎く
【………】
(手を横にあげ、魔術式を編む、そうすると、いつもの杖が、彼女の手の中に現れる)
【…あぁ、やっとできた】
(ふわりと杖を揺らすと、アヴァロンは存在しなかったかのように展開をやめ、空間から移動し消える)
【………魔力ももどった、うん、本調子にちかいかな】
(そうぽつりと言葉を零すと、もう一度、今度は少し大きく杖をふる)
【『鬼(きさらぎ)』】
(そう告げると、人形だったものの周りを、花弁が包み込む)
【…さぁ、夢のように】
(そして杖を地面につく、すると包み込んでいた花弁が氷に変わり三頭目掛けて飛んでゆく)
嘶く三頭の馬、それは作り物故か、氷を相手に大きく怯む
そのうち一頭は敵目掛けて突進する
【…逃げてはダメだとも、僕は今、見栄を張ってがんばらなければならないのだから】
(もういちど杖を振るう、そしてまた花弁がまい今度はそれが炎となり、敵へ向かう)
夏の香り
FOREVER CARM
果実は実る
太陽と夢は少年の希望
青い海が奏でる波
鳥はさえずり
麦わら帽子は飛ぶ
白い砂浜が輝く
『………………』
(____ようやく、手に入ると思ったのに)
『………………』
(あぁ、そんな顔するなよ、あのこは私の最高傑作だろう?)
『………………』
(……へぇ、そう、わたすきはないんだね、…まぁいいさ、あの子の現し身をつかえば、どうにでもなる)
『………………』
(せいぜい嘆いていろ、【アヴァロン(そら)】さえ手に入れてしまえば、すべての【円環】は私のものだ)
・・・・・・・・・・・・
また どこかの次元
『ナ・ラト・プ,ヴェン,カ,ジョール,イル,ヴォス,ミル,ドー,ザー,ムー,サ,ズリ』
【〓@○〒*%=€☁♪-/~♧£】
(虚空の彼方に集う、異形の巨影が群れる荘厳な空間の中
何処かの旧の神に酷似する巨人と星霜の青龍が各々の言葉を交わす)
《[歌声のような音]......[歌声のような音]........》
『But the story of the distant land ,it is not a story that we can bear』
(星雲が如き海月の歌、焼け爛れた騎士までもがその小さくも大きくも感じる、
しかし超常たちの話に自らの言葉を入れる)
…………
『……………』
(………………)
『………………』
(____そ ら 、)
【っっっ!!!!!】
(ばんっっっっ!!と、部屋の襖を勢いよくあける)
【っは、っはぁっっ……っ____!!】
(名前を呼ばれた、絶対に、あれは)
【…あ、…っ…】
(あの、愛しい声は)
『………そら』
【っ…!!】
(あぁ、ようやく)
【かなたぁ……っ】
(ようやく、見えた)
【っ、うぅ〜っ…!】
(ぼろぼろと流れる涙は気にせず、あの人のもとへ駆け寄る)
(でもなんで?どうして?だってきみ、いつもお寝坊さんだろう)
『………』
【っぅ、ぇ…っ】
(あぁ、でも、そんなのどうでもいいや、こうやって優しく撫でてくれるなら、こうやって抱きしめてくれるなら)
『……………』
ギル,ム,ドーラ,ハー,ヴォル,ガーン,ズリ,ヨル,クォス
「この次元」に突如として亀裂が生まれる
蒼い光が漏れる向こう側よりあるべきでない言葉が破戒のものへと飛び行く
ファス,ガーン,ヨル,ハ,ジョール,ディス,ザーム,トール
声は止まずに 亀裂より覗く光の瞬きはこの次元に間違いなく届き
ファス ロ 《ダ》!!!
《その一声は次元を隔てた結界を亀裂と共に意味を無くす
向かう次元より 蒼い光の強まりと共に・・・》
『ミル,ヨス,ヴォル,ハ,コール•••終わりなきズリよ 何を企み 我を阻む』
次元龍再臨
『ヨル,ザーム,メウ,ハ,ドリーヴ•••何処へ隠れようとも 龍からは逃れられん』
龍の形を成した蒼い光 それはゆったりと渦を巻くように空を流れて行く
星の光に溢れた夜空を翔ける一筋の光は 定命の徒たちを流星の瞬きへ魅了する
ズリ,この次元へ向かう亀裂は 残り3つ
『堕ちしか 剥奪の令•••今確かめさせてもらおう』
『……………』
(???『____せいぜい嘆いていろ』)
『…………そら』
【っ…?】
『おまえは、おまえだけは、まもったるからな』
『ザム,クォール,ジ,ナー•••随分と探したぞ,何故私を受け入れぬようなズリまで作る」
美しいのであろう、再会の場-しかし理解し得ずに現れるのが世であり、超常の常
(丸い紫の門が開かれたとき、軟体の生物を象る仮面の『超常』である人型が空間に割り込む)
「私が現れる事に抵抗を覚えたか?ジョール,ラ,ミル•••己が取引は必ず私を呼ぶのだ』
...まーた面白そーなことしてんなぁ
890:◆RI:2019/07/20(土) 09:13 『あぁ、ある話をしてみようか』
(なにもない、本当に何も無い空間で、【それ】は話し始める)
『ただ唯一の少女を、救おうとした男の話だ』
(【それ】はニヤニヤと笑いながら、話し続ける)
『少女と青年は出会い、永き時を経て、恋に落ちた』
『彼女と彼の中身には、いや、その頃の生命体には、【恋】、などとゆう不可思議な感情はなかった』
『それでも彼らは愛し合った、それが幸福だと、幸せだと本能で感じていた』
『だがある日、あることをキッカケに、少女は死んだ』
『ん?いや、死んだというべきだろうか、ううん違うな、彼女は【殺された】』
『誰にだって?そんなのきまっているじゃあないか!』
『【世界に】もしくは【自分自身(アヴァロン)に】だ』
『男は酷く、情けなく泣き叫んだ、痛みも、苦しみも、この世の業を全て受けたほどの辛さを受け入れてなお、無を徹底し、涙の一筋も流さなかった男が、だ』
『男は彼女を抱きしめながら長い時、泣き叫んでいた、声が枯れようが、涙が枯れようが関係ない、それだけ彼は、そして彼女は、お互いを愛していた』
『そして男は、【全てを創り出した】、本当に、本当に何も無かった世界に、神も、人外も、人も、【それ以外も】なにも無かった世界に、全てをうみだした』
『彼女を救うために、彼女を取り戻すために』
『愛を、この世、いや、『全て』より最初に愛を知った彼に、彼女を諦めるという選択肢など、存在してはいなかった』
『そして彼は作り出した、そして、すべての神の加護を、彼女だったものに埋め込んだ』
『そう、埋め込んだ、だけれど彼女は目を覚まさなかった』
『生命活動の維持は出来た、だが、彼女は目を覚まさなかった』
『どうしてか分からない、どうすればいいのかも分からない、当たり前だ、【そんなもの誰も知らない】』
『だが、それでも彼は諦めなかった』
『彼女を傷付けないよう、自らと理想郷の魔力をかため、結晶体とし、彼女をその中に入れ、守り続けた』
『【人間】となった彼女のからだは、彼が作り出したものだ、その中に彼女が入ることができるように、その器となりえるように、自己意識を作り出した』
『まあそれは想像とは違い、生成と転生を繰り返さなければならないのだが、それはまた別の話だ』
『そうして、まぁいろいろあって、彼と彼女は再会を果たした、みんなも知っているであろう話しさ』
『ん?お前は誰か?だって?』
『あぁ、名乗っていなかったねぇ、僕は吟遊詩人、世界の外側から見守るもの、第三者目線で世界を紡ぐもの、この世界から隔離されたもの、そして
__________【彼女】を【殺した】張本人だとも!』
「…」
(すぅ、と目を開く)
(そして、確かに聞く。)
(それは、誰かを殺した宣言。)
(僕が、何度もしたこと。)
(でも、)
「誰を…殺したって?」
(許せない)
『....何かあったら面白いのにとは思ってたけど、此処までとはねー。』
(ビスケットをかじりながら上空で会話を耳を澄まして聞いているが、暫し退屈していたので面白いことが始まりそうだと一喜して)
『さぁて、どうかね....?』
『キーラ,アース,ドゥ,ス,タナク...執着心が定命へと不死を落としたか...
その上,飽く事もなくズリのスゥームを汚させたなどと...アース,ディロン...恥知らずめ』
長話を耳に収める仮面は対して怒りと失望を言葉に含めて矢のように放つ、
その矛先は話す者を飛び抜けると、恥知らずと呼んだ堕神に向かう
『ドゥ,モラール,クゥガー・・・星霜議会へ届け出るまでもない...
償いに加え,過ぎた円環の剥奪は決定されるだろう,ジョール,ミル...
それにした所に比べ,よく役立ってくれたな,メイ,ヴォラーン,
恥知らずの愚行を私に届け出たばかりか,殺しただと...?
ミラークの名において,かの円環は我らの勇者へと委ねられるだろう,
喜ぶがいい,ジョールの勇者よ...議会の栄誉に預かれるばかりか,
許されるはずのない宝を得られるのだからな...ミディ,カ,フォス...』
長話を吐いた者へ、限りない称賛の声を仮面の奥から投げ掛ける
堕神の席などあろうはずもない,何よりも星霜の宝はそのような者の手に入れず
力あり,秩序の裁きを下した者へ委ねるもの...称賛の声は本物だった
>>897
『あ?誰さ君は、そんな爛れた称賛などいらないよ、私がしたいのは円環の成就だ、そして、それにきみは不必要なんだよ』
『そしてね?僕は【あれ】を恥だとは思わない、そして俺は君たちこそ恥の塊だとおもうよ、【あれ】が願わなければ存在すら確定できなかった、生の塊ごときが我のまえで言葉をはなかいでくれるかい?』
>>895
『やぁ、可憐なお嬢さん、儂の【ガワ】の性質上、口説きから始まるのはなんともめんどうだね、気にしないでおくれ、で、あぁ、誰を殺したか、だったかね?』
『まぁ、なんだ、【アヴァロン】としか認識していないからなぁ、でもいいだろう?『製作者』が『作ったものを壊すくらい』』
(ころころと、一人称を変えながら話す、そしてその姿は、)
(『天川宙』そのものだった)
『と、も、か、く、だ、吾輩に必要なのはアヴァロンだけ、その先の円環の収束の先にあるものだけだ、というか、どうしてこうもまぁ集まるんだか、せっかく茶化しに来たのが台無しじゃあないか』
『まぁ、そんなのどうでもいっか、ねぇ?』
【宙(かなた)?】
(本当に作り物のような、いかにも笑顔ですと言わんばかりの、ただそれだけの笑みを浮かべ、彼に問いかけた)