永久に続くような夜闇と森と
その中で私は待ち続けましょう
貴方様にそう、誓ったのですから__
「 マスコット扱いは気に障るッス 」
「 娯楽なんてそんなモンッスよ、愉しくて嬉しくて、
自分がイチイチ動かずとも供給されるのを皆求めてるんス。 」
「 カワイイだけで毒のない女の子なんてイマドキ受けないッスよ。
今の視聴者様方は《 癖になる味付け 》を愛してんスから、直ぐに飽きるでしょうけど.... 」
「飽きたら飽きたですかさず私が頂くだけですね、
貴女の毒吐きは似合わなくて可愛らしいですし
警戒して腹を読ませない様子も…まあ、だから私は
ここで話しているのですけれど」
(クッキーを一つ食べる)
「 意外と見た目がサイコポップな子が無駄に毒舌ってウケるんスよ、
流行は直ぐ変わるんで、次の年には地味な眼鏡っ子が流行ってたりして。 」
「…貴女がそれになると……っっ」
(頬が少し膨れ、左手で口を抑える)
「…し…しつれ…い…しました」
「 ....社会的に殺されたいんスか? 」
706:ニャルちゃん◆.s:2019/09/22(日) 21:41 「……ん''ん''っ…こほんっ
失礼しましたと言っているでしょう…」
(咳払い)
「…それで、何時になさいますか?」
「 さぁ?どうせ私は社会の檻から逃れられませんし、いつでも? 」
( 溶けかけのシャーベットを貪りながら )
「貴女にとって実に合理的なタイミングは無いのですか?
かれ…すみれさん…それぐらい簡単に判別可能だと思うのですけれど」
(紅茶に手を付ける)
「 別に?近頃は仕事の依頼もないし....敢えて最善を掲げるなら今ッスけど。 」
( へにゃり、と口許を歪めて )
【 ひょい 】
「…いいですね、すみちゃんそれ…用意は出来てます」
(抱えあげ)
「 ....すみちゃんだけは辞めて頂けます? 」
( 明らかに目を潜め )
「………」
【 すとん 】
「失礼いたしましたね、すみれさん…
私は少々、自制を思い出したほうがよろしいようですね…」
(下ろし、頭を下げる)
「 すみちゃんが単純に嫌なんスよ、色々蘇るから。 」
「では、新見さん…でー 宜しいでしょうか?」
(ぺこりと頭を下げ、いつかの雰囲気)
「 三弦色ッス、あと川が足りません 」
716:ニャルちゃん◆.s:2019/09/27(金) 21:50「…三絃色様ですね、申し訳ございません」
717:三弦色 すみれ ◆96:2019/09/27(金) 21:57「 気にするなッス、三つの弦の色なのでね。 」
718:ニャルちゃん◆.s:2019/09/28(土) 18:49 「弦の色…如何なる色なのでございますか?
恥ずかしながら、私めは音楽の知識に乏しいもので…」
「 ....単純に三つの音を奏でる弦ってだけッスよ? 」
720:ニャルちゃん◆.s:2019/09/28(土) 18:56 「あら 素敵な名前の由来があったものですね…
3つの音、それは悲哀であれ 静かな美しさであれ、
音の世界においてとても良きものと 聞いております…」
「でも…貴女には3つの音では足りませんね
お仕事と見ても…貴女の外側だけでも表すには素敵さが足りません」
「 七色の音色とかッスか? 」
722:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 15:20 「さぁ?…少なくとも10は必要になるでしょうね」
「…なので、すみれさん…すみちゃんはやめますから
十弦色さんとお呼びしてよろしいでしょうか?私が見れば
何の違和感もございませんから」
(…笑ってる)
「 別にイイッスけど.... 」
724:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 21:43 「はい!では、十弦色さん…早速、私のおしゃれを
レクチャーして頂けませんか?…ちょっと…私も、楽しくなってしまいましたし」
(急いだ様子で自分の椅子を片付ける)
「 レクチャーもなにも、うーん、そのメイド服似合ってるッスけど地味すぎるッス。艶かしい触手に合わせるなら寧ろ派手気味なデザインの方が 」
726:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 21:54 「…普段出さない、触手に合わせる…ですか…
しかし、私…あまりこれ以外の服を持っていないのですけれど…」
「どうすれば良いのでしょうか?」
「 買えば? 」
728:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 21:58「……買える場所を…教えて頂けないでしょうか?」
729:三弦色 すみれ ◆96:2019/09/29(日) 21:58「 外の世界なら買えるッスけど 」
730:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 22:00 「…む…うぅん…」
(腕を組む)
「 連れてってあげてもイイッスけど 」
732:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 22:14 (…)
「…渡りに船…よし、是非ともお願いします…
とりあえず、お財布以外にどのような用意をすれば…良いのですか?」
「 特になにも?その姿もコスプレとして受け入れられるだろうし。 」
734:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 22:21 「…変な目で見られるわけですか…」
(その時の光景を想像する…周囲から向けられる、奇異と奇異と奇異の目…
そうぞうするだけでも…)
「……けれど、これもオシャレのため…
…分かりました、連れて行って下さい…」
(腹を決めて、髪飾りを締める)
「 イマドキ珍しいモンでもないと思うッスけどね 」
736:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 22:27 「…外の世界というものはよく分かりません…十弦色さんは…
口振りからして、分かっているみたいですけれど」
(腕を組み、すみれの隣…)
「…昔、か…
…では、行きませんか?」
「 分かったッス、それでは 」
( 液晶を呼び出すと、飛び込み )
「えぇ…… ・・・…ぇー…っと…」
(液晶、それを見て…白黒は困惑の表情を浮かべて手に触れる)
「……入れば良いのですか?…あの…」
「 入ればイイんスよ? 」
740:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 22:40 「……」
(聞けば、迷わず体を乗り出す…)
不思議な感覚が 白黒を覆う
「 着いたッス 」
742:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 22:47 「…………」
「…何処ですか?此処は........」
(ビル、屋上…)
「 デパートの屋上ッス 」
744:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 23:03 「………」
(………)
「……眠いのですか?」
「 ダルいんスよ 」
746:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 23:06「そうですか」
747:三弦色 すみれ ◆96:2019/09/29(日) 23:06「 そうッス 」
748:ニャルちゃん◆.s:2019/09/29(日) 23:07「…なら、帰りますか?」
749:三弦色 すみれ ◆96:2019/09/29(日) 23:36「 別に? 」
750:ニャルちゃん◆.s:2019/09/30(月) 17:53 ……
「……やたらと日差しが強いのですね…
気温、何度行ってるのですか?」
(エレベーターを探して)
「 30度くらいッスかね?熱中症にならない様に気を付けるッス 」
752:ニャルちゃん◆.s:2019/10/01(火) 17:15 (どっから出したか麦わら帽子を被り…)
「……そういう、貴女は大丈夫なのですか?」
(エレベータを見つけて指差し)
「 私は別に?慣れてるし 」
754:ニャルちゃん◆.s:2019/10/01(火) 21:32 「…そういうものなのですか…」
(見付けたエレベータを目指す…が、ちょっとした人間の渋滞になっており
初めて見るような人の群れを見れば こういうものなのかとため息を吐き)
「……十弦色さん、時間が掛かりそうなのですから
貴女のロンパ、という物の話し合いでも致しませんか?」
「 人間ってのは兎に角集いたがるモンなんスよ、そしてそれは悪いコトじゃないッス 」
( ケラケラと笑い声を響かせながら、周りの好奇の目線を無下にしながら )
「 ロンパ?嗚呼、あのハイスピード推理アクションゲームのコトッスか。 」
「 ええ、けれど…それが不快へ繋がる…ことは、十弦色さんには
無いと見えますね、気にしたら負け!…っという奴ですか」
【バスッ】
( 日傘をさし、自分と隣の人へ振る日光を防ぐ )
「…あぁ暑い…えぇ、貴女が熱っぽく語っている、と…
ちょっとしたツテから聞いたものでして…まぁ、普通では少し味気ないですし、
前の方々が退けば主従っぽく致しませんか?無論、従は決まっていますけど」
「 騒がしいのは嫌いじゃないッスからね、
とやかく愛想振り撒かなきゃいかない人間からしたら寧ろ好都合ッス 」
( さらっと民衆なんてそんなモンだとでも言いたげに呟くと )
「 アレは素晴らしいッスよ、クロが必死に繰り直すトリックに、
それが報われずに執行されるオシオキ.....私はコスプレイヤーの子が好きッスね
アンタはそうかもしれないッスけど、私は傅かれるのは好みじゃないッス。
」
「 あらあら、大衆とは一纏めに決まった方向を向く物なのですね…
それが出来ない私にはやはり、貴女が偉大に肩足を踏み入れたように見えます」
( 変な二人組、それをエレベータ前に群がる人々が見逃すはずもない )
「 大まかな流れで言えば『東野圭吾』の様な犯罪ミステリー小説と
同じ様なものなのですね…中々に、知れば私も興味が生まれそうです…
けど、十弦色さん…こういうのは、『海苔』、と…外の方々は呼ぶらしい
ではありませんか、折角貴女としては笑い話のネタを連れているのです、
この際、虚仮にして笑い倒す民衆への話の種にしては如何です?」
「 結局民衆ってのは大多数の方向に流されるモンなんスよ、
その時の流行と世論に流され、流行りモノも一時期の与太話の糧へと消える.... 」
( 面倒だと思いつつも、目を逸らして )
「 そう云うのは好ましくないんスよ、エンターテイナーな目前で
何かしてたって嗤い者にすらなれないッス。
飽くまでも受け入れられてるのは液晶内の出来事だから、
人の惨めな姿を望めるんスよ。 」
「 まぁ怖い、きっと 間接的ならば殺人を犯しても平気になってしまいそうですね…
けれど悪に強気は善、と言った風に何食わぬ顔で後ろめたさを投げ捨てるのが、
人間の生きて来た世界なのですか…あぁ、怖い」
( 少しずつ前に歩を進め、比例の様に前の視線が集まり、
時折フラッシュの音が小さく響く )
「 …あら、あらあら…食い物にするべきは時の折で違う、
そして要領良きものが狡く生きて行く十弦色さんもよく…
よく、この流れの中で私を連れて歩けるように育ったものですね…
真面目に、尊敬できますよ」
「 そもそも人間は有史以前から大量に同志だろうが殺戮してきたでしょーがよ、
今更間接的だろうがコトもなしで、必要とあらば何一つ問題ないッス。 」
( 堂々と殺人すら正当化している場所なのに、と溜め息を付いて )
「 小難しいコトを大雑把に、克つ要領よくこなせない人間は生きてけないでしょうね。
例えばアンタなんかは歩くだけで食い物として消費されるんじゃないッスか? 」
「 成る程、案外…死に強くて弱い、が似合う種族になったものですね…
貴女はどうなのか知りたいですけれど、まあー、忘れて下さったら結構です」
( 日陰に入ったので傘を畳む… 視線は一気に集まった )
「 爪垢ぐらいなら結構、なら私は尊敬するべき知人に遭った訳ですね…
ふふふ、世も末とは言ったものです」
「 人間は限りなく弱い代わりに、際限のない成長性を秘めてるッスから。
私はその場その場の世論に流され、従うだけッスけども。 」
「 武士も食わねど高楊枝、甘い物差しじゃこの世の中生きてけないッスよ? 」
「 良い矛盾ですね…実に人間らしいですけれど、
行けども行けども、段々と生物の道から外れていくやも…
さぁ、良い笑い話が出ましたよ?」
( エレベータの扉が開き、丁度最後の2人でまた扉が閉まる )
「…後少しですね…それで、中の様子はわかっているのですか?」
「 ....どうやらアンタとは笑いのセンスが合わなそうッスね 」
「 デパートの四階ッスよ、お目当ての店も其処にあるッス 」
「そうですか?…ですが、私を呼ぶ名をアンタと変えている所、
十弦色さんは笑える所があるやも…まぁ、笑むと言っても、微笑みの類ですが」
( エレベータが開き…)
「そうで… っ…!!?」
( みっちりと人が詰まった、慣れない者から見れば異様な光景、
思わず一歩身を引いて隣の知人の手を握る )
「 勘違いしないで頂きたいんスけど、コレが素ッスから。そんなデリケートなコトを嗤い物にしないで頂けると有難いッスね 」
( 軽く口で言いつつも、怒りは顕にしていて )
( 握られた手を振りほどき、前を見据えると抜け場所が見えた )
「 彼処から抜けれるッスよ 」
「… ぇ…えぇ… 申し訳ありません…
以後、何の問題も無いように…」
( たじろぐ、そして促されるままに示された場所に割り込む )
「 … …む… 」 狭い
「 気にすんなッス、朝のラッシュなんかコレの五倍は居るッスよ 」
770:ニャルちゃん◆.s:2019/10/03(木) 19:16 「… ふふ、貴女をベッドの海へ沈めたくなってきますよっ… くぐ…!!」
( 奇妙なまでの密集に余裕そうな風は無く )
「 ....セクシャルハラスメントッスか?一回吐きます? 」
( 拳を構えつつも人々を掻き分けて )
「…性的好奇心が貴女に対してある訳がありませんよ…!!
ところでこの乗り物いつまで続くんですかっ」
( 奇妙な格好の白黒に寄る人、離れる人…それをいちいち気にする余裕すらなく)
「 確かもう直ぐ着く筈....おっと、 」
《 ピーッ 》
( 音が鳴ると同時に扉が開き、大勢の人々が飛び出していく )
【 ばっ 】
「っっ… っはぁ… …」
( 知人に続いて、外へとはじき出され… )
「…… 予習ぐらい、しておくべきでしたか」
(既に、疲れた風を感じた)
「 まぁ、安心するッスよ。疲れたら休めばイイッス。 」
( 休憩所の椅子を指差しながら )
「… 貴女の語尾に頼もしさを感じるのは 悔しいですが初めてですね、
では遠慮なく休ませて頂きましょう… わ…」
(遠方に見える、これまたすごい人混みを見付けて)
「 今日はバーゲンもあるッスからね、多くても可笑しくないッス 」
778:ニャルちゃん◆.s:2019/10/03(木) 20:49 「 … ばあげん、ですか…理性的購買動機を起こさせるには
十分な材料ですね…それで」
( 座った椅子から、見上げ)
「…我々も、ですか?」
「 私達が買う予定のブランドも安くなってる筈ッスから、
ソレはそーかもッスね 」
( メモを流し見しつつ )
「 … やれ、よく言っていた絶望というものが、
超高校級とまで行かなくとも体感出来るようですね…」
( 溜息を吐きながら、腰を上げる )
「 下調べに感謝いたします」
「 カレンちゃんが言ってたアレッスか?
まぁ、現代社会なんて絶望ばっかッスからね.... 」
「 貴女はそう思っているんでしょうか、 あるいは
まぁ、関係なく有るだけの話ですね…いや 違いますか」
「……」
「 私は別に絶望は好きじゃないッスよ。
私みたいな地味な人間があのお方みたいには....おっと、コレは忘れて下さいッス 」
「………」
( 変な表情をして、駄菓子が並んだ店の方へ…)
「忘れられませんよ光線、…」
「 違うッス、忘れろビームッスゥ! 」
( 某風紀委員が言った事と同じ様に復唱すると )
「 …見て下さい 十弦色さん、これ 『きびだんご』ですよね、
まだ売ってたんですね…あ、 こっちは『ロケット鉛筆』!
ああ、無意味なロマンの懐かしさ…」
( 駄菓子屋の店先に並んだ 色々を見て真面目な顔をする )
「 おぉ、『スケバン刑事』…あっちには『うっふんレポート』っ!」
「 『初代たまごっち』もあるッスよ、最近見ない『ジャングル大帝』
も全巻あるし....『ビードロ』もあるなんてレトロにも程があるッス 」
「でしょう?ああ、 なんて古くさくて…ロマンな店なんでしょうか」
(古物興味たっぷりに様々なものを眺める)
「これなんて『桃太郎海の神兵』ですよ、日本の黒歴史そのまま…
…良いじゃないですか…遺物と言っても過言じゃないものまでこんなに…」
「コレは『悪魔の証明』と『フェルマーの最終定理』ッスね、哲学本を無理矢理漫画にするって....」
790:ニャルちゃん◆.s:2019/10/04(金) 18:40 「… 人とは奥深い、 それに…… あっ」
( またまた漁ろうとした、その時彼女は見た…)
[ 売り切れ ]
先程まで人だかりがあった場所に映り込んだ その文字に
「 だってセールだから! 」
792:ニャルちゃん◆.s:2019/10/05(土) 16:39 「…… ですね!」
( むしろ堂々と言った )
「 … それで、私は少しばかり… この辺りを回りますけれど」
「十弦色さんは如何なさいますか?」
「 私はスイーツの試食会にでも 」
794:ニャルちゃん◆.s:2019/10/05(土) 16:44 「 そうですか… では、少ししたら此処で集合して下さいませんか?
… ちょっと、私だけではどうも…」
( 椅子に座り、コンパスを確認する)
「 コンパスじゃ何も出来ないと思うッスよ.... 」
( モゴモゴと一口サイズのムーンベリーパイを頬張りながら )
「 … 一応の、ですけれどね」
…
「 … 貴女も、見た目通りの好みはあったのですか 」
(さっき拾ったモールマップを広げる… )
「 スイーツは可愛い女の子の必需品って聞いたッスからね 」
( 次にドーナツを取り出しモシャモシャと食べる )
「 あら、 貴女って自分が可愛いと思っているのですね 」
(自販機を静かに眺める… ざくろ炭酸って何? という顔をして)
「 違うッス違うッス、内側からコレでカワイイ成分補充するんスよ 」
( 自販機をチラ見して「 アルファルファジュース 」って何?と思い )
「(ぱすっ )… どういう成分由来なのでしょうね …
貴女の存在するだけで私が表情の一部を堪える要因含めて 」
( しれっと十弦色の足に触れている触手 )
「 … 甘さ以外、 その輪っか菓子からは感じられませんが 」
再び周囲は奇異の目