永久に続くような夜闇と森と
その中で私は待ち続けましょう
貴方様にそう、誓ったのですから__
https://twitter.com/OliverRiversey/status/1160996083754885120?s=20
102:ガーザン◆y. hoge七面鬼:2019/08/13(火) 06:27 あぁ...不覚...
(目が覚めると何処かへ飛んでいく)
二人は、鬱屈とした表情で互いに見つめあうようにソファに座る。
一方は銀色の髪の毛をかきむしったり、もう一方は青色の髪の毛を何度も撫でる。
そしてたまに、体を確かめるかのように撫でる。
「変な夢をみていたな……やけにリアルな……」
「……リアルであるのかもしれないぞ?あの夢での決定事項、俺のスケジュールと妙なほど噛み合っている……」
(…何時もなら…もう迎えに上がる…筈なのに)
魔王の城から離れた森 「寒冷地」にて…
城を目指すも、行けども行けども行き着けずに迷い続け
「……ルー…」
ぎぃ〜やぁ〜〜っ!!!
(そのまた更に別の場所 ・ ・ ・ )
「違うぅ〜〜っ!全然道が違うぅ〜〜っ!!」
〈ギャオウ グアァオ〉〈ゴォォォッ〉
…計6頭__獣を引き連れて魔王の城付近を激走する小娘が1人
「っ…助けて女王さまぁ〜っ メイドさん〜っっ!」
〈グギヤァァァッ〉
いやああああっ!
「....はぁ、疲れたな。何があったんだろう......魔の森の管理が随分杜撰になってない?辺り一面煤だらけだよ?」
(ゆっくりと地上へと降り立ち、辺りをきょろきょろと見回す。其処に、何処かで見たことがありそうな少女を発見して下記)
「あの子....獣に襲われてるの?!早く助けなきゃ!」
(ろくに手入れのされていない、ボサボサな金色の髪の毛を揺らしながら少女の元へと走る....)
目の前で起きている事を険しい目で見続ける
やがて口から、どこの言語かもわからない言葉が漏れる
「随分と、眠っていたのだな……」
「ああ、俺たち……」
外から悲鳴が轟く。魔物に襲われるかのような悲鳴が……
「行った方がいいんじゃねーか、キャプテン」
「ああ、そうだな……!」
二人は立ち上がり、部屋のバルコニーから森へと君臨する。
(数分後)
わあぁあぁ〜〜っ!
(そこには未だ激走を続ける小娘と、根気強く追いかけ回す獣の姿)
なんのデジャブか
「ぃ…いつまでたって…もっ…!!!」
寒冷地
……
「……ぅっぐ…こ、こんなに寒かったか…」
未だに現れぬ城の姿を追い続け、若干体力を失ってきた
コートでも持って来なかったことを悔やむ…
「…………」
「……日にちはずっと経っている……んだよな?」
「何度と見た光景か……」
魔物に追い回されし少女には、見覚えがある……
ああ、マリアをよく慕っていた……
「キャプテン、先に行くぜ」
「……逞しくなったな、リヴァシュナイダー公爵」
青色の髪の毛を揺らす聖騎士は、右手を構えて魔物の前へと飛び出す。
〈グキャン ガォォゥ〉
「はぅっ…っは………ぃ」
息切れを起こし 呼吸を苦痛に感じようとしたその時…
獣の、足の…息の…音が、自分から随分と離れて、止まっている事に気付いた
「むぅぃ…ぃ…や、やっと…?」
撒いたのか?
そんな事を考えて後ろを振り向く…
〈ガアアッ〉〈ウグググルゥ…〉
獣たちの前、そこで仁王立ちをした男の人に…
小娘は言いようのない、安心感を覚える
「っっ…お久しぶりですっ!…ぇっと」
「『痛いお人さんっ!』」
魔の森 寒冷地 極寒地帯
(嵐のような吹雪が 辺りを覆い尽くす…)
「…うぅーむむ…」
雪は 白くて美しい、舞い散る姿には感動すらも感じる__
しかし、今の現状は雪を恨みたくなる気分だ
(ロクな用意もないまま極寒と戦ううち、
体力の方も芳しく無くなってきてしまった)
「…死には、せんだろうが…」
二進も三進も、行かない状況
「あー、いったぁ......全く、私なんて大したこと出来ない人間なのに、どうしてこんな目に....」
(先程まで森を探索していたが、虎と遭遇した際に脚を思いっ切り噛まれてしまい、何とか逃げられたが血が溢れ出している)
「救急箱も無くしちゃったし、何処かに親切な人でも居ればいいのに....」
(とりあえず応急処置として、軽く荷物の中からアルコールの霧吹きを取り出し消毒をして、上からハンカチで押さえておく。)
>>112
「リヴァシュナイダーと、そう呼びたまえ」
その青い髪の毛の男は、かつての影にはなかった、安心感と慈悲の光を宿す笑顔をレイチェルに向けた。
その笑顔をすぐにしまい、魔物へすぐに向き直る。
そして、右手を魔物にかざし、力を蓄える。そして……
「アクアバーストストリームっ!」
一気にその力を解放し、魔物に放つ。
>>114
極寒の地には……女の影が一つ。その逞しき身をコートに隠し、息を白く吐く。
「……あんた、大丈夫かい?」
>>116
113だったはずい
「はいっ!リヴァ…〈カッ〉みぎゃあんっっ!?」
解放されたであろう力の波…
その光に目が昏み、小娘は目を抑えて頭を下げる
(…圧倒的な力の波動、それが収まった時には獣の姿は消えている
小娘ひとり捕らえられない獣たちが、耐えられる訳のない)
「…ぃ''ぃ''ぃ''」
しかし碌に喰らった訳でもない小娘は
目を抑えて呻いている
>>116
(やや遠くから、しなやかな体型をしている女性を見付ける。どうやら此方に気付いているらしく、話し掛けているのを察して)
「あ、私以外にも此処を彷徨ってる人が居たんだ....いや、大丈夫だよ。止血も出来たし、次からはあんなへましないし....」
『大丈夫かい?』
(………ん)
目を開ける
「…私の視覚がイかれて使い物にならん状態でないのなら…
今、目の前に居るのは確か汚水と共に行動していた良識のある
方だったかな?」
こいつは全く変わらず、早口に言うと銃を杖に立ち上がる
>>114
「……足、怪我してるのね。
立てる?」
そこには、一糸纏わず、ブラウンの髪の毛をうねらせている女が立っていた。
女王とは違う、また違う闇の輝きを纏っている。
>>121
「あ、もしかして心配してくれてるの?ありがとね!動けはするから安心して!」
(えへへ、と軽く頬を引っ掻きつつヨロヨロと立ち上がると、特に彼女の服装に突っ込むこともなく。)
>>118
「おっと、危ない」
よろける少女を、魔王は支える。
そして、変わらぬ笑顔をむける。
>>122
「お待ちなさい」
立ち上がる少女の腕を掴み、女は止める。
「……こちらに来なさい」
と、笑顔で彼女を亜空間へと誘おうとする。
彼女だけの、楽園の世界へと……
>>124
「....おん?どうしたのさ神話の女神みたいな見た目の人?......ま、まさかこんな幼気な少女を攫う気かしら!?」
(腕を引っ張られて何かに感づいたのか、心なしか彼女の笑顔が怖いことに気付いて)
>>123
よろめく体を支えられた
しかし…
「…むぎゅ…」
視覚から脳へショックが移って気絶した
>>120
思わず笑みを浮かべ、下をうつむいてしまう。
「汚水……随分な呼び方されてんねぇ、あいつも……」
そして、後ろを振り向き口を開く。
「ええ、ユラよ。久しぶりね……あのバカ(リヴァ)が、魔王さんと共に失踪したっきりだったのさ……」
会えて嬉しいよ、そう言いながら彼女に近寄る。
>>125
ふぅ……と、顔を曇らせながら、目をつぶり、また笑顔になる。
「とって喰おう……としている訳じゃないのよ、あなたのその綺麗な足を治してあげたいだけなの。そのために、私のお家に連れていってあげるのよ……」
一通り喋り、あることに気がつく。
「紹介が遅れたわね、私はオリヴィエ。呼び方はお好きになさい?」
>>126
「おいおい……すぐ気絶する癖も相変わらずだな……」
呆れたような物言いではあるが、その顔は至って優しい顔をしている。
「……城に連れて帰ろう」
>>128
(物の言い方に、scullも静かに笑う)
「…君も大して変わらないと思うのだが…
いやー待てよ…そうだ、私が来たのは…」
目的を思い出す
「…見つけてもらった所悪いのだが…ルー…いや、ニャルを知らないかね…?
何なら、主人の魔王の方でも良い…」
>>130
「はらほろ…」
至って健康そうな顔で気絶を続ける
>>131
「……さあね、私はついさっき城を訪れたんだけどね……魔王もいなかったわ。ニャルちゃんも、マリアさんでさえもね……」
暗く沈んだ顔で、言う。
「失踪したきりよ」
>>132
レイチェルをカウチにて寝かせ、二人は考える。
「リヴァ、きっとあの世界には君の方が長くいたのだと思うのだよ。あの人間関係の広がりから見てな……?」
「暗がりのそこから這い上がったら、すでにそこにいたんだよ……詳しくは……まとめねぇとわかんねぇ」
そうして、二人は紙にかきはじめる……
>>129
「……!へぇ、オリヴィエちゃんって言うんだ!オリちゃんって呼ばせて貰うね!」
(何かを思い出したかの様に、突発的に口を動かして早口で捲し立てると)
「私の名前はね、甘詠可憐って言うんだ。ここら辺を探索してたら迷っちゃったんだよね。」
(可憐、と名乗った金色の髪の、天使の羽根を模したかの様な髪飾りを付けた少女が、ペコリとお辞儀をして言った。)
「…………」
(ルー…)
やはり、か…
「…とりあえず、城に連れて行ってくれないだろうか…?
確か、城にはルー…ニャルが洗脳した、もしくは雇った使用人が
何人か残っているだろう…」
>>134
「ええそうよ、オリヴィエ」
よろしくと、可憐の頭を撫でながら言う。
「道に迷ったのね、そうね……
ここは人を惑わす魔性の森……魔の森の名前の如くね」
天を仰ぎながらに、オリヴィエが囁く……
「案内してあげるわ、さぁいらっしゃい」
と、亜空間へと入るように促す。
>>135
「もちろんよ、ほら、背中に乗って」
スカルフェイスの前にて背を向け、身を屈ませる。背負って連れていくつもりであるらしい。
>>136
「ふふふ、人に頭なんか撫でられたのは初めてだなぁ。」
(上機嫌そうにホワホワとしたオーラを出しながら呟き)
「あ、案内してくれるの?オリちゃんって優しーね!それじゃあ付いていくよ!」
(背負っているとんでもなく大きい鞄を背負ったまま、亜空間へと入る)
「…………」
うぅ、む
「…えぇい、背に腹は変えられん…失礼!」
(恐る恐る、ユラの背に身を任せる)
>>138
彼女を案内した先の世界は、首が痛くなるほどに大きな本棚が無数に置かれた、図書館のような世界だった。
机の上は、本で散らかっている。
「ここが私の世界であり、家なの。好きに寛いで?」
椅子に座るように催促する。
「大きな鞄ね、何が入っているのかしら?」
いつの間にか、ゆったりとした服を身にまとっていた。
>>139
「よいしょっと……大丈夫かい?」
スカルフェイスを軽々背負い、走り出した。
【そろそろ寝る寝る寝るね】
142:scull◆.s:2019/08/14(水) 00:37 >>140
「ぅうおっっ!?……う、うむ…案外いい感じだ」
未知の経験、その不安による恐怖が一瞬声が裏返る形で現れるが…
快い速度での走行、気分が良くなるに連れてそれが感じられるようになる
「……なるべく急いでほしい、多少の無理もさせて構わん」
>>142
「……ああ、大丈夫だけど……
命綱を一応つけるよ。万が一貴女が背中から落ちたときのためだけど……くれぐれも落ちないようにね」
やや足元が不安定な立地で、ユラたちは走る。
段差は、軽々と登っていく。
彼女の右腕は、復活したようだ。
(数十分後)
「……〜っ…はぁっ!」
(汗だくで飛び起きた)
「…はぅ…ふぅ…うぅ……」
呼吸を荒げ、不安のままに忙しなく周囲を見回して
>>143
「バランス感覚には一応の自信がある…何Gでも
掛けてもらって大丈夫…だっ」
立地の悪い足場、段差、視界がぐわんぐわん揺れ続ける
(た、確かに…無茶だな これは!)
安全性、それが無い乗り物はどれほど恐怖を与えうるかを
十分に理解して、振り落とされぬようにしっかりと掴みを強める
>>144
「ここは、こうじゃないか?……なんか違うな……」
「おや、目覚めたかな?」
ペンを片手に、二人の男が紙とにらめっこをしている。
魔王が、目覚めたレイチェルに気がつき、近寄る。
>>145
軽々というかのように、崖を登る。少し手を滑らせれば、間違いなく真っ逆さまである。
だが、それを気にする様子もなく、ユラは登る。
「ふぅ……
下は絶対見ちゃダメだよ、まあ、もう登りきるけどね……
寒くなくなってきたわね、もうすぐなんじゃないかしら?」
と、明るい声で話をかける。
>>140
「あ、寛いでいいのかな?ありがとー!暫く外敵が怖くてロクに休めてないんだよね!」
(ゆっくりと椅子を傷付けない様に座ると、オリヴィエが自分の鞄について興味を持っている様子に気付き、)
「コレのことかな?コレはね、今まで私が冒険して集めた全ての知識、財宝が詰まってるんだよ!願いを叶える運命の杯から幾ら食べても無くならない腐らないクッキーの箱まで選り取り見取り♪」
(自分の冒険者としての技量に余程自信を持っているのか、心底嬉しそうに語っている。)
>>146
ひっ
〈バタドンっ〉
(短い悲鳴が聞こえ、まだ目が眩しい小娘は寝ていたものから転げ落ちる…)
「っつぅ…いたぁぃ…」
>>146
「…あぁ、揺れには慣れないが高さなら大丈夫だよ…それよりも」
(…どうなっているんだ)
高所から見た、魔の森の姿は 早速自分が知っている形から大きく外れてしまっていた…
各所で生物が生息域を超えて争い、寒暖のバランスが崩れて植物が気持ち悪い事に、
…奥地に見えた滝の流れる峡谷に関しては…酷いも何もただの縦穴の様になっている
「…酷いな…」
(自身を緑の煙に変え、森の中を飛び回りつつ、生命力を少し吸収する、通った所は少々植物が萎れる)
「生命力が強い…が安定しないな、要調査だな」
>>147
「すごいのね、こんなに小さな体なのに。永刧に生きていけるかのようね……!」
オリヴィエの目も、キラキラと輝いている。興味津々である様子だ。
「ここはね、あらゆる世界の変革も受け入れない、平和な世界よ。安心なさい?」
>>148
魔王は、転がる少女にかけより、落ち着くようにと背中を撫でる。
「落ち着けって、ここは城の中だぞ?もう何も問題はない……」
リヴァは、立ち上がってバルコニーから外を眺めた。赤く滲んだ奇妙な満月が怪しく輝く。
「……嫌な世界だ。俺たちがいない間に何が……?」
どこか、リヴァシュナイダーの顔は苦しさに歪んでいるように見える……
>>149
「随分と、変な世界になったね……」
崖から眺める森は、なんとも歪な空気を釀し出している。
「魔王さんが、失踪したからかね……」
「……!誰かが近付いてくる?」
魔王は、ユラとスカルフェイスの気配を悟った。
そして、リヴァに並ぶように、バルコニーから外を眺める。
>>151
「そうそう!人間って言うのはね〜、好きなこととか、楽しいこととかが有れば、幾らでも生きていけるんだよ!」
(鞄からいくつか宝を取り出していくが、その時一つの銀色のシンプルなネジ巻きが目につき、取り出して見せると)
「コレはね、私のいっちばんの宝物なんだ!昔次元空間を彷徨ってた時に偶々見付けたの!コレ、【オートマタネジマキ】って云われてるらしいんだけど、コレを使えばオートマタが作れるんだよ!私も一個作ってみて………えーっと、試しに【ルベ】って名付けたんだけどね、凄い優秀なんだ!」
(ネジ巻きをクルクルと弄ぶ様に動かし、一頻り触った後に鞄の中に仕舞うと)
>>151
ユラの言葉にうなづく
「…ルーは少なくとも…5日前までは森にいた筈だ…
…デリケートなのだね、かくも深く、広い森といえど」
先程から、城へ近付く度に空気が澄んでいくのを感じる…
森で吸った空気はこうも澄んでなどいなかった
管理を失っている森が、日々の経つ度に悪化しているのは明らかだ
>>151
小娘の目に飛び込んでくる景色がハッキリし始める…
城の中…城の中…聞き覚えのある声……
「むぁあっ!!やっと此処に来れたんですねっ!!」
(急に元気な声とともに飛び起きた)
「ぁっ!お久しぶりですっ!女王さまの殿方さん!」
>>152
「へぇ……このネジがね?
……面白いわね!ルペ」
分かったような、分かっていないような笑顔を見せる。
「……ところで、あなたはどこへ向かいたかったのかしら?」
>>153
ユラは森を歩き、時折空を見上げる。
「淀んだ空……この森には似合わないわね。早く城に行きたいわ。それか女王さんの小屋……!」
と、口に出したとたんに、彼女は気配を感じた。自分を誘う何かの気配に……
『……』
……この気配は……!?
>>154
「女王……久々に、聞いたな……」
「悪いな、俺たちもここには久々に来たんだ……
何か、分かることを話してほしい。この森が、なんで、こんなに荒れたのだ?」
リヴァは、あくまでも優しく問いかける。魔王も、心配そうな眼差しを向ける。
【個人的な宣伝なんすけど、ツイッターできる方……
このリンク先の『Mr.都市伝説 関暁夫』という方に、ぜひ投票してくださいませ……
https://mobile.twitter.com/takkuOBC/status/1161630026430734336
どうかお願いします!!】
>>155
「…ぉぉ、あれだ…」
魔王の城、形のみは全く変わらない巨大な建造物が目に見えてくる
「…む…さ、流石に重かったかね…?」
慌てて澄み切った空気の地面に降りる
(…ちょっと食べ過ぎたかな)
>>155
「え……女王さまは…」
実を言えば、一番楽しみにしていた事…
「……ぃやいやっ!違う違うっ!うぅんっ!
っふぅっ…はい!お水さん!…実はわたしも詳しくは分からないんです」
(沈み込んだ表情を見せたと思えば、即座に心を奮い立たせて元気な声)
「…あー!でも!この森の生き物たちの中でも『とくべつ様子のおかしい』
子が居たりとか!!『メイドさんが森を守らせてる契約獣』が居ないって事、
わたし!走り回りながらこっそり調べておきましたっ!」
(独特なデザインのカエルポーチから、頑丈そうなノートを取り出す…
ついでに言えば、どやっとした顔)
>>156
「私は大丈夫よ、パルクールの世界チャンプを侮るべからず……よ?」
笑顔を作るが、森のざわめきを感じてすぐに真顔に戻る。
「……マリアさんの小屋は、この近くにあるはず……かしら?」
『……そうよ』
>>157
「……お嬢さん安心しろ、マリアは旅に出ているだけなのだよ。彼女の血筋のしきたりでな……
世界中を旅した後、またここに戻ってくるのさ
私たちの旅は、イレギュラーだったのだがな……」
魔王は苦笑いを浮かべながらリヴァに顔を向ける。
リヴァも、それに応える。
「……ノートか、助かるよ……
俺たちも少し、今までの出来事をノートにまとめたんだ。途中までだが、読むか?」
〜 俺たちは、唐突に眠りから覚めることができなくなっていた。
暗がりの中を、ずっとずっと。
だが、一筋の光が空から降ってきたんだ。それに近づけるようにと、ずっと走っていったら、俺はある世界にて倒れていた。青い鳥が無数に飛び回るような、青くすみきった空と、余りにも栄えすぎている大都市……
色んなやつがいた。俺たちの世界と競るほどに強烈な個性を持った面々が。
時を操れる少年、永遠の愛を運ぶ二人組の男女、人を凍らせることができる闇の戦士、陰謀論に身を潜めるカリスマ芸人、女装をするイケメン男子、蛙の姿をした始末人に、大喜利大会をひたすらに開いている僧侶……
数えていたらきりがない。この都市を歩き回るうちに、俺にも友達が増えた。ここには連れてくることができなかったのだが……
〜
ノートの記述はここで途切れている。
>>155
「でっしょー!………ん、何処に向かいたかったかって云う話だったね。」
(急に先程までのちゃらんぽらんとしていた表情は消え、真剣な眼差しでオリヴィエを見据えると)
「私はね、この魔の森を出た後、最後の宝を見付けたら………生まれ変わる気なんだ。天使に。…………帰るところなんて、ないんだからさ………」
(勿論オートマタも連れてね、と軽く付け足すと、さてと席を立って)
「少し休ませてくれて有難う。邪魔になると悪いし、そろそろ行こうか?」
>>158
冒険記の様なノートの記述に夢中で耳を傾けた後…
「…なんだか夢とはあんまり思えない出来事ですねー…とっても楽しそうで…」
(空想の中にその世界を形取ろうと思ったら)
「って違う違うっっ!女王さまは帰ってきてくれるんですねっ!?
ならよぅしっ!わたしもこの森ももっと磨いておかなくっちゃっ!」
帰ってくる女王さまを、びっくりさせてやろうと息巻く
>>158
「…体力と実力に自信があるのは分かった、十分に…
だがちょっとこれ以上は私がしんどい…」
〈ヂャギッ〉
首の骨を鳴らして、唐突に散弾銃を気配の方へ向ける
「…警戒が今の所最優先なのでね…誰かは知らないが、寄るんじゃあない」
忘れ 去られて…
墓標の1つもなしに 目を見開いた亡骸は峡谷の底にあった
時の流れから切り取られていたそれは
土に還る事すらも出来ずに ただ暗闇の中に沈み続けている
青白く 冷たく染め上がった体に もう白と黒の衣は似合う事はないだろう
看取られることも無いまま ただ亡骸のみがそこにあるのだった
・・・・・・・・・・
(南森 熱帯)
何処だ・・・何処だ・・・何処だ・・・
探せど探せど、その姿は欠片も見えず
………………
『・・・・・・・何処だ…何処に…」
人間体に戻りながらも
南森を探し回る
(魔の森 東部:密林地帯...)
動物も 魔物も…阻んだ者たちは地に転がり 木々は薙ぎ倒されていた
破壊が、広く及んでいた
(破壊された密林の奥…)
ま…だ……
「.....何処だ...何処に.....何処に居ると.......」
巨大な獣が 血を吐いて横たわる…
その傍らで、疲れに疲れ果てた様相で黒色が項垂れていた
…日が落ちようが、線を越える獣たちに襲われようが、探し続けた
それでも、見つかりはしない
・・・・・・・・・・
・・・・・・
「……・・・…………」
2日が、経った
それでも、足取りの1つも分からなかった
一体、何処へ行ってしまったと言うのだ
手は もう…届かないのか
……久々に来てみたら…変だ…
……ん?ニャルちゃん?
(弱ったナイアを見ながら)
...何だ...ここまで来てニャルラトホテプを探してたのか...執念深い奴だな...
(空から)
……わお、空から来た…知り合いか何か?
……ま、別にいっか…すぐ帰るし…
...ザレッド·イニール...総大将...ってところか...一度でも目にかけれてよかったな...
173:ザレッド・イニール◆rDg 手と腕を操る魔人:2019/08/19(月) 13:02 ……あら、知ってんだ、俺のこと…
ま、別にいいけど…懐かしい森の様子見に来ただけだし…
……あの子の被害がどんなんかも確認しにきただけってのもあるけど…
・・・・ん
「……誰かは知らないが…私はその子の姉だ…」
顔を上げる
「…あの子が何処に……何処に居るのか…知っているのならば教えて欲しい」
……ごめんね、お姉さん…
俺達を…恨むんなら恨めよ?
……ルージュを、城に匿ったり…してるしね
(薄い笑みを浮かべながら何か他にも隠している様子)
…………
「…私も多少は頭が冷えた……復讐を考えるよりも、あの子を黄泉返らせ
犠牲も少なく止める法を考える事が先決なのだ…そんな羽虫など二の次だ、だが…」
(やにわにザレッドの胸ぐらを掴む)
「…貴様らは何を企んでいる……何者の手にも余るはずの『種族の力』、
それも頭一つ飛び出るどころでは無い『旧』の神力を…何者であれ
種 以外のものの行使は破滅を呼ぶ力を…何に組み込もうとしている…」
………真の姿に戻るためってことかな…はは
……俺達は別れてはいるけど、元は一つの体…復活するためには大きな力…
そこで、友達(ニャルちゃん)の力をもらったってわけ…ひひひ
...成る程...まぁ...俺には関係ない話だったな...
179:ザレッド・イニール◆rDg 手と腕を操る魔人:2019/08/19(月) 14:30 ……もう少しでできそうなんだよね、ありがたいことに…
…真の姿に戻った日には…ふふ…あぁ、楽しみ…だね、俺達の復活は…
…世界を変える…ってね
(指を鳴らしたり、ありえない角度に曲げたりする)
...そうか...それは楽しみだな...
181:ナイ=ア◆.s:2019/08/19(月) 14:33 ・・・・・・
「…最初から友人関係はそれが目的か…ふん」
放り捨てる
(踵を返すと、北の森へ歩いて行く…)
「……黄泉返りだけではならんな…剪定をしなくてはならない…」
おんおん、楽しみにしとけ…
とっくに魔王っていう名前も捨てたし…
まぁあれも嘘だったんだけど……
…後一つ、体が揃えば…時間によっては完成するし…
…まさか、最初は友人だよ?最初は…
でも、あの力!あれだけの力を持ってるんだ…貰いたくなるだろう?
…まぁ、ありがたく、使わせてもらうけどね…くひひ…
...あと一つの体だけでこの腐った世界を変えることが...?
185:ザレッド・イニール◆rDg 手と腕を操る魔人:2019/08/19(月) 14:38 ……できるだろうねぇ、ま、もうすぐだよ、もうすぐ…
…赤は復活できる…あぁ…楽しみだ…
「貴様が世界を変えるだと…?笑わせるな、世界は井の中の蛙が為にあらず…
貴様には分からんのか?天に微笑む審判が地の底に猛る者たちが、
全てのものに届かぬ物があるという事を…貴様の戯れ事など広く悠久の世界の中の
稚児の沙汰に過ぎんと知れ」
...ならばわざわざ「アイツ」に会う必要はない...か...君に会えてよかった...赤の復活...実に楽しみにしておく...では...
(空を飛んでいく)
……生憎、戯言にはしないつもりなんだよな
今の俺達じゃあ敵わないけどよ?
…完全なる復活をしたなら、少しは手ぇ出せるし…まぁ、多分だけど…
……天に唾吐いてやるっての…はは…
「…そして貴様が私に、妹に牙剥かんとするのなら
其の時教えてやる…貴様が届かぬ物が目の前にいるという事を…
『手に余る』がどういう意味なのかを」
振り向き 見たことのある冷たい顔を
「…せめて命を惜しむがいい、妹が友故の最後の慈悲だ」
……惜しむ命なんか、ないようなもんでね…
まぁ、こっちも楽しみにしてるよ…対抗する勢力は多い方が燃えるもんよ…
(指を枝の様に伸ばし、それにかぶりつきながら)
……あ〜…足りない…
(雲の上から会話の内容を流し見しつつ)
「うーん、感無量大ってところかな....」
・・・・・・
「……しかし…」
広大すぎる・・・
(大木の上から見渡した森の景色、見れど見れど果ては見えなかった)
ここから探したのでは…森の全体像を把握するだけでも一体どれ程の…
そろそろ、辛くなってきた…
「……ええぃ…隅から隅、それすらも分からぬとは…」
先も思った通り、この森は広大過ぎた…
たった1つ、大きくも無い探し物をするには些か向かない
「……妹の友人…カレン、とかと言ったか…」
あれの知恵でも借りれば良かったか…
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「…………」
ダメ、か…
(そもそも、ここまで広い森…手掛かりも無く探すのは無茶が過ぎるのは分かっていた…)
「…せめて……あの子の残留した物が……」
残留する物……
「……ん…?(そういえば…」
『自分は何故、あの「はいてく」な城に行ったか?』
同族の 気配
「………望みは、ある…か」
ルーク,ディス,カーン
ドゥ,ハウ,モラール,ラ,クォール
(魔の森北部 :氷河地帯)
氷の洞穴の奥…
出口に向かい、黒は呼び掛けを続ける
『 早く来い 』
ラース,ヴァ,ロス,コール
「....嗚呼、痛い目に逢った。」
(遠くからナイ=アの居る方向を見つめて)
[ピク]
…この気配……
「…何に手酷くやられたかは知らんが…」
今は関係ない
(洞穴を飛び出す)
「………………………………………………………………………………………………」
広大無辺な森の捜索
無限に続く無限
北極で落としたアイスを探せと言ってるようなもの…
「…………………」
できない
「…しまった、天使に集合場所を伝えていなかった…」
仇、それは気付けたはずだが…
(ザレッド)
「……………」
意識を持っていかれていた事、それに初めて気が付いた
「…注意力…」