永久に続くような夜闇と森と
その中で私は待ち続けましょう
貴方様にそう、誓ったのですから__
「 ....胃痛も激しくなってるんじゃないッスか? 」
( 足から触手を外せとでも言いたげに )
「 甘さとカワイイ成分は表裏一体ッス 」
「 知りませんよ、それについて他者が知り得る出来事があったとしても、です」
( 背から伸ばしていた様で、 するりと引っ込んだ触手は腰から上へ消えた )
「 … 他者を知る事は良いもの、しかし未だに貴女の様な見方は奥を知れません」
「 自己管理くらい出来ないんスかねぇ 」
「 そりゃあ、自己の心理を悟らせないのは常識でしょう? 」
( ニタァと口端を吊り上げて )
「… 耳の痛い一言です… その考え方、過去の私も重としていた事がありますが…
貴女の場合、それを貫く上に… いえ、やめておきましょうか」
( 片手で十弦色の口に触れて、吊り上がった口を常時のものにする )
「 … (似合わない表情…)」
「 触んないでくれると有難いッスねぇ、人との触れあいは求めてないモンで。 」
( 「 うげぇ 」と心底嫌そうな表情をしながら )
「 何か言いたいコトでも....まぁ、其は有るかもしれないッスけど。あの子への花束も録に買えやしない 」
「 あら、そうですか… 間接的ならば大いに喜んでおられましたので ついつい…」
( 何か反応を示すでもなくただ離す )
「 余計な詮索は仕事の領分ですか?…その様な貴女へ掛ける言葉は、
アネモネの花束でも買って行くといい、という事くらいですね 」
「……」
( コレに、『個人価値観における他者への余計』は存在しない、
そんな事を自分の常識に叩き込んでいた事を思い出して、先の言葉を悔やむ )
「 ....人間、他人の温もりを忘れたら御仕舞いッスよ。 」
( やや思い詰めたかの様な表情で )
「 仕事の領分ッスよ、私だって冷酷な人間としての心を喪ったアンドロイドじゃないんスから。アネモネ....伝えたかった言葉が伝えられるかは分かんないッスけど。 」
「 .....どうせなら教えてあげましょうか?私に何があったか 」
「 …貴女が言うと、私にとって馴染みのない言葉に聞こえますね」
( 椅子に座る )
「…………… 」
「 … 半信半疑で聞く事になるのは言うまでもありません、
場所も場所ですし」
( 無言でしばらく話を頭に入れ込むが、 当然の様に『聞く』前提である
自分に妙な不思議さを覚える… )
「 それを口から出すのは貴女の自由ですけれど、
信じる信じないは私の権利です… それ以上の事はありませんので
それでも、話すのであればどうぞ 私はただ、耳に入れるだけの事ですから」
「 そんなに私って胡散臭いッスか? 」
( 少々困り顔のまま )
「 別にすべてを信じる必要はないッスよ、
寧ろ最後は『虚言』だって切り捨てて貰っても構わないッス。 」
( 神妙な顔付きのまま、それでもいつも通りに口角の端は上げたままそっと囁き )
「 ....じゃ、先ずは私の過去から話しましょうかね 」
「 … 私が、根に持つタイプだと言えば… この評価も納得できると思いますよ」
( 言いつつも、表情は見かけ変わらず 真剣さを帯びる )
「 (....言ってくれちゃって)… 私は、聞く と… 言いましたよ」
内心は、 何処か…
「 まぁ、人の虚言を聞き入れない、しかもフィクションを否定すると来ればアンタに冷たいのは当たり前ッスけどね 」
812:ニャルちゃん◆.s:2019/10/06(日) 15:20 「 それが、私を脅威とも見るでも無いというのに…
わざわざ、私に回りくどく妙な態度を取る理由も知りたいものですね」
どうせ 暇つぶしの類でしょうけれど
「… 切り捨てたいのなら さっさと言って消してしまいなさい
得にも損にもならないもの腹奏されるのが自然、の筈ですし」
「…それで 結局、保留ですか?」
「 メタな話をすると、リアルでスマホ没収されちゃったッスからね 」
814: 新見川 すみれ ◆96:2019/10/06(日) 19:00
「 私はッスね、小学生くらいの時でしたかね?誘拐されたんスよ。しかも家族とのピクニック中に。森に入ってった時に迷子になってそのまま....もう家族の顔や人柄は殆ど覚えてないッスけど。 連れ去られた後に変な所に連れていかれて、其処で身体検査や知能検査、顔の黄金比への近さを調べる検査をさせられたッス。優秀な人間かどうかを見極める為だったんでしょうね。 」
「 其処で私は基準点を満たして、《 エンターテイナーとしての試験 》の為に社交術やメンタル向上のノウハウをビシバシ叩き込まれたッス。途中で人がボンボン死んでいく番組を見せられて精神崩壊する子も居たッスけど、それは正直気にしていられなかったッス。 」
「 それでその試験にめでたく受かったのは良かったんスけど、やっぱり若いから色々と嫌味言われたりはしたッスねー。それを止めてくれた人も勿論居たッスけど。 」
「……意図が分かりませんね… 貴女が、優秀だったにしろ…ふぅむ…」
( 話を聞き、思慮を深くしていく… )
「 ……… 」
( 未だに誰も戻る気配のない ただ空虚さが残る部屋を片付けて回る )
その行為は意味あるものと信じて
「 それでエンターテイナーになって…一回、実際にコロシアイに参加させられたんスよ。んで、ソコで考えを分かち合える親友と出会って、生き残ろうと頑張ったんスけど……その子は、私を銃撃から庇って死んじゃって。 」
「 …こんな私の為に死んじゃったんスから、せめて花でも添えてあげないと釣り合わないしょ? 」
「 … … ふぅむ、別段… 感嘆する訳でもありませんが」
( 百合の花束を背後から表し、それに彼岸花を添える )
「…… 手間は省いて差し上げましょう せっかく話していただいたと言うのに
何も 見えることの出来なかった迷惑料として受け取っておいて下さい」
( 花束を差し出す… 顔には現れていないが、腕の震えとして
心が穏やかではない事は誰にでも理解できる )
「 ……結局私は黒幕を倒したんスけど、ソコで決めたんスよ。こんな私のコトを大切に思ってくれている人が居るなら、それに報いるべきだって。だから、この仕事は絶対に止めはしないッス。 」
( 表面上は無表情だが 幾分か声は震えており )
「 …… … 私とした事が、またも情に流されようとしていましたね…」
( 握りしめた拳を解き 腕を組んで平静を装う )
「…だからと言えども、それで平然と掻き乱された
私達としてはだから何だ、と言う他ありません」
( 「ただ 」)
「貴女が虚言を申している訳ではないのなら、一定の信頼には値します…
その話もにわかには信じ難い物ですけれど、此処までおかしくなった人物
を生み出すには十分な経験でしょうし…」
( 言う途中で頭を抱える…「何を言いたいんだ、私は」)
「 ……んー、悪いッスけど、私は自分の仕事に誇りを持っているのでね、信用とか一切合切いりませんしぃ?仕事も愉しんでしてますから。 」
( 「 アンタの好きな様に解釈しろ 」とでも言いたげにグラスを傾け )
「 もしかしたら、フィクションの親友かもね。それだけのお話ッスよメイドさん。平穏を乱すのが、私様のお仕事ッスから。 」
( 最後にふっと寂しげに笑うと )
「 ……… 」
( … この人間を眺めていると 今までとなまじ違う分様々な念が湧いて出る… )
この人間は包容力を求めていたのだろうか
…私には求められるほどのそれは無い
…… 虚無感も自責も… 何をしたところでこの人間は何も示さないだろう
…私よりも、この人間は優れていると豪語した事があった
あるいは本当にそうなのかもしれない…
古箱に閉じ籠った白と黒のお化けと
空を自由に羽ばたいていく秘めた小鳥とでは出来ることは天地の差
…人が見れば優れているのは 本当にこの人間の方なのだろう
…あぁ無力で 足りなくて 飽きられて 執着して…
「 … なんて惨めな化石なのでしょうね 」
「 ……アンタは知らないだろうけど、 」
「 私、自分の恵まれてる環境に気付かずに卑屈になってる奴って一番キライッス 」
「なら、貴女には感謝すること以外できないという話ですね」
( 椅子に座り、色々と考えてみることにした… )
「 …アンタは親友も居るし仕えるべき人もいた、少なくとも私よりはずっと恵まれてるッスよ… 」
( ギリリと睨み付け )
「…… 見限られた理由、堕ちた理由、…
自堕落、貴女に軽蔑されるのも無理はないでしょうね」
( … 今更、気付いて… )
「 …尤も、片方は私と違って心から絶望してるッスけどね 」
828:ニャルちゃん◆.s:2019/10/12(土) 00:46 「……いっその事、貴女が言う通り私と言う存在なぞ、
社会的だの言うもので消し去ってしまえば良いのではないですか?
不快感を感じる、精神的に嫌う、仕事的にも…百害あって一利なし、私の事を言うのでしょうし」
「 ・・・ その絶望も、私が所詮親友と呼べる資格すら無かった為の話…
あの子に私の何が届く訳でもなし、予定通りその度の同伴でもしましょうか」
「 …さぁ? 案外、裏の事情は知ってるんじゃないッスか? 」
831:ニャルちゃん◆.s:2019/10/12(土) 00:51 「 ………はぁ、虚無感…」
( ……… )
「……ゴミならゴミなりに、頑張らなければならないのでしょうね」
「 ゴミなら、せめて希望の踏み台になるべきでは? 」
833:ニャルちゃん◆.s:2019/10/12(土) 00:54 ( ……… )
「……今更、何か変わるとは思えそうもありませんが…
唯一、確かな形で近くに居るのがあの子のみ…」
「やるだけ、やってみる事にしますよ」
( ぱんぱん、自分の頬を叩いてから 城の中へと入る )
「…色々と、感謝致します」
835:ニャルちゃん◆.s:2019/10/12(土) 00:56 けど
「……心底、嫌な人間ですね、貴女」
( だからなのだろうけど )
( 少し心の底で笑うと 城の正門を開く )
「 彼女は尽くイレギュラーッスからね…それこそ絶望が引っくり返って、希望になっても可笑しくない 」
837:ニャルちゃん◆.s:2019/10/12(土) 01:00 ・・・・・・・
かといって
「……」
知って居る訳でもない
( 虚空の中に何かを見た気がして その通りへ進む )
「 ……まー、好きな様に動けばイイッスよ、止めはしません 」
839:ニャルちゃん◆.s:2019/10/12(土) 01:01 ・・・・・・
決意表明
知人を助ける
「………」
( 親友と呼ぶ資格無し )
・・・・・・・・
「…さて どう謝りましょうか」
カレン
( さぁ、どうかね )
・・・・・・
「私なりに言えば 今まで貴女にもらって返してなかった分
何をしてでも返そうと思っていますけれど」
「 良ければ 私が親友たりえなかった所為で貴女が
どれ程私に失望したのかを教えてもらえませんか?」
……………!!
「え、何の話?そんな積もる様な話したっけ!?」
「(… 」
「愚か者はやっと気付いたのですよ、貰うだけもらっておいて
どれ程返していなかったのか、どれ程失望させたか」
「最早親友と呼ぶ資格は私にありません
少なくとも、今は絶対に 」
「 えー、止めてよそんなの…私にとったら、ニャルちゃんは親友なのに 」
846:ニャルちゃん◆.s:2019/10/12(土) 01:26
・・・・・
「……貴女はもう…冗談を言えるような
私を騙してくれたような余裕がない事に…」
「今更、今更気付いてしまったのですよ
カレン=アーティフル・コマンド」
「 ……だからさ、何の話?急にそんなシリアスになられても苛ッとくるんだけど。 」
848:ニャルちゃん◆.s:2019/10/12(土) 16:15 「…… いまだに、簡単に話すことができやしませんね…」
( 何回目か忘れた 頭を抱えて )
「…要するに」
( 頭を下げる )
「……ごめんなさい、をしに来ました」
……
随分、縋り付いて腐った…
( 本当に、主人なき城を見上げる )
…………
割り切ることが出来なくて どれ程…
怒りを、負の感情を振りまいただろうか
仕えるべき、偉大なる主人はもういない
後に、誰一人残さぬ… 残り香のみを残して
最近になって、ようやく私は気付く
主人たちは あるべき所へ行ったのだと
………………
待ち続けて 彼の呪縛になる事を… そして私の負となる事を
偉大なる彼は望まない 望むはずもない
なら… 私が、
枷の外れた私がすべき事は…?
……………
一つのアテを考え付き、既に必要な荷物を持ち去った無人の城を振り返る…
……
「今まで、本当に御苦労をお掛けしました」
「今まで、本当に世話になりました…」
最後に頭を 深く深く、海の底までを錯覚するほどの時を感じながら
今尚 しっかりと立ち続けている城に 佇む森に自らの小さな頭を下げる
「行って、参ります」
「本当に、本当に… ありがとうございました。」
それのみを言い終えて私は出口兼入口へと足を進める
途切れた糸を惜しむかの様に
『魔の森の木たちは月夜の風に揺れていた』
後には 番を失った広大な森が残るのみだった
……
856:ニャル◆.s:2020/04/05(日) 19:26 「 ……はぁー… 」
( 久しぶりに戻って来たこの城の… 大半を分身して掃除中 )
「 大丈夫、ニャルちゃん……無理してない? 」
858: ◆T6:2020/04/05(日) 19:47
ねぇ、………ここら辺で人間みなかった?……背の小さい、女の子
( そういうと、すとんと地面に足をつける。爛々と光るコバルトブルーの瞳をそっと細めて、人を見つけるとかけより、声をかける。彼女の右手には身長と同じくらいの大鎌が握られており、傍らには彼女の付近を浮かぶ分厚い本が浮いている。彼女の瞳には殺意はないがほんの少し警戒の色が混ざっており )
「 ……無理はしていますが、ご心配なさらないで下さい 」
( 多数居るうちの一人… 無表情の度が深い1人が
カレンに近づき、抑揚もあったものでは無い喋りようをする )
「 …貴女もさぞ、ご不快でしょう…?…此処で少しでも、お気持ちを
整えて下さい 」
「 ……知りません… 私は今日に至るまで一切
この地へと戻る事がありませんでしたので… 貴女は誰ですか 」
( 礼節が薄い喋りよう )
「 …ありがとね、正直言って彼処までだとは思っていなかったよ
絶望的、だけどこれはあんまり良い絶望ではないね 」
「 ………絶望…それは、まだ分かりませんが。
今の心情に近いものがあるということだけは分かります 」
( 幾分か 機械的に )
「 …ゆっくりしていて下さい 」
( 言い残すと、ドアに手を掛ける )
あぁ、そう、それは悪かったね……
( そう言われると少し困ったように眉を潜める。ぎゅっと唇を結んだあと、はぁとため息をつく。あのこの命は今日までなのになんて頭のすみでおもいながら、ベールをそっと外す。なかでも目を引くのは夜でも爛々と光る瞳だろう。そのままそっと言葉を紡いで )
アリア……しがない死神だよ
>>860
「 えへへっ、心配してくれてありがとねん。
ニャルちゃんは相変わらず優しいなあ 」
( にこやかに )
>>863
へェ、キミアリアちゃんって言うんだ… また逢ったね
( 豪快に礼節もなしに玉座に座れば、
歓迎するよと指をくいっと動かしつつ )
「 ……… 別段、私は不機嫌を強いられてなどいません。
かと言って他の情念に対する反応もありませんが 」
( くるりと容姿を確認しては興味も敵意も善意も何も感じず感じさせずに )
「 ニャルです。必要があるのなら今後、お見知り置きを 」
「 ……優しくなどありませんよ、私など 」
( 言い残し そうやって去る )
( 機械的に 絶望の片鱗的に )
そうだけど……またね、にしても会いすぎな気がするけど
( やはりどこかに苦手意識があるのかうぇっと顔をしかめながらそっと呟いて。はぁとため息をつけば、傍らに浮いていた本をとり、ページをめぐる。あと六人と呟いたあとそっと目頭に手を添えて、 )
>>865
旧神……だっけ
( 目を細めて相手の瞳をみれば入ってくる相手の情報と、年齢。そのまま目を閉じて無表情の相手をみやり再び大鎌を握りしめる。何をするわけでもなくそのままその姿を見送るが、少し考え込んだように顎に手を当てて )
>>866
「 …ニャルちゃん 」
「 ごめんね、私が絶望に毒されすぎたせいで 」
>>868
「 私はいつだって神出鬼没で裏表のある天使だからね
…キミもそれは分かってるでしょ 」
( 顔を覗き込めば )
「 ……そうであるという事実が、貴女様を経由して
私めの実害にでも繋がる…そんな事でもあるのですか?」
( 腕を組む事なく )
「 …そういった貴女は何なのか、私を無許可に知り得る分には
教えて下さりませんか?始末かもてなしか…判断がつきかねます 」
「 …… カレン、私があの偽物を何故、あれ程虐げたのか分かりますか 」
噂には聞いてる……ただここまでだとは思わなかっただけ
( 顔を覗き込まれ思わず二、三歩後ろに後ずさればまた眉を潜めて、本をパタリと閉じればまた傍らに浮かせる。そのまま目を合わせているが気まずくなりそっと視線を反らす。その先には綺麗な満月が浮かんでおりそれを思わず睨み付けながら再び深いため息をつく )
>>871
「 …それがあるちゃんにとって必要なことだと考えたから、かな。間違えたらごめんね 」
だから、死神だよ……変な呪いにかけられた月を恨む、ただの死神
( すうっと傍らに咲いていた花を一輪摘み取ってそれにそっと口付ける。するとその花は枯れてしまう。無論そこに止まっていた蝶も。まるでこれが呪いの証明だって言わんばかりに枯れた花を差し出す。 )
>>872
>>874
「 どうやら知ってたみたいだね、なら話は早い!キミの物語を色々と聞かせてよ! 」
( 私が色々な物に興味を持つってのは知ってるでしょ、と呟き )
「 …その必要性は今でも信じていますし、理由の一つです。
しかし何故、あれ程か…それは過去の私に 正にゴミ屑の様であった
学園戦争や森での一部の私の様であったからです 」
「 それを思い出し 私は勝手な激情に駆られて必要を越した
行動ばかりを起こしていました。…かつて貴女が言った事の解釈をして
やっと今、私には必要としない物を再認識しました 」
「 …私は2度と自らを優しいとは思いません、私は生きるだけです 」
死神………人の魂を回収するただそれだけのルーティンだよ、まぁ、他の死神とは変わってるけどね
( 君のはなしを聞かせてと言われれば、相変わらず月をみたまま話し。言い終わると肩をそっとすくめる。余計なことを話すべきじゃないと思ったのか再びぎゅっと唇を結び )
ね、つまらないでしょ、天使
>>877 好奇心旺盛な天使
「 …あのね、ニャルちゃん 」
「 ニャルちゃんが例え自分の事を優しいとは思わなくても、私は思い続けるよ
だってニャルちゃんがどんな行動をしようが何だろうが…… 誰からも下らないって一蹴された思想を理解しようとしてくれた事、そして私の親友になろうとしてくれた事。私は忘れないから 」
「 端から見れば馬鹿みたいなこッ恥ずかしい言葉かもしれないけど、ね 」
「 …確かにツマラナイ 私だったらそんな日常を送り続けてたら、絶望に塗れて一瞬で死んじゃうかもね。ま、キミはスゴいよ 自信を持っていい 」
「 ……私の頭の中では貴女は常に親友です。しかし
……ニャルちゃんは死にました。これより生きていくのは
ニャルラトホテプでしかありません 」
「 ……最早、私に感情など月並みですが。
…その言葉 ニャルちゃんが生きていた頃に言って欲しかったですね 」
( 掃除を再開する )
「 ありがとうございました。では 」
「 ……………… 」
( …… )
君はそんな簡単に絶望しないとおもうけどね……
( そういうとそっと肩をすくめる。ベールの向こうでは珍しく柔らかに微笑みながら )
>>881
「 ……違う、 」
( 涙を溢しながら、強く足を踏みしめ )
「 …どうしてッ、どうしてそういう風に勝手に死んじゃっただの何だの言うのさ!…一人で何でもかんでも決めて、さ 」
「 ……私を置いてかないでよッ! 」
( 今までの凡てを投げ捨てて 形振り構わず そう叫べば )
( …… )
( …… )
「 ……ーー… ……現時点で、今の時点で…
貴女に対する、ニャル“ちゃん”による変なイメージは払拭されました 」
( ため息 )
「 …… 絶望だのと … 私の在り方を遠回しに否定した頃の貴女は
いきなり何処へ行ってしまいましたか…?…全く。」
「 …… 」
( 前までは表情を崩さずにいたものの、今回はガチ泣き
濁流の様に涙は塞き止めても溢れてくる )
「 !?」
( 瞬時に駆け寄ればハンケチで涙を拭い、背中を撫でる
10分にも満たない凍結はもう解凍済みになった )
「 いぇっ あ ぁ あのぉっ!?… ごめんすみませんからあのっ!」
あたふた
「 … 泣いてなんか、ないもん 」
( 分かりやすい強がりと共に…
ハンカチで顔を拭いた暁にはらしくない少々しおらしそうな顔 )
「 っい い い…… 」( 2枚めのハンカチ出して、触手で乱れた髪整え… )
「 言ってません!」
( 心底そう思っていたのは秘密だ…。)
「 …うぅ、結局こうなるんだからもーう…… 」
( いっっっっつも私はニャルちゃんに負ける、と悔しそうに )
「 いえ… 実力勝負では一度も負けた事がないでしょう…?」
( あせあせとメロンソーダアイス付きを触手で作ったりだの
ハンカチまた変えたり背中さすったり… そんな中でも、何処か )
「 ………( …なんだかんだ、こんな感じが一番良いですね… )」
( そう、思いながらハッとしてリカバリーを続け )
「 心理戦の話だよう…… 」
( 背中を擦られれば 子供扱いしないでと
ぶすくれて急に不機嫌になるが、先ほどの様に冷酷な彼女にならないかを地味に心配しており顔色を窺いながら話す )
?
「 …ぇーと、別に… 寧ろ私が負けた事の方が…
というかカレンにはそれで勝てた覚えが無いのですけれど 」
( 慌てて さするのをやめれば… 「食べます?」と
机のホットケーキとアイスメロンソーダを指差し、励ます笑顔はちょいと
困惑のせいでかなりぎこちない。その様子はなかなかに滑稽で )
「 あの… とりあえず身勝手は謝りますし反省しますそうしますから…
ええっとー 食べて、許してくれま…せん?」
「 私よりニャルちゃんのがずっと賢いもん… 」
( ガツガツと大急ぎでメロンソーダとホットケーキをパクつく、
美味しくてフォークが止まらない…!! )
「 …… ふふっ 」
( 何気なく ちょっと気付けば反対側で頬杖付き
大急ぎで甘味を口へ運ぶ様子を微笑と共に眺め )
「 ……そんな貴女は、私より可愛いのですけれど 」
「 可愛い、まぁ私が可愛いのは当然でしょ!…とまでは割り切れないかなあ、うん 」
( 幼稚って言葉の方が似合うんじゃない?と
自虐的に )
「 ……ともかく、まぁ… 」
( 結構、崩してカレンの頬に触れて )
「 ありがとうございますね、カレン …
…あと、私は絶対に可愛いを推しますよ?美しいでも異論はありませんが 」
「 気にしなくていいってば、だって私達は親友だもの… 」
( 何だか眠たくなってきちゃった…と目を擦り )