此処が何かって?
にが〜いジメジメと、チョコみたいに暗い森林…
そうさ!チョコレイト・ジャングルさ!
夢を抱いて入り込んだやつは、みーんなビターな味を思い知って
逃げ帰って行く森さ!
『スイーツバイオーム 観光案内』より引用
……っぁ…あっ…や、柔らか…ぁっ!?
っ…く、くすぐっ…たぁいっ…
(必死に声を押し殺して)
困り声を他所に すやりと目を閉じている黒は遠慮なく眠りの良きに落ちる…
(きゅ)(ちゅる)(れろ)
人は本能として、眠りの最中に口に吸い付くものがある事で安心する…
この黒は人でもない割にそんな感覚があるのだ
(指を噛む[弱]吸う[無害]舐めるを人懐っこく繰り返す)
更に安心故か腕に抱きつく力も多少は緩み
程よい体の温かみがザレッド腕に自然と回る…
…っ…ぅ…なんか…あったかい…けど…こしょばいし…
…むぅ…後で怒るからね…はぅぅ…
……妹と違って優しくて…いいなぁ…はぁぁ…
…あ、やばい…また眠く…
(ウトウトし始める)
……(ぱち)
指を口から離す
…
まだまだ眠たそうな目を細々と開けて 凛としない黒が上体を上げる…
(「邪魔」と言いたげにザレッドの右腕を上側に退けて)
(ぎゅ)
……「…ー…ん……」
今度はザレッドの右腕を枕に寝転がると 胴に抱きついてまた寝息を立て始めた
心なしか先程よりも寝顔がやすらか…
…おい、起きたよな今…おぉい…身勝手ぇ…
……はぁ…全く…そっちの方が心地いいのか…?
(暇そうに、空を見上げる)
…よしよし…(腕を曲げて、頭を撫でる)
………
…すき
(頭を撫でられた途端にいっぱいの笑顔でザレッドの体に顔を埋めて
無意識のか弱い全力で抱きつく力を上げる…ただ黒の体温が心地良いだけ)
……
ぴこぴこと 後ろの腰辺りで衣がひとりでに動くように揺れる…
足では、無い
上ミス
227:ザレッド・イニール◆rDg 手腕の魔人:2019/09/16(月) 22:56 ……あぁっ…!?今なんてぇ………??
…う…ず、ずるいよこんなの…うぅ…
…(顔が少し赤くなっている)
……………
それには黒は一切答える気など見せず…
ただただ心地良い眠りに落ちるだけだった
(するり、と…後ろ腰辺りで動いていた物が衣からちらり…
…ふかふかな感じの、尻尾)
……一日中寝ちゃったなぁ…
…で、何これ、尻尾…?……ふーーん…?
(好奇心で手を伸ばし)
…(………)
無論、眠る黒は抵抗も勧める意思も見せない
ただ気持ち良さげに眠りながら尻尾を振るだけ…
(ザレッドの手が近寄ってもまるで抵抗なし)
……ぁ、結構もふもふしてる…柔らかい…
…(少し夢中になって優しく握る)
……ほんと、可愛い…はぁ…ふぅ…
……っ…ふ……
(埋めた顔から 反応するようにか細く声が漏れる)
眠る姿勢は変わらない しかし ぴくんっ と尻尾が張る
……ぁ…やばい…加虐心がくすぐられる…ちょっと…ドSになる…これは…
……これちょっ…可愛すぎて…
……(尻尾を優しく握り、くすぐるように触る)
…ん……っ
(目は覚めていない、しかし反応が本体にまで及ぶ…
仰向けになり、隠すように腕を目の上に置き、その体勢のまま反応が続く)
ひ…ぁ……
……っ…やばい…ってこんなの…
(ぎゅぅと体を抱きしめながら、尻尾を繊細に触る)
……ペットかよっ…可愛すぎて…やばい…
…ん…んぅ……っ
(目を隠す腕が外れ、赤っぽくなって汗が流れた黒の顔が露わに
抱きしめられた体は抵抗しようともせず 少しずつ 強くなる甘い声を漏らす)
ひ…っ……ぁ……ん…
………やばい…自制できなさそうだし…うぅ…や、やめとこ…
…っ…もふもふ…うぅ…あうぅ…
(名残惜しいが、手を一旦離す)
っっ……はぁ…はぁ……
(額に腕を置いた、その下の顔は赤みを帯び、頬は熱く…
荒い呼吸と少し野間を置いて流れる汗)
尻尾は、少しだけピンとした後で へにょりと動かなくなった
(…見れば、動いた影響で少し衣がずれ、うっすらと透ける胸元のシャツが露わに)
………アウトアウトぉっ!!だめだっ、ガチでダメなやつだぁっ!
(慌てて目を逸らす)
こんなんだめだめっ、ガチでだめっ!
(手で隠し)
(ぐっ)
隠そうと出された腕を 押し退けられ、逆にザレッドの両肩が掴まれる
「…,…ふーっ…ふー…」
…怒り、というのは不適切…深く燃えるような目の黒は
少し落ち着いてはいるものの変わらず荒い呼吸、そしてじっと相手の目を見る
「…,……ザレ…っどぉ…」
……あ、な、ナイアさん…?お、おはようございます…
…そ、その、何か変ですよぉ…?俺凄い嫌な予感が…しますんですけど…
……(焦って逃げようとする)
………
[ ばっっ ]
肩を掴んでいた黒は強引にザレッドを引き寄せ…
【 んっ… 】
……前よりも、とても激しく唇を重ねて ザレッドの背に回った腕がより強く抱き締める
色に燃える目を細め、まるで違うような長い時、唇を重ねた
「………………ーっ」
(…)
……〜〜〜っ!!?
っ、っ、っっっ!!!
(慌ててジタバタあたふた)
ーーーーーーーっっ
【 はっ 】
「ーはっ はぁ ふっ…はぁ」
3分の間にようやく顔を離し 荒げた呼吸を整え…
「ーーーっ ふー・・・」
落ち着いた呼吸へ戻ると 黒は戸惑うように
色に燃えた目をザレッドへ向けた…
(頭の中は 真っ白だった)
…はぁっ…はひゅ…まっ…たく…その…えと…
…なんて、言えばいいんだろ…あの…
…うぅ…あ、ありがと…////
(顔を赤くしながら小さく呟く)
・・・・・・
【 かくっ 】
ぱたっ
(何が引き金かは分からない、が…
確かにザレッドの言葉の後、目を回したようにふらつき 仰向けに倒れる)
…………
わたし なにやったの
……………お、覚えてないんだぁ…へ、へぇぇ…///
……教えなーい…♪
(少し意地悪に笑い)
《ミルキーだいどうくつ》
………………………………
(頭を抱えて低く唸りながらうずくまり続ける)
このわけのわからないザレッドに対しての恥ずかしさは…?
(ただひたすらにそれだけ)
………ふぅぅぅ……ぁぁぁぁっ…!!
(頭を抱えて転げ回る)
……だめだって、あんなん…ほんと…だめでしょ…
反則だし…うぅぁぁぁっ…!!
(叫びながら少し葛藤)
……ふぅぅぅ…よし…な、ナイア…い、いぃ…?
何したか…話すよ…?
(覚悟を決めた様子)
【 ジ ーーーーー 】
「……落ち着いて…君も、少しは腹が減ってる…だろう」
迷ってばかりでは体がもたない、とりあえず 腹を満たす為に焚き火を…
([可食処理済み『マシロオオコウモリ』の串、焼きリンゴ
毒抜き『ベニサカサ』(茸)、『翡翠魚』の串…この森特有の食物を炙る)
「…もうすぐ、焼ける……から…転げ回るのは、後に…しない?」
口調からして落ち着いていないのは…
……いや、でも、先に言って、その後落ち着いて、飯、でいいんじゃないかな?
というか、早く言っておきたいっ!
流石に早く言いたいの俺はっ…!!
(少しあたふた焦りながら、大きな声で)
(そう言いつつお腹からきゅるると鳴り)
【 ぎゅむ 】
「……育ち盛りがご飯を先延ばしにする事はご法度」
こんがぁりと焼けたコウモリ串を開かれていた口にさっと押し込む
(果肉を好んで食べるオオコウモリ特有の悪くない味が広がる…
焼きたての歯ごたえ、臭みを感じさせない強い風味)
「……ね?」
……んぐ…わ、わかった…飯食ったてからな…?
…
(味わうようにゆっくり食べ)
…おぃし…
「……」
【がぶ】
(ザレッドが食べ始めたのを見て、自分も静かに焼きリンゴを齧る)
…まだまだ焚き火の串は残っている
「…たんと食べるの、キミは力つけなきゃいけない身だし」
(…言いつつ、よく見れば黒の顔も妙に赤い)
………もう、大丈夫だし…身体を治ったし…
すぐにでも…いける…から…うん…
…(チラチラ顔の様子を見ながら串にかぶりつき)
…ぅー…モヤモヤする…言いたい…
………………
「……いゃ、もういい…」
(噛み砕いた果肉を飲み込み 歯切れ悪く切り出す)
顔は先ほどより赤らんだ
……んぁ…?なんて…んぐっ…
(少し食べるのに夢中で聞こえてなかった様子)
……
「思い出しちゃった」
直後 火が出そうなくらいに顔を真っ赤にして
手で顔を隠しながらそれでも恥じらいが凄まじく 下の方を向く
「……っ」
(わぁーーーっ!)
……あ、そっか…うん…そっか…言う手間がはぶけた…
…いや、自分も悪いよ…?尻尾いじったのは……
でも…あれは…その…うぅ…//
(そっぽを向かながら小さく飯を食べ進め)
「っっっっっ・・・・」
遂には下向きでも抑えられず 縮こまって腕で顔を覆ったまま
後ろを向いて恥じらいを堪える…
(集中の対象外である尻尾は衣の下からだらりと垂れた)
「……ぃ…よ」
ぼそぼそ と…
……んぐ…なん…て…?
(聞こえなく、近づいて耳をすまし)
………
腕を少しだけずらして 翡翠色の片目が恥ずかしげな色を持って見やる
…
(か細く 掠れた声が少し響いた…が)
「…き 気に入ったなら…
気に入ったなら わ 私…また さわって…」
ぷるぷると体を震わせ…
「…さわって いいよ」
……………(ぷい
(そっぽを向いて見ないようにしているが、顔はかなり赤くなっている)
…だめだよ…ほんと…(小声)
…………………
(「何言っちゃってるのぉぉぉ!!!?」
心の中で混乱とともに怒号が木霊する…暴走しかけた一言だが、凄まじい
黒歴史と心が強く認識、更に縮こまった姿を維持する…)
きまずい!
……!…ちょっとだけ…
(能力を使い透明な手を浮かせ、ナイアの尻尾に優しく触れる)
【 びくっ 】
「ひゃぅっ !?」
弾けた様に前のめりで 四つん這いに倒れる
「ち''ょっ…いき''な''りぃっ…」
もう呼吸は荒げ 頬は赤く染まり
尻尾はびくっと震える
……にひ…なんのことかなぁ…?
(意地悪に笑い、透明の手で尻尾を握る)
「なっ…!! ゃめっ」
【 ぎゅ 】
ひゃ''ああ''ぁあぁ あ あぁあ''あぁ
四つん這いの上体ががくんと落ち、何かに悶える様に黒は甘く悲鳴を上げる
足は膝が付いて小刻みに震え 下半身から伝わる様に悶える様な震えが広がって行く
「ゃ''ぁっ・・だめ''えぇッ!!体 っ から だあつ''いよぉ''っ」
(目が潤み 混乱した頭がめちゃくちゃに大声を叫ばせた)
…………うわぁ…すっげぇ…誤解されそう…
……でも、もうちょっと、うん…もうちょっと…
(ビデオを回しながら、透明な手で、尻尾をさする)
「!!!! も''うた''めっ や''めっ・・おか''しく''な''っち''ゃっ
(さわ)
ゃ''ぁああぁあ''あ''ぁああ''ッッッ 」
下も回らなくなり 伝わる刺激が口の中から舌を外へ追いやる
上体から下半身までがピンと張り 小刻みな震えが身体中を這う様に駆け巡る
あ''っ
【 フッ… 】
【バテ】
刺激が 極に達する…脳の処理が限界を超過し、信号伝達が麻痺する…
つまり 気絶して倒れた
……オッオォぅ…どう見てもあれじゃん…アウト…
(ビデオカメラをしまいながら)
…大丈夫……?
(近づいてぺちぺち頭を叩き)
【 ガッ 】【メ''リバギッ】
横から伸びるは腕、ザレッドの黒を叩く手を握り 容赦無く折る腕
………
「殺されますか」
白黒が笑って隣に立ってた
……………(冷や汗)
…ちがう、違うんです、ガチで、これは…
…あの、おはなし、ガチでお話だけ聞いてください…
(誤魔化しようのない現場)
……これは、あの…ほんと、違うんです…
(後ずさり)
【ボキッ ボキッ】
「………」
笑顔を崩さずに腕を鳴らして白黒は近寄る
【ガ】喉元を掴み…
「汝が業、一切弁解の余地なく極刑を言い渡す」
顔は変わらない
(薄く目を開けた以外…)
「…死ィッ!」
【ス''ト'ォッ】
ザレッドの頭に鉄拳一発!
更には…
『貴様には 死んだことを後悔する暇をも 与えんッ』
白黒の背後より怒りを体現する様に幽波紋出現ッ
【 拳を振り上げたっ 】
いだぁぁっ!!?歯がっ、俺の歯がァァァァっ…!
腕っ、俺の腕がぁぁぁぁぁァァァァ!!
あぁんまりぃだぁぁぁぁぁっ!!!
(阿鼻叫喚)
・・・・・・・
ぱち
刺激の波から解放されて 私はよろめきながら体を起こす
(“今の出来事“に顔を隠したくなるが 妙な静けさに気付いて周りを見渡…)
磔になった四肢、強烈な殴打で骨諸共グチャグチャになった全身
極め付けに重量感満載の重機で叩き潰された現場…
(………ぇ?)
「…ざ……ざ…れ…っ……ど……」
惨殺死体のボロ切れタンカスの様になった彼を見て
私は全身の血の気が引く思いがした
…………ぁ…んにゃろ…ゆるさね…がちで…
…ふざけ…んなよ…ガチで…やる気じゃねぇか…
…っ…死ぬ…ガチ…で…目が見えなくなってきた……
(ボソボソ今にも消えそうな声で復讐の目をしている)
「っっっ」
(慌てるよりも先に、体は動いた)
衣が強靭な腕の様に蠢き 重機を払い除けて磔を外す
(気が落ちつかせ 本体がザレッドに走り寄る)
「……(無事…な訳がない…!えぇっと…まずは…)」
妹よりも手際は悪かった
(全身に刺さったナイフを引き抜くと同時に止血、傷を塞ぐ)
ぇぇっと…次…
……ぁーー…大丈夫だよ…ナイア……死なない…と思うから…多分…
…えほっ…げほっ…おえぇっ…
(吐血)
「!!!!!」
顔が青ざめ 血の気が引く…
(自らの指の一部を『真化』してザレッドの腹に突き刺す…
指を通じて広がる触手が瞬時に最良の状態へ内臓等の器官を復活させ)
『コダイ復骨法!!!』
(全身の骨を復活させるが、予め忍ばせた触手で
痛みを感じる事なく元の骨格へ戻される…)
【ズルッ】
「…あと少し…!もう少し辛抱して!ザレッド!」
指を引き抜いて 焦るままに私は呼び掛ける
さぁ次だ…!
…っ…いいって…いってるのに…はぁ…えふ…
…あ、やばい…ちょっと…寝るね…?
(ゆっくり目を瞑る)
…………ぁ…やっぱ寝れない……何か…体寒い…
…ごめん、迷惑ばっかかけて…
(にこっと弱く微笑み)
「それってただ寝るって意味だったらいいけどっ…!」
【ギャムッ】
(全身に流れ込んでいるナイフに仕込まれたであろう毒素を噛み付いて啜り抜く
結構な量の血を吸い込んでしまったが構わず 吸いきり、口を離す)
……えぇっと、あと…
「…ぅ…ぇぇっ!!」
【ビチャッ】
『肉錬金術!!』
ザレッドの血液を地面に吐き それを用いた円陣を書き上げてそれを召喚する…
(ザレッドそっくりだが、万全で頭のない肉体)
「…悪いけど…っ!」
【ドドスドスドスドスドスッ】
(触手を管の様にして、義体とザレッドを繋ぎ
一気に義体から万全な血液をザレッドの方へ流し込む…)
「………っふぅ…」
全てをやり終えて、私はザレッドのそばに座り込む…
「…疲れた」
………ぁー…ほんと…ありがと…ごめん…迷惑ばっか…ほんと…何回も…かけちゃって…
……自分が、悪いのに…ねぇ…
(少し泣きそうになりながら、顔を伏せて)
・・・・・
【ひしっ】
「………わかってないなぁ…キミは」
(少し顔を見たあと、遠慮なくザレッドの胸に上体を乗せる
さっきまで忙しくしていたからか、黒の体は熱い)
………は、は…ほんと…なんで俺が代理魔王だったんだろうね…はぁ…
…ほんと、全部ダメなのに…っ…
(フラフラしながら立とうとする)
「……」
【スコンッ】【ボフッ】
(立とうとするザレッドに足払いをかけ…
瞬時に自らの“衣”を脱いで倒れる前に下に敷く)
「本当、分かってないよ キミは」
……あ…?な…んで…おれもう…大丈夫……だよ…?
…もう、帰っても…大丈夫…だよ…?
(少し痙攣しながら、腕を伸ばし)
「…やーだ、キミこのまま帰ったらまたすぐ無茶するでしょ」
(制服の様な私服姿でザレッドの隣に座って背中を押さえる)
「私は気に掛けたら良くなるまで絶対に離さないの、
だからキミはまだ帰れないよ?」
……これ以上…迷惑…かけれないし…もう…帰らないと…ダメでしょ…?
…俺は、ちゃんと…体…治った…し…
(ナイアに困惑の目を向けながら、腕を伸ばして立とうとする)
【がじっ】
(ザレッドの耳に噛みつき、 触手で脇をくすぐる)
「…(このやろ、このやろ)」
んしぃっ!?っ…ふふっ…ち、ちょっ、やめっ…く、くすぐりほんと久しぶりだからっ…
またあれになっちゃうからだめっ…くひひっ…
(脇をくすぐられると、油断はしていたのか、大きく笑い)
……ん
(ザレッドの背に馬乗りになったまま)
「…キミね?今の自分を卑下し過ぎなの」
少し広い背中を撫でながら 私は言う
…っ…ふぅ…はぁぁっ……んぇ…?
……だ、だって事実だよっ…?
…何もできていない…し…ほんと…
(弱く声を出し、手を組んで)
…魔物だから、強いのが全てって思ってたんだよね…今も昔もだけど…
…心もいるけど、どこか足りてない…から
…ふ
「…強くなくて、悪い?心無くて、強くなくて…
それで今、私といて楽しくない?」
(ザレッドの背の上でごろんっと寝転がる…
尻尾はザレッドの足辺りでぺしぺし)
……楽しいけど…さぁ…俺、自分でどこかに枷作ってるっぽくて……何か、日に日に弱くなってる気がして…
……楽しいから、いいけど…
(どこからかビデオカメラを取り出して、録画を見ている)
…こんな記録というか情報も撮れたし…
「!!!!!……っ…」
(顔が真っ赤)
「……ぅ、ぅぅんっ!…そう!楽しいからいいの!
…キミがね?キミがそうだったからこそ、どこか足りないキミだから私と居る
日々があるの、どこか足りないキミだから私は楽しい」
「…生きる価値って、なんだと思う?
それは君が決める事だろうけど…今を楽しく生きる為にある価値っていうのも
君にとって悪くないものだと、今日から思ってみる気はない?」
………ん?………あ、う、うん!そうだねっ!!
(ビデオに夢中で聞いていなかった様子)
うんっ、俺頑張る…ぞ?うん…
(自信なさげに)
「……はぁ」
【 ぐっ 】
(ザレッドの胴あたりに抱きつく、衣が無いので
若干別の柔らかさがある)
「…しっかりしてよ、私に好きって言わせてるんだから」
………………え?…えっ、ちょっ、ちょっと…待って…え?
(冷や汗をかきながら顔がどんどん赤くなる)
「…私が寝てて、抱きついてた時のこと覚えてる?」
片目を閉じた笑顔で彼の顔を見る
「本気だよ ザレッド」
……………え、いや…あの…その…
…うぅぁぁぁっ…!!?
(顔がトマトのように赤くなり、手で顔を隠す)
いやっ、俺も好きだけどっ、けどっ…それは…だめっ…ほんと…いや、すっごく嬉しいけど…まだだめっ…!!
(尻尾が優しみを持ってザレッドの足を撫で)
「…お付き合いの返事は今、しなくていいよ
け、ど!私にここまで言わせてるんだから貴方もしっかりなさいよね!」
まったく、もう…
(顔を覆ったザレッドを見て、私は内心で少しばかり呆れた…
「これ、とーぶん治りそうに無いなぁ」、って)
不思議と 私は心に燃え盛るものがありながら
とても落ち着いてザレッドの顔を見てた
(…嘘、若干顔に赤らみが出てた)
………じゃあ、一個だけ、いい?
(尻尾をつんつんさせ振り向かせる)
………ちゅっ…
(振り向いた瞬間口付け)
…こっちも、好き…だから…
(真っ赤な顔で恥ずかしそうに)
………………
ひゃ…
(張り付いた様に にやける様な笑顔がぴったりと固まって変わらない)
心臓が張り裂けそうなぐらいに鼓動していた
自分でもわかるぐらいに顔は熱くなった
頭の中で何かが弾けたくらいの衝撃
もう当分口は開けそうにない 少なくとも今は…
【 ぽふっ 】
「……………………………[カチカチ]」
(ぎこちない動きでザレッドの隣にに引っ付く)
顔を直視できない気まずい様な恥ずかしい様なマグマのごとき感情と戦い
もう君付けとかで呼べない人の隣に目をそらしながらくっ付くしかなかった
………死にそう…!
(羞恥で死にそうになっている)
「……………」
目をそらしたまま もう自力では変えることが不可能な表情で
隣に引っ付きつづけた 気まずい! 顔を合わせられない!
………ど、どうする?
(気まずい雰囲気を誤魔化すために何か聞く)
…え、えーと…その…
・・・・・・・・・・・・・・・・・
そのうち 背中を合わせる形で私は顔を見れずに立ち尽くした
…何故って、恥ずかしすぎるからに決まってる
「…………………」
閉じた口も張り付いて変えように変えられない表情も
まったく変わらないまま私はただただ顔を見ずに彼とくっ付いて
…目的もないまま心を燃やし続けていた
………あー、えーと…あーー…んーーと……
………どうしようか、ナイア…
…また森でも回る…?
(恥ずかしがりながら、問いかけ)
………………
【ぎゅ】
返事ができない とりあえず彼の腕に抱きついて
こくこくと首を縦に振る
………お、おう…じゃあ…うん…
……前みたいに案内よろしく…
(ゆっくり立ち上がり、もう片方の腕を掴み)
「………………ぅん」
洞窟から出ると分かって、急いで彼から離れる
(さっきから敷きっぱなしの“黒い衣”を少し振り回してから羽織る…
中に着ていたセーラー風の服とは違って、少し着太りした感じの何時もの姿)
「……」
出口の前で 彼に向かって手を開く…
「…行こ?ザレッド」
………ふぅぅ…よし、行こうかっ…!
俺はもう…余裕になったぞっ…!
(スイッチを入れて、余裕そうに振る舞い、手を握る)
(いつのまにか、赤いマントのような服を羽織っていて)
「………」
(元気そうなザレッドを見て、若干表情を柔らかくする)
少し、繋がれた手を撫でてから 出口に引っぱって…
__見れば、衣が引っ掛かって丸見えな尻尾を左右に振ってる
「………どこ、行こっか」
……そうだねぇ…どこでもいいぞ…?
…後、お前はもう少し弱点を隠そうな…?
(衣を尻尾にひっかけて隠し、少し安心して言う)
「……そんな格好のキミに言われたくない」
初めて尻尾が隠れてなかった事に気がついた私は
照れ隠しにもならないような彼の格好を指摘して気を紛らせた
(千本のナイフによる刺突、強烈な殴打による擦り切れ…
見るからに健康そうな体とは合わない悲惨な事になってた服)
「気を落ち着かせたいんだ…[ビターフォレスト:ロック]に行こう」
………ん、どこかわかんないけど了解…
後魔人は体力さえあれば自然回復するからいいんだよ……
…それに、後で直せばまた服は着れるし、実質プラマイゼロよ…
(にこりと少し無理して笑い、ナイアについていく)