此処が何かって?
にが〜いジメジメと、チョコみたいに暗い森林…
そうさ!チョコレイト・ジャングルさ!
夢を抱いて入り込んだやつは、みーんなビターな味を思い知って
逃げ帰って行く森さ!
『スイーツバイオーム 観光案内』より引用
……ふぅぅぅ…よし…な、ナイア…い、いぃ…?
何したか…話すよ…?
(覚悟を決めた様子)
【 ジ ーーーーー 】
「……落ち着いて…君も、少しは腹が減ってる…だろう」
迷ってばかりでは体がもたない、とりあえず 腹を満たす為に焚き火を…
([可食処理済み『マシロオオコウモリ』の串、焼きリンゴ
毒抜き『ベニサカサ』(茸)、『翡翠魚』の串…この森特有の食物を炙る)
「…もうすぐ、焼ける……から…転げ回るのは、後に…しない?」
口調からして落ち着いていないのは…
……いや、でも、先に言って、その後落ち着いて、飯、でいいんじゃないかな?
というか、早く言っておきたいっ!
流石に早く言いたいの俺はっ…!!
(少しあたふた焦りながら、大きな声で)
(そう言いつつお腹からきゅるると鳴り)
【 ぎゅむ 】
「……育ち盛りがご飯を先延ばしにする事はご法度」
こんがぁりと焼けたコウモリ串を開かれていた口にさっと押し込む
(果肉を好んで食べるオオコウモリ特有の悪くない味が広がる…
焼きたての歯ごたえ、臭みを感じさせない強い風味)
「……ね?」
……んぐ…わ、わかった…飯食ったてからな…?
…
(味わうようにゆっくり食べ)
…おぃし…
「……」
【がぶ】
(ザレッドが食べ始めたのを見て、自分も静かに焼きリンゴを齧る)
…まだまだ焚き火の串は残っている
「…たんと食べるの、キミは力つけなきゃいけない身だし」
(…言いつつ、よく見れば黒の顔も妙に赤い)
………もう、大丈夫だし…身体を治ったし…
すぐにでも…いける…から…うん…
…(チラチラ顔の様子を見ながら串にかぶりつき)
…ぅー…モヤモヤする…言いたい…
………………
「……いゃ、もういい…」
(噛み砕いた果肉を飲み込み 歯切れ悪く切り出す)
顔は先ほどより赤らんだ
……んぁ…?なんて…んぐっ…
(少し食べるのに夢中で聞こえてなかった様子)
……
「思い出しちゃった」
直後 火が出そうなくらいに顔を真っ赤にして
手で顔を隠しながらそれでも恥じらいが凄まじく 下の方を向く
「……っ」
(わぁーーーっ!)
……あ、そっか…うん…そっか…言う手間がはぶけた…
…いや、自分も悪いよ…?尻尾いじったのは……
でも…あれは…その…うぅ…//
(そっぽを向かながら小さく飯を食べ進め)
「っっっっっ・・・・」
遂には下向きでも抑えられず 縮こまって腕で顔を覆ったまま
後ろを向いて恥じらいを堪える…
(集中の対象外である尻尾は衣の下からだらりと垂れた)
「……ぃ…よ」
ぼそぼそ と…
……んぐ…なん…て…?
(聞こえなく、近づいて耳をすまし)
………
腕を少しだけずらして 翡翠色の片目が恥ずかしげな色を持って見やる
…
(か細く 掠れた声が少し響いた…が)
「…き 気に入ったなら…
気に入ったなら わ 私…また さわって…」
ぷるぷると体を震わせ…
「…さわって いいよ」
……………(ぷい
(そっぽを向いて見ないようにしているが、顔はかなり赤くなっている)
…だめだよ…ほんと…(小声)
…………………
(「何言っちゃってるのぉぉぉ!!!?」
心の中で混乱とともに怒号が木霊する…暴走しかけた一言だが、凄まじい
黒歴史と心が強く認識、更に縮こまった姿を維持する…)
きまずい!
……!…ちょっとだけ…
(能力を使い透明な手を浮かせ、ナイアの尻尾に優しく触れる)
【 びくっ 】
「ひゃぅっ !?」
弾けた様に前のめりで 四つん這いに倒れる
「ち''ょっ…いき''な''りぃっ…」
もう呼吸は荒げ 頬は赤く染まり
尻尾はびくっと震える
……にひ…なんのことかなぁ…?
(意地悪に笑い、透明の手で尻尾を握る)
「なっ…!! ゃめっ」
【 ぎゅ 】
ひゃ''ああ''ぁあぁ あ あぁあ''あぁ
四つん這いの上体ががくんと落ち、何かに悶える様に黒は甘く悲鳴を上げる
足は膝が付いて小刻みに震え 下半身から伝わる様に悶える様な震えが広がって行く
「ゃ''ぁっ・・だめ''えぇッ!!体 っ から だあつ''いよぉ''っ」
(目が潤み 混乱した頭がめちゃくちゃに大声を叫ばせた)
…………うわぁ…すっげぇ…誤解されそう…
……でも、もうちょっと、うん…もうちょっと…
(ビデオを回しながら、透明な手で、尻尾をさする)
「!!!! も''うた''めっ や''めっ・・おか''しく''な''っち''ゃっ
(さわ)
ゃ''ぁああぁあ''あ''ぁああ''ッッッ 」
下も回らなくなり 伝わる刺激が口の中から舌を外へ追いやる
上体から下半身までがピンと張り 小刻みな震えが身体中を這う様に駆け巡る
あ''っ
【 フッ… 】
【バテ】
刺激が 極に達する…脳の処理が限界を超過し、信号伝達が麻痺する…
つまり 気絶して倒れた
……オッオォぅ…どう見てもあれじゃん…アウト…
(ビデオカメラをしまいながら)
…大丈夫……?
(近づいてぺちぺち頭を叩き)
【 ガッ 】【メ''リバギッ】
横から伸びるは腕、ザレッドの黒を叩く手を握り 容赦無く折る腕
………
「殺されますか」
白黒が笑って隣に立ってた
……………(冷や汗)
…ちがう、違うんです、ガチで、これは…
…あの、おはなし、ガチでお話だけ聞いてください…
(誤魔化しようのない現場)
……これは、あの…ほんと、違うんです…
(後ずさり)
【ボキッ ボキッ】
「………」
笑顔を崩さずに腕を鳴らして白黒は近寄る
【ガ】喉元を掴み…
「汝が業、一切弁解の余地なく極刑を言い渡す」
顔は変わらない
(薄く目を開けた以外…)
「…死ィッ!」
【ス''ト'ォッ】
ザレッドの頭に鉄拳一発!
更には…
『貴様には 死んだことを後悔する暇をも 与えんッ』
白黒の背後より怒りを体現する様に幽波紋出現ッ
【 拳を振り上げたっ 】
いだぁぁっ!!?歯がっ、俺の歯がァァァァっ…!
腕っ、俺の腕がぁぁぁぁぁァァァァ!!
あぁんまりぃだぁぁぁぁぁっ!!!
(阿鼻叫喚)
・・・・・・・
ぱち
刺激の波から解放されて 私はよろめきながら体を起こす
(“今の出来事“に顔を隠したくなるが 妙な静けさに気付いて周りを見渡…)
磔になった四肢、強烈な殴打で骨諸共グチャグチャになった全身
極め付けに重量感満載の重機で叩き潰された現場…
(………ぇ?)
「…ざ……ざ…れ…っ……ど……」
惨殺死体のボロ切れタンカスの様になった彼を見て
私は全身の血の気が引く思いがした
…………ぁ…んにゃろ…ゆるさね…がちで…
…ふざけ…んなよ…ガチで…やる気じゃねぇか…
…っ…死ぬ…ガチ…で…目が見えなくなってきた……
(ボソボソ今にも消えそうな声で復讐の目をしている)
「っっっ」
(慌てるよりも先に、体は動いた)
衣が強靭な腕の様に蠢き 重機を払い除けて磔を外す
(気が落ちつかせ 本体がザレッドに走り寄る)
「……(無事…な訳がない…!えぇっと…まずは…)」
妹よりも手際は悪かった
(全身に刺さったナイフを引き抜くと同時に止血、傷を塞ぐ)
ぇぇっと…次…
……ぁーー…大丈夫だよ…ナイア……死なない…と思うから…多分…
…えほっ…げほっ…おえぇっ…
(吐血)
「!!!!!」
顔が青ざめ 血の気が引く…
(自らの指の一部を『真化』してザレッドの腹に突き刺す…
指を通じて広がる触手が瞬時に最良の状態へ内臓等の器官を復活させ)
『コダイ復骨法!!!』
(全身の骨を復活させるが、予め忍ばせた触手で
痛みを感じる事なく元の骨格へ戻される…)
【ズルッ】
「…あと少し…!もう少し辛抱して!ザレッド!」
指を引き抜いて 焦るままに私は呼び掛ける
さぁ次だ…!
…っ…いいって…いってるのに…はぁ…えふ…
…あ、やばい…ちょっと…寝るね…?
(ゆっくり目を瞑る)
…………ぁ…やっぱ寝れない……何か…体寒い…
…ごめん、迷惑ばっかかけて…
(にこっと弱く微笑み)
「それってただ寝るって意味だったらいいけどっ…!」
【ギャムッ】
(全身に流れ込んでいるナイフに仕込まれたであろう毒素を噛み付いて啜り抜く
結構な量の血を吸い込んでしまったが構わず 吸いきり、口を離す)
……えぇっと、あと…
「…ぅ…ぇぇっ!!」
【ビチャッ】
『肉錬金術!!』
ザレッドの血液を地面に吐き それを用いた円陣を書き上げてそれを召喚する…
(ザレッドそっくりだが、万全で頭のない肉体)
「…悪いけど…っ!」
【ドドスドスドスドスドスッ】
(触手を管の様にして、義体とザレッドを繋ぎ
一気に義体から万全な血液をザレッドの方へ流し込む…)
「………っふぅ…」
全てをやり終えて、私はザレッドのそばに座り込む…
「…疲れた」
………ぁー…ほんと…ありがと…ごめん…迷惑ばっか…ほんと…何回も…かけちゃって…
……自分が、悪いのに…ねぇ…
(少し泣きそうになりながら、顔を伏せて)
・・・・・
【ひしっ】
「………わかってないなぁ…キミは」
(少し顔を見たあと、遠慮なくザレッドの胸に上体を乗せる
さっきまで忙しくしていたからか、黒の体は熱い)
………は、は…ほんと…なんで俺が代理魔王だったんだろうね…はぁ…
…ほんと、全部ダメなのに…っ…
(フラフラしながら立とうとする)
「……」
【スコンッ】【ボフッ】
(立とうとするザレッドに足払いをかけ…
瞬時に自らの“衣”を脱いで倒れる前に下に敷く)
「本当、分かってないよ キミは」
……あ…?な…んで…おれもう…大丈夫……だよ…?
…もう、帰っても…大丈夫…だよ…?
(少し痙攣しながら、腕を伸ばし)
「…やーだ、キミこのまま帰ったらまたすぐ無茶するでしょ」
(制服の様な私服姿でザレッドの隣に座って背中を押さえる)
「私は気に掛けたら良くなるまで絶対に離さないの、
だからキミはまだ帰れないよ?」
……これ以上…迷惑…かけれないし…もう…帰らないと…ダメでしょ…?
…俺は、ちゃんと…体…治った…し…
(ナイアに困惑の目を向けながら、腕を伸ばして立とうとする)
【がじっ】
(ザレッドの耳に噛みつき、 触手で脇をくすぐる)
「…(このやろ、このやろ)」
んしぃっ!?っ…ふふっ…ち、ちょっ、やめっ…く、くすぐりほんと久しぶりだからっ…
またあれになっちゃうからだめっ…くひひっ…
(脇をくすぐられると、油断はしていたのか、大きく笑い)
……ん
(ザレッドの背に馬乗りになったまま)
「…キミね?今の自分を卑下し過ぎなの」
少し広い背中を撫でながら 私は言う
…っ…ふぅ…はぁぁっ……んぇ…?
……だ、だって事実だよっ…?
…何もできていない…し…ほんと…
(弱く声を出し、手を組んで)
…魔物だから、強いのが全てって思ってたんだよね…今も昔もだけど…
…心もいるけど、どこか足りてない…から
…ふ
「…強くなくて、悪い?心無くて、強くなくて…
それで今、私といて楽しくない?」
(ザレッドの背の上でごろんっと寝転がる…
尻尾はザレッドの足辺りでぺしぺし)
……楽しいけど…さぁ…俺、自分でどこかに枷作ってるっぽくて……何か、日に日に弱くなってる気がして…
……楽しいから、いいけど…
(どこからかビデオカメラを取り出して、録画を見ている)
…こんな記録というか情報も撮れたし…
「!!!!!……っ…」
(顔が真っ赤)
「……ぅ、ぅぅんっ!…そう!楽しいからいいの!
…キミがね?キミがそうだったからこそ、どこか足りないキミだから私と居る
日々があるの、どこか足りないキミだから私は楽しい」
「…生きる価値って、なんだと思う?
それは君が決める事だろうけど…今を楽しく生きる為にある価値っていうのも
君にとって悪くないものだと、今日から思ってみる気はない?」
………ん?………あ、う、うん!そうだねっ!!
(ビデオに夢中で聞いていなかった様子)
うんっ、俺頑張る…ぞ?うん…
(自信なさげに)
「……はぁ」
【 ぐっ 】
(ザレッドの胴あたりに抱きつく、衣が無いので
若干別の柔らかさがある)
「…しっかりしてよ、私に好きって言わせてるんだから」
………………え?…えっ、ちょっ、ちょっと…待って…え?
(冷や汗をかきながら顔がどんどん赤くなる)
「…私が寝てて、抱きついてた時のこと覚えてる?」
片目を閉じた笑顔で彼の顔を見る
「本気だよ ザレッド」
……………え、いや…あの…その…
…うぅぁぁぁっ…!!?
(顔がトマトのように赤くなり、手で顔を隠す)
いやっ、俺も好きだけどっ、けどっ…それは…だめっ…ほんと…いや、すっごく嬉しいけど…まだだめっ…!!
(尻尾が優しみを持ってザレッドの足を撫で)
「…お付き合いの返事は今、しなくていいよ
け、ど!私にここまで言わせてるんだから貴方もしっかりなさいよね!」
まったく、もう…
(顔を覆ったザレッドを見て、私は内心で少しばかり呆れた…
「これ、とーぶん治りそうに無いなぁ」、って)
不思議と 私は心に燃え盛るものがありながら
とても落ち着いてザレッドの顔を見てた
(…嘘、若干顔に赤らみが出てた)
………じゃあ、一個だけ、いい?
(尻尾をつんつんさせ振り向かせる)
………ちゅっ…
(振り向いた瞬間口付け)
…こっちも、好き…だから…
(真っ赤な顔で恥ずかしそうに)
………………
ひゃ…
(張り付いた様に にやける様な笑顔がぴったりと固まって変わらない)
心臓が張り裂けそうなぐらいに鼓動していた
自分でもわかるぐらいに顔は熱くなった
頭の中で何かが弾けたくらいの衝撃
もう当分口は開けそうにない 少なくとも今は…
【 ぽふっ 】
「……………………………[カチカチ]」
(ぎこちない動きでザレッドの隣にに引っ付く)
顔を直視できない気まずい様な恥ずかしい様なマグマのごとき感情と戦い
もう君付けとかで呼べない人の隣に目をそらしながらくっ付くしかなかった
………死にそう…!
(羞恥で死にそうになっている)
「……………」
目をそらしたまま もう自力では変えることが不可能な表情で
隣に引っ付きつづけた 気まずい! 顔を合わせられない!
………ど、どうする?
(気まずい雰囲気を誤魔化すために何か聞く)
…え、えーと…その…
・・・・・・・・・・・・・・・・・
そのうち 背中を合わせる形で私は顔を見れずに立ち尽くした
…何故って、恥ずかしすぎるからに決まってる
「…………………」
閉じた口も張り付いて変えように変えられない表情も
まったく変わらないまま私はただただ顔を見ずに彼とくっ付いて
…目的もないまま心を燃やし続けていた
………あー、えーと…あーー…んーーと……
………どうしようか、ナイア…
…また森でも回る…?
(恥ずかしがりながら、問いかけ)
………………
【ぎゅ】
返事ができない とりあえず彼の腕に抱きついて
こくこくと首を縦に振る
………お、おう…じゃあ…うん…
……前みたいに案内よろしく…
(ゆっくり立ち上がり、もう片方の腕を掴み)
「………………ぅん」
洞窟から出ると分かって、急いで彼から離れる
(さっきから敷きっぱなしの“黒い衣”を少し振り回してから羽織る…
中に着ていたセーラー風の服とは違って、少し着太りした感じの何時もの姿)
「……」
出口の前で 彼に向かって手を開く…
「…行こ?ザレッド」
………ふぅぅ…よし、行こうかっ…!
俺はもう…余裕になったぞっ…!
(スイッチを入れて、余裕そうに振る舞い、手を握る)
(いつのまにか、赤いマントのような服を羽織っていて)
「………」
(元気そうなザレッドを見て、若干表情を柔らかくする)
少し、繋がれた手を撫でてから 出口に引っぱって…
__見れば、衣が引っ掛かって丸見えな尻尾を左右に振ってる
「………どこ、行こっか」
……そうだねぇ…どこでもいいぞ…?
…後、お前はもう少し弱点を隠そうな…?
(衣を尻尾にひっかけて隠し、少し安心して言う)
「……そんな格好のキミに言われたくない」
初めて尻尾が隠れてなかった事に気がついた私は
照れ隠しにもならないような彼の格好を指摘して気を紛らせた
(千本のナイフによる刺突、強烈な殴打による擦り切れ…
見るからに健康そうな体とは合わない悲惨な事になってた服)
「気を落ち着かせたいんだ…[ビターフォレスト:ロック]に行こう」
………ん、どこかわかんないけど了解…
後魔人は体力さえあれば自然回復するからいいんだよ……
…それに、後で直せばまた服は着れるし、実質プラマイゼロよ…
(にこりと少し無理して笑い、ナイアについていく)
……ひぃっ……!!?
……う、うぅ、何か凄い寒気が…いやだなぁ…
…死んじゃうかもしんないからガチで……ぅぇぇ…
……遺言でも考えておくかな…
(寒そうに腕を組み、ボソボソ呟き現実逃避)
「 ....どうせ遺書なら、自分の血で書いたら如何ッスか? 」
( 突然何もない空間から結晶体が出現し、それが集束するとザレッドの目の前へとすみれが現れる )
……何、つか誰だ…?
…あー、その…いまはちぃっと…まずいというか、めんどくさい状況なので…お引き取り願えるか?
場所さえ言ってくれれば、後で行くから……
(少し面倒くさがりながら平和的に解決しようとする)
「…何、めんどくさいって」
(少しむすっとしながらザレッドに横から頭突きをする)
「……それで、何を縁起でもないこと言い合ってる」
………あ、そういう意味じゃなくて…あぁもう…
…俺的には嫌な予感がぷんぷんしただけ、だから、さっさと…いくか?
(手を握って、奥を指差して、少し焦りながら)
「ちょこっとニャルラトホテプちゃんからの垂れ込みがあってッスね?」
326:ナイ=ア◆.s:2019/09/20(金) 21:25《ぴたり》
327:ナイ=ア◆.s:2019/09/20(金) 21:25「…私の自慢の妹が、何って?」
328:新見川 すみれ◆96:2019/09/20(金) 21:27「ナイアちゃんに狼藉働いたクソ野郎が居るから....ちょこっと痛い目に逢って貰おうかなって」
329:ザレッド・イニール◆rDg 手腕の魔人:2019/09/20(金) 21:34 ………あー、あー、聞こえなーい……
……ごめんなさい、ガチでごめんなさい…
(耳を塞ぎながら小さくブツブツ)
・・・・・・・・・・
(苦い目で、ザレッドと顔を見合わせる)
「…(どう、否定すればいい?)」
……やだ、ガチでやだ…痛いのやだ…純粋にいやだ…
…どうすればいいんだよぉ…うぅ…
…謝っても許されないよなぁ…ニャルちゃんの性格上……
(涙目でブツブツ言って後退り、いい方法がないかと考え)
「否定なんかしなくてイイッスよ、今さら何を抜かしても遺言ッスから。」
(さらっと心を読み)
……
「…いきなり人のつがいに間に現れて、勝手な事ばっかり言わないで貰える?」
(…じゃあ、あの惨状は…)
正直、妹の行動に身震いした
…………ニャルちゃんがいいこなのは分かってる…けど…もしかし…たら……あの時…も…
…分かんないけど…もしかしたら…
(あの時の城の惨状もわざとしたのではないかと疑っている)
…どうしても…頭の中で……思い浮かべてしまう…
俺…どうすれば…いいんだよ…っ…!
(少しずつ後ろに下がり、頭を塞ぎこみ)
「んー、私はリア充の間に水を刺すのが大好きッスからね!何ならお二人共火炎放射器で至高なる塵屑にして差上げてもイイッスよー?」
…
「戯けて無駄に死に損なうような愚か者の言い分なんて聞く必要ないよ、行こ?ザレッド…」
(腕を引っ張り、尻尾でペシペシ叩く)
…………え…?…あ…う、うん…
(疑いを一旦捨て、ナイアについていく)
……わけ…わかんない…
「それに、そこの愚か者は私の妹に頼まれて来てるの
私がザレッドといれば問題は起こりえないから、ね?」
(どうにか励まそうと尻尾で叩いたり、頭を撫でたり)
…もぉ…精神的軟弱…
「....おっと、残念に生まれ損なった貴女がそう言うんスか?どう足掻いても、見るも無惨な行き先しか残っていないってのに。」
(いつの間にか周り全体が全て結晶体で覆われており、両者共に逃げられぬ様になっていて)
「それに、私は愚者ではなくエンターテイナーなのでね。そこの所勘違いしないで貰いたいッス。」
341:ザレッド・イニール◆rDg 手腕の魔人:2019/09/20(金) 22:01 …………伝わらない思いは辛いなぁ…?
……逃げさせてくれる…感じ…じゃなさそう…だし…
……素直に行けば、いいのか…?
………あぁもう…二人ともかっけぇなぁ…!
(マントをきゅっと締めて、睨みつける)
…ちょっとだけ、無理するか…
「ちょこっと痛い目に逢ってくれればイイってのに....此だから母国語の通じない方は厄介ッスねー」
343:ナイ=ア◆.s:2019/09/20(金) 22:08 「…貴女こそ言葉の意味をわかって喋ってるのかしら?
私の妹は徹底的、その名を掲げた時点で貴女の目的は過度に決まってるのよ」
(黙っててと言わんばかりに結晶を拳で砕きながらザレッドの前)
「彼への過度な扱いを私が許すと思って?
今すぐに立ち去り、私と妹にこう伝えなさい」
「==-♪\=-×=♪-\〒、理解できましたわね?」
「....まだ判らないッスか?エンターテイナーだから創意工夫を凝らして、ファンファーレとフィニッシュを付け足してあげてるんスよ。それは別名《余計なお世話》でしょうが....其れと此れはまた別の話。」
( 「アンタの妹がやってんのは、只の緩い慈善事業ッス」、と付け足すと、破壊された結晶を一瞬で再生させて )
……………おっおぉう…彼扱いはともかく…強いな…
…助かる…体無理せずすんだし…
…でもこれ…なぁ…やばいし…よしっ…こういうときは…
……様子見…そして…やるだけ…
(頭を浮かせた手で塞ぎこみ、拳を構える)
「 此方こそ、大概喰らい尽くした愛の本性にみっともなく溺れるアンタらに言葉を送ってあげるッス....《 Go home Brute !》」
347:ナイ=ア◆.s:2019/09/20(金) 22:29 【 ドガァアア 】
(更に大きく結晶を裏拳で殴り壊した、黒の目は彼に言う『黙って』)
「余計なお世話と分かってらっしゃるのね、だというのに
煮詰めようとするのは貴女の身に良くない事ですのよ?」
「それに、お仕事を大仰にご紹介して頂けたのはありがたいのですけれど
本職にわざわざと背く様な事をしてそれでもお仕事と言いふらしてはいけませんわ、
誰も彼もがその素敵なお仕事を頼まなくなってしまうのではなくて?
たった貴女1人のために、その様な事は愚かの極みと言うべきではなくてよ」
( 結晶体が直ぐ様再生して )
「....うーん、残念すぎる憶測ッスね。二枚落ち所じゃないッスよー!私達エンターテイナーは、《 余計なお世話 》を求められているお仕事なんスから!」
( そう言い終わると友に、巨大な液晶から人々が歓声を上げている姿が映し出され )
「 アンタは私が《 エンターテイナー 》としての本職に背いていると言ったッスね?ところがどっこい....視聴者が求めているのは血湧き起こるエンターテイメントなんスから、仕事が減るってのは古い常識に囚われた歪な考えであって、今は全然そんな考え淘汰されてるんスよっ! 」
( そう言い放つと、液晶内の視聴者から拍手が巻き起こり、手でそれを制止すると )
「 アフターアフター、皆そう焦んないで。イマドキ人が死ぬ番組なんて普通なのにねー。 」
「あらあら、愛を簡単に卑下なさるのね…
かわいそうなお人、だから命を粗末になさるのかしら」
「それに 私には貴女と不快な時間をこれ以上続けるはなくてよ
彼がまたナヨナヨしてしまったらどうしようもないですもの…
分かったら先の電文を頼まれて次の仕事に行って下さらない?」