…まぁ、そんなこんなでまだまだ続く…と思っている日常…!
…現在邪神…の姉が定住してる…普通はこの城に住むの駄目だからな?特別なんだ…
…でまぁ、赤の陣営はいつもと変わらずのんびりしている…そろそろ戦いたいとも思っているけどな…!
…というわけで、ザレッド・イニール…手腕の魔人…もとい…触覚の魔物でした!
……お疲れ様だねぇ、メイドさん?
ちょっとさぁ…お茶でも飲んで、お話しない?
(後ろから自然に現れては愛想笑い浮かべ)
「 ……ご冗談も程々になさって下さいませ、面皮様 」
( 振り向く事もなく、窓拭きを始めた )
「 私めは使用人、貴方様と同等の立場での行動は
慎まなければならないのです、貴方様も高貴である故に然り、
命令ではなく誘いを使用人に掛けるなど不届き千万というものです… 」
( …何らか、嫌な予感を抱いていた )
………冗談じゃないんだけどなー?
(仮面で顔隠しては不敵な笑み浮かべ)
…いやいや、自分はあれだから、監視、罰、審判って感じで…ただのそういう人だから、ね?そんな気にしなくていーよ?
ほらほら、それに働き過ぎは悪いってこんな日に…
(肩弱く叩きながら陽気に話しかけ)
「 ご冗談は程々にして下さいと言ったのですが 」
( やっと振り向いて )
「 寧ろそうであるが故に近寄りがたいと思うのですけれど、
そして先ほども申しました通り、私めは使用人としての義務を
全うしている最中です、働き過ぎという文字は存在しません 」
( 無表情に腕を押し退けて )
…………むぅ、いいじゃん、ねぇ?
(頬膨らませながら答えて)
…はぁぁ、参ったなぁ、今はザレッドも痴漢撲滅しに行ってるから暇で仕方ない…今頼れるのは君しかいないんだよニャルちゃん…なんて、ね?
(胡散臭い事言いながら手を合わせ頼み)
「 ……… 」
「 ……何故あの色ボケがそのような事をしているのかは知りませんが、
貴方様のそれがご命令とあるのなら私めは従わざるを得ません…それで
私めに何を求めているのですか? 」
( ため息を一つ、そして掃除用具を影の中へ放り込む )
………ん?いや、ほんとにただの暇つぶし…と、テスト!ニャルちゃんがどんな感じにお茶入れるのかっていうテスト!
(今思いついたような事言いながら人差し指立ててはニヤリ笑い)
「 …承りました…それでは、私の部屋でお待ち下さいませ… 」
( 言うと、静かに廊下を歩く )
……ん、いや…うーん…まぁ、いっか…あ、そうそう、私お手製の飲み物も飲んで欲しいんだけど…だめ?
(首傾げては仮面外しくるくる回していて)
「 …カフェインでも仕込んでたら死んで下さいませ 」
( 部屋に着くと、手早く一人分の席を用意して )
アルコールなら仕込んでるかもね?…いや、やんないやんない、ザレッドみたいな悪戯好きじゃないんだからぁ…くひひ…
(用意された席に座っては、大きな水筒鞄から取り出して)
[ カチャ ]
「…… ここまで信憑性の無い方は初めて見ました 」
( 香りの良い、レモンティーを用意したカップに注いで )
…ただのハーブティーだって…信用できないなら、水筒の中身見ていーよ?
(仮面小さく光りながら、水筒の中身ニャルちゃんの方のカップに注ごうとし)
「 …… 」
[ トクン トクン ]
「……これでご満足ですか? 面皮様 」
( 水筒を引っ手繰るように奪うと、すぐにその
中身を空にして… )
「 早い所、お茶を済ませておかえり下さいませ… 」
………………勿体ない…はぁぁ、いいけどさぁ………君私に対して強ない?
(水筒の中身無くなるの見ては物悲しそうにしていて、しょんぼりと眉下がってしまいながらも、とりあえずカップ手に取り)
「 …さぁ その原因はどこのどちら様が私をどのように
扱ったせいなのでしょうか…ねぇ?」
( まだ根に持ってる )
「… そのレモンティーはカフェインの苦しみを理解して頂けるよう、
濃いカフェインをふんだんに使っております…じっくりと苦しんで下さいませ 」
………なんのことでしょうかねぇ?身に覚えもなければ記憶にもございません…んひひ
(悪い笑み浮かべては、目の前で指くるくる回し…トンボのような扱い)
…ははは、ま、いいけどね?状態異常は慣れてる…つーか、余裕余裕…なめないでよぉ?
[ ガッ ]
「 …… 」
( 突如、面皮をアイアン クローで掴み
触手で周囲に何やら陣の様なものを作り始め… )
「 ……… 」
…いだっ…ん?何これ?ニャルちゃーん?
(少し痛み感じるも未だ余裕切れてないようで、不思議に思いながら作られていく陣を見ていて)
「 ……何やら、気分が高揚して来ました…
けれども、体が妙に重く、まともに動けそうもありません… 」
( 悪酔いの様に、不自然な赤らみが顔に出るが 無表情 )
「 …なので、あなた様には暫く…私の[ 欠片 ]達の
遊び相手になって頂きます… 私は…そこで見させて貰いましょうか… 」
( 自分の触手を数本切り離して面皮を陣の中心へ縛り付けて、
フラフラと頭を抱えてから ベッドの上に倒れこむ… )
「 く…… 頭痛…な んで…しょうか …」
…あの、あれだよね、ニャルちゃんって変態だよね…
……まぁ、そりゃそうだろうけどさ…?
(後ろから空気洗浄機…から何か粉が舞っていて)
……お、おぉー?…欠片…?……まぁ、いいけど…
(余裕そうにあくびしながら、縛りつけられても平然と仮面被り…そのままいびきかきはじめ)
「 ……ん……? 」
( 頭痛か酔いか、朧げな目付きで 記憶にないと言わんばかりに
面皮をの方を見る… 縛り付けた触手の力が強くなり 陣が発光しては…
少しずつ少しずつ、 陣の下へと面皮の体が沈んで行き… )
「 ……あっ…!? 」
( ようやく酔いが覚めたか頭を押さえながら飛び起き、
口を開く間も無く陣へ駆け寄ろうと… )
( した所で 面皮の体が見えなくなったのを 確認してしまって )
「 っ あ…… … あ ……… 」
不味いことになった
……………しかし、以外と心地よい感覚…血は争えないのかなぁ…
(当然ニャルちゃんの思考なんか知らない身、そのまま沈む感覚にされるがまま、抵抗せずに沈み…)
………ぅあ?…ぁ、これやb
(言い終わるまでに体全部沈んでしまい…見えなくなり、何か不穏な空気が漂い)
醜悪な精神空間
気が付けば 自らが漂っている世界は... それらは 悪夢
何かの名残りでありながら 眠りにつく事を認めずに生者を求める 彼らを
ただただ 名残りと 醜悪さで作られた 終わりない暗がりが喰らっている...
( 何かに憑かれ かろうじて人の形を留めている植物と肉のかたまり
上を無数に あてもなく漂う割れたガラスに包まれた 脳の形をしたもの...
現段階でも 受け付けられそうもない世界... 逃れようもない悪臭に
常にう じ ゅるとした奇怪な音で満ちたこの地に 1人 面皮は送られて来た )
……うーん、見ても見ても、慣れないなぁ…いや、精神崩壊はしたいけど…本当なんだこいつら……まぁ、でも…あれか、私達の魔物の姿に似てるって思えば…別に、まだ楽々か…っと…
(とぼとぼ途方も暮れて終わりのなさそうな広大な空間を歩いては、そこらにいる吐き気を催す邪悪のような魔物達を見てぽつり)
( ヒュン ヒュン )
( トボトボ歩く赤仮の首や足へ 突如として飛来する物が出現する
その正体は強酸性の液体に数百種の有毒物質の混ぜ込まれた殺意の液胞 )
“ アアアアアア ァ ”
………殺意マシマシ、怖いなぁ…ていうか、ここの出口って何処なのかねぇ…
(当たれば簡単に体は溶けてしまうだろうものだが、慌てず騒がず、仮面で掬うように守り…跳ね返せば、どこから飛んで来たのかと後ろ振り向き)
[ ジュッ ]
“ マアアアアア ァ ''
( 怯まずも 体は溶ける、 次々と液胞を放つ. . . 地を這い回っていたはずの
人ですら無い 人の群れ それらは全て 何にもぶつけようの無い 自らの内を
少しの生ある者ですらも 憎み 妬み 呑み込もうと ぶつけようと 波となって 追って )
無数に 精神に居る 人に人に人に人
溶かし 追い掛け 追い詰めんと 全ての方角より
群れとなり群れとなり群れとなり波となって 津波を成して
追いすがって 来ていた
…………おー、凄い、多い、燃えるゴミが大量だ…
…じゃなくて、どーしよっかなぁ、やっちゃつ?戻れそうな所もないしなぁ…
(追尾してくるこの世のものとは思えない群れを少しだるそうにしながら見ていて、仮面の目が光り始めており)
一斉
( 人の波が 一斉に液胞を… )
赤坂の周囲は 全て死の香りへと…
……うーん、使うか、久しぶりに……
(仮面構え…仮面の目は光り、そして口開き…)
……【模範・念動力】
(言えば、丁度赤仮を避けるように液胞は飛び…そして、人の波もそれ以上は進めなくなっている)
…やっぱり便利、私の仮面様…
( あらぬ方向へと飛び交う液胞、それに当たり
吹き飛ばされる人の群れ...それらは全て、精神世界の壁へと… )
「 〜〜〜っっ!! 」
( 口元と腹を抑えて ふらつく )
…………………
「 …それで、また? 」
「 ……はいはい もう懲りるのよ?」
“マアアアアア ”
( 不可能、既にそれらを記憶の底まで叩き込まれ尽くしてしまった
が故に、人の波にはこれ以上の無理や不可能は入りきらない。 弾かれ
ようが液胞を放ち続け、進めようがなかろうとも傷付こうとも前進の
動作を止めずに しかし赤坂に傷を付けることもなく… )
…………全く、なんなんだか……早く出たいのになぁ…んーーー…見るのも飽きた…
(痺れも切れたのか、波を押し返しながら精神世界の壁へと押し付け…ついでにノックしながら、返事待ち)
・・・
( 一層 押し付けられれば揺らめく精神世界… )
突如として
( 壁を 物理的に突き破るような様子もなく… 赤坂の元へ伸びるのは
このような世界へ似つかわしくない、幼い人の手のひら… )
( 敵意なく赤坂へ伸びるそれは、障壁や争う力など御構い無しに
目前まで迫り その手を大きく広げ 赤坂を掴まんと… )
「 っっっ!!!? 」
「 ……ほんとあの人には嫌な目にしか遭わないのね 」
……お?やっと出れる感じ…かな?
………不安だけど、掴まれてみようかな…
(抵抗せずにそのまま手に飛び込み…能力解除して)
( 抵抗無く 赤坂は…割と 結構痛い感じで体を握られ
更に結構容赦無く 手が来た方角へ勢かなり良く引っ張られる感じが )
( 2分後 )
「 …… お目覚め…なさっていますか?…赤坂様… 」
「 その人の事よ、とっくに目覚めてるわ 」
……………もうちょい気持ちよくできたかったの?
…うん、おはよ?…で、説明、いいかな?
(溜め息吐きながら首傾げ、目の前の二人に仮面向け)
「 …申し訳ありません… あの中に居たのでは… 私ではどうしようも… 」
( 寝起き一声に、早く応じたのは若干顔色の悪い 白黒…
2回目に応じたのは、その背後で腕を組んでいる 黒 )
「 ニャルの内部界巡りお疲れ様ですわね、おふざけさん…
正直、ピンピンしてるのが予想外ですわ 」
「…姉様、お疲れ様です 」
……あぁ、うん、なるほど、なんとなく分かった…うんうん、怒らないよ…
……簡単には死なないよ、にひひ、これでも魔物ですし…
(得意気な笑み浮かべ仮面ニャルちゃんに向けて)
「 …私めには何の申しようもありません… 貴方様の気の向くまま
お気の済むまでお叱りなさって下さい… 」
( 煽られるような態度に対して、寧ろ白黒は申し訳ない様子で )
「 まぁ、後はお二人で解決して下さいませ… さっきから闘技場で
身内が煩いんですのよ… …まったく 」
( 腕を組んだまま、黒は扉に手を掛けた )
………いいよ、叱る気もないし、久しぶりに体動かせたし?
…またその時は取っておこうかな…
(仮面くるくる回しては弱く頭突き)
……それに、面白い事に気付けたし…ね
「 ……ご寛容なお言葉を頂き、感謝致します 」
( 頭突きを受け、表情変えずに弱く一言 )
「……… 」
………あー、うん、本当はこっちも謝るべきなんだろーね?
(苦笑)
「 ……いえ ……元はと言えば、あなた様に対し… 」
( 一歩下がれば、姿勢良く正座をして 下記 )
「 …失礼な態度で接し続けた私めの 完全な1人の責任です
本当に 本当に申し訳ありません、赤坂様 」
( 両の手のひら地面に付けて、頭を赤坂に向けて下げる… )
「 ……私めの責任は… これで済まない事と承知しています…
ですが 今はどうか、この謝罪を受け入れて下さいませ… 」
……う、うん、わかった、分かったから…頭上げていいよ?
…ほんとに反省してるみたいだし…
(仮面の方見ながら何か確認して、少し戸惑いながらも答えれば手差し伸べて)
「 ………… ありがとう ございます 」
( 顔を上げ、差し伸べられる手をそっと下げると
今度は 礼儀と姿勢良く赤坂の前に立つ )
「 ………これ以降、失礼の一切を消去する事を誓います 」
……あ、う、うん、そう畏まられても困るけど…ね?
…まぁ、いいや、じゃあ、これからもお茶会してね?
(口実作り此方も礼儀正しい感じに腰曲げて)
「 ……畏る事を、やめる ですか…
すると、ザレッドの様に…でしょうか?」
( 姿勢も変えず、質問を返そうとし… )
「 ……今度はもう、断りませんよ…ご安心して下さいね 」
( 言い終わった後、目を開けば少し口元を緩めて )
「…こんな感じで、ですね?」
……うんうん、そんな感じ、皆フレンドリーに接して欲しかったりするから…ね?
(満点というように親指立てて(7
「 ……はい 善処致しますね… なら 私めからも
アドバイス、宜しいですか?」
( 姿勢を少しだけ崩すと、人差し指を立てて )
……ん、何々ー?
(興味津々に小首傾げながら指見ていて)
「 興味本位、それだけで煽りになるのは
良かれな結果には…多分、なりませんよ? 」
( それだけ言うと、懐の時計で時間を確認して… )
「 ……あら、そろそろ… 姉さんが来る時間ですね 」
……………あっ、何か嫌な予感するんで逃げさせていただきますねっ!!
(何か察し即座に背を向け走り出そうとし)
「 あっお待ちをっ… そっちは… 」
[ ドンッ ]
「 . . . 第一印象としては、貴様も あの軽者と同じ部類か
それで 手合わせを行うと連絡していた、レギオンとはこの者か?」
「 ニャルよ 」
( 程なくして、何か背の高い人と激突した赤仮
その人物は 何やら見たことのある風貌をしていた… )
……………か、軽者…っ!
いや、それは違うけど…というか、うん、私じゃないです、それ、違いますね
(見上げながら素直に…前見てませんでした、すみませんね?と言い、そのまま通り過ぎようとし)
「 まぁ待て 私は貴様を解放する意識を持ってはいないのだ 」
( 先を行く筈の赤仮の前に 何故か隣の壁が出現しており… )
「 ……姉さん、その人は赤仮さんと言う名です…レギオンさんは
獣人、通達とは違うから 」
「 焦るな 別に締め落とす訳でも無い . . .どれ 」
( 白黒の言葉をいなして、片手で赤仮を持ち上げて自分の目の前に吊り下げる… )
………あのー、そのー、ニャルちゃんとナイアのお姉さん?私ー、戦う気もー、何もないんですよー…あのー…降ろしてくれませんか?
(無謀と思いながらも一応言ってみて、チラリ顔見ようと少し近づけて)
……なんか、複雑な体してますね?
「 一応言おう 月夜はニャルの姉ではあるが、姉の姉では無いのだ . . .
そして解放は無理な話と分かっている筈なのだがな 何せ月夜は興味を失っていない 」
( 吊り下げた赤坂、それらを軽く眺めて )
「 ...そうか 旧き者を見れば誰しもその様な事を言う . . . しかし
咄嗟の言葉としては紛れも無い正解の一つ それは賞賛に値する 」
「…姉さん、姉様が闘技場で待っています… 赤仮様を離して下さい 」
「 ケチな事を言ってくれるな . . . 何?姉が . . . そうか 行こう 」
( あっさり、赤仮を手放し… た? 途端に姿が見えなくなった )
……あ、ありがとうございました…
(見えなくなったの分かれば…途端に体の力抜き、悪態付き…)
………………べーっだ…なんですか全く…はぁぁ、戻った戻った……
(頬膨らませながら少し苛立ちつつ、自室に戻り…監視始め、おまけに資料を調べ始めて)
……今の、多分…恐らく…
「 赤仮様…お怪我は…?」
( 自室に戻った赤仮の隣、ちゃんとした紅茶を伴って
しれっと現れると 赤仮の肩に手を置いて )
「 …ごめんなさい 姉さんは姉様以上に融通が効かなくて… 」
……大丈夫、大丈夫…これじゃない…ザレッドの部屋かな…
(適当に相槌打ち、部屋中の本という本を見ており)
……何、君達ってそういう種族なの?融通効かない族?
「 ……お手伝い出来る事はありますか?
…あと、私達は旧き者です そして私めは効く方です 」
( 見る拍子に散らかる部屋を片付けて回り )
………大丈夫、それより、戦闘見てきた方がいーよ?…というか、一応止める要員が必要…あいつ本気になったらやばい所あるし…
(魔物姿の彼を思い浮かべては少し冷や汗かき)
……まぁ、皆やばいんだけどね?私含めて
「 …お言葉に感謝致しますっ 」
( その光景を想像、そして… 急ぎ影に入り込み )
「 …いつになったら、私が居ないと融通悪化する癖治るのかしら?」
「 痛い事を言ってくれるな、姉よ 」
( 銭湯場にて、真ん中に腕を組み 佇む月夜 上の照明に腰掛けては
呆れた様子で頬杖を付き、下を見下ろす黒… )
………………ん〜…で、お前、誰?凄い同じ匂いするけど…あいつらと…それと、変な…うん、凄い匂いがする…
(少し離れた場所で丸く寝転がりながら聞いては鼻動かし匂い嗅ぎ…少し目を垂らしゆっくりあくびし…尻尾を地面に垂らし)
「 誰 . . . か、それは 貴様にも同じ言葉を返したいところでは あった が. . . 」
( トレンチコートが、吹いてきた謎の風にはためき
月夜が何もしていないのに動く照明が 逆光を作り出しては
顔から下を大きく覆う トレンチコートの黒色を彩る . . . )
「 私は月夜、一方ではこうとも言われる . . . テホプ と 」
「 …… レギちゃーん、そのバカぶっ飛ばして構いませんわよー?」
………メルシー・ポークー…自己紹介恐縮の至り…だっけかな、漫画に書いてたの…
…んーと、まぁ、こっちはメラー・レギオン…嗅覚の魔物で、見ての通り獣人…だよ
(ゆっくり立ち上がれば、腰曲げてだるそうにしており、そのまま床に手を付き思いっきり背と尻尾伸ばし、耳も立てれば…牙見せながら少し笑い)
…で、月夜は何しに来たんだー?
「 . . . これは良いな 漫画好きとは . . .あいや 失礼か
自己紹介には感謝しよう レギオン よし、情報と一致だ . . . 」
( ネクタイを締め、左手で帽子を抑えては
右手の人差し指をレギオンに向ける 「単刀直入に言おう 」)
「 私の暴力に敵うか否か それを見定めに足を運んだ 」
「 つまり 」
「 喧嘩をしろ と言った話だ 」
「 ……変わらないですね、姉さん 」
「 レギちゃーん…ぶっ飛ばしちゃえ〜 」
……ん、いや、図書館にたま〜に行って…そこで絵が多い漫画見てる…字が多いのは難しい所があるからな…
(…素直に聞いては、口角分かりやすく上げて…目も少し尖らせれば、準備運動し始めて)
…いいぞ〜?最近、なんやかんやでできてなかったし……
「 ほう ほう . . . 良いな 貴様を連れて帰りたく . . . いや、違うな ここは . . .
そうだこれだ . . . 貴様をフレンドリーにしたくなってきた 」
( 左手を後ろに、右手のみを構えて )
「 好都合 . . . 私の暴力受けてみよ 」
………友達になれそうな匂い…まぁ、今は全然、だけど…な?…集中、するか……
(服弄り……何処からか出した銀色に輝く爪剣装備しては、舐めてみて…)
……そう簡単に易々倒れると思うなよ?
「 オーケー 」
[ ババッ ]
( 右手を下に、開始前のランナーの様な姿勢で…!)
「 いざ参るっ!」
( ダンッ!と 音の鳴りそうで鳴らない ともかく突っ込んできて
拳を突き出す!ニャルとは比較にならない身体の力強さ )
……潔い感じ、好きだよ…
(余裕あるのか爪クロスして防御の姿勢、反撃するためなのか息大きく吸い込みつつ、いつの間にか目は光りいつもとは違う獲物を狩る目になっていて)
[ ]
( 一瞬 周囲が歪んだかと思えば 防御時の衝撃も無いどころか
拳を突き出した筈の月夜の姿までもが無く…? )
「 どこ見ているか馬鹿者めっ 」
( 真上、落下体勢で… 今度は音がある チョップを繰り出そうとしていて )
……?……っ…!!
(いつまで経っても来ない衝撃に首傾げるも、敏感な耳は音を検知、すぐに上から来る事わかれば…)
…………空間の転移…?いや、削ったのか…なっ!!!
(多少驚きながらも形崩してはそのままバク転しチョップの腕にカウンターするように両足を蹴り上げ)
[ ゴガッ ]
「 くくっ フンッ 」
( 隙を狙っての両足、完璧であろうタイミングで放たれるという
不利極まりない条件、しかし 片手一本で月夜は両足を止め 着地しては…
片手を軸にしての 足払いっ! … その攻撃に 何故か音は伴っていない )
……っ…中々や……るぅっ!?…あ…っぶ…音発さないのは反則…だ……
(受け止められては流石に一旦距離取ろうと足に力込め…るも、足払いされては目を見開き驚き、流石に危なかったのか爪地面に突き刺し何とかガード……獣のように4本足になりながら目の前の強敵を睨み)
[ ]
「 くくっ . . . 新しいダンスか?」
( 払われた筈の足、 それにはまたもや衝撃を伴わないばかりか
足を払っていた筈の目の前に居た月夜は . . . 向かい側、離れた場所で
腕を組んでおり… )
「 昔から獣には . . . 離れた方がいいと決まっている物
そうらこんな風になぁっ 」
[ ]
( 腕を解かず、足を引き 蹴り出す反動で衝撃波をっ!!
…前方を覆い尽くす程のエネルギー衝撃波 それには
さっきの様に音を伴っていない…? )
…戦闘中に煽るとは、随分と余裕があるみたい…だな?
(くるん一回転して元に戻り…たしかに無傷な状態見ては久方振りの強敵に闘志燃え出し…何かくると思えば視線外さず後ろに下がり)
…飛び道具はこっちも使えるんだぞっ!
(吸い込んだ息を一気に吐き出し、それは大きな炎の息吹っ!!衝撃波を迎え撃つように威力は調節しているが、当たったら一溜りもないであろう火力、火の粉だけでも全身に燃え移る可能性もある…)
[ ]
( 力強く見えた衝撃波… 迎え撃つ炎の息吹を… 透過、
対する炎の息吹も 何かに触れた様子もなく勢い衰えずに…
誰も居ない 空間を燃やした )
( そして透過して飛んでくる衝撃波、 音を伴っていなかったそれは…
またもや レギオンに衝撃を与えずに消え去り… )
「 . . . 終わりか? 」
( 構えているレギオンの真後ろ、腕を解き 直立した月夜が見下ろす )
……………ん〜〜〜〜っ……空間をどうにかする…ってのは合ってると思う…ぞ…
…ただそれなら、こっちの攻撃も無効化しなくていいと思う…から…ん…終わりじゃないぞ…っ!
(しばし考え込みながら戦闘中は頭が回るのか近い…のか分からないがそれっぽい事言ってみつつ、言われればニヤリ笑い、此方も少し肩を降ろし…今度は先程より縦に集中した炎を吐き出し…とても長く吹いては、いきなり片足立ちになり…)
「 . . . ほう?」
( 腕を組んだまま 機構にすら見える行動を眺めて . . . )
( … 片足を動かす、しかし それに音は無い )
……………ふぅぅぅぅっ…しょっ…!!
(そのままくるり軸にして一回転、姿見えなくなるぐらいには強く吐き…炎が消えれば、何処にも姿は無く)
「 むぅっ!!? . . .!! そう来たかっ 」
( あからさまに慌てた様子で炎を躱し、距離を離して…
その動作に 音は無い そして口すらも開いていないが 声は聞こえた…?)
「 出て来いっ 」
(……一閃、音を置き去りにする速さで爪を立てて後ろから突進!その様は文字通り猪突猛進…しかし、ただの突進ではないようで、足に火花が散っており小さな炎の波を作っている)
……さぁっ、どう防御するんだぞ…っ!?
「 」
[ ]
( 完全な死角からの突進、避ける術なく完全に激突して
背中から 月夜の体がそり曲が… る?)
( 音も 感触も またもや存在しておらず…?
見れば 姿すらも無い 先程と同じ状況 )
「 くくっ . . . だから言っただろう . . . 」
( 横の、壁… 其処にもたれかかって 月夜は突進するレギオンを
眺めていた…うすら笑う表情に、先程の焦り顔など想像も出来ない )
「 言っているだろう . . . ダンスだ、貴様は1人で舞っている 」
…………にゃーるほど?……幻覚、幻影…で、いいのか?おまえの能力は…
(ひび割れた壁に突き刺さった爪を引っこ抜き、再び舐めながらジロリ睨み…それでも焦る素振りも見せなければ、火の粉を辺り一面に放出し)
…手強いぞ…
「 . . . ほう? 見切ったか . . . 流石だなぁ?獣人っ!」
[ ダンッ ]
( 初めて腕を解くと、大きく踏み込み 今度は音が大きく鳴る! )
「 ははっ! 」
[ ]
( 壁を蹴り、照明からレギオンへ突っ込んでくる!
…音は…? )
……なるほど…なぁ…厄介な能力をお持ち…でっ…!!
(目で追いながらしっかりと耳を傾けて音を拾い…)
…悪いけど、どちらにせよ関係ないんだ、これはっ…!!
(全方位には弱いと判断、小さな火の粉を更に撒き散らせば、迂闊に動けなくなり…突っ込んでくるのを念の為片腕突き出し)
[ ]
「 ばかめ 」
[ フォン フォンッ ]
( 最初に突っ込んで来た月夜はレギオンを透けるが、直後真正面から
有ろう事か火の粉を突っ込む勢いのみで振り払い、肉薄する…音のある月夜!)
「 どりゃぁっ!」
[ ]
「行くぞッ」
[ グッ ]
( しかし その月夜が2人に分かれ、それぞれ左 右拳を振り上げて
レギオンに襲い掛かってくるッ!右は… 左は声が大きい…?)
…ディ・モールト・ベネッ…てやつだっけか、火の粉当たれば充分だぞっ…!
(透けるのに本当に厄介と思いつつも、当たったのを突っ切ってきたの確認すれば口角上げて…再び突き刺しに構えて)
…本当に頭がおかしくなりそうだぞ…全くっ!
(二人に分かれたのが分かれば予定変更、足バネのように使い上へ飛び…そのまま真下に向かって炎吐き出し、念のため爪防御の姿勢に構えており)
「 なァッ!? チィッ 」
[ ブォンッ ]
( 目の前に迫る、吐かれた炎に対してトレンチコートを
盾のように扱い 風圧で炎を押し返すが巻き上がる炎で 上も下も
視界不良へと陥り… )
「 はぁっはっはぁっ!」
[ ]
( 次の瞬間 炎を都に抜けて来たのは… !! 下でも回り込むように移動する
月夜がもう1人!更には荒れる炎の音にかき消され 声以外の音が聞こえず…! )
…やっぱそう簡単には行かないか…っ!
(炎小さくけぷぅとあとまで吐き出ししばらくはできそうにないが、じっと気配で捉えていて)
…くぅぅ…もういいやっ、無視無視っ!!
(考えてどうにかできそうにもないので、下から向かってくる月夜は無視し、上にいる月夜に爪を突き立て)
「 良い決断力に祝杯を約束しよう 」
[ ]
( 貫かれた、上の月夜は口を開く事なく 別の場所から声が響き
爪も月夜も お互いを透ける )
「 運は伴わないようではあるがなぁっ 」
[ ヒュンッ! ]
( 回り込んでいた月夜が レギオンに肉薄してアッパーカット!
今度は鋭く音が響く! )
……祝杯なんか要らないぞっ…!!
(小さく舌打ちしては来るであろう下に目を向けて、歯軋り)
…っ…ぐっ…!!
(アッパーカット受ければかなり効いたのか足ふらつき、ゆらりゆらり足取り乱して向かい合い)
「 くっくく . . . 貴様の底はその有様では無いことは分かりきっている . . .
だが 私にも面白い物はまだまだ隠されているのを教えてやろう!」
( トレンチコートを脱ぎ捨て、レギオンへ突進し… )
「 ばかめ 」「 くくっ 」
[ ズオン ] [ ギュンッ ]
「 行くぞッ 」「 殺してしんぜよう! 」
[ ギュオン ][ クンルッ ]
( ッ!?姿が揺らぎつつも、四体!そしてそれぞれが声を発する月夜!
1人が突進し、2人が連続して上から攻め、残り1人が隙を突く! )
……御安心を、まだまだ技はたくさんあるぞ?
(息整え準備するように爪を自分の周りに突き刺し)
………いくら増えようと関係ないぞっ、この技の前にはっ!!
(そう言えば、大きく息吸い込み、そして無防備の状態で紋様描き……)
…炎獣!剣山豪猪!!
(その爪から包むように炎が展開、大きなドームになれば、全方位において防御攻撃可能な要塞完成!そのままその大きな獣がゆっくりと動き)
「 ととっ おおっ!? 」
( 四体が1人に戻り、獣から大きく距離を離す。)
「 . . . ダメだな いつもいつも . . . ニャルも姉貴も見習っても、粗の
多さはどうしても隠せないもんだ 」
( 頭を掻き、燃えた帽子を放り捨て )
「 ... だか何でだろうなあ .......こういう熱いの 滾ってくるじゃあないかァッ!!! 」
おルゥゥゥアアアアアッッ!!!
[ ゴドゥゥゥッッンッ ]
( 先程までの妙に静かぶった雰囲気が消し飛び、シャツを破り捨てれば
サラシを巻いた胸 気合を入れた途端に全身がエネルギッシュな衝撃波と共に
強烈な衝撃を解放したっっ! …しかし それは本物であるはずなのに攻撃
の意思は無い… )
・・・
「 来な!小細工なしで負けるつもりはねェ!」
( …肉体派旧神 到来 )
「 …あぁ やっと昔の姉さんに… 」
「 ふふ…やっぱり 我が妹たちは自分の味出してこそ輝くものね!」
……小細工無し…か、久しぶりにこんなに燃えるよ…
…まぁ、月夜に少し攻撃が当たってる…みたいだし、結果オーライ…
……さぁ、本番行こうかっ!!地獄車っ!!
(獣の中心ぽっかり空いたと思えばその中に入り炎に包まれ…そのまま一気に剣山突き刺しながら進むタイヤになれば、一気に加速っ!!簡単には崩れないといった意思は読み取れる!)